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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】


[498]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/04(水) 00:34:49 ID:v251F0pg
>さとり、お燐

鈴仙「う〜む。中々に知的指数の高そうな部屋ねぇ……」

何気なくお邪魔してみた聖屋敷の2号室は、他の部屋と比べて色々と異質だった。
室内はうず高く本が積まれており、机には色々な魔界の胡散臭いマジックアイテムやら古文書やらが並び、
私室というよりは何かの研究室のように見える。

さとり「私もこう見えて、好奇心旺盛な方なのですよ。
    魔界の文化は素晴らしいですね。新しい小説のアイデアがどんどん湧いてきます」

コーヒーを啜りながら、優雅に部屋の主は口を開く。
どうやらこの部屋がこんなにも陰気臭く胡散臭いのはこいつのせいらしいのだが、
幸運な事に同居には何も異議を申し立てないらしい。

鈴仙「(お燐はなんだかんだでさとりさんが大好きだから良いとして。よく慧音さんが文句を言わないわね……)」

さとり「慧音さんは同好の士ですから。魔界の歴史書とかもあるのですよ?
    あと、パチュリーさんもたまに遊びに来ます。陰気な読書家同士、彼女とは気が合うのですよね」

当然の権利の如く心を読んで来るさとりに対しては、もはや突っ込む気力も出てこない。
ただ、そう言われてみれば、さとり一人が読むにしてはこの即席図書室の蔵書は充実し過ぎているような気がした。

お燐「へっへっへ。それでお姉さん。今日という今日こそは、あたい達と遊んでくれるんだよね〜?」

鈴仙「あんたも居たのね、お燐……」

さとり「ふふ……お燐が居ないと、私は数時間で発狂してしまいますからね……モフモフ的な意味で」

鈴仙「あー、ちょっと分かるかも」


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0ch BBS 2007-01-24