キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【新たなる】南葛vs幻想9【戦い】
1 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/20(土) 00:38:59 ID:???
この作品は、キャプテン森崎のスピンアウト作品で。
森崎や南葛の選手を主役にした 東方Projectとのコラボ作品です。
基本は本編と同じように
選択肢の中から第三者(このスレを読んでいる人)が どれかひとつを選ぶ事によって 進んでいきます。
この作品は、キャプテン森崎のスピンアウト作品で。
森崎や南葛の選手を主役にした 東方Projectとのコラボ作品です。
基本は本編と同じように
選択肢の中から第三者(このスレを読んでいる人)が どれかひとつを選ぶ事によって 進んでいきます。
*注意*
このスレでは、試合中のKやJOKERでの能力上昇や練習中での能力上昇が大きめなので
異常に能力が上がった選手が居ます。また、全日本代表と非代表選手では
能力に差がありすぎたので、能力値に"大幅な"テコ入れが施されています。
これもゲームバランスの為ですので、ご了承下さい。
なお、このスレだけの設定やルールが多いですが、そこにも気をつけてくださいですしおすし。
【3スレ分の】南葛vs幻想8【サッカー】(前スレ)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1256053828/
キャプテン森崎まとめ@Wiki
ttp://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/1.html
キャプテン森崎過去ログ倉庫
ttp://morosaki.hp.infoseek.co.jp/
97 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 13:22:48 ID:???
小田「さて…遂に最後の結果発表だね」
早苗「それが終われば第二章に入れますからねぇ…」
小田「その前にイベント挿入らしいけど。
締めは頼むよ、東風谷さん」
早苗「わかりました。第一位…48票15コメント!
二位の山森さんとは3票しか差がなかったですが、堂々の一位!
森崎 有三さんです!」
バンッ!
鋭い光と共に、堂々と入場する男が一人…
鋭く研がれた刀の様な細身の体、ギラつく目…
森崎「俺が…俺が主人公にして南葛のキャプテン!
森崎 有三だァ!」
98 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 13:25:19 ID:???
早苗「悪役の様な入場ですね」
小田「ダークヒーローだと思ってる節があるからね」
森崎「…しっかし、本当に俺は久し振りの出番だと思わないか?」
早苗「思いますね」
小田「思うね」
森崎「フン!俺はどんな事をしてでも勝て!を体現しているつもりだからな。
つまりは勝てばよかろうなのだァーッ!」
早苗「負けちゃったら何も残りませんもんね。何も」
森崎「とは言え、その為の努力を怠ったら本末転倒な訳だがな。
さて、俺様の為のコメントはあるんだろ、な!?」
99 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 13:26:37 ID:???
小田「落ち着いて!慌てないで森崎!」
早苗「いいよなァ…コメントがあってさァ……どうせ私なんて…」
小田「やめろォ!!」
早苗「私は犠牲になったのだ…犠牲の犠牲になったのだ…」
★勝手に追加して良かったのかな?
森崎「……」(無言の視圧)
小田「ごめんなさいしなきゃいけないよね」
早苗「GMの単純なミスです。お詫びいたしますと同時に
追加してくださった方に感謝をお送りしますね」
100 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 13:31:54 ID:???
★やはりこの人!
森崎「だよなァだよなァ!俺がいいよな、そうだな」
小田「森崎…必死すぎるよ」
森崎「セービングとドリブルで負けるつもりはないが、影がこうも薄いのはどういう事だ!」
★ナンバー1の座は譲れん!例え人気投票でも
森崎「ナンバー1と言えば、俺は翼と決着を付ける為に居る筈なんだが」
小田「心配しなくても出て来るよ、若林さんといっひおょ…いひゃいいひぁい!」
ギュー、と小田の口を引っ張る森崎。
森崎「"さん"をつけるなよデコスケ野郎!」
101 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 13:42:40 ID:???
★ポスト神フラグが気になる
森崎「んあー…どうなんだろうな、その辺は」
小田「んー……何とも言えないなぁ」
早苗「一応分類としては
【世界最高のGK】【世界最高の主将】【超幸運GK】の
3種類が今見えている道ですかね。最後に関しては、イマイチ上手く表現できてませんが」
★天子にワンチャンでわからせられた男
森崎「取ってたんだよ…あれは取っていた筈なんだ!」
わなわな、とありのまま起こった事を話し出す森崎。
小田「でもまぁ、アレはもうどうしようもない。
1対1は森崎の弱点だし、そこでJOKERを出した天子さんを褒めるしかないよ」
102 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 14:04:56 ID:???
★やはりトップは…
森崎「そうだ!俺は当然翼にも、シュナイダーにも負けはしない!
どんな状況でも決して諦めはせん!天に輝く将は俺なのだ!」
小田「じ、実力はもう……」
早苗「キャプテンとしては上だと思いますが…」
★クッ、出番が足りない!!
森崎「一応、PA外からのボールは完全シャットアウトしてるんだが…
1対1以外は完全に止めてるんだぞ、俺…」
小田「レティさんや中里が頑張ってるよね、本当」
早苗「チルノさんも頑張ってた時もありますよ。当たり外れが激しいですが…」
森崎「強敵募集、とでも言っておくかな」
103 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 14:13:33 ID:???
出なければならないので今日はここまで。
森崎のボーナスは、
一度カードを引いてもらった後投票で決めてもらう予定です。
友好度 必殺技フラグ植え付け アイテム取得等が候補ですが
何かご要望があればお願いします。
例)シュウさま出してよ!
エルフ出してよ!
ハーフエルフ出してよ!
○○と仲良くor険悪になりたい!
104 :
森崎名無しさん
:2010/02/23(火) 14:14:55 ID:???
乙でした。
マルディさんとかチーム加入?
105 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/23(火) 14:34:41 ID:???
>>103
に修正。
×友好度
○対森崎友好度公開
>>104
オリジナル選手・元ネタ有選手は、
イベントで幻想郷へ呼ばれたり勝手に湧き出したりします。
出現選手一覧
ASローマ選手
ユヴェントス選手
ブランブルと愉快な仲間達
マルディ等
106 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:05:29 ID:???
★聖帝が事故ってちゃらめぇ
森崎「やめろォ!」
小田「ヴワルライブラリー戦辺りの怪我ラッシュは酷かったよね…」
早苗「試合時間を短くするそうです。
筆が遅いのは現状どうしようもないので、それで何とか出来る様考えると…」
小田「余裕がドンドン無くなってるからねぇ…」
★もうすこしがんばりましょう
森崎「…もう少しオーバーラップでもするか……?」
小田「それも手かもね。
でも、それをしたいならパスを伸ばしとかないとマズイと思うよ?
人数差ペナは想像以上に大きいからね」
107 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:06:41 ID:???
★試合で存在感が出ることを願って
森崎「シュートを撃たれすぎるとガス欠する。
撃たれなすぎれば空気になる…GKの辛い所って奴だな」
小田「森崎が居るお陰でDFラインをガン引きしても怖くなかった訳で、
そうしなきゃミドルを警戒してスルーパスゥとかあったから重要なんだけどね」
森崎「差し詰め、居るだけで存在感を発揮している大魔神とでも言うかなァ」
★主人公(空気)
森崎「やめろォ!」
早苗「ストリートファイター3rdの主人公には初期カーソルが…」
小田「やめろォ!」
108 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:07:46 ID:???
★主人公(?)
森崎「ヒャメロー」
早苗「途中で主人公の座を剥奪された…」
小田「もう許してやっても……」
★大会では個人賞を逃し、主役の座を後輩に奪われ、人気投票までダメではかわいそうすぎるww
森崎「一位なんだ!俺は…俺は一位だ!」
小田「ヒーローになってね、森崎…」
早苗「事実上の同情票……」
109 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:13:17 ID:???
★同情票w
森崎「やめろォ!
その哀れんだ視線を浴びせるのをやめろォ!」
小田「同情票だってさ…」
早苗「おお こわいこわい」
森崎「嘘だ…信じるかそんな事……」
★森崎の戦いはこれからだ!
森崎「まだまだこの長い森崎坂を……」
小田「打ち切りED…!」
110 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:18:09 ID:???
早苗「実際は打ち切りじゃないですからね。
さて、奇跡のおみくじと行きましょうか……1位ボーナスとして選択制です」
ジャカッ、と豪華な装飾の為されたおみくじ箱を取り出す。
森崎「おみくじって、こんな豪華でいのか?」
早苗「常識に囚われる必要はありませんよ」
にこっ、と朗らかな笑みと共におみくじ箱を差し出し、
森崎も恐る恐る手を伸ばした。
小田「何だかよく解らないけど卑猥な気がする」
早苗「何がです?」
森崎「…うおおっ!」
111 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:20:25 ID:???
先着一名で
森崎 有三の1位ボーナス→! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
JOKER→ 出したら考えよっか、投票で!
何の札でもJQK→
陽子さん
アミュレット取得+ダイヤを出した事に
ダイヤ→好きなキャラに好きな系統のフラグ立てを行える
ハート→ 投票で好きなアイテム取得。(出た場合ちゃんと説明します)
スペード→対森崎の友好度全公開
クラブ→セービング・せりあい・ドリブルを除いた基礎能力ALL+2
上の物が出た場合、下の物も選択可能です。
112 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:21:27 ID:???
>>111
は無かったことに!間に合って!
先着一名で
森崎 有三の1位ボーナス→! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。
JOKER→ 出したら考えよっか、投票で!
何の札でもJQK→ダイヤを出した事になり、オマケで
三角飛び出し
の書、難易度1を貰えます。(難易度固定)
ダイヤ→好きなキャラに好きな系統のフラグ立てを行える
ハート→ 投票で好きなアイテム取得。(出た場合ちゃんと説明します)
スペード→対森崎の友好度全公開
クラブ→セービング・せりあい・ドリブルを除いた基礎能力ALL+2
上の物が出た場合、下の物も選択可能です。
113 :
森崎名無しさん
:2010/02/24(水) 17:21:54 ID:???
森崎 有三の1位ボーナス→
スペードA
114 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:34:04 ID:???
森崎 有三の1位ボーナス→ スペードA
スペード→対森崎の友好度全公開
クラブ→セービング・せりあい・ドリブルを除いた基礎能力ALL+2
------------------------------------------
シュッ!
森崎の引き抜いたおみくじには、【スペード A】と書かれていた。
森崎「……【スペードA】?」
早苗「北斗残悔拳で死んだ人ですね!」
小田「あってるけど違う。
なるほど、じゃあこの二つの中から選んでね」
【対森崎の友好度全公開】【セービング・せりあい・ドリブルを除いた基礎能力ALL+2】
早苗「空中補正とかそういうのは上がりませんからね、後者」
森崎「…むむむ
(当然実力も欲しいが、友好度なんて具体化されることは滅多に無い…
しかし今それを知って良いものやら…?)」
115 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:35:23 ID:???
どうしますか?
A【対森崎の友好度全公開】
B【セービング・せりあい・ドリブルを除いた基礎能力ALL+2】
先に"2"票入った選択肢で続行します。
ageでお願いします、sageでは決定できません。
116 :
森崎名無しさん
:2010/02/24(水) 17:40:52 ID:jafaAy6M
A
117 :
森崎名無しさん
:2010/02/24(水) 17:41:41 ID:nF1nUwNI
B
118 :
森崎名無しさん
:2010/02/24(水) 17:43:42 ID:mxosIGSA
B
119 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/24(水) 17:48:07 ID:???
Bに決まった所で一旦ここまで
120 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/25(木) 01:55:41 ID:???
B【セービング・せりあい・ドリブルを除いた基礎能力ALL+2】
----------------------------------------
森崎「良し…実力を貰おう」
ぺり、と【B】と書かれた札を受け取る森崎。
その瞬間、自身の実力が底上げされるのを体感する。
森崎「おお…震えるぞハート!」
小田「まぁ、オーバーラップしたいなら妥当な選択じゃないかな」
森崎「うむ。多分これでDFやるには十分な実力だろう…
超モリサキしつつDFやるのは、現実的な選択肢の一つかも知れんな…」
レティと中里以外頼れない守備陣を思い出しつつ、しみじみと語る。
早苗「攻撃的なDFですね、セットプレイ時には浮き球シュートもありますし。
技だけなら【技の書】で補強できますしね…ただ、適正の問題はありますけど」
森崎「適正?」
121 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/25(木) 02:07:24 ID:???
早苗「ええ。 大まかに力・技・速・知とかそんな感じで属性分けがありますから。
力の代表技は【強引な系】 技の代表は【華麗な系】。
速の代表はちょっと少ないですが【忍法系】辺りでしょうか」
小田「知の代表としては【オフサイドトラップ】とかかな。
ファンタジスタってのもあるけど、除外していいと思うよ」
森崎「ファンタジスタ……」
ぎり、と表情を歪ませる森崎…対抗心のせいだろう。
早苗「ミラクルドライブ等が筆頭ですかね。
とは言え、森崎さんの【がんばり〜系】も独自の路線なので誇って良いです」
森崎「そ、そうなのか!?」
小田「ええ。内部データの【努力家】が高くないと使えません。
南葛内でNo.2努力家は【霧雨 魔理沙】。No.3は【山森 正吾】ですかね」
森崎「俺がNo.1なのか…」
122 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/25(木) 02:10:58 ID:???
小田「未来では腰に爆弾を抱えるしね…
まぁ、ウチでは翼が足をやった訳だけど」
森崎「爆弾?」
小田「ああ、い、今は忘れてていいから!うん!」
早苗「そ、そうですよ」
森崎「むぅ……?」
釈然としない様子の森崎を置き去りにするかのように、幕が降り出す。
小田「お、おっと終わりの時が来たようだね!
長くなったけど、人気投票結果発表はこれにて終了だよ!」
123 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/25(木) 02:18:02 ID:???
早苗「総勢488票、128コメント。
あまりの多さに舞い上がってやりすぎちゃいましたかね?」
小田「やりすぎも何も、コメント返信は不足な位だよ。
本当はもっとやりたかったけど…流石にね」
森崎「48票も俺に入った事は光栄だ。
これからも常勝南葛を勝たせ続け、翼に負けず戦い抜くぜ!」
早苗「では…これにて南葛vs幻想の人気投票発表を完結します!」
小田「司会は俺、小田 強と」
早苗「ミラクル★シュラインシャーマン。東風谷 早苗でお送りしましたっ!」
森崎「次からは本編だ、この俺の活躍に期待していてくれ!」
124 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/25(木) 02:20:28 ID:???
小田「その前に序章の総括だね。
じゃ、舞台を譲りますよ………」
早苗「ええ。そういう手筈でしたからね」
?「ふふ…そういう事ですわ」
小田「では、どうぞ……
神隠しの主犯、八雲 紫さん」
小田、早苗。
二人が去った舞台に今、この騒動の主犯が登った―――。
125 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/25(木) 02:22:28 ID:???
今日は ここまで。
次回から本格的に幻想郷がサッカーに向けて動き出します。
乞うご期待してください!
126 :
森崎名無しさん
:2010/02/25(木) 02:25:20 ID:???
超期待!
乙ー
127 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/26(金) 03:09:01 ID:???
>>126
うへへ。
----------------------
紫「ふふ…。それにしても」
ス キ マ
ぐぁん、と目の前に【びっしりと目の付いた、黒いモニター】の様な空間を開く。
そこに映るは、人里チームが優勝候補筆頭であったチーム。
【紅魔ルナダイアルズ】を粉砕する光景、映像であった。
それは決して華やかな勝利ではなかった。
むしろ、お互いが泥塗れになって足掻き合うかの様な―――壮絶な食い付き合い。
食い付き喰らい返し、泥塗れ血みどろになっての戦い。
何か一つのボタンを掛け違えれば、途端に崩れ落ちるかのような薄氷の勝利。
紫「美しい事ですこと。
―――それが瞬く間に吹き飛ぶかも知れなくても、
泡沫の酔いという物は何時でも美しく甘露で残酷な物です」
これ以上無い甘露を口にしたかのような無邪気な笑みを浮かべたと思えば、
笑顔で命を潰す童女の様な狂気を宿す。
128 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/26(金) 03:10:49 ID:???
スキマ妖怪。
一にして全、全にして個。
何の体系にも属さぬ単にして群の妖怪である。
彼女の趣味は、【スキマ覗き】。何時どんな所へも、好きな様に干渉出来るうる
彼女のみが持つ力を使った、他者見物である。
その力を使って、今は人里の選手が次々と映し出される【スキマ】を眺めていた。
特に強く見た者は、三人。
山森 正吾。
神に愛されたかのような運を盾に、鬼神の様に成長する小さな怪物。
藤原 妹紅。
復讐心から【蓬莱人】と成り、人との関わりを断って来た不死身の女。
比那名居 天子。
天人としての修行も無く天人に成り上がり、その身だけは【天人】と成り果てた女。
129 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/26(金) 03:14:29 ID:???
紫「とても愉快だわ。
どれも自分の身の上を越えた者に成った、成ってしまった者。
それぞれがどう進むのか…とてもとても、愉しみ」
パン、と無造作に扇子を開く。
その扇子の下には、まるで望んでいた物を与えられた童の様な笑みを。
紫「その越えてしまった者達を一挙に抱えた、
人里を根城にするなんて事の無い筈だった草サッカーチームが…
本当の意味で、サッカー集団と化けそうにもある」
ニィィ…と。口元は伺えぬが、目だけでも解る加虐的な笑み。
紫「知りなさい。
越えてしまう事の苦しみを。
感じなさい。
越えてしまった事の喜びを。
それら全て、幻想郷は受け入れるのです」
130 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/26(金) 03:16:01 ID:???
紫「…説教臭くなってしまいましたか。
それでは、本題と参りましょう…包み隠さず、森崎 有三に関してです」
扇子を閉じ、真一文字に振り抜く。
と同時に、紫の正面に薄い光の壁が出来上がる。
紫「液晶てれびじょん…なるものでしたか。
理解できぬ科学は魔法に等しく、理解できる魔法は科学に等しく」
しゅ、しゅっ。
まるで弘法が操る筆の如く、流麗な文字が描かれて行く。
紫「ふふ…久々ですが、上手く行ったようです」
光の壁を軽く摘み、ふわりと全面に押し出した。
そこには、こう書かれていた。
131 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/26(金) 03:17:12 ID:???
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か
・自らの成長は出来たか否か
・自らの仲間の成長を促せたか否か
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か
紫「明日は、これら一つ一つについて纏めましょう…
今宵はここまで、これが全てです」
132 :
森崎名無しさん
:2010/02/26(金) 03:20:45 ID:???
おぉ盛り上がりそうだ
乙ですー
133 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 01:52:24 ID:???
紫「Zzz...」
すやすや、と舞台の上に布団を敷きぐっすりと寝ている女性。
波打つ金糸の様な髪は艶やかに広がり、その寝顔は傾国を体現したかのような美貌。
―――八雲 紫である。
紫「ハッ!いけないいけない、グッスリと寝ていたわ…
それでは、話を始めましょう…まずは、第一項目」
片手に持った扇子で、
【幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか】
の項目に触れると、その項目が仄かに光りだした。
紫「この項目の意味は…」
134 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:00:12 ID:???
紫「人間と妖怪が、その身体的能力の差はあるにしても…」
モニターには、光線が飛び交いGKやDFが塵の様に吹き飛ぶ
以前の幻想郷におけるサッカーが映されていた。
紫「人が編み出す【技】によってその差を埋められるルールに
変えられた、この【サッカー】において…」
映像が変わり、画面には森崎がオーバーラップする映像が映されていた。
以前のルールならば、容易く止められていたであろう森崎のドリブル。
しかし、現行のルールでは森崎の操るボールに誰一人触ること敵わず
すり抜けられる。
紫「唯の人間の集まりである
南葛がいかに戦い、幻想郷における【サッカー】と言う物の
認識を変えられたかが重要」
135 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:05:40 ID:???
紫「その点で言えば…各勢力の従者クラスが揃っているチームを
全く注目されていない人間主体のチームで破り、かつ自分たちがそれを倒したのは…
大きい、とても大きいわ。20点満点中、20点をあげちゃいましょう」
モニターにさらりと数字を書き込む。
それだけで合計点数が下に出現する。
紫「正直思いもしなかったわ。
内心、15点が最高得点だと思っていたのだけれど…森崎 有三、やり手ねえ」
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか・・・20点
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か
・自らの成長は出来たか否か
・自らの仲間の成長を促せたか否か
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か
合計=20/100点
136 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:07:16 ID:???
紫「さてさて…次は。
【幻想の住人との交流が上手く行ったか否か】」
先程と同じく、文字を浮かび上がらせる。
紫「……これに関しては、もっと能動的にと言いたいわねぇ。
受動的な出来事での対応は決して悪くなかったけど、
能動的にあまり動かなかったのは頂けないわ。それと、もう一つ…
注文をつけるとすれば、今の状態だと【仲がいい相手と悪い相手の差が激しい】のが心配かしら?
その辺りを減点して……」
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか…20点
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か…12点
・自らの成長は出来たか否か
・自らの仲間の成長を促せたか否か
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か
合計=32/100点
137 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:11:26 ID:???
紫「でもでも、及第点ではあるのよ?
むしろよく頑張った方……それ以上になりたいなら、能動的にと言うことですわ」
目を細め、まるで自らの孫を見るかのような目で語る紫。
紫「さて、お次は…
【自らの成長は出来たか否か】
…これはわかりやすいわねぇ、8点…と言った所でしょうか」
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか…20点
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か…12点
・自らの成長は出来たか否か…8点
・自らの仲間の成長を促せたか否か
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か
合計=40/100点
紫「理由は…目先の事に囚われ過ぎ、ですわ。
伸びる余地の無い物は、この先しばらくは伸びませんわ。
それより、手の届く物から掴み取るべきです」
138 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:18:25 ID:???
出来の悪い子を叱る様な調子。
まるで一定の貌を保たない様は、万華鏡の様であった。
紫「しかし、今の森崎 有三のシュートに対する強さは…
その独特のセービングを含めば、幻想郷でも屈指と言っていいでしょう…
当然、私には及ばない訳ではありますが。
安心しなさいな。貴方には、見えるだけでも3つの道がある。
どの道を行くにしろ、相応の力と―――苦難を得るでしょう」
ニィッ…と。
今度は稀代の極悪人の様な顔へ。
どのような貌も彼女の物ではないのか。
彼女の前では、どの様な話でも胡散臭くもなり真実味をも帯びる。
139 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:25:49 ID:???
紫「さて…次は。
【自らの仲間の成長を促せたか否か】
これはちょっと説明が必要でしょうか……
この項目は【南葛選手】のみで採点するわ。……今は袂を分けている、
大空 翼…彼らの成長も、ここに関わるのよ」
とんとっ、と服装を正しつつ優しげに語り掛ける。
声色まで異なり、同一人物には聞こえない。
紫「これも…【もっと能動的に】と言いたいわね。
でも、山森 正吾…彼の成長に関しては、目を掛けただけあって恐ろしいわ。
幻想郷の中でも、今のままでは彼の総合力に敵う人物は…相当に少ないです」
つぃっ、と扇子で間を置いて。
紫「ソコを鑑みて…14点をあげましょう。
これ以上を目指すなら、積極的に個人面談してあげる事ですわ」
140 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:26:57 ID:???
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか…20点
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か…12点
・自らの成長は出来たか否か…8点
・自らの仲間の成長を促せたか否か・・・14点
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か…
合計=54/100点
紫「あふ……。
眠くなっちゃったわ。最後の一つは今宵はお預け…
それでは、良い夜を…御機嫌よう」
141 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 11:57:53 ID:???
紫「あふぅ…」
小さく口を開け、欠伸などしている。
こんな姿でも魅力的に映ってしまうのだから恐ろしいものである。
紫「今日は早起き出来ましたわ…さて、最後の一つと参りましょうか」
【自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か】
紫「これは先程とは違って…
森崎 有三、貴方のチームに所属している選手全ての好感度が重要ですわ。
さらに…【加入時からの友好度の推移】でこの点数は採点されますのよ」
つまり、最初から森崎の事を快く思っていない人物をチームに入れても…
むしろ、そういった選手と仲良くなるほどにこの点数は上がっていくのだ。
紫「まぁ、仲のいい人との交友を深める事もまたいい事ですわ。
【広く浅く】か、【狭く深く】になると思いますが、正解はありません…
強いて言うなら、【敵を作らない】事を推奨だけしておきます……」
142 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 12:01:05 ID:???
パチン、と指を鳴らす。
すると人里カップの惨状を招いた外道コンビ、稗田 阿求ことAQNと。
エルフの少女、レ・フュリーが映る。
紫「彼女らの様に、自ら敵対しようとしてくる相手もいますが…
それはライバルであるので、好感度は関係ありません。
……むしろ、彼女等は…そうですね、岬 太郎よりかは貴方の事を快く思っています」
あれでもない、これでもないと語り合う彼女達。
……出合い方が異なっていれば、友人になれたのかもしれない?
紫「……今の所、貴方の方針は【狭く深く】かしら?
何人かに取り返しの付かない程嫌われては居ますが、
それ以外はほぼ良好でしょう……よって、13点を差し上げます」
143 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 12:05:30 ID:???
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか…20点
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か…12点
・自らの成長は出来たか否か…8点
・自らの仲間の成長を促せたか否か・・・14点
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か…13点
合計=67/100点
紫「合計67点……。
合格点を越した位です、上の下と言った所でしょう…
ふふ、これからは【大きなペナルティ】が発生する事もあります……」
こちらを扇子で指差しつつ、宣告する。
紫「貴方が敵いそうに無い妖怪の暴走等は、
【貴方が原因でない限り】私が防ぎますし、上位の妖怪ほどその辺りは理解しているでしょう」
にっこり。
何のケレン味も無い、純粋な笑顔をぱっと咲かせ。
144 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 12:07:12 ID:???
紫「しかし、短気な妖怪を怒らせればそうは行きません。
努々、お忘れなきよう……」
スッとスカートの裾をつまんで広げつつ、頭を下げた。
まるで貴婦人の様にも、何も穢れを知らぬ幼子のようにも映る。
紫「貴方方のお陰で、幻想郷の各勢力もサッカーに取り組み始めました。
この調子なら、後々の私の計画にも支障はないでしょう…
感謝していますよ、森崎 有三。
これからもその心へし折られぬよう、努力する事を願いますわ」
ス キ マ
そして、貴方の目の前に漆黒の空間と目玉の大群が現れて。
視界は 暗転 した。
145 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 12:10:50 ID:???
……これにて序章完ッ!です。
途中から筆が遅くなってしまいましたが、何とか一区切りつける事が出来ました。
これからは第二章となり、本格的に翼達や幻想郷トップクラスの選手が出てきます。
それに従い、難易度も上昇して名無し選手でも決して侮れない強さになって行きます。
明日頃から、また本編に戻れるかと思います。
長い間全く話に進展がなくて誠に申し訳なく思います。
これからも、皆様方に楽しんで頂けるよう精進致しますので
是非ともご声援の方宜しくお願い致します、コメント一つで一年は戦えるのです。
今日はここまで。
146 :
森崎名無しさん
:2010/02/28(日) 12:32:20 ID:???
序章完了乙です
147 :
森崎名無しさん
:2010/02/28(日) 12:34:24 ID:???
人里に苦労する決定力の無さでこの先どうなるのか…
148 :
森崎名無しさん
:2010/02/28(日) 13:14:45 ID:???
毎回0点で延長の後PKで決着をつける→長く戦える→覚醒多くてウマー
149 :
森崎名無しさん
:2010/02/28(日) 13:24:01 ID:???
ファインセーブ→オーバーラップ→11人抜き
これで問題ないさ
150 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 18:58:42 ID:???
>>146
予想以上に長かった…
二章からは試合時間を短縮します、でないと何時までも話が進まないので…。
>>147
森崎との話し合いにも拠りますが、修哲トリオを強化するか
ストライカーを補強するかのどちらかでしょうね。
ただ、気付いている方も多いと思いますが
序章での能力値の天井は基本的には【51】で、ブロック・せりあいのみは+2~3される程度です。
その中でセービング力54は、破格と言うか必殺技抜きでも序章最強GKです。
せりあいがやや劣るという欠点はありますが、序章の選手の最強技をパンチングで弾き返せるのは
森崎しか居ませんでしたから、その分の弱体化でしたのです。ご了承下さい。
151 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 19:00:24 ID:???
>>148
GMが死んでしまう!
その前にこれからは無失点を続けられるかな……(ニヤリ)
>>149
森崎「山森ぃ…サッカー、好きか……?」
152 :
森崎名無しさん
:2010/02/28(日) 19:45:03 ID:???
森崎「俺はサッカーが好きなんじゃねえ…… 勝つのが好きなんだよおオオオオオオオ!」
153 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 17:23:12 ID:???
>>152
フ、フレイザード!
(でしたっけ?)」
154 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 17:24:21 ID:???
【幻想郷 11日目】
森崎「………」
パチリ、と。
性質の悪い夢を見ていた…気がする。
森崎「朝…?
大会は?人里カップは……」
寝ぼけ眼で手を出鱈目に動かすと、カン!と何か金属質の物が手に当たる。
森崎「目覚まし時計か?いや、そんな物はない…なら」
金属質の物を、掴む。
何故か自由に動かない体を引き摺って、掴む。
155 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 17:25:50 ID:???
それは。掴み取った物は。
栄光の。
幻想郷に連れて来られ始めて勝ち取った。
栄冠の証であった。
【人里カップ優勝トロフィー】を手に入れました!
(とても解りやすい強さの象徴です。ただ、そこまで高等ではありません)
【南葛】のチームランクが【★★☆】になりました!
(幻想郷有力勢の下位チームと同等のランクです)
森崎「そか…俺は、勝ったんだよな。で……何で、布団の中に?
それが問題である。
確か、表彰式に出て…稗田 阿求が大会MVPに…?
156 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 17:27:27 ID:???
森崎「待て!?何かおかしいぞ、何か…っつ!」
飛び起きようとすると、違和感の正体に気づいた。
全身、包帯が巻かれているのだ。
森崎「なんじゃあこりゃあー!?」
先着一名で
そして誰が来る?→! card
ダイヤ→小田だ!彼ならしっかり説明してくれる!
ハート→山森だ!?帰ってきてたのか!
スペード→一条だ!…何で?
クラブ→岬だ!…何で?
JOKER→慧音だ!……何で?
157 :
森崎名無しさん
:2010/03/01(月) 17:30:29 ID:???
そして誰が来る?→
JOKER
昨日からJOKER頻発してるんだぜ?
158 :
157
:2010/03/01(月) 17:31:42 ID:???
あっはっは、やっちった☆
159 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 17:36:13 ID:???
>>158
JOKER→見知らぬ女の子が隣に寝ていたァ!?
とか書いた後消しててよかったんだぜ!
160 :
森崎名無しさん
:2010/03/01(月) 18:32:43 ID:???
>>157
貴方が神か
邪神かもしれんけど
161 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 23:52:09 ID:???
>>160
イロイロと有利になりましたね
--------------------------------
JOKER→慧音だ!……何で?
---------------------------
慧音「あー、何だ。あー。私が説明しよう、うん」
森崎「……上白沢さん?」
森崎の隣に正座をしていたのは、上白沢 慧音。
決勝戦を戦った、人里チームの創設者である。
慧音「森崎。君は…そう、稗田 阿求の起こした騒動に巻き込まれたんだ」
森崎「…そうだ、アイツらが…爆薬をフィールドに仕掛けてやがったのか?」
想起されるのは、あちこちが爆裂する世紀末なフィールド。
……そこで練習をしていた森崎としては、許しがた……
森崎「練習場が無くなったじゃねぇか!」
162 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 23:53:55 ID:???
慧音「……あぁ、それもそうなんだが。
君が何故怪我をしたか、そこから説明したいんだ。
構わないかな?」
森崎「あ、あぁ……」
握り拳を作ったまま外に飛び出そうとしたが…
その原因を知りたくもあった森崎は、大人しく床に横になった。
森崎「(正座じゃなきゃ、上白沢さんの下着見えたな…)」
慧音「うむ、素直な子は先生好きだぞ。
あの時、帰ろうとしていた君はだね……直撃を受けたんだよ、爆発の」
森崎「……。はぁっ?」
包帯の上からぺたぺた、と自分の体を触る森崎。
確かに痛むには痛むが、擦り傷の様な物しか感じない。
163 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 23:56:16 ID:???
森崎「俺が…あの爆発を?直撃?いやぁまさかそんな、ハハ」
曖昧な笑みと共に、慧音に語りかける森崎。
慧音「いや、本当だ。
……危うく重症患者に逆戻りする所だったんだよ、君は。
私が急いで超変身してその歴史を"喰って"。
その後、風華の治癒魔法で回復したんだ…その時、風華も精神力切れで倒れた…」
苦々しそうに、森崎に語りかける慧音。
少なからず、自分達のホームでもあるグラウンドを破壊されたのは腹に据えかねているようだ。
森崎「(待て待て…色々な事実が降りかかって来たぞ。
何から話せば……)」
164 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/01(月) 23:58:20 ID:???
【慧音に向かって、何から質問しますか?】
(判定によって、聞ける回数は変動しますが一回は確実です)
A 「俺達の練習場は?」
B 「俺の怪我は大丈夫なんですか?」
C 「南葛の皆は無事ですか?」
D 「花守さんは無事ですか?」
E 「あの外道コンビ…でしたかは、今どこに?」
F それ以外の事
(先に二票、IDを出した状態での投票の物で入った物で進行します)
165 :
森崎名無しさん
:2010/03/01(月) 23:59:30 ID:FS806dcY
F というか、何で慧音さんがここに?
166 :
森崎名無しさん
:2010/03/01(月) 23:59:47 ID:Ho8drXIQ
D
各勢力の友好上げなきゃならんらしいし
167 :
森崎名無しさん
:2010/03/02(火) 00:00:24 ID:PAGll/vs
E
168 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2010/03/02(火) 00:03:55 ID:hbLNPbMY
C
169 :
森崎名無しさん
:2010/03/02(火) 00:19:00 ID:taJjih1w
D
170 :
森崎名無しさん
:2010/03/02(火) 00:19:07 ID:T9pZXkOc
C
171 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 01:02:35 ID:???
>>165
何となく(笑)
ではなく、まぁ色々あります。
>>166
後々わかる事ですが、
あの採点は【いかに紫の都合よく動いたか】です。
勿論高い方が紫の(表面には出ないですが)サポートを受けやすくなりますが、
低いからと言って別段どうと言う事はありません。
172 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 02:51:54 ID:???
D 「花守さんは無事ですか?」
-------------------------------
森崎「その…気絶した花守さんは無事ですか?」
森崎の脳裏に最初に去来したのは、
『気絶した花守は無事か?』と言う事だった。
自分の事を治療した相手、と言うのも大きかったのかもしれないし。
気を失う前、華麗な剣捌きを披露していたのが脳裏に残っていたのかもしれない。
慧音「あぁ…大丈夫だよ。
どうも風華の【奇跡】…あ、便宜的にそう呼んでるんだがな」
指をふりふり解説してくれる慧音。
慧音「使えば使うほど神経を消耗して、最後には気絶するんだ。
ただ、六時間ほど寝るとむっくり起き上がって元気になるんだ」
173 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 02:57:17 ID:???
森崎「(【奇跡】…成程、やっぱり花守さんには何か特別な物があるんだろう。
…あの胸も奇跡的だが)」
結論としては、無事らしい。
ただちょっと睡眠が必要になるだけで、大事ではないらしいのだ。
慧音「(しかし…自分の事でも仲間の事でもなく、まず風華の心配か。
他人思いなのかそれとも女好きなのか、判断に迷う所だが…)」
*慧音との友好度が【小↑】されました*
さて、そうして話し合っていると…
先着一名様で!とcardの間のスペースを消して引いてください。
初日はサッカーやってる暇ないよ!→! card
ダイヤ・ハート・スペード
→何も起こらない、会話続行可能!
クラブ→「トントン」 何者かがノックしてきたぞ!
数値によって更に状況変化。
JOKER→「トントン」
174 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 03:14:51 ID:???
初日はサッカーやってる暇ないよ!→! card
ダイヤ・ハート・スペード
→何も起こらない、会話続行可能!
クラブ→「トントン」 何者かがノックしてきたぞ!
数値によって更に状況変化。
JOKER→「トントン」
クラブ以外なら
A 「俺達の練習場は?」
B 「俺の怪我は大丈夫なんですか?」
C 「南葛の皆は無事ですか?」
D 「あの外道コンビ…でしたかは、今どこに?」
E それ以外の事
(先に二票、IDを出した状態での投票の物で入った物で進行します)
で進行します。
今日はここまで。イマイチ筆のスピードが上がりませんね、すいません。
175 :
森崎名無しさん
:2010/03/02(火) 03:53:49 ID:???
初日はサッカーやってる暇ないよ!→
クラブ3
176 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 15:30:28 ID:???
んむ。
これはゴッソリ…行くかもしれないなぁ。
今日の深夜0時前後に更新予定。
177 :
森崎名無しさん
:2010/03/02(火) 17:51:06 ID:+rCx+woo
D
178 :
森崎名無しさん
:2010/03/02(火) 17:52:10 ID:???
ム、すまん。間違えた。
179 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 23:46:18 ID:???
状況→岬が扉をノックノック!
-----------------------------------------------
トン、トン。
森崎の寝ている部屋にノックをしたのは、岬 太郎。
森崎との折り合いが最悪に近い人物だった。
岬「(ふぅ…まぁここが潮時って所だよね。
流石にFKまで否定されて、あんな大ポカしでかせばもうどうにもならないのは
明白だし…なら、土産物位は持って行かないとね〜♪)」
森崎の元での巻き返しを不可能と判断した岬は、
良く言えばハンドリングも軽快にチーム離脱を宣言しに来たのだ。
その際、自分だけでは意味も薄かろうと…
何と、森崎派の選手を切り崩しに掛かっていたのであった!
…少し、時間を戻して見てみよう。
180 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 23:47:48 ID:???
岬「(ふふ〜ん、何だかんだで皆上手くなったからね。
さて、引き抜きするのは……)」
先着一名様で
!とcardの間のスペースを消して引いてください。
誰に引き抜き工作してきたの?→! card
ダイヤ→一番引き抜きやすそうな魔理沙に工作をしていた!
ハート→上手くやれば丸め込めそうな井沢に工作をしていた!
スペード→自分と性質の似た所のある岩見に工作をしていた!
クラブ→引き抜いた際、打撃を与えられる来生に工作をしていた!
JOKER→全員に門前払いされた…。岬の信望大幅ダウン!
(出た選手に岬が引き抜き工作を仕掛けます)
181 :
森崎名無しさん
:2010/03/02(火) 23:49:01 ID:???
誰に引き抜き工作してきたの?→
ハート2
182 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/02(火) 23:49:42 ID:???
*岬が井沢に引き抜き工作を仕掛けました*
これから書くのでまってね!^q^
183 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/03(水) 02:03:53 ID:???
誰に引き抜き工作してきたの?→ ハート2
ハート→上手くやれば丸め込めそうな井沢に工作をしていた!
------------------------------------
岬「(候補としては4人…
一番楽に説得できるのは霧雨さんだけど、人気先行過ぎる。
次に楽なのは岩見くん。多分今一番スタメン組の中では損をしているけど、地味過ぎ。
次に楽なのは…井沢かな?実力はイマイチだけど、顔で人気も取れるし悪くない。
読めないのは来生。その時の気分でどうにでもなっちゃうから…
よおし、引き抜きを狙うのは井沢だ。
井沢は結構直情型だし、一回思い込ませれば上手くやれる筈だしね♪)」
そう考えた岬は、テクテクと井沢の部屋まで歩く。
間も無く辿り着いた井沢の部屋には、【在室】と書かれたプレートが下がっていた。
岬「(しめしめ♪
さーて、岬君のパーフェクト詐術教室…はっじまるよー?)」
わぁい。
184 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/03(水) 02:05:21 ID:???
トントン。
岬「井沢、いるよね?
僕だよ、岬だよ。……話したい事があるんだけど、ちょっといいかな?」
井沢「(…岬?昨日の試合でバカやった岬が俺に話…?
この場で閉めてやっても良いが、岬と仲いい奴は結構いるからな…
いや、仲悪い奴を探す方が難しいか…
それを考えると、締め出しは得策じゃあないよな。開けるか)」
井沢「ん、居るぞ。勝手に開けて入ってくれ」
岬「(自分から開けには来ないか…)
失礼するよ、井沢」
静かに戸を開け、入ってくる岬。
当然井沢は、これから自分に引き抜き工作が為される事を知っている訳が無い。
185 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/03(水) 02:10:38 ID:???
井沢「で?俺に話って何だよ岬。
あ、もしかしてFKキッカーの話か?それなら森崎に…」
岬「いや、そうじゃないんだ。
今日はね…井沢君に謝りたい事があってね…」
やけに大人しく井沢の前で身住まいを整える岬。
井沢「(俺に謝りたい事…?)
何の事だか、全然わからないぜ岬ぃ…」
岬「…いままですまなかったぁっ、井沢ぁぁっ!」
ズバッ!と頭を下げる岬。
まさかいきなり頭を下げられるとは思わなかった井沢は、やや狼狽する。
井沢「ち、ちょっと待てぇ!?
(き、気分は良いが…全く意味が解らないぞぉ!?)」
186 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/03(水) 02:16:37 ID:???
岬「いやっ、待てないねッ!
僕は…僕は君を読み違えていたんだぁっ!
そして同時に…僕は、井沢…君の可能性を見出した!」
うおおおおお!
とでも聞こえそうな勢いで捲し立てる岬。
井沢「(み、岬の野郎が俺を…この俺をベタ褒め!?
何だ…これは何だ!?俺の時代か?そうなのかっ!?)」
普段褒められる事に慣れておらず、またその事に飢えている井沢は
岬の砂糖菓子の様な甘い言葉に浮き上がってしまった。
…本人は、こんな事を思っている。
187 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/03(水) 02:19:00 ID:???
岬「(ふふ…僕の理論は、『全て自分がこなす必要は無い』さ!
僕に出来ない事は他の人にぜーんぶお任せして。その手柄だけ貰う♪
当然やってもらう人の気分は最大限良くするんだけどね)」
井沢「で…で?
俺は一体どんな可能性があるんだっ!?」
かぶりつく勢いで岬の方へと体を傾ける井沢。
甘言に乗せられておる。
岬「井沢…君の可能性は、『砲台』さ!
そのどの方向へも変化するシュートに、ジャンプ力!
君なら、どんな所からでも点を奪えるんだ!」
井沢「……砲台?俺が…砲台?」
井沢の志向する選手像は、攻撃の総合指揮者である。
パス・シュート・せりあい・ドリブル…全てをこなし、軸となる。
修哲トリオの中での役割もそうなるので、自然とそうなるとも言うが…。
188 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/03(水) 02:30:42 ID:???
井沢「(うーむ…点取り屋なら来生がいるし、
だが、俺がもっと強くなるには…一点特化になるしかないのか?)」
岬「(イケる…筈だ!
井沢の自己顕示欲は、本人が思っているより強い!(筈)
その点で、派手に活躍できる【砲台】と言う役割は琴線に触れる筈だ!)」
先着二名様で
!とcardと!とdiceの間のスペースを消して引いてください。
井沢「でも俺、岬大嫌いなんだよな」→! card+(対岬感情+6)+(【砲台】への興味-! dice)
岬「ふふ、僕に釣られるんだ井沢」→! card+(岬家流詐術! dice/2)
【井沢の値】−【岬の値】
≧2→井沢「イヤ、俺はトップ下だから」 岬形勢不利に
=1→井沢「うーん…正直お前の言う事をイマイチ信じられない」 岬やや形勢不利に
=0→井沢「……」 互角?
=−1→井沢「悪くは無い…かな」 岬やや形勢有利に
≦−2→井沢「いいね、俺にピッタリだ!」 岬形勢有利に
189 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/03(水) 02:34:15 ID:???
今日はここまで。
万が一引き抜かれても、
(正直相当岬不利です。
井沢→岬の好感度は【険悪】としか言い様がないので…)
行き場所を見つけ出すか、偶然ででも井沢と遭遇できれば
説得可能です。
190 :
森崎名無しさん
:2010/03/03(水) 02:46:23 ID:???
井沢「でも俺、岬大嫌いなんだよな」→
スペード8
+(対岬感情+6)+(【砲台】への興味-
2
)
6でもでもダイスとダイス/2がかかると殆ど差が
191 :
森崎名無しさん
:2010/03/03(水) 03:04:05 ID:???
岬「ふふ、僕に釣られるんだ井沢」→
ダイヤ6
+(岬家流詐術
4
/2)
192 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/04(木) 03:23:07 ID:???
今日はお休みです。
MBAAを貸して貰ったのでコンプするんだー…
193 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/04(木) 12:59:28 ID:???
井沢「でも俺、岬大嫌いなんだよな」→ スペード8 +(対岬感情+6)+(【砲台】への興味- 2 )
岬「ふふ、僕に釣られるんだ井沢」→ ダイヤ6 +(岬家流詐術 4 /2)
井沢の心証=12
岬の詐術=8
≧2→井沢「イヤ、俺はトップ下だから」 岬形勢不利に
--------------------------------------------------
井沢「なぁ、岬」
岬「なんだい、井沢くん?」
自分の策略が実ったと確信している岬は、
天使の様な笑顔を顔に貼り付け続けていた。
が、それも井沢の次の一言で一変するのだ。
井沢「…修哲トリオ、あるだろ。3人でパス回しする俺達の技な」
194 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/04(木) 13:04:55 ID:???
岬「うんうん、あるね。あれは凄いと思うよ。
(数が一人多い意外は、僕と翼君のゴールデンコンビの方が
絶対的に上なんだけどね。燃費の面でも互角だし)」
井沢「アレな。
俺がメインで、滝がその補佐。来生は撹乱なんだよ…
何でって言われても困る、ただやれば自然とそうなるんだ」
静かに、淡々と井沢は語る。
岬「へぇ。そうなんだ…
(否定も肯定もせず、ただ聞く…ってね)」
井沢「今の俺は…滅茶苦茶に悔しいが、
ドリブルは滝にも来生にも負け、シュートは来生に負け…
肝心要のパスも、滝にも来生にも負けてるだろうさ!
……だけどな、俺にしかない物があるんだよ」
195 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/04(木) 13:09:37 ID:???
岬「……うんうん。
(マズい、かな…?)」
井沢「そいつは…戦術眼と視野の広さだ!」
岬「!」
ぎょっ、と岬の表情が一瞬驚愕に染まる。
成れた物で、一瞬で元に戻すが…主導権を握られたのは明らかだ。
岬「(マズいなぁ…もし引き込めなくても、
修哲トリオを分断できたのは大きかったのになぁ。
多分井沢がFWになったら、来生が怒って井沢と喧嘩になる。
滝は多分積極的に介入しないし、明らかに良手だった筈なのに…)」
五分五分。
岬の試算した、引き抜きの成功率である。
196 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/04(木) 14:03:39 ID:???
成功するかしないかは正直運…
ならば、と自分の去った後に火種を残そうと考えていたのだ。
しかし……
岬「(以外に…自分の南葛内で求められている立場を理解してるね。
くっ…もっと視野が狭くなってる筈が、
この岬 太郎の目を持ってしても見抜けなかった!)」
岬「…そうか。
確かにね、確かにそうかもしれないね…」
井沢「ああ。もっと、総合的に強くなる必要がある」
岬「………。
(仕方ないね…何とかごまかしてだまくらかすしかないか…)」
これ以上の説得は逆効果、と判断した岬は
兎も角にも移籍の話を切り出す事にした。
197 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/03/04(木) 14:12:08 ID:???
岬「井沢…僕は実力をつける為、このぬるま湯の南葛から離脱しようと思うんだ。
君も…井沢君の力を、僕に貸してほしいんだ!」
傍から見れば、誠心誠意頼み込んでいるようにしか見えない。
内心では、打算が渦巻いているのだが。
井沢「移籍か……」
*井沢と岬の友好度が【中↓】されました*
先着二名様で
!とcardと!とdiceの間のスペースを消して引いてください。
井沢「ナニイテンダ」→! card+(対岬感情+8)+(不信感! dice)
岬「ワカッテ、クダサイ!」→! card+(岬家流詐術! dice/2)
【井沢の値】−【岬の値】
≧2→井沢「信じられん、出てってくれ」
=1→井沢「悪いが断る」
=0→井沢「うーむ…」 岬に説得チャンス到来!?
=−1→井沢「…わかった、行くよ」
≦−2→井沢「待ってろ、今滝と来生はいるかな…」
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