キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【高頭を】TSUBASA DUNK12【解雇する】

1 :TSUBASA DUNK:2009/11/01(日) 12:43:42 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「SLAM DUNK」の世界で翼がバスケットボール選手
として成長していく物語です。基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)が
どれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。また必要に応じてトランプを引いてもらったり、
ダイスを転がしてもらったりします。

※ローカルルール
カードを引いたりダイスを転がしたりする際、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。
ご了承ください。なお、行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

中の人はバスケ未経験者です。知識についておかしいところがあったらどんどんご指摘ください。
随時修正いたします。

〜あらすじ〜
中学サッカー界のスター、大空翼は度重なる激戦により「サッカー筋」を損傷してしまう。
2度とサッカーのできない体となった翼は、未練を残しながらも医者の勧めでバスケをすることに。
しかし、超高校級プレーヤー達との出会いから、次第にバスケの面白さ、奥深さに魅せられていく。
進学した海南大付属高校でレギュラーの座を掴み、県大会決勝リーグに乗り込むがまさかの2連敗!
もはや崖っぷちどころの騒ぎではなくなった海南……いったいどうなってしまうんだ!?

301 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 09:37:39 ID:FJ6fBgt2
桜木「 ス ラ ム ダ ン ク ! ! 」

乾「止める!!(こいつのデータは……)」


先着2名で
(攻撃側)
桜木のダンク→ ! card+(シュート)49
(守備側)
乾のブロック→ ! card+(ブロック)49
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
桜木のマークがダイヤの時、スラムダンクが発動し数値に+4されます。
乾のマークがダイヤの時、データバスケが発動し数値に+4されます。
攻撃側のマークがダイヤで守備側のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。
両方のマークがクラブだった場合、攻撃側の反則になります。

302 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/11/27(金) 09:46:00 ID:???
桜木のダンク→  クラブ9 +(シュート)49

303 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 09:55:20 ID:???
乾のブロック→  ダイヤ7 +(ブロック)49
クラブ以外で8以下出てくれ〜〜〜


304 :303:2009/11/27(金) 09:57:00 ID:???
しまった、ダイヤの場合を忘れてたorz

305 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 11:31:28 ID:???
>>303-304 有言実行は素晴らしかったんですけどね……

このあとの描写は長く(そして難しく)なりそうなので少々お待ちください。

306 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 16:55:17 ID:FJ6fBgt2
>桜木のダンク→  クラブ9 +(シュート)49=58
>乾のブロック→  ダイヤ7 +(ブロック)49+(データバスケ)4=60
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−2→守備側がブロックに成功

乾(フリースローラインを超えたところから跳んでダンクできるジャンプ力はすごいが、データ
  どおりだ。ならば焦ることはない!)

会場中が桜木の跳躍に驚いている中、乾だけは落ち着いてブロックに向かう。

桜木「うぉおおお!!!」

乾(ボール持ち方、腕を振る軌道とタイミング……データを覆すものではない!)

バコッ!!

乾のブロックが桜木の手からボールを弾き出す。弾かれたボールは桜木の後ろを走ってきた
永野がキープした。

桜木「なにィ!?」

乾「フッ……データは俺を裏切らない」

その後も湘北は最後まで諦めることなく果敢に攻め続けた。しかし、得点差を埋めるには時間が
足りなかった……

ビーーーッ!!

翔陽の勝利を報せるブザーは、同時に海南の県大会敗退を告げていた。

307 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 16:56:42 ID:FJ6fBgt2
観客席からずっと試合を見つめていた海南の3年生たちは一様に目をつぶり押し黙っていた。
神、舘嶋は唇を噛んで悔しさに耐え、田辺は人目を気にせず大粒の涙を流していた。試合に
出なかった下級生たちは、悔しさと無力感にただ呆然とするだけだった。

こうして神奈川で10数年に渡り続いてきた王者・海南の時代は終焉を告げた。

どれだけの時間が過ぎたのかは分からない。客席にほとんど人がいなくなった頃、ようやく
牧が声を発した。

牧「……帰ろう。明日も試合だ」

皆、心の中では『明日の試合になんの意味がある』と思ったが、それを口にする気力もなく、
無言で立ち上がり、のそのそと帰り支度を始めた。

牧は小菅と武藤に部員たちの先導を任せると、自分は最後尾を歩く。体育館を出る時、コートを
振り返る。

牧「こんなんで終われるかよ……くそっ!」

海南大付属高校バスケ部員たちの一番後ろにいたため、そのつぶやきに気付いた者はいなかった。
そして、牧の頬を伝う涙にも……

308 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:00:09 ID:FJ6fBgt2
翼が翔陽の勝利、つまり海南の県大会敗退が決まったことを知ったのはその夜、舘嶋からの
電話でだった。

翼「……」

他の部員たちと同じように、翼もしばらく身動きが取れなかった。それを察してか、舘嶋は
試合の結果を告げたあと、沈黙を保つ。1分……2分……ようやく翼も我に返る。

翼「舘嶋。明日の試合は絶対に勝とう。3年生たちのために。何より、俺たちのために」

舘嶋「当然だ。このままで終われるかよ」

健闘、いや勝利を誓うとどちらからとなく電話を切る。受話器を置いて翼はつぶやく。

翼「花形さん、俺たちは……海南は負けませんよ。」

自分にとってのバスケの恩人の顔を思い出す。今、こうして自分が海南のレギュラーを張れる
までに成長した一因に花形がいたことは間違いなく、そして海南の全国大会出場の可能性の芽を
摘んだのも花形がいる翔陽であり、想いは複雑だった。

翼「いや、考えてもしょうがないじゃないか。俺に出来ることは目の前の一戦を全力で戦う、
  それだけだ」

309 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:03:56 ID:FJ6fBgt2
翌日の第1試合が海南対翔陽だった。同じ会場でこのあと試合を行う湘北、陵南のメンバーや
県内のバスケ関係者らが数多く見守る中、試合が始まる。昨年までは優勝を決める一戦だった
この対戦だが、今年は翔陽が優勝を決められるか否かという意味しか持っていない。少なくとも
翔陽や観客たちにとっては。スタメンは両チームともベストメンバーだった。

試合開始前、翼は花形に色々と伝えたいこともあったが、今言うべきことではないとそれらを
呑みこんだ。県大会敗退が決まったとは言え、精神状態は悪くない。それは他の部員たちも
同じようだった。皆、夜の間に気持ちの整理をつけたのだろう。

一方、翔陽の選手たちも今までの屈辱を返そうと闘志を燃やしていた。勝ち星の差からくる
油断はなさそうだった。

試合は一進一退の攻防が続く。センターの花形に対し田辺が執拗に食い下がる。赤木や魚住と
いった全国でも高いレベルにあるセンターと闘ってきた田辺。また、彼らはそれぞれのチームの
キャプテンであり、彼らが調子を上げれば相手選手全員の士気が上がってしまう。そんな重要な
ポジションで健闘を称えられることもあったが、田辺自身は満足のいく結果を出せたとは思って
いなかった。その悔しさが田辺をもうひとつ上のステージに進ませたのだろう。

310 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:05:19 ID:FJ6fBgt2
翼は高野を相手に互角以上にやり合っていた。高野もまた、翼が高校進学前に面倒をみてくれた
ひとりである。翔陽バスケ部の全員が翼にとっては恩師である。だからこそ、成長した自分の
姿を見せたいと奮起することが出来た。

舘嶋は、昨日の湘北戦でスーパールーキーと呼ばれる流川をほぼ完璧に封じた塔矢のマッチ
アップに苦しむ。しかし、自分だけでどうにかしようとせず、味方のフォローに期待しながら
状況を打開する。味方を活かし、味方に活かされる。それが意識して出来るか否かが流川と
舘嶋の差だろう。

SGの神は長谷川とのマッチアップ。湘北の三井に比べ調子の波の小さい神。感情の起伏も
少なく、淡々とプレーをするイメージだが今日は違う。表情はいつもと変わらないが、どこか
プレーに怒りを含んだかのような動きである。神にとって海南の県大会敗退は許せない失態
であった。そして、それを呼び込んだ自分自身にも怒りを覚えていた。果敢なプレーで得点を
重ねる。3Pシューターという印象の強い神だが、この試合では積極的にゴール下に切り込む
場面も多く見られた。

311 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:11:29 ID:FJ6fBgt2
このままでは終われないという意地を見せる海南に、翔陽も負けていない。ここまでの勢いを
殺すことなく好プレーを連発する。何年も県内2位に甘んじてこさせられた屈辱を晴らそう
という気持ちも強かったのだろう。互いの意地と意地、技術と技術がぶつかり合い素晴らしい
試合になった。

そして、この試合で最も注目を浴びていたのは言うまでもなく牧対藤真だろう。1年の頃から
神奈川の高校バスケを牽引してきた2人の高校時代最後の対決。どちらかにボールが渡る度に
客席から息を呑む音が聞こえた。

ほぼ互角の2人だったが、今日は僅かながら藤真が押しているように見えた。チームの勢いが
そのまま2人の差になったのかもしれない。

全てが複雑に因果関係を結び、残り時間数秒で翔陽が2点リード。しかし、ボールを持つのは
海南の牧だった。

312 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:12:47 ID:FJ6fBgt2
このままでは終われないという意地を見せる海南に、翔陽も負けていない。ここまでの勢いを
殺すことなく好プレーを連発する。何年も県内2位に甘んじてこさせられた屈辱を晴らそう
という気持ちも強かったのだろう。互いの意地と意地、技術と技術がぶつかり合い素晴らしい
試合になった。

そして、この試合で最も注目を浴びていたのは言うまでもなく牧対藤真だろう。1年の頃から
神奈川の高校バスケを牽引してきた2人の高校時代最後の対決。どちらかにボールが渡る度に
客席から息を呑む音が聞こえた。

ほぼ互角の2人だったが、今日は僅かながら藤真が押しているように見えた。チームの勢いが
そのまま2人の差になったのかもしれない。

全てが複雑に因果関係を結び、残り時間数秒で翔陽が2点リード。しかし、ボールを持つのは
海南の牧だった。

313 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:14:48 ID:FJ6fBgt2
藤真「ここで止めて俺たちの勝ちだ!」

ドリブルで進む牧を藤真が止めにくる。

牧「負けられるかァ!!」

鋭いドライブで藤真を抜き去る。藤真を抜き去った牧は視線を前に向け。パスを出せる相手を
探す。そして、視線の先にゴール下に侵入しようとしている翼の姿を見つけた。

牧「翼!!」

牧からのパスを受け取ると翼は得意のクライフターンで途中出場の永野を抜き去る。

永野「ちぃっ!!(コイツ、上手くなってやがる!!)」

翼「うぉおおお!!!」

ゴール下まで進むとダンクに向かう。しかし、花形もブロックに跳ぶ。

花形(これは……不味い!?)

翼のダンクは今までで最高のものだった。高さ、速さ、タイミングの全てが完璧に近い。

花形(予想以上だ!ぶつかる!?)

ドン……

翼の体に花形の体がぶつかる。しかし、翼はそれに怯まずリングにボールをねじ込む。

ズバァ!!

花形(同点……そしてワンスロー……残り時間2秒で)

314 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:22:17 ID:FJ6fBgt2
少し遅れて審判がファールを告げる。だが、告げられたのは翼のファールだった。

翼「えっ……」

今のプレーではジャンプした翼の進路に後から花形が割り込んできた。間違いなく花形の反則の
はずだった。しかし、審判の角度からは花形が横に移動したようには見えず、翼が突っ込んで
いったように見えたのだった。

花形(意識した訳ではないが、ポジショニングがミスジャッジを呼び込めたのか。翼には気の毒
だが、運も実力のうちってことだな)

会場内でも審判のミスに気付いている者は何人もいたが、彼らの誰もが審判のジャッジが覆る
ことがないことも熟知していた。

翼(また審判のミスジャッジで……)

翼の頭には数か月前、まだサッカーをしていた頃に日本代表としてアルゼンチンと試合した
時のことを思い出していた。あの時はアルゼンチンの選手の罠に嵌まり、反則退場させられた。

愕然とする翼が我を取り戻し、なんらかのアクションを起こす前に試合が再開し、そしてすぐに
終了した。

この瞬間、翔陽の優勝が決まった。

315 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:26:54 ID:FJ6fBgt2
少し遅れて審判がファールを告げる。だが、告げられたのは翼のファールだった。

翼「えっ……」

今のプレーではジャンプした翼の進路に後から花形が割り込んできた。間違いなく花形の反則の
はずだった。しかし、審判の角度からは花形が横に移動したようには見えず、翼が突っ込んで
いったように見えたのだった。

花形(意識した訳ではないが、ポジショニングがミスジャッジを呼び込めたのか。翼には気の毒
   だが、運も実力のうちってな)

会場内でも審判のミスに気付いている者は何人もいたが、彼らの誰もが審判のジャッジが覆る
ことがないことも熟知していた。

翼(また審判のミスジャッジで……)

翼の頭には数か月前、まだサッカーをしていた頃に日本代表としてアルゼンチンと試合した
時のことを思い出していた。あの時はアルゼンチンの選手の罠に嵌まり、反則退場させられた。

翼「……」

愕然とする翼が我を取り戻し、なんらかのアクションを起こす前に試合が再開し、そしてすぐに
終了した。

この瞬間、翔陽の優勝が決まった。

316 :TSUBASA DUNK:2009/11/27(金) 17:28:27 ID:FJ6fBgt2
続く陵南対湘北の試合は湘北が勝ち、準優勝の栄誉とともに全国大会への出場権を獲得した。

神奈川県大会 最終結果

優勝 翔陽(全国大会出場)

準優勝 湘北(全国大会出場)

3位 陵南

4位 海南

優秀選手(ベスト5)
藤真(翔陽)
神(海南)
仙道(陵南)
赤木(湘北)
花形(翔陽)※最優秀選手

新人王
舘嶋(海南)

***
海南対翔陽、陵南対湘北もきちんと判定つきで行うことも考えたのですが、海南の全国大会
出場がない以上、長々と続けない方がよいと判断しました。

この後、エピローグ的な話を挟んで新章に突入します。駆け足ですみません。

今日も板の調子が悪そうですね。
2回書きこんであるところ(>>312,315)はどうぞ無視してください。

317 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 19:30:09 ID:???
乙です
ドラマだなあ…
がんがれ翼

318 :森崎名無しさん:2009/11/27(金) 20:15:15 ID:???
乙です

でもチームの最終結果を考えると新人王はやっぱ流川(あるいは桜木?)じゃない?
省略されちゃったけど流川と桜木の活躍無しに陵南に勝てるとも思えないし。

319 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 09:20:05 ID:2bBgdxVE
>>317
手羽先「ありがとう!俺、がんばります!」

>>318
言われてみると確かにそうですよねえ。書きたいストーリーのために無茶したかも。
実は原作どおり山王戦で流川が全国区の選手になって「アイツが新人王じゃないなんて……
じゃあ、神奈川の新人王ってどんなやつだ!?」的なイベントを入れようと思っていたのですが
チームの成績的にも流川の方がいい気がしてきました。ちょっと訂正しますね。

***
神奈川県大会 最終結果

優勝 翔陽(全国大会出場)

準優勝 湘北(全国大会出場)

3位 陵南

4位 海南

優秀選手(ベスト5)
藤真(翔陽)
神(海南)
仙道(陵南)
赤木(湘北)
花形(翔陽)※最優秀選手

新人王
流川(湘北)

320 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 09:21:28 ID:2bBgdxVE
県大会から数日後。海南大付属高校バスケ部の練習は再開されていたが、体育館に翼の姿は
なかった。

牧「翼は今日もきていないのか」

武藤「ちっ、俺たちが練習に参加するのも夏休みに入るまでだってのによ」

小菅「どうせ武藤は夏休みもちょくちょく遊びにくるでしょ」

武藤「そういう問題じゃねえんだよ」

高砂「確かに、レギュラーが何日も練習を休んでいては締まりが悪いな」

牧「……」

小菅「学校には来てるんだよね?どこにいるんだろう?」

321 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 09:24:10 ID:2bBgdxVE
その頃、翼は河原にいた。頭ほどの大きさがある丸い石に腰を下ろし、ボーッと流れる川を
見ていた。そんな時間が1時間も続いた頃、翼に近づく影があった。


先着1名で
助演男優→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

カードのマークが……
ダイヤ・ハート→花形
スペード→流川
クラブ→高頭監督
JOKER→高校の担任の坂本先生だ!(坂本は坂本でも金○先生だよ)

322 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 09:36:01 ID:???
助演男優→  ダイヤ3


323 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 10:30:57 ID:2bBgdxVE
>助演男優→  ダイヤ3
>カードのマークがダイヤ・ハート→花形

人影は翼に背後から近付き声をかける。

??「よう」

ハッと我に返り、翼は振り返る。そこに立っていたのは翔陽の花形だった。翼も立ち上がる。

翼「花形さん……どうしてここに?」

花形「ちょっと病院に行った帰りでな。おっと、別に怪我してる訳じゃないぜ。大会が終わった
   からアフターケアみたいなもんさ」

翼「そうですか。よかった……」

翼がそう言うとしばらく沈黙が続く。2人並んで川の流れを眺める。沈黙を破ったのは翼だった。

翼「最優秀選手受賞おめでとうございます」

花形は県大会で藤真や牧、湘北の赤木、陵南の魚住・仙道たちを抑え最優秀選手に選ばれた。

花形「身に余る栄冠ってやつさ。本来ならキャプテンの藤真が受けるべきだったんだろうが、
   牧や仙道とつぶし合ったからな。跳び抜けた印象が薄かったんだろう」

翼「それを言ったらセンターこそ激戦区じゃないですか。湘北のキャプテンの赤木さん、陵南の
  魚住さん、それにウチの田辺さんもいるし」

花形「まあ、お偉いさん目にたまたま俺が調子よかったシーンが映ったんだろうな」

324 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 10:32:33 ID:2bBgdxVE
花形は謙遜する。そしてまた会話が途切れる。川面は真っ青な空模様を映している。今度は
花形が沈黙を破る。

花形「翔陽対海南の最後のプレー覚えているか?」

翼「……ええ」

忘れられるはずもない。誤審がなければ少なくともあの時点での負けはなかった。最悪でも延長。
翼がワンスローを決めていれば海南が勝っていたはずだった。

花形「あの時、お前は俺の予想を超えるプレーをした。お前の才能は誰よりも俺が買っている
   つもりでいた。それでもこの短期間であれほどのプレーが出来るようになるとは思って
   いなかった。嬉しい気持ちもあった。だが、正直なところお前の才能に嫉妬した」

翼「……」

翼はどう応えていいのか分からない。「ありがとう」も「すみません」も違うと思った。

花形「フッ、こんなこと言われても困るよな」

翼「い、いえ……」

さすがに「はい、困ります」とも言えない。

花形「あの終わり方に俺は納得していない。お前もそうだろう?」

当然のことだった。あのワンプレーが引っ掛かって、試合が終わったことを認められず、翼は
大会以降、気持ちが前に進めていない。だから練習にも足を運べないでいたのだ。

花形「時間があるなら今から1on1しないか?」

325 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 10:34:32 ID:2bBgdxVE
花形に半ば強引に促され、翼はいつも自主練に使っているコートに案内する。

花形「なかなか静かでいいところじゃないか」

翼「基本的に人はいないですね。いつ来ても練習できないってことはないです」

花形(なるほど、体育館以外にも練習場所を持っているのか。普通は体育館以外でバスケの
   練習が出来る場所はなかなかないもんだが……上達が早い訳だ。もちろん、環境以前に
   練習する姿勢があってのことだろうけどな)

翼「ホントに1on1やるんですか?」

花形「なんだ、嫌なのか?怪我している訳ではないだろう?」

翼「ええ、まあ」

花形「なら付き合えよ。去年、バスケ教えてやったのに翔陽にこなかったお詫びだと思ってさ」

さすがにそう言われては断れない。乗り気ではなかったが準備運動を始める。2人とも上着を
脱ぐ。制服のズボンのままだが、靴はお互いスニーカーを履いていたのでそこまで動きにくい
ことはない。

花形「お前が先攻でいいぞ」

準備運動のあと、花形が翼にボールを渡す。

翼「もしかして、いつもボールを持ち歩いてるんですか?」

花形「さあな」

意味深にニヤリと笑う。

326 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 10:35:40 ID:2bBgdxVE
翼「じゃあ、いきますよ……」

翼は渡されたボールで渋々ながらドリブルを始める。


先着2名で
(攻撃側)
翼のドリブル→ ! card+(ドリブル)50
(守備側)
花形のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)49
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧5→攻撃側がドリブルで抜き去る!
=−1〜4→完全には抜けず、シュート対ブロックで勝負!
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
翼のカードがダイヤの奇数の時、ダブルクライフターンが発動し数値に+6されます。
翼のカードがダイヤの偶数の時、クライフターンが発動し数値に+4されます。
翼のマークがハートの時、強引なフェイントが発動し数値に+2されます。
接触プレーで両方のマークがクラブで、2人の合計が奇数のとき守備側の反則になります。
偶数の時は攻撃側の反則になります。

327 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 10:36:24 ID:???
翼のドリブル→  クラブ6 +(ドリブル)50

328 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/11/28(土) 10:44:13 ID:???
花形のディフェンス→  スペード7 +(ディフェンス)49


329 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 11:03:21 ID:2bBgdxVE
>翼のドリブル→  クラブ6 +(ドリブル)50=56
>花形のディフェンス→  スペード7 +(ディフェンス)49=56
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)=−1〜4→完全には抜けず、シュート対ブロックで勝負!

ドリブルで仕掛ける翼にいつものキレはない。やはり精神的に弱っていることが原因だろうか?

花形「……」

しかし、花形も積極的に奪いにいこうとはせず、ゴール下に導くように翼に並走する。そして……

花形「翼、ダンクでこい!」

翼「!!」


【行動選択】
A あえて挑発に乗る。ダンクだ!
B 成功率ならダブルクラッチだ!
C 普通にレイアップシュートでいいよね……
(先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。)

330 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 11:14:20 ID:2aWvxgM2
A
しかない

331 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 11:28:19 ID:w1n/mmkI
A

332 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 12:16:40 ID:2bBgdxVE
>A あえて挑発に乗る。ダンクだ!

翼にも花形の言わんとしていることが理解できた。お互いに納得できるカタチで終われなかった
試合の決着を今、つけようということだろう。

翼(望むなら……)

ぐっと地面を蹴り、高く跳び上がる。

花形「こいっ!!」


先着2名で
(攻撃側)
翼のダンク→ ! card+(シュート)52
(守備側)
花形のブロック→ ! card+(ブロック)53
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧−1→シュートがブロックを越え、ゴール判定に
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
翼のマークがダイヤの時、パワーダンクが発動し数値に+4されます。
攻撃側のマークがダイヤで守備側のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。
両方のマークがクラブだった場合、攻撃側の反則になります。

333 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 12:18:38 ID:???
翼のダンク→  スペードJ +(シュート)52

334 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 12:19:54 ID:???
花形のブロック→  ハートK +(ブロック)53


335 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 12:42:15 ID:2bBgdxVE
>翼のダンク→  スペードJ +(シュート)52=63
>花形のブロック→  ハートK +(ブロック)53=66
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−2→守備側がブロックに成功

花形の意思を汲んだ翼は今の自分に出来る精一杯のプレーをしようとした。そして、その通りの
ダンクのはずだった。しかし……

花形「甘い!」

バコッ!!

翼のダンクは花形のブロックに防がれる。

翼「なッ……!?」

花形「まだまだ甘いな」

そう言うと花形はいつものようにフッと笑う。翼にとって会心に近い出来だったダンクだが、
花形には通用しなかった。

翼「試合の時は勝てたと思ったんですけど、今日は迫力が違いますね」

花形「さすがにお前に2度も続けてやられる訳にはいかないからな。それに正直、この前は
   お前の実力を見誤っていた。もう抜かれんよ」

翼「でも、次は俺が止めてみせますよ」

花形(ようやくいつもの表情に戻ったか。ふん、よその高校に行ってまで心配かけやがって)

ダンクを止められたことで、負けず嫌いな翼にいつもの元気が戻ったことを確認すると、花形は
気付かれない程度に苦笑する。

336 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 12:43:16 ID:2bBgdxVE
花形「じゃあ、今度は俺の番だな」

翼「はい!」

今度は花形がドリブルで仕掛ける。


先着2名で
(攻撃側)
花形のドリブル→ ! card+(ドリブル)50
(守備側)
翼のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)48
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧5→攻撃側がドリブルで抜き去る!
=−1〜4→完全には抜けず、シュート対ブロックで勝負!
≦−2→守備側がボールを奪う!

337 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 12:44:47 ID:???
花形のドリブル→  スペード4 +(ドリブル)50


338 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 12:45:49 ID:???
翼のディフェンス→  ダイヤ9 +(ディフェンス)48


339 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 13:19:18 ID:???
この師弟はなんかいいなw

340 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 14:41:18 ID:2bBgdxVE
>>339 海南の先輩たちとは思ったほど仲良く出来なかったですからねえ。ちょっと失敗でした。

***
>花形のドリブル→  スペード4 +(ドリブル)50=54
>翼のディフェンス→  ダイヤ9 +(ディフェンス)48=57
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−2→守備側がボールを奪う!

花形はセンターの中ではドリブルがかなり上手い部類の選手である。県内のセンターでは湘北の
赤木くらいしか花形と張り合えるセンターはいないだろう。中堅チームのガードでも花形には
及ばない選手も少なくない。

翼(やっぱり上手い!でも……)

翼がいつも練習しているのは海南大付属高校バスケ部であり、その中には当然ながら牧がいる。
牧に比べれば花形のドリブルだって見劣りする。

翼「これくらいならッ!!」

花形「おうッ!?」

翼は花形に並走しながら、斜め横から体を入れる。ファールにならないギリギリのところを
見極め、伸ばした手ですっとボールを奪い去る。

翼「やったァ!花形さんからボールを奪えたぞ!!」

花形「ちぇっ……上手くなりやがって」

翼「じゃあ、次は俺の番ですね」

花形(すっかり元気になりやがって。ちょっと前まで今にも泣きそうな顔してたのにな)

341 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 14:42:30 ID:2bBgdxVE
2人の1on1は日が暮れてボールが見えなくなるまで続いた。

花形「今日はこれで終わりだな」

翼「だいぶ負け越しちゃいました」

花形「さすがにお前に勝ち越されたら俺の立つ瀬がないさ。それに、これでも神奈川県大会の
   最優秀選手だからな」

えっへんと張った胸を拳で軽く叩く。その仕草に翼は思わず笑ってしまう。それを見て花形も
笑う。その後はしばらくお互いの技や、プレーの選択の仕方について話し合う。翼が花形に
指導を仰ぐ形だったが、対等に意見をぶつけ合うことも少なくなかった。そのことが翼には
嬉しかった。

翼(決勝リーグで1度も勝てなくて、今までやってきたことに疑問を抱いてしまっていたけど、
  あの花形さんに、こうやって対等に扱ってもらえるまでに成長したんだ。まだまだ実力は
  及ばないけど、でも背中は見えている……ような気がする)

1on1は翼に失いかけていた自信を取り戻させた。

翼(もっと練習すれば絶対に上手くなれる。花形さんや牧さんみたいに)

花形「翼、バスケはチームスポーツだ。味方を知り、味方に知ってもらうことも自分の練習と
   同じくらい大切なんだ。3年が引退すれば、お前は中心選手の1人になるんだしな」

翼「……はい」

花形「だから、練習はサボるなよ」

342 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 14:45:10 ID:2bBgdxVE
翼「もしかして知ってたんですか?俺が練習に出てなかったこと」

花形「フッ、ウチには鼻が利く奴がいるからな」

翼「あ〜……」

翼は乾の顔を思い出す。

花形「翔陽と湘北は全国大会を経験してくる。俺はこの夏で終わりだが、来年も残るメンツも
   少なくない。そいつらは来年、大幅にパワーアップしてお前の前に立ちはだかる」

翼「はい……」

今度は乾だけでなく、翔陽の伊藤、塔矢、そして牧の弟、湘北の宮城、流川、そして桜木と
いったメンバーの顔を思い浮かべる。全国のレベルを肌で感じた彼らはどれほど成長してくる
だろうか?来年対戦する時、自分は、そして海南は互角以上に渡り合えるのだろうか?

花形「俺は今でもお前に期待している。神奈川の、いや日本のバスケを大きく動かす選手として」

突然大きくなった話のスケールに翼は絶句する。

花形「どうバスケ界が動くかは分からないが、その時こそ同じチームで戦えるといいな」

翼「はい!」

343 :TSUBASA DUNK:2009/11/28(土) 14:48:27 ID:2bBgdxVE
地べたに下ろしていた腰を持ち上げて花形は言う。

花形「すっかり暗くなったな……俺はそろそろ帰るよ」

翼「花形さん、ありがとうございました」

花形「ん?俺は病院に行った帰りにたまたまお前に会って、1on1をしただけだぜ。何も礼を
   言われるようなことはしていないさ」

照れくさそうにそう言うと、花形は脱いだシャツを羽織って走っていった。

翼「……(本当にありがとうございました)」

翼はその背中が見えなくなるまで見送った。


***
ひとまずここまでです。
花形ってなんでこんなに動いてくれるんだろう……

344 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 16:19:59 ID:???
能力引き継いで2週目か
素直に2年編突入か

345 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 17:02:31 ID:???
強くてニューゲームはなしだろw

346 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 19:59:18 ID:???
高頭が賢くてニューゲームならばどうか

347 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 22:34:02 ID:???
強くてニューゲームちょっとやってみたいww

348 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 22:55:55 ID:???
(敵が)強くてニューゲーム
になっちゃいました、テヘッ

なオチかと

349 :森崎名無しさん:2009/11/28(土) 22:57:09 ID:???
個人的には桜木がどうなるかが非常に気になったりする

350 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 11:25:28 ID:jy10P15o
>>344-348
強くてニューゲームは森崎板でも画期的なシステムと思いますが、ウチのスレではちょっと
厳しいかと……3年生編まで無事に終わったら考えたいと思います。「高頭が賢くて」より、
私がもう少しシステムを練り直してニューゲームもやりたいんですよね〜。序盤は特に失敗が
多いので。

>>349
桜木や流川に関しては原作通りになる予定です。桜木は山王戦で怪我をするし、流川は沢北を
相手に互角に戦い、全国区の選手になります。あと、深津とマッチアップした宮城もすごく
レベルアップします。湘北は3回戦敗退、翔陽は……判定で決めます。

***
次の日、練習に戻ってきた翼を部員たちは無言で迎えた。サボっていた数日がなかったかの
ように。武藤は何か言いたげだったが、誰かになだめられたのか、それとも自ら抑制したのか
特に翼につっかかってくることはなかった。それが海南のスタイルである。去る者は追わず、
来る者は拒まず……

牧(そうやって本当にやる気がある者だけが残ってきたのが今までの海南大付属高校バスケ部
  だった。だが、それだけじゃダメな時代になったのかもしれないな)

学校の規模の差もあるが、県大会の覇者・翔陽は部員数が海南に比べてもかなり多い。準優勝の
湘北は全員がベンチ入りと言うから一概に部員数が強さにそのままつながるということはない
のだろうが。

351 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 11:26:48 ID:jy10P15o
それから翼は練習に励んだ。花形に言われた言葉について考えながら。

『味方を理解し、味方に理解される』

これから残りの2年を共にする1、2年だけでなく、もうすぐ引退する3年たちのプレーにも
目を配り、練習後も出来るだけたくさんの仲間と絡むようにした。

小菅「最近、翼の練習に対する姿勢が変わったな」

牧「練習に対する姿勢というより部活に臨む姿勢だな」

武藤「ふん、俺たちが引退する直前になってからだなんて遅いんだよ」

高砂「なんだ、武藤は翼にもっと絡んでほしかったのか?へ〜、ほ〜、ふ〜ん」

宮益「まさか武藤にそんな趣味があったとはね」

武藤「べ、別にそんなんじゃねーよ!ぶん殴られてえのか、てめえら!!」

慌てる武藤を見て、他の3年たちは笑い転げる。

牧「まあ、ようやく団体競技の本当の姿が見えてきたんだろうな」

352 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 11:29:12 ID:jy10P15o
そして、1学期の終業式。この日をもって3年生たちは部活を引退する。午前中で終業式が
終わり、昼食後に練習が始まる。いつもどおりの基本メニューが終わると、3年対1、2年の
紅白戦になる。3年は牧、宮益、小菅、武藤、高砂が出てくる。一方、下級生チームはドルジ、
神、舘嶋、翼、田辺がスターティングメンバーになる。

高頭「では、ジャンプボールだ」

監督が投げたボールに、高砂と田辺が跳ぶ。

353 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 11:30:33 ID:jy10P15o
先着2名で
(攻撃側)
高砂のジャンプボール→ ! card+(ジャンプボール)55
(守備側)
田辺のジャンプボール→ ! card+(ジャンプボール)54
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧1→攻撃側がボールをキープ!
=0→せりあいに
≦−1→守備側がボールをキープ!

354 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 11:32:44 ID:???
高砂のジャンプボール→  クラブ6 +(ジャンプボール)55

355 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 11:49:06 ID:???
田辺のジャンプボール→  スペード10 +(ジャンプボール)54

356 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 12:45:43 ID:???
>牧「まあ、ようやく団体競技の本当の姿が見えてきたんだろうな」

あれ、おかしいな…
翼がバスケの前にやってたのは個人競技だったのかな…(ゴシゴシ

357 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 13:56:17 ID:jy10P15o
>>356 私の記憶では翼が中学時代にやっていたのは22人対抗の個人競技ですよ?

***
>高砂のジャンプボール→  クラブ6 +(ジャンプボール)55=61
>田辺のジャンプボール→  スペード10 +(ジャンプボール)54=64
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−1→守備側がボールをキープ!

ジャンプボールに跳ぶために田辺は高砂とほぼ同時に膝を曲げる。紅白戦等で今まで何度も
高砂とジャンプボールを競ってきたが、これが最後かも知れないと思うとやはり感傷的になる。

田辺(思えば高砂さんにはたくさんのことを教わったな)

高砂は自分から積極的に話すタイプではなかった。ただでさえ強面の高砂に、高校に入った
ばかりの頃の田辺は(もともと気弱なタイプでもあったし)近寄ることも出来なかった。

田辺(初めて会話した時は部内戦の1年生リーグでジャンプボールになかなか勝てなかった
   時だったっけ)

試合のあと、高砂は田辺に近づいてきて一言「こっちにこい」とつぶやいた。有無を言わせぬ
迫力に田辺は泣きそうになりながらついていった。

高砂(あの時の田辺は目に涙を溜めていたっけ。俺は精一杯優しい声で言ったつもりだったのに)

高砂が田辺を連れていったのは体育館の裏であった。翼が中学生の頃、海南にきては練習して
いたのもこの場所である。そこにもう1人、高砂と同じ代のセンターの選手がいた。田辺は
思った。(ボコボコにされるんだ。ハーフだから目につきやすいのかな?ハーフに生まれても
得したことなんて何もなかったよ……さようならパパ、ママ)先輩のイジメに合うことを覚悟
した田辺だったが、しかし、浴びせられたのは全く違う言葉だった。

358 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 13:58:38 ID:jy10P15o
高砂「ジャンプボールの練習だ。俺を相手にボールを取ってみろ」

田辺「え?」

高砂「いくぞ」

なんの説明もないまま、もう1人の先輩が高砂と田辺の上にボールを投げる。高砂が跳ぶのを
見て、どうやら本当に練習らしいと田辺もジャンプするが、ボールをキープしたのは高砂だった。

高砂「俺を見てどうする?見るのはボールだ。自分のタイミングで跳べば、お前の高さなら
   そうはジャンプボールで負けないはずだ。そんなんだから自分より背が低い相手にも
   勝てないんだよ」

田辺は性格的に何をするにも相手の出方を見る癖があった。ジャンプボールでも相手を気にする
あまり、ボールよりも相手選手を見て、それに合わせて跳んでいた。そのせいでジャンプボール
に勝てていなかったのである。高砂が指摘したのはそこだった。

田辺「あ、そうか……」

高砂「分かったか?」

田辺「は、はい!ありがとうございます!」

高砂「ふん」

「どういたしまして」のかわりに鼻から息を吐くと高砂は体育館に戻っていった。

359 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 14:02:41 ID:jy10P15o
田辺(高砂さんは言葉こそ少ないけど、その分的確なアドバイスをくれた)

ジャンプボール、リバウンド、シュート、ブロック……高砂からもらった色々なアドバイスが
田辺の脳裏をよぎる。そのどれもが端的だが、分かりやすく、そして温かみのあるものだった。
ひとつひとつがまるで高砂という人間を表しているかのように田辺は感じた。

田辺(このジャンプボールに勝つことこそ、高砂さんへのお礼になるんだ!)

高砂のジャンプも低くはなかった。しかし、県大会で名だたるメンバーと競ってきた田辺は
その上をいく跳躍を見せる。

高砂「高いッ!?」

田辺(高砂さん、ありがとうございました!!)

バシッ!!

田辺はボールを味方の手元に弾く。そしてボールは下級生チームの……


先着1名で
ボールを持ったのは?→ ! dice
と(!とdiceの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。
ダイスの数字によってボールを持つ選手が変わります。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

ボールを持ったのは?のダイスが……
1→ドルジの手に渡った 2〜3→神の手に(ry 4〜5→舘嶋の(ry 6→翼(ry

360 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 14:09:16 ID:???
ボールを持ったのは?→  5

361 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 14:25:18 ID:jy10P15o
>ボールを持ったのは?→  5
>4〜5→舘嶋

田辺がボールを弾いたのは舘嶋のところだった。

田辺(ドルジくんには牧さんがついていてボールを渡しにくい。神くんはウチのチームで一番
   警戒されているだろうし……それなら舘嶋くんだ!)

舘嶋がボールをキープする。ドリブルで1歩、2歩と進んだところで小菅がチェックにくる。

小菅「最後に先輩に華を持たそうって気はねーのかい?」

舘嶋「鼻を明かそうって気ならありますけど」

小菅「まったく、今年の1年はどいつもこいつもかわいくねーんだからよ」

小菅が苦笑を漏らす。

小菅「んじゃ、いくぞ!」

舘嶋(抜く!)

362 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 14:26:34 ID:jy10P15o
先着2名で
(攻撃側)
舘嶋のドリブル→ ! card+(ドリブル)48
(守備側)
小菅のディフェンス→ ! card+(ディフェンス)50
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側がドリブルで抜き去る!
1、0、−1→左から(神がフォロー)(せりあい)(宮益がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
舘嶋のマークがダイヤの時、全速ターンが発動し数値に+4されます。
演出上、紅白戦はファールをなくします。

363 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 14:29:15 ID:???
舘嶋のドリブル→  ハート7 +(ドリブル)48

364 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 14:31:57 ID:???
小菅のディフェンス→  スペード2 +(ディフェンス)50

365 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 15:09:33 ID:jy10P15o
>舘嶋のドリブル→  ハート7 +(ドリブル)48=55
>小菅のディフェンス→  スペード2 +(ディフェンス)50=52
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧2→攻撃側がドリブルで抜き去る!

小菅(舘嶋の得意技は全速のドリブルで急に方向転換できるターン……速さなら!!)

速さなら負けない、小菅は舘嶋がスピードで勝負してくると思い身構える。しかし、舘嶋の
思惑は違った。

舘嶋(お互いの手の内を知っている者同士の対戦だからこそいつもと違うことに挑戦するのも
   いいよな。ここは……)

舘嶋はなかなか仕掛けず、その場でレッグスルーを混ぜながら上半身でフェイントをかける。

小菅(ちっ、仕掛けてこないのか!?)

いつもと違う出方をされ、小菅は慌ててしまう。小菅に生じた迷いを舘嶋は見逃さず一気に
攻める。

舘嶋「ここだ!」

上半身の動きでフェイクをひとつ入れると、それに引っ掛かった小菅を悠々と抜かしていく。

小菅「ちぃっ、うまくなりやがって!」

舘嶋(小菅さんって上手いんだけど、どこか抜けてるんだよなぁ)

小菅からレギュラーを奪った形になった舘嶋だが、自分が小菅より上手いとは思っていない。
小菅が練習中に怪我をしたり、部内戦で細かいポカが重なったりしたことで偶然に手に入れた、
そう考えていた。

366 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 15:10:46 ID:jy10P15o
他の3年生たちと違い、アクは弱いがその分人当たりがいいのが小菅である。また、先述の
とおりどこか抜けたところがあり、みんなから愛されるキャラクターである。そんな小菅から
ポジションを奪った舘嶋だったが、部内に波風を立てることなくここまでこられたのもやはり
彼の人間性のおかげと言っても過言ではないだろう。

「まったく、小菅はしょうがないな」「そんなんだから1年なんかにポジションを奪われるんだよ」

冗談混じりに言われても「はははっ、本当にしょうがないよなぁ」と自らを笑い飛ばせる余裕が
小菅自身の傷心を、そして舘嶋の居心地の悪さを吹き飛ばしたのだった。

舘嶋(今年、俺がいちばん成長したところは気持ちの面だよな。モチベーションの増加もだけど、
   2次元にしか興味がなかった俺がこうやって人と関わろうって思えるようになったのも、
   こういう不思議な先輩がいたからかもな)

小菅を抜かしながら舘嶋は思う。

舘嶋「だからって華は持たせてあげられませんけどね!」

小菅を抜かした舘嶋を追いかける影があった。牧である。

ドルジ「舘嶋、後ろから牧さんが向かってるぞ!」

舘嶋「ちっ!」

牧に詰め寄られる前に舘嶋は前線にパスを出す。そこには翼が走り込んでいた。

367 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 15:12:09 ID:jy10P15o
舘嶋のパスに翼が追い付く。しかし、武藤がその前に回り込む。武藤に並走されたまま数歩
ドリブルで進むと3年チームのゴール下までくる。

翼(ここでシュートだ!どのシュートでいく?)


【行動選択】※重要でもないので今回は1票です。
A ダンクだ!(1/4で+4、シュート成功率10/13)
B ダブルクラッチだ!(カードを2回引ける。成功率10/13)
C レイアップシュートだ!(成功率10/13)
(先に「1票」入った選択肢で続行。ageでお願いします。)

※紅白戦はガッツの消費も考えません。

368 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/30(月) 15:13:52 ID:5zX801pg
A

369 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 15:22:15 ID:jy10P15o
>A ダンクだ!(1/4で+4、シュート成功率10/13)

翼(自分に出来る最高のプレーをすることが先輩たちへのはなむけのはず!)

翼は右手にボールを持つと、板張りの床を全力で踏み切る。

武藤「生意気にダンクかよ!」

武藤も負けじとブロックに跳ぶ。


先着2名で
(攻撃側)
翼のダンク→ ! card+(シュート)52
(守備側)
武藤のブロック→ ! card+(ブロック)51
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
翼のマークがダイヤの時、パワーダンクが発動し数値に+4されます。

***
餞別の餞の字で「はなむけ」って読むんですね。知らなかった。
でも(少なくとも私は)読めないのでひらがなで書きました。勉強になったなぁ。

370 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 15:30:35 ID:???
翼のダンク→  スペード8 +(シュート)52

371 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 15:33:00 ID:???
武藤のブロック→  クラブ7 +(ブロック)51

372 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 15:42:58 ID:jy10P15o
>翼のダンク→  スペード8 +(シュート)52=60
>武藤のブロック→  クラブ7 +(ブロック)51=58
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に

翼のダンクは武藤のブロックよりほんの少しだけ速く、ほんの少しだけ高く、ほんの少しだけ
鋭かった。どれかひとつでもひっくり返れば全く別の結果になっていたかもしれない。だが、
本人たち以外のほとんどの者にはそんなことは分からず、翼が上手く武藤をかわしたように
しか見えない。

武藤「くそっ!!」

翼「いっけえええ!!!!」


先着1名で
翼のダンクは入るかな!?→ ! card
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

数値が
≧4 ゴール!得点に!
≦3 リングに弾かれ、リバウンド勝負に!

373 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 15:45:34 ID:???
翼のダンクは入るかな!?→  ダイヤ2

374 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 15:47:18 ID:???
ごめんな翼

375 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 16:00:26 ID:???
ボールはまだ生きている!

376 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 16:04:22 ID:jy10P15o
>>374
ドンマイっす!これからも失敗を恐れずにガシガシ引いてくださいな。失敗の数だけドラマが
増えるんです!!

***
>翼のダンクは入るかな!?→  ダイヤ2
>数値が≧4 ゴール!得点に!

ガッチーン!!

翼「しまった!」

翼の持つボールが、リングにぶつかる。この時、ようやく周囲の者たちも気付く。翼と武藤の
実力差が本当にわずかなものであったことに。そして武藤のブロックが翼のダンクから精度を
奪っていたことに。

武藤「へっ、骨を断たせて肉を切るってなッ!」

高砂「(言葉も使い方も色々と間違っている気もするが)結果オーライ!よくやったぞ、武藤」

武藤「リバウンドは頼んだぜ!」

田辺「僕も負けませんよ!」

高砂「2度続けては負けられん!」

高砂と田辺がリバウンドに跳ぶ。

377 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 16:06:10 ID:jy10P15o
>>375 ♪ボールはみんな生きている〜生きているから友達だ!?

***
先着2名で
(攻撃側)
田辺のリバウンド→ ! card+(OF・リバウンド)54−(ポジショニング)0
(守備側)
高砂のリバウンド→ ! card+(DF・リバウンド)55+(ポジショニング)3
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧1→攻撃側がボールをキープ!
≦0→守備側がボールを奪う!

【補足・補正】
田辺のマークがダイヤの時、「リバウンド+2」が発動し数値に+2されます。

378 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 16:06:44 ID:???
田辺のリバウンド→  ダイヤK +(OF・リバウンド)54−(ポジショニング)0

379 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 16:23:34 ID:???
高砂のリバウンド→  JOKER +(DF・リバウンド)55+(ポジショニング)3

380 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 17:30:05 ID:jy10P15o
>田辺のリバウンド→  ダイヤK +(リバウンド)54−(ポジ)0+(リバ+2)2=69
>高砂のリバウンド→  JOKER +(リバウンド)55+(ポジ)3=73
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦0→守備側がボールを奪う!

田辺は基本に忠実に、そしてそこに自分が研究してきたコツを合わせてリバウンドを取りにいく。
まずはポジション争い。ゴール下に居座る高砂からいいポジションを奪おうと体全体で圧力を
掛けるが高砂はピクリともしない。

田辺(それなら)

ポジションが取れなくても、ジャンプボールで証明したように、純粋な高さなら自分の方が上と
そのまま跳ぶ。そのジャンプは確かに高い。

翼(田辺さんが、高い!県大会で見たどの選手よりも高いかもしれない……)

翼は花形や赤木、魚住にも負けない田辺の秘めた才能に驚愕する。しかし……

高砂「ふんッ!」

高砂の跳躍は田辺よりやや低かった。だが、ポジショニングの有利と、空中での体の使い方で
高さの差をカバーする。

高砂(お前がここまでどれほど練習してきたかは俺がいちばんよく知っている。なぜなら俺が
   いつも相手をしてきたんだからな!だからお前の癖も分かっているんだ)

田辺が掴んだと思っていた「コツ」は全て高砂との練習で気付かされたものだった。それは
高砂がすでに持っている技術を、田辺が自分で気付くように仕向けて学ばせたのである。
そしてボールは高砂がキープしたのだった。

381 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 17:32:12 ID:jy10P15o
高砂「悪いが、お前に出来ることはだいたい俺にも出来ると思え」

田辺「くっ……(僕は高砂さんに勝ったつもりでいただけなのか?)」

高砂「カウンター!!」

高砂は前線に一気にボールを投げる。そこにはPGの牧が走っていた。

舘嶋「もうあんなところに!?高砂さんがリバウンドを取ると信じていたのか……」

しかし、ドルジが牧についていっていた。

ドルジ(田辺には悪いが俺も親方の勝利を予想させてもらっていた)

牧「こい、ドルジ!お前に足りないものを教えてやるよ!」

牧がドルジを挑発する。ドルジも口では負けていない。

ドルジ「そういう態度はツキに見放されるってジンクスがモンゴルにはあるッスよ!!」

牧「フッ、ぬかせ!」

ドルジ「い〜や、抜かせないッスよ」

牧がドリブルで仕掛ける。

382 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 17:33:44 ID:jy10P15o
先着2名で
(攻撃側)
牧のドリブル→ ! card+(ドリブル)58
(守備側)
ドルジのディフェンス→ ! card+(ディフェンス)54
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧2→攻撃側がドリブルで抜き去る!
1、0、−1→左から(宮益がフォロー)(せりあい)(神がフォロー)
≦−2→守備側がボールを奪う!

383 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 17:34:30 ID:???
牧のドリブル→  スペードJ +(ドリブル)58

384 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/30(月) 17:34:31 ID:???
牧のドリブル→  スペード4 +(ドリブル)58

引退際でJOKERだなんて……惜しいなぁ

385 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/11/30(月) 17:37:08 ID:???
ドルジのディフェンス→  ハート4 +(ディフェンス)54


386 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 18:04:29 ID:jy10P15o
>>384
このタイミングで!?とは私も思いました。きっと後輩をさらなる高みに導こうという優しさ?が
引かせたんでしょうね。今さらながら高砂のキャラが追加されていますなぁ。

***
>牧のドリブル→  スペードJ +(ドリブル)58=69
>ドルジのディフェンス→  ハート4 +(ディフェンス)54=58
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧2→攻撃側がドリブルで抜き去る!

牧(ドルジの長所はディフェンスでも積極的な姿勢を常に保ち続けることと、そこから生まれる
  思い切りの良さ……)

牧の思うとおり、ドルジは虎視眈々といった風に牧からボールを奪ってやろうと構えている。

牧(だが、それ故に相手にも行動が読みやすい。まだまだ猪突猛進って感じなんだよ)

勢いよく真っ直ぐ向かってくるだけのディフェンスでは怖くない。初対面であればドルジの
勢いに驚き、不意を衝かれることもあるだろうが、何度も相手をしている牧には通用しない。
待ち切れず向かってきたドルジを闘牛士のようにヒラリとかわす。

ドルジ「はっ、くっ、ほぉお!!」

よく分からない悔しがり方をするドルジ。これがモンゴル風なのだろうか?ドルジを抜いた
牧はそのままドリブルで進んでいくが、舘嶋と翼がなんとか追いつく。挟み撃ちにしようと
企んでいるところで牧から外にパスが出る。3Pラインのすぐ外でボールを受け取ったのは
宮益だった。

387 :TSUBASA DUNK:2009/11/30(月) 18:05:58 ID:jy10P15o
牧「思いっきり打って!!」

宮益「おう!」

神「宮さん、止めさせてもらいますよ!」

神がブロックに入る。


先着2名で
(攻撃側)
宮益の3Pシュート→ ! card+(シュート)50
(守備側)
神のブロック→ ! card+(ブロック)50
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
宮益のマークがダイヤの時、高い軌道のシュートが発動し数値に+4されます。

***
といったところでツバサダンク、本日はこの辺でお開きとさせていただきます。

388 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 18:06:37 ID:???
宮益の3Pシュート→  スペード7 +(シュート)50

389 :森崎名無しさん:2009/11/30(月) 18:08:28 ID:???
神のブロック→  ダイヤK +(ブロック)50

乙でした。

390 :TSUBASA DUNK:2009/12/01(火) 18:41:11 ID:dkSBjTIo
>宮益の3Pシュート→  スペード7 +(シュート)50=57
>神のブロック→  ダイヤK +(ブロック)50=63
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≦−2→守備側がブロックに成功

シューターには2種類いる。日によって出来にバラつきがあるが、調子がいい時は神がかり的な
成功率を叩き出す者。もう一方は、常に一定の成功率をキープする、計算しやすいタイプ。前者は
湘北の三井などが当てはまる。神もどちらかというと前者寄りだが、調子が悪い時でも成功率が
それなりに高いため、後者に見られやすい。純粋な後者の例は翔陽の長谷川だろうか。

神(そして、宮さんも後者)

前者と後者のプレースタイル的な違い。前者が感覚・勘なら後者は知識・統計。前者がセンス
なら後者は理論。単純に分類できるものでもないが、しかし、宮益ほどそれに当てはまる者も
いないだろう。知識と理論から弾き出し、気が遠くなるほどの反復練習で培われたシュート
フォーム。それは常に同じフォームで、同じ条件で打つことを目標としている。

神(だから毎回同じ打ち方になる。それなら毎日見てきた俺には止められるはず!)

宮益が膝を大きく曲げ「溜め」をつくる。そして、今度は膝を伸ばしながらやや前傾に構えて
いた上半身を起こしながらボールを押し出す。

神(いつもどおりのフォームだ!)

それは無駄のない、きれいなフォームだったが、タイミングを読まれてはブロックの餌食に
なるだけ。宮益の手からボールが離れた瞬間、神が距離を詰めてボールを奪う。

宮益「くっ……」

391 :TSUBASA DUNK:2009/12/01(火) 18:43:03 ID:dkSBjTIo
ボールを奪った神は、田辺が前線に残っていることを確認すると相手コートの3Pラインまで
ドリブルで進み3Pシュートを放つ。

神(海南大付属高校バスケ部に入部した時、俺は夢見ていた。レギュラーのセンターとして
  海南を全国優勝に導き、bPセンターと呼ばれることを。でも、すぐにその夢は断たれた。
  高頭監督は言った。俺にはセンターは無理だと。でも、それほどショックではなかった。
  海南で練習してきて気付いていたんだ。俺の体はセンター向きじゃないって)

そして、その頃にはすでに別の目標を持っていた。神が自分のセンターの才能を信じることが
出来なくなって、挫けそうになった時、目についたのがシュートの練習に黙々と励む、当時
2年生だった宮益の姿だった。低い身長に、針金のように細い手足。見るからにスポーツ、特に
バスケ向きとは思えない宮益だが、その驚異的なシュート精度から当時の3年生レギュラーを
含め多くの部員から一目を置かれていた。

神(俺も才能の差、体格の差をひっくり返すそのシュートの美しさに魅入られた。いや、練習に
  励む宮さんの姿勢にだったのかもしれない)

高頭監督のセンターを諦めろという発言を機に、神はシューターになることを本格的に決意した。
あとは単純だった。ただひたすらシュートの練習をした。体格の不利でセンターを諦めざるを
得なかった神になにか通じるものを感じたのだろう、宮益も積極的に神に自分のシュート理論を
教え込んだ。こうして神奈川最強のシューターが誕生したのだった。

スパッ!!

神の3Pシュートが決まる。先取点は下級生チームだった。

392 :TSUBASA DUNK:2009/12/01(火) 18:44:46 ID:dkSBjTIo
その後は3年生チームが実力とチームワークを発揮し、数プレーで逆転する。

高頭「ここで下級生チームはメンバー交代だ。全員を出すからな。3年生チームは自分たちで
   自由に交代していいぞ」

下級生チームは舘嶋の代わりに横島が、翼の代わりに竹田という2年生が入る。3年生チームは
まだ交代はしないようだ。

武藤(出てきたな、横島。お前の秘めた実力、そろそろ見せてくれよ?)

横島(うう……俺なんかが出てしまっていいのだろうか?)

竹田「おい、横島」

横島「ほえ?」

竹田「作戦だ。いいか、試合が再開したら……」

試合が再開する。ボールは下級生チームのドルジがキープしていた。神のフォローもあって
牧のマークを外し相手陣内に切り込んでいく。

竹田(ドルジ!)

竹田がドルジに目で合図をする。そして、横島をマークしていた小菅に後ろから近づく。

横島(このタイミングか!?)

横島が体を回転させ、走りだす。小菅が追いかけようとするが竹田が前を塞いでいて進めない。

小菅「スクリーン!?」

393 :TSUBASA DUNK:2009/12/01(火) 18:46:34 ID:dkSBjTIo
抜けだした横島にドルジからパスが出る。

横島(シュートチャンス!!チャンスなのかピンチなのか分からないけど……)

レイアップシュートに向かう横島だったが、武藤がブロックにくる。

武藤「悪いが止めるぜ!」

横島「げえええ!!し、師匠!?」

竹田(せっかく師弟対決お膳立てしてやったんだ。思いっきりぶつかってこいよ、横島)

横島「や、やるしかあらへん!!」

意を決して横島がシュートにいく。

394 :TSUBASA DUNK:2009/12/01(火) 18:47:51 ID:dkSBjTIo
先着2名で
(攻撃側)
横島のレイアップシュート→ ! card+(シュート)45
(守備側)
武藤のブロック→ ! card+(ブロック)51
と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧0→シュートがブロックを越え、ゴール判定に
=−1→こぼれ球になりせりあいに
≦−2→守備側がブロックに成功

【補足・補正】
横島のマークがハートの時、煩悩解放が発動し数値に+10されます。

***
短いですが今日はこれだけです。すみません……

395 :森崎名無しさん:2009/12/01(火) 18:48:41 ID:???
横島のレイアップシュート→  クラブ8 +(シュート)45

396 :森崎名無しさん:2009/12/01(火) 18:49:13 ID:???
武藤のブロック→  スペード3 +(ブロック)51

師弟対決で反則が出たりして

397 :TSUBASA DUNK:2009/12/02(水) 16:34:40 ID:muHTbC8U
>>396 この試合は反則なしですよん。

***
>横島のレイアップシュート→  クラブ8 +(シュート)45=53
>武藤のブロック→  スペード3 +(ブロック)51=54
>(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が=−1→こぼれ球になりせりあいに

横島「これが限界!」

緊張、不安、その他いろいろな負の感情を振り切って、横島は縮こまることなくいつもどおりの
シュートを見せる。

武藤(まあ、今はまだこんなもんか)

初心者で海南に入り、悩みながらも必死に練習してきた横島。時折、信じられない爆発力を
見せるが、実力ではまだ他の部員に大きく差をつけられている。

武藤(翼っていうバケモノが身近にいるから自分と比べちまうかもしれないが、決して焦るなよ。
   お前にも才能がある。今は基礎をしっかりと作る時だ)

横島のシュートをブロックするため手を伸ばす武藤。完全にブロックしたつもりだったが……

ビッ!!

横島「うわー!やっぱり俺じゃダメかぁ!!」

ボールは武藤の指先に当たり、コートの誰もいないところに飛んでいく。

武藤(小菅の方に弾いたつもりだったんだけどな。俺の想像より横島がちょこっとだけ成長して
   いたのか。その調子でどんどん上手くなれよ。少なくとも俺みたいに後輩にレギュラーを
   奪われるんじゃねえぞ)

398 :TSUBASA DUNK:2009/12/02(水) 16:44:41 ID:muHTbC8U
そして、弾かれたボールには牧と神が反応していた。

牧「まだお前には負けられんよ」

神「今日こそ勝たせてもらいます!」

高頭(今年のキャプテンと来年のキャプテン候補の対決か……)


先着2名で
(攻撃側)
神の競り合い→ ! card+(競り合い)50
(守備側)
牧の競り合い→ ! card+(競り合い)55
(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。

なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。
行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。

(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が
≧1→攻撃側がボールをキープ!
≦0→守備側がボールをキープ!

399 :森崎名無しさん:2009/12/02(水) 16:48:37 ID:???
神の競り合い→  ダイヤ2 +(競り合い)50

400 :キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/12/02(水) 16:54:18 ID:???
牧の競り合い→  クラブ5 +(競り合い)55


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