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【神話に】鈴仙奮闘記44【挑むもの】
[367]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/09/08(土) 17:57:53 ID:???
アリス「――危ないっ!」
ガシリと腕を掴まれる感触。……鈴仙はアリスの手によって転倒を免れた。
鈴仙「アリスさん……いや、アリス?」
アリス「鈴仙ったら、本当にバカなんだから。他人の事はよく見てる癖に、自分の事になると本当に無頓着よね」
彼女の言葉は一見素っ気なかったが、その語調には友人として鈴仙を想う強い意志が感じられる。
きょとんとしている鈴仙に追い打ちをかけるように、次はつかさが駆け寄り言った。
つかさ「鈴仙さま、ちょっと前までの私みたいになってます。無茶してるのに、それが無茶だってわかってません」
てゐ「中山さんの影響受けるのは良いけど、身の程を弁えて欲しいよねぇ。……ナイス、アリスさん。いや、アリス」
鈴仙「ご、ごめん。でも、本当に大丈夫だからさ。今のも、バナナかなんかで滑っただけだし、たぶん」
パチュリー「それすらわからない、目の見えない状況で普通に生活するって言う時点で、
とてつも無い負担だって事を、あんたはどうやら理解してないみたいね……」
そしてそれを皮切りに、仲間達が次々と鈴仙を心配して色々な言葉を投げかけてくれる。
その全ては、これまでの鈴仙と仲間達との信頼に裏打ちされているものだった。
コーチ「世の中には、たった一人で全てを為し遂げ、決して倒れる事の無い者は確かに居る。
しかし残念ながら、多くの者はそうではない。だが、悲観する事はないぞ。
そんな一人では何も出来ず、容易く倒れ得るような者こそ。
一人で全てを成し遂げる者よりも多くの仲間を得る機会に出会えるんじゃからのう」
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0ch BBS 2007-01-24