キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【最大の敵は】キャプテン・ブライト2【視聴率】
582 :
森崎名無しさん
:2008/12/08(月) 00:28:36 ID:???
ヤムチャだっ!
奴は足下が軽いから同類の事はわかってるはずっ!
583 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2008/12/08(月) 00:31:33 ID:qRwVYY1A
犀川 創平(さいかわ そうへい)「アリーナさんは、あまり体重がないから、だよ」
西之園 萌絵「あれ? 先生、格闘技のことなんてわかるんですか?」
犀川「詳しくはないけど。子供の頃、少し縁があったね。彼も体重がないぶん、色々と苦労してた。
キックを主体にしたのも、最大限のダメージを与えるには最適だ。スカート履いていれば、一撃目は、相手は油断する」
萌絵「(彼? で、スカート? …ピコーン! 多分、スコットランド人だ)」
犀川「前の試合をぼんやり観てて気がついた。アリーナさんは速いけど、トップスピードはそこまで速くない。
逆に、最初の3歩くらいが異常なまでに速い。静止状態からの動きや、切り返し。これが速い。…桜子さんもそうだけど」
桜子「なるほど。確かに私、スタートダッシュは速いけど、トップスピードはそこまで速くないな。
50m走でも、陸上部のエースには勝てないし」
あおい「へー。50m走、タイムは?」
桜子「とりあえず7秒フラットが今のとこ公式記録。6秒台に、なかなか行かないんだ。年に一度しか計らないし」
あおい「いや、充分に速いでしょ…」
アリーナ「どうしたらいいの?」
犀川「どうにもできない。体重を増やせばいいけど…パワーが増えても、加速は落ちる。それはデメリットでもある」
584 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2008/12/08(月) 00:32:21 ID:qRwVYY1A
アリーナ「じゃあ私は、力強いシュートは撃てないの? タイガーシュートぉお!?」
犀川「…『タイガーショット』だよ! 間違えてるようじゃ、日向くんのようには、なれないな」
アリーナ「ご、ごめんなさい…」
萌絵「(やっぱり、先生が何かヘンだ…)」
犀川「ともあれ。力を伝達する効率を上げるか、加速してピークになった瞬間に撃つか…。あるいは、もっと加速するか…」
アリーナ「どういう方法がいいのかなー」
修造(恐る恐る)「あのー。『強烈なシュート』…」
犀川「じゃあジャンプ的に、ちょっと無茶をしてみよう。簡単に言えば『でこピン』の原理によって蹴りを加速させてみる」
アリーナ「どうするの?」
犀川「ボール、ここに置くね。で、一回、手前の床を蹴って。それでも構わずに床ごとぶっ放す感じで」
アリーナ「なるほど。やってみようっと」
修造「『でこピンシュート』だね!?」
犀川(黙殺)「大事なのは、シュートを撃つ時に掛け声。ぶっちゃけ、これが一番大事」
アリーナ「はい! じゃあ、行っくよー。…雷獣シュートだああぁああああぁあッ!!」
ズギャアアアアアア! アリーナの雷獣シュートは、ハマーと城山を巻き込み、食堂の床の一部と壁の一部を破壊し…
ボールは、建物の外のどこかへ飛んでいった。
アリーナ「でっ、できたーっ!」
犀川「うん。後はパスとかにも応用できそうだね」
585 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2008/12/08(月) 00:33:52 ID:qRwVYY1A
アリーナ「でもこれ。最初に地面蹴るから。ボールが止まってないと使いにくいかも」
犀川「『でこピン』の原理を使ってれば、文句は出ないでしょ。シュートを放つ脚を、手で持って。でこピンで」
アリーナ「わー。それなら空中でも大丈夫かも!?」
犀川「ついでに。ボールを蹴る時の身体の回転…捩れの時に、ウォーズマン理論を組み込んでみる」
アリーナ「技の名前はどうしよう?」
犀川「カード運・おてんば・雷獣・ウォーズマン理論、の要素を組み込んだ…略して、おてんば雷獣シュートがいいかな」
アリーナ「シュートに必要な要素が盛りだくさんね! よし。やってみよう」
アリーナは、ボールを弾ませると…ボレーの体勢に入った。
シュートを放つ右脚を、手で持って、でこピン理論!
(通常のザクの)3倍の回転を加えて、ウォーズマン理論!
それでも、クラブのAとか引いて失敗しちゃう、カード運理論!
そして、無茶なこと全てを「おてんばだから」で解決する、おてんば理論!
アリーナ「おおおッ! これが…おてんば雷獣シュートだぁああッ!!」
…恐ろしいことに。衝撃波と。音が、遅れてやってきた。
アリーナのシュートは、(何故か)光り輝いて。ファーザーとオンナスキーとオプーナとキバヤシを巻き込み。
机や椅子などの障害物の一部を消滅させ、東側の壁をごっそりと持っていって…どこかへ飛んでいった。
#アリーナが、ついでに『おてんば雷獣シュート』(略)も覚えました。
萌絵「音が…。音速を…超えた…」
アリーナ「できたーっ! 地上でも撃てるし、ハイボールの時は、オーバーヘッドで撃てばいいし。完璧ね!」
犀川「これも、パスに応用できそうだ。ただ、スタミナ(ガッツ)の消費に、気をつけてね」
アリーナ「はい! …後はタイガーショットも覚えたいんだけど」←こだわってる
犀川「確かに、オーバーキル気味だからね。じゃあ今度、教えてあげる」
アリーナ「やったぁ!」
586 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2008/12/08(月) 00:35:03 ID:qRwVYY1A
桜子「段々と、アリーナも人間越えてきたね…」
あおい「弾丸かわすぐらいだから、素質はあったけどさ」
奈々「凄い人たち、ばかりですね」
桜子&あおい「(いや、貴方のほうが凄いでしょ。色々と)」
灯里「でも良かったですー。雷獣シュート、私だけじゃなくアリーナさんもできるようになって」
桜子「…今。さらっと、物凄いこと言わなかった?」
灯里「ほへ? 私も雷獣シュート、できますよ。アリア社長を直接蹴る時に、使います」
桜子「どうして社長を…。ボールを、普通にシュートは?」
灯里「やだなぁ。ボールを雷獣シュートで蹴るなんて、できるわけないじゃないですかー」
桜子「うん…。なんていうか。聞かなかったことにするよ」
修造「えーと。じゃあアリーナさん! これから『強烈なシュート』を教えようと思うんだけど!」
アリーナ「ん? ああ、もういらないわ」
松岡 修造は、泣いた。かなり久々に、本気で泣いた…
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