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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】
[302]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/05/05(火) 19:13:53 ID:2vLj8NCA
返事の代わりに、僕は体をさらに聖薇へ近づけ、互いの腕が接する程近くに接近した。
聖薇「ひゃっ」
この反応、この表情、何よりこの間の勉強会の時とは別人としか思われない、甘い悲鳴。
ここまで見て僕に対し、少なくとも好意的にとらえていると考えても決して自惚れとは言われないだろう。
そうであるなら、相手が戸惑い混乱しているこの時に、衝撃を与えなくては。
岬「ゴメン、もっと早く声をかければよかった。夢中になって本を読んでる早乙女さんが可愛くて、つい」
聖薇「えっ……か、かわいい?みさきくんが、わたしを?」
とろけたため息のような返事を聞きながら、先の希望的推察を事実として受け止めた。
そして優しい笑顔を浮かべながら、次の行動について頭を働かせる。
岬「(ここまで好意的だったとはね、うれしい誤算だ。ただ、ここはまだ、しばらく辛抱しないといけないだろう。
ここで彼女との仲を決定的にする事は簡単だ。
『聖薇、愛しているよ、いつまでも一緒にいよう』
そう言えば彼女は大喜びで僕に飛び込み、遠からぬうちに全てを僕に捧げるようになるだろう)」
以前父さんが語った早乙女財閥の話が胸に飛来する。だが今は、これを奥深く押し籠めなくてはいけない。
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0ch BBS 2007-01-24