キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【最終兵器】キャプテン松山13【シャンハイ】
1 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/07/22(水) 20:02:48 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。
紅魔カップも大詰め! 決勝戦間近なキャプテン松山も13スレ目! またよろしくお願いします。
前スレ
【月は】キャプテン松山12【出てゐるか】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1245670792
登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。
367 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 19:58:52 ID:???
E【ちからの種】
魔理沙「種……何だそれ?」
最初、魔理沙は、園芸に興味薄いぜと一蹴しようとしたが、すぐ思い直してどんな代物か訊いてきた。
違う種だが、何回か薦められた霖之助の鑑定では身体能力の底上げができると教えられた事と……
松山が実際に試して、効能を確かめた事も話す。
魔理沙「それと交換か!? するする今更変更なしだぜ!?」
霊夢「えらい喜びようね。さっそく食べるの?」
魔理沙「い〜や。交渉材料の一つに……何言わせてるんだよ!?」
霊夢「ちょっ、何で私が怒鳴られないといけないわけ!?」
横から出された霊夢の何気ない問いに、思わず隠し事の一端を自分から暴露しかけた魔理沙。
すんでで口を縫い止めて、霊夢に当り散らす。霊夢も当然黙っておらず遠慮なしの口喧嘩が始まる。
それを眺める松山は、霊夢とアリスの弾幕ごっこにまで発展した諍いを思い出して一歩後退した。
368 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 19:59:13 ID:???
松山「(とりあえず放っておこう。いよいよってなったら大声で止めてみる……。
止まらなかったら鍵山さん連れてダッシュで離れよう)」
逃げずに離れるだけのは、練習場に結界が張られてるから、その外に出れば安全だからだ。
そんな風に算段たてて、ヒートアップしてきた二人からそろりそろりと離れながら、思い出した様に言う。
松山「(あ、これだけは言っとかなきゃ)魔理沙さん、種は部屋にあるから〜」
そこで霊夢と魔理沙が、申し合わせた様に松山の方を向いて、またタイミングぴったりに喧嘩を再開する。
松山「幼馴染って仲良さそうでいいね!」
雛「暢気なこと言ってないで早く離れましょう! 厄がよって来ちゃいますよ」
切羽詰った様子で雛がベンチから立ち上がり、松山の左腕を掴んで練習場から出そうと急かす。
肩越しに霊夢達を見ながら歩いて、練習場を出たあと松山は、今手に入ったばかりの回復薬を見た。
松山「(さて、薬は手に入ったけど……ひとつしかないんだよな。これ)」
369 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 19:59:27 ID:???
どうしますか?
A 自分が飲む
B 雛に飲ませる
C 半分こしよう。最初は自分が飲む
D 半分こしよう。最初は雛に飲ませる
E この薬は取っておこう
E その他 薬の扱いを併記してください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
*松山のガッツ (750/900)
*雛のガッツ (830/680)
出かけてきます。続きは深夜か更新できないかも。
370 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 20:07:19 ID:mIihOO1o
F 半分こしよう。両側から同時に飲むか
乙です
Eが2個あったので勝手にF作っちゃいました〜
371 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 20:11:33 ID:I1auUf5+
雛が松山の厄を吸ってガッツを限界突破させてやがる…!
A
372 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 20:14:00 ID:Z1kPf0PM
B
373 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 20:24:38 ID:2RuvMOhE
C
374 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 20:30:12 ID:Rtfs844I
C
375 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 20:34:59 ID:BQoAg6Es
F 半分こしよう。両側から同時に飲むか
376 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2009/08/04(火) 20:42:11 ID:dIBGWYvM
C
377 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 23:28:01 ID:???
>>370
うわすみません! 乙とお気遣いに感謝します……。
いやいや小瓶でそんなことしたら厄神様のくちび(ry!
>>371
これまたすみませんー! 急いでたとはいえもっと注意払うべきでした。
378 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 23:28:34 ID:???
C 半分こしよう。最初は自分が飲む
小瓶の中で揺れる液体を見ながら、松山は雛にこう提案した。
松山「半分ずつ分けよう。最初は俺が飲みます」
雛「それではハンカチ用意しておきますね」
松山「……?(なんでハンカチ?)」
不思議なことを言うなあ、それだけ感想を抱いて、気をつけながら薬を半分だけ残すように口に含む。
嚥下すると、即効性らしくすぐに効果が現れた。
体力が回復して。練習前というより朝目覚めた時と同じ活力が戻ってくる。
松山「……っ効くなあ。永琳さんの薬と同じくらいじゃないかこれ?」
永琳の薬といえば、塗布するだけで傷も痛みもきれいさっぱり無くさせた代物だ。
それに迫るとは……魔法だけじゃなく薬学や調合にも魔理沙は実力を備えてることに気がつく。
雛「では私も……ふぅ、本当に効きますね、これ……」
379 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 23:29:07 ID:???
松山の口つけたところをそっと丁寧にだがすばやく拭き取り(松山に見えぬように)雛は薬を飲んだ。
すぐ現れた効果に、雛も松山同様、魔理沙の実力を見直すように彼女のいる方を向いて……絶句した。
魔理沙「よぅしわかった! いやどうしてこうなったかなんて忘れたが……スペカは四枚でどうだ!?」
霊夢「いいわよそれで。どうしてこうなったかなんて覚えちゃないけどとりあえず撃墜してあげる!」
いつの間にか(予想はついてたが)魔理沙は箒に乗り、霊夢より高い位置で星をばら撒き続けてる。
霊夢は見下ろされながらも気にせず泰然として、どこから出したか大入袋を自分の周囲に幾枚も展開する。
そんな現実ではお目にかかれない魔女と巫女の東西で幻想的な光景を眺めながら、松山は呟いた。
松山「……。俺やっと覚えたんだ。あれって通常弾幕って言ってより強いのには宣言の必要が……」
雛「何暢気なこと言ってるんですかぁ!? 試合があるんですから二人を止めないと……」
しかし止めると言っても、サッカー以外で通常の人間の松山にそんな真似がおいそれとできる筈ないのだが。
雛は気が動転してるのか、狼狽したまま蒼白な顔して、松山に無茶振りをする。
試合前でナーバスになってたところで、主力同士が弾幕ごっこ始めた現場に遭遇したのだから無理もない。
そして松山は……
380 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 23:29:52 ID:???
松山「そ、そうだな! わかった鍵山さん……ここは俺が……!」
どうしますか?
A 「試合前だからやめるんだ!」
B 「やめろ!俺の(力の種の)為に争わないでくれ!」
C 「ここだ!ここで賭けるんだ!」(*賭ける相手の名前も併記してください)
D 「………………………見えた!」
E 「……弾幕ごっこって一度見たかったんだよね!」
F 「君子危うきに近寄らず……」
G その他 発言や行動を併記してください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。
381 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/04(火) 23:34:49 ID:???
*松山のガッツが回復しました。 (750/900)→(825/900)
*雛のガッツが回復しました。 (680/830)→(755/830)
流れ弾にはご注意を。今度こそ、ここまで。
382 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 23:41:06 ID:uDkSDnkw
G 「ここしかない!」二人の間にボールを蹴り込む
383 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 23:47:50 ID:tvKYUuMs
F
381の最後の一行が怖い
384 :
森崎名無しさん
:2009/08/04(火) 23:59:30 ID:XUxVOmKE
A
怖いけどここで止められなくて霊夢が出られなかったりしたら
ここしばらくのドタバタが虚しすぎる
385 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/05(水) 00:02:07 ID:???
再投票しますね。
A 「試合前だからやめるんだ!」
B 「やめろ!俺の(力の種の)為に争わないでくれ!」
C 「ここだ!ここで賭けるんだ!」(*賭ける相手の名前も併記してください)
D 「………………………見えた!」
E 「弾幕ごっこって一度見たかったんだよね!」
F 「君子危うきに近寄らず……」
G その他 発言や行動を併記してください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
>>383-384
両者とも馬鹿ではないからそこまでの事態にはなりません。3票ですし雛も近くにいますし。
それでは今度こそ、ここまで。
386 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 00:05:51 ID:hqOcL80U
G >>382
乙でしたー
まあそこまで馬鹿ではないのなら、ということで
387 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 00:12:18 ID:uFWTYER2
G >>382
388 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 00:13:28 ID:zffkFpPs
E
389 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 00:19:59 ID:???
この2人のは夕食の献立決めでやるレベルだからな
390 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 00:21:25 ID:MfQWJ24A
A
391 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 02:16:30 ID:4v+Y6yPY
G >>382
392 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/05(水) 19:42:45 ID:???
「ここしかない!」二人の間にボールを蹴り込む
説得を……言いかけて、松山は手なんてもちろん届かない上空にいる霊夢と魔理沙を見上げる。
二人の周辺には、殺傷力があるといわれても首を傾げる形の弾が無数に待機されてて……
号令いや宣言を待っている。距離的にも気持ち的にも割って入るのは至難に見えた。
松山「(説得しようといってもこれにどうすれば……
松山10 正面から割ってはいるとかダメだぞ絶対に死にたいのかー!?)」
考え事の途中に、まったく無関係でもないが飛躍した考えが急に浮かんだことに松山はあれっと思いながら
正攻法で説得するのは控えて、遠くから声を張り上げる以上に効果の望める説得ないか探してみた。
松山「近寄らないなら声の代わりに二人に届かせて、今日は試合だって思い出させる物でもないと……あっ」
ちょうどいいものが、ある。
さっそく、ソレ、を探すためあちこちに視線を撒くと、存外手近にあった。雛が持参してたボールだ。
ボールは(さっき取り乱した時に落としたんだろうか)雛の足元近くに転がっている。
松山「鍵山さん、これ借りますね」
聴こえてるかはともかく、ちゃんと断りを入れてから松山は正面にボールをセットして少し下がる。
狙うは二人の間の空間。空中かつ距離が離れてるため操作は難しい。加えて力加減も必要だ。
松山「落ち着け、強すぎず弱すぎず……行くぞッ!!」
東方コンビが弾幕ごっこ開始のサインを出すのに先駆けて、松山は中間に向かいボールを蹴り上げた。
393 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/05(水) 19:43:21 ID:???
先着で
ここしかない! → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値とマークで分岐します。
ダイヤ・ハートK→ 二人を驚かせ、更にサッカーの試合があることに気付かせる! 更に……?
K→ 二人を驚かせ、更にサッカーの試合があることに気付かせる!
10〜Q→ 北国シュートの勢いで二人を驚かせてしまう(*クラブの場合、ああ綺麗な流れ弾)
4〜9→ 二人の間を過ぎらせることに成功!
A〜3→ ボールの勢い弱すぎてへろへろっと届かず終わる……
スペードA→ 霊夢の顔にボールが……
クラブA→ 魔理沙の顔にボールが……
JOKER→ 雛「こうなっては私の真の力を披露するより他ありません」
出かけてきます。
今日も続きは難しいかもしれません……なかなか試合いけないです
394 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 19:51:42 ID:ZYa1BsfI
ここしかない! →
ダイヤQ
砕け散れェ!
395 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 19:52:21 ID:ZYa1BsfI
くっ、後少し威力があれば!
396 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 22:30:40 ID:???
いや、十分な引きだと思うぞ
かつての松山なら確実にどっちかの顔面スナイポしていたからな
397 :
森崎名無しさん
:2009/08/05(水) 23:47:19 ID:???
木公山「しあい?なにそれおいsうわなにをす(ry」
紫「はいはい、この場面はそういうのじゃないから。
いい加減にしないとふらのに送り返すわよ?」
398 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 00:13:31 ID:???
>>394-397
木公山「しあい?なにそれおいsうわなにをす(ry」
紫「砕け散れェ!」
スターサファイア「あれは伝説のスターバースト!?」
ここしかない! → ダイヤQ
10〜Q→ 北国シュートの勢いで二人を驚かせてしまう(*クラブの場合、ああ綺麗な流れ弾)
ボールを蹴った瞬間。
松山の口から、あ、と失敗に直面したかのような声が。
松山「しま……(力みすぎた!)」
インパクトの感触から、普通に蹴ったというより試合や勝負の場でのシュートに近いと……
松山が知れた時には遅く、ボールは唸りを上げて霊夢と魔理沙の間の空間を引き裂いた。
霊夢「きゃ!」
魔理沙「ひゃあ!?」
いきなり真横から急激な速度で過ぎったボールに、巫女と魔女が悲鳴に近い呼気を吐く。
シュートは結界に衝突して勢いをなくしたボールは自由落下していく。それを見ながら……
霊夢と魔理沙は、直ちにボールを蹴った松山の意図を察して、スペルカードを収めて芝生まで降りた。
魔理沙「いや〜危なかった。霊夢にのせられたが大事な試合があるのに体力浪費できないぜ」
霊夢「何よそれ……」
399 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 00:14:07 ID:???
魔理沙の、責任を霊夢に転嫁するような発言だったが、霊夢は反論も面倒とさっさと松山の近くに来た。
いつの間にか、どこに収納したのか……さっきまであんなたくさん周囲に浮遊させてた札は影も形もない。
霊夢「光、びっくりさせないでよ。狙いが外れて魔理沙にぶつかって目でも回されたら面倒でしょ」
松山「う、うん。ごめんちょっと手荒だった。(自分にぶつかるとは考えないのかな……)」
魔理沙もやってきて、今回は流れたが後日決着つけるぜと、霊夢に約束を取り付ける。
試合がない日のことまで干渉するつもりはなく松山も、黙って聞き流すことに決めると……雛が声を出した。
雛「上手く収めましたね松山さん。ところで……まだ片付けてないことがありますよ」
松山「え? また何かあったんですか!?」
雛はそこで、練習グラウンドのサイドライン沿いに落ちてるマイボールを指で指した。
松山「取ってきます……」
*上手く仲裁して三人の評価値と好感度が上がりました
400 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 00:15:49 ID:???
それからというもの。
霊夢「それで文の話だと、天井これが弾よ〜って投げつけてきたんだって」
魔理沙「ほんとか? 私もまだそんなのにお目にかかったことないな」
松山を除く三人は、湯で汗を流すことにして、今は帰路の途中談笑しながら松山の前を歩いている。
話題はサッカーではなく、幻想郷の決闘の主流、スペルカードルールを用いた弾幕ごっこのようだ。
松山「(……弾幕ごっこ、か)」
無数の弾を、そして相手の得意な攻撃パターン、技をどう回避してどう破るかを突き詰める勝負。
そしてスペルカードルールにおいては、美しさと多様さが第一で……
ごっこ、であっても人外の戦いは息を呑むほどに美しいと資料に書き記されていた。
松山「(そんな決闘方式が既にあるのに、幻想郷じゃどうしてサッカー流行ってるのかなあ?)」
以前に一度説明は受けたが、謎の男が話に上ったりと、どうも細部が不鮮明だ。
それ故疑問に思いはしたが、霊夢たちに訊こうにも、専門外の話題をしてるから踏み込むのも躊躇ってしまい。
松山は、それならいっそ話し声が聴こえぬように、もうちょっと下がってから、そのまま社務所に帰着した。
401 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 00:18:47 ID:???
【幻想郷・28日目・昼】
社務所の風呂は、外の世界のとほぼ代わらない作りで……(守矢神社一同の注文なのかもしれない)
ともかく熱い湯を浴びて、肩まで湯に浸かるなどしてから、気分を一新させた松山は部屋に戻ると
大会のラストを飾る……紅魔カップ決勝戦へ出場する為の支度を始めた。
松山「今日の試合がどう転ぼうと……この部屋とはお別れか」
感傷に浸りたくなるが、まだそれは早い。
てきぱきと支度を済ませた松山は、いつも通りバッグに換えの服など詰めて部屋を出て社務所も出る。
神社の境内にはみんな集まっていた。
フライハイト「遅いぞ、マツヤマ」
いつもの冷静な顔つきと口調で言われて、松山はつい顔を綻ばせた。
フライハイトはそれを見て嘆息したが、最近で一番顔色がいい。何かいい夢でも見たのだろうか?
松山「(それは今はいいや。さて、スタジアムに行く方法だけど……)」
集まってるメンバーと見比べてもなお目立つ巨大の鳳、守矢に目を向け……
それから、自分の後ろをおずおずと着いてきてるシャンハイと、どちらに頼むか松山は考えた。
402 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 00:19:03 ID:???
どうしますか?
A 杜矢の背に乗る
B シャンハイに連れていってもらう
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。
時間が取れずなかなか進められないです……
403 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 00:24:48 ID:YjISa8Bw
A
404 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 00:44:24 ID:EUqPqyH6
A
405 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 01:18:47 ID:RleJXGoU
A
406 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 18:05:41 ID:???
結局もみじ狩りに行く暇なかったね
407 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 18:55:47 ID:???
A 杜矢の背に乗る
松山「(最後…かは不明だけど、杜矢の背中に乗せてもらう機会は激減するだろうな……)」
柔らかい黒い羽毛で覆われた巨体を見上げて、今日スタジアムまで行くのには杜矢に頼むことにした。
松山以外では神奈子と諏訪子しか知らないことだが、本来は黄金色に輝く羽毛を撫でてみる。
松山「じゃあ今日は……よろしく頼むな、杜矢」
杜矢「……」
無言のまま、松山が乗りやすい体勢を取ってくれた。
そこで松山が背中に乗ってから、法衣を服の上から着込むと、フライハイト達も続いて背中に乗ってきた。
松山「あれ、二人ともそれ……」
フライハイト「前の試合でやっとマツヤマと同じものを買えるお金が貯まったんだ」
カペロマン「(男三人でペアルックってなんかやだよな……)」
フライハイトとカペロマンは、松山がコルネットに譲ってもらったのと同じ魔法の法衣に身を包んでいた。
きちんとお金を払って買ったというが、幾ら払ったのか気になって聞こうとしたところで……
朗々とした声で、神奈子から送る言葉を発した。
神奈子「それじゃみんなー心も体も準備はバッチリね!?」
諏訪子「私達から言いたいことは……みんなで頑張って全力を尽くす事。それとあとは……うーんと……」
早苗「あとは……試合が終わった時、笑顔でいられるよう……勝ちましょう!」
チームのオーナーと言える三神が音頭を取って、士気を盛り上げる。
メンバー全員(ひとり鈴仙だけを除いて)頷くと、スタジアム目指して空へ舞い上がる。
(*下から見上げてますが世界とスキマの理で見えません)
408 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 18:56:16 ID:???
カペロマン「よし! 俺達も行ってちゃっちゃと優勝もらってこようぜ!!」
松山「そうだな! 杜矢頼むスタジアムまで連れていってくれ」
シャンハイ「(大きな鳥さんですね〜)」
翼を広げて、杜矢も石畳を離れて高く飛び上がる。
やがて神社を遠く離れて、スタジアムが見えてくると……一階から二階と全てのスタンドが埋まっていた。
大勢の紅魔館応援団が詰め掛け横断幕を掲げ、いつの間にか守矢の応援団も負けない数になっている。
フライハイト「盛況だな……幻想郷のほとんどの人間が集まってるんじゃないか?」
観客席以外にも、スタジアムの周囲には多くの人間が立ち並んでるのを見てフライハイトがそう呟く。
杜矢の隣を箒で飛行する魔理沙が、その呟きを拾って答えた。
魔理沙「紅魔館が本腰で開催してる大会の決勝だからな。今日ばかりは仕事を休んででも見に来たがるさ」
フライハイト「(そうか。……その大会で優勝すれば守矢神社の『力』はかなり増やせるな……)」
そんな会話をしてる内に、杜矢が高度を下げて着地。
松山達も降りて、スタジアムに入ってそのまま控え室へ向かおうとする。
レミリア「あら」
魔理沙「げ」
霊夢「げ」
409 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 18:57:05 ID:???
そこへ到る途中で、紅魔スカーレットムーンズメンバーと遭遇した。
同じく控え室へ向かう途中だったようで、少しばかり騒がしくさせて歩いていく。
レミリア「ちょっと……そこのこそ泥はともかく霊夢までそんな反応なの!?」
霊夢「深い意味はないから安心してよ。思ったまんま口から吐いて出ただけだし」
レミリア「それもっと傷つくわ!?」
魔理沙「……。よっ!」
パチュリー「……」
魔理沙「……。(なんか喋れよ……)」
咲夜「こんにちは。……直接お会いするのは初めてだったかしら?」
フライハイト「(すごいな。これ程メイドの装いが板についてる女性にはなかなかお目にかかれない)」
咲夜「(値踏みをされてる? ……どんな観点で見てるか解らないけど弱みは見せないでおきたいわね)」
旧知の者同士や、初の交流をする者達の会話が行われる。
そして一際因縁根深く、刺々しい雰囲気を撒き散らす二人がいた。
カペロマン「やっぱりてめえかよ……こんなところで迄その顔拝みたくなかったぜ……」
ポブルセン「……おぉ! 誰かと思えばオレとのポジション争いからサイドへ逃げたチキンちゃんか!」
カペロマン「……!」
ポブルセン「懐かしいなあおい! で、どうなんだ? チキン味には磨きかかったか!?
相変わらずサイドからせこせこサイドワインダ〜! とかやってるかい!?」
410 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 18:57:54 ID:???
対象への侮蔑と倣岸不遜を極めたポブルセンの発言に、守矢、紅魔の両陣営が気付いて立ち止まる。
顔中を憤怒に染めて、カペロマンは今にも激昂して殴りかかる、その一歩手前で耐えている。
最寄りの霊夢の視線が、守矢イーグルスのメンバーの眼差しが、紅魔館の主人のレミリアに注がれる。
余さず受け止めて……代わりに動こうとした銀髪従者を眼だけで下がらせて、レミリアは一歩動いた。
レミリア「(この期に及んでこの私に恥をかかすか……ちょっときつくイッとくべきか)」
こんな小競り合いで、ポブルセンにダメージを与えるのは本意でないが放置も出来ず、人差し指を向ける。
まったく気付かずカペロマンを小馬鹿にし続けるポブルセンに、紅色の魔弾が放たれようとする時――
???「紅白、それに魔理沙だ!」
それまで聴いた覚えの無い、年端もいかぬ少女の声が松山の耳に聞こえた。
それと同時に、スタジアムの中ということをまったく考慮に入れてない威力の弾が襲い掛かってくる。
松山「!?」
完全な不意打ち。もし避けられても後ろの者達に当るかもという考えが沸いて、更に動きを縛る。
成すすべなく、試合からもリタイヤしかける直前で……松山は気付いたらぜんぜん別の場所に立っていた。
それまで自分のいた場所を見ると……後ろの壁が陥没している。高さ的に胸部、心臓の位置だ。
咲夜「ご無事ですか?」
凛とした声が耳元でした。
気付くと、紅魔館のメイド長の咲夜が松山の背後に立っていた。
何が起こったのか訊ねようとすると……「フラン!?」と魔理沙の声が聴こえた。
411 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 18:58:30 ID:???
フラン「魔理沙久しぶり〜最近ぜんぜん見なくなったから誰かにドカーンされちゃったかと思ってた!」
魔理沙「あ、ああ、久しぶり……なんでこんなところに……いやこれぞ"火を見るより明らか"ってやつか」
途端に苦い顔で魔理沙が、自分に抱きついてるフランという少女から、通路の奥に視線を向ける。
フランが駆けてきたのは、紅魔館の控え室がある方向からだった。
そちらに目を向け魔理沙が確かめたは、もうひとりそちらから近づいてくる火であり人影……藤原妹紅だ。
妹紅「もうフラン。挨拶は私と一緒にしようねって言ってたじゃないか」
フラン「だってぇ……待ってたら楽しそうな話し声が聴こえてきたんだもん! 我慢できないよ!」
妹紅の話し方は、半ばレミリア達への弁解じみてた。フランと呼ばれる少女はぷぅと頬を膨らませる。
毒気が抜かれたように、脱力する雰囲気の中で……それを鬱陶しいとポブルセンが声で切り裂いた。
ポブルセン「チッ、雁首揃えてガキのおままごとかよ! 先行ってるぜ!」
足音を響かせて、一人だけ先に紅魔館の控え室へ向かうポブルセン。
レミリアと咲夜が、フランの登場で削がれていた苛立ちを顔に浮かべて、その後を追っていく。
先頭を歩くレミリアが、少し待つように言ってから、松山達の方へ振り返った。
レミリア「みっともないところを見せたわね」
霊夢「全くよ。もうちょっとしっかり手綱握っときなさいよね」
レミリア「……。オホンッ! でもね霊夢、私達がみっともないところを見せるのはこれでおしまい。
フィールドの上では、あなた達が惨めに這い蹲る。それが定められた『運命』なのだから!」
松山「……」
412 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 18:58:53 ID:???
どうしますか?
A 「勝つのは俺達だ!」
B 「それって負けフラグだよね?」
C 啖呵は他の人に任せてフランに挨拶する。
D 「解ったぞ! つまりレミリアさんはちゅう学生なんだ!」
E クールに受け流して、控え室へ。
F その他 発言や行動を併記してください
*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
出かけてきます。続きは後ほど。
413 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 19:10:17 ID:4b1PyO4A
B
414 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 19:15:31 ID:E2rHrpL6
D
415 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 19:21:41 ID:MOkhCbiY
C
416 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 19:30:18 ID:baoZvyDY
C
417 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2009/08/06(木) 19:30:59 ID:CNYaRjxM
C
418 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 19:38:04 ID:F3x/76ek
C
419 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 19:44:34 ID:???
凄く危険そうだけど何処でも出番の少ないキャラだし仲良くしてみたいね
420 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 22:57:05 ID:???
まいりました……Cは5票にすべきだったかな……でもこれがあるから4票にしたのですし……
危険なのは今では松山だけではないです……本気で幸運を祈ります。
C 啖呵は他の人に任せてフランに挨拶する。
幼い体つきで、それを精一杯踏ん反り返るようにして
レミリアは威勢良く啖呵を切った。それに松山が応えるよりも早く霊夢が切り返す。
霊夢「運命って、試合前から持ち出すとあんたの敗北に繋がるとしか思えないけど?」
レミリア「そうねぇ霊夢ならそういう結果がついてくるかもね。……だから私も全力を出せる」
含みをもたせた発言を応酬する霊夢とレミリア。
その二人から、さっき魔理沙に懐いていた金髪(よく見ると色の薄い黄色)の髪の女の子に視線を移す。
その少女は、言い合いをしてるレミリアを、妹紅の隣でじっと遠くの風景を眺めるように見つめていた。
松山「(あの子とは初対面だよな……挨拶しておくか)」
それは。
不運にも、迂闊な判断として誰にも止めることができなかった。
ポブルセンの蛮行に、霊夢とレミリアの舌戦に守矢メンバーも紅魔メンバーも気を取られて見逃していた。
松山「はじめまして……俺は松山光。君はなんていう名前?」
421 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 22:57:53 ID:???
【幻想郷・27日目・紅魔館】
その日。
紅魔館の主人・レミリア・スカーレットは、何ヶ月ぶりに妹と対面していた。
蓬莱人である藤原妹紅に遊び相手と紅魔カップについての話を根気強くさせていた成果を確かめる為だ。
フラン「それじゃ、パチュリーの為に大会で優勝しないといけないんだ?」
レミリア「えぇ。その通りよフラン。でも……本人には内緒よ」
そう言って、自分の妹のフランドール・スカーレットを褒める一方、レミリアは胸中で安堵していた。
思ったより精神的に安定している。言動も理性的で、これなら十分、試合でも出せそうに思えた。
だから、念のため……不安要素を消すために用意してあったモノを咲夜に持ってこさせた。
フラン「? お姉さま、この三人だあれ?」
レミリア「さっき言ったでしょ? 決勝で私達の相手をするチームの、外来からの助っ人達」
外来からの助っ人と口に出した時。
紅魔館の同じような存在について思いを馳せて、レミリアは渋面となるのを必死に堪える必要があった。
フランにそんな顔を見せて、話を台無しにするわけにはいかない。
422 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 22:58:21 ID:???
レミリアは、根気強く、注意深く、話を続けた。
レミリア「よく聞いてフラン。その三人とはサッカーしてない時に会っても壊したりしちゃダメよ?」
フラン「そうなんだ? 白い髪と……あ、この二人は魔理沙と同じ髪の色だね!」
もう一度、判ったの? と確認を取ると、素直に「はーいわかりましたー」と返事される。
どうやら大丈夫そうと安心したレミリアはもうひとつ……試合に出場する選手も壊さないよう釘を刺した。
それを聞いて……フランは初めて不服そうな様子を見せて、逆に聞き返してきた。
フラン「あれもダメ、これもダメなの? じゃあお姉さま、サッカーしないのでもダメなの?」
レミリア「……そこまでは言わないわ。(そういう相手がいるならだけどね)」
それを聞いてフランドールは「じゃ、わかった」と答えた。レミリアは安心して微笑んだ。
こちらの情報と引き換えに守矢所属のブン屋と取引して入手した写真を咲夜に片付けさせて……
それからは、吸血鬼で悪魔の姉妹は、ゆったり優雅な紅いティータイムを楽しんだ。
423 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 22:58:53 ID:???
【幻想郷・28日目・スタジアム】
松山「はじめまして……俺は松山光。君はなんていう名前?」
耳の近くで急にした、初めて聞く声に、フランは近くにいる誰かに気がついた。
顔を上げる。写真で目にした白髪のニンゲン……松山光という壊さないよう言われた少年が立っていた。
フラン「ひ、か、る? ヒカルって言うの? 私はフラン、フランドール・スカーレッ……ト?」
そこでフランが不思議そうな顔して、松山の右肩を凝視する。
それに気付いた松山は、いつものように肩に乗ってるシャンハイを紹介しようとするが……
シャンハイ「……」
シャンハイはいつも通りに無言。いやいつもより増して口を閉ざしてるように見える。まるで震えてる様。
そんなシャンハイを見ながら、フランはこんなことを尋ねてきた。
フラン「ねえヒカルヒカル。そのシャンハイっていうお人形さんもサッカーするの?」
松山「え? いや……今日はサッカーしないけど……」
それが? と聞き返すことはできなかった。フランはとってもうれしいことを聞いた風な顔をした。
フラン「そうなんだーそれじゃあ……」
424 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 22:59:06 ID:???
先着で
最終兵器とシャンハイ…… → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ・ハート10以上→ 「今度サッカーして遊ぼうね!」
ハート10以下・スペード・クラブ→「ギュッとして……」
JOKER→ そこへ通りがかったアリスと赤い服の人!
425 :
キャプテン井沢
◆TR3983VR7s
:2009/08/06(木) 22:59:49 ID:???
最終兵器とシャンハイ…… →
ダイヤA
426 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 23:00:08 ID:???
最終兵器とシャンハイ…… →
ハート7
コブラ「 」
427 :
森崎名無しさん
:2009/08/06(木) 23:00:24 ID:???
>>425
よくやった!よくやった!
428 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2009/08/06(木) 23:00:47 ID:???
やったねフランちゃんお友達が増えるよ! ウフフ
429 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 23:35:43 ID:???
井沢さんセ、セーフ! 霧雨さんは……ちょっとアウト?(発言的に)
最終兵器とシャンハイ…… → ダイヤA
ダイヤ・ハート10以上→ 「今度サッカーして遊ぼうね!」
松山は、奇妙なことに気がついた。
肩が震えている。いや実際に震えているのは、自分の肩に乗っているシャンハイだった。
松山「シャンハイ……どうしたんだ?」
訊いても返答はこない。シャンハイはただ脅えて小動物のように身を縮めた。
フランドール・スカーレットが明るく言い放つ。
フラン「シャンハイっていうの? 今度サッカーして遊ぼうね!」
その途端……
松山とフランは知る由もなかったが、周りの張り詰めに張り詰めた緊張と緊迫が一気にほぐれた。
いつの間にか、その場の全員の注目が、霊夢とレミリアから自分達に移ってたことに松山は気がついた。
松山「あれー? みんなどうしたんだ?」
ガタタッ! ジリッ、ザワッ…!
危険も危険、幻想郷に訪れて以来最大の窮地を脱したばかりとも知らない暢気な声に顕著な反応がされる。
周囲の者達……とくに霊夢と魔理沙とフライハイトが、松山包囲網を静かに狭めていった……。
*松山のガッツが減りました。 (825/900)→(775/900)
430 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 23:37:31 ID:???
フラン「じゃあまたねシャンハイ! 今日はできないけどまた今度絶対ね!」
シャンハイ「わ、わかりました! きっと遊びましょう」
そんなやり取りと、ズキンズキンと松山の両頬と頭のあちこちに痛みを残して……
決戦前の両チームの交流は幕を引いた。
そして控え室へ入り……松山は痛みを我慢して、(まだ怒ってる)フライハイトとボード前に立つ。
松山「それじゃ、まずシステムからだ!」
優勝を賭けた大一番。
正念場である決勝戦での、チームのフォーメーションとスタメン決定が始まった。
431 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 23:38:38 ID:???
松山「決勝の相手は脅威の攻撃力を備えた紅魔スカーレットムーンズだ! フォーメーションは……!」
A 4-4-2
B 4-3-3
C 3-5-2
D 3-4-3
E 4-5-1
F その他 試したいシステムを併記してください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。
ああ良かった幸運って大切ですね……。お疲れ様でした!
432 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/06(木) 23:38:51 ID:???
*フランドールの評価値と好感度が凄く上がりました
433 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 00:00:51 ID:???
再投票しますけど……先に紅魔スカーレットムーンズのフォーメーション公開しますね。
434 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 00:09:39 ID:???
ズレてないかな……
―――@―――
―――A―――
C――D――B
―――――――
―E―――G―
―――I―――
―――――――
―F―――――
――J―H――
@アイン
A精鋭メイドDF
Bリリカ
C妹紅
D咲夜
E小悪魔
F精鋭メイドMF
Gポブルセン
Hレミリア
Iパチュリー
Jフランドール
435 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 00:10:49 ID:???
フォーメーションを選択してください
A 4-4-2
B 4-3-3
C 3-5-2
D 3-4-3
E 4-5-1
F その他 試したいシステムを併記してください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今度こそ、ここまで。
436 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 00:18:12 ID:v62Zppvs
C
乙です
松山が白髪なの今頃気づきました
そういえばゲームでは白い人だ
437 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 00:24:04 ID:BGc4ch3Q
C
相手の殆どが名有りの上、4~EXクラスのボス揃い…!
438 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 01:11:11 ID:HRkK3cpw
C
439 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 01:13:34 ID:???
よく見たらポブルセンハーレム状態
440 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 01:17:03 ID:???
下手に動いたら吸われてあぼーん、だがなw
441 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 02:29:27 ID:???
松山って黒髪じゃないの?
しろがねじゃあるまいし
442 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 10:17:32 ID:???
黒髪だよなあ
443 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 11:22:45 ID:???
>>437
カード運次第で、手ひどく追い込まれる可能性も……?
>>439-440
ある意味、松山以上にチームで浮いてる男・ポブルセンです。
が、彼ならば蚊ほども気にしちゃいないでしょう。
松山の髪の色については、この外伝がテクモ版の2の世界観を重視してる為、白にしました。
ドイツのユニバーサルカップでは黒に戻ってる松山光の7不思議……。
それからここで松山の容姿について触れられたので、投票してみたいと思います。
444 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 11:26:34 ID:???
松山が白髪な理由とは?
A 松山は生まれた時から白髪だったんだよ!
B 本編の2-644で殴られたショックから
C 本編の13-198で踏んだり蹴ったりされたから
D 本編の25-615で真相発覚のショックから
E 孤独な学園生活を送ってる内に……
F キャプテン松山1-671で燃え尽きたから
G 白銀と名乗る謎の男から水を飲まされたから
H 白髪鬼から、諦めたら終了の精神を叩き込まれたから
.I その他 松山が白髪なのはこれだ! という理由を併記してください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
こうして並べてみると松山、壮絶な人生送ってるなあ。別世界では(誰の引きでか)女性化していますし。
出かけてきます。続きは後ほど。
445 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 11:33:45 ID:hw0YlBKQ
I 実は夜な夜な早苗さんが白くなる念を送っています
446 :
キャプテン岩見
:2009/08/07(金) 11:48:24 ID:uzfeM3v+
G
447 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 12:39:02 ID:xEl8T872
I
雪の中で練習してたら保護色で白くなった
448 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 13:02:03 ID:cDVcs/WA
A
>>434見て思ったけどパッチェさん前半からでてくるん?
449 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 14:34:33 ID:eqBfA1Mk
I 藤沢に許してもらうべく、雨の日も風の日も待ち続けていたら色褪せてしまった
450 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 14:45:18 ID:KKQTrO26
I やだなあ雪が積もってるだけですよ、北国出身ですから
451 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 15:10:51 ID:???
I トキ「心霊台」
452 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 15:36:37 ID:Pij4TaI2
I 木公山が彼の無意識下に誕生した衝撃で白くなった
453 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 16:19:02 ID:apv9jRZ2
E
454 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 17:26:49 ID:???
まとめてみました。
藤沢に許してもらうべく、雨の日も風の日も雪の中で練習してたら雪が積もって保護色ついて
夜な夜な早苗さんが白くなる念を送って木公山が彼の無意識下に誕生した衝撃で白くなった
混沌っていいよね……まだ未決定です。
455 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 17:29:36 ID:???
>>448
前半出るか後半から出るかで判定があります。
続きは後ほど。
456 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 18:31:01 ID:BGc4ch3Q
I 幻想郷に呼ばれた際のトラブル
457 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 18:44:47 ID:CRm8Q4LY
I 核融合ってすごいな松山を白髪にするなんて
458 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 18:48:10 ID:zNe5ABNk
そろそろさ無難なところにまとめておこうよ
というわけで無難に無難に
G
459 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 18:56:32 ID:v62Zppvs
俺好みなエピソードだ
H
460 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 19:00:51 ID:3tQ3FzTw
I
雪の中で練習してたら保護色で白くなった
461 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 19:16:20 ID:???
決まりませんね……自由選択はまずかったかな
現在、A1、E1、G2、I保護色2、I他いっぱい1です
見直したほうがいいかな……
462 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 19:16:59 ID:???
あ、Hも1票です。一応変更は可能です。
463 :
キャプテン井沢
◆TR3983VR7s
:2009/08/07(金) 19:17:54 ID:dxLhGw+k
G
ここだここで(ry
なあに昨日から決まってないウチよりましだ
464 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 19:33:25 ID:u1ebMye6
H
465 :
森崎名無しさん
:2009/08/07(金) 19:43:20 ID:C4R/gIlo
I 雪の中で練習してたら保護色で白くなった
466 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 20:33:22 ID:???
>>463
井沢さん、ありがとうございます。
投票時には、やりやすいよう上手く絞っていかないと決定まで時間かかる時ありますよね。
G 白銀と名乗る謎の男から水を飲まされたから
C 3-5-2
松山「フォーメーションは……」
既に松山自身の中で、決勝はこれでいこうと温めてた布陣を口にしようとする。
並び立つフライハイトと、それについて詰めようとしたところで、射命丸がはーいと手をあげた。
松山「?? 射命丸さん、何か?」
射命丸「システムを決める前に、この私が掴んでおいた有益な情報を知っておいて損はないと思いまして。
ああそれからキャプテンさんのことは、今後からケーさんと呼ばせてください」
松山「(ケーさん?? なんで?)」
フライハイト「(気のせいだろうか? 友好的に接してるようで松山にある種の警戒を払ってるみたいだ)」
不審に思うが、ともあれ手帖を受け取って指定された頁を見ると、紅魔館のシステムが完璧に記されていた。
467 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/08/07(金) 20:34:39 ID:???
松山「これは!? ……射命丸さん、こんなのどうやって?」
射命丸「どうやっても何も。私達は空からいつでもどこでも全てを見下ろしています。
幻想郷にいる限り、どこで何をしようとも天狗の目と耳から逃れることはできません」
そう言って松山の内面まで見透かすような射命丸の眼を前に、ゾゾゾッ! と背筋を寒いものが駆け抜けた。
松山「さ、さいですか……じゃあこの情報は有難く受け取っておきます……」
そこでフライハイトに、僕にも見せてほしいといわれて手帖を渡すと……
ホワイトボードに、紅魔館のフォーメーションを正確に書き写す。
松山「これを見ると……予想とちょっと違うのはG番のポブルセンくらいだな」
フライハイト「いや……そうでもないぞ。右のスペースを大きく開けて、彼が攻め上がりやすくしている」
カペロマン「それだけじゃねえ」
松山とフライハイトがさっそく紅魔館の分析を始めると……
助っ人の中で、フォーメーション決めには積極的に参加してこなかったカペロマンが口を挟んできた。
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