キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【メイドの】南葛vs幻想10【逆襲】

592 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:35:13 ID:???
霊夢「……魔理沙」

魔理沙「うふ、ふふふ、うふふふふ…
     逢いたかったぜ霊夢、うふふ。私を捨てて、すごいな霊夢は」

幻想郷、No.1サッカーチームを決める大会準決勝。
【博麗連合】vs【霧雨恋色マジック】が始まろうとしていた。

博麗連合は、準々決勝で奇跡的に勝ち上がってきた【人里連合】を僅差で下し。
【霧雨恋色マジック】は、【AQN外道衆】を文字通り粉砕して勝ち上がった。

【AQN外道衆】には、FWにシュートの名手【レ・フュリー】。
MFにはフィールドの詐欺師の名を完全に因幡てゐから奪い取った【岬 太郎】。
更にDFには釣桶要塞こと【キスメ】、GKにはスパイダーウーマン、【黒谷 ヤマメ】。
監督には当然この人、【稗田 阿求】が居た。

全参加チームの中でも、最も戦術眼に優れたチーム。
戦力だけ見れば、強豪と言い切れる訳ではないが…相手の動きを一つ一つ封じ込め、
何時どこで何をやってくるか読ませず兎に角しぶとい戦いを演じてきた。

……しかし、その全てを【霧雨 魔理沙】に粉砕される。

593 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:39:30 ID:???
悲劇が起こったのは、キックオフ直後。
突貫を仕掛けた魔理沙に対して、岬が仕掛けた事から始まった。

魔理沙「うふ、うふふふ…」

岬「不気味な笑みを…でも通さないよ!」

阿求「(キックオフ直後のラッシュは想定の中の一つ…
    シュートは流石に撃ってきませんでしたか……)
    
           では、いきますよ」

阿求のサインの元、一気にDFがラインを上げてコンパクトに守る。
魔理沙の突撃を、スペースの圧迫による守備密度で止める算段だ。

岬「(ボクの役目は圧縮までの時間稼ぎ…ボールを無理に奪う必要は…)」

魔理沙「邪魔だぜ…」

ズガァッ!
無茶にしか思えない急加速で、岬の懐に一気に潜り込む。
通常ならば、この状態でも岬なら足止めが出来るのだが…

594 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:41:22 ID:???
岬「飛び込んで来ても、ボクの前には行かせない!」

魔理沙「邪魔なんだよ…私の邪魔をする奴は皆!」

ズガァッ!
密着した筈の岬が、すり抜けた様に抜き去られる。
その際、岬が顎からカチ上げられてしまう。

岬「な……!?
  (肩でのブロックでカチ上げられ…ち、違う!
  "肘"だ!ボクは肘でカチ上げられた……ぐぅ、世界が揺れる!)」

阿求「アレは……!」

実況「これは魔理沙選手、往年のキレがすっかり戻っている!
   肩を使って下から岬選手を吹き飛ばす〜ッ!」
  
フュリー「岬!」

魔理沙「格好悪いなァ……お前」

595 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:43:14 ID:???
そのまま、プレスの終わっていない守備陣に突っ掛ける。
一瞬左へと体をブレさせ、右にすり抜ける。

実況「おおっ、魔理沙選手独走!
   外道衆が道を開けている様にすら見えます!」

キスメ「何で皆魔理沙に道を開けちゃうの、ヤマメ!?」

ヤマメ「違う!アレは魔理沙のドリブルだ、スピードがある上に技巧もある!
    魔理沙の一瞬のフェイントに騙されたが最後、反応した間に魔理沙は逆に抜けてるんだ!

    …最初からアレをやれば、岬を吹き飛ばす必要も無いじゃないかい!」

狼狽する外道衆のGKに、DF。
岬はまだ起き上がらず、抜かれた味方も追いつけそうに無い。
一瞬で決定的なチャンスを作られる。

魔理沙「うふふ、うふふふ…
     次はお前だ…終わらせてやる、こんな無意味な試合をな」

猛ダッシュしたまま、どす黒い殺気と共にシュートフォームに入る。

596 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:45:05 ID:???
ヤマメ「キスメ、すごいのが来るよ!」

キスメ「!」(コクン、と頷く)

          
              魔理沙「―――“邪恋”」

技名を最後まで言う前に、強烈なシュートがキスメを避けるように放たれる。
当然キスメはシュートボールに向かって飛び込むが。

    シュンッ―――

キスメ「!?
    (ボールが消え……)」

    ――――グシャッ!

キスメの米神を、死角から魔理沙のシュートが撃ち抜いた。
視界から消えるほどの曲がるシュート。この変化量はまさしく

ヤマメ「あ、アリス・マーガトロイドのキック!?ハッ!」

魔理沙「そうだよ」

跳ね返ったボールを、魔理沙自らでフォロー。
第二射の構えに入っている―――?

597 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:49:05 ID:???
     魔理沙「―――『実りやすい』―――」

ヤマメ「…キ、スメの体で、魔理沙が見えない……」

吹き飛んでいるキスメの体の下を潜り抜ける様なシュート。
素晴らしいコントロールとスピード、更に回転。

この3つの要素の揃ったシュートは、ヤマメが気づいた時には既に。
地から跳ね上がり、ヤマメの顔面を捉えていた。

ヤマメ「あ―――」

実況「魔理沙選手のシュートは正面!
   しかしこのこぼれ球にも魔理沙選手が―――」

こぼれ球は、ヤマメの至近。
魔理沙の体も、右足もヤマメの至近。

阿求「や…止めなさいッ!」

     魔理沙「―――『マスタースパーク』」

598 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:50:17 ID:???
一寸の淀みも躊躇いも無く振り抜かれた右足は。
魔理沙の新しいマスタースパークは。
GKヤマメをも、ゴールネットに叩き込んだ。

実況「ねじ込んだァ!
   魔理沙選手、開幕間もない先制点!素晴らしい活躍だ!」

魔理沙「……フン、個人はどうか知らんが…チームとしては、終わったな」

そう。
この一点で、外道衆は事実上壊滅した。

岬は脳震盪で動きに精彩を欠き、キスメも同じく負傷。
ヤマメに至っては、肩を破壊されて退場。
レ・フュリーは前線に置き去りにされてしまう。

阿求「…歴史が……決まってしまった…そんな……」

後は成すすべなく粉砕。
10−0と言う歴史的大敗を喫してしまう。

599 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:53:15 ID:???
霊夢「アンタ…今、楽しい?」

魔理沙「楽しいかって…?楽しいねぇ、こんなに強い私がさ。
     始めて霊夢に勝てるかもしれないんだ、うふふ

     この人間で、普通の魔法使いの霧雨 魔理沙がな」

霊夢「アンタ…何よ、その、酷い姿は……」

うふうふ、と壊れたトランジスタの様に漏らし続ける不気味な笑み。
切り落して来た様な、乱雑に切り揃えられた髪。
星の色をしていた瞳は、汚濁と欲望にギラついていた。
その全てが霊夢の知る【霧雨 魔理沙】から歪んでいた。

魔理沙「うふふ……酷いって? あはははははははは!!」

狂り、と可愛らしい容貌に全く似つかわしくない歪みきった笑みを浮かべる。

魔理沙「うふ、ふふ、ふふふ…ああ、愛してるぜ霊夢。

              ぶっこわしてやる。」

600 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 15:59:11 ID:???
霊夢「……完全に狂っちゃったの。
   あんた、月の兎の時みたいに狂気には耐性あるんじゃなかった?」

魔理沙「うふふ、狂ってなんかない。……悪魔にでも魂を売れるから、魔女っていうんだぜ? ふふ」

霊夢「そう……それで、そんな歪なあり方に……」

魔理沙「歪って何だよ? うふふふふ……悔し紛れか? 絶望的な実力差の!
     そりゃそうだよな!今の私は、人間を超越している…妖怪もだ!」

霊夢「……馬鹿。今のあんたは妖怪ですらないわよ。怪物だわ」

魔理沙「うふふ……それって、そんなに大差なくないか?どっちにせよ、私のほうが上だ」

霊夢「問題大ありよ。何でそんなんになっちゃったのよ、アンタ!」

魔理沙「うふふ、うふ、うふふふふ…自分の胸に聞いたらどうだぜ? 霊夢?」

霊夢「……ふん、怪物退治か」

魔理沙「退治できるモンなら―――って奴だな」

601 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 16:03:42 ID:???
霊夢「怪物退治は専門外なんだけどね」

ピィィィィーッ!
審判が、試合開始の笛を吹くと同時に霊夢がボールを受け取る。

霊夢「眠らせてあげる、その妄執と一緒に」

バシィィッ!
猛烈な回転を掛け、上空にボールを蹴り上げて自らも飛翔する。

魔理沙「へェ、いきなり無想転生か」

対する魔理沙は微動だともしない。
ただ、然としてそこにあった。

霊夢「……」

ギュギュギュギュ……!
タッ…ダダアァンッ!

落ちて来たボールに対して、飛び上がった落下の勢いを膝に溜めて更に飛ぶ!

602 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 16:07:50 ID:???
      「
           博 麗 究 極 奥 義 
             無 想 転 生 
                            」

ボールの落下のエネルギーと、自らの落下エネルギー。
シュート時には全跳躍力と変幻自在のドライブシュート、【無想封印】。
更に蹴り上げた際の回転を加えた、博麗 霊夢最高最大のシュート。

霊夢「…おやすみ、魔理沙」

魔理沙に向けて、放つ。
霊夢の友情の光を、魔理沙に向かって撃ち放った。

魔理沙「霊夢…私の勝ちだ、今度こそな」

対する魔理沙は、シュートに向かって飛び込んだ。
右足を振り上げて、飛び込んだ。

霊夢「え……?」

魔理沙「おやすみ、霊夢…
     うふ…ふふふ…ふふふふふ……」

603 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 16:10:42 ID:???
     月金符
        『サンシャインリフレクター』

霊夢「そんな…そんな事が……!」

なまじ勘の良い霊夢には解った、解ってしまった。
魔理沙の右足は、自らのシュートを捉えて―――

魔理沙「―――ハッ!」

          ―――撃ち返す。

霊夢「…ゴメン、ダメだったみたい」

霊夢の放った光は、魔理沙に届く事は無かった。
今自らを焼き、滅ぼそうとしているのがその光なのだ―――。

     カッ、
          ズ ド ン ッ

604 :南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/10/03(日) 16:12:45 ID:???
実況「き…決まったァ〜〜〜!
   魔理沙選手、霊夢選手のシュートを撃ち返してゴールゲット!
   何もかもを吹き飛ばす、圧巻のゴールゲットだーッ!」
 
―――今の魔理沙をサッカーで止められるのは、アンタしか居ないみたい。
私はここで降りる事になったけど…頼むわよ、森崎…有三……。

薄れる意識の中で、最後に想った。
魔理沙を、止めてと。受け止めて、と。




10レスも使っちゃった、てへ★
うへへへ…。

402KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2007-01-24