キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【八意永琳】キャプテン松山8【出陣】
1 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/24(火) 21:40:52 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。
紅魔カップ一回戦を突破し、キャプテン松山も8スレ目。 また、よろしくお願いします。
〜あらすじ〜
些細な誤解と行き違いから、中学で酷い扱いを受けることとなった松山光。
彼は幻想郷の守矢イーグルスのキャプテンとして、マイナスHを破り二回戦に駒を進めた。
しかし早苗の爆発から連鎖した守矢神社会議により、足場は非常に不安定に!(本人全く知りません)
紅魔カップを勝ち抜いてもこの先にどうするどうなるキャプテン松山!?
というところまでお話が進んでおります。
登場人物、練習の説明などテンプレは
>>2
からになります。
434 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 16:45:41 ID:???
松山のキャラが原作っぽいから
あらためて必要ですか?と聞かれると
拒否的な答が返ってくるのであって、
もう書いちゃえばそれなりに受け入れられるんじゃないかと思いますよ
自分は無くてもいいと書いた方ですが
能力ついたとしても参加はしたいし
話の面白さ自体は変わらないだろうと思います
435 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 17:14:42 ID:???
能力不要意見が多いのも作者さんが凄く魅力的な主人公松山を描写してることの裏返しだと自分は思います。
不幸だけど真面目でどっか抜けてて
幻想郷の愉快な住人や運命に振り回されてもへこたれず
自分は凡才じゃないかとの疑念に悩まされながらも腐らない
そんな彼だから彼のスタイルで栄光を掴んで欲しい。
過度な感情移入な気もしますが。それだけ魅力的な主役です。作者さんが気分を害してたらと思いついつい長文を書いてしまいました。
作者さんが書きたいものが最終的には尊重されるべきだと思います。スレ汚し失礼しました。
436 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 17:34:47 ID:???
まぁどっちもさ楽しめなくなるほど深く考え込む必要はないってことだね
437 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 17:44:16 ID:???
うんうん
438 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 20:29:43 ID:???
ご意見ありがとうございます。励みになる意見もあって、……感謝します。
気分を害したということはありません。ただ今まで書いたものが無意味だったかなと思ってしまって……。
ともかく……書かないで悩むより、まず書いていきます。まだ迷宮探索続きますしね。
能力については、習得が近くなったらまた詳しい説明入れます。
そして……やはり一つは半強制習得になります。他の能力は選択の形をとります。
習得しない選択と
>>421
さんの案、上海に習得させる選択も入れます。
>>284
で伏線張っておいたし。
439 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 20:30:33 ID:???
松山の発見! → ハートQ
12→モンスター出現
店を出てから程無くして、松山は視界の隅に動くものを発見した。
すぐ見えなくなったが、意識して耳をすますと、動くものが消えた方向から何かが動く音が聴こえる。
松山「よし、追ってみるか!」
萃香「私あまり機敏に走り回れないからお先に〜」
霊夢「私も疲れるのやだしのんびり行く。先行ってね」
松山「……」
強制的に先頭を走ることになった松山が、物音のした場所に近付く。そこにいたのは……
440 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 20:31:09 ID:???
先着で
迷宮エンカウント → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ 朱色のスライム
ハート・スペード→ 前のと色違いの蝙蝠モンスター
クラブ→ 魔法を使うキメラ
クラブA→ 異世界の現人神様
JOKER→ はぐれ!
441 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 20:34:03 ID:???
迷宮エンカウント →
ハート2
442 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 20:39:52 ID:???
迷宮エンカウント → ハート2
ハート・スペード→ 前のと色違いの蝙蝠モンスター
そこにいたのは、以前松山が不覚を取った蝙蝠タイプのモンスターだった。
松山「ん〜……でも色が黄色だし、前のと違うような」
以前のよりも獰猛なのか、松山に気付くとすぐに敵対姿勢を取ってきた。
松山もガントレットで急所を護るように構える。と、霊夢と萃香が追いついてきた。
誰を戦わせますか?
A 勇者目指して松山に!
B 霊夢に任せる
C 萃香に任せる
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
443 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 20:42:25 ID:+wzjG8Y6
A
444 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 20:45:11 ID:eoVU6Y1E
C
445 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 20:46:19 ID:S0asD/ck
A
446 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 21:08:38 ID:f9edrlD2
C
447 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 21:13:56 ID:s/Sjh8Mg
C
448 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 21:43:51 ID:???
C 萃香に任せる
松山「(明らかに前のより強そうだな……ん……?)」
自分の近くにいた萃香と目が合う。松山の視線をどう受け取ったのか、萃香が腰に瓢箪を戻した。
萃香「そいつ9追っ払えばいいんだね? ちっさくて味気無さそうだけど……まぁいいさね」
臆した様子を微塵も見せずに、黄色い蝙蝠に歩み寄る。
萃香がまた歳不相応?な不敵な笑みを浮かべて、それに反応した蝙蝠が襲いかかった!
449 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 21:44:20 ID:???
先着2名様で
萃まる鬼の力→(+40)+! card+! card =
上位種ドラキーマ→(+20)+! card
萃める鬼の力 − 上位種ドラキーマが
≧5→ 萃香圧勝。ドラキーマを捕まえる
1〜4→ 萃香辛勝。ドラキーマは逃げていく
0→ 引き分け。もう一度勝負…の前に霊夢が追い払う
-1→ ドラキーマ辛勝。再戦開始
-2→ ドラキーマ圧勝。萃香が本気に…?
*萃香のカードがダイヤの場合は【ミッシングパワー(+5)】が発動します。
*ドラキーマのカードがダイヤ10以上の場合は【ラリホー(???)】が発動します。
450 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 21:47:14 ID:???
萃まる鬼の力→(+40)+
ダイヤA
+
ハートA
=
451 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 21:50:04 ID:???
上位種ドラキーマ→(+20)+! card
452 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 21:50:16 ID:???
上位種ドラキーマ→(+20)+
ダイヤ10
453 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 22:02:32 ID:???
萃香乙。
454 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 22:09:34 ID:???
今日も神がいるようですな!
455 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 22:11:02 ID:???
萃まる鬼の力→(+40)+ ダイヤA + (+5)+ ハートA = 47
上位種ドラキーマ→(+20)+ ダイヤ10 = 30???
≧5→ 萃香圧勝。だが……?
突っ込んでくる黄色い体色のコウモリ。それを、萃香が『指で掴んだ』
松山「え?……!?」
目を疑う。しかし錯覚ではない。巨大化した萃香がドラキーマを指二本で押さえつけていた。
松山「れ、霊夢さん……! 萃香さんがっ!」
霊夢「……? 萃香がどうしたって、あ、そっか」
巨大化した萃香を見ても、霊夢はとくに驚かず、逆に松山に落ち着くよう言い聞かせてきた。
霊夢「とりあえずああなればすぐ終わるから、のんびり……んっ?」
余裕綽々だった霊夢が目を瞠る。今度は何かと松山が萃香と蝙蝠を見ると……
456 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 22:11:28 ID:???
萃香「あ、ありゃ?…………む……にゃ……」
急速に萃香が元の姿に戻り、こてんと横に倒れてしまう。
霊夢「萃香!?」
さすがに驚いた声で霊夢が針をドラキーマに飛ばして追い払い、萃香の元へ駆け寄った。
霊夢「萃香、一体どうした……って何よこれ」
松山も近付いて見てみると、萃香はすっかり熟睡してしまっていた。
松山「(……なんだろうこのパターン、前もあった気がするんだけど……)」
萃香の頬をピシャピシャ張っている霊夢を見ながら、どうしたものかと松山は考えた。
457 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 22:11:45 ID:???
どうしますか?
A ほっといて先に進む
B 瓢箪開けて酒を飲ませてみる
C このまま霊夢に任せる
D 萃香が起きるまで待つ
E その他 発言や行動を併記してください
*『22:20』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
458 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 22:27:33 ID:s/Sjh8Mg
B
459 :
キャプテン山森
◆uVDQCOTELs
:2009/03/31(火) 22:30:47 ID:YqJnYfjA
E こんな硬い床で寝かせるのは酷なので、松山が膝枕してD
460 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 22:32:01 ID:zl7wf+A6
E こんな硬い床で寝かせるのは酷なので、松山が膝枕してD
461 :
キャプテン井沢
◆TR3983VR7s
:2009/03/31(火) 22:38:51 ID:/ToCrbco
E こんな硬い床で寝かせるのは酷なので、松山が膝枕してD
前にもおんなじ様なことが・・・
そこにしびれるあこがれるゥ!
462 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 22:40:08 ID:eoVU6Y1E
B
463 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 22:59:11 ID:???
E こんな硬い床で寝かせるのは酷なので、松山が膝枕して、萃香が起きるまで待つ
松山「(……)」
霊夢「起きなさい。起きろー」
段々と頬を叩く力が増してるのか、萃香の角が床とぶつかる音が大きくなる。
松山「れ、霊夢さん、もうその辺に……」
そろそろ松山が止めに来ると思ってたのか、その声と同時か少し早く霊夢も手を止めた。
かわりに苛立ち混じりでぶつくさ言うのを聞きながら、松山は雑魚寝してる萃香のことを考えた。
霊夢「全くもう!……?何してるの?」
松山はあえて答えぬまま、萃香の頭を少し持ち上げて、自分のひざの上に乗せてあげる。
464 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 22:59:56 ID:???
霊夢「膝枕か……暢気なもんね」
松山「まあ硬い床で寝かせてるのも酷だしさ」
若干、楽になったように萃香の寝息が穏やかなものになった。
*萃香の評価値と好感度が上がりました
霊夢「……で、どうするのよ? このまま萃香が起きるまでここにいるつもり?」
松山「そうするしかないよ。ほっておいて先進むわけにもいかないだろ」
霊夢「はあ……ま、仕方ないか」
霊夢も(渋々とだが)その発言を受け入れて、アミュレットを座布団代わりにして行儀良く座った。
松山「(とりあえず……萃香さんが起きるまでの間、霊夢さんと話して時間を潰すかな)」
465 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/03/31(火) 23:00:10 ID:???
どうしますか?
A スーパーシューティングプレイヤーについて聞いてみる
B 博麗連合について聞いてみる
C 空を飛ぶ能力について聞いてみる
D 萃香のサッカーの実力について尋ねる
E 迷宮について話を振る
F その他 霊夢に対しての発言や行動を併記してください
*『23:10』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。
*後3回まで選択できます。
*1回選択する毎に、萃香の覚醒判定が行われます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
466 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 23:32:59 ID:NweHG4Mw
A
467 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 23:34:20 ID:eoVU6Y1E
A
468 :
森崎名無しさん
:2009/03/31(火) 23:45:07 ID:nrRkWMH6
A
469 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 00:44:29 ID:???
A スーパーシューティングプレイヤーについて聞いてみる
それを聞こうとして、松山は一度躊躇した。
松山「(……)」
『松山君…さっきのは』
『助っ人引き受けるってことでいいんだね!?』
『できる限り精一杯お手伝いします。信仰…というのを集められるように!』
『神社の信仰を集めるためだ』
『違うね……それは嘘をついてる』
『あんたはもう一度、自分が何を望んでるか見直すべきだ』
(いや違うよ。俺はこれからも守矢神社の信仰の為に頑張るつもりだ。聞くだけだ。聞くだけ……!)
470 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 00:45:32 ID:???
松山「霊夢さん」
霊夢「っ……何よ急に(真剣な顔して)」
それまで普通に向き合ってた松山が、雰囲気も声も顔つきも変わったのに腰を浮かせかけ……座り直す。
お互い沈黙し、霊夢は松山の言葉を待ち……意を決して松山はソレについて尋ねた。
松山「スーパーシューティングプレイヤーって……何なんだ?」
霊夢「……。(何かと思ったら……)」
霊夢は肩透かしを受けたように感じたが……松山の真剣な様子を見て、問いに答えた。
霊夢「幻想郷をEXまで含め制覇して、最強の必殺技まで身につけた……文字通り最強のプレイヤーよ」
松山「最強の……プレイヤー」
その二文字を繰り返す松山に、今度は逆に霊夢が問い返してきた。
霊夢「光は……それになりたい? スーパーシューターを目指すの?」
471 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 00:45:50 ID:???
どう答えますか?
A スーパーシューティングプレイヤーを目指す!
B このままで頑張る!
*先に「5」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
472 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 00:46:26 ID:???
今日はここまで。
今日はいろいろ悩んだりしてしまって……ごめんなさい。
473 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 00:46:48 ID:qZj1M0uI
A
悩む…が、上を目指さない者に栄光は輝かない!
474 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 00:49:36 ID:WKvYkCwo
A 俺達中山名無しが退くわけなかろう
475 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 00:50:24 ID:XG+4SF8A
B
わざわざ選択肢があるってことは何かあるのかな?
476 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 00:54:54 ID:8pn3QBe2
A
目指しながら恩返しだってできるよな?
きっと思った以上に重い取捨選択なんだろな…
でも決めちまえばあとは戦うのみだぜ
477 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 02:00:13 ID:Ayglq1DU
A
478 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 05:43:50 ID:XXDY5rhg
A
479 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 12:15:04 ID:???
A スーパーシューティングプレイヤーを目指す!
霊夢『光は……それになりたい? スーパーシューターを目指すの?』
問われた時、松山光の頭の中で、幾つもの出来事が過ぎった。
外の世界の出来事。幻想郷での出来事。それらが重なって……一つの答えが出る。
松山「ああ。俺はそれになりたい。最強のプレイヤーになりたい!!」
ついにそれを口に出した時。松山は、自分の目の前をいつも覆っていた靄が晴れた……そんな気がした。
同時に気付く。心が軽くなってる事に。藤沢や中学のトラウマさえ思い出しても苦痛ではなくなっている。
重い重い枷から解き放たれたように、松山は晴れやかで、しかし決意に満ちた表情をしていた。
霊夢「(……はっ)」
いつしか見入ってたことに気付いて霊夢は咳払いをした。松山は首を傾げるが、気にせず礼をする。
松山「ありがとうな。……吹っ切れる時……きっかけいつも霊夢さんだよな」
霊夢「……そんなの。偶然で……」
480 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 12:15:13 ID:???
???『偶然であるものですか』
不意に第三者の声が割り込んだ。その声の主を探しあてる暇もなく、松山の足元にスキマが開く。
止める間も驚く間もなく松山と萃香の姿が消え……すぐ空中に裂け出たスキマから萃香が落ちてきた。
ゴガンと鈍い音がし萃香が目を覚まして不満を訴えるが、霊夢は答ず松山が消えたところを見ていた。
しばらく経っても動かない霊夢に萃香が悪戯をし、気付いて霊夢が怒り出す。それと同じ頃に……
松山はスキマから出て、前に一度、紫と勝負をした練習場に立っていた。
あの時と同じで、ゴール前に紫が立ってるが……姿は前と違う。それに今日はどこか空気も違っていた。
紫「……感想は?」
松山「……え?」
紫「感想を聞いてるのよ松山君。いえ光。貴方に外の三人と同じスタートラインに立った感想を聞いてるの
」
松山「(三人……森崎や翼達か?)」
481 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 12:15:42 ID:???
どうにも、答えようにも答えられず無言でいると、紫から別のことを聞かれた。
紫「スーパーシューティングプレイヤー……幻想郷最強の選手を目指す言葉に偽りないわね?」
今度は強く頷く。紫がゴール前からゆったり歩いて近付いてきた。ギリギリ手が届く距離で立ち止まる。
紫「ならば。今から貴方に能力を与えます。拒否はできないしさせません」
与える能力は、【空を飛ぶ程度の能力】紫はそれについて、謳うように聞かせてきた。
紫「それは空を飛ぶだけではない。あらゆるものから縛られない。あらゆるものから宙に浮く……」
たとえそれが劣化であっても「最強を目指すならこの能力が必要になる」と言い、境界を操作した。
すぐして、松山が少し意識すると、ふわりと足が地から離れたが……二秒足らずでまた着いてしまう。
紫「あくまで霊夢の能力を劣化させたコピーよ。……まぁ今は本人のも劣化してるみたいなものだけど」
苦笑いして言いながら……すぐ真顔に戻った。
482 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 12:15:58 ID:???
紫「半分ではあるけど、これから貴方にペナルティがかかるわ。多分永遠亭との試合には間に合わない」
松山「そんな!」
紫「まだ話の途中です。黙って聞きなさい」
遮ってくるが、以前の歯牙にもかけないものではなく、紫の口調にはこっちに対しての真剣さがあった。
紫「霊夢と関わり、私と接点を持ち、魔女から資料を貰いスーパーシューティングプレイヤーを知り……」
紫「外の秘薬を素通りし、そのうえ幻想郷の能力の下地まで作り、細い細い道を通ってきた場所がここ」
紫「蜘蛛の糸より細く、蜘蛛の糸より複雑な弾幕の道……それよりもなお細い道かもしれないわね」
続けざまに言ってから……次に紫は、松山の能力の概要を説明する。
紫「呼び名がほしければ、後で自分で考えてね」
483 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 12:16:12 ID:???
【????】
*常時任意で発動可能。発動後からは消費ガッツ2倍
*高/低の浮き球に+3【カウンターシュート】使用可能。
*相手の補正-させる決死結界、1vs1の決死結界、必殺ドリブル、必殺タックル無効。
484 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 12:16:23 ID:???
そこまで言い終えると、スキマ妖怪は次に松山に、能力の如何を聞いてきた。
先着2名様で
松山の全能力→! dice
松山の高/低浮き球→! dice
*出た数値の1/2 端数切り上げです。
出かけてきます。続きは後ほど。【????】の名称は後で募集します。
帰ってきたらまずキャプマリ外伝やらないと! 自作ノベルゲームなんて凄いなあ……。
485 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 12:17:24 ID:???
なんか改行ミスしてる痛いなあ
486 :
キャプテン井沢
◆TR3983VR7s
:2009/04/01(水) 12:17:42 ID:???
松山の全能力→
5
487 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 12:50:10 ID:rcLcnIWw
松山の高/低浮き球→
3
488 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 20:34:10 ID:???
松山の全能力→ 5
松山の高/低浮き球→ 3
ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 才
松山 54 54 55 53 50 53 50 369 5/4 5 ガッツ 900/900
松山の動きをしばらく診てから、紫は現在の松山の能力を客観的に分析した。
紫「今の能力は……このぐらいかしらね」
それからも松山は動くが、無重力の移動を持て余し、ドリブルなどで失敗を繰り返す。
信じられない凡ミスまで出るので、松山は無性に焦り、それが仇で逆に何度も転んだりしてしまう。
紫「その辺にしておきなさい。……天性のバネが急に備わったみたいなものなんだから」
そう諌めてから、松山が落ち着くのを見計らってから、紫は若干の補足をした。
紫「貴方に課せられたペナルティは、守矢神社の人達と同じようなもの……これは前にも説明したわね」
松山「……」
紫「大体の練習方法はわかってるでしょうから……その他で何か希望とか、質問はある?」
489 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 20:34:42 ID:???
どうしますか?
A この能力について聞く
B 他の能力について聞く
C アルバイトについて聞く
D 迷宮に戻してもらう
E 神社に戻してもらう
F その他 発言や行動を併記してください
*『20:45』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。
*後3回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
490 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 21:13:32 ID:fChgSqJY
F「これで三人と同じスタートラインってどういうことです?俺はアイツ等に気持ちで負けているつもりはありません!」
491 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 21:19:40 ID:bv6iweH2
F「これで三人と同じスタートラインってどういうことです?俺はアイツ等に気持ちで負けているつもりはありません!」
492 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:02:22 ID:QUSVBMRY
B
493 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:04:02 ID:d30fQlOs
B
494 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:08:50 ID:DRW2KCW+
B
495 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 22:20:14 ID:???
B 他の能力について聞く
松山「……」
紫「さっきから一言も喋らないわね?」
能力を与える。そう紫が言った時から、松山はただ口を閉ざしていた。
その後、能力を計らせてほしいと紫が言った時も何ら答えず、ただボールを蹴っていた。
紫「……それじゃ、迷宮にでも送」
バァン! 激しくボールが叩きつけられる音が練習場に響いた。
松山「誰が……」
紫「誰が?……何?」
松山「誰がそんなことを頼んだんです!?」
普段らしからぬ松山の激昂。紫が僅かに眼差しを驚きの色に染める。
松山「能力…?俺は一度もそれが欲しいとは言っちゃいない! この能力は何なんですか!? いや…!」
奥底で燻っていたものが、最強を目指す発言で解き放たれたのか、松山は激しく心の底から叫んだ。
496 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 22:20:37 ID:???
松山「同じスタートラインってどういうことだ?俺はアイツ等に気持ちで負けているつもりはないっ!」
激情をどれほど隠していたのか、鋭い声と燃え滾った瞳、純粋な怒りを紫にぶつける。
紫「…………吠えたわね」
対する紫の眼が、異様な色彩を帯びる。妖怪然とした雰囲気を、紫は始めて発した。
紫「与えられるだけ。翻弄されるだけ。助けられるだけ。光、貴方が立ってるのはそういう場所よ?」
松山「今まではそうだったかもしれない……でも俺は決めた。……上を目指すって!!」
紫「いいわねぇ。なら……もう後戻りはできないわよ?」
松山が叩きつけたボール、それが紫の足元に転がってきていた。紫がそれを拾い上げる。
497 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 22:20:49 ID:???
紫「このボールが挑戦状かしらね? そう……どのみち光が上を目指すなら、この私は避けて通れない」
美しいが、恐ろしくも感じる人ならぬ笑みで、紫は松山と視線を交錯させた。
紫「スーパーシューティングプレイヤー。目指すなら私を、守矢の神達も越えなければいけないのだから」
松山「……!」
紫「吠えた以上、揺らぐことなく邁進してみせなさい。……さすがは霊夢の勘かしらね」
そこで吐き出した松山も気を静め、紫は次の質問をしなさいと言ってきた。
松山「……他の能力について聞かせてください」
紫「あら? 望んでないんじゃなかったの?」
松山「……答える必要ありますか?」
紫「ふふ、構わないわ。他の能力について……どんなことが聞きたい?」
498 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 22:21:00 ID:???
どうしますか?
A 蓬莱人の炎の力について聞く
B 時間を操る程度の能力について聞く
C 魔法を使う程度の能力について聞く
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
499 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:26:17 ID:d30fQlOs
B
500 :
キャプテン山森
◆uVDQCOTELs
:2009/04/01(水) 22:27:28 ID:oEZVoIAo
B
今までモヤモヤを溜めてたぶん、熱血松山はカタルシスがあるなあ。
501 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:29:43 ID:FUOwge6A
C
502 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:34:39 ID:DRW2KCW+
A
503 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:35:47 ID:McYsh/fg
B
感慨深いなぁ
504 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 22:54:50 ID:???
B 時間を操る程度の能力について聞く
紫「紅魔館のメイド長の力。時と空間を操る力」
紫が言うには。メイド長の咲夜は自由自在に時や空間を操れるが、巻き戻すことはできない。
他にも紅魔館は、咲夜が空間を弄って内部を見た目以上に広げてることなどを教えてくれた。
紫「今の状態からさらにこの能力を習得できても、用途は限定される。それに……」
二つ目の能力を習得した場合には、【????】の消費ガッツが3倍に上がると言われた。
松山「……でも、それを使わなければ」
紫「それも手ではあるわね。あるいは……貴方の分け身のような存在に能力を習得させる手段もあるわ」
松山「(……上海人形?)」
紫「ともかく今回の能力習得は特例中の特例。のこる三つは紅魔カップが終わるまで待つのね」
松山「(紅魔カップ……もしかしたら俺が守矢神社の為に働ける最後の機会になるのか……?)」
紫「まだ話はあるかしら?」
505 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 22:55:19 ID:???
どうしますか?
A この能力について聞く
B 他の能力について聞く
C アルバイトについて聞く
D 迷宮に戻してもらう
E 神社に戻してもらう
F その他 発言や行動を併記してください
*『23:05』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。
*後2回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
506 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 22:57:25 ID:???
正直、二柱の神様には有難味があるんだけどむしろ早苗さんは…
507 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 23:07:27 ID:h7AUaedc
A
508 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 23:16:28 ID:HDq99jv2
A
509 :
中山名無しさん
:2009/04/01(水) 23:24:33 ID:QUSVBMRY
A
510 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 23:46:09 ID:???
A この能力について聞く
松山は、また意識して浮遊してみる。地面から離れた足を不思議な感覚で見つめる
ドリブルの時も何度か地面を蹴ってるはずの足が離れてしまう為、まるで上手くいかないのだ。
紫「察するに……次の質問はそれについて?」
素早く察知して、妖怪紫の説明がまた開始された。
紫「【空を飛ぶ程度の能力】……貴方もよく知る巫女、博麗霊夢の能力。さっき説明したわね」
ただ飛行するだけなら、それができる者は幻想郷に数多い。
霊夢のそれは概念的な意味を持ち……
あらゆるものから宙に浮き……最大発揮すれば自身の実体を消す事すら可能となる。
511 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 23:46:24 ID:???
松山「じゃあ【瞬間移動】って」
紫「霊夢の能力のひとつね。……光が使うにはもうひとつふたつ奇跡が起きないと無理だけれど」
さらに紫はもうひとつ付け加えた。
紫「今はただ浮き球に強いだけ。その能力を最大に活用するなら、独自の必殺技を編み出すことね」
松山「俺の……この能力を使っての必殺……?」
紫「ええ。さてそろそろ寒いし……最後に何かあれば聞くわ」
512 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/01(水) 23:46:38 ID:???
どうしますか?
A バニラアイスのある場所を教えてもらう
B 他の能力について聞く
C アルバイトについて聞く
D 迷宮に戻してもらう
E 神社に戻してもらう
F その他 発言や行動を併記してください
*『23:55』までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。
*それ以前の投票は無効となります。
*後1回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
513 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:06:14 ID:iS4QaBFs
A
514 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:07:31 ID:v3SSoIEw
D
515 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:07:49 ID:plCc8QPE
C
516 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:10:25 ID:Ef7QJhKo
C
517 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:13:18 ID:ZgzkVNG2
A
罠っぽいけどね・・・
518 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:21:36 ID:kTZTMCbU
C
519 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:22:31 ID:???
AとCの違いが分からんぜ・・・Aだと、罠っぽくてCだとヴァニラ以外のことになるのかな
520 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/02(木) 00:40:14 ID:???
天の声「入れ忘れですじゃ。申し訳ない」
*紫の評価値が大きく上がりました。好感度が上がりました。
*時間を操る程度の能力習得難易度が下がりました
*松山の必殺技フラグが進みました
521 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/02(木) 00:40:26 ID:???
C アルバイトについて聞く
松山「そういえば、気になってることがあるんです」
紫「気になる……何?」
今になって考えると、妙に胸がざわめくと前置きして、松山は前請けたアルバイトの件を話した。
聞いた紫が、内心でこっそり舌を巻く。
紫「(危機を感知した? ……勘がよくなったのかしら?)」
松山「で……バニラアイスについて考えると、そのアイス背中に突っ込まれたみたく寒気が走るんですよ」
紫「そ、そうなの……?」
松山「……? (なんだか紫さん、落ち着きなくしてるような?)」
522 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/02(木) 00:40:54 ID:???
先着2名様で
松山の勘 +(+4)+ → ! card
紫のポーカーフェイス +(+5)+ → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。
*松山の勘の数値≧紫のポーカーフェイスの数値でアイス討伐に助っ人を頼めるようになります。
*その場合でも報酬金額はそのままになります。
今日はここまで。
523 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:46:21 ID:???
松山の勘 +(+4)+ →
クラブJ
524 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:46:24 ID:???
松山の勘 +(+4)+ →
ハート3
525 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 00:47:07 ID:???
紫のポーカーフェイス +(+5)+ →
スペード7
526 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 01:39:42 ID:???
覚醒した松山に死角無し!このまま波に乗っていってほしいところだな。
527 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 07:48:16 ID:???
最強目指す=イーグルス脱退みたいな流れなのは何故?
528 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 08:04:46 ID:???
何故だろうね
キャプテンより自由に選手として行動できるほうが目指しやすいものではあるだろうけど
529 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 08:13:13 ID:???
ああ、今は大会中か
大会より自分の能力を伸ばし新しい目標を見つけたとあれば
面白くは感じないだろうな、永遠亭の試合にも間に合わないし
530 :
森崎名無しさん
:2009/04/02(木) 08:57:14 ID:???
単純に早苗にクビにされるかもしれないことを感じとってるのかと思ってた。
目的が変わった以上無理して残る必要もないしね。
531 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/02(木) 17:26:45 ID:???
天の声「
>>526
大きな転機があったわけじゃし……ここから躍進してほしいですじゃ」
>>527-530
天の声「松山と守矢の目的に大きな違いができてしまったわけで……でも大会中脱退の可能性は低いです」
松山の勘 +(+4)+ → クラブJ = 15
紫のポーカーフェイス +(+5)+ → スペード7 = 12
松山の勘の数値≧紫のポーカーフェイスの数値でアイス討伐に助っ人を頼めるようになります。
妙に歯切れの悪い台詞を発したまま……沈黙した紫を見る松山の目が、段々疑わしげになる。
紫「……あ、そうだ。そろそろ迷宮に戻してあげないとね」
松山「紫さん……何か隠してません?」
ズバリ核心をついてきた松山に、紫は外面上では平静は保ったが、内心であれこれと考える。
紫「(うぅん……ここは勘を働かせて裏の真実を見抜いたご褒美……ってことにしましょう)」
ちょっと悔しいのを誤魔化して、紫は松山にヴァニラ・アイスについて説明した。
あらかた聞いて松山が、どっと疲れが押し寄せたように深々と嘆息する。
松山「事前に知らなきゃ、えらいことになってましたよ……全く」
紫「(ちょっとだけ手強くなっちゃったわねえ……)」
そんな本音を巧みに隠し、これから松山を迷宮に戻すと伝えた。
532 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/02(木) 17:27:12 ID:???
紫「これから迷宮に戻して行動できるのは……ギリギリ5回ね。……ああ、もうひとつ話があったわ」
松山「?なんです?」
紫「既に上を目指す意志は決まったと。そう言ってたから……確認だけさせてもらいます」
スーパーシューティングプレイヤーを目指す。それは幻想郷を制覇し、全ての勢力を凌ぐということ。
その中には当然、紅魔館、永遠亭、白玉楼、信仰のためにサッカーをしている守矢神社も含まれること。
松山「今更……わかってますよ」
紫「今のキャプテンの座も、住処も、専用の練習場も……全てを手放すことになっても?」
それにも松山は自然にただ頷いた。
自分の最強を目指して進むなら、……信仰の為に戦う守矢イーグルスにはおそらく留まれない。
しかし。霊夢から話を聞き、答えた時に、紫に吠えた時に、既にそうした覚悟は済ませてある。
紫「そう。なら。さっきも言ったように……揺らがず進みなさい」
それを終わりに……紫はスキマを開き、松山を、迷宮内の霊夢と萃香の元へ送った。
紫「……頑張りなさいな、人間の子。まずは目の前の二人とどう向き合う?」
533 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/02(木) 17:27:38 ID:???
迷宮内やや高い場所に放り出され……慌てず松山は能力を使用し……華麗で優雅な着地をした。
なんてことはまったくなかった。能力を使うどころか着地体勢もとれず、硬い床に腰を打ちつける。
松山「あっが!! ……くぉぉ! い、痛たた……」
腰を押さえて大きく身悶えながら、能力についてちょっと甘く考えてたことを悟った。
どんな能力でも、自由に使いこなすには、やはり努力と修練が必要。
他の選手……たとえば翼やフライハイトが持つ才能と同じで、磨かねば意味がないと松山は理解した。
松山「け、結局今までと変わらないってことか。……ここは?」
腰を擦り、辺りを見回すと、さっきスキマ送りにされた場所でなく、三叉の見知らぬ通路の手前だった。
534 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/04/02(木) 17:27:57 ID:???
霊夢「あれ……光?」
右の通路から霊夢が姿を現した。続いて萃香も霊夢の脇から顔を覗かせる。
霊夢「おかえり。もう少し気付くの遅れたら攻撃してるとこだった。危機一髪ね」
萃香「紫にどっか連れられてったって聞いたけど……あいつの用は済んだのかい?」
分銅を鳴らすようにしながら、松山のそばまで寄ってくる。
と、そこで萃香の表情が、何か面白がるように変化した。
萃香「あんた、さっきまでとどこかが違うね。紫に連れられてから何があった?」
松山「それは……」
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