キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【ルリタニアと】小田Jr.の野望14【常若の国?】

1 :小田ジュニア ◆P6f1cIsEKQ :2010/06/01(火) 02:35:22 ID:6Wc3euvI
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。

ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。大本命の大会である全日本小学生サッカー大会地区大会決勝で
クラブチームNIKEと延長戦まで持ち込まれ、まさかの敗退を喫してしまう。
それによる南葛市内のパワーバランスの崩壊……そして再生。全てを取り戻すために奔走する瀬名監督。
ついに南葛SCに入団した運動神経抜群の楠原亜沙里。猛もまた内村派閥に入団する事を決意し
今まで鬱積を晴らすように急成長を果たす。そして夏休み…ジュニアは更なる力を求め、一路
第二の故郷であるルリタニアへと向かう…といった第14弾です。
あ、世界の危機も忘れないでね?

現在
ルリタニア3日目。ジュニアが妖精の森という名前に引かれやってきたそこは、本当に妖精の世界と
つながっていた。危険は承知と飛び込んだ世界は常若の国『ティル・ナ・ノーグ』
妖精たちが…そして危険なモンスターが巣食う剣と魔法の世界。春菜姫のサポートがないまま
帰るための道を探すためにお金を稼ぐジュニアとティル、それに狼のホロケウだった。

73 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 00:09:52 ID:1ZWwbF4I
山賊1の攻撃目標→! dice
山賊1の攻撃判定1→! num
山賊1のダガースロー1 34+! num

山賊1の攻撃目標2→! dice
山賊1の攻撃判定2→! num
山賊1のダガースロー2 34+! num

山賊2の攻撃目標→! dice
山賊2の攻撃判定→! num.! num
山賊2のハンドスロー 37+! num

ジュニア回避判定→! num
ティル回避判定→! num

数が多いので上から3行、3行、3行、2行でスペースを抜きコピペってください。
※攻撃目標が1〜3ならジュニア、4〜6ならティルに向かいます。
ティルの許容以上の重さを抱えているので回避判定は! numで行います。
ジュニアの回避判定と山賊の攻撃判定が一致した時のみ回避に成功します。
山賊2のハンドスローは命中率の関係上命中判定を2回行い、片方でも一致できれば回避成功します。
また、防御体勢が取れないので
攻撃合計数−ジュニア28/2(14)で素通しします。
攻撃合計数−ティル26/2(13)で素通しします。
どちらかの体力が50%を切った場合(ジュニア52、ティル65)打ち落とされます。

74 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:11:13 ID:???
山賊1の攻撃目標→ 6
山賊1の攻撃判定1→ 1
山賊1のダガースロー1 34+ 5
かわたなさん助けて!

75 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:11:30 ID:???
山賊1の攻撃目標→ 3
山賊1の攻撃判定1→ 0
山賊1のダガースロー1 34+ 8


76 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:14:16 ID:???
山賊1の攻撃目標2→ 2
山賊1の攻撃判定2→ 7
山賊1のダガースロー2 34+ 2

77 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:18:09 ID:???
山賊2の攻撃目標→ 2
山賊2の攻撃判定→ 44
山賊2のハンドスロー 37+ 1

78 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:19:02 ID:???
ジュニア回避判定→ 6
ティル回避判定→ 8

79 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:22:21 ID:???
ひ〜おっかなすぎる
どなた様か参加者様にファンタジーに詳しい方はいらしませんかー

80 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:27:08 ID:???
ブーツぶっ壊れるかも

81 :キャプテン正美 ◆ZnBI2EKkq. :2010/06/02(水) 00:29:48 ID:???
新スレ乙です。
ルリタニアでシティアドベンチャーが始まるかと思ったら、
ティル・ナ・ノーグで冒険が始まるとは、まったく何度言ったか不明ですが奥が深いですねえ。
ジュニアくんがんばれ!こっちでは女のコがたくさん君の帰りを待ってるよ!

82 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:36:08 ID:???
>>79
TRPGなら……

とはいえSW初期頃のルルブに付いてるシナリオ並みに危険が一杯でござるここのは

83 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:50:42 ID:???
ファンタジーどうこうじゃなくリアルラックの問題だからなあ。
祈るしかあるまいよ、こればっかりは

84 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:56:28 ID:1ZWwbF4I
あぶないあぶない…最初狼戦と同じダメージ40で打ち落としだったのを最後に書き換えて助かった…

>>79
まさか1本も避けられない&攻撃がジュニアに集中だなんて…山賊の目標と判定だけ見たときは流石に
肝が冷えまくりです…

>>80
そうですね。かなりカード運に左右されますがそろそろ危険域です。
でも壊れたら壊れたで…

>>キャプテン正美様
ありがとうございます。
前もちょっと書きましたが、装備整えてあっさり帰ると思ったら結構普通に順応してますからね。
なんとか戻っていつものサッカー少年に戻って欲しいものです。

>>82
このゲームが最大に難しい原因はジュニアを小学生に設定してしまった点でしょう。
こういうゲームになるんだったら多少無茶は承知でも中学生を主人公に…いやそうしたら
本当に禁則な事項がおきそうだし…むむむ…難しいところです。

>>83
はい。中の人もそう思います。リアルラックの種どこかに売ってないのでしょうか?


85 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:57:31 ID:1ZWwbF4I
山賊1の攻撃目標→6
山賊1の攻撃判定1→1
山賊1のダガースロー1 34+5=39

山賊1の攻撃目標2→2
山賊1の攻撃判定2→7
山賊1のダガースロー2 34+2=36

山賊2の攻撃目標→2
山賊2の攻撃判定→4.4
山賊2のハンドスロー 37+1=38

ジュニア回避判定→6
ティル回避判定→8


86 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:58:33 ID:1ZWwbF4I
山賊1の攻撃1 目標ティル!
攻撃1≠8 ヒット!
39−ティル防御26/2(13)=26

26ダメージ!

山賊1の攻撃2 目標ジュニア
攻撃7≠6 ヒット!
36−28/2(14)=22

22ダメージ!

山賊2の攻撃 目標ジュニア
攻撃4.4≠6 ヒット!
38−28/2(14)=24

24ダメージ!

ティル合計ダメージ26
ジュニア合計ダメージ46

逃げ切り成功!!


87 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:59:41 ID:1ZWwbF4I
ズシャ!!!

ジュニアとティルは2人の山賊から投擲される3つの武器の全てが体を貫く。しかも体力が低めである
小学生のジュニアに3つのうちの2つが飛び込み…

小(っぐ!!!だ、駄目だ…落ちる…)

ダガーと手斧が深々と突き刺さり一瞬で命の危機を感じる。手には血吹雪でべったりと赤いものが
塗りたくられており、それが潤滑液ととしてティルにしがみつくての感覚が鈍くなる。

ガシ!

ティル「マスター!今は駄目です!」

今にもずり落ちようとするジュニアを素早く掴むティル。これは数日前の狼戦の時と全く同じ状況である。
あの時手を離してしまったことをこの花の妖精はは今でも後悔しており、しかも今度手を離してしまえば、
ジュニアはほぼ確実に殺される。ティルは自分に突き刺さったダガーを完全に無視して自分の残りの力
全てをつかって、ジュニアを捕まえながら山賊がこれないような地形を伝って逃げるのだった。

〜〜〜


88 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:00:41 ID:1ZWwbF4I
それからどれくらい時間がたったのだろうか。止血の出来ないジュニアはだらだらと流れる血を
呆けながら眺め、ティルはどちらの血なのかすらわからない血を浴びながら急激に高度を下げる。

ティル「マスター。どこに落ちたいですか?」

小「ティルが好きなところでいいよ…」

どさ…

力ない2人の会話の最後にティルが落下した場所は綺麗な小川の源泉地。恐らくこの川を下ると
先日の人魚がいた川へとたどり着くのだろう。
ティルはせめて最低限の処置が出来るようにと清涼と思える水があるところを選んだようだ。

小(くそ!こんな時に薬草かなにかあれば…お弁当は…仕事の回復用だから全然使えない…
せめて単品で使える薬草の本を買っていれば…)

仰向けになるジュニア。山賊はどうやら撒けたようだが、最悪ジュニアの血糊を追いかけてくる
かもしれない。ティルという少女はこの世界でもそれほどの価値がある娘なのだろう。


89 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:01:42 ID:1ZWwbF4I
小「ティル…生きてるか?」

ティルの受けた攻撃はダガー一本。ジュニアよりもダメージは低いはずだが、本来緊急用の
ジュニアを抱えた浮遊を限界いっぱいまで連続使用したのだ。精神力はほぼ空っぽでありいつ昏倒しても
おかしくない状況である。

ティル「はい…それよりも早く止血しないと…」

小「ああ、そういえば…しまったなぁ…この前拾った魔法の草は止血効果があるんだったのに…
売らずに持っておけばよかった。」

今更ながら軽く後悔するジュニア。両手が開いたことでダガーと斧によって開けられた穴を両手で
抑えているのだが、血が止まる気配はない。


90 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:02:49 ID:1ZWwbF4I
ティル「すみません。私に回復魔法の才能があればよかったのですが…」

小「いや、俺1人なら最初の狼にあった時点で死んでいた。感謝の言葉はいくらでも溢れるけど
恨み節は一説もないさ」

ティル「ですが私がいなければそもそも…妖精の穴には…」

小「それ以上言うな。今は後悔するより少しでも体力を回復させるほう方を考えるんだ」

ティル「……はい」

しかし、回復の方法といってもジュニアの所持品の中で使えそうなものは秘薬中の秘薬『人魚の軟膏』
しか残っていない。去年の前半アレだけポコポコつかっていたものが何故いきなり無くなったのか、
長い間疑問に思っていたのだが、最近ドラコがあらぶる神を尊ぶまつろわぬ民から南葛市を救うために
ボロボロになってまで戦っているのだと知り、その疑問も氷解する。そして、それゆえにそう簡単に
使える品物でもない事を再認識するのだ。


91 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:03:50 ID:1ZWwbF4I
小(…死ぬよりはましか…)

今使えそうなアイテムは人魚の軟膏、そしてドロッセルマイヤーから貰った『白紙のカード』

そのどちらかを使おうとも思ったが、ふと今日の朝、剣のメンテナンス用に貰った布の束を見つける。

小(清潔とはいえないな。でも他に手段はない!)

せめてえりるから貰ったタオルなら…と遠い昔に売ってしまったアイテムを思いながらジュニアはそれで
斧が掠めていったわき腹と、ダガーが突き刺さった肩口を押さえる。

小(…そういえば…斧は貫通していったけど、ダガーは突き刺さったままだな。かなり劣化してるけど
貰っておくか…)


92 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:04:52 ID:1ZWwbF4I
死の直前でも貪欲なジュニア。自分の口に布の束を詰め込め痛みにこらえる準備をすると
既に感覚の失われた肩口に深々と刺さったダガーを…

ズシャン!!

小「ご、ぎゃ〜!!!!!」

口の中に布を詰め込んでいなければその絶叫は地平まで響き、歯は噛み砕かれ、
舌を噛み千切ったかもしれない。まるで背筋から脳天を突き刺すような強力な痛覚信号が全身を駆け巡る!

小「ご、ご…ふしゅー!!」

それでも気絶している暇など欠片も無い。ジュニアは、自分の意識を消して痛みを忘れる事を否定し、
どくどくと心臓が鼓動するたびに溢れる血液の流れを布で強引に縛る。

93 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:05:53 ID:1ZWwbF4I
当然その痛みは人間の限界を超え、ジュニアの脳内には脳内麻薬が一歩間違えれば廃人確定レベルまで
分泌させ、全感覚をおかしな方向へと向かわせる。

小(…これが最高にハイって奴か…)

ジュニアは死を覚悟しながらも最後までそれを否定しつづけた結果、これ以上の出血を止めることに
地力で成功させる。正確には一分一秒ごとに血液が布を通して外に出るのだが、その血が固まり、
天然のかさぶたのようになり少しずつ血液の循環を正常にさせる。そして返すようにティルに
突き刺さっていたダガーの跡を覗き込み、ティルが悶絶するのも構わずに止血させ…

……そこでようやく自分の意識を手放す。

〜〜〜


94 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:07:02 ID:1ZWwbF4I
一体どれくらいの時間がたったのだろう?ジュニアが次に意識を取り戻したところは…

意識の果てに→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ シャハーンの宿の部屋の中だった。
ハート どこかの山小屋のようだった。
スペード 同じ水源の近くだった。
クラブ 悪夢は終わらない。

となります。

95 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 02:08:29 ID:???
意識の果てに→ スペードJ

Jr、本当に壮絶すぎる人生だなぁ。
そしてJrさん、これクラブで四分の一はきつすぎるよ・・
クラブAくらいにしようよ・・。

96 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 02:11:05 ID:???
ハイエナが来なかっただけマシ
そう考えるんだ。

97 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:06:12 ID:1ZWwbF4I
>>95
ジュニアの血糊が点々と道を示している&ジュニアのバッグの中にはホロケウ用の肉が残っている&
そして血まみれの半死半生。これだけ悪いファクターが絡み合ってますからねぇ。
甘い判定ではないですが、そこまできつい判定でもないと思います。

>>96
そうですね。いまの状況ではハイエナだろうが昨日ボコボコにした大蟻だろうがほぼ敗北ですから…


意識の果てに→スペードJ

スペード 同じ水源の近くだった。

太陽は中天をすぎていた。空は高くどこまでも蒼い空に包まれている。この光景だけならばここが
妖精の国だとはだれも思わないだろう。


98 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:07:13 ID:1ZWwbF4I
小(…ん?どういうことだ?妖精の国も太陽が一つで青空があって…俺の知ってる光景と変わらない…
世界が変わってもこの先には宇宙があって、ここは地上なのか?)

今まで当たり前すぎた故に疑問にも思わなかった疑問。時間が24時間で、雨という概念があって、
昼は太陽が世界を包み、夜には漆黒と煌く星が世界を覆う。まるで全てが自分の住む世界と変わらない。

小(………まさかね。)

ジュニアは馬鹿らしい過程にたどり着くのだが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
意識を取り戻したものの、体はこれ以上ないほど冷え込んでいる。ぽかぽかの陽気ともいえる
この光景でここまで冷えているのは血液の量が全く足りてないからだろう。

小(…ティルは大丈夫だろうか?止血はしたから死ぬ事は無いと思うけど…毒消し草あるから
無事に帰ったら2人で食べよう…放っておいたら確実に何らかの合併症起こすだろうし…)


99 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:08:15 ID:1ZWwbF4I
今は血液が足り無すぎて体温が限りなく低くなっているが、じきに出血や打撲からくる高熱に
晒される事になるだろう。前もって毒消しである程度中和できればいいのだけど…

そんな事を思っていると、近くに動くものの気配がする。

小(…まずい、山賊が追いかけてきた?それとも今夜のご飯に何かがきたのか?)

全身の痛みと倦怠感で首を動かすだけでも辛い。しかし、どうやらそれは敵意があるものでは
ないようだ。

小「…ティルか?」

結局首を動かす事を諦め声をかけるが返事が無い。…というよりもし動くものが
ティルであるのならば心の中で繋がっているジュニアに判らないはずがない。

???(………)

気配に敵は無いようだが、ジュニアの言葉にも反応が無い。単なる小動物かなにかなのだろうか?

100 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:09:15 ID:1ZWwbF4I
しかし、それは次の瞬間に否定される。

つーーー。

ジュニアの口元に流される液体。それは体中から水分が抜け出し脱水症状になっていたジュニアにとっては
甘露ともいうべき命の水であり、口の中のにまだ入っている布切れより染み出る感覚は幼いころ感じた
安らぎの記憶とも重なる優しい味がした。

小「ん…げぼ…っげ…」

しかしいつまでも気道をそれで満たしていては酸素の供給が追いつかない。ジュニアは口の中の
布を追い出し、やや喉鳴りする呼吸をするひとつすると、ようやく視線がそれと重なる。

101 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 04:10:19 ID:1ZWwbF4I
泉の出会い→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ 泉のニンフだった。
ハート 小さなピクシーだった。
スペード 近くの森に住む魔女さんだった。
クラブ 近くの森のドライアードだった。

となります。
クラブ以外は数字が容姿となります。


102 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 04:15:08 ID:???
泉の出会い→ クラブK

103 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 06:40:17 ID:???
戦ったほうがマシだったんじゃないかなと、思ってしまう。
ドライアードwikによると美少年を木の中に拉致して浦島状態にしてしまうそうな…
それは勘弁だぜ!

104 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 08:23:44 ID:???
ピンチ終わったんですか!
もう命がけの状況じゃないんですか!

やったー!

ドライアードってロリショタ精製機じゃないすか!
ピンチ終わってないじゃないすか!

やだー!

参考
http://www.k2.dion.ne.jp/~sairindo/LOVELOG_IMG/82E282BE815B.jpg

105 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:34:45 ID:1ZWwbF4I
>>103
ありゃ、油断させていて罠!っという展開にしようと思ったらいきなりばれましたね。
でもいまwikipediaみたら、何かおそろしいバケモノみたいに書いてますが、実際は情が深く
ものすごく優しい精霊ですよ。ただ彼女達の愛し方が少し特殊で、決して悪気があるわけでなく
木の中では目くるめく愛の世界が広がってます。
それに、自分の魅力よりも魅力的なものには自分の世界に誘うのではなく
お嫁さんとして実世界の方に合わせる事もありますし。
ただこの類の精霊(ニンフ)はこの言葉を語源するニンフォマニアという言葉があるように、
ちょっとばかしエロいのがたまに傷ですが。
(で、蛇足ですがその設定の一部はティルにも受け継がれていたりします。)

>>104
参考ワロタwww
まあ、スペード→クラブですからそこまでよい展開ではないですが、それでも大ピンチを
脱した後ですからね。そこまでひどい事には…ならないといいな。


106 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:35:53 ID:1ZWwbF4I
泉の出会い→クラブK

クラブ 近くの森のドライアードだった。

ジュニアの目にしたものは翡翠の髪が鮮やかな非常に美しい娘だった。
白樺のように白く、トチの木のようなきめ細かい。そして全てを見通すような深い碧色の大きめな瞳。
全体の輪郭はやや細めながら、長い透けるような髪と同じよな薄衣から見えるラインは出ているところは
出て、引き締まるべきところは引き締まっている魅力的な体形。その全てが人を惑わすために
用意されたとしか思えない妖艶な姿をしていた。

???「………」

ジュニアと視線が重なる緑髪の娘。透き通る瞳の先の表情を読みとる事は出来ないが、どうやら敵意は
ないようである。一旦離れた彼女は泉から水を両手で掬い取ると、すぐに舞い戻りジュニアの口元に
少しずつ水を流し込んでくれる。


107 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:36:53 ID:1ZWwbF4I
小「げふ…ごぶ!」

極限状態からいきなり飲み干す事は危険である。ジュニアはそれでも娘の渡してくれる水を一滴でも
多く、一秒でも早くと奮闘してしまい、気管に水を入れ込んでしまう。

???「!!」

それをみて慌てた少女は躊躇する事無くジュニアの唇に自分のそれを重ね鼻をつまみ空気を吸い込む。

小(…にゃ!!!)

ある意味逆人工呼吸だが、意外と効果は確かでありジュニアはむせ込みがそれと同時にようやく
意識の混濁から開放される。


108 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 13:38:31 ID:1ZWwbF4I
???(………)

そして再び絡み合う視線…そこにはどんなものも魅了する美しく蠱惑的な瞳が妖しい輝きを放っていた。

ジュニア魅了される?→容姿10+! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

合計値が
21以上 逆に魅了してしまう。
14〜20 ドライアードに魅了されてしまう…
13以下 ドライアードの趣味ではないようだ。

となります。
※ジュニアには精神耐性(強)がありますが、半死半生のため抵抗できません。

109 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 13:49:08 ID:???
ジュニア魅了される?→容姿10+ ダイヤK

456!

110 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 13:50:15 ID:???
ダイヤKじゃないですか!
ぎゃくに魅了してるじゃないですか!

うぎぎー!


111 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 14:05:30 ID:???
こいつは本当に恐ろしい男だ・・・w

112 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 14:06:24 ID:???
引きの落差が激しすぎw
森崎板トップクラスの主人公補正w

113 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 14:37:41 ID:???
これが運命だというのか…!w

114 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:25:19 ID:1ZWwbF4I
>>109
おっかしいな…スキル『カリスマ』がないのに魅了に成功してる。
ここまで来るとほんとにスキル『456』でも与えたくなりますw

>>110
ねぇ。判定としては決して甘くしたつもりはないんですけどねぇ…
(平均容姿7では絶対に魅了できない数字設定にしてます)

>>111
女性運に限っては屈指の引きでしょう。実際ドライアードは種族特性として美人確定なのに
ムダにK引いた後にこれですからね…

>>112
本当にここまで人外に惚れられる主人公も珍しすぎでしょうw。ブラウニーのルネとも
一時期フラグ立ってましたしw

>>113
そうですね。あえて運でいえば…『悪運』…いや、純粋なジゴロ運でしょうか?

115 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:26:22 ID:1ZWwbF4I
ジュニア魅了される?→容姿10+ダイヤK=23

21以上 逆に魅了してしまう。

ジュニアと絡み合う視線…吸い込まれるようなまるでエメラルドのような瞳の少女…といっても
見たところの年齢は15歳前後。ティルと似たような年齢であるのだが…

ぷい!

既に『まな板の鯉』の状態であるジュニアは、宝石のように透き通った瞳をただただ何も出来ずに
眺めていると、不意に美しい彼女はそっぽを向く。
血の少なさのため一時的に視力の悪くなったジュニアは気づくことが出来なかったが、
良く見ることが出来れば、その白磁のごとき透明感のある横顔が朱に染まっていた事に
気づくことが出来たであろう。

116 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:27:29 ID:1ZWwbF4I
謎の少女はそのまま、またもやトタトタとどこかに消えていき、数分後戻ってきたかと思うと、
ジュニアの外套と厚手の服を脱がせ、無理やり布で粗く縛った傷口を引き剥がし、再び出てくる
血の勢いに怯える事無く緑色の何かを塗りこんでいく。

小(……不思議だ。痛みが…消えていく…)

出血がひどく、もう誰かの助けがなければ動く事すらままならないジュニアだったが、全身の感覚
は残っており(といっても既に死の直前、いわゆる第3者的な痛みの感じ方だったが…)
それが安らいでいくことに僅かに感動する。

???「……」

ジュニアの荒かった呼吸がひとまず落ち着いたことに安心する少女。彼女はその後も自分の衣服が空気中の
酸素と結合して赤黒く変色してしまった血液に汚れる事を全く厭わずに甲斐甲斐しく世話をしてくれる。


117 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:28:30 ID:1ZWwbF4I
小(……天使…なのか?)

ジュニアは完全にその人物に身を預け、膝枕のような形で眠りにつくと体が再び血液を作るための準備に
いそしむ感覚を覚える。

しかし、そのとき突然一陣の光の矢がジュニアと緑髪の少女の間を割って入る。

小(これは!?フェアリーアロー?)

深く落ちる寸前ジュニアは信じられないものを見る。なんと、ジュニアと心の絆で結び付けられた
はずのティルが、よろよろと起き上がり、緑髪の美少女に攻撃したのだ。

小(ティル!止めろ!!この人はおれを助けてくれたんだ!)

心の中で叫ぶジュニア。しかし、回答はジュニアの予想外のものだった。


118 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:29:30 ID:1ZWwbF4I
ティル「ち、ちがいます。彼女は…木の精霊、ドライアード…マスターの…ような少年を誘惑、
かど…わかし、自らの…世界へと…呼び込む…存在です」

ティルはまだ昏倒状態から脱したばかりなのだろう、現にたった今放ったのも必殺のフェアリーレイ
ではなく、フェアリーアローである。それも打った瞬間に今にも再び意識を失いそうなほど
憔悴している。

小(…それは本当か?)

ティル(はい。木の精霊は…人を惑わす…存在…です。同じ植物…の私……と同じ…危険……逃げ……)

ばたり…

そしてついに精神が再び切れたティルは大地に倒れこむ。

小(……どういうことだ!?俺は今とんでもないピンチにいるのか?)

ドライアードと呼ばれた少女はティルを敵と認識したのか、ジュニアを残し無表情にそちらに近づく。


119 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 16:31:56 ID:1ZWwbF4I
小(………やばい…。動け…俺よ…もう一度だけ動け!)

蝋燭の光の散り際→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ 最後の力を振り絞りティルとドライアードの中間に割り込むことが出来た。
ハート 手短な小石をドライアードに投げつけ、意識をこちらに向けることに成功した。
スペード 声を何とか搾り出しドライアードを引き止めようとした。
クラブ 現実は非情である。

となります。
※クラブでも数字によって更に分岐。A〜3、4〜9、10以上で…

120 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:33:01 ID:???
蝋燭の光の散り際→ クラブ8

121 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:33:23 ID:???
ここは行動選択がよかったなと思ってしまうぜ

蝋燭の光の散り際→ スペードQ

122 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:35:47 ID:???
一年目から死亡フラグを立てつつも回避してきたティルもここまでか…

123 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 16:47:15 ID:???
やっぱり林はまずかったか…すごい凹むわ

124 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 17:07:03 ID:???
>>123 林じゃなくて森な

125 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 17:08:02 ID:???
そうだったな、すまん

126 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:02:05 ID:1ZWwbF4I
>>122
この一個前の選択で誘惑されてたら一撃死でしたが今回はクラブでも分岐だったりします。

>>123
リターンが大きければその分リスクも上がりますからね。


蝋燭の光の散り際→クラブ8

クラブ 現実は非情である。
※クラブでも数字によって更に分岐。A〜3、4〜9、10以上で…

薄まる意識の中…ジュニアはただティルが無事でいることだけを望んでいた。

〜〜〜


127 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:03:05 ID:1ZWwbF4I
実はこのドライアード、ティルが敵ではないことを知っている。なぜなら少年と一緒に空から
落ちてきて、少年が必至に手当てをしているのを見ていたからである。

ドライアード(………)

既に目の前の獲物は精神力を全て出しつくし昏倒している。これを殺す事など非常にたやすい。
しかし、ドライアードはジュニアが必至に彼女の看護する姿を見ているのだ。本来ならば
現世の未練を断つために余計な存在であるこれを殺す事に躊躇する必要などない。それどころか
積極的に命を狙う必要がある。

ドライアード(………)

しかし、惚れた弱みというものもある。惑わす存在が惑わされるのもおかしな話だが、基本ニンフと
言う存在は惚れっぽい。故にこの若いドライアードもジュニアのその瞳に惚れてしまったのだが…


128 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:04:20 ID:1ZWwbF4I
ドライアード(………)

今これを殺せばドライアードの見初めた子供は自分になびく事は絶対に無いだろう。
たとえ木の中の世界で全てを忘れさせるような恍惚と快楽の中に身を浸させても、体は自由に
出来てもきっと心まで手に入れることは出来ない。あの目は英雄が持つといわれる目と同じものであり
その鋼の精神はこれからどこまでも育っていくのだろう。

その瞳が自分に対して微笑みかけてくれないのならば…いっそ全てを壊して自らも滅んでしまおうか?
目の前にいる妖精に対して、自分が先に彼と出会うことが出来ていればなんの問題もなかったのに…
と悲しく涙する。

そして…ドライアードは深い悲しみの中…ただ1人…森の奥へと消え去るのだった。
小田猛という名前すら知らない愛しい人の姿を思い出に…
ただただ悲しみというの泉の中で永遠に自らの身が朽ちるそのときまで…

〜〜〜〜

〜〜




129 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:05:20 ID:1ZWwbF4I
次にジュニアが目を覚ました時は…朝だった。

小(は!ティル!!ティルは!?)

ジュニアは急いでティルの元へと駆け寄る。体力はほとんど回復していないのだが、それでも
体中の悲鳴を無視して行動するだけの価値はある。

小「だ、大丈夫か!?」

そこにあった姿は…きちんとした治療を受けた後の残る妖精。ジュニアが雑に包帯代わりの布を
巻いたそれとは異なり、不思議な匂いのする軟膏が傷口には塗られ、止血も完璧に終わっている。

ティル「マスター…すみません。私…とんでもないミスをしてしまいました。彼女は…違います…」

既に意識があったのか、駆け寄るジュニアを手で制するとこれ以上近づけないようにする。


130 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:06:21 ID:1ZWwbF4I
小「なんの事だ?追い払ってくれたドライアードのことか?」

何も知らないジュニアはティルの心を大きく抉る。

ティル「…はい。彼女は敵ではありませんでした。ただ生きるためだけにマスターと契約した
私と異なり…彼女は純粋でした。浅はかな嫉妬の心が私の目を曇らせたのです。私は…もう…
マスターと共に歩む資格など…無いのです…」

小「…な、何を言っている?意味が…俺のわかるように説明してくれ…」

ティル「もう私は私が許せないのです。自分がマスターを守るんだって…それこそこれ以上ない高慢
だったのです。…なぜ私は…気づけなかったのでしょう…」

瞳をジュニアと合わせる事も出来ずにうなだれる少女…


131 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 18:08:04 ID:1ZWwbF4I
小(どちらにしろもう帰るしかない…よな?)

どうしますか?
A.ティルを慰めながら街に帰る。
B.ティルの話をもっとよく聞く。
C.ドライアードは傷の手当てをしてくれたんだ。お礼くらいはしないと。探してみる。
D.なにかやり残したことが残っている気がする。ここで人魚の軟膏を使う!
(分けて使うのでジュニアとティルの両方とも体力ガッツ70%回復)
E.その他

重要選択肢です。
先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
現在体力25/104 ガッツ200/570
ティル体力 35/130 ガッツ150/300

132 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 18:09:01 ID:56REGojM


133 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 18:25:27 ID:OlkBG30g


134 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 18:28:07 ID:56REGojM
Dに変更します。

135 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 19:21:18 ID:1ZWwbF4I
D.なにかやり残したことが残っている気がする。ここで人魚の軟膏を使う!
(分けて使うのでジュニアとティルの両方とも体力ガッツ70%回復)

小(ティルの精神状態が危うい…ここは俺も覚悟を決めないとな)

ジュニアは決心する。その決意の表明として今までどんな事があっても手をつけなかった
秘薬中の秘薬をついに取り出し、ふたを開ける。

ティル「マスター!何故いきなりなんでそんな貴重なものを!?」

腰痛でまともに動けなくなった時も、ついさっきの瀕死の状況でも使うことの無かった秘薬に手をつける
ジュニアに慙愧の念すら忘れ驚き戸惑う。


136 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 19:22:18 ID:1ZWwbF4I
小「正直ティルの言っていることはよくわからない。そしてこれからどうすればいいのかもわからない。
でも、今ここに何か残していってしまったんだろ?だったら簡単だ。零れた水をもう一度掬いとるため
なら俺はどんな躊躇しない。ティルが何を悔やんでいるのなら全力で助ける。ティルのいう彼女が
あのドライアードのことなら彼女も助ける。それは俺が俺である証だ。だから、ティル!お願いだ。お前の
力を俺に貸してくれ。守るとか資格とかそんなものは関係ない。俺はお前と一緒にいたい。
もしそれに何かが足りないのなら…俺は今からそれを探しに行く!」

それはジュニアの宣誓であった。小さな少年が掲げるにはあまりに大きく、そして身の程を知らない
言葉である。しかし、幾多の挫折を味わい、それでもなお諦めの言葉を知らない男の言葉であった。

ティル「……そうですね。落としたものは拾えばいい。なくしたものは探せばいい。
後悔しても何も変わらないのならば…まだ間に合う可能性がほんの僅かでもあるのなら…
私はそうすべきなのでしょう。マスター私にも少しいただきます」

137 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 19:23:39 ID:1ZWwbF4I
セリリの作ったのであろう秘薬『人魚の軟膏』。全ての痛みと疲れを吹き飛ばし体の芯から活力が
湧き上がるのをふつふつと感じる。

小「さすが、最強回復薬の一つ。一気に体中に力がみなぎる」

ティル「はい。それでは参りましょう。今ならばきっと間に合います。目標は白樺の木。この林の
どこかに彼女の半身たる白樺の木があるはずです。採取などしている暇はありません。恐らく
まだ若木ですからそれを目印に行きましょう」

言葉だけではないジュニアの行動に、ティルの瞳は再び輝きが戻る。もし今の状態で街に帰っていたならば
この少女は一生背負わなければならない十字架に押しつぶされ、自暴自棄になっていただろう。

小「今の俺の瞳の力は全く反応しない。ティルの超感覚だけが頼りだ。頼む!」

早速奥深く進もうとするジュニア。

ティル「ドライアードは自分の木から遠くはなれることは出来ません。ですので、あの水場まで
いっているのならばかなり範囲は絞られます。」

138 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 19:24:40 ID:1ZWwbF4I
ティルはジュニアの行動に的確なフォローを入れる。もしジュニアだけで探そうとしても、砂漠に落ちた
一本の針を探さなければいけないほどの難題だっただろう。

人魚の秘薬の対価→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

クラブ以外 ついに白樺の木を発見!
クラブ 見つける前に敵が!!!
(数字が低いほど強敵です)

139 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 19:31:29 ID:???
人魚の秘薬の対価→ クラブK

140 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 19:43:07 ID:???
…まだ数字が高いだけましか

141 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 20:53:12 ID:???
問題ない!押しとーる!
んーにしてもジュニア、マジイケメンだな。
これがもてる秘訣かw

142 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 21:24:22 ID:1ZWwbF4I
>>140
困難は高ければ高いほど燃えるものです。

>>141
一応主人公ですから。たまには啖呵をきりたい年頃なのでしょう。


人魚の秘薬の対価→クラブK

クラブ 見つける前に敵が!!!

雑魚出現!!

本当に必要なものを探さなければいけないとき…そこに現れるのは僅かな希望とそれを
叩き潰さんと欲する更なる困難である。

距離を考えれば見つけるのは難しくない。そう思い不用意に突き進む一行に襲い掛かる影。
それは…この前と同じ大蟻であった。


143 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 21:26:47 ID:1ZWwbF4I
小「くそ!雑魚がこんなところで立ちふさがるかよ!」

ティル「時間がありません。彼女が自分を完全に捨て去る前に!!」

どうする?
A.戦う!
B.こんなのに付き合ってられるか!逃げる。
C.生きてるボール!お前も戦いに参加するんだ!
D.生きてるボールに囮になってもらって逃げる!(少し劣化しますが確実に逃げられます)
E.その他。

先に1票入ったものを選びます。
(時間がおしい状況なので勝利しても一々アイテム剥ぎなどはしません)


144 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 21:28:36 ID:???


145 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 21:40:16 ID:1ZWwbF4I
D.生きてるボールに囮になってもらって逃げる!

小「こいつは昨日…いや一昨日みた!足は俺たちの方が早い!ボール君!悪いけど囮になってくれ!」

万全には万全を。ジュニアは間違ってもボール君がその酸の攻撃に当たるほど遅くは無い事を
知っており、素早く展開させ、自分達は逃げる!生きてるボールの基本コマンドはジュニアに
纏わりつくことになっているので、捕まったり破壊させなければ帰巣本能によって迷子になる事など
決して無いだろう。

生きてるボール君の大仕事→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ 見事に翻弄し戻ってくる(劣化値1)
ハートスペード きっちりと自分の仕事をこなし戻ってくる。 (劣化値2)
クラブ 少し引っかかれたようだけどきちんと戻ってくる。(劣化値3)

となります。
※どのカードでも完全に逃げ切ります。

146 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 21:41:27 ID:???
生きてるボール君の大仕事→ ダイヤJ

147 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 21:48:50 ID:1ZWwbF4I
生きてるボール君の大仕事→ダイヤJ

ダイヤ 見事に翻弄し戻ってくる(劣化値1)

生きてるボール「………」

てん…てん!てん!!

まるで大蟻を挑発するかのように纏わりつくボール。大蟻の触覚は逃げるジュニア達よりもボールの方に
気をとられ、ボールに向かって酸を吐く!

テン!!!

しかしそれを鮮やかに跳ねて回避すると、そのままあざけるように蟻の胸部に一度着地し、そのまま
逃げさる。

ぴこーん!
生きてるボール(劣化値1/15)となりました。

〜〜〜〜


148 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 21:49:54 ID:1ZWwbF4I
小「よし!怪我なく戻ってきたな!急ぐぞ!」

ティル「はい!今度見つけないと状況が厳しくなります!」

足を速める2人。採取作業ではなく目立つ白樺の木を見つける作業なのでほぼ駆け足に近いスピード
で周辺を探索する!

もう見つけてもいいはず→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

クラブ以外 ついに白樺の木を発見!
クラブ またもや見つける前に敵が!!!
(数字が低いほど強敵です)

となります。

149 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 21:51:51 ID:???
もう見つけてもいいはず→ ダイヤJ

150 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 21:52:17 ID:???
もう見つけてもいいはず→ スペード4
妖精も妖女も…この俺が守るぞ、ゴ○ゴム!

151 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 21:57:17 ID:???
JはジュニアのJ!

152 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 22:44:12 ID:1ZWwbF4I
>>150
そうか、これもゴル○ムの仕業だったのか!

>>151
なんだか無駄にかっこよすぎるフレーズです!

もう見つけてもいいはず→ダイヤJ

クラブ以外 ついに白樺の木を発見!

ついにジュニアは目的の木を発見する。それはジュニア達が始めに不時着した場所からほんの僅かに離れた
林の入り口…日光も良くあたり、すくすく成長するには適した地点にあった。

小「灯台下暗し…だな。こんなところにあったのか…」

口ではそういうが、異物を見分ける力を失っているジュニアにとってそれは単なる1本の木でしか
なかった。恐らく目の前を通り過ぎたとしても気づくことは無かっただろう。


153 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 22:45:13 ID:1ZWwbF4I
ティル「はい。ですが…予想通り…昨日から自ら成長をさせる事をやめているようです。力の流れが
極端に鈍くなっています。恐らくドライアード自身が漫然たる自殺を図っているようです…」

小「…何故だ?どうしてそんな事を!?一体俺が気絶していた間に何があったんだ?」

ティル「全てが終われば…私から話をします。全ての判断はその時に…ただ今はこの子を助けないと!」

そういいながら同じ植物の妖精とニンフという事で相性の良いはずである。ティルはすぐに意識を接触
しようと白樺の木に近づこうとするが…

パチ!!

一瞬、火花にも似た電撃のようなものが空気中に結界を張っているようでティルの進入を遮る。

小「だ、大丈夫か!?」

ティル「はい!この程度、この子の痛みに比べれば!」


154 :小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 22:46:14 ID:1ZWwbF4I
しかし、彼女の皮膚の一部はその衝撃で爆ぜ、血が滲んでいる。『人魚の秘薬』により今でも超常的な
スピードで血が量産されているはずだが、かといって無い袖は振れない。水分が圧倒的に少ない状態での
出血は何よりも忌避すべき状況であり…

どうしますか?
A.このままティルに任せる。
B.自分が接触を試みる。
C.その他

先に1票入ったものを選択します。

155 :森崎名無しさん:2010/06/02(水) 23:00:04 ID:???
C ティルと協力して接触 
ふたりでやれば痛くない!


156 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 01:17:40 ID:ebYGN4e+
C ティルと協力して接触

小「時間が無いんだな?」

ジュニアは念のため確認する。

ティル「…はい。時は一刻を争います」

深い悲しみの色で答えるティル。

小「なら方法は一つだ。俺も一緒にやる。」

時間が無い、そして、ドライアードは何故かティルを拒否している。…いや恐らく自分も
拒否してくるだろうがそれでも威力が分散されるのならば耐えられるかもしれない。となると
正解はもうこの手段しかないと思える。

157 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 01:18:41 ID:ebYGN4e+
ティル「ですが…危険です!」

小「今はそんな事をいっている場合か?」

一言で黙らせるジュニア。

ティル「では、意識はこちらに同調させてもらいます。蝶化の逆のようなものだと思ってください」

ティルはジュニアの危険を最小限にするべく、直接接触ではなく関節接触でドライアードと接触させる
事を提案する。

小「わかった。確かに俺だけじゃ接触できるかすら微妙だしな。ただし、俺を救うことを第一に
思わないこと。今一番大切なのは白樺の木を救うことだ」

ジュニアは正確な意味で事の重要性を知ってはいない。しかし、ティルの憔悴と、緑髪の謎の少女の失踪。
それに全てを拒む白樺の木。これだけファクターが揃って今の現状が普通だと思えるほど
のんきな性格ではい。


158 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 01:19:42 ID:ebYGN4e+
ティル「わかりました」

短く言い放つ元花の妖精。もちろんこの「わかりました」は大嘘であり、どのようなことがあっても
ジュニアの生還を第一に考えているのだが。

そして、ティルと以心伝心から一歩踏み込んだ…あえて言えば逆蝶化ともいうべき同期により
白樺の木に接触を試みる。

バチン!!!

弾けるような感覚と共に体から力が抜ける。痛みを感じないのは表面的ダメージはティルが
受け持っているからなのだろう。しかし、行動としてはジュニアも同時に行動しているはずなので
力が抜ける感覚なのは実際に自分の体に傷がついたからなのかもしれない。

〜〜〜〜


159 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 01:20:51 ID:ebYGN4e+
痛みも2人同時なら耐えられるレベルなのだろうか?それともドライアードにはこれ以上の攻撃する
意志が無いのか。…それとも既にドライアードは他者との接触を拒絶させるための結界を作れるだけの力が
残っていないのか?痛みであろう感覚を身に刻みながらもジュニア達は白樺の木に接触させる事に成功する。

小(…ここは?)

ティル(ドライアードの精神世界です。気をつけてください。この中では時間の流れが恐ろしく速く
なっています。制限時間は約10分。それ以上時間をかけると外の体が持ちません)

小(…10分か…短いな…)

ティル(大丈夫です。ここでの会話は基本的に一瞬です。言葉という概念ではなく、意志の疎通という
意味になりますので)

小(つまり考えるスピード=会話のスピードなんだな?)

ティル(はい。時間経過は思考時間とあのドライアードを探す時間の2点だけです)


160 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 01:21:55 ID:ebYGN4e+
小(わかった。それじゃ早速あの子を探そう。…それにしても何も無い世界だな。)

ティル(この心象風景こそドライアードの世界です。全てを拒絶し死に向かうということは、自分の中の
世界を崩していく事です。この世界が暗闇に包まれた時…全てが手遅れとなります)

小(………急がないと…)

ジュニアの捜索→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ いきなりドライアード発見!
ハート 手がかり発見!
スペードクラブ まだ見つからない。

となります。

161 :森崎名無しさん:2010/06/03(木) 01:24:27 ID:???
ジュニアの捜索→ ハート2

162 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 02:03:55 ID:ebYGN4e+
ジュニアの捜索→ハート2

ハート 手がかり発見!

はじめ木の中の世界であるのかと思っていたジュニアだったが、それは同時にドライアードそのものの
記憶の世界である事に気づく。

小(……あんまり、人の記憶を覗き込むのはいい趣味ではないよな…)

恐らく記憶を概念化したものだと思える心象風景…そのほとんどがジュニアの見ている前で粉々に
砕け散ったり、まるで灰のように風化して飛ばされたり…人の…いや精霊の精神が崩れ去るのを
見続けるのは辛く、そして悲しい。しかし、だからといってどうすることが出来るのかといわれれば…
一刻も早くその大元を癒すしかないのだが…ジュニアに本当にそんな大それたことが出来るのであろうか?

163 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 02:05:07 ID:ebYGN4e+
そんな事を考えならが移動していたからなのか…浮遊する概形に接触してしまい、ジュニアは
ドライアードからの視点による記憶を知ってしまう。

それは…一言で言えば恋。ジュニアが意外なほど疎い恋の感情だった。

小(く!胸が…どきどきするし苦しい…締め付けられる…こんなに苦しいのか?恋なんて誰でも
通る麻疹だって、グランパは言ってたし俺だって恋くらいしたことがあるはずなのに…
いや、俺の恋は本物じゃなかったのか?いや、恋に嘘も本当も無いはずだ…なのに…なのに…
切なくて苦しいのに…手放したくない……何故だ!?………!!!)


164 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 02:06:08 ID:ebYGN4e+
そのときジュニアは確信する。これは恋だ。紛れも無く。そしてこんなにもいとおしいのは、この
恋の相手が自分であると知ってしまったからだ。ドライアードは俺に恋をしている。ドライアードの
放つ恋。そして受け取るべき本人。本来混ざるはずの無いものが混ざり合い、ジュニアの丸裸の精神に
接触してしまったのだ。恋に生きる事を第一に考えるニンフのその甘酸っぱく甘美な刺激は
まだ思春期前、小学生の恋しか知らないジュニアには強烈すぎており、一瞬で体中の精神が高揚してしまう。

小(……だめだ…押さえつけられない…)

自分が暴走する感覚に陥るジュニア。命の駆け引きには慣れたつもりである。しかし、こういった
色恋沙汰は、いままではそのほとんどを家族に対する親愛で固ており、異性に対する純粋な恋という
ものを知らないといっても過言ではない。

ティル(マスター!これ以上は危険です!一旦この世界から脱出します!)


165 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 02:07:09 ID:ebYGN4e+
完全に同期しているティルはジュニアの危険を察知すると強引に抜け出そうと提案するのだが…

小(駄目だ。もし、この感情が本物なら…俺はどういう形であれ答えなきゃいけない気がする。
たとえ一方的でも恋に破れそれが原因だとするのならば…俺は…)

ティル(……わかりました。時間はまだあります。恐らく深層心理の部分に隠れているのかもしれません。
もう少し深い場所まで潜ってみましょう…)

ジュニアの感覚はティルの感覚でもある。ただしその受け方は大きく異なるが…
どちらにしろ、こうなってはいくところまでいくしかないと判断したティルは更に深い場所へと
沈む事を決意する。

ぴこーん!
時間が1分すぎました。

〜〜〜


166 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 02:09:16 ID:ebYGN4e+
ティル(この周辺は自我と無我と呼ばれる境目の緩衝地帯。理性的な感情よりも
もっと本質的な欲求に近い場所。
これ以上は危険なのでここで見つけられなければ別の方法で探します)

リビドーのままに生きよ→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤハート ドライアード発見!
スペード まだ見つからない。
クラブ 人の奥底の薄汚い部分を…

となります。

167 :森崎名無しさん:2010/06/03(木) 02:12:04 ID:???
リビドーのままに生きよ→ ダイヤ10


168 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 03:42:29 ID:ebYGN4e+
リビドーのままに生きよ→ダイヤ10

ダイヤハート ドライアード発見!

小(この周辺になるとなんだか…概形も法則性の無い不定形なものになるんだな)

ティル(はい。この世界より下は本人すら知らない本質の世界。その更に下の階層に根源たる世界
がひろがり、最終的には超無我と呼ばれる、誰しもが持つ共通の原風景となります)

小(……ずべての人間の奥底は…根っこは同じという事か?)

ティル(そうなりますね。もっとも、今回は精霊の世界です。この奥底に眠るのは全く異なるものに
なりますが)

小(それにしても詳しいな。花の妖精はそういうことにも精通するものなのか?)

169 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 03:43:29 ID:ebYGN4e+
ティル(私は一時期マスターの精神世界の中でしか生きられない状態になっていましたから。
マスターの意識や思考を阻害せずに存在し続けるためには、表層心理ではなく、心の奥底…普段は
思い出すことも無い心の墓地の中に潜む必要がありましたから…)

小(…すまん。苦労かけたんだな…)

ティル(いいえ。それが役に立っているのですし、マスターの誰にも知られたくない記憶や扉も
あけてしまったこともあります…)

小(まあ、その程度は構わないさ。元々契約というのはそういうことなんだから)

ティル(………)

そんな会話を一瞬で終了させるうちに不意に違和感を覚える。今までの記憶の欠片、感情の断片とは
全く異質の存在。いうなれば『卵』。ただそれだけの中に全てを内封された小さな宇宙である。


170 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 03:44:32 ID:ebYGN4e+
小(……見つけたな)

ティル(はい。予想より早く見つかったので助かりました。ここで見つからなければ精神の揺さぶりや
感情の起伏と戦う必要があったので幸運です)

小(…ティル。ここまで付き合ってくれてありがとう。もし、10分以内に帰ってこなかったら
1人でも帰って構わない。ここからは多分俺の仕事だ。)

ティル(ズルイです。たった今私とマスターは契約し二心同体だという話をしました。)

小(でも、多分それが一番可能性の高い選択だと思う。彼女を救って俺たちが無事に戻る方法。
ま、大丈夫、何とかなるよ。今までもそうやって何とかなっただろ?)

ティル(それでは私はここで待たせてもらいます。そして…最後までお供させてもらいます)

小(…ふう…頑固なのは誰に似たんだか…)

ほんの僅かな笑みと共にジュニアはその卵へ、概念として存在している自分の手をかざし…触れる…

〜〜〜


171 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 03:45:34 ID:ebYGN4e+
〜〜〜

世界はまたもや反転する。そこは真っ黒な世界。鼻先を誰かに摘まれても誰なのかすらわからない世界。

小(ドライアード…なんだろ?迎えに来た。一緒に戻ろう!)

ジュニアは何もない世界に声を響かせる。その音は波となり世界を覆いつくし、いつしか真っ暗な世界に
真っ黒な泉が生まれ、波紋が浮かび上がる。

小(…そこにいたんだな。すまなかった)

概念でしかなく、体はどこにもないのだが、それでもぺこりと頭を下げるジュニア。

???(………)

それは反応しないのだが、泉の波紋は僅かに広がり世界に波という新しい概念が生まれる。


172 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 03:46:35 ID:ebYGN4e+
小(……その…なんだ…俺は子供だから、ドライアードの恋がどういうものか知らない。だから
どうすればいいのかもわからないんだけど…それでもそう思ってくれたのは嬉しい。)

波は波長として真っ黒な世界に光を生み出す。そこはいなれば水面(みなも)の世界。平面で
ありながら平面ではなく、世界は波に満ちていた。

小「ここに来る途中、キミには悪いけど、記憶と感情に触れてしまって…そして知ってしまったんだ。
キミという存在がどういうもので、俺がどう思われていたのか。なんだか、そんなに
思われるほど、自分は凄い存在じゃなく、とても小さな存在なんだけど…」

いつの間にか意思の疎通の変わりに、言葉という波を使って思いを伝えるジュニア。
しかし…その言葉と同時に光は失われ世界は波の世界に戻っていく…


173 :小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 03:47:55 ID:ebYGN4e+
小(あ!ちがうちがう!俺のいいたかった事はそういう意味じゃなくて…卑下してるんじゃなくて
嬉しかったんだ。そう思ってくれる人がいることに)

その言葉に再び光がともる。まるで木漏れ日のように揺れる、とてもか弱く、今にも消えそうなもの
だったが、それでも何かを包むような優しさを感じる光だった。

小「だからさ。良かったら俺にもう一度姿を見せてくれないかな?だって、俺たちはまだ出会っても
いないんだ。だから俺はキミに会いに来た。だって、このままこれでお別れなんて嫌だから」

光は粒子となり、粒子は形あるものを構成する。何もない世界に音と波…風が溢れ、光が差し込み、
今ようやく一つの世界となった。

???「だって…私は…人を不幸にする…のよ?」

たった今生まれたばかりの碧の髪をした美しい少女が発した初めての言葉は、小鳥のように美しく、
可憐で、保護欲に掻きたれるものであったが、その言葉の意味は自己否定であった。

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0ch BBS 2007-01-24