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1- レス

ミニ劇場


[193]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:31:12 ID:u5RXbKcg
2.ティルにどうしたいか聞く

フラウは迷ってしまう。

こんな大事な事を自分一人で決めてしまって良いのだろうか?
…いや、多分一番はジュニアと話すことだろう。
そう決めたフラウはまずは移動を提案しそれは向こうの意向と同じだったようで、数時間歩いたのち、

ジュニア「フラウ、よかった…ってティル?…ティルじゃないか…よかった、心配してたんだぞ」

霧のような砂塵のような不思議な物体によって遠目が効かない状態だが、フラウはほぼ一直線にたどりつき、 省14

[194]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:33:32 ID:u5RXbKcg

ジュニアにとってはどれだけ待ち望んだ状況だっただろう。
2.3年の間に紡ぐ縁は小学生には人生の何割になるだろう。
それらの事や生死をかけた出来事の多さで言えば一番深いところに彼女はいた。
だから、神の啓示だろうが構わずここまでやって来たのである。

スサノオ「んー、君の言いたいことは分かる。ワシも全てを捨てて母に会うため根の国へ来たのだし」

突然、横から槍が突き刺さる。目の前には明らかに自分の数百倍… 省26

[195]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:36:01 ID:u5RXbKcg

そして、その結果…言わずとも分かるだろう。

ティル「会いたければ、こちらから参りました。それが出来ないのはこの身体が既に魔の者なってしまったから…」

スサノオ(意外とつまらん会話じゃったな。自分の我を通すればまた違う道もあったろうに)

こうして短い逢瀬も終わり、黄泉比良坂から去っていくことしか出来ない、一行だった。

〜〜〜

ジュニア「………」

フラウ「では、後は紫乃さんとドラミさんの様子ですね。」
省5

[196]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:39:08 ID:u5RXbKcg

〜〜〜

後の東海道

そこで意外な話が聞けた。

町人「あの織田信長と武田信玄が小競り合いしてるって!」

フラウ「え?今、なんと?織田家は小さい国では…」

そう、まだ歴史は大きくうねるには早かったはずである。

町人「へ!?おまえさんお上りさんかい?…ああバテレンさんなら知らずで当たり前か。

いいかい、今川家を一戦で落とした織田は斎藤を続けて撃っちまった。更に浅井、朝倉を破竹の勢いで潰して、 省19

[197]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:41:45 ID:u5RXbKcg

〜もしかして〜

フラウ「尼子家ってどうなってるか分かりませんか?」

町人「あ〜西の方では毛利と覇権を争ってるとか、滅亡寸前からゾウ部隊や燃える水による逆転に次ぐ逆転だね」

フラウ(もしかして、時間の先に飛び越えた?)

そう、最低でも3.4年、いや6.7年位時間にズレが存在している。

フラウ(やっぱり根の国までは行かなくても黄泉比良坂では時間が早いと考えて間違いないですね。)
省19

[198]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 19:41:15 ID:6G+3TVe+
3

[199]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 21:50:59 ID:5mx3NTa2
3

[200]森崎名無しさん:2023/02/11(土) 19:12:46 ID:RlP7hw6U
3.武田信玄かへ向かう

フラウ(確か私の記憶通りなら、武田信玄は、織田信長と戦うことなく寿命で死んだはず)

だが、この世界では既にいろいろと歴史は変わっている。ならばこれも歴史の『あや』と考えて間違いないだろう。

フラウ「貴方様、富士へ向かう途中武田信玄の陣へ行ってみますか?」

今だ放心状態のジュニアに聞いてみる。

ジュニア「………あぁ」

おそらく、行ってみますかではなく、行かないで様子を見ましょう、でも同じ答えだったろうな… 省4

[201]森崎名無しさん:2023/02/11(土) 19:14:07 ID:RlP7hw6U

〜〜〜

富士の麓

普通に考えれば陣に近づくだけで手打ちになりそうであったが、それは意外な人物によって遮られ二人は不要な血を流す
必要は無かった。

フラウ「え!?ドラコ?……いえ…まさかドラミさんですか?」

ドラコ?「パパ…今までどうしてたの!何であれから5年もどこに行ってたの?」

フラウ「5年ですか…浦島太郎の気分です。それはそうと、ドラミさんが何でここにいるのですか?」
省18

[202]森崎名無しさん:2023/02/11(土) 19:15:07 ID:RlP7hw6U

フラウ「それでは、歴史の流れを知っている紫乃さんは助けなかったと…」

ドラミ「例え歴史が代わったとしても、人を助ける力を持っているのに行使しないのはやっぱりおかしいよ。」

フラウ「と言うことは…もしかして…」

ドラミ「うん。紫乃ちゃんは織田信長に手助けし始めたから、私はせっかく助けた信玄さんを無為に出来ないから…」

フラウ「これは…一番いけないのは、5年もほったらかしにした、強さん…引いて言えば私の罪ですね。」
省12


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