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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】


[229]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/01/13(月) 16:51:14 ID:CYl+rpO+
             第3.3話『収入源確保』

集金がはじまる。だが僕は今日の回収以上に、今後の収入源の確保の道筋をつけなければいけない。
先輩達が遠くにいる間に、未だに虚脱している敵将の元へ駆け寄って、周りに届かぬくらいの声でささやいた。

岬「心配しないでください。遠くないうちにお金は戻ります」
テナルディエ「……戻る?」

思いもよらぬ言葉に、相手の顔色から生気が戻りはじめた。意図を尋ねられる前に、こちらから言葉をかぶせた。

岬「賭けたのはあくまで僕達のプライドを汚されたくなかったからで、ムダづかいをしたいわけじゃありません。
  テナルディエさんだけじゃなくて他の人達も、この封筒の中のメモの通りにすれば、
  時間はかかりますが1サンチームも欠かすことなく、お金は戻ってきます」
テナルディエ「本当か?金が戻るのは」

岬「はい、後で皆さんと読んでよく確認してください。万一その通りにしてお金が戻らなかったら、
  その時は日本人学校へ怒鳴り込んで僕を引きずり出して構いません。では、どうぞ」

口をきかせずにまくし立てた後、相手に3通の封筒を渡した。1通はこれからの事を記したメモが入っていて薄いが、
もう2通はそのために必要な道具が入っていて、まるで大富豪の財布のように分厚い。
テナルディエはまるで本当に札束を受け取るかのように
奪い取るように封筒をもぎ取り、封筒内のメモを貪るように読み始めた。


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