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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】

1 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/03(水) 17:46:36 ID:???

キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者（ロムしている人）が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。

地底に出発する朝。 スキマ妖怪の訪問を受けたが……？ 21スレ目でやっとメンバー揃う！？よろしくお願いします。


前スレ

【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1265448853



登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは>>2からになります。

575 ：森崎名無しさん：2010/03/19(金) 23:05:49 ID:Bhw7h92w

A

ところで松山、Ｂは完全に並行世界の別人だと思うんだｗ

576 ：森崎名無しさん：2010/03/19(金) 23:06:48 ID:LJpGWHCI

A

577 ：森崎名無しさん：2010/03/19(金) 23:07:05 ID:w2m7FXIE

おっと下げてしまった

G
「そうだ。さては以前から感じていた気配の元は……君だね」

578 ：森崎名無しさん：2010/03/19(金) 23:07:56 ID:6aXeAw2Y

A

579 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:20:25 ID:???

>>573
??「強気な台詞ですね……」??「松山君……」
>>575
ゴーグルの伝説はすでに私の手から離れているのですよ！


Ａ「君は……誰だ？」


先の勇儀の時と同じく、松山は名前をちゃんと伝えようと思うもあまりの突発自体に思考がぐるぐると定まらない。
やっと出た言葉は、洞窟で一瞬だけ見た覚えのある少女の正体をしりたい気持ちからの問いかけ。

???「……う〜、ん？」

少女は、その答えに不満……なようにも見えて愉快に感じてる風にもとれる……形容しがたい顔を浮かべた。
右手の人差し指をたて、くるくる回しながら……松山の反応を評する言葉でも捜してるような、そんな様子。
その時、横から、というより松山の座る席から、テーブルを挟んで向かいに座ってた萃香が、身を乗り出した。

萃香「こいしちゃんじゃないか。もしやと思ってたけどやっぱりねぇ」
松山「え？ え……？」

知り合い、て続けようとした松山の声は出なかった。
こいし、と呼ばれた少女が、あろうことか松山の鼻の中心を、人差し指で突いてきた。
頬を突ついてた時より、ずっと強い……鼻骨にヒビでも入るんじゃないこれって勢いで。

580 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:21:38 ID:???

松山「え、ぐ……ぶるりゅおぉわぁぁったっ！！！？」
シャンハイ「ああっ光様！？」

理解が及ぶ前に痛みが走り視界が明滅して……。
椅子の上からえびぞりハイジャンプして、床に強打する背中の痛みと止まる呼吸にも構わず松山少年悶絶。
事の下手人は、それ見て天使がごとくぱぁぁと表情を明るくさせて、胸の前で手を合わせて満面の笑みを見せた。

こいし「それってもしかして私と会えて喜びのダンス？ 情熱的で照れちゃうな〜！」
松山「んっなわけあるかぁ！？ お……わわ！」

ツーと、鼻から血が出て、どんどんダバダバ外へ流れてくるので、松山は慌てて紙ナプキンを丸め鼻に詰めた。
シャンハイが、絶妙な力加減で首を叩いてくれる。
血止めしながら無言で……恨みがましくなるのは仕方ないとばかりに、こいしを見るが、もうそこにはいなかった。
食堂内を見回しても何処にもいない。萃香が短く嘆息して話しかけてきた。

萃香「災難だったというべきか、悪戯に付き合ってご苦労様というべきか。
　　　 あの子はね、光。 地霊殿の主の妹で、名前は古明地こいし。
　　　 いんや覚妖怪……だった、というべきか。
　　　 覚妖怪ってのは他人の心を読む力を持っている。経緯は私もあんま知らないんで省略するけど……。
　　　 あの子は、心を読む第三の目を閉じて、無意識を操り誰にも覚られず行動できる。今もどこかにいると思う」
こいし「あーひっどいんだー。 他者の情報ぺらぺら喋るなんて鬼のくせに不誠実だよ〜」
松山「っ！？」

581 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:22:59 ID:???

声は、松山の背中から聞こえた。ぎくりと振り返り、また血が溢れそうになるので慌てて上を向く。
その行動がツボに嵌まったのか何なのか、ケタケタと笑ってこいしは両手を水平にしてクルリとターン。肩越しに。

こいし「あー楽しかった。ねぇねぇ、貴方明日地霊殿に行くんだよね？」
松山「……あ、ああ。それが？」
こいし「じゃあ案内は私がしてあげるよ。
　　　　鬼さんは地霊殿の場所までは知ってても、内部のことは余り知らないよね？
　　　　明日また会おうね〜。それじゃバイバイまたね！」

次の瞬間。 松山は確かにこいしの背中を視界に入れてた筈なのに、忽然と消失していた。
にとりの光学迷彩を連想したが、あちらは消える直前まで認識できたが、こいしのはいつ消えたかも認識できない。
帰ったのか、継続して見ているのかも判らない。あっさり他人の領域に潜り込むこいしの厄介さに、松山は閉口する。

松山「(無意識を操る……まいったなぁ。これだと何をするにも覗かれてる気がして落ち着かないぞ……？)」


＊こいしの評価値と好感度が大きく上がりました。
＊こいしが去っていきました……？

582 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:44:39 ID:???

こいしが姿を消したその後。松山も鼻血のこともあって部屋で休むと申し出た。
しかしながら、昼夜もなく、暁闇に包まれてる地底の旧都の宿屋で、久しぶりに再会した鬼二人……。
萃香と勇儀は、松山が寝るため部屋に戻った後でも、酒瓶を空けながら、話に花を咲かせていた。

勇儀「あの坊やの為に鳶工をねぇ……」
萃香「変かい？」
勇儀「随分入れ込んでるのが不思議だとは思うね。……萃香の手前、言わんでおいたけどさ。
　　　 ありゃちょっと大人しすぎる。 肉食というより草食。 受け身になって後手を踏むタイプと見たね。
萃香がさ、肩入れする理由はあるのかい？」

萃香は答える前に、酔った熱を少し冷ますように目を閉じた。また開いて。

萃香「……あいつは私の同胞だから。 理由なんてそれだけで十分十分」

二回ほど頷き、えへんと威張って言った萃香を見て、勇儀もまた「うんうん」と目を細めて頷いた。
彼女は黙ったまんま、萃香の額と自分の額に手を当てる。萃香がむくれた声を出した。

萃香「熱なんてないってば〜」
勇儀「そうかそうか。ささ気付けに一献」
萃香「正気を失ってもいないよ。 あ、お酒はちょーだいね」

583 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:46:22 ID:???

勇儀が引っ込めるより先に、萃香はグラスを引っ手繰った。
喉奥に流し込むまで待ってから……勇儀が内心では首を捻りながら、口火を切る。

勇儀「鬼は強いものの代名詞。 あの坊主がその字背負えるてのかい？ 眼鏡違いに思えるが……」
萃香「さっき初めて……地底で光と会った勇儀には分からんのも仕方ないか……。
　　　 まー、今は幻想郷の連中でも"松山光のことを識ってる"のは私含めても三人だろうよ。
　　　 直に思い出すのさ。 忘れた者も、見限った者も、見誤った者も、松山光の存在を……古の記憶からね」
勇儀「へぇ……萃香がそこまで買うタマか」

勇儀の呟きに答るえより先に、卓上に這わせた萃香の五指が、テーブルにキシキシと軋みの音を上げさせた。

萃香「うん。私はあいつを買ってるのさ。
　　　 外でも幻想郷でも、ほんに多くを失った光が、鬼の力と、地底の力を萃めてどこまで飛べるか。
　　　 直接対決して確かめるつもりだよ。もし私に勝てたら、そん時は私が、何としても、光を最強まで辿り着かせる！」

萃香が決然と言い放った。 その目に意地にも似た強い感情を見て、勇儀は僅かに目を瞠った。

勇儀「……いいだろう。萃香にそこまで言わせる奴なら、私も楽しみになってきたよ」

ガラン、と最後の酒瓶を床に転がして、勇儀もまた静かにゆっくりとだが、沸々と戦意を燃やして気炎を上げた。

584 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:47:29 ID:???

7月16日終了。


＊古明地こいしと知り合いました。
＊7月17日に地霊殿へ行く約束を、萃香、勇儀、こいしと取り付けました。
＊地底滞在の間、萃香勇儀コンビと試合をすることになりました。

585 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:49:19 ID:???

【旧都・七月十七日・早朝】〜月曜日〜



日の昇らぬ地底の都。
そこの宿のベッドの上で、昨晩鼻血が止まってから眠りに就いた松山は、最初に鼻下を擦ってから上半身を起こした。

松山「昨日は何かと災難続きだったな……特に……」

手痛い損害、霧雨魔理沙の離脱。
その直後に、萃香達の挑戦を受けたという意味でも痛いが……。
それに劣らずダメージがでかいのは、人材不足なチームに加入することまでも袖にされたこと。

松山「(言われたまんま……だしな。リュカさんを責める気なんてないけど、あれは間が悪かったとしか……)」

縁がないとは、ああした場面で使うものかと考え、既に似た局面を何度も経験したことに考えが及び長嘆する。
が、朝からいつまでも沈んでられないので、松山は朝食まで何をするか決めようと考えた。

松山「そういえばアーサーはどこにいるんだ？ リュカさんの部屋かな……？」

586 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 00:50:31 ID:???

朝の行動を選んでください。


Ａ　どこかに出かける(＊選べません)
Ｂ　誰かの部屋に行く
Ｃ　朝食まで何もせず休む
Ｄ　アイテムを使ってみよう
Ｅ　シャンハイとお喋りしよう
Ｆ　その他 したい行動を併記してください


＊先に３票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。


今日はここまで。 お疲れ様でした。

587 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 00:53:41 ID:8KiVjoTc

Ｂ
お疲れ様でしたー

588 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 01:06:03 ID:Yx+UjeZQ

B

萃香がこれだけ買ってくれるのはうれしいが、
これでもし試合で引きが悪くて失望されたら参加者が立ち直れんぞ・・ｗ

589 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 01:09:44 ID:???

相手は名有りが二人だけだろうから、とにかく駒を集めて優位に立ちたいな…
こいしちゃんに気に入られたし、地霊殿組全員引き入れたい

590 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 09:55:29 ID:???

>588
もうその状態になったらいっそのことゲームオーバー判定にしてほしいところだな……

591 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 10:55:19 ID:???

俺もそうしてほしいが、松山さんがするとは思えないね、悪いけど。見捨てられた状態で粛々と進むよ、きっと。
だから、松山さんのためにもこの試合、勝たねばならんのだ…！(ライバルっぽく〆)

592 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 11:42:33 ID:Yx+UjeZQ

未確定上げ

593 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 12:00:23 ID:Cmx94yQ6

B

594 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 12:28:30 ID:???

もう決まったのか
試合までには【スタミナ∞】覚醒の書使いたいところだ

595 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 18:35:23 ID:???

誤字発見。答るえってなんぞ！？ まさかこれが呪い……！？

>>587
有り難うございますー
>>588-589
萃香は松山にずっと付き合っている(今となってはとても数少ない)一人ですからね。
そしてそれだけに、次の試合は尋常な真剣勝負を望んでるので、松山側の名有り選手が2名以上になると……？
>>590-591
萃香達との試合はゲームオーバーのないボス戦と考えてください。
まさか離脱後の松山、これが初戦になるとは……私の構成力とか見積もりとかその他諸々力量不足だったろうと猛省。
見捨てられるまでいくかは判りませんが、試合に勝つと負けるとでは大きく違いが出てきます。
その違いの振幅によってはゲームオーバーの線も考えています。勝てばよかろうの精神で！
>>592
age感謝です。
>>594
スタミナ∞以外でも、使用することで松山の能力アップや新技習得させるアイテムは多いので……
試合を最終日に回して全て使用できれば勝率はグンと高まります。

596 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 18:36:35 ID:???

Ｂ　誰かの部屋に行く


松山が宿泊した部屋には洗面台があった。 地下水脈を利用してる水道水を使って松山は顔を洗う。
小さな掛け鏡で顔を見ると、鼻にはくっきり痣が。
顔をしかめて、いい加減に切りたいと思う前髪なども適当に弄りながらで、松山は他の部屋に行ってみることにした。

松山「地霊殿に行くのは朝食後だから、回れるのは一度だけだな。誰の部屋を訪ねようか」



どこに行きますか？


Ａ　魔理沙？の部屋に行く
Ｂ　萃香の部屋に行く
Ｃ　リュカ？の部屋に行く
Ｄ　宿屋主人の部屋に行く


＊先に２票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

597 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 18:39:51 ID:YRx1Ify6

C

598 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 18:43:50 ID:jEtF3KLg

Ｃ

599 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 18:53:36 ID:???

あちゃー、数を頼んで倒す、だと不満に思うのね。
まあ「人望も力のうちですよ！」なんてのが通じる相手ではないわな
（通じない相手だからこそまだこのズッタボロボロの松山に付き合ってるんだし）
こうなると「強いキーパー」は絶対に味方に入れたいし、
松山自身の強化もマストになってくるなぁ。・・難題と旅の扉は運がすごくよかったら、かな。

600 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 18:57:20 ID:???

つまり何人勧誘できても試合に出せるのは１人だけということか

難題はともかく旅の扉は探してやりたいが

601 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:11:15 ID:???

試合に出さなくても2名以上勧誘した時点でアウトかどうか確認しておかないと

602 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:15:32 ID:???

さすがにそんな「この地底辺自体が壮大なひっかけでした」みたいなことはないだろう・・。
何のために地底に来たかわからんじゃないか。

603 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:17:00 ID:???

いや、萃香達との試合に限った話
それ終われば自由

604 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 19:19:20 ID:???

>>599-602
勧誘も大切ですが、試合に勝つなら松山の強化もするに越した事はありませんね。。
それと2名以上勧誘したらアウトということはありません。あくまで試合時に出せるかどうかというだけです。



Ｃ　リュカ？の部屋に行く


ノックしても無反応なので扉を開けると、松山の推測通りに『彼』はそこにいた。
恐らくはリュカの言いつけを騎士らしく厳粛に受け止め、松山が訊ねてくるのをあれからずっと待ってたんだろう。
何をするでもなく部屋の真ん中で、スライムに騎乗したまま佇んでいた。

アーサー『……』
松山「(ファーストコンタクトは……って異星人相手じゃあるまいし)こ、これからよろしく頼むな！」

605 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:20:25 ID:???

それだと「なるべく試合を早く終えれば勧誘には有利だが、試合はきつい」
という二律背反になるわけか。ゲーム的にはありかもだけれど、
「次の試合は」としかいってないし、試合に使わなければ問題ない、と信じたいな。
「試合に使わなくてもいるだけでダメ」なんて、鬼はそこまで分からず屋じゃないだろ。

というか、その論理でいくと地上に名前ありの仲間が二人いるから、
その時点で「松山側は三人」になってしまうぜ？ｗ

606 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 19:21:56 ID:???

先着4名様で


アーサーの武器　→　!　card
アーサーの鎧　→　!　card
アーサーの盾　→　!　card
アーサーの兜　→　!　card


と！とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→【破壊の鉄球】/【ミラーアーマー】/【力の盾】/【グレートヘルム】
ハート・スペード：クラブ6以上→ 【ドラゴンキラー】/【ドラゴンメイル】/【ドラゴンシールド】/【知力の兜】
クラブ5以下→【みな○ろししの剣】/【ゾンビメイル】/【はめつの盾】/【サタンヘルム】
JOKER(初回)→ はぐれメタル装備！(＊アーサーがメタルライダーに転職します)
JOKER(二回目)→ ????「君もアーサー！ こっちもアーサー！ 俺の大切なト・モ・ダ・チ！」
　　　　　　　　　　　　松山「誰だこの目がイッてるブラジル人は！？」


＊ダイヤの場合、アーサーの戦闘力(基本30)に+10。ハート・スペードで+5。クラブ5以下で+10に追加で???となります。


続きは少し遅れます。

607 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:22:56 ID:???

アーサーの武器　→　 クラブ10

608 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:23:24 ID:???

アーサーの鎧　→　 ハート7

609 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:29:45 ID:???

アーサーの盾　→　 ハートJ

610 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 19:30:28 ID:???

アーサーの兜　→　 ハート5

611 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 23:37:16 ID:???

アーサーの武器　→　 クラブ10 =【ドラゴンキラー】
アーサーの鎧　→　 ハート7 =【ドラゴンメイル】
アーサーの盾　→　 ハートJ =【ドラゴンシールド】
アーサーの兜　→　 ハート5 =【知力の兜】


普通に挨拶によるコミュニケーションを試みた松山は、表情の判らないアーサーを前に、失策だったかなと考えた。
が、それは杞憂で……同時に驚くべきことに、松山とシャンハイ以外の凛々しい声が部屋内に響いた。

アーサー『ええ。マツヤマ殿。シャンハイ殿。こちらこそよろしく。
　　　　　　 リュカ様の命により、貴方方の障害を断つ剣となることを今ここに誓います』
松山・シャンハイ「…………喋ったぁ！？」

会話での意思疎通が可能な事に松山とシャンハイは驚く余り、アーサーを凝視してしまう。
騎士道精神を持ち合わせてるらしきアーサーは、小揺るぎもしないで松山達の驚きを理解して、解説をしてくれた。

アーサー『この知力の兜を戴いてる間は、モンスターに過ぎぬ私でも思考の言語化が可能となるのです。
　　　　　　驚かれるのも無理はありませんが……。松山殿達が遣り辛いと仰せなら、木石の如く口を噤みましょう』
松山「あ、あぁ。そう……なのか。い、いや！ 遠慮せずどんどん喋っていいから」
シャンハイ「(知力の兜……賢くなったり理解力の支援になるということは、光様の読書にも……？)」

その後、リュカからお供として預けられたアーサーと、旅の扉がどんな形状かを仔細に聞いて。
リュカの残した主要武装は、耐火性に優れた竜鱗を主材料とした装備だとか、色々とアーサー自身の口から話される。
時間が経過して、朝食の時間となったところで松山達が部屋を出ると、アーサーもピョンと跳ねて追いかけてきた。

612 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 23:38:40 ID:???

廊下に出て、萃香の部屋の前を横切ろうとすると……足音が聞こえたように、タイミング良く部屋の扉が開いた。

松山「あ、萃香さん。おはよう……？」

返答はなく、ふらふら〜とした足取りで、眠たげな眼の萃香は、アーサーの騎乗する軟体生物にべちゃっともたれた。
相手によれば嬉しいハプニングかもしれないが、相手はスライム。しかも鬼娘の纏う酒臭さは筆舌に尽くしがたく。
悲鳴を上げて振り払おうと暴れるのに吃驚して、松山が慌てて夢遊病にかかったみたいな萃香を離して助け起こす。

萃香「おはよう……ふわぁ、夕べはちょっと調子にのって飲みすぎちゃったよ。
　　　 ああ、眠い……悪いんだけど光……私のぶんの朝食を、外で食べられるよう包んでもらえないかい？
　　　 地霊殿いく時間までもうちょっと寝たいの。てなわけでお休みね〜……」

呆気に取られる松山が、はいともいいえとも言えぬ間に、萃香は部屋に戻ってしまった。
冷静に考えて、出発は朝食後に一時間程休んで、支度を整えてからがいいと思ったので。
とりあえず今は寝かせてあげようと結論し……階段を下りる。

松山「(今この宿の宿泊客は俺達だけだし、静かな朝食が摂れそうだな)」

613 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/20(土) 23:40:27 ID:???

先着で


そうは問屋が(ry　→　!　card


と！とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 勇儀「お目覚めかい？ うん、萃香は？」
ハート→ こいし「おっはよ。ねー私もここでご飯食べていい？」
スペード・クラブ→ シャンハイと一緒に静かな朝食タイムを満喫できた。
JOKER→ 七月十七日・宿屋の食堂に神の炎が降り注いだ……


＊ハートで10以上の場合……???


今日は残って帰り遅くなってちょっとお酒も入ってるのでここまで。
短くてすみません。明日は頑張ります。お疲れ様でした。

614 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 23:41:16 ID:???

そうは問屋が(ry　→　 スペード6

615 ：森崎名無しさん：2010/03/20(土) 23:41:18 ID:???

そうは問屋が(ry　→　 スペード2

616 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 00:55:11 ID:???

乙でした

617 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 17:36:46 ID:???

>>616
乙感謝ですー。


そうは問屋が(ry　→　 スペード6
スペード・クラブ→ シャンハイと一緒に静かな朝食タイムを満喫できた。


宿の食堂の雰囲気自体は、朝でも夜でも変わらなかった。
灯りは壁掛けランプだけで、全体的に暗い雰囲気も変わらない。
周囲が無人かを、よく確かめた松山は、昨晩と同じ椅子についた。

松山「(星熊さんも、あの子もいないみたいだな) 洞窟の中からずっと騒々しかったし、今朝はゆっくりしよっか」
シャンハイ「ハイ。光様、メニューお持ちしました」

シャンハイが持ってきたメニュー帳を開いて。
松山は、恐らくはここの店主が調理してるだろう料理の品書きに目を走らせた。

松山「(洞窟マムルの尻尾焼き、ガルバとゴルバの姿焼き……ガメゴンロードの卵炒飯。
　　　 よくわからん名前な料理ばかりだけど、どれ頼もうかな？
　　　 萃香さんの朝食の事もあるし……シャンハイと話しながら、その間に決めておくか)」

618 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 17:38:09 ID:???

どうしますか？


Ａ　萃香達との試合について話し合う
Ｂ　シャンハイの試合出場に関してで話す。(＊シャンハイは名有り扱いです・現在は松山のオプション扱いです)
Ｃ　これまで出会った地底の妖怪の話をする
Ｄ　槍の使い勝手はどうか聞いてみる
Ｅ　メニューの料理を頼んでみる
Ｆ　他foodの料理を頼んでみる
Ｇ　その他 シャンハイに対しての発言や行動を併記してください


＊後２回まで選択できます。
＊先に３票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

619 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 17:39:10 ID:QG9f4l1o

E

620 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 17:42:52 ID:hjP+fSAE

Ｅ

621 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 17:44:07 ID:U3BsbOGU

D

622 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 17:55:32 ID:gj9sl5EU

Ｅ

623 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 19:54:48 ID:???

Ｅ　メニューの料理を頼んでみる



松山「よし、折角来たんだ。地底の料理というのを食べてみないとな！」

紹介文などは流し読みしたメニューに再度目を落とし。
松山は、この宿で特にオススメと銘打たれてる四品の中から選ぶことにした。のだが……。

松山「(なんつか……このメニュー紹介と妙に可愛い文字は……。
　　　 や、宿屋の主人さんが作成したのか？ そういやまだ会ってないんだっけ。と、とりあえず、頼むのは)」


Ａ　洞窟マムルの尻尾焼きヾ（＞▽＜）ゞ＜風来人イチオシ！ 栄養満点！ コラーゲン豊富でツルツル美肌に！＞
Ｂ　ガルバと（^ニ＾）ゴルバの（＾コ＾）姿焼き＜最高のパートナーが得られないとお嘆きの貴方にピッタリ！＞
Ｃ　ガメゴンロードのふわふわヽ（*＾。＾*）ノ 卵炒飯＜柔らかハートで傷つきやすい貴方のハートかたくな〜れ＞
Ｄ　地中怪風しっとサラダ(*｀◇)＜賞賛と同時に妬ましくなる最高のサラダがついに登場！＞
Ｅ　一つ前の選択肢に戻る


＊先に２票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

624 ：キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI ：2010/03/21(日) 19:59:54 ID:b0ukUR36

Ｂ

625 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 20:00:15 ID:U3BsbOGU

C

626 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 20:01:12 ID:zD68D+YM

B

627 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 20:29:43 ID:???

Ｂ　ガルバと（^ニ＾）ゴルバの（＾コ＾）姿焼き


松山「よし、このガルバとゴルバの姿焼きを……ってウェイターとかいないみたいだけど……？」

やむなく、奥の厨房へ行ってみるかと席を立とうとした松山だが、それは無用だった。
注文の声は届いてた模様で、姿焼きを主人のY氏自らが運んできたのだが……。
松山は、その料理皿に盛り付けられた、左右一対の香ばしい食材を一目見て……絶句した。

松山「(何だ……この一つ目だったり面構えが凶悪なのは……メニュー詐欺だろこれ。
　　　 は、箸が切れた！ スパッて斬れた！？ 今この爪動かなかったか！？)」


先着で


ガルバとゴルバの姿焼き　→　!　card


と！とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ→ 連携力がアップ！ パス値+1！
ハート→ 交渉力が一時的にアップした！ 勧誘時において二人がかりの場合のみ+1補正！
スペード・クラブ→ 可も不可もなく、食えないこともなく……。
クラブA→ 松山はゲテモノ食いへの第一歩を踏み出した！
JOKER→ ○○とのコンビプレイフラグ獲得！

628 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 20:31:08 ID:???

ガルバとゴルバの姿焼き　→　 スペード4

629 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 21:00:25 ID:???

ガルバとゴルバの姿焼き　→　 スペード4
スペード・クラブ→ 可も不可もなく、食えないこともなく……。


突っ込みどころ満載だったが、松山はとにかく代わりの箸を隣のテーブルから拝借した。
暗い洞窟内の闇の中で、眼光が浮かび上がったら気の弱い者なら気絶か悲鳴を上げかねない凶相。
鉤爪を避けて、厚い肉をつまんで口に入れると、見た目程悪い味ではなかったのでホッとした。

松山「うん、まぁ食べられないことはないか。二体で量も多いし……」
Y氏『ご満足いただけたでしょうか』

松山が食べ終えると、ところどころ破け目が目立つ衣やマント、冠のよく似合う主人Y氏がいつの間にやら横に居た。
空き皿を回収して、扉で隔ててる厨房へ戻ってしまう。
太陽の届かぬ地底で宿屋を営んでるせいか、ご主人は妙に顔や肌色悪い人だなと、松山は心配になってしまった。

松山「(こっちは飯食ったけど萃香さんは下りてこない……。
　　　 二人も来てないし、もうちょっと注文したりして時間を潰すか……)」

630 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 21:01:29 ID:???

どうしますか？


Ａ　萃香達との試合について話し合う
Ｂ　シャンハイの試合出場に関してで話す。(＊シャンハイは名有り扱いです・現在は松山のオプション扱いです)
Ｃ　これまで出会った地底の妖怪の話をする
Ｄ　槍の使い勝手はどうか聞いてみる
Ｅ　メニューの中から萃香の朝食を包んでもらう
Ｆ　他foodの中から萃香の朝食を包んでもらう
Ｇ　その他 シャンハイに対しての発言や行動を併記してください


＊後１回まで選択できます。
＊先に３票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

631 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:03:42 ID:IeFaCQcs

E

632 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:10:49 ID:HMUDl9Kk

F

633 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:12:45 ID:Lr8vTtnM

Ｆ

634 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:13:00 ID:EzMYbQU6

Ｅ

635 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:13:50 ID:zD68D+YM

E

636 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 21:24:52 ID:???

Ｅ　メニューの中から萃香の朝食を包んでもらう


松山「(きっとまだ寝てる萃香さんの朝食も頼んでおかないとな。
　　　 またあの紹介文を見るとブレインウォッシュされそうだから、無難に脳内改竄しよう。
　　　 ところで乱暴者じゃないのに洗脳されると、どんな性格になるんだろう？)」


Ａ　洞窟マムルの尻尾焼き＜風来人イチオシ！ 栄養満点！ ……らしい＞
Ｂ　ガルバとゴルバの姿焼き＜見た目は最悪でホラー映画に出る類。 ただ肉厚で空腹解消には向いてる＞
Ｃ　ガメゴンロードの卵炒飯＜見たことないけど炒飯なら手堅い。多分……＞
Ｄ　地中怪風しっとサラダ＜多分メニュー帳の誤字だと信じたい＞
Ｅ　一つ前の選択肢に戻る


＊先に２票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

637 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:38:22 ID:zD68D+YM

A

638 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:41:00 ID:HMUDl9Kk

C

639 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 21:54:05 ID:Hxqebqr2

A

640 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 23:30:32 ID:???

Ａ　洞窟マムルの尻尾焼き


松山「この洞窟マムルの尻尾焼きを、外で食べられるよう包んでもらえませんか？」
Y氏『かしこまりました。ではお待ちを……』

厨房から食堂に戻ってきた主人にオーダーを通すと、顔色は悪いまま嫌な顔一つせず快く了承してもらえた。
頑丈な鉄製扉の奥から、杖を振るみたいな音が聴こえた気がして……主人Y氏がまた戻ってきた。

松山「(大きな尻尾焼いただけなのに、すごく旨そうだ……！ しまったな俺もこちら頼んでおけばよかったかな)」

尻尾焼きを見て、松山は大いに唸り同時に落胆した。
見た目で大きく損をして食べる意欲を減退させる姿焼きと違い、尻尾焼きはカリカリに焼いただけとシンプル。
だが食べなくとも料理の格差は判った。素材の差なのか、当たり外れがあったのか……。

松山「(い、いくら美味しそうでも我慢我慢。萃香さんの部屋に持ってかないと)」
Y氏『お客様……お出かけのようですが本日はお戻りになりますか？
　　 大変申し訳ありませんが、明日から団体様の宿泊のご予約入っておりますので……』
松山「(あぁ、そっか二泊の予定だったもんな。地霊殿向かう途中、余裕があれば新しい宿探しておかないとな)」

641 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 23:32:07 ID:???

主人に了解の意を伝え、萃香の部屋へ向かいながらで松山は目的をおさらいした。
トラウム・アドラーズのメンバー勧誘、地霊殿のバックアップの打診、難題、リュカの依頼の旅の扉捜索。
そして、萃香達との試合に勝つこと……。その為にどのようなタイプの選手が必要か黙々と考える。

松山「(試合に勝つに必要なのは、魔理沙さんの穴を埋められる強力なFW？
　　　攻撃チャンスを多く創れて、時に萃香さんを一対一で抜ける可能性がある突破力のある選手？
　　　それとも、俺が安心して攻撃の指揮を取れるように、ボランチを任せられる選手か……。
　　　名無し相手に失点しないよう、信頼の置けるGKか……地霊殿にはどんなタイプの選手がいるんだろう？)」

何にせよ、地霊殿に向かわなければ話は始まらない。
萃香のお弁当、尻尾焼きを提げて、松山は部屋の扉を数回ノックすると、反応があって扉が開いた。

萃香「ぅぁ、光かぁ。さっきは恥ずかしいとこ見せちゃったね。で、どったの？」
松山「まだ寝足りないみたいだけど、もうすぐ時間だから呼びにきたんだ。これさっき言われたお弁当」
萃香「あ〜、ありがとう。おお美味そうだねぇ！」

包みを受け取り喜ぶ萃香。
そこで宿屋に誰か来たようで、松山達を呼ぶ声が聴こえた。勇儀と……その横にこいしの姿もあった。
こいしは食堂に残ってたアーサーの姿を見つけるや、下のスライムに駆け寄る。……手にペンらしきが見えた。
鬼ごっこが開始される。 鬼二人は笑いながら見てるのだが、椅子がどんどん倒されるのを見て松山は血相を変えた。

松山「(宿の中で騒動になる前に、早く連れ出さないと！ ああ、顔色悪い主人の窪んだ眼窩が不気味に光ってる！)　
　　　行こう萃香さん！ こいしって子は俺が連れ出すから、萃香さん逃げ回ってるアーサーを頼むよ！」
萃香「おうとも！ (光が誰をパートナーに据えるか、それも含めて楽しみだねぇ)」

642 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/21(日) 23:33:56 ID:???

先着で


旧都・二日目　→　!　card


と！とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。


カードの数値が……


13→ 地霊殿に到着！ ???「鬼の二方に人間とは、ただならぬ組み合わせですね……」
12→ 宿屋を見つけた！(＊宿泊費一名につき2000円)
11→ 赤い髪に猫耳が生えた少女が後をつけてきてる？
10→ 表札に水橋と書かれた家発見。
9→表札に黒谷と書かれた家発見。
8→賭けサッカー場を発見。
7→なんと温泉宿を発見！(＊先に12を引いた場合消滅します)
6→ 雷鳴の剣の情報を入手。
5→ アーサーが跳ね止まった。なんと旅の扉発見！
4→ いつの間にかこいしが消えていた。
3→最近旧都を騒がしてる大盗賊の情報を入手。
2→放し飼いのキラータイガーが襲ってきた！
1→スイフー「今度はサッカーで勝負しろ！」
クラブA→?????出現！
JOKER→ ???「あれー松山君じゃないの！？」???「まさか地底で出会うだなんて……」

643 ：森崎名無しさん：2010/03/21(日) 23:34:26 ID:???

旧都・二日目　→　 ハートQ

644 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 00:16:21 ID:???

12→ 宿屋を見つけた！


松山達が半ば逃げるように (その間も松山に手を引かれながらこいしはずっと笑ってたが) 宿を後にして……。
旧都の垣根道を歩いていると、こいしが不思議がって松山に尋ねてきた。

こいし「ねぇ何で飛ばないの？ えっちらおっちら歩いてくんじゃ、今日中に着かないよ？」
松山「到着できなかったら、それまで見つかった宿屋で一晩休むから平気だよ。
　　　 俺達があまり急ぐと、置いてきてる仲間が困ることになるかもしれない。だからだよ」
こいし「ふーん」

納得したのか、どうでも良いのか、こいしはただ曖昧に頷いた。
と思ったら、こいしと繋いでる手に、何か点をつけたり滑らせる感触がして、目を遣ると……。

松山「……何してるか説明を要求していいか？」
こいし「ん〜？ うん。地底でもし死んだ時に備えてお姉ちゃんの前に予約をね。
　　　　 おお松山光よ死んでしまうとは〜(略)〜速攻飽きると思うけどそれまでペットとして〜」

松山は黙って手を振り解いた。
縁起でもないのでゴシゴシと消そうとする。バッチリ油性だった。外界から流れついた物だろうか。
後で洗い落とすことに決めて……宿やサッカー場を見つける為に、前方に意識を集中させた。
こいしが「ちぇー」とか呟いたのが聴こえたが、前を向いて歩いてると、今度は和風の民宿が見つかった。
外観からして最初の宿より広く、泊まれる部屋の数も多そうなので……
リュカが離脱して、皮肉にも人数の問題が解消された今なら、新たな拠点として問題はなさそうに思えた。

松山「(宿探しの問題が早速片付いたな。
　　　 民宿から地霊殿まではまだ遠いみたいだしな……ここでもう休んじゃうか？
　　　 地霊殿に行く前に、賭けサッカー場の場所とかを昼の行動で探せるかもしれないし。
　　　 こいしって子や勇儀さんと話すこともできるぞ。どうする？)」

645 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 00:17:31 ID:???

どうしますか？


Ａ　今日はこの宿に泊まる
Ｂ　まだまだ地霊殿を目指す
Ｃ　その他


＊先に３票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

646 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 00:23:58 ID:aNJKEGbY

Ｂ
これはＢを選んでも一日終わる時には宿に戻れますか？

647 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 00:24:56 ID:???

>>646
はい。(強制的に)この宿に戻れます。
ですが昼の行動、夜の行動は取れなくなります。

648 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 01:04:15 ID:Y9qdMIJk

C民宿の看板を書き変える

649 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 01:07:32 ID:yXCdILjA

C民宿の看板を書き変える

650 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 01:08:29 ID:ql4pmazA

B
止めてくれ、本当に止めてくれ

651 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 01:09:33 ID:xqfYwKAs

B

652 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 01:39:17 ID:???

Ｂ　まだまだ地霊殿を目指す



民宿を眺めて、予定を組み立ててた松山は(一瞬動きを停めてから)振り向き言った。

松山「……さて、宿の場所もわかったところでもっと進むぞ」
こいし「(！？ 今なんかピピッときた。私に読める無意識領域から面白い行動の兆しを感じたんだけど……)」

退屈してたこいしが奇行の匂いを鋭く嗅ぎ取ったが、皆に続けて出発を促す松山からはそうした行動は見えない。
それでも松山の背中をわくわくと眺めてたが、遠ざかるだけで何も起こらないので、追いかける。

こいし「(わかんないなぁこの人。思惟的に却下したんじゃ私には何をやろうとしてたか読めない。
　　　　お姉ちゃんと会うつもりみたいだし、そしたら二人で全部暴いちゃおっかな)」
松山「(ブルル) い、今何か悪寒が……！」
こいし「(鈍感なくせに変に勘も鋭いんだよねぇ。歪〜)」

653 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 01:40:26 ID:???

先着で


旧都・二日目　→　!　card


と！とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。


カードの数値が……


13→ 地霊殿に到着！ ???「鬼の二方に人間とは、ただならぬ組み合わせですね……」
12→ 地霊殿に到着！ ???「鬼の二方に人間とは、ただならぬ組み合わせですね……」
11→ 赤い髪に猫耳が生えた少女が後をつけてきてる？
10→ 表札に水橋と書かれた家発見。
9→表札に黒谷と書かれた家発見。
8→賭けサッカー場を発見。
7→なんと温泉宿を発見！(＊先に12を引いた場合消滅します)
6→ 雷鳴の剣の情報を入手。
5→ アーサーが跳ね止まった。なんと旅の扉発見！
4→ いつの間にかこいしが消えていた。
3→最近旧都を騒がしてる大盗賊の情報を入手。
2→放し飼いのキラータイガーが襲ってきた！
1→スイフー「今度はサッカーで勝負しろ！」
クラブA→?????出現！
JOKER→ ???「あれー松山君じゃないの！？」???「まさか地底で出会うだなんて……」


今日はここまでー。
後2回行動できます。 あわや黒い勇者再びかと。お疲れ様でした。

654 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 01:40:48 ID:???

旧都・二日目　→　 ダイヤ8

655 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 01:42:26 ID:???

お疲れ様でしたー
サッカー場見つかったか…後は地霊殿に行くのみ

656 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 11:02:05 ID:???

>先に12を引いた場合消滅します

すでに12は引いてありますので
この場合7はどうなりますか？
ただのハズレですか？

657 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 13:27:12 ID:???

>>655
ありがとうございますー。
いやいやー。ここでサッカー場が見つかったということは……？
>>656
違います。文字通り消滅します。あ、従業員は無事です。


旧都・二日目　→　 ダイヤ8
8→賭けサッカー場を発見。



民宿から500m程歩いた松山達は、そろそろ昼飯(萃香は尻尾焼き)の二文字が頭の中にちらつき始めた。
そんな折、周囲と切り離したように明るさの施設が目に入った。

松山「あれ、もしかして、サッカー場か！？」
萃香「賭けサッカー場だね。ちょいと下見に行ってみよっか」

松山が逸る気持ちを抑えられず走り出し、萃香も後を追いかけ、すぐに並ぶ。
こいしは適当な歩調で見失わない程度で追いかけて……一人、勇儀だけが暫く思案した後、ニヤリと笑った。

松山「当たり前だけど本格的だなー。レンタル料が必要みたいだけれど、芝だし更衣室もあるし」
萃香「ちょくちょくだけど、地上からサッカー普及されてたしね。私も一役買ったんだよ」

入場だけなら無料なので、フェンス越しにピッチを覗いてしきりに感心する松山だったが。
今はまだここを利用する時じゃないと……勝負を約束してる萃香と頷き合って、出口に向かおうとした。

658 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 13:29:07 ID:???

松山「ともかく、試合する場所がわかったのは良かったな。
　　　 レンタルってことはお金払えば練習も出来そうだし。 じゃ、また地霊殿目指して……」
勇儀「よーしここまで来たんだ。 鬼と人間の『遊び』をやろうか。ねぇ」

え、とすら思いがけず固まった松山の横を、長い髪とスカートを揺らしながら颯爽と勇儀が通り抜けて、振り向いた。

勇儀「鳩が豆鉄砲受けた顔するこたないだろ。さぁさぁ。あんたの力見せておくれよ！」
松山「……ち、ちょっと待った！ 試合は地霊殿に行った後でって決めてたじゃないか」

一瞬棒立ちになってから……松山は至極当然の反論をする。
しかし勇儀は髪をかきあげ……力強く双眸を輝かせて。

勇儀「何言ってんだい。
　　　 戦う相手がここにいる！
　　　 戦える舞台が目の前だ！
　　　 戦いの理由だって互い交換し合ったろう？
　　　 しかもだ。ここにあんた一人だったらいざ知らず、戦力になりそうなのだっているじゃないか」
萃香「(やれやれ。ちょっと焚きつけすぎちゃったかねぇ)」

659 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 13:30:26 ID:???

勇儀は、最初は勇儀自身と萃香を親指でクイッと指し示し、松山を唖然とさせた。
続けて、自分の背にしたサッカー場に向けて、張り手でもかますように左腕を振り……。
最後に、松山を直視してた豪胆でまっすぐな視線をあえて外して、サッカー場の外へと、全員の視線を誘導させる。

こいし「わーあの人形可愛い、むぎゅってしたいな〜。あっ、あれ美味しそう！」

そこには、あちらへテテーと、こちらへスタターと、少しでも興味を引くものあれば釣られまくってる古明地こいし。
かと思いきや、周囲にハート弾幕を浮かべて、幸せそうにタレがた〜っぷり染み込んだ団子串にパクついている。
サッカー場の近くには団子屋なんて見当たらないがどこから……？
なんて疑問に思ってると「団子が消えた！？」と、仲睦まじいバカップルが騒ぐ声が聴こえたが、多分無関係だろう。
ともかくこいしは、全員の視線に気付いて、開いたつぶらな瞳と、閉じた第三の眼を向けた。

全員「…………」
こいし「ん？ なーに？」

660 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 13:32:05 ID:???

先着3名様で


萃香は今回フォロー役　→　!　card
勇儀さん、気焔万丈！　→　!　card
こいしのサッカー意欲　→　!　card


と！とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。


ダイヤ・ハート→ 萃香「ほらほら光にも予定があるんだし」/ 勇儀「戦える機をみすみす逃すのかい？」
スペード・クラブ→ 萃香「私が好きな時って言ったんだ。嘘になるよ？」/ 勇儀「私はそうは言ってないしね」
JOKER→ 萃香「この分からず屋！ なら私と勝負だ！」勇儀「お、やるかい！？」


ダイヤ・ハート→ こいし「サッカー？ 別にやってもいいよ」
スペード・クラブ→ こいし「えー急に言われても」
JOKER→ ○ーグルマーク�U「さぁ、やろうか」


＊萃香と勇儀で数値が高い方の意見が通ります。勇儀の数値が高かった場合、説得が必要になります。
＊スペード・クラブ時の場合で、説得難易度が上がります。


出かけてきます。続きは後ほど。

661 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 13:39:27 ID:???

萃香は今回フォロー役　→　 ダイヤA

662 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 13:47:20 ID:???

勇儀さん、気焔万丈！　→　 スペードK

663 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 13:51:14 ID:???

こいしのサッカー意欲　→　 クラブ6

664 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 18:15:49 ID:???

また面倒くさいことになったなあ・・。どうにか説得できればよし、そうでなければ・・か。

うーん、松山さん、良いイベントは高い数字に、悪いイベントは低い数字に、と分けてもらえませんか？
それなりの数字でもこういう悪いイベントが起きるとがっくりします。

665 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 18:51:48 ID:???

こんな事でごねるなよ

666 ：664：2010/03/22(月) 18:55:12 ID:???

あー、申し訳ない。ごねたつもりはなかった。謝罪します。

667 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 18:57:47 ID:???

とりあえずこの場は勇儀と一対一の勝負に留めて、試合は改めて…てのは可能か聞いてみよう

668 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 19:13:18 ID:???

最初に勝負の話が出たとき試合だと思わなかった

個人的には試合するより一対一or二対二の方が
松山自身の力を見せられるし
手っ取り早く終わるし
良い結果になりそうな気がするんだが

まあクラブスペードで勝負になるってことは
能力差がアホほど開いてるのかもしれないな

669 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 22:05:56 ID:???

今回のはそれほど困った事態ではないです。
説得が必要とはいっても、ここでいきなり試合になる可能性は極小で……。
やりようによっては、勇儀の能力を知るチャンスにもなります。


萃香は今回フォロー役　→　 ダイヤA
勇儀さん、気焔万丈！　→　 スペードK
スペード・クラブ→ こいし「えー急に言われても」


旧都のサッカー場では風雲急の展開となっていた。
火を点けられてた星熊勇儀の姐さんからの突然の勇ましい挑戦に、松山は目を白黒させ……
萃香は二日酔いに連なる程、頭痛を堪えてそうな表情になった。

萃香「ほらさぁ。光にも予定とか都合があるんだし。私は万全な状態で迎えたいんだよぉ」
勇儀「随分とまぁ悠長になったもんだね。人間の最盛期は矢の如し。戦える機をみすみす逃すのかい？」
萃香「地底滞在中の間、好きな時って言ったんだしさ。嘘になるよ？ 鬼が約束たがえるつもりかい？」
勇儀「それは萃香とあいつとで纏めただけで、私はそうは言ってないね！」

萃香があれこれと思いとどまらせようとするが、完全に点火状態の勇儀にはさしたる効果はなかった。
次第に鬼同士の間で火花が散ってきて、一方(勇儀の独断で)当事者にされたこいしはといえば……

670 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 22:07:32 ID:???

こいし「ねー戦力って私のこと？
　　　　 一応断っておくけど、地霊殿に案内するって言ったけど、サッカー勝負やるなんて言ってないから」
松山「ああ、そうだろうけど……俺にもどうしていいやら」

勝手に松山側の戦力に数えられてることにむっとふくれてるこいしを宥めてる松山。
そこでシャンハイとは反対側の肩に重みが加わった。首を捻り見ようとすると……小さな腕が伸ばされて固定された。

ミニ萃香「駄目っ気付かれるから！ こっちを見ぬまま、私が言うことだけ聞いとくれ。
　　　　　 いいかい光。 勇儀の奴はああ見えて結構しつこいんだ。勝負事には真剣なだけにね。
　　　　　 この場で、誰かが相手してやんないと収まりつかないだろうから……私が相手をするから。
　　　　　 勇儀が私に集中してる間にさっきの宿に引き上げて。地霊殿を目指すてんなら後から追いかけるからさ」

萃香の本体は、勇儀と顔を突き合わせて、むむむ〜と睨みあっている。
松山は、ひそっと助言に耳を傾けて、悟られないよう微かに頷くだけしながら、出方を検討した。

松山「(さて、俺はこの場合どうするか……)」

671 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 22:08:50 ID:???

どうしますか？


Ａ　一対一の勝負なら受けると言う
Ｂ　ここで勝負するつもりはないときっぱり断る
Ｃ　萃香に任せて、こっそりサッカー場を出る
Ｄ　出たとこ勝負だ！ 試合をするぞ！(＊4票必要になります。こいしを説得する必要があります)
Ｅ 「おめえの出番だぞ！ シャンハイ！」
Ｆ 他の勝負をしよう！(何かあれば併記してください)
Ｇ　その他


＊先に３票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。

672 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 22:11:05 ID:HLn4jtek

Ｃ

673 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 22:15:34 ID:Q0vJHwqw

c

674 ：森崎名無しさん：2010/03/22(月) 22:17:09 ID:GW1oSt42

C

675 ：キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/22(月) 22:51:38 ID:???

Ｃ　萃香に任せて、こっそりサッカー場を出る


松山「(そうだな……ここは旧知の萃香さんに任せるのが一番か)」

了承の意を示す為に、松山が一度だけ深く頷くと、ミニ萃香の姿が霧消した。
続いて、若干のタイムラグの後に、萃香が(見上げるようにだが)勇儀の鼻先に人差し指を差し向けた。

萃香「あーもう分かった。そんなに暴れたいなら私が相手してやるさ！
　　　地底で私のいない間、水夫とか口先だけの奴に旧都仕切らせてた勇儀のシュートなんざ一本も通さないよ！」
勇儀「ひょ？ 何のことかわからんが、萃香が相手なら背を向けるわけにいかないねぇ！」

萃香が勝負を申し出た途端、対峙してる鬼二人の空気が一変した。
闘志燃やして、他のものが目に入らないとばかり高揚した様子で、サッカー場の利用申し込みに早足で向かう。
こっそり出ていく必要もなくなり一安心した松山は、ごく自然に萃香達を追おうとしてた、こいしを捕まえ外に出た。

こいし「ねーねーこれって蚊帳の外？ 村八分？ 眼中なしっていうの？」
松山「…………」

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