キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【目指せ】キャプテン松山15【SSP】
1 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/09/29(火) 18:45:31 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。
紅魔カップに優勝! したはいいが問題は山積み! そんなで15スレ目到達。 今後もよろしくお願いします。
前スレ
【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1251024312
登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。
860 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/23(金) 21:53:42 ID:???
どうしますか?
A アルバイトの話を進める
B アイテム授与の話をする
C コルネットの家族構成について訊いてみる
D 唐突だが馬車の居心地について訊いてみる
E 貸し倉庫の話をする
F その他 コルネットに対しての発言や行動を併記してください
*後2回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
861 :
森崎名無しさん
:2009/10/23(金) 21:59:54 ID:lga3y3wo
B
862 :
森崎名無しさん
:2009/10/23(金) 22:12:00 ID:UtHcpU6I
B
863 :
森崎名無しさん
:2009/10/23(金) 23:05:23 ID:pg651QW6
B
864 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/23(金) 23:43:59 ID:???
B アイテム授与の話をする
松山は先ずアイテム授与の話から切り出した。
確かに優勝には貢献した。だがイーグルスを離脱したことまで包み隠さず話した上で……
自分に授与されるのかで、コルネットの言葉をじっと待つことにした。
コルネット「おぉ、なるほど……今日の用向きはそれですかな?
確かに……チームを優勝まで引っ張ったのは、松山君の力によるところが大きい。
しかし今の松山君は、そのチームのメンバーでないわけですしな……」
松山「そうですよね……」
至極当然の言葉が返されたが、松山はそれも想定していたので然程落胆はしなかった。
いや、むしろホッとしてるのかもしれないと、自分の気持ちを不思議がる。
松山「(貪欲にか……だけど、こうなって安堵してる自分もいるから不思議だよね)」
コルネット「考え中なところ悪いですが、授与されないと決まったわけではありませんぞ?」
松山「えっ!?」
見ると、コルネットはいつの間にか、鍵束らしきものを持っていてじゃらりと鳴らした。
その一つを外すと、松山の手を開かせて、ぽんと鍵を乗せてくれる。そして店奥に安置された宝箱を指し示した。
コルネット「その鍵を使って、この箱を開けてみてください。
開けるまではアイテムが有るか無いかわからないですしな」
松山「(え〜? 一体どういう展開? でも……とりあえず開けてみるか!)」
865 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/23(金) 23:44:57 ID:???
先着で
コルネットのアイテム授与? → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
JOKER・ダイヤ・ハート・スペード→ そこにはアイテムが!(*後判定となります)
クラブ→ 残念アイテムはなかった……
クラブA→???
866 :
キャプテン井沢
◆Uh398zNy5g
:2009/10/23(金) 23:45:50 ID:???
コルネットのアイテム授与? →
ダイヤQ
867 :
森崎名無しさん
:2009/10/23(金) 23:50:58 ID:???
引きからして>>866の井沢さんのニセモノだな
返せ!引きは悪いけどノリはいい、僕らの井沢さんを返せ!!
868 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 00:06:14 ID:???
コルネットのアイテム授与? → ダイヤQ
JOKER・ダイヤ・ハート→ そこにはアイテムが!(*後判定となります)
錠前を外して、古めかしい宝箱を開けると、そこには何かが入っていた。
何かと思い、箱の底に手を伸ばして取り出してみる。
松山「こ、これは……っ?」
先着で
コルネットの不思議なアイテム → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→【ジャックナイフ】覚醒の書
ハート→【インターセプター】覚醒の書
スペード→【ゴールデンボール】
クラブ→【グリンガムの鞭】
JOKER・ダイヤ10以上→ なんと別世界の誰かの手だった!
869 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 00:07:32 ID:???
コルネットの不思議なアイテム →
スペードK
870 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 00:51:24 ID:???
コルネットの不思議なアイテム → スペードK
スペード→【ゴールデンボール】
松山が取り出したそれは、全体が黄金色に輝くサッカーボールだった。
その眩しさと直面した松山は、思わず手を離してしまい、同時に失策に気付き痛恨の思いで頭の中が埋め尽くされる。
松山「うひょわ!? 金塊がー!? ってあれ、ボー……ル……?」
一瞬想像して身震いした音とは違い、耳慣れたボールが転がる音に松山は唖然としてその先を見つめる。
最初目にした通り、金色に輝いてはいるが、それは間違いなくサッカーボールに他ならなかった。
松山「こ、これ、宝箱の中に入ってたんですよね」
コルネット「そのようですな」
おそるおそるコルネットに聞いてみると、彼は平然と頷き返すだけ。
黄金のボールはまだ転がり続けて……店の壁にぶつかると停止した。松山は近づいてから慎重に手を伸ばす。
871 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 00:52:01 ID:???
松山「お、黄金なんて触るの……って、あれ、この感触は」
革の感触、慣れ親しんだ重さ。松山は、拾い上げたボールをしげしげと見て、店中であるがリフティングを始める。
それをしてる内、気構えたのが馬鹿らしくなってしまう。だが、続けてる内に松山はまた別の衝撃を受けた。
松山「(な、何だこのボールは……まるで体の一部になったみたいに吸いついて……!?)」
それは扱いやすいとかいう範疇ではなかった。松山の意思に呼応するように回転がかかったりする。
あっという間に松山は、リフティングの自己最高記録を塗り替えてしまった。
まるで……この黄金のボール自体が、技術を助長し同時に高めていくかの様で……
やがて畏怖を抱き、体が強張りボールを零してしまう。ボールはまたも壁際に転がるが放つ光は減じてない。
松山「(このボール……一体何なんだ? とんでもない物を手に入れちゃった気がする……)」
*松山が【ゴールデンボール】を手に入れました。
*練習した際に、判定の数値にdiceの数値が加算されます。
*一度【ゴールデンボール】を使った練習には、以降は効果は発揮されません。
872 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 00:52:48 ID:???
松山「(とんでもない代物だけど、これが俺が紅魔カップで頑張った成果……うん! だよな!)」
慄然とはしたが、そうと思えばボールの放っていた輝きも見る印象が変わってしまうもので
現金だなと苦笑を交えつつ、松山はボールをバッグに仕舞って、椅子に座りなおしたコルネットに向かって礼をする。
松山「ありがとうございます。急に押しかけて無理言ったみたいなものなのに……」
コルネット「いやいや。むしろ松山君はもっと積極的になったほうがいいと思いますぞ? ……色々と」
瞬間的に、古狸モードに切り替わったコルネットの作った厭笑いに苦笑を返して
松山はもう完全に日が落ちた外の風景を見て、用件も急ぐ必要があるのを再確認した。
松山「コルネットさん、あの……」
873 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 00:53:05 ID:???
どうしますか?
A アルバイトの話を進める
B このお店について訊ねる
C コルネットの家族構成について訊いてみる
D 唐突だが馬車の居心地について訊いてみる
E 貸し倉庫の話をする
F その他 コルネットに対しての発言や行動を併記してください
*後1回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
人気投票はこちら。
http://capmori.net/vote/vote2a/bbs.cgi
さらばブラックボール……?
今日はここまで。お疲れ様でしたー。
874 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 01:03:35 ID:08T9ik7A
E
875 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 07:47:02 ID:GtdPnXR2
E
876 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 07:54:12 ID:embA0PjE
E
877 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 17:30:48 ID:???
E 貸し倉庫の話をする
松山は話をするその前に、先に肝心の倉庫の代金、一週間分の700円をコルネットに支払うことにした。
律儀に筋を通しに来たことに、コルネットは破顔して、しかし受け取るや勘定をして懐に仕舞う。
コルネット「確かに。うん? そういえば倉庫の場所は教えたかな?」
松山が教わってないこと、知らないことを素直に口にすると、コルネットは自分の額をぴしゃんと叩いた。
すぐに家のLの場所に納屋を改修した倉庫があることを教えてくれる。
更にコルネットは自慢げに、そこには仕掛けがあるとも言った。
松山「仕掛けが……泥棒対策ですか?」
コルネット「賊が入ったとしても、初志を徹するには大層難儀するでしょうな。ほっほっ……ほっとそうそう」
コルネットは椅子の上に置いた先刻の鍵束を拾い上げると、先とは別な鍵を松山にほいっと投げて渡した。
受け取りやすい緩やかな速度で落ちてくる鍵を、右手で軽くキャッチする。松山用の倉庫の鍵らしい。
コルネット「それさえ持ってれば、倉庫を利用できますぞ。
ああ〜! それと倉庫には 『番人』 がおりますので、そちらを刺激する行動は謹んでください」
松山「(ば、番人!? あの家、他に誰か住んでるの!?)」
コルネットの話し振りだと、どこか危険な匂いを嗅ぎ取らずにはいられない。
この鍵は錠前を開くのと同時に、番人に示す倉庫の利用権も兼ねるとのことなので……
松山は固唾を飲んで、鍵を決して失くさぬようにキーホルダー類の購入も検討した。
878 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 17:31:23 ID:???
倉庫については、今回は一週間分の支払いだが、次回はまとめて支払うのも可能という話で締め括られた。
次いで家の契約期間と宿代の話になったが、コルネットは松山が働き口を見つけたらと言ってくれた。
何回目かの深々とお礼をしてから、松山はそろそろ空いた腹を意識して、店を出ることにした。
松山「それじゃ、コルネットさん。まだ俺行くところがあるんで失礼します」
コルネット「ふむ……こんな時間から、ですか?」
暫し思案顔をした後、コルネットはポンと手を叩くと、次にカウンターの銀色の呼び鈴を鳴らした。
彼の一連の挙動に、松山はどう反応してよいものやらわからず、やっぱり問いかけることに。
松山「あの……何かあるんですか?」
コルネット「こちらでも日が落ちると危険が増える話ですからな。そこで……おっと来た来た」
呼び鈴の音がして、一分も経たぬ内に店の奥(おそらく渡り廊下を挟んだ生活スペース)から誰かやってきたようだ。
879 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 17:33:47 ID:???
先着で
冒険のお供に用心棒! → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ 奥さんに店を任せて、コルネットが同行!
ハート→ コルネットの奥さんが出てきた! 美人だ!
スペード→ 金色に赤い十字の軍服姿の、がっしりした戦士
クラブ→ 黄金の竪琴を携えた銀髪のキザっぽい青年
クラブA→「コルネットさん、呼びました?」その時店の空気は凍(ry
JOKER→ コルネットと同じ紫髪の活発な少年だ!
*松山が【倉庫の鍵】を手に入れました。
*家で倉庫を利用できるようになりました。期限は七日間。場所は>>832のL、>>834の?です。
*松山の所持金が減りました。36710→36010
出かけてきます。続きは後ほど。
880 :
キャプテン井沢
◆Uh398zNy5g
:2009/10/24(土) 17:36:25 ID:???
冒険のお供に用心棒! →
ハート8
881 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 18:16:43 ID:???
トルネコの奥さんって今の松山と変わらない年齢のときに子供産んでるんだよな…
882 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 21:03:48 ID:???
>>881
16歳の頃という説ですね。他の導かれし者達(とくに5章)と違って幸せな御方です。
冒険のお供に用心棒! → ハート8
ハート→ コルネットの奥さんが出てきた! 美人だ!
??「あなた、今呼び鈴の音が……あら? お客様がいらしてたのね」
入り口をくぐって、やってきたのは淡い黄褐色の髪に、同じ色の穏やかで優しい眼差しをした若い女性だった。
彼女はコルネットの半歩後ろで止まると、松山にペコリと頭を下げて、丁寧な挨拶をする。
ナナ「はじめましてお客様。私はこちらで道具店を営んでるトル……コルネットの妻のネ……
コホコホ。コホン……。ナナと申します」
松山「……………………………………は?」
松山は、コルネットの娘さんかと思える程うら若い女性、ナナの挨拶を受けて……全身是凝固する。
ナナ……さんの挨拶もちょっと語りがおかしかったが、発言内容には特に聞き逃せない部分があったからだ。
固まってる松山を見て、可憐な笑顔を潜めたナナは小首を傾げて、すぐ傍らのコルネットに話しかけた。
何も知らぬ人が二人の関係を問われれば、親子と思い、青紫と亜麻色で違う髪の色などを不思議がるだろう。
そんな道具店夫婦の会話が、松山そっちのけではじめられた。
883 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 21:05:12 ID:???
ナナ「あなた、お客の子が難しい顔をしてるけど……私、ひょっとしたら商売の邪魔をしたのかしら……」
コルネット「い〜やそんなことはないよ! 第一ナナを呼んだのは私だからね」
ナナ「よかった……私、あなたのお仕事の邪魔だけはしたくないの。夢を追うあなたの姿が一番素敵だもの……」
コルネット「ああ、ナナはほんとに私なんかには過ぎた妻です。ナナのため……愛する家族のため!
これからだってこれまで以上に私は一生懸命頑張りますですよ!」
松山「 」
店内が、薄桃色した幸せいっぱいな輝きで覆われていく。
きっと錯覚と思いつつ、二人を包む輝きに触れると全身が壊死でもするかの様にじりじり後退してしまう。
しかしども、たった今幻想郷に生まれた新たな概念の幻想は、どれだけ下がろうと松山の領域を侵犯してくるのだ。
ナナ「頑張って……私、あなたみたいな素敵な人に巡り逢えてとてもしあわせよ……愛してるわあなた」
コルネット「ナナ……」
そこでナナがつま先立ちになり、瞳を閉じた。
二人の顔が近づくのを目の当たりにし、とうとう松山も傍観を投げ出さざるを得なかった。
884 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 21:07:24 ID:???
松山「あ、あああああ〜のっ! お、俺お腹空いてるからこれでっ!」
辛抱堪らず、叫ぶやバッグを掴むと、頬を赤く染めて食い入るように見てたシャンハイの襟を掴んで店を飛び出す。
出口扉を抜ける直前、最後に目にしたのは、コルネットと、その後ろで縮こまって赤面してるナナの姿だった。
松山「(くっ、コ、コルネットさんは恩人なんだからなっ! 決して殴りたくなったりしてないんだからなっ!)」
輝きに心の目を焼かれて流れた涙を払うように必死で走って、走って……
当然迷子になった松山は、慌てて追いかけてきたナナに発見されて、コルネットの店前まで戻ることに。
ナナの話によれば、これから彼女が松山の道案内をすることに話が決まったのだそうだ。
ナナ「私が人里を案内するわね。松山くんはどこへ行きたいの?」
松山「…………」
885 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 21:07:38 ID:???
どうしますか?
A 空腹なら食べ物だ! 飲食店へGO!
B 新居なら祝い酒だ! 酒屋へGO!
C 稗田のお屋敷へ行ってみる
D コルネットのお店に戻ってみる
E サッカーコートの見学に行こう
F ぶらぶら適当に歩き回ろう
G その他 行動を併記してください
*後2回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
886 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 21:15:21 ID:v6GuNqxg
B 新
田のお屋敷へ行ってみる
と読んでしまった
とりあえず
Aに投票
887 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 21:22:40 ID:Ao95ie5w
A
888 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 21:25:31 ID:embA0PjE
A
889 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 22:09:57 ID:???
>>886
登場後さっそく枠外したり、即送還されてログアウトしたりの新田が屋敷を構えてるとはこの海のリ(ry
A 空腹なら食べ物だ! 飲食店へGO!
松山が答える前に、ナナはさっき店を飛び出す際の松山の発言を鑑みて人里の精肉店や八百屋に行こうと言ってきた。
コルネットが里で店を出して以来、買い物に出ていたナナにはご贔屓にされてる店も多いらしい。
感心した松山がまた何か言うのを遮るように、何故だかナナは解せない事柄に直面したような難しい顔をした。
ナナ「でもあんな安い値段で販売してたら、仕入れ値からしてお店の売り上げは……ぶつぶつ」
その時のナナには、迂闊に声をかけたりし難い貫禄が見え隠れしていた。
きっと新築道具店の奥さんなりに人里のお店に意見があるんだろうと、松山はそう解釈した。
松山「やっぱりこれから行くお店は安かったりするんですか? そうだったら助かるなあ」
ナナ「安いのは確かなんだけど……もっと高く売りさばいていいと思うの。そうね。私なら五倍増しの値段で……」
松山「そうなったらお店儲かりますよね!(お客さん来なくて潰れるだろうけど……ジョークにはのらなくちゃな)」
年上の女性相手でそれなりに会話が弾むのも久しぶりと、松山は楽しみながらナナの道案内を受けた。
道具店の経営で培ったのか、ナナの説明はとても上手で、目移りする店があってもつい耳を傾けてしまう。
松山「(説明がすごい親切で丁寧だし、優しく笑いかけてくれるし……
もし店員にこんな人がいたら、品物が多少高くても買っちゃうかもなあ。五倍は絶対ないけど)」
やがて、松山はナナもよく訪れる飲食店が並んでる通り付近にやってきた。
すぐ近くには、食材が置いてる店もある。ここに来れば一通り何でも揃いそうだった。
松山「だけどどこも閉店寸前だ……もう少し遅れてたら何も買えなかったな。今なら間に合うどこに寄ろう?」
890 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/24(土) 22:10:53 ID:???
どのお店に行きますか?
A 焼き鳥屋さん
B ライバルの鰻直売り店
C 食すと痺れる評判の鰻屋
D なんだかどんより暗い肉屋さん
E 美味しい油揚げが自慢の豆腐屋さん
F 本格中華料理店
G 兎肉料理専門店
H その他 foodと書き込んでください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
人気投票項目にナナが追加されました。
891 :
ラインライダー滝
◆lLi06nuZOA
:2009/10/24(土) 22:15:19 ID:JBBRpHQ6
G
新田かぁ……
892 :
ラインライダー滝
◆lLi06nuZOA
:2009/10/24(土) 22:16:15 ID:???
またやってしまったorz
不注意ですいません
893 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 22:23:22 ID:g5B7djpM
C
894 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2009/10/24(土) 22:47:25 ID:Fb9h6u/I
C 蒲焼にすると美味いぞ
895 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 23:01:53 ID:v6GuNqxg
C
896 :
森崎名無しさん
:2009/10/24(土) 23:58:33 ID:Y6TUzYYM
E
897 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 00:32:45 ID:???
>>891
いえいえ気にせずにー新田は潜在能力は抜群な筈がなかなか良い出番には恵まれませんね。
他スレですが、山森と決勝で見えるのも果たせなかったし。
>>894
ギャーイク(省略されました
C 食すと痺れる評判の鰻屋
松山が店を選ぶ前に、ナナが参考になればと私評を述べてくれた。
説明を聞く限り、どの店もとても美味しいという結論になるが、その中でも松山が惹かれる宣伝句があった。
松山「そんなに美味しいうな重のある店なんですか?」
ナナ「閉店間際まで頑張ってるお客さんもいる位よ。ううん大丈夫心配しないで。……私が顔が利くから」
話によれば昼のランチタイムはいつでもほぼ満員。虜と言って差し支えない者は開店前から熱心に並ぶらしい。
食事を終えて揃って口にされるのが、クセになる味、脳天まで突き抜けて感電したかのような味わいとされてる。
夜遅くまで頑張る客も多いそうだが……ナナはこの店の店主と懇意な上に、店側にとても気に入られてるそうだった。
松山「コネみたいだけど……今日はいいか空腹には勝てないし!」
余り深く考えずに店に入ると、松山に続いて入ってきたナナの顔を見るや、店員が血相を変えて厨房に姿を消した。
騒ぎに松山が戸惑う一方で、この店でもとくに腕のたつ料理師に声がかけられたと、客達までがざわめきだす。
周囲から奇異の視線が集中する中、人里でも評判のうな重専属料理人が厨房から出てきた。
松山「(評判の……一体どんな人物なんだ!?)」
898 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 00:34:16 ID:???
先着で
双鰻! → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ 褐色の肌の、どう見ても日本人じゃない少年だ!
ハート→ 紅魔館のメイドさんが出てきたぞ……?
スペード・クラブ→ 壮年の料理人だった
クラブA→ 捕獲した巨大電気ウナギが覚醒して暴れ出したぞ!
JOKER→ あ、あれ? 鰻論争が始まったぞ!?
今日はここまで。
人気投票はこちらです。
http://capmori.net/vote/vote2a/bbs.cgi
ここが本当のスタートだ。を見て、これからが本当の地獄だに変換されたのはきっと私だけ。
899 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 00:36:21 ID:???
双鰻! →
スペード7
900 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 00:36:52 ID:???
乙でしたー
901 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 12:48:17 ID:???
>>900
乙感謝です。
スペード・クラブ→ 壮年の料理人だった
板前「ナナさんらっしゃい! 今日もあっしの料理を食べにきてくれたんですかい」
厨房から飛び出すように姿を見せたのは、板前姿の壮年の男性だった。当然、松山とは初対面。
ナナの先言に漏れず、松山達への反応は見るからに好意的で、しきりにナナに話しかけている。
笑顔で受け答えしながら、ナナが松山へ話を振ってきた。板前の視線も松山へ向く。
板前「連れですかい?」
ナナ「主人のお客様を案内しているの」
その発言は、和やかさの幕引き宣告に等しかった。
主人、のキーワードを耳にするや、板前の表情がむっつり険しいものとなり……
厨房の出入りする戸から覗いてる若い料理人達も、苦みばしった顔つきをしてるのが見えた。
彼らの反応が不思議で、ナナの言葉に曖昧に返事をしながら松山は考える。
松山「(え〜と……つまるところ人里商店街のアイドル?)」
その推測は正鵠を射ていた。
後に某天狗に聞いた話によれば、抜き打ちの、人里で暮らす女性の人気ランキングでは三位に食い込んだらしい。
しかしそんなことより今は腹の虫を黙らせる為、松山は注文することにした。
松山「何頼もうかな〜……」
902 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 12:48:48 ID:???
何を注文しますか?
A うな重(*\1000)
B 蒲焼き(*\800)
C ウナギパイ(*\500)
D その他 A + テイクアウトもこちらで
*先に「2」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
903 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 13:37:45 ID:y4BluB6w
A
904 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2009/10/25(日) 14:00:15 ID:YRk2Wg9Y
A
905 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 14:30:20 ID:???
A うな重(*\1000)
松山「(値は張るけど、優勝した自分へのご褒美ってことでいいよな? ……な!?)」
忘れもしないパーティーの夜、出てきた一品をぶるぶると頭を振って締め出す。
注文をすると、板前はナナとの話に興じたりはせず、直ちに厨房に戻って若い者達に盛んに指示を出す。
きっと最上級の花板なのだろう。雑用係の若者を万遍なく扱き使ってるようだ。
松山が頼んだうな重も、運ばれてくるのは早かった。(ナナも同じものを頼んだ)
松山「いただきま〜す」
箸を動かし、香り立つタレのかけられた鰻身を分けて口に運ぶ。
評判のうな重と言われても、口にするまで味なんてわからないので松山は楽しみにしつつ味わうことに。
松山「……! こ、これはー!?」
906 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 14:30:34 ID:???
先着で
評判のお味は? → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ10以上→ リアクションをしてしまう程美味しかった! ガッツ全回復!
ダイヤ・ハート・スペード→ 評判通りの美味しさだ! ガッツ500回復!
クラブ→ 美味しいけれどそこまでは……ガッツ300回復
スペードA・クラブA→ ウナギはウナギでも高圧電流ウナギだ! ガッツ???
JOKER→ 松山の脳裏にDFの間を縫うように疾るウナギの姿が……!
*松山のガッツ (500/900)
907 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 14:31:45 ID:y4BluB6w
評判のお味は? →
スペード8
908 :
キャプテン井沢
◆Uh398zNy5g
:2009/10/25(日) 14:31:47 ID:???
評判のお味は? →
ダイヤK
909 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 15:00:24 ID:???
そんなに美味しくて1000円とは良心的な
910 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 15:21:57 ID:???
>>909
松山には上昇補正がかかってる状態なのです。何しろこれの前が……
評判のお味は? → スペード8
ダイヤ・ハート・スペード→ 評判通りの美味しさだ! ガッツ500回復!
松山「お、おいしい……っ! タレも鰻もご飯も……! ああなんか涙が……!」
一口目を食した時点で、松山はこの店の鰻料理と板前の腕に心からの敬服を抱かざるを得なかった。
秘伝のタレの味付けも風味も、独特の味があってクセになるとの風評も納得だ。
もちろん主役の鰻もふっくらと焼かれて、松山がこれまで味わったことのない……幻想の味かもしれない。
涙が浮かぶのが止まらぬ。箸が止まらぬと、うな重同盟を結んだこともある亡霊姫さながらの超速で食を進める。
どんどんと胃袋に収めていく過程で、パーティーで出された、あの料理のイメージが希薄になる。
気が付いた時には空のどんぶりを卓に置いていた。完食していた。
松山「ご、ごぢぞうざま……でぢだっ”!!!」
ナナ「は、早かったわね。(でも美味しいからって落涙するなんて……どんな食生活送ってきたのかしら?)」
実際は、ナナが勧める美味しさといえども、やはり1000円で出せる水準であって
こうも感激できるのは、松山が特殊なケースなのだが……至福に包まれてる本人に気付ける由もない。
板前達は、そこまで褒めちぎられるのに疑問を抱きつつも、満更ではなさそうに松山におかわりするかを聞いてきた。
松山「うっ……(いやおかわりしたいけど、ここでそんなお金使うわけには)」
断腸の念で断って、ナナの食事が終わるまでお吸い物を頂くなりして時間を稼いで……
満足の表情で松山と、板前達に挨拶しながらでナナも、鰻屋を後にした。
911 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 15:23:32 ID:???
松山「は〜〜〜〜、ご馳走様でした! 生き返った! ようし次は!」
ナナ「松山くん待って。移動するにも、そろそろ明かりをつけないと」
力を持て余して、今にも次なる目的地を決めて駆け出しそうな松山の行動をやんわり控えさせて
ナナが一言の呟きを……すると、ナナの周囲がシャンハイから漏れ出る魔力の光の何倍もの光量で闇を削った。
松山「うわ、これは、これも魔法なんですか!?」
ナナ「私達はれみーらのじゅもんて呼んでるけど、こちらの魔法と似たもの同士さんね、きっと」
これで転んだりする心配もないからとナナが言うと、松山は次なる目的地について考えた。
*ナナ→ (不憫な子?) → 松山
*松山の所持金が減りました。36010→35010
*松山のガッツが回復しました。 (500/900) → (900/900)
*鰻屋の食事した場合のガッツ回復量が500で固定されました。人気店なのでいつも食べられるとは限りません。
912 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 15:24:06 ID:???
どうしますか?
A 他の飲食店にも行ってみよう!
B 新居なら祝い酒だ! 酒屋へGO!
C 稗田のお屋敷へ行ってみる
D コルネットのお店に戻ってみる
E サッカーコートの見学に行こう
F ぶらぶら適当に歩き回ろう
G その他 行動を併記してください
*後1回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
出かけてきます。続きは後ほど。
913 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 15:48:32 ID:y4BluB6w
C
914 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 16:20:38 ID:XO2yAF4U
c
915 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 16:49:28 ID:rBFsFDYE
C
>松山「ご、ごぢぞうざま……でぢだっ”!!!」
もう少しで、飢えと粗食で松山が妖怪腐れ外道になるところだったのか?w
916 :
キャプテン井沢
◆Uh398zNy5g
:2009/10/25(日) 16:50:09 ID:t6bmJXzI
C
リアクションがみたかった・・・
917 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 21:14:00 ID:???
>>915
調べました。これはひどい妖怪! だけど妖怪らしい妖怪ですね……!
>>916
味皇様や柳の人みたいなリアクションにはなりません。目からウナギが出る程度です。
C 稗田のお屋敷へ行ってみる
ナナの呪文の光を、目的地を検討しながらぶらり歩く松山。
通りがかった古道具店の柱時計を見ると、八時を回り……
人里を物見遊山で歩く者などいない時刻に差し掛かっていた。
松山「そろそろ家に帰らないと怪しまれる時間だな」
つい呟いた台詞に、そうね、とナナが付け足しして
訪れる場所はあとひとつにしましょうと発言。松山もそれに同意する。
そこで松山は、人里近辺で暮らしはじめたことから、幻想郷でも有力な稗田家へ挨拶しておく考えをナナに伝えた。
ナナは同意しかけたが、すぐ顔を曇らせる。
ナナ「それは正しいと思うけど……この時間では難しいんじゃないかしら?」
すでに門を固く閉ざしておかしくないと言われて、松山も納得するが、どうせ最後だからと行ってみることに。
塀が連なる屋敷の規模から、今度はナナの道案内もさほど要せず到着できた。
松山「道順も頭に叩き込んだし……次は一人でも来れそうだ。……まだ門開いてるかな?」
918 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 21:14:22 ID:???
先着で
稗田家の門 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ・ハート→ 門は開いていた。
スペード・クラブ→ 門は閉じていた……この場は引き返すべき?
クラブA→ 屈強な門番が問答無用で賊認定してきた!
JOKER→ タイミングよく女剣士と出会った!
919 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 21:17:16 ID:???
稗田家の門 →
クラブ3
920 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 21:37:47 ID:???
稗田家の門 → クラブ3
スペード・クラブ→ 門は閉じていた……この場は引き返すべき?
屋敷の表門……ナナの魔法の光でその様子は遠めからでもすぐ知れた。
松山「閉じてる……やっぱり」
外の世界では重要文化財にも指定されそうな風格のある門だが、今はそれに感銘を受けるところではなかった。
稗田家の門はどうやっても開きそうにない。門番など不要な程堅固に見えた。
松山「う〜ん、どうしよう?」
どうしますか?
A とりあえず叩いてみるか
B とりあえず北国シュートするか
C やはり退散しよう
D 阿求ちゃんあ〜そび〜ましょ!
E ナナの意見を聞いてみる
F その他 行動を併記してください
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
921 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 21:42:03 ID:FguhoJgc
A
922 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 21:44:21 ID:z9KUYU5Q
C
ここは慎重に行きたい
923 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 21:45:20 ID:y4BluB6w
C 場所さえわかればまた明日くればいい
924 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 21:54:25 ID:UcC8IL8+
C
925 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 22:55:39 ID:???
C やはり退散しよう
時間はとうに夜で、屋敷の門は、賊どころか来客も一切拒むかのように閉じている。
松山は悩んだが、挨拶に来たのに無理を通す真似は控えることにした。
明日また来ることにしたと言うと、ナナもそれに賛同して屋敷から離れる。
松山「場所は判ったし、明日の昼にでも……あれ?」
食事も摂り、人里で知るべき場所への道順も分かったので、帰ろうとした松山だったが。
何故か後ろにはまだナナがついてきてるので、どうしたのか不思議顔で聞いてみた。柔和な笑顔で返事が。
ナナ「夜道は危ないわ。だから人里から外までの境まで見送ろうと思って」
松山「そんな! いいですよ……俺もうすごく助かりましたから」
ナナの呪文で夜でも危なげなく歩けるのは魅力だ。
しかし、里内でも松山は以前ならず者に絡まれたことがある。
いかにも荒事に向かなさそうな女の人をこれ以上連れ回す気にはなれなかった。
そこで、コルネットの店付近までという限定付きで、松山とナナは折り合いをつけ同行することにした。
926 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 22:56:15 ID:???
松山「(それにしたって呪文、か……そういえばコルネットさんやナナさんってどういう人なんだろうか)」
二人のことを同時に考えると、店での一幕が思い出された。
別に自分が何をしたというわけでもないのに、踏みとどまれず逃げ出してしまった記憶。
みっともない真似をしたという意識はあるが……それでもあの瞬間に立ち戻ると同じ行動を取らない自信も又ない。
松山「(なんっか違うんだよなコルネットさんとナナさん。
幻想郷で暮らす人達と持ってる雰囲気や空気に隔たりがあるっていうかさ……)」
そしてそれが最大限に発揮されたのが、先ほどの夫婦の愛の語らいだ。
私達は幸せですオーラを、場所も受け取り手も選ばず周囲に振りまく……
それについて思いを馳せただけで、妙に調子がずれてしまいそうだった。
松山「(ちょっと……ナナさんに訊いてみるかな、コルネットさん達のこと。
コルネットさんに訊いたら上手いことはぐらかされそうだし……)」
927 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 22:56:29 ID:???
どうしますか?
A コルネットについて訊く
B ナナについて訊く
C 二人のなれそめについて!
D 以前は何をしてたか訊く
E 家族構成を聞いてみよう
F お店について話をしよう
G その他 ナナに対する発言や行動を併記してください
*先に「2」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
928 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 23:10:22 ID:2Gus6lck
F
929 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 23:12:40 ID:???
元々東方全然知らないから
最近までコルネットもその登場人物なんだろうと思ってたw
930 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 23:13:37 ID:z9KUYU5Q
F
931 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 23:13:59 ID:y4BluB6w
G ナナさんの使ってる呪文って奴自分も使えるようになれますか?
932 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 23:28:13 ID:???
>>929
コルネット一家はゲスト出演です。ファンタジー世界出身には違いないですが。
F お店について話をしよう
松山「(うーん、そんなに悩む必要はない気がしてきた)」
コルネットとナナ……この二人について訊こうと思うことは多い……のだが。
何故かそのどれも、幻想郷でサッカーを頑張る松山光自分自身に大きな影響を与えるとは思えないのだ。
松山「(よし。深く考えずお店のことでも聞いてみるか!)」
さっきのコルネットとした会話では聞けなかったこと。
道具店(どう見ても武具防具だらけだが)の経営や顧客について、ナナが話せる範囲でいいからと訊ねてみた。
コルネットみたいに飄々とせず、人当たりが良いナナはちょっとだけ考える素振りを見せてから……答える。
ナナ「そうね。お店……何をお話しようかしら?」
933 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/25(日) 23:28:26 ID:???
先着で
コルネット家の謎に迫る! TAKE-1 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ お得意様のお客さんについて
ハート・スペード→ お店で扱う武器防具について
クラブ→ いつの間にかのろけ話がはじまっていた……
クラブA→ ネ,ネタマシクナンカナインダカラネッ 松山の心に何かが芽生えた!
JOKER→「それより呪文を使えるようになりたい?」
934 :
森崎名無しさん
:2009/10/25(日) 23:30:02 ID:???
コルネット家の謎に迫る! TAKE-1 →
ダイヤ3
935 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 00:00:13 ID:???
コルネット家の謎に迫る! TAKE-1 → ダイヤ3
ダイヤ→ お得意様のお客さんについて
ナナ「私はお店の経営にはあんまり詳しくないんだけど……」
コルネットが仕入れてくるアイテムを店で売ることはあっても、店の宣伝や集客、マーケティングに団体交渉。
それらは全てコルネットがなんと一人で請け負ってるも同然らしい。
時々ナナにアドバイスを求める事はあっても、店の売り上げを維持してるのはコルネットの辣腕あってこそだという。
松山「ふぅん……やっぱりコルネットさんって凄い商人なんですね」
ナナ「そうなの主人はエネルギッシュで……あ、あら、ごめんなさい。えっとね」
また幸せ空間を展開しそうであったが、コルネットがいないのが松山にとって幸いし……
ナナはすぐ元通りに会話を再開してくれた。
ナナ「売り場に立つことは多いから、お店をよく利用する人ならある程度わかるわ」
936 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 00:00:32 ID:???
先着で
不思議な道具店のお得意様 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→ ナイフをよく買っていく銀髪のメイドさん
ハート→ 亀の甲羅を高値で買っていった水色髪の女の子
スペード→ お店を手伝ってる巫女さんが聖水をよく買うわね
クラブ→ 赤青の服の落ち着いた女性が満月草を大量購入
マークに限らずA→ メイドさんが今日は毒蛾のナイフを購入したわ
JOKER→ 明日コルネットの旅仲間が店にくる……!?
937 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 00:12:27 ID:???
不思議な道具店のお得意様 →
ダイヤ8
938 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 00:35:15 ID:???
不思議な道具店のお得意様 → ダイヤ8
ダイヤ→ ナイフをよく買っていく銀髪のメイドさん
どうやらコルネットの道具店は、武器防具中心でもそれなりに好調な売れ行きを博してるらしかった。
それらのアイテムに、それなり需要がある世界に自分がいるという現実をここでまた受け止めて……
ナナの語るお店のお得意さん情報を耳にして、人物像をイメージした松山は、話に上がった人物が知り合いに思えた。
ナイフを良く購入する銀髪のメイド……そんな人物、一人しか浮かばない。
松山「(外見的特徴が知ってる誰かと一致する……その人に会いたい時はコルネットさんの店に行くのも手かな?)」
闇雲に動いても、いざ特定の人物に会う必要がある時には効果は薄い。
しかし、よく訪れる場所があるなら、そこへ立ち寄れば自然と目当ての人物と接する機会も増えるだろう。
松山「ありがとうございます。ためになりました……あ、もうこんな所まで来たのか」
気が付けば、人里を出ようかというところまで来てしまってた。
コルネットの店に近い路地辺りで別れようと考えていたのに、ここまで話に夢中でいた自分の不出来を松山は詫びた。
ナナ「心配しなくても大丈夫よ。私こう見えて結構頼もしいんだから」
939 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 00:35:28 ID:???
あべこべに、松山を気遣うみたいに明るく接してきたナナは、道具袋からひとつのアイテムを取り出した。
ナナ「主人から、夜の道はとくに危険だから、これを松山くんに渡してほしいって頼まれてたの」
松山「これを?(ボールみたいだけど重たいな。それにどこかで嗅いだ匂いがするけど……)」
一体なんてアイテムなんですか? そう疑問を投げると、ナナは笑いかけながら……
ナナ「魔法の玉っていうそうよ。おっかないモンスターに遭ったら躊躇わないで投げつけて」
松山「魔法……はい。(何か貴重そうだけど、いいのかなぁ)」
ともかくコルネット達の折角の心配りだ。
松山は素直に鞄に仕舞い、ナナに案内のお礼と挨拶をしてから、夜闇の中へ足を踏み入れた。
ナナのれみーらの範囲から脱した為に、じわりと一気に闇が自分の周囲を隠してしまい、慎重に歩を進める。
道筋は知っていても、足元にも正面にもどこにも注意して歩くのは、骨が折れる作業といえた。
松山「幻想郷の夜道か……シャンハイ、最大限気をつけてくれ」
シャンハイ「……はいっ」
ずっと黙っていたシャンハイの声が、この暗がりの中では一層頼もしい。
勇気付けられつつ……松山は我が家に向かって、ゆっくりとした足取りで歩いていった。
940 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 00:36:51 ID:???
先着で
マイホームへの道のり・夜編 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。
カードの数値が……
K→ ばったり霊夢と出会った
Q→ 突然目の前で霧が萃まり……
9〜J→ 何事もなく家へ
7〜8→ 蟲の妖怪と遭遇!
5〜6→ どこからともなく歌が聴こえる……
3〜4→「おなかすいたのか〜」声が聴こえる……
2→「あら、こんな夜更けにお散歩?」
A→ 転んでしまった! アイテムは!?
クラブA→ 転んでしまった! ???
JOKER→ 茂みが揺れる音がした……「お、お前は!?」
941 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 00:36:57 ID:???
今日はここまで。
ここからスレタイの募集を開始しますね。
【】キャプテン松山16【】
人気投票はこちら。
http://capmori.net/vote/vote2a/bbs.cgi
明日でいよいよツンデレ少年ポブたんの運命が決まりそうです。
942 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 00:49:58 ID:???
マイホームへの道のり・夜編 →
ダイヤA
943 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 00:51:40 ID:???
相変わらず厄いのう
944 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 01:35:50 ID:???
【一人暮らし】キャプテン松山16【始めました】
945 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 02:09:18 ID:???
【激動の】キャプテン松山16【荒鷲】
946 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 16:51:30 ID:???
マイホームへの道のり・夜編 → ダイヤA
A→ 転んでしまった! アイテムは!?
車のライトも街灯もない。虫達の鳴き声が五月蝿い程、無遠慮に耳に届けられる夜の道で。
外の世界でも幻想郷でも個性的な人達と接してきた松山は、珍しく心細さを抱き……それが郷愁に変わった。
松山「(みんなどうしてるかな。……俺のこと心配してるんだろうな)」
外の世界から松山が消えて、一ヶ月。家族や友人はきっと胸が締め付けられる想いで捜索してるんだろう。と思う。
そこで考えにのめり込んだのがまずかった。松山は一瞬足元の注意を疎かにして出っ張り石に足を取られてしまった。
松山「え?」
そんな声だけを残して、べしゃあ!と踏ん張ることもできず転んでしまった。
自覚して、痛む顔を浮かせると……顔の少し横には他の痛そうな石の出っ張りがあった。ぞっとして、すぐ安堵する。
松山「危なかったな……って安心してるばやいじゃない!! 荷物! 荷物はどこだー!?」
起き上がってすぐ自分が無手なのに気付く。 転んだ拍子に、左手に持ち替えてたバッグが消えていた。
肩の上のシャンハイは、宙に浮かんで松山を心配そうに見下ろしている。その光を頼りに、消失したバッグを探す。
月明かりと、シャンハイの明かりの二つと、次第に闇夜に慣れてきた眼を頼りに探す。そして見つかった時……
松山「よかった、見つかったあ!
で、でもあれ!? バッグの中身がこぼれてますー!!?」
947 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 16:52:47 ID:???
先着で
【そして松山は】【夜道で転んだ】 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ→「よかった無事だ!」慌ててアイテムを拾い集めた!
ハート・スペード→ 疲労回復の薬 ガッ!?
クラブ→ さっき貰った【魔法の玉】が……!?(*更に判定)
クラブA→ め、女神像が……!?
JOKER→「貴方が落としたアイテムはこれですか?」アホ毛の女神様降臨!?
*ハート・スペードで、数値が5以下の場合、薬瓶は割れてます。
出かけてきます。続きは後ほど。
948 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 17:13:08 ID:???
【そして松山は】【夜道で転んだ】 →
ハートJ
949 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 21:18:31 ID:???
【そして松山は】【夜道で転んだ】 → ハートJ
ハート・スペード→ 疲労回復の薬が!? ……無事だった!
スポーツバッグのファスナーがいつから開いてたかは判らないが、松山は散乱したアイテムの状態を素早く確かめた。
真っ先に見つかったのは、月の光に照り返された銀の女神像。すぐ横に覚醒の書とガントレットも見つかる。
問題は、割れやすい薬瓶だが……これも草に受け止められて無事なことを確認し、肩の力が抜けた。
松山「今回ばっかりは、伸びきった草っ葉に感謝だな……」
葉で手を切らないよう注意しつつ。
薬を拾い上げながら、アイテムをバッグに戻して……今度こそ隙間などできないよう閉じた。
松山「(ううシャンハイに気をつけてくれって言った自分がこれか。もう失態は晒せないぞ!)」
より集中して細心の注意を払うことにした松山は、黙々と歩くがさっきのように足を取られたりせず。
しばらく進んで……無事に家まで帰り着けた。
松山「家が見えたぞ! もう後は寝るだけ……だけど布団がまだ無いんだっけ。
……あれ? 庭に誰かいる?」
松山達が近づくにつれて、庭に注がれてる月光の中でシルエットが浮かび上がる。
人里のある方角から戻る時に、あの家で、まず目に入るのは広い庭だ。
さっきのアクシデントで夜目が利くようになった松山は、まだ距離が開いてるが庭に誰かの姿を認めた。
こんな時間に……? 不審に思い、さらに目を凝らして誰なのかを知ろうとする。
松山「(誰だろうかこんな時間に……?)」
950 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 21:18:52 ID:???
先着で
夜の来客さん達 → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
ダイヤ・ハート→ 庭に居たのは紫と萃香だった。(*10以上で……)
スペード→ 萃香がそこにいた。松山に用が……?
クラブ→ やだなあ泥棒に決まってるじゃないですか!
JOKER→ とんでもない神様に決まってるじゃないですか!
951 :
キャプテン井沢
◆Uh398zNy5g
:2009/10/26(月) 21:19:22 ID:???
夜の来客さん達 →
ダイヤ2
952 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 22:15:05 ID:???
夜の来客さん達 → ダイヤ2
ダイヤ・ハート→ 庭に居たのは紫と萃香だった。
庭にいるのはどうやら二人組……もし泥棒だったら大変と、松山は先ずはシャンハイに目配せをして……
荒事になった場合に備えて、ガントレットを装着しておく。
こちらが先に気付いたという保証はないが、忍び足でゆっくり近づくと……いつの間にか、片方の姿が消えている?
松山「あ、あれ、おかしいなさっきまでは……」
紫「二人組だったわよね」
松山「そうなんです。変だな……紫さんも気をつけ……」
ガバッ!と、独楽の回転速度に迫る勢いで、松山は背後の声の主に振り返った。
そこには、いかにも楽しいものを見つけたと言いたげなにこにこ顔で、はぁい、なんてのたまう御婦人様が佇んでた。
酸欠した魚みたいに、言葉が出せず口を動かす松山に、今度は庭の方から掛け声と共に誰かが走ってくる。
萃香「おお〜い紫急にどうした……あっ、帰ってきたんだね!」
953 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 22:16:24 ID:???
紫に続いて夜の一幕に登場したのは萃香だった。
いつもなら、遠くからでも彼女と判る程、濃い酒気を帯びてる萃香だが、今日に限っては何故か薄い。
萃香「おかえりさん。広い家でよかったねえ。この庭だって月見酒には最適じゃないか!」
紫「それはいいことだけれど、内装が殺風景すぎるわ。松山君もインテリアに気を配ってほしいわね」
萃香「紫だって家じゃ寝てばっかりじゃん。飾りつけじゃ紫より式の方が強いんじゃない?」
繰り広げられる軽口の叩きあいを耳にして、松山も現状に認識が追いついた。
自分に用があるのかもしれないが、妖怪と違って、人間はもう休息をとる時間だ。
まして……今夜ばかりは新居で安穏に休みたい。松山は二人に、速やかに引き取り願うことに決めた。
松山「俺に何か用なんですか? もしそうならすみませんが、今日は遅いから明日にしてもらえません?」
萃香「え……いやちょっと待……話を」
紫「あら……それじゃ帰るわ。お休み〜」
拍子抜けする位に、言う通りに帰ろうとする紫。それを萃香が大慌てで止めた。
ぱかっと空間に広げた隙間に身を躍らせようとした紫の左腕をわっしと捕まえて、がなりたてる。
萃香「ちょい待ちなって紫! ちゃんと最後まで手伝うって自分の発言もう忘れたかい!?」
紫「だってぇ。萃香におねだりした肝心の松山君が私に帰れって言うんだもの〜」
紫は、蠱惑的な甘える声を出して……「ねぇ?」 と松山に確認を取ってくる。
ここで何か言えば、また術中に嵌って色々被らされる気がして、松山が答えず黙秘していると……
痺れを切らした萃香が、どたどたと松山に詰め寄って、性急に用件と……行動の選択を要求してきた。
萃香「だーもうっ! 光!
これから私は紫と一緒に、吸血鬼に先んじて紅魔館の外来人を捕まえに行くんだよ!!
場所も掴んでる。光はどうする? 私達と一緒に来るか、任せて残るか今すぐ決めとくれ!!」
松山「……ちょ、今なんて、え、ええー!!?」
954 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 22:16:47 ID:???
どうしますか?
A 一緒に行く
B 一緒に行かない
C その他
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
955 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 22:17:39 ID:b/yw2ICg
C 何で捕まえに行くのか聞いてみる
956 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 22:20:00 ID:i7mTKQ0w
B
957 :
森崎名無しさん
:2009/10/26(月) 22:20:24 ID:vedyN/Z+
B
958 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2009/10/26(月) 22:21:06 ID:YPxPmRnA
B
959 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 23:06:53 ID:???
B 一緒に行かない
余程時間に余裕がないのか、一方的にぶつかった萃香の発言は、松山に判断の余地を与えなかった。
考える時間もない……つまり、ここで出した松山の答えは反射的かつ本音だった。
松山「い、行かない……俺は行かないよ」
急に押しかけられて、紅魔館の外来人……ポブルセンを捕まえにいくなんて言われても、そう答えるしかない。
松山を目の仇にしてる男だし、自分が言っても話をこじらせるだけという気持ちと……
それに増して、わざわざ会いに行く気持ちになれないというのがあった。
答えを聞いて、紫が話の食い違いを見た風に、萃香に質問する。
紫「……萃香、話が違うんじゃなくて?」
萃香「ん、そう? ま〜いいじゃん。それなら私らの好きに任せてもらえるってこったし」
萃香本人は、そっちの方がてっとり早いと気にしない様子で、紫の展開させてた隙間に飛び込む。
一方で紫は、一度スキマを閉ざしてから、松山に話しかけた。
紫「それじゃ、いいのね? 彼の処遇。私達の好きにしても」
松山が黙って頷くと、紫は何故かちょっと不満げな顔をした。そこで一羽の鳥が降りてきた。
その鳥は見てると、紫と意思の疎通ができるらしくて、紫は暫く報告を聞くようにして頷き返している。
960 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/26(月) 23:07:38 ID:???
紫「隠匿してる結界もそろそろ綻びそうなのね?
彼が……レミリア達の網にかかる前に、全て終わらせなければ」
空間の裂け目を開き、紫も身を投じると、裂け目は跡形もなく消えた。
唐突にやってきて、唐突にいなくなった紫と萃香の行動。
彼女達がどうして、ポブルセンの件で動いてるのか……真意が分からずに、松山は首を捻るだけだった。
松山「……ま、いいか。ここでこうしてても仕方ないし家に入ろう」
ドアを開けると、家の中も暗く見通しが利かず、玄関の段差や居間のテーブルの角に体をぶつけたりしながら
松山は自分の部屋へ帰ってくると、そのまますぐに畳の上に寝転がった。
シャンハイも待機すると、光の放出もなくなって、視界が闇一色に覆われる。
松山「寝る前に作業はできる時間だけど……何するにも今日は無理かな」
窓から部屋よりは明るい夜空の星明りを見上げながら、松山は目を閉じた。
明日にも、行灯や布団を買いに出たり、博麗神社に立ち寄ったりと、やることは幾らでもある。
それらを考えてる内に、いつしか眠気がどんどん増して……いつしかポブルセンの事も頭の中から消えた。
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(08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
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