キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【ルリタニアと】小田Jr.の野望14【常若の国?】

1 :小田ジュニア ◆P6f1cIsEKQ :2010/06/01(火) 02:35:22 ID:6Wc3euvI
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。

ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。大本命の大会である全日本小学生サッカー大会地区大会決勝で
クラブチームNIKEと延長戦まで持ち込まれ、まさかの敗退を喫してしまう。
それによる南葛市内のパワーバランスの崩壊……そして再生。全てを取り戻すために奔走する瀬名監督。
ついに南葛SCに入団した運動神経抜群の楠原亜沙里。猛もまた内村派閥に入団する事を決意し
今まで鬱積を晴らすように急成長を果たす。そして夏休み…ジュニアは更なる力を求め、一路
第二の故郷であるルリタニアへと向かう…といった第14弾です。
あ、世界の危機も忘れないでね?

現在
ルリタニア3日目。ジュニアが妖精の森という名前に引かれやってきたそこは、本当に妖精の世界と
つながっていた。危険は承知と飛び込んだ世界は常若の国『ティル・ナ・ノーグ』
妖精たちが…そして危険なモンスターが巣食う剣と魔法の世界。春菜姫のサポートがないまま
帰るための道を探すためにお金を稼ぐジュニアとティル、それに狼のホロケウだった。

37 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 20:21:42 ID:60UkB5G6
ラシェンの腕前→ハートK

ハート 切れ味を重点に仕事をしてくれていたいた。(攻撃力+1)
※追加で数字がKの場合、攻撃力+1、数字がJ.Qで耐久力+5

ラシェンが取り出した鞘から白刃は見事な輝きを取り戻していた。

小「おお!なんだかものすごく切れ味が良くなってるような…」

ラシェン「ああ、刀身の金属疲労はどうしようもないところまでいってたから手のつけようが
なかったけど、その代わり刃をギリギリまで磨きなおしたんだ。刃を入れる角度にもよるけど
叩き切るっという意味では新品同様になったと思うよ。」

小「ありがとう。正直ここまでしてくれるとは思わなかった」

聞きようによってはとても失礼な事を言うジュニア。

38 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 20:23:03 ID:60UkB5G6
ラシェン「礼はその剣をくれた人と師匠に言ってくれ。恐らくこの元の持ち主はこの剣の
メンテナンスはおろそかにしてなかったと思うよ。数年も放って置いて、錆びついていないのは
定期的に磨いていたか何かしていたんだと思う。」

小(ほこり被ってほったらかしにしてたって聞いたけど…嘘だったのか…でも考えてみれば
メッキもされてない鉄の塊だもんな。いくら鞘に入っていたからといって、密封とは
とてもいえない状態で数年も置いておけば当たり前の話か…)

ジュニアはラシェンの言葉でようやくそれが受け取りやすくするための詭弁だと気づく。

ラシェン「流石にナカゴの方のメンテナンスはほとんどしてなかったし、ところどころ手の施しようが
ない劣化が見受けられるけど…まあ、それでもかなりの回数の戦闘には耐えうるだろうし、壊れる頃には
この武器じゃ物足りなく感じるかもしれない。それと、はい」

そういって布の束や、何かの液体の入った小瓶、それに鑢のようなものを渡してくる。


39 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 20:24:12 ID:60UkB5G6
小「これは?」

ラシェン「剣は簡単に切れ味が悪くなるからね。毎日のお手入れは剣士のたしなみだよ。はじめのうちは
勝手がわからないだろうけど、動物の脂を落としたり、酸の体液を持つ敵に攻撃した際には中和
させたり、試行錯誤しているうちに馴れると思う。切る事を重点にせず、あくまで鈍器の延長線として
考えるならもうちょっと簡単でいいけどね」

小「…ま、その辺は宿屋の人たちに聞いてみるよ。ありがとう。…で、お金なんだけど…」

ジュニアは自分のお財布の中を確かめる。はじめに来た時には銀貨が14枚あったはずだが
今ではもう銀貨が1枚残るだけだ。…といってもその分色々役立ちそうなアイテムに変化した
だけであり、ジュニアにとって価値ある出費だったのだが。

ラシェン「ん?そうだなぁ…別にいいよ、師匠の伝言だし。請求したら師匠に殴られる」

はははと柔和な顔して笑うラシェン。ジュニアと同じほぼ人間の姿形をした彼はあまり商売に
向かないのではないか?などとジュニアは思ってしまう。


40 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 20:25:12 ID:60UkB5G6
小「そっか、ありがとう。」

そういいながらラシェンから自分のみを守るための…そして、生きているものを殺すためだけに
作られた武器を受け取るのだった。

ぴこーん!
ショートソードを手に入れました。
攻撃力+10 劣化値(0/30)
※ジュニアには剣装備適性がないため本来片手剣ですが、両手で装備します。(盾と同時装備不可)
剣の簡易メンテナンスセットを手に入れました。
宿屋でガッツ20%消費する事で追加劣化を防ぐ事ができます。
※誰かにコツを教わったり何度も行っていけば少しずつガッツ消費を抑えられます。

〜〜〜

小「何から何までありがとう」

ラシェン「別にこれくらいなら構わないよ。ただ次からはきちんと鍛冶の代金貰うからね。
因みに僕は出来ないけど、師匠クラスなら材料さえ持ってきてくれれば最大耐久度や攻撃力を
上げてくれるよ。」

小「へぇ…覚えておくよ」

そういいながらラシェンの鍛冶屋から表通りへと戻るのだった。


41 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 20:26:17 ID:60UkB5G6
どこに行きますか?
A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。
B.もう少し武器か防具が要るな。買い足そう
C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ)
D.狩りも兼ねて近くの草原で腕試し。
E.もう一回何か買えるものがないか魔法屋へ!
F.あんまり意味がないけどラシェンの鍛冶屋へと向かう。
G.なにか買い忘れたのもがあったような…本屋へ戻る。
H.今日も本格的に採取作業へ向かおう!
I.重労働らしいけど…石切り場に向かおう
J.お金はないけど訓練所にいってみるか
K.魔法ギルドに行ってみよう。
L.鍛冶ギルドに行ってみよう。
M.服飾ギルドに行ってみよう。
N.少し街の中を探検するか。
O.その他

先に1票入ったものを選択します。
銀貨1枚 銅貨9枚

42 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 20:26:45 ID:N23E2lb6


43 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 20:31:46 ID:???
この国での行動は現実世界のターン経過を気にしなくていいから
とことんレベルアップしとくべきだな
ついでに戻ったときに換金する用の銀貨もかせいでおくと良い

44 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 20:33:40 ID:60UkB5G6
H.今日も本格的に採取作業へ向かおう!

小「ラシェンのところにいったから1時間ほど潰しちゃったけど…今からでも
かなりの結果を得られるだろう…多分」

ジュニアはそう思いながらすっかり日も高くなった交易都市シャハーンの門をくぐるのだった。

どこに向かいますか?
A.草原(発見率は比較的低めで安定してます。敵が出る可能性小)
B.川辺(移動に往復1時間かかります発見率調合系薬草がやや高め。敵が出る確率中)
C.林(移動に往復1時間かかります発見率食料系がやや高め。敵が出る確率中)
D.森(移動に往復2時間。全体的に発見率高め。敵の出る確率大)
E.山(今は選べません)

先に1票入ったものを選択します。

45 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 20:34:22 ID:???
表側の住人がマジ善人
お礼は考えるべきか。

46 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 20:38:03 ID:Em+Fb5cc


あんまり長居しすぎるとティルのフラグ動くぞ

47 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 20:38:09 ID:???


48 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 20:59:44 ID:60UkB5G6
>>43
はい。テンプレ見ればわかるように現在の所持金2ユーロというかなり悲しい事になってるので
ある程度銀貨を貯めて戻るのもいいと思います。

>>45
表側が善人というより、最初に出会ったのがグリーニ(ドワーフ)というのがものすごく大きいですね。
本来のパターンなら、宿屋に入ったらそこはごろつきの溜まり場だった…とか、何も知らずに
日が落ちてもウロウロしていてチンピラに絡まれるとかのバッドイベント系をことごとく潰して
くれましたし。
あと今回は全体的に運もいいです。宿を固定して最初に話しかけたのが騎士(クーフ)以外では情報のみ
なので結果的に攻撃力は上がりませんし、(そのうちクーフからショートソード貰ってもその後の
鍛冶には繋がらない流れです)、最初にグリーニに会いに行ったり、獲物をいきなり
宿屋に持っていったり、中の人的正解選択を踏みまくってます。

>>46
はい。あんまり長居するとティルがえらいことになります。…それに数ヶ月もこの世界にいたら
筋力とか背丈とか成長して本当に小田猛か?とかいわれると思います。


49 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 21:01:11 ID:60UkB5G6
D.森(移動に往復2時間。全体的に発見率高め。敵の出る確率大)

小「う〜ん…ショートソードか…切れ味良さそうだし…思い切って森の方まで足を伸ばそうか?」

ティル「…そうですね。フェンリルもいますし、そう簡単に負けることはないと思います」

小「でも…嫌な思いでもあるけどな」

最初に出会った敵、狼に殺されかけた記憶の残るジュニア。しかし、あの場所からはかなり距離があり
あのときの嫌な思いではそう簡単にフラッシュバックはしないと思い直すのだった。

〜〜〜

森への行き道→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ6以上 なんか発見!
クラブ 敵出現!(数字が低いほど強敵です)
それ以外 何の問題もなく移動。

となります。

50 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 21:16:30 ID:???
森への行き道→ クラブ3

51 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 21:18:19 ID:???
う、すまぬ……

52 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 21:37:03 ID:???
言った傍からこれだよww

53 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 21:44:44 ID:???
長居しないと何の成果も上がらない気がするんだけど…
訓練所に通う金貯めるだけで相当かかりそうだ

54 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 22:11:31 ID:60UkB5G6
>>51
本当にジュニアの運は極端すぎです。

>>52
この逆境を乗り越えて欲しいものです。

>>53
何をもって成果とするかによると思います。既にウイングシューズという普通の世界ではかなりレアな
アイテムを手に入れてますので、これで帰っても成果といえるでしょうし、ショートソードも然りです。
冒険は本来の世界でも出来ますし、ティルとものすごく仲良くなっています。今の時点で既に
かなりプラスになってると思いますよ。


森への行き道→クラブ3

クラブ 敵出現!(数字が低いほど強敵です)

かなりの強敵出現!

当たり前の事だが、森へ向かうには街道を離れなければいけない。交易都市への道ということで途中には
衛兵詰め所等もあり、かなりの安全が保障されているそことは異なり、森へと至る裏の道には
当然のごとく表の世界に出ることの出来ない闇の住人が住んでいた。

55 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 22:12:41 ID:60UkB5G6
???1(へっへっへ…まさかこんな何もないところにノコノコとやってくるアホがいるとはね)

???2(しかも片方はこれ以上ない別嬪の中位妖精だぜ?売れば何日豪遊できる事やら)

???1(なんだよ、売っちまうのか?アレだけの上玉なら俺達が手篭めにして妓館で稼がせれば
一生もんだぜ?)

???2(…そうだな…見たところ契約は済ませているようだが、相手はガキだ。まだオボコか?)

???1(なんにしろ、これはカシラに知らせずに俺達だけでまずは味見。これは決定だな)

???2(…その前に…邪魔なガキと犬は…奴隷商人にでも売るか?)

???1(いや、もしアレが契約者なら殺しちまおう。そうすれば馬鹿たけぇ契約切りの魔珠を
買う必要もなくなる)

怪しげに光る2つの双眸。獲物はもちろんまだ冒険者として駆け出し…いやもしかしたら駆け出しにも
満たない子供とエルフよりも高値がつきそうな中位妖精、それに狼…。中位妖精の力はかなりのものだが
それでも2人がかりならば負けることもないだろう。問題は狼と子供だが…見る限りシロウト同然の行軍だ。
自分の命を賭けるだけの価値があると…俗に言う山賊達は判断する。

56 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 22:13:41 ID:60UkB5G6
〜〜〜

ティル「…来ます!」

一番初めに気づいたのはティルであったが、それでも気づくのが遅すぎた。既に森へと至る細道の両端に
山賊の2人は現れニヤニヤと気持ちの悪い笑い顔で近づいてくる。

山賊1「坊ちゃん。ここの通行料を知ってるかい?」

山賊2「へっへっへ、こんな哨戒作業つまらなすぎてサボろうとも思ってたが…真面目に働くもんだねぇ」

片方はハンドアクス、もう片方は2本のダガーを両手に持っている。森の中では重い装備品は
逆にハンデになるのか、毛皮で出来たボロを着ているのだが、そこから見える肌には幾多の切り傷が
見えており、またジュニアと比肩しようもない筋肉の壁もある。

小(参ったねこりゃ…そういえばグリーニが森には人攫いや夜盗がいると言っていたな…いきなり
はずれ籤をひいたか?)

あまりの急な出来事にパニックになる事すら出来ず、心の芯から底冷えするジュニア。だが、そのお陰で
思考回路はまだ冷静を保っている事が出来る。


57 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 22:16:45 ID:60UkB5G6
小「…どうしたら退いてくれます?」

山賊1「きゃはっは!退いてくれってか?」

山賊2「通行料を払えば考えてやってもいい。身包み全部だがな」

小(……だめだ…とても交渉できる相手じゃない…)

どうする?
A.駄目もとで戦いを挑む。
B.両端の林の中に駆け込む!
C.ティルに担いでもらって浮遊で逃げる!(重さからホロケウは一緒に行けません)
D.ティルに何かいいアイディアがないか聞く。
E.大声で助けを呼ぶ!
F.身包み全て渡す。
G.生きてるボールを囮に逃げる!
H.その他

重要選択肢なのでID表示で2票入ったものを選択します。
※0時までに2票はいらなかったら最初に選ばれたもの、
一票も入らなければ中の人がランダムで決定します

58 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 22:20:29 ID:N23E2lb6


59 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 22:23:17 ID:FYyxldtg

ホロケウなら自力で逃げれるはず

60 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 22:29:21 ID:Em+Fb5cc


3でこれはキツいよ…

61 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 22:29:40 ID:PBR/eTGM


62 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 22:31:43 ID:???
戦う場合はティルの戒めの風で片方を無力化して
猛、ホロケウ、ボール君で片方をボコボコにするしかない!
助け呼んで当たりがくるのが楽だけど、リアルラックを考えると…うーむ
逃げても斧とナイフが飛んでくるかもしれないし…
ティルのアイディアは聞くだけ得なのかな…先制攻撃食らうとかないよね。

どうする!どうすろ!どうなる!あわわわ

63 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 22:46:56 ID:???
本来の世界で冒険するのはサッカー練習や他のことを諦めないと駄目だし
ある意味精神と時の部屋のこの世界でレベルアップは済ましておきたいんだよなあ

64 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 23:13:11 ID:60UkB5G6
>>59
確かに林に逃げ込めば人間より圧倒的に逃げやすくなるでしょう。山賊も追いかけるべきはティルであって
狼を積極的に狩ろうとは思わないでしょうし。

>>60
数字上は3ですが、単純な敵表に当てはめるとハートA相当の敵なのでかなりの強さです。。
※先に書いちゃいますが、森での敵の出現率は4/13、アイテム出現率は単品薬草系を除き
9/13です。

>>62
ジュニアの運の偏り方は異常ですからね。ただでさえ人の通りが少ない細道ですし…
100%負ける相手…というわけでもないですよ

>>63
そこまでサッカーに集中するなら、逆に戦闘能力は皆無でも大丈夫だとおもいます。冒険はしたほうが
有利ですが、必須条件ではなくあくまで横道のひとつですので。
※世界の危機も自分の力だけでクリアするにはあまりにも高難易度です。基本は今までの仲間を
終結して情報を寄せ合い(これは前スレで大方済ませました)、どのような策で倒すかというのが
重要ですので。(わかりやすく言えばジュニアは指揮官です。作戦を考え皆を纏めるのが主な役目なので、
実際に現場で戦うのはドラコやえりる…という展開もありえます)


65 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 23:14:45 ID:60UkB5G6
D.ティルに何かいいアイディアがないか聞く。

小(ティル!何か考えは!?)

ジュニアは口頭での会話を危険と判断し、念話で尋ねる。

ティル(普通の策ならば今マスターが思ったとおりです。しかし搦め手として…2つあります。
1つはあの山賊の狙いは明らかに私です。なので、私を差し出しマスターは逃げてください。
私は頃合を見て元の世界に戻ります。そしてもう一度マスターに召還してもらえれば全ては元通り。
…ただし前に言ったとおり、私が元の世界に戻るとその世界は数年…いえ、数十年後になるでしょう。
その世界に存在が確定した私がいることで存在確率の分布がそこに集約してしまうのでマスターが
元の世界に戻るための道が困難なものになります。
そしてもう一つは…マスターの秋津姫の小瓶を私に貸してください。秋津姫の分霊としての力は
ほとんど失われていますが、力そのものはいまだに陰りはありません。その力を取り込めれば
このような雑魚一瞬で薙ぎ払えます。)

小(…でも、それって、去年春菜姫が消滅の危機に陥った原因…しかも、ティルは春菜姫と違って
秋津姫の娘というわけでもないから適正に大問題が…)


66 :小田ジュニアの野望:2010/06/01(火) 23:15:48 ID:60UkB5G6
ティル(そのような事をいっている場合ですか!?もう山賊はすぐそばです!急いで決断を!!)

小(………)

どうしますか?
A.駄目もとで戦いを挑む。
B.両端の林の中に駆け込む!
C.ティルに担いでもらって浮遊で逃げる!(重さからホロケウは一緒に行けません)
D.大声で助けを呼ぶ!
E.身包み全て渡す。
F.生きてるボールを囮に逃げる!
G.ティルを差し出す。
H.ティルに秋津姫の小瓶を渡す。
I.その他

先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
※但し0:30までに2票が集まらない場合、先に入ったものを、1票も入らなければ中の人が
ランダムで選択します。

67 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 23:17:14 ID:Em+Fb5cc


ホロケウが逃げてくれるなら。

68 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 23:18:21 ID:qbSmLM3s

やってやるぜ!

69 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 23:25:31 ID:FYyxldtg



70 :森崎名無しさん:2010/06/01(火) 23:49:17 ID:???
邪教の敵は容赦なく武器に即死級の毒を塗ってくるぞ!
こわつけろ!

71 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 00:05:09 ID:1ZWwbF4I
>>70
実は一瞬だけそれに近いアイディアも考えたんですけど流石に極悪すぎるのでやめました。


C.ティルに担いでもらって浮遊で逃げる!(重さからホロケウは一緒に行けません)

小「ホロケウ!行け!!ティル!!!」

ジュニアの判断は恐らくもっとも効率的な判断だと思えた。

ホロケウ「あおーん!」

林の中に飛び込むホロケウ。彼としてはジュニアとティルの先導役を買って出たつもりなのだが…

ホロケウ「…あう?」

その若い狼は愕然とする。なんと命の恩人と嫌な妖精は空を飛んで逃げ去ったのだ。しかし、
今更足を止めるわけには行かない。今は目先の明らかに危ない敵から逃げなければその先はないのだ。

〜〜〜


72 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 00:06:16 ID:1ZWwbF4I
ジュニアはティルに叫んだ後すぐさまティルにしがみつき、ティルはそのまま浮かび上がる!

しかし、ティルのようなフェアリータイプが飛べることは…しかもティルは自分の蝶の羽を
隠してはいないので、これはもっとも予想すべき状況であり、2人の山賊は冷静だった。

山賊1「ま、そう来るよな!」

山賊2「だが!それなら!」

両手にダガーを持つ山賊は浮かびあがるティル…だけではなくしがみつくジュニアへも向けてダガーを
投げつける!

山賊1「ハンドアクスは、手斧として投擲もいけるんだぜ!」

続いてもう片方の山賊が高速回転しながら重量感ある手斧が円盤のような形で投げつける!

ティル「っく!重くて回避運動できません!マスター!何とか回避を!!!」

小「回避って!こんな状況で!!!」

ティル「それでも!」


73 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 00:09:52 ID:1ZWwbF4I
山賊1の攻撃目標→! dice
山賊1の攻撃判定1→! num
山賊1のダガースロー1 34+! num

山賊1の攻撃目標2→! dice
山賊1の攻撃判定2→! num
山賊1のダガースロー2 34+! num

山賊2の攻撃目標→! dice
山賊2の攻撃判定→! num.! num
山賊2のハンドスロー 37+! num

ジュニア回避判定→! num
ティル回避判定→! num

数が多いので上から3行、3行、3行、2行でスペースを抜きコピペってください。
※攻撃目標が1〜3ならジュニア、4〜6ならティルに向かいます。
ティルの許容以上の重さを抱えているので回避判定は! numで行います。
ジュニアの回避判定と山賊の攻撃判定が一致した時のみ回避に成功します。
山賊2のハンドスローは命中率の関係上命中判定を2回行い、片方でも一致できれば回避成功します。
また、防御体勢が取れないので
攻撃合計数−ジュニア28/2(14)で素通しします。
攻撃合計数−ティル26/2(13)で素通しします。
どちらかの体力が50%を切った場合(ジュニア52、ティル65)打ち落とされます。

74 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:11:13 ID:???
山賊1の攻撃目標→ 6
山賊1の攻撃判定1→ 1
山賊1のダガースロー1 34+ 5
かわたなさん助けて!

75 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:11:30 ID:???
山賊1の攻撃目標→ 3
山賊1の攻撃判定1→ 0
山賊1のダガースロー1 34+ 8


76 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:14:16 ID:???
山賊1の攻撃目標2→ 2
山賊1の攻撃判定2→ 7
山賊1のダガースロー2 34+ 2

77 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:18:09 ID:???
山賊2の攻撃目標→ 2
山賊2の攻撃判定→ 44
山賊2のハンドスロー 37+ 1

78 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:19:02 ID:???
ジュニア回避判定→ 6
ティル回避判定→ 8

79 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:22:21 ID:???
ひ〜おっかなすぎる
どなた様か参加者様にファンタジーに詳しい方はいらしませんかー

80 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:27:08 ID:???
ブーツぶっ壊れるかも

81 :キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/06/02(水) 00:29:48 ID:???
新スレ乙です。
ルリタニアでシティアドベンチャーが始まるかと思ったら、
ティル・ナ・ノーグで冒険が始まるとは、まったく何度言ったか不明ですが奥が深いですねえ。
ジュニアくんがんばれ!こっちでは女のコがたくさん君の帰りを待ってるよ!

82 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:36:08 ID:???
>>79
TRPGなら……

とはいえSW初期頃のルルブに付いてるシナリオ並みに危険が一杯でござるここのは

83 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:50:42 ID:???
ファンタジーどうこうじゃなくリアルラックの問題だからなあ。
祈るしかあるまいよ、こればっかりは

84 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:56:28 ID:1ZWwbF4I
あぶないあぶない…最初狼戦と同じダメージ40で打ち落としだったのを最後に書き換えて助かった…

>>79
まさか1本も避けられない&攻撃がジュニアに集中だなんて…山賊の目標と判定だけ見たときは流石に
肝が冷えまくりです…

>>80
そうですね。かなりカード運に左右されますがそろそろ危険域です。
でも壊れたら壊れたで…

>>キャプテン正美様
ありがとうございます。
前もちょっと書きましたが、装備整えてあっさり帰ると思ったら結構普通に順応してますからね。
なんとか戻っていつものサッカー少年に戻って欲しいものです。

>>82
このゲームが最大に難しい原因はジュニアを小学生に設定してしまった点でしょう。
こういうゲームになるんだったら多少無茶は承知でも中学生を主人公に…いやそうしたら
本当に禁則な事項がおきそうだし…むむむ…難しいところです。

>>83
はい。中の人もそう思います。リアルラックの種どこかに売ってないのでしょうか?


85 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:57:31 ID:1ZWwbF4I
山賊1の攻撃目標→6
山賊1の攻撃判定1→1
山賊1のダガースロー1 34+5=39

山賊1の攻撃目標2→2
山賊1の攻撃判定2→7
山賊1のダガースロー2 34+2=36

山賊2の攻撃目標→2
山賊2の攻撃判定→4.4
山賊2のハンドスロー 37+1=38

ジュニア回避判定→6
ティル回避判定→8


86 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:58:33 ID:1ZWwbF4I
山賊1の攻撃1 目標ティル!
攻撃1≠8 ヒット!
39−ティル防御26/2(13)=26

26ダメージ!

山賊1の攻撃2 目標ジュニア
攻撃7≠6 ヒット!
36−28/2(14)=22

22ダメージ!

山賊2の攻撃 目標ジュニア
攻撃4.4≠6 ヒット!
38−28/2(14)=24

24ダメージ!

ティル合計ダメージ26
ジュニア合計ダメージ46

逃げ切り成功!!


87 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:59:41 ID:1ZWwbF4I
ズシャ!!!

ジュニアとティルは2人の山賊から投擲される3つの武器の全てが体を貫く。しかも体力が低めである
小学生のジュニアに3つのうちの2つが飛び込み…

小(っぐ!!!だ、駄目だ…落ちる…)

ダガーと手斧が深々と突き刺さり一瞬で命の危機を感じる。手には血吹雪でべったりと赤いものが
塗りたくられており、それが潤滑液ととしてティルにしがみつくての感覚が鈍くなる。

ガシ!

ティル「マスター!今は駄目です!」

今にもずり落ちようとするジュニアを素早く掴むティル。これは数日前の狼戦の時と全く同じ状況である。
あの時手を離してしまったことをこの花の妖精はは今でも後悔しており、しかも今度手を離してしまえば、
ジュニアはほぼ確実に殺される。ティルは自分に突き刺さったダガーを完全に無視して自分の残りの力
全てをつかって、ジュニアを捕まえながら山賊がこれないような地形を伝って逃げるのだった。

〜〜〜


88 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:00:41 ID:1ZWwbF4I
それからどれくらい時間がたったのだろうか。止血の出来ないジュニアはだらだらと流れる血を
呆けながら眺め、ティルはどちらの血なのかすらわからない血を浴びながら急激に高度を下げる。

ティル「マスター。どこに落ちたいですか?」

小「ティルが好きなところでいいよ…」

どさ…

力ない2人の会話の最後にティルが落下した場所は綺麗な小川の源泉地。恐らくこの川を下ると
先日の人魚がいた川へとたどり着くのだろう。
ティルはせめて最低限の処置が出来るようにと清涼と思える水があるところを選んだようだ。

小(くそ!こんな時に薬草かなにかあれば…お弁当は…仕事の回復用だから全然使えない…
せめて単品で使える薬草の本を買っていれば…)

仰向けになるジュニア。山賊はどうやら撒けたようだが、最悪ジュニアの血糊を追いかけてくる
かもしれない。ティルという少女はこの世界でもそれほどの価値がある娘なのだろう。


89 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:01:42 ID:1ZWwbF4I
小「ティル…生きてるか?」

ティルの受けた攻撃はダガー一本。ジュニアよりもダメージは低いはずだが、本来緊急用の
ジュニアを抱えた浮遊を限界いっぱいまで連続使用したのだ。精神力はほぼ空っぽでありいつ昏倒しても
おかしくない状況である。

ティル「はい…それよりも早く止血しないと…」

小「ああ、そういえば…しまったなぁ…この前拾った魔法の草は止血効果があるんだったのに…
売らずに持っておけばよかった。」

今更ながら軽く後悔するジュニア。両手が開いたことでダガーと斧によって開けられた穴を両手で
抑えているのだが、血が止まる気配はない。


90 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:02:49 ID:1ZWwbF4I
ティル「すみません。私に回復魔法の才能があればよかったのですが…」

小「いや、俺1人なら最初の狼にあった時点で死んでいた。感謝の言葉はいくらでも溢れるけど
恨み節は一説もないさ」

ティル「ですが私がいなければそもそも…妖精の穴には…」

小「それ以上言うな。今は後悔するより少しでも体力を回復させるほう方を考えるんだ」

ティル「……はい」

しかし、回復の方法といってもジュニアの所持品の中で使えそうなものは秘薬中の秘薬『人魚の軟膏』
しか残っていない。去年の前半アレだけポコポコつかっていたものが何故いきなり無くなったのか、
長い間疑問に思っていたのだが、最近ドラコがあらぶる神を尊ぶまつろわぬ民から南葛市を救うために
ボロボロになってまで戦っているのだと知り、その疑問も氷解する。そして、それゆえにそう簡単に
使える品物でもない事を再認識するのだ。


91 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:03:50 ID:1ZWwbF4I
小(…死ぬよりはましか…)

今使えそうなアイテムは人魚の軟膏、そしてドロッセルマイヤーから貰った『白紙のカード』

そのどちらかを使おうとも思ったが、ふと今日の朝、剣のメンテナンス用に貰った布の束を見つける。

小(清潔とはいえないな。でも他に手段はない!)

せめてえりるから貰ったタオルなら…と遠い昔に売ってしまったアイテムを思いながらジュニアはそれで
斧が掠めていったわき腹と、ダガーが突き刺さった肩口を押さえる。

小(…そういえば…斧は貫通していったけど、ダガーは突き刺さったままだな。かなり劣化してるけど
貰っておくか…)


92 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:04:52 ID:1ZWwbF4I
死の直前でも貪欲なジュニア。自分の口に布の束を詰め込め痛みにこらえる準備をすると
既に感覚の失われた肩口に深々と刺さったダガーを…

ズシャン!!

小「ご、ぎゃ〜!!!!!」

口の中に布を詰め込んでいなければその絶叫は地平まで響き、歯は噛み砕かれ、
舌を噛み千切ったかもしれない。まるで背筋から脳天を突き刺すような強力な痛覚信号が全身を駆け巡る!

小「ご、ご…ふしゅー!!」

それでも気絶している暇など欠片も無い。ジュニアは、自分の意識を消して痛みを忘れる事を否定し、
どくどくと心臓が鼓動するたびに溢れる血液の流れを布で強引に縛る。

93 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:05:53 ID:1ZWwbF4I
当然その痛みは人間の限界を超え、ジュニアの脳内には脳内麻薬が一歩間違えれば廃人確定レベルまで
分泌させ、全感覚をおかしな方向へと向かわせる。

小(…これが最高にハイって奴か…)

ジュニアは死を覚悟しながらも最後までそれを否定しつづけた結果、これ以上の出血を止めることに
地力で成功させる。正確には一分一秒ごとに血液が布を通して外に出るのだが、その血が固まり、
天然のかさぶたのようになり少しずつ血液の循環を正常にさせる。そして返すようにティルに
突き刺さっていたダガーの跡を覗き込み、ティルが悶絶するのも構わずに止血させ…

……そこでようやく自分の意識を手放す。

〜〜〜


94 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:07:02 ID:1ZWwbF4I
一体どれくらいの時間がたったのだろう?ジュニアが次に意識を取り戻したところは…

意識の果てに→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ シャハーンの宿の部屋の中だった。
ハート どこかの山小屋のようだった。
スペード 同じ水源の近くだった。
クラブ 悪夢は終わらない。

となります。

95 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 02:08:29 ID:???
意識の果てに→ スペードJ

Jr、本当に壮絶すぎる人生だなぁ。
そしてJrさん、これクラブで四分の一はきつすぎるよ・・
クラブAくらいにしようよ・・。

96 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 02:11:05 ID:???
ハイエナが来なかっただけマシ
そう考えるんだ。

97 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:06:12 ID:1ZWwbF4I
>>95
ジュニアの血糊が点々と道を示している&ジュニアのバッグの中にはホロケウ用の肉が残っている&
そして血まみれの半死半生。これだけ悪いファクターが絡み合ってますからねぇ。
甘い判定ではないですが、そこまできつい判定でもないと思います。

>>96
そうですね。いまの状況ではハイエナだろうが昨日ボコボコにした大蟻だろうがほぼ敗北ですから…


意識の果てに→スペードJ

スペード 同じ水源の近くだった。

太陽は中天をすぎていた。空は高くどこまでも蒼い空に包まれている。この光景だけならばここが
妖精の国だとはだれも思わないだろう。


98 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:07:13 ID:1ZWwbF4I
小(…ん?どういうことだ?妖精の国も太陽が一つで青空があって…俺の知ってる光景と変わらない…
世界が変わってもこの先には宇宙があって、ここは地上なのか?)

今まで当たり前すぎた故に疑問にも思わなかった疑問。時間が24時間で、雨という概念があって、
昼は太陽が世界を包み、夜には漆黒と煌く星が世界を覆う。まるで全てが自分の住む世界と変わらない。

小(………まさかね。)

ジュニアは馬鹿らしい過程にたどり着くのだが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
意識を取り戻したものの、体はこれ以上ないほど冷え込んでいる。ぽかぽかの陽気ともいえる
この光景でここまで冷えているのは血液の量が全く足りてないからだろう。

小(…ティルは大丈夫だろうか?止血はしたから死ぬ事は無いと思うけど…毒消し草あるから
無事に帰ったら2人で食べよう…放っておいたら確実に何らかの合併症起こすだろうし…)


99 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:08:15 ID:1ZWwbF4I
今は血液が足り無すぎて体温が限りなく低くなっているが、じきに出血や打撲からくる高熱に
晒される事になるだろう。前もって毒消しである程度中和できればいいのだけど…

そんな事を思っていると、近くに動くものの気配がする。

小(…まずい、山賊が追いかけてきた?それとも今夜のご飯に何かがきたのか?)

全身の痛みと倦怠感で首を動かすだけでも辛い。しかし、どうやらそれは敵意があるものでは
ないようだ。

小「…ティルか?」

結局首を動かす事を諦め声をかけるが返事が無い。…というよりもし動くものが
ティルであるのならば心の中で繋がっているジュニアに判らないはずがない。

???(………)

気配に敵は無いようだが、ジュニアの言葉にも反応が無い。単なる小動物かなにかなのだろうか?

100 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:09:15 ID:1ZWwbF4I
しかし、それは次の瞬間に否定される。

つーーー。

ジュニアの口元に流される液体。それは体中から水分が抜け出し脱水症状になっていたジュニアにとっては
甘露ともいうべき命の水であり、口の中のにまだ入っている布切れより染み出る感覚は幼いころ感じた
安らぎの記憶とも重なる優しい味がした。

小「ん…げぼ…っげ…」

しかしいつまでも気道をそれで満たしていては酸素の供給が追いつかない。ジュニアは口の中の
布を追い出し、やや喉鳴りする呼吸をするひとつすると、ようやく視線がそれと重なる。

101 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:10:19 ID:1ZWwbF4I
泉の出会い→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ 泉のニンフだった。
ハート 小さなピクシーだった。
スペード 近くの森に住む魔女さんだった。
クラブ 近くの森のドライアードだった。

となります。
クラブ以外は数字が容姿となります。


102 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 04:15:08 ID:???
泉の出会い→ クラブK

103 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 06:40:17 ID:???
戦ったほうがマシだったんじゃないかなと、思ってしまう。
ドライアードwikによると美少年を木の中に拉致して浦島状態にしてしまうそうな…
それは勘弁だぜ!

104 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 08:23:44 ID:???
ピンチ終わったんですか!
もう命がけの状況じゃないんですか!

やったー!

ドライアードってロリショタ精製機じゃないすか!
ピンチ終わってないじゃないすか!

やだー!

参考
http://www.k2.dion.ne.jp/~sairindo/LOVELOG_IMG/82E282BE815B.jpg

105 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:34:45 ID:1ZWwbF4I
>>103
ありゃ、油断させていて罠!っという展開にしようと思ったらいきなりばれましたね。
でもいまwikipediaみたら、何かおそろしいバケモノみたいに書いてますが、実際は情が深く
ものすごく優しい精霊ですよ。ただ彼女達の愛し方が少し特殊で、決して悪気があるわけでなく
木の中では目くるめく愛の世界が広がってます。
それに、自分の魅力よりも魅力的なものには自分の世界に誘うのではなく
お嫁さんとして実世界の方に合わせる事もありますし。
ただこの類の精霊(ニンフ)はこの言葉を語源するニンフォマニアという言葉があるように、
ちょっとばかしエロいのがたまに傷ですが。
(で、蛇足ですがその設定の一部はティルにも受け継がれていたりします。)

>>104
参考ワロタwww
まあ、スペード→クラブですからそこまでよい展開ではないですが、それでも大ピンチを
脱した後ですからね。そこまでひどい事には…ならないといいな。


106 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:35:53 ID:1ZWwbF4I
泉の出会い→クラブK

クラブ 近くの森のドライアードだった。

ジュニアの目にしたものは翡翠の髪が鮮やかな非常に美しい娘だった。
白樺のように白く、トチの木のようなきめ細かい。そして全てを見通すような深い碧色の大きめな瞳。
全体の輪郭はやや細めながら、長い透けるような髪と同じよな薄衣から見えるラインは出ているところは
出て、引き締まるべきところは引き締まっている魅力的な体形。その全てが人を惑わすために
用意されたとしか思えない妖艶な姿をしていた。

???「………」

ジュニアと視線が重なる緑髪の娘。透き通る瞳の先の表情を読みとる事は出来ないが、どうやら敵意は
ないようである。一旦離れた彼女は泉から水を両手で掬い取ると、すぐに舞い戻りジュニアの口元に
少しずつ水を流し込んでくれる。


107 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:36:53 ID:1ZWwbF4I
小「げふ…ごぶ!」

極限状態からいきなり飲み干す事は危険である。ジュニアはそれでも娘の渡してくれる水を一滴でも
多く、一秒でも早くと奮闘してしまい、気管に水を入れ込んでしまう。

???「!!」

それをみて慌てた少女は躊躇する事無くジュニアの唇に自分のそれを重ね鼻をつまみ空気を吸い込む。

小(…にゃ!!!)

ある意味逆人工呼吸だが、意外と効果は確かでありジュニアはむせ込みがそれと同時にようやく
意識の混濁から開放される。


108 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:38:31 ID:1ZWwbF4I
???(………)

そして再び絡み合う視線…そこにはどんなものも魅了する美しく蠱惑的な瞳が妖しい輝きを放っていた。

ジュニア魅了される?→容姿10+! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

合計値が
21以上 逆に魅了してしまう。
14〜20 ドライアードに魅了されてしまう…
13以下 ドライアードの趣味ではないようだ。

となります。
※ジュニアには精神耐性(強)がありますが、半死半生のため抵抗できません。

109 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 13:49:08 ID:???
ジュニア魅了される?→容姿10+ ダイヤK

456!

110 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 13:50:15 ID:???
ダイヤKじゃないですか!
ぎゃくに魅了してるじゃないですか!

うぎぎー!


111 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 14:05:30 ID:???
こいつは本当に恐ろしい男だ・・・w

112 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 14:06:24 ID:???
引きの落差が激しすぎw
森崎板トップクラスの主人公補正w

113 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 14:37:41 ID:???
これが運命だというのか…!w

114 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:25:19 ID:1ZWwbF4I
>>109
おっかしいな…スキル『カリスマ』がないのに魅了に成功してる。
ここまで来るとほんとにスキル『456』でも与えたくなりますw

>>110
ねぇ。判定としては決して甘くしたつもりはないんですけどねぇ…
(平均容姿7では絶対に魅了できない数字設定にしてます)

>>111
女性運に限っては屈指の引きでしょう。実際ドライアードは種族特性として美人確定なのに
ムダにK引いた後にこれですからね…

>>112
本当にここまで人外に惚れられる主人公も珍しすぎでしょうw。ブラウニーのルネとも
一時期フラグ立ってましたしw

>>113
そうですね。あえて運でいえば…『悪運』…いや、純粋なジゴロ運でしょうか?

115 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:26:22 ID:1ZWwbF4I
ジュニア魅了される?→容姿10+ダイヤK=23

21以上 逆に魅了してしまう。

ジュニアと絡み合う視線…吸い込まれるようなまるでエメラルドのような瞳の少女…といっても
見たところの年齢は15歳前後。ティルと似たような年齢であるのだが…

ぷい!

既に『まな板の鯉』の状態であるジュニアは、宝石のように透き通った瞳をただただ何も出来ずに
眺めていると、不意に美しい彼女はそっぽを向く。
血の少なさのため一時的に視力の悪くなったジュニアは気づくことが出来なかったが、
良く見ることが出来れば、その白磁のごとき透明感のある横顔が朱に染まっていた事に
気づくことが出来たであろう。

116 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:27:29 ID:1ZWwbF4I
謎の少女はそのまま、またもやトタトタとどこかに消えていき、数分後戻ってきたかと思うと、
ジュニアの外套と厚手の服を脱がせ、無理やり布で粗く縛った傷口を引き剥がし、再び出てくる
血の勢いに怯える事無く緑色の何かを塗りこんでいく。

小(……不思議だ。痛みが…消えていく…)

出血がひどく、もう誰かの助けがなければ動く事すらままならないジュニアだったが、全身の感覚
は残っており(といっても既に死の直前、いわゆる第3者的な痛みの感じ方だったが…)
それが安らいでいくことに僅かに感動する。

???「……」

ジュニアの荒かった呼吸がひとまず落ち着いたことに安心する少女。彼女はその後も自分の衣服が空気中の
酸素と結合して赤黒く変色してしまった血液に汚れる事を全く厭わずに甲斐甲斐しく世話をしてくれる。


117 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:28:30 ID:1ZWwbF4I
小(……天使…なのか?)

ジュニアは完全にその人物に身を預け、膝枕のような形で眠りにつくと体が再び血液を作るための準備に
いそしむ感覚を覚える。

しかし、そのとき突然一陣の光の矢がジュニアと緑髪の少女の間を割って入る。

小(これは!?フェアリーアロー?)

深く落ちる寸前ジュニアは信じられないものを見る。なんと、ジュニアと心の絆で結び付けられた
はずのティルが、よろよろと起き上がり、緑髪の美少女に攻撃したのだ。

小(ティル!止めろ!!この人はおれを助けてくれたんだ!)

心の中で叫ぶジュニア。しかし、回答はジュニアの予想外のものだった。


118 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:29:30 ID:1ZWwbF4I
ティル「ち、ちがいます。彼女は…木の精霊、ドライアード…マスターの…ような少年を誘惑、
かど…わかし、自らの…世界へと…呼び込む…存在です」

ティルはまだ昏倒状態から脱したばかりなのだろう、現にたった今放ったのも必殺のフェアリーレイ
ではなく、フェアリーアローである。それも打った瞬間に今にも再び意識を失いそうなほど
憔悴している。

小(…それは本当か?)

ティル(はい。木の精霊は…人を惑わす…存在…です。同じ植物…の私……と同じ…危険……逃げ……)

ばたり…

そしてついに精神が再び切れたティルは大地に倒れこむ。

小(……どういうことだ!?俺は今とんでもないピンチにいるのか?)

ドライアードと呼ばれた少女はティルを敵と認識したのか、ジュニアを残し無表情にそちらに近づく。


119 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:31:56 ID:1ZWwbF4I
小(………やばい…。動け…俺よ…もう一度だけ動け!)

蝋燭の光の散り際→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ 最後の力を振り絞りティルとドライアードの中間に割り込むことが出来た。
ハート 手短な小石をドライアードに投げつけ、意識をこちらに向けることに成功した。
スペード 声を何とか搾り出しドライアードを引き止めようとした。
クラブ 現実は非情である。

となります。
※クラブでも数字によって更に分岐。A〜3、4〜9、10以上で…

120 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:33:01 ID:???
蝋燭の光の散り際→ クラブ8

121 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:33:23 ID:???
ここは行動選択がよかったなと思ってしまうぜ

蝋燭の光の散り際→ スペードQ

122 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:35:47 ID:???
一年目から死亡フラグを立てつつも回避してきたティルもここまでか…

123 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:47:15 ID:???
やっぱり林はまずかったか…すごい凹むわ

124 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 17:07:03 ID:???
>>123 林じゃなくて森な

125 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 17:08:02 ID:???
そうだったな、すまん

126 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:02:05 ID:1ZWwbF4I
>>122
この一個前の選択で誘惑されてたら一撃死でしたが今回はクラブでも分岐だったりします。

>>123
リターンが大きければその分リスクも上がりますからね。


蝋燭の光の散り際→クラブ8

クラブ 現実は非情である。
※クラブでも数字によって更に分岐。A〜3、4〜9、10以上で…

薄まる意識の中…ジュニアはただティルが無事でいることだけを望んでいた。

〜〜〜


127 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:03:05 ID:1ZWwbF4I
実はこのドライアード、ティルが敵ではないことを知っている。なぜなら少年と一緒に空から
落ちてきて、少年が必至に手当てをしているのを見ていたからである。

ドライアード(………)

既に目の前の獲物は精神力を全て出しつくし昏倒している。これを殺す事など非常にたやすい。
しかし、ドライアードはジュニアが必至に彼女の看護する姿を見ているのだ。本来ならば
現世の未練を断つために余計な存在であるこれを殺す事に躊躇する必要などない。それどころか
積極的に命を狙う必要がある。

ドライアード(………)

しかし、惚れた弱みというものもある。惑わす存在が惑わされるのもおかしな話だが、基本ニンフと
言う存在は惚れっぽい。故にこの若いドライアードもジュニアのその瞳に惚れてしまったのだが…


128 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:04:20 ID:1ZWwbF4I
ドライアード(………)

今これを殺せばドライアードの見初めた子供は自分になびく事は絶対に無いだろう。
たとえ木の中の世界で全てを忘れさせるような恍惚と快楽の中に身を浸させても、体は自由に
出来てもきっと心まで手に入れることは出来ない。あの目は英雄が持つといわれる目と同じものであり
その鋼の精神はこれからどこまでも育っていくのだろう。

その瞳が自分に対して微笑みかけてくれないのならば…いっそ全てを壊して自らも滅んでしまおうか?
目の前にいる妖精に対して、自分が先に彼と出会うことが出来ていればなんの問題もなかったのに…
と悲しく涙する。

そして…ドライアードは深い悲しみの中…ただ1人…森の奥へと消え去るのだった。
小田猛という名前すら知らない愛しい人の姿を思い出に…
ただただ悲しみというの泉の中で永遠に自らの身が朽ちるそのときまで…

〜〜〜〜

〜〜




129 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:05:20 ID:1ZWwbF4I
次にジュニアが目を覚ました時は…朝だった。

小(は!ティル!!ティルは!?)

ジュニアは急いでティルの元へと駆け寄る。体力はほとんど回復していないのだが、それでも
体中の悲鳴を無視して行動するだけの価値はある。

小「だ、大丈夫か!?」

そこにあった姿は…きちんとした治療を受けた後の残る妖精。ジュニアが雑に包帯代わりの布を
巻いたそれとは異なり、不思議な匂いのする軟膏が傷口には塗られ、止血も完璧に終わっている。

ティル「マスター…すみません。私…とんでもないミスをしてしまいました。彼女は…違います…」

既に意識があったのか、駆け寄るジュニアを手で制するとこれ以上近づけないようにする。


130 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:06:21 ID:1ZWwbF4I
小「なんの事だ?追い払ってくれたドライアードのことか?」

何も知らないジュニアはティルの心を大きく抉る。

ティル「…はい。彼女は敵ではありませんでした。ただ生きるためだけにマスターと契約した
私と異なり…彼女は純粋でした。浅はかな嫉妬の心が私の目を曇らせたのです。私は…もう…
マスターと共に歩む資格など…無いのです…」

小「…な、何を言っている?意味が…俺のわかるように説明してくれ…」

ティル「もう私は私が許せないのです。自分がマスターを守るんだって…それこそこれ以上ない高慢
だったのです。…なぜ私は…気づけなかったのでしょう…」

瞳をジュニアと合わせる事も出来ずにうなだれる少女…


131 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:08:04 ID:1ZWwbF4I
小(どちらにしろもう帰るしかない…よな?)

どうしますか?
A.ティルを慰めながら街に帰る。
B.ティルの話をもっとよく聞く。
C.ドライアードは傷の手当てをしてくれたんだ。お礼くらいはしないと。探してみる。
D.なにかやり残したことが残っている気がする。ここで人魚の軟膏を使う!
(分けて使うのでジュニアとティルの両方とも体力ガッツ70%回復)
E.その他

重要選択肢です。
先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
現在体力25/104 ガッツ200/570
ティル体力 35/130 ガッツ150/300

132 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 18:09:01 ID:56REGojM


133 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 18:25:27 ID:OlkBG30g


134 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 18:28:07 ID:56REGojM
Dに変更します。

135 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 19:21:18 ID:1ZWwbF4I
D.なにかやり残したことが残っている気がする。ここで人魚の軟膏を使う!
(分けて使うのでジュニアとティルの両方とも体力ガッツ70%回復)

小(ティルの精神状態が危うい…ここは俺も覚悟を決めないとな)

ジュニアは決心する。その決意の表明として今までどんな事があっても手をつけなかった
秘薬中の秘薬をついに取り出し、ふたを開ける。

ティル「マスター!何故いきなりなんでそんな貴重なものを!?」

腰痛でまともに動けなくなった時も、ついさっきの瀕死の状況でも使うことの無かった秘薬に手をつける
ジュニアに慙愧の念すら忘れ驚き戸惑う。


136 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 19:22:18 ID:1ZWwbF4I
小「正直ティルの言っていることはよくわからない。そしてこれからどうすればいいのかもわからない。
でも、今ここに何か残していってしまったんだろ?だったら簡単だ。零れた水をもう一度掬いとるため
なら俺はどんな躊躇しない。ティルが何を悔やんでいるのなら全力で助ける。ティルのいう彼女が
あのドライアードのことなら彼女も助ける。それは俺が俺である証だ。だから、ティル!お願いだ。お前の
力を俺に貸してくれ。守るとか資格とかそんなものは関係ない。俺はお前と一緒にいたい。
もしそれに何かが足りないのなら…俺は今からそれを探しに行く!」

それはジュニアの宣誓であった。小さな少年が掲げるにはあまりに大きく、そして身の程を知らない
言葉である。しかし、幾多の挫折を味わい、それでもなお諦めの言葉を知らない男の言葉であった。

ティル「……そうですね。落としたものは拾えばいい。なくしたものは探せばいい。
後悔しても何も変わらないのならば…まだ間に合う可能性がほんの僅かでもあるのなら…
私はそうすべきなのでしょう。マスター私にも少しいただきます」

137 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 19:23:39 ID:1ZWwbF4I
セリリの作ったのであろう秘薬『人魚の軟膏』。全ての痛みと疲れを吹き飛ばし体の芯から活力が
湧き上がるのをふつふつと感じる。

小「さすが、最強回復薬の一つ。一気に体中に力がみなぎる」

ティル「はい。それでは参りましょう。今ならばきっと間に合います。目標は白樺の木。この林の
どこかに彼女の半身たる白樺の木があるはずです。採取などしている暇はありません。恐らく
まだ若木ですからそれを目印に行きましょう」

言葉だけではないジュニアの行動に、ティルの瞳は再び輝きが戻る。もし今の状態で街に帰っていたならば
この少女は一生背負わなければならない十字架に押しつぶされ、自暴自棄になっていただろう。

小「今の俺の瞳の力は全く反応しない。ティルの超感覚だけが頼りだ。頼む!」

早速奥深く進もうとするジュニア。

ティル「ドライアードは自分の木から遠くはなれることは出来ません。ですので、あの水場まで
いっているのならばかなり範囲は絞られます。」

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0ch BBS 2007-01-24