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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】
[323]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI
:2020/05/17(日) 10:54:17 ID:Z4JbIyWA
聖薇「え、あの、そんな」
急に話が本題に戻り、再び混乱しはじめてきたが、
岬「僕は優君を護りたい」
再び話を横にそらす。サッカーで言えば強引にドリブル突破すると思わせた直後に、
フェイントをかけ相手を狼狽させるようなもの。
こちらの思惑を相手に信じ込ませるにはとにかく混乱させ冷静に考える暇を与えず、
さり気なく示したこちらにとって都合の良い仮定を真実だと思いこまさなければいけない。
岬「もっと言うなら優君にはもっともっと長生きして、
友達と遊んだり絵を描いたり好きな人と一緒になって幸せになってほしい。
早乙女さんも同じ思いだろうし、お姉さんの如月さんもそれ以上だ。でも、あずみちゃんは違う。
あの子に対して2人ほどの責任感や愛情はない。
当然だよ。付き合いがそんなにある訳じゃない、
せいぜい同じ学校のビデオゲーム好きという位の縁で命を賭ける人なんていない。
でも優君を助けるにはあずみちゃんの力が必要で、その時までに準備を整えておかないと、彼女まで殺されてしまう」
ここまで語りながらふと、シャルポワの事を思い出した。年端も行かぬ子に首ったけなあのフランス少女がこれを聞いたら、
迷うことなく仲間に加わり、7度殺されようと7度蘇って恋人の敵を討ち果たそうとするだろう。
岬「(けど彼女は『選ばれて』いない。沙織さんを殺せる相手に対して、1人減らす余裕があるとも思えない。
たとえこの場は恨まれてでも、3人全員を向かわせないといけないんだ)」
僕らしくもない。人との間を上手く立ち回って労せずに利益を手にしてきた僕だが、
この危難はどう考えても、覚悟を決めずには切り抜けられそうにない。
岬「だから僕は伝えるんだ。僕はあずみが好きだって」
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0ch BBS 2007-01-24