キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/07/28(火) 21:42:21 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が
幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
あらすじ。
八雲紫に拉致られた反町は、突然幻想郷のサッカー界に混乱を巻き起こせと言われる。
混乱・自己嫌悪をしながらも秋静葉・穣子と知り合った反町は、
チームメイトを探すべく幻想郷中を三人で回り、静葉の活躍によって8人の仲間を得る事に成功する。
11人が集まったところでチーム名を"オータムスカイズ"と決め、キャプテンに就任した反町一樹。
練習を重ねながら、オータムスカイズは小さな大会に出る事になる。
一回戦には勝利をしたものの、決勝戦では惜しくも敗退。
まだまだ弱小の域を出ない事を自覚しつつも、反町は必ず強者を見返してやると強く誓う。
その後練習をしたり練習試合をしたりして力をつけていくオータムスカイズ。
再び大会に出場し、その一回戦――妬ましパルパルズとの戦いにおいてリグルの退場などもあるものの勝利。
続く騒霊楽団戦もサンタナの奮戦、大妖精の好守などで有利に試合を運ぶ。
途中、嫌なドリームを見るも3−2で辛勝し見事小さな大会――若葉杯を制覇したオータムスカイズ。
次の目標を普通の大会に定め、反町はチームメイトを勧誘・練習・散策をして情報を新たに得るなどをして日常を過ごす。
その後、サモナイト石を手に入れたり紅魔館の門番と魔女と知り合ったりした反町はついに。
普通の大会――蒲公英杯に出場する事になりその初戦、地霊アンダーグラウンドとの対決の日を迎える。
拮抗する試合の中、地霊アンダーグラウンドはストライカーのお空の豪快な必殺シュートで一点先制。
オータムスカイズも橙の活躍などで試合を運ぶも全てのシュートを幻想郷最強クラスのGK・さとりに防がれてしまう。
しかし、後半戦においてリグル・反町の活躍で4得点を挙げ、試合が終われば4−2の圧勝。
反町はその翌日に鬼に出会ったりなんだりをして過ごしつつ……二回戦――西行寺快食の会との試合の日を迎えた。
882 :
森崎名無しさん
:2009/08/15(土) 23:43:54 ID:???
バケバケF→
スペードA
高いクリアー 40 +(カードの数値)+(人数差補正+5)=
883 :
森崎名無しさん
:2009/08/15(土) 23:52:16 ID:???
バケバケ@→
スペード5
パンチング 43 +(カードの数値)=
884 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 00:17:27 ID:???
>反町→ ハートJ 高いシュート 55 +(カードの数値)+(マーク補正-2)+(強烈なシュート+2)=66
>バケバケA→ スペード10 高いクリアー 40 +(カードの数値)+(人数差補正+5)=55
>バケバケB→ クラブ4 高いクリアー 40 +(カードの数値)+(人数差補正+5)=49
>バケバケC→ クラブ4 高いクリアー 40 +(カードの数値)+(人数差補正+5)=49
>バケバケD→ スペードK 高いクリアー 40 +(カードの数値)+(人数差補正+5)=58
>バケバケE→ スペード9 高いクリアー 40 +(カードの数値)+(人数差補正+5)=54
>バケバケF→ スペードA 高いクリアー 40 +(カードの数値)+(人数差補正+5)=46
>バケバケ@→ スペード5 パンチング 43 +(カードの数値)=48
>≧2→シュート成功! ボールは西行寺快食の会のゴールに突き刺さる
=========================================================================================
反町に合わせて飛び上がる六人のバケバケ。
前から背後から全員が反町のシュートを阻止しようとボールへと群がり、コースを防ごうと往く手を阻み。
そして、いち早くボールをクリアーしようと殺到する。
単純なまでの数の暴力、だからこそ恐ろしいそれを……しかし、反町は問題視はしない。
飛び上がった瞬間わかる、自身がボールに触れられるという確信。
反町(ボールが……シュートが打てるなら! 負ける筈が無い!!)
不利な姿勢ながらも、頭一つ飛び出した反町は一気にその額をボールへと撃ちつけ、ゴールへとねじ込む。
真芯で捉えたボールはとてもヘディングとは思えない速度で高い打点から叩き落されるように下降し。
バスッ! シュパッ!
GKであるバケバケ@の手をすり抜けて地面にバウンドし、ゴールネット上部へと突き刺さったのだった。
ピイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
オータムスカイズ4−2西行寺快食の会
885 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 00:17:37 ID:???
反町「よし……。 よし……!!」
ゴールが決まった事を確認するや否や。
反町は着地をすると同時に小さくガッツポーズを取り、喜びを露にする。
これで2点差。既に相手はまともに動ける選手が幽々子しなくなった今、勝利はほぼ揺るぎ無いものになったと思っていいだろう。
サンタナ「ぃやったああああっ! ぅわぁーい!!」
橙「す、凄いです反町さん! あんなに多い壁の上から決めちゃうなんて!!」
リグル「ま、まあ私もちょっと本気を出せばあれくらいの壁から決めるのなんて訳ないけどね。
……うん、でもまあ、うん。 よくやったね!!」
喜びながら反町の背中に飛びつき、そのままはしゃいで歓声を上げるサンタナ。
心底尊敬の眼差しで反町を見つめる橙に、冷や汗を流しながらもそう言葉を吐くリグル。
後から追い上げてきた静葉と穣子も片方は静かに、片方は豪快に反町のシュートを賞賛し。
メディスンもどこか不機嫌そうではあるが、一応この2点差になったという事実には喜んでいる様子である。
反町(2点差……これでほぼ勝利は決まったようなものだな。
さて、戻る前に皆に何か言っておこうか……)
A.この調子でもう一点取りに行こう! この試合、3点差をつけて勝つぞ!
B.さあ後はしっかり守るだけだ。 気を引き締めて行こう!
C.穣子、よくドリブルを止めてくれた。 この1点はお前のもののようなもんだ。
D.特に何も言わない。反町一樹はクールに去るぜ
E.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
886 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:18:36 ID:nrrss/Pw
B
887 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:18:46 ID:h1RmMVpY
C とことん褒める!
888 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:21:13 ID:QLNfc352
B
889 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:21:36 ID:phmatrHQ
C
890 :
ラインライダー滝
◆lLi06nuZOA
:2009/08/16(日) 00:22:06 ID:AyeY8/Sg
B
891 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:27:29 ID:???
このチーム一度火がついたら本当にとまんねぇ!
892 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 00:34:13 ID:???
>B.さあ後はしっかり守るだけだ。 気を引き締めて行こう!
======================================================================
静葉「そうね……残り時間はもう10分とない。
後は追加点を狙わず、しっかりとこの2点を守っていくべきね」
反町の言葉に静葉をはじめ、オータムスカイズのメンバーは全員頷き同意を示す。
既に2点の点差がある以上、これ以上追加点を取っても意味は無い。
オータムスカイズ陣地へと戻り、祝福をしてくれるにとりや椛に声をかけても。
やはり二人は満面の笑みで首を縦に振り、同意する。
ここまで来れば、もう同点にされる可能性すら無い。オータムスカイズの勝利はほぼ確定的だ。
にとり(ちと無謀に思えたカウンター作戦だったが、意外に上手くハマったねぇ……。
こりゃ案外反町の戦術眼を侮ってたかもしれないよ)
静葉(一樹君も何も考えていない訳じゃなかったのね……)
※にとりと静葉の評価値が上がりました。
にとり「……と。 それじゃまあ残り時間は適当に流すくらいでいいね。
明日もまだ試合はあるんだ。 勝敗が決した今、無駄に体力を使う必要も無いだろう?」
反町「そうだな……」
A.いや、最後まで全力プレイだ!(カード判定がありますが体力を消費します)
B.明日の事を考えて流す程度にしよう(自動的に試合終了になります)
C.意味は無いがとりあえず妖精1を交代出場させよう(誰と代えるか併記)
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
893 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:35:13 ID:h1RmMVpY
B 絶対このほうがいい
894 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:35:18 ID:LuwPSCv2
B
895 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 00:40:36 ID:???
本日はここまで。明日は票が決まったところから続きを書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。
896 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:40:43 ID:LTKzf9hA
C
897 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:45:59 ID:phmatrHQ
乙です
C
898 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:49:31 ID:N/kDGDek
B
899 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:50:00 ID:0G3U1Vh6
B
900 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 00:53:15 ID:???
乙でした。
最近リグルさんがお笑い担当になってきている気がw
901 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 02:56:02 ID:???
ヒント:見え隠れする点取り屋の影
902 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 14:13:14 ID:???
得点王とかの個人タイトルってどうなってます?
903 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 18:02:37 ID:???
>>891
前回といい今回といい、後半からの巻き返しが凄いですね。
>>900-901
ハッハア!
>>902
現段階での得点王は反町ですかね。
反町 5得点
幽々子 2得点
静葉 1得点
リグル 同上
サンタナ同上
藍 同上
妖夢 同上
ベジータ同上
こんな感じです。
ただ、反対側のブロックの試合結果がまだ判明していないのでどうなるのかはまだわかりません。
904 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 18:08:21 ID:???
いかん忘れてた。
一応得点王ランキングに以下の人たち追記です。
お空 1得点
さとり 同上
905 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 18:12:16 ID:???
ベジータは2得点ですよ
906 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 18:13:02 ID:???
うわ本当だ、失礼しました。訂正感謝です。
907 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 18:40:57 ID:???
>B.明日の事を考えて流す程度にしよう(自動的に試合終了になります)
=====================================================================================
反町「そうだな。 確かに、明日の試合も視野に入れないといけない。
ここで全力を出し切って、明日の準決勝に敗退となればそれこそ本末転倒だからな。
残り時間は10分とない。 適当に流すだけにしておこう」
反町の言葉にオータムスカイズ一同は頷き、同意をする。
今日の試合が終わったところで、大会はまだまだ続いていく。
今日はまだ第二回戦。明日に準決勝、そして明後日には決勝戦が控えているのだ。
体力を温存するのも大会を制覇する上では必要な選択である。
そして、そんなオータムスカイズの言葉を聞いて小さく首を振る人物が一人いた。
西行寺快食の会陣地で聞き耳を立てていたその人物――八雲 藍。
既に満身創痍となっている彼女であったが、今、自身が立たされている状況を冷静に省みて。
ただただ、オータムスカイズの健闘に舌を巻いていた。
藍(侮りすぎていた……という訳ではないつもりだがな。
純粋に、奴らの実力が私達を上回ったというだけか……)
自分で自分が情けない、と息を吐く藍。
それとは対照的に、西行寺快食の会のキャプテン・西行寺幽々子は。
やはり先ほどのキックオフの時に見せた時のような、どこか楽しげな表情を浮かべている。
幽々子(個々の力はまだまだだけど……短期間でここまで成長したという事が、そもそも凄い事ねぇ。
もう一ヵ月後になれば、長所だけなら私や紫も脅かす存在に……なるかしら?)
908 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 18:41:07 ID:???
その後、再度試合が再開となるものの。
もはや既に西行寺快食の会には攻める手立てが無かった。
体力が切れた藍はゴール前から動かず、不動の姿勢を決め込み。
幽々子が単独で突破しようにも、やはりたった一人では全員を抜きされる程のドリブル力は持っておらず。
簡単にボールを奪われ、オータムスカイズはボールを回して時間を流していく。
名無し達も奮闘をしようとするものの、それでも今一歩届かず。
ピッピッピィーッ!!
蒲公英杯、第二回戦第一試合。
オータムスカイズvs西行寺快食の会の試合は、オータムスカイズの快勝という予想外の結末に終わった。
オータムスカイズ4−2西行寺快食の会
909 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 18:41:27 ID:???
ジョン「試合終了〜! なんっっっっという事でしょうか!!
この大会がはじまるまでは全くの無名だったオータムスカイズ!
まさか、まさかの快進撃! 地霊アンダーグラウンドに続き、西行寺快食の会をも見事破りました!」
南沢「これはもう先日の試合がマグレではなかった。 という事ですよね。
試合展開を見るからに、総合的な実力ならばこの大会No.1かもしれません」
ジョン「試合に勝利したオータムスカイズ、明日はシード枠で出場の歴史と半獣人里の会との対戦になります!
こちらもやや守備を重視した総合力に優れるチーム。
果たして一体どのような試合になるか、実に楽しみです」
南沢「そうですね。 本当にその通りです」
ジョン「実況は私、ジョン・カタビラ。 解説は南沢豪さんでお送りしました。 それでは!!」
観客「うおおおお!本当に西行寺快食の会まで倒しちまったぜ!?」「嘘だあああ。俺のゆゆ様が負けるなんて嘘だあああ!!」
「おい今俺のゆゆ様って言った奴、ちょっと表出ろ。久しぶりにキレちまったよ」
「とにかくすげぇ!! こりゃ久しぶりに大会が面白くなってきたぜ!」
試合が終了した途端、まるで地鳴りのようにドームに響く歓声。
その声を聞きながら、反町は不意に紫の言っていた言葉を思い出していた。
反町(幻想郷を混乱……トップクラスにいるのがいつも同じメンバーでつまらない……か。
なるほど……こうやって、少しずつ勝ち上がって有名になっていけば……。
いずれ、その目的も達成されるようになるんだな)
サンタナ「ぃよっしゃあああ!! あと2回勝てば、この大会も前に続いて優勝ね!!」
穣子「はぁ……試合が終わると、どうも疲れが一気に出てくるわ。
あいたたた……」
リグル(あ、あはは……きょ、今日は……あれだね。
うん、反町やサンタナに……そう! 花を持たせたんだよ! うん、うん!
だから、別に、無得点だっていうのも全然おかしくないんだよ!! うん!!)
910 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 18:41:57 ID:???
ある者は全身で喜びを表現しながらあたり一面を跳ね回り。
またある者は足を少し労わりながら少し苦い表情を浮かべつつ、それでも観客達に向かって手を振り。
またある者はどこか呆然としながらも、乾いた笑い声を上げている。
千差万別。
妖怪、妖精、更には神様に人間まで集ってしまったこのチーム。
全員が全員まるで性格も何もかもが違うが、それでも皆一様にこの時ばかりは喜んでいる。
二回戦を突破し、準決勝に進出。
普通の大会と言われている蒲公英杯であっても、ここまで勝ちあがるのは決して簡単な事ではない。
運、実力。共に備わっていてはじめて駒を進める事の出来る地位だ。
それぞれの整列が終わり、礼をし終わった後も、オータムスカイズメンバーの喜びの声は収まらない。
反町(明日は準決勝……! サンタナの言う通り、あと2回勝てば優勝だ!
この前の地霊アンダーグラウンド戦、そして今回の西行寺快食の会戦で勝利した……。
俺達はそれだけの実力を持ってるんだ。 優勝だって、目じゃないはず!)
握りこぶしを作りながら、改めてそう考える反町。
しかし、不意に冷静になると周囲に向けて目を走らせた。
反町(っと……ここでこのままぼうっと突っ立っているのもアレだな。
さて、どうしようか……)
A.チームメイトと喜びを分かち合いに行く
B.西行寺快食の会に挨拶に行く
C.折角だから一足先にロッカールームに行って着替えるぜ!
D.応援してくれた観客達に挨拶だ!
E.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
911 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 18:48:13 ID:8Gxi6R3Y
B
912 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 18:49:54 ID:TPOd+Oao
B
913 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 19:00:32 ID:h1RmMVpY
B
914 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 19:32:16 ID:???
>B.西行寺快食の会に挨拶に行く
================================================================================
反町(そうだな、やっぱりどんなときでも挨拶が大切だ!)
反町はそう考えると、足早に戻ろうとしていた幽々子を呼び止める。
一瞬、その隣に付き添っていた妖夢が懐疑的な目を反町へと向けたが……。
藍が妖夢が今にも振り下ろさんとする手を押さえつけ宥め。
幽々子はにこりと微笑みながら反町を見詰め返し、言葉を吐く。
幽々子「何かしら?」
そのしぐさが如何にも様になっており。
正に可憐な令嬢といった雰囲気に反町は一瞬戸惑うものの、小さく咳払いをして返答をする。
A.「m9(^д^)プギャー、さんざ大口叩いておいて負けてやんの」 思いっきり嘲り笑う。
B.「今日はありがとうございました」 素直にいい試合をありがとうと頭を下げる。
C.「前半終了後に言った通り、俺一人を注意するだけじゃ駄目ですよ」 こちらもにこりと笑いつつ言い返してみる。
D.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
915 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 19:34:34 ID:LuwPSCv2
B
916 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 19:36:58 ID:TPOd+Oao
B
917 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 19:37:45 ID:phmatrHQ
C
918 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 19:38:45 ID:8Gxi6R3Y
B
919 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 20:00:20 ID:???
>B.「今日はありがとうございました」 素直にいい試合をありがとうと頭を下げる。
===================================================================================
反町がそう言いながら頭を下げると、幽々子と妖夢はきょとんとした顔で反町を見つめる。
一瞬、反町は何かおかしな事でも言っただろうか……と視線を彷徨わせ。
唯一、この中でもまだ付き合いがある方の藍に目で何かやってしまったかと問う。
しかし、藍はただ苦笑をして首を振るだけで、特に慌てた様子も無い。
数秒ほど時は止まるものの……すぐさま、意識を取り戻したのはやはり幽々子であった。
幽々子は反町の言葉をゆっくりと噛み締めるように頷くと、くすくすと笑いながら自身も小さく頭を下げる。
幽々子「こちらこそ。
また機会があれば、試合が出来るといいわね」
反町「はい」
何ともさわやかな、試合後の風景である。
だが、この光景を見て更に目を丸くしたのはその幽々子の後ろに控えていた妖夢だ。
何故二人がここまで反町の態度などに驚いているのかというと……それは無論、この幻想郷特有の雰囲気が大きく影響をしている。
この幻想郷において、力を持った人間というのは往々にして皆、人の話を聞かず自己中心的な事が多い。
試合後の挨拶など、持っての外である。
妖夢「ら、藍さん……」
藍「うむ……まあ、彼はそういう人間らしい。 或いは、外の世界の人間は皆こうして謙虚なのかもしれん」
妖夢「……先ほどまで追い討ちをかけにきたものとばかり思っていた自分が恥ずかしいです」
二振りの刀を持つ手を緩めながら、そう溜息を吐きつつ漏らす妖夢。
妖夢(霊夢や魔理沙もこれくらい……いやいや、むしろこんな感じだと気持ちが悪いか)
※妖夢、藍の評価値が上がりました。
920 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 20:00:44 ID:???
西行寺快食の会への挨拶が終わると、反町は再び頭を下げてから自陣へと戻り。
チームメイト達と合流をしてから、一路ロッカールームへと向かう。
ロッカールームへと向かう道中、にとりや静葉からは幽々子に何かされなかったかと聞かれたが。
特に何も無かったと答えると、二人ともどこか安心をした様子であった。
静葉達がロッカールームに入るのを見届けた後。
反町は先日と同じように、ロッカールーム前の壁に寄りかかり。
皆の着替えが終わるのをただ黙って待ち続ける。
反町(……しかし、本当に俺の周りは女の人ばかりなんだなぁ。
穣子やサンタナ、リグルのお陰で意識はしないが……やっぱり男の仲間は欲しいなぁ)
そんな贅沢な事を考えていると、不意に向かいの廊下から足音が聞こえてきた。
果たしてその足音の正体は……。
先着1名様で、
ロッカールームに近づく影→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→早苗「常識に囚われてはいけません!」 山の神社に帰ったはずの常識の無い巫女さんだ!
ダイヤ→次の試合に参加するチームだ!(更に分岐)
ハート→慧音さんとベジータさんだ!
スペード→幻想郷サッカー組合事務局長の阿求さんだ!
クラブ→しっとマスク「ムフフ……」 何だか怪しい動きをしたしっとマスクだ!
921 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:02:41 ID:???
ロッカールームに近づく影→
スペードA
JOKER それはJOKER
922 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 20:28:46 ID:???
>ロッカールームに近づく影→ スペードA =幻想郷サッカー組合事務局長の阿求さんだ!
==================================================================================
廊下の角を曲がったところで姿を現したのは、反町よりも若干低い身長に煌びやかに着物を羽織り。
洗礼された足取りでこちらへと近づいてくる、稗田阿求だった。
彼女がこちらに向けて頭を下げるのを確認すると、反町もまた慌てて壁にもたれていた体を起こし一礼をする。
阿求「どうも、お疲れ様でした。 二回戦突破おめでとうございます」
反町「ど、どうも。 ありがとうございます」
阿求「……丁度キャプテンの反町さんがいてくれて良かったですね。
明日の試合について、もうご存知かもしれませんが歴史と半獣人里の会がオータムスカイズの対戦相手となっております」
反町「あ、はい」
小さく見える割には威厳というべきか、どこかどっしりとした雰囲気のある阿求。
その雰囲気に飲まれつつも、反町はへこへこと頭を下げつつ返答をする。
反町(うーん……見た目的には同じくらいか年下に見えるんだけど……。
……と、それはともかく。 何か話そうか……。
流石に事務的な話だけで、っていうのもそっけないし……)
A.適当に世間話をしてみる
B.Bブロックを勝ち上がってきたチームについて聞いてみる
C.幻想郷の勢力図について聞いてみる
D.幻想郷のサッカー事情について聞いてみる
E.あえて何も話さない
F.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
923 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:32:23 ID:h1RmMVpY
B
924 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:32:47 ID:FUJUSpZU
A
925 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:33:17 ID:phmatrHQ
B
926 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:43:01 ID:QLNfc352
B
927 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 20:51:29 ID:???
>B.Bブロックを勝ち上がってきたチームについて聞いてみる
======================================================================================
反町「そういえば阿求さん、俺達とは違うブロックのチームはどういう感じになってるんですか?」
阿求「Bブロックの事ですね。 それなら……」
先着2名様で、
Bブロック・今日の試合の出場チーム→! card
Bブロック・シード枠の出場チーム→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→緋想萃夢格闘一派
ダイヤ→春夏冬同盟
ハート→お彼岸ジャッジメンツ
スペード→紅魔ルナダイヤルズ
クラブ→ネオ妬ましパルパルズ
※マークが同じになった場合、シード枠のチームが一つ繰り下げ(ダイヤ→ハート)のような形になります。
クラブの繰り下げ先はJOKERです。
928 :
キャプテン井沢
◆TR3983VR7s
:2009/08/16(日) 20:52:10 ID:???
Bブロック・今日の試合の出場チーム→
JOKER
929 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:52:24 ID:???
Bブロック・今日の試合の出場チーム→
クラブK
930 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:52:42 ID:???
Bブロック・シード枠の出場チーム→
スペード5
931 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:53:08 ID:???
Bブロック・シード枠の出場チーム→
スペード5
932 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:53:33 ID:???
こ、この厄神様やりやがった・・・
933 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:54:21 ID:???
アハハハ!決勝にふさわしい相手だぜ!!
934 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:56:28 ID:???
まぁ、せいぜい潰しあってもらおう
935 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 20:56:48 ID:???
鬼か吸血鬼か…
936 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 21:01:21 ID:???
>>932-933
早苗「JOKERが引かれないという常識に囚われてはいけないのです」
>>934
どちらが勝つか難しいところですね…
>>935
ヒント:スカーレットムーンズではなくルナダイヤルズ
937 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:02:20 ID:???
おぜうさま抜きか
938 :
キャプテン井沢
◆TR3983VR7s
:2009/08/16(日) 21:04:43 ID:???
くるくるくる〜
数多の試練を越えて突き進め!さらばだっ!
939 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:06:40 ID:???
おっと、まさか逃げるわけじゃありませんよねえ・・・?
十地綾の下敷きか、黒王号の下敷きか、好きな方を選ばせてあげようじゃありませんか・・・
940 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 21:39:08 ID:???
>Bブロック・今日の試合の出場チーム→ JOKER =緋想萃夢格闘一派
>Bブロック・シード枠の出場チーム→ スペード5 =紅魔ルナダイヤルズ
===============================================================================
阿求「まず、Bブロックのシード枠は紅魔ルナダイヤルズが勝ち進みました」
反町「紅魔?」
阿求の言葉を聞き、反町の脳裏に浮かんだのは紅色に染まった巨大な洋館。
まさか噂に聞く幻想郷最強クラスのFW・レミリア=スカーレットが出てくるのかと反町は警戒するが……。
阿求「紅魔ルナダイヤルズは十六夜咲夜をキャプテンとし。
パチュリー=ノーレッジ、小悪魔、そして紅美鈴を入れたやや守備寄りのチーム。
同じシード枠の名無し妖怪連合を5−0の圧勝で下し、見事に準決勝に駒を進めています」
反町(レミリア=スカーレットは出てないのか……。
って、5−0!? 守備寄りのチームのはずなのに、それだけ得点したのか!?
いや、それに加えてパチュリーさんや小悪魔、美鈴さんも入ってるなんて……)
いつぞやサモナイト石の使い方を聞きに行った際に出会った門番。
その後出会った図書館の司書と魔女を思い浮かべ、思わず反町は狼狽する。
特に、美鈴はまだなんとかサッカーが出来そうであるという事が理解できたものの。
どう見ても病弱そうなパチュリーやか細い小悪魔がサッカーが出来るとは思っていなかった。
反町(ああ見えて実は凄い選手なのか……。
それとも、彼女達を率いる十六夜咲夜という人がそれだけ凄いのか)
この目で見ていないので一体どのようなチームなのか皆目見当がつかないが。
それでも、そのチームが決して弱くはないチームだという事はわかる。
しかし、反町を驚かせたのはそれだけではない。
941 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 21:39:23 ID:???
阿求「そして、今日の試合……注目株となっているのは、緋想萃夢格闘一派。
……伊吹萃香と、比那名居天子。 そして、永江衣玖と3人しか主だった選手はいませんが。
そのいずれもがかなりの実力者。 ……今大会の、優勝候補筆頭です。
現に、一回戦では6−0の圧勝を名無しの妖怪チームにしてみせました」
反町「!? い、伊吹……萃香?」
小さな体をし、瓢箪を持ちながら常に酒を飲む鬼――伊吹萃香。
それなりに面識がある彼女が参加していると聞いて、反町は驚く。
何せ反町は、散々その伊吹萃香がこの幻想郷でも名うてのGKであると聞かされてきたのだ。
反町("あの"紫さんをして、幻想郷の三本の指に入るといった萃香さん。
……その萃香さんが、この大会に出てるだって?)
阿求「……言っておきますが、あの萃香さんらを含めた三人の実力は全て中堅・そして強豪以上。
ただ、彼女達は三人しかいない。 故に、チーム全体の格は相応に低いのです」
反町「…………」
反町の考えていた事がわかったのか、阿求はさして慌てた様子も無く説明をする。
阿求「それでは、私は次に回る場所がありますのでこれで……」
反町「は、はい。 どうも……ありがとうございました」
未だに呆然とする反町を尻目に阿求はそれだけを言い残すと立ち去り。
後に残ったのは、残り二試合本当に勝ち抜けるのかという不安のみ。
反町(い、いや……勝つ。 勝たなきゃいけないんだ。
試合をする前から弱気になってどうする!)
942 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 21:39:54 ID:???
自分自身に渇を入れていると、そこで丁度ロッカールームの扉が開き静葉達が出てきた。
静葉達は一人、うんうん唸っている反町をどこか訝しげに見つつ。
一体何があったのか、と問いかける。
大妖精「ど、どうかしましたか反町さん?」
チルノ「馬鹿ねぇ! さっさとトイレ行ってきなさいよ!」
反町「……いや、別にトイレを我慢してる訳じゃない。 実は……」
見当はずれの方向に勘違いをするチルノに冷静に訂正をしつつ。
反町は先ほど阿求から聞いた話をオータムスカイズ一同に話す。
紅魔ルナダイヤルズ、そして緋想萃夢格闘一派がこの大会に参加し、勝ち進んでいるという情報を得た瞬間。
秋姉妹ににとり、椛と妖精1は顔面を蒼白させ、大妖精は今にも倒れんばかりにふらつく。
橙もその尻尾をビビビと逆立たせて異常なまでに緊張をし。
リグルも「ははは、またまたご冗談を」などと言いながら笑いつつ、冷や汗を流していた。
唯一、あまり何事も考えないチルノやサンタナ、ヒューイ。そして、異常に負けん気の強い穣子はいつも通りだったが……。
この話を聞いて殆どの者が弱気な態度を取る以上、やはり相応の相手であると考えた方がいい。
にとり「……萃香様も何を考えてこの大会に出ちゃったんだか。
はぁ……ちょいと気が重いねぇ」
大妖精「ここここここ紅魔ルルルルルルルルナダイヤルズ……そそそそそ、それに鬼さんまで……」
椛「お、落ち着くッス大妖精! まだ、まだ戦わないッスから!」
穣子「そうよ! 戦う前からビビってどうするってぇのよ。
大体、そんな決勝の相手の心配する前に明日の試合にも勝たなきゃいけないのよ?」
静葉「そ、そうね……。 うん、明日の試合に今は集中しましょう」
穣子の言葉に静葉が同意し、周囲の者達を落ち着かせる。
943 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 21:40:09 ID:???
にとり「……まぁ、とにかくは明日のことだね、うん」
椛「わふっ……そうス。 そうッスね!」
にとり「うん……まあ、萃香様や紅魔の連中の事は置いておこう。
それより反町、この後はどうする?」
橙「あ、あの……私は今日あまり疲れてませんし。 この後の試合も見ておこうかなと思うんです。
勉強になる事も多いと思いますし……」
穣子「私達は帰るわ。 なんたって疲れてるし、このままじゃ明日の試合に影響出ちゃうもんね」
反町(自宅に帰って療養するか、残って試合を観戦するか、か……。
試合は今日は緋想萃夢格闘一派とザコ妖怪チームだったかな。
……さて、俺はどうしよう)
A.明日に備えて一旦家に帰ろう
B.まだ体力はある。残って観戦するぞ!
C.くそっ、こうなれば練習だ!練習するしかない!(誰かを誘う事も出来ます)
D.気分転換に散歩だ!(誰かを誘う事も出来ます)
E.その他 自由投票枠
先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
※反町の現在のガッツは 360/720 です。
944 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:42:02 ID:h1RmMVpY
A
945 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:44:51 ID:LuwPSCv2
D
946 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:52:41 ID:0G3U1Vh6
C
947 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:53:11 ID:FUJUSpZU
B
948 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:54:00 ID:i2JD8XWc
B
949 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:55:00 ID:phmatrHQ
D
950 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:55:12 ID:0GQDV0QU
B
相手の実力が読めない
951 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/16(日) 21:56:46 ID:???
選択肢が決まったところで、少し早いですが本日はここまで。
スレもそろそろ1000に近づいたので、皆さんよろしければスレタイなどを考えてください。
それでは、お疲れ様でした。
952 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 21:57:40 ID:???
【強襲】幻想のポイズン9【サイヤ人】
乙でした。
953 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 22:03:35 ID:???
サイヤ人→鬼かさっきゅん
この大会初戦から厳し過ぎるw
954 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 22:27:48 ID:???
【常識を】幻想のポイズン9【知る者】
955 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 23:35:22 ID:???
【龍のバッジは】幻想のポイズン9【600円】
956 :
森崎名無しさん
:2009/08/16(日) 23:46:02 ID:???
【エースのH】幻想のポイズン9【馬鹿のH】
957 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 02:11:54 ID:???
【常識は】幻想のポイズン9【投げ捨てるもの】
958 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 18:58:16 ID:???
【接戦熱戦】幻想のポイズン9【大激戦】
959 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 19:39:32 ID:???
大会の規模大きくなってるけど、終了後に個人賞の表彰とか七ないかなあ
得点王とかアシスト王、MVPとか
960 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 21:55:16 ID:???
>>959
得点王くらいはあるかもしれませんね。
アシスト王、MVPは大きな大会で。
961 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 22:09:08 ID:???
>B.まだ体力はある。残って観戦するぞ!
==================================================================================
反町「俺は次の試合を観戦してから帰るよ。
この目で、ちょっと見ておきたいからさ」
穣子「そ。 それじゃ、私達は先に帰ってるわね」
それだけを言い残すと、穣子――そしてその他のメンバーは全員立ち去り、後には橙と反町だけが残される。
反町はすぐ済ませるとだけ橙に言うと、ロッカールームへ入り込み着替え、帰り支度を整える。
反町「っと……それじゃ、行くか」
橙「はい!」
着替え終わり、ロッカールームから出てきた反町が橙にそう声をかけると。
二人は連れ立って観客席の方へと足を向けた。
観客席には、やはり先ほどの試合と同じように大勢の人間が集まり。
賑わいを見せ、席もかなりの数が埋まっている。
反町(うーん……二人並んで座れるような席はあるかな?)
反町と橙はそれぞれ周囲に目を向け、空いてる席はあるかと探すが……。
先着1名様で、
空いてる席はあるかな?→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→橙「反町さん、今こそ空気椅子です!」 試合を観戦しながら鍛錬!一石二鳥だ!
ダイヤ・ハート→普通に空いてる席を発見。これで観戦が出来るぞ!
スペード→何故だか妙に空いてる空間を発見……そこには銀髪のメイドさんが!
クラブ→何故だか妙に空いてる空間を発見……そこにはいつかの半裸マスクマンが!
962 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:10:51 ID:???
空いてる席はあるかな?→
ダイヤ2
963 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:11:29 ID:???
空いてる席はあるかな?→
クラブ6
出会わない方が当たりなんだ・・・クラブはともかく
964 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 22:51:38 ID:???
>空いてる席はあるかな?→ ダイヤ2 =普通に空いてる席を発見。これで観戦が出来るぞ!
=======================================================================================
数分探した結果、反町と橙は無事空いてる席を見つけた。
早速その席に座ると、しばらくは周囲の人間達から質問攻めにあう。
何せ先ほどまで試合をしていた勝利チームの選手なのだ、それも当然。
適当に軽く質問に受け答えをしていると、周りからの好奇の目も次第に無くなっていく。
反町(やれやれ、観戦に来たのに質問攻めにあって見れませんでしたじゃ話にならないからな……)
橙「あ、反町さん! 出てきましたよ!」
反町「ん、どれどれ……」
ようやくホッと人心地ついたところで、橙の言葉を受けて反町はフィールドに目を向ける。
小さな体躯をふらふらとふらつかせながら、千鳥足で入場をしてきたのは小さな鬼――伊吹萃香。
その後ろを威風堂々とした態度で入ってくる、桃をつけた帽子をかぶる女性と羽衣を纏った女性。
加えて、何やら背中に羽を背負った女性やメイド服の女性、バケバケらも出てくる。
一瞬、反町はどれが阿求の言っていた名のある残りの主体選手。
比那名居天子と永江衣玖なのかと判断に迷い、咄嗟に橙に目で解説をお願いした。
橙「天子さんっていうのは、あの桃をつけた帽子をかぶってる人です。
ああ見えて、天人さんっていう偉い人なんだって聞いた事があります」
反町「天人?」
橙「にゃ? 知らないんですか?」
橙の言葉に反町が素直に頷くと、橙はそれなら……と慌てて説明をする。
965 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:52:37 ID:???
酒飲みに誘われた時はどこにも所属してないフリーだって言ってたのにね。
我慢できずに闘う事にしたのか
966 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 22:52:43 ID:???
橙「天人さんっていうのは、元は人間だけどこことは違う天界っていう所に住んでる偉い人なんです。
修行をした人間にしか、天人にはなれないんだって聞いてます」
反町「なるほど……」
橙「ただ……その天人さんっていうのは、修行をした偉い人ばかりですから大抵は人が出来てる……らしいんです。
でも、紫様のお話だとあの天子さんっていう人はちょっと性格に問題があるらしくて……」
反町(……紫さんがなぁ)
とてつもなく胡散臭い人物、八雲紫。
彼女をして性格に問題があると言わしめる比那名居天子とは、一体どのような人物なのだろうか。
多少気にはなったが、今はそれよりもサッカーの実力だと反町は頭を切り替える。
反町「すると……あの羽衣を纏ってる方が、永江衣玖さんでいいのか?」
橙「はい、多分。 私も面識は無いから紫様から聞いた容姿だけで言ってるんですけど、多分それで会ってます」
反町「そうか……とすると、サッカーの実力も?」
橙「未知数ですね……。一体、どんな事をしてくるのかわかりません」
反町「……ところで橙。 萃香さんのチームは、どうも名無しの選手達が他と違うみたいだけど」
橙「ああ、それはですね。 多分萃香さんの能力です」
反町「能力?」
反町の疑問の声に、橙は元気にはいと答え頷く。
橙の話によると、萃香の能力は「密と疎を操る程度の能力」。
これを活用すれば、人を集める事も出来――その力を応用して、チームの選手を集めたのだろうという。
橙「実際、前に一度人を集めて宴会を開いた事件がありましたしね。
これくらいなら、萃香さんは普通にやりますよ」
反町「なるほど……」
967 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 22:53:15 ID:???
更に詳しく聞いてみると、メイド服を着ている選手達は紅魔館に所属をしている補欠の選手。
背中に羽を生やしている選手達は妖怪の山に住まう天狗の選手らしい。
前者はタックルがやや得意であり、後者は浮き球とドリブルがやや得意だとの話だ。
そうこう話をしている内に、互いのチームのコイントスが終わる。
ボールは緋想萃夢格闘一派が貰ったらしく、萃香は天子にボールを預けるとやや足早にゴール前へと戻っていった。
反町(フォーメーションは4−4−2……中盤はダイヤモンド型。
FWも、セカンドトップに名無しの天狗を入れて天子さんがエースみたいだな。
さて……どういう動きをするのか)
出来る事ならば、全員の動きを把握したいと思う反町。
審判の笛が鳴り、試合は開始されるが、果たして……。
先着3名様で、
天子ちゃんの活躍→! card
衣玖さんの活躍→! card
萃香の出番→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
天子の活躍/衣玖の活躍/萃香の出番
JOKER→ダブルハットトリック!/3アシスト、3ゴール。キャーイクサーン/10本のシュートを全て止める。何と言う守護神
ダイヤ→ハットトリック!/2アシスト、2ゴール/1vs1、セービングの場面が回ってくる
ハート→2得点!/2アシスト、1ゴール/セービングの場面が何度か回ってくる
スペード→1得点のみ…/1アシスト、1ゴール/一度だけセービングの場面が回ってくる
クラブ→無得点…/アシストもゴールもつかず/出番、まるでなし
968 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:53:48 ID:???
天子ちゃんの活躍→
スペード3
東方有頂天
969 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:54:34 ID:???
衣玖さんの活躍→
スペード9
970 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:54:37 ID:???
衣玖さんの活躍→
ハートJ
971 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:55:06 ID:???
萃香の出番→
スペード10
ろりろり
972 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:55:49 ID:???
萃香の出番→
クラブ8
2-0ってとこだな、攻撃の手数はそこまで多くなさそうだ
973 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 22:56:42 ID:???
全員スペードわろた
974 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 23:52:01 ID:???
>天子ちゃんの活躍→ スペード3 =1得点のみ…
>衣玖さんの活躍→ スペード9 =1アシスト、1ゴール
>萃香の出番→ スペード10 =一度だけセービングの場面が回ってくる
============================================================================
一体どれほどの力を見せ付けてくれるのか、と期待をしていた反町。
しかし、試合展開は決して派手なものではなく、むしろ酷く地味なものだった。
まずはボールを持った衣玖がサイドの天狗へと振り、そこからサイドアタックを試みる。
だがそれはすぐさま敵の名無し妖怪に止められてしまい、失敗。
すぐさま緋想萃夢格闘一派がそのボールを奪い返すも、あくまで主体は名無しの天狗らであり。
FWの天子、MFの位置にいる衣玖はまるで手を貸さない。
どうやらFWの天子はその事態に苛々しているらしく、しきりに地団太を踏んでは衣玖に何か言葉を吐いているが。
衣玖はまるで気にする素振りを見せず、冷静に言い返している。
そんなこんなで前半が終了する間際。
もう何度目かの中盤での攻防の末、ようやく衣玖が動き出した。
彼女はボールを奪った天狗にすぐさま合図を送るとボールを受け取り、天子に向けて指示を出す。
いい加減鬱憤が溜まっている様子だった天子はその指示を受けて猛ダッシュ。
すいすいと名無しのザコたちのディフェンスをすり抜けた衣玖からラストパスを受け取ると。
一気に足を振りぬいて豪快にシュートを打ちつける。
まるで捻りも無いそのシュートに名無しの妖怪たちは身動きすら取れず。
ようやく、スコアボードに1の数字が書き加えられ……前半は終了した。
975 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 23:52:36 ID:???
そして、後半。
前半の様子から見て後半こそは一気に緋想萃夢格闘一派が攻勢に出るのかと思いきやまるでそんな事はなく。
後半が開始されてからも数十分の間は試合が動かない酷く退屈な試合となってしまう。
しかし、そんな時。不意に名無し妖怪チームが緋想萃夢格闘一派のディフェンスを抜けてゴール前へと切り込んだ。
ここに来てようやく訪れた名無し妖怪チームのシュートチャンス。
ボールを持っていた妖怪は思い切ってノーマークの状態からボールを打ちつけるが……。
バチィッ!
快音が鳴り響くと同時に、ボールは一気に跳ね返されセンターサークル付近まで飛んでゆく。
一瞬、何が起こったかわからない観客達だったが……。
ゴール前、にやにやと笑いながら瓢箪を片手に酒を飲む赤ら顔の少女の握りこぶしを見てようやく状況を察する。
あの一瞬、萃香はあの態勢――瓢箪を片手に持った態勢から、パンチングをしたのだ。
反町(……殆ど無防備に近い状態の筈だぞ。 あんな状態で、セービングが出来るなんて……)
思わず息を飲む反町を尻目に、中盤へと飛んでいったボールは衣玖がフォロー。
残りの試合時間も少ない事を確認した衣玖は、そのボールを再び自身で運び攻めあがっていく。
後半に入ってようやく到来した攻撃のチャンスに、天子も再び顔を明るくし、衣玖にボールを要求したが……。
ズバアアアッ!!
なんと、衣玖は今度は天子へとラストパスを送らず自身でミドルシュートを打ち放った。
呆気に取られる天子、そして名無しの妖怪たちを無視し。
シュートはゴールへと突き刺さり、ゴールを告げる笛が鳴り響く。
そしてその後、結局名無しの妖怪連合の逆襲があるはずもなく。
2−0というスコアで本日の第二試合、緋想萃夢格闘一派vs名無し妖怪連合の試合は終了した。
976 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 23:53:03 ID:???
橙「にゃあ……なんだか、あまり見応えは無かった試合ですね。
確かに、萃香さんのセービングは凄かったですけど……」
反町「そうだな……」
終わってみれば2−0。快勝とも言うべきスコアだが、橙と反町はイマイチ納得がいかない。
何せ、二人の目的は緋想萃夢格闘一派の戦力を測り知るというもの。
天子も衣玖もそれぞれが1ゴールずつしかしておらず、萃香もたった一度しかボールに触れていない以上。
満足できる数の情報を得る事が出来たとは言いがたい。
だが、それでも……数は少なかろうと情報を得た事に変わりは無かった。
反町「やはり一番の問題は萃香さんだな。 どうやって突き崩すか、それが問題だ」
たった一度だけだが、この目で見た萃香のパンチング。
棒立ちの状態で、瓢箪を片手に酒を飲みながら軽々とゴールを防いだあの超反射。
伊達に幻想郷最強クラスのゴールキーパーと言われてはいない実力だ。
恐らくは、あの紫にも匹敵するほどの実力は持っているのだろう。
反町(それに、あの天子さんと衣玖さんという人のシュートも決して油断は出来ないぞ。
二人とも、結構普通のシュートに見えたけど……。
確実に止められる、と言い切れないからな)
しかし、それでも攻撃力はこちらの方が上だろうと反町は一人頷く。
もしも戦う事になれば、1点が重要になる試合だろうなと反町は判断をした。
977 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 23:53:14 ID:???
一方、場面は変わってこちらはフィールド上。
試合後の整列が終わり、自分達のロッカールームへと戻っていく緋想萃夢格闘一派である。
天狗やメイドといった他の勢力から萃まった選手達は早々にフィールドから立ち去っており。
後に残っているのはけたけたと笑いながら酒をかっくらう萃香と、不満そうにその後ろを歩く天子。
そして、その後ろをゆっくりと歩く衣玖の姿だけである。
天子「ったく……なんだって私にボールを持たせてくれないのよ。
今日はザコばっかが相手なんだから、とことんまで吹っ飛ばしてやろうと思ったのに」
萃香「いいねぇ、豪快に吹っ飛ぶ妖怪を見ながら呑む酒もオツなもんだ。 たーまやー♪」
衣玖「ですから何度も言うように、今日は他の選手達との連携を主体とした試合を作りたかったのですよ。
私達だけでサッカーは出来ませんから……」
天子「あんな奴らが多少マシになったところで、どうせ次の試合じゃ使い物にならないわよ」
苛々した調子で話す天子に、萃香が茶々を入れ、衣玖が何とか機嫌を直させようと必死に言いつくろう。
やはりこの天子、橙の言っていたように偉い天人の癖にあまり性格の方はよろしくなさそうである。
衣玖(まぁ、それは今更言っても仕方ない事なのですが……。
……それより、今日この試合を見に来たチームがどれだけいたかですね)
まだ愚痴愚痴と何やら言う天子に相槌を打ちながら、衣玖は考える。
そう、衣玖は決して先ほど言ったように名無しの選手達との連携を確認する為に自分たちの活動を抑えた訳ではない。
今日、衣玖と天子があまりボールに触れなかった理由は、ズバリ敵チームに情報をあまり与えない為だ。
978 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 23:53:28 ID:???
衣玖(多少、私と総領娘様が活躍をしなければ訝しまれるでしょうし……。
かといって目立ちすぎる程の活躍をしてしまえば、後日の試合に影響を与えてしまう。
今日のように、適度に試合を運ぶのが何よりも重要ですね。
……前の試合は、総領娘様の大フィーバーで少々活躍をしすぎましたが)
派手なもの好きな天子を見て、衣玖は一人溜息を吐く。
一方、そんな二人を見て一人にやにやと笑みを浮かべるのは萃香であった。
萃香(いやぁ、愉快なチームだ。 こりゃ入って正解だったかもね)
実は萃香は、このチームに当初から加入をしていた訳ではない。
先日、反町が地霊アンダーグラウンドのさとりに対してハットトリックを達成し。
その後、反町と出会った後にこのチームへと加入させてもらえるよう話をつけたのである。
何故この緋想萃夢格闘一派に参加をしたのかというと、その理由は至極単純。
ただ単に、反町と戦ってみたくなったのだ。
萃香(今のあいつが私と対等に戦えるかといえば、それはちと難しい。
だが、ちょいと味見をするくらいは別にバチも当たらないだろうしね。
あんな美味そうな肴があって、試合(や)りあわないなんて勿体無いや。
さてさて、明日の試合に勝って……出来ればあいつらも勝ちあがってきて、私達とあいつらで決勝といきたいとこだね)
瓢箪を呷りながら、暢気にそう考える萃香。
普通の"人間"と対等のルールで戦えるかもしれないという状況下で、彼女の笑みは耐えなかった。
TO BE CONTINUED
979 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/17(月) 23:55:23 ID:???
一旦本編はここで終わり。ここからは外伝となります。
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先着3名様で、
今回の外伝の主役→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→ベジータの章
ダイヤ→椛の章
ハート→妖夢の章
スペード→早苗さんの章
クラブ→パルスィの章
980 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 23:56:00 ID:???
つまり当初のチーム名は緋想格闘一派だったのかな
981 :
森崎名無しさん
:2009/08/17(月) 23:56:50 ID:???
今回の外伝の主役→
ハートK
982 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/08/18(火) 00:32:30 ID:???
>今回の外伝の主役→ ハートK =妖夢の章
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【魂魄 妖夢の章】
第一試合を終え、敗戦した西行寺快食の会の主従。
西行寺幽々子と魂魄妖夢は、自分達の住居――白玉楼まで帰ってきていた。
この白玉楼、実は反町達が住まう幻想郷の中では酷く孤立した場所に存在する。
というのも、この白玉楼とは冥界――即ち、霊魂などが住まう場所に存在しているのだ。
本来ならば反町らが住む幻想郷――現界とは隔離された場所なのだが……。
かつて色々あって、今では安易に行き来がしやすい場所となってしまっている。
閑話休題。
それはともかくとして。
白玉楼に帰りついた二人は表面上はあまり敗戦を気にしない風に幽々子はお菓子を食べながら縁側で茶を飲み。
妖夢はせっせと庭の手入れをしていた。
しかし、そんな時である。
幽々子「妖夢〜」
妖夢「はい? 何でしょう、幽々子様」
不意に幽々子に呼ばれ、妖夢は一旦庭の手入れを中断し。
額にかいた汗を拭きながら幽々子の面前へと向かい、何用でしょうかと問う。
お茶の準備か、いやまだ湯飲みに茶はある。ならば御菓子か、いや先ほど補充したばかりだ。
すると……はてなんだろう、まるで思いつかない。
首を傾げる妖夢だったが、そんな妖夢に幽々子は満面の笑みを浮かべつつ言った。
幽々子「ここからしばらく出て行きなさい、妖夢」
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