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【野戦病院】ミサト監督の挑戦9【奮闘記】


[758]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2020/03/15(日) 08:44:00 ID:???
黒江「世那ちゃん、ですかぁ。」
黒江は守伊に溜息交じりに答える。
黒江「世那ちゃんは元々は龍之介ちゃんみたいなプレーをしていたのですよ。
全国大会で優勝した頃はそれこそ高校有数のゲームメーカーでしたし。
次に神戸に行ってトップフォームを見失ったんですよねぇ…

イニエスタと比較されて。」
守伊「イニエスタ…ですか。」
黒江「ええ。何やっても敵わない、何やっても見向きもされない。
鳴り物入りで入団したけどずっと試合にも出られない。
それで三年で戦力外通告。彼を取ろうとするチームはどこにもなく…。
再度輝きを取り戻して欲しいと私が監督になって真っ先にオファーしたのです。」
龍之介ちゃんがサッカーを真剣にやらないのはこういう風になりたくないという事かも知れません。と黒江は言う。
黒江「…でも私は期待しているのですよ。
世那ちゃんがもう一度プレイする喜びを取り戻す事を。」
黒江が取る選手は才能がありながらも埋もれた選手が多い。
態度の問題で干された泉、渡部もそうだ。

黒江「だからこそ守伊ちゃんを呼んだのですがね。
それでも立ち直れない場合はネルフか井園系列の会社に行ってもらうしかありません。」

黒江は寂しそうに言った。いや、実際寂しいのだろう。
夢を掴む人間がいればそうでない人間もいる。
黒江はその夢への手掛かりを与えてはいるがチャンスを掴むのは一部だけだ。
黒江「皆に夢を掴んで欲しいとは思いますが、私もフロント側の人間ですからね。
ダメなものはダメと本人に言うのも仕事なのです。」
誰にでも引退する時が来るし、それを自分で決められるか他に言われるかの違い…
そう黒江は言った。

黒江「(ジェリドちゃんは来ませんかね…)」

そして次の算盤も弾くのであった。


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0ch BBS 2007-01-24