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【神話に】鈴仙奮闘記44【挑むもの】
[454]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/09/14(金) 23:23:36 ID:tI80B4As
鈴仙「……後悔してない? 私と、一緒に来たこと」
てゐ「は?」
鈴仙はてゐの事をよく知っている。だからこそ――ずっと、引っ掛かっている事がある。
親しいが故に、これまで何となく済ませていたが。今のような場面なら、聞いても良いような気がして、鈴仙は続けた。
鈴仙「だってさ。てゐは慎重派で、基本危ない橋は渡らないヤツだったじゃん」
てゐ「まあね。ヤバげな事が起きたら、まずは鈴仙を前に出して様子を見るってのが私のモットーだったし」
鈴仙「人を鉄砲玉みたく思いやがって……まあ、別に良いけど。とにかく。
そんなアンタが、よく私について来ようと思ったなぁ……って。どー見ても色々と危ない、って思ったでしょ」
鈴仙はそれが疑問だった。元々、プロジェクト・カウンターハクレイの元に集った仲間達は、
それぞれの思惑や意図がある事は知っている。例えば秋姉妹は信仰の為だし、慧音は子ども達のため。
偶々拾われたアリスとか、ヒューガーメキシコ支部に飛ばされそうだった所を救われたにとりとか、
例外はあるが……そんな中でてゐが、特段の強い目的もなく、また佳歩のように鈴仙を慕っている訳でもないのに、
鈴仙について行く事を決めたのは意外だと思っていた。
てゐ「……んー」
それに対しててゐは手元の
白湯
を傾けながら唸り。
てゐ「……勘違いしないでよね。私は、佳歩とかつかさとか霞とか、自分の手下が心配だったから来ただけだ。
鈴仙の事なんて、これっぽっちも大事だとか心配だとかなんて思ってないんだからね」
なんて、あまりにもテンプレートすぎる強がりを言ってのける。
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0ch BBS 2007-01-24