キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】

89 :キャプ森ロワ:2010/01/01(金) 23:56:29 ID:t7jAM2aE
沈黙がこの場を支配する。誰一人として言葉を発するものはいない。次に続くであろうジョアンの言葉をただじっと待つ。
その時間は数十秒にも満たなかったはずだが、その場に居る人間には未来永劫続くとさえ感じられた。
そしてその沈黙を破ったのは…

ジョアン「…茶番……茶番か…フ…フフフ…フハハハハハハ、アハハハハハハハハハハ」
ジョアンの突如狂ったように上げる笑い声だった。

カミーユ「何が可笑しいんだ…!」

ピエール「…よせカミーユ!少し落ち着け!」
その様子にカミーユが苛立ちげにジョアンに詰め寄ろうとするところをすんでのところでピエールが抑えるが、

ジョアン「いや失礼失礼…別に君たちを笑ったわけじゃないぞ。…いやなに、こちらが危険を顧みずいくら一生懸命に
やってみせたところで、結局のところ他人から見たら茶番にしか見えん…そんな当たり前の事を今になって気が付いたという事じゃ…」
そのカミーユを逆に諭すようにゆっくりとジョアンが語り掛ける。その瞳はどこか憂いを帯びているように見えた。

ヤン「…では話していただけますか?ミスタージョアン。我々にはここに到った経緯を聞く権利があると思いますが?」
そしてここで今まで沈黙を保っていたヤンが初めてジョアンに一石を投じた。ジョアンは一旦後ろに無言でずっと控えている
少年達の方へ顔を向け一つ頷きを見せた後、質問者であるヤンに向き直り、

ジョアン「…いいじゃろう…多少長話にはなるがここまで来たからにはな…」
そしてジョアンは天を仰ぐ。その視線の先には雲一つない青空が広がっていた。


とりあえず選択も判定も無いですがここまでです。次の更新で選択肢があるかな?といったところです。
まさか一年以上もやっているとは思いもしなかったですが、これもひとえに読んで参加してくださっている皆様のお陰です。
あとこの話ももう少しではありますが、今年もよろしくお願いします。それでは〜

513KB (08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
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