キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ん…】森崎が幻想入り 7話目【間違えたかしら?】

1 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/02/17(火) 21:21:48 ID:X8NcZxOA
このスレは3番煎じな東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
森崎くんを主人公にROMしている人が選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
筆者が登場人物のキャラを把握しきれていない可能性がありますので、
森崎やその他キャラのキャラブレイクがお嫌いな方は視聴は自己責任でお願いします。
あ、あと他の人の選択肢にも文句とかは言わないようにお願いしますね。
私への批判、意見は大歓迎です。あとスレでの雑談も。

【あらすじ】
いきなり幻想郷に召喚された「サッカーで幻想郷を救ってくれ」とメリーに頼まれる。
これを承諾した森崎は元の世界の友人である中山・中里と共に幻想郷の危機を救うべく奮闘する。
でも危機がなんなのかとか具体的にどうすれば良いのかとかあんまり知らない。
幻想郷に来て最初の大会、決勝戦でルナダイアルズを3-1で下して優勝を飾ったがんばりフォーレスツ。
輝夜の出した条件をクリアした今、いよいよ中山の足が治るのか……? という所まで話は進んでいます。


601 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/26(木) 22:49:26 ID:PeW2exCA
森崎「知ってる訳無いだろ」

後ろを振り向かずに森崎が答える。

咲夜「知らないって……まさか、適当に登ってるだけなの?! ……まぁ、なんとなく迷ってるんじゃないかとは思ってたけど」

驚きと呆れが入り混じった声で咲夜が言う。

咲夜「あのね。……一応言っておくけど、この山には千年を越える妖怪も住んでるのよ。
   そんな場所で迷うっていう事が如何に危険か判ってる? 私がついていても、いつも貴方を守りきれるとは限らないのよ」

どっちでもいい、と言っていた割にはその目は怖いほどに真剣だ。

流石の森崎もこれには少したじろいだ。

森崎「……いや、すまんかった(なんか謝ってばっかりな気がするぞ)」

とりあえず、素直に頭を下げることにした森崎。

一方の咲夜は、憤懣やるかたなしという感じではあったが、とりあえずこの場でこれ以上言っても仕方が無いと判断したのか、
それ以上の追求はしてこなかった。

森崎「あー……それじゃあどうしようか。咲夜は道を知ってるのか?」

とりあえず、咲夜の意見を聞いてみる森崎。


602 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/26(木) 22:49:41 ID:PeW2exCA
咲夜「え、私……?」

-------------------------------------------------------------------------

森崎と咲夜と妖怪の山→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードのマークで分岐します

ダイヤ→「当然、知ってるわよ」
ハート→「大体判るわよ」
スペード→「知るわけないじゃない。とりあえず帰り道だけは覚えているけど」
クラブ→「……ま、まぁ、私も迷ってるんだけどね」

603 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/03/26(木) 22:50:02 ID:???
森崎と咲夜と妖怪の山→ ハートQ

604 :森崎名無しさん:2009/03/26(木) 23:06:44 ID:???
お、なんか期待できそうだな

605 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/26(木) 23:41:45 ID:PeW2exCA
ハート→「大体判るわよ」

森崎「本当か?」

咲夜「まぁ、一度来たことがあるからだけれどね。
   もっとも、その時は徒歩じゃなくて空を飛んでいたから、あくまで大まかな位置がわかる程度だけど」

ザッ……

そう言うと、咲夜はするりと横を通り抜け、森崎の前を歩き出した。

咲夜「ついてきて。……あと、背中には十分注意して。私も一応警戒はしておくけど、万に一つっていう事も有り得るから」

森崎「ああ、判った」

そこまで言うと、咲夜はいつも使っているものよりも一回り大振りなナイフを取り出した。

咲夜「(……ふぅ。

ザッ……ザザッ……

ナイフで道無き道を切り開きつつ、咲夜は森崎を先導して歩いていった。


606 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/26(木) 23:42:21 ID:PeW2exCA

……
………

そして、さらに30分ほど経った頃……

ガサッ……ガサガサッ!!

咲夜「……!」

森崎「な、何だ……?」

前方の茂みが大きく揺れ動いたかというと、勢い良く何者かが飛び出してきた。

???「お前達だな、山に侵入した人間っていうのは!」

叫びながら飛び出してきたのは、森崎と同じか、少し年下ぐらいの外見の少女。

赤い目に銀髪のショートカット。髪だけではなく服も白を基調としており、全体的に真っ白な印象を受ける。

そして、一番目を引くのはなんといってもその両の手に持った刀と盾。

少女の身長からするとやや大きすぎるそれらではあるが、刃渡りが1mを越える凶器というものはそれだけで迫力があった。


607 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/26(木) 23:42:56 ID:PeW2exCA
森崎「(妖怪だよな。人間みたいな外見をしてるが……)」

???「今すぐこの山から出て行くんだ。さもないと……」

チャキ、と躊躇なく右手に持った中国刀を突きつける少女。

重そうなその刀は、とても少女の細腕で扱えるような代物には見えないが、不思議とその動きには全くブレがなかった。

咲夜「……さもないと、どうするのかしら?」

一方の咲夜も、少女から溢れ出す殺気を悠々と受け流しつつ、投擲用のナイフを構える。

そんな二人の様子を、少し後ろで見ていた森崎は……

森崎「(あれ、もしかして俺って場違いか? ……何か出来る事は……)」

A おとなしく後ろに下がって様子を見る
B 自分も戦いに参加する
C とりあえず交渉を試みる
D その他。何かあればどうぞ。

*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*23:48:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*23:48:00になってから、投票を行ってください。なお、23:48:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。

608 :森崎名無しさん:2009/03/26(木) 23:45:11 ID:???
D
(一緒にサッカー)やらないか

609 :森崎名無しさん:2009/03/26(木) 23:49:21 ID:r9MHT9/k
C

610 :森崎名無しさん:2009/03/26(木) 23:50:29 ID:0hw3oChE
D>>608

611 :森崎名無しさん:2009/03/26(木) 23:53:33 ID:nl83ZcFI
C

612 :森崎名無しさん:2009/03/26(木) 23:53:37 ID:iD4SvOIk
C

613 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/27(金) 00:04:42 ID:???
今日はここまで。
あれ、進んでなくね……? 時間があっても書くときに悩んだりすると……orz

>>598
そうですねぇ。単発シナはともかく、キャンペーンなんてもう下手したら一生出来ないんじゃないかと思うと、
寂しい気持ちになってきますね。


どうでも良いですが、私は所謂「ツンデレ」よりも、
「ツン……デレてるかな? いや、嫌われてるんじゃね? たまに微妙な反応するんだけど……」ぐらいが一番好きです。

614 :森崎名無しさん:2009/03/27(金) 00:26:31 ID:???
乙でした。
白狼天狗出てるし、千里の道も一歩から。

615 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/28(土) 23:12:04 ID:WfZ/uZDE
C とりあえず交渉を試みる

森崎「(流石に丸腰の俺が乱入したら殺されるだけだ。かといって、咲夜に守られっぱなしってのはなんとなく癪に障る……良し)」

……ザッ!

???「……!」

咲夜「ちょ、森崎?!」

唐突に一歩を踏み出す森崎に咲夜は戸惑い、少女はさらに警戒を深める。

森崎「いや、待ってくれ。俺は戦う気は無い。武器も持ってないしな」

そう言って、森崎は両手を上げてひらひらとさせる。戦意なし、のアピールだ。

???「ふん、どうだか。それに、そっちのメイドはそうでも無さそうだけどね」

少女は全く表情を変えることなく切り返し、さらに剣先で咲夜の方を指す。

咲夜「(当然でしょ……)」

咲夜は少女への警戒をそのままに、どうする気だ、といった風に森崎を見る。

森崎「そりゃ、そんな物騒な物を向けられちゃな。
   とりあえず、俺達は妖怪の縄張りを荒らしに来たわけでも、喧嘩を売りに来た訳でもない。話だけでも聞いてくれないか?」

???「……」

森崎の言葉に、少女はしばし考え込み……


616 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/28(土) 23:12:19 ID:WfZ/uZDE
-------------------------------------------------------------------------

森崎の説得→! card
少女警戒中→! card +(警戒+2)

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

森崎-少女の数値が1以上なら成功、それ以下なら失敗です。
ただし、どちらかのカードがダイヤの場合、本人(射命丸文)が登場します。

617 :森崎名無しさん:2009/03/28(土) 23:13:52 ID:???
森崎の説得→ クラブQ
ト…!

618 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/03/28(土) 23:14:47 ID:???
少女警戒中→ ダイヤ2  +(警戒+2)


619 :森崎名無しさん:2009/03/28(土) 23:19:53 ID:???
最上の結果だね

620 :森崎名無しさん:2009/03/28(土) 23:26:04 ID:???
ここで審判やってたキャラが他のスレで嫌われまくってるキャラだったとは
あの時は全然ウザくなかったのに

621 :森崎名無しさん:2009/03/28(土) 23:49:49 ID:???
本音をズバズバ言うタイプは好かれも嫌われもするもんだしね

622 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/28(土) 23:53:50 ID:???
椛→文は「文さま」で良いんでしたっけ……?
いや、良いも何もよく考えたら公式では一言も喋ってないんですが。

623 :森崎名無しさん:2009/03/28(土) 23:56:19 ID:???
いいと思いますよ

624 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/29(日) 00:41:43 ID:MUDUq7Q2
森崎の説得→ クラブQ
少女警戒中→ ダイヤ2  +(警戒+2)=4
→説得成功。さらに……

???「……判った、話だけは聞いてやろう。ただし、そこのメイドがその凶器を下ろしたらな」

森崎「ああ。……咲夜」

咲夜「……判ったわよ(仮に奇襲されたとしても、この程度の相手なら何とかなるわね)」

仕方なく、といった感じで咲夜がナイフを懐に仕舞う。

それを確認すると、少女の方もそれまで突きつけていた中国刀を下ろした。

森崎「助かるぜ。それで……」

森崎が妖怪の山へ来た理由を話そうとした、まさにその時。

ガサッ……ガサササササッ!

文「あややややや。……椛と紅魔館のメイド長と……フォーレスツのキャプテン?
  これまた珍妙な組み合わせですね。……事件ですか? 事件ですよね!」

なんと、椛と呼ばれた少女の後ろの茂みから、目的の人物……即ち、射命丸文がカメラを構えながら飛び出してきた。


625 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/29(日) 00:42:03 ID:MUDUq7Q2
椛「あ、文さま?!」

少女……椛も、この突然の乱入者には流石に驚いたのか、ビクリと震える。

森崎「(文『さま』って事は……コイツよりは、あの天狗の方が偉いのか?)」

咲夜「丁度良かったじゃない。私達はそこの天狗に用があったのよ」

そう言って、咲夜は文の方を指し示す。

改めて見ると、やはり中々整った顔立ちをしている。

黒髪ショートに黒い瞳。手にはもちろん、天狗のトレードマークである葉団扇。

今日は審判をしていた時とは違って、豪華な飾りのついた頭襟を被り、やけに高い一本歯下駄を履いていた。

森崎「(天狗ってのは山伏の服装をしてるって言うけど……なるほどな)」

咲夜「……今日は随分着飾ってるじゃない?」

文「まぁ、これでも組織に身を置く妖怪ですからね。それ相応の格好はしますよ。
  それにしても、私に用事とはまた珍しい。それはここで出来る話ですか? ……それとも、どこか落ち着いた所へ?
  ……あ、椛が言ったかもしれませんけど、これより上は通行止めですからね。通すわけには行きません」


626 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/29(日) 00:42:44 ID:MUDUq7Q2
紅葉をあしらった結袈裟を手で弄びながら、射命丸が問う。

A 「いや、ここで十分だ」
B 「そうだな、どこか落ち着いた場所に行こうか」
C 「それより、そいつはずっと固まってるけど良いのか?」(椛を指差して)
D その他。何かあればどうぞ

*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*00:48:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*00:48:00になってから、投票を行ってください。なお、00:48:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。

627 :森崎名無しさん:2009/03/29(日) 00:49:05 ID:hE44tM7c


628 :森崎名無しさん:2009/03/29(日) 00:49:53 ID:GHkJBpXI
B

629 :森崎名無しさん:2009/03/29(日) 00:55:01 ID:ZJtaGs16
B

630 :森崎名無しさん:2009/03/29(日) 00:56:47 ID:VcpnM23E
B

631 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/29(日) 23:59:41 ID:???
ヒャッハァ! 今帰宅。訴えたいけど訴える所無いしね! 更新はします

632 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 00:02:34 ID:???
テンション高っ!

633 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/30(月) 00:13:38 ID:d5r88FD6
               _,,..,,_
         _____ _/、:;/__ハ
       ,. '"´>:'"´:::ヽ、!____」`ヽ.
     ;'  ,.:'´::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ.
     ,ム /::::::::;'::::/:::::::::/!:::::::::::::::!:::::::::';
      ,:':::::::::;!:::;':::::::メ、_!::::::::::::;ハ::::i:::::i
     ノ::::::::::/ !::!;:イァ'7ハ '、:::/ィ::::ノ;:イ
    (::|ヽ//! L___!! !_ソ ` 〈!、イ'(
 ( (  __」 ト‐' └ァ/ゝ"  、__  ,ムi/
    `ヽヽ、,__,.>> `,.ァーrァ'"´_ノ 
     ;'´`i‐ァ7";'く{7´ `;i  i
    /!___ソ' / o' .ゝrァ'´!   !
    `ー'´ィく.,__/、   、ム、!  !
   _,,..::'"´::::/:::::::!::`ヽ.,_  〉、__ノ
 //::::::_,.rァ'7''ァー-‐ァ ''"´ ̄ `ヽー,、
 ! !:::::ハ::::!:::トァ'!_,,..,,_i______  _,.ノ!::!ソ
 '、,ハ/ト、'ー'、_ソ、;:::::! /、:;:::: ̄! /::/r'
  V´ヽ.!>.,、__,ノヾr'´`ー'ヽレ':::/ノ
  '       ` 、rrァ'、    ヽこ!
          ハi::r-ハ
          'i:`ー‐イ
           └─‐'

【射命丸 文】(しゃめいまる あや)
所属:疾風文々。
配置:MFかFW
特徴:幻想郷最速(音速以上)を誇るスピードを生かしたドリブル、衝撃波を伴うほど速いシュート。
性格:強い者には礼儀正しく、弱い者には強気。しかし、取材対象には敬意を払う。
概要:烏天狗。天狗社会の中ではそこそこの地位の持ち主。
    「文々。新聞」(ぶんぶんまるしんぶん)という名前の新聞を発行している。
    「裏が取れない情報は記事にしない」というポリシーを持っているらしく、新聞の内容はそこそこ信用できると思われる。
    傍若無人な性格と思われがちだが、常に天狗社会の一員としてのルールは守っているらしい。 

634 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 00:27:40 ID:???
傍若無人の例を詳しくあげると
ある道具店の窓を破って新聞を投げ入れそれ直したらまたそこを破るように新聞投げたり
ウザい言われてても
記者としては、閻魔からの新聞の説教はきちんと聞いて消化して実践するタイプだったりするね

635 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 00:50:37 ID:???
>>634
幻想郷には閻魔までいるのか。

通行止めがあって、それなりの地位の射命丸がいて、普段より着飾っていると。
レティの言ってた(4話目570)妖怪の山の『上』の騒ぎがというのが原因かな。
天狗のお偉方を集めて対策会議でもやってたのだろうか。

636 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/30(月) 00:56:51 ID:d5r88FD6
B 「そうだな、どこか落ち着いた場所に行こうか」

さらに一時間後。森崎・咲夜・文は人里のとある喫茶店、その窓際のテーブル席に座っていた。

因みに椛と呼ばれた少女は、文が来たことでもう自分は用済みだと考えたのか、さっさと山奥へと引き返していった。

文「……なるほど。つまり、私の新聞にがんばりフォーレスツの広告を載せて欲しい、と」

森崎「ああ。一応ランクの低い大会とはいえ優勝したし、興味を持ってる奴もそこそこ居るはずだからな」

紅茶の入ったカップを傾けながら話す二人。因みに、オーダーは三人揃って紅茶である。

森崎「(紅魔館で飲んだ紅茶より微妙だなぁ。アレは一体なんて茶葉だったんだろうか)」

文「(ふむ。がんばりフォーレスツは現在、そもそもメンバーが全く集まってない、と。
  うーん……近いうちにアレが……。
  その時、がんばりフォーレスツというダークホースが存在すると盛り上げる要素には……)」

なにやらぶつぶつと呟きながらメモを取る文。

書き始めてから二分ほど経った頃、ようやくひと段落ついたのか、ペンを置いて顔を上げた。

文「……良いでしょう。私としても、がんばりフォーレスツには是非とも頑張っていただきたい所ですし。
  広告料は……そうですねぇ」


637 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/30(月) 00:57:40 ID:d5r88FD6
一旦言葉を切ってやや冷めた紅茶を口に含み、改めて口を開く。

-------------------------------------------------------------------------

射命丸の真意は→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードのマークで分岐します

ダイヤ→「特に要りません。何でしたら、椛を連れて行っても構いませんよ」
ハート→「まぁ、今回はオマケしておきますね」
スペード→「10000程度が妥当な所でしょうかね」
クラブ→「では、貸し一つという事で」
JOKER→「私をチームに加えて、密着取材させてください。……どうですか?」

*申し訳ないですが今日はここまで。

638 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 00:58:13 ID:???
射命丸の真意は→ クラブQ

639 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 01:00:16 ID:???
乙でした、クラブってことは高くつきそう

640 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/30(月) 23:07:39 ID:d5r88FD6
射命丸の真意は→ クラブQ
クラブ→「では、貸し一つという事で」

文「そうは言っても、今の貴方達から貰える物なんて高が知れてますし……ここは一つ、貸しという事にしておきますか」

森崎「……貸し?」

出発前の蓮子の言い草から、一体どんな条件が飛び出すのかと構えていた森崎は、少し肩透かしを食らった形になった。

しかし、射命丸はニヤリと笑って、

文「ええ。この私、清く正しい射命丸文が貴方に『貸す』んです」

そう繰り返した。

たったそれだけの短い言葉にも関わらず、その声色には確かな凄みが宿っていた。

咲夜「……私は賛成しないけどね。この天狗に借りを作るなんて、ぞっとしないわ」

それまで、森崎の隣で黙って紅茶のカップを傾けていた咲夜が不平の声を上げる。

文「もちろん私だって強制はしませんよ。
  ……ただ、最低限サッカーが出来る人数まで残り6人。貴方達の力だけで集めるには相当厳しい数なのでは?」

言いながら、ぱたぱたと葉団扇で扇ぐ文。あくまで余裕の表情は崩さない。


641 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/30(月) 23:07:55 ID:d5r88FD6
森崎「(チッ……確かに6人ってのは中々厳しい人数だ。
    しかし、今回は別に勧誘に費やせる日数に制限があるって訳じゃないし、何より条件が不気味すぎる。どうするべきだ……?」

A 文に広告掲載を依頼する
B 依頼を取り下げる

*先に「3票」入った選択肢に決定します。

642 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 23:09:04 ID:i0bxP/Sg
B

643 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 23:09:48 ID:k1laDvNQ


644 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 23:10:19 ID:qI6OYx7g
B
カラスお断りします

645 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 23:10:56 ID:39SUI7r6


646 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 23:17:40 ID:???
今の森崎チームには払えないような対価を要求しますよ。ってことだもんな
ボッタクリにも程がある

647 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 23:18:52 ID:???
このカラスに隙を見せたらヤバい気がする

648 :森崎名無しさん:2009/03/30(月) 23:19:53 ID:???
しかし敵に回すとそれはそれで手強いんだよね

649 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/31(火) 00:03:49 ID:Mw2XardI
B 依頼を取り下げる

森崎「流石に、そんな不透明な要求を軽々しく呑むわけにはいかんな」

考えた結果、森崎の口から出たのは否定の言葉だった。

咲夜「そうね。それが賢明よ」

咲夜も森崎の言葉に頷く。

文「あれあれ、良いんですか? 流石に自分たちでそれだけの人数を集めるのは大変なのでは?
  ……後悔することになるかもしれませんよ?」

あくまで嫌な笑みを崩さずに、考え直してはどうか、と言外に提案する文。

フォーレスツの事を心配しているのではなく、明らかに楽しんでいる様子だ。

森崎「必要ない。……何度も同じ事を言わせる気か?」

文の笑みが癇に障り、森崎も思わず語気を強めてしまう。

文「おっとと、怖い怖い。……そうですか、それは残念です。予定が狂ってしまいましたね」

あくまで口調は軽い文。どうやら、本気で提案が受け入れられるものだと信じていたようだ。


650 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/31(火) 00:04:16 ID:Mw2XardI
咲夜「……相変わらず、癪に障る天狗だこと」

咲夜の辛辣な言葉を受けても、ははは、と笑うだけで受け流す。

文「新聞記者ですから。……それでは、キャプテンさんにも嫌われたようですので私はこれで。
  私は妖怪の山に居ますから、気が変わったらいつでも訪れてくれて結構ですよ?」

森崎「一生無いな」

きっぱりと言い切る森崎。

文「そうですか? それは残念。……それでは、メンバー集め頑張ってくださいね!」

文はそれだけを言い残すと、まさしく風のように去っていった。

森崎「……蓮子が言ってた曲者って、こういう意味か……」

そんなに長く会話していた訳ではないのだが、何故かどっと疲れが押し寄せて来る。

咲夜「……まともな交渉が通じる相手ではないのは確かね」

隣を見ると流石の咲夜も疲れたのか、右手で目頭を押さえていた。

……そして、会計の際に三人分の紅茶の代金を請求され、二人は再び酷い疲労感を感じることになるのであった。

*森崎→文の感情が「ムカつく奴」に変化しました。


651 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/31(火) 00:04:59 ID:Mw2XardI
〜午後フェイズ〜

それから少し経った後。森崎は人里の雑踏の中を歩いていた。

因みに咲夜はというと、喫茶店を出た直後に「……全く、酷い無駄足だったわ」という捨て台詞と共に、さっさと姿を消した。

森崎「(……あの天狗にはああいったものの、結局メンバー集め自体は全く進んでいない……どうしたものかな)」

A スタジアムに行ってみよう
B 博麗神社にでも行くか
C 買い物にでも行こうかな
D 永遠亭に行ってみようかな
E 練習しよう。グラウンドへ
F 紅魔館にでも行ってみるか
G 登山だ! 妖怪の山へ
H 一旦、家に戻る
I  適当にふらつく。(ランダムで何処かに辿り着く・行ける所が増えるかも)
J その他。(することを併記してください。なお、知らない場所には行けません)

*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*00:10:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*00:10:00になってから、投票を行ってください。なお、00:10:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。

652 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:05:45 ID:???
J 油揚げ持って歩き回る

653 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:07:09 ID:???
J カエル持って歩き回る

654 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:08:22 ID:???
J サンドイッチマンになって歩き回る

655 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:09:24 ID:???
J 歌を歌いながら歩き回る

656 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:11:26 ID:CYhX4Ur2
D
中山さんの様子見

657 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:13:37 ID:???
J人里を見て回る

658 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:13:52 ID:L+pgXbp+
J 油揚げ持って歩き回る

659 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:13:57 ID:+nbu+s8I
D

660 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:14:44 ID:q8jeWbh+


661 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/03/31(火) 00:17:37 ID:???
今日はここまで。
>>657を見て、人里を見て回る選択肢は入れておけば良かったと後悔。
因みに、行ける場所場所を増やすには適当にぶらつくを選んだり、夜の会話などで誰かに情報を聞く必要があります。
もちろん、イベントなどが発生していける場所が増えることもありますが。

662 :森崎名無しさん:2009/03/31(火) 00:33:24 ID:???
乙でしたー

663 :中山名無しさん:2009/04/01(水) 23:01:15 ID:???
行きたい場所か・・・そうだ無縁塚いこう

664 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/02(木) 00:17:37 ID:???
六花が七花への愛に目覚めた? ・・・っていうエイプリルフールネタをやろうと思っていたんだけど、
帰宅時間から考えて確実にエイプリルフールじゃなくなるからやめておいた……。

665 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/02(木) 00:18:04 ID:BEHzVg56
D 永遠亭に行ってみようかな

ガサッ……ガサガサッ……

森崎「えーっと、もう少しだったような……お、見えてきた見えてきた」

ガサガサと、藪を踏み慣らしただけの、道とも呼べないような道を歩く。

幻想郷の外れの迷いの竹林。そのさらに奥深くに、永遠亭は存在した。

森崎「(大体、遠いんだよなぁ。幻想郷の奴らは大体飛べるから不便とかは感じないんだろうが)」

心の中でボヤきながら、小さく視界に入った永遠亭へと近づいていく。

森崎「(んー……どうやって入ろうか。門番とか居るんだろうか)」

森崎が思案しながら、キョロキョロと辺りを見回す。すると……

中山「……森崎! 森崎じゃないか!」

森崎「……中山?!」

後ろからの突然の呼びかけに思わず振り返ると、そこには車椅子に乗っておらず、自分の足で駆け寄ってくる中山の姿があった。



666 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/02(木) 00:18:34 ID:BEHzVg56
永琳「もう、まだ走るのは止めておきなさいって言ったじゃない!」

そんな中山のすぐ後ろから、八意永琳が慌ててついてくる。

中山「すみません、つい……」

森崎「中山……お前、足……」

森崎が思わず中山の両足を凝視する。

……決して森崎の見間違えでは無く、確かに中山はその二本の足でしっかりと立っていた。

永琳「あら。こんにちは、森崎くん。……全く。中山くん、医者の言う事はちゃんと聞かないと駄目よ」

追いついてきた永琳が、めっ、と人差し指を立てる。

森崎「えっと、中山の足は……?」

永琳「まぁ、現時点では八割方というところね。今日一日かけて徐々に慣らしていくから、完治は明日になるわよ」

中山「おい森崎、見てくれよ……! 本当に歩けるんだぜ、俺」

森崎「ああ。……良かったな、中山
   (本当に治ってやがる……まぁ治ってもらわなくちゃ困るんだが。アリスの魔法よりもこっちの方が魔法っぽいな)」

中山も、常になく興奮した様子で森崎に語りかける。


667 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/02(木) 00:19:38 ID:BEHzVg56
現代日本の医者に匙を投げられた怪我がたった2日で歩けるほどにまで回復したのだ。興奮するのも無理は無い。

永琳「……それで、今日は何の御用かしら。やっぱり中山くんの様子を見に来たの?」

膝を折り、今の走りによって中山の足に異常が起きていないか調べながら、永琳が森崎に問う。

森崎「えっと……」

A 中山の様子を見に来たと言う
B うどんげに用事があった
C てゐに用事があった
D 輝夜に用事があった
E 永琳に用事があった
F メンバーが足りないことを相談する
G その他。何かあればどうぞ。

*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*00:25:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*00:25:00になってから、投票を行ってください。なお、00:25:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。

668 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 00:21:49 ID:KaGPAxdg
G べじいたについて話してみる

669 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 00:31:55 ID:Ef7QJhKo
A

670 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 00:33:11 ID:KaGPAxdg
G べじいたについて話してみる

671 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 00:34:30 ID:9hs9Upxc
A

672 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 00:35:27 ID:KmbSD4T6
F

673 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 00:36:44 ID:GcG2dtDw
A

674 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/02(木) 00:47:22 ID:???
最近、少し更新が少ない日が続いてますね……
もう少し……もう少しだけ待ってください……

675 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 00:48:23 ID:???
乙です、無理はしないで!

676 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/02(木) 00:59:27 ID:???
ちょい疲れてテンション低いだけですから、適当に流し読みしてね!
中の人は基本的にあんまり悩まないタイプですから!

いつも、更新終了時の乙の言葉に物凄く励まされています。
複数の方なのか、それとも個人の方なのかもわかりませんが、ありがとうございます。励みになります。

ちょっと微妙にクオリティ下がって来ているなぁとは、最近自覚してます。
とりあえず、一人でも読んでくださっている方が居る限り続けていくつもりですので、どうか宜しくお願いします。
モチベーションが下がってるから更新速度が落ちてるとか、そういう事は全く無いです。
ただ単に、仕事の時間がずれ込んだりしているだけですので。

677 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 20:15:21 ID:???
森崎に女は必要と思ってる異端者なのでクリスマスやバレンタインの小ネタが嬉しいです
普通東方キャラと信頼関係築いてもはそれはサッカー選手目線だったりするけど
ここのキャラ達は選手である前に一人の女って感じがするんですよね


678 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/02(木) 20:38:20 ID:???
>>676
我がクオリティの低さはァァァァァァァアアア外伝一ィィィイイイイ

充分クオリティタカスな作品だと思いますよハイ
会話シーンが多いですし背景ですましたりとかしませんし

679 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/04/02(木) 21:45:42 ID:???
私も乙してる人同様毎度楽しみにしてます。
疲れてる時は回復するまで待ったりしてください。体も心も資本ですし。

680 :キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/04/02(木) 21:53:41 ID:???
私も井沢さんに同意です。これで低いの?と思えるクオリティの高さだと思います。
読者はかなり多いと思いますよ。時間制で3票でも直ぐに集まってしまうので…羨ましい限りです。
それに…裸紳士の読者がいるスレってここぐらいじゃないですかねw

681 :森崎名無しさん:2009/04/02(木) 22:46:23 ID:???
全裸の紳士ならここにいるぞ!


682 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 00:19:03 ID:???
昨日の私は何を書いていたんだw 
悪酔いでもしてたのか……。不快になった方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

>>677
うーん、特に意識はしてなかったですが……。まぁ、中の人がギャルゲー脳なのかもしれませんね。
森崎に女の要る要らないは、これはもう色々な考えの方がいらっしゃると思うので、本当にもう選択肢次第ですね。
東方キャラの、サッカー選手としての顔以外の側面が上手く書けていたなら嬉しいです。

>>678
いえいえ、寧ろ冗長にしすぎかなぁと悩んでるぐらいで。
私の場合、文章能力が割とアレなのを、長くすることで何とか誤魔化してるんですよね。だから結構ボロが出る。
シンプルに書ける、井沢さんみたいな人は素直に羨ましいです。
あと、ああいう「なにをやっても許される空気」を作れるってのは凄いと思いますよ。妬ましい。

>>679
実は、頭の中には結構ネタが渦巻いてるので、更新はしたいんですよね。
寧ろ、更新の無い日を残念がっているのは読者の方達ではなくて私かもしれないです。
キャプテン松山もまさかの急展開。私にもあのぐらいの熱い展開が書けたなら。

>>680
ありがとうございます。霧雨さんのストーリーを上手く脱線させる能力は凄いと思います。
なんだか、霧雨さんのスレを見ていると「キャラクターが生き生きしている」ってのが実感できますね。見習いたい。

>>681
俺、今まで散々服着ろとか言ってたけど……あの、全裸の人って格好良いと思います。

683 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 00:19:18 ID:CIHv3nPs
A 中山の様子を見に来たと言う

森崎「ええ、やっぱり気になりますからね。それに……」

森崎が言いよどむと、永琳がそれに続けるようにして口を開く。

永琳「不安だった、かしら。……まぁ、確かに外の世界の常識では測れないことよね」

そう言って、永琳は一通り中山の足を確認してから立ち上がった。どうやら、特に異常はなかったようだ。

中山「流石にまだ少し違和感はあるけど、それでももう大分治ったんだぜ」

軽く足踏みをしながら中山が言う。

森崎「おいおい、あんまり無茶しないでくれよ。俺が来たせいで悪化した、なんて事になったら洒落にならんからな」

中山「ははは。そうだな」

森崎の冗談交じりの言葉に、中山も笑って返す。

そして一拍置いて、今度は永琳に向き直る。

森崎「完治は明日って言ってましたよね。……それは、明日からもうサッカーが出来るって事ですか?」

森崎のその問いに、永琳は静かに頷くと……


684 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 00:19:36 ID:CIHv3nPs
-------------------------------------------------------------------------

ドクターヤゴコロ→! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードのマークで分岐します

ダイヤ→「ええ。それどころか、以前より大分動きやすくなっているはずよ」
ハート→「ええ。それどころか、以前より動きやすくなっているはずよ」
スペード→「明日の夕方ごろには、もう健常者と同じレベルまで回復しているはずね」
クラブ→「え、ええ……そうね」
JOKER→「ふふふ……この中山くんは、もう貴方の知っている中山くんでは無いわ!」

685 :森崎名無しさん:2009/04/03(金) 00:21:32 ID:???
ドクターヤゴコロ→ ダイヤA

686 :森崎名無しさん:2009/04/03(金) 00:21:55 ID:???
ドクターヤゴコロ→ ハート9
アリスは外!服は脱げ!

687 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 01:18:15 ID:CIHv3nPs
ダイヤ→「ええ。それどころか、以前より大分動きやすくなっているはずよ」

森崎「以前より……?」

首をかしげる森崎に、永琳が説明を付け足すために口を開く。

永琳「ええ。本来は、体が完治したとしてもそれまで使ってなかった箇所を急に動かすのは無理なのよ。
   外の世界でもリハビリをするでしょう? 私の場合、そこは薬を使ってどうにかするのだけれど……その時に、少しね」

そう言って、右手で注射を打つ仕草をする永琳。どうやら、怪しげなドーピングを施したらしい……。

中山「ちょ、八意さん! そんな話聞いてませんけど?!」

思わず叫ぶ中山。自分も知らない間に何やら怪しげなドーピングを施されたのだ、無理はない。

永琳「大丈夫よ、特に体に負担がかかるものでは無いし。……まぁ、中山くんの容態に関してはこんな所かしら。
   ……あ、そうそう」

そこまで言うと、永琳は思い出したように、上着のポケットからコルクで栓をされた試験官を取り出した。

目の高さまで上げ、持った手を軽く振ると、中のピンク色の液体がちゃぷと揺れた。


688 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 01:18:46 ID:CIHv3nPs
森崎「……それは?」

永琳「中山くんの治療をする薬を作ったときに出来た副産物よ。
   ……と言っても、私にも何でこんな物が出来たのかよく判らないんだけど」

そう言ってため息をつく永琳。

この超人にも判らないことがあるのか、と森崎は密かに驚いた。

永琳「あの吸血鬼の影響かしら。随分森崎くんにご執心みたいだし……
   ……気をつけてね。あの吸血鬼の能力は自分だけじゃなく、周りの人間の運命も狂わせるから」

独り言のように呟いた後、永琳は森崎に向かってそんなことを言った。

森崎「は? はぁ……(運命を狂わせる? 何言ってるんだ……?)」

イマイチ要領を得ない様子を見て、永琳はさらに何か言おうとした様子だったが、

最終的に何も言わずに、黙って試験官を森崎に押し付けた。

森崎「えっと……?」

反射的にその試験官を受け取ってしまった森崎が、永琳に尋ねる。


689 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 01:19:08 ID:CIHv3nPs
永琳「あげるわ。きっと森崎くんが持っているべき物でしょうし。
   効果は……まぁ、飲んでも死にはしないわ。不確定要素が多くて、それ以外は本当に判らないの。
   服用した人間によって効果が変わってくるみたいだし。……自分で飲むか他人に譲るか、それは貴方に任せるわ」

中山「不気味だな……」

森崎「ああ。でも、とりあえず貰っておきます(……ま、持ってて損はしないだろ)」

森崎は永琳に簡単な礼を言ってから、試験官をズボンのポケットに収めた。

永琳「何かあったら永遠亭にいらっしゃい。……さて、もう帰った方が良いわね。
   そろそろ、人間には優しくない時間になるから」

そう言って、永琳は空を見上げた。


690 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 01:19:36 ID:CIHv3nPs
まだ赤くはなっていないが、竹林を歩く時間を考えると、確かに早く出ておくに越したことはない。

森崎「そうですね。八意さん、色々ありがとうございました。
    それと……中山」

去り際。永琳に別の挨拶をした後、森崎は横に立っている中山に声をかけた。

中山「判ってる。……また明日な」

森崎「ああ。……また明日」

特に交わす言葉が無かったのか、それともその一言だけで二人には十分であったのか。

中山へ短い別れの挨拶を告げた後、森崎は一人、迷いの竹林を引き返していった……。

*永琳の薬(謎)を手に入れました。飲んだ人物に対応して効果が変化します。
*今日はここまで。

691 :森崎名無しさん:2009/04/03(金) 01:20:19 ID:???
乙でした。
なんかスレタイとおりな展開に…!!

692 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/03(金) 01:24:40 ID:???
今日はここまで。
ちょっと終了が遅くなりましたね、申し訳ないです。まぁ、明日仕事の方は就寝されていると思いますが……。
更新頻度と裏腹にネタは溜まる一方。早くこのネタを形にしたくてウズウズしています。
……ちなみに、ほぼ99%思いつき。つまり、このスレの進行って……



さて、それではまた明日お会いしましょう。次回「メリー家の台所は咲夜に乗っ取られました」をお楽しみに!

693 :森崎名無しさん:2009/04/03(金) 04:01:19 ID:???
乙!
・・・・全裸で

694 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/04(土) 23:21:45 ID:ErlJW+jg
〜夜フェイズ〜

-------------------------------------------------------------------------

メリー家の食卓→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

13→幻想郷の隙間から
12→ミスティアからの誘い
11→覗き、再び
10→レティさんの憂鬱
9→スーパー蓮子タイム
8→魂魄妖夢、襲来
7→人里についての情報
6→メリーと咲夜が居ない!
5→紅魔館メイド隊についての会話
1・2・3・4→特に何も起こらなかった
JOKER→何かとんでもない事が起こる

695 :森崎名無しさん:2009/04/04(土) 23:22:26 ID:???
メリー家の食卓→ スペードJ

696 :森崎名無しさん:2009/04/04(土) 23:33:04 ID:???
わかってらっしゃる

697 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/05(日) 00:09:43 ID:axbBzREY
メリー家の食卓→ スペードJ
11→覗き、再び

中里「……森崎」

夜。騒がしい夕食を終え、部屋へと帰ろうとした森崎は、ふと背後から呼び止められた。

森崎「どうした。何か用か?」

中里「何か用か、ではござらぬ」

森崎の返答を一刀の元に斬って捨てる中里。

中里「先日の敗北、森崎は悔しく無いのでゴザルか?」

その目に宿るのは溢れんばかりの気迫。……そう、まるで一昨日の咲夜・パチュリーのような……

森崎「敗北? ……何言ってんだ。優勝したじゃないか」

中里「サッカーの事ではござらぬ。覚えておらんのでゴザルか?」

森崎「サッカーの事じゃない? 他に負けたことって言うと……」


698 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/04/05(日) 00:10:03 ID:axbBzREY
中里のオーラに気圧されながら、頭の中で心当たりを探す森崎。

森崎が、中里が何を言っているのかを理解したのは、たっぷり10秒ほど考え込んだ後のことであった。

森崎「ああ……アレか」

丁度十日前。二人が企てた風呂覗きが蓮子にあっさりと阻止されたことがある。恐らく中里はそれの事を言っているのであろう。

中里「随分気の無い返事でゴザルな……?」

森崎「いや、だって……」

お前が一人で逃げたせいで、俺だけが蓮子に怒られる羽目になったんだぞ、という言葉を寸前で飲み込む森崎。

流石に、今ここで中里を責めても意味が無い。

中里「今日こそ復讐の時。
    既に下準備は完了。覗き穴も、いざという時の退路も万全に確保してゴザル」

そう言って、懐から丸めた紙を取り出してぽん、と叩く中里。

わざわざ覗きのために、この家の見取り図を作成したらしい。

森崎「(今この家に居るのは、メリー・蓮子・ミスティア・レティ・咲夜の5人か。前の4人はともかく、咲夜がヤバいような気もするな。
    うーん……?)」

A 中里に同行する
B 今回は見送る

*先に「3票」入った選択肢に決定します。

699 :森崎名無しさん:2009/04/05(日) 00:11:49 ID:???
中里のフェイズかw

700 :森崎名無しさん:2009/04/05(日) 00:12:11 ID:???

これを選ばないと男じゃないぜ!

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0ch BBS 2007-01-24