【打倒】肖俊光転生【南葛】

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【打倒】肖俊光転生【南葛】

[6]中の人 ◆HIFXz.7UsI ：2021/03/11(木) 23:59:55 ID:1jBV0GcE
ー第二週、島田小学校校区、平日フェーズー

「昨日は痛快だったな。あの天パ泣きそうな顔してたし。」
あとアオダイショウに襲われたキーパーは大丈夫だっただろうか。
「あ、肖！ちょっと来い！」
「え？何すか監督。」
「お前日曜日に南葛SCに行って相手をいじめたそうだな！謝り行くぞ！」
「(えぇ～…)」

南葛市へ監督と行き城山と来生に頭を下げる。
森崎は謝罪の場には来なかった。その理由は…
「全て俺が弱いから招いた事態だ。」
と言い頑なに謝罪を受ける事を拒否したからだ。
一頻り謝り終え、帰ろうとする肖に城山が声をかけた。
「肖くん。」
「何ですか？」
城山は他の指導者である自分が口を挟むのは本来不遜だが、と前置きして言った。
「君のあのシュート。あれは諸刃の剣だから使わない方がいい。」
まぁ確かにそりゃそうだ、と思う。
我ながらイカれた技だと思うし、あれが原因で何度怪我した事か。
「…ひとつは私たちのチームにとっても恐ろしいというのが理由にあるがね。
でもそれ以上に君の身が心配になる。
私は壊れる選手を見たくないんだ。…出来れば使わないほうがいい。」
あぁ、この人は優しい人なのだな、と肖は城山を見る。
「ご忠告ありがとうございます。」
と頭を下げ、肖は南葛市を後にした。
「(プロの指導者にはなれない人だろうが、教え子には好かれる人だろうな。
中国の指導者では考えられない程優しい。)」
まだガミガミうるさい監督の言葉を無視して肖は車の窓から外を見る。
この無能より遥かに指導者としても人間としてもまともだ。
あの監督ならどの親御さんでも安心して子供を預けるだろうな、と思う肖だった。

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