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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[505]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/04/10(火) 23:37:37 ID:7qSPFn8+
さとり「やはり強豪国と呼ばれるだけあって、全体的な選手のレベルが高いですね。
以前パチュリーさんと談話をしていたのですが、
総合力だけで言えばイタリアにも匹敵するのではないか? という結論すら出ましたよ」
鈴仙「イタリア……サンパウロに居たストラットの出身国だったわよね。
だとすると、やっぱり強敵――」
お燐「――とは、言えないかなァ、たぶんね」
鈴仙とさとりの会話をお燐が遮る。無駄に訳知り顔の彼女だが、その表情には根拠があるようだった。
お燐「質実剛健を是としてるのか何なのか分かんないけどさ、大体の奴らはド派手な技の一つも持ってないんだもん。
確かにバランスは良いだろうけどさ、そんだけ。だいいちイタリアだって、世界トップクラスの強豪の中じゃあ
チーム全体の総合力的には下位だーって、前にこの部屋で、霞ちゃんと話してたじゃないですか」
さとり「……良く覚えているわね、お燐。正直、あんたの知能をバカにしてたわ」
お燐「あたいはこれでも知能派なんですよ。お空が暴れた時も怨霊を地上に送って危機を伝えるという、
機転の利いた頭脳プレーをしてたじゃないですか」
鈴仙「あんたの頭脳プレーの意図は、地上の誰にも伝わってなかったけどね……。
それに、要注意選手ってのが全く居ないって訳じゃあないでしょうに」
何かとあればすぐに脱線する主従に対抗して、鈴仙は会話を誘導しながら訊き返す。
するとそんな心を読んでくれたのか、さとりは素直に鈴仙の望む話題に持って来てくれた。
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0ch BBS 2007-01-24