キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【貰うぜ】キャプテン森崎31【ブラジルNo1】

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/17(火) 15:17:35 ID:+1Igj1/c
キャプテン森崎は、高橋陽一氏作のサッカー漫画「キャプテン翼」の二次創作です。
大空翼に代わって主人公になった森崎有三を読者の投票によって操作していき、
他のキャラクター達と交流を深めながらサッカー選手として大成するのが目的の
読者参加型企画です。いわゆるゲームブックを想像して頂ければ分かり易いかも。

基本は毎回出る選択肢の中から読者が投票によってどれかひとつを選ぶ事によって
森崎の各数値が上下したり結果が分岐し、その結果によって森崎が活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。例えば敵にシュートを撃たれたら、
森崎の能力値+ある程度のランダム要素によってゴールを守れたり守れなかったりします。

投票や判定では2ch式(注:似ているだけで2chとは別サーバー)の掲示板で
ID付の投票書き込みを行ったりスクリプトでトランプのカードを引いてもらったりします。

過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html

ミス指摘、質問以外の雑談は下のURLの雑談スレでお願いします。
本スレでも更新毎に30レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
尚、30レスを超え雑談スレへの誘導が始まったら速やかに誘導に従って下さい。それがルールです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1234103663/l50
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
第一回フランス国際Jrユース大会でMVPとなった若き日本サッカー界の星、森崎有三!
戦いの舞台はサッカー王国、ブラジルへ。名門パルメイラスのユースチームに所属し
見事キャプテンにも選ばれた森崎はチームを率いてプロへの登竜門、リオカップへ挑む。
グループリーグの初戦の相手は今大会ナンバー1GKと評されるメオン率いるグレミオ。
しかし前半19分の時点でパルメイラスは既に先制に成功しており、楽勝ムードが漂っている。
…こんな感じで話は進んでいます。

77 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/20(金) 09:25:17 ID:hKjudTmd
>B 「こんな事もあろうかと!フィールダーのユニフォームを用意してあります!」

トニーニョ「…!?」

ネイ「はあ!?」

サトルステギ「へっ?」

森崎はおもむろに立ち上がり自分のバッグから取り出した”1”の背番号つきのユニフォームのシャツを掲げた。
当然周りのチームメイト達は面食らい呆気にとられたが、肝心のエベルトン監督は…
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1231210358/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
エベルトンの反応→ !card
と書き込んで下さい。マークで分岐します。

JOKER→「布団を敷こう、な!」いいのかい?ホイホイカードを引いちまって…
ダイヤ→「…ガーッハッハッハッハ!流石モリサキじゃねえか!」大喜びした。
ハート→「あん?上手く行く保障はあるんだろうなコラ」反対しなかった。
スペード→「悪くはねえが、わざわざ奇策に打って出るのもなあ」気乗りしなかった。
クラブ→「寝言は死んでから言え!GKやめてえのかゴルァ!」激怒した。

78 :創る名無しに見る名無し:2009/02/20(金) 09:27:55 ID:2dqVhU7b
あれ、Cじゃないの?

79 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/20(金) 09:33:02 ID:hKjudTmd
え?あれ?15票目の974の時点で
B7票
C6票
A1票
D1票
のハズですが…私の方でカウントミスがあるんでしょうか?

80 :創る名無しに見る名無し:2009/02/20(金) 09:38:55 ID:2dqVhU7b
ああ、書き込み前に一票入ってるのか
申し訳ない

81 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/20(金) 09:54:20 ID:hKjudTmd
エベルトンの反応→  スペード2
スペード→「悪くはねえが、わざわざ奇策に打って出るのもなあ」気乗りしなかった。
-----------------------------------------------------------------------------
エベルトン「悪くはねえが、わざわざ奇策に打って出るのもなあ」

森崎「え?新パターンが欲しいって言ったばっかりじゃないですか」

エベルトン「そうだ。だが俺が欲しかったのはリスクを増やさない前提での新パターンだ。土壇場用のハイリスクな奇策じゃねえ」

森崎「そうですか…(ちぇっ。退屈していたのに)」

トニーニョ「(相変わらずこの監督の考える事は良く分からん。いい加減とは微妙に違うんだが…)」

森崎のフィールダー起用案は却下され、結局パルメイラスは前半通り無難に攻める事に決まった。



そして後半が始まり、前半同様パルメイラスが一方的に攻めるパターンが続いた。もはや試合の見所は
グレミオがこのまま1失点だけで逃げ切れるか、それともパルメイラスが追加点を上げられるかどうかに移っていた。

82 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/20(金) 09:54:36 ID:hKjudTmd
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1231210358/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
トニーニョの活躍→ !card
ダイヤで3発、ハートで2発、スペードで1発、クラブで0発ドライブシュートを撃つ機会があります。JOKERだと…?
サトルステギの活躍→ !card
ダイヤで2発、ハートかスペードで1発、クラブで0発ダイナマイトヘッドを撃つ機会があります。JOKERだと…?
その他チームメイトの活躍→ !card
1森崎
2ミラ
3ブランコ
4キーガン
5アレクセイ
6リンコン
7ゲレーロ
8カセレス
9オルヘス
10でオルヘス・ゲレーロ
11でゲレーロ・キーガン
12でオルヘス・ゲレーロ・キーガン
13でオルヘス・ゲレーロ・キーガン・ブランコ
JOKERで上記全員に活躍の機会があります。
以上の様に書き込んで下さい。マークか数値で分岐します。

83 :創る名無しに見る名無し:2009/02/20(金) 15:09:12 ID:x42cDbKy
さてどうなるか

84 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 00:00:32 ID:i0VDl0CS
トニーニョの活躍→  ダイヤ9
ダイヤで3発ドライブシュートを撃つ機会があります。
サトルステギの活躍→  ハート6
ハートかスペードで1発ダイナマイトヘッドを撃つ機会があります。
その他チームメイトの活躍→  クラブ6
6リンコンに活躍の機会があります。
-----------------------------------------------------------------------------
放送「前半8分!トニーニョくんマークを振り切りミドルシュートレンジに入りました!ゴール前のDFは…4人!」

翼「また彼のドライブシュートか」

メオン「急げ!シュートコースを塞ぐんだ!クリムトはフォローに!」

トニーニョ「行けェ!ドライブシュート!」

グワアアッ!
バッシュウウウウウウウウウン!!

85 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 00:00:48 ID:i0VDl0CS
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1231210358/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
トニーニョ→ !card ドライブシュート 74+(カードの数値)=
タキーハ→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=
ジーオ→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=
コクラン→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=
メオン→ !card パンチング 75+(カードの数値)=
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

【シューター】−MAX【守備側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サトルステギがフォロー)(オルヘスとファリアがせりあいに)(クリムトがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。

【シューター】−MAX【守備側】
≧2→トニーニョのドライブシュートがグレミオゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(サトルステギがねじこみに)(オルヘスがフォロー)(ジャスマがフォロー)
≦−2→クリムトがフォロー。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
トニーニョのドライブシュートには係数5の吹っ飛ばし属性がついています。

86 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 00:45:11 ID:i0VDl0CS
トニーニョ→  ダイヤ2  ドライブシュート 74+(カードの数値)=76
タキーハ→  クラブ3  ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=70
ジーオ→  ハート4  ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=71
コクラン→  ハートA  ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=68
メオン→  ハート8  パンチング 75+(カードの数値)=83

【シューター】−MAX【守備側】≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。

【シューター】−MAX【守備側】≦−2→クリムトがフォロー。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
トニーニョのドライブシュートには係数5の吹っ飛ばし属性がついています。
-----------------------------------------------------------------------------
ギュォオオオオオオオッ!!

ドガッドガッドガッ!

タキーハ「あべしっ!」
ジーオ「ひでぶっ!」
コクラン「ぐふっ!」

メオン「フン!」

バッ!バチイッ!

トニーニョのドライブシュートの威力はDF3人をまとめて弾き飛ばすのに十分だった。
しかしメオンにはそれも通じず、あっさり味方が拾いやすい位置にパンチングされてしまうに終わった。

放送「ダメです決まりません!メオンくん見事な鉄壁ぶりです!」

トニーニョ「くそっ…」

87 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 00:45:38 ID:i0VDl0CS
カルロス「一点取られたとは言え良い守備をしているな、メオンは」

サンタマリア「お前以外なら中々点を奪えないだろうさ」

ジェトーリオ「トニーニョくんも低いキック力で無理するねー」

翼「クラウディオ・メオンか…」



オルヘス「よしっ、抜いた!頼むぞサトルステギ!」

バコオッ!

数分後、今度はオルヘスのサイドアタックからサトルステギに高いセンタリングが出る。

サトルステギ「ま〜〜〜ってましたァ!行くぜ行くぜ本日3発目のダイナマイトヘーッド!!」

バッ!

メオン「ええい何をしている、さっさとクリアに迎え!」

グレミオメンバー『分かってるよ!』

バッ!バッ!バッ!

88 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 00:45:54 ID:i0VDl0CS
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1231210358/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
サトルステギ→ !card ダイナマイトヘッド 76+(カードの数値)=
ジャスマ→ !card 高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=
タキーハ→ !card 高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=
ジーオ→ !card 高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=
コクラン→ !card 高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=
メオン→ !card パンチング 75+(カードの数値)=
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

【シューター】−MAX【守備側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲレーロがフォロー)(トニーニョとジャスマがせりあいに)(ジャスマがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。

【シューター】−MAX【守備側】
≧2→サトルステギのダイナマイトヘッドがグレミオゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ゲレーロがねじこみに)(トニーニョがフォロー)(ゴールラインを割り、パルメイラスの右CKに)
≦−2→ジャスマがフォロー。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
サトルステギのダイナマイトヘッドには係数2の吹っ飛ばし属性がついています。

89 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 01:00:11 ID:VNdAoD69
攻撃陣振るわないな

90 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 01:02:10 ID:A2z3ylQU
3、4、2、2、2だからな
ダイスじゃねーかw

91 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 01:02:58 ID:a1erfqnQ
ただただメオンの評価が上がるだけだな
森崎はプレイ機会ないし
観客にとっては、メオン>森崎のままって感じかな

92 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 07:35:34 ID:qta5tgGq
リンコンに期待しよう
そのまま覚醒したり点を入れる事ができたら上出来だな
さて、どうなる・・・・・・・・

93 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 19:03:22 ID:i0VDl0CS
サトルステギ→  クラブ2  ダイナマイトヘッド 76+(カードの数値)=78
ジャスマ→  ダイヤA  高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=69
タキーハ→  ハート6  高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=74
ジーオ→  クラブ6  高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=74
コクラン→  クラブ5  高いクリア 66+(カードの数値)+(人数補正+2)=72
メオン→  クラブ8  パンチング 75+(カードの数値)=83

【シューター】−MAX【守備側】=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。

【シューター】−MAX【守備側】≦−2→ジャスマがフォロー。

サトルステギのダイナマイトヘッドには係数2の吹っ飛ばし属性がついています。

*攻守両側共にクラブを引いたので、カード数値が低かった攻撃側の反則が発生します。
*クラブで反則を受け吹っ飛ばされたのでジーオとコクランが負傷します。
-----------------------------------------------------------------------------
ガキィィイインッ!
ドガガガガァアアッ!!

ジャスマ・タキーハ『うわあっ!』
ジーオ・コクラン『ぎゃああっ!!』

メオン「そんな物が何度も通用するか!」

バッキィンッ!

サトルステギ「なにィ!?また俺のダイナマイトヘッドを防ぎやがっただとォ!?」

森崎「別に大したシュートでも無いけどな」

94 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 19:03:41 ID:i0VDl0CS
放送「メオンくんまたもナイスセーブ!そしてこぼれ玉はジャスマくんが…」

ピィイイイッ!

メオン「な、なんだと!?」

トニーニョ「むっ」

森崎「おっ?」

サトルステギ「お?お?おー、やったァアアアアア!PKゲットだぜェ!!」

審判「パルメイラス9番、プッシング!」

サトルステギ「………アレ?」

森崎「…やれやれだぜ」

*ダイジェストモードなのでカードが出るかどうかは判定しません。
*ジーオとコクランが軽傷LV1治療済になりました。以降全判定に−1のペナルティがかかります。



更に数分後、今度輝いたのはパルメイラスの左サイドハーフのリンコンだった。

95 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/21(土) 19:03:57 ID:i0VDl0CS
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
リンコンの活躍は?→ !card
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

ダイヤ→ドリブル
ハート→パス
スペード→タックル
クラブ→パスカット
JOKER→上記全て!

どのマークでも数字で活躍度と成長が分かれます。JOKERはこの場合13とします。
13→必殺技習得&能力値+1!
10〜12→必殺技習得!
6〜9→能力値+1!
1〜5→フラグが立つ。

96 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 19:13:33 ID:km4IV8mK
タックルとゴール前の競り合いは攻撃側がクラブだとほぼ反則が発生してつまらないな
特に後者はPKになるかも

97 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 20:24:20 ID:TtaAB3Fe
それは引きを個別に見るからじゃね?
セットで見れば3/4は確実に反則回避だぞ

98 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 20:36:54 ID:km4IV8mK
密集してれば誰か一人がクラブを引く確率も上がる

99 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/22(日) 00:03:03 ID:HQwZ5kf8
リンコンの活躍は?→ ダイヤJ
ダイヤ→ドリブル
10〜12→必殺技習得!
-----------------------------------------------------------------------------
ダダダダッ!

放送「リンコンくん左サイドを上がっていく!そしてクリムトくんとファリアくんに着かれた!」

クリムト「こいつにドリブル突破は無い!」

ファリア「パスのタイミングを見切るんだ!」

リンコン「!!」カチン

ダカダカダカダカッ!!

クリムト「えっ」

ファリア「なにィ!?」

ドガッ!ドガッ!

クリムト・ファリア『うわぁ〜!!』

100 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/22(日) 00:03:17 ID:HQwZ5kf8
放送「おおっとリンコンくん強引な突破!クリムトくんとファリアくんを弾き飛ばす豪快なドリブルだ!」

リンコン「どいつもこいつも!パルメイラスのドリブラーはネイとトニーニョだけじゃねえ!」

森崎「俺の事忘れんなよ」

*リンコンが「強引なドリブル」を習得しました。



リンコン「(っつってもこのままPA内に駆け込む訳にもいかないし…フィニッシュは結局トニーニョ任せか)」

バコッ!

放送「ここでマイナスのセンタリング…いや、ショートパスだ!本日3本目のドライブシュートをトニーニョくんが撃ちに行きます!」

トニーニョ「何本でも撃ってやるさ…」

グワアッ!

バッシュウウウウウウウウウウッ!!

メオン「(ちいっ!さっきのサイドアタックでDFの数が減らされた…!)」

101 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/22(日) 00:03:30 ID:HQwZ5kf8
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
トニーニョ→ !card ドライブシュート 74+(カードの数値)=
タキーハ→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=
ジーオ→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV1-1)=
メオン→ !card キャッチ 73+(カードの数値)=
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

【シューター】−MAX【守備側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(オルヘスがフォロー)(サトルステギとコクランがせりあいに)(タピエスがフォロー)
≦−2→グレミオボールに。

【シューター】−MAX【守備側】
≧2→トニーニョのドライブシュートがグレミオゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(オルヘスがねじこみに)(サトルステギがねじこみに)(コクランがフォロー)
≦−2→メオン、キャッチに成功。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
トニーニョのドライブシュートには係数5の吹っ飛ばし属性がついています。

102 :創る名無しに見る名無し:2009/02/22(日) 00:18:34 ID:jud+ObS0
パンチングならオルヘスだったのに
メオンの野郎余裕見せやがって

103 :創る名無しに見る名無し:2009/02/22(日) 14:50:54 ID:vYaOgwvZ
サトルステギか?


104 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 00:31:22 ID:a8MrcTuw
トニーニョ→  スペード10  ドライブシュート 74+(カードの数値)=84
タキーハ→  クラブ4  ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)=71
ジーオ→  クラブ2 ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV1-1)=68
メオン→  ハート8  キャッチ 73+(カードの数値)=81

【シューター】−MAX【守備側】≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。

【シューター】−MAX【守備側】≧2→トニーニョのドライブシュートがグレミオゴールに突き刺さる!

トニーニョのドライブシュートには係数5の吹っ飛ばし属性がついています。
>>7のケガ発生率表に従い、タキーハとジーオが負傷します。
-----------------------------------------------------------------------------
ドガアッ!ドガアッ!

タキーハ「ぐひゃああっ」
ジーオ「ふんぎーーっ」

グシャッ!グシャッ!

折り重なる様に倒れこむタキーハとジーオを尻目にドライブシュートが迫りくる。
メオンはこぼれだまでは不味いと判断しキャッチングに行ったが…それが裏目に出た。

シュウウンッ!

メオン「な…なにィ!」

バスッ。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

105 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 00:31:36 ID:a8MrcTuw
放送「メオンくん届かない!3度目の正直か、トニーニョくんのドライブシュートがようやく決まりました!
2−0、ここまで必死に守ってきたグレミオにとって痛い追加点!アシストはリンコンくん、決めたのはトニーニョくんです!」

ジェトーリオ「あ〜らら、決まっちゃったかあ」

ストラット「元々あの程度のキーパーでは長くは持つまい」

リンコン「オッケー!ナイスゴール、トニーニョ!」

トニーニョ「…ああ(3本撃ってやっと1本か…)」

ネイ「(トニーニョ…悩んでいるな…)」

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3点 カルロス
1点 サンタマリア・サトルステギ・トニーニョ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア
1アシスト ネイ・リンコン

*消化試合の上、今までなかなか決まらなかったのでトニーニョの支持率・感情値に変化はありません。



そして試合終了間際、トニーニョはもう一度ドライブシュートを放った。

トニーニョ「とどめだ、メオン!」

メオン「くそっ!これ以上やらせん!」

バッシィイイイイイイイイイイイン!!

106 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 00:31:56 ID:a8MrcTuw
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
トニーニョ→ !card ドライブシュート 74+(カードの数値)=
タキーハ→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV1-1)=
ジーオ→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV2-2)=
コクラン→ !card ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV1-1)=
メオン→ !card パンチング 75+(カードの数値)=
と書き込んで下さい。マークと数値で分岐します。

【シューター】−MAX【守備側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(オルヘスがフォロー)(サトルステギとクリムトがせりあいに)(リンコンとファリアがせりあいに)
≦−2→グレミオボールに。

【シューター】−MAX【守備側】
≧2→トニーニョのドライブシュートがグレミオゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(オルヘスがねじこみに)(サトルステギがねじこみに)(クリムトがフォロー)
≦−2→ボールは大きくはじき返され、試合終了。

【テンプレに載っているルール以外の補足・補正・備考】
トニーニョのドライブシュートには係数5の吹っ飛ばし属性がついています。

107 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 00:48:15 ID:a8MrcTuw
な…ここでJOKER!?

えーと…それではまた明日〜♪(脱兎)

108 :創る名無しに見る名無し:2009/02/23(月) 00:51:28 ID:l4+TKSH1
JOKERくそわろたw

109 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 12:48:50 ID:a8MrcTuw
トニーニョ→  JOKER  ドライブシュート 74+(カードの数値)=89
タキーハ→  ハート4  ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV1-1)=70
ジーオ→ クラブ8  ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV2-2)=73
コクラン→  クラブ4  ブロック 66+(カードの数値)+(人数補正+1)+(軽傷LV1-1)=70
メオン→  スペード10  パンチング 75+(カードの数値)=85

【シューター】−MAX【守備側】≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。

【シューター】−MAX【守備側】≧2→トニーニョのドライブシュートがグレミオゴールに突き刺さる!
-----------------------------------------------------------------------------
ギュィイイイイイイイイイイイイン!!

そのシュートは、低く鋭く曲がる弾道を描いた。

タキーハ・ジーオ・コクラン『!?』

バィイイイイイイイイイイイイイン!

痛みを堪えつつ立ち塞がったDF達を避ける様に横に曲がったボールが、地面に当たって反対方向に文字通り”跳ね返される”。

メオン「!?し、しまったァ!!」

見当違いの方向に飛んでしまった。メオンがその事に気づいたのは目の前をボールが
高速で通り過ぎるその瞬間だった。当然その時点で方向転換など出来る筈も無い。

翼「あれは…!」

森崎「ミラクルドライブじゃねえか!ちゃっかり習得してやがったのか!」

バスゥンッ!ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

*トニーニョがフラグを回収しミラクルドライブを習得しました!

110 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 12:49:02 ID:a8MrcTuw
放送「おおおおっ!?こ、これは!すごいシュートが飛び出ました!ドライブシュートかと思いきや、
ゴール横の低空を切り裂いた後逆方向に反射!まさしくこれはドライブ回転を利用した奇跡の超難易度シュート、
ミラクルドライブ!一部の名選手しか使えない大技をトニーニョくんがみせつけてくれました!!」

カルロス「ほう、やるな」

サンタマリア「(トニーニョ…腕を上げたな)」

アマラウ「ツバサ、あれお前の得意技だよな?」

翼「そうだよ。これは今のうちにレナートに練習させておいた方が良いね」

レナート「ゲッ!?」

マウリシオ「(ナムアミダブツ…)」

エベルトン「ほう…ちったあマシになったじゃねえか」

ネイ「(なーんだ。心配して損したぜ)」

観客「すげーぞトニーニョ!」「お前ならセレソン入りは確実だ!」「メオンかっこわりー」

トニーニョが今までのドライブシュートを超えるミラクルドライブを放った。この現実はライバル達を唸らせ、
仲間たちを喜ばせ、そして観客達を沸かせた。ただ一人の男を覗いて。

コインブラ「………くだらんシュートだ」

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3点 カルロス
2点 トニーニョ
1点 サンタマリア・サトルステギ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア
1アシスト ネイ・リンコン

111 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 12:49:16 ID:a8MrcTuw
ピッ!ピッ!ピィイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「試合終了!終わってみれば3−0、パルメイラスの圧勝でした!グレミオはエースのダ・シルバくんが
早い段階で退場してしまったのが痛すぎました。そしてパルメイラスの前評判を上回る攻撃力!
これでは3失点と言えどメオンくんを責めるのは酷と言う物でしょう」

メオン「(実況に慰められてもちっとも嬉しくない…くそおおっ!)」

森崎「(おー悔しがってる悔しがってる。なんか挑発しとこうかな?)」

A いや、こんな雑魚とは二度と会う事もあるまい。無視だ無視。
B 「チームメイトに恵まれないとGKって辛いよなあ〜」同情してやる。
C 「大会ナンバー1GKの座、確かに譲り受けたぜ!」あざ笑う。
D 「どうした?まだ泣きべそをかかないのか?」ニヤニヤと笑いかける。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
            ☆2009/2/23 14:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

112 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 14:23:15 ID:a8MrcTuw
追記。

*ミラクルドライブを披露した事によってトニーニョの支持率が+2されます。
ただし勝ち試合の2度目の駄目押しと言う盛り上がらない状況だった為感情値の変化はありません。

トニーニョ支持率:36→38

113 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 15:55:32 ID:a8MrcTuw
>B 「チームメイトに恵まれないとGKって辛いよなあ〜」同情してやる。

森崎「チームメイトに恵まれないとGKって辛いよなあ〜」

森崎はメオンに聞こえる距離で横目で薄ら笑いを浮かべながら口先だけの同情を述べた。
誰がどう見ても嫌味であり、メオンも何ら誤解せず歯軋りしてから反論を試みた。

メオン「フン…この状況でどうしろと言うんだ。貴様なら零封出来たとでも言うつもりか?」

森崎「ああ、出来るね。お前のチームがヘボ過ぎて証明しようが無かったが」

メオン「ほざいていろ!決勝トーナメントでこの借りを返す!」

森崎「あのバカが主力じゃとても決勝戦に勝ちあがれるとは思えないけどな〜」

メオン「………クソッ!」

内心同意してしまったメオンはそれ以上言い返すネタが無くなり、足早にフィールドを立ち去っていった。
同じく控え室に戻る森崎の足取りはとても軽い物だった。



〜数分後のグレミオ控え室〜

メオン「捕まえろーっ!」

グレミオメンバー「足縛れ足!」「逆さに吊るせ!」「手にも重りをつけるんだ!」

ダ・シルバ「や、やめろォオオオオオオオオオオ!!やめてくれェエエエエエエエエエ!!!」

114 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/23(月) 15:55:53 ID:a8MrcTuw
〜同時刻、パルメイラス控え室〜

エベルトン「よーし、後半はそこそこだった!70点にまけてやらあ。だが今日の出来で満足するなよ!」

パルメイラスの控え室ではやや機嫌が良くなったエベルトンが簡単に締めの言葉をかけていた。
特に反省を促したりミスを指摘したりする様な内容ではなかった為、選手達も思い思いに疲れを取りながら聞き流している。

オルヘス「(う〜ん、やっぱり俺の活躍の機会ってセンタリングしか無いのかな)」
ゲレーロ「……………(空腹だ)」
リンコン「あーやれやれ、毎回こんなに楽に勝てると良いんだけどなー」

アレクセイ「(トニーニョはやっぱり凄い。それに常識人だし…あいつがキャプテンに戻らないかな)」
キーガン「今日はほとんど仕事が無かったな〜」
ブランコ「まずは順調な滑り出し!ってトコだな」
ミラ「予選グループの残りのチームはグレミオ以下だしな」

サトルステギ「おーいネイ!大丈夫なのか、ケガ?次の試合出れそう?無理しちゃいけないぜ?」
ネイ「矢継ぎ早に話すなっての。この程度大した事無いさ」
トニーニョ「(ミラクルドライブは完成した。だがリオカップを制するのにこれだけで十分だろうか…?)」

森崎「(かーっ、体力が有り余ってしょうがないぜ!とりあえず何かしてヒマを潰そう)」

A 観客席に行って知り合いがいないか探してみる。
B ミラクルドライブを習得したトニーニョを褒めておく。
C キャプテンとして風紀を引き締めておく。
D ケガしたネイを気遣っておく。
E 次の試合が始まるまで寝る。寝るったら寝る。

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
            ☆2009/2/23 16:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を
         止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

115 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/24(火) 10:45:37 ID:I9915wPC
>B ミラクルドライブを習得したトニーニョを褒めておく。

森崎「(そう言えば、以前けしかけていたんだよな。苦労は労っておくか)」

森崎は自分がミラクルドライブの習得をトニーニョに促していたのを思い出し、トニーニョに歩み寄って肩に手をかけた。

トニーニョ「ン?なんだモリサキ」

森崎「何、キャプテンとしての労いだ。よくミラクルドライブを習得できたな、見直したぜ」

トニーニョ「………」
-----------------------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
トニーニョの反応は?→ !card
と書き込んで下さい。マークで分岐します。

JOKER→「べ、別にモリサキの為に習得したんじゃないからね!勘違いしないでよ!」何処かで見た様な症状が…
ダイヤ→「いや、きっかけを与えてくれたのはお前だ。こちらこそ礼を言わせてくれ」
ハート→「いまどきドライブシュートだけでは威張れないからな。この位当然だ」
スペード→「侮ってもらっては困るな。俺は今のままで満足はしないぞ」
クラブ→「………俺はまだお前をキャプテンとして認めた訳じゃないからな」

116 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/24(火) 15:19:22 ID:I9915wPC
トニーニョの反応は?→ ハート8
ハート→「いまどきドライブシュートだけでは威張れないからな。この位当然だ」
-----------------------------------------------------------------------------
トニーニョ「いまどきドライブシュートだけでは威張れないからな。この位当然だ」

肩を竦めて謙遜するトニーニョ。ともすれば傲慢と受け取られかねないセリフでもあるが、
彼の誰もが認める糞真面目さがそれを和らげていた為反感を抱いた者は居なかった。

森崎「まあ確かに。世界レベルじゃただのドライブシュートなんてありふれているからな」

トニーニョ「そうだ。このリオカップにも何人か俺以外にもドライブシュートの使い手が居るしな」

ネイ「(こいつら、仲が良いのか悪いのか判断しにくいなあ。マジメな話題ならトニーニョも話し易いんだろうけど)」

サトルステギ「(ちょっとは俺のダイナマイトヘッドも褒めろよ)」

*元キャプテンと現キャプテンのディスカッションを披露した効果で双方の支持率が上がりました。

森崎支持率:46→47
トニーニョ支持率:38→39



十数分後、着替えを終えたパルメイラスのメンバーは観客席で次の試合の開始を待っていた。

森崎「今日の第三試合はDグループのサントス対バスコ・ダ・ガマだったな?」

トニーニョ「ああ。Dグループではサントスが頭一つ抜けた実力のチームと評価されている」

ネイ「バスコは2番手ってトコロかな。なんとかサントスに対抗出来るレベルではある」

117 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/24(火) 15:19:39 ID:I9915wPC
サトルステギ「でもバスコは目立った選手が居ないぜ。逆にサントスはFW、MF、DFにそれぞれ有力選手が居て
しっかりとした縦のラインが出来ている。ダ・シルバみたいなアクシデントが無い限りサントスの勝ちは揺るがないと思うぜ!」

森崎「そんなに大きな声じゃなくても聞こえるっての。サントスの有力選手ってザガロって言う奴
(あの鰻野郎…)とディウセウって言うゴツいDFだろ?MFにスゴい奴なんて居たか?」

サトルステギ「ああ居るよ。ホラ、俺がコリンチャンスから移籍して来た時話しただろ?リベリオもサントスに移籍したって」

ネイ「ん?…ああ、そう言えば言ってたな、そんな事」

トニーニョ「リベリオか…大してマークしていなかったが、どの程度の選手かな」

サントスの戦力批評をしている間に丁度良く暇が潰れ、両チームの選手達がキックオフの為に入場してくる。
観客の歓声が降り注ぐ中森崎はサントスの顔ぶれをチェックし頭の中の写真と遠距離からの視覚情報を
照らし合わせていた。遠目からも目立つ獰猛な顔つきのザガロと場違いな程に際立つピンク髪のディウセウは
すぐに見分ける事が出来たが、サトルステギが言っていたリベリオが中々みつからない。

森崎「おい…どいつだ、リベリオって?顔が思い出せないんだが」

サトルステギ「ほら、あの8番の目立たない奴。何処にでも居そう過ぎて印象に残らなさそうな奴だよ」

ネイ「ん〜?…あ、あの気がついたら居なくなっていそうなあの黒髪の奴か!地味っ!」

トニーニョ「ネイ、それは流石に失礼だぞ…(俺も背番号でしか見分けがつかなかったが)」

サトルステギが指摘した通りリベリオは本当に目立たない事が逆に特徴になりそうな外見の持ち主だった。
長くも短くも無い黒髪に南米ではありふれた浅黒い肌、平均的な身長に体格。顔立ちも色以外の描写に
困りそうな程ごくごく普通。ジョゼ・パウロ・リベリオは本当に”何処にでも居そう”な男である。

118 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/24(火) 15:19:56 ID:I9915wPC
彼とは対照的にこれでもかと印象に残りやすいディウセウがセンターサークルでコイントスを行い、ボールを勝ち取った。

ディウセウ「おっ、ラッキー!へへー、こっちからのキックオフだぞザガロ!」

ザガロ「どうでも良い事だ。どうせ俺たちが勝つ事には変わらねえ」

ディウセウ「そうこなくっちゃな。そんじゃ任せた!早速一点頼むわ!」

ザガロ「わざわざ言う必要は無い。後ろで大人しくしてろ!」

ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「大変長らくお待たせしました、本日の第三試合目、サントス対バスコ・ダ・ガマがただいまキックオフ!」

翼「順当に行けば、奴らとは準決勝で当たりそうだね」

ストラット「ザガロもそうだが、ディウセウは更に要注意だな」

カルロス「さて…どんな力を見せてくれるのやら」

ザガロ「クヒヒヒヒ…!」

ギンッ!

リベリオがキックオフしたボールを受け取った瞬間、ザガロの目が野性的な光を放った…!

119 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/24(火) 15:20:47 ID:I9915wPC
いったんここまで。大会恒例のNPCシーンターイム!

120 :創る名無しに見る名無し:2009/02/24(火) 20:22:35 ID:SVOL/exA
乙です。リベリオ台詞ねえwww

121 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 00:27:25 ID:0x1CuTGo
ドドドドドドドッ!

観客「おおっ!いきなりザガロの突進だ!」「そうでなくちゃ”キラー”じゃないぜ!そのまま突っ込めーっ!」

森崎「(やっぱり日向の同類か…)」

ザガロ「クククッ!」

バババッ!
ヒュンッ!

放送「ザガロくん素早いシザーズフェイント!まずは二人抜いたァ!」

森崎「えっ?テクニックもあるのか?」

ザガロ「どけぇっ!どかんと死ぬぞ!」

ドガアッ!ドガアッ!

バスコ・ダ・ガマメンバー『うぎゃああああ!』

森崎「今度は強引なドリブルかよ…力と技両方ありってか」

日向と酷似したプレイスタイルかと思いきや、基本的な技術もしっかりしているザガロ。
森崎が認識を改めている間にも彼は中央突破を難無くこなし、あっと言う間にバイタルエリアまで接近した。

122 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 00:27:41 ID:0x1CuTGo
放送「ザガロくんいきなり切り込んだ!後少しでシュートが撃てるぞ!これは不味いバスコ・ダ・ガマ!」

ディウセウ「へへー、頼もしいな」

バスコ・ダ・ガマメンバー「くそおっ!なんとかして止めろ!」「この際ファウルでもかまわん!」

ザガロ「俺相手にファウル狙い?上等だァ!」

ダカダカダカッ!
ドガガガァッ!!

バスコ・ダ・ガマメンバー『うげえええっ!?』

バスコ・ダ・ガマの半ばヤケクソなディフェンスもザガロは強引なドリブルで吹き飛ばし、
その勢いのまま大きく足を振りかぶる。強烈なシュートの予感に誰かが唾を飲み込んだその瞬間。

ピィイイイッ!

審判の笛が鳴り響いた。

ザガロ「は?」

ディウセウ「ありゃあ?」

審判「サントス10番、プッシング!」

123 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 00:27:57 ID:0x1CuTGo
放送「おっと…これはザガロくんが先ほどのドリブルで手で相手を押しのけたと反則を取られた模様です」

カルロス「む…誤審か?」

サンタマリア「今のはむしろバスコのオブストラクションだったと思うが…見分けにくい所だな」

ジェトーリオ「まあどうでもいいんじゃない?ザガロの突進を止められなかったのは変わりなかったんだし」

カルロス「だが何か様子がおかしいぞ…」



ザガロ「フザけるな!今のは向こうのオブストラクションだったじゃねーか!」

審判「ムッ…」

ピッ!

ザガロ「………!?てっ、てめェエエエエエエ〜〜〜!!」

ディウセウ「あっ!や、やっべェ!」



放送「おおおおっ!?こ、これはイエローカード!審判に抗議したザガロくんがイエローカードを貰ってしまった模様!」

ストラット「何やってるんだあのバカは?」

翼「頭に血が上ると見境無くなるタイプみたいだな」

124 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 00:28:26 ID:0x1CuTGo
サントスのエース、マルシオ・パッソス・ザガロは問題児としても有名だった。自己中心的な性格で
プレイスタイルもワンマンストライカー。起こした不祥事や貰ったカードの枚数も半端な数ではない。

                        バギイッ!!

そして今、彼の問題児伝説に新たな一ページが刻まれた。

審判「ぶべぁあがっ!?」

ドサッ…

ザガロ「あっ…」



カルロス「…おい、俺の目がおかしくなったのか?」

サンタマリア「いや…俺も見たぞ。幻覚じゃない」

ジェトーリオ「審判を…殴ったね…」



ザガロ「(やべえ、またやっちまった!こうなりゃレッドカードを取り出される前にトドメを…)」

ディウセウ「ザガロのアホーッ!!」

ガシッ!バガッ!

ザガロ「ぐぎゃっ!?」

125 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 00:28:45 ID:0x1CuTGo
ディウセウ「リオカップ開幕の日の試合に!」バガッ!バガッ!
ザガロ「ぐがあっ!は、離せクソが…!」バガッ!バガッ!
ディウセウ「なーにやってんだよおめえはーっ!!」バガッ!バガッ!
ザガロ「ぐ…は…」グタリ…



カルロス「今度はディウセウか…サントスは何時もこうなのか?」

サンタマリア「少なくともディウセウの対応は慣れた感があるな…」

ジェトーリオ「いやはや、実に見事な連続ヘッドバットですねえ」



ディウセウ「審判さん、ホントごめん!今すぐこのバカ退場させっから!」

審判「あ、ああ…」

後の評論家達は語る。この試合、ザガロがただのレッドカード一枚で済み追加処分を下されなかったのは
ディウセウの功績であると。ただし、ディウセウの対応に感心したからか恐怖したからかは意見が分かれた。



森崎・ネイ・トニーニョ『……………』

サトルステギ「い、いや〜、あったね…ダ・シルバみたいなアクシデント…ハハハ…」

126 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 00:31:05 ID:0x1CuTGo
今夜はここまで。また明日お会いしましょう。

127 :創る名無しに見る名無し:2009/02/25(水) 00:59:08 ID:Rr0t41Cp
さすがカカロットw

128 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 15:33:26 ID:0x1CuTGo
まさかの退場劇で試合開始僅か一分で10人になってしまったサントスはその後当然劣勢を強いられた。
味方の人数が少ない状況で攻めるには個人技に秀でた選手が状況を打開しなくてはならないが、
退場したザガロがまさのその個人技に秀でた選手だったから堪った物ではない。

まだMFのリベリオが居るには居たが、ただでさえ守備に忙殺された状況で
ザガロ程の突破力や得点力は持っていない彼に単独の攻撃まで求めるのは酷過ぎた。

バスコ・ダ・ガマが断然有利になったのは火を見るよりも明らかだった。しかし、得点には至らなかった。

ディウセウが居たからである。

バビントン「当たり前の事だけど、サントスが攻められっぱなしだね」

アマラウ「ああ。だがディウセウの活躍で持ち堪えているぜ」

ディウセウ「いくぞォ!たあーっ!」

ズシャシャシャーッ!!
ドガアッ!

バスコ・ダ・ガマFW「ぐわあーっ!!」

放送「ディウセウくんまたしても見事なタックル!溢れんばかりのパワーが漲るディフェンスでバスコ・ダ・ガマを寄せ付けません!」

翼「(次藤と早田を足して2で…いや、1.5で割ったと言った所かな。それなりに厄介だ)」

ドトール「だが、このままではサントスは危険だぞ」

レナート「え?ディウセウが守りに徹している内は点を取られそうに無いんじゃないか?」

129 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 15:34:59 ID:0x1CuTGo
ドトール「普通ならな。だがこの試合は普通じゃない」

マウリシオ「ディウセウはきっと、前半終了間際にカウンターを仕掛けるつもりでしょうけど…」

ストラット「前半35分か…俺がバスコ・ダ・ガマの選手なら、そろそろ仕掛けるな」



守備第一のサッカーの国、イタリア出身のストラットの予言は見事に的中する。

バスコ・ダ・ガマMF「(こうなったら、多少のケガは覚悟の上で…!)」

ダダダダッ!

放送「バスコまたも攻めます!今度はPA正面からのドリブル突破を挑みました!
しかし当然サントスのキャプテン、ディウセウくんが立ちはだかります!
バスコはこの巨漢スイーパーに今までのチャンスを悉く潰されており、得点の目処が立っていません!」

ディウセウ「(後10分ちょい…それまではオラの力で凌ぐ!)」

ズシャシャシャーッ!!

観客「来たァ!ディウセウのパワータックルだ!」「良いぞー!ぶっとばせーっ!!」

130 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 15:35:59 ID:0x1CuTGo
バスコ・ダ・ガマMF「(来た!今だ!)」

スッ…

ディウセウ「!?」

ガシュウウッ!!

バスコ・ダ・ガマMF「ぎゃあああああああっ!!(そ、想像以上にいてェ〜ッ!!)」

ドサァッ!

ピィイイイイイイイイイイ!!

ディウセウ「いーーーっ!?そんなのアリかよお!」



放送「おおお〜っ!!!ディウセウくん反則を取られた!強力なタックルが足に行ってしまった模様!これは痛そうだ!」

観客「ちょっと待て!アイツ今わざと足を当てられに行ったぞ?」「何言ってやがる、今のは正当な判定だ!」
「いーや、俺は見たぞ!今のはバスコのシミュレーションだ!」「フザけるな!文句を言うならサントスに帰れ!」

131 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 15:36:39 ID:0x1CuTGo
ジェトーリオ「うわーっ、なんか暴動でも起きそうだよ。どうせならスタジアムの反対側でやってくれよお」

サンタマリア「不謹慎な事を言うな。しかし…これは多分、本当にワザと当てられに行ったんだろうな」

カルロス「あの当たり方では普通は笛は取られない…が、普通じゃなくなっていたのがサントスの運の尽きだな」

レネート「ぴ、PK…」

ドトール「やっぱりな…守備に回る時間帯が長すぎたんだ」

アマラウ「あーあ。ザガロが審判の印象を悪くしたツケか」

ジウ「チームに迷惑かけちまって。こりゃダメだわ」

翼・ストラット『(チームに迷惑、か…嫌な事を思い出すな)』



そして…PKは何事も無く決まった。

森崎「あ〜あ…サントス、こりゃ負けちまうか?」

トニーニョ「恐らくな。リベリオの攻撃力では足りていなかった」

ネイ「これからバスコが守りに入ったら逆転は不可能に近いな」

サトルステギ「反則って怖いなァ〜」

132 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/25(水) 15:38:47 ID:0x1CuTGo
いったんここまで。次はサンパウロの試合ですよ!

133 :創る名無しに見る名無し:2009/02/25(水) 16:55:49 ID:ME1fK1px
携帯からだとトーナメントわかりにくいんだけど、本戦の一回戦で森崎がディウセウと当たる可能性ってあるの?

134 :創る名無しに見る名無し:2009/02/25(水) 23:11:42 ID:SvJ2rqT7
サントスが二位通過、パルメイラスが一位通過なら当たるよ。
つまりザガロがやらかしたおかげでほぼ確実に当たる。

135 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 01:07:05 ID:xd6myvgk
その後試合は大方の予想通り、1点を死守に来たバスコ・ダ・ガマを崩す事が出来ずサントスの敗北で終わった。

ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイッ!!

放送「試合終了です!1−0でバスコ・ダ・ガマが虎の子の1点を守りきり下馬評を覆す勝利!
サントスはエースの退場とキャプテンのファウルが非常に高くついた格好です!しかも次の試合、ザガロくんは出られません!
1位突破確実と見られていたサントスが窮地に追い込まれた事でDグループの行方は不透明になってきました!」

ディウセウ「(あ〜あ。監督はオラにこの試合捨てろってェ言ったけんど…こりゃあヤベェか?)」

カルロス「まさかサントスが敗退すると言う事は無いだろうが…」

サンタマリア「2位突破だと、決勝トーナメントで俺たちのブロックに来るな」

ジェトーリオ「面倒だからこのまんま敗退してってくんないかな〜」

翼「2試合続けて見所が少なかったけど…今度は俺たちの番だ。皆、行くぞ」

サンパウロメンバー『おう!!』

136 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 01:07:57 ID:xd6myvgk
サトルステギ「次はサンパウロ対コリンチャンスか。順当に行けばサンパウロだよな〜?」

森崎「………」ピクッ

サトルステギの何気ない一言に森崎の肩が動く。それをしっかり見ていたトニーニョはワンテンポ置いてから尋ねてきた。

トニーニョ「モリサキ。お前はこの試合、どう見る?」

森崎「…ん?」

A 「まあ、順当にサンパウロが勝つだろ。普通に」
B 「サンパウロによる虐殺ゲームを期待出来るぜ」
C 「案外サンパウロが負けちゃったりして?」
D 「相手がザコだからなあ。本気出さないんじゃねえの?」
E 「特に何も予想は無いな。実際に見てみないと」

      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1235125911/l50にて
            ☆2009/2/26 01:20:00☆ から投票期間を設けます。
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137 :創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 11:15:36 ID:W+/b6gJ1
>>134
ありがと、ずっとディウセウは翼と準決勝で当たると勝手に思っていたから
準決勝はメオンが翼とストラットにボコボコにされるのかな・・・

138 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 15:37:13 ID:xd6myvgk
>A 「まあ、順当にサンパウロが勝つだろ。普通に」

森崎「まあ、順当にサンパウロが勝つだろ。普通に。コリンチャンスって強くないんだろ?」

サトルステギ「そうだよ。俺とリベリオが居た頃は強かったんだけどなァ〜」

ネイ「(つまりお前とリベリオ以外はザコって言ってるんだな。実際その通りなんだろうけど)」

トニーニョ「…ふむ。確かにサンパウロの敗北を予感させる要素は無いな」

ネイ「…また退場劇があったりして」

シーン………

ネイ「無いよな?」

サトルステギ「あ、ある訳無いじゃないか〜!いくらなんでもそんなワンパターンじゃお客さんが飽きちゃうぜ!」

森崎「…あ〜、その、なんだ。トニーニョ、サンパウロで前評判の高い奴らって、翼と、バビントンと、ドトールと、アマラウだっけ?」

トニーニョ「ああ。それと、ストラットと言うイタリア人のストライカーとマウリシオと言うMFも最近評価が高まっている」

森崎「ふ〜ん。そんだけコマが多ければ、やっぱりサンパウロが勝ちそうだな」

森崎の予想はある意味当たり、ある意味外れる事になる。

139 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 15:37:51 ID:xd6myvgk
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

放送「お聞き下さい、この大歓声!本日の最終カード、サンパウロ対コリンチャンスがいよいよと始まろうとしているのです!
フラメンゴの対抗馬として期待されているサンパウロFC!コリンチャンスは果たしてこの大物を食いちぎる事が出来るのでしょうか?」

数分後、入場してきた両チームの表情は対照的だった。あからさまに格下として見られているコリンチャンスはそれを
悔しく思いながらも否定出来ない焦りに顔を引きつらせていたが、サンパウロの面々は淡々と最後の確認を行っていたのだ。

翼「それじゃ皆、監督の作戦通りに行こう」

ストラット「…ああ」

バビントン「監督らしい全力投球の作戦だよね」

アマラウ「良いんじゃないの?チンタラやるよりは」

ドトール「敢えて手の内を曝け出すのも一つの手だからな」

マウリシオ「へっへっへー、腕がなりますね!」

ピィイイイイイイイイイイイイイ!!

後日、コリンチャンスサポーターの間では”サンパウロの残虐行為”と呼ばれた程の一方的なゲームが今、始まった。

140 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 15:39:22 ID:xd6myvgk
いったんここまで。最近筆のノリが悪い…スランプ気味かしら。

141 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 18:16:40 ID:xd6myvgk
賀茂「さーて、いよいよ翼のお出ましか…待ちくたびれたなあ」

陽子「どんなゲームメイクを見せてくれるんでしょうか…え?」

放送「さあ翼くんのキックオフからストラットくんにボールが渡り………!?」

キックオフ後きっかり1秒後実況が絶句した。観客の大多数と共に。

グォオオオオオオオオオオオオオオッ!!

                 ストラット「行くぜ メガロゾーンシュート!!」

バッグシャアアアアアアアアアアアアアッ!!!

森崎「!!?」

ゴゴゴゴゴゴォオバギドガグシャボコォオオオオオオオッ!!!
バリィッ!
ドガッ!!

ポーン…コロコロコロコロ…

コリンチャンスメンバー「………!?」「ガッ…グエッ…」「えっ?えっ?な、なんで倒れているんだよオイ!」「い、痛い…」

ピッ…ピィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

轟音。打撃音。破裂音。ボールが転がる音。コリンチャンスの選手達の呻き声。
これらが順番に響き渡った後、ようやく審判は一回失敗してからゴールの笛を鳴らした。

142 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 18:17:07 ID:xd6myvgk
放送「こ…こ…これは…ストラットくんのファーストキックがそのまま…かろうじて目に追える程度のスピードのシュートとなり…
フィールドのど真ん中を射抜き、ブロッカーもゴールネットも突き破ったのです!!お、恐るべきシュートが
サンパウロに開始5秒で先制点をもたらしました!!決めたのはストラットくん!チェザーレ・ストラットくんです!!」

ウォワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

観客「なんだ今の!?見たか今の!」「見た!ほとんど見えなかったけど見た!」
「信じられん!ワールドカップ予選でも中々見られんぞあれ程のシュートは!」
「誰だあいつは!?チェザーレ・ストラット…あんな奴がサンパウロに居たのか!?」
「ひょっとして、カルロスのミラージュシュート以上なんじゃ…いや、そんなバカな!」

コインブラ「…イマイチだな」

ジェトーリオ「な、なんだようるさいなあもう…あんな事、カルロスだって出来るのに。出来る…よな?カルロス?」

カルロス「…ああ。やろうと思えば出来る。だが…」

ジェトーリオ「だ、だがって何だよ!?思わせぶりな所で切るなよ!」

カルロス「だが、あのシュート。威力自体は俺のミラージュシュートより上だ」

ジェトーリオ「げえっ…冗談きついぜ」

サンタマリア「これは酷い…対策を練っておかないとな」

ディウセウ「うわっちゃ〜。今のはオラでもちっとふせげねーかもしんねーなァ」

ザガロ「…クッ。フザけたパフォーマンスをしやがって!」

143 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 18:17:43 ID:xd6myvgk
サトルステギ「うおーっ!?なんだあれなんだあれ!なんて言うシュートなんだオイ!聞いてないってば!」

トニーニョ「喚くな!五月蝿い!」

ネイ「お前ら落ち着け!…って俺も人の事言えねーや」

森崎「(…ブルッと来たぜ。こんな感覚を味わわせるシュートに出会ったのは久しぶりだ…ただただまっすぐ飛ぶだけの
シュートだが、威力、スピード共にハンバじゃねえ。コレを止めるには出し惜しみしていられなさそうだ…)」

陽子「…ハッ。い、今のはメモしておかないと…」

賀茂「しなくていーぞそんなの。どうせ現在進行形でカルロス・サンターナを超える扱いで報道されてるだろうさ」



ストラット「(見たか…これが俺のメガロゾーンシュートだ。3年前、俺は償い様の無い罪を犯した…
この悪魔の両足で親友を!戦友を!祖国を!家族を!恋人を!自ら破壊したんだ!
このシュートには許されない咎の重みが込められているんだ。誰にも受け止める事など出来る物か!)」



アマラウ「何時もの事だが、あいつはゴールしても全然嬉しそうじゃねーな」

ドトール「俺にはむしろ苦しそうにすら見えるぞ。肉体的な負担からではなさそうだが」

マウリシオ「考え過ぎじゃないですか?自分に酔っている様にも見えるし」

バビントン「いずれにしても…僕たちが安易に踏み込んで良い事じゃないんだろうね…」

敵チームには恐怖を。観客には驚愕を。ライバル達には畏敬を。そして本人には自虐の黒い炎を。
イタリアの希代のストライカー、チェザーレ・ストラットの必殺のメガロゾーンシュートは多くの者に様々な物をもたらす。

144 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/26(木) 18:19:57 ID:xd6myvgk
いったんここまで。まだまだNPCシーン続くよ〜!

145 :創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 18:56:29 ID:Cmaprs/4
ストラットのグラウンドシュートはテクモでも最高レベルだったからなぁ…

146 :創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 20:32:51 ID:ZWs6hQYo
これ絶対森崎より上のシューターごろごろ居るだろ
これをイマイチと言い放つコインブラなんてどうなるんだよ…

147 :創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 20:49:35 ID:76KkY2lS
翼の成長も気になるなぁ
でも、具体的な数値は出ないんだよな
今こそあの巻物を使いたい

148 :創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 20:55:30 ID:Cmaprs/4
つーか、コインブラであの態度ならファンベルグとかどうなるんだ。
Xで怪我してたことを考えると実質奴が最強キャラになるのか?
全能力がトップクラスでガッツ切れも無く、虹色のシュートをバッコンバッコン。恐怖でしかない。

ラムカーネくんとかも面白いキャラになりそうだね。前半は最強、後半は最弱。
あとはオルミーガくんとかry

149 :創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 22:20:09 ID:ZWs6hQYo
GKがフィールダーの練習ばかりしてるのをチームメイトはどう思ってるのかって意見があったとき
正規のメニューをこなした上でやってるからおかしくないんだって言われて納得させたけど
実際は定期的な積み重ねは敵キャラも同様で相対的には上がってないのと一緒だった
その定期的な積み重ねもなくなるであろう今後もフィールダーの練習に偏るシステムだと流石に言い訳はできないな

150 :創る名無しに見る名無し:2009/02/26(木) 22:51:42 ID:WyxCRcI4
今後だって別に正規の練習は描写されてないところでしてるんじゃないの?
WYに向けて少しずつでもセーブ力を上げたいことは同意だけど。

151 :創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 00:20:16 ID:CWHbjF0M
正規の練習の効果は3ヶ月で+1 正規の練習では一大会中に能力の上昇は望めない
自由時間の自主練習でセーブを選ぶのは上がりづらく博打、ただし将来は安定 フィールダーの練習を選べば上がりやすく安定、しかし将来は博打
どう転ぶかわからないのがキャプテン森崎の面白いところ

152 :創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 00:32:14 ID:tW5zyFiP
修行編は練習が強制イベントだったからまだしも
貴重な自由行動をフィールダーの練習に充てるのは無いわ

153 :創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 07:54:44 ID:p9GhKhE6
ブラジル代表と90分戦えるセーブ力を付けるには今の成長率だと無理だというのは体験した。
かと言って前のやり方だと強くなりすぎてしまうから、いっそ成長率は全部普通の上がりやすさにする代わり
2さんの理想とする値以上に上がらないよう上限を決めればいいんじゃない?

154 :創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 08:26:11 ID:kwPTvjvd
それを言ったら今の数値が2さんの考える上限なんじゃないの?


155 :創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 11:26:15 ID:v7kND6qm
主人公なんだから一度コテンパンにやられておk。
予選なんかの負けて大丈夫なイベントで強敵をぶつけるとかしてさ。

それで覚醒でいいじゃない。


156 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 00:54:25 ID:xooFfkns
ピィイイイイイイイ!

放送「衝撃的なオープニングから始まったこの試合ですが、コリンチャンスはなんとか仕切りなおそうと今キックオフ!」

ストラット「行くぜ!」

コリンチャンスメンバー「うっ…」

バシッ。ポーン。バコッ。

放送「コリンチャンス、パスを回し始めます。まずはセオリー通りの攻め方です」

森崎「っていうか、ストラットを怖がって避けてるだけじゃねえの?」

ネイ「そりゃー奪われたら即一点の奴だからな。ビビるに決まってる」

トニーニョ「とは言え、間違った方法ではない」

コリンチャンスMF「(よしっ、良い位置まで来れた!この辺でドリブルしてリズムを変えるんだ)」

翼「………」

放送「ここでコリンチャンス、ドリブルを開始。それに立ち向かうはサンパウロキャプテン、翼くん!」

157 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 00:54:38 ID:xooFfkns
賀茂「今度こそ翼のプレイが見られるか?」

陽子「だと良いんですけど…」

コリンチャンスMF「お前が噂の日本人か!よし、勝負だ!」

翼「悪いけど…」

スッ…
ガチィッ!

コリンチャンスMF「うおわっ!?」

バタッ。

翼「君と俺じゃ勝負にならないんだ」

放送「翼くんこれは上手い!両足で挟み込むタックルで確実にボールを奪い取りました!」

賀茂「確実って言うかオーバーキルじゃねえのか?」

陽子「森崎くんに見せ付けているんでしょうか、ひょっとして」

158 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 00:55:07 ID:xooFfkns
放送「そしてそのままドリブル開始!コリンチャンスの中盤の守りをぶち抜くつもりか!」

コリンチャンスメンバー「この野郎!」「調子に乗るなよ!」

時間が経過した事でストラットへの恐怖心もやや薄れ、逆に闘志を燃やし始めた
コリンチャンスの選手達が突っ込んでくる。翼はそれを冷静に眺めた後…唐突に微笑んだ。



ピタ。

スタスタスタ…

コリンチャンスメンバー「えっ…」「あれ…?」



サトルステギ「歩いてる…?」

トニーニョ「ゆっくりとボールを蹴りながら歩いている…な…」

森崎「(なんだこれは…猛烈に嫌な思い出がある様な)」



ネイ「…ファンタジスタ」




159 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 00:55:40 ID:xooFfkns
森崎「げぇっ!?何かを思い出すと思ったら、ディアスの非常識な動き方じゃねーかよ!」

トニーニョ「ネイ!モリサキ!何を言っているんだお前たちは!?」

狼狽する森崎。混乱するトニーニョ。彼ら二人の前でネイは彼らしくない表情を浮かべていた。

それは即ち、情景。

ネイ「あいつはファンタジスタだ…俺には分かる…」



放送「なっ…何が起きたのでしょうか?あまりにもゆっくりとドリブルする翼くんを何故かコリンチャンスは素通りさせました!」

ストラット「(理解できる訳も無いさ。ファンタジスタの発想は)」

コリンチャンスDF「くっそお、何をしやがった!」「そんなノロマなドリブルしてるんじゃねーっ!」

ズザザザーッ!ザザーッ!

翼の非常識な動作への驚きが怒りに取って代わったコリンチャンスの選手達は今度こそ、と勢い良くタックルを仕掛ける。

ダダッ、ガチッ!バッ!

翼はこれを急加速してから、ボールを両足に挟みつつジャンプし…いわゆる「クリップジャンプ」を使って難無くかわした。

160 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 00:55:54 ID:xooFfkns
コリンチャンスメンバー『な…なにィ!?』

カルロス「あいつ、出来る!」

翼「(見ているだろう、森崎。これがパワーアップした俺の…)フライングドライブシュートだ!!」

ロベルト「ほう、もう出すのか翼。張り切っているなァ」

グワアアアアッ!
バッグォオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

バヒュウウウウウウウウウウウウウ…

放送「これは…この回転はドライブシュートだ!あーっとしかしこれはコースをミスったか?ゴール右に逸れているぞ!」

カルロス「いや、ミスキックじゃない!」

コリンチャンスGK「ホッ、助かっ…えっ、えええええ!?」

ギュィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!

161 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 00:56:06 ID:xooFfkns
翼の新技、フライングドライブシュート。
従来のドライブシュートは縦回転しかかかっていない為、ゴールの左右の枠を外れてしまった場合ただのミスキックと化す。

バスゥウッ!

これに対しフライングドライブシュートは縦ではなく斜めの回転がかかっている為、上下だけでなく左右にも曲がる事が可能である。
そのお陰で撃てる位置や狙えるコースが劇的に広がり、キーパーにとっては一段と厄介な止めにくいシュートとなっている。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「き…決まったァ〜〜〜ッ!!サンパウロ早くも2点目!枠外かと思われたドライブシュートがなんと下だけでなく
左にも曲がり、理不尽な程の軌道を描いてゴールネットを捉えました!!なんと言う美技!そしてなんと言う大技!
こ、これがサンパウロFCの10番キャプテン、大空翼の力なのか!?ストラットに続けと言わんばかりの大活躍です!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

観客「すっげェ〜〜〜ッ!!なんなんだアレは!?」「俺知ってるぞ!アレはフライングドライブシュートだ!」
「ロベルト・本郷が現役時代に使っていたアレか!」「あいつ本当に日本人か?日系人ならまだ分かるが…」

賀茂「ほお〜。3年前より遥かに強くなってるじゃねえか」

陽子「うわあ…」

ロベルト「フッ…どうだ凄いだろう、これが翼なんだ(フライングドライブは自力で勝手に習得してたけど)」

森崎「ギギギ…翼の野郎。昔っから何時もそうだ、派手な技ばっかり使って人気集めしやがって!」

162 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 00:59:14 ID:xooFfkns
今日はここまで。
翼のパワーアップが厨な域に達していますが…「翼だから」です。
主人公から転落しても、世界最高峰の才能は無くならず…です。

163 :創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 01:41:02 ID:pKOciFCy
チート武将だらけだw

164 :創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 04:46:29 ID:WrbLWHrq
たしか>>2ねいさんはワールドユースくらいまでしか原作読んでないはずだが、最近の翼はサッカーの神様化してるからまだまだこんなもんじゃないw

165 :創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 10:12:49 ID:QjXRKZph
翼がパワーアップしてもロベルトは凡庸のままのようで安心した

166 :創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 12:51:29 ID:iCrWuvWl
ゲームも原作もチートだからな翼www
ゲームはチートだらけだからわかりづらいでけでwww

167 :創る名無しに見る名無し:2009/02/28(土) 12:55:06 ID:sQcLuM4I
駄目だこのロベルトはやくなんとか・・・しなくてもいいかw

168 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 17:08:18 ID:xooFfkns
あまりにも圧倒的な戦力差。コリンチャンスがそれを理解し、絶望したのは次の失点からだった。

コリンチャンスメンバー「(ダメだ、あの二人にボールが渡ったら…)」「(こうなったらロングフィードで中盤をスキップだ!)」

バコォンッ!

放送「コリンチャンス、大きく蹴りだした!高く強い球で一気に攻め入るつもりだ!」

ジェトーリオ「ん?これってサンパウロ相手にはマズいんじゃ…」

サンタマリア「ああ。苦し紛れにも程がある下策だ」

アマラウ「やってくると思ったぜ…ここだっ!」

バッ!

コリンチャンスメンバー「な…なにィ!?」「なんだあの高さは!反則じゃないか!」

アマラウ「バケモノ二人を避けたつもりだろうが、ハイボールで俺に勝とうだなんて甘すぎるんだよ!」

放送「たか〜いっ!!アマラウくんがあっさりとコリンチャンスのロングフィードを跳ね返しました!
そしてこのルーズボールはリマくんがフォロー…あっ、いやコリンチャンスがすぐさま奪い返しました!」

リマ「わっ!」

コリンチャンスFW「まだだァ!サイドから侵入すれば…!」

169 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 17:08:33 ID:xooFfkns
ドトール「無理だ」

ズシャシャシャーッ!
ガシイッ!

コリンチャンスFW「えっ…ええっ!?」

森崎「(今のタックル、早田に匹敵する…?いや、それはホメ過ぎか)」

放送「しかしあっと言う間にドトールくんに取り返された!サンパウロが誇る二大DF、
コンドルことアマラウくんとコブラことドトールくんの活躍が光ります!」

ドトール「ぼさっとするなリマ、さあバビントンに渡せ!」

リマ「す、すまん!」

バコッ!

バビントン「よし、ここから反撃開始だ!」

コリンチャンスメンバー「まずい!早めにチェックしろ!」「ツバサやストラットに渡る前にボールを奪うんだ!」

バビントン「少しかわいそうだけど…」

ババババッ!

コリンチャンスメンバー「うっ」「そ、そんなァ」

バビントン「僕もそれなりに強いつもりだよ!」

サトルステギ「さっすがバビントン!地味だけど良いプレイするぜ!」

放送「バビントンくん左サイドを突破していきます!そこからプラトンくんに渡しました!センタリングが来るか?」

170 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 17:08:54 ID:xooFfkns
コリンチャンスメンバー「ダメだ、センタリングを上げさせては…!」「死ぬ気でカットしろーっ!」

プラトン「…じゃあ、こっち」

バコォンッ!

コリンチャンスメンバー「なにっ!?」「センタリングじゃ…無い!」

放送「これはマイナスのセンタリング…ではなくサイドチェンジだ!右FWのジウくんがトラップ…
しないでスルー!その後ろのマウリシオくんがボールをトラップしました!」

マウリシオ「へへっ、ごっつぁんです先輩!」

ジウ「うるせー、さっさと決めろ!」

マウリシオ「へいへい。それじゃ…てやあ〜っ!!」

グワアッ!
バシュウウウウウウウウッ!!

森崎「ん?…なるほど!」

マウリシオの放ったミドルシュートは一見何の変哲も無いシュートに見えた。

グイィッ…
バサッ。

コリンチャンスGK「…えっ?」

GKの目の前で何の前触れも無く軌道を変化させるまでは。

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

171 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 17:09:18 ID:xooFfkns
放送「さ、三点目!前半10分にしてサンパウロが3−0と大きくリード!決めたのは若き逸材として評判が高い
マウリシオくん!意表を突いたミドルシュートでコリンチャンスを惑わし上手くゴールを奪いました!」

マウリシオ「へっへへー、ジョルトシュート大成功♪」

観客「おおおおおおおお!!また必殺シュートだ!」「サンパウロの攻撃力はとんでもないぞ!」

ネイ「あれっ、今のシュート妙なカーブしてなかったか?」

森崎「あれは無回転のシュートだぜ。ボールに全くスピンをかけない事で、不規則なカーブを起こさせるんだ」

サトルステギ「えっ、今の見ただけでそんな事まで分かっちゃうのか?流石だな〜」

森崎「フフン。ちなみにカルロスのミラージュシュートも原理は同じだと見るぜ。
ただ、威力もスピードも変化具合もミラージュシュートの方が圧倒的に上だけど」

トニーニョ「(気圧されては居ないんだな…サンパウロやフラメンゴとの勝負ではモリサキが鍵となるか)」

ディウセウ「しっかし、サンパウロって攻撃のコマが多いなァ〜」

ザガロ「フン。てめえで責任取って止めやがれ!」

ディウセウ「おう、任しとけ!おめえこそしっかり得点頼むぜ」

172 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 17:16:38 ID:xooFfkns
一旦ここまで。もうしばらくNPCシーンですが、そろそろ判定か選択に行けるかも…

173 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 22:57:36 ID:xooFfkns
こうして勝てない事が火を見るよりも明らかになったコリンチャンスはもう全員守備に徹したが、それも焼け石に水だった。

前半27分、翼のドライブパスからストラットが強烈なオーバーヘッドでコリンチャンスDFを負傷させつつ4点目。

前半44分、バビントンのコーナーキックからアマラウがヘディングを決め5点目。

後半18分、ドリブルで切り込んだ翼がGKと一対一からドライブ回転をかけたループパスで6点目。

後半34分、バビントンのパスを受け取ったストラットが再びメガロゾーンシュートを放ちハットトリックを達成しつつ7点目。

観客は沸きに沸き、サンパウロのサポーターは狂喜乱舞し、コリンチャンスのサポーターは絶望に怒り狂い、
記者達は慌てふためき、ライバル達は戦慄したサンパウロ対コリンチャンスの最終スコアは7−0だった。

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
3点 カルロス、ストラット
2点 トニーニョ、翼
1点 サンタマリア、サトルステギ、マウリシオ、アマラウ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
2アシスト サンタマリア、バビントン
1アシスト ネイ、リンコン、プラトン、翼

174 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 22:57:49 ID:xooFfkns
放送「試合…終了!コリンチャンスにとっては拷問にも等しい一方的なゲームがただいま終わりました!
7−0!7−0です!一体誰が予測したでしょうか、ここまでレベルの違いを見せつける試合になるとは!
あのフラメンゴでさえ4−0なのです!大会前からフラメンゴへの対抗馬と評されていたサンパウロですが、
この圧倒的火力を持ってすればむしろ優勝候補筆頭に躍り出たと言って良いでしょう!」

ロベルト「フフフ、全ては俺と翼の力なんだよ…まいったか!」

サンパウロの補欠のBさん「また監督がなんかブツブツ言ってるよ…」

サンパウロの補欠のTさん「ほっとけ。何時もの事だろ」

賀茂「こいつはすげえや。翼と森崎の対戦がますます楽しみになってきたな!」

陽子「ええ…でも、サンパウロとパルメイラスの戦いでもありますよ」

観客「うぉーーーっ!サンパウロ!サンパウロ!サンパウロ!」「フラメンゴを倒せるのはお前らだけだァーッ!!」

ジェトーリオ「全く、とんでもない強敵が出てきたもんだね〜」

サンタマリア「現実問題として、正面から殴り合いをするのは分が悪い」

カルロス「奴ら相手にはしっかりとゲームをコントロールしなくてはな」

ジェトーリオ「嬉しそうだなあ〜、カルロス」

サンタマリア「強い奴と戦えそうで嬉しい、ってか?」

カルロス「ああ、奴らとは決勝で戦いたい物だ」

175 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 22:58:07 ID:xooFfkns
今日の試合が全て終了したので帰路に着き始めるフラメンゴの三人組。
彼らの話題は勿論、驚異的な攻撃力をみせつけたサンパウロについてである。
ジェトーリオとサンタマリアは緊張を隠せない表情だったが、カルロスは余裕を伺わせる笑顔を保っていた。

コインブラ「フッ、甘いな」

カルロス「えっ?」

アルツール・アンチネス・コインブラが彼らに声をかけてきたのはその時だった。

コインブラ「あの程度の力を脅威と感じている様では先が思いやられるぜ」

ジェトーリオ「はあ…?キミ誰?僕たちがフラメンゴの選手だって知ってるんだよね?」

コインブラ「知っているさ…だがこの大会、お前たちフラメンゴの優勝は無いかもな」

サンタマリア「…何処の誰か分からない奴にそんな事を言われてもどうしようもないんだが」

見ず知らずの相手にいきなり挑発的な言動をぶつけられ、ジェトーリオは呆れサンタマリアは警戒する。
一方カルロスは黙ったままコインブラをじっと見つめていた。コインブラはそれら全てを気にせず唇の端を吊り上げた。

コインブラ「お前達ではスーパーストライカーにはなれないんだよ。ひょっとしたらサンパウロの10番ならなれるかも知れんが…」

サンタマリア「スーパーストライカー?ジャイロの再来になれ、と言う事か?」

ジェトーリオ「うちのカルロスくんは既にそういう風に評価されているんですけどねー」

コインブラ「そうじゃない…いずれ分かるさ。それまで精々頑張るんだな」

ジェトーリオ「あっ、おい!待てよ!」

176 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 22:58:43 ID:xooFfkns
言いたい事だけ言って立ち去るコインブラ。後には機嫌が悪そうなジェトーリオと困惑したサンタマリア、
そして顎に手を当てているカルロスが残された。

ジェトーリオ「なんなんだよあいつー!俺は全てを知っていますけど教えませんよーってやな感じーっ!」

サンタマリア「あいつ…何者なんだ?それにスーパーストライカーのくだりは一体…」

カルロス「………」

サンタマリア「カルロス、さっきから黙っているがどうかしたのか?」

カルロス「…俺はあいつを知っている様な気がするんだ」

ジェトーリオ「えーマジ?」

カルロス「ああ。だが、そんな気がするだけで実際には思い出せないんだ」

ジェトーリオ「意味無しっ!」

カルロス「何?君も思い出せそうで思い出せないのか、アーサー?」

サンタマリア・ジェトーリオ『……………』

カルロス「そうか、ううむ気になるな。何か忘れてはいけない事を忘れている気がしてならないんだが…
もどかしいよな、アーサー。せめて名前位聞いておけば良かったな。また会う事があったら聞いてみよう。
待てよ、俺たち二人が知っているとなると少なくとも俺と君が出会ってからの出来事だよな。そうなると…
ダメだ、範囲が広すぎて絞り込めない。う〜ん…あれ?サンタマリア?ジェトーリオ?何処へ行ったんだ?おーい」

177 :2 ◆vD5srW.8hU :2009/02/28(土) 23:00:05 ID:xooFfkns
今日はここまで。すこーしずつ役者が集まりつつあります。

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0ch BBS 2007-01-24