キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】

1 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/08/23(日) 19:45:12 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。

紅魔スカーレットムーンズと決勝戦が続いてますが、これで14スレ目。 またよろしくお願いします。


前スレ

【最終兵器】キャプテン松山13【シャンハイ】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1248260568



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。


340 :森崎名無しさん:2009/09/05(土) 23:03:32 ID:???
松山は最高の引きだったんだが、それ以上にパッチェさんが本気すぎた…!

341 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/05(土) 23:28:33 ID:???

松山→  スペードK 【ワンツー】 56 +(カードの数値)= 69
幽々子→  クラブJ  【ワンツー】 51 +(カードの数値)= 62
パチュリー→  スペードQ  【パスカット】 55 + (人数補正+1) + (+4) +(カードの数値)= 72
小悪魔(ロング)→  ハート2  【パスカット】 45 + (パチュリー人数差補正+2) +(カードの数値)= 49
≦−2→ パチュリー「効率的なパスカット成功ね……ゲホッ!」


松山「(よし、テンポ良く軽快にパス回しができてる!)」
幽々子「(これなら突破もできそうね〜……あら?)」

ショートレンジ、時にダイレクトで折り返すワンツーは、真っ先に向かってきた小悪魔をあっさりかわした。
そのまま、一人中盤の奥に佇むパチュリーにも、もはや止める術はないと思われたが……

パチュリー「次は、そこね」
松山「な、何!?」

パチュリーが人差し指をくいと曲げると、松山が今まさに蹴りだそうとしたコースを塞ぐように
六角柱の形をしたエメラルドの結晶が、芝から隆起した。

松山「(こ、こんなのって……いや、今更常識論持ち出すな! この壁を越える高いパスを……!)」
パチュリー「残念ね。それも失策」
松山「!?」


342 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/05(土) 23:29:45 ID:???

松山がその声に気付いたときには、すでにパスを上げていた。
そして気が付く。エメラルドの結晶壁は一枚ではなかったことに。
背後に、同じだけの高さの壁が出現していた。ボールはその壁を越えることはできずに、弾かれる。
パチュリーは、ちょうど自分の真正面に跳ね返ったボールを、さも当たり前のように冷静に確保した。

パチュリー「機を得たわ。リトル、あれを」
小悪魔(ロング)「畏まりましたパチュリー様! いきますよファストブレイクです!」

主に代行して、長い髪をたなびかせて小悪魔が宣言した。
ピンチを防ぎ、次こそ同点と活気づく紅魔館メンバー。勿論その中心に据えて頼みとするのは……!

パチュリー「ボールをレミィに!」

咳き込むのを厭わない指示が、今度はパチュリー自身の口から飛ぶ。
その瞳は、僅かに痛ましげに沈痛な色を見せていた。ボールがレミリアに送られた。
松山が上がってることもあり、イーグルスの守備陣では唯一フライハイトだけが、落下地点に走りこめた。

レミリア「ハァ、ハァ……(もう後がない、今度こそ、今度こそ決める!)退け……そのボールは私のだ!」
フライハイト「そうは、させない!」


343 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/05(土) 23:30:01 ID:???

先着2名様で


レミリア→ ! card 【せりあい】 56 +(カードの数値)=
フライハイト→ ! card 【せりあい】 56 +(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ レミリアがボールを奪って、最後のシュートに!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ポブルセンがフォロー?)(こぼれ球・ランダム)(イーグルスのスローイン)
≦−2→ フライハイト「今度はこっちのファストブレイクだ!」



補足・補正については>>33-34を参照してください。



今日はここまで。


344 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/05(土) 23:30:41 ID:???
っと、また訂正を

345 :森崎名無しさん:2009/09/05(土) 23:30:53 ID:???
レミリア→  ハート8 【せりあい】 56 +(カードの数値)=

346 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/05(土) 23:31:45 ID:???

先着2名様で


レミリア→ ! card 【せりあい】 56 + (ファストブレイク+2) +(カードの数値)=
フライハイト→ ! card 【せりあい】 56 +(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ レミリアがボールを奪って、最後のシュートに!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ポブルセンがフォロー?)(こぼれ球・ランダム)(イーグルスのスローイン)
≦−2→ フライハイト「今度はこっちのファストブレイクだ!」



補足・補正については>>33-34を参照してください。


今日はミスが多い……申し訳ありません。
今度こそ、ここまで。


347 :森崎名無しさん:2009/09/05(土) 23:33:46 ID:???
フライハイト→  ダイヤ8  【せりあい】 56 +(カードの数値)=

348 :森崎名無しさん:2009/09/05(土) 23:33:48 ID:???
レミリア→  ダイヤQ 【せりあい】 56 + (ファストブレイク+2) +(カードの数値)=


349 :森崎名無しさん:2009/09/05(土) 23:34:38 ID:???
フライハイト→  ダイヤ8  【せりあい】 56 +(カードの数値)=

350 :森崎名無しさん:2009/09/05(土) 23:34:42 ID:???
フライハイト→  スペード6  【せりあい】 56 +(カードの数値)=

351 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 16:23:08 ID:???

レミリア→  ダイヤQ 【せりあい】 56 + (ファストブレイク+2) +(カードの数値)= 70
フライハイト→  ダイヤ8  【せりあい】 56 +(カードの数値)= 64
≧2→ レミリアがボールを奪って、最後のシュートに!


フライハイト「(どんな能力があっても、ボールの奪い合いなら僕は……!)」

この年代においては、最高ランクの読みと反応、バネ、競り合い技術を有するフライハイト。
密集地であろうと、1vs1だろうと、彼より速くルーズボールに対応できる者はドイツの地でもいなかった。
誰か曰く「フライハイトの近くにはボールを上げるな!」それは外の常識となりつつある程に広まる。
しかしそれは外の常識。あくまで外来の常識として、ここで覆されることになる。

レミリア「あぁあぁ……ッッ!!」

疲労に動きを鈍らせたレミリアに先んじ飛んだのはフライハイト。
そうであるからには、フライハイトがボールに先に到達する。
遅れて飛び上がった小柄な影が、そんな運命は紅く塗り替えるとばかりに、フライハイトを吹き飛ばした。

フライハイト「バッ……ぐ、う!?」
レミリア「……渡さないと――そう言った筈、よ……!」

着地したレミリアは、疲労の余りに、もう何もかも忘れて芝に寝転びたい強い衝動を覚えた。
それを根底の意地と誇りで引っ込めさせると、力を振り絞ってドリブルで切り込む。
観客の大部分が、シンと静まり……声もなく見守る中で、レミリアのボールを蹴り進む音のみ響く。


352 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 16:23:53 ID:???

レミリアはミドルシュートレンジに入ると、一声も発さないまま、霊夢達の守るゴールを見た。

レティ「(あんな状態で……ま、まだ撃てるというの?)」

ある種の恐怖まで浮かぶレティの表情も、レミリアの目には既に映っていなかった。
イーグルスゴールすら輪郭がぼやけて、そちらを守ってる顔ぶれも視認できない有様だ。

レミリア「(こんな近くの景色が霞んで見えないなんて、どれ程久しいのかしら?
      だけど丁度良いわ。只真っ直ぐ蹴るしかできない今なら霊夢のことも他も考えなくて済む……!)」

ゴール前に壁が築かれたのだけは解ったが、それも無視して、レミリアはもう一度足を大きく振り上げた。
胸に去来するのは、ゴールを奪い同点に追いつくことそれのみ。 前の全てをただの障害と認識する。

レミリア「また壁が……でもまだ負けてない。壁を蹴散らすわ! 霊夢を蹴散らすわよ!!
      ろうそくの炎の様に……消える前に真っ赤に燃え上がってやる!」
霊夢「……しゃーないわね。いいわあんたの本気に応えてあげるわ!」
精鋭メイドF「(……お嬢様! このままだと……)」


353 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 16:24:43 ID:???

先着5名様で


精鋭メイドF→ ! card
レミリア→ ! card 【マスターオブレッドサン】 68 + (ファストブレイク+2) +(カードの数値)=
レティ→ ! card 【ブロック】 51 + (人数補正+2) +(カードの数値)=
にとり→ ! card 【ブロック】 47 + (人数補正+2) +(カードの数値)=

霊夢の判断 → ! num
霊夢→ ! card 【パンチング/博麗大結界】 64/70 + (人数補正+2) +(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ レミリアが倒れこむ中、スカーレットムーンズ同点に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(精鋭メイドFがねじ込みに!)(精鋭メイドFと雛の競り合いに)(雛がフォロー)
≦−2→ 四度目も防いで、霊夢のフィードが松山に!


354 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 16:24:48 ID:???

*精鋭メイドFのマークがダイヤかハートの場合、レミリアのシュートが【???】となり数値に+4されます。

*霊夢の判断が10〜2の場合【博麗大結界】*1の場合【パンチング】になります。

*シュートの数値と、DFのブロック数値差が4〜2の場合、数値ぶんの威力減少が発生します。
*レミリアの【マスターオブレッドサン】には、吹っ飛び係数2がついています。

*レティのマークがダイヤの場合、【アンデュレイションレイ】(*補正+3)が発動します。
*レティのマークがハートの場合、【フィンブルの冬】(*補正+5)が発動します。
*【フィンブルの冬】は成功の場合、至近のシューターに凍傷ペナルティ(-2)を発生させます


補足・補正については>>33-34を参照してください。


出かけてきます。続きは後ほど。


355 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/09/06(日) 16:28:11 ID:???
精鋭メイドF→  ダイヤ8


356 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 16:30:09 ID:???
レミリア→  ダイヤK  【マスターオブレッドサン】 68 + (ファストブレイク+2) +(カードの数値)=

357 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 17:02:42 ID:???
レティ→  ダイヤ9  【ブロック】 51 + (人数補正+2) +(カードの数値)=

358 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 17:03:20 ID:???
にとり→  ハート7  【ブロック】 47 + (人数補正+2) +(カードの数値)=

359 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 17:04:04 ID:???
霊夢の判断 →  5
霊夢→  ダイヤ5  【パンチング/博麗大結界】 64/70 + (人数補正+2) +(カードの数値)=


360 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 17:40:26 ID:???
松山さんの書く文章は素人とは思えんな
難しい言葉も使うし

361 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:10:38 ID:???

>>360
や畏れ多いです。他のスレの描写や色んな小説とかの文を引用(拝借)したり埋めたりしてで……ごほごほ


精鋭メイドF→  ダイヤ8
レミリア→  ダイヤK  【???】 72 + (ファストブレイク+2) +(カードの数値)= 87
レティ→  ダイヤ9  【ブロック】 51 + (人数補正+2) +(カードの数値)= 62
にとり→  ハート7  【ブロック】 47 + (人数補正+2) +(カードの数値)= 56
霊夢の判断 →  5
霊夢→  ダイヤ5  【パンチング/博麗大結界】 64/70 + (人数補正+2) +(カードの数値)= 77
≧2→ レミリアが倒れこむ中、スカーレットムーンズ同点に!


362 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:13:08 ID:???

レミリアが、疲労に千切れる意識を無理に繋ぎ止め、シュート体勢に入った時。

レティ「止めるわよ!」
にとり「撃たれた直後抑えればきっと威力を減らせる筈!」

ペナルティエリア内のレティとにとりが、レミリアのミドルシュートのコースを塞ぐ。
同点にさせまいと意思が押し寄せ、レミリアの振り足がピクリと一瞬、揺れて静止した。

レミリア「(ふざけるな。お前らなんかに……だけどっその向こうには……)」

一度目は狙い損ねでポストに。だが二度目、三度目は、威力、コース共に自信を持ちながら防がれた。
このまま撃てば今度も……? 本能が深いところで警鐘を鳴らす、が今更止める訳にはいかない。

レミリア「(フランもいない。あの助っ人も役に立たない! ……私が決めるしかないんだ!)」

小さい肩に圧し掛かる重圧、主人としてのプライドが、「撃たねばならない」強制観念にすり替わる。
それに押されてレミリアが最後の力を込めた右足をボールに叩きつけ飛ばそうとした瞬間。

精鋭メイドF「駄目です!」

上がってきたメイドFが、右横から思いも寄らない行動を取った。
なんとレミリアにタックルを仕掛けてきたのだ。レミリアの、焦りに操作されてた思考が空白になる。


363 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:14:03 ID:???

レミリア「(!?) メイドが、何を……!」

その時になり、やっとレミリアは他者の存在を意識した。
目の前に霊夢がいることもあって囚われてたのを自覚する。

レミリア「(そうだったわね。今やってるのは1vs1で行われるスペルカード戦じゃないんだ。サッカーだ)」

単独でも強力な吸血鬼のレミリア・スカーレット、ただ一人ではないこと。
周囲に味方がいる事を思い出せた。
紅魔館のキャプテンとしての己を思い出せた。
そして、この試合で勝たなければいけない。そう一番の目的も――思い出せた。

レミリア「そこのメイド! その足を真上に向けなさい!」
精鋭メイドF「はっ……はいっ!」

芝、メイドの足裏を土台にして……!
亡霊の領域程も高く舞い上がったレミリアは、決してボールを離すまいと両の腿で挟みつけた。
そのまま、唖然と自分を見上げるにとりとレティの頭上を越すと……
疲労困憊でもうシュートを撃つしかできないと思ってた身体が、ここに到ってとても軽く感じた。


364 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:14:39 ID:???

松山「あれは、まさかそのまま……!?」

ボールを奪われ、必死に戻っていた松山が、吸血鬼嬢の一連の動きに衝撃を受ける。
壁を飛び越え、ゴールに背を向け着地したレミリアは、ボールを軽く自らの後方へ浮かして……!

レミリア「これが、私の……!」
霊夢「っ!?」
レミリア「【プリティ降臨! オーバーヘッド・マスターオブレッドサン】よ!!」
霊夢「なぁー!?」

直前聴こえた必殺技名も衝撃的だったが、【マスターオブレッドサン】と同じ振り足のオーバーヘッドキック。

威力とスピード、どちらも規格外。霊夢がこれまで目にした【マスターオブレッドサン】の比じゃない。
結界の縛りを易々と振り払い、反応すらできない霊夢は脇腹に灼熱を感じて、真横に轢き飛ばされた。


*守矢イーグルス 2−2 紅魔スカーレットムーンズ


365 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:15:57 ID:???

実況「……あ」
観客「……っ」

レミリアの放った【プリティ降臨! オーバーヘッド・マスターオブレッドサン】がネットを喰い破ると……
まさに吸血鬼気迫るレミリアのドリブルから静まり返ってた実況席と観客席が、大興奮の波に攫われた。

実況「き、き、きっ! 決まったァ〜〜〜〜〜!!! 後半26分、紅魔スカーレットムーンズが同点!!
   ここで遂にエースの右足が火を噴いた! レミリア選手大会通算11得点目です!!
   しかし何だ今のシュートは〜〜〜〜〜〜!!?」
観客A「ワアアアアアアアアアアアアァァァァッ!!」「お嬢様! お嬢様! レミリアお嬢様ー!!!」
観客B「あ〜ちくしょう!決められちまったじゃねえべかぁ!!」「さすがにぐうの音も出ねえぜ……」
観客C「(すげえ痺れた……すんません俺これから神社の信仰すんの止めて紅魔館応援します)」

紅魔館の応援席は勿論のこと。
守矢側も同点に追いつかれた悔しさはあれど、今のシュートを認めないわけにはいかず口々にレミリアを称える
そのどちらにも組せぬ、観戦中の幻想郷の勢力関係者もまた(憮然とした顔のもいたが)賞賛を送った。

輝夜「ふん。吸血鬼風情が(やるじゃないの……)」
幽香「今のシュートには、クフェアなんてどうかしらね」
萃香「こりゃたまげたよ今のシュートは! ふふあの吸血鬼も楽しくさせてくれそうだ」
紫「(追いつかれた、か。友を想う気持ちの賜物かしら? だけどそれも乗り越えなくては話にならなくてよ)」


366 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:16:12 ID:???

しかし熱狂は不意に途切れる羽目になった。
最初に気付いたのは、近くにいた精鋭メイドFだ。彼女の見てる先で、レミリアがニィと満足げに微笑んで…
糸が切れた様に倒れ伏した。

精鋭メイドF「お、お嬢様! お嬢様っ!? メイド長、レミリアお嬢様が……!」

遠いスカーレットムーンズ陣営にいると思われたメイド長の咲夜に主の急を知らせようとすると
メイド長はすぐ近くにいた。ぐったりと力無く横たわるレミリアを抱えて、タッチラインを越える。
紅魔ベンチから、数人のメイドが出てきた。やがて医務室から緊急要請を受けた永琳も駆り出されてきた。
付き添いたいのをぐっと我慢して、咲夜は背を向け、ここまでしたレミリアの望みを達成するべく動く。

咲夜「パチュリー様……」
パチュリー「解ってる。キープレイヤーのレミィは引っ込められないから、10人で守ろうと言うんでしょ?」

頷く咲夜だが、パチュリーはそれを否定した。
咲夜が何か言いたげにする前に、考えを

パチュリー「それじゃあ負けなくても勝てないわ咲夜。だからフォーメーションはこういくわよ」


367 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:16:44 ID:???

―――@――― 
―――A――― 
―C―――B― 
――――――― 
―E―D―F― 
――――――― 
――J―I―― 
――――――― 
―――G――― 
            

@アイン
A精鋭メイドDF
Bリリカ
C妹紅
D咲夜
E小悪魔
F精鋭メイドMF
Gポブルセン
Hレミリア(*不在)
I小悪魔(ロングヘア)
Jパチュリー


368 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:17:45 ID:???

咲夜「中盤に私を加えてトリプルボランチに? これでは白黒や天狗に……」
パチュリー「私がパスを、咲夜がドリブルを未然に防げば、魔理沙達までボールは届かなくなる。
      どのみち貴女がいてもブロックやゴール前の競り合い、守備じゃ分が悪いからね。そして……」

パチュリーが、咲夜にかがむよう言ってから、そっと耳打ちをする。
一瞬、驚いた咲夜も恭順の姿勢を見せたことに安心して、パチュリーは一人黙って突っ立ってる助っ人を見る。
咲夜がまた驚き顔をして止めようとしたのを押し返して、ポブルセンの側へ向かい話しかけた。

ポブルセン「……オレに何か用があんのかよ」
パチュリー「あるわ。あちらの……松山に突っ掛かるのは、やるだけ無駄よ。貴方じゃ勝てない」
ポブルセン「何……だとォ!!? もういっぺん言ってみやがれ!!!」

掴み掛かってきたポブルセンだが、その鼻筋をナイフが掠めた。咲夜が側に控えていた。
それでも憤るポブルセンを静かに見つめながら、パチュリーは言い聞かせるように言葉を紡ぐ。

パチュリー「対決して分かった。認め難いでしょうけど、あの外来人は貴方より一段高いところにいる」
ポブルセン「あんな東洋のちんくしゃジャパニーズ風情が、ドイツで揉まれたこのオレより……!?」
パチュリー「そうは見えないでしょうね。だけど等価交換は世の理。それだけの代償を彼は払ってる筈よ。
        とにかくレミィのいない今、貴方には攻撃に専念してもらいたいの」

半ば乞う形で言ってはみたが、ポブルセンは苦虫を噛み潰した顔したまま無言。
伝えることは伝えたと、パチュリーは軽く咳き込み、咲夜に付き添われながら……ポジションについた。


369 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 20:18:06 ID:???

松山「くっ同点か……!」

スコアボードを見て、松山は奥歯を噛んだ。
パスカットを得意なパチュリーにワンツーで挑んだのはやはりまずかったのか。
レミリアのマークから離れたのは致命的なミスだったのかと、自責の念に囚われる。

松山「(悔やんでられない。あちらが10人の内に、どうやってでも決勝点を決めなくちゃ! それには……)」



どうしますか?


A フォーメーションを変える
B ポジションを変える
C 何も変えずこのままで行く
D 選手の交代を進言する
E 雪崩作戦だ!
F 君の意見を訊こうッ!(*選手名を併記してください)
G その他 作戦を併記してください


*【ワイルドイーグル】発動中です。松山のガッツ(660/900)
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


370 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 20:44:52 ID:xRBe+5Ms
B

371 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/06(日) 20:51:22 ID:kyLhhlcc


372 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 20:52:55 ID:QAAV3IFY
A

373 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 21:31:19 ID:pFixwTYs
B

374 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 21:31:25 ID:???
重要すぎて選べん・・・

375 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 21:48:24 ID:???

そんな>>374君にGKが大事な場面でオーバーラップ失敗の釈明選択の意見を訊こうッ!


B ポジションを変える


松山はメンバーの状況、次いで豪華な救護カートに乗せられ、看護されてるレミリアを一瞥してから……
追いつくための処方として、現在のシステムに添ってのポジション変更をすることにした。

松山「(システムを変えるより、今必要なのは、突破と得点の両面で勝負させて勝てる局面を作るんだ!
    今はこういう形だが……?)」


376 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 21:48:51 ID:???

――J―H――  
―――――――  
―――――――  
―――I―――  
G―――――F  
――D―E――  
―――――――  
―B―A―C―  
―――@―――  


J射命丸
I幽々子
H魔理沙
G鈴仙
Fカペロマン
E松山
Dフライハイト
Cにとり
B雛
Aレティ
@霊夢


松山「(さて誰のポジションを替えるべき? あっ、そういえばさっき幽々子さんが……)」


@霊夢→G鈴仙という風に選んでください。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


377 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 22:38:21 ID:xRBe+5Ms
E松山→I幽々子

幽々子とフライハイトのコンビは面白そう

378 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 22:41:53 ID:3Fs/vjCk
E松山→I幽々子


霊夢にとりのGK交代で霊夢を前線にってのもアリだと思うが、
そうくるとパッチェさんが日符ぶっぱしてきそうなのが何とも

379 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/06(日) 22:44:56 ID:kyLhhlcc
E松山→I幽々子

380 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 22:55:08 ID:???

E松山→I幽々子


松山「(得点しなくちゃならない状況で、この状態だと……俺が司令塔として攻撃参加していこう。
    でも今の幽々子さんは……まあいいか。他にボランチを任せられそうな選手もいないしな)」

再開前に、ポジションの変更を審判に伝えるべく歩きながら、松山はもう一度首を捻った。

松山「(あとはどうしよう? この変更だけでいいのか?)」



どうしますか?


A もっとポジションを変える
B このままで行く
G その他 作戦を併記してください


*【ワイルドイーグル】発動中です。松山のガッツ(660/900)
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


381 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 22:59:53 ID:RN0+yhGU


382 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 23:05:58 ID:6quvGWoQ
B

383 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/06(日) 23:08:20 ID:kyLhhlcc


384 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 23:10:19 ID:???
え、選手交代ならともかく
ポジションチェンジも審判に申告しないといけないの?

385 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 23:24:24 ID:???

B このままで行く


松山「よっし。変更はもういいや。後はどうにかあの二人が守る中盤を越えて一点、?ぎ取ろう!」

松山は、幽々子と腕章を交換した。(遠めでフライハイトが物言いたげにじっと見てたのには気付かなかった)


――J―H――  
―――――――  
―――――――  
―――I―――  
G―――――F  
――D―E――  
―――――――  
―B―A―C―  
―――@―――  


J射命丸
I松山
H魔理沙
G鈴仙
Fカペロマン
E幽々子
Dフライハイト
Cにとり
B雛
Aレティ
@霊夢


386 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/06(日) 23:24:46 ID:???

松山「これでこちらも手は打った。あとはどう転ぶにしても全力を尽くさなきゃ!」

レミリアの得点、ダウンして退場と続いたからか、まだ再開の笛は鳴らない。
この試合は両チーム共にアクシデントが続いたのも、影響してるのかもしれない。

松山「(戦術変更はもういいけど、近くの選手に何か言ったり指示を出すくらいはできそうだな)」



どうしますか?


A 射命丸と話す
B 魔理沙と話す
C 鈴仙と話す
D カペロマンと話す
E フライハイトと話す
F レミリアの必殺技に名前を贈る
G うごかない(*試合が再開します)


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。
>>384ちょっとミスしてました。ごめんなさい。


387 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 23:31:37 ID:xRBe+5Ms

乙でした

388 :森崎名無しさん:2009/09/06(日) 23:33:39 ID:ZTBPIqqQ
E

389 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/07(月) 00:01:14 ID:???

>>387乙感謝です! ……ってすぐ後に感謝はどうなんだろうか。
再投票します。


どうしますか?


A 射命丸と話す
B 魔理沙と話す
C 鈴仙と話す
D カペロマンと話す
E フライハイトと話す
F レミリアの必殺技に名前を贈る
G うごかない(*試合が再開します)


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。



今度こそ、ここまで。

補足です。
松山の「誰かに必殺技の名前一名様にプレゼント!」は一回限りです。
以後は警戒されます。


390 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/07(月) 00:03:01 ID:???
また修正し忘れ
「必殺技の名前一名様にプレゼント!」
松山的に言えば永遠にお蔵入りしたほうがいいですが、相手によっては気に入ってもらえる可能性も?

391 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 00:07:38 ID:PN2zINj+

そりゃ松山のネーミングセンスじゃ警戒されちゃう、よねぇ…

392 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 00:15:50 ID:LmQ7cT/+


393 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 00:18:54 ID:Od35ypPI
C

394 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 02:41:30 ID:???
いや、むしろおぜう様とならセンスは合うかもしれん

395 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/07(月) 22:35:11 ID:???

>>394
レミリア「何……? ふっ、貴い吸血鬼の血筋の私が道産子的センス合うわけないでしょう?」
普通メイド「お嬢様、香霖堂から 北○の誉れキャラメル、クリ○ネクリームキャラメルが届いております」
レミリア「何ィ!? は、早く封を切って持ってきなさい!!」



C 鈴仙と話す



松山「(スカーレットムーンズも布陣を変えたな。十六夜さんがボランチで中央か……)」

これでドリブル突破も難しくなったと思わざるを得ない。
そうなるとサイドアタックをもっと活用する必要があるが、左右にも変わらずマークが厳しい。
ドリブルが不得意なカペロマンは自力でシュートレンジまで持っていけないし、かといって鈴仙の方も……

松山「(妹紅さんの守りは、とくにドリブラーには堅固に過ぎるし……)」

それでも、カペロマンには悪いが突破の可能性があるだけ、鈴仙を頼りに指示を出してみようと松山は考えた。
しかし様子を見ると、同点にされたことで、メンバーの中で一番動揺して浮ついてるのも、その鈴仙だった。
せわしなく視線を泳がせて……スコアボード見たり時には両方のゴール見て深く項垂れたり……
ぴょこぴょこ動くウサ耳の所為か、当人の雰囲気からか、動きが何かとコミカルで、こんな状況でなければ鑑賞してしまったかもしれない。


396 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/07(月) 22:35:35 ID:???

松山「(ゴホン! とにかく、攻撃を任せる云々とか以前に、少し落ち着いてもらわないとな)」

今一度、再開の気配がないことを確かめて、鈴仙の方へ近付く。
それに気付かれた途端に……

鈴仙「っっ! な、何の用!?」

様相を一変させて、鈴仙は警戒心一色に染まった眼を松山へよこした。
まだ5mは離れてるというに、それ以上の松山の接近を拒み牽制するように、片方の手を持ち上げ浅く拳を握る。

松山「(……これじゃ落ち着かせるどころじゃないかも……何か話すにしてもここから声出すしかないか)」



どうしますか?


A 司令塔として攻撃を託すと言う
B 司令塔として攻撃には使わないと言う
C 呼吸を合わせてスイッチしてみようと言う(*要判定)
D 君を笑いにきた!
E 先程拾ってたカードを見せてもらう(*更に分岐)
F その他 発言や行動を併記してください


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


397 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 22:49:59 ID:PN2zINj+

さあ、皆さんもご一緒に!
ひーひーふー  ひーひーふー

398 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 22:52:07 ID:QyPQctS+

こういえばいいのだろう

399 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 22:59:51 ID:3poz/U8s
E

400 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 23:04:36 ID:Od35ypPI
C

401 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 23:06:44 ID:rIYNdYCo


402 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/07(月) 23:37:45 ID:???

C 呼吸を合わせてスイッチしてみようと言う(*要判定)



松山「いや……何の用かというと」

困ったように頭を掻いてから、松山は紅魔館の選手の耳に入らぬよう声を調節して話しかけた。

松山「ちょっと聞いてほしいことがあってさ。リスタート次の攻撃は左サイドを基点にしようと思う」
鈴仙「え……!?」

予想しなかった発言に鈴仙は大声を出しかけ、慌てて飲み込む。
と思ったら、松山を近くへ来るよう手招きした。距離を縮めると……

鈴仙「(どういうこと? 中央はあのメイドが入って厳しくなったのはわかるけど)」

左サイドで攻撃しても、ドリブルに滅法強い藤原妹紅がいる限り、そこから崩すのは難しい。
実際……鈴仙も、更にドリブルが得手な射命丸も一度止められてる。

松山「ああ、だから……(始まったら鈴仙さんがドリブルで小悪魔さんを抜いてほしい。それから……)」
鈴仙「(! 交差して、ボ、ボールの持ち替え……!?)」

松山はドリブル、さらにパスの選択も可能なことから、鈴仙はその案に咄嗟に頷きかけて……
ひとつ問題があることに気付いた。それは『即興でこのキャプテンとそのような芸当ができるか否か』である。

鈴仙「……」


403 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/07(月) 23:38:51 ID:???

先着2名様で


鷲の提案 → (直接要請! dice)+ → ! card
兎の躊躇 → (ペナルティ+5) → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。


鷲の数値≧兎の数値で、有利な左サイドアタックが行えます。


*鷲がJOKERの場合、必ず成功+??? 兎がJOKERの場合はカードが……


404 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 23:39:54 ID:???
鷲の提案 → (直接要請 4 )+ →  ハート2

405 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/09/07(月) 23:40:09 ID:???
兎の躊躇 → (ペナルティ+5) →  クラブJ

406 :森崎名無しさん:2009/09/07(月) 23:43:21 ID:???
この臆病すぎるウサギは…
どっかのウサギを見習えよ!
…セクハラとか【がんばりセービング】まで見習わなくてもいいからさ

407 :キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/09/08(火) 00:45:32 ID:???
きっと愛が足りないんだよ

408 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 00:55:44 ID:???

???「兎には神の愛(拳)があるじゃないか!」


鷲の提案 → (直接要請 4 )+ →  ハート2 = 6
兎の躊躇 → (ペナルティ+5) →  クラブJ = 16


松山は残り時間を気にしつつ答えを待ったが、鈴仙がその提案に承諾することはなかった。

鈴仙「(駄目……連携が取れる自信が湧かない。きっと失敗して奪われちゃう。うぅんそのまま決勝点も……)」

そんな想像上の最悪の未来を怖れて。
永琳の口にした「個人で挑むように」との言いつけに逆らう事になるのではと危惧して……
この容赦ないチームで、そんな失態をやらかした時どうなるかを思い、身震いを隠すように袖を強く掴んだ。

鈴仙「無理よきっと無理。今まで練習もしてこなかったのに、こんな急に成功させられるわけないじゃない!」
松山「そっか……うん、そうだよな」

そこで波長から僅かに彼が落胆、消沈したのを識って、鈴仙は取り繕う様に明るく言った。

鈴仙「だ、大丈夫よ! まだ同点なだけじゃない……!
   私が、今度はちゃんと左サイドアタック成功させてみせるから!」
松山「あ、うん。頼むよ!」

妙に鈴仙がやる気を見せてくれたので、松山は案が取り下げられたことを忘れて、笑顔を返す。
そうやって短い対話を終えて、松山はセンターサークルへ戻った。


409 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 00:58:25 ID:???

松山が鈴仙に指示を出そうと歩み寄った頃……(結果的観点からは上手くいったとは言えないが)
レミリア・スカーレットの文字通り全て投げ打つかの様なシュート。
それにより、同点を許した守備陣も、体勢を立て直していた。

にとり「とうとうやられちゃったね……。霊夢……大丈夫かい?」

まだうつ伏せなままで、動かない霊夢を気遣いながらも、にとりの声は苦い。
もしこの試合で自分が霊夢の代わりに立っていたら、2失点では済まなかったろうシュートの嵐。
そして至近距離から目にした、結界をまるで問題視しない威力のシュートは、にとりの心胆を凍えさせた。
それで弱気になってたせいか、手を差し伸べながらにとりは動かない霊夢に悪い想像を働かせる。

にとり「霊夢……ま、まさか……」
霊夢「平気よ……弱っちい声出すんじゃないっての……よっと」

やはり変わらずの口振りで、霊夢がぴょこりと起き上がった。
レティが近くに寄り、意識が朦朧としてるとか、ショックはないか確かめるが、表情に僅かにもその様子はない、
否……弱さを見せるどころか、身を起こした霊夢の反応はその真逆だった。


410 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 00:59:30 ID:???

霊夢「同点、か。やってくれるじゃない……!」

声を聞いてレティが思わず一歩下がった。博麗の巫女の気配と存在感がぐんぐんと増していくのを察知した。
紅白の霊力が後光のように、霊夢の全身から溢れ出したのを見て、にとりがレティの腕を掴む。

にとり「(ち、ちょっとレティこれ、こりゃまるで!)」
レティ「(まるで異変解決の時の巫女ね……本気を出したということなの?)」


*霊夢(GK時)の決死結界が発動しました。


【境界の内側の不思議な巫女】


*二回吹き飛ばされてゴールされると発動。発動後からは消費ガッツ2倍
*セービング、せりあい能力+3 【博麗弾幕結界】使用可能。【博麗大結界】の消費は240のまま。
*所属チームがリードすると効果消滅。


*幽々子、雛、霊夢の3人が決死結界発動しています。これ以上は発動できません。
*キープレイヤーのレティが発動させた場合、誰か一人の決死結界が強制解除されます。


411 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 01:01:39 ID:???

霊夢「(……決死結界発動はいいけど、残りの体力を考えると喜んでられないわね……)」

ちらりとイーグルス布陣を見ると、いつの間にかポジションが変更されてたようで、霊夢は眉を寄せた。
松山が司令塔のI番の位置に変わったみたいだが、さっそく失敗でもしたのか浮かない表情をしている。
紅魔館の方も、咲夜を動かして中盤強化など……レミリアの同点劇によって、両チーム大きく動いていた。

もう一度、キャプテン松山の浮かない顔つきを見て、霊夢はこっそり息を吐いた。

霊夢「(なんか……不安だわこりゃ)」

そこで再三のゴールネットの修繕も終わって、後半再開の笛がついに鳴らされた。
待ちくたびれたと観客の大きな声援が。
先の通りに、まずボールを持ったのは鈴仙。
左サイドライン際を上がるところで、ショートヘアの小悪魔が阻止にかかった。

小悪魔「よーし臆病兎なんかにゃ負けないっ! ボール頂きだ!」
鈴仙「い、いくら何でもあんたなんかに負けないんだからっ!」


412 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 01:02:14 ID:???

先着2名様で


鈴仙→ ! card 【ドリブル】50 + (???→ ! card) +(カードの数値)=
小悪魔(ショート)→ ! card タックル 48 +(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 鈴仙が突破して、妹紅と勝負か!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(射命丸がフォロー)(こぼれ球・ランダム)(咲夜がフォロー)
≦−2→ 弱気な時って事は上手く運ばないよね



*鈴仙のマークがダイヤかハートの場合、【マインドシェイカー】が発動します。
*鈴仙の【マインドシェイカー】には、ダイヤの場合、転倒効果-4が、ハートの場合-2が発生します。

*妹紅の数値が7以上の場合、【正直者の死】(*相手の必殺ドリブル発動を無効)が発動します。
*???のマークがダイヤ・ハートの場合、???の数値の1/2を鈴仙の数値に加算します。
*???のマークがスペードの場合、しかし何もおこりません。
*???のマークがクラブの場合、鈴仙のカードを生贄にします。
*???のマークがJOKERの場合……?


補足・補正については>>33-34を参照してください。


今日はここまで。


413 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 01:02:36 ID:???
また失敗を、訂正しますね

414 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 01:03:20 ID:???

先着2名様で


鈴仙→ ! card 【ドリブル】50 + (???→ ! card) +(カードの数値)=
小悪魔(ショート)→ ! card タックル 48 +(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 鈴仙が突破して、妹紅と勝負か!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(射命丸がフォロー)(こぼれ球・ランダム)(咲夜がフォロー)
≦−2→ 弱気な時って事は上手く運ばないよね



*鈴仙のマークがダイヤかハートの場合、【マインドシェイカー】が発動します。
*鈴仙の【マインドシェイカー】には、ダイヤの場合、転倒効果-4が、ハートの場合-2が発生します。

*???のマークがダイヤ・ハートの場合、???の数値の1/2を鈴仙の数値に加算します。
*???のマークがスペードの場合、しかし何もおこりません。
*???のマークがクラブの場合、鈴仙のカードを生贄にします。
*???のマークがJOKERの場合……?


補足・補正については>>33-34を参照してください。


疲れが溜まってるかなあ。最近不注意なミスが多くて……


415 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 01:03:52 ID:???
鈴仙→  クラブJ  【ドリブル】50 + (???→ クラブK ) +(カードの数値)=

416 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 01:09:17 ID:???
小悪魔(ショート)→  ハート8  タックル 48 +(カードの数値)=

417 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 01:09:38 ID:???
小悪魔(ショート)→  スペード7  タックル 48 +(カードの数値)=
鈴仙しんでまうん?

418 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 01:10:05 ID:???
小悪魔(ショート)→  スペード4  タックル 48 +(カードの数値)=


419 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 22:02:56 ID:???

>>417「大丈夫ですじゃ。サ○マドロップ舐めて見守りましょうですじゃ」

        
鈴仙→       【ドリブル】50 + (???→ クラブK ) +(カードの数値)= 50
小悪魔(ショート)→  ハート8  タックル 48 +(カードの数値)= 56
≦−2→ 弱気な時って事は上手く運ばないよね



中央側から身体を寄せてきた小悪魔を、抜こうと意識を固めた時に

鈴仙「(え……っ!? 何、急に力が抜け……!?)」

鈴仙は急に全身の力が、どこか他の一点に吸い込まれるそんな悪寒を味わった。
ドリブルのキレもスピードも目に見えて落ちて、小悪魔を狂気に堕とすどころじゃなくなってしまう。
当然、ブレザーのポケットの奥で、一枚のカードが妖しく明滅したのに気付くこともなかった。

小悪魔(ショート)「そ〜れもらいっ!」

たおやかな物腰で、司書としても働く小悪魔(ロング)と違い
悪戯好きで陽気な性格、悪魔というよりは妖精に近い小悪魔(ショート)は、鈴仙の変調に頓着しなかった。
あっさりボールを攫い、逆にサイドアタックをやり返す形となる。

フライハイト「これ以上は進ませないぞ!」

フライハイトがサイドをカバーに向かってきたのを見て、小悪魔はあっさりとドリブル突破を諦めた。
得意なのはこちらとばかりに、正確に主人のパチュリーの位置を見極め、パスを出す。

フライハイト「(今は悪い流れだ……ここで通せない!)」


420 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 22:03:36 ID:???

先着2名様で


小悪魔(ショート)→ ! card 【パス】 48 +(カードの数値)=
フライハイト→ ! card 【パスカット】 53 +(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 小悪魔のパスが前線へ繋がる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(雛がフォロー)(紅魔館のスローイン)(パチュリーがフォロー)
≦−2→ フライハイトがカット成功!


*小悪魔のマークがダイヤの場合、【トップスピンパス】(*補正+4)が発動します。


421 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 22:10:29 ID:???
小悪魔(ショート)→  ハート4  【パス】 48 +(カードの数値)=

422 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 22:11:58 ID:???
フライハイト→  クラブ6  【パスカット】 53 +(カードの数値)=

423 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 22:47:54 ID:???

小悪魔(ショート)→  ハート4  【パス】 48 +(カードの数値)= 52
フライハイト→  クラブ6  【パスカット】 53 +(カードの数値)= 59
≦−2→ フライハイトがカット成功!


フライハイト「取ったぞ!」
小悪魔(ショート)「うぇっ!?」

左サイドをカバーするボランチ同士の対決は、フライハイトがパスのタイミングを完全に読み、勝利した。
ボールをインターセプトした流れのまま、中央に流れたフライハイトは、咲夜に詰められる前にパスを出す。

フライハイト「それっ! (……今度こそ頼むぞ!)」



先着で


誰に届くかレインボーパス → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値とマークで分岐します。


ダイヤ→ 松山に! (*行動選択)
ハート・スペード→ もう一度鈴仙に!
クラブ→ サイドチェンジしてカペロマンに!
JOKER→「これはパスじゃない! これは……ウイニング・ザ・レインボーだ!!」


424 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 22:49:15 ID:???
誰に届くかレインボーパス →  スペード5

425 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 22:50:27 ID:???
不安だ…

426 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 23:08:13 ID:???

誰に届くかレインボーパス →  スペード5
ハート・スペード→ もう一度鈴仙に!


フライハイト「(小悪魔選手も上がった今が、サイドアタックを成就させる好機だ!)」

迷わずフライハイトは、低めのパスを正確に鈴仙の足元へ届けた。
受けた鈴仙は、奪われたばかりというのに、すぐまた自分に預けてくれたのを不思議に思い……
同時に、僅かに、イーグルスへ頑なに閉ざしていた心を少しだけ開いた。

鈴仙「(べっ、別にっ、ちょっとジーンと来たわけじゃないんだからっ!)」

そう思うのと裏腹に、鈴仙は気合の篭もったドリブルを開始した。
個人の勝負のみならず、今度こそ得点機を演出しようと走り出す。

鈴仙「(今は図書館の使い魔もいない! だけど速攻でクロスを上げるには藤原妹紅を突破しないとならない。
    突破にまごついてたら、メイド長の戻る時間を与えることになるし……
    こういう場面どうするのが最善なんですか師匠……!)」


427 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 23:08:38 ID:???

先着で


鈴仙(と???)の判断 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値とマークで分岐します。


ダイヤ→「スイッチ……試してみよう!」
ハート→「ここは天狗にパス……よね」
スペード・クラブ→「もう一度、妹紅と勝負よ!」
JOKER→ その時、迷う鈴仙に謎の声が聴こえた!


428 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 23:09:07 ID:???
鈴仙(と???)の判断 →  スペード2


429 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 23:15:06 ID:???
うどんげ頑張れ!

430 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 23:52:17 ID:???

鈴仙(と???)の判断 →  スペード2
スペード・クラブ→「もう一度、妹紅と勝負よ!」


迷う鈴仙がよすがとしたのは、やはり師である八意永琳の言葉だった。
他者とはいえ、敬愛し尊敬する者の言葉はやはり大きい。それに従う間は鈴仙の顔から惑いも去っていく。
傍目には、敗れた相手に果敢に挑むと見えて、その勇気に感心する観客もいれば、無謀と断ずる者もいた。

てゐ「ありゃあ。また真正面から挑む気みたいですね」

てゐが席から見守る中、鈴仙の抜く気を感じ取って、妹紅が生意気なと言いたげにボールを奪いにかかった。
激突するまで、あと数瞬。その間にてゐは主人の姫君の横顔を一瞥した。

輝夜「……………………」
てゐ「(うわーお。ありのまま感情を言語化したなら……
    一度ならず二度までも妹紅いい気にさせたらお仕置きよ因幡! ってとこかね!)」


431 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 23:53:49 ID:???

月の姫の心を微細に読み取るや否や……
てゐはいかにも何か企んでますと、にんまり破顔して、周囲の名無しウサギ達と一緒に声援を贈る事にした。

名無し兎「そっ、そーですね! みんなで応援すればきっと鈴仙様は期待に応えてくれますよね!」
名無し兎「さんせい」「賛成賛成ー」「イエッサフィクサー!!」「ねえ前から気になってたんだけど何それ」

(子飼いの者も含めて)反論がないことを確認してから、てゐはさらに煽る。
横の輝夜はその様子を胡乱そうに見たが、口を挟みはしなかった。

てゐ「そうそう鈴仙ちゃんには期待に応えてもらわなくっちゃ! じゃ、声揃えていくよ〜!」

兎達の心は一つに。
西側観客席から試合をを見守る永遠亭応援団が一致団結して、彼女に大音声エールを送る!

兎達『がんばれがんばれ鈴仙様〜〜〜〜〜〜〜!!!』
               (妹紅た〜〜〜〜〜〜ん!!!)

熱い声援は、他の観客達の声を裂いて、鈴仙の、妹紅の耳にも確かに届いた。
鈴仙は一瞬のみ顔を伏せ、しかしドリブルの迫力が増した。
対する妹紅もまた、その気力の充実を喜ぶように守備での集中を高める。

鈴仙「てゐ、みんなまで……! ここは絶対に負けられない……負けるもんですか!!」
妹紅「(仲間の声援に背中を押されて、か……そういうの力になるのか見せておくれよ!)」


432 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/08(火) 23:54:32 ID:???

先着2名様で


鈴仙→ ! card 【ドリブル】50 + (???→ ! card) +(カードの数値)=
妹紅→ ! card 【タックル】50 + (完全で瀟洒なメイド+3) +(カードの数値)=


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 鈴仙「やりました師匠! やったわみんな!」
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(射命丸がフォロー)(こぼれ球・ランダム)(咲夜がフォロー)
≦−2→ 妹紅が止めた。現実は無情であるウサ!



*鈴仙のマークがダイヤかハートの場合、【マインドシェイカー】が発動します。
*鈴仙の【マインドシェイカー】には、ダイヤの場合、転倒効果-4が、ハートの場合-2が発生します。

*妹紅の数値が7以上の場合、【正直者の死】(*相手の必殺ドリブル発動を無効)が発動します。
*???のマークがダイヤ・ハートの場合、???の数値の1/2を鈴仙の数値に加算します。
*???のマークがスペードの場合、しかし何もおこりません。
*???のマークがクラブの場合、鈴仙のカードを生贄にします。
*???のマークがJOKERの場合……?


補足・補正については>>33-34を参照してください。


今日はここまで。


433 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 23:55:22 ID:???
鈴仙→  ダイヤ3  【ドリブル】50 + (???→ ダイヤ9 ) +(カードの数値)=

434 :森崎名無しさん:2009/09/08(火) 23:55:56 ID:???
妹紅→  スペード4  【タックル】50 + (完全で瀟洒なメイド+3) +(カードの数値)=


435 :森崎名無しさん:2009/09/09(水) 00:02:34 ID:???
抜いた…!

436 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/09(水) 18:11:57 ID:???

>>435
妖夢「急に楼観剣を抜いて振り回したくなってきました」


鈴仙→  ダイヤ3  【ドリブル】50 + (???→ ダイヤ4) +(カードの数値)= 57
妹紅→  スペード4  【タックル】50 + (完全で瀟洒なメイド+3) + (-4) +(カードの数値)= 53
≧2→ 鈴仙「やりました師匠! やったわみんな!」


声援を飛ばした直後、鈴仙のドリブルに一層の力が篭もるのを見て、てゐは意外そうに目を瞬かせた。

てゐ「(あれ〜? 敗戦した相手に向かうときに応援されたら、プレッシャーで鈍ると思ったんだけどな?)」

イーグルスの勝利に一片の興味も抱いてなかったてゐは、鈴仙がお仕置きされる姿こそ愉しみにしていた。
人の悪い加虐心を優先させたわけだが、予想外の頑張りを見せた鈴仙に、てゐも目論見を消却させる。

てゐ「(しょうがないね〜偶には純粋に応援したげるか)抜きなよ鈴仙〜〜〜〜〜!!!」

それがますます鈴仙を(いい方向にだが)調子に乗せた。
敗戦の記憶におどおどすることもなく、真正面から妹紅の姿を視界に収める。
同時に、先は力を吸い寄せられた感覚が反転。不思議と力が流れ込んでくる感覚も加わった。

鈴仙「(これならいけるわ!) この赤い目を見て踊りなさい!」
妹紅「何、しまっ……っ!」


437 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/09(水) 18:12:32 ID:???

古く昔から、妹紅には見飽きた人を狂わす月の光。
それと効果を同じくする月兎の瞳などに、もはや翻弄される事もないとたかを括っていたが……
距離も遠近感も狂わされ、足運びが急速に乱れてしまう。踊り転倒した妹紅の右横を、鈴仙は駆け抜けた。
予想を越えた鈴仙の速やかな突破に、松山が快哉をあげて、その後を追い守備に戻ってきた咲夜の顔が強張る。

松山「よしっやったぞ鈴仙さん!!」
咲夜「(いけないこのままでは……!)」

ここぞとばかり攻撃参加する松山を追いかけながら、咲夜は即座に行動の取捨選択をした。
既にペナルティエリアで待ち構える魔理沙と射命丸には、何ら手を打てない。
アインとA番を信じて任せるだけになる。それなら逆に、今の自分にできることは……

咲夜「(このキャプテンにボールが上げられたなら、何としてもクリアを……せめてコーナーに逃れないと!)」

左サイドから鈴仙は、エリア内でシュート可能な味方の数を横目で確かめた。
中にいるのは、不敵に笑って見せる魔理沙、疲れを隠して備える射命丸。そしてPA内に走り込んだ松山の3人。

鈴仙「ようし、ここで決められるのは……!」


438 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/09(水) 18:13:05 ID:???

先着で


センタリングの行方 → ! card


と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値とマークで分岐します。


ダイヤ・ハート→ 松山「よし、これだ!」
スペード→ 魔理沙「私が決める! 決勝点だぜ!」
クラブ→ 射命丸「ここは無理をする場面でしょうか」
クラブA・JOKER→ 鈴仙「決められるのは……私ねっ!」


*ダイヤ・ハートの場合、数値が7〜Kで【雪おろしオーバー】 A〜6で【ヘディング】
*スペードの場合、数値が8〜Kで【ドラゴンメテオ】 4〜7で【ブレイジングスター】A〜3で【ヘディング】
*クラブの場合、数値がJ〜Kで【疾風迅雷】4〜10で【ヘディング】2〜3で【トラップ】


出かけてきます。続きは後ほど。


439 :森崎名無しさん:2009/09/09(水) 18:26:53 ID:???
センタリングの行方 → ハート4

440 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/09(水) 20:31:10 ID:???

センタリングの行方 → ハート4



センタリングを上げる直前にエリアに進入した松山を見て、鈴仙も腹を決めた。

鈴仙「(ここまで上がってきたってことは、自信があるってことよね!?)」

既に1得点ずつ挙げてるFWの二人より、攻撃参加してこなかった松山に合わせた方が虚を突ける。
そう思った鈴仙は、ファーサイドの松山の位置に向けて、ボールを高く浮かせた。

松山「よし! (だけど、これは……)」

ボールの高さは、オーバーヘッドではなく、ヘディングにいくべき高さだった。
以前ならばヘディングしても額が触れるのが精一杯の、到底シュートに力を出し切れない高度だが……
今の跳躍力から想定して……ヘディングでこそハイボールへの強さを最大限に発揮できる。そう勘が訴えかける

松山「(それに後ろから重圧が……ここはどう撃つ!?)」



どうしますか?


A ヘディングを叩き込む!
B 雪おろしオーバーヘッドだ!(*【ワイルドイーグル】の浮き球補正は適用されません)
C 意表を突いてポストプレイだ!


*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


411KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24