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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】


[784]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/04/30(月) 00:00:57 ID:aova2yG+
A:決める。ダイレクトに『マインドスパークルマイン』だ!(威力:66、1/4で敵GK転倒)300消費

鈴仙は意識を集中させて、周囲の波長を読み取る。そして――。

鈴仙「……てゐ! 私に低い浮き球を頂戴! 私が一人で突っ込むわ!」

てゐにそう指示を出した。

てゐ「(……もう一発、『インビジブルデューパー』をやっちゃうと、私が早々に疲れちゃう。
    それを見越しての判断だとすると、心苦しいねぇ)」

ドリブル、パス、シュート、タックル、パスカット。そして鈴仙との連携。
前衛としてできる事は競り合いを除き全て平均以上にこなせるてゐの弱点が、最大ガッツの低さにある。
無論それは周囲と比べての話で、並の選手以上の体力は持っているのだが、
てゐは多芸故に、様々な役割を期待される上、その技の多くは燃費が良いとは言えない。

てゐ「(ま、それを今言っても仕方ないんだけどね)……そんなら、任したよ鈴仙!」

バシュウウウウッ!

実況「てゐ選手、鈴仙選手に低いセンタリング! 鈴仙選手はその軌道を視ようともせず突っ込んだ!
    先程の『インビジブルデューパー』程ではありませんが、これも両者の間に強い信頼感が無いとできないプレーです!」

ロブソン「(突っ込んだ……ポストプレイか? いや、……これは違う!)」

鈴仙「光は無くとも、思い出の閃光はいつまでも消えない。――食らいなさい!」

タッ、グルンッ! グワァァァァァァ……ッ!!

実況「鈴仙選手、ダイビングヘッドと前転シュートを組み合わせたアクロバティックな動き!
    これは……ブラジルで身に着けた新たな必殺シュートです!」


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0ch BBS 2007-01-24