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【野戦病院】ミサト監督の挑戦9【奮闘記】
[596]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o
:2020/03/04(水) 08:03:20 ID:???
B アナマリアも呼んで参加
守伊はアナマリアに連絡した後に下に降りる。
黒江「あら守伊ちゃん。守伊ちゃんも早朝練習ですか?」
守伊「ええ、ちょっと早くに目が覚めたので。」
軽くウォームアップの為にスパイクに履き変えてリフティングをする。
オルガ「……。」
守伊はなんだかんだとテクニックはある。
軽くボールをリフトアップし、足の感覚を確かめるようにステップを踏む。
その踊るような動きとボールの描く軌道。
黒江「(アナマリアちゃんがここまでやれたのなら即一軍なのですがね)」
さまざまな選手を見てきた黒江だが、アルバトロスに来てまず驚きを隠せなかったのはポブルセンだ。
次に高校生ならば高見。図抜けたオフェンス能力は今すぐにでもプロで通用する。
奥山も氷野にも驚きは隠せなかった。
天賦の才もあるが、各個人の頭の良さが一番である。
高見くらいの年頃だと才に溺れ道を外す人間が多い。だが彼は真逆。
奥山も氷野も、自分の進むべき道はこれだ、と才に溺れる事無く練習をしている。
だが、黒江の目は違う。
黒江が一軍選手で一番指導したいのは守伊だ。
スピード一辺倒の選手に見えるが、彼を支えているのは膨大な練習量と優れた身体的な素質だ。
スプリントなら元陸上部の氷野すら舌を巻く速さであり、スタミナもまぁまぁ。
後はじっくり戦略眼を身に付ければ…。
だがサッカーに関する事以外のおつむの出来は良くない。
故にレイクローン達や社会人出身とはいえ学歴の無いオルガ。
彼らと共に学び、サッカーのみならず一般的な常識も身につけてほしい。
サッカーのみが人生ではなく、彼らの先はまだ長い。
こうした人間教育もまたアルバトロスにとって必要なものだと黒江は思う。
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0ch BBS 2007-01-24