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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】


[72]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/16(金) 01:15:47 ID:ES9Q5lh6
D:アリスさんが抱く悩みについてカウンセリングしてみる。

鈴仙「アリスさん。このお屋敷にちょっとした個室があるのって知ってる? AVルームみたいな場所。
    ちょっとそこで、一緒にゆっくりお話ししましょうよ。ほら、アリスさんってば最近疲れてそうだし……」

アリスさん「えっ?? べ、別に疲れてなんかないけど!?!?!?
       別に誰かに私の胸に残るこの何とも名状しがたい無気力感や倦怠感を相談したいだなんて、
       全然思っていないんだけど……!?!!?!?!?!?!?!?!?」

鈴仙「(分かりやすいなぁ……。でも、こんな人への対応なら、永遠亭の外来診療で慣れてるし)
    それじゃ、逆に私の悩みでも聞いてよ。居間にお菓子があったからさ、それでもつまみながら……どうかしら?」

アリスさん「え、ええ……別に吝かでも無いわ!!!」

鈴仙は永遠亭を訪れる様々な患者――中には面倒くさい人も多いのだ――との対応を思い出しながら、
アリスさんが自ら相談しやすいような雰囲気を作ろうと腐心し。その結果、二人でちょっとした部屋で話し合う事となった。

鈴仙「ちょっと狭いけど、ここなら音も漏れないっぽいしね」

AVルームみたい、と鈴仙は言ったが、実際その部屋だけは他の和室と違っていた。
四畳半ほどの畳み張りの狭い空間は防音加工がされており、一番奥には、
前衛的なデザインの球体――これが外界における『テレビ』と同等の役割を果たすらしい――が鎮座している。

鈴仙「(この部屋があれば、ビデオを使ったデータ分析や学習にも役立ちそうね……)」

アリスさん「ウフフ……なんだかドキドキするわね!」

――アリスさんは楽しそうにしているが、鈴仙は元より、身の無い雑談でお茶を濁すつもりはない。

鈴仙「(……今日は、これまで有耶無耶にしていた、アリスさんの心の闇を引っ張りだすのよ。
     でないと、実際のプレーにまで支障が来てる訳だしね。
     大丈夫。精神分析とか臨床心理学とかは私も師匠も専門外だったけど、一応の知識はあるから……)」


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0ch BBS 2007-01-24