キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ルリタニアと】小田Jr.の野望14【常若の国?】
1 :
小田ジュニア
◆P6f1cIsEKQ
:2010/06/01(火) 02:35:22 ID:6Wc3euvI
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。
ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。大本命の大会である全日本小学生サッカー大会地区大会決勝で
クラブチームNIKEと延長戦まで持ち込まれ、まさかの敗退を喫してしまう。
それによる南葛市内のパワーバランスの崩壊……そして再生。全てを取り戻すために奔走する瀬名監督。
ついに南葛SCに入団した運動神経抜群の楠原亜沙里。猛もまた内村派閥に入団する事を決意し
今まで鬱積を晴らすように急成長を果たす。そして夏休み…ジュニアは更なる力を求め、一路
第二の故郷であるルリタニアへと向かう…といった第14弾です。
あ、世界の危機も忘れないでね?
現在
ルリタニア3日目。ジュニアが妖精の森という名前に引かれやってきたそこは、本当に妖精の世界と
つながっていた。危険は承知と飛び込んだ世界は常若の国『ティル・ナ・ノーグ』
妖精たちが…そして危険なモンスターが巣食う剣と魔法の世界。春菜姫のサポートがないまま
帰るための道を探すためにお金を稼ぐジュニアとティル、それに狼のホロケウだった。
192 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 15:09:43 ID:???
白紙のカード何回ぐらいつかえるの?
193 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 15:12:55 ID:???
たしか2枚じゃなかったか?
194 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 15:15:52 ID:qtjXjezI
C 白紙のカード使用
すまん。命を助けてくれた相手をここで放っておくのは、
ジュニアにとってもかなり悪い影響、トラウマを与えちまうと思う。
195 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 17:10:18 ID:???
カード神の悪意を感じるぞ
クラブKで現れてダイヤKで惚れられて
愛されているのを自覚して今まさに消えようとしている。
判定に頼るなってことか
試練…試されている?
196 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:45:21 ID:ebYGN4e+
>>190
森へ移動から重要な選択肢でことごとくクラブ出してますからね。常に波乱を求める男なのでしょう…
>>191
実はそれについては先ほどジュニアが何かを考察しており…
>>192
.193
はい。白紙のカードは2枚。そして使い捨てアイテムです。
>>194
そうですね。元々2枚のうちの1枚は虫食いの報酬、または最悪の状況のときの保険として
渡しているので、1枚ならばもう使ってしまうのも策だと思います。
>>195
そうですね。ここまで出来た展開なんで考えてみれば小説にだってそう簡単にはない展開です。
ある意味カード神に愛されすぎですね。
197 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:46:52 ID:ebYGN4e+
C 白紙のカード使用
ティル(マスター!!)
この声は確かに聞こえているのはずの言葉だが、まるでテレビの向こう側の声のように聞こえ、
ジュニアは反応できない。
小(俺は…助けられないのか…あの時…ルリタニアに出発する前に瀬川おんぷと佐藤なつみに
宣言した言葉…それすら守ることが出来ないのか?)
誰にも悲しんで欲しくない世界を作る。それがたとえ自分の周りだけの世界であってその外には
いつでも大きな悲しみは不幸があって…そんな世界だとしても、ジュニアの手から零れ落ちない世界が
あって、そこから不幸を消し飛ばす力が生まれると信じ、ジュニアは自分の世界を守ると宣言した。
しかし、結果は…ご覧の通りである。自らの命の恩人を消滅に追いやり、ティルも深く傷つけてしまった。
ティルと彼女が対峙したあの時、ほんの僅かでも体が動けば…そして今回ももう少し彼女の反応を
よく見ながら会話していれば…全てが悪いほうに行っている。自分はそんなに迂闊なのだろうか?
自己否定を繰り返し繰り返し繰り返し…ジュニアはついに一つの結論を得る。
198 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:47:53 ID:ebYGN4e+
白紙のカード…えりる曰く、既に滅んでしまった世界の最後の願いによって作られた紙片。
虫食いに対する怨嗟によって構成され、その効果は世界の法則を根底から覆せる凄まじいものである。
小(そうだな…俺はどこまでも迂闊で愚かなのかもしれない…それでも、それでも…俺は…)
この世界は精神世界であり、純粋な意味ではジュニアはどんなアイテムも所持していない。しかし、
イメージがその全てを肩代わりする世界であり…ジュニアの目の前に1枚のカードが現れる。
正式名称『世界の紙片』…本の世界の住人であるドロッセルマイヤーやごく一部の管理者のみ
扱う事の許された神をも凌ぐその力は、全ての法則を飛び越えジュニアの願いに反応する。
小(…頼む!彼女をドライアードを救ってくれ!彼女が望む彼女の姿を与えてやってくれ!!!)
真っ暗な世界…視覚で認識できるはずのない世界の紙片は…確かに輝き、そして白紙の世界に
どのような言葉かもわからない忘れ去られた文字が刻み込まれる。
199 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:48:53 ID:ebYGN4e+
………………………………………………
………………………………………
………………………………
………………………
………………
………
…
次の瞬間…絶望の暗闇の世界に木漏れ日が差し込み…ジュニアとティルはその精神世界から吹き飛ばされる!
一瞬だけ見えた世界は天の高い森に囲まれ、幸せそうに歌を歌う碧の髪をした美しい少女の姿だった…
〜〜〜〜
200 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:49:54 ID:ebYGN4e+
次の瞬間ジュニアは白樺の木の前で座り込んでいた。体中が痛むのは恐らく結界を強引に破った結果
なのだろう。ティルも同様にひどい怪我をしており、精神が体を抜け出した間にどれだけの
ダメージをティルが受け持っていたのか…ジュニアは反省してばかりである。
ティル「マスター…どうでしたか?」
小「わからない。最後の最後で禁忌を破ったけど…本来の使い方とは違うんだ。どれだけの効果が
あったのか…見当もつかない。」
ティル「そうですか……え?」
そう会話するティルの目の前、そこには以前と変わらない白樺があるのだが…
ティル「消えている…?確かにこれが彼女の半身なはずなのに…」
201 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:50:54 ID:ebYGN4e+
恐れおののくティル。本来白樺の木が生えているということはそれと同じ存在であるドライアードも
そこにいるということである。
しかし、花の妖精はそれを認識できず、ただそれは名もない白樺でしかなくなっていた。
それはまるで今のティルと最初に化身していた花の関係と同じであり…
???「ありがとう。」
不意に背中から声がかかる。急いで振り向いた先には昨日甲斐甲斐しく世話をしてくれた少女と
全く同じ姿。翡翠の髪が鮮やかな非常に美しい娘だった。
202 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:52:45 ID:ebYGN4e+
小「…そうか、思いとどまってくれたんだな」
その姿に安心するジュニア。
???「うん。本当はそこの妖精さんの為に身を引こうと思ってたんだけど…貴方がそこまでして
救おうとしてくれた命だもの。私は私として新しく生まれ変わったの。白樺の私じゃなくて
貴方のことが大好きな私に。」
白く美しく、そしてきめ細かい肌。全てを見通すような深い碧色の大きめな瞳。それにまるで人間のような
愛嬌のある愛くるしい表情が加わりまさに、伝説どうり…いやそれ以上のの美しさを見せてくれる。
小「俺が…好き?」
いや、それは彼女の精神世界で嫌っというほどに知ってしまったジュニアだったが、面と向かって
そういわれたのは家族親族以外でははじめてである。どうしていいのかわからずうろたえてしまう。
203 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:53:45 ID:ebYGN4e+
???「だからね。私をお嫁さんにしてください」
キラキラと輝く瞳には希望が溢れ、ジュニアの両手をしっかりと握りいきなりプロポーズしてくる。
小「い、いや、おれ…小学生だし…」
???「ジョーガクセー?よくわからないけど大丈夫!貴方が望むまで私我慢して待ってるから。
許婚でもいいの。ね?だからお願い!」
両腕を離さずしっかりともって懇願してくる少女。背は彼女の方が高いのだが、彼女は新緑の薄衣が
汚れるのも構わずに座り込んでいるため、上目遣いになっており、愛くるしさも倍増である。
???「それとも…やっぱり…こっちの妖精の方がいいの?」
返事が出来ないジュニアに追撃してくるドライアードだった少女。そのエメラルドの瞳は今まで
自殺を図っていたとは信じられないほど綺麗なものだったが、こちらの方が本性だったのだろうか?
204 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 17:56:24 ID:ebYGN4e+
小(…な、なぜだ!?なんでこんな展開になる?)
救った人物が自分を好きになる。英雄譚ではお決まりのこのイベントも小学生であるジュニアには
意外すぎるほど意外な展開である。一体どうすればいいのだろう?
どうしますか?
A.好みの年上だし文句なし!そうだな…結婚…するか!
B.それじゃ許婚ということで一つお願いします。
C.まずは恋人からはじめよう。
D.ごめんなさい。友達でいよう。
E.ごめん。俺には好きな人がいるんだ。(誰にするか人物も明記ください)
F.ティルの方を横目で見てみる。
G.逃げる!
H.その他
ものすごく重要な選択肢、ある意味人生の岐路です!
なので今回はID表示で『3』票入ったものを選択します。
※夜9時までに3票入らなかったら一番票が入ったもの、同数があれば先に2票目(1票目)が
入ったものを選択、1票も入らなければドライアードだった少女が押し切ります。
※因みに彼女の容姿は13+スキル魅了で15相当になってます。ティルの妖精の艶+5より
低くなっているのは精霊ではなくなったので任意発動ではなく、常時発動になってしまったためです。
ドライアードだった少女は精霊ではなくなりましたが魔法の能力や特殊技能(植物と話せるなど)は
消えていません。それどころか白紙のカードの力で身体能力以外は上がっています。
205 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 18:07:12 ID:???
失ったもの
最高回復アイテム
2個しかないチートアイテム
得たもの
可愛い恩人の命プライスレス!
人生の墓場へ一直線!?
「俺は好きな人が沢山いるんだーー!!!!」
といってもいいのかなw
206 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 18:14:39 ID:qtjXjezI
C
白紙のカードまで使ったんだ
ここで退くわけにはいくまいよ!
207 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 18:22:32 ID:Hz6GSNMc
A
でグッドエンディング見とくかw
208 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 18:23:17 ID:???
元ドライアードさんは寿命はどのくらいですか?
Jrと一緒に年齢を重ねていけますか?
209 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 18:36:21 ID:Nq0gajYY
D
梓派の名に懸けて、ここですんなりと首をタテに振るわけにはいかん…!
210 :
小田ジュニア
:2010/06/03(木) 18:38:24 ID:ebYGN4e+
>>208
実は白樺の木の寿命は木の中では圧倒的に短いのですが、彼女はその縛りを解き放っているので
人間であるジュニアと同じように年をとります。…ジュニアが望めば若い姿のままいることも可能ですが。
211 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 18:57:26 ID:dr6eYNWg
B
小学生としてはこれが限界だな
イスラム教徒になれば奥さん4人までセーフだよ
212 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 18:59:59 ID:+d2wZxGE
H.「俺はみんなのことが大好きだ
大好きなみんなが俺のことが好きだったら両思いだ
つまり俺は全てを愛していいんだ!」 ジュニア愛に目覚める?
カオスを供給
ただ単にジュニアはテンパってるだけかもしれませんw
213 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 19:12:38 ID:RvxjlC4+
H 友達から始めよう。
214 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 19:16:14 ID:???
>>213
それはDに「今は友達だけど将来的には恋人になろう」的なニュアンスを匂わせるってこと?
215 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 19:19:42 ID:RvxjlC4+
普通そうじゃないか?
216 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 19:21:31 ID:RvxjlC4+
恋人からって一足飛びかなと思ったんだ。
217 :
214
:2010/06/03(木) 19:25:50 ID:???
いや、単純に(すでに票が入ってる)Dとの差別化がわからなかったので聞いただけ。
218 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 19:38:19 ID:qJZqnq6s
A グッドエンディングだよね
219 :
キャプテンレミリア
◆t2UAZ3G5UI
:2010/06/03(木) 19:44:07 ID:???
遅れましたが、新スレ乙です。
常若の国は山賊がいたりと、なかなか物騒ですね。
何事もなくてよかったです。
小田ジュニアにティル・ナ・ノーグで
いい経験と出会いがある事を祈っています。
220 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2010/06/03(木) 19:52:42 ID:???
タイミングを見計らって…新スレ乙です!
どうもチキンなもんで、ちょっと展開がアレな時に割り込めずにまぁ……
払った代償は大きかったですが、ドライアードさんを助けられてよかったと思います。
果たして彼女は現実世界に帰るときについてきてくれるのでしょうか?気になりますね。
ともあれ、男気を見せたジュニア君、よくがんばった!リア充爆発しろ!
それではこのスレでもがんばってくださいー
221 :
小田ジュニア
:2010/06/03(木) 21:02:51 ID:???
Aが2票で決定しますね。
…で、実はハッピーエンドではなく普通に続きます。
(エンド条件であるこれ以上続けようがない。に当てはまらないので)
222 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 21:08:05 ID:???
そりゃそーだ、普通についてくるだけだもんね。
…家族と女性陣にどう成長したもんかなぁw
223 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 21:10:07 ID:???
ケコーンキター!
おふたりともお幸せに!
224 :
222
:2010/06/03(木) 21:11:26 ID:???
成長って何だ(汗)。説明ね。
225 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:08:58 ID:ebYGN4e+
>>205
失ったものは大きいですが、得たものも大きいイベントでした。
ハーレムルートは…ま、もしかしたら魔王小田イベントを起こせば…
いや普通にゲームしたのでは絶対に起きない覇道ルートの更にカオスルート分岐でしか
起きないイベントですが。
>>206
そうですね。ここで逃げれば本当に何の意味があったんだ!ということになりました。
>>207
グッドエンドで処理するにはまだ軽いですからね。もう少し続くのじゃよ。
>>209
最近梓ちゃんでなくなりましたねぇ…同じクラスなのに…
>>211
ボビーの母親も4.5人いるらしいですね。ウラヤマシ!
>>212
まるで横島!これが選ばれたらきっとティルとドライアードさんからフクロにされると思いますw
226 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:09:59 ID:ebYGN4e+
>>216
いきなりプロポーズされてますからね。これで友達からというのは振っているのと
同様と受け止められるでしょう。
>>キャプテンレミリア様
ありがとうございます。
ジュニアは常に死の一歩手前で踏みとどまっている印象が非常に強いですね。最悪の道から
一本だけマシな道を歩き続けますからね。書いている人もいつもひやひやしています。
>>キャプテン霧雨様
乙感謝です。
うちのスレ色々な意味で殺伐することが多すぎるスレですからね。もう少しマッタリとしたいところ
なのですが…
ドライアードさん救出にカードを使うのは流石に想定外なので目いっぱいボーナスを用意しました。
ホントリア充爆ぜろ!って感じです。
>>222
ま、既にデフコン発動中のキャラもいますし…このまますんなりとは行かないと思います。
>>223
ぽっと出のキャラが嫁になってもいいものなのか疑問は残りますが、ま、これはこれでいいのでしょうw
227 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:10:59 ID:ebYGN4e+
A.好みの年上だし文句なし!そうだな…結婚…するか!
小(………う〜ん…助けたのにそのままほったらかしというのは、流石にまずいよなぁ…)
ジュニアの目的は少女を死から助ける…の前に、ティルが後悔の念に押しつぶされそうになっていたから、
そして、助けてくれたお礼を言うためだけだったのだ。故にこのプロポーズは本当に不意をつかれたもの
であったが、同時に精神世界で彼女がどれだけジュニアを好いていたか…それこそ自分の死を望むほどに
好きだったことを体全体で受け取ってしまったので、自然に言葉が出てしまう。
小「わかった。結婚しよう」
ジュニアには許婚と呼ばれるものはいなかったが、親戚筋には前もってある程度結婚する相手が
決まっている人物も多く、それほど幼少期の結婚というものに抵抗がないジュニア。
相手の気持ちがこれほどまでに自分に向かってきており、そして、自分も彼女を決して嫌っているわけ
ではない。故に、快諾してしまう。その中に命を助けた野良猫が家までついてきてしまい、そのまま
飼う事になった…というのと同じような感覚がないわけではないが…それはこれから確かめればいい事だ。
228 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:12:02 ID:ebYGN4e+
???「ほんと!?ほんとにいいの?」
ただでさえ輝いていた瞳が更に見開かれ、本当に宝石のように煌く。体全体で喜びを表しジュニアに
抱きつき、いきなり唇を奪う。
ティル「マスター!そんな簡単に決めていいのですか!!」
流石に早計だと怒るティル。彼女はもう嫉妬はしないと決めたのだが、だからといって、ジュニアの選択の
全てを受け入れるわけではない。間違いであるならば正すのはやはり自分の役目だと思っており、
諌めようとする。
???「貴女はだまってて。私はもうこの人の奥さんなんだから!」
ぷは!と重ね合わされた唇を放ちティルに宣言する。
229 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:13:02 ID:ebYGN4e+
???「私が一番で、貴女は2番!小姑さんの地位をあげるの」
ティル「こ、小姑?」
???「そう。確かに貴女とこの人の結びつきは決して離れなれない。私が好きな彼は貴女と
契約をした彼なのだし。だから、貴女を捨てなさいとかこっちだけを向いてなんて贅沢は言わない。
でもね、だからこそ私は貴女には負けられないの。私が奥さんで貴女は姑さん。」
びしっと宣言する碧髪の美しい少女。
ティル「…それは宣戦布告ですか?」
???「うん!私は彼が好き!彼は私が好き!貴女が彼と契約で結びつくのなら、私は愛で彼と
結びつくわ。だって、こんなに好きなんだもん!」
のろけまくる薄衣の少女。
230 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:14:13 ID:ebYGN4e+
ティル「……はぁ…もう、好きにしてください。私とマスターは確かに契約していますが、まだ
そういう関係ではありません。マスターが本気で貴女を選んだのならば2号さんでも何でもいいです。
…でも、マスターはまだおこちゃまですから、あまり無茶な事をすればマスターを守るため
私は鬼にも神にもなりますよ」
なんてうわっついた思想なのだろうと頭が痛くなったティルはそれだけを述べる。
???「わかってるわよ。私だって、こんなに有望な男を駄目になんかしない。絶対に幸せにする。
それが私の生まれてきた目的だもの!」
馬乗りになっていた少女はようやくジュニアから離れ改めて自己紹介する。
???「私の名前は……いえ、貴方が決めて。私は私として新しく生まれ変わったの。私が
貴方のものだという刻印をちょうだい」
簡単に名前を捨てると宣言する少女。言動は限りなく軽いが、その決意は相当なものらしい。
231 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:15:16 ID:ebYGN4e+
小「よ、ようやく俺の台詞か…そうだな…」
名前を決めますか?
お好きな名前をどうぞ。
22:45まで募集します。なければ勝手に決めます。
特に何票とはありませんがおひとりさま幾つでもどうぞ。
232 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 22:17:13 ID:3sNFEjkk
ドリアード
233 :
小田ジュニア
:2010/06/03(木) 22:17:45 ID:ebYGN4e+
ちなみになければ『フラウ』になると思います。
またもやげっ歯類からの名前になりますがw
234 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 22:28:10 ID:???
フラウでいいんでない?フラウボゥみないなお節介焼きみたいだしwww
235 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2010/06/03(木) 22:32:17 ID:???
失礼して……こっそりと
メイオウラン
236 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 22:45:48 ID:???
大樹
237 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 22:50:43 ID:???
アドリアーノ
サッカーもできるよ!
238 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 22:54:32 ID:ebYGN4e+
>>236
.237
ありゃ!念のため投下前に確認したら更に入ってますね…う〜ん…一応時間切り選択なので
このまま行っちゃいます。
ではでは、元ドライアードにドリアードと名づけるのもあんまりなので
フラウとメイオウランで決めましょうか。
メイオウランってどこかで聞いた名前だと思ったら思いっきりアスカ見参からですね。
DC版持ってたんですが、ゲームする暇がない頃に勝ったものなのでほぼ放置してるんですよね。
名付け親→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください。
ダイヤクラブ メイオウラン
ハートスペード フラウ
となります。
239 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 22:56:00 ID:???
名付け親→
クラブK
240 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2010/06/03(木) 23:10:42 ID:???
ああすみません!ちょっと待って投票とばっかり……どうしよう
241 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 23:19:39 ID:???
重要キャラみたいだしさ・・
投票のほうがいいと思う
242 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/03(木) 23:26:14 ID:ebYGN4e+
またもやクラブK?…なんだか某菱野さんのようにそういう名前にした方がいいような気がしてきた…
>>キャプテン松山様
ありゃ!?そうでしたか…一応言葉を弄繰り回してオライワンだのメイだの名桜蘭だの冥王蘭
だのイラン、ウラン色々考えてみたのですが…
>>241
むむむ…確かに今回は早計すぎたかもしれません…
それでは236様と237様の意見も加えてちょっとメイオウラン有利で投票しましょうか?
元ドライアードさんの名前は何がいいですか?
A.メイオウラン
B.フラウ
C.大樹
D.アドリアーノ
E.その他
先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
※Aのみ1票で決定します。
243 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 23:29:47 ID:???
>>175
どれも微妙に感じてたが、やはり本当の正解は無かったか
>>186
基本的にこのスレでは推理して「その他」で大正解を言い当てないといけないから頭を使う使うw
正解しないとあっさりキャラロストもあるのによく今まで回避してこれてるよホントw
244 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 23:30:43 ID:S4AvVgYo
D 略称は「アディ」かな?
245 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 23:37:21 ID:3sNFEjkk
B
246 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 23:40:52 ID:???
> ドライアードが何故ティルを見逃し、自分が消えようとしたのか…その辺りから攻めていけば大正解に繋がった
ティルは別に彼女じゃないと言えば良かったのかな
247 :
森崎名無しさん
:2010/06/03(木) 23:51:38 ID:+d2wZxGE
B
248 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:37:30 ID:Ms7RBd42
>>243
実は今回は例外的に大正解でも確実に安全とは行かなかったんですよね。
安定系の選択ではとりあえずの安全は保障されるので、『その他』を選ばなくともクリアは
可能なバランスにしています。時々自分でもどれを正解にするか迷う時もありますし…
>>246
正解を一言で書くのが難しいですが、ジュニアの選択肢回答は全てドライアードの言葉を額面どおりに
受け取った場合の『答え』です。その一個前の分岐で『ヒント』を発見しているジュニアならば、他に
やるべき事がいくつかあったかと思います。
…そのためにはジュニア自身ある程度覚悟を決める必要がありますが。
B.フラウ
小「それじゃ…ドリアードは?」
???「却下」
ジュニアが瞬間的に考えた答えは一蹴される。
249 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:38:30 ID:Ms7RBd42
ティル「名前をつけるというのは一生の選択です。マスターのお嫁さんなのですから
きちんと考えてあげてください」
なんと、あまり仲のよくなさそうなティルまで非難してくる。
小「わかったよ。冗談だよ…それじゃ…」
ジュニアは考える。恐らく一生を共にする自分の可愛い奥さんなのだ。たしかにジュニアとしても
出来るだけ綺麗な可愛い名前で祝福したい。
小(奥さんか…奥さん…なんか恥ずかしいな…。あ!)
そこで閃光のようにひらめく。
250 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:41:06 ID:Ms7RBd42
小(そうだ!奥さんという言葉が恥ずかしいなら、それを名前にしちゃえばいいんだ!)
そう決めると答えは簡単だ。ジュニアは自分のもう一つの国、ルリタニアの言葉…ドイツ語圏の言葉で
奥さんを示す言葉を与える。
小「俺のお嫁さんの名前。それはフラウだ。フラウ・ニー・オダ。それがキミの名前だ。よろしく、フラウ」
センスのいい名前か?といわれればそうともいえない言葉だが、耳ざわりがよく、優しい名前である。
ティル(なんだか、私の姉さんの名前のような気がするのは…気のせいでしょうか?)
そんな事を思うティル。そういえばジュニアがティルの名前をつけたときもそんな感じで
一瞬で決まったような気がする。
???「フラウ…うん、いい名前…。それで、ニーっていうミドルネームはどういう意味なのですか?」
251 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:42:40 ID:Ms7RBd42
小「それはティルと同じミドルネーム。つまり、俺とは苗字が一緒でティルとはミドルネームが一緒。
俺たちは家族だ。これくらいの共通点があってもいいんじゃないか?」
???「……うん。わかった。え〜と、という事は貴女の名前はティル・ニー?」
名を与えられた事で少し落ち着いてきたフラウ。キラキラした瞳は変わらないが、どことなく
優しい雰囲気が身に纏ってくる。
ティル「私の名前はティル・ニー・ノグ。マスターがつけてくれた名前です」
フラウ「ふ〜ん。ティルも名前付けてもらったんだ。でも、同じ名前を持つのなら仕方ないわね。
お2号さんの地位は貴女に任せるわ」
小「…さっきから物騒なこと言ってるけど、ティルと俺は仲はいいけど、そういう関係じゃないぞ?」
フラウ「うん。なんというか子供とそのお付きの方みたいな感じですね。でも貴方がどれだけこのティルを
大切に思ってるかは知ってるから邪魔はしません。いい奥さんは旦那さんを信じるものですもの」
252 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:43:43 ID:Ms7RBd42
小「…ああ、ありがとう。そういえば俺の名前…知らないよな?」
フラウ「うん。そういえば……おかしいね。命の恩人の名前まだ知らなかったんだ」
小「俺の名前は小田猛。普段はタケシってよんでくれればいい」
フラウ「オダ・タケシ…うん。覚えた。それじゃ改めて…不束者ですが…これから一生よろしく
おねがいします。どんな時も私は貴方のものになる事を誓います。
でも、貴方も私のものになってくださいませ」
小「大丈夫、こんな美人さんを貰ったんだ。大切にするよ」
ジュニアは全身で包み込むように抱きしめてくるフラウに優しく抱擁を返す。
ティル「……こほん。フラウさん。あんまりそういう事はしないでくださいね。マスターは
まだお子様なんですから」
早速小姑魂を発揮するティル。しかし、そこには先ほどのような険はなく、まるで家族ドラマの一場面の
ようだった。
ぴこーん!
フラウ・ニーがジュニアのお嫁さんになりました。
友好値20好感度20となりました。
〜〜〜〜
253 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:44:44 ID:Ms7RBd42
小「それじゃ帰ろうか?まだ日は昇ってるけど、念のため急いで帰りたい。結構ボロボロだし。」
ジュニアはフラウの結界により折角人魚の秘薬で回復した体力が失われていることに少しだけ危機感を
覚えていた。
フラウ「あ、ちょっと待って。え〜と…私もうタケシと同じ種族になっちゃったから自動調合は
出来なくなっちゃったけど、材料の残りがあるから…」
そういいながら元、半身である白樺の木に手を突っ込む。
フラウ「あったあった。え〜と。木精の軟膏はこの前貴方に使ってしまってないけど…」
そういいながら幾つかの薬草を取り出す。
254 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:45:44 ID:Ms7RBd42
小(……)
そこに取り出されたのは「魔法の草」
1
個。「蓮花」
0
個。「止血の丸薬」
4
個であった。
フラウ「順番は逆になっちゃったけど結納品。これで私を大切にしてね。後は、これ…薬指出して」
そういいながらジュニアの左手を握る。
小「ん?なんだ?」
フラウ「いいものあげる。……はい」
そういってジュニアの左手の薬指につけられたもの…それは木で出来たリング。しかし、その台座に
乗せられたものはまるでフラウの瞳のような輝きを見せるエメラルド。台座はともかくこの宝石だけでも
相当な価値があり、ジュニアは本当にいいのか?と心配になる。
255 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:46:54 ID:Ms7RBd42
フラウ「結婚指輪。今は貴方からはいらないけど、いつかきっと買ってね?」
小首をかしげ優しげに話す。一々可愛らしいしぐさに思わず抱きしめたくなるのだが、つい先ほど
小姑ティルに叱られたところである。ジュニアは自重するとその指輪にきっと彼女を幸せにすると
決意を固めるのだった。
ぴこーん!
木精の指輪を手に入れました。(強制装備品です)
愛情のイコンの変わりに装備されます。
ガッツ上限+30 ドリブル+1 パス+1 シュート+1 タックル+1 パスカット+1
ブロック+1 競り合い+1 攻撃力+2 守備力+2 素早さ+2 魔法防御+4 となりました。
(※友好値、好感度が下がってしまうと効果が落ちますので気をつけてください)
256 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 01:48:20 ID:Ms7RBd42
〜〜〜
最後に今回のイベントの劣化判定をします。
ジュニアダメージ46 =43%
(出血追加ダメージは劣化値に判定されません。フラウの結界ダメージは今回おまけします)
累積ダメージが40%〜69%→劣化判定(中)※カードの値劣化。
グリーニの外套の劣化→! card
ウイングシューズの劣化→! card
お1人様で! cardのスペースを抜いてコピペってください。
その数字分劣化します。
※厚手の服は外套のお陰で劣化しません。
カードがダイヤで数字の半分。クラブで数字が倍。クラブAで一発破壊。
JOKERでなんらかの能力+1&劣化値全回復。
クラブAとJOKER両方出た場合は相殺で数値どおりの判定。
257 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 01:54:18 ID:???
グリーニの外套の劣化→
クラブ3
ウイングシューズの劣化→
クラブ9
258 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 02:15:21 ID:???
かくして小学五年生で嫁持ち子供二人か…嗚呼ジュニアよどこへ行く?
一番頭が痛いのはチームメイトになったばかりの彼女…チームを離れるくらいで済んだら御の字か?
259 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:31:47 ID:Ms7RBd42
>>258
これで小学生の物語なんですよね。どれだけ無理のある展開なんでしょ?
グリーニの外套の劣化→クラブ3
ウイングシューズの劣化→クラブ9
グリーニの外套3×2=6 6ダメージ!
ウイングシューズ9×2=18 18ダメージ!
グリーニの外套は
6劣化しました 劣化値(9/20)
※外套系は中の装備を守ることを前提に作られているので劣化上限低めです。
ウイングシューズは
18劣化しました 劣化値(24/20)
ウイングシューズは壊れました!!!
ウイングシューズに秘められた魔力が開放されました!!
ジュニアの小田急ドリブルの性能が上がりました!!
小田急ドリブル(急行) 経験値1(NEXT7)ドリブル時、カードがスペードの時+4修正されます。
※特殊効果 発動時、通常より1ブロック余分に移動します
となりました。
260 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:32:47 ID:Ms7RBd42
〜〜〜
小「ということで、結局今手元にあるのは魔法の草が1個と止血の丸薬4つか…」
フラウ「ごめんなさい。そこそこの価値がある蓮花が丁度切れちゃったから…」
すまなそうにする目を伏せるフラウ。長く美しい髪もしおしおだ。
小「大丈夫だよ。いつもの宿は一部屋単位で借りてるから少しは負けてくれるだろうし…
明日から真面目に採取作業すれば何とかなる」
ジュニアは元気付けるようにフラウの生まれたばかりの赤ちゃんのような柔肌のフラウの手を握り、
いつもの宿屋へとたどり着く。
〜〜〜
261 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:34:18 ID:Ms7RBd42
マスター「ああ!帰ってきたね。心配したよ?リズなんて昨日はタケシが帰ってくるの夜中まで
待ってたみたいだし…おや?そこのお嬢さんは?」
ジュニアが扉をくぐると開口一番マスターは話かけてくる。冒険者としてはまだひよっこどころか
卵の殻すら取れていないような少年だ。丸一日帰ってこないことは流石に心配の種である。
小「こんばんわ。え〜と、話すと長くなるけど…いろいろあって、俺このフラウと結婚したんだ。
だから今夜から1人分増えちゃうけど…大丈夫?」
ジュニアは正直に答えると、その言葉が信じられないというふうに初老の品のいいマスターは
フラウを値踏みする。
マスター「失礼だが…キミは本当にタケシと添い遂げるのかい?」
フラウ「はい。私はこの方に命を救われました。だから私の命はこの方のものです。…それに、
一目ぼれって信じます?」
262 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:35:18 ID:Ms7RBd42
マスターの訝しげな目に怯む事無く堂々と語るフラウ。そこには一縷のよどみもなく、自分の恋を
どこまでも信じている乙女の瞳だった。
マスター「…そうか。ま、お付きのティルも問題ないと感じているなら大丈夫なんだろう。
…それにしても美しいな。本当に…人間…か?」
フラウ「ふふふ、そうですよ。でも私はタケシさんのものですからね。」
そういいながらジュニアの腕を絡め体を寄せる。
ティル「フラウ!だからマスターとの接触は…はぁ…なんでこういうことになったのでしょうか?」
ややげんなりした表情のティル。しかし、彼女はどういう形であれフラウが生きている事を
喜んでおり、あまり強くいうことはできない。出来ればこれから何もなく幸せになって欲しいと…
自分の行った事が不幸に繋がらないで欲しいと…そう願って止まないのだった。
〜〜〜
263 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:36:48 ID:Ms7RBd42
マスター「事情は詮索しすぎないのがここでの掟だから構わないけど…部屋はいつもの部屋一部屋で
いいのかい?」
小「はい。俺は床にでも寝ますから」
マスター「そうかい。それなら食事代と毛布一枚追加するだけでいいか…銀貨1枚と銅貨3枚、
それに弁当代が銅貨3枚になるけどそれでいいかい?お金が足りないなら数日分ならツケに
してもいいけど?」
小(…なんとか足りるな。フラウにはドライアードのときの知識が残っているから採取作業は
得意な筈だ。今日さえ凌げば大丈夫。…いざとなったら止血の丸薬を売ればいいんだし…)
そう判断したジュニアは、今夜の宿を予定どうりこの場所に決定し、今日は疲れたからと…
(実際に結界の中に無理やり入っているので疲れはピークである)食事もそこそこにぐっすりと
眠るのだった。…もちろん夫婦とはいえ、小学生のジュニアがフラウに何かするわけはない。
〜〜〜
264 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:37:49 ID:Ms7RBd42
おはようのキスで始まる朝など、幼い記憶の中にしかない出来事だと思っていた。
しかし、ジュニアの目覚めはそれではじまった。相変わらず朝が遅いティルの目をごまかし、いつの間にか
ジュニアの毛布に入り込んだフラウが優しく抱擁しながら甘いキスを交わす。
小「…ん、おはよう。」
親愛のキスというものに実は馴れてしまっている(主な原因は小さな雪使いがキス魔であったという
情けない話なのだが…)ジュニアは特に感動するわけでもなく…起き上がる。
そして、接吻の相手がシュガーでない事に驚いた瞬間、毛布から一跳躍で数歩分はゆうに飛び退く。
265 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:38:58 ID:Ms7RBd42
フラウ「おはようございます。あなた」
元々植物の化身なので朝に強いのか、既に身だしなみを整えたフラウは毛布のなかでジュニアが
起きるのを今か今かと待ち構えていたようだ。
小「…お、おはようフラウ…あと、結婚していて悪いんだけど…こういう不意打ちは卑怯だと
おもうんだ」
寝ぼけまなこが一瞬で吹き飛んだジュニアはティルの寝起きが悪い事に感謝しながらそう言葉にする。
フラウ「でも夫婦のキスは挨拶よ。ね、だからもう一回。」
ニンフォマニアという言葉がある。ニンフ(妖精)を語源としており、日本語で言えば色情症。
呼んで字のごとく子供には非常に刺激が強くジュニアは身の危険を感じる。
266 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:40:03 ID:Ms7RBd42
小「フラウ。こういうのは俺がもうちょっと大きくなってからだ。いや、もちろん嫌いというわけじゃない。
でも、こういうのは段階を追ってするものだ」
何とか説得を試みるジュニア。
フラウ「段階?大丈夫。全て私に身を委ねてもらえば…きゃん!」
そこでフラウのさらさらな美しい髪にチョップが入る。ダメージを受けたのはフラウ。ダメージを
与えたのはティル。
フラウ「…なによ2号さん。朝のキスは単なる挨拶だからノーカンよ」
チョップを受けたフラウはやや不満そうにティルに不満を言う。しかし、ティルは寝起きなのか
表情をほとんど変える事無くぼーっと突っ立ている。
267 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 03:41:15 ID:Ms7RBd42
フラウ「…もしかして、寝てる?ね、寝相なの?」
目は開いているのだが、なにもアクションを起こさないティルにかすかな違和感を感じる。そういえば
ここ最近時々朝と夜の様子がおかしいような気がする。
小(………あ、そんなことより、今朝の掲示板を見よう)
中一日という事で何か変化があるのではとジュニアは酒場横に掲げられている依頼を見に階段を下りる。
掲示板の内容→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください。
ダイヤハート 一件依頼が増えている。(最大4件、それ以上になると古いものから消えていきます)
スペード 変化なし
クラブ 一件依頼が減っている。(A〜7でコクの実採取、8以上で氷が見たいが消えます)
となります。
268 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 06:40:56 ID:???
掲示板の内容→
クラブ7
269 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 07:43:44 ID:???
ナイジェリアにサッカー留学してそのまま帰化すれば…
270 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 13:27:56 ID:???
春菜姫「あ…ありのまま今起こった事を話すわ!
『私は日本でお父さんを待っていたと思ったら、いつの間にかお嫁さんをつくられていた』。
な…何を言っているのかわからないと思うけど、
私も何が起きたかわからなかった…
嫉妬で頭がどうにかなりそうだった…一目惚れだとかスピード婚だとか、
そんな小さな事とは断じて違うわ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ…」
271 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 13:35:26 ID:Ms7RBd42
掲示板の内容→クラブ7
クラブ 一件依頼が減っている。(A〜7でコクの実採取、8以上で氷が見たいが消えます)
小(…なんとまた一件減ってる?しかもコクの実採取が…)
ジュニアはバッグの中にはいっているコクの実を思い出す。
小(ま、いっか。売れば2個で銀貨1枚の価値があるんだ。今日の収穫と一緒に売るか…)
そんな事を考えながら2階へと戻る。
〜〜〜
272 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 13:36:28 ID:Ms7RBd42
そこでは美しい少女2人がいつでも飛びかかれるような微妙な距離で言い争いをしている。
ティル「ですからなんのことですか?言いがかりも止めてください」
フラウ「なによ!私の旦那さんとられたからっていきなりチョップなんてひどいよ!」
ティル「ですから、何故私があなたにチョップをする必要があるんですか?」
フラウ「そ、それは私が、旦那様とい…いちゃいちゃ…し、ししようと…」
いきなり歯切れが悪くなるフラウ。
小(はあ…朝の出来事をまだもめてるのか…)
可愛く美しい二人がケンカしている姿を眺めたいと思うほど特殊な趣味はないジュニア。まぁまぁと
何とか仲裁し、一階の酒場で朝食をとるのだった。
〜〜〜
273 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 13:37:28 ID:Ms7RBd42
リズ「はぁ〜綺麗な方ですね〜。おめでとうございます!これ、私からの結婚のお祝いです!」
そういいながらいつもよりも豪華なお弁当を渡してくれる厨房係のエリザベス。
小「ありがとう。なんだか面と向かっていわれると照れるな…」
リズ「いえいえ〜。でもタケシさんって、実はもう成人してたんですね。実はまだ子供だとばかり
思ってました〜」
小「いやいや、俺はまだ子供だ。だから奥さんといっても内縁の妻って奴だな」
リズ「へぇ…それでは…こほん!この宿の伝統なので一言言わさせてもらいます。
お客さんおはようございます。ゆうべはおたのしみでしたね。」
274 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 13:38:29 ID:Ms7RBd42
小「……お楽しみ?」
リズ「……はい、おたのしみです。あ〜んなことやこ〜んなことまでぜ〜んぶまとめておたのしみです!」
フラウ「んもう…ちびっ子ちゃんは耳年増なんだから〜、えっちぃ!」
いやいやと顔を真っ赤にして照れまくるフラウ。
リズ「はい!私ももうそろそろ旦那さんが欲しい年頃ですので日々修行中なのです!」
えっへんとペッタンコな胸を張るリズ。
ティル「…なんでここには頭がお花畑な方ばかりなんでしょう?」
そんな事を思わず声に出してしまう花の妖精だった。
〜〜〜
275 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 13:39:29 ID:Ms7RBd42
小「え〜と、この世界に来て…8日目か…そろそろ真面目に帰るほう方を考えないとな」
フラウ「帰る?」
小「ああ。その辺はおいおいと…それにしても…」
ジュニアはフラウの姿を確認してため息をつく。新緑色の薄衣を羽織っているだけのフラウは
日が落ちかけた時間帯は気づかなかったのだが、薄衣が光を透過してしまい、体のラインがほとんど
丸出しなのだ。フラウは元々ドライアードのときの感覚が抜けてないらしく全く気にしていないのだが
道行く人々が皆振り返るのは、その美しさ故だけでなく、その格好の所為もあるのだろう。
小「フラウ。とりあえず、俺の外套を羽織ってくれ」
フラウ「いいの?ありがとう!」
ジュニアの心配をよそに着ているものをもらえる事に喜ぶフラウ。
フラウ「いい匂い、あなたの匂いがする」
嬉しそうに羽織る彼女に、数日前まではむさいおっさんの装備品だという事は黙っていたほうが
いいなと思うジュニアだった。
ぴこーん!
グリーニの羽織がジュニアからフラウの装備へと変わりました。(強制です)
276 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 13:40:30 ID:Ms7RBd42
〜〜〜
小「さて、それじゃ今度こそ出かけよう!」
ティル「はい。今夜の宿代すら残ってません。今回は採取作業にいそしんだ方が良いでしょう」
フラウ「採取?それなら私の得意分野かも」
どこに行きますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。買い足そう
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.狩りも兼ねて近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.あんまり意味がないけどラシェンの鍛冶屋へと向かう。
G.なにか買い忘れたのもがあったような…本屋へ戻る。
H.今日も本格的に採取作業へ向かおう!
I.重労働らしいけど…石切り場に向かおう
J.お金はないけど訓練所にいってみるか
K.魔法ギルドに行ってみよう。
L.鍛冶ギルドに行ってみよう。
M.服飾ギルドに行ってみよう。
N.少し街の中を探検するか。
O.その他
先に1票入ったものを選択します。
銅貨3枚
277 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 13:45:17 ID:???
H
278 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 13:54:17 ID:???
ボール君込みで5人だからよほどやばいのが出ないかぎり戦えるな
そしてレアドロップで金欠脱却だ!
いつのまにか三日も経ってるぜ。
279 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 16:36:05 ID:Ms7RBd42
あっとレスしたところコピペし忘れてましたすみません。
>>269
軽く調べただけでもなんという重婚天国!しかも未確認ですが…法律で結婚に関する法令がない?
これは這ってでも行かなくては!!…ついでに意外とヨーロッパでも似たような事が多いみたいですね。
法律上の籍に入れない内縁の妻という形のようですが。
>>270
ねぇ…春菜姫になんて言い訳するつもりなのでしょう。この男は…いえ、もっと言い訳が必要な
人物はたくさんいますがw
>>278
ジュニアのこれまでの軌跡は…
一日目…常若の国に飛び込む!グリーニに出会う。普通の宿に1泊
二日目…グリーニに生活の仕方を聞いてちょっとだけ採取。普通の宿に1泊
三日目…本格的に採取するも川辺から逃げる。ホロケウに出会う。安い宿に1泊
四日目…ホロケウが仲間に。草原で採取。普通の宿を贔屓にする。
五日目…林で採取。高成果。
六日目…森に行こうとするといきなり山賊に襲われる。逃げ切ってドライアードに介護されるがそのまま気絶。
七日目…ドライアード救出作戦。帰って寝る。
八日目…現在。
…多分これであっていると思います。
280 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 16:37:08 ID:Ms7RBd42
H.今日も本格的に採取作業へ向かおう!
小「それじゃ、今日も元気に採取作業にいこうかな?」
ティル「はい…でも気がかりな事が一つ…」
小「そうだな。一昨日山賊に襲われた時、ホロケウとは全然別な方法で逃げたんだよな…あれしか方法が
なかったとわいえ、ホロケウから見ればこちらを見殺しにした…としか思われないよな」
ティル「それならばだしも、囮にされたとだって受けとられかねない行動ですよ」
小「………やっぱり、ホロケウも何とか助ける手段考えた方が良かった…かな…?」
ティル「そうですね。私たちに攻撃したので、ホロケウは恐らく無事に逃げ出せたとは思いますが、
それだって確実ではありません。他の山賊に見つかって今頃狼鍋の可能性だって…」
281 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 16:38:11 ID:Ms7RBd42
小「しかも、昨日俺たちシャハーンの街に戻ってないから、もしホロケウがきていたとしても…
良くてスッポカシ。下手をすれば…害獣として他の冒険者や猟師に殺されている可能性も高い。」
ティル「まだ出会ったばかりですから首輪とか人間に馴れているという証拠を持たせて
ませんでしたからね…グリーニも狩りの標的として第一に狼を例に挙げていたくらいですから」
小「これだけ悪いことが重なっているのか…なにかいい点は…」
ティル「せめてホロケウにご飯をあげていればよかったのですが…森に着く前の出来事ですから…
ホロケウには食事すら与えてません」
小「それって絶望的じゃないか!」
282 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 16:39:21 ID:Ms7RBd42
ティル「………せめて昨日中に帰れていればまだ可能性はあったのですが…」
なんだかものすごく辛気臭くなる2人。
忠狼ホロケウ→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください。
絵札 なんと!それでもホロケウは待っていてくれた。
10以下 もう恩は返した…から姿を現さないんだ。殺されたり皮を剥がされたりはしてないよ。きっと!
となります。
283 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 16:47:01 ID:???
忠狼ホロケウ→
クラブK
284 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 16:49:00 ID:???
うっし成功だ!おれはやったぞぉ!
285 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 17:05:35 ID:???
よくやった!
いや本気でよかった・・・
286 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 17:10:23 ID:???
またしてもクラブK…これはあるな、何かが
287 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 17:18:12 ID:Ms7RBd42
ふう…最後までダイヤのみにするか絵札のみにするか悩んでこちらにして助かった…
そして
>>283
=
>>284
さんおめでとうございます。
>>285
書いていてものすごく後味悪くなりそうなイベントになりそうなので助かりました。
>>286
フラウ「実は私が助けたのよ!」
なんてことが裏であったのかも…しれませんねw
忠狼ホロケウ→クラブK
絵札 なんと!それでもホロケウは待っていてくれた。
一縷の望みをかけていつもホロケウと合流する場所にたどり着く一向。そこには誰もいなく…
288 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 17:19:12 ID:Ms7RBd42
???「わふーーー!!」
ドン!
いや、茂みに隠れていたホロケウが思いっきり体当たりしてくる。
小「わ!ホロケウ!無事だったのか!!」
そこには、いたるところにかずり傷や切り傷をつけ、恐らく一昨日、昨日と何も食べずに逃げ回り、
ジュニアを探し回っていたのだろうホロケウがしっぽを振っていた。
小「…すまなかったなホロケウ!」
馬乗りにされた体勢から思いっきり抱きしめるジュニア。かなりボロボロの状態であるホロケウも
嬉しそうにしている。
289 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 17:20:12 ID:Ms7RBd42
ホロケウ「わうわう!」
フラウ「こらー!タケシは私のものなんだから離れなさいよ〜!」
ドライアードであった頃ならば力ずくでも引き剥がせるのだが、単なる少女になった事で
狼を引き離す事のすら出来なくなったフラウはそれでも一生懸命に狼にへばりつき引き剥がそうとする。
小「大丈夫。こいつはホロケウ。おれの友達だよ」
変なところで一生懸命なフラウのしぐさがとても愛らしく、ジュニアは自分より大人っぽいフラウの
翡翠のような髪に触れる。
フラウ「ん…。って、ちがーう!それじゃ狼は3号さん!一番は私だから狼も忘れちゃ駄目よ!」
結局これまた順番をつけることで納得するフラウ。この先一体何番まで続くのだろうかと妙な
事を思うジュニアだった。
ぴこーん!
ホロケウが仲間になりました。
ホロケウ体力30/88 ガッツ100/200
〜〜〜
290 :
小田ジュニアの野望
:2010/06/04(金) 17:22:06 ID:Ms7RBd42
小「それじゃ、今日から4人の大所帯だな」
フラウ「え〜と…戦闘マニュアルによると…このゲームはドラクエ方式なので一部の特殊イベント以外では
最大4人でしか一度に戦闘に参加できません…だって」
小「たしかに余程大きい相手でもない限り、狭い範囲内での戦闘でたくさんの人数が乱戦するなんて
誤爆の元だもんな。」
ティル「それに人数が多ければいつまで経ってもレベルが上がらないという根本的な問題があります。」
小「そうか、となると基本的に生きてるボール君は陽動アイテムとしてしか使えないな」
フラウ「今回のように、既にダメージが大きいキャラがいれば、
それを下げて生きてるボールを投入するという事はできるよ?」
291 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 17:23:56 ID:Ms7RBd42
小「つまりドラクエの馬車システムと同じか」
ホロケウが生きていたこともあり、そんなのんきな会話を繰り返しながら…
どこに向かいますか?
A.草原(発見率は比較的低めで安定してます。敵が出る可能性小)
B.川辺(移動に往復1時間かかります発見率調合系薬草がやや高め。敵が出る確率中)
C.林(移動に往復1時間かかります発見率食料系がやや高め。敵が出る確率中)
D.森(移動に往復2時間。全体的に発見率高め。敵の出る確率大)
E.山(今は選べません)
先に1票入ったものを選択します。
※フラウが加入したことによりすべてのヶ所で1ランク発見率が上がりました。
292 :
森崎名無しさん
:2010/06/04(金) 17:25:07 ID:???
B
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