キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【信仰争奪戦】森崎が幻想入り 8話目【勃発!】
1 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/04/19(日) 17:05:48 ID:Iaq7bhq2
このスレは東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
森崎くんを主人公にROMしている人が選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
筆者が登場人物のキャラを把握しきれていない可能性がありますので、
森崎やその他キャラのキャラブレイクがお嫌いな方は視聴は自己責任でお願いします。
あ、あと他の人の選択肢にも文句とかは言わないようにお願いしますね。
レス一つで、中の人は10年戦えます。
【これまでのスレ】
キャプテン森崎×東方サッカー専門スレ
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1211508532/l50
森崎有三が幻想入り 1話目
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1220149252/l50
【中盤急募】森崎が幻想入り 2話目【簡単な(ry】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1221967795/l50
【嫉妬の炎が】森崎が幻想入り 3話目【メラメラと】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1223245696/l50
【メイドメイド】森崎が幻想入り 4話目【イン森崎】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1225926634/l50
【半径20m】森崎が幻想入り5【頑張りスプラッシュ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1227531646/l50
【大口叩くと】森崎が幻想入り 6話目【ダイス行き】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1232628551/l50
【ん…】森崎が幻想入り 7話目【間違えたかしら?】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1234873308/l50
【あらすじ】
いきなり幻想郷に召喚された「サッカーで幻想郷を救ってくれ」とメリーに頼まれる。
これを承諾した森崎は元の世界の友人である中山・中里と共に幻想郷の危機を救うべく奮闘する。
森崎の知り合い、東風谷早苗が博麗霊夢に宣戦布告。これによって、幻想郷は大きく動き出す……。
852 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/25(土) 00:48:08 ID:HAbOZ64+
A お言葉に甘えて、妖夢の部屋にお邪魔する
………
……
…
〜白玉楼・妖夢の部屋〜
……三十分後。
森崎「しかし……同じ幻想郷でも、紅魔館とはまた随分と違うなぁ」
まるで歴史の教科書に図解入りで出てきそうな、純和風の建築。
その中の一室で、現在森崎は座布団に座りながら緑茶を啜っていた。
レティ「冥界の主は、生前は貴方と同じ人間……それも、日本人だったって聞いてるわ。だからじゃない?」
ちゃぶ台を挟んだ対面に座るレティが、同じように湯飲みを片手に答える。
森崎「何だ? そいつも死人なのか」
部屋の中をぐるっと見回しながらそう森崎が言う。
細やかな意匠が入った障子や通風のための地窓など、建築の際に備え付けられたと思われる内装の他には、
端に折りたたまれて置いてある寝具と明かりを取るための行灯、その脇にまばらに置かれている書物が数冊と言った程度。
あまり物が無い部屋だが、ただひとつ、違い棚に飾られた花入れから覗く白い花がこの部屋に僅かな彩を添えていた。
853 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/25(土) 00:48:28 ID:HAbOZ64+
レティ「ええ。……というか、冥界の住人は全員死んでるはずよ」
森崎「ふぅん……そういや、妖夢も半分は死んでるんだったか」
少女の傍らにぷかぷかと浮かんでいる人魂を思い浮かべながら、森崎が言う。
正直なところ、彼には「半分だけ死んでいる」という概念がよく理解できないのだが……。
レティ「そうねぇ。……ま、仮に残り半分が死んでも、どうせ冥界に居るのならあんまり変わらないわよね」
ずずず、と緑茶を啜るレティ。と、そこに……
ガラララララララ……
妖夢「すみません、お待たせしました」
障子を開け、大きなお盆を持った妖夢が部屋へと入ってくる。
森崎「……いや、こっちこそ何も手伝わなくてすまんな」
妖夢「いえ、お手伝いしてもらうほど手の込んだ物は作っていないので。どうかお気になさらずに」
妖夢が笑いながらそう答え、お盆に載っていた大きなガラスの器を、ちゃぶ台の中心に置いた。
冷えた氷水で冷やされたその器の中身は、言わずと知れた夏の風物詩。
854 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/25(土) 00:48:53 ID:HAbOZ64+
レティ「……あら、涼しそうで良いわね」
氷水の中でゆらゆらと踊る素麺を見て、レティが表情を綻ばせる。
妖夢「ええ、最近は特に暑いですしね。つゆはこれと……薬味はこちらからお好みで」
そう言って妖夢が半身に乗せたお盆から取った器には、
山葵や紫蘇、大根おろし、生姜といった薬味の他に、何故か刻んだ薄焼き卵が大量に盛られていた。
森崎「サンキュ。……へぇ、素麺の薬味って山葵だけじゃないのか」
森崎が器と箸を受け取りながら、そんなことを言う。
妖夢「確かに山葵は定番ですが……。
色々な薬味に合わせられるのも素麺の楽しみ方の一つですよ。この機会に、別のものも試してみては如何ですか?」
そう言って、妖夢も自分の器と箸を持って座布団に腰を下ろした。
妖夢「……さて、どうぞ召し上がってください。本当に簡単なもので申し訳ありませんが」
レティ「何言ってるの、これで文句を言ったら罰が当たるわよ。……それじゃあ、いただきます」
森崎「ああ、本当にな。……いただきます」
メリーの家でそうするように、軽く手を合わせてからそれぞれ箸を取る。
855 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/25(土) 00:49:25 ID:HAbOZ64+
レティは大根おろしへ、森崎はおそるおそるといった感じで生姜に箸を伸ばし、妖夢は迷わず卵を器へと放り込む。
軽くつゆをかき混ぜ、中央の大皿から氷水で冷えた麺を掬う。そして……
森崎「(……って、会話が止まったな。このまま無言で食い続けても良いんだが、どうせだし何か話を振ってみるか?)」
A 「妖夢、お前の主って一体どんな奴なんだ?」
B 「そういや明日、紅魔館との練習試合があるんだが……」
C 「そういや、刀はちゃんと帰ってきたんだな」
D 「……」 黙って素麺に集中する
E その他。何かあるならどうぞ
*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*00:55:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*00:55:00になってから、投票を行ってください。なお、00:55:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。
856 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 00:56:12 ID:bZOlZDko
B
857 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 00:56:41 ID:r7cWYjew
B
858 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 00:56:41 ID:7temi+C+
E「妖夢って料理に詳しいんだな」
859 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 01:00:37 ID:vwHRfCFU
B
どうでもいいが
うちの姉はマヨネーズ派
私はめんつゆの代わりに焼肉のタレ(たまに、だけど)
860 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/25(土) 01:05:30 ID:???
短いですが今日はここまで。
変な描写が入るとやたら時間がかかる……やっぱり削るべきか。
しかし、マヨネーズなんて人が居るとは……それは単に、何にでもマヨネーズをかける人なのでは?
ちなみに、私は素麺は大根おろし派です。味が安定しないのが難点ですが。
お雑煮みたいに、地域によっても違ったりするみたいですねぇ。
861 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 01:09:10 ID:???
乙でした。大根おろしは夏にいいよね!
862 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 12:48:01 ID:???
俺はそうめんの薬味はネギだな
863 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 13:12:40 ID:???
マヨネーズは昆布だしのつゆに入れると、適度な酸味が利いてうまいと言われて食ってみたが……
ノーコメントで
864 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 17:15:04 ID:???
焼肉のタレ
にツッコミを入れないお前らの優しさが好きだ
865 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/25(土) 23:57:03 ID:HAbOZ64+
B 「そういや明日、紅魔館との練習試合があるんだが……」
森崎「そういや……」
森崎が、冷えた麺を自分の器に移しながら口を開く。
妖夢「何です?」
森崎「明日、紅魔館との練習試合があるんだが……お、結構美味いなこれ」
素麺を一口啜った森崎が感想を漏らす。
山葵ほどの辛味はないが、生姜の特有の香りが仄かな酸味と合わさって鼻腔を突き抜け、他には無い独特の清涼感を感じさせる。
妖夢「はぁ……紅魔館と」
一方の妖夢の器には、殆ど素麺が隠れてしまうほどの大量の薄焼き卵が泳いでいる。
森崎「どうも、人数が心もとなくてな。良かったら、助っ人に来てくれないか?」
妖夢「へ? ……いや、そんな急に言われましても。私にも一応仕事がありますし……」
森崎の頼みをやんわりと断る妖夢。確かに、特に恩があるわけでもない森崎のために、わざわざ助っ人に行く義理は無い。が……
レティ「……紅魔館には、七花が居るわよ」
妖夢「……!」
レティが呟いた一言に、妖夢の素麺を啜る箸が止まる。
866 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/25(土) 23:57:25 ID:HAbOZ64+
レティ「そういえば、朔夜にも負けっぱなしだったかしら。あのメイド達にリベンジするいい機会とは思わない?」
森崎「確か、素手の七花に刀を奪われたんだったか」
森崎がレティの意図を見抜き、すかさず後に続く。
レティ「流石に、白玉楼の兵法指南役がただの妖精メイドに負けたままっていうのは……ねぇ?」
妖夢に視線を合わせ、少し意地悪そうに笑ってみせるレティ。
妖夢「いえ、それは……」
何とか言い訳しようとする妖夢だが、そこから先はただ口をぱくぱくと開くだけで言葉にはならない。
妖夢「(……確かに、この申し出はこの間の汚名を返上する絶好の好機。
ああでも、なんだか口車に乗せられているだけのような……)」
先日の試合での屈辱を思い返しながら悩む妖夢。そして……
-------------------------------------------------------------------------
妖夢の葛藤→! card
先着順でカードを引いてください。カードのマークで分岐します。
カードのマークが……
ダイヤ・ハート→「もし、お嬢様から許可が頂けたなら……」 練習試合に限り、妖夢がスポット参戦します。
それ以外→「すみません、やっぱり私情でここを離れるわけには……」 勧誘失敗。
867 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 23:58:18 ID:???
妖夢の葛藤→
スペード5
レティさん詐欺師になる気ですか?w
868 :
森崎名無しさん
:2009/07/25(土) 23:59:12 ID:???
森崎に勧誘運は(ry
なんとかしたいなあ
869 :
森崎名無しさん
:2009/07/26(日) 03:32:24 ID:???
???「も、森崎に女はいらぬ」
870 :
森崎名無しさん
:2009/07/26(日) 08:40:09 ID:???
>>868
練習試合だけなら別にいらないと思う
871 :
森崎名無しさん
:2009/07/26(日) 10:23:19 ID:???
人の力を借りずに自分で育てろってことだよ!
何メイドを育てたけど結局帰ってしまった?
細けえことはいいんだよ!
872 :
森崎名無しさん
:2009/07/26(日) 10:38:12 ID:???
>>869
主さん乙w
873 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/27(月) 23:52:11 ID:hSPC/ri+
それ以外→「すみません、やっぱり私情でここを離れるわけには……」 勧誘失敗。
最後に妖夢を繋ぎとめたのは、やはり主人への忠誠心であった。
レティ「……そう。悪かったわね、変なこと言って」
これ以上の説得は意味無しと判断したのか、ふっと表情を緩ませて頭を下げるレティ。
妖夢「すみません、機会を与えてくださったことは嬉しいのですが……」
森崎「確かに残念ではあるが……仕事放り出して来い、なんて言えないしな。あんまり気にするな」
素麺をずるずると啜りながら森崎が言う。
妖夢「ありがとうございます。私は何も出来ませんが……明日、頑張って下さいね」
森崎「ああ、当然だ。相手にとって不足は無いしな」
妖夢の言葉にゆっくりと頷く森崎。
結局、この後は誰かが口を開くことも無く、ただ三人が素麺をすする音が部屋を支配したのだった……。
………
……
…
874 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/27(月) 23:53:26 ID:hSPC/ri+
そして、さらに少し経った頃。
既に昼食を片付けた三人は、ちゃぶ台を囲って静かにお茶を飲んでいた。
ずずずずず……
湯気の立った緑茶を啜る音だけが部屋に響く。その沈黙を最初に破ったのは、やはり森崎であった。
森崎「……帰ってこないな」
ぽつりと呟く。誰が、とは言うまでも無い。
妖夢「うーん……すぐに帰ってくることもあれば、二、三日経ってからふらりと……という事もあるので、こればかりは」
レティ「……幻想郷の実力者って何でこう、皆一癖も二癖もあるのかしらね」
レティの言葉を聞いて、森崎は真っ先にレミリアと永琳の顔を浮かべる。……なるほど、確かに二人とも一筋縄ではいかない性格の持ち主だ。
妖夢「うーん……やはり、類は友を呼ぶという奴なのでは……おっと、今のは紫様には内緒でお願いしますね」
妖夢の言葉に、レティが笑いながら頷く。
875 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/27(月) 23:53:31 ID:hSPC/ri+
森崎「(夕方まで待つにしても、まだしばらく時間があるな……もう少し話すか。とはいえ、何を話すかだが……)」
A 「そういえば、冥界の主ってどんな人なんだ?」 冥界の主について質問してみる
B 「妖夢ってこの家で何の仕事をしてるんだ?」 妖夢について聞いてみる
C 「……ん? 紫様って、ここの主の名前か?」 会話の端に出てきた名前について尋ねてみる。
D その他。何かあればどうぞ
*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*23:58:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*23:58:00になってから、投票を行ってください。なお、23:58:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。
876 :
森崎名無しさん
:2009/07/27(月) 23:54:06 ID:0mkovtVQ
A
877 :
森崎名無しさん
:2009/07/28(火) 00:02:44 ID:6UmO1+fk
C
878 :
森崎名無しさん
:2009/07/28(火) 00:02:45 ID:nh2/Gaec
B
879 :
森崎名無しさん
:2009/07/28(火) 00:03:48 ID:ndKMsK6o
D 他に名のある選手候補がいるか聞いてみる
880 :
森崎名無しさん
:2009/07/28(火) 00:04:55 ID:MLRTWVmk
D 妖夢とサッカーをする
881 :
森崎名無しさん
:2009/07/28(火) 00:07:55 ID:iBAydqHA
C
882 :
森崎名無しさん
:2009/07/28(火) 00:17:45 ID:XrEKpCLQ
C
883 :
森崎名無しさん
:2009/07/28(火) 18:15:06 ID:???
今の森崎に足りないもの……
それは勧誘運ではない、強引さと狡猾さだ!
初めてキャプテンに就任した頃の裏工作を思い出すんだ!
884 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/29(水) 23:10:36 ID:EKoETncE
C 「……ん? 紫様って、ここの主の名前か?」 会話の端に出てきた名前について尋ねてみる。
妖夢「……紫様をご存知無いのですか?」
森崎の問いに、妖夢が信じられない、という表情で返す。
森崎「聞いたことも無いな。ここの主人の名前じゃないのか?」
レティ「違うわよ。メリーか蓮子から聞いたこと無い? フルネームは、八雲紫って言うんだけど」
森崎「八雲? ……八雲藍ってのは覚えてるんだが……」
森崎が思い浮かべたのは、前の大会で森崎を散々苦しめた式神コンビの片割れの名前。
妖夢「その藍さんを使役している主人ですよ、紫様は」
森崎「……あいつの上司か。あいつも相当強かったが、その上となると……
レミリアやここの主人と同じぐらいの実力者がもう一人居る、って事で良いのか?」
レティ「……いいえ」
レティが重々しく首を横に振る。
森崎「何だ? それじゃあ部下だけが凄くて、そいつ自身はそれほどでもないって事か?」
レティ「逆よ。……八雲紫っていうのはね、存在自体がインチキって言われるほどの、規格外の化け物なのよ。
噂では、この幻想郷の創生に関わってるとか言われてるわ」
885 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/29(水) 23:10:50 ID:EKoETncE
妖夢「化け物って……」
森崎「イマイチ実感が沸かんな。俺からしたら、吸血鬼や幽霊も十分化け物なんだが……」
首を傾げる森崎。幻想郷に来てからというもの、この手の話を聞かされ続けてる気がしなくもない。
妖夢「そうですね……えっと、確か森崎さんは紅魔館の吸血鬼とは懇意にしていらっしゃいましたよね?」
森崎「懇意っていうか……まぁ、たまに屋敷に行ったりはするが」
急に話題が変わったことをいぶかしみつつも、森崎が頷く。
妖夢「吸血鬼の食事は人間の血、と相場が決まっていますが……森崎さんは、あの人に血を吸われた事がありますか?」
森崎「無いに決まってるだろ」
妖夢「……ですよね。それでは、あの人が人間を襲うのを見た事は? もしくは、誰かが吸血鬼の被害にあったという話を聞いたことは?」
森崎「それも無いな。……なんだ、一体何の話だ?」
妖夢の質問の意図がわからず、森崎が問い返す。
妖夢「……昔、幻想郷にやってきたばかりのレミリア・スカーレットが幻想郷の征服に乗り出すという事件がありました。
当時の幻想郷の妖怪が弱っていた事もあり、彼女はあっという間に幻想郷の大半を支配下に置いたのです」
森崎「(……なんだ? また話が飛んだぞ)
征服って……まぁ、あいつの性格からしてやりそうな話ではあるが」
886 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/29(水) 23:11:03 ID:EKoETncE
妖夢「彼女の力は凄まじく、そのまま幻想郷全てを支配するかに思われましたが……最終的に、たった一人の妖怪によって鎮圧されました。
もちろん、双方ともにかなりの犠牲を支払って、ですが」
森崎「えっと……もしかして、それを鎮圧したのが八雲紫だって話か?」
森崎の言葉に、妖夢が首を縦に振る。
妖夢「そうです。そしてその後二人は和睦したのですが、その際にレミリア・スカーレットにはいくつかの条件が出されたそうです」
レティ「……吸血鬼条約ね。
代表的なのは、『食料として一定量の人間を供給される代わりに、吸血鬼は幻想郷の人間に手を出してはならない』」
妖夢の言葉の終わりを待ってから、レティが補足を入れる。
森崎「……レミリアはそいつに一旦負けて、渋々その条件に従わされてるって事か」
妖夢が重々しく頷くが、森崎にとってはにわかに信じがたい話であった。
彼女が敗北を喫したという事自体もそうであったが……
何よりも、あのレミリアが人に突きつけられた条件を唯々諾々と飲むような性格をしているとは思えなかったのだ。
887 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/29(水) 23:11:29 ID:EKoETncE
森崎「(何かに従うってのとは無縁の奴だと思ってたんだがな。
その八雲紫ってのが余程凄かったのか、それとも何か別の事情か思惑があったのか……。
しかし、このままじゃあんまり有益な情報では無さそうだ。他に何か聞いておくべきか?)」
A 八雲紫の人となりについて聞いてみる
B 八雲紫のサッカー選手としての能力について聞いてみる
C 八雲紫の居場所について聞いてみる
D 特に無いので、話を打ち切る
E その他。何かあればどうぞ
*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*23:17:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*23:17:00になってから、投票を行ってください。なお、23:17:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。
888 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:12:48 ID:7lxaQJF6
C
889 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:17:23 ID:FjIs4fqM
C
890 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:17:49 ID:2LXpOr/+
C
891 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:20:13 ID:Mac3Qb26
C
892 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:24:13 ID:???
そんな規格外の妖怪を抑えて最強と言われてる霊夢は何者?
893 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/29(水) 23:35:17 ID:???
>>892
しゅ、主人公……ですかね。
ほら、アルルだって設定上最強のサタンさまをボコボコにするじゃないですか。
894 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:39:10 ID:???
手抜いてたんじゃないの
895 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:40:27 ID:???
東方は基本としてごっことか遊びで勝敗を決める世界。
896 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:40:59 ID:???
ってこう書いたら悪い意味にとられそうだな
897 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:43:54 ID:???
>>892
霊夢は幻想郷の法律みたいな物だったんだ。。
スペルカードルールって言うルールが出来るまでは、有り体に言えば殺し合いで霊夢に勝っちゃいけなかった。
でも今はそんな事もなく。負ける事もあるけど、勝つまで何度も戦えばどんな相手にも幻想郷の中で負ける事はない。
そんな存在。
898 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:45:40 ID:???
生きていれば負けではないと言うことか
899 :
森崎名無しさん
:2009/07/29(水) 23:47:08 ID:???
相手によっちゃコンティニューできないこともあるけどね
900 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/30(木) 01:04:28 ID:4d8iajiw
C 八雲紫の居場所について聞いてみる
森崎「とりあえず、凄い奴だって事は判った。……それで、そいつは普段何処に居るんだ?」
妖夢「ええっと……普段なら、人里を挟んで丁度神社と反対側にある、紫様のお屋敷にいらっしゃいますが……森崎さん?」
レティ「まさか……」
森崎「ん? まぁ機会があれば足を伸ばしてみるのも良いかと思ったんだが……何か問題か?」
レティ「……時々、貴方の自由さが無性に羨ましくなるときがあるわ」
こめかみを指で押さえながら、レティがため息をつく。
妖夢「外から来た森崎さんには判らないと思いますが、そんなに気軽にお会いできるような方では……」
森崎「……そうなのか? 確か、藍は『暇があったら一度訪ねて来てくれ』とか言ってた気がするんだが」
レティ「藍が?」
レティが驚いたような声を上げる。
森崎「ああ、前の大会の一試合目の後にな。結局、行こうにもアイツの家の場所が判らないからそのまま有耶無耶になってたんだが……。
その八雲紫の屋敷に、藍も居るんだろ?」
901 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/30(木) 01:04:44 ID:4d8iajiw
妖夢「ええ。……なるほど、確かにそれなら門前払いをされることも無いでしょうけれど……」
森崎「他にも何かあるのか?」
奥歯に物が挟まったような物言いをする妖夢に、森崎が訊ねる。
妖夢「なんというか……つかみ所の無いお方ですから。お会いになるときは、煙に巻かれないように注意してくださいね」
そう忠告する妖夢の声には実感が篭っていた。……どうやら、妖夢自身も随分苦労させられているらしい。
森崎「……判った、胆に命じておく」
レティ「(そうは言ってるけど……ああ、なんとなく心配だわ)」
自然と会話が止まり、再び三人の緑茶を啜る音だけが部屋中を支配する。
……その後も森崎とレティはしばらく待ったが、結局、妖夢の主人が白玉楼へと帰ってくることは無かったのであった……。
*森崎が一人で白玉楼に行けるようになりました。
*森崎が一人で紫の屋敷に行けるようになりました。
902 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/30(木) 01:05:18 ID:4d8iajiw
〜人間の里・グラウンド〜
場所は変わって、メリーたちが練習をしている人間の里のグラウンド。
今日も今日とて、四人が来るべき練習試合のために特訓をしていたのだが……
蓮子「……必殺技が欲しいわねぇ」
休憩中に、突如として蓮子がそんな言葉を呟いた。
中里「……今、何と?」
蓮子「げ、聞こえちゃった? ……独り言だったんだけどね」
メリー「必殺技って……蓮子、そんな子供じゃないんだから……」
呆れたようにため息をつくメリー。
蓮子「うぅ……だから、独り言だって言ったじゃない」
蓮子が珍しく顔を染めて俯く。しかし言葉とは裏腹に、その表情はどこか納得していない様子だった。
903 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/30(木) 01:05:28 ID:4d8iajiw
中山「(必殺技か……)」
そんな三人の会話を横で聞きながら、中山が腕を組んで唸る。
今までの指導を通して判った事だが、蓮子の飲み込みは決して悪くない。
中山「(案外、今日一日を費やしたら簡単な技の一つや二つぐらいはマスターできるかもしれないな……)」
しかしそれは、裏を返せば今日一日を必殺技の練習のみに当てることになってしまうという事であり……
中山「(指導方針は森崎から任されてるけど……さて)」
A 「……必殺技の練習、やってみる?」 高い確率で必殺技を習得することが出来ますが、能力値は上がりません。
B 「今は基礎を固める事に集中しよう。難しいことはその後でも遅くない」 いつもどおりの練習をします。
*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*蓮子の方針です。メリーはいつもどおりに練習します。
904 :
森崎名無しさん
:2009/07/30(木) 01:07:39 ID:gBrWbKrw
A
905 :
森崎名無しさん
:2009/07/30(木) 01:10:23 ID:al6TZnyw
B
906 :
森崎名無しさん
:2009/07/30(木) 01:16:01 ID:wDqFbNFo
A
907 :
森崎名無しさん
:2009/07/30(木) 01:18:02 ID:DCHnc4eo
B
技がどのくらいの威力かわからんし
908 :
森崎名無しさん
:2009/07/30(木) 01:19:58 ID:hf5u2lXw
A
909 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/07/30(木) 01:23:32 ID:???
今日はここまで。
蓮子の必殺技候補、いくつか絞ってはありますが……さて。
910 :
森崎名無しさん
:2009/08/02(日) 15:26:35 ID:???
蓮子の 必殺技まだー
幻想郷超最強
911 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/02(日) 22:28:52 ID:???
>>910
すみません、ここしばらく家にいませんでした。
今からやっと書き始めまられます……orz
912 :
森崎名無しさん
:2009/08/02(日) 22:31:24 ID:???
ろれつがまわってないぞ!しっかりするんだ
913 :
森崎名無しさん
:2009/08/02(日) 23:13:15 ID:???
無理はいくないぞ!
俺たちは・・
いや、俺はいつでも全裸で待っているからなっ!
914 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/02(日) 23:34:46 ID:???
ちょっと頭がぼーっとして文章がまとまらない……。
昨日まで忙しかった代わりに明日から一週間ほどお休みなので、少しお待ち下さい。
本当に、どこかでペース上げたいです。話だけならいくらでも思いつくのですが・・・。
915 :
森崎名無しさん
:2009/08/02(日) 23:49:59 ID:???
無理しちゃあかん
916 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 00:15:51 ID:xMe1HR0I
A 「……必殺技の練習、やってみる?」 高い確率で必殺技を習得することが出来ますが、能力値は上がりません。
蓮子「本当に?! 良いの?」
中山の言葉を聞き、蓮子が期待に目を輝かせる。
中山「ああ。実戦の事を考えると、一つ位は奥の手が欲しいところだしね。……中里、良いか?」
中里「拙者に否やのあろう筈がゴザらぬ。……それでは、拙者が蓮子殿に技を教えるという事で良いのでゴザルか?」
中山「うーん……いや、今回は俺が蓮子さんにつくよ。中里の技は、ちょっと他の人には難しいだろうしな。
中里はメリーさんの練習の相手をしてくれ」
中里「了解でゴザル」
メリー「判ったわ。……お手柔らかにね」
笑いかけながら、中里と一緒に少し離れた所へと歩いていくメリー。
それを見送ってから、中山がゆっくりと蓮子の方へと向き直る。
中山「こっちも始めようか。準備は良い?」
蓮子「……いつでもどうぞ」
蓮子が足元でくるくるとボールを弄びながら答える。
中山「判った。それじゃあ、まずは基本的な技から……」
917 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 00:16:24 ID:xMe1HR0I
言いながら、中山が小脇に抱えていたボールを地面に下ろす。
かくして、蓮子の必殺技特訓は始まったのであった……。
-------------------------------------------------------------------------
中山の指導方針→! card
蓮子「強くて格好良い技を希望するわ」→! card
先着順でカードを引いてください。カードのマークで分岐します。
中山のマークがダイヤ・ハート・スペードでドリブル技、クラブでシュート技を習得します。
そして、蓮子のマークが……
ダイヤ→クリップジャンプ/前転シュートを習得
ハート→ヒールリフト/サーブルノワールを習得
スペード→華麗なドリブル/オーバーヘッドを習得
クラブ→華麗なドリブル/オーバーヘッドのフラグを獲得
JOKER→○○の○○/○○ク○○を習得
918 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 00:19:36 ID:???
中山の指導方針→
スペードA
919 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 00:20:07 ID:???
蓮子「強くて格好良い技を希望するわ」→
ダイヤ5
920 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 00:20:46 ID:fiuXevbo
中山の指導方針→
ハートJ
921 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 00:21:56 ID:???
JOKERのサイクロンはわかるけどドリブル技はなんだ?
922 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 00:24:24 ID:???
>>921
「天才の証明」でした。ディアスの「よし、いくぞ」の奴です。
本当はウサミターンとか考えてたんですが、どう考えても語呂が悪い事に気付き……orz
923 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 15:48:51 ID:xMe1HR0I
中山の指導方針→ スペードA
蓮子「強くて格好良い技を希望するわ」→ ダイヤ5
ダイヤ→クリップジャンプを習得
蓮子「はあっ!」
ボールを右足にピタリと張り付かせ、そのまま大きくジャンプする蓮子。
しかし、惜しくも途中でバランスを崩してボールを地面へと零してしまう。
蓮子「うぅ……コツはつかめたと思ったんだけど……」
ぼやきながら、明後日の方向に転がっていくボールを追いかけていく蓮子。
その様子を、中山は少し離れた位置で腕を組みながら観察していた。
中山「(……今のは大分惜しかったな。このペースなら、本当に今日中に……)」
蓮子の成長の早さに、思わず唸る中山。
どんな技を教えて欲しいか? という練習前の中山の問いに対する蓮子の答えは、ただ一言「出来るだけ強くて格好良いの」だった。
それを聞いた中山が、彼の知る限りで最も派手で高等な技としてクリップジャンプの話題を出したのだが、それを聞いた蓮子が……
蓮子『へぇ、そんな技があるのね。それじゃあそれにしようかしら。……え? 大丈夫大丈夫、多分何とかなるわよ』
などと言い出したのだった。
924 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 15:49:02 ID:xMe1HR0I
最初はやるだけ無駄だとして反対していた中山も、結局蓮子の熱意におされる形で協力することになり……そして、今に至る訳である。
中山「(とりあえず、俺が教えられることは全部教えたけど……)」
最も、彼自身もクリップジャンプを完全に習得している訳ではないので、教えられることは基本的な知識と少しのコツ程度に留まったのだが。
中山「(……とりあえず、後は蓮子さんの頑張り次第だ)」
ボール相手に悪戦苦闘する蓮子に心の中でエールを送りながら、中山はもう一組の方へと視線を移した。
925 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 15:49:16 ID:xMe1HR0I
一方、中里とメリーの組はと言うと……
中里「……行くでゴザルよ」
メリー「ええ、どうぞ」
たったそれだけの短い言葉を交わした後、中里がメリーの方へと真っ直ぐにドリブルを開始する。
ここに来て今更新たな技術の練習は不要とばかりに、二人はひたすら実戦練習に終始していた。
もっとも、練習を開始して一時間が経過しているにも関わらず、未だにメリーは中里のキープするボールに触れる事も出来ないでいるのだが。
メリー「(……せめて一本ぐらいは取るわ)」
向かってくる中里を見据えながらメリーは心の中でそう決意し、大きく一歩前へと踏み出した。
926 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 15:49:45 ID:xMe1HR0I
-------------------------------------------------------------------------
先着順(順番通りじゃない書き込みは無効)で
中里→ ! card ドリブル 48+(カードの数値)=
メリー→ ! card マーク 43+(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中里、ドリブル突破
=1、0、−1→僅かに足止めするものの、突破を許してしまう
≦−2→メリー、中里を長時間足止めすることに成功
【補足・補正】
*結果によって、メリーの能力値上昇率が変動します。
中里のマークがダイヤかハートなら「分身ドリブル(+4)」が発動します
メリーのマークが相手と一致した場合「幻想の鏡界(+3)」が発動し、
かつ4以上の差をつけて勝利する事で相手のボールを奪う事が出来ます。
接触プレイの際両側のカードのマークがクラブの場合、守備側の反則になります。非接触プレイは対象外です。
吹っ飛び属性のある技が発動し、技に設定された係数以上の数値差をつけられた選手は吹っ飛ばされてしまいます。
シューターとキーパーの数字が一致した場合ゴールポストになり、同時にマークも一致した場合は枠外になります。
927 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 15:50:42 ID:???
中里→
ダイヤ8
ドリブル 48+(カードの数値)=
928 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 15:51:55 ID:???
メリー→
スペード2
マーク 43+(カードの数値)=
929 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 16:06:42 ID:???
いざ○わ「クリップジャンプ…だと…」
930 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 23:47:24 ID:xMe1HR0I
中里→ ダイヤ8 ドリブル 48+分身ドリブル(+4)+(カードの数値)=60
メリー→ スペード2 マーク 43+(カードの数値)=45
≧2→中里、ドリブル突破
中里「(そろそろ、手を抜いていなせる相手では無くなってきたでゴザルな……それならば)」
ダッ!!!
メリーの方へと向かって直進してきた中里が、あとほんの3mと言ったところでさらにスピードを上げる。
メリー「(いくら中里くんの動きが早くても、ボールは一つのはずよ……しっかりと、落ち着いて見れば)」
急な速度の変化にも慌てることなく、中里の進路をその体で塞ぐことによって妨害しようとするメリー。
そんなメリーの動きを見て、中里はニヤリと笑い……
中里「中々に見事な守備! ……しかし、この動きについて来られるでゴザルか?」
言葉と共に、一気に左へと揺さぶりをかける中里。当然、メリーもそれに対応して同じように体を入れるが……
タッ……ババッ!!
メリー「えっ……?!」
気付くと既に中里の姿は目の前には無く、自分の向きと全くの反対側……即ち、右の方向から地面を蹴る音が聞こえてくるだけであった。
中里「技術は悪くないでゴザルが……しかし、サッカーとは小手先だけで勝負が決するものではないでゴザルよ」
メリーの後方10mほどの所で、ドリブルを止めた中里がそう言った。
931 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 23:48:01 ID:xMe1HR0I
メリー「(中里くんのドリブル、遠目からは何度も見ていたけれど……いざ近くで見るとなるとこれほど違うものなのね)」
左へ行くと見せかけ、相手が動いた所を素早く逆方向に抜ける。
数あるフェイントの中でも最も単純なものの一つであるはずなのだが……
メリー「完全に見えなかったわ。……もう一度、お願いできるかしら?」
中里「勿論。あちらの方も、もう少し時間がかかりそうでゴザルからな」
必死にボールを御そうとしている蓮子をちらりと見てから、中里がいつでもドリブルを開始できる状態でメリーの方へと向き直る。
中里「それでは……」
メリー「ええ、もう一度よ!」
短い会話の後、再び走り出す中里。
結局、二人の戦いは蓮子のクリップジャンプが完成した後も、中山が練習の終了を促しに来るまで続いたのであった……。
*蓮子がクリップジャンプを習得しました。
*メリーの能力値が少し上がりました。
932 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 23:51:58 ID:???
*メリーと蓮子の能力値が確定しました。
ド パ シ タ カ ブ せ 浮
蓮子 43 39 40 38 37 37 40 1/2 ガッツ820
クリップジャンプ(1/4でドリブル値+5)
ド パ シ タ カ ブ せ 浮
メリー 37 41 37 41 43 41 39 2/1 ガッツ830
幻想の鏡界(1/4でマーク値+3)+α
スキル・マーク+3
933 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/06(木) 23:56:12 ID:???
ズレた……。えっと、これならズレないのかな?
ド パ シ タ カ ブ せ 浮
蓮子 43 39 40 38 37 37 40 1/2 ガッツ820
クリップジャンプ(1/4でドリブル値+5)
ド パ シ タ カ ブ せ 浮
メリー 37 41 37 41 43 41 39 2/1 ガッツ830
幻想の鏡界(1/4でマーク値+3)+α
スキル・マーク+3
934 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 23:59:30 ID:???
ズレるのは修正大変ですよね……お疲れ様です。
935 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 23:59:50 ID:???
.ド パ .シ タ カ .ブ せ 浮
蓮子 43 39 40 38 37 37 40 1/2 ガッツ820
クリップジャンプ(1/4でドリブル値+5)
ド .パ シ .タ カ ブ せ 浮
メリー 37 41 37 41 43 41 39 2/1 ガッツ830
幻想の鏡界(1/4でマーク値+3)+α
スキル・マーク+3
/ ==⊂⊃=⊂⊃=\ こうかお
936 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 00:00:08 ID:???
次はちょっと長いっぽいので今日は多分ここまで。もしかしたら後一回あるかも・・・
明日暇なので、このスレを使い切るぐらいには加速すると思います。
937 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 00:15:25 ID:???
乙でした。全裸じゃないが楽しみだ
938 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 10:55:32 ID:???
メリーの幻想の境界はマークが相手と一致だから確率1/4じゃないと思うんですが…
939 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 11:04:59 ID:B0/cLLEM
jokerの影響を除けば4分の1じゃない?重複するし。
940 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 11:11:22 ID:???
なんでも雑談スレで確率について話あったし
今過疎なFAQスレでわかりやすい確率まとめとかあると便利かも?
941 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 20:46:26 ID:dOmef3aA
〜夕方・メリーの家〜
全員「「「「「「「「「「「いただきま〜す!!」」」」」」」」」」」
いつものメリー家の食卓。
その日は、久しぶりにフォーレスツのメンバー全員が揃っての食事となった。
蓮子「うーん、やっぱり食事は大勢で食べた方が美味しいわねぇ」
一口啜ったアサリの味噌汁の器を脇に置いて、蓮子が口を開く。
ミスティア「蓮子たちはしばらく居なかったもんね。それで、練習の成果のほうはどうなの?」
森崎「ああ、それは俺も気になるな。どうだったんだ?」
そう言って、森崎が視線を中山に移す。
中山「そうだな……少なくとも、実戦でも足手まといにはならないレベルにはなったと思うよ。
流石に付け焼刃だから、何かと穴は多いけれどね」
森崎「(……ほう)」
中山の言葉を聞き、内心で驚きの声を漏らす森崎。
彼としては、サッカー未経験者に対して三日かそこら特訓を施した所で焼け石に水だと思っていたのだが……。
942 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 20:46:54 ID:dOmef3aA
メリー「流石に、あのレミリア相手に敵う気はしないけれどね……。まぁ、頑張らせていただくわ」
蓮子「期待しててよね。とっておきの必殺技だってあるんだから」
あくまで緊張の面持ちを崩さないメリーとは逆に、蓮子が自信満々に胸を張る。
リグル「ふ〜ん。二人の事は判ったけど……えっと、そっちの人は?」
リグルが、今度は咲夜の隣にちょこんと座っている小柄なメイド服の少女を指し示す。
背丈は……座っているのでよく判らないが、恐らく七花と同じぐらいだろうか。おどおどして、どこか所在無さげな様子である。
咲夜「後で紹介するつもりだったんだけどね……まぁ良いわ。ほら、挨拶なさい」
メイドG「は、はい……」
森崎「(ん? あの顔、どこかで見たような……)」
咲夜に促されてゆっくりと立ち上がる少女の顔を見て、森崎がそんなことを思う。
森崎「……もしかして、前にうちに居なかったか? 決勝戦に出場してたよな」
メイドG「……! 覚えていていただけたんですか?!」
森崎の言葉に顔を赤くするメイドG。
その少女の反応を見て、森崎は自分の予想が外れていなかったことを確信する。
943 :
!774!force!up!3森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 20:48:30 ID:dOmef3aA
中里「ほう、あの時の……よく覚えていたでゴザルな」
森崎「試合前にちょっと色々あってな。……そうか、また来てくれたのか。助かるぜ」
メイドG「そ、そんな……」
森崎の言葉を受けて、少女がさらに顔を俯かせる。
蓮子「(『ちょっと色々』の部分が気になる所ねぇ)」
そのまま固まってしまうかと思われたメイドGだったが、隣の咲夜に脇を小突かれて気を取り直し、慎重に口を開いた。
メイドG「ええっと……メイド長からのお誘いを受けて、紅魔館からお手伝いに参りました。
短い間かもしれませんが、よろしくお願いします」
それだけを一気に言うと、ぺこりと一礼して素早く着席してしまう。
……どうやら、あまり大勢の前で話すのは得意ではないらしい。
レティ「ええ。これから宜しくね」
少女の挨拶に対して、一番最初に微笑み返したのは少しはなれた席に座るレティだった。
こういうタイプを放っておけないあたり、やはり根っからの保護者気質なのだろう。
レティが声をかけると、皆もそれに続いて少女に挨拶を返す。そして、しばらくしてそれがひと段落した頃……
メルラン「えっと、これで11人揃ったのよね?」
森崎「ああ。とりあえずはメンバーが揃えられずにドタキャン、って事態は避けれそうだが……」
944 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 20:48:42 ID:dOmef3aA
中山「本番は明日の午後だよな。……俺としては、午前中に全員で軽く練習したほうが良いと思うんだけど」
目の前の焼き魚を解しながら中山が言う。
確かに、全体練習もせずにぶっつけ本番では、チーム内の連携も何もあったものではない。
その点を考えると、中山の提案は至極当然のものだと思えるが……
森崎「(欲を言えばもう一人ぐらい勧誘に行きたかったが、
流石に全体練習にキャプテン不在って訳にもいかんだろうし……うーん)」
A 「そうだな。明日は午前中から全員グラウンドで練習だ」 能力値は上がりませんが、ガッツは消費せず、全員の能力値が判明します。
B 「いや、午前中はは用事があるんだ。すまない」 前半の間、全員の行動にペナルティがかかりますが、午前中は自由に行動できます。
*先に「3票」入った選択肢に決定します。
945 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 20:49:23 ID:zNe5ABNk
A
946 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 20:49:40 ID:HRkK3cpw
A
947 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 20:58:55 ID:CRm8Q4LY
A
948 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 21:54:57 ID:dOmef3aA
A 「そうだな。明日は午前中から全員グラウンドで練習だ」 能力値は上がりませんが、ガッツは消費せず、全員の能力値が判明します。
メリー「判ったわ。……皆も、午前中に特に用事のある人とか居ないわよね?」
ミスティア「ちょっと眠いけど、頑張って起きるわ」
リグル「大丈夫よ」
咲夜「問題ないわ」
ミスティアを筆頭に、今食卓についている全員が頷く。
森崎「良し、じゃあ明日は朝食後にグラウンドに集合だ。寝坊するなよ」
蓮子「了解。特訓の成果、見せてあげるわよ」
ミスティア「FW志望だったわよね。……うぅ、抜かれないように努力しなきゃ」
949 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 21:55:10 ID:dOmef3aA
レティ「メリーは守備よね。一緒に頑張りましょうか」
メリー「そうね。出来れば色々と教えてくれると嬉しいわ」
メイドG「(がんばりフォーレスツに行きたい人、って聞かれて条件反射で希望しちゃいましたけど……
ううん、来たからにはちゃんとお役に立たないと)」
咲夜「(明日はいよいよお嬢様と戦うのね……)」
中山「(とうとう復帰第一戦か。ちゃんと体が動いてくれると良いけど……)」
森崎の言葉に、様々な反応を見せるメンバーたち。
蓮子「ま、そうと決まれば今はしっかり食べましょうか。腹が減っては試合は出来ぬ、ってね」
メルラン「は〜い! あ、そっちのお塩とってちょうだい」
一部の悩む人間をよそに、騒ぎ始める蓮子とメルラン。
結局その後は特に重要な話題も無く、騒がしいままにその日の夕食は終了したのであった……。
950 :
森崎in幻想郷
◆WoDqDt9wrk
:2009/08/07(金) 21:55:43 ID:dOmef3aA
〜深夜フェイズ〜
〜メリーの家・森崎の部屋〜
ガチャッ……
森崎「ふぅ……さっぱりしたぜ」
風呂から上がってきた森崎が、自分の部屋のベッドにどっかりと腰を下ろす。
大きく開けた窓から僅かに入ってくる風が、風呂上りの火照った体を撫でた。
森崎「(明日はいよいよレミリアとの試合か。……相手にとって不足は無いな。
全力でやっても勝てるかどうかは判らん、やれることは全てやっておくべきだが……さて)」
A 誰かの部屋に行く(現在メリーの家に居る人物名を併記してください)
B 練習する(昼より成功率が低いです)
C 夜だけど出歩く(場所、もしくは目的を併記してください) *自由選択扱い
*先に「3票」入った選択肢に決定します。
*22:00:00までの間、自由選択肢の案のみを受けつける時間を取ります。それ以外の投票は無効となります。
*22:00:00になってから、投票を行ってください。なお、22:00:00以前に書き込まれた自由選択肢の案は「一票とは見なしません」
*つまり、仮に選択肢の可決に3票が必要な場合、選択肢の提案+同意レス3票が必要と言う事です。
*なお、自由選択肢の提案はsageでも構いません。
951 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 21:59:49 ID:???
メイドGキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!
952 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 22:00:21 ID:zNe5ABNk
A
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