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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[772]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/04/29(日) 22:14:03 ID:Js2Da2zM
反町「うぉぉぉぉっ!」
バァァァァッ! グンッ! ―――バチイイッ!
テイラー達と同じような星の下に生まれ、それでも尚奮闘を続ける選手など世界中に居る。
彼らの奇襲に対して真っ先に喰いついた反町などはその最たる例である。
サッカーの名門・東邦学園創始以来最優のFWとしてもてはやされ、
現に全国中学サッカー大会の準決勝までは得点王候補に名を馳せながらも、
日向という圧倒的な実力を前に牙を砕かれた経験のある彼は、テイラー達が磨いた技術の根底にある想いを理解しつつ、
――それを、全身全霊のパスカットで阻んだ。
テイラー「ち、畜生……!」
ロリマー「はぁ。どーせ俺達なんか……」
リチャード「くそっ……なんだそのパスカット、どこで覚えて来た!? 凄いね♪」
反町「(世界は甘くない。今のパスワークは見事だったが、俺でも弾ける水準だった。
それに、もし俺が取れなかったとしても……パチュリーさんかアリスさん。
あるいはナズーリン。俺以外の誰かなら、弾くどころか完全に奪えただろうな……)」
ボールを左サイドに流しながらも、反町は言いたい事を敢えて言わない。
口にする事は、テイラー達への侮辱に繋がると考えたからだ。それに……。
反町「(……今のパスカットは、これまで頭に思い描いていてもできなかった技術が使えた。
これからはきっと、もっと安定して使える気がするぞ)」
彼は彼自身で、今の突破を最前線で阻んだ事による大きな成長を実感し、何かを言うどころではなかった。
*反町がパスカットフラグを回収。
能力値が+1され、『テクニカルカット(仮)』(1/4でパスカット+2)を習得しました。
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0ch BBS 2007-01-24