キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/05(月) 21:09:17 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1277548514/l50

[大まかなあらすじ。]
幻想郷の賢者、八雲紫に連れてこられた反町一樹。
秋姉妹らと出会いオータムスカイズを結成、幻想郷に混乱を巻き起こす為に今日も戦いに励むのだった!

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
紅魔館主催で開催される不夜城カップに出場をしたオータムスカイズ。
初戦の地霊アンダーグラウンド戦を4−2で勝利し、2回戦のネオ妬ましパルパルズ戦も1−0で辛勝。
試合後、うどんげとてゐの二人を加え、更に波に乗ったオータムスカイズの次の相手は守矢フルーツズ。
前半は押せ押せムードで3−1で折り返すも、早苗や天子の猛攻の前に3−3に追いつかれ、終には逆転されてしまう。
しかし、最後の最後で反町が体を張ってPKを奪い、4−4の同点に。試合はVゴール方式の延長戦へと持ち越されるのだった。

早苗「奇跡の力で2点目!」
リグル「これが私のネオリグルキックだァ!」
萃香「甘い! 鬼パンチ!!」
リリーブライト「「初の出番なのにまるで活躍出来ません!!」」
天子「天人の力で3点目! 流石天人は格が違った!!」
超サナエ「奇跡の力で逆転!」
クラブA「だがPK!」
佐野「なんだかよくわからんが、目的地まで徒歩で行く事になった」

お互い死力を尽くす準々決勝、果たして勝利するのはオータムスカイズか守矢フルーツズか!? あ、佐野君もがんばれ!
そんな幻想のポイズン38スレ目、このスレでもよろしくお願いします。

927 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 20:33:28 ID:???
魔理沙的には反町って「最初から強い味方におんぶにだっこでシュートだけ鍛えてれば良かったチーター」認識みたいだしね

928 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 20:41:57 ID:???
いよいよ回想シーン…試合とは別に緊張するぜ

929 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 20:41:58 ID:???
ちょっと情報収集すれば、オータムにもともと実績のある選手が
加入したのは結構後になってからのことだとわかるはずなんだけどね。
どうやら「努力家」という設定は内向きの努力しかしない、ということであるようだ。

930 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 20:45:25 ID:???
俺としては白黒紅白のその評価が回想シーンで覆るのを期待してるんだがな
雑談スレにあったけれど、なんでこんな性格にしたんだとスレ主を叩くのはしたくない
そこに行っちゃうと面白いこのスレ出ていくしかないからな

931 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 20:48:05 ID:???
とりあえず出ていくとか書くと少し脅しっぽく見えるから自重してほしい

932 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 20:49:37 ID:???
自重はどちらも必要じゃない?

933 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:53:11 ID:???
>A.なんだか気になる!(???と博麗連合の絡みを見る)
=============================================================================
コツ コツ コツ ……

魔理沙「………………」
霊夢(はーあ……もっと頼りになる仲間がいりゃいいんだけどねぇ……)

試合の熱気も冷め、既にスタジアム内も静寂に包まれつつある中……。
敗退をした博麗連合の面々は帰り支度を済ませ、帰路につこうとしていた。
既にこの大会の為だけに適当に集めたバケバケ達は退散しており。
コンガラとキクリといった者達も先に博麗神社へと帰った為。
最後に控え室を出たのは、キャプテンの霊夢とそのパートナーである魔理沙の二人のみ。
その二人も帰り支度をようやく終え、廊下に出たのだが……。

靈夢「お疲れ様、二人とも」

魔理沙「!?」
霊夢「……ちっ」

足音響かせながら、霊夢達が向かった廊下の曲がり角から姿を現したのは――。
今日の試合、最初から最後まで見守っていた、先代の博麗の巫女――博麗靈夢。
冷ややかな彼女の視線を受け、魔理沙は一瞬だが驚きに顔をゆがめるも……。
霊夢は逆に苛立ったような表情を浮かべながら小さくしたうちをし、靈夢を睨み付ける。

霊夢「ババアが説教でもしにきたわけ? なら、疲れてるから帰ってくれるかしら?」
靈夢「そういうわけにもいかないわ、霊夢……博麗の名に泥を塗ったあなたには、相応のお仕置きが必要よ」

934 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:54:14 ID:???
かつて博麗の巫女と呼ばれた女と、今の博麗の巫女である少女。
彼女達は肉親――姉妹とは思えない程の冷たく、そして怒りと憎しみを込めた視線を向け合い。
絡ませつつ、霊夢はギリギリと歯軋りをし、靈夢はそれを見て眉を顰める。
彼女達の因縁を話すには……まず、霊夢の出生してからの来歴を話す所から始まる。

博麗霊夢――その類稀なる天性のセンスにより、将来を期待されていた少女。
しかし、彼女の不幸はその出生した時点で――彼女よりも類稀な天性のセンスを持ち。
彼女よりも何事をするにしても、抜群の能力を発揮したその当時現役の博麗の巫女。
博麗靈夢が存在をしていた、という事だろう。

幼少の頃より、霊夢は靈夢をも超える逸材かもしれないと、一部の者達にうわさこそされていた。
事実、幼少の頃の霊夢はその年ではまるで扱える筈のない結界術、陰陽術。
ありとあらゆる博麗の巫女として必要な術などを、事も無げに習得してみせたのだ。
もしも彼女が生まれるのがもっと過去――それこそ、百年二百年前ならば。
或いは彼女は稀代の天才として名を残していただろう。
だが、それはならなかった……なぜならば、現役の博麗の巫女――博麗靈夢の方が。
技術的にも精神的にも、圧倒的に霊夢よりも強大であり、強かったからである。

霊夢がやがて成長し、半人前ながらも妖怪退治の見習いをやっていた頃。
引率をしていた靈夢の方が、圧倒的な力を見せて妖怪たちを屈服させたというのも。
数少ないが、知る人ぞ知る事実であった。

両者共に、努力を知らずに育った、天才。

その天賦の才は……霊夢にとっては残念な事に。
そして、靈夢にとっては然程気にした事は無いがありがたい事に。
僅かながら、靈夢の方が大きく恵まれていたのである。

935 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:55:21 ID:???
やがて博麗霊夢はこのままではいけないのかもしれない、と沸々と危機感を抱く。
否、それは危機感というのとはまた違う―― 一種のライバル心。
自分が一番になりたい……自分こそが優れているのだと証明したいと思う、強い反骨心であった。
それから博麗霊夢は懸命に努力を続けた。
博麗神社に古くから伝わる勉強法などで術を強化し、強くなろうとあり続けた。
靈夢もそれを生暖かい目で、妹を見守るような目で見ていた。

霊夢はやがて、自身の力で空を飛ぶ方法を見つけることが出来た。
これは靈夢には無かった数少ない才能のようで、霊夢はその事実にしても嬉しがった。
霊夢が自由自在に空を飛ぶ中、靈夢は玄爺に乗るより他に空を飛ぶ方法は無かったからである。

こうして数年が経ち……霊夢はめきめきと実力を伸ばしていった。
一部ではもはや霊夢の方が実力が高いのではないかと呼ばれる程にまで、強くなった。
元々才能があった霊夢が努力をしたのだから、それもまた当然の事である。
そして、二人はまたもや妖怪退治に向かうこととなる。
霊夢が始めて魔理沙と出会う事となったこの妖怪退治。
その折、霊夢が活躍を出来たかというと……答えは否。

数年間努力をし、実力を伸ばし、空を自在に飛べるようになった霊夢。

しかし、その霊夢は靈夢と共同で行った妖怪退治において活躍をする事が出来ず。

結局、目覚しい活躍をとげ……後に語り継がれる事となったのは靈夢であった。

数年間の努力では、才能を覆せなかったのである。

936 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:56:21 ID:???
霊夢は悩んだ。
一体どうすれば靈夢に勝つことが出来るのか……どうすれば、靈夢と対等に戦えるのか。
靈夢のおまけという地位から逃れるには、果たしてどうすればいいのか。
悩んだ末――霊夢は幻想郷全土のルールを変える事にした。

即ち、妖怪退治の際には問答無用で妖怪を封印、或いは撲滅するのではなく。
スペルカードルール――弾幕ごっこで勝負をつける事を好しとしたのである。
これにより、人間と妖怪……多くの種族間にある絶対的な力の差というものが無くなった。
どんなに弱い者でも、強者に勝てるというルールを作り上げたのだった。

博麗霊夢はこのルールを作り上げると、早速とばかりに紅い霧を出していたレミリアを退治しに。
以前の妖怪退治の折に出会っていた霧雨魔理沙と共に向かった。
そして、霊夢と魔理沙はレミリアをスペルカードルールの下に倒し。
この異変は、見事に霊夢の初手柄となった。

それを見て、靈夢は微笑を浮かべながら博麗の巫女を退く事にしたのである。

靈夢「このルールなら、霊夢一人でもやっていけるわね」

命の奪い合いではない、敗北しても死にはしない弾幕ごっこ。
そのルールの下に戦うのならば、霊夢一人でもやっていけると判断しての退任。
こうして博麗霊夢は今の地位を手に入れ……博麗靈夢は隠居をする事となった。

結局、二人の間の因縁――というよりも、霊夢の一方的な劣等感は最後の最後まで収まる事は無かった。
なぜならば、博麗靈夢がこのような茶番――スペルカードルールというものは好かないとカードを作る事を放棄したからである。
そうして、霊夢はやがて元の怠惰な巫女へと戻っていった。
靈夢がいなくなった以上は自分が一番だという優越感と、靈夢に対する怒りを内に秘めながら。

937 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:57:22 ID:???
霊夢「……で、そのお偉い先代の博麗の巫女様が私にお仕置き?
   馬鹿言うんじゃないわよ、あんたどんだけブランクがあると思ってんの」
靈夢「ブランクがあろうが、あなた程度には負けないわ……。
   努力を怠って、鍛錬を忘れちゃったあなたなんかにはね……」
霊夢「鍛錬した事が一度もないようなあんたに言われたかないわよ、糞ババア……!」

サッカーに関しても、二人は――というより霊夢は靈夢に対して一方的な劣等感を抱いていた。
天性のセンスのみで勝負をするのはお互いに同じ。
しかし、そのセンスにしても……靈夢は化け物じみた圧倒的な力量を持っていたのだ。
だが、そんな靈夢もボールを持たなくなって既に数年が経っている筈だと霊夢はほくそえむ。

霊夢「…………返り討ちにしてやる!」
靈夢「ふふふ……」

疲れた体に鞭打ち、珍しく激情に駆られながらボールを持って靈夢に突進をする霊夢。
幅は狭いがそれでも十分……博麗幻影で抜きされると、霊夢は判断をしていた。
傍から見ていた魔理沙も、靈夢が負けるものだとこの時ばかりは思っていた。
それ程までに霊夢のドリブル技術は鋭かったのである。

霊夢「油断してんじゃないわよ!」
靈夢「油断……? 違うわ……」

大きく飛び上がり靈夢の頭上を越そうとする霊夢。
しかし、靈夢はそのジャンプにあわせて大きく飛び上がり……。

靈夢「これは余裕と……いうものよ!」
霊夢「!?」

ズギャアアッ!! バアアンッ!!

938 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:58:24 ID:???
足ではさんだ霊夢のボールを、靈夢はいとも簡単にヘディングで弾き飛ばした。
瞬間、体格で劣る霊夢は吹き飛ばされ……靈夢は転がったボールを確保。
その動きはブランクがあるものには到底見えず、魔理沙は目を丸くするのだが……。
一方で霊夢は地面にはいずりながらもすぐさま立ち上がり、今度は靈夢からボールを奪い返そうとする。

霊夢「うあああああああああああああああああっ!!!」
靈夢「ほら、熱くなるだけでボールが奪えたら誰も苦労しないわよ?」
霊夢「うるさい……! うるさいうるさいうるさいうるさい……!!!」

その勝負は、まるで大人と子供……否、赤子であった。
先ほどの試合で要所要所で活躍を見せていた霊夢の姿は消え……。
そこにあったのは、ただ、ボールを奪おうと顔を真っ赤にしながらボールに追いすがる少女。
そして、それを完全に手玉にとって遊んでいる天才の姿があるのみ。

靈夢「……それ、シュートよ」
霊夢「ッ!!」

やがてその勝負にも飽きたのか、靈夢は霊夢をあっさりといなして完全にフリーの状況を作ると。
ボールを蹴ってゴールに見据えた扉目掛けて直撃させる。

靈夢「……1点ね」
霊夢「ぐっ……くっ……!!」

939 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 21:59:25 ID:???
先代の博麗の巫女――博麗靈夢は健在であった。
無論、彼女も最初からブランクというものがまったく無かった訳ではない。
しかし、とある試合を経験し、そこで試合勘を養った今――。
今の彼女に、敵と呼べるような存在というのはほんの一握りしかおらず……。
そして、その敵と呼べるような存在の中に、霊夢は存在をしていなかったのだ。

霊夢「ふざけんじゃないわよ……! また……私から全部を奪うつもり……!?」
靈夢「練習してなかったあなたが悪い。 練習さえしてれば……そうね。 一度くらいはボールを零せたんじゃないかしら?」
霊夢「ふざけんじゃ……ないわよ……!!!」

靈夢と霊夢――天に愛された者同士。
だが、より天に祝福を受けていたのは、博麗靈夢であった……ただ、それだけの話。
お互い才能のある者、才能だけで戦ってきた者の実力は……。
地面に這い蹲り、嗚咽を漏らす霊夢――そして、それを見下ろす靈夢。
二人の今の構図を象徴する如く、圧倒的な差としてここにあった。

霊夢「努力しても全部無駄……どんだけ勉強しても……練習をしても……。
   私の術はあんたを超えない……!」
靈夢「だから数年間だけの努力じゃ駄目なのよ……何十年と続ければ……いずれは私を超えるわ」
霊夢「ふざけんな……!」
靈夢「ふざけてはいないんだけどね……まあ、いいわ。
   それより霊夢……ちゃんとフランス国際Jrユースには出なさいよ?」
霊夢「何を……!」
靈夢「私も出るの。 あなたが出てくれないと、楽しむ事すら出来そうにないから……ね?」
霊夢「………………!!」

そして、ここでこの大会が終わった後に開かれる大会――幻想郷の外へと出て。
全世界の名だたる強豪達と戦う大会の話を聞き、目を見開く霊夢。
既に現役を引退した靈夢が、何故いまさらと考えるのだが……それを見透かしたかのように、靈夢は口を開く。

940 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 22:00:31 ID:???
靈夢「お灸を据えるのよ。 どっかの怠惰な巫女さんが、これ以上情けない姿を見せないように……ね」
霊夢「……くっ」
靈夢「それじゃあ、用件は全て伝えたわ……」

地面をダン!と握り拳を打ち付けて悔しがる霊夢を見た後……。
靈夢は小さくため息を吐いてから、通路を通って再び来た道を戻ろうとするのだが……。

魔理沙「……待ちやがれ!」
靈夢「……………」

その靈夢の背中に向けて大声を出して呼び止めたのは、霧雨魔理沙。
ここまで待ち、靈夢と霊夢の再会を見守っていた魔理沙は……。
しかし、苛立たしげに歯軋りをしながら、靈夢に向かって吼える。
そう、この魔理沙もまた、靈夢とは親交のある仲。
かつては共に妖怪退治にも向かった事のある、友人といっていい者なのだが……。

魔理沙「霊夢が出なきゃ楽しめないってのはどういう意味だ……! 私なんかいてもいなくても同じだってか!?」
靈夢「実際今日の試合を見たら、誰でもそう思うでしょう」
魔理沙「〜〜〜ッッ!!!」

今日の試合、一番重要な場面で大きなミスをしでかした魔理沙。
その魔理沙の傷に塩を塗るような言葉を吐いた靈夢は、しかし、事も無げにそのまま去ろうとし……。
魔理沙はしばらく声にならない声を出していたが、すぐさま、持っていたボールを地面に下ろし。
その右足を大きく振りかぶって、靈夢の後頭部目掛けてシュートを蹴り放つ。

魔理沙「……そんなでかい口、利けなくしてやる!! マスタースパァァァァァク!!!」

魔理沙が放つは、自身の渾身の必殺技。
これまで幻想郷サッカー界で幾多のゴールを量産し、貫いてきた黄金の閃光。
一瞬やりすぎたかと自分でも思ったそのボールは、しかし、靈夢の背後に徐々に迫ってゆき……。

バシィイイッ!!!

941 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 22:01:31 ID:???
魔理沙「なっ……なにィ!?」
靈夢「……でかい口を叩いてるのは、あなたでなくて? 魔理沙」

しかし、靈夢はそのボールを……振り向きざまに、ワンハンドキャッチしてみせた。
唖然とする魔理沙に、その光景を見て再び瞳に涙をためる霊夢。
それらを一瞥した後……靈夢はフ……と笑みを見せてから、懐から黒ずんだボールを取り出し。
魔理沙へとそれを投げてよこした。

ズシッ

魔理沙「!? ……な、こりゃ……」
靈夢「魅魔からの贈り物よ。 彼女も次の大会に参加をするわ……彼女を悲しませない事ね」
魔理沙「な……!? み、魅魔様が……!? お、おい! 待て!! 靈夢!!!」
靈夢「ノートの52Pらしいわよ、魔理沙」
魔理沙「!?」

黒ずんだボールはズッシリ重く……ゆうにその重さは普通のボールの3倍ほどはあるだろう。
魔理沙が一体どうしてこんなものをと靈夢に戸惑いの目を向ければ……。
靈夢から返ってきた言葉は、かつての魔理沙の師匠がそのボールを寄越したというもの。
そして、フランス国際Jrユースには……その師匠もまた、参加をするというもの。
魔理沙が目を白黒させ、混乱をするのを尻目に靈夢はその場を去り……。
こうして博麗連合の控え室の前は、再び静寂に包まれる事となる。

霊夢の胸に、幼少の頃失くした筈の闘争心を与え……。
魔理沙に大きな困惑と、更に大きな敗北感を残して。

                         TO BE CONTINUED

942 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/18(日) 22:06:56 ID:???
>>924-927
魔理沙というか、基本的に殆どの幻想郷サッカー住民にとっては、全てを自分でこなす必要というのがあったんですね。
なので、魔理沙としては「ドリブルでのボール運び」「パスでのつなぎ」「ディフェンス」と全部やってくれるメンバーを。
最初からそろえていた反町を、おんぶにだっこと言っていました。
まあ、これも今の幻想郷だと考えられない事なんですけどね(殆どのチームがかなり名有りを多くしてますので)

>>928 >>930-932
意見が覆るかどうかはわかりませんが、何となくこんなん後ろでやってましたという説明はさせていただきました。
これを見て色々意見はあるかと思いますが、どうぞ穏便にお願いします。

という訳でひとまず本日はここまで&本編はこのスレではここまでです。
続きは明日、新スレを立ててからさせていただこうと思います。
また、スレが残ってれば佐野君外伝……残っていなければ、本編でちょろちょろっとやろうとでも思います。
よろしければ新スレのスレタイ案なぞ考えていただけるとありがたいです。
それでは、お疲れ様でした。

【】幻想のポイズン39【】

943 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:08:59 ID:???
乙です。今はただ……完走、お疲れ様でした。

944 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:10:56 ID:???
つまり、新時代のことをきちんと理解せずに、
「わしの若いころは…」とやってたわけね。
いよいよ【情報不足】としかいえんね、南無南無。

【別れの日】幻想のポイズン39【迫る】
【いざ】幻想のポイズン39【決断のとき】

945 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:18:36 ID:???
【第1部】幻想のポイズン39【完】
【新たなる】幻想のポイズン39【一歩】
【西尾?】幻想のポイズン39【最後の戦い】
【ビバ!】幻想のポイズン39【温泉!】
【休暇は】幻想のポイズン39【温泉だろJK】

GMが混浴にする意思を見せなければ、俺はこの星を破壊しつくすだけだぁ!

946 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:19:38 ID:???
混浴反対。垣根があるからこそいいんじゃないか

947 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:21:48 ID:???
混浴にもよさがあるとは思うが、遮られてるからこその楽しみもあると偉い人が言ってた。

948 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:24:27 ID:???
二人が負けたのも先代除いて我に敵う者などいないと決め付け怠けていた
自分が未来永劫最強の一角だと思っていたというツケみたいなもんですねからね
しかしブラックボールか・・・
ネオマスパ修得だけにしてもらいたいっす
【地獄?天国?】幻想のポイズン39【温泉旅行】


949 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:28:20 ID:???
もうこのスレで二人の話はいいッス

950 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:29:33 ID:???
それでは、以後このスレは静岡県人会の祝勝会場とするっ!

951 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:45:34 ID:???
【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】

西尾?さんは決勝でも地味に
活躍してくれるはず
そういや反町ってどこ出身なんだろ?

952 :森崎名無しさん:2010/07/18(日) 22:55:37 ID:???
東京だと思ってたなんとなく
原作では明言されてないはず

953 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 02:48:37 ID:???
各地でスカウトがいるようだし、反町もその口か?
そうでなければ、(私立の学園だから)高い学費を払える位のいいとこの出だったりしてな。

954 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 13:59:46 ID:???
【かなり時間押してますんで巻いていきます。 佐野満外伝】

銀の槍を構え、鋼の鎧を身に纏い、魔界の村に降り立った佐野満。
襲い掛かるゾンビ達をちぎっては投げ、ちぎっては投げの大活躍で粉砕し。
次々と佐野を待ち構えていた罠を切り抜け、佐野はとにかく道を突き進んだ。
全ては自分を船から降ろし、置いていった魅魔達に追いつく為である。

佐野「いい加減おどろおどろしいからさっさと切り抜けたいぜ! マジで!!
   っていうかここで足踏みしてたら、なんか知らんがいよいよ時代に取り残される気がしてきた!!」

実際問題前回までのペースだと佐野君が魔界の村を制圧する頃には。
Jrユース大会も終わっちゃってるかもしれないので、今回は巻きでいきます。

先着1名様で、
佐野ダイジェスト→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→なんと完全に制覇した上に二週目までした!? 魅魔「佐野、佐野……その武器じゃ魔王は倒せないよ……」
ダイヤ→なんと完全に制覇をした! ここまでの道のりで佐野のフィジカル大幅アップ!
ハート→後一歩の所で赤い有馬さんに倒された……。 ここまでの道のりで佐野のフィジカル結構アップ
スペード→半ばの所で力尽きた。 ここまでの道のりで佐野のフィジカルちょっとアップ。
クラブ→なんかすぐやられた。 当然パワーアップしない。

955 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 14:01:04 ID:???
佐野ダイジェスト→ ダイヤ10

956 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 14:06:21 ID:???
>>943
どうも、乙ありがとうございます。

>>944 >>948
まあ、以前までの魔理沙はサッカーに関してはハングリー精神と努力を忘れちゃった状態でしたからね。
特に反町に関してはまるで敵じゃないと思っていましたので。
怠けてなければこの試合もわからなかったんですけどねー……。

>>945-947
温泉が混浴か否かはカード判定です。多分。

>>951-953
西尾?さんは多分決勝でも……決勝でもやってくれる! 三杉とのマッチアップで。

反町の出身地に関しては不明ですね。どこなんでしょう?
流石にスカウトをされるとしても、関東のどこかとは思いますが……。

957 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 14:48:58 ID:???
佐野がまさかの大強化w

958 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 15:11:42 ID:???
>佐野ダイジェスト→ ダイヤ10 =なんと完全に制覇をした! ここまでの道のりで佐野のフィジカル大幅アップ!
===========================================================================================
次々と難所をクリアーしていった佐野であったが、その佐野の前に突如として現れた黒い影。
それは魔界の村四天王を名乗るコッカトリスさんだった!
コッカトリスさんは頭を伸ばして攻撃し、卵を投げつけて攻撃する恐ろしい相手だ!
どうする、佐野満!?

ああ、よかった。何とか勝てたぞ……。
佐野は思った。

佐野「あと5センチ右だったら……」

ほんと、正に紙一重の勝利だった気がする!

次なる相手は四天王二人目、巨大なフジツボのストームチェザリスだ!
ストームチェザリスは何かというとすぐ巻貝をミサイルで飛ばす恐ろしい相手だ!
でも勝ててよかった……ハッキリ言って危なかった。
佐野いわく。

佐野「初めて趣味を生かした攻撃ができた」

との事。
なるほど、あの時放ったあの攻撃のことな!

その後三人目四人目も出てきた。
勝てた。
すごいよかった。

959 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 15:12:42 ID:???
佐野「という事で全ての関門を突破して有馬さんも倒してなんかとにかく勝ったぞ!!」

色々と端折りすぎたが、とにもかくにもこうして佐野は見事に魔界を制覇した。
その道中、何度も何度も槍を投げてボス達に対抗しようとした事。
また、重い鎧を着て走り抜けたことでスタミナが大幅に上昇し。
更には筋力もつき、早々簡単には競り負けないような体を作り上げる事も成功した。
佐野にしては珍しく、見事に魅魔の思惑通りに成長を遂げたのである。

佐野「ここが師匠達が来てる筈の館か……」

そして、佐野はとうとう魅魔達が滞在をしている筈の館まで辿り着いた。
ここまで本当に苦難の連続だったのだが、それを話すとやはり長くなるので省略。
とにもかくにも、佐野は凄く頑張って突破をしたという事だけ覚えていて上げてください。

佐野「さて、それじゃあとにかくお師匠たちと合流しよう。 すみませーん、誰かいませんかー」

館へと辿り着いた佐野は、ひとまず魅魔達と合流せねばと考え。
ドンドンと扉を叩き、ノックをするのだが……。

先着1名様で、
魔界の神様がいる場所→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER→板尾神「なんや君か〜」 ゲェ!? 板尾神!?
ダイヤ・ハート→???「あなたがあいつの連れてきた人間……?」 メイドさんがお出迎えした!
スペード・クラブ→???「……」 ???「はじめまして、異世界からのお客さん」 白と黒の服を着た二人の少女がお出迎え!

※佐野のガッツが+100、せりあいが+5されました。

960 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 15:14:25 ID:???
魔界の神様がいる場所→ スペードQ
せり…あい………?

961 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 15:48:57 ID:???
>すごいよかった。
なんかツボにはまったw

962 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 15:50:01 ID:???
>魔界の神様がいる場所→ スペードQ =
???「……」 ???「はじめまして、異世界からのお客さん」 白と黒の服を着た二人の少女がお出迎え!
=================================================================================================
佐野「おん?」
ユキ「私はユキ、こっちがマイ。 よろしくね」
マイ「…………」
佐野「ん? あ、ああ……まあ、よろしく」

ノックを続ける事数十秒、すぐに扉は開き、中から出てきたのは……。
なんと佐野よりもまた一回り程小さい、二人の少女であった。
佐野が目をパチクリさせている間に黒い服を着た活発そうな少女は自身をユキと名乗り。
白い服を着た少女――マイは、何やら佐野を値踏みするかのような視線を向ける。

佐野(黒い方がユキって何かわかりにくいな……しかし、それはともかく……)
ユキ「あなたの師匠……あの悪霊なら、もう中に入って神綺様と会談されてるわよ」
佐野「お? あ、そうなのか?」
マイ「…………ついてきて」

師匠である魅魔や命蓮寺のメンバーは一体どこに行ったんだろうとキョロキョロしていた佐野を見て。
ユキとマイは素早く一同の所在について話し。
その場所に連れて行くから、と佐野を館の中に入るように誘う。
佐野はそれに素直に従い、館の中に入り二人の後を追い……。

魅魔「おっ! いやぁ、よく来たね佐野! 思ってたより早かったじゃないか!!」
佐野「師匠!」

大広間に出ると同時、魅魔や命蓮寺のメンバーと無事に再会を果たすのだった。

963 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 15:51:13 ID:???
佐野が姿を見せると同時、命蓮寺のメンバーや魅魔は一瞬だが驚いた表情を見せ……。
しかし、すぐに無事に安堵をしたような顔をしながら佐野の来訪を喜ぶ。
……一部、ぬえだけはあまり良くない反応を示していたのだが。
佐野はそれを見て笑みを浮かべながら、鎧をようやく脱いで視界を確保して魅魔と握手を交わす。

佐野「どうだ、師匠! 俺だってやりゃあ出来るだろうが!!」
魅魔「うん……いやぁ、驚いたよ。 こんだけ早く来るなんて、思ってもいなかった。
   てっきり道中でやられてまた私が手ぇ貸さなきゃいけないかもと思ってたからね。
   ……うん、よくやってくれた。 まあ、今はゆっくりして疲れを取れ!」
佐野(まるで自分の家みたいに言いやがるなぁ……)

だが、実際の所佐野も疲れていたので断る事もなく佐野は適当な椅子に腰掛け。
改めて周囲を見回してみる。
すると、命蓮寺のメンバーと何やら話をしている、赤い服を着ている頭から見事なアホ毛が出た女性。
そして、そのアホ毛の女性の傍らに位置しながらちらちらと佐野を見てくるメイド服の女性の存在に気づいた。
また、先ほどのユキとマイの二人は中央のテーブルから離れているルーミアやぬえと話をしている様子である。

佐野(うーん、この見慣れない人が白蓮さんや師匠の知り合いなのか?
   それはともかく、どうすっかな……?)

A.「お師匠、あの二人は?」 魅魔に見知らぬ二人について聞いてみる
B.(何話してるんだろ?) 白蓮とアホ毛の女性の話に耳を傾けてみる
C.「おーい、こっちにも茶くれー」 メイドの女性に茶を要求する
D.「何話してんだ? ん?」 ぬえとルーミア、ユキとマイの話に混ざる
E.その他 自由投票枠

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

>>960 有馬さん達と何度も競り合った勝負を繰り返したんです。多分。
>>961 武士沢レシーブで検索しましょう。

964 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 15:58:38 ID:BgfjRxO6
A

965 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 16:01:50 ID:vhZKJ2ZA
A

966 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 16:13:30 ID:???
この後きっと年表による特訓の模様をお送りしてくれるはず

967 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 16:40:03 ID:???
>A.「お師匠、あの二人は?」 魅魔に見知らぬ二人について聞いてみる
======================================================================
魅魔「ん? ああ……そういや、紹介がまだだったか。
   あの二人が、この館の主とNo.2の神綺と夢子だよ」
佐野「へぇー……」

一体あの二人は誰なのかと気になり、魅魔に問いかける佐野。
魅魔はその問いに事も無げに答え……割と簡単な説明を、二人を指差しながらする。
曰く、あのアホ毛を生やして子供みたいな笑顔を見せている赤い服の女性は……。
しかし、実はこの魔界を作ったとされるとてもとても偉い神様。
その名を神綺と言い、この館のみならず魔界をも代表するような人物なのだという。
そして、その傍らにいるメイド服の女性の名は夢子。
曰く、彼女はその神綺に作り出された子供らしく――神綺の片腕的存在なのだそうな。

佐野(ぶっちゃけ神様だとか作り出したとか言われても現実感はねーんだけど……)

白蓮やら星やら、とにかく色々と規格外な者達と一緒に過ごしていたといえば佐野も同じ。
師匠である魅魔すらも悪霊といわれる存在である以上……。
神様ぐらいいてもおかしくは無いだろう、というのが佐野の見解であった。
その後、魅魔は神綺と夢子を呼び出して佐野と引き合わせ。
佐野と二人は挨拶を交わす事となる。

神綺「それでは、これからよろしくお願いしますね、佐野君。
   一緒に大会に向けて頑張っていきましょう〜♪」
夢子「……魅魔の弟子、らしいわね。 一応は期待はしてるけど……なるべく、応えてくれると助かるわ」
佐野「お、おう! よろしく……って、大会?」
魅魔「いってなかったっけ? この魔界に来たのは、こいつらと手を組んで大会に出る為なんだよ。
   えーっと、なんだ……国際Jrユース大会……だっけ?」
佐野「へぇー……国際Jrユース大会にねぇ……。 ……って、えええええええええええええええええ!?」

968 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 16:41:05 ID:???
神綺と夢子と握手を交わし、笑みを浮かべる佐野。
そんな佐野の疑問―― 一体大会って何の事だ?というものに対し……。
魅魔は間髪いれず、「フランス国際Jrユース大会」のことであると説明をした。
そして、それを聞いた瞬間、佐野は正に割れんばかりの絶叫を上げて驚きを露にしたのである。

佐野「こ、国際Jrユース……!? って、フランス国際Jrユースだよな!?」
魅魔「ああそうさ。 そのフランス国際Jrユース……お前が全日本代表として出る筈だったこの大会に。
   私達も殴りこみをかける!」
神綺「楽しみね〜」
白蓮「ええ、本当に」
夢子(神綺様がもう一人増えたみたいな気分だ……)
佐野「んな……マジかよ……?」

てっきり幻想郷の大会かと思っていた佐野にとっては。
まさか今更国際Jrユースに出場する事になるとは思っていなかった為か完全に寝耳に水。
おまけにその大会に全日本以外として出場するというのだから、当然驚きに目を白黒させるのだが……。
魅魔の大真面目な声を聞いてそれが本当に実現する事なのだと聞くと、佐野は少しずつ冷静さを取り戻し。
長い髪の毛をかきむしりながら、なんとか気持ちに整理をつけつつ口を開こうとする。

魅魔「何か話があるなら聞くけど?」
佐野「あ……う……えーっと……」

A.「俺が所属するチームってのは?」 佐野が所属するチームについて改めて聞く
B.「そんな馬鹿な話があるか! 俺は全日本で戦う!」 こんな部屋にいられるか!俺は全日本に帰るぞ!
C.「反町さんは……? 反町さんは、その大会に出るのか?」 終生のライバル(と勝手に思ってる)反町の動向が気になる
D.「どう見ても師匠はJrじゃないだろ」 突っ込む
E.その他 自由投票枠

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

969 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 16:42:06 ID:dVCz2wUo


970 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 16:45:47 ID:vhZKJ2ZA
A

971 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 16:48:40 ID:???
A
甘いぞ佐野、40になっても少年隊な人達もいるのだ

972 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 16:52:08 ID:pE5rcUw6
A
上げ忘れた

973 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 17:38:49 ID:???
>A.「俺が所属するチームってのは?」 佐野が所属するチームについて改めて聞く
==============================================================================
魅魔「おや? てっきり全日本に帰りたいとか言ってくるもんかと思ったけど……」
佐野「今の俺が戻ったって、全日本に帰っても居場所は無いし。
   それならここでいたら、師匠に色々教えてもらえる分、得だろ?」
魅魔(ふーむ……意外に直情的じゃないねぇ。 ま、それが理解出来てるんなら十分だ)

幻想郷に来てから幾段かレベルアップを遂げたとはいえ。
まだ佐野の能力は幻想郷の全体のレベルから見てみれば中堅から低い方にある。
そんな状況のまま全日本に帰ったとしても、決して活躍は見込めないと冷静に分析する佐野に。
魅魔は関心したかのように頷きつつ……佐野の問いかけに答える事にする。

魅魔「まず、お前が所属をするチームはこの世界――つまり、魔界チームだ。
   この魔界の代表として、お前は戦う事になる」
佐野「……まあ、それは何となく想像ついた。 ここまでつれてこられたんだしな」
魅魔「そして、チームメイトになるのはここまでついてきたお前の仲間……。
   つまり、命蓮寺のメンバーだね」
白蓮「頑張りましょうね、佐渡君」
星「ですから聖、佐渡君ではなく佐野君だと……ああ、佐野君、ふ菓子食べますか?」
ナズーリン「お師、多分彼は今走り回ってきて口の中パサパサだからふ菓子はやめてあげよう」
ムラサ「なんだかここのチームはDFが不足してるらしいし、私も大活躍の予感ね〜」
一輪「ふふふ、いよいよこの私と雲山の豪腕が世界を相手に戦う時が来るようね!
   姐さんのありがたさを世界に知らしめるいい機会だわ!」
椛(今度こそ存在感を出すッス……! もう誰にも負けてられんッス!)
ルーミア「頑張るのかー」
小町「ZZZ……」
ぬえ「……ふん!」

974 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 17:39:50 ID:???
魅魔「そして、この魔界にいる面々……神綺と夢子、そしてユキとマイの二人」
神綺「よろしくね〜♪」
夢子(あの尼もキーパーか……さて、どれほどの実力者なのか……)
ユキ「マイ、私達のコンビプレイをいよいよ世界の舞台で見せる時が来たわね!」
マイ(こんだけメンバーが多いと、二人同時に起用されるかどうかも疑問なんだけどね……)

魅魔「更に、私も出場するよ」
佐野「えっ!? 師匠も!?」

魅魔がここまで紹介をしたメンバーに関しては、佐野もある程度は予想がついていた。
この魔界チームで戦うというのならば当然魔界のメンバーも出場するであろう事は予期出来た事であり。
命蓮寺メンバーもついてきたという事は、きっとこの魔界のメンバーとして戦うだろうと予想できたからである。
しかし、魅魔が参加をするというのは完全に予想外の事であった。
佐野は思わず目を丸くして驚くのだが……魅魔はニヤリと笑みを見せると。
更にその口を開いて続ける。

魅魔「そして、昔の私の相棒と……後はまだ幻想郷に残ってる靈夢もいずれ合流する。
   あと、この神綺の娘もこっちに帰ってくるみたいだね」
佐野「靈夢さんもか……って、事は……」
魅魔「全部で18人……後は適当な魔界人を編入して、総勢25人で出場をする。
   佐野、お前の希望するポジション……FWはかなりの激戦区になるよ。
   私のかつての相棒も、FWが出来るタイプだからね」
佐野(それに星さんやルーミアもいるんだもんな……師匠も現役時代はFWだったらしいし)

普通は2人……多くて3人しか起用される事は無い、FW。
そのFWにはこの圧倒的な実力を持つ師匠――魅魔と、そのかつての相棒。
そして、自分以上のシュート力を持つ星やルーミアと共に争わなければならないと聞き、危機感を抱く佐野だが……。

975 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 17:40:53 ID:???
佐野(でも、それなら全日本にいた頃だって同じだ……あそこもFWは激戦区だった。
   一番枠が少ない癖に、FW候補がべらぼうに多かったしな。 それに比べれば、まだマシな気もする)

全日本に比べれば、その競争率も決して高すぎるという事は無いと判断をする佐野。
確かに今の自分には強烈なシュートは何一つ無い。
しかし、それをカバーできるだけのドリブルの鋭さとパスの精度は……。
まだまだ発展途上といえど、かなり磨けたと自分では自負をしている。

魅魔「国際大会まで、一ヶ月ある。 その一ヶ月でどこまでお前が伸びる事が出来るか……。
   伸ばす事が出来るか、それが勝負だよ。
   ……お前が勝負をしたいと思ってる反町ってぇ坊主も、この大会には出る筈だからね」
佐野「そうか……反町さんも出るのか……」

それを聞いて、更に闘争心を燃やす佐野。
魅魔の試すような視線を受けながら、佐野はしかしそれを受け止めながらしっかりと目を合わせ……。

A.「師匠、特訓をしてくれ!」 師匠に特訓してくれるよう頼む
B.「師匠、ちょっと練習してくる!」 適当な場所に転がっていたボールを持って一人で練習に向かう
C.「練習しようぜ!」 誰かを誘って練習に行く
D.「それより腹減った……」 そんな事よりおなかがすいた!
E.その他 自由投票枠

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

976 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:02:14 ID:QS0pd5zQ


977 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:07:24 ID:JJupxunk
E
特訓してくれ!
あとここは魔界だろう!?
だったら俺に魔界式改造手術を施してくれ!
俺は人間を超越する!

978 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:09:10 ID:B3xkfySw
E
特訓してくれ!
あとここは魔界だろう!?
だったら俺に魔界式改造手術を施してくれ!
俺は人間を超越する!

979 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:12:19 ID:???
なにィ!?

980 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:14:19 ID:???
反町じゃないからってみんな遠慮しなさすぎだw

981 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:14:56 ID:???
きっとストレスがたまってるんだよ

982 :977:2010/07/19(月) 18:21:15 ID:JJupxunk
一応言い訳しときますと、もうこんくらいしないととてもじゃないが間に合わないだろうという意思があります
つまり結構かなり本気(マジ)です

983 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:27:43 ID:???
佐野に人生に幸あれ!w

984 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 18:29:27 ID:???
>E. 特訓してくれ! あとここは魔界だろう!? だったら俺に魔界式改造手術を施してくれ! 俺は人間を超越する!
=====================================================================================================
魅魔「改造手術だァ?」
佐野「おうともよ! このままだと誰にも敵わん! なら肉体改造をするしかねぇ!
   頼む師匠、改造をしてくれ!」

割と本気で唖然とする魅魔に頼み込み、土下座までしてみせる佐野。
佐野としては、もはや一刻の猶予も無いという危機感があった。
今のままただ特訓をするだけでは、とてもではないが反町達には追いつく事が出来ない。
ならば改造手術でも受けて、その差を埋めるしかないと判断をしたのである。
魅魔はそんな佐野をしばらく呆然とした様子で見ていたのだが……。

先着1名様で、
怪人・コマネズミ男?→! card

!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。

JOKER・ダイヤ10以上→魅魔「改造手術は出来ない、だが……」 なんか変なカードデッキを手渡されたぞ!?
ダイヤ9以下・ハート→魅魔「神綺」 神綺「時間が少ない事を考えると、大掛かりな手術は出来ないけど……」 一応してくれる!
スペード→魅魔「焦る気持ちはわかるが、親御さんがくれた体を改造なんてしない方がいい」 やんわり否定された
クラブ→魅魔「自分の実力で成り上がってやろうとは思わんのか!」 激昂した!
クラブA→魅魔「え? もう改造はしてるんだけど?」 佐野「ゲェー!?」

985 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:32:10 ID:QXyUDnUc
怪人・コマネズミ男?→ クラブ6

986 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:37:26 ID:???
どう考えても無茶苦茶な要求なのに半分の高確率で本当に改造してもらえたのかw

987 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 18:44:15 ID:???
>怪人・コマネズミ男?→ クラブ6 =魅魔「自分の実力で成り上がってやろうとは思わんのか!」 激昂した!
===========================================================================================
佐野「師匠……」
魅魔「こんな腑抜けとは思わなかったよ!」

罵声を浴びせ、ピシャリと佐野の要求を却下した魅魔は怒り心頭といった様子で佐野をねめつけ。
ふん、と鼻息を荒く吐きながら退室をする。
後に残ったのは土下座をしながらも、師匠に見捨てられたとショックを受ける佐野。
そして、そんな佐野を……からかうことすら出来ないで見守るぬえと、命蓮寺のメンバー達。
魔界の主である神綺もどうしていいかわからない様子でまごまごしており……。
夢子とマイ、ユキは困ったような顔を浮かべて退室していった扉に視線を向けている。

佐野「………………」

A.「白蓮さん、魔法パワーで強くしてくれ!」 今度は白蓮に頼む!
B.「神綺さん、直接たのむぜ! 改造してくれ!」 神綺に直接頼む!
C.「ううう……」 男泣きである
D.「師匠……すまねえ!」 魅魔を追う
E.「……練習しよう」 ボールを持って練習に向かう
F.その他 自由投票枠

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

988 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:52:07 ID:B3xkfySw
うう、はっちゃけようと考えた罰か…
D

989 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:55:03 ID:QS0pd5zQ
D

990 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 18:56:02 ID:dVCz2wUo


991 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 19:15:46 ID:???
>D.「師匠……すまねえ!」 魅魔を追う
==================================================================
白蓮「多野君!?」
星「聖……いい加減覚えてあげましょうよ、佐野君ですよ」

白蓮達の言葉を無視しつつ、佐野は部屋を退室して魅魔の後を追う。
自分が間違っていたとは思わない……力を求める為に、改造手術を提案したのも間違っていないと思う。
だが、魅魔が自分で自分を鍛えるつもりが無いのかと激昂するのも理解が出来た。
佐野を鍛える師匠として、魅魔が怒るというのも当然である。
佐野が追いかけると……魅魔は何やら廊下で立ち止まっており、佐野を待っていた様子。
未だに怒気を含んだその視線を見て佐野は萎縮しかけるが……。
それでもここは謝罪をするしかないと、頭を下げて魅魔に謝る。

佐野「すまねえ師匠……軽はずみな事を言って……!
   でも、俺はさっきのを間違っていたとは思わない! 俺は……強くなりたいんだ!!」
魅魔「……その気持ちはわかる。 だが、それでも肉体改造で強くなろうなんてのは下の下、以下だ。
   人間だって努力をすりゃ強くなれるんだよ……努力を、続ければね」
佐野「師匠……」
魅魔「時間はあと1ヶ月ある……それだけありゃ、十分だよ……佐野!」

言いながら、魅魔はステッキを振り……何も無い空間からボールを作り出す。
そしてそれを佐野へと投げつけると、笑みを浮かべて口を開いた。

魅魔「今頃、幻想郷に残してきた馬鹿弟子も……お前と同じく、目ぇ覚ましてくれてる頃さ」
佐野「?」
魅魔「なんでもないよ……さ、それじゃあ行くか佐野。
   魔界式の改造手術は出来ないが、魔界式の特訓はしてやる!」
佐野「お……おう!!」

992 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 19:16:58 ID:???
こうして佐野と魅魔の二人は館を出て、敷地内に備え付けられていたサッカーフィールドへと出た。

佐野「へぇー、ちゃんと芝が植えられてんだ……」
魅魔「人里近くのコートは芝も無い、土のコートだったからねぇ。
   これなら、いつも以上にいい練習が出来そうだろ?」
佐野「おう! じゃあ、早速いくぜ師匠!」
魅魔(さて……ここらで一発、才能の片鱗を見せて欲しいんだがねぇ……)

先着2名で
佐野の頑張り→ ! card
魅魔様のコーチング→ ! card

と書き込んで下さい。数字とマークで分岐します。

二人の特訓カードのマークが一致した場合、数値の合計に+5されます。
JOKERの場合は、自動的に相手のマークと一致になります。
二つのカードの合計値が、

JOKER→佐野「ええい、全部だ!」
ダイヤ→佐野(俺の一番の武器はドリブルだ!) ハート→佐野(ただのオーバーヘッドじゃ駄目だ……なら!)
スペード→佐野(前線での守備力も重要だよな!) クラブ→佐野(いざという時に点が取れるような技が無いと……)

35→佐野、神になる。全能力値+5、マークにあった技習得、更に…?。
31〜33→佐野、超化。全能力値+4、マークにあった技習得、更に…?。
26〜30→佐野、進化。全能力値+3、マークにあった技習得、更に…?。
22〜25→佐野、変身。全能力値+2、マークにあった技習得、更に…?。
18〜21→佐野、覚醒。全能力値+1、マークにあった技習得。
11〜17→佐野、パワーアップ。マークにあった技習得。
2〜10→佐野、まるで効果無し。気合が空回りである。

993 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 19:23:50 ID:???
佐野の頑張り→  クラブ4

怖いが引く!

994 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 19:24:33 ID:???
魅魔様のコーチング→ ハート2

995 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 19:24:56 ID:???
魅魔様のコーチング→  クラブ7
やはり佐野は佐野であったか?

996 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 19:29:09 ID:???
改造によってダイスの力を手に入れたかw

997 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 19:36:28 ID:???
>佐野の頑張り→  クラブ4 =魅魔様のコーチング→ ハート2 =佐野、まるで効果無し。気合が空回りである。
==========================================================================================
魅魔が提示してきた方針の中。
佐野が選んだのは、今よりも一層得点力を上げる練習だった。
サポート役としてはそこそこのレベルにまとまっている佐野も、今は得点力は皆無。
今以上のレベルアップを果たす為には、せめて単独でも得点を上げれるだけの力を手に入れようと思ったのだが……。

ダダダダダダッ!

佐野「よし……ここだッ!!」
魅魔「……!」

バスッ! ポンッ!

ドリブルからPA内に進入し、魅魔相手に近距離からのシュートを放つも……。
その全てを悉くキャッチされ、パンチングされ、まるで成果を残せない。

魅魔「シュートコントロールがべらぼうに悪いねぇ……破壊力も無いシュートを打つんじゃ。
   ただのキーパーへのパスだよ?」
佐野「くっ……くそっ!」

魅魔の呆れるような声を聞きながら、佐野は何度も何度も繰り返し練習に励む。
こうして日が暮れるまで佐野は汗をかき、走り回ったのだが……。
終ぞ一度も魅魔からゴールを割ることは出来なかったのだった。

魅魔(一ヶ月もあると考えるか……一ヶ月しかないと考えるか……それが問題だ。
   ……ただ一ついえる事は、まだこいつの目は死んじゃいないって事だね)
佐野(諦めてたまるか……! 何度だってやってやる……!
   あの反町さんだって、幻想郷で大活躍するくらい成長できたんだ! 俺にだって出来る筈なんだ!
   俺だって……俺だって……強くなれるんだ!!)

                         【佐野満外伝 つづく?】

998 :森崎名無しさん:2010/07/19(月) 19:36:37 ID:???
才能ねえw

999 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 19:37:28 ID:???
という事で佐野外伝もここまで……それでは、新スレを立ててまいります。

1000 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/19(月) 20:44:50 ID:???
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1279537390/l50

次スレを立ててまいりました。
スレタイ案は>>951さんのものを使わせていただきました。
他にも沢山案を考えてくれた皆さん、ありがとうございました。
次スレでもよろしくお願いします。

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