【野戦病院】ミサト監督の挑戦9【奮闘記】

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[886]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o ：2021/03/31(水) 04:39:58 ID:???
ミサト「そういや中断期間に自治体からの肝煎りでサイドバックに新人が入るんだっけ。
今は訳あってまだ名を明かせないけど優秀なサイドバックだという話ね。
結構な不幸体質でフィジカルが出来てなくて当たりは弱い…
守伊くんと氷野を足してニで割ったタイプかしら。」

アルバトロスのサイドバックは実は結構な泣き所だ。
オルランドがいる左サイドバックは安泰だが、右サイドバックは本来センターが本職の
坂崎、ルスト。そしてスペランカーの織屋だ。
3バックにすると今度はサイド専門のMFというものもいない。
やれてソルスキア、奥山だが二人ともどちらかというと7番でなく8番だ。
守伊にやらせるとお粗末な守備が足を引っ張るし、守伊は11番のウインガーだ。
相手の足が止まり、完全に押し込める場合のオプションとしてはアリだろう。
しかしそれ以外ではチームバランスを考えると前がかりになり過ぎて使えない。

…とアスカは言っていた。

FWは低いなりに多士済々。
パワーならガルトーニ、ハーン兄弟。スピードなら守伊、混戦を突くボッシ、ギュネイ。
OMFに一枚持っていきたくなるが、OMFをやれるとしたら守備度外視で守伊くらいだろう。
ミサト「悪い選手じゃないのよね、悪い選手じゃ。」
高見、奥山が居なければそれこそファーストチョイスにしたいし、FWとしてもそうだ。
ガルトーニの相方として抜群のスピードを持つ守伊は是非使いたい。
使わない理由は他の高校生組と同じくフィジカルが弱く、激しい当たりをされると潰されるからだ。
怪我をしてもらっても困るし、ルックスといい将来のアルバトロスのスター候補だ。

ドル箱になれるスター候補というのは案外いないものだ。
実力、ルックスを兼ね備え、スター性まである選手はもっと少ない。
エースの高見はルックスさえ良ければ…という所だ。
優美なプレイは目の肥えたファンを唸らせ、少年たちは彼の技をこぞって盗もうと頑張る。
…これ以上は求め過ぎというものだろう。
高見はチームにとってすでにドル箱である。伊集院財閥からの手厚い支援を受けられるのも彼のおかげだ。
メインスポンサーはネルフだが、背後に井園、伊集院財閥があるのは有り難い。

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