キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【地獄合宿】TSUBASA DUNK 4【ふみいりました】
1 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/05(水) 19:25:45 ID:CymFRDPM
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「SLAM DUNK」の世界を背景に翼がバスケット
ボール選手として成長していく物語です。基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロム
している人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。また必要に応じてトランプを
引いてもらったり、ダイスを転がしてもらったりします。
※ローカルルール
カードを引いたりダイスを転がす際、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。
ご了承ください。なお、行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
おかげさまで4スレ目に突入しました。今後ともよろしくお願いいたします。
また、中の人はバスケ未経験者です。知識についておかしいところがあったらどんどんご指摘
ください。随時修正いたします。
〜あらすじ〜
サッカー界のスター、大空翼は度重なる激戦により「サッカー筋」を損傷してしまう。
2度とサッカーのできない体となった翼は、医者の勧めでバスケをすることになった。
超高校級プレーヤー達との出会いから、次第にバスケの面白さ、奥深さに魅せられていく。
いよいよ4月からバスケの名門海南大付属高校に入学することが決まり、さらに熱が入る!
【過去スレ】
森崎外伝スレ2 137〜235レス
ttp://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1221380297/137-235
【バスケ】TSUBASA DUNK【はじめました】
【国立】TSUBASA DUNK2【ちぢめました】
【入学準備】TSUBASA DUNK3【はじめました】
31 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/05(水) 22:00:13 ID:CymFRDPM
少し歩くと公園があり、そこのベンチに腰かけて話をすることにした。翼がサッカーができなくなり、
なんとなく疎遠になっていたサッカー部員たちの現況(と言っても、みんな一様に南葛高校へ進学する
ために勉強中なのだが)などを話す。そして、次第に会話が減っていき、いよいよ本題へと移る。
早苗「今日はどうしたの?」
翼「ああ。もしかしたら、知ってるかもしれないけど、でも、きちんと自分の口で伝えておこうと
思って。……俺、中学を卒業したら神奈川県の海南大付属高校っていう学校に入るんだ。
ブラジルにも、南葛高校にも行かない」
早苗「そう」
早苗が知っていたのか、それとも知らなかったのか、翼には判断しかねたが、どちらにしても
全てを自分の口で伝えると決めていたので気にはならなかった。
翼「そして、俺はサッカーを止めてバスケを始める。まずは日本一のバスケットボール選手に
なる。そのあとはどうするか決めていないけど、今の俺がやりたいことはそれなんだ」
早苗「……サッカーができなくなったから、バスケに移るの?」
翼「違うよ。俺はバスケが好きなんだ。そして、倒したくてたまらない、すごい選手たちが
たくさんいるんだよ、神奈川には。きっと全国にも。すごく楽しみなんだ、そんな選手たちと
戦うのが」
早苗「ふふっ、な〜んだ、いつもの翼くんだ。もし、メソメソ泣きごと言ってるようなら久しぶりに
アネゴに戻ってぶん殴ってやろうかと思ってたのに」
立ち上がって背を向ける早苗の目がうっすらと濡れていたことに翼は気が付けなかった。
32 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/05(水) 22:03:03 ID:CymFRDPM
早苗「私、翼くんのことが好きだったの。今でも好きよ。でも、高校3年間も神奈川に
行っちゃうんじゃ、帰ってくるの待ってられないわ。だから、私が振ってあげる。
悔しかったら、私が応援団旗を持って神奈川まで駆けつけちゃうくらい、すごい選手に
なりなさいよ」
顔は見えなかったが、震える声を聞いて、翼にも早苗が泣いていることが分かった。
翼「マネージャー……」
早苗「もう、マネージャーじゃないよ」
翼「早苗……」
早苗「今日は話をしにきてくれてありがとう。嬉しかった。私、帰るね」
そう言って、走りだした早苗を翼は追うことができなかった。ただ、背中に声をかけるのが
精一杯だった。
翼「俺の方こそありがとう!いつも応援してくれて!」
早苗が見えなくなると、翼も公園をあとにした。早苗が振り向かなかったことは翼にとって
幸運だったかもしれない。翼の濡れた頬を見られなかったからだ。
翼(本当にありがとう)
33 :
森崎名無しさん
:2008/11/05(水) 22:22:28 ID:???
全陽一が泣いた
34 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/05(水) 22:24:46 ID:???
今日はここまでになるかもしれません。
う〜ん、早苗は難しかった。キャラが分からん。でも、自分にしては動いてくれた方かな。
次は美津乃か。大変そうなのを後半に回したせいで女性2人が連チャンになってキツイ……
海南のマネージャーが男で本当に良かったかも。
35 :
森崎名無しさん
:2008/11/05(水) 22:25:59 ID:???
乙でした。
難しかったといってもこれはすごい
36 :
森崎名無しさん
:2008/11/05(水) 22:27:05 ID:???
すげえ、かなり陽一っぽい
37 :
森崎名無しさん
:2008/11/05(水) 22:42:06 ID:???
これなんて青春?
38 :
キャプテン山森
◆uVDQCOTELs
:2008/11/05(水) 22:48:52 ID:???
新スレ乙です。
年食うと涙もろくなっていけませんねw
文才が羨ましいです。
39 :
城山正
◆2veE6wGXw2
:2008/11/05(水) 22:53:00 ID:???
新スレ乙です。
うは、城山がまともなこと言ってるよ。でもやってることはウチのスレ準拠なのねw
そして青春してますねえ、これは。翼が上手くなるのに連れて早苗の方の様子も見てみたいな。
さてさて、問題の美津乃編楽しみにしてますよー。
40 :
2
◆vD5srW.8hU
:2008/11/06(木) 00:07:03 ID:???
邪推したくなる…邪推したくなる衝動がっ!抑えるんだ、私!
41 :
森崎名無しさん
:2008/11/06(木) 00:45:10 ID:???
だ、誰か2さんを止めるんだ!
そして、どう邪推したがってるのか教えてくれ!
42 :
森崎名無しさん
:2008/11/06(木) 00:46:56 ID:???
流川親衛隊に早苗が混じってたりして
43 :
森崎名無しさん
:2008/11/06(木) 23:16:41 ID:???
>>36
褒めてるのかそれw
44 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 00:16:29 ID:???
今後早苗が登場したら翼のモチベに影響が・・・?
45 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 01:12:15 ID:a9Mbq+fY
皆様、たくさんのご感想をいただきありがとうございました。
思ったより好評でびっくりです。う〜ん、とっても嬉しい誤算でした。
無事に早苗を出せてよかったです。(前スレでフォローしたいと書いたので)
>>38
うひゃ!褒めていただきありがとうございます!!
>>39
城山様、またキャラをお借りしました。自分には城山監督がこう見えています。
そして、問題の美津乃編が間もなくきますよ。(ドキドキ)
>>40
邪推って!?翼に隠れた本心があるとでも!?うちの翼は本編よりはいい子ですよ!
46 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 01:15:17 ID:a9Mbq+fY
翼「次で最後だ……」
3月とは言え、6時を過ぎると夕方と呼ぶにはいささか暗くなっていた。従業員の趣味だろうか、
思い思いの明かりを点灯させる店をいくつも通り過ぎ、翼はスポーツ用品店「ニケ」へとやってきた。
先日のプレゼント騒動以来の訪問だったので、なんとなく入りづらい気がしたが、このまま帰る
訳にもいかないので中に入ることにした。
翼「こ、こんにちは」
店内では、いつものように美津乃がレジの横に置いたテレビを見ていた。ワイドショーとニュースの
中間のような番組で、レポーターが「この美味しさで千円ですよ!」と叫んでいるのが分かった。
激安グルメの特集らしい。翼に気付いた美津乃がこちらを向く。
美津乃「あら、いらっしゃい。ちょうど良かった、留守番しててくれる?ちょっと配達に行って
くるから」
そう言うと、有無を言わさず翼をレジのイスに座らせ、せわしく外に出て行く。間もなく美津乃の
車が発進する時特有のものすごいエンジン音が聞こえたので、どうやら本当に出てしまったらしい。
翼「挨拶しにきたのに。しょうがない、帰ってくるのを待つか」
30分もしない内に美津乃は帰ってきた。翼は今までの経験から1〜2時間は帰ってこないと思って
いたのだが、近場だったのだろうか?美津乃が店内に入ってきたので翼は挨拶しようと立ち上がった。
しかし、美津乃はその翼とレジ用の机の狭い隙間を通り、引き出しを開ける。そこから小さい紙袋を
取り出す。
美津乃「はい、これ。今日のバイト代」
翼「え?」
47 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 01:17:16 ID:a9Mbq+fY
美津乃が翼に手渡したのは真っ白くて、平らな紙袋だった。表には「三熊野神社」と書いてあり、
中に入っているのがお守りであろうことが予想された。
翼「これは……」
美津乃「4月から神奈川に行くんでしょ?無事に高校卒業できるようにお守りよ。今日は30分しか
働いていないし、お金もらうのも気が引けるだろうからそれをあげるわ」
翼「どうも、ありがとうございます」
翼は袋からお守りを取り出す。
翼「店長、これ『安産祈願』って書いてありますけど」
普通なら『学業成就』や『交通安全』といったところであるが、さすがは美津乃。斜め下を行く。
美津乃「あれ?まあ、いいじゃない。お守りならなんだって一緒よ。神様だもん、ちょっとくらい
専門外でもなんとかしてくれるって」
翼「ははは……。そういえば、俺が神奈川に行くって知ってたんですね」
美津乃「スポーツ用品店の情報網をなめちゃダメよ。この界隈の運動部に関する情報ならなんだって
入ってくるんだから。基本的に興味がないことだから、ほとんど忘れちゃうけどね」
えっへん、と小ぶりな胸を得意げに張る美津乃。どことなく城山に雰囲気が似ているな、と翼は
小学生時代のサッカー部の監督を思い出した。
48 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 01:25:11 ID:a9Mbq+fY
美津乃「さあ、もう7時よ。子供はさっさとお家に帰りなさい」
翼を出入口のドアまで追いやる。
翼「あ、ちょっと!俺、挨拶にきたんですけど……」
美津乃「挨拶なんていらないわよ。その代わり、有名なバスケットボール選手になって、うちの
お店を宣伝するのよ!『自分がお世話になっている店です』って。私のことは美人店長
って呼んでいいから」
そう言うと扉を開け、翼を外に押し出すと、そのまますぐに鍵をかけてしまう。
美津乃「じゃあね〜」
さっさと帰れと言わんばかりに笑顔で手を振る。翼も仕方がないのでドアごしにお礼を言うと、
そのまま回れ右をして帰路についた。そんな翼を眺めながら、いつになく優しい顔で美津乃が
ひとりつぶやく。
美津乃「大空翼っていう、素晴らしいバスケットボール選手が……無事に生まれますように」
だが、美津乃は思った。お守りを渡すために用もないのに車で外を回ったり、お守りを用意して
おいたり、全く自分らしくないと。いつもの自分に戻ろう、そう決心し、また一言つぶやく。
美津乃「な〜んちゃって。さて、テレビ、テレビ」
49 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 01:41:54 ID:???
どこのマキバオーだwww 安産守りとか
50 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 01:43:11 ID:???
子作りしましょうってアピールかと思ったw
51 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 01:49:38 ID:???
こうしてTSUBASA DUNKさんを悩ませ苦しめた美津乃JOKERの変は終わりを告げた。
しかし残念に思ってはいけない、神引きがある限りきっと第二、第三の美津乃がここに現れるのだ。
52 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 01:50:53 ID:a9Mbq+fY
>>49
マキバオーにあったんですか!?読んだことなかった。(ごめんなさい、つの○先生)
まあ、古典的なギャグかと。
>>50
それはそれで有り……いや、さすがにダメでしょ!
***
週末フェイズ(3月第2週その2)
翼「今日は何をしようかな?」(所持金 2万円)
A 街(南葛)をぶらつく
B ひとりでバスケの練習に励む
C 南葛中サッカー部の練習に参加する
D 南葛中バスケ部の様子を見に行く
E 国立の見舞いに行く
(先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)
***
今日はここまでです。
53 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 01:52:03 ID:???
>>51
NO MORE MIZUNO!
54 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 01:54:10 ID:kMAsy4kw
B
55 :
ODA強
:2008/11/07(金) 01:56:50 ID:Av4Q6dFc
C
56 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 01:57:30 ID:7ZVCVqn+
C
57 :
2
◆vD5srW.8hU
:2008/11/07(金) 01:59:11 ID:???
<<45
絶望したぁ!
早苗は原作では3年、ゲーム版では5〜6年海外に行った翼を
待ち続けた女なので「振ってあげる」とか言っておきながら…とか
美津乃だってもっと過激に暗躍…とか考える自分の腹黒さに絶望したぁ! orz
58 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 02:09:29 ID:???
>>57
早苗が待ち続けるのはあるかもしれないですが(私も若干そのつもりで書いています)
さすがに美津乃さんは借り物なのでこれ以上巻き込んでは大変なことになると思い、
(すでになっているとの説もありますが)泣く泣く自重しました。
そう言えば、本編でもそろそろ海外行きの話が出てきますよね。
早苗のエピソードは描かれるのかなぁ。でも、森崎が主役だから関係ないのか。
59 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 09:08:59 ID:???
おねいさんと山森のエピソードならあるそうですよ
60 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 09:38:00 ID:lRTyX1oE
>C 南葛中サッカー部の練習に参加する
翼「卒業前にサッカー部に顔を出しておくか」
翼がグラウンドに出ると、授業が終わって間もないにも関わらず、サッカー部員たちが
すでに汗まみれになっていた。
翼「おー、気合いが入ってるな」
懐かしい思いで、校庭を見渡すと、グラウンドの一角に人影を発見する。
翼「ん?あれは……」
先着1名で
南葛中サッカー部の来客→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。マークで分岐します。
なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
ダイヤ→井沢・滝・来生だ!
ハート→石崎・高杉・中里だ!
スペード→岩見・長野・小田・学だ!
クラブ→見学の人だな!
JOKER→全国のライバルたちからあの人が!(投票によって決定!)
***
ひとまずここまで。また、夜にお会いしましょう。
61 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 10:02:45 ID:???
南葛中サッカー部の来客→
スペード2
62 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 19:18:49 ID:lRTyX1oE
>南葛中サッカー部の来客→ スペード2
>スペード→岩見・長野・小田・学だ!
グラウンドにいたのは岩見・長野・小田・学という前回同様に地味な一団だった。翼も思わず
本音が出る。
翼「なんだ、またお前らか」
岩見「なにィ!」
長野「どうせ俺たちなんて」
小田「そんな扱いさ」
学「(俺のセリフがなくなっちゃった!長野、『どうせ』で区切ってよ)」
翼「じょ、冗談だよ。はははっ……」
彼らから目を逸らして翼が言う。まあ、誰であれ、3年間も同じ部活で苦楽を共にした仲間との
再会は嬉しいものである。同じ学校の同級生でいつでも会えはするが、やはり怪我の一件以来、
お互いに気を使ってしまい、偶然にでも出会わなければ声もかけにくい。
63 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 19:20:33 ID:lRTyX1oE
翼「県立高校の入試は終わったんだよな?みんな、どうだった?」
岩見「まあ、ここにいる奴らは大丈夫さ。部活も勉強もきちんとやっていたからな」
長野「その分、サッカーでは翼たちに見劣りしちゃったけどな」
小田「翼に心配されるほどではないよ」
翼「はははっ(俺ってそんなに馬鹿だったのか?)」
学「(俺のセリフは!?)」
翼「他のみんなはどうだ?修哲トリオとか(さすがに来生は馬鹿確定だろう!)」
岩見「修哲トリオはみんな頭いいぜ。特に来生なんて、問題を見ただけで直感的に答えが分かるって
言ってた。理系科目に関しては校内でもトップクラスだよ。医者希望の俺としても、あいつは
勉強においてのライバルだ」
翼「なにィ!」
長野「井沢と滝もそつなくできるし、高杉も陰ですっげえ勉強してたみたいだな。『やべえ。俺、
全然勉強やってねえよ』とか言いながら」
小田「そういう奴、いるよな。クラスに1人か2人は」
翼「はははっ、高杉らしいや」
学「(俺の(ry」
64 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 19:23:59 ID:lRTyX1oE
翼「石崎くんと中里は?」
岩見「石崎は『やべえ。俺、全然勉強やってねえよ』とか言いながら本当にやってないタイプだ。
あいつだけは受かるか怪しい」
小田「中里は頭がいいから大丈夫だよ。忍者だからか、歴史と漢字に強いし」
翼「そっかぁ(サッカー部の馬鹿は俺と石崎くんなのか。ショックだ)」
(ry
翼「何はともあれさ、みんなが一緒にサッカーをまた出来たらいいな」
長野「きっと、できるさ!」
小田「俺も、高校入ったら寿司の修行があるから部活は出来ないけど、いつか翼の怪我が治ったら
一緒にまたやりたいな!」
翼「みんな!」
岩見「今度は翼がキーパーとかも面白いかもな。森崎に対抗して」
長野「で、結局は飛び出しちゃうんだろ?目立ちたくて」
小田「ホント、2人は似た者同士だよ」
翼「……そうなのかもな。はははっ」
(俺たちがいがみ合ってきたのは、俺と森崎が似ていたからかもしれない。全く違う環境、
ポジション、才能で育ったけど、根っこにあるものは一緒だったのかもな)
そんなことを翼は思った。それは当たっているような気がしたし、しかし、全く的外れとも思えた。
65 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 19:25:05 ID:lRTyX1oE
翼「みんなはサッカーに寿司修行、俺はバスケをがんばるよ。なあ、学……」
学「俺!?」
翼「俺は海南で一番下からのスタートだ。でも、必ずレギュラーの座を掴んでみせる!」
学「うん、がんばって」
翼「学もさ、サッカーが好きなら続けろよ。下手でもいいじゃん。これからいくらでも上手くなれるさ。
努力してダメなら森崎みたいに奇行に走ってみるとかさ。サッカーができなくなった俺の分まで
がんばってくれよ」
学「……翼!俺、やるよ。お前の分までサッカーがんばる!」
翼「じゃあ、どっちが先にレギュラーを取るか、競争だ!」
学「ああ、負けないよ!」
翼「言ったな。じゃあ、負けた方が5千円だぞ」
学「よーし!」
66 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 19:26:11 ID:lRTyX1oE
なお、翼には悪意がないのだが、南葛中のサッカー部員には翼がこう見えている。
岩見(素晴らしい頭脳プレーだ!学がどんなに頑張っても大友中の連中もくる南葛高校では
レギュラーは取れない。翼がレギュラーになれなくても、絶対に負けはない!)
長野(まさにローリスク・ハイリターン)
小田(金儲けはこうやってやるのか!勉強になるで!)
こうやって、彼らの歪んだ友情はひとまず幕を閉じることになる。しかし、神奈川と静岡なんて
電車ですぐの距離。いつだって会える。彼らの新しい物語が始まるのも、もう、すぐのことかも
しれない。
67 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 19:27:53 ID:???
長野はそこまで黒くはないんじゃ…
68 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 19:32:41 ID:???
> 努力してダメなら森崎みたいに奇行に走ってみるとかさ
いや待て
凡人がそれをやると破滅まっしぐらだぞw
69 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 19:33:25 ID:???
真人間の長野でもそう思うくらい翼が黒かったんだろう。
70 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 19:44:16 ID:???
長野や翼が黒いというよりは、中学生の仲間内のノリ的なものだと思います。
サッカー部内で翼は「腹黒い」というキャラになっていて、それに対していつものように
ツッコミを入れている(心の中ですが)という感じかな。
自分の仲間内だとそういうのがあったんで、つい文章にも表れてしまいます。
71 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 19:48:16 ID:lRTyX1oE
週末フェイズ(3月第2週)
翼「明日はいよいよ卒業式……今日は何をしようかな?」(所持金 2万円)
A 海南の練習に参加する(2回練習できます)
B 街(神奈川)をぶらつく(同じ所で何回か行動できます)
C 街(南葛)をぶらつく(2回行動できます)
D ひとりでバスケの練習に励む(2回行動できます)
E 南葛中サッカー部の練習に参加する(2回行動できます)
F 南葛中バスケ部の様子を見に行く(2回行動できます)
G お手伝いをしておこずかいを稼ぐ(2回行動できます)
H 国立のお見舞いに行く(2回行動できます)
(先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)
いよいよ中学生活で最後の自由行動です。長かった。4スレ目だよ、もう。
72 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2008/11/07(金) 19:49:29 ID:kMAsy4kw
A
73 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 19:50:05 ID:VyhMt/2M
C
借金してでもブロック+2は惜しい
74 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 19:51:00 ID:8KxmEq1k
A
75 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 20:02:21 ID:lRTyX1oE
>A 海南の練習に参加する(2回練習できます)
翼「来週から合宿が始まる。それまでに少しでも足を引っ張らなくていいようにならなくちゃ!」
翼は海南の練習に交ぜてもらうことにした。いつの間にか、部員たちも週末にはコートに翼がいることが
普通になっており、自然と風景に溶け込んでいた。そんな翼を、高頭監督が目ざとく見つける。
高頭「おう、また来たか。来週からの合宿に向かって気合いが入っているようだな。大変結構!ガッハッハ!」
部員が翼に慣れたように、翼もまた、この馬鹿でかい笑い声に慣れてきていた。
翼「はい、よろしくお願いします!」
高頭「よし、今日の練習は……」
先着1名で
高頭の言葉→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。カードのマークで分岐します。
なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
ダイヤ・ハート→翼の練習を見てやるか。
スペード・クラブ→部員の練習をしっかり見るから、翼も入れ。
ジョーカー→牧、もう一度基礎を見てやってくれ。(全ての能力が1以上上がります)
76 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 20:04:23 ID:VyhMt/2M
高頭の言葉→
クラブQ
77 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 20:15:33 ID:lRTyX1oE
>高頭の言葉→ クラブQ
高頭「部員たちの練習に翼も入れ。お前がどれくらいうちの連中に交じってやれるのか見たい」
翼「はい!(これはテストなんだ。きっと合宿の内容がこれで決まる)」
牧「では、今日の練習は……」
先着1名で
海南の練習→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。カードで分岐します。
なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
(練習内容)
ダイヤ→基本を大切に。ドリブル・ディフェンスだった。
ハート→得点力は必要だ。シュート・ブロックだった。
スペード→チームワークこそ勝利の鍵。パス・パスカットだった。
クラブ→いざと言うときの、リバウンド練習だった。
JOKER→紅白戦に交ぜてもらい全能力に+2(ただし30以上の能力は+1)
(能力上昇)
11〜13→該当する能力が+2(ただし40以上の能力は+1)
6〜10→該当する能力が+1
4〜5→該当する能力が+1(ただし40以上の能力は効果なし)
1〜3→レベルが低い翼にはついていけず、効果なし
78 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 20:17:03 ID:???
海南の練習→
ダイヤ10
79 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 21:08:59 ID:lRTyX1oE
>海南の練習→ ダイヤ10
>ダイヤ→基本を大切に。ドリブル・ディフェンスだった。
>6〜10→該当する能力が+1
牧「今日はドリブルとディフェンスの練習だ。来年入ってくる奴もいるんだ。なめられんじゃねえぞ!」
一同「おう!」
ドリブルの基礎練習、ディフェンスのステップの練習を念入りにする。特にディフェンスの練習には
かなりの時間をかける。
牧「うちは県内で決して大きい方じゃない。高さ勝負になる前に相手のドリブルをつぶすんだ!」
翼(なるほど。海南の弱点でもある高さを補うための練習か)
腰を低くし、動き回るこの練習は体力をジリジリと奪う。序盤は平気なつもりでも、気がついた時には
すでにヘロヘロになっている。今までの翼だったら途中で倒れていたかもしれない。しかし、自分も
海南の一員であるという誇りと、これまで積み重ねてきた練習により、余分な動きが減り消耗が少なく
なっていたこともあり、なんとか最後まで耐えることができた。
牧「よし、ここまで」
翼(やったァ!耐えて見せたぞ、海南の練習に)
牧「じゃあ、ここから本格的な練習に入るぞ。準備運動は終わりだ」
翼「え、ええ!」
そう叫ぶと翼は倒れてしまった。
80 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 21:10:43 ID:lRTyX1oE
目を覚ますと、床に寝せられていたようで、体育館の独特の天井が見えた。
翼(あ〜、カッコ悪い。俺は全然ついていけてないじゃん)
少し離れたところで高頭と牧の会話が聞こえる。
高頭「どうだ、翼は?使い物になりそうか?」
牧「今のままなら無理でしょう。練習についてこられないんじゃ、鍛えようがないですよ」
高頭「うむ、そうだな。あいつには何か光るものを感じるんだが。牧、お前に感じたようにな」
牧「俺と互角ですか、あいつが?チェッ」
高頭「もしかしたら才能は、な。しかし、努力がなければ実らない。そして努力するだけの体力がない」
牧「もったいないですね」
高頭「うむ。そこで、あいつには合宿でスタミナをつけさせるメニューをやらせるつもりなのだが」
牧「必要なことかもしれませんが、ついてこられますかね。あの地獄の特訓に」
高頭「ついてこられなければそこまでだ。だが、私は信じている。あいつには才能だけじゃなく、
根性も秘められていることを。そして、いつか海南を背負って立つプレーヤーになると」
牧「フッ、なんだか俺もそんな気がしてきちまいましたよ」
翼(監督が、牧さんが……俺に期待している!その合宿がどんなに辛くても、必ずやり遂げるぞ!)
81 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 21:11:05 ID:lRTyX1oE
高頭「(ヒソヒソ)どうだ、奴は聞いていたか?」
牧「(ヒソヒソ)ええ、なにやら拳に力を込めていましたから、間違いないかと」
高頭(ヒソヒソ)よし、これなら理不尽なしごきにも最後までついてくるな」
牧「(ヒソヒソ)しかし、監督も相変わらず腹黒いですなぁ」
高頭「(ヒソヒソ)いやいや、お前の肌ほどではないさ。それに『腹黒い』じゃない、『策士』だ」
翼よ、大人の世界は汚いのだ。
【能力上昇】ドリブル 35 → 36 ディフェンス 31 → 32
※合宿へのモチベーションが上がりました。成長率が若干上がります。
82 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 21:17:51 ID:???
やばい、ノープランのまま卒業式にきちまいました。いや、本当は考えていたんです。
ただ、用意していたほとんどのやりとりを別れの挨拶回りに使ってしまったもので。
選択されなかったやつを使おうなんて考えが甘かった。
ということでしばしお休みをいただきます。再開は明日になるかもしれません。
83 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 21:22:50 ID:???
w
84 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 21:36:56 ID:???
乙
卒業式楽しみです
85 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 21:38:40 ID:???
乙です
努々夜道には気をつけてくださいね・・・ケケケ・・・
86 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 22:55:54 ID:a9Mbq+fY
海南の午後の練習を忘れていました!すみません!!(誰も気付いてなかった?)
***
海南の練習(午後)
翼「午後は自主練だ。何をするかな……」
何を練習しますか?
A ドリブル(現在 36)
B シュート(現在 43)※さらにシュートの種類を選択
C パス(現在 30)
D ブロック(現在 31)
E ディフェンス(現在 32)
F パスカット(現在 34)
F リバウンド(現在 32)
(先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)
87 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 22:56:25 ID:7p/0JBt+
C
88 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 22:56:53 ID:7ZVCVqn+
C
89 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 23:07:17 ID:a9Mbq+fY
>C パス(現在 30)
翼「チームワークも大切だよな。特に俺みたいな初心者は仲間とカバーし合わないと」
翼はパスの練習をすることにした。
先着1名で
パス練習→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。数値で分岐します。
なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
カードの数値が……
11〜13→パス+2
5〜10→パス+1
1〜4→効果なし
JOKER→パス+2、さらにスキル「???」を習得!
90 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2008/11/07(金) 23:08:20 ID:???
パス練習→
スペード5
91 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 23:22:47 ID:a9Mbq+fY
>パス練習→ スペード5
>5〜10→パス+1
壁に向かってパス出しをする翼。その目には、壁の中に牧や高砂、神たち海南のメンバーや
清田とまだ見ぬ同級生たちの姿が映っていた。
翼(藤真さんのマークを振り切るためのパスだ!)
牧が藤真をかわすところをイメージする。
翼(ゴール下ならきっと高砂さんは誰にも負けない!)
今度は高砂がゴール下でボールを受け取り、花形を吹き飛ばしながら豪快にシュートを決める
姿を想像する。
翼(相手の意表をつく、中から外へのパス!)
今度はゴール下の自分から、神へパスが通り、そのまま3Pシュートが入るシーンだ。
その後も、色々なパターンを想像しながら楽しく練習できた。
【能力上昇】パス 30 → 31
92 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 23:34:32 ID:a9Mbq+fY
そして、朝が来る。終わりで始まりの朝。翼は南葛中の卒業式へと向かう。学校前の桜並木は
開花予想よりも10日以上早く、つぼみひとつ有りはしない。桜の木は花を咲かせてから葉を
つける。なので今は枯れ木と変わらない見た目である。しかし、そんな木々からも翼はこれから
花を咲かせるんだという強い生命力を感じた気がした。それは、もしかしたら中学校を終え、
高校生活へと飛び込む自身の期待と不安が入り混じった感情がもたらした錯覚かもしれないが。
校門を抜けると、3年間通い続けた校舎が一望できる。新しくもなく、斬新な造りでもない、
見慣れた校舎ではあったが、卒業式となるとさすがに何かいつもとは異なって見えるものだ。
翼は思わず歩みを止める。
翼「3年間か」
自然と言葉が出てきた。そこに学がやってくる。
学「なに、感慨に浸ってるのさ。翼らしくもない」
翼「はははっ。いいだろ、卒業式くらい。たまには俺だってセンチメンタルになりもするさ」
93 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 23:35:10 ID:a9Mbq+fY
学「そういえば、今日は……」
先着1名で
今日の出来事→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。カードのマークで分岐します。
なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
ダイヤ→森崎が卒業式のために帰ってくるんだよね!
ハート→ここ、レッ……南葛中学には、一つの伝説があります。
スペード→翼が卒業生代表の挨拶を読むんだよね!
クラブ→日本に帰ってきた岬がサッカー部に顔を出すんだっけ!
ジョーカー→上記のことが全ておきます。大変だ……
94 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 23:35:42 ID:???
今日の出来事→
ダイヤ2
95 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2008/11/07(金) 23:36:04 ID:???
森崎来た!!
96 :
森崎名無しさん
:2008/11/07(金) 23:39:12 ID:???
主人公じゃない外伝に森崎出るのは珍しいね
97 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/07(金) 23:45:14 ID:???
今日はここまでです。全力で森崎を書くために充電させていただきます!
98 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 09:43:13 ID:pR80dKEA
>今日の出来事→ ダイヤ2
>ダイヤ→森崎が卒業式のために帰ってくるんだよね!
学「卒業式に出るために、森崎がブラジルから一時帰国するんだよね!」
翼「ああ、そうらしいね」
サッカーへの未練がだいぶ薄まってきたとは言え、自分が行けなかったブラジルへ渡り、
これから活躍しようとしている森崎のことを考えると羨ましさと妬ましさが入り混じった
惨めな気持ちになる。翼は知らず知らずのうちに地球の裏側にコンプレックスを抱いていた。
学「卒業式のあと、サッカー部のみんなで集まるからそこで会えるね」
翼「うん」
学「楽しみだね〜」
翼「うん」
その後、学とどんな会話をして、どこで別れたのかよく覚えていない。
99 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 09:46:46 ID:pR80dKEA
卒業式は厳かに執り行われた。国家斉唱にはじまり、校長・来賓の挨拶、卒業証書授与、
卒業生代表の挨拶、校歌斉唱と進み、いよいよ卒業生退場となる。女子たちの数人は
卒業証書授与から少しずつ泣き始め、卒業生代表の挨拶あたりではマイクの音量より
女生徒たちのすすり泣く声の方が大きくなっていた。校歌斉唱ではどこからか聞こえた
石崎の声も震えていたことに気づいた。泣いていたのだろう。
退場のときにサッカー部のメンバーたちと目が合う。
(学。南葛小時代からの仲間。サッカー部ではレギュラーになれなかったけど、後輩たちの
指導を嫌がらずやってくれた。誰もが自分の勝利だけを考えていた南葛中サッカー部の中で
君だけが周りのことを考えてくれたね。俺たちの勝利は、君がいたからあったんだ。
そのことに誇りを持ってほしい。そして、高校ではレギュラーを取ってくれよ!)
(石崎くん。俺がサッカーをここまで楽しくやってこられたのは君に出会えたからかもしれない。
最初は下手だった石崎くんが努力と根性で上達していく姿を見るのは楽しかった。俺も今、
バスケで下手くそなプレーを晒しているよ。でも、君のように少しずつでも上達してチームに
必要な存在になってみせる)
(高杉。南葛SC時代からの守備の要のひとり。頑丈な体でゴールを守ってくれたね。そして、
若林くんの命令かもしれないけど、森崎と対立する俺をフォローしてくれた。おかげで俺は
チーム内で孤独にならずにすんだよ。ありがとう)
100 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 09:48:56 ID:pR80dKEA
(中里。君はいつの間にか日本を代表するDFにまで成長していた。俺がいつか対戦してみたい
名選手のひとりだったんだぜ。でも、決着はつけられないかもしれないな……。高校では
誰にも負けない、日本一のDFになってくれよ)
(小田。頼りない選手だったけど君はいつもチームのムードメーカーだったよ。悩みながら
ゆっくりだけど成長してく姿からはサッカーが好きなんだってのがよく分かった。君を見てると、
俺もサッカーが好きな気持ちを再確認させてもらえた。高校では寿司の修行がんばってくれよ)
(岩見。最後まで何を考えているのかよく分からなかったけど、どこかに俺や森崎と同じ匂いを
感じた。きっと、いつも今よりも上の位置を狙う気持ちがそう感じさせたんだろうな。高校では
より高いレベルを目指してくれよ)
(井沢。君は俺を疎ましく思っていたんだろう?今なら分かるよ。ポジションが同じで俺の方が
実力も世間の評価も上だった。でも、俺はいつだって井沢をライバルのひとりだと認めていたよ。
そして、それ以上に大切なパートナーだった。それを忘れないでほしい。南葛高校では岬くんに
負けない、素晴らしい選手になってくれよ)
(滝。南葛中サッカー部の切り込み隊長。相手の守備を混乱させ、味方に活力を与える君のサイド
アタックは俺にも真似はできなかった。ブラジルに渡るとき、その秘密を教えてほしかったんだけどな。
高校ではプレーの幅を広げて今以上によい選手になってくれ)
101 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 09:50:10 ID:pR80dKEA
(長野。いつも体を張ったポストプレーでチャンスを作ってくれてありがとう。君がいたから
俺も安心してゴール前にセンタリングを送れたよ。全国大会ではあんまりチャンスは
なかったけどね。もう少しフォワードとしてワガママなところがあってもいい気がするけど、
それも長野のスタイルかな。接触プレーが多いから、高校では怪我に気をつけてくれよ。)
(来生。素晴らしいドリブラーだ、君は。俺がジュニアユースのあと、最も対戦したかった
選手は日向くんでも三杉くんでも他の誰でもない来生、君なんだ。決着をつけられなくて
残念だよ。高校では日本……いや、世界bPドリブラーを目指してがんばってくれよ。
そのためにはもう少し考えることが必要かな。はははっ)
最後にあの男を視線を絡ませる。
翼(森崎)
森崎(翼……)
複雑な感情の渦が翼の中に生まれる。それを表現する間もなく、どちらからということもなく
視線を切った。このあとあるという、サッカー部の集まりでそれらの気持ちを言葉にする
機会はあるのだろうか?そして、森崎。彼は今、何を思うのだろうか?
102 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 09:54:54 ID:???
翼が本当にこう考えてるなら応援できたんだがなあ
103 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 10:02:59 ID:???
私の願望がだいぶ入っています(笑)このスレではこんな奴であってほしい。
でも、周囲の評価は本スレのままで。
104 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 10:16:22 ID:???
来生に対してですら凄くマジだしwww
105 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 10:18:44 ID:pR80dKEA
そして、クラスで最後のホームルームが行われ、解散となる。明日から中学校にこなくていい、
そんな非現実的な事実を受け止められない男子と、ただ感情的に涙を流す女子の間には不思議な
空気の壁があるように感じられた。しばらくは誰も教室から出ることなく、誰かと話したり、
黒板に落書きをしたりしていた。そのうち、ひとり、またひとりと立ち上がり、教室を出て行く。
翼もサッカー部の集まりに出るために教室をあとにした。
翼がサッカー部の部室に顔を出すと、ほとんどのメンバーが集合していた。その中心には
ブラジルから帰国してきた森崎がいた。翼が入ってきたのに気付き、部員たちが顔を上げると、
ちょうど森崎と翼の間に道ができた。
翼は真っ直ぐに森崎の前に進んで行く。
翼「やあ、森崎。ブラジルはどうだい?」
翼は今の自分がどんな表情をしているのか気になった。友好的な笑みを浮かべたかったが、
顔の筋肉が麻痺していてきちんと動いているのか怪しい。
森崎「……」
先着1名で
森崎のブラジル話→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。マークで分岐します。
なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
ダイヤ→実はこの前、トラブルが重なってトップチームで出場したんだ。
ハート→ハードだけど充実した練習をしているよ。
スペード→厳しい練習でついていくだけでも精一杯さ。
クラブ→ブラジルには怪しい術がたくさんあるぜ。
JOKER→「ロベルトの指導は厳しいよ」そういうとおもむろにチャックを下げ……
106 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 10:26:43 ID:???
森崎のブラジル話→
ハート5
107 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 10:30:12 ID:???
>>104
なかなかギャグっぽく書けないので逆に思いっきり真面目に書いてみました!
ツッコミどころ満載ではありますが。
笑わせるのが上手い、他の外伝がうらやましいです。
108 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 11:20:27 ID:pR80dKEA
>森崎のブラジル話→ ハート5
>ハート→ハードだけど充実した練習をしているよ。
森崎「ハードだけど充実した練習をしているよ」
森崎は素直に答えた。チームメイトのこと、監督やコーチの指導こと、ブラジルのサッカー事情などを
細かく説明してくれた。それを翼は劣等感も忘れるほど興奮して聞いていた。
翼「やっぱりいいなぁ、ブラジルは」
森崎「……翼。サッカーができなくなったんだって?」
森崎が真剣な顔でたずねる。どうやら知っていたらしい。先ほど、事細かにブラジルの話を
してくれたのも、サッカーができなくなり、夢を断たれた翼への心遣いだったのかもしれない。
翼「ああ」
森崎「俺はまだお前に勝ったとは思っていない。ブラジルで敵としてきちんと対戦してケリをつけたかった」
翼「俺だって森崎からゴールを奪いたかったさ」
森崎「俺がドライブシュートを今度こそ止めるんだよ」
ニヤリと笑いながら見つめ合う2人。周りの部員たちは言葉を発することができない。
109 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 11:21:21 ID:pR80dKEA
森崎「どうすんだ、これから?サッカー馬鹿のお前からサッカーがなくなったらただの『馬鹿』だぞ」
翼「それは森崎もいっしょだろ。俺はこれからバスケをやるよ。神奈川の名門海南大付属高校って
ところに入ることも決まった」
森崎「これからはバスケ馬鹿か。馬鹿はどこまでいっても馬鹿ってことか」
翼「そう、地球の裏側でもね」
森崎「違いない。はははっ」
声を上げて笑い合う翼と森崎を見て、他の部員もようやく安心して笑顔になる。しばらくして、
森崎が真剣な顔で翼を見る。
森崎「じゃあ、今からバスケで勝負しようぜ」
翼「できるのか?」
森崎「シュートを防ぐくらいなら、サッカーの1対1の応用でなんとかなる……と思う」
翼「負けても言い訳するなよ」
森崎「お前がな」
サッカー部員たちは体育館へと向かった。
110 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 11:22:17 ID:pR80dKEA
体育館はすでに卒業式の片づけが済んでおり、静寂に包まれていた。体育館の用具入れから
バスケットボールを拝借する。学ランの上とワイシャツを翼がボールをつくと、体育館に音が
響き渡った。
森崎「結構、サマになってるじゃないか。さすがはバスケ馬鹿だな」
翼「馬鹿馬鹿うるせーよ、サッカー馬鹿」
森崎「準備はいいか?」
翼「森崎こそ練習はいらないのか?」
森崎「俺は森崎。常に臨戦態勢さ」
森崎の髪の毛が一房、金色に光る。
超森崎「こいよ」
翼「ああ」
そして、翼はゴール下の森崎へとドリブルで向かっていった。そして、レイアップシュートのために
ジャンプする。森崎も翼に合わせて跳ぶ。
111 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 11:22:56 ID:pR80dKEA
先着2名で
(攻撃側)
翼のダブルクラッチ→( ! card または ! card )+(シュート)43
(守備側)
超森崎のブロック(せりあい)→ ! card+(せりあい)53−(競技がちがうペナ)10+(超化)2
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。
なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。
(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧1→翼のシュートがゴールに入る!
≦0→森崎のブロックが成功!
112 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 11:24:53 ID:???
翼のダブルクラッチ→(
ハートQ
または
ダイヤQ
)+(シュート)43
113 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 11:28:42 ID:???
超森崎のブロック(せりあい)→
クラブA
+(せりあい)53−(競技がちがうペナ)10+(超化)2
114 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 11:29:50 ID:???
いいシーンを台無しにするかのようなクラブA
115 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 11:34:07 ID:???
|\_/ ̄ ̄\/|
\_| ▼ ▼ |/ 違う競技で
\ 皿 / 無理しちゃ
/ \ いかんよ
クラブA
116 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 11:47:52 ID:???
ダンクの中の人が上手く書いてくれるさ
117 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 12:02:45 ID:pR80dKEA
>翼のダブルクラッチ→( ハートQ または ダイヤQ )+(シュート)43=55
>超森崎のブロック(せりあい)→ クラブA +(せりあい)53−(競技がちがうペナ)10+(超化)2=46
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧1→翼のシュートがゴールに入る!
森崎が懸命に跳ぶ。しかし、それはやはりバスケの動きではなかった。半年とは言え、海南などトップレベルの
高校でバスケを経験してきた翼には簡単にかわせそうだった。
翼(森崎!俺は全力でお前の気持ちに応えてみせる)
周囲から見ていたサッカー部員たちにも、翼がレイアップシュートのために伸ばした手にどうあがいても
森崎が届くようには見えなかった。
森崎(高いし、速い!ちくしょう、届け!届け!!)
翼はその腕を一度下ろすと、空中で体勢を変え、森崎が伸ばした腕の下からボールをリングに向かって
放り投げる。
森崎「なにィ!?」
高杉「あれはダブルクラッチ!!」
井沢「知っているのか、高杉?」
高杉「俺は体がでかいってだけで球技大会にバスケで参加させられたからな。(サッカー部員はサッカーに
出ることを反則とされていたため)ダブルクラッチと言うのは、振り上げた腕をフェイントに、
ブロックをかわしシュートする高度な技だ」
滝「そんな高度な技を、もう翼は使えるのか」
石崎「やっぱり、翼は、すごい!」
翼が投げたボールはそのままリングに吸い込まれた。
118 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 12:03:52 ID:pR80dKEA
ゴール下で向かい合う。翼と森崎。
森崎「あーあ、負けちまった。しかし、嫌味な奴だな。フェイントなんか掛けなくても最初の
シュートで決められただろうに」
翼「へへっ(お前に今の俺の全力を見てほしかったんだ)」
森崎「これなら日本一くらいにはなれるかもな。バスケのことは分からんが」
翼「なるさ、必ず」
森崎「俺は世界一になるけどな」
翼「応援してるよ。俺の分まで、とは言わない。森崎自身のためにがんばってくれ」
森崎「ああ、俺もお前も誰かのためにがんばるってタイプじゃないもんな」
翼「そうそう」
今の翼には不思議なくらい森崎への劣等感も嫉妬も失っていた。心から「がんばってほしい」
という気持ちだけが残っていた。
森崎がすっと翼の前に手を出す。翼もその手を握り返す。
翼「ありがとう」
森崎「俺もお前がいたからここまでの選手になれた。ありがとう」
こうして小学校時代から続く2人の因縁に幕が下ろされた。
119 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 12:09:37 ID:???
全陽一が泣いた
120 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 12:12:25 ID:pR80dKEA
こうして翼のサッカー伝説は終わった。
そして、それは新たな伝説の始まりにすぎない……
のかもしれない。
TSUBASA DUNK 中学生編 〜完〜
「春休み合宿編」へ続く
121 :
2
◆vD5srW.8hU
:2008/11/08(土) 13:19:45 ID:???
なんという爽やかさ…
でも、こういうシーンを見ると
ツバ×モr…
いえ、なんでもありません。
122 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2008/11/08(土) 13:22:57 ID:???
ちょ……2ねいさん、何と恐ろしいことを…
卒業式の描写、さすがだと思いましたよ……やっぱツバダンの人は格が違うなァ…と。
爽やか旋風にこんな翼もありだよなーとか思いました…まさか、計画通り?!
123 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 14:13:58 ID:???
>>121
えーん!2ねいさんが腐ねいさんだったなんて!あれ?ちっとも嫌じゃないや。
>>122
いやぁ、自己満で長々と書かせていただきました。
こんな翼もありですか?ふふふっ、これまた嬉しい誤算が増えました(笑)
124 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 14:18:38 ID:pR80dKEA
春休みの海南大付属高校の校庭。各部が練習に励んでいる。春の陽ざしを浴び、全てが輝いて
見える、そんな春の午後である。
野球部員A「まだ走ってるぜ」
野球部員B「いつものことだろ」
野球部員C「もう見慣れたな」
翼が汗まみれになりながらグラウンドの隅を大回りに走っている。苦痛に顔を歪ませた、
さわやかな春の午後を台無しにするくらい美しくない姿である。
サッカー部員A「午前中からかれこれ3時間くらい走ってるよな」
サッカー部員B「もう、すっかり海南のグラウンドの名物だな」
海南バスケ部の春合宿が始り、すでに8日目に入っていた。合宿とはいえ、校内の宿泊所を使い、
体育館で練習は行われた。新人の3人はそれぞれに課題をあてがわれ、別々に練習していた。
翼は毎朝5時から7時までの2時間だけボールに触ることを許されていた。その時間に基礎力アップの
ためのトレーニングが実施される。そのあとは朝食を挟んで9時から11時、午後1時から3時まで
走りっぱなしである。ランニングのあと、自分が使っていないコートの清掃やボールの片づけを新2年生や
他の新人と行う。そして、夜はウェイトトレーニングが待っている。
125 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 14:21:09 ID:pR80dKEA
この1週間で翼の体はかなり改造されていた。行き過ぎなくらいの走り込みでサッカーに集中していた
夏の頃のスタミナが戻ってきたのは言うまでもないが、筋肉の内容も変わってきていた。今までは
サッカーのための体だったので、筋肉質に見えても余分な筋肉があったり、バスケに必要な筋肉が
足りなかったりした。そのバランスを整えるトレーニングを高頭は課していた。
体育館から出てきた高頭が翼の姿を確認する。
高頭「うむ。そろそろ次の段階に移ってもいいな。明日からは新しいメニューを課そう」
満足そうに頷く。かなりハードな内容ではあったが翼は文句を言わなかった。先日の高頭と
牧の会話を聞いていたことと、卒業式での森崎とのやり取りでモチベーションが上がって
いたためだ。その甲斐あってか、ようやく高頭も認めるレベルまで上がってきた。
高頭「だが、それは明日からだ。今日はとりあえず走ってもらおう」
こうして合宿8日目のメニューは終わった。合宿もちょうど折り返し地点である。
【能力上昇】海南の合宿で能力が上昇しました。
最大ガッツ 450 → 550
シュート 43 → 43(変わらず) ドリブル 36 → 37 パス 31 → 32
リバウンド 32 → 33 ブロック 31 → 32 ディフェンス 32 → 33
パスカット 34 → 35
126 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 14:57:53 ID:pR80dKEA
昼間の練習が終わり、夕食までの間に体を休める。そうしないと夕飯が食べられないからだ。初日は
休んでも食べられなかった。おにぎりにしてもらって夜遅くに食べた。それから1週間、いくらかは
マシになったと翼は思った。
先輩たちは一度モップをかけたコートでまだ練習している。いつもは先輩たちの練習をコートの隅で
体を休めながら新人3人で眺めているのだが、今日は違った。清田は少しだけ休むとコートに戻って
いった。
清田「へへっ、限界突破しちゃったかも」
フラフラと怪しい足取りではあったが、神の近くでシュート練習を始める。こうして、隅っこで
小さくなっているのは翼と横島だけとなった。
横島「うげぇ。清田の奴、裏切りやがって」
翼「あいつは中学時代は神奈川トップクラスの選手らしいからな。俺たち初心者とはさすがに違うよ」
横島「練習メニューもあいつは先輩たちとほとんど同じだし」
翼「横島だって基礎ばっかりとは言え、ボールに触れるんだからいいじゃん。俺なんか走ってばっかりだよ」
横島「だけどさ、基礎、基礎、基礎、基礎って……俺はもっと目立つプレーがしたいんだ!そう、ダンク
とか3Pシュートとか、女の子にモテるようなさ」
翼「まあ、そのためにも基礎を身につけろってことだろ」
127 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 14:59:21 ID:pR80dKEA
説明が遅れたが、横島も4月から海南のバスケ部に入る。高頭のところに宮益医師から強烈な
プッシュがあったのだ。ほとんどのバスケ部員は一般入試で入っている。あの牧とて例外では
ない。しかし、横島は学力的に無理があったので(そんなに難しくはないのだが)高頭の
スカウトという形で入学することになっていた。
高頭は横島に無理にスタミナをつけさせることはしなかった。文化部で3年間過ごしてきた
横島の体は余分な筋肉が付いておらず、翼よりも指導しやすいと考え、徹底的に基礎から
教え込み、たまに見せる(煩悩による)爆発力も合わせ短時間の登用を考えていた。
翼「まあ、何にせよユニフォームももらえないような奴はモテないだろ。だけど、1年にして
名門海南のレギュラーにでもなったら、これはモテるぜ」
横島「確かに!(じゅる)」
翼「横島、よだれを拭け」
横島「よし、俺はエネルギー補給に行ってくる……」
そう言うと、横島は立ち上がり、体育館から出て行った。
最近、夕方になると各運動部の女性部員の間で不審者の目撃情報が増えていた。着替えを
覗かれたとか、シャワーを覗かれたとか……犯人は不明であるが。
128 :
TSUBASA DUNK
:2008/11/08(土) 15:07:30 ID:pR80dKEA
次の日。午前中のランニングを始めようと、外用のランニングシューズに履き替えようとしていた
翼を高頭が止める。
高頭「おう、翼。今日から午前中はバスケの練習をしていいぞ。体育館に入れ」
翼「本当ですか!」
高頭「ああ。8日間よくランニングばかりをがんばったな。今日は思いっきりボールを使え」
高頭に促されるまま体育館に入る。合宿では守備の技術を中心に練習している。翼もそれに加わる。
牧「よし、今日の練習は……」
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海南の練習→ ! card
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(練習内容)
ダイヤ→ディフェンスだ。
ハート→ブロックだ。
スペード→パスカットだ。
クラブ→リバウンド練習だ。
JOKER→みんなで海に行くぞ!
(能力上昇)
11〜13→該当する能力が+2
5〜10→該当する能力が+1
1〜4→レベルが低い翼にはついていけず、効果なし
129 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 15:07:52 ID:???
海南の練習→
クラブA
130 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2008/11/08(土) 15:08:24 ID:???
ざわ……
131 :
森崎名無しさん
:2008/11/08(土) 15:09:42 ID:???
「練習なんかくだらねえぜ!海へいこうだぜ!」
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\ 皿 /
/ \
クラブA
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