キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【覚醒祭】キャプテンEDIT4【開催!?】
1 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/11(日) 20:05:58 ID:SrBN7+Dk
このスレはキャプテン森崎のスピンアウト作品に当たる、キャプテンEDITのスレです
森崎くんと同世代に生まれたサッカー少年・大前くん(オリキャラ)を操作し、彼を名選手に育てたり育てなかったりします
現在の目標は全国中学校サッカー大会出場
読者の皆さんに引いて頂いたカードや、投票していただいた選択肢に従い、物語が展開します
前スレ
【ポストプレイヤー】キャプテンEDIT3【大前】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1269819415/
〜前回までのあらすじ〜
来年度県大会のシード権を争う秋季地区大会。一回戦の鳴紋中の相手は、準決勝の常連・浪野中。
前半戦は早瀬の負傷や比良山の不調などで、思わぬ苦戦を強いられたものの、なんとか後半で突き放し4−0で快勝。
大前も2ゴール1アシストの成績で、見事に公式戦デビューを飾ることに成功した。
だがその一方で、大前と雪村はまたも試合中にいさかいを起こし、更に不仲になってしまう。
そして大会は進み準決勝・氷潤中学戦。現在、前半の時点で2−0とリードしているが……?
〜前スレのできごと〜
雪村「あれ〜? シュートが全然入らないよ〜?」
早瀬「痛い! 足が痛い!」
比良山「必殺シュートではなくただのヘディングが入った件」
カード神「どんどん敵を強くしようね〜」
やす子「なんなのこの試合……」
菱野「正直、雪村さんはKさんに好かれ過ぎだと思いますわ」
ヘディング「クリアボムは犠牲になったのだ……温存の犠牲にな」
クリアボム「やめろォ!」
六波羅「……あれ? なんでパワーアップした俺たちとの試合の方が、一方的展開なんだ?」
大前「もう雪村とワンツーをしたりはしないよ」
416 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 00:42:17 ID:???
長池が何の成果も得られなかった所で、今回はここまでです
練習内容選択でKを出したあたりで、力尽きてしまったのでしょうかw
大前も特訓の成果が無かったことですし、やはり二人は地獄の兄弟になる運命ですかね?
次回は秋季地区大会の、決勝戦が始まるところまで行くと思います
……清栄学園は氷潤みたいにヘタレないといいなァ
では、今回も遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました
417 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 07:20:54 ID:???
個人的には監督がクビになると哀しいので大いにヘタれて欲しい
418 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 21:49:49 ID:???
>>417
負けたら困る、楽勝過ぎても困る、作者としてはこれは一種のジレンマですね
-------------------------------------------------------------------
そして夜が明け、決勝戦当日の朝が来た。
菱野「……はふぅ。昨晩は何だか興奮して、寝付けませんでしたわ。まあ、今日は早起きの必要があったので、いいんですけれども。
それにしても早く会場に着き過ぎたのでしょうか? 皆さんの姿がありませんわね……」
会場となる競技場を、一人歩く菱野。その足は自然と、今日鳴紋中が使う控え室の方に向いていた。
菱野「皆さんが気持ちよく決勝戦の大舞台を戦えるよう、前もって環境を整えておきませんとね。……あら?」
控え室の扉の前で、菱野は足を止める。
……中から話し声が聞こえたのだった?
菱野(私が一番乗りだと思っていましたけれど、上には上がいますわね。どなたでしょうか?)
思わず、そのまま耳をそばだててしまう。
やす子「――それで、わざわざ試合の前に何のご用でしょうか?」
菱野(監督? ……どなたとお話しているのかしら)
偉そうな男の声「いやあ、我々も今日の試合が心配でしてねえ。こうして檄を入れに来たワケなのですよ」
偉そうな女性の声「何しろ、今日が、貴女が鳴紋で采配を振るう最後の日かもしれないですしね」
菱野「――え?」
ドアの向こうから聞こえてきた聞きなれない声に、菱野は思わず身を固くした。
419 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 21:50:52 ID:???
偉そうな女性の声「しかし、不安でなりませんわねえ。主力選手の内、早瀬くんと瀬川くんの二人は負傷。
対する清栄は怪我人無しの上、ここまで圧倒的大差で大会を勝ち進んできています。
飯地さんも、ご自身の進退が懸かった試合がこれでは不安で堪らないのではないですか?」
やす子「いえいえ。私は選手を信じておりますので、不安はありませんね」
偉そうな男の声「はははっ、これは若い人らしい豪気なご意見だ。しかし、私の様に年を重ねるとそうも思えなくなるものでしてね。
監督と選手の技量を疑うわけではありませんが、心配でならないのですよ。
夏の県大会に続き、鳴紋が清栄に敗れるのでは? とね……」
偉そうな女性の声「もし、そのような事態になった時は……約定どおり、監督の座から退いて頂きます。
そのことについては、お覚悟されていますね?」
やす子「ええ。これだけのチームを率いておいて、県内レベルの大会で勝てないようなら、致し方ありませんね」
偉そうな男の声「はははっ。それならよろしい。では、試合の後にまたお会いしましょう」
偉そうな女性の声「まったく、相も変わらずのらくらと……この後もそんな態度でいられるかどうかが見物ですね」
菱野(! ……こっちに来る!)
慌ててドアから身を離し、廊下の角に隠れる菱野。間一髪、菱野が身を隠した直後に控え室のドアが開いた。
偉そうな男「やれやれだ。ああも暖簾に腕押しでは、檄の入れ甲斐がありませんなぁ」
偉そうな女性「ああいうのは厚顔無恥というものです。まったく、最近の若い女性は……」
420 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 21:51:55 ID:???
控え室から出てきた、壮年の男と中年の女性。その顔には菱野も見覚えがあった。
菱野(あ、あれは確か、教育委員長とPTA会長。お二人とも、相当運動部の成績にご執心と聞きましたが……。
も、もしかして、今日負けたら本当に、飯地監督を解任なさるおつもりですの!?)
それを理解した途端、背筋が冷たくなる。
……これまで共に鳴紋サッカー部で過ごしてきた飯地監督。
菱野にとっては、一からサッカーの知識を教えてくれた師の様な人物でもあり、何くれと相談に乗ってくれる姉の様な存在でもあった。
よく困ったことを言い出したり、ふざけの度合いが過ぎることもあったが、そのお陰で年の離れた友人の様にも思っていた。
そんな彼女が、いなくなってしまうかもしれない。
菱野「そ、そんなことって……」
ふらりとよろめいて、壁から身を離す菱野。そのままフラフラと控え室から離れていく。
今知ったことから受けた衝撃は、菱野にとっては余りに強過ぎた。
とてもではないが、このまま控え室に入って飯地と二人きりになれる気持ちではない。
心乱されたまま渦中の人物と向き合えるほど、菱野は強くなかった。
421 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 21:53:08 ID:???
〜会場の外〜
大前「……うぅん、早く着き過ぎちゃったかな。なんか余り人気が無いな」
比良山「そのようだな。しかしこんな日に、時間まで家で寛いでいるというのも性に合わん。
早く戦いたくてしょうがないよ」
大前「お? 比良山も燃えてるな? その辺りは俺も同感――」
比良山と並んで歩き会場入りしていた大前。
そこに蒼い顔をした菱野が通りがかった。
大前「――菱野さんじゃないか。随分早いな。俺たちが一番乗りだと思ってたんだけど」
菱野「……大前、さん?」
大前の声に顔を上げた菱野は、元より白い肌から更に血の気が失せて、すっかり蒼白になっていた。
比良山「む? 顔色が悪いな。……体調が良くないのか?」
大前「だ、大丈夫か!?」
思わず駆け寄ると、
422 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 21:54:10 ID:???
菱野「大前さぁん!」
ギュ。
大前「へ?」
菱野が突然、泣きながら大前の胸に飛び込んできた。
菱野「ひぐっ……ぐすっ……」
比良山「お、お前たち、そのぅ、なんだ。い、いくら人の少ない時間帯とはいえ、公共の場でそのようなことは――」
目を泳がせながら、咳払いする比良山。
大前「ちょ、違、何言ってんだよ比良山! 何が違うかはわからんけど、これは違う! 菱野さんも急にどうしたんだ!?」
菱野「大変なんです。監督が、監督がぁ……」
大前「え?」
… … …
しばらく後、落ち着いた菱野から事情を聞いた二人は、思わず顔を見合わせた。
大前「監督が首ィ!?」
比良山「そんな……まだ就任から一年も経っていないぞ!?」
菱野「本当に聞いたんです。さっき、控え室の方に行ったら、監督と誰かが話していて……それがPTAの会長と、市の教育委員長でした。
そして、今日の試合で清栄に負けるようなことがあったら、辞めてもらうって言っていたんです」
423 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 21:55:45 ID:???
大前「そ、そんなことってあるのか!?」
比良山に問うと、嫌悪感を滲ませながら答えを返してきた。
比良山「……あり得なくはない、かな。清栄学園は金満家の私立校で、理事長は東京の方の実業家らしい。
開校までに、地元教委と相当な衝突があったと聞く。ウチのPTAも子どもの進学率などの問題で、清栄への対抗意識が強い」
大前「それがサッカーと、どう結びつくんだ?」
比良山「自分たちの敵愾心や劣等感を、俺たちサッカー部の活躍で解消していた……と考えれば、理由は察せられるだろう?
なにしろ、金に物を言わせる私立の強豪を相手に、設備も大して整っていない公立のウチが勝ち越していたのだからな。
スポ根マンガでもありがちだ。……応援する側は、鳴紋中が活躍して、さぞ良い気分だっただろうよ。
悪のエリート校・清栄学園を粉砕する、清く正しい自分たちの分身・鳴紋中サッカー部。そうとでも考えていたのではないか?
だがそこにきて、この前の2−5での屈辱的な敗戦だ。それで憤懣やる方なくなったのだろう」
大前「それで自分たちのプライドが傷ついたから、今度も負けたから監督を替えるって言うのかよ……。
勝手過ぎるじゃないか!」
比良山「……我が地元ながら情けないが、な。俺としても、サッカー部を応援する全ての人が、そんな考えではないことを願うよ。
更に言うなら、監督もまだ立場が弱い。前任者の産休での臨時の雇われ。目立った実績も無い若い女性。
いらんことをする連中や口から先に生まれてきたような輩が、揃って槍玉に上げるにはもってこいだ」
菱野「酷いですわ、そんな……」
比良山「ああ、まったく酷い話さ。……この試合、負けられない理由がまた増えたな」
大前「そうだな、比良山の言う通りだ――」
424 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 21:56:46 ID:sD2A+4X2
先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.「俺たちの戦いで証明してやろうぜ! 監督が俺たちにとって、最高の指導者だってな!」
B.「俺たちはこの試合、絶対に負けないと約束する。だから、菱野さんも安心してくれよな」
C.「この試合、清栄学園を凌辱するぜ!」(※ 要・4票)
D.その他(自由選択です。大前に言わせたいことを併記してください)
425 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 21:57:28 ID:iLVndXCo
A
426 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 21:58:03 ID:Tzqdt0pw
B
427 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 22:01:05 ID:OiXcizlQ
A
428 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 22:03:45 ID:S1CWvm0c
D 菱野さん、監督に余計な気を回させないよう今は試合だけに集中しよう。俺達は絶対勝つ!
429 :
↑
:2010/04/16(金) 22:06:33 ID:S1CWvm0c
ってまんまBじゃねーか!
失礼しました。
430 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 22:30:44 ID:zLWpTYqs
A
431 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 22:40:19 ID:???
>>A.「俺たちの戦いで証明してやろうぜ! 監督が俺たちにとって、最高の指導者だってな!」
---------------------------------------------------------------------------------------
比良山「よし、その意気だ!」
菱野「大前さん……その、頑張ってくださいね。いえ、いつも頑張っておられるのは承知しておりますけれども」
大前「分かってる。……今日は、本当に負けられない戦いだからな」
改めて決意を込めて、会場の入り口をくぐる。
県大会の雪辱。全国挑戦への登竜門。そして、たった今出来た、新たな理由。
それを胸に、大前は決勝戦へ挑もうとしていた。
〜ミーティング〜
やす子「よし、みんなきけ。今日は3年生の抜けた新チームで挑む最初の大会、その決勝よ。
相手は夏に惨敗を喫した清栄学園。これに勝てるかどうかで、君たちの真価は決まるわ。
偉大な先輩たちを、超えられているかどうかがね」
早瀬(そうだ。この県内で最強にならなきゃ、到底全国は覚束ねえ。全国制覇の夢を叶えるためにも、勝たなきゃならねえんだ!)
本条(今の俺は先代の正GK・無辺山さんを超えている……それをこの試合で証明し、キャプテン争いに覇を唱えてみせるぜ!)
やす子「じゃ、まずはスタメンとポジションの発表よ」
432 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 22:41:34 ID:???
−−H−− H大前
−F−J− F比良山 J早瀬
−−I−− I雪村
E−−−G E瀬川 G長池
−−D−− D本多
−B−C− B篠田 C豊原
−−A−− A輝林
−−@−− @本条
雪村「やったぁ! 最初っからトップ下だァ!」
篠田「またDFかァ……」
国岡(くそっ……来年には必ずスタメンになってやる……)
ホワイトボードに書かれたフォーメーションと名前の羅列に、チームメイトの表情がくっきりと明暗に分かれた。
やす子「雪村くんは準決勝で見せたパフォーマンスから、トップ下で出てもらうわ。
ただし、向こうの金成くんを意識し過ぎないように! 実力がついたといっても、危険な相手には違いないんだからね?」
雪村「はい(ちぇ、今の僕なら大丈夫って自信があるのにな……)」
やす子「本多くんも、無理に一人で挑まずにサイドの二人や最終防衛ラインのDFたちと共同してことに当たるようにね?」
本多「分かっています。ヤツが今までの相手とは違うのは、身に染みて知っていますから」
433 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 22:42:34 ID:???
やす子「よろしい。じゃ攻撃の方針だけど、向こうは県大会の時と同じく、リトリートでガッチリ守ってくると思うわ。
サイドハーフの二人は、横から突破する動きを見せてプレッシャーを掛け、中央のFW陣を出来るだけ動けるようにしてね。
逆に、相手がFWを意識してエリアの真ん中にかたまるようだったら、遠慮なく突破してキーパーと1対1になって構わないわ」
長池「……了解」
瀬川「ま、俺たちはいつも通りやればいいってことね!」
やす子「で、FWなんだけど、大前くん?」
大前「はい」
姿勢を正した大前に、飯地はニヤリと笑い、
やす子「昨日言った通り、今日の試合じゃケチくさいことは言わないわ。守備参加も無しでいい。
例の『アレ』、前半から景気良くぶち込みなさい!」
大前「……はいっ!」
比良山(ようやく解禁か……ふっ、清栄の守備陣が可哀そうになるな)
早瀬(前から言ってた、大前の必殺シュートか……なかなか使わないから間に合わなかったと思ったぜ)
雪村「……例の『アレ』?」
国岡(何だ? 大前にはまだ何かあるっていうのかよ!?)
菱野(一体、どんなシュートなんでしょう? 大前さんのことだから、浮き球に合わせてダイレクトに撃つとは思うのですが……)
二人の意味深なやり取りに、ザワザワと控え室内が騒ぐ。
434 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 22:43:34 ID:???
やす子「まあそう言う訳で、ボールを取ったらまずは相手ペナルティエリア内の大前くんに上げてね。
それと相手はリトリートを使って守ってくるから、雪村くんあたりはミドルから撃ってもいいわ。
けど、まず金成くんが積極的に邪魔してくると思うから完全にフリーで撃つのは難しいわね。
そうなったら、一旦かわすかパスを散らしてね」
雪村「はぁい……」
やす子「で、次は守備。相手は清栄だから、浪野や氷潤の時みたいな楽は出来ないと思ってね。
バナナシュートを武器にする金成くんも脅威だけど、相手FWも雑魚じゃないわ。
人数を守備に割くからサイドは手薄になると思う。ボランチとDFに任せず、サイドハーフ二人も積極的に中央に寄って守備参加して。
向こう攻撃機会をできるだけ潰すのよ。そうすれば、攻撃のタレントで圧倒しているこちらが勝てるわ」
瀬川「まあ、俺でも中盤の人数合わせにはなるかな……」
やす子「大体の方針はこんなもんかな? じゃ、今日も頑張ってね!」
鳴紋一同「「はいっ!」」
大前(監督、不思議なくらいいつも通りだ……自分が首になるのが怖いとか思わないのか?)
やす子「あ、そういえば大事なことを忘れていた。早瀬くんと瀬川くんなんだけど、怪我の方は平気なの?」
早瀬「あ? 俺たちの怪我だって?」
瀬川「それなんだけど監督――」
435 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 22:44:35 ID:sD2A+4X2
先着2名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★早瀬の怪我→ ! card=★
★瀬川の怪我→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 完治した!
ハート・スペード → まだなおりかけといったところ
クラブ → 良くなってない。軽傷治療済でスタート
JOKER → 物凄く体の調子が良い! 完治&全能力+1!
436 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 22:44:57 ID:???
★早瀬の怪我→
スペード9
=★
437 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 22:45:03 ID:???
★早瀬の怪我→
ダイヤK
=★
438 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 22:45:26 ID:???
★瀬川の怪我→
ハート5
=★
439 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:03:15 ID:???
前半からクリアボム解禁か。
守備はしないでもいいとはいえ、ガッツが心許ないな。
ハーフタイム中に菱野さんが特製ドリンクでも用意していてくれればいいけど
440 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:06:44 ID:???
>>439
>>437
さんがうまくカードを引いて
きっとそういう展開にしてくれるよ(無茶振り)
441 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:07:22 ID:???
二発あれば十分、反則さえなければ2点取れる。
清栄を陵辱するぞ!
442 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:10:19 ID:???
大前の最大の敵はポスト
443 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 23:28:28 ID:???
>>439-440
菱野「引きの良さを期待させていただきますわ(ニコッ)」
>>441-442
清栄の守備とポスト、両方を相手にしなければいけないのが大前の辛いところですねw
★早瀬の怪我→ スペード9 =★
★瀬川の怪我→ ハート5 =★
ハート・スペード → まだなおりかけといったところ
------------------------------------------------------------------------------------
瀬川「プレイには支障が無いけど、まだ治りきってはいないかなー」
早瀬「右に同じだ」
やす子「そっか。じゃ、二人とも怪我の悪化には気を付けてプレイしてね」
早瀬「相手がこっちに合わせてくれりゃあな」
瀬川「早瀬早瀬、女性に心配されたら、嘘でも『はい、気を付けます』って言うもんだぜ」
早瀬「女に入るのかよ、コレが?」
やす子「なにィ!?」
大前(……何か、心配するのが馬鹿らしくなってくるなあ)
比良山(豪胆な監督だ、とでも思っておけばいいのだろうか?)
菱野(……監督。本当はお辛いでしょうに)
気がつけば、早瀬と夫婦漫才を始めている飯地と、それを(生)暖かく見守るイレブン。
そうこうしているうちに、試合開始の時間になろうとしていた。
444 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 23:29:34 ID:???
〜フィールド〜
実況「秋季地区大会も最早大詰め、この決勝戦を残すのみとなりました。
このピッチを舞台に激突するのは、やはりこの二校! 鳴紋中学と清栄学園です!
彼らが争うのは、来年夏のシード権のみではありません。鳴紋は夏の敗戦の雪辱を、清栄は新王者の座を、それぞれ賭けて戦います!
プライドとプライド、意地と意地、両者真っ向からの正面衝突! さあ、この運命の60分間を経て、最後に勝つのはどっちだ!」
観客「鳴紋! 鳴紋!」「清栄! 清栄!」「早瀬ーっ! 今日も決めてくれーっ!」「金成ーっ、また勝ってくれよーっ!?」
「キャーユキムラクーン」「瀬川ーっ! 彼女返せーっ!」「勝・て、勝・て、清・栄っ!」
大前「す、凄い熱気だ」
早瀬「へっ。大前、県内の大会くらいで、ビビってるんじゃねーぞ。来年の夏には、絶対に全国に行くんだ!」
熱気に竦む大前の肩を、早瀬が乱暴に叩く。そこへ、
金成「……おやおや、来年の話をすると、鬼が笑うぜ? 鳴紋さんよ」
雪村「! 金成っ!」
大前(……面と向かって会うのは初めてだ。こいつが、清栄の金成か)
不敵な笑みを浮かべつつ、話しかけてくる金成。
金成「頼みのエース、小豆沢が引退し、浪野にも手こずったっていうお前らに何が出来る?
……精々、俺たちの引き立て役として、善戦を期待するぜ」
早瀬「言ってくれるじゃねえか、1年坊。……来年の話をすれば鬼が笑う、とか言ったな? なら、こっちも言ってやる。
俺たち鳴紋は、全国で勝てるチームを目指しているんだ。来年の夏も見据えてねえチームに、負けるわけにはいかねえんだよ」
早瀬がそう言い返すと、途端に金成は目を丸くする。
445 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 23:31:05 ID:???
金成「……全国? お前たち、鳴紋中がか?」
早瀬「ああ、悪いかよ?」
金成「く、くくっ……ははははははっ! 馬っ鹿じゃねーの!? 悪いに決まってるだろうが! 最悪過ぎて、笑いしか出ねえぜ!」
早瀬「なにィ!?」
腹を抱えて笑う金成に、早瀬が気色ばむ。
金成「じゃあ聞くがよ、お前らの中に全国でプレイした選手はいるか? いねえよなァ?
どいつもこいつも『県内じゃあ優秀』止まりだ。とても全国を語れる器とは思えねえよ」
雪村「……それをお前が言うのかい? 全国に、全く通じなかったっていうお前が」
金成「おやおや、雪村くんも随分大きな口を叩くようになったな」
雪村「……」
金成「俺はな、今年の夏に全国のレベルってヤツを肌で感じたんだ。日本中から集まって来た選手の強さと、以前の俺の弱さをな。
だが、今は違う! 俺は来年こそあの大舞台で勝つために、自分を鍛え直したんだ!
来年の夏? そんなもの、俺はとっくに見据えているんだ。俺が可笑しかったのはなあ――」
金成の表情が、獰猛に引き攣っていく。
金成「――俺が可笑しいのは、『来年の夏』なんぞに縁のねえ雑魚が、分を弁えずにピーチク囀ってたからなんだよ!」
早瀬「コイツ……」
雪村「僕たちが、雑魚だって?」
446 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/16(金) 23:32:42 ID:sD2A+4X2
金成「違うのか? 三ヶ月前、小豆沢一人が抜けた程度で、10人になった俺たちに勝てなかったんだ。
そんなお前らが、より強くなった今の俺に勝てるわけねえだろうが!?」
大前(野郎……この短時間でも、コイツがとても好きになれそうにない人間だってのは、良く分かったぜ。
だが、この全国に賭ける意気。それだけは本物らしいな……)
ゴクリと大前は唾を飲んだ。
大前(ここは――)
先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.「『今の俺』? 『俺たち』じゃないのか?」 チーム全体の質について探りを入れてみる
B.「強くなった、とか言ってたヤツらがお前の他にもいたぜ。氷潤中とか言ったけなあ」 馬鹿にしてみる
C.「強くなったのは、お前だけじゃないんだぜ!」 熱血に対応してみる
D.「審判さん、これ非紳士的発言じゃないんですか?」 権力に頼る
E.ここは何も言わない
F.その他(自由選択です。大前に言わせたいこと、させたい行動を併記してください)
447 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:33:35 ID:Tzqdt0pw
D
448 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:34:31 ID:raTmoCD+
A
449 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:34:41 ID:iLVndXCo
A
450 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:35:18 ID:vQ8hZgiw
A
451 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:36:11 ID:S1CWvm0c
F お前みたいな奴を『噛ませ犬』って言うんだ。せいぜい試合前にキャンキャン吠えてろよ。
452 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:36:51 ID:zLWpTYqs
F「それで気が済んだのか?じゃあ戻れよ、結果はすぐにでる」
453 :
森崎名無しさん
:2010/04/16(金) 23:40:03 ID:???
F「俺の必殺ダイレクトの試射にピッタリかな」自身を警戒させてあわよくば比良山と早瀬をフリーさせる。
454 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:07:15 ID:???
>>A.「『今の俺』? 『俺たち』じゃないのか?」 チーム全体の質について探りを入れてみる
-----------------------------------------------------------------------------------------
そう発言すると、金成はあからさまに不機嫌そうに眉を吊り上げた。
金成「テメエは……たしか大前とか言ったか」
大前「ああ」
金成「……けっ。夏にはベンチからも漏れていたヤツとは、語る気はねえなァ」
大前「(よく言うぜ。だったら、名前すら憶えてないのが普通だろうが)ああ、そうかい」
明らかに答えるのを避けた金成。そこに大前は、清栄の実状の一端を見た気がした。
大前(つまり、本気で全国で勝つ気があるのは、金成のみかごく少数ってことか……大丈夫、今の俺たちにも勝つ目はある)
比良山(ほぅ……大前もこの手の腹芸をこなすようになったのか)
金成(ちっ、単細胞かと思ったら、嫌なところを突いてきやがるぜ……)
クルリと背を向け、自陣営に戻っていく金成。
455 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:08:18 ID:???
雪村「あ! 待てっ!」
金成「待たねえよ。そんな義理はねえし、テメエら雑魚に付き合っても面白くねえからな」
雪村「コイツ……!」
本多「落ち着け雪村。相手を苛立たせ、隙を誘う。金成のいつもの手だ」
熱くなっている雪村を抑える本多。
本多(……明らかに、今の大前との会話を契機に引き下がる気配を見せたな。
あのまま吼えさせていたら、チームの士気に関わっていたかもしれん。ここはヤツに感謝しておくか)
渡会@ベンチ「およ? 大前が金成を追っ払ったのかな? 案外やるじゃん」
※ 本多と渡会の好感度が上がりました ※
456 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:09:59 ID:???
〜観客席〜
小豆沢「ふぅ。試合開始には間に合ったか」
柿原「お、小豆沢も来ていたか」
小豆沢「そりゃあね。後輩たちのせっかくの晴れ舞台だ。じっくり拝まないと、バチが当たるさ」
席に着き、試合開始を待ちわびる、引退した3年生部員たち。
無辺山「後輩たちの晴れ舞台、か……」
小豆沢「不安そうだね?」
無辺山「夏に俺たちがあれだけ負けた清栄戦だ。不安にもなる……」
そう言うのは、夏に清栄戦で5失点を喫した元GKの無辺山だった。
柿原「ゴールキーパーは、結局本条になったか。アレから腕を上げたと評判だが?」
無辺山「まあ、悪いキーパーじゃないのは確かだが……」
457 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:11:02 ID:???
口ごもる無辺山。鳴紋の守護神を自負していた自分でもアレだけの失点である。ましてや、そのサブキーパーだった本条では……。
それが偽らざる気持ちだった。
小豆沢「自分を超えているとは思わない、か? けどね無辺山――」
小豆沢は、微かに笑う。
小豆沢「――人は成長するものだよ。僕たちが先輩を押し退けていったように、彼らもまた、僕らを超えていくかもしれない。
今は、見守ろうじゃないか。僕らの後輩たちの戦いをね」
そう言う小豆沢の視線は、ピッチに立つ11人の後輩たちを暖かく見つめていた。
彼が思いを馳せる相手は、自分の次のキャプテンだろう早瀬か、次代のトップ下雪村か、それとも――
それは、彼以外の者には分からないことであった。
458 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:12:11 ID:???
〜再びフィールド〜
実況「さあ、両校のスターティングメンバーが守備位置に着きます。
鳴紋中対清栄学園、伝統にして因縁の対決、いよいよスタートです!」
清栄
−−@−− @長谷部
−−A−−
E B C D
− G F −
−−−−−
−−I−− I金成
−−−−−
−H−J− H清栄キャプテン
−−H−− H大前
−F−J− F比良山 J早瀬
−−I−− I雪村
E−−−G E瀬川 G長池
−−D−− D本多
−B−C− B篠田 C豊原
−−A−− A輝林
−−@−− @本条
鳴紋
459 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:13:11 ID:keEUnWnU
早瀬「やっぱり、ガッチリと守ってくるな……」
比良山「こちらのFWは、いずれもダイレクトシュートに強い。それを知っていれば、エリア内を固めたくもなるでしょう」
大前「それよりあのキーパー……俺たちと同じ1年生に見えるんですけど」
大前の視線の先。そこには、清栄のゴールマウスを守る一人の少年がいた。
早瀬「ああ、清栄の1年生キーパー、長谷部だ。今大会いままで無失点。まあ、向こうは多少クジ運に恵まれていたがな」
比良山「それでも、侮れる相手ではなさそうですね……」
早瀬「そうだな……向こうはウチと違って部員数が多い。その中で、並居る2年生を押し退けて正GKなんだ。
油断は出来る選手ではないのは、確かだな」
審判「両校代表、コイントスで先攻と後攻を決めなさい」
早瀬「おっと、呼ばれたか」
大前「出来れば先攻をお願いします!」
早瀬「ああ、出来ればな」
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★コイントス→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ・ハート → 鳴紋の先攻
スペード・クラブ → 清栄の先攻
JOKER → コインが落ちてこない!? そして、コインは宇宙へ……
460 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:13:34 ID:???
★コイントス→
ダイヤK
=★
461 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:13:56 ID:???
縁起のいいカードだ
462 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:14:59 ID:???
このスレは菱野景に見守られています
463 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:15:54 ID:???
中盤金成1人w
464 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:15:58 ID:???
試合前にまた菱野さんなのか〜
465 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:26:27 ID:???
この布陣だとミドルはよっぽど引きがよくない限り望み薄っぽいな
466 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:29:38 ID:???
>>461-462
,464
縁起がいいと見るべきか、出るべき時に出なさそうと見るべきか。うーんw
>>463
,465
誰かがバナナシュートでも撃てれば良いんですけどねえ
★コイントス→ ダイヤK =★
ダイヤ・ハート → 鳴紋の先攻
----------------------------------------------------------------
早瀬「よっしゃあ! 先攻!」
大前「やりましたね!(まず、クリアボムで1点。リードを奪って清栄を前掛かりすれば、勝てるはず!)」
清栄キャプテン「ちっ、後攻か」
金成「あーあ……早速、エンジン全開でゴールを奪おうとしたのになァ?」
わざとらしく落胆した体を見せる金成。
金成「ま、すぐに奪い返すから待っていな。それまで、そのボールは預けておくぜ?」
早瀬「言ってろ(ったく、嫌味な野郎だぜ)」
金成の発言を受け流し、早瀬がセンターサークル上に着く。
実況「どうやら鳴紋の先攻でキックオフのようです。
3トップとサイドからなる速攻を旨とする鳴紋。清栄学園の固い守備をどう攻めるのか? これは試合開始から見物です!」
ピィイイイイイイイイイイイ!
実況「さあ、笛が鳴りました。キックオフ!」
早瀬「さて、まずは――」
467 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:31:15 ID:keEUnWnU
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★こういう判定はよくクラブが出る→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 「瀬川ァ! いつも通り切り込めェ!」
ハート・スペード → 「瀬川もまだ治りかけだしな。ここは長池に預けるぜ!」
クラブ → 「まずは俺自ら小手調べと行くか!」
JOKER → 「へへっ! この一撃でキックオフゴールだ!」
468 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:31:43 ID:???
★こういう判定はよくクラブが出る→
ハート8
=★
犠牲だー!
469 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:39:35 ID:keEUnWnU
★こういう判定はよくクラブが出る→ ハート8 =★
ハート・スペード → 「瀬川もまだ治りかけだしな。ここは長池に預けるぜ!」
--------------------------------------------------------------------------
早瀬「行け! 長池ェ!」
金成「長池か……昨日の試合は別会場で見れなかったからな。見事に返り咲いたと聞いたが、どんくらいのもんかね?」
金成は腕を組んで様子を見る。その視線の先で、ツートップの片割れ11番が長池からボールを奪いに行っていた。
清栄の11番「夏には小豆沢の交代で出て、何も出来なかったヤツか! 幸先が良いぜ!」
長池「ハァ……まァだそんなことを言うヤツがいるのか……」
先着2名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
【攻撃】
★長池→ドリブル 39+! card=★
【守備】
★清栄の11番→タックル 34+! card=★
攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ 長池がドリブル突破
1= 早瀬がフォロー
0= こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 清栄キャプテンがフォロー
-2≧ 清栄学園ボールに
【備考】
ドリブル対タックルは接触プレイです。両者のカードがクラブで一致した場合、カードの数字の低い方の反則になります。
長池のカードがダイヤの時【高速ドリブル(+4)】が発動します
長池のカードがハートの時【華麗なドリブル(+3)】が発動します
470 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:40:18 ID:???
★長池→ドリブル 39+
クラブ5
=★
471 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:43:24 ID:???
★清栄の11番→タックル 34+
クラブ8
=★
472 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:55:47 ID:???
★長池→ドリブル 39+ クラブ5 =44★
★清栄の11番→タックル 34+ クラブ8 =42★
長池、反則! 11番負傷!
-----------------------------------------------------------------------------
長池「……どけ」
清栄の11番「誰がどくか! 雑魚がっ!」
せせら笑う11番。相手は長池より格下であり、多少ボールタッチが荒れたところでかわし切れるはずであった。
だが、長池にとって11番の表情は、
長池「俺を――」
清栄の11番「あん?」
長池「――笑うなあ!!」
ガスゥ!!
清栄の11番「ぎゃあ!?」
力任せに突破され11番が転倒する。
金成「へぇ……(思ったより良いキレの動きじゃねえか。もっとも――)」
ピィイイイイイイイ!
金成(――こんな事態を起こさなければ、だがよ)
審判の笛が鳴った。
473 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 00:56:51 ID:keEUnWnU
実況「おおっと? 長池くんが相手を突破しましたが、審判の笛が鳴りました。これは長池くんのファールが取られたようです!」
早瀬「け、決勝の開始一分で何やらかしてんだァ!?」
大前(う……俺も準決勝でやらかしただけに何も言えない……)
長池「やってしまった……どぉせ俺なんか……」
うなだれる長池に、審判がゆっくりと近づいた。
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★浮沈の激しい長池→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
J〜K → おとがめなし
7〜10 → 警告
3〜6 → 厳重注意
A・2 → イエローカード
クラブのA → レッドカード!?
JOKER → 11番がシミュレーションを取られた!?
474 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:57:24 ID:???
★浮沈の激しい長池→
ダイヤ4
=★
475 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 00:58:04 ID:???
兄貴なら仕方ないな
476 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:09:07 ID:???
★浮沈の激しい長池→ ダイヤ4 =★
3〜6 → 厳重注意
-----------------------------------------------------------------------------
審判「決勝戦開始直後だというのに、何をしているんだね? ……次はカードが出ると思いたまえ」
長池「はい……」
清栄キャプテン(へへっ……怪我したらしい11番には悪いが、ラッキーだったな。相手の先攻を潰せたのは大きいぜ)
暗くうなだれる長池を後目に、清栄のキャプテンは薄く笑う。
清栄の11番「ううっ……痛ェ……」
金成「ご苦労さん。ゆっくり休みな……戻ってくる頃には3点差くらいつけておくぜ」
清栄の11番「ちっ、人が怪我してるってのに、ニヤニヤすんなよな……」
実況「清栄11番、一旦外に出て治療を受けます。フリーキックを得た清栄。一人少ない状況でどう動く?」
清栄キャプテン「ほら、金成。宣言通り、全開で行って来い」
金成「了解。……それじゃ行くぜェ!」
軽く蹴り出されたボールを受け、金成がフィールドを駆ける。
比良山「! 来た!」
早瀬「大前! お前は残ってろ! 監督にも、無駄な体力は使うなって、言われてただろ!?」
大前「は、はい!」
金成「あん? たった二人ぽっちか? ――テメエら、この金成優を舐めてんのかァ!?」
477 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:10:08 ID:keEUnWnU
先着3名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
【攻撃】
★金成→ドリブル 38+! card=★
【守備】
★早瀬→タックル 34+人数補正(+1)+! card=★
★比良山→タックル 38+人数補正(+1)+! card=★
攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ 金成がドリブル突破
1= 清栄キャプテンがフォロー
0= こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 大前がフォロー
-2≧ 鳴紋中ボールに
【備考】
ドリブル対タックルは接触プレイです。両者のカードがクラブで一致した場合、カードの数字の低い方の反則になります。
金成のカードがダイヤ・ハートの時【華麗なドリブル(+3)】が発動します
金成のカードがクラブで負けた場合、スキル・マリーシアにより相手の反則に出来ます。
ただし、相手の最大値と5差以上で金成の反則がバレます
478 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:10:52 ID:???
★金成→ドリブル 38+
ハートJ
=★
金成爆発しろ!
479 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:11:46 ID:???
★早瀬→タックル 34+人数補正(+1)+
クラブ7
=★
480 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:11:58 ID:???
★比良山→タックル 38+人数補正(+1)+
ダイヤQ
=★
481 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:26:50 ID:???
★金成→ドリブル 38+ ハートJ +華麗なドリブル(+3)=52★
★早瀬→タックル 34+人数補正(+1)+ クラブ7 =42★
★比良山→タックル 38+人数補正(+1)+ ダイヤQ =51★
1= 清栄キャプテンがフォロー
-----------------------------------------------------------------------
金成「おっと、こんな所に窪みが――」
早瀬「そこだァ!」
いかにも足を取られたというふうによろける金成。それを好機とみて早瀬が仕掛けるが、
金成「――なんちゃってなァ!」
スライディングに行ったところを、頭の上を通される。
早瀬「なにィ!?」
金成「さァて、お次はテメエだ比良山ァ!」
比良山「ぐ……させるか!」
次に金成は比良山を抜きに掛かる。
だが、比良山は金成に惑わされる前に、とにかく素早く足を出してボールを掻き出す。
金成「おォ!?(野郎……夏に比べて飛躍的に伸びてやがるだと!?)」
実況「止めたァ! 比良山くん、清栄の超ルーキー・金成くんを止めました! だが、ボールはまだ生きている!
これをフォローしたのは――」
清栄キャプテン「おい金成! 何をしているんだ、さっさと本気を出せ!」
実況「――9番を背負う、清栄のキャプテンだ! 清栄の攻撃はまだ止まっていません!」
482 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:27:56 ID:keEUnWnU
金成「……分かってるよ(節穴野郎が。さっきのは相当本気で抜きに掛かっていたんだぞ?)」
清栄キャプテン「それじゃ、受け取れ! もう一回、お前が――」
金成「わ! 馬鹿っ!」
金成に戻そうとしたキャプテンを、当の金成が制止する。
清栄キャプテン「――って、なんだいきなり……っ!?」
雪村「……貰ったァ!」
キャプテンと金成の間に、雪村が走りこむ。
清栄キャプテン「ぐっ……たかが1年相手に怯むか! 通してやる!」
金成(俺だって1年だぞ、馬鹿野郎……! 雪村は、俺ほどの選手じゃあないが、お前が見くびれる相手か!?)
先着2名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
【攻撃】
★清栄キャプテン→パス 35+! card=★
【守備】
★雪村→パスカット 38+! card=★
攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ 金成にボールが渡る
1= 誰もフォローできない! 雪村に触れたボールがラインを割り、清栄のスローイン
0= こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 長池がフォロー
-2≧ 鳴紋中ボールに
483 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:29:05 ID:???
★清栄キャプテン→パス 35+
クラブ7
=★
484 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:30:28 ID:???
★雪村→パスカット 38+
スペード8
=★
485 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:30:30 ID:???
★雪村→パスカット 38+
ダイヤ8
=★
486 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:40:08 ID:???
★清栄キャプテン→パス 35+ クラブ7 =42★
★雪村→パスカット 38+ スペード8 =46★
-2≧ 鳴紋中ボールに
-------------------------------------------------------------
雪村「よっと!」
実況「雪村くん、金成くんへのショートパスを、自分に向けられたもののようにあっさりトラップ!
やはり彼も上手い1年だ!」
清栄キャプテン「なにィ!? あっさり取っただと!?」
金成「だから待てっていっただろうが……しゃあねえな」
ボールを取った雪村に、金成が迫る。
雪村「……金成!?」
金成「よお、雪村くん。アレからちっとは腕を上げたみたいだねえ? ちょ〜っと、腕試しでもしていくかい?」
雪村「コイツッ!」
挑発的に笑う金成に、雪村も頭に血が上りかける。
大前「雪村! 惑わされるんじゃない! サイドに流せ!」
雪村「ぐっ……君に言われなくったって!」
金成「(へぇ……もしかしてコイツら――)おお! 良い子だね〜、雪村くん。『お友達』の言うことは素直に聞くんだなぁ?」
二人の間の不和に目敏く勘づき、煽りたてる金成。
487 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:41:09 ID:keEUnWnU
雪村「――っ!?」
ギリリと歯を噛みしめ、雪村が出した結論は――
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★かなりの ちょうはつする!→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ・ハート → 「その手には乗らないよ!」 こうかは いまひとつのようだ……
スペード・クラブ → 「黙れェ!!」 こうかは ばつぐんだ!
JOKER → 「その減らず口を、叩けないようにしてやる!」 ゲェーっ!? 金成の顔面にボールを蹴りこんだ!?
488 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:41:26 ID:???
★かなりの ちょうはつする!→
ハート9
=★
489 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:48:45 ID:keEUnWnU
★かなりの ちょうはつする!→ ハート9 =★
ダイヤ・ハート → 「その手には乗らないよ!」 こうかは いまひとつのようだ……
---------------------------------------------------------------------------------------
雪村「もうその手は食わない! 長池さん!」
金成に着かれる前に、長池に渡す雪村。
金成「おやおや……」
思ったより食いつきの悪い雪村に、金成は肩を竦める。
金成「馬鹿は馬鹿なりに学習するってことか……」
清栄キャプテン「くそっ、折角のボールが……」
苛立ちをあらわにする清栄キャプテン。
清栄キャプテン「早いところ、奪い返さないとな。ここは――」
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★金成曰く、節穴のキャプテン→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ・ハート → 「リトリートだ! 固めに固めて、向こうの攻め手を無くせ!」 妥当な判断を下した!
スペード・クラブ → 「長池なら奪えるはずだ! 7番、8番、取りに行け!」 やっぱり節穴でした
JOKER → 「ふっ。実は鳴紋が持っているのは替え玉だ」 なにィ!? 反則だろ、それ!
490 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:49:56 ID:???
★金成曰く、節穴のキャプテン→
クラブ4
=★
491 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:55:58 ID:???
★金成曰く、節穴のキャプテン→ クラブ4 =★
スペード・クラブ → 「長池なら奪えるはずだ! 7番、8番、取りに行け!」 やっぱり節穴でした
---------------------------------------------------------------------------------------------
キャプテンの判断は素早かった。ダブルボランチを動員し、すぐさまボールを奪回に向かわせる。
金成(大丈夫か? 長池は既に昔のヤツではない。ドリブルの時の動きのキレからして、ちょっと難しい気がするな)
金成の危惧をよそに、長池と清栄ダブルボランチは交錯する。
清栄の8番「行くぜ、この反則野郎が!」
清栄の7番「怪我した仲間の仇だ!」
長池「良い絆だ、感動的だな。……だが、無意味だ」
早瀬「……なんか違わなくないか、それ?」
先着3名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
【攻撃】
★長池→ドリブル 39+! card=★
【守備】
★清栄の7番→タックル 33+人数補正(+1)+! card=★
★清栄の8番→タックル 33+人数補正(+1)+! card=★
攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ 長池がドリブル突破
1= 早瀬がフォロー
0= こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 金成がフォロー
-2≧ 清栄学園ボールに
492 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 01:56:58 ID:keEUnWnU
【備考】
ドリブル対タックルは接触プレイです。両者のカードがクラブで一致した場合、カードの数字の低い方の反則になります。
長池のカードがダイヤの時【高速ドリブル(+4)】が発動します
長池のカードがハートの時【華麗なドリブル(+3)】が発動します
493 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:57:15 ID:???
★長池→ドリブル 39+
クラブ6
=★
494 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:58:47 ID:???
★清栄の7番→タックル 33+人数補正(+1)+
クラブ8
=★
495 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 01:59:13 ID:???
★清栄の8番→タックル 33+人数補正(+1)+
クラブ4
=★
兄貴がピリオドの向こう側に…
496 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 02:01:04 ID:???
クラブ出過ぎだなぁ
497 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/04/17(土) 02:04:47 ID:???
この試合目茶目茶だ…
すっごく遅れました、4スレ目おめでとうございます。
皆キャラが立ってていいなぁ…どうせ俺なんか……。
というのはまあ冗談で。
反則の応酬に、フュリーさんも喜んでいます。
498 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 02:09:37 ID:???
>>497
ありがとうございます
いやいや、ウチも篠田あたりはキャラ立ちが微妙ですからw
……そろそろ、こっちでも審判や審査委員が珍裁定を下しそうですね
★長池→ドリブル 39+ クラブ6 =45★
★清栄の7番→タックル 33+人数補正(+1)+ クラブ8 =42★
★清栄の8番→タックル 33+人数補正(+1)+ クラブ4 =38★
なにィ!? 両方に反則発生?! 長池と7番が負傷!
---------------------------------------------------------------------
グワシィ!?
清栄の7番「ぎゃあ!?」
長池「ぐぅ!?」
清栄の8番「や、やべっ!?」
三人の激しくぶつかり合いは、両陣営共に負傷者を出すという結果になった。
実況「ああっと!? クロスプレイでぶつかり合いが起こったようです!
清栄は7番の選手が蹲り、長池くんもソックスから血が滲んでいます!」
清栄キャプテン「審判! これは長池の反則だろう!?」
早瀬「違う! 向こうの8番が削ったんだ!」
両校のリーダーの主張に、審判は――
499 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 02:10:39 ID:keEUnWnU
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★みんな地獄に引き摺りこむ長池→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 8番の反則ということにして流した!
ハート → 8番の反則ということにして鳴紋のFKだ!
スペード・クラブ → 長池の反則ということにして清栄のFKだ!
JOKER → 審判「いいや、限界だ! 押すね! バイツァ・ダスト!」 なにィ!? 判定をやり直しだ!
500 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 02:11:03 ID:???
★みんな地獄に引き摺りこむ長池→
スペードJ
=★
501 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 02:20:37 ID:keEUnWnU
★みんな地獄に引き摺りこむ長池→ スペードJ =★
スペード・クラブ → 長池の反則ということにして清栄のFKだ!
-------------------------------------------------------------------
審判「長池くんが先程に引き続き、怪我人を出す危険なプレイを行った。これは看過できない事実だ。
よって、彼の負傷も自身の危険行為による自業自得と見なす。……抗議は一切受け付けない! 以上!」
早瀬「ぐっ……くそっ!」
観客「な、なにやってるんだ長池ーっ!?」「しっかりしろ! お前は光を掴んだはずだ!」「うるせーっ! 反則野郎を庇うな!」
「なにィ!?」「兄貴ィ、やっちゃおうぜコイツ……」「やんのかコラ! 清栄応援団舐めんな!」
菱野「あわわ……観客の方も荒れ始めていますわ……」
騒然となる会場に、ベンチの菱野もやや怖気づく。
やす子「これだけの流血試合になれば、それも当然ね……にしても、今日の長池くんは不調ね。怪我もしちゃったし」
菱野(……どうしてこの方は、ここまで泰然としていられるのでしょう?)
審判「さて、君に下す裁定だが――」
長池(うっ……来たか……)
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★知らなかったのか? (厳重注意の後は)カードからは逃げられない→ ! card=★
カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ・ハート・スペード → イエローカード
クラブ → ……レッドカード。二人も負傷させたからね……
JOKER → 「――ば、バツとして、私の家の皿洗いをしてもらうんだからねっ!」 し、審判が長池にデレたァ!? 何だこの展開!?
502 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 02:26:30 ID:???
★知らなかったのか? (厳重注意の後は)カードからは逃げられない→
クラブ6
=★
503 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 02:27:53 ID:???
すまねえ…
504 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 02:31:54 ID:???
長池が再び地獄に落ちたところで、今回はここまでです
うーん、なんというツキの無さ。そろそろクリアボムのお披露目かと思っていたのですがね……
「苦戦はするが勝てる」と思っていた決勝戦にも暗雲が立ち込めてきた感じです
まあ、「まだ慌てる時間じゃない」と思いたいですね
次回は長池の退場シーンからになります。今回も遅くまでのお付き合い、ありがとうございました
>>503
気を落とさないで、次回にも奮ってご参加ください
プレッシャーのかかるだろう判定を行っていただき、誠にありがとうございます
505 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 02:48:29 ID:???
本日も更新お疲れ様でした。
506 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 10:44:30 ID:???
こうなったらジャパニーズDOGEZAでもなんでもして雪村にこの試合だけでもわだかまりを捨ててもらうしかないかな
507 :
森崎名無しさん
:2010/04/17(土) 16:36:54 ID:???
光を求めたから痛いしっぺ返しきた
508 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:05:12 ID:???
>>506
もしそれでも捨てられなかったら雪村は大変でしょうね。物語的にも参加者の皆さんの感情的にも
>>507
長池「ちょっと北海道に行ってくる……」
すいません、今日の投下ですが初の味方キャラのレッドカードということで、判定無しパートが長めです
おまけに、某キャラの内心の黒い部分をかなり赤裸々に書きましたので、人によっては落胆・反発等があるかもしれません
その点をご留意いただいて読み進めてくださると幸いです
//チラシの裏//
親知らずと虫歯を併発して歯医者に行って来たのですが、昨日行った近所の一件目が割とヤブな方だったらしいので、
今日はちょっと歩いて評判の良い歯科医の方に行ってきました
一件目では「親知らずは伸びるまで待つしかない」と言われたのですが、二件目では軽い検査から速攻で抜歯
しかも麻酔の掛け方も上手く、ほとんど痛みはありませんでした
いやあ、医者を選ぶのって大事なことなんですね……
//チラシの裏//
509 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:06:15 ID:???
★知らなかったのか? (厳重注意の後は)カードからは逃げられない→ クラブ6 =★
クラブ → ……レッドカード。二人も負傷させたからね……
--------------------------------------------------------------------------------
スッ……
審判が掲げたカードは、紛れも無い赤。退場処分を示す、レッドカードだった。
以後の長池は、試合終了までベンチにすら身を置くことが出来ず、控え室に閉じこもることを余儀なくされるのだ。
審判「二人……それが君が傷つけた人間の数だ。控え室で頭を冷やし、その重みを謹んで心に刻むこと。では、退場したまえ」
長池「そ……そんな!?」
愕然とする長池。だが、審判は固く口を引き結んで首を横に振り、抗議を受け付けようとはしなかった。
実況「ああっ!? 長池くんにレッドカードが出た模様です! 鳴紋中はこれから、10人での戦いを余儀なくされました!」
瀬川「なにィ!? 幾らなんでも重すぎるだろーが! 審判、何考えて――モガモガ!?」
早瀬「やめろ瀬川! 下手に抗議すると、お前にもカードが出るぞ!」
異議を唱えようとしたところを、早瀬に羽交い絞めにされる瀬川。
大前「な、長池さん……」
大前が長池に駆け寄った、その時、
観客「BOOOOOOOOOO!!」「引っ込め、反則野郎!」「何人怪我させる気だ、馬ー鹿っ!!」「サッカー辞めろ、屑が!」
大前「なっ――」
清栄サイドの観客から、一斉に罵声が起こった。
510 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:07:25 ID:???
実況「場内は割れんばかりのブーイングに包まれております! 負傷者を相次いで出しての退場となれば致し方ないかもしれません!」
柿原「……向こうの応援も、良く言えたものだ。清栄側こそ、わざと相手の骨を折りに行った選手を抱えていたくせにな」
小豆沢「まったく……嫌な事件だったね」
夏の苦い経験を思い出して顔を伏せる、観客席の小豆沢。
金成「おやおや。夏の大会での立場が、逆になっちゃったかな?
もっとも、アイツら程度ならいくら怪我しようとも替えが利くし……鳴紋と違って、俺らは圧勝するがねえ?」
嘲笑う金成。
菱野「あ、ああ……!」
チームの危機に、顔を青くする菱野。
そして、一気に不利になった展開に、首が冷たくなっているはずの飯地は、
やす子「菱野ちゃん菱野ちゃん。ボサっとしてないで、救急箱持ってきて。長池くん、怪我したまま戻ってくるからさ」
まったく平静に、菱野へ指示を飛ばした。
菱野「え?」
渡会「か、監督?」
国岡(この女、今がどういう状況か分かってるのか?)
危機感、というものが感じられない言葉に、指示を受けたのみならずベンチの部員たちも目を瞬く。
511 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:08:34 ID:???
菱野「か、監督。慌てたりなさらないんですか?」
やす子「何で?」
菱野「い、今はチームがピンチなのですよ? 前半で退場者が出て、これから10人で戦わなければいけなくなって――」
やす子「ええ、大変ね。けど、それで私が慌てて、何か良いことがある?」
菱野「はあ……無い、でしょうけど」
やす子「だったら、慌てなくてもいいじゃない。……長池くん、夏をスランプで棒に振ったみたいにメンタル弱いからね。
今、ちゃんとケアしないと本格的に立ち直れなくなるわよ。裏方の私たちがしっかりしとかないと。ね?」
菱野「監督……」
そう言う飯地を、菱野は眩しそうな目で見る。
菱野(監督は……怖くはないのでしょうか? この試合に負けたら、監督は――)
やす子(とはいえ、結構ピンチよね……とにかく、もう一度ボールを取り戻して先に1点を取らないと、ズルズルと負け一直線だわ。
頼みの綱は大前くんの『クリアボム』だけど、そう何度も使えないし――)
当然、飯地とて切羽詰まっている。だが、それでも彼女は冷静さを保っている必要があった。
飯地やす子は、鳴紋中サッカー部の監督である。監督が危機に選手と一緒におたおたしていては、残っている勝ち目も潰れてしまう。
大人としても指導者としても、断じて狼狽するわけにはいかなかった。
大前「長池さん、その、なんて言ったらいいか……」
512 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:09:45 ID:???
長池「ごめん、大前……」
大前「え」
常ならば自分のことを相棒と呼んで憚らない長池。それなのに、急に名前で呼ばれて、大前は言葉に詰まってしまった。
長池「すまない、折角の大舞台でこんなことになっちまって――」
大前「な、何を言っているんですか! 俺たちは負けてません。それどころか、まだ1点も入っていないじゃないですか。
ネガティブになるには、早すぎますよ」
瀬川「そうそう! この俺もいることだし、ドーンと構えて結果を待ってな! 一時間後には特大の吉報を持っていくからよ」
長池「大前……瀬川……俺は――」
観客「何チンタラ残ってるんだ! 早く引っ込め!」「この野郎、俺たちの長池を馬鹿にする気か!?」「あぁん、やんのかコラ!」
審判「……(チラリ」
観客の罵声と、審判の視線。それが長池の言動を遮った。
長池「――スマン。後は頼んだ……」
大前「はい。任せておいてください」
実況「長池くん、観客席のどよめきを背負いながら、今退場しました。
この秋季地区大会、要所要所で活躍していただけに、この退場は惜しまれるところではあります。
しかし、前半戦で対戦相手に負傷者二名という事態とあっては、仕方の無いことではあるでしょう!」
やす子「お疲れ様。残念だったわね、長池くん」
513 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:10:48 ID:???
長池「監督……すいません」
やす子「ま、今は何も言わなくても良いわ。怪我もしていることだし、ゆっくり休んでいてね」
菱野「控え室まで、付き添いますわ。どうぞ」
長池「……」
救急箱を手にした菱野に連れられて、長池はテクニカルエリアを後にする。
やす子「さて……ここからが正念場ね」
514 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:11:48 ID:???
〜控え室〜
菱野「さ。お手当いたしますわ。まずはソックスをお脱ぎください」
長池「ああ……」
ほとんど為されるがままに治療を受けながら、長池は考えていた。
何故、こんなことになったのか。
自分はスランプを克服し、かつて以上の実力も身に付けたのではなかったのか。
失調の原因だった氷潤中にも、借りを返せたのではなかったのか。
それなのに何故、決勝の大舞台でこんな事態を引き起こしてしまったのか。
長池(分不相応に、光なんて求めたからなのか? ……どぉせ俺なんか――)
どうせ自分なんか。あのスランプ以来、何度も口にした言葉だった。それが今、胸中に重く圧し掛かってきていた。
菱野「……いけませんわ、長池さん」
長池「え?」
菱野の言葉に、思わず顔を上げる。
菱野「今の長池さん、とてもヤケになられているお顔でしたわよ?」
長池「……分かるのか」
菱野「ええ。何だかこの世の終わりが来たみたいな表情です」
長池「……この世の終わりかどうかは分からんが、少なくとも俺は終わりだな。
大事な決勝戦だというのに、前半が始まってすぐに退場だ。……負ければ間違いなく戦犯扱い。
どの面を下げてサッカー部にいればいい?」
515 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:12:52 ID:???
菱野「そんなことを仰らないでくださいな。大前さんにも言われたのでしょう?
まだ負けていないし、それどころか1点も入れられていないって。ご自分の後輩の言われたことが、信じられませんか?」
長池「だが……」
菱野「もしかしたら、ご自分が退場になったせいで、チームが負けるとでもお思いですか?
だとしたら、怒りますわよ。鳴紋中サッカー部は、部員の皆さん全員が力を合わせて、ここまで勝ち進んできたのですよ?
長池さんお一人が抜けたくらいで、負けるチームではありませんわ」
そう言い切る菱野。
だが、長池は感じていた。自分の脚に包帯を巻く菱野の手が、微かに震えていることを。
――本当は菱野とて不安を覚えている。否が応うにもそれを察してしまった。
長池「……そうだな」
それを敢えて無視して、長池は肯いた。
自分より一歳年下の少女が、虚勢を張って励ましの言葉を口にしている。
地獄に堕ちたと自称する長池ではあるが……それを無下にする所まで堕ちるつもりはなかった。
菱野「――はい。手当ては済みましたわ」
長池「すまん。助かったよ」
菱野「いいえ、お礼には及びませんわ。これが私のお仕事ですから。……出過ぎたことを言って、すいませんでした」
長池「いや……マネージャーに喝を入れられなければ、このまま腐りきるところだった。ありがとう」
菱野「ですから、お礼には及びません。では、私はベンチの方に戻りますね」
長池「ああ。みんなの応援、頼んだぞ」
控え室を出る菱野を見送る。
516 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2010/04/17(土) 23:14:21 ID:???
長池(……出来た娘だ。大前め、うっかりと気付かないまま手放す、なんてことがなければいいが)
長池も、菱野が大前に気があることは察していた。
本人にはあまり縁の無いことではあるが、えらく女性に人気のある瀬川と長年組んでいただけあって、男にその気を抱く女性の素振りには、
否でも精通してしまっている。
長池(それにしても、大前、か。よくよく考えると、俺とアイツとの関係も、妙なものだったよな……)
同じ試合でヘマをして、そこに長池が一方的に共感して、これまた一方的に付きまとったのだった。
初めに合った時は、印象にも残らないただの後輩だったというのに……今では、無くてはならない大事な仲間である。
思えば、長池が今身に付けた技の大半は、大前との特訓で身に付けたものだった。
そして、お互い切磋琢磨して鍛え上げた力で、二人はともにチーム内で復権を果たしたのだった。
考えれば考えるほど、自分には過ぎた仲間に思えてくる。
長池(……頼んだぞ、大前。俺はまだ、お前を相棒と呼ぶ資格を失いたくはない。虫の良い話だが、なんとか勝ってくれ……!)
※ 長池の菱野への感情が、『長池→(応援したい)→菱野』に変化しました ※
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