キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【新たなる】キャプテンEDIT5【道へ】

1 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/04/23(金) 01:42:00 ID:UpQi5PVc
このスレはキャプテン森崎のスピンアウト作品に当たる、キャプテンEDITのスレです
森崎くんと同世代に生まれたサッカー少年・大前くん(オリキャラ)を操作し、彼を名選手に育てたり育てなかったりします
現在の目標は全国中学校サッカー大会出場
読者の皆さんに引いて頂いたカードや、投票していただいた選択肢に従い、物語が展開します

前スレ
【覚醒祭】キャプテンEDIT4【開催!?】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1270983958/

〜前回までのあらすじ〜

秋季地区大会決勝戦。鳴紋中の対戦相手は、長年の宿敵であり夏には敗北を喫した因縁もある清栄学園。
試合は、序盤で大前の先輩・長池が、レッドカードで一発退場するという波乱の幕開けとなった。
同格の対戦相手に10人で戦うという状況に、マネージャーの菱野は絶望しかける。
この試合の勝敗には、そのまま監督・飯地の進退が懸かっていたのだった。
だが、涙を拭ってベンチに戻った菱野が目にしたのは、逆境の中、必殺ヘッド『クリアボム』で先取点を奪う大前の姿だった。
ライバル・金成を圧倒する雪村。積極的な守備参加で人数差を補う比良山。大前のアシストで追加点を決める瀬川。
各員の奮闘で2−0で前半戦を折り返すことに成功する鳴紋中。果たして、後半戦もこのままリードを守ることは出来るのか?

〜前スレのできごと〜

六波羅「……長池に地獄に落とされた」
長池「……審判に地獄に落とされた」
金成「行かないからな! 俺は絶対そっちに行かないからなっ!」
菱野「あなたに、力を……」
大前「!? 何人目かでブロックされるかと思ったが、そんなことはなかったぜ!」
長谷部「お、俺、初めての名有り敵キーパーだよな? なのに、なんでこんな扱いなんだよ〜っ!?」
瀬川「ヒャッホー! 絶好調だぜ、俺!」
輝林「オフェンスに関してはノーコメントで」
篠田「この手柄で、俺もFWに復帰だっ!」
長池「……というわけで、そっちに行くから」
F市在住M山くん「オレのそばに近寄るなああ───────────ッ」

674 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 01:29:18 ID:???
瀬川さんは来ないだろうなあ・・・

乙でした!

675 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 01:30:01 ID:???
乙乙

676 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 01:59:12 ID:???
>>674
むしろここに瀬川ガールズを引き連れて登場するのではないだろうか

677 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:28:48 ID:???
★レッツパーリィ!→  ハートA =★
ハート・スペード → 「温泉旅館だな。たしか格安のキャンペーン中だったはずだな」 そーなのかー
-----------------------------------------------------------------------------------------------
大前「旅館かァ。キャンペーン中とはいえ、随分奮発したな」

比良山「まったくだ……まさか部費を使ってはいないだろうな? もしそうだったとしたら、部費がすっからかんになるぞ」

大前「……ま、まさか。いくらなんでも、それはないだろ」

そう言いながらも、もし比良山の言った通りだったらどうしよう、と戦々恐々とする大前だった。

  … … …

事の真相はこうである。

本条「ふっふっふっ……小学生時代から毎年のお年玉をコツコツと貯めていたこの貯金! ここだ! ここで使うんだ!
このクリスマスパーティーを幹事として成功に導けば、部長の座も転がり込んでくるはず……。
見ていろ早瀬、俺がどえらい会場を借りてみせ、そしてお前との格の差を思い知らせてやる!」

国岡「あ、アホだこの人……こんなことに十万近く使う人、初めて見たぜ……」

篠田「ま、まあ放っておこう。どうせ俺たちの財布が痛むわけでもないし」

本条「ハーハッハッハッ!!」

仲間二人の冷たい視線。それに気づかず、本条は高笑いをするのであった

  … … …

というわけで、パーティーである。

678 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:29:52 ID:???
瀬川「メリークリスマスっ! しっかし、旅館でクリスマスパーティーってのも乙なもんだね! 加藤ゲッチューとはこのことかな?」

比良山「誰ですか、加藤って。それを言うなら和洋折衷ですね」

大前「というか、瀬川さんも来たんですか。てっきり、こういう時節には遊びに行っているものかと」

瀬川「はははっ、イイ男になる秘訣ってのはね? カワイ子ちゃんだけでなく、仲間にも気を使うことさっ!」

そう言い、親指を立てる瀬川。そこへ、奥から早瀬が呆れきった顔を見せる。

早瀬「何言ってやがる。本命に振られたからだろうが」

瀬川「ちょ、おま!? 恥ずかしいことバラすなよ〜っ!?」

早瀬の言にバタバタと手を振る瀬川だった。大前と比良山としては、神妙に肯く他なかった。

比良山「……道理で」

大前「……あんまりアチコチに声掛けているからですよ?」

瀬川「ふっ、そうは言うけど女の子たちの方が放って置いてくれないのさ……美の女神に愛され過ぎるのも、考えものだな」

早瀬「それと、知恵の女神にも愛されるよう努力するべきだな。……ま、いつまでも入り口で騒ぐのもなんだ。
お前らも早く宴会場に入りな」

大前「はい」

比良山「そうしましょう」

679 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:30:57 ID:???
〜宴会場〜

大前「畳敷きの宴会場に、モール飾りとクリスマスツリーか……シュールだなァ」

早瀬「俺も最初に来た時は正気を疑ったぜ」

比良山「これ、旅館の人に怒られないですか?」

早瀬「その辺の心配は無用。今年は客の入りが悪いみたいで、今日は俺たちくらいしか客がいないらしい。
そんなんだから、苦肉の策で格安キャンペーンなんてやったんだろうな。っつーわけで、明日の朝に片せば問題無い」

大前「なんだかご都合主義だなァ」

本条「ふっふっふっ……どうよ、この俺の見事な取り仕切りぶりを! 思い知ったか早瀬ェ!」

幹事と会場の準備を任されていた本条が、ふんぞり返って言う。

早瀬「ハイハイ、凄い凄い」

本条「くっ、なんだその気の無い返事は!? 今日という今日は、俺の価値について分からせてやる必要が――」

やす子「こらこら、せっかくのクリスマスにケンカなんかしないの」

言いながら、ひょっこりと現れる飯地。

大前「監督? けど、クリスマスだからって一番荒れていたのはあなた――って、なんですか、その格好は?」

飯地の装いに、思わず目を丸くする大前。

680 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:32:04 ID:???
やす子「うっふ〜ん♪ セクシーサンタさん衣装なのだ!」

白いトリミングをされた真っ赤な服に、同じ配色の三角のキャップ。確かにサンタの衣装である。
ただし、ズボンは無く、代わりに裾の長い上着が丁度ワンピースのスカート――ただし、かなりのミニ――代わりになっていた。
お陰で、素足が丸見えである。

やす子「どうよっ! 見とれた? 見とれたかしら?」

大前「……呆れました」

早瀬「だよなー」

先に見ていた早瀬も同感らしかった。それを聞いた飯地が、立腹したように無い胸を張る。

やす子「お子様には分かるまい……この身体を通して出る魅力がっ!」

比良山「身体を通して出る魅力?」

早瀬「そんなものがお前にあるものかっ! 大体、おかし過ぎるだろその格好。この時期の飲み屋の客引き姉ちゃんみてェだぞ?」

やす子「あらら〜ん? どうして未成年の早瀬くんが、飲み屋の客引きの格好なんか分かるのかな〜?」

仇っぽく笑いながらしな垂れかかり、嬲るように早瀬の顎を撫でる飯地。

早瀬「(うぜェ。そして、全然似合ってねェ)別に。繁華街を通ればたまに出くわすだろ」

やす子「ちっ、早瀬くんの弱みは握れなかったか……」

早瀬「俺の弱みを握ってどうするんだよ……」

げんなりとした表情で呟く早瀬だった。

681 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:33:06 ID:???
末松「そんなことより〜早く開会のあいさつを済ませましょうよぅ〜……。
ご馳走が出るって聞いてメシ抜いてきたから、俺、もう腹がペコペコだよォ〜」

渡会「やばい! 暴食の怪物(ハングリー・モンスター)だ!」

本多「何だそれは……まあ、ともかく全員揃ったようですし、開会といきませんか?」

落田「そうそう! 早いところ菱野さんの手料理を――」

篠田「残念……と言っていいのかは分からんが、今回の料理は本条が取ったデリバリーサービスだぞ」

落田「なにィ!?」

国岡「お前は一中学生にこれだけの人数で宴会するだけの量を賄わせる気だったのかよ……」

大前(そう言えば、凄い量の料理だな……提案した時は、精々みんなで安いケーキとポテチでも摘む程度だと思ってたんだけど)

卓の上には、七面鳥の丸焼きなどの肉料理や前菜が並べられている。
量が相当あるらしく、菱野が未だまめまめしく配膳を行っていた。

菱野「申し訳ありません。もう少し上達したら、私からお料理を振舞わせていただくのですが……」

落田「はいっ! 楽しみにしてますっ!」

雪村「わっ! 落田くんがキリッ!ってなった! 似合わな〜い」

輝林「……こう言う時、どういう顔をすればいいのか分かりません」

豊原「笑えばいいと思うぞ。……気を使うと、却って落田が傷つく」

輝林「…………笑う、ですか。難しいですね……」

682 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:34:15 ID:???
落田「ちくしょーっ! パーティーの席でもこんな扱いかよ〜っ!?」

部員たち「「落田だからしょうがない」」

落田「うわぁああああんっ!」

落田が泣きながら畳に伏した。

やす子「それはともかく、確かにそろそろ始めた方が良いわね」

菱野「早くしませんと、お料理が覚めてしまいますわ」

やす子「そうね。じゃ、みんなコップを持ってね」

末松「やっとか〜」

渡会「ホッ……末松が暴走するのは避けられたか」

ジュースや烏龍茶の注がれたコップを手に取っていく参加者たち。
途中、飯地がビールを注ごうとして早瀬にしばかれたのはご愛敬である。

やす子「それでは皆さん……メリークリスマスっ♪」

一同「「メリークリスマスっ!」」

カランっ。

空中で打ち合わされたグラスが、澄んだ音を立てた。
直後、全員がそれぞれにパーティーを楽しみ始める。

683 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:35:18 ID:???
末松「よ〜しっ、挨拶も済んだし食べるぞ〜っ!」

落田「ぢぐじょう゛っ! 俺もヤケ食いだーっ! ハムッハフハフ、ハフッ!」

本多「コイツらは、よく食うな……合宿の時から思っていたことだが」

渡会「それはいいんだけど、もっとキレイに食べてほしいんだよね。時々、こぼれたのがこっちに飛んでくるんだけど……」

雪村「ケーキ美味しい〜っ!」

食事に精を出す者。

瀬川「一番瀬川、歌いますっ! チ○ッ○ーズで『涙の○ク○スト』っ!」

早瀬「諸般の都合で歌詞は出ないけどな」

やす子「いいぞーっ! もっとやれーっ!」

歌って踊る者。

豊原「やれやれ……みんな随分と羽目を外すな」

輝林「……………………」

豊原「お前も少しは羽目を外したらどうだ?」

輝林「……楽しいですよ?」

豊原「そ、そうか」

談笑(?)する者。

684 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 22:36:30 ID:5kKGbS+U
大前「よかった……みんなテンションは高いけれど、今回は大事にならなさそうだ……」

比良山「はははっ。何をそんなに神経質になっているのやら。たかがパーティーだ。そうそう問題など起こるまい」

大前(そう言うお前は合宿の時に――って、憶えていないか)

太平楽に笑う比良山だが、合宿の時には飯地に酒を飲まされた挙句、大トラに変じた前科がある。
本人は酔いがさめると同時に忘れ去ったようだが、終始素面のままだった大前は憶えていた。
というか、忘れられない。大前としては、早く忘れてしまいたいところなのだが。

比良山「? どうした、大前。妙な顔をして」

大前「いや、なんでもない。それより俺もそろそろ――」


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.「何か食おうか」
B.「一曲歌おうか」
C.「ここだ! ここで隠し芸だ!」(何をするかも併記してください)
D.「誰かと話してみようか」(対象も併記してください)

685 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 22:43:18 ID:gFqp7o1k
D 輝林

686 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 22:44:00 ID:di9YETcA
D サンタさん

687 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 22:47:42 ID:w/TfxiXk
A.「何か食おうか」


688 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 22:48:51 ID:xItWtaVw


689 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 23:00:58 ID:???
>>A.「何か食おうか」
---------------------------------------------------------------------------------
大前「折角の御馳走を前にして黙っているのも忍びないな。俺も何か食べることにするか」

比良山「それももっともだな。では、俺も相伴に預からせてもらおうか」

卓の上の料理に手を伸ばす。
途端、競争相手の出現に末松が目を光らせる。

末松「むむぅ〜っ!? ライバル出現〜っ! 落田ァ、俺たちのメシを奪いに来たヤツらがいるぞ〜!」

落田「なにィ!? そうはさせないぞ! このメシは俺たちのものだ〜っ!」

大前「何を言っているんだ、コイツらは……」

比良山「食い意地が張っているだけだ。気にするな」

大前「それもそうだな。じゃ、いただきま〜す……」

690 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 23:02:01 ID:5kKGbS+U
先着5名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★大前の食べた量→ ! card=★
★比良山の食べた量→ ! card=★
★落田の食べた量→ ! card=★
★末松の食べた量→ ! card=★

数字が一番大きかったキャラにはボーナスが発生します

★料理の効果は?→ ! card=★

カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤのJ以上 → 凄く美味い! 料理を食べたキャラの最大ガッツ+10!
それ以外 → 普通の御馳走だ。特に無し
JOKER → うーまーいーぞー! 巨大化して旅館を破壊するくらい美味い! 料理を食べたキャラの最大ガッツ+50

691 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 23:04:09 ID:???
★大前の食べた量→  ハート5 =★

692 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 23:06:26 ID:???
★比良山の食べた量→  ハートJ =★

693 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 23:10:15 ID:???
★落田の食べた量→  ダイヤ7 =★

694 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 23:10:37 ID:???
★末松の食べた量→  ダイヤQ =★

695 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 23:14:18 ID:???
★料理の効果は?→  ダイヤ10 =★

696 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 23:15:38 ID:???
おしかった
ごめんよ末松(´・ω・`)

697 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 23:33:04 ID:???
★大前の食べた量→  ハート5 =★
★比良山の食べた量→  ハートJ =★
★落田の食べた量→  ダイヤ7 =★
★末松の食べた量→  ダイヤQ =★
★料理の効果は?→  ダイヤ10 =★→効果無し
末松が貫禄の優勝!
-------------------------------------------------------------------------------
大前「それにしてもお前らはよく食うな……」

同席の連中を見渡して、しみじみと呟く。眼前に積んだ皿の量は、意外にも大前が一番少なかった。

比良山「どちらかと言うと、お前があんまり食わないのが意外だな。
せりあいに強い身体を作るために結構食べると思っていたのだが」

大前「パーティーで出る料理って、脂っこいのが多いからな……食べ過ぎはちょっと控えているんだよ」

そう言う大前とは逆に、見た目通りの成果を残しているのが末松である。

末松「もったいないな〜。折角、これだけの量のごちそうを食べれる機会なのに〜。……ガツガツガツ」

比良山「どっちかというと、お前の食べ方の方がもったいない気がするが。その勢いでは味わう暇もないだろう」

末松「うふふふ〜。俺をそんじょそこらの大食いと一緒にしてもらっちゃ困るな〜。
これでも舌は一品一品の味を正確に分析してるんだぜ〜?」

大前「マジかよ……」

比良山「それは凄いな……」

大前たちが目を瞬く間にも、どんどんと皿を積み重ねていく末松。

698 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 23:34:49 ID:???
末松「うぅ〜ん……けど、この料理は出来そこないだね。食べられないよ」

本条(注文した当人)「なにィ!?」

末松「材料は二級品。料理の腕も二級止まり。しかも輸送のコストを渋っているせいか鮮度が悪いね〜。
特に魚料理なんか食えたもんじゃない……ガツガツ」

本条「食ってるよな? 食えたもんじゃないとか言いながら人の三倍は食っているよな!?」

末松「その通り〜。これは食っているんじゃなくて、胃に流し込んでいるんですよ〜」

どうやら、末松の認識ではこれは食事ではなく単なる栄養補給らしい。

大前「末松とはあんまり話したことなかったけど……実はグルメだったんだな」

比良山「ああ、どうやらただの小太りではないらしい」

本条「そこは感心するところなのか!?」

国岡「けっ。食い物のことしか考えていないのは変わらないだろうが」

篠田「まあ、そうだが」

落田「うぷっ……もう食えない……やっぱり俺の胃袋がこれだけの量を受け付けるのは、菱野さんの手料理だけ……ガクッ」

末松の大食い兼美食家ぶりに注目が集まる中、落田は密かに畳に転がるのだった。

699 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 23:35:54 ID:5kKGbS+U
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★末松の大食い優勝ボーナス→ ! card=★

カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 末松の全能力が+1された!
ハート → 末松のシュートとせりあいとブロックが+1された!
スペード → 末松のせりあいが+1された!
クラブ → 末松はお腹一杯になった!
JOKER → 末松が超進化した! 全能力+3!

700 :森崎名無しさん:2010/05/02(日) 23:37:44 ID:???
★末松の大食い優勝ボーナス→  ハート6 =★
超変身!

701 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 23:58:26 ID:???
★末松の大食い優勝ボーナス→  ハート6 =★
ハート → 末松のシュートとせりあいとブロックが+1された!
----------------------------------------------------------------------
末松「何だか、たくさん食べたら身体が丈夫になった気がするな〜」

ポンポンっと腹を叩きながら言う末松。

本条「……それは良かったな」

国岡「気にすることないですよ、本条さん。コイツも落田と同じ馬鹿だから」

末松「なにィ!?」

渡会(国岡も最近、落田と同レベルになりつつある、ってことは言わない方が良いかな〜)


※ 末松のシュート、せりあい、ブロックに+1されました ※

702 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/02(日) 23:59:37 ID:???
やす子「やっほー! みんな、楽しんでるぅ? さあ、宴もたけなわと言うところで、イベントよ!
クリスマスプレゼント争奪ビンゴ大会〜♪」

早瀬「ビンゴぉ?」

瀬川「なになに? 賞品出るの?」

やす子「ふっふっふっ……賞品は当ててのお楽しみだけど、きっとみんなが喜ぶものよ! 気合いを入れて参加しなさい!」

胸を張ってそう宣言する飯地。

大前「……監督のことだから、サッカーに関係した何かかな?」

比良山「ありえる。あの監督が俺たちのためにTVゲームやCD、レコードを用意するとは思えんしな……」

本条(……馬鹿らしい、とも言い切れんな。あの監督のことだから、何か劇的な効果が出るトレーニング法伝授、とかかもしれん)

渡会(ちょっと本気で狙っちゃおうかな?)

大半は『賞品は秘密』とのことでモチベーションが上がらないでいる。
が、彼女のコーチとしての腕前を知る者は、密かに期待を抱いていた。

やす子「というわけで、カードを配るわね」

雪村「? あれ、このビンゴカード、5×5じゃなくて3×3だ。随分小さいんですね……数字も全部一桁だし」

703 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:00:40 ID:3w2KpvhE
やす子「あんまりだらだら続けるのも今日が削がれるからね! 節約のためよ!」

早瀬「節約って――」

やす子「おおっと、深いツッコミは禁止。これは世界の禁則事項よ。……けっしてイヤラシイ意味ではなく、不可侵と言う意味で」

比良山「あなたは一体、何を言っているんです……」

やす子「こまけぇことはいいんだよ! それよりさっさとカードを取る!」

飯地にせかされるがまま、大前はカードを取る。

大前「俺のカードは……どれどれ――」


先着3名様で以下の文の『!』の後のスペースを消して数字を出してください。

★大前のビンゴカード・一列目→ ! num ! num ! num=★
★大前のビンゴカード・二列目→ ! num ! num ! num=★
★大前のビンゴカード・三列目→ ! num ! num ! num=★

出した数字で大前のビンゴカードが構成されます

704 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:01:08 ID:???
★大前のビンゴカード・一列目→  1   1   6 =★

705 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:01:08 ID:???
★大前のビンゴカード・一列目→  0   3   8 =★


706 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:01:44 ID:???
★大前のビンゴカード・二列目→  3   0   7 =★

707 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:02:21 ID:???
★大前のビンゴカード・三列目→  4   4   3 =★

708 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:02:28 ID:???
★大前のビンゴカード・三列目→  5   8   5 =★


709 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:04:22 ID:???
1と4と3が出るだけでダブル?

710 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:09:49 ID:3w2KpvhE
>>709
残りのスレ全てをビンゴに使う訳にはいきませんからね
本当に速攻勝負です
大前以外の誰かもすぐに上がる可能性もありますしね

★大前のビンゴカード・一列目→  1   1   6 =★
★大前のビンゴカード・二列目→  3   0   7 =★
★大前のビンゴカード・三列目→  4   4   3 =★
---------------------------------------------------------------------------------
大前「升目が3×3で数字が全部一桁、しかも数字の被りあり、か。……本当に速攻で終わるぞ、コレ。
盛り上がる暇とかあるのかな?」

比良山「もしかしたら、一列に同じ数字が並んでいることもあるかもしれん。運次第では誰かが一発で上がることもあるな」

やす子「賞品が当たるのは上位3人までとしま〜す。さあ、欲望をむき出しにし、醜く残酷に争い合うがいい!」

早瀬「いや、そういう煽りとか要らないから」

やす子「……じゃ、最初の数字を引くわよー? まず一回目の数字は――」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消して数字を出してください。

★なにがでるかな? 一回目→ ! num=★

711 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:10:28 ID:???
★なにがでるかな? 一回目→  5 =★

712 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:17:29 ID:3w2KpvhE
★なにがでるかな? 一回目→  5 =★
大前のカードに穴は空かない!
--------------------------------------------------------------------------------
やす子「最初の球は……5ね!」

大前「……駄目だな。かすりもしない」

やす子「あ、このビンゴは別にリーチの宣言はしなくてもいいからね。管理が面倒だから」

本多「管理?」

やす子「こっちの話よ。じゃ、誰か一発で当たった人はいるかなー?」

大前「……やっぱり、3列同じ数字のヤツもあるんですね」

飯地の呼びかけに応える声は――


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★誰か当たったかな?→ ! card=★

絵柄がクラブの場合、カードの数字で以下の人物が上がります
A→雪村 2→国岡 3→本条 4→篠田 5→末松 6→落田
7→渡会 8→本多 9→豊原 10→瀬川 J→輝林 Q→比良山 K→早瀬
ダイヤのK → 言うまでもない……
JOKER→やす子「アレ? 私が当たっちゃった」 なにィ!?

713 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:18:33 ID:???
★誰か当たったかな?→  ハート8 =★

714 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:23:50 ID:3w2KpvhE
★誰か当たったかな?→  ハート8 =★
クラブではないので、誰も上がりません
--------------------------------------------------------------------------------
やす子「今回は誰も上がらなかったかー」

大前「そりゃ、一発で上がるようだと興ざめですよ」

やす子「それもそうね、じゃあ二回目行くよー!」

大前「次こそ、何か穴が開く数字が出ますように……」


大前のビンゴカード:
1   1   6
3   0   7
4   4   3



先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消して数字を出してください。

★なにがでるかな? 二回目→ ! num=★

715 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:24:25 ID:???
★なにがでるかな? 二回目→  6 =★

716 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:25:00 ID:???
★なにがでるかな? 二回目→  0 =★
同じ数字はやり直しですかね?

717 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:29:17 ID:3w2KpvhE
>>716
そうですね、それで飯地のボケるシーンを描くためにスレと時間を消費するのもアレですしね
numの数字が被った場合は、次に引かれたモノを採用することになります

★なにがでるかな? 二回目→  6 =★
-----------------------------------------------------------------------------------
大前(よし、とりあえずこれで一個潰れた! しかも被った数字と隣だ。次に1が出たら上がれるぞ!)

やす子「おやー? 中々いい数字がでたようですねー大前くん?
けど、このゲームをプレイしているのはあなた一人じゃないわよー?」

大前「ぐっ……確かに、速攻を旨とするこのゲームだ。もう誰かが上がるかも――」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★速攻勝負発動!→ ! card=★

絵柄がクラブ、スペードの場合、カードの数字で以下の人物が上がります
A→雪村 2→国岡 3→本条 4→篠田 5→末松 6→落田
7→渡会 8→本多 9→豊原 10→瀬川 J→輝林 Q→比良山 K→早瀬
ダイヤのK → 言うまでもない……
JOKER→やす子「アレ? 私が当たっちゃった」 なにィ!?

718 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:30:57 ID:???
★速攻勝負発動!→  ハート2 =★

719 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:36:16 ID:3w2KpvhE
★速攻勝負発動!→  ハート2 =★
スペード、クラブではなかったので、誰も上がりませんでした
-----------------------------------------------------------------------------------
大前「ホッ……誰も上がらなかったか」

比良山「だが、確率的に次には誰かが上がりそうだな……次で上がれるといいが」

大前「ん? 比良山も商品を狙っているのか?」

比良山「ふっ、俺も監督の指導は受けたことはあるからな。あの人の用意する賞品に、興味がわくの当然だろう?」

大前「むむむ……意外なところからライバルが……」

やす子「ふっふっふっ……争うがいいわ人類め! 子どもと子どもがケンカする〜♪ 男と女がケンカする〜♪」

大前「なんですかその歌は……ていうか、あなたは何なんですか?」

やす子「じゃ、運命の三回目よ! そろそろ勝負が決まるかもね! 今度の数字は――」


大前のビンゴカード:
1   1   ●
3   0   7
4   4   3

先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消して数字を出してください。

★なにがでるかな? 三回目→ ! num=★

720 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:36:43 ID:???
★なにがでるかな? 三回目→  4 =★

721 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:38:33 ID:???
やす子はいいキャラしてるなw

722 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:42:35 ID:3w2KpvhE
>>721
この歌、実は元ネタありますw某外伝作者さん辺りなら分かりそうw

★なにがでるかな? 三回目→  4 =★
---------------------------------------------------------------------------------
大前(二つ潰れる数字が来た……っ! が、駄目……っ! 1ではなく、4……っ! 圧倒的4……っ!
喜ぶべきところだが……っ! この局面では……っ!)

ぐにゃあ〜……

やす子「ふふふふふふっ。大前くんが博打で負けが込んでいる人間の顔になって来たわよ〜?」

大前「鬼……っ! 悪魔……っ!」

やす子「何とでも言うがいいわ! さぁて、今回は誰か上がるかな〜?」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★賭博黙示録EDIT→ ! card=★

絵柄がハート、クラブ、スペードの場合、カードの数字で以下の人物が上がります
A→雪村 2→国岡 3→本条 4→篠田 5→末松 6→落田
7→渡会 8→本多 9→豊原 10→瀬川 J→輝林 Q→比良山 K→早瀬
ダイヤのK → 言うまでもない……
JOKER→やす子「アレ? 私が当たっちゃった」 なにィ!?

723 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:45:04 ID:???
★賭博黙示録EDIT→  スペード4 =★

724 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 00:54:29 ID:3w2KpvhE
★賭博黙示録EDIT→  スペード4 =★
4→篠田
-------------------------------------------------------------------------------
篠田「やったぜ! 俺が一位だ!」

ガタンと卓を揺らして勝ち名乗りを上げる篠田。

大前「……一位にはなれなかったか。くっ、次こそは必ず――」

やす子「篠田くんね。丁度いいわ、君は丁度鍛えたいところだったから、特製の賞品を用意しているわ」

篠田「へへっ、ありがてえ!」

やす子「さあ、受け取りなさい! これがあなたに贈る――」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★優勝なので、かなりいいもの→ ! card=★

カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 「パスカットの指導書+3よ!」
ハート → 「ブロックの指導書+3よ!」
スペード → 「せりあいの指導書+3よ!」
クラブ → 「タックルの指導書+3よ!」
JOKER → 「!defwazaの指導書よ!」


篠田「全部ディフェンス関係だコレー!?(ガビーン」

725 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 00:54:54 ID:???
★優勝なので、かなりいいもの→  ダイヤ3 =★

726 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 01:03:10 ID:3w2KpvhE
★優勝なので、かなりいいもの→  ダイヤ3 =★
ダイヤ → 「パスカットの指導書+3よ!」
--------------------------------------------------------------------------------
やす子「これでディフェンスにもっと磨きを掛けてちょうだい!」

篠田「は、ははははっ……あ、ありがとうございます……(ま、ますますDFに定着させられそうだ……)」

大前「いいなあ……パスカットが上手くなって。俺、最近の特訓で頑張ってるけど、中々伸びないんだよな……」

篠田(何羨ましがってるんだよ! 俺にはお前のポジションが羨ましいよ!)


※ 篠田のパスカットが+3されました ※


やす子「さァて、次の数字は何かな? 今度は誰が上がるかな〜?」

大前(3か1……頼む! 3か1が出てくれ……っ!)


大前のビンゴカード:
1   1 ●
3   0  7
● ● 3

先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消して数字を出してください。

★なにがでるかな? 四回目→ ! num=★

727 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:03:45 ID:???
★なにがでるかな? 四回目→  4 =★

728 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:05:07 ID:???
★なにがでるかな? 四回目→  2 =★

数字が被ったから引き直ししまーす

729 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:05:16 ID:???
★なにがでるかな? 四回目→  0 =★
ダブってるので

730 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 01:10:23 ID:3w2KpvhE
★なにがでるかな? 四回目→  2 =★
----------------------------------------------------------------------------------
大前「酷い……っ! あんまりだ……っ!」

やす子「おや〜? その顔はかすりもしなかったって、顔ねえ? 頑張れ頑張れ♪ これで誰かが上がっても、3位の目が残ってるわよ♪」

大前「鬼……っ! 悪魔……っ!」

比良山「……そういえばこのビンゴ、同時に二人以上は上がらないんですか? 少しおかしいような――」

やす子「 仕 様 で す 。 ……それはさておき、上がった人、手ェ上げて♪」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★オオマエ 〜闇に舞い降りたオリキャラ〜→ ! card=★

絵柄がハート、クラブ、スペードの場合、カードの数字で以下の人物が上がります
A→雪村 2→国岡 3→本条 4→カードを引き直し! 5→末松 6→落田
7→渡会 8→本多 9→豊原 10→瀬川 J→輝林 Q→比良山 K→早瀬
ダイヤのK → 言うまでもない……
JOKER→やす子「アレ? 私が当たっちゃった」 なにィ!?

731 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:11:16 ID:???
★オオマエ 〜闇に舞い降りたオリキャラ〜→  ダイヤA =★

732 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 01:16:31 ID:3w2KpvhE
★オオマエ 〜闇に舞い降りたオリキャラ〜→  ダイヤA =★
誰も上がらず!
-----------------------------------------------------------------------------------
大前「よしっ! 勝負の女神は、まだ俺を見捨てていない!」

瀬川「俺のセリフだ!」

やす子「1位を逃がした時点で、結構見捨てられてると思うけどね……それはともかく、今回で5回目。そろそろ2位が決まるかな?」

大前「今度こそ上がるぞ!」

比良山「こっちこそ!」

早瀬「大前、比良山……お前らって勝負事に熱くなるタイプだったんだな……」


大前のビンゴカード:
1   1 ●
3   0  7
● ● 3


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消して数字を出してください。

★なにがでるかな? 五回目→ ! num=★

2、4、5、6が出た場合は引き直しです

733 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:17:18 ID:???
★なにがでるかな? 五回目→  2 =★

734 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:17:24 ID:???
★なにがでるかな? 五回目→  1 =★


735 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:18:48 ID:???
ふはははは、勝った 第三部完!

736 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 01:21:49 ID:???
YES!YES!YES!

737 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 01:22:16 ID:???
大前が何とか2位に滑り込んだ辺りで、今回はここまでです
多分次回にはクリスマスパーティーも終了ですかね?
……なんで5月の連休中にここまでクリスマスに分量を割いているのか、自分でも不思議ですw
今回も遅くまでのお付き合い、ありがとうございました

738 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 23:17:05 ID:???
一位で+3だったから期待しちゃう

739 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 23:18:47 ID:???
ポストプレイヤーだから 競り合いかなー シュート、ドリブル、タックル辺り?あとパスか。

740 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 23:46:18 ID:???
やす子のことだ、きっと想像の斜め上を行く景品が……

741 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 23:47:35 ID:???
景品は私…とかか?JOKERかクラブAでもない限りなさそうだがw

742 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 23:52:22 ID:???
★なにがでるかな? 五回目→  1 =★
大前が上がった!
----------------------------------------------------------------------------------
大前「ぃやったぁぁぁ!」

やす子「ちぃっ、上がりやがったか!」

比良山「な、何で舌打ちするんですか?」

早瀬「単にこれ以上大前をからかえなくて悔しいんだろ。ほっとけ」

やす子「そ、そんなことはないでありますですよ?」

早瀬(絶対図星だ……)

やす子「それはともかく、2位の賞品ね。もってけ泥棒! あと不覚にも>>741の発想は無かった!
ていうか、菱野ちゃんの前でそれをやる勇気は無い!」

大前「監督の言い様はアレだけど……どんなのが貰えるかな? ワクワクしてきたぞ!」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★せりあいはどうしたって? ……これ以上上がると無双でしょ→ ! card=★

カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 「パスの指導書+2よ!」
ハート → 「ドリブルの指導書+2よ!」
スペード → 「パスカットの指導書+2よ!」
クラブ → 「タックルの指導書+2よ!」
ダイヤのK・JOKER → 「(菱野さんが買ってきた)スキル・美味いポストプレイの指導書よ!」

743 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 23:54:05 ID:GGj+bZuo
★せりあいはどうしたって? ……これ以上上がると無双でしょ→  スペード7 =★

744 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/03(月) 23:55:34 ID:???
誤字訂正です

×ダイヤのK・JOKER → 「(菱野さんが買ってきた)スキル・美味いポストプレイの指導書よ!」
○ダイヤのK・JOKER → 「(菱野ちゃんが買ってきた)スキル・上手いポストプレイの指導書よ!」

美味いポストプレイってなんだ……フランスでちゃんこ番をするスキルでしょうか?

745 :森崎名無しさん:2010/05/03(月) 23:56:27 ID:???
>>744 すごく…いらないです…w

746 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 00:01:04 ID:KqDaIgEM
★せりあいはどうしたって? ……これ以上上がると無双でしょ→  スペード7 =★
スペード → 「パスカットの指導書+2よ!」
------------------------------------------------------------------------------------
大前「やった! 念願のパスカットが上がったぞ! これで守備参加でも少しは役に立てる!」

篠田「ま、眩しい……何故だ、何故FWがパスカットが上がってあんなにいい笑顔になれるんだ!?」

やす子「大前くん、攻撃時でないとほとんど消えてるからね。そこら辺に思うところがあったんでしょ」


※ 大前のパスカットが+2されました ※


やす子「さて、残るは3位ね。3位になるのは誰かなー?」



先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★誰かさんのせいで早瀬の確率がちょっと下がっている件→ ! card=★

カードの数字で以下の人物が上がります
A→雪村 2→国岡 3→本条 4→引き直し! 5→末松 6→落田
7→渡会 8→本多 9→豊原 10→瀬川 J→輝林 Q→比良山 K→早瀬
ダイヤのK → 言うまでもない……
JOKER→やす子「アレ? 私が当たっちゃった」 なにィ!?

747 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 00:02:28 ID:???
★誰かさんのせいで早瀬の確率がちょっと下がっている件→  ハート9 =★

748 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 00:09:02 ID:KqDaIgEM
★誰かさんのせいで早瀬の確率がちょっと下がっている件→  ハート9 =★
9→豊原
---------------------------------------------------------------------------------
やす子「豊原くんだ! ディフェンスに定評のある豊原くんが、きっちりと3位を守ったわ!」

豊原「……これはディフェンスの内に入るのだろうか?」

やす子「そんな豊原くんに贈るのは、もちろんディフェンス。何故なら彼は、特別な存在だからです」

菱野「ええっと……唯一の生え抜きDFということでしょうか? 輝林さんは転校生で、篠田さんはFWからのコンバートですし」

豊原(多分、何も考えていないと思う……)


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★やす子ーズ・オリジナル→ ! card=★

カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 「タックルの指導書+1よ!」
ハート → 「ブロックの指導書+1よ!」
スペード → 「パスカットの指導書+1よ!」
クラブ → 「せりあいの指導書+1よ!」
JOKER → 「全ディフェンス能力向上の指導書よ!」

749 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 00:10:05 ID:???
★やす子ーズ・オリジナル→  ハート7 =★

750 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 00:47:46 ID:???
★やす子ーズ・オリジナル→  ハート7 =★
ハート → 「ブロックの指導書+1よ!」
----------------------------------------------------------------------------------
やす子「豊原くんが更に固くなったわ! 鉄壁のDFの誕生よ!」

豊原「輝林には大分離されていますけどね。アイツ、いつの間にか誰かに凄く鍛えられたみたいでして」

やす子「なにィ!? 一体誰がそんなことを!?」

早瀬「お前以外にいるか!」


※ 豊原のブロックに+1されました ※


やす子「というわけで、ビンゴ大会はお開き! みんな、楽しかったかなー?」

国岡「こんな速攻で終わる手抜きビンゴ、面白いわけないだろ……」

渡会「ところで、読むだけでサッカーが上手くなるって、一体どういう指導書なんだ?」

やす子「そういうことは気にしないのが紳士のたしなみよー?」

本多「……怪しい」

やす子「それじゃ、後はみんな自由にパーティーを楽しもう! みんなで飲めーっ!」

瀬川「飲めーっ!」

ビンゴ大会の後、異様にテンションが高いどんちゃん騒ぎが始まった。

751 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 00:49:07 ID:???
雪村「やっほー! 楽しいーっ♪」

落田「一番! 落田、歌いまーす! 俺の歌を聞けーっ!」

大前「な、なんかみんな、尋常じゃなく興奮していないか?」

比良山「これもパーティーの効果だろう。気にするな。俺は気にしない」

大前「そういうものなのか……って、比良山? お、お前、なんか顔が赤くないか?」

比良山「う、うむ……風邪でも引いたのかな? ちょっと足元がふらつくし、熱っぽい気が……」

眩暈を堪えるように眉間を押さえる比良山に、大前は嫌な予感を覚えた。

大前(そういえば大分前に、こんなことがあったような……あの時は確か――まさか!?)

比良山「ふむ。それにしても大前は飲み進めるのが遅いな……もっと飲むがいい」

大前「ひ、比良山? お前、目が据わってきて――」

比良山「ふはははは。つべこべ言わずに飲めっ!」

大前「う、うわあああっ!?(これってやっぱりあの時の!)」

夏の合宿。自分と菱野が席を外している間に、飯地が持ち込んだ酒で部員のほとんどが酔っぱらったことがあった。
その時の状況が、今まさに目の前で再現されようとしていた。

大前「ま、まさか監督! ジュースやお茶に酒を混ぜたのか!?」

752 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 00:50:38 ID:???
やす子「ふははははっ! そうよ! そのまさかよ!」

高笑いをしながら現れる飯地。

大前「あんた早瀬さんにあれだけどやされたのに、まだ懲りていなかったのか! 今度もまた――」

やす子「早瀬ェ? 馬鹿め、そいつはそこに転がっているわ!」

早瀬「う、うーん……ひっく……」

大前「既に潰れてるー!?」

酒が混ざっているとは気付かずジュースをがぶ飲みしていた早瀬。彼はあっという間にアルコールが回って撃沈されていた。

大前「な、なんていうことだ……」

瀬川「ふははははーっ! いいぞーっ! 気持ちいいぞーっ!」

篠田「俺が鳴紋中のセンターFW、篠田だーっ!」

国岡「オオマエコロスオオマエコロスオオマエコロスオオマエコロスオオマエコロスツイデニユキムラモジゴクニオチロオオマエコロス……(ブツブツ)」

周りには騒ぎだす者、踊り狂う者、うつ伏せになって何事かを呟きだす者など、正気とは思えない連中が転がっている。

大前「くっ、既にほとんど全員酔っぱらいか! ていうか、なんでそんなに人に酒を飲ませたがるんですか!?」

やす子「決まっているじゃない! 大勢で飲んだ方が楽しいからよ!」

大前「分別をつけろーっ! 俺たちはまだ未成年だーっ!!」

753 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 00:51:50 ID:???
比良山「大前、そんなに怒ることはない。さあ、辛いことはこれを飲んで忘れるんだ(ニコッ」

肩に手を置いた比良山が、ニッコリと微笑む。その片手には、酒臭い液体で満たされたグラス。

大前「比良山……お前がこんなに頼りなく思えたのは、初めてだよ……」

比良山「気にするな。これを飲めば、お前も気にしなくなる。さあ、旅立とう。美しき桃源郷へ!」

大前「瀬川さんみたいなこと言うなよ! くそっ、コイツらとは話すだけ無駄だ。誰か素面な人は――そうだ、菱野さん!」

かつて、自分と共に酔っぱらいの群れから逃げ惑った経験のある菱野。
彼女なら、この状況下でも正気を保っていると信じたかったが――

菱野「大前ひゃあん……なんらか、目がぐるぐる回りまふよ〜?」

大前「菱野さん、あなたもか……」

やす子「さあ、残るは君だけだ! 潔く全てを委ねるがいい!」

大前「もうやだ、この監督っ! どうしてこうなるんだよぉ!?」

菱野「はふぅ……ひっく」

754 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 00:53:14 ID:KqDaIgEM
先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★おや? ひしののようすが……→ ! card=★

カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ → 菱野「大前さん、隙ありです♪」 酔っぱらって抱きついてきた!?
ハート → 菱野「あはははははっ♪」 笑い上戸だ!
スペード → 菱野「ひっく……ぐすっ……」 泣き上戸だ!
クラブ → 菱野「大前さぁん……そんなに飲むのが嫌なんですかぁ!?」 絡み酒だァ!?
ダイヤのK・JOKER → 菱野「むしあついからぬぐー!」 CAST OFF!

755 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 00:53:26 ID:???
★おや? ひしののようすが……→  ダイヤ4 =★

756 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 00:57:09 ID:???
なんというニヤニヤ展開。
ありがとうございます!

757 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 01:00:15 ID:???
これは菱野に記憶が残ってたら後でニヤニヤできるなw

758 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 01:12:26 ID:???
★おや? ひしののようすが……→  ダイヤ4 =★
ダイヤ → 菱野「大前さん、隙ありです♪」 酔っぱらって抱きついてきた!?
-------------------------------------------------------------------------------------
大前「ひ、菱野さん?」

細い腕を回して、ギュッと大前を捕まえる菱野。

菱野「えへへ、捕まえちゃいました……」

大前「いや、捕まえたって――」

やす子「おおっと、これは予想外の展開ね!」

比良山「ひっく……いいんですか、飲ませなくて……」

やす子「ふっ、世の中には酒よりも甘く切なく、人を酔わせるものがあるものなのよ……ここは潔く引き下がるべきね」

比良山「こんなに気持ちが良いのに……ひっく」

やす子「そう言わないの。大前くんを酔いつぶすのは、またの機会にしましょ。……ものども、ひきあげじゃあ!」

比良山「ハハッ!」

そう言い、二人から離れていく飯地たち。

大前「何なんだ、一体……」

菱野「うぅ〜……そんなこと、いいですからぁ……もっと私を見てくださいよぉ……」

大前「え、あ、うん……(ど、どうしよう。菱野さん、離れる気配が少しもないぞ……というかますます力が込めてきてるし)」

759 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 01:14:04 ID:KqDaIgEM
潤んだ上目遣いで見つめられて、身動きが取れなくなる。

大前(このままでいる、っていうのは流石に良くない……よな? て、いうか、さっきから腹のあたりに柔らかいのが当たって、
って何考えてるんだ俺は!? でも、菱野さん、いい匂いがして赤らんだ顔が何か色っぽくて……だから何を考えてるだよ俺はァ!?)

菱野「大前さん? 考え事ですの? ……こんなに近くにいるのに、つれないですわ……」

ギュ。

怒ったように更に腕に力を込める菱野。

大前「あ、ああ、ごめん……(菱野さんは俺にどうしろって言うんだよ……ここは――)」


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.心を鬼にして突き放す
B.じっと瞳を見つめる
C.逆に抱き返してみる
D.騒ぎに巻き込まれないよう連れ出す
E.それでも理性的に説得してみる
F.諦めて身体の力を抜く

760 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 01:14:48 ID:p3b9171E


761 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 01:18:54 ID:cOyyVUvY
D
そして、二人っきりの聖夜へ……

762 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 01:19:48 ID:qWf/v9W2
B

763 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 01:51:16 ID:???
すいません、ちょっと長くなりそうです
2時半くらいまでお待ちを……なんでこんな判定を作ったんだ、自分!

764 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 01:53:46 ID:???
ラブコメは苦手といいつつ逃げずに立ち向かうなんて
なんて素晴らしいGMなんでしょう

765 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:46:46 ID:???
>>B.じっと瞳を見つめる
--------------------------------------------------------------------------------
大前(何のためかは知らないけど、『私のことを見てください』って言ってるんだし――ここは見つめ返す!)

熱で潤んで零れ落ちそうな瞳を、じっと見据える。

菱野「……やっと、私のことを見て下さいましたね……」

大前「え?」

万感の思いを込めたような言葉に、思わず目を瞠る。

菱野「大前さんってば、いつもずっと遠くのものを見てばっかりです……私のこともちゃんと見て下さい……」

拗ねたように唇を尖らせ、大前の胸に顔をうずめる菱野。
そのまま、肩口に手を這わせながら、ぽつぽつと呟いた。

菱野「私、いつも一番近くで大前さんのことを見ているんですよ? なのに、貴方はそんなこと知らん振り。酷いですわ」

大前「それは……ごめん」

謝罪の言葉が口を吐いた。マネージャーとして、自分たちサッカー部に尽くしてきてくれた菱野。
だが、自分はどれほどその献身に応えられただろうか。
まるで当たり前のことのようにそれを受け取り、報いることを忘れていないだろうか。
……的を射ているかどうかはともかく、大前はそんなことを思ったのだった。

菱野「だったら、一つだけ我儘を聞いて下さいますか?」

大前「……何かな?」

菱野「今だけ……今この時だけでいいですから、私だけの大前さんになってください……何をされても、何が起きてもです」

766 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:47:54 ID:???
大前「……いいよ」

それで菱野の気が済むなら。そう思い、深く考えずに返事をする。
果たして菱野は、子どもの様に笑って喜んだ。

菱野「うふふっ」

ギュッと大前を抱きしめる腕に力を込め、胸に耳を当てる。

菱野「聞いちゃいましたからね? 今だけは私のものだって……手も足も、目も耳も……ここで鼓動を刻んでいる心臓も……。
全部、今だけは私の……」

大前「そんなに、嬉しいことなのかな」

菱野「はい。とっても嬉しいですわ」

それからの大前は、すっかり菱野の玩具だった。
呆れるほど長い時間抱きつかれていたり、指を絡め合わされたり、髪の毛に手櫛を入れられたり。
猫の様に奔放に振舞う菱野に、大前はされるがままだった。

大前(なんだか、コレ……どう考えても普通の状態じゃないよな?)

いい年をした男が、同い年の女の子に触れられるがままになっている。それは、どう考えても尋常の状態ではない。
だが、心が上げるそういった疑問を、大前の身体は無視し続ける。

767 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:48:58 ID:???


菱野『……手も足も、目も耳も……ここで鼓動を刻んでいる心臓も……全部、今だけは私の……』


その言葉は本当のことだったのだろうか。
仲間たちが騒いでいる宴会は、すぐ傍で開かれている。
だというのに、今の自分の視界には菱野の顔だけがあって、耳には彼女の吐息や、あるいは衣擦れの音しか届かない。
誰もいない別世界で、二人きりになってしまったような気分だった。

大前(どうしちゃったんだろう、俺……まさか、気が付かないうちに酒の混じった飲み物でも飲んでいたのか?)

脳髄が甘く蕩けていた。思考がじりじりと麻痺し、無性に動悸が高鳴る。
何かが『この状況は良くない』と声を上げていたが、聞く耳は持たなかった。
……手も足も、目も耳も、今は全て彼女のものであるが故に。

菱野「……あ」

不意に、菱野が小さく声を上げた。既に大前の身体のあちこちに触れ、既に彼女の手の及んでいないところはない。
……その数少ない例外に、菱野は視線を注いでいる。

大前(俺の……くちびる……?)

普段の様子が嘘の様に奔放だった菱野も、流石にそこに触れることには躊躇っていた。
それも当然のことだろう。
異性の唇に触れるということは――やはり特別な意味があることなのだ。

菱野「……」

そっと、菱野の身体が離れていく。
二人の時間はもうお終い。
そう言われた様で、何だか堪らなく切なくなる。

768 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:50:43 ID:???
ガタン!

菱野「きゃっ!?」

……気が付けば、今度は逆に大前が菱野を抱き締めていた。

大前(あ、あれ? 俺は何をしているんだ? 菱野さんが満足したなら、それでいいじゃないか。
なのになんで、今度は自分から――)

菱野「お、大前さん――」

腕の中から聞こえる菱野の声。その声は今までのような熱に浮かされたものではなく、はっきりと理性を取り戻している者の声だった。
そして、そこに含まれる、微かな怯えの色。

大前(――ほら見ろ。急にこんなことするから、菱野さんだってビックリしちゃったじゃないか。
ほら、早く身体を離さない、と――)

冷水を浴びせられたように、息を吹き返す理性。
だがそこで、

菱野「……」

菱野は何も言わずに、身体の力を抜いた。

大前「え?」

思わず間の抜けた声が出る。
大前の腕の中で菱野は、心持ち顔を上向かせる。
漫画や映画の中でしか見たことのないその仕草は、記憶が正しいのならば、ある行為をねだる動作で――

769 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:51:48 ID:???


落田「ああっ!? 何をしてるんだ大前ェ!?」


大前「うわぁ?!」

突然聞こえた大声に、驚いて菱野の身体を離してしまう大前。

落田「お、お、大前が菱野さんにイヤらしいことを! ケガらわしいことをしようと! 貴っ様ぁ、許さん!」

そう言いながら詰め寄ってくるのは、菱野に熱を上げている男子筆頭・落田である。

大前「ま、待て落田。これにはだな、ちょっと深いわけがというか――」

落田「黙れー! ちょっと大会で活躍したくらいで、調子に乗って不埒な行い! 神が許しても俺が許さん! そこに直れェ!」

大前「だから、少しは話を……菱野さん! 君からも何か言って――」

菱野「すぅ……すぅ……」

返事は寝息だった。

大前「寝てるー!?」

落田「おのれェ……菱野さんが眠っている隙になんていうことを……」

770 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:53:15 ID:???
大前「誤解だ! 話せば分かる!」

落田「なにィ!? 五回!? 五回もしただと!?」

大前「聞き間違いだって! 五回って何をだよ!」

落田「ナニを五回だとォ!?」

大前「下品なこと言うなァ! ああ、そうか。お前も酔ってるんだな!?」

やす子「……あらら。惜しいというべきか、場を弁えたというべきか」

そこへ顔を出す事態の張本人。

大前「か、監督!?」

落田「ぬおおおおおおっ!! 邪魔するなァァァァ!!」

やす子「はいはい。落田くんは今黙らせるからねー。ほいっと」

ゴキィ。

落田「ぐへェ!?」

あっという間に締め落とされる落田。

やす子「ふっ、他愛もない」

771 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:54:20 ID:???
大前「た、助かった……というべきなんでしょうかね……?」

やす子「まあ、落田くんの体力はたかが知れているし、他のみんなもアレだしね」

篠田「ヒャッホー!」

本条「マンマミーア!」

飯地の指差す先には、阿鼻叫喚の酒乱地獄があった。

大前「俺たち、さっきまでこんな事態に気付かなかったのか……」

やす子「ふふんっ。若さゆえのなんとやらね!」

何故か偉そうにする飯地だった。

大前「疲れた……確か、片付けは朝でしたよね?」

やす子「うん。部屋なら本条くんが取ってあるから、そこで休んでていいよ。もう誰が抜け出しても気付かないと思うしね。
あ、それと菱野ちゃんも連れて行って上げること。幾らなんでも野郎どもと同じ部屋で雑魚寝ってのはね……」

大前「分かっていますよ(本条さん、たかが部のイベントに力入れ過ぎだろ……)」

やす子「……送り狼になるなよ〜?」

大前「なりませんよ!」

772 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:55:48 ID:???
鍵を受け取りながら怒鳴り返して、菱野の所に戻る。菱野は規則正しく寝息を立てていた。

大前「……聞こえていないと思うけど、今日は変なことしそうになって、ごめん」

一言謝ってから、その細い体を抱き上げて宴会場を後にするのだった。

菱野「……ん」

途中、僅かに身じろぎを起こしたが、大前はそれに気づかなかった。


※ 菱野の好感度が凄く上がりました ※

773 :森崎名無しさん:2010/05/04(火) 02:58:37 ID:???
上限のない好感度w

774 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/05/04(火) 02:59:32 ID:???
あれれー? 今回で終わるって書いたのに、まだ終わってないよー?
と言った辺りで次回に続きます
……すごく疲れました。精神的に。人間的に。根源的に
次回はサラッとパーティーの終わりを書いて1月の月頭イベントに入ると思います
今回はえらい遅い時間までお付き合いいただき、すみませんでした

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0ch BBS 2007-01-24