キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【テーマソング】TSUBASA DUNK 8【作りました】

1 :TSUBASA DUNK:2009/01/25(日) 15:21:07 ID:a3V7kV4k
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「SLAM DUNK」の世界を背景に翼がバスケットボール選手
として成長していく物語です。基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)が
どれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。また必要に応じてトランプを引いてもらったり、
ダイスを転がしてもらったりします。

※ローカルルール
カードを引いたりダイスを転がしたりする際、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。
ご了承ください。なお、行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

おかげさまで8スレ目に突入しました。今後ともよろしくお願いいたします。
また、中の人はバスケ未経験者です。知識についておかしいところがあったらどんどんご指摘ください。
随時修正いたします。

〜あらすじ〜
中学サッカー界のスター、大空翼は度重なる激戦により「サッカー筋」を損傷してしまう。
2度とサッカーのできない体となった翼は、未練を残しながらも医者の勧めでバスケをすることに。
しかし、超高校級プレーヤー達との出会いから、次第にバスケの面白さ、奥深さに魅せられていく。
4月から、海南大付属高校に入学し、バスケ部でレギュラーを目指し猛練習の日々を送っていた。
県大会も近づき、いよいよレギュラーが発表される。果たして、翼はレギュラーになれるのか?

〜番外編のあらすじ〜
舘嶋は麻雀で八崎さんとのサシウマ勝負に勝利し5万円を手にした。しかし、半荘のトップは
黒沢さんにもっていかれた。

そして、凉子は妄想カマキリに負けた。

795 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 11:45:23 ID:QBjoe/DE
>>794 なんとなく格闘家の須○元気を思い出しました(笑)
***
そして日曜日の朝、県内で最も大きな体育館に、いくつものバスケ部員が集まっていた。

翼「おお、結構人がいるな。体育館がこんなに混んでるのを見るのは初めてだ」

馬場「神奈川はバスケ人口が多いからね。これでも県内のバスケ部のほんの一部だよ」

舘嶋「他にもいくつも会場があって、そっちで試合がある学校はここには来ていないからな」

横島「なんだろう、気のせいかな?周りの連中、なんだか俺たちのこと見てないか?」

それは気のせいではなかった。確かに、ロビー内は彼らを囲むように人の輪が出来ており、周囲の
者は無遠慮な視線を横島たちに投げていた。

舘嶋「そりゃあそうさ。俺たちが来ているのは海南のジャージだぜ。ここにいる連中にとって
   昔は憧れの、今では対抗意識の対象だからな。嫌でも目立つさ」

横島「なんだか、場違いな気がしてきた……」

馬場「じ、自信を持ちなよ、横島くん。ぼ、僕たちは実力で海南のレギュラーを勝ち取ったんだ」

そう横島に話しかける馬場の足もまた震えていた。

翼「先輩たちがいないね。まだ来てないのかな?」

??「お前らの先輩や、他のシード校の連中なら上の階にいるぜ」

翼たちを囲んでいた輪から出てきて、声をかける者がいた。

翼「あ……!?」

796 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 11:45:44 ID:QBjoe/DE
先着1名で
そうです、私が変なオジサンです→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが
ダイヤ・ハート→陵南の中山ぁ!
スペード→翔陽の花形さん!
クラブ→武里の昔村さん、だっけ?
JOKER→日に焼けた肌、特徴あるモヒカン、そして裸の上半身に腰ミノ。まさに変なオジサンだ!

797 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 11:54:33 ID:???
そうです、私が変なオジサンです→  ハート5

798 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 13:50:24 ID:QBjoe/DE
>そうです、私が変なオジサンです→  ハート5
>ダイヤ・ハート→陵南の中山ぁ!

声の方を振り返った翼の前には見知った顔があった。

翼「中山!」

中山「よう」

そう、翼たちに声をかけてきたのは、あの中山だった。小学生時代はチームメイトとして、中学では
県の代表を争ったライバルとして翼のサッカー人生に深くかかわった人物である。そして、現在は
神奈川bRの強豪、陵南のバスケ部員でもある。

中山「シード校の人たちは2階の方のロビーに集まってるぜ。下にいると変な奴らに絡まれることが
   あるからってさ。先輩に言われなかったか?」

翼「全然言ってなかったよ(試合のショックでそれどころじゃなかったんだろうな)」

中山「それよりも、ここにいるってことは……」

翼「ああ、海南のレギュラーに選ばれたぜ。そう言う中山も……」

中山「ああ、陵南のレギュラーさ」

親しげに会話する2人を見て、馬場が翼に尋ねる。

馬場「翼くんの知り合いなの?」

翼「ああ……(必要最低限の情報でいいよな。中山も色々事情がある奴だし)」

チームメイトの3人に中山を、小学校からのサッカー仲間で陵南のバスケ部員と紹介した。

799 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 13:51:48 ID:QBjoe/DE
中山「……ってことで、よろしくな」

全員と簡単に会話を済ませると、すぐに打ち解けた雰囲気になった。昔から中山は人の輪の中心で
目立つような人物ではなかったが、それでも人を引きつけて離さない、特別な何かを持っていた。

翼(あの変人、森崎とも普通に接してたもんな)

なんとなく針のむしろのように感じていた環境で急に友達が出来たことで、一気に世界が広がり、
居心地がよくなったように、海南の1年生たちは感じていた。しかし、県下bPの海南の部員と、
bRの陵南の部員が仲良く話をしている、そんな光景を面白く思わない者たちもいた。

??「海南と陵南が仲良くなんの相談だ?決勝リーグで八百長でもしようってか?」

翼「!?」

中山「なんですか?」

ちょっかいを出してきた集団のジャージには三浦台と書いてあるのが確認できた。

翼(三浦台……もしかしたら予選トーナメント決勝で戦うかもしれない相手!?)

??「俺は三浦台の村雨ってモンだ。牧に伝えておけ。決勝リーグに行くのは海南じゃねえ。
   俺たち三浦台だってよ」

翼「伝えておきますね……春雨さん(ニコッ)」

村雨「あぁ!?」

翼「あれ、春巻きさん、でしたっけ?(ニコニコ)」

中山「違うぞ、翼。酢豚、さんだ(ニヤッ)」

800 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 13:53:05 ID:QBjoe/DE
翼「あ〜、そういう顔してますよね、酢豚さん」

酢豚……もとい村雨の顔を見ながら翼も中山の言葉に乗る。

村雨「て、てめえら!」

我慢の限界を迎えた村雨が翼のジャージの襟元を掴みにかかる。

??「やめな!」

その時、翼と村雨の間に割って入った者がいた。金色の髪をリーゼントにまとめた体格のいい
少年だった。背中に大きく「龍球」と書かれたTシャツを着ていた。

??「何をもめてるのか知らねえが、バスケ選手だったら、バスケで勝負をつけろよ」

??「百春、それがそうもいかんぞ。そちらの酢豚さんは今日の1回戦で俺たちと戦う三浦台の
   選手だ。海南と戦うには俺たちが負けなくてはいけないんだ」

百春と呼ばれた少年「千秋……そうか、じゃあコイツらには喧嘩してもらうか」

千秋「怪我でもしてくれれば俺たちの試合が楽になるしな。わっはっは」

村雨「1回戦……そうか、お前ら九頭龍か」

千秋「そのとおり」

百春「ということで、思う存分喧嘩してくれよな」

村雨「……ちっ、しらけちまったぜ。お前ら、行くぞ」

千秋と百春コンビにガンをつけながら、三浦台の選手たちは去っていった。

801 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 14:20:37 ID:QBjoe/DE
負けじと三浦台のメンバーをにらみ返した後、翼たちの方を向き直り、百春が尋ねる。

百春「おう、大丈夫か?怪我とかしてねえか?」

翼「ええ、どうもありがとうございました」

百春「いい度胸してるぜ。でも、あんまり無茶はするなよ。不要な喧嘩で怪我しちまったら
   馬鹿みたいだからよ」

千秋「それを言うなら、関係ないのに仲裁に入ったお前もだがな」

百春「まあ、俺は頑丈だからよ」

翼「2人は九頭龍高校のバスケ部なんですよね」

百春「そうだ」

翼(なんだっけ、九頭龍高校……どこかで聞いた覚えが)

そこに他の九頭龍のバスケ部員がやってくる。

黒髪リーゼント「いやあ、混雑してるな」

天パのヒゲ「なんだか緊張してきたぜ」

茶髪メガネ「ん?なんだ、百春の知り合いか?」

翼「ああ!!あんたたちは!?」

その3人は以前、Red barnsに併設されたコートで3on3を戦った不良たちだった。

翼(そうか、九頭龍高校バスケ部って言ってたっけ)

802 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 14:21:55 ID:QBjoe/DE
翼「えっと、ヤスさんとナベさんとチャッキーさんでしたっけ?」

去年の秋にRed barnsで3on3した者です、と付け加える。

ヤス「ああ、あの時の下手くそか」

ナベ「まあ、俺らも人のことは言えないけどな」

チャッキー「だけど、今の俺たちの実力はあの時と比べものにならねえぜ」

不本意な覚えられ方ではあったが、とりあえず思い出してくれたことにほっとする。

千秋「お前ら、この少年が来ているジャージについている学校名が読めるか?」

ヤス「うみ……」

ナベ「みなみ」

チャッキー「うみみなみ、だな!」

百春「海南だ。神奈川県で最も強い高校だよ」

ヤス・ナベ・チャッキー「な、なんだってー!でも、部員ってだけで上手いとは限らんだろ」

千秋「海南のような大所帯は、開会式に出るのはレギュラーだけだ。つまり、この少年は県内
   トップクラスの実力を持っているってことだ」

ヤス「だって、つい数か月前は全くの初心者だったんだぜ」

ナベ「俺たちとほとんど変わらなかったのに」

チャッキー「こいつ、すごいの?」

803 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 14:22:50 ID:QBjoe/DE
百春「予選トーナメントの決勝まで行けば確かめられるさ」

千秋「そう言うことだ。そのためにも今日の相手、三浦台をやっつけるぞ」

そこでまたひとり九頭龍の部員が話に加わる。

??「千秋くん、早くアップに行きましょうよ!開会式のあと、すぐに僕たちの試合なんですよ」

千秋「おー、いくいく。じゃあ、海南の少年、またな」

百春「顔を洗ってまってろよ」

千秋「馬鹿モン、洗って待つのは首だ」

ヤス・ナベ・チャッキー「またな」

翼「はい、予選トーナメント決勝で」

九頭龍高校のバスケ部員の背中が見えなくなるまで翼は見送った。

馬場「翼くんって顔が広いんだね」

舘嶋「俺たちより知り合いが多いんじゃないのか?」

中山「これ以上、トラブルに巻き込まれるのも嫌だし、さっさと2階に上がろうぜ」

翼「ああ」

海南の4人に中山を加えた集団は、階段を上り、先輩たちの待つ2階のロビーへと向かった。

804 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 18:20:21 ID:QBjoe/DE
2階に上がるとすぐに広いスペースがあり、背もたれのないイスとテーブル、観葉植物などが
あった。そこには海南の先輩たちや、翔陽で世話になった人たち、他に武里の今村といった
翼の知った顔も多かったが、さすがに知らない人間も少なくなかった。とりあえず、自分の
学校の先輩たちに「チューッス」と言いながら会釈をする。

中山「ウチの先輩を紹介してやるから陵南のとこに来いよ。魚住さんや仙道さんを紹介するよ。
   それに南葛中の先輩、池上さんもいるぜ」

翼「そっか、陵南には池上先輩もいるんだよな」

中山の申し出を受けようと考えた翼だったが、もうひとつ挨拶しておきたい学校があった。

翼(あっちにも挨拶しておいた方がいいよな……)

A やっぱり翔陽には挨拶しておきたい
B 陵南の人に挨拶しておくか。初めてだし
C 武里の……なんとかさんに挨拶しておくか。決勝リーグには来られないかもしれないし
D 海南のメンバーといっしょにいよう
先に2票入った選択肢で続行します。投票はageでお願いします。sageではカウントできません。

※間もなく開会式が始まるので、交流できる学校は1つだけです。

805 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:26:27 ID:???
AかBかスゲー迷う・・・

806 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:39:38 ID:6TGU24lM
A

807 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:45:46 ID:eFbp6/rk


808 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:56:31 ID:QBjoe/DE
>A やっぱり翔陽には挨拶しておきたい

翼(やっぱり翔陽には挨拶しておきたい。いや、しなくちゃいけないよな)

高校進学の直前までお世話になった花形たち翔陽のメンバーに挨拶をするため、中山の申し出を
断り、ひとり翔陽の輪に入っていく。

翼「こんちわっす。その節はお世話になりました」

翼に気付き、花形が真っ先に言葉を返す。

花形「おう、翼じゃないか。久しぶりだな。ここにいるってことは……」

翼「はい、なんとか海南のレギュラーになれました」

その言葉に翔陽の部員たちが驚愕の声を上げる。

高野「マジかよ!お前、この間まで本当に素人同然だったじゃないかよ」

伊藤「そっか、努力したんだねえ」

長谷川「だが、努力だけで初心者が海南のレギュラーを勝ち取れるとは思えん。やはり、何か
    光る物があったんだろう(花形もそれに気付いていたからあんなにこだわったのか?)」

藤真「まあ、何にしてもよくここまで上がってきたね」

花形「覚えているな。お前も海南もこの大会で徹底的に叩くと言ったことを」

翼「はい。……望むところです。だけど、俺も決して負けませんよ」

花形「ああ、それも聞いたさ」

809 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:57:54 ID:QBjoe/DE
花形がいつになく好戦的な視線を送る。翼も負けじと睨み返す。

花形「ふっ。覚悟は出来ているって顔だな。安心したぜ。これで俺たちに気を使って本気を
   出せないなんて、つまらないことにはならなそうだな」

急に柔らかくなる花形の顔に、翼は拍子抜けする。

翼「え?」

花形「前にも言ったが、お前がどこの高校に行こうが、俺たちには関係ないさ。ただ、お前が
   海南のレギュラーだというなら、お互いに全力でいいゲームがしたい。そして、勝ちたい。
   それだけさ」

翼「花形さん……」

藤真(よく言うよ。本当は誰よりも翼の翔陽入りを望んでいたくせに)

花形「決勝リーグでお前に会うのを、翔陽レギュラー全員で楽しみにしてるぜ」

そう言うと、昨日の御子柴と同じように右手を差し出す。翼もその手を握り返す。

翼「俺も皆さんと試合できるのを楽しみにしています。ところで、レギュラー全員って言うけど
  永野さんは?」

姿の見えない永野のことが気になった翼は思い切ってきいてみる。

花形「ああ。永野は自主練している。スタメンを落とされた今、開会式に出ている暇などないと」

翼「えっ!?永野さんがスタメン落ち……」

810 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:58:47 ID:QBjoe/DE
花形「そういうことだ。あそこで武里の奴と話しているのが新しいフォワードのスタメンの
   塔矢だ。2年だが、実力は確かだぜ」

翼「塔矢さんですか」

そんな翼を海南の1年生部員たちは驚きながら見ていた。

馬場「(ヒソヒソ)今度は翔陽の選手たちと話してるよ!」

舘嶋「(ヒソヒソ)あれって、藤真さんと花形さんだろ!?なんで、翼と話してんの!?」

横島「(ヒソヒソ)なんで、あんなに顔が広いんだよ!?バスケやってたお前らよりすごいぞ」

馬場「(ヒソヒソ)分からないよ。分からないけど……」

舘嶋「(ヒソヒソ)翼がスタメンを奪ったのはマグレじゃないってことだろう」

馬場「(ヒソヒソ)たぶん、バスケを始めてから色々なことをやってきたんだろうね」

一同(俺たちなんて雰囲気に呑まれて肩身の狭い思いをしているのに……)

そして、間もなく開会式が始まるというアナウンスが流れる。

牧「よし、行くか」

海南一同「おう!」

811 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:00:02 ID:QBjoe/DE
退屈な開会式が終わると、陵南の部員たちは急いで会場を後にした。事前に中山に聞いていた
話によると、同じグループの瑞穂の試合が別の会場で行われるのを見に行くらしい。

翼(瑞穂か……もう一度戦いたいけど、陵南とも戦いたいんだよなぁ)

しばらく頭を抱えていたが、いくら悩んでもどうしようもないと気付く。

翼(そうだ。当たったチームと全力で戦うことが今の俺に出来るたったひとつのことだ)

開き直って、観戦席からコートを見つめる。コートでは先ほどトラブルを起こしそうになった
三浦台と九頭龍が試合前のアップを行っていた。これが大会のオープニングゲームになるらしい。

村雨(海南が見てやがる……今日は『秘密兵器』は使わないようにしておきたいな)

翼はコート上の異常に気付く。

翼「三浦台は選手の数が足りないですね。10人しかいない……でも、補欠もいるし部員が
  足りないって訳でもなさそうですね」

小菅「俺の聞いた話だと、なにやら『秘密兵器』って呼ばれてる選手がいるらしい。それを
   隠してるんじゃないか?」

武藤「あっちの九頭龍の方は本当に部員が足りないみたいだけどな。8人か……」

田辺「でも、あの選手は背が高いですね。2m近くありそう」

馬場「あれは僕と同じ学年の茂吉くんです。ウチの学年ではトップレベルの選手でした」

812 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:01:25 ID:QBjoe/DE
神「あのアフロは俺と同じ学年で、PGとしてはやはりトップレベルだと思います。金髪の奴が
  双子の弟だったと思うんですが、試合にはほとんど出てなかったですね」

武藤「じゃあ、それなりにいい選手はいるってことか」

牧「だが、このコートで一番いい動きをしているのは九頭龍のあのコーンロウの奴だな」

蛭川「あれは夏目くん、1年生ですね」

いつの間にか合流していたマネージャー蛭川が牧に応える。

翼「あれ、蛭川!?(存在をしばらく忘れていたよ)あいつのこと、知ってるの?」

蛭川「へへ、みんなが部内戦に夢中の間に、僕なりに各学校のデータを集めていたんだよ」

牧「その夏目って奴が九頭龍のエースだな」

蛭川「はい。中でも外でも活躍できるユーティリティー・プレーヤーです。鋭いドライブと
   幅広いシュートレンジは守る方に大きな負担となりますね」

牧「翼、舘嶋。お前たちのライバルになるかもな。よく見ておけよ」

翼・舘嶋「はい」

813 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:02:20 ID:QBjoe/DE
舘嶋「蛭川、あの小さい奴も選手なのか?誰かの弟とかじゃなくて……」

蛭川「うん。彼は車谷くん。背は低いけど、それを武器にしたドリブルと、驚異的な確率を
   誇る3Pシュートの持ち主だよ。ナメてかかったら痛い目見るかもね」

舘嶋「へえ。150cmくらいしかないんじゃないか」

なんとなく九頭龍を応援するような雰囲気で海南がまとまったところで試合が始まる。九頭龍の
ジャンパーは先ほど百春と呼ばれていた金髪のリーゼントだった。

蛭川「彼は花園百春。キャプテンですね。ジャンプ力がすごいです」

蛭川のデータどおり、まるで重力を無視するようにジャンプすると、三浦台のセンターを全く
寄せ付けずボールを弾く。そして、そのボールはアフロの千秋がキープする。

蛭川「PGの花園千秋。神さんの話にあったとおり、百春とは双子の兄弟です」

千秋がドリブルで数歩進んだところで三浦台のディフェンスがつく。

千秋「夏目!」

前方を走っていたSFの夏目の方を向きながら、しかし、ボールを持つ手は体の後ろをとおり
真横にいた車谷へのパスが出される。

蛭川「千秋さんはああ言ったトリッキーなパスが持ち味ですね」

パスを受けた車谷が落ち着いて3Pシュートを決める。

814 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:04:08 ID:???
>>813
宮益が舘嶋にカンカンなようです

815 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:22:32 ID:QBjoe/DE
>>813
宮益は試合が始まる前にとトイレに行っていたようです。だからこそ、言えた発言でしょうね。
体育会系の上下関係は厳しいから……

***
これで勢いに乗った九頭龍は効果的に得点を重ねる。前半9分で24−8とトリプルスコアを
つけていた。ここで堪らず三浦台のベンチが動く。1分後、頭をタオルで隠した背の高い選手が
2人、どこからかベンチにやってくる。そして、前半10分、CとSGの交代が告げられる。

??「ケッ、28−8だってヨ」

??「まあ、そう言うな。彼らもクズなりに頑張ったんだ」

??「チームメイトを『クズ』呼ばわりとは、ヒデェ奴だぜ。ケケケ」

??「どうせ彼らには分からんよ、我々の『英語』はな」

頭のタオルを取った2人の姿に会場がざわめく。

武藤「外人!?」

そう、2人は白人だった。スキンヘッドで長身の男と、やや癖のある髪をした男。

村雨「頼むぞ、スペック、ドリアン!」

スペック「アイアイサー。任せろよ、キャプテン村雨」

ドリアン「まあ、これくらいの相手なら楽勝だろう」

今度は日本語で答える。

816 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:26:06 ID:QBjoe/DE
試合が再開すると、すぐにドリアンにパスが出される。

千秋「フォローするぞ、空坊!」

車谷「よろしくお願いします、千秋くん!」

得体の知れない外国人選手に、まずはダブルチームをかけて様子を見ようとする九頭龍メンバー。

ドリアン(君たちは私に敗北を教えてくれるかい?いや、望むまい……)

先着2名で
(攻撃側)
ドリアンのドリブル→ ! card+(ドリブル)52−(囲まれたペナ)4
(守備側)
車谷のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)45
千秋のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)48
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側が守備側を抜く!
1、0、−1→左から(村雨がフォロー)(せりあい)(夏目がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。
接触プレーで両方のマークがスペードだった場合、攻撃側の反則になります。

***
ちなみにスペックとドリアンはもしも高校生だったらくらいのイメージで書いているので基本的に
ツッコミはなしでお願いします。しゃべり方とかもかなり適当なので。

817 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:27:05 ID:???
ドリアンのドリブル→  ハート9 +(ドリブル)52−(囲まれたペナ)4

818 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:28:12 ID:???
死刑囚?すげえマイルド
車谷のディフェンス→  クラブ10 +(ディフェンス)45

819 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:28:25 ID:???
車谷のディフェンス→  ダイヤ8 +(ディフェンス)45

820 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:28:39 ID:???
千秋のディフェンス→  ハート4 +(ディフェンス)48


821 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:28:40 ID:???
千秋のディフェンス→  スペードJ +(ディフェンス)48

822 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:46:13 ID:QBjoe/DE
>>818
昨日の今日で追加するのに適したキャラが思いつくはずもなく、知ってるアメリカ人キャラを
適当に入れてみました。うん?アメリカ人……だよな。さすがにこれ以上強くするとバランスが
おかしくなるので、かな〜りマイルドです。
***
>ドリアンのドリブル→  ハート9 +(ドリブル)52−(囲まれたペナ)4=57
>車谷のディフェンス→  クラブ10 +(ディフェンス)45=55
>千秋のディフェンス→  ハート4 +(ディフェンス)48=52
>(攻撃側の数値)57−MAX(守備側の数値)55が≧2→攻撃側が守備側を抜く!

ドリアン(ここに本当のバスケットボールはない……こんな球遊びに本気を出すまでもないサ)

車谷と千秋の間を歩きながらドリブルで抜けようとするドリアン。

車谷「千秋くん、僕たちナメられてません!?(ムカッ)」

千秋「ああ、こいつはナメてるぞ(ムカッ)」

ドリアン「きなさい、黄色いおサルさん」

ボールを突いていない方の手の人差し指を曲げ伸ばしして、「カモーン」とジェスチャーする。

車谷・千秋「ウキャ−!」

頭に血が上ったまま突っ込んだ2人をドリアンは冷静にかわすと、そのままゴール下にボールを
投げ入れる。かなり適当に。

スペック「オイオイ、だいぶ根性の悪いパスじゃねえか」

しかし、スペックは簡単にセンターの茂吉をかわし、高い位置でボールを受け取るとそのまま
ゴールにねじ込もうとする。

823 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:48:28 ID:QBjoe/DE
千秋「百春!アリウープなんてナメた真似させるな!」

百春「当たり前だ!」

PFの百春がブロックに向かう。

スペック「ムダなあがきだゼ」

先着2名で
(攻撃側)
スペックのシュート→ ! card+(シュート)54
(守備側)
百春のブロック→ ! card+(ブロック)50
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越える(今回は無条件でゴールします)
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。
接触プレーで両方のマークがスペードだった場合、攻撃側の反則になります。
スペック、ドリアンが反則を行った時、受けた相手は高確率で怪我をします。

***
ここまで。今日は判定もあまりなく、書きたいことをダラダラと書かせてもらいました。
三浦台が本当に選ばれると思ってはいなかったので色々と焦った……。

824 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:49:08 ID:???
スペックのシュート→  ハートA +(シュート)54

825 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:49:26 ID:???
百春のブロック→  クラブ10 +(ブロック)50


826 :森崎名無しさん:2009/02/19(木) 21:02:13 ID:???
m9

827 :TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 21:03:38 ID:???
おーい、スペックぅ!!
カードの神様はいつも意地悪だ!書き手に都合のいい展開には決してさせてくれない。
三浦台、本当に勝てるのかな……

828 :森崎名無しさん:2009/02/20(金) 00:44:30 ID:???
大口叩きはの法則が…!

829 :森崎名無しさん:2009/02/20(金) 01:04:15 ID:???
あと補強はの法則も…!

830 :森崎名無しさん:2009/02/20(金) 07:50:35 ID:???
勝てないなら勝てないでいいと思う

831 :TSUBASA DUNK:2009/02/21(土) 10:41:50 ID:njW+kKJY
>スペックのシュート→  ハートA +(シュート)54=55
>百春のブロック→  クラブ10 +(ブロック)50=60
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−2→守備側がブロックに成功

百春「おらァ!」

スペック「なにィ!?」

ドリアン(オイオイ、スペック……朝飯が足りなかったのかい?)

空中でパスを受け、そのままダンクに向かうスペックの手から、百春は強引にボールを奪い取る。

茂吉(さすが百春先輩。跳躍力とパワーでは敵わないな。でも、僕は僕に出来ることをするんだ)

百春が弾いたボールはセンターの茂吉が拾い、三浦台の宮本(PF)をかわして前線にパスを送る。
そこに走り込んでいたのは牧が九頭龍のエースと評価した夏目である。しかし、三浦台のキャプテン、
村雨も追いついていた。

村雨「これ以上、お前にやらせるかァ!」

「これ以上」と村雨が言うとおり、ここまでの九頭龍の得点のほとんどをこの夏目が稼いでいた。
その夏目のマークは村雨であり、そのことが村雨のプライドをひどく傷つけていた。

夏目「何べんやれば分かるんじゃ。アンタじゃワシを止められん」

村雨「(この……1年ボウズの分際で!)今度こそ止める!」

832 :TSUBASA DUNK:2009/02/21(土) 10:42:26 ID:njW+kKJY
先着2名で
(攻撃側)
夏目のドリブル→ ! card+(ドリブル)50
(守備側)
村雨のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)47
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側が守備側を抜く!
1、0、−1→左から(車谷がフォロー)(せりあい)(ドリアンがフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。
接触プレーで両方のマークがスペードだった場合、攻撃側の反則になります。

833 :森崎名無しさん:2009/02/21(土) 10:44:10 ID:???
夏目のドリブル→  ハート7 +(ドリブル)50

834 :森崎名無しさん:2009/02/21(土) 10:47:25 ID:???
村雨のディフェンス→  ハート6 +(ディフェンス)47

835 :TSUBASA DUNK:2009/02/21(土) 11:59:46 ID:njW+kKJY
>夏目のドリブル→  ハート7 +(ドリブル)50=57
>村雨のディフェンス→  ハート6 +(ディフェンス)47=53
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧2→攻撃側が守備側を抜く!

ヒュッ!

村雨「ぐっ!(なんて速さだ……まるで突風だ!)」

夏目は最小限の動きと持ち前のスピードで村雨をかわす。そのままゴール下までドリブルで進み、
レイアップシュートを決める。

夏目(へっ。高校の試合、去年の神奈川ベスト8って言ってもレベルはこんなモンか)

順調に得点を重ねる九頭龍高校バスケ部だったが、まだ目に見えないところで少しずつ歯車が
狂ってきていることに気付いている者は少なかった。そして、三浦台では2人の外国人選手が
怪しく目を輝かせていた。

ドリアン「あいつがエースだな……」

スペック「ああ、間違いないゼ」

村雨「お前ら、いったい何を……」

スペック「いやぁ、ちょっとマークをキツクしなくちゃなって言ってただけサ。ケケケッ」

村雨「まさか、変なことを考えているんじゃないだろうな!ぐっ!?」

村雨の首をドリアンが掴む。人差し指だけ曲げられ、ノドボトケのすぐ下に軽く触れられている。

ドリアン「大きな声を出すな。ビックリするじゃないか。何も企んでいないから安心しな」

836 :TSUBASA DUNK:2009/02/21(土) 12:00:45 ID:njW+kKJY
九頭龍に起こりつつあるトラブルに、千秋は気付いていた。そしてセンターの茂吉に声をかける。

千秋「モキチ。体力は大丈夫か?」

茂吉「ええ、まだなんとか」

1つ目のトラブル要因。それは茂吉のスタミナ不足である。2m近い身長と高い技術で活躍する
彼だが、極端にスタミナが少ない。当初の予定では、前半10分までに交代するはずだったが
三浦台の選手交代を受け、引っ込める機会を失う。

千秋「相手の外人は百春がマッチアップしてくれるが、その分、ゴール下の守りが手薄になる。
   今、お前を代える訳にはいかんのだ。さすがにヤスでは不安だからな」

茂吉「ええ、分かってます。このいい流れを崩したくないし。もう少し、頑張れます」

千秋「うむ、頼んだぞ」

この交代の遅れが後々大きく響いてくるのだが、それを分かっていながらもなお、千秋は交代を
選択できなかった。

千秋(たぶん、大丈夫だろう……)

安易な希望的観測に判断を委ねてしまった。いや、初めて公式戦を経験する若いチームが勢いを
殺さないためには、それに委ねるしかなかったのだ。

再び、三浦台ボールで試合が始まる。ボールを持つドリアンに今度は車谷がひとりでつく。

ドリアン「OH!ベイビーちゃん、どこから紛れ込んだんデスカ?早く幼稚園に帰りナサーイ」

車谷「高校生です!」

837 :TSUBASA DUNK:2009/02/21(土) 12:01:13 ID:njW+kKJY
先着2名で
(攻撃側)
ドリアンのドリブル→ ! card+(ドリブル)52
(守備側)
車谷のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)45
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側が守備側を抜く!
1、0、−1→左から(村雨がフォロー)(せりあい)(夏目がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
奇数の時は攻撃側の反則になります。

***
反則が多く、テンポが悪くなりがちなので反則の判定を変更しました。
しばらくこれで様子を見ます。

ひとまずここまでです。

838 :森崎名無しさん:2009/02/21(土) 12:16:54 ID:???
>>837の【補足・補正】の訂正です。

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
「偶数」の時は攻撃側の反則になります。

839 :森崎名無しさん:2009/02/21(土) 12:23:27 ID:???
ドリアンのドリブル→  スペード2 +(ドリブル)52

840 :森崎名無しさん:2009/02/21(土) 12:29:59 ID:???
車谷のディフェンス→  ハートQ +(ディフェンス)45

841 :森崎名無しさん:2009/02/21(土) 12:30:24 ID:???
これが…カードの魔物…

842 :森崎名無しさん:2009/02/21(土) 12:47:14 ID:???
ファウルトラブルも試合を面白くすると思うので、ブロックの時は反則率高め
でもいいかなあと思ったり。3点プレイとかも見たいし。

843 :TSUBASA DUNK:2009/02/21(土) 13:18:03 ID:???
>>841
想像以上だ!もう、いっそのこと九頭龍の勝ちでも……
魔物に魅入られたのは牧ではなく、私だったようです。

>>842
シュート対ブロックは攻撃側がダイヤ・守備側がクラブで守備側の反則にしようかと。
その代わり、クラブ・クラブなら攻撃側の反則にして。
こうするとスキル発動時にファールがもらえる可能性も出てくるので。

844 :TSUBASA DUNK:2009/02/21(土) 23:57:06 ID:???
明日の朝が早いので申し訳ありませんが今夜の更新はなしとさせていただきます。

ところでこの試合ですが……三浦台の引きの弱さで中の人がピンチになっています。
(演出とは言え、序盤で九頭龍を大量リードさせたのが悪いのですが)
最悪、このまま九頭龍が勝っても平気でしょうか?
それとも後半はダイジェストで強引にでも三浦台の勝ちにした方がいいですか?

とりあえずアンケートを設けます。
A 投票で決まったし三浦台でいこうぜ!
B カードの魔物に全てを委ねるぜ!(九頭龍が勝ってもよい)
C むしろ、九頭龍に勝ってほしい。
D その他(何かいい方法などがあれば)
特に何票と決めませんので、もしご意見があればsageでもいいので投票をお願いします。
1票も入っていなければこれからのカードの引きに任せてしまいます。

845 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 00:03:07 ID:???
C

846 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 00:03:14 ID:YNMLgWPA
B

847 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 00:05:55 ID:DMOxmmLo
B

848 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 00:06:28 ID:5lAG+HrA
B

849 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 00:25:56 ID:GEwXkvkw


850 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 00:32:13 ID:HikrxsXI
B

851 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 01:32:05 ID:???
そうなると瑞穂と陵南もカードにした方がフェアか?
個人的にどっちが見たいかといえば圧倒的に陵南ではあるが
実力的には負けを確定させるのは少し理不尽な感じだし。

852 :森崎名無しさん:2009/02/22(日) 13:30:31 ID:???
そうだな。それがいい

853 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 16:25:34 ID:n1mHJL06
みなさま、ご意見ありがとうございました。
では、カードの引きに任せてしまいたいと思います。

>>851-852
そうですね。カードの引き次第では瑞穂もありということで。
それでも少し陵南に有利な展開にするかもしれませんが。

この試合はもう少しだけ続きます。どうぞ、お付き合いくださいませ。

854 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 16:26:11 ID:n1mHJL06
>ドリアンのドリブル→  スペード2 +(ドリブル)52=54
>車谷のディフェンス→  ハートQ +(ディフェンス)45=57
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−2→守備側がボールを奪う!

車谷(ちょっとくらい体が大きいからって馬鹿にして!絶対にボールを奪ってやる)

頭に血が上りかけた車谷に千秋が声をかける。

千秋「落ち着け!そこで冷静さを失っていたらさっきの二の舞だぞ」

車谷「(はっ、そうだ。危ない、危ない)小さいことを馬鹿にされるのは慣れてますから(ニカッ)」

満面の笑みを浮かべると、体勢を低くし、ボールを奪いにいく。

ドリアン「低い……そして速いッ!?」

車谷(そうさ!僕みたいなチビは速さが命。人より速くて当たり前……一流になるためには
   その先に行かなくちゃいけないんだ!)

油断したドリアンがドリブルしていたボールが、床についた瞬間に車谷は跳び出し、ボールを
奪い去った。そのまま、ひとり三浦台のコートを縦断するとレイアップシュートを決める。

くるっ

そして、振り返るとドリアンに対しアカンベーをしたのだった。

車谷(どうだ、見たか!)

ドリアン「このチビが……(ピキッ)」

助っ人2人が交代で入って立て続けに失点、しかもその2人のミスで。そのことは三浦台の
選手たちを動揺させるのに十分だった。

855 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 16:27:12 ID:n1mHJL06
そして、4分後。さらに点差は広がり(九頭龍)41−12(三浦台)となっていた。だが、
そこでタイムアウトを取ったのは流れを掴み、リードしている九頭龍高校だった。

観客席の海南勢は……

翼「リードしている九頭龍がタイムアウトを取りましたね」

高砂「ああ。九頭龍のセンターはとっくに体力が尽きている。さすがに交代したいんだろう」

牧「……俺が九頭龍の監督ならあと5分早く引っ込めたな」

武藤「リードしていたし、流れもあった。それにちょうど外人たちが出てきたし。そんな時に
   交代できるか?」

牧「たぶん、それがあって交代が遅れたんだろう。結果、あのセンターは完全にダウンした。
  あの様子では後半どころか、試合終盤まで回復すまい」

牧の言うとおり、九頭龍のセンターの茂吉は体力が切れ、フラフラとベンチに戻るなり床に
寝転がってしまっていた。

牧「それに、あいつにはスタミナがないことが相手にもバレちまった。引っ込めただけなら
  三浦台も不気味に感じただろう。いつまた出てくるか分からんからな。だが、今の姿を
  見ればしばらく出てこられないことは丸分かりだ。精神的に一気に楽になっただろう」

神「じゃあ、ここからゲームの鍵を握るのは……」

牧「ああ、九頭龍の控えのメンバーだろうな」

武藤「まあ、さすがに三浦台が29点差をひっくり返せるとは思わねえけどな」

856 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 16:28:27 ID:n1mHJL06
そして、九頭龍の選手交代が行われる。センターの茂吉が下がり、ヤスが出てくる。

千秋「ポジションの変更は分かっているな。俺がPFに入るから、センターに百春、SFがヤス、
   SGがトビ(夏目)で、PGが空坊(車谷)だ」

車谷「頑張ります!」

ヤス(こ、これが公式戦の緊張かよ……練習試合と全然違うじゃねえかよ)

ナベ・チャッキー「ヤスー!頑張れよ!!」

ヤス「お、おう!」

夏目(キャプテンはあのノッポの外人の相手か……あんさん(千秋)がいるゆうても不慣れな
   ポジションだし、あまりアテには出来ん。ワシが中に入るしかないのう。しかし、ウチの
   ノッポはだらしない。もうへばったか。いい流れが台無しじゃ)

実はその流れの良さこそが、茂吉の体力を奪った最大の原因だった。夏目と車谷の機動力を
活かした速いバスケでハイペースに得点を稼いだ。そのためコートを往復する機会も増えて
しまった。そういう意味では茂吉は夏目や車谷とはバスケ的に相性が良くない。

千秋(さて、この試合……どうなることやら)

1つ目の不安、茂吉のスタミナ不足が発生したことで、連鎖的に2つ目、3つ目の不安要素が
顔を覗かせつつあった。しかし、そればかりは対応のしようがないと千秋は気付いていながらも
目をつぶるしかなかった。

857 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 16:29:15 ID:n1mHJL06
ポジションがPGに変わった車谷がボールを運ぶ。

車谷(なんだか、緊張するなァ……いつもと感覚が違うや)

やるべきことが変わったことで、なんとなく窮屈な思いをさせられながらもドリブルで相手
PGの荒木をかわす。

車谷(トビくんのマークはあの外人さんだし、千秋くん……は遠い。ならヤスさんだ!)

村雨「そんな下手くそなパスは通させねえ!」

千秋(そこは自分で切り込んでいい場面だ。別にパスをすることだけがPGの仕事じゃないぞ)

車谷にとって、千秋という良いPGが身近にいたことがプレースタイルを制限させていた。千秋の
パスを多用するプレースタイルを見慣れていたため、車谷も安易にそれを模倣してしまう。彼の
長所であるドリブル突破力を殺してまで。

先着2名で
(攻撃側)
車谷のパス→ ! card+(パス)45
(守備側)
村雨のパスカット→ ! card+(パスカット)48
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側のパスが通る!
1、0、−1→左から(夏目がフォロー)(せりあい)(ドリアンがフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

858 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 16:30:39 ID:???
車谷のパス→  ダイヤ3 +(パス)45

859 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 16:31:05 ID:???
shit!

860 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 16:37:55 ID:???
村雨のパスカット→  ハート9 +(パスカット)48

861 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 18:55:53 ID:n1mHJL06
>車谷のパス→  ダイヤ3 +(パス)45=48
>村雨のパスカット→  ハート9 +(パスカット)48=57
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−2→守備側がボールを奪う!

村雨(助っ人2人が頼りにならねえ今、キャプテンの俺がやるしかないんだ!)

村雨は車谷のパスに合わせて跳び出す。

車谷「な!?(反応が早い!?まるでパスがくることを読まれていたみたいに……)」

実際、村雨は車谷がパスを出すことを予想していた。

村雨(そりゃあ、パスを出すことくらい分かるさ。そんだけキョロキョロしていたらな)

パシィッ!

そしてパスを両手でキャッチすると、ドリアンではなく、PGの荒木へとパスを出す。

夏目「ちぃっ、こっち(ドリアン)と違うんか!?」

村雨「へっ、マークがついている奴とついていない奴なら誰だってついていない方を選ぶさ」

そして荒木が九頭龍ゴールに向かってドリブルする。夏目も急いで追いかけるがギリギリ届かず
レイアップシュートを決めさせてしまう。

荒木「よっしゃあ!」

村雨「ここからだ!ここから逆転するぞ!!」

相手が大きくポジションを変えてきたところへのカウンターパンチ。九頭龍に精神的な打撃を
与えるのには十分だった。まだ、流れは変わらないが、三浦台に大きく傾きつつあった。

862 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 18:57:26 ID:n1mHJL06
前半の残り5分間は両チーム我慢の時間となった。三浦台は当初からのレギュラー3人が調子を
取り戻し、去年の神奈川ベスト8の名に恥じないプレーをするも、チームに馴染まない2人の
外国人プレーヤーがその歯車を狂わせていた。

一方の九頭龍は車谷をはじめ、慣れないポジションに戸惑う者が少なくなく、いまいちリズムに
乗れないでいた。

どちらのチームも苦しかったが、ゲームの起点となるPGが上手く機能していた分、三浦台がやや
有利に試合を運び、前半終了時には(九頭龍)48−24(三浦台)と差はわずかに縮まって
いたのだった。

高砂「ここで前半終了か」

小菅「点差は大きく離れているけど、実力にはそれほどの開きはない。いや、もしかしたら
   三浦台の方が上かも知れない。それに蛭川の話では、九頭龍は初めての公式戦らしい。
   後半の戦い方次第では三浦台の逆転もあるかもな」

小菅の言葉をきっかけにバスケ馬鹿の部員たちによる戦術談義が始まる。

翼(俺も加わるかな……)

A 俺もこの大会が初めての公式戦だし、なにかいい話が聞けるかも。バスケの話に加わる。
B 体育館の中を歩き回る。
C その他(ご自由にお書きください。誰かに同意する時ははっきり分かるようにお願いします)
先に2票入った選択肢で続行します。投票はageでお願いします。sageではカウントできません。

863 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 18:58:06 ID:k524A9sY
A

864 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 19:18:36 ID:vQ+K6ic6


865 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 20:10:50 ID:n1mHJL06
>A 俺もこの大会が初めての公式戦だし、なにかいい話が聞けるかも。バスケの話に加わる。

ハーフタイムの間もずっと座っているのも疲れるので一度席を立とうかと考えた翼だったが
思いとどまる。

翼(俺もこの大会が初めての公式戦だし、なにかいい話が聞けるかも)

海南のメンバーたちのバスケ談義に耳を傾ける。

神「牧さんはこの試合、これからどうなると思いますか?」

牧「そうだな。ここからは三浦台が反撃、九頭龍は逃げ切れるかって展開になるだろうな」

武藤「九頭龍が突き放すって展開はないか?」

牧「おそらくな。序盤は三浦台が相手をナメていた。三浦台は元々チーム力のチームだ。派手な
  選手はいないが、チームプレーでボールを繋ぎ、得点に結びつける。しかし、この試合は
  負けるはずもないと、個人プレーに走っていた。まあ、実戦で試すこともあったんだろう」

宮益「なるほど……『実戦で実践』(キラーン!)」

牧「(宮益は無視だ)だが、誤算があった。九頭龍の選手たちの能力の高さだ。粗さは目立つが
  それぞれに光るものを持っている。そいつらの得意な土俵で戦っちまったんだな」

小菅「それが開始10分での20点差につながったのか」

牧「ちょっとした流れの変化で得点が大きく動くのがバスケだからな」

高砂「確かに前半の終りの方は三浦台の連携プレーに九頭龍が翻弄されていた感じだな」

牧「ああ、三浦台は神奈川ベスト8だ。上手く機能すれば若い九頭龍というチームでは太刀打ち
  できないさ」

866 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 20:12:40 ID:n1mHJL06
田辺「じゃあ、三浦台がこのまま24点差をひっくり返すと?」

牧「さあな。俺にもそこまでは分からん。特にあの外人2人がこのまま足を引っ張り続けるのか、
  それとも意地を見せるのか……」

神「あとは九頭龍も本当にこのままで終わるのかってとこですね」

牧「ああ。前半の得点パターンのほとんどがアフロ(千秋)のパスから受け手がシュート、または
  そこから切り込んでシュートというものだった。ポジションが変わった今、それ以外に攻め手が
  ないようでは厳しいな」

翼(それ以外に攻め手がないようでは、か。やっぱり得点パターンを増やすことが大切だよな)

※コンビプレーの練習が出来るようになりました。自由行動時に選択できます。

そして、後半が始まる。九頭龍はヤスに代えてチャッキーが入る。

千秋(これでいくらかでも守備が堅くなればいいのだが……)

一方の三浦台は前半と同じでドリアンとスペックを出してくる。

村雨(ちっ、こんな使えねえ外人より高津たちの方がスムーズに攻撃できるのによ)

そして、ジャンプボールに百春とスペックが向かう。

百春(後半も先制して流れを持ってくるんだ!)

スペック「……」

867 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 20:15:07 ID:n1mHJL06
先着2名で
(攻撃側)
百春のジャンプボール→ ! card+51
(守備側)
スペックのジャンプボール→ ! card+53
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧1→百春が勝ち、九頭龍のボールに!
=0→こぼれ球になりせりあいに!
≦−1→スペックが勝ち、三浦台のボールに!

868 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 20:16:11 ID:???
百春のジャンプボール→  ハート6 +51

869 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 20:19:00 ID:???
スペックのジャンプボール→  ダイヤ8 +53

870 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 20:32:12 ID:n1mHJL06
>百春のジャンプボール→  ハート6 +51=57
>スペックのジャンプボール→  ダイヤ8 +53=61
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−1→スペックが勝ち、三浦台のボールに!

高く投げ上げられたボールにほぼ同時に跳び上がる2人。しかし、ボールに先に触れたのは
スペックだった。

百春「なにィ!?(俺がジャンプのスピードで負けただとォ!!)」

スペック(これ以上、無様な姿をさらすのはゴメンだぜ。なあ、ドリアン?)

千秋(もうひとりの外人にくる!)

千秋だけでなく、コート上の誰もがスペックはドリアンの方にボールを弾くと予想していた。
そして、それに合わせて行動を開始していた。だが、スペックがボールを弾いたのはPGの
荒木のところだった。

千秋・車谷・夏目「なにィ!?」

三浦台の選手たち「なにィ!?」

スペック(フン、マークが少ない奴にボールを渡すのは基本だゼ。それがPGなら尚更な)

ドリアン(スペックめ、後半はバスケをやるつもりか……まあ、それもいいだろう。付き合って
     やるさ)

そして荒木がドリブルで九頭龍ゴールに向かって進んでいく。その前に立ちはだかったのは
チャッキーだった。

チャッキー「と、止める!」

871 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 20:33:54 ID:n1mHJL06
先着2名で
(攻撃側)
荒木のドリブル→ ! card+(ドリブル)48
(守備側)
チャッキーのディフェンス→ ! card+(ディフェンス)45
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側が守備側を抜く!
1、0、−1→左から(村雨がフォロー)(せりあい)(千秋がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
接触プレーで両方のマークがクラブで合計が奇数の時、守備側の反則になります。
偶数の時は、攻撃側の反則になります。

872 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 20:34:49 ID:???
荒木のドリブル→  スペードQ +(ドリブル)48

873 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 20:36:05 ID:???
チャッキーのディフェンス→  クラブA +(ディフェンス)45

874 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 21:22:30 ID:n1mHJL06
>荒木のドリブル→  スペードQ +(ドリブル)48=60
>チャッキーのディフェンス→  クラブA +(ディフェンス)45=46
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧2→攻撃側が守備側を抜く!

自分の進路を邪魔するように立つチャッキーの姿を確認した荒木は一度、宮本(PF)にバック
パスを出す。

チャッキー(!?……ドリブルでこないのか?)

そのことがチャッキーの集中力を切れさせる。しかし、宮本から再びボールを戻された荒木が、
腰を高くしてしまったチャッキーにドリブルで仕掛ける。

チャッキー「しまった!」

反応が遅れたチャッキーはディフェンスに入ることが出来ず、あっさりと荒木の突破を許す。
あとは誰も追いつけず、荒木がレイアップシュートを決める。

その後は牧の予想どおり、三浦台がペース握り、点差を徐々に詰めていった。

875 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 21:24:01 ID:n1mHJL06
そして後半10分。(九頭龍)60−54(三浦台)とわずか3ゴール差になっていた。

神「九頭龍はポジションを変えるみたいですね。PGが花園弟(千秋)、小さい奴がSG、夏目って
  奴がSF、リーゼントがPFかな?」

牧「本来の形に戻ったんだろう。あのアフロ以外に本職のPGがいないのを、中を固めるために
  PFをやらせていたが、これ以上はさすがに中をどうこうと言ってられなくなったんだな」

小菅「なるほどな……」

武藤「どうした?」

小菅「九頭龍はあの夏目って奴以外は本当に能力が特化していて、いくつものポジションを
   こなせる器用さはほとんどないんだ。だが、控えの3人が初心者のせいでスタメンが
   1人でも引っ込むとポジションが上手くハマらなくなってくる」

高砂「あのセンターが引っ込んでからは確かに後手後手に回っているな」

牧「ああ。九頭龍の弱点。それは控えの弱さと、それぞれの能力が特化しすぎていることだ」

高砂「それでもあのセンターにスタミナがあれば誤魔化しながらなんとか戦えただろうにな」

武藤「もったいねえな」

翼「でも、まだ終わってないですよ。誰も目が死んでない」

翼の言うとおり、九頭龍の選手たちは諦めていなかった。

876 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 21:27:01 ID:n1mHJL06
千秋「トビ、頼むぞ。ここからはお前が頼りだ」

夏目「まかしときぃ。ホンマはあの外人が相手でも暴れてやれたんじゃが。でも、あんさんが
   終盤に仕掛けるから体力を残しとけ言うから我慢しとったんじゃで」

千秋「ふっ、ここからは思う存分暴れてこい」

夏目「言われんでも、……我慢の限界じゃ!」

千秋からボールを渡されると夏目がドリブルで切り込んでいく。車谷と途中から入ったナベが
ドリアンの進路を制限し、ディフェンスに向かわせない。ドリアン以外では夏目を止められない
という判断である。

村雨「俺には止められないとでも思ってるのか!?(ナメやがって!)」

夏目「思っとるわ!」

877 :TSUBASA DUNK:2009/02/23(月) 21:27:45 ID:n1mHJL06
先着2名で
(攻撃側)
夏目のドリブル→ ! card+(ドリブル)50
(守備側)
村雨のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)47
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側が守備側を抜く!
1、0、−1→左から(せりあい)(宮本がフォロー)(荒木がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
夏目のマークがダイヤの時、電光石火が発動し数値に+4されます。
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
奇数の時は攻撃側の反則になります。

***
今日はここまでです。なかなか話が進まなくてすみません。

878 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 21:30:00 ID:???
夏目のドリブル→  ハート6 +(ドリブル)50

879 :森崎名無しさん:2009/02/23(月) 21:36:34 ID:???
村雨のディフェンス→  ハート2 +(ディフェンス)47

880 :TSUBASA DUNK:2009/02/24(火) 10:21:25 ID:CfDjkBsA
>夏目のドリブル→  ハート6 +(ドリブル)50=56
>村雨のディフェンス→  ハート2 +(ディフェンス)47=49
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧2→攻撃側が守備側を抜く!

村雨(コイツがすげえ速いのは知っている。だが、分かっていれば止められないことはない)

ここまでの試合の中で、何度か抜かれてきた村雨は夏目のスピードを理解していた。いや、理解
しているつもりでいた。しかし、それは本当の夏目の速さではなかった。

夏目(今のワシは誰にも止められん!)

ギュン!

村雨「なッ!?」

今まで仕掛けるのを我慢していたことで溜まっていたフラストレーションを爆発させるように
夏目は楽しそうにドリブルする。そして、それは先ほどまでのドリブルよりもずっと速かった。

千秋(だいぶおあずけを食わせてしまったからな。ここからは好きに暴れてこい!)

超スピードで村雨をかわした夏目は、そのままPFの宮本もドリブルで抜き去り、ゴール下に
侵入する。シュート体勢に入ったところでスペックがブロックにくる。

スペック(このセンターにシュートがないことは分かっているゼ!なら、パスはナイ!)

夏目「だが、ワシは止まらん!」

881 :TSUBASA DUNK:2009/02/24(火) 10:23:23 ID:CfDjkBsA
先着3名で
(攻撃側)
夏目のダブルクラッチ1→ ! card+(シュート)51
夏目のダブルクラッチ2→ ! card+(シュート)51
(守備側)
スペックのブロック→ ! card+(ブロック)53
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越え、シュートが入る
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
ダブルクラッチはより良い結果のものが優先されます。
攻撃側のマークがダイヤで守備側がクラブだった場合、守備側の反則になります。
両方のマークがクラブだった場合、攻撃側の反則になります。

882 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 10:24:40 ID:???
夏目のダブルクラッチ1→  ハート6 +(シュート)51

883 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 10:24:43 ID:???
夏目のダブルクラッチ1→  クラブK +(シュート)51

884 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 10:25:07 ID:???
夏目のダブルクラッチ2→  スペードQ +(シュート)51

885 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 10:25:32 ID:???
夏目のダブルクラッチ1→  スペード6 +(シュート)51

886 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 10:27:26 ID:???
スペックのブロック→  ハートQ +(ブロック)53

887 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 10:27:26 ID:???
スペックのブロック→  クラブ2 +(ブロック)53


888 :TSUBASA DUNK:2009/02/24(火) 12:04:14 ID:CfDjkBsA
すみませんが、夏目に「左利き+2」を入れ忘れていました。入れて続行します。
***
>夏目のダブルクラッチ1→  ハート6 +(シュート)51+(左利き)2=59
>夏目のダブルクラッチ2→  スペードQ +(シュート)51+(左利き)2=65
>スペックのブロック→  ハートQ +(ブロック)53=65
>MAX(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧0→シュートがブロックを越え、シュートが入る

夏目のレイアップシュートはスペックのブロックしようとする手の前に差し出される。

村雨(よし、もらった!いけ、スペック!!)

スペック(いや、やけに簡単にブロックさせ過ぎる。コイツはそんなに下手じゃない……)

不審に思ったスペックは、目の前に差し出されたボールに手を伸ばさず、恐らくくる、夏目の
次の行動を待つ。

夏目(ちぃっ、引っ掛からんか!じゃが、同じじゃ!)

レイアップシュートのために持ち上げたボールを腹の位置まで戻すと、夏目は空中で体を反転
させる。そして、スペックとリングを背中にしたまま、体を壁にするように後ろ向きのまま
ボールを持ち上げてシュートを放つ。

ドリアン(上手い。だがスペックなら……)

スペック「読んでるゼ!」

リングの位置と、相手の体の位置からボールの軌道を読み、手を伸ばす。しかし、ひとつだけ
スペックが忘れていたことがあった。夏目が左利きだったことである。予想していた方と反対
から出てきたボールに触れることが出来ず、得点を許してしまう。

889 :TSUBASA DUNK:2009/02/24(火) 12:05:02 ID:CfDjkBsA
その得点を期に、ゲームは動かなくなる。三浦台が決めれば九頭龍も得点を重ね、差を詰め
させない。チーム力、得点パターンの多さでは三浦台の方が上だったが、九頭龍のPG千秋が
ゲーム全体を上手くコントロールし、攻撃の芽を事前に摘んでいく。

牧「あのアフロ、いいプレーヤーだな。守備も上手いし、コート全体を把握することも出来る。
  トリッキーなパスの技術に目が行きがちだが、しっかりとした基礎があるな。ドルジ、よく
  見ておくといい」

ドルジ「ウッス」

神「差が詰まらなくなりましたね。このままなら九頭龍の勝ちそうですかね」

宮益「でも、あの(僕よりも)小さい彼の体力もそろそろ限界だね。慣れないPGで消耗が激し
   かったんだろう。また1人、使えるプレーヤーが引っ込むとしたら厳しいよ」

高砂「だが、そろそろあのセンターが戻ってくるようだ」

九頭龍のベンチでは、先ほどまでは横になっていた茂吉が起き上がり、冷えた体を動かしていた。

そして、試合時間残り5分。再び3ゴール差となったところで九頭龍の選手交代が行われる。

890 :TSUBASA DUNK:2009/02/24(火) 12:06:27 ID:CfDjkBsA
車谷に代わって茂吉が入る。Cだった百春がPFに、ナベがSGにポジションを変える。

千秋「残り5分。6点差……なんとも言えんな」

茂吉「(ボソ)とにかく最後まで全力で戦うしかないかと」

夏目「今まで休んどったんじゃ。まずはお前が全力を見せてくれんとな」

百春「茂吉が戻ってきてくれてよかったぜ。俺がシュートを打てないのはとっくに気付かれて
   いたからな。俺じゃ、トビがシュートを打つ時のオトリにもなれねえ」

ナベ「俺は!?俺は何をすればいい?」

千秋「守備の時は相手のPGについてくれ。ボールを奪えなくてもいい。楽に攻撃させなければ。
   攻撃ではチャンスがあったら3Pシュートを打て。リバウンドなら百春とモキチに任せろ」

一方、三浦台は……

村雨「残り5分、6点差か」

スペック「まだまだいけるサ、キャプテン村雨」

ドリアン「ああ。まさか負けた気でいるんじゃあるまいね?」

村雨「へっ、誰に物を言ってんだ。俺は村雨。諦めの悪い男だぜ」

荒木「いや、普通に5分で6点差ならチャンスあるし」

宮本「ようやくウチのチームとしてまとまってきた感じだね」

村雨(確かに、苦戦がなかったらスペックやドリアンがチームに馴染むこともなかっただろうな。
   どうにかこの試合に勝って、このチームで全国に行きたいぜ)

891 :TSUBASA DUNK:2009/02/24(火) 12:07:10 ID:CfDjkBsA
九頭龍ボールで試合が再開する。千秋から夏目へパスが出される。

村雨「やはりコイツか!……うぉっ!!」

パスカットに向かおうとする村雨にナベがスクリーンをかける。

ナベ「やった!スクリーン成功!!」

千秋「馬鹿!お前がそこにいるってことは……」

ドリアン「イエ〜ス!私が自由に動けるってことデスね」

トビへのパスを通すためにナベがスクリーンをかけに行ったことで、三浦台に1人フリーの
選手が出る。村雨のパスカットと防ぐ代償がドリアンとトビの勝負では決して等価交換とは
言えなかった。

ナベ「す、すまん!」

トビ「気にせんでええ!(むしろ、望むところ。作戦とは言え、勝負を避けさせられてきて
   ずっとムシャクシャしとったところじゃ!)」

892 :TSUBASA DUNK:2009/02/24(火) 12:07:44 ID:CfDjkBsA
先着2名で
(攻撃側)
夏目のドリブル→ ! card+(ドリブル)50
(守備側)
ドリアンのディフェンス→ ! card+(ディフェンス)51
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側が守備側を抜く!
1、0、−1→左から(百春がフォロー)(せりあい)(宮本がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
夏目のマークがダイヤの時、電光石火が発動し数値に+4されます。
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
奇数の時は攻撃側の反則になります。

893 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 12:12:31 ID:???
夏目のドリブル→  スペード9 +(ドリブル)50
電光石火来い!

894 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 12:13:29 ID:???
ドリアンのディフェンス→  スペード5 +(ディフェンス)51

895 :森崎名無しさん:2009/02/24(火) 12:27:05 ID:???
さすがトビ、原作同様頼りになるぜ。

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