キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【貰うぜ】キャプテン森崎31【ブラジルNo1】

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/17(火) 15:17:35 ID:+1Igj1/c
キャプテン森崎は、高橋陽一氏作のサッカー漫画「キャプテン翼」の二次創作です。
大空翼に代わって主人公になった森崎有三を読者の投票によって操作していき、
他のキャラクター達と交流を深めながらサッカー選手として大成するのが目的の
読者参加型企画です。いわゆるゲームブックを想像して頂ければ分かり易いかも。

基本は毎回出る選択肢の中から読者が投票によってどれかひとつを選ぶ事によって
森崎の各数値が上下したり結果が分岐し、その結果によって森崎が活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。例えば敵にシュートを撃たれたら、
森崎の能力値+ある程度のランダム要素によってゴールを守れたり守れなかったりします。

投票や判定では2ch式(注:似ているだけで2chとは別サーバー)の掲示板で
ID付の投票書き込みを行ったりスクリプトでトランプのカードを引いてもらったりします。

過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html

ミス指摘、質問以外の雑談は下のURLの雑談スレでお願いします。
本スレでも更新毎に30レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
尚、30レスを超え雑談スレへの誘導が始まったら速やかに誘導に従って下さい。それがルールです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1234103663/l50
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
第一回フランス国際Jrユース大会でMVPとなった若き日本サッカー界の星、森崎有三!
戦いの舞台はサッカー王国、ブラジルへ。名門パルメイラスのユースチームに所属し
見事キャプテンにも選ばれた森崎はチームを率いてプロへの登竜門、リオカップへ挑む。
グループリーグの初戦の相手は今大会ナンバー1GKと評されるメオン率いるグレミオ。
しかし前半19分の時点でパルメイラスは既に先制に成功しており、楽勝ムードが漂っている。
…こんな感じで話は進んでいます。

568 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 21:34:12 ID:NASOQ560
リベリオやばすぎるwww

569 :創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 01:53:26 ID:86hGMYFb
リベリオに喋らせてやればよかったなw

570 :創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 21:33:53 ID:qY2h2FXk
リベリオ、ロンググッバイw

571 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/10(日) 14:27:59 ID:4liEXi53
今日一日で大きく名を上げた森崎率いるパルメイラスだったが、
彼らに誰よりも熱い視線を送っていたのはやはり次の対戦相手のフラメンゴだった。
特にチーム内のブレインのサンタマリアはデータ収集に余念が無く、
結構な値段がするであろう業務用ビデオカメラを大切に専用ケースに収めていた。
またジェトーリオが呆れた顔でパラパラとめくっているバインダーも
非常に細かい線引きが為されているルースリーフ用紙や方眼紙だけでなく
フィールドの図面コピーなどサンタマリアがわざわざ自作したデータ記録用紙が何十枚も入っている。

ジェトーリオ「何時もの事だけど、よく試合を見ながらここまでビッシリと…
ちょっとは作業分担しようとか思わないのかい?」

サンタマリア「何時もの事だが勝手に触るな。それに前のカメラを壊したのは誰だ?」

ジェトーリオ「ちゃんと弁償したじゃ〜ん!あれで僕3ヶ月も寮のまっずいメシに
耐えないといけなかったんだぞ〜!カルロスも全然助けてくれなかったし〜!」

カルロス「自業自得だろう?それより俺は次の試合の前に腹ごしらえをしようと思う。お前達はどうする?」

サンタマリア「ああ、いこう。ジェトーリオ、お前も来い。勝手にカメラを弄られたらかなわん」

ジェトーリオ「ちぇっ、信用無いなァ〜」

サンタマリアのビデオとノートとカルロスのボール(「アーサー、ちょっと待っててくれ。
あれ?二人とも、まだ時間はたっぷりあるんだからそんなに急がなくても大丈夫だぞ」)を
チームメイト達に預けた3人はスタジアム内の売店に向かい始めた。
すると何の因果かコインブラが通路の壁に寄りかかりミネラルウォーターを飲んでいた。
彼はフラメンゴの3人組をチラと見ただけで話しかける気は無かった様だが、
めざといジェトーリオが彼を発見しわざわざ話しかけに行く。

572 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/10(日) 14:28:39 ID:4liEXi53
ジェトーリオ「おやおや、先日の大先生じゃないですか」

コインブラ「……………」

ジェトーリオ「今日はご高説を聞かせて下さらないのですか?よろしければ
我々下々の者に御身の打倒サンパウロ用のお知恵を授けて頂きたいのですが〜」

サンタマリア「ジェトーリオ…」

またトラブルを起こすのか、とサンタマリアは顔を手で覆いカルロスはコインブラの反応を観察する。
そして当のコインブラは三者三様の態度も何処吹く風でゆっくりと面倒臭そうにしゃべり始めた。

コインブラ「中盤をコンパクトに保ち攻撃頻度を高める事だな。パルメイラスのキーパーは体格が無い。
中々の瞬発力の持ち主だが、ロングシュートでも良いから短時間で畳み掛ければ奴の体はボロボロになる」

サンタマリア「(こいつ…!モリサキがスタミナに不安があると言う事を見抜いたのか?
だが奴はこのリオカップの今までの試合ではそんな様子は伺わせていない!
まさか体格と瞬発力だけで判断できたと言うのか?あいつの
全日本Jrユース時代のビデオを分析した俺でさえ未だ半信半疑なんだぞ…)」

自分が悩みぬいた末に考え出した攻略法をコインブラにいともあっさりと言い放たれた
サンタマリアは脳天を殴られた様な衝撃を味わった。目を見開き絶句する彼の横で
彼ほどデータには拘らないジェトーリオは動揺せずに皮肉の度合いを深めて続ける。

ジェトーリオ「キープ率を高めろ、かい?流石だねえ、サッカーの基本にして極意をしっかりと
心得ていらっしゃる。じゃあ攻撃時だけじゃなく守備時のアドバイスもオマケしてくれるかな?」

コインブラ「守備も同じだ。高めの位置で奪ってシュートを撃たせるな。お前達のチームのキーパーでは
奴らのシュートを防ぎきるのは無理がある。それが出来なければお前達はサントスの二の舞を踏むだけだ」

サンタマリア「(これも俺の分析通りだ…!うちは今大会楽勝試合を繰り返してきて敵には無理やりな
ロングシュート以外撃たせていないのに、それでもうちのキーパーの能力を把握できたのか!?)」

ジェトーリオ「………!」

573 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/10(日) 14:29:04 ID:4liEXi53
フラメンゴが意識して隠していた自チームの穴を指摘してみせたコインブラにサンタマリアは再び戦慄してしまった。
ジェトーリオも今度はコインブラの眼力に驚きを隠せず押し黙り、代わって今まで沈黙を保っていたカルロスが話し始める。

カルロス「なあ」

コインブラ「なんだ?」

カルロス「お前の名前を教えてくれないか?」

コインブラ「………」

カルロス「どうした?」

コインブラ「…アルツール・アンチネス・コインブラだ」

カルロス「…アルツール…か。なあ、お前は俺と以前会った事があるんじゃないか?」

ピクリ。

カルロスが質問したその時、今まで無表情を保ってきたコインブラが初めて表情を見せた。
眉が僅かばかりに揺れただけだったが、それは明らかに戸惑いと苛立ちだった。

コインブラ「…何を言っている。つい先日ここで会ったんだろう」

カルロス「そうじゃなくて…ずっと前だ。俺はお前を知っている様な気が…」

コインブラ「知らん」

574 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/10(日) 14:30:39 ID:4liEXi53
スタスタスタ…

カルロス「あ…」

これ以上会話する気は無いと言わんばかりにコインブラは足早に立ち去った。
後に残されたフラメンゴの主力3人は彼を追いかける気にはならなかった。なれなかった。

ジェトーリオ「…結局なんなのあいつ?口先だけじゃないみたいだけど…」

サンタマリア「只者じゃないのは確かだが…アルツール・アンチネス・コインブラ?」

サンタマリアはポケットサイズのバインダーを取り出し物凄い勢いでページをめくりだした。
ジェトーリオが後ろから覗き込む中彼はアルファベット順に整理された
有力選手の自作メモをしきりに調べたが、求める情報は一切無かった。

ジェトーリオ「…ダメか?」

サンタマリア「ダメだ。何処にも名前は載っていない。同年代の有力選手なら
南米中をチェックしている自信があったんだが…まいったな」

ジェトーリオ「そっか…まあ、気にすんな」

落ち込むサンタマリアをトラブルメーカーのジェトーリオが慰めると言う実に珍しい現象が
起きている間、カルロスはただただ黙ってコインブラの名前を頭の中で転がしていた。

カルロス「(コインブラ…Coimbra、か。この名前には何も覚えが無いな…)」

575 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/10(日) 14:32:19 ID:4liEXi53
いったんここまで。また夜に来れたら来ます。

576 :創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 18:51:44 ID:6TBdC8Xv
乙です。
NPCシーンも面白いっす

577 :創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 22:53:08 ID:2DLURIGh
そういえばカウンターシュートの

ブロック力+10で成功時は敵シュート力+10で撃ち返す

って敵シュート力+10で威力固定でカードの値は足さないと考えていいんでしょうか

578 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/11(月) 07:12:17 ID:BKRqxfrg
>>577
いえ、違います。
例を挙げて説明してみますね。

シュート力50のシュナイダーがシュート力+8のファイヤーショットを撃ち、これを
ブロック力49の翼がカードでダイヤを引いてカウンターシュートを発動させたとします。
カウンターシュートはブロック力に+10されるので、翼のブロック力は59になります。

シュナイダーのファイヤーショットの達成値(シュート力58+カードの数字)を
翼のカウンターシュートの達成値(ブロック力59+カードの数字)が2以上上回れば
カウンターシュートは成功し、(シュート力68+カードの数字)の威力のシュートが
西ドイツゴールに向かって飛んでいきます。

これだけ見ると凄まじく強力なシュートで防ぎ様が無い様に思えますが、
シュナイダーのファイヤーショットが余程遠距離から放たれていない限り
カウンターシュートはかなりの距離ペナルティが課せられます。
世界トップクラスのGKなら低確率ですが防げる可能性があります。

またカウンターシュートは発動確率が低い上ガッツを300も消費するので
発動したが失敗してガッツ大損の危険性も孕んでいます。
要は滅多にお目にかかれない超大技と言う事です。

579 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/11(月) 09:18:32 ID:BKRqxfrg
カルロス達とコインブラの二度目の対面から数十分後、
この日の第三試合目、サンパウロVSグレミオが間も無く行われようとしていた。

陽子「次は…9割方サンパウロの勝ちですよね」

賀茂「同感だな。だが一つ気になる事もある」

陽子「なんですか?」

賀茂「サンパウロの監督、ロベルト・本郷だよ。昔はセレソンのCFWまで行った御仁だろ?
で、こういう選手には良くあるんだよ。”現役時代は名選手だったが引退してからは…”って
パターンが。俺も指導者失格の烙印を押されたからなー、そういうのには同情しちゃうんだよ」

陽子「(さりげなく自分を名選手扱いしているわね…)指導者の点ではサンパウロは心配無いと思いますよ」

賀茂「そうなのか?最初の数年は苦労してたって聞いたんだがな」

陽子「ええ、なにせ元セレソンでサンパウロにとっても英雄ですから最初はいきなりジュニオール部門を
任されたそうなんですが…過去の自分が上手すぎたせいでしょうか、ダメ出しを頻繁に繰り返してし過ぎて
選手達の心を掴めなかったそうです。そこで今度はデンチ・デ・レイチのチームを任され、
今度は問題なく行ったみたいですが…如何せん、要求されるコーチ技術が低いとされる少年チームですからね。
”基礎体力や基本技術をつけさせるだけなら誰でも出来る”と言う評価以上はしてもらえませんでした」

賀茂「だよなー。世間様ってのは結果を出さないとどんなコーチング理論も認めてくれないからなー」

陽子「(何をさも共感出来る様にうんうん頷いているんですか超危険人物・選手潰しの賀茂さん)
ですが翼くんをサンパウロに連れてきた頃から評価が変わりました。当初ロベルトさんは翼くんを
連れてきた事自体は評価されても教え子を贔屓し却って監督としての評判を落とすのではないかと
囁かれていましたし、私自身その可能性は大いにあると思っていました。ところが…」

580 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/11(月) 09:19:00 ID:BKRqxfrg
賀茂「そんな心配が良い意味で予想を裏切られたってトコか?」

陽子「はい。ロベルトさんは翼くんに個人的なコーチングをせず、プライベートの時も
アドバイスの様な事は滅多に言わないそうです。精々自分の現役時代のビデオを与えたり
ブラジルでの生活を手伝ったりした位で、後は全て翼くんの自主性に任せる方針だと公言しています。
またその態度を翼くんだけでなく担当する選手達全てに適用してチーム内の競争性を高め、
実力が強制的に上がっていく環境を整えた…それが今のロベルト監督が受けている評価です」

賀茂「ほーう…そういや予選グループ突破の時のインタビューで言ってたな。
『監督の仕事はどっしりと構えている事』だの『私以上の選手になりたい者は私に教えを請うな』だの」

陽子「あえて何もしない事で常に選手達に無言のプレッシャーを与え続ける。
そんなタイプの監督なんでしょうね。中には『自分の無能さを隠しているだけ』とか
『いざとなったら選手のせいにする為の方針だ』とか酷評する評論家達も居ますけど…」

賀茂「そういうやっかみをぶつけられ易いタイプだな。でも結果が出ている間は文句なんかいえねーだろ」

陽子「ですね」

今大会優勝候補の一角を率いるロベルト・本郷は一部の者からはその手腕に疑問視されているが、
現実としてチームが連戦連勝を繰り返しているので彼を名監督と称える者も決して少なくない。
ではそんな彼はどんな風にチームを率いているのか?少し覗いてみよう。

581 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/11(月) 09:23:39 ID:BKRqxfrg
短いですが今はここまで。今日中にまた更新したい所です。

582 :創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 19:48:54 ID:tzPOHMGg
>>578
とても分かりやすい説明ありがとうございました

583 :創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 20:11:03 ID:pZRA91+Y
強シュートに発動した場合、相手のシュートを2以上上回らないと失敗ということは
必然的に カウンター成功=有る程度良引き ということになるので余程の化物キーパーかポスト以外外れることはなさそうだ
それともブロックからカウンターシュートに変わった時に新たに判定し直すのか?

しかしこれ弱シュートに発動した時は悲惨だなw
カウンターシュート持ちのボランチがいるチームに新田あたりの弱シュート撃ちまくってガッツ切れ狙う作戦もありか

584 :創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 00:10:52 ID:zRpAtVuv
さすがにリスクが大きすぎる気がするがw
失敗したら敵へのパスだしw

585 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 01:33:53 ID:jsbbJywP
>>583
カウンターシュートに変わった時、カードは新たに引きます。
そうでないと本当に強カードに固定されてしまいますので。

586 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 01:34:27 ID:jsbbJywP
〜サンパウロのロッカールーム〜

ロベルト「よし皆聞け。スタメンはFWにプラトン、ストラット、ジウ。MFにバビントン、翼、マウリシオ。
DFにドトール、アマラウ、マリーニ、リマ。GKはレナート。今日もベストメンバーで行く」

ロベルト・本郷の短い試合前ミーティングはまずシステムとスタメンの発表から始まる。
そして次は彼が”勝利のおまじない”と呼んでいる部分…敵チームデータのおさらいだ。

ロベルト「皆敵データはしっかり予習してあるな?それじゃ試合前の何時もの儀式だ。
グレミオはGKメオンがそこそこ強いが、翼やストラットなら特に問題は無いだろう。
MFにダ・シルバとか言うドリブラーが居るが、そいつさえ止めれば点を奪われる事は無い。以上」

バビントン「(毎度毎度あっさりだな〜。僕達を信頼してくれているんだろうけど)」

マウリシオ「(結果さえ出せば好き勝手にやらせてくれるんだから有難いよな〜)」

ロベルトは常日頃から選手達に”対戦相手のデータなんか自分達で調べろ、プロなんだから”と
言い聞かせており、自分からは試合前に敵チームの特徴をざっと述べる事しかしない。
これは彼が一度に多くの選手を感情移入せず客観的に分析する事が出来ない故の方策だ。
自分の欠点を自覚してから彼は逆転の発想で”監督がやるよりも選手にやらせた方が良い”と言う
哲学をぶち上げ、その代わりにアレコレ言わず自由を与える事で選手達を飼いならしているのだ。

587 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 01:34:55 ID:jsbbJywP
しかしこれだけではただの放任主義者と言われても反論し辛い。
それに気付いてからはロベルトはもう一つの手段を講じる様になった。

ロベルト「さて…翼。今日お前はどんなゲームプランを描いている?」

自分を無条件に信頼してくれる翼のフル活用である。

翼「はい。グレミオが俺達相手に真正面から正攻法で戦いを挑んでくる事は有り得ません。
万が一やってきたとしたらむしろ好都合な位ですが、十中八九カウンターに勝機を見出そうとするでしょう。
そこでまず、ドトールとアマラウにダ・シルバを二人でマークして貰います」

ロベルト「ほう(あーなるほど、良いアイディアだなあ)」

アマラウ「俺達二人ともか?…まあ、グレミオは守備に人数を取られるだろうから妥当だな」

ドトール「ダ・シルバに二人ついても俺達が空けたスペースを突く事は出来ないしな」

翼「これで守備の心配はありません。ですが攻撃では気をつけないといけない点があります。
それは相手がストラットを必死になってマークしてくるであろう事です」

ロベルト「やってくるだろうな、ほぼ間違いなく(だけどそれの何を警戒しないといけないんだ?)」

ストラット「…確かにな。俺もこんな段階でケガをするのは御免だ」

翼「ストラットに撃たせてはいけない、いざとなったら反則してでも…相手がこう考えている可能性は高いです。
勝ったは良いがストラットがケガをしてこの先出られなくなっては本末転倒です。
それを予防する為に今日は無理にストラットにボールを集める事はせず、他の方法でゴールを狙います」

588 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 01:35:32 ID:jsbbJywP
ロベルト「(あーあーあー、そういう事か!いかんいかん、ちっとも気付かなかった)…うん、問題ないな。そのプランでいけ」

翼「はい!」

Jrユースの時翼は”ロベルトを超えたいのならロベルトに頼ってはいけない”と言う信念を(偶然)得た。
それ以来ロベルトは翼に作戦を練らせ、それをポーカーフェイスで吟味した(フリの)上で承認する事で
チーム内の戦術理解度を維持しつつ自分が作戦立案が苦手と言う事を隠し続けている。

バビントン「(そういえば監督が翼の作戦を否定したり訂正させたりした事って無いな…)」

アマラウ「(文句つける場所も無いゲームプランだとは思うけどさ)」

ドトール「(元セレソンだからこそ取れる方針だな。そうでなくては無能の疑いを晴らせまい)」

ロベルト「さあ、そろそろ行ってこい。グレミオ相手に梃子摺るんじゃないぞ」

サンパウロメンバー『はい!』

ロベルトの手腕に対する疑念が選手達に存在しない訳ではなかったが、確固たる証拠も無しに
かつてのブラジル代表のエース相手にそんな疑念をぶつけられるのは辛口を売りにする評論家位の物である。
こうしてロベルト・本郷は自分が指導者に不向きだと言う事を上手く隠し続けている。

ある意味では確かに名監督かもしれない。
元々強いチームなら選手達が勝手に納得し、結果を出してくれるのだから。

589 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 01:36:48 ID:jsbbJywP
今夜はここまで。気がついたら1時過ぎてた…

590 :創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 10:01:15 ID:Nxfg/Ni4
>>2ねいさん、遅くまでご苦労様です
メオンがボコボコにされるの楽しみだな〜w

591 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 10:33:19 ID:jsbbJywP
そしてサンパウロVSグレミオの試合が始まり…何事も無くサンパウロが3−0で勝った。

翼の予想通りグレミオはストラットにだけはシュートを撃たせまいとしたが、そんな事は御構い無しと
言わんばかりに翼がバビントンとのワンツーからスカイドライブを前半24分に決める。
止む無くグレミオは翼にもマークを割いたが、前半ロスタイムのサンパウロのコーナーキックで
翼のパスをファーサイドで受け取ったストラットがオーバーヘッドキックでDF達もメオンも吹き飛ばしゴール。

意気消沈したグレミオはプレイが雑になり、翼のドライブパスをカット出来なかった所で
ストラットのメガロゾーンシュートを後半7分に撃ち込まれ3点目を奪われてしまう。
これで戦意喪失したのを見てサンパウロも残り時間はボールキープしつつ流し、
何の盛り上がりも予想外の展開も無く3−0のまま試合は終わった。

ダ・シルバ「ひでえ…」

メオン「やられる所すら省略…」



大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
11点 カルロス
11点 ストラット
7点 翼
4点 サトルステギ、ザガロ
3点 マウリシオ
2点 トニーニョ、ダ・シルバ、サンタマリア、ジェトーリオ
1点 アマラウ、ジウ、リベリオ、オルヘス、ネイ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
8アシスト サンタマリア、翼
5アシスト バビントン
2アシスト ネイ、ジェトーリオ
1アシスト リンコン、プラトン、オルヘス、カルロス、マウリシオ、リベリオ

592 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 10:34:19 ID:jsbbJywP
非常識な程の強さを見せ付けるサンパウロFCの精鋭達にスタジアム中の全員が
熱い視線を送っていたのは言うまでも無いが、その中で誰にも注目されず異質な目を
サンパウロのエースストライカー、チェザーレ・ストラットに向けている者が二人居た。

一人はねっとりとした得体の知れない感情を込めてストラットを凝視する白人の少女。
彼女は予選の頃から必ずサンパウロの試合を観戦し、
他の選手には目もくれずただひたすらストラットだけを舐め回す様に見ていた。

彼女の名はミアータ・コリーニ。ストラットのかつての恋人である。

そしてもう一人は彼女の隣に立つ中肉中背の青年である。
ふさふさの茶髪と糸の様に細い目の為幼く見える顔立ちだが、
その肉体はしっかりと成人男性の物、それも一流のサッカー選手の物だ。

彼の名はジョバンニ・マンフレディーニ。
バンビーノの愛称で呼ばれるストラットのかつてのパートナーである。

バンビーノ「ついにみつけたね…」

ミアータ「うん…」



ゾクゾクッ!

ストラット「うぅううっ!?」

アマラウ「ん?またかよお前。最近試合終了の度にやってるな」

ドトール「1月のブラジルで震える奴なんてそうは居ないだろうに」

ストラット「う、うるさい!(このプレッシャー…まさか、まさか…そんな筈は…)」

593 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/12(火) 10:35:29 ID:jsbbJywP
いったんここまで。早くフラメンゴ戦を始めたいけど、後々の為の伏線も張らねば。

594 :創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 12:10:40 ID:86JEFjC4
乙ですー

595 :創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 21:19:20 ID:thImaKpi
2さんの書く女にまともな奴いねえw
どうなってんだよw

596 :創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 22:47:34 ID:irNdP4FN
nice boatの伏線ktkr

597 :創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 01:48:14 ID:QBCiRKdV
森崎に女は要らぬ派の理由がよく分るわw

598 :創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 14:33:22 ID:ipeS9TFn
片桐さんくらいじゃないか?w

599 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/13(水) 16:36:01 ID:4s3Ga9Lf
この物語の登場人物は奇人変人悪人だらけです。
当然それは男だけでなく女でも…
とは言え、女キャラは数自体が少ないので目立ちませんが。

600 :創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 18:58:58 ID:E+2VUvhs
いやな世の中ですねw

601 :創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 19:46:05 ID:3Qz/PIke
だがそれがいい

602 :創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 20:05:42 ID:/jmJC5xH
岬が置かれてる状況が一番きっつい

603 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/14(木) 16:59:48 ID:IpWC0iRn
その後行われた第四試合目のバスコ・ダ・ガマVSクルゼイロは実に退屈な物だった。
1−0と言うそれまでの3試合に比べると非常に拮抗したスコアとなったのだが、
いかんせんスタープレイヤーのビッグプレイも美しい組織プレイも見れない試合では
3−0と言うハイスコアゲームが3連続で続いた後では観客が飽きてしまうのは必然だった。

賀茂「ウィー…おお、やっとバスコが得点したか」

陽子「ひっく。今何分でしたっけ?」

賀茂「あー…後半31分だとさ。どっちも攻撃力の無いチームだから、多分これで決まるだろ」

陽子「そうですね。どっちでもサンパウロの相手じゃなさそうですし」

賀茂「ところでお前、顔真っ赤だぞ。まだたったの19なんだから程々にしとけよ?」

陽子「まだ2本目ですよ。賀茂さんこそ私の倍は飲んでるじゃないですかー」

賀茂「全く、兄はニコ中で妹はアル中かよ。救えねー兄妹だぜ」

陽子「タバコを一日二箱開ける兄さんと一緒にしないで下さい。私は精々ビール瓶3本です」

こうしてリオカップの準々決勝は幕を閉じ準決勝に進む4チームが選出された。
この内バスコ・ダ・ガマはとてもサンパウロに太刀打ち出来るとは思えなかった為、
観客や評論家達の注目はもう一つの試合に集まっていた。

大会前から優勝候補の呼び声が高かったフラメンゴが順当に決勝進出を果たすのか、
それとも彗星の如く現れた名GKを擁するパルメイラスが大物食いを成し遂げるか?

この夜、リオデジャネイロの市民達は寝る間も惜しんで三日後の準決勝に思いを馳せた。

604 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/14(木) 17:00:23 ID:IpWC0iRn
今はこれだけ。もうちょっとNPCシーンが続きます。

605 :創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 20:42:46 ID:Qs+GR6CE
陽子さんも要らぬ…('A`)

606 :創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 22:32:17 ID:1wXaTJ/T
ビール3本程度なら可愛いもんじゃないか

607 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 00:20:41 ID:x31VCLhX
>>606
そうだな 4本目以降がどうなるかで方向性が決まる

608 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/15(金) 11:22:14 ID:/ti69+Fg
〜サンパウロFCユースの宿舎〜

その夜、サンパウロFCが貸切にしたホテルのロビーでは重苦しい沈黙が漂っていた。

翼「………」

ストラット「………」

翼がソファーに体を預け食後の休憩を取っている所にストラットがやってきたのである。

ストラットは親しい話が出来るチームメイトが居なかった。
勿論原因は1年前サンパウロに入団した時の横柄な態度だ。
しかし幸か不幸か彼は表立って煙たがられたり孤立していた訳ではなかった。
キャプテンの翼が性格や言動よりも実力と結果を重視する方針だった為だ。

この二人は決して仲が良いとは言えなかったが、表立って衝突したのは初対面の時だけだった。
お互いに相手の実力に不満は無かったと言うのもあるが、それ以上にストラットが翼に対して苦手意識を
抱いていたのが大きい。翼と気兼ねなく付き合える者などサンパウロには居ない、と言えばそれまでだが。

ストラット「…な、なあ」

翼「なんだい、さっきから?」

ストラット「…以前から、聞きたかった事があるんだ」

翼「………何?」

南葛時代のチームメイト達、特に石崎などが今の翼を見たら驚愕するかも知れない。
彼は今、煮え切らない態度で話しかけてくるストラットを明らかに疎んでいた。

609 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/15(金) 11:23:06 ID:/ti69+Fg
ストラット「パルメイラスのモリサキは…お前が日本に居た頃のチームメイトなんだろ?」

翼「うん、12歳の頃からの付き合いだよ。それが?」

ストラット「なんと言うか…お前があいつに向ける目が異常に思えてならないんだ」

翼「……………」

翼はますます不機嫌さを隠さなくなったが、何も語ろうとしない。
ストラットは慎重に言葉を選びながら続けた。

ストラット「ただのライバルを見る目じゃない。かと言って怨敵を睨んでいる訳でも無い。
あいつを見ている時のお前は何を考えているのか分からない…」

翼「………」

ストラット「一体あいつと何があったんだ?お前は何故あいつに拘るんだ?」

だんまりを続ける翼に対しストラットは勇気を振り絞って問い重ねた。
それに対し翼は2、3度まばたきをしてから実に大儀そうに口を開いた。

翼「バビントンかい?」

ストラット「えっ?バビントンがどうかしたのか?」

翼「彼は優しいからね。それとも君とも落ち着いて話せるドトールかな?アマラウは…
知りたければ自分で来るだろうし、マウリシオは君に頼みごとなんかしそうに無いな…」

610 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/15(金) 11:23:27 ID:/ti69+Fg
ストラット「…!違う、あいつらに頼まれたんじゃない!俺が知りたいから聞いているんだ!」

誰かの代わりに聞いているのか?と問われている事に気付いたストラットは
怒ってそれを否定したが、翼は僅かに目を見開いただけだった。

翼「へえ…本気で意外だよ。君が俺の事を気にかけるなんて」

ストラット「んんぐぐ…!………確かにそう思うだろうな。だからその…仲直りしたかったんだよ!
俺は…俺はお前に八つ当たりしていただけなんだ!それを謝りたくって…」

翼「八つ当たり…ああ、初めて会った時の事か」

ストラット「ああ…」

翼「さしずめ全日本Jrユースへの逆恨みかい?」

ストラット「!?し、知っていたのか?」

翼「いいや。ただ、見ず知らずの君がいきなり因縁をつけてくるなら何か間接的な原因が
あるんだろうと考えたんだよ。そして君ほどのストライカーが何故あの時イタリアJrユースに
居なかったのか?その二つを関連付けて考えてみると多分Jrユース大会絡みだろうってね。
確信は持てなかったけど、八つ当たりだったと聞かされれば大体納得が行くさ」

ストラット「なるほどな…実はあの時、俺は…」

ストラットは翼の洞察力に素直に感心した。ドライで傲慢な所もあるが、信頼できる。
今彼は翼の評価をそう改め、イタリアを出て以来誰にも話さなかった彼の過去を告白しようとした。

だが、当の翼ははっきりと拒絶の意思をつきつけた。

翼「いいよ。聞きたくない」

ストラット「えっ!?」

611 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/15(金) 11:24:02 ID:/ti69+Fg
翼「森崎との対決は俺にとって凄く大事な事なんだ。それを話す程君の事は信用していない。
そして君の重荷を背負ってあげられる程の余裕も無いんだ。分かるよね?」

ストラット「………〜〜〜〜〜!!………チッ」

にべも無い翼の態度にストラットはまず歯を食い縛り、次いで声にならない唸り声を発し、
やや間を置いてから髪をかきむしり、最後に舌打ちをした。
それを見ても翼はそ知らぬ顔で腕を組んで目を瞑り何も言わず、ストラットは
ますます腹が立ったが言い返せる言葉をみつけられず、彼も口をへの字にして黙り込んだ。

マウリシオ「あの〜…お邪魔ッスか?」

ホテルの玄関からやってきたマウリシオが嫌そうに声をかけてきたのはその時だった。
”この二人また冷戦中?”と顔に書いてある彼にストラットがため息をついて返す。

ストラット「いや、もう話は終わってる…で、なんなんだ?」

マウリシオ「それがッスね、ストラットさんにお客さんが来てるんですよ」

ストラット「なんだよ、押しかけファンなら追い返せよ」

マウリシオ「いや、どーもファンじゃないみたいですよ?”バンビーノが来た”って言えば分かるそうで…」

ストラット「 ! ! ! ? 」

ガタタッ!

翼「(ん?なんだ、この反応は)」

マウリシオ「(おー、正に椅子から跳ね上がったなあ。こりゃ面白そうだぜ)」

612 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/15(金) 11:27:27 ID:/ti69+Fg
いったんここまで。

613 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 11:32:23 ID:eSoaAa/W
面白くなってきたところで寸止めですか。

614 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 19:42:02 ID:riSfjcqV
わざわざただのライバルじゃないとか書いたって事は
翼は森崎に執着するあまり知らずのうちにホモに目覚めたとかあるのか
ホモはどの小説スレでも食いつきいいし

615 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 20:03:34 ID:3zAUPkf0
さすがにここまで書いてきて、JOKERが出たからホモになりますとかされると、





尊敬しますw

616 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 21:05:17 ID:MoYD4I/C
ないないw
ジョーカー引いてもせいぜい「実は女性だった」ネタくらいでしょw

617 :創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 22:32:53 ID:MqnP9h3p
実は生き別れの双子の兄弟ネタとかあったらいいな

618 :創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 11:46:05 ID:y8ii93fz
どんなBADエンドルートだよw

619 :がんばりセービング!:がんばりセービング!
がんばりセービング!

620 :がんばりセービング!:がんばりセービング!
がんばりセービング!

621 :がんばりセービング!:がんばりセービング!
がんばりセービング!

622 :がんばりセービング!:がんばりセービング!
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626 :がんばりセービング!:がんばりセービング!
がんばりセービング!

627 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/16(土) 19:17:44 ID:8/6BKXL2
数分後、ストラットとドトールの相部屋には6人の姿があった。
ベッドに腰掛け俯くストラット。彼を腕組みして静かに見詰めるバンビーノ。
ドトールとアマラウに引っ張られて退出させられるマウリシオ。
そしてカフェインレスコーヒーを淹れている翼である。

マウリシオ「なんでキャプテンだけ!ずるいっしょー!?」

ドトール「部外者と二人きりにする訳にもいかんだろうが」

アマラウ「お前が居ると進む話も進まんしな」

ズルズルズル…バタン。

翼「すまない、騒々しい連中で…ブラックで良いかい?デカフェだから味は保障しないけど」

バンビーノ「ああ、ブラックが好みだから有難いよ。サンキュー」

ストラット「…俺の重荷を背負うつもりは無いんじゃなかったのか?」

翼「その通り。俺はキャプテンとして揉め事が起きない様に監視しているだけだよ。
万が一このバンビーノと言う男が君を負傷させたりしたら一大事だしね」

バンビーノと友好的に会話する翼の存在が気に食わないストラットは文句を言う。
しかし今の彼と翼では精神的な余裕の度合いに圧倒的な差があり、シレッと模範解答で
返されると何も言い返す事が出来ない。そんな彼の姿を見てバンビーノはクスクスと笑った。

バンビーノ「サンパウロの天才MFはキャプテンとしても優秀みたいだね、ストラット」

ストラット「……………」

628 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/16(土) 19:18:00 ID:8/6BKXL2
バンビーノ「遅れたけど自己紹介するよ。俺はジョバンニ・マンフレディーニ。バンビーノって呼んで。
四年前、ストラットに選手生命が絶たれかける程のケガを負わされたMFさ」

ストラット「ぐっ…!!」

翼「大空翼、ツバサで良いよ。しかしなんとも風変わりな自己紹介だな」

バンビーノ「これはストラットに対する嫌がらせだよ。四年間待ち続けてきたんだ、
恨み言の一つや二つは言わせて貰わないと割に合わないよ」

翼「四年か…時期的にJrユース大会の数ヶ月前かな?」

バンビーノ「正確には四年より少し短いよ。俺はJrユース大会の2ヶ月前の練習試合で
ストラットに誤って負傷させられてしまったんだ。そしてストラットはそれを気に病み
イタリアJrユース合宿で暴力沙汰を起こし、主力選手数人を負傷させた挙句追放されたんだよ」

翼「なるほど。色々と納得が行ったよ」

押し黙るストラットを他所にバンビーノと翼は遠慮無しに話を進めていく。
やがてストラットが目に見える程震えだしたのを見てようやくバンビーノは翼からストラットに向き直った。

バンビーノ「さて…正直まだまだ言い足りない気分だけど…不毛だからこれ位にしておくよ」

ストラット「…え?」

バンビーノ「俺がここに来た目的は三つ。最初の一つがお前に恨みをぶつけさせてもらう事。
二つ目の目的は…チェザーレ・ストラットのイタリアユースへの参加を要請する事だ!」

ストラット「な…なんだってっ…!?」

629 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/16(土) 19:18:43 ID:8/6BKXL2
バンビーノ「これがイタリアサッカー協会からの正式な書状だ。きちんと会長のサインもついているぞ。
お前を説得出来るのは俺だけしかいないと言われて、遥々大西洋を越えてきたんだよ」

ストラットは震える手でバンビーノが差し出した書状を受け取り、何度も何度も目を通す。
そして彼は大きく息を吐き恐る恐るバンビーノを見上げた。

ストラット「バンビーノ…俺を、俺を…許してくれると言うのか?」

バンビーノ「いいや、許さない」

ストラット「!?」

バンビーノ「俺を負傷させた事自体は良いんだ。あれは完全に事故だ。俺が許せないのはその後お前が
イタリアJrユースをメチャクチャにした事だ。何故俺の分まで戦ってくれなかったんだ?」

ストラット「………」

バンビーノ「だが、あの時…病室で許しを請ったお前と口を利かなかった俺にも責任があると言えばある。
だから、お前を許す事は出来なくても…イタリアユースには参加してもらいたい。もう一度共に戦いたいんだ」

ストラット「バンビーノ…」

翼「………」

己の心を包み隠さずぶつけてくるバンビーノに揺り動かされるストラット。しかしこれだけで
折れた心を繋ぎなおすには彼の今まで積み重ねてきた後悔と自己嫌悪はあまりにも大きすぎた。

ストラット「だが…俺にもう一度アズーリを名乗る資格があるとは思えない。
例えお前やサッカー協会が言ってくれても、ジェンティーレやランピオンはきっと…」

630 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/16(土) 19:19:04 ID:8/6BKXL2
バンビーノ「確かに…あいつらと話す事は何度かあった。ランピオンはお前の名を
聞きたくも無いと言っていたし、ジェンティーレに到ってはお前が他の国の国籍を
取る事を望んでいたよ。世界の舞台で自分の手で叩き潰す為にな」

ストラット「………」

バンビーノ「だがストラット…これを見てくれ」

ストラット「え?」

バンビーノは持ってきたカバンからいくつかバインダーを取り出し、それを一つ一つ
ベッドの上に並べていった。ストラットは訝しげにそれらの一つを手に取り…真っ青になって
次々と目を通し始めた。興味を引かれた翼もストラットが見終わったバインダーを音読し始める。

それはフランス国際Jrユース大会後、当時のイタリアJrユースのキャプテンだった
ジノ・ヘルナンデスがその後どんな目に会っていたかを示す記録だった。

翼「これは…イタリアのスポーツ新聞や雑誌のスクラップブックか。
『金メッキの右腕、7失点で剥がされた下にあったのはボロボロの鉄屑』
『これで今後数年はイタリアは守備が堅いなどとは言えなくなってしまった』
『この世代のアズーリはフランス中、否、欧州中の笑い者である』
『インテル、ブラジル人GKの育成開始。ジノ・ヘルナンデスは解雇か?』…」

ストラット「…あああ、ああ、あ…」

翼「そうか、イタリアのGKはあの後こんな目に…見るに耐えないな」

ストラット「う…うぅううう…うぉおおおおお…!!」

想像こそしていたものの実際は確認する勇気が無かった、部外者の翼ですら顔をしかめる程
悲惨な現実。それを直視させられたストラットは額を抱え悲鳴とも号泣ともつかぬ唸り声を漏らした。

631 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/16(土) 19:19:21 ID:8/6BKXL2
流石に同情したのか、バンビーノはいくらか表情と声を和らげて話を再開させた。

バンビーノ「ジノはあの後苦しみ続けたよ。クラブやチームメイト達はまだしも、
マスコミやファンは彼へ怒りを集中させたからね。だけど…それでもジノは諦めなかった。
そこに書いてある通り一時はインテルを移籍寸前まで追い詰められたけど、
なんとか正GKに返り咲く事に成功したんだ。ストラット…お前にも同じ事をして欲しいんだ」

ストラット「同じ、事…?」

バンビーノ「そうだ。イタリアに戻り、イタリアユースのエースストライカーとして活躍して欲しい。
どう考えても簡単には行かないだろうけど、それ以外にお前が罪を償える方法は無いと思う」

ストラット「……………」

泣きたいが泣けない。そんな表情で沈黙してしまったストラットを余所目にバンビーノは
スクラップブックを片付け、翼は2杯目のカフェインレスコーヒーを淹れ始めた。
数分後、なおも口を閉ざしたまま動かないストラットに業を煮やしたのかバンビーノが再び口を開く。

バンビーノ「さて…俺はそろそろホテルに戻らないといけない。だから3つ目の目的を果たさせてもらうよ」

ストラット「………?」



バンビーノ「ミアータが、会いたがっている。俺と同じホテルに居るんだ」



ストラット「!!!!!」

632 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/16(土) 19:19:47 ID:8/6BKXL2
ボトッ、ジャアアア…

翼「…あ〜あ、勿体無い」

ミアータの名を聞いた瞬間ストラットは手の中のコーヒーを落としたが、それに全く気付かずに
ガタガタと震えだした。それを面白そうに眺めながらバンビーノは荷物をまとめて立ち上がった。

バンビーノ「ホテルの電話番号をここに書いておくよ。覚悟が決まったら電話してね」

ストラット「あわわわわわわ…」

バンビーノ「言うまでも無いと思うけど…ミアータ、怒ってるよ」

ストラット「ひっ…うぁああああああ…」

バンビーノ「それじゃ、俺はこの辺で。コーヒー有難う、ツバサ」

翼「今度来た時はもっとマシなコーヒーを用意しておくよ。それじゃ、玄関まで送ろう」

バタン。

ストラット「ああああああああああああ…」

バタン。

ドトール「やっと終わったみたいだな…どうした?おい、コーヒーをこぼしているじゃないか」

ストラット「ゆ、ゆるしてくれミアータゆるしてくれミアータゆるしてくれミアータああああああ…」

ドトール「…一体何があったんだ」

ストラット「みあーたコワイヨタスケテゴメンナサイユルシテみあーたカワイイヨサイコーデス」

ドトール「俺はこんなやかましい奴と同じ部屋で寝ないといけないのか…」

633 :がんばりセービング!:がんばりセービング!
がんばりセービング!

634 :創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 19:33:55 ID:D05p9MzA
乙でーす

635 :創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 21:58:10 ID:pJkCSWgv
バンビーノは久しぶりのまともなキャラなのか?
いい奴っぽくて松山みたいな馬鹿じゃない感じがする

636 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/17(日) 08:29:05 ID:Bta3s1DI
次の日、森崎は練習場に居た。この日はフラメンゴ戦に備え、コンディション調整を兼ねた
自主練習をしろとエベルトン監督から指示されたのである。明日は全体練習が主となる為
個人のトレーニングを重点的に行えるのは今日だけだ。

森崎「やっぱ大会ってのは良いぜ。実戦経験が沢山つくから何処を直せば良いか
分かりやすくてトレーニングも捗る。さあ、今日は何を鍛えるとしようか?」

A 攻撃能力を鍛える(ドリブル・パス・シュートの3つまとめて)
B 守備能力を鍛える(タックル・パスカット・ブロックの3つまとめて)
C GK能力を鍛える(せりあい・セーブ力の2つまとめて)
D ええい、全部やってやる!(運試し。8つまとめて鍛えられますが各自成長率は半分以下に)

上がり易い:パスカット・ブロック
やや上がり易い:パス・シュート・タックル
普通:ドリブル・せりあい・セーブ力

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
            ☆2009/5/17 09:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  12  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

637 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/17(日) 09:53:05 ID:Bta3s1DI
>C GK能力を鍛える(せりあい・セーブ力の2つまとめて)

森崎「そういえば翼の野郎は調子に乗って新技を見せまくってたな…フフン、見てろよ。
今の内に対策を練習しまくっておいててめえに大恥をかかせてやるぜ!」

森崎はGKコーチの助けを借りて練習を始めた。
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
森崎のせりあい→ !card
森崎のセーブ力→ !card
と書き込んで下さい。マークで分岐します。

ダイヤ→能力値+2!
ハート、スペード→能力値+1!
クラブ→効果が無かった。

638 :創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 10:47:33 ID:FN7oqHmG
JOKER出てもダイヤ扱いか

639 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/17(日) 22:50:30 ID:Bta3s1DI
森崎のせりあい→  ハートJ
森崎のセーブ力→  ハートA

ハート、スペード→能力値+1!
-----------------------------------------------------------------------------
森崎「よーし、良い感じだ。一段と反応速度が上がったぜ!」

森崎は充実したトレーニングでセーブ力とせりあい両方を強化した。

森崎セーブ力:70→71
森崎せりあい:70→71



森崎がGK練習に明け暮れている頃、パルメイラスの他のメンバーも自主練習に励んでいた。
ネイとトニーニョも例外ではなく、今二人は他の選手たちから離れて連携練習を行っていた。

ポーンポーンポーンポーン。

この二人はリフティングを行っていた。それもボールに一回触れたら相手が触れるまで触ってはいけないと
言うルールで、地面に落とさないままダイレクトパスを交換し続けているのだ。これだけならよくある練習だが、
二人はボールを同時に二個使ってパスを繋げていた。しかも会話をしながらである。

ネイ「昨日の試合、モリサキばっかり注目されてたよなー」

トニーニョ「…ああ」

ポーンポーンポーンポーン。

640 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/17(日) 22:50:47 ID:Bta3s1DI
ネイ「俺たちだってド派手なゴールを決めたのにさー」

トニーニョ「仕方があるまい。モリサキが居なければサントス相手に零封など不可能だった」

ポーンポーンポーンポーン。

ネイ「そりゃあ分かってるよ。でもさ、このままだと俺たちすっかりあいつのオマケだぜ?」

トニーニョ「それは嫌だな、確かに」

ポーンポーンポーンポーン。

ネイ「だろ?だろ?だからアレ、完成させようぜ!」

トニーニョ「言いたい事は分かる。俺たちのキック力は平々凡々だが、
二人分を足し合わせれば強力無比なスーパーショットを撃てる…
だがそれはあくまで理論上の話だ。実際にやろうとしても失敗続きじゃないか」

ポーンポーンポーンポーン。

ネイ「だよなー。だから俺、コンビネーションを短時間で劇的に高める方法を考えてきたんだ」

トニーニョ「何?そんな方法が…おい!」

ポーンポーン…トサッドサッ。

641 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/17(日) 22:51:09 ID:Bta3s1DI
ネイ「あっちゃー、流石に難しいなこれ」

トニーニョ「どうしたんだ、まだ200も行ってないぞ…!?お前!」

ネイは突如2連続でミスを犯し、ボールを二つ共落としてしまった。
怪訝に思ったトニーニョが見た物は、なんと両目を瞑っているネイの顔だった。

ネイ「お前も早く目を瞑れよ」

トニーニョ「…まさか、アイコンタクト無しでも完璧なコンビネーションが出来る様に
なれば良い、とか言い出すんじゃないだろうな?」

ネイ「そのまさかだよ。言葉も視線も要らない。相手が何をやりたいか考えなくても分かる。
それが究極の連携って奴だろ?これが出来ればあのシュートだって簡単さ!」

トニーニョ「……………」

ネイ「やろうぜ、なあ。パルメイラスはモリサキの力でリオカップを制した、なんて言われるのは嫌だろ?」

トニーニョ「………分かった」



その後、普段の二人からは考えられない程ミスが多いリフティングの光景を見た
エベルトン監督はじっくりと観察した後、実に楽しそうな含み笑いをもらした。

*チーム全員の全能力値が+1されました。

642 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/17(日) 22:51:32 ID:Bta3s1DI
そして準決勝の日がやってきた。スタジアムに選手達と観客が集い、記者達が盛んにフラッシュをたく。

観客A「今日はフラメンゴ対パルメイラスだぜ!」

観客B「どっちが勝つと思う?」

観客C「そりゃあやっぱりフラメンゴだろ。なんと言ってもあのカルロス・サンターナがいるんだぜ?」

観客A「いやいや、パルメイラスも分からんぞ。あのモリサキって言うGKならミラージュシュートも止めるかも!」

観客B「ダブルイールやキャノンヘッドを止めた実績は評価したい所だが…」

観客C「攻撃力ではフラメンゴ、守備力ではパルメイラスだろ。だったら俺はフラメンゴを取るね」



賀茂「いよいよカルロス・サンターナとの対決の時だな」

陽子「ヨーロッパナンバー1のカール・ハインツ・シュナイダーに勝てたんです。
きっと南米ナンバー1相手だって勝ってくれますよ」

賀茂「話はそう単純じゃねえだろうが。シュナイダーとカルロスは異なるタイプのストライカーだぜ?」

陽子「じゃあ、賀茂さんはどう見ているんですか?」

賀茂「パワーならシュナイダー、スピードならカルロス、他の面では互角って所だな。
いずれにせよ、この勝負…どっちに転ぶか分からねえ。ちょっとした事で大きく流れが変わるぞ」

643 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/17(日) 22:53:15 ID:Bta3s1DI
とりあえずここまで。明日はフラメンゴ戦を開始したい…

644 :創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 22:54:57 ID:8UlyXPDk
乙です
フラメンゴ戦楽しみだー

645 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/18(月) 22:15:29 ID:pXlQleNX
〜パルメイラス控え室〜

エベルトン「よーし聞けてめえら!」

今日もエベルトンの怒号がロッカールームに響き渡る。最早何時もの事なので慌てる選手など居ない。

エベルトン「今日の相手はフラメンゴだ!大会前から優勝候補筆頭って騒がれてただけあって
やたらとつええ!だがそいつらをブッ倒せば誰もが認めるブラジルナンバー1だ!ビビッてんじゃねーぞクソどもが!」

パルメイラスメンバー『イエッサー!』

エベルトン「今更言うまでもねえが、フラメンゴの主力選手はジェトーリオ、サンタマリア、そしてカルロスの3人だ!
リベロのジェトーリオは”巧みな”ディフェンスからボールを奪いそのまま攻撃参加するのを得意としている。
攻撃時は奴に迂闊に近づいたらあっと言う間にカウンターを食らう、だから奴に捕まる前に撃っちまえ!」

ネイ「(それが正解なんだが…今の俺ならドリブルで抜く事だって出来る筈だ)」

エベルトン「CMFのサンタマリアはオールマイティなMFだ。なんでもハイレベルにこなしてくるが、
特にドリブル、パス、タックルの三つは特筆物だ。しかしそれ以上に厄介なのが奴の指揮能力だ。
キャプテンのカルロスを差し置いて司令塔を勤めているのは伊達じゃねえ。しかもこれは何か対策を
事前に講じられるもんじゃねえからな。臨機応変に対応していくしかねえ」

トニーニョ「(奴がフィールドに居るだけで厄介な事になるからな…)」

エベルトン「そして一番手強いのはカルロス・サンターナだ。奴に一旦ボールが渡ったら
直接奪い返す事は至難の業だ。奴のプレイ回数を減らす事がこの試合の鉄則になるぞ!
万が一渡っちまったら一人では挑むな。数人がかりでなんとかするんだ」

サトルステギ「(いいなあ、俺もこんな風に警戒されたいなあ)」

646 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/18(月) 22:15:47 ID:pXlQleNX
エベルトン「フラメンゴ相手に奇策は通用しねえ。真正面からぶつかって倒せ!さあ行けグズども!」

パルメイラスメンバー『サーッ!』

森崎「(今日は口を挟むタイミング無しか。それなら試合が始まってから好きにやらせてもらおう)」



数分後、両チームの選手達の入場が始まった。

放送「本日の第一試合、フラメンゴVSパルメイラスが間も無く始まろうとしています!」

ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

観客「待ってましたァ!今日も頼むぞカルロス!」「フラメンゴに負けは許されないんだぞー!」
「パルメイラスなんか一ひねりだ!」「これ以上日本人なんかにデカい顔させるなー!」

森崎「へっ、くだらねえ。そうやって好きなだけ見下してろ、そして後悔しやがれ」

翼「………」

賀茂「パルメイラスファンはいねえのかこりゃ?」

陽子「居るとは思うんですけど、如何せんフラメンゴはホームな上超人気チームですからね」

放送「観客の声援はほぼフラメンゴ一色!パルメイラスにとってはほぼアウェー!
リオカップがこのマラカナンスタジアムで行われる以上それは必然と言う物ですが、
パルメイラスの選手達にはやはり面白くないでしょう。このプレッシャーを跳ね除けられるか?」

カルロス「(ホームだろうがアウェーだろうが関係無い。勝つだけだ)」

放送「決勝戦の椅子はたった二つ!その内の一つを賭けて両チームが激突します!
栄光への切符を得るのは前評判ナンバー1のフラメンゴか、それとも
トップチームの不振を覆す勢いの新鋭パルメイラスか!キックオフは間も無くです!」

647 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/18(月) 22:16:03 ID:pXlQleNX

初音「毎度おなじみ塩田初音です!サントス戦は結果的には快勝だったけど、
フラメンゴはそう楽には行かないと思うわよ。特にカルロスくんには気をつけて!
それじゃ、両チームのフォーメーションとスタメンを発表しておくわ!」

パルメイラス 4−4−2
−J−H− Jオルヘス Hサトルステギ
−−−−−
E−−−F Eリンコン Fゲレーロ
−I−G− Iトニーニョ Gネイ
−−−−−
A−−−B Aミラ Bブランコ
−C−D− Cキーガン Dアレクセイ
−−@−− @森崎

フラメンゴ 4−3−3
−−H−F Hビルセン Fタルーツ
−I−−− Iカルロス
−−−−−
J−E−G Jファリヤ Eサンタマリア Gイシーズ
−−−−−
−−D−− Dジェトーリオ
A−C−B Aビオン Cソリーリャ Bサーノス
−−@−− @ラスレイ

648 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/18(月) 22:16:24 ID:pXlQleNX
初音「サントス同様全てのポジションに中心選手が居るけど、皆タイプは違うから
以前と同じ戦い方は通用しないかもね。この試合を無失点で切り抜けるのは難しいだろうけど、
点を取るのは比較的楽な筈よ。チームメイトを上手く使って勝機を掴んで!
それじゃ、味方チームのガッツと感情値を発表しまーす。

残り/最大
700/700 オルヘス
850/850 トニーニョ
800/800 サトルステギ
850/850 ネイ
700/700 ゲレーロ
700/700 リンコン
700/700 アレクセイ
700/700 キーガン なおりかけ
700/700 ブランコ
700/700 ミラ
835/835 森崎

649 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/18(月) 22:16:38 ID:pXlQleNX
-------------------------------------------
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
森崎 || トニニョ || 名前
−− ++ −− ++ −−
+ 4 || + 1 || オルヘス
+ 1 || + 1 || サトルステギ
+ 3 || + 4 || ネイ
+ 2 || + 1 || ゲレーロ
+ 2 || ± 0 || リンコン
± 0 || + 3 || アレクセイ
+ 2 || + 2 || キーガン
+ 1 || + 1 || ブランコ
+ 1 || + 1 || ミラ
−− ++ −− ++ −−
 15 ||  14 || 総合
-------------------------------------------
−5〜+5まであります。+5で全面的支持、−5で明確な敵意と言う状態です。

初音「森崎くんの真価が問われる試合よ!ペース配分に気をつけて頑張って!」


650 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/18(月) 22:16:55 ID:pXlQleNX
放送「コイントスの結果、ボールは…」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
コイントス→!card
と書き込んで下さい。マークで分岐します。

ダイヤかハート→パルメイラスボールでキックオフ。
スペードかクラブ→フラメンゴボールでキックオフ。
JOKER→コインの縁に着地。

651 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/18(月) 22:53:34 ID:pXlQleNX
コイントス→ クラブ3

スペードかクラブ→フラメンゴボールでキックオフ。
-----------------------------------------------------------------------------
放送「フラメンゴの物となった様です」

カルロス「(マイボールか。ならば作戦通り飛ばして行くぞ)」

森崎「(初っ端からカルロス・サンターナの力を体験できそうだな)」

カルロスと森崎はそれぞれコイントスの結果を吟味してから視線を合わせた。

カルロス「お前と戦えるのを楽しみにしていたぞ、モリサキ」

森崎「ほう?かの有名なカルロス・サンターナからそう言って貰えるとは光栄だな」

カルロス「世辞でも皮肉でもない。俺は2年前の練習試合の時点でお前の存在を知っていた」

森崎「む…」

カルロス「この年代のブラジルには俺を満足させてくれるGKが居ない。
フランス国際Jrユースを制したその力、是非とも打ち破ってみたかったんだ」

森崎「………」

A 「ならば俺もブラジルナンバー1の力、たっぷりと試させてもらう!」熱血に応じる。
B 「生憎だが、貴様も俺の踏み台の一つに過ぎないんだよ」ニヤリと挑発する。
C 「お前なんかカール・ハインツ・シュナイダーに比べると見劣りするぜ」馬鹿にする。
D 「それはいいんだが、アーサーって誰なんだ?」禁断の質問をあえて聞く。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
            ☆2009/5/18 23:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  12  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

652 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/20(水) 10:41:45 ID:+VJk6/5k
>D 「それはいいんだが、アーサーって誰なんだ?」禁断の質問をあえて聞く。



ピキーーーーーーーーーーーーーーーン。



そのとき じかんが とまった。

サンタマリア「(!?…バ…バカやろおおおおおお!!)」
ジェトーリオ「(なんてことしやがるんだこいつはーっ!!)」
ネイ「(おいおいモリサキ空気読めよ頼むからあ!!)」
トニーニョ「(何故わざわざ自分から地雷を踏む!!)」

森崎「(な、なんだこの殺人犯を見る様な視線の数々は!?)」

両チームの選手達が禁断の質問を聞いてしまった森崎に雹の様な視線を浴びせる中、
カルロスは突如うつろな目になり人形の様な笑みを浮かべた。

カルロス「アーサーかい…?彼は俺の大切なト・モ・ダ・チさ…」

森崎「あー…そうか、つまりボールは友達って奴か?」

森崎はカルロスの不自然な様子を深く考えずに翼の同類だと思い込もうとした。
だが、その軽率な発言はカルロスをいきり立たせた!

カルロス「 ち が う っ ! 」

森崎「ヒッ!?」

森崎は怯んだ。森崎は怯えた。それほどまでにカルロスの表情は正気からかけ離れていた。

653 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/20(水) 10:42:09 ID:+VJk6/5k
カルロス「皆が皆アーサーはただのボールだって言うんだでも違うんだ。
アーサーは田舎から片道分だけのバス代でやってきた俺が入団テストに落ちかけた所に
やってきてくれた救世主なんだ。それまで石ころや縛った皮袋でサッカーをやってた俺に
本物のサッカーボールの扱い方は分からなかったテクニックでは誰にも負けない自信が
あったのに午前のテストでは散々恥をかいて死にたくなってたんだ」

森崎「(あー…目はヤバいが言ってる内容は結構マトモ…?)」

カルロス「その時アーサーがやってきたんだ彼は俺にサッカーボールの使い方を
懇切丁寧に教えてくれたんだ!お陰で俺は午後のテストで目覚しい結果を出し
入団に成功したんだ…彼には返しても返しきれない恩がある!」

森崎「(いやいや、ちょっと待て!なんでサッカーボールを”彼”呼ばわりする!?)」

カルロス「彼が居なければ俺は今頃リオデジャネイロの浮浪児の一人だっただろう
こうしてサッカーで名声と富を得る事など出来ずケチな犯罪で飢えを凌いでいただろう!
今日の俺があるのは全て俺の親友であり師であるアーサーのお陰なんだ!
それをどいつもこいつもアーサーはただのボールだとか俺は分裂症だとか…!」

森崎は突っ込みたかった。数え切れない程の突っ込み所に横槍を入れたかった。
だがカルロスが放つ不気味なオーラの前には誰も喋る事が出来なかった。

約一分後、スタジアムがキックオフはまだか?といぶかしみ始めた頃ようやくカルロスは
冷静さを取り戻し、審判は己の仕事を思い出してキックオフを促した。

翼「…?なんだか森崎がやけに疲れている様に見えるのは気のせいか?」

*森崎のカルロスに対する感情が(ガイキチ)になりました。
*カルロスの森崎に対する感情が(お前もか!)になりました。
*やぶ蛇をつついてしまい、森崎が白い目で見られて支持率が1下がりました。

森崎チーム内支持率:56→55

654 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/20(水) 10:42:30 ID:+VJk6/5k
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

放送「遂に始まりました、リオカップ準決勝第一試合!フラメンゴVSパルメイラス!
フラメンゴボールでキックオフしたからには当然ボールを持つのはこの選手、カルロスです!」

カルロス「行くぞパルメイラス!俺は一切容赦はせん!」

トニーニョ「き、気持ちを切り替えて行くぞ皆!」

ネイ「あ、ああ…」

サトルステギ「俺も居るぜ!忘れんなよ!」

オルヘス「スペースを埋める位なら!」

放送「対してパルメイラス、いきなり4人がかり!なんとしてでもカルロスくんを止めるつもりだ!」

655 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/20(水) 10:42:44 ID:+VJk6/5k
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★カルロス ドリブル 72+(!card)=★
★トニーニョ タックル 69+(!card)+(人数補正+2)=★
★ネイ タックル 69+(!card)+(人数補正+2)=★
★サトルステギ タックル 66+(!card)+(人数補正+2)=★
★オルヘス タックル 66+(!card)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルロス、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サンタマリアがフォロー)(ビルセンがフォロー)(中盤での奪い合いに)
≦−2→パルメイラスボールに。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
カルロスのマークがクラブ以外で「分身ドリブル(+4)」が発動します。

656 :創る名無しに見る名無し:2009/05/20(水) 19:09:41 ID:Zsdp/HOy
最近サトルステギがだんだん来生化してきた気がする・・・・・・・・・・・

657 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/21(木) 10:45:18 ID:I7804b2b
★カルロス ドリブル 72+( クラブ10 )=82★
★トニーニョ タックル 69+( ダイヤ6 )+(人数補正+2)=77★
★ネイ タックル 69+( ダイヤJ )+(人数補正+2)=82★
★サトルステギ タックル 66+( スペードK )+(人数補正+2)=81★
★オルヘス タックル 66+( ハート3 )+(人数補正+2)=71★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】=0→ボールはこぼれ球に。そしてビルセンがフォロー。
-----------------------------------------------------------------------------
カルロス「真っ向勝負だ、パルメイラス!」

ダダダダッ!

トニーニョ「くっ…(以前より更に速くなっている!)」

オルヘス「(は、速過ぎて目にも留まらない!)」

4人がかりのパルメイラスに対しカルロスはフェイントをかけずスピードで振り切ろうとした。
結果から言えばそれはミスだった。技巧派のトニーニョとディフェンスが苦手なオルヘスは出し抜けた物の、
パルメイラスには相手のフェイントを見切ろうとなどせず単純に突っ込んでくる者が居た為である。

サトルステギ「カルロス・サンターナ!アルゼンチンナンバー1ストライカーの俺様が相手だ!」

カルロス「むっ?」

サトルステギ「くらえ!これが俺の…エクスプローシブタックルだあっ!!」

バッ!ズシャシャシャアーッ!!
ガチイイッ!

カルロス「ぬぉあっ!?」

658 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/21(木) 10:45:36 ID:I7804b2b
ネイ「でかしたサトルステギ!」

バチィッ!

カルロス「くっ!やるな」

森崎「エクスプローシブ?ただ単に考え無しに突っ込んだだけじゃないのかアレ?」

サトルステギの勢い任せの一直線なタックルに虚を突かれたカルロスはボールを
相手の足と自分の足で挟み込む形になり、衝撃で前にボールをこぼしてしまった。
彼はすかさずボールの後を追ったが、横から素早く足を突き出したネイに一瞬遅れてしまった。

*サトルステギがフラグDを回収し必殺タックル「エクスプローシブタックル」を習得しました。



ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

放送「おおおおお〜っ!!カルロスくん突破できない!いかに彼と言えども
パルメイラス相手の1対4のドリブル突破は無謀だったのか!?」

カルロス・サンターナがボールを失った。波乱を予感させる幕開けにスタジアムは騒然となる。

放送「こぼれ玉をキープしたのはCFWのビルセンくん!しかしすぐにアレクセイくんとキーガンくんに詰め寄られたぞォ!」

アレクセイ「チャンスだ!」

キーガン「戻す前に奪う!」

ビルセン「げっ!」

659 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/21(木) 10:46:17 ID:I7804b2b
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ビルセン ドリブル 67+(!card)=★
★アレクセイ タックル 67+(!card)+(人数補正+1)=★
★キーガン タックル 67+(!card)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ビルセン、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(タルーツがフォロー)(ミラがフォロー)(ブランコがフォロー)
≦−2→パルメイラスボールに。

660 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/22(金) 16:45:42 ID:UVvFiEU1
★ビルセン ドリブル 67+( ダイヤ2 )=69★
★アレクセイ タックル 67+( ハート6 )+(人数補正+1)=74★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≦−2→パルメイラスボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
ガシッ!

ビルセン「あっ」
アレクセイ「よしっ!」

放送「アレクセイくんボールを奪った!パルメイラス、まずはフラメンゴの出鼻を挫くのに成功!」

森崎「お、珍しく仕事をしやがったな」

サンタマリア「(出鼻をくじく…?この程度ではそうはならん)タルーツ、イシーズ!寄せろ!」

タルーツ・イシーズ『おう!』

アレクセイ「(俺の位置でモタモタしていたらカルロスに捕まる、その前に!)ミラ!」

バシュッ!

サンタマリア「(あの位置でボールを奪ったDFはFWに詰められてボールを奪い返されるのを
何よりも恐れる。ましてやうちには左寄り、奴らからして右側にカルロスが居る。
だからあいつはまず左サイドバックに渡し、ゲームを組み立てなおそうとする)」

ミラ「よし…ってうぉ!?」

タルーツ「ボールはもらうぜ!」

661 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/22(金) 16:46:11 ID:UVvFiEU1
ミラ「そうはさせるか!リンコン!」

バコッ!

イシーズ「おおっと、そのパスは通らないぞ!」

リンコン「なにィ!?」

放送「アレクセイくん、ミラくんとボールが渡り…おっと、ミラくんのパスをイシーズくんがカットに向かう!」

サンタマリア「(よって右ウィングを使ってサイドバックに考える時間を無くさせ、
前へのパスで逃げさせる。保険の為に俺もサイドに寄る。これでボールは再び俺たちの物だ!)」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ミラ パス 66+(!card)=★
★イシーズ パスカット 66+(!card)=★
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→リンコン、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サイドラインを割る)(サーノスがフォロー)(サンタマリアがフォロー)
≦−2→フラメンゴボールに。

662 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/22(金) 17:36:17 ID:UVvFiEU1
★ミラ パス 66+( ダイヤ9 )=75★
★イシーズ パスカット 66+( スペード2 )=68★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→リンコン、パスキャッチ。
-----------------------------------------------------------------------------
ヒュッ…

イシーズ「うっ」

放送「イシーズくん間に合わない!リンコンくんパスキャッチ…だがすぐにサンタマリアくんにつかれた!」

賀茂「おお?今日のフラメンゴはやけに積極的だな」

陽子「何時もはもうちょっと横綱相撲と言うか、余裕を伺わせた戦い方ですよね」

リンコン「ったく、忙しない奴らめ!」

サンタマリア「お前たちが怠慢なのかも知れんぞ?」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★リンコン ドリブル 67+(!card)=★
★サンタマリア タックル 70+(!card)=★
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→リンコン、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サイドラインを割る)(サーノスがフォロー)(サンタマリアがフォロー)
≦−2→フラメンゴボールに。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
リンコンのマークがダイヤで「強引なドリブル(+2&吹飛係数2)」が発動します。

663 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/22(金) 18:24:40 ID:UVvFiEU1
★リンコン ドリブル 67+( スペード10 )=77★
★サンタマリア タックル 70+( クラブK )=83★

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≦−2→フラメンゴボールに。
-----------------------------------------------------------------------------
リンコン「取れるモンなら…」

サンタマリア「取れるんだよ」

ズシャアッ!ガシッ!

リンコン「なっ!?」

放送「サンタマリアくん鋭くも鮮やかなタックル!ボールを奪い返しました!フラメンゴの攻撃はまだ続く!」

ネイ「トニーニョ、カルロスは俺に任せて突っ込め!」

トニーニョ「おう!」

ダダダダーッ!

サンタマリア「よし」

トニーニョ「勝負だ、サンタマリア!」

サンタマリア「断る。カルロス、走れ!」

バコオォオオオッ!!

トニーニョ「ぬあっ!?」

664 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/22(金) 18:25:21 ID:UVvFiEU1
サンタマリアはトニーニョに接近される前に大きくボールをパルメイラスのPA内に向かって蹴り上げた。
位置的にアーリークロスと言うべきかロングフィードと言うべきか微妙だったが、精度は
申し分無く見事カルロスがダイレクトシュートに行けそうな高さと位置に飛んでいく。

放送「ここでサンタマリアくん大きく蹴り出した!カルロスくんは相変わらず厳重にマークされて
いますがそれでもお構いなしに撃ちに行くのでしょうか!?彼ならそれが出来てしまう!」

カルロス「(流石だなサンタマリア。浮き球に強いトニーニョをおびき出し、しかもハイボール争いで
ネイのパスカットも不可能にする。その頭脳があるからこそ俺はお前にゲームメイクを任せられる)」

ネイ「こういう手かよ、くそっ!」
アレクセイ「やらせるかよ!」
キーガン「シュートコースを塞ぐ!」
ミラ「いきなり点を取られて堪るか!」

森崎「なーんでい、ただの縦ポンサッカーかよ。そんなもん俺には通用しないって見せてやるぜ!」

A 飛び出さずにセービングだ!
B 普通に飛び出すぞ!(高い飛び出し値75+人数ボーナス、ガッツ消費40)
C 見せてやる、これが三角飛び出しだ!(高い飛び出し値79+人数ボーナス、ガッツ消費150)

カルロスのローリングオーバーヘッドの威力:78

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
            ☆2009/5/22 17:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  12  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

665 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/22(金) 18:27:03 ID:UVvFiEU1
訂正。17時からではなく19時からです。

666 :創る名無しに見る名無し:2009/05/23(土) 00:28:39 ID:2g2wBDuw
マジでこの試合は森崎の引きにかかってるな

667 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/05/23(土) 07:43:10 ID:xebUkRJX
>C 見せてやる、これが三角飛び出しだ!(高い飛び出し値79+人数ボーナス、ガッツ消費150)

森崎「フッフフフ…遂にこの技を実戦で使う時が来たか…とうぅ!」

バッ!ガインッ!

森崎は不敵に笑いながら飛び上がり、ゴールポストを力一杯両足で蹴った!
見据える先は当然、カルロスとネイ達が全速力で追いかけるボールである。
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★カルロス ローリングオーバーヘッド 78+(!card)=★
★ネイ 高いクリア 69+(!card)+(人数補正+2)=★
★アレクセイ 高いクリア 68+(!card)+(人数補正+2)=★
★ミラ 高いクリア 68+(!card)+(人数補正+2)=★
★森崎 三角飛び出し 79+(!card)+(人数補正+2)=★
★キーガン ブロック 69+(!card)+(人数補正+2)=★
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→カルロスのローリングオーバーヘッドがパルメイラスゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ビルセンがねじこみに。ゴールは空っぽだ!)(ブランコがフォロー)(ゴールラインを割り、フラメンゴの右コーナーキックに)
≦−2→パルメイラスボールに。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
キーガンのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。

668 :創る名無しに見る名無し:2009/05/23(土) 11:12:16 ID:NEJxbOey
やっぱ反則率高いですよ

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0ch BBS 2007-01-24