キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【アリティア】ファイアーモリブレム18【リーグ】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/07(水) 21:06:20 ID:???
【アリティア】ファイアーモリブレム18【リーグ】

キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。


〜これまでのお話〜
カダインの司祭たちの力を借りて、アリティア城へと一気にワープした森崎たち。
そこから奇襲をかける形で、正面から突破してきたマルスたちと共に一気にドルーア軍を粉砕。
占領軍のリーダーバジリスクのモーゼスは、マルスが両親の心を受け継ぎ一刀の元に切り伏せた。
アカネイア暦605年春。アリティアの王子、後にスターロードマルスと謳われた王子の帰還であった。
そして、アリティア解放記念にアカネイア同盟軍初の大規模な大会を実施することに。
その名も『アリティアカップ』。四つのチームによる総当りのリーグ戦による成績で順位を決める大会である。
アカネイアの第一試合の対戦相手はは、南米のナンバーワンクラブであるサンパウロFC!
果たして森崎たちはオープニングゲームを勝利で飾り、流れを引き寄せることが出来るのか?



☆前スレ
【再会の地】ファイアーモリブレム17【アリティアへ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1276779053/l50

110 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 19:45:35 ID:???
アマラウの冷静な状況確認

111 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 19:48:32 ID:???
>Aさっきのレナートのように新田にドーガ、ジウにミシェラン、マウリシオにトムスをつける

集中的なマークは予想を外したときにフリーで撃たせてしまう恐れがある。
森崎は、各自それぞれマンマークをするように指示を出した。

森崎「どこから撃たれてもいいように体を張れ!」

ドーガ・トムス・ミシェラン「「「おう!!」」」


ドトール「(シュートを撃たれても構わぬという自信の表れか…舐めた真似を)」

ブンッ…

アンナ「対するドトール君、すでに誰にパスを送るかを決めたようです。
    影の司令塔と呼ばれる彼がボールを託す相手、それは…!」


ドトールの判断→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ジウに託すぞ!ミシェランがクリアーに向かう!
ハート→新田に託すぞ!ドーガがクリアーに向かう!
スペード→マウリシオに託すぞ!トムスがクリアーに向かう!
クラブ→なんとドトールは一旦アマラウにバックパスして自らゴール前に駆け込んだ!
JOKER→なんとアマラウと共にゴール前に駆けより…?

112 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 19:57:17 ID:???
ドトールの判断→ ダイヤA

113 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 20:07:44 ID:???
>>110
アマラウ「思わず実況しちまうほどハイになっちまったぜ!」
==========
ドトールの判断→ ダイヤA
>ダイヤ→ジウに託すぞ!ミシェランがクリアーに向かう!
==========
ドトール「ジウ!決めて来い!」

バスッ!

サンパウロのJrチーム入団当初からの付き合いである小柄なFWジウ。
強豪蠢くこの南米地区では決して優れたストライカーとはいえない彼だったが、
意地でもボールに食らいつこうとする根性だけは見上げたものがあった。
先ほどはゴールにすらシュートを届かせることが出来なかったが、なんとか彼にゴールを決めさせたかった。

ジウ「おう!俺がこのチームのエースストライカーなんだからよ!!」

バッ!

ミシェラン「このやろう!またさっきみたいに返り討ちにしてやらぁ!!」

ジウ「そうはいくかよ!でやあああああっ!!」

森崎「(見たところ、こいつはそこまで強いストライカーではない。俺はどう動く?)」

114 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 20:09:30 ID:???
☆どうしますか?

ジウ ヘディング41
ミシェラン クリアー36
森崎 セーブ力41/飛び出し43

森崎:ガッツ540/540


A飛び出す(消費40 人数補正+2付加)
B身構える(さらに分岐)


2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

115 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:13:59 ID:FvhQeuAo
A

116 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:15:58 ID:7bxW0Hd2


117 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:32:24 ID:6SZn123U
A

118 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 20:40:59 ID:???
>A飛び出す(消費40 人数補正+2付加)

森崎「あの程度のシューターに必殺技を使うまでも無いぜ!とおおっ!!」

ズダッ!

森崎はミシェランの後を追うように、ジウに向かって高く手を伸ばした。

ジウ「決める!俺は…ストライカーだ!」

ミシェラン「馬鹿野郎!俺がいるかぎりシュートは撃たせねぇよ!!」

森崎「テメェごときに決められてたまるか!うおおおっ!!」

119 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 20:41:59 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

ジウ→ ! card+ ヘディング41=

ミシェラン→ ! card+ クリアー36+(人数補正+2)=
森崎→ ! card+ 飛び出し43+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(クリアー)
≧2→そのままシュートはゴールに向かう
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マウリシオがねじ込みに!)(新田がねじ込みに!)(アマラウがフォロー)
≦−2→ミシェランがクリアー!マルスとアマラウが競り合い

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→ジウのヘディングがアカネイアのゴールに突き刺さった!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マウリシオがねじ込みに!ゴールは空っぽ!)(新田がねじ込みに!ゴールは空っぽ!)(ラインを割りサンパウロの左CK)
≦−2→森崎ががっちりキャッチ!

【補足・補正】
その他は>>20を参照してください。

120 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:42:19 ID:???
ジウ→ クラブ9 + ヘディング41=

121 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:43:39 ID:???
ミシェラン→ スペードQ + クリアー36+(人数補正+2)=

122 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:44:29 ID:???
PKの悪寒・・・頼む

123 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:45:43 ID:???
森崎→ ハート4 + 飛び出し43+(人数補正+2)=

124 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 20:53:54 ID:???
ジウ→ クラブ9 + ヘディング41=50

ミシェラン→ スペードQ + クリアー36+(人数補正+2)=50

【攻撃側】−【守備側】(クリアー)

=0→ボールはこぼれ球に。新田がねじ込みに!
===========
バガキャムゥッ!!

ミシェラン「おととい来やがれってんだ!ジウの癖に生意気なんだよォ!」

ジウ「(ぐうっ!?な、なんて圧力だよ!くそっ…俺の身長があと少しだけ高かったら…!)」

だが、ミシェランが弾いたボールに素早く駆け出した者がいた。
自慢の俊足を武器に、はるばる日本の南葛高校から遠征に訪れた新田瞬である。

新田「よーし!このチャンスを絶対に逃すものか!決めるぞぉぉぉ!!」

ドーガ「やらせるかよ!お前の相手はこの俺だ!」

前半、ドリブルで勢いよく吹き飛ばされた恨みも篭っているのだろう。
ドーガはボレーシュートに向かう新田に向かって足を伸ばす。

森崎「(おっ?新田ごときがおこぼれを狙いにのこのこ現れやがったか。
   一応やつのダイレクトシュートはそこそこのレベルだったが…どうする?)」

125 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 20:54:57 ID:???
☆どうしますか?

新田 隼ボレーシュート48
ドーガ クリアー30
森崎 セーブ力41/飛び出し43

森崎:ガッツ540/540


A飛び出す(消費40 人数補正+2付加)
B身構える(さらに分岐)


2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。 sageではカウントできません

126 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:55:12 ID:FvhQeuAo
B

127 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 20:56:01 ID:QqD4jqh+
B

128 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 21:19:07 ID:???
>B身構える(さらに分岐)

☆どのセービングで行きますか?

新田 隼ボレーシュート48

ドーガ クリアー30

森崎 540/540 セーブ力41

Aキャッチング(消費20 威力2 1差で弾いたらバランスを崩す)
Bパンチング (消費40 威力4  1差で弾いたら倒れる 1/4で+3)
Cがんばりダイビング (消費150 威力8 パンチング属性 味方フォロー率高め)
Dがんばりセービング (消費200 威力10 キャッチ属性)
Eがんばりヒップアタック (消費100〜400 威力 10 パンチング属性 カードのマークで消費ガッツが変わる バランスを崩さない)

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

129 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:24:25 ID:mPVisl5o
D

130 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:25:09 ID:7bxW0Hd2


131 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 21:39:39 ID:???
>Dがんばりセービング (消費200 威力10 キャッチ属性)

森崎「(新田ごときにこの技を繰り出すのはどうも癪に障るが…
   仕方がない。下手に弾くよりも、俺が確実に確保しておきたいんだ)」

残り5分。ロスタイムを含めても、あと2回シュートが撃てれば御の字だろう。
引き分けなどで終わるなんて言葉は、彼の辞書には書いていないのだから。

新田「行けェ〜〜〜!ノートラップランニングボレー隼シュートだァ〜〜〜!!」

ダヒュッ!

素早い低空ジャンプから、自分の持つ天性のバネを最大限に利用し利き足を振りぬこうとする新田。

ドーガ「(は、速い…だが、いくら速かろうがボールは一つ。逃さん、仕留める!)」

森崎「世界の壁の高さって言う奴を教えてやるよ。ありがたく思えよ新田!」

132 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 21:41:39 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

新田→ ! card+ 隼ボレーシュート48=

ドーガ→ ! card+ クリアー30=

森崎→ ! card+ がんばりセービング51=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(クリアー)
≧2→そのままシュートはゴールに向かう
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。ドーガがフォロー
≦−2→ドーガがクリアー!マルスがフォロー

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→新田の隼ボレーシュートがアカネイアのゴールに突き刺さった!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マウリシオがねじ込みに!森崎はバランスを崩している)(アマラウとマルスが競り合い)(マルスがフォロー)
≦−2→森崎ががっちりキャッチ!

【補足・補正】
ドーガは『捌き』で自分が弾いたこぼれ球を確実にフォローします
その他は>>20を参照してください。

133 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:42:16 ID:???
新田→ ハート8 + 隼ボレーシュート48=

134 :書記:2010/07/08(木) 21:42:44 ID:???
ドーガ→ ハートA + クリアー30=

135 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:43:52 ID:???
森崎→ クラブA + がんばりセービング51=

136 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:44:02 ID:???
おっと名前入れたままだった

137 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:44:39 ID:???
・・・

138 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 21:55:17 ID:???
マモノじゃ!マモノの仕業じゃ!

139 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 22:01:12 ID:???
戦犯はレナートを強くした森崎

140 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 22:48:48 ID:???
>>137-139
ま、まさかこんな展開になるとは…
全ての判定がサンパウロの有利になるように働いていたような…
まるでこうなることが予め決まっていたかのような錯覚を覚えています…
==============
新田→ ハート8 + 隼ボレーシュート48=56

ドーガ→ ハートA + クリアー30=31
【攻撃側】−【守備側】(クリアー)
≧2→そのままシュートはゴールに向かう

森崎→ クラブA + がんばりセービング51=52

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→新田の隼ボレーシュートがアカネイアのゴールに突き刺さった!
==============
新田「(森崎さん、今日本のサッカーは大きく変わってきているんですよ。
   世界との壁?冗談言わないでくださいよ。僕は言いましたよね?あなたと同じ舞台に立ったと!)」

新田は、日本を発つときに決意したあの日のことを思い出しながら、ボールに向かって足を伸ばしていた。



〜南葛高校〜

岬「なんですって!?」

中山「そ、それは本当なんですか片桐さん!?」

サンパウロFCから突然イタリアのセリエAのトップチーム、レッチェへと
引き抜かれるように移籍した大空翼。彼のプロデビューを、南葛の誰もが驚きそして喜んだ。

141 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 22:51:26 ID:???
岬「(翼君が…プロに…!そうか、君は着実に自分の夢に、野望への階段を昇っているんだね…)」

中山「(若林もトップチームのキーパーが負傷した際には代理として使ってもらえているみたいだしな。
   …俺も、二人に遅れをとって入られないな。そうだろ?森崎)」

早苗「(翼君…おめでとう…!夢をかなえたのね…!本当におめでとう…!)」

翼と固い絆で結ばれ、異国に旅立った彼を故郷から見守っていた早苗に至っては
感極まって思わず泣き出してしまう始末であった。

石崎「で、片桐さんは今日はその報告にきたんですか?」

片桐「いや…本来の用事は別だ。実はな…」

片桐は慣れた手つきで胸ポケットからタバコを取り出し火をつける。
そして一度煙を大きく吐き出してから、話を続けた。

片桐「実は、森崎がいまお世話になっているアカネイアというチームが、大規模な親善試合を開くことになってな」

中山「森崎のチーム!?彼は今元気なんでしょうか?」

片桐「ああ。先日日向や松山が彼のチームと対戦してな。我々の世代では
   屈指の名キーパーに育っているそうだよ」

中山「そうですか…そうか、森崎、お前もがんばっているんだな…!」

片桐「話を戻すぞ。その大会に、翼が所属していたサンパウロFCが招待されることに決まった。
   だが、日本選手のいないクラブチームをわざわざ戦わせてもなんの実も結ばない」

岬「日本のサッカーの将来性を考えれば、まぁそうなりますね」

142 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 22:52:31 ID:???
片桐「そこで、彼に変わる人材が急遽必要になった。
   といっても、ただの穴埋めを選ぶために君たちを訪ねてきたわけではない。
   これは新たな海外組みを選ぶための選考試合でもあるのだよ」

新田「! そ、それってつまり…!」

片桐「そういうことだ。私としては、岬、中山。君たち二人を是非とも招待したいところなのだが…いかがだろうか?」

だが片桐の思惑とは違い、岬も中山もこの提案を蹴った。
理由としては、岬はいま夏の選手権を前にしてチームを離れるわけには行かないと道徳的な返事をし、
中山は、中学生時代に受けた傷の後遺症が完璧に癒えるまでは海外に挑戦する自信は無いと言う。

岬「片桐さん。代わりといってはなんですが、僕たちが推薦をしてもよろしいでしょうか?」

片桐「君たちの意見は尊重しよう。誰を推薦するんだい?」

その結果選ばれたのが、入学と同時にFWのレギュラーを獲得し、岬に次ぐ得点力を身につけた新田。
そしてブロックに関しては中山以上の才能と実力を秘めている石崎の二人であった。

岬「(しかし…今の日本サッカー協会の成長はのくの予想の範疇を圧倒的に越えている。
  これでは日本のサッカーを裏から支配するという僕の野望どころではない。
  むしろ、このままでは日本のサッカーが世界のサッカーになりえるかもしれない現状だ)」

岬が自分が遠征に参加しなかったのにはもう一つの理由があった。
この一年で自分のシュート技術を徹底的に叩き込み、自身の右腕として従えた新田をテスターとして潜り込ませたかったのである。
果たして日本のサッカーのレベルは、いま世界と比べてどれほどまで成長しているのかどうかを。
それと同時に、自分もまた海外サッカーへと返り咲くことが出来るかを見極めようとしていたのである。

岬「(彼がもし森崎や日向、松山相手にある程度の実績を残せるのだとしたら…
  僕もうかうかしてられない。日本サッカーを牛耳るためには、世界に出ないわけには行かなくなる。
  願わくば…新田。全く結果を残せず傷心状態で帰って来るんだよ。またたっぷりと鍛えなおしてあげるから。…くすっ)」

143 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 22:53:38 ID:???
だが、岬の思惑は残念ながら外れることになる。
それだけ、日本と世界のサッカーのレベル差が縮まってきているのだ。
つまり、今の日本はサッカー後進国などではなく、強豪国と名乗っても良いレベルとなってしまったのである。

新田「(このチーム…サンパウロと合流して俺は確信した!南米ナンバーワンと謳われているこのチームでさえ
   南葛高校のみんなといい勝負…いや、得点力に関しては確実に勝っている!
   森崎さん、安心してください。あなたを失望させるような弱いシュートは…絶対にもう撃ちませんから!)」

自分も翼さんや若林さんに続く。海外で絶対にプロになる。
そのために、この大会で必ず勝ちのあるゴールをあげる。
日本を発つ日に誓ったこの言葉は、彼の努力の名のもとに達成されたのであった。



シ ュ ズ バ ア ッ ! !

新田が高速で振りぬいた足から放たれたシュートは、目を丸くして一歩も動けないドーガの横をすり抜け、
そして自身満々に立ちふさがってきた森崎の股の間を抜けてアカネイアのゴールネットへと飛び込んだのである。

ドーガ「……え?」

森崎「……は?」

二人は狐につままれたかのようなぼんやりとした声を上げる。そしてその瞬間――

ピイイイィィィィィィイイイイイイイイッ!!

アンナ「ゴ…ゴールゴールゴールゥ!ゴ〜〜〜〜〜〜〜ルッ!
    ここまで均衡していた試合がついに動いた!後半26分、サンパウロFCの
    新田瞬君、同郷先輩である森崎君相手に値千金のゴールを奪いました〜〜〜!!」

ワアアアアアァァァァアアアァァァァアア!!!

144 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 22:54:40 ID:???
片桐「(す、凄いぞ…!まさかここまで成長しているとは思わなかった…!
   やはり私の目に狂いはなかった。初めて彼のシュートを目にした瞬間に感じたあの閃き…
   彼は、彼は間違いなく大空翼に匹敵する才能の持ち主だ!!)」

石崎「に、にった〜〜〜!!よくやったぞ!よく決めた〜〜〜!!ひゃっほう〜〜!」

まるで自分が決めたかのように声を大にして跳ね回り悦びを表す石崎。
腕を組み、ゴールポストに背中を預けていたレナートも、とりあえず形だけの祝福の拍手を送った。

バビントン「やった!やったよ!ありがとうニッタ〜〜!!」

多くのパスを阻まれ、苦労をした司令塔も最大級の笑顔で彼に駆け寄る。

アマラウ「だっはっはっは!お見事だぜカミカゼファルコン!」

ドトール「……見事だった。リードは1点あれば十分だ。あと5分、守りきって勝つぞ」

パワープレイヤーとして前線に上がり、得点までのパスを演出した二人も親指を立てながら彼の得点を祝った。

ジウ「ちっくしょ〜!先にもっていかれたか!でも、いいシュートだったぜ!」

マウリシオ「ま、まぁ雑魚って肩書きはとっぱらってやってもいいかな…?
      か、勘違いするなよ!俺はまだ完全にお前のことを認めたわけじゃないんだからなっ!」

ノリの良い仲間たちから乱暴な祝福を受け、もみくちゃにされながらも新田は
八重歯を見せながら嬉しそうに笑っていた。自分が得点をしただけではない。
このまま試合が終われば、この事実上の決勝点でMVPも間違いないからである。

新田「(やった…!やりましたよ、日本の皆!森崎さんを…世界の強敵相手に、俺のシュートは通用したんだ…!
   間違っていない…間違っちゃいなかった!俺の信じ、突き進んできた道は!)」

145 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 22:56:47 ID:???
アカネイア0  −  1サンパウロ
           後半26分 新田
==================
歓喜に包まれるサンパウロ陣営とは対照的に、森崎をはじめアカネイア陣営は地獄のような雰囲気に包まれていた。
ここまで均衡してきた展開が崩れたことにより皆の緊張の糸が切れたのだろうか。
あるものはがっくりと肩を落として地面にうなだれ、あるものはもう負けたかのように顔を両手で覆い始める。

森崎「(お…俺が…新田に…新田ごときに……点を…奪われた……だ、と……?)」

目の焦点が定まらない。もしかすれば本人が気付かないうちに恥ずかしさと悔しさで涙を流していたのかもしれない。
それほどまでに、彼の受けたショックは大きかった。これまで確実に格下の選手と侮っていた新田からの失点。
彼がこの世界で築き上げてきた実力や誇り、全てを一瞬にして打ち砕かれたかのようであった。

森崎「(夢じゃない。これは現実…俺は、新田に点を取られた…そしてあと5分で、俺たちは…アカネイアは負ける)」

こうしている間にも、絶望へといざなうホイッスルが吹かれる瞬間は近づいている。
森崎は自軍のネットを盛大に揺らし、ゴールの中心で佇んでいるボールを拾うと…
============
☆どうしますか?

A「みんな諦めるな!まだ5分もある!顔を上げろ!(精一杯に鼓舞をする)
B「さっさと試合を再開しろ!すぐに取り返してやるよ!(すぐに試合を再開するように言う)
C「バーツ!もう迷っていられねぇ!『なだれ攻撃』を仕掛けるんだ!(バーツに渡しプリセットコマンドを使う)
D「こうなったら、俺自身の手で同点弾を叩きだしてやる!(いちかばちかのオーバーラップだ!)
E「…みんな、もういい。この試合は捨てるぞ(この試合を諦め、残り時間は適当に流す)
F慌てず騒がずチームデータ変更
Gその他(好きなことをお書きください)

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

146 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 22:57:35 ID:6SZn123U
C

147 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 22:59:40 ID:c2ptft2s


148 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 23:16:09 ID:???
>C「バーツ!もう迷っていられねぇ!『なだれ攻撃』を仕掛けるんだ!(バーツに渡しプリセットコマンドを使う)

森崎は一度額の汗を拭い、バーツに向かってボールを強く蹴り出し叫ぶ。

森崎「バーツ!!うかうかするな!すぐに再開しろ!『なだれ攻撃』ですぐに取り返すんだ!
   なぁに、5分あれば点は取れる!さぁ、みんな、いこうぜ!!」

バーツ「も、森崎…!そうだよな。試合終了の笛が吹かれるまでは…諦めん!」

マルス「バーツ、中盤の指揮は君に任せる。全員の力を結集させて絶対に点を取ろう!」

バーツもマルスも再び闘士の炎を燃やす。絶対に諦めない。
これまでの戦いでもサッカーでも、自分たちは決して諦めることはしてこなかったのだから。

ピィィィィィイイイッ!!

アンナ「さぁ残りロスタイムを含めれば5分といったところでしょうか?
    アカネイア、最後の望みを込めて、バーツ君にボールを預けてキックオフです!」

バーツ「よし!みんなあがれ!!なだれ攻撃だ!!!」

ドドドドドドドドド…!!

バーツの号令と同時に、アカネイア全てのフィールドプレイヤーが一斉に駆け上がる。
森崎もすぐにゴールに引き返せる位置ギリギリまでラインを上げ、最後方から指示を出す。

『なだれ攻撃』
※全員のガッツが100消費されます。
※ボールを奪われるまで全員のドリブル・パスに+2の補正がつきます。
※ボールを奪われるまでこぼれ球によるフォローが必ず自軍のものとなます。
※ボールを奪われた場合でも、一度だけすぐに数人でタックルで囲む判定になります。

149 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 23:17:43 ID:???
バーツ「(よし…さァいくぜ!!俺達の意地って奴を見せてやるよおォォ!!)」

ダッ!!

周囲の味方が全て上がったことを確認すると、バーツも気合を込めてドリブルを開始した。

ジウ「最後の悪あがき、全員攻撃かよ!」

マウリシオ「大人しく諦めとけよ、かっこ悪い」

バーツ「はん、ガキには分からんだろうよ。どんなにかっこ悪くてもな、
    どんなに泥臭くてもな…途中で諦めて匙を投げる方が何万倍もかっこ悪いんだよ!うおおおおぉぉぉっ!!」
============
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

バーツ→ ! card+ ドリブル34+(なだれ攻撃+2)=

ジウ→ ! card+ タックル34+(人数補正+2)=
マウリシオ→ ! card+ タックル30+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→バーツが突破
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マルスがフォロー)(ジュリアンがフォロー)(ミネルバがフォロー)
≦−2→サンパウロがボールを奪う。しかし…?

【補足・補正】
バーツのマークがダイヤ・ハートで『強引なドリブル』(吹っ飛び係数2)で+2
ジウのマークがダイヤで『鋭いタックル』で+1
その他は>>20を参照してください。

150 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:18:33 ID:???
バーツ→ ダイヤ4 + ドリブル34+(なだれ攻撃+2)=

151 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:18:45 ID:???
バーツ→ ダイヤ6 + ドリブル34+(なだれ攻撃+2)=

いけアカネイアの松山!


152 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:18:58 ID:???
ジウ→ スペード9 + タックル34+(人数補正+2)=

153 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:20:22 ID:???
マウリシオ→ ハート6 + タックル30+(人数補正+2)=
サンパウロがトラウマになりそうでござる

154 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:20:25 ID:???
マウリシオ→ ダイヤ6 + タックル30+(人数補正+2)=

155 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:21:30 ID:???
サンパウロは森崎の鬼門だな

156 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:26:05 ID:???
クラブAやJOKERや6ゾロはサンパウロのファンだったんだよ!!

157 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 23:35:02 ID:???
>>153-155
このスレでも、サンパウロに負けるという運命は変えられないのでしょうか…?
>>156
特にゴール付近でのサンパウロのカード運は脅威でしたね。
============
バーツ→ ダイヤ4+(強引なドリブル+2) + ドリブル34+(なだれ攻撃+2)=42

ジウ→ スペード9+(有利+2) + タックル34+(人数補正+2)=47

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→サンパウロがボールを奪う。しかし…?
============
バーツは全力でボールを蹴った。並み居る者どもを蹴散らし、我武者羅にゴールに向かおうとした。

ジウ「(ああ、お前の言いたい事はわかるさ。だがよ…)」

シュッ…

ジウ「気迫と根性だけでサッカーが巧くなれると思ったら大間違いだぜ!!」

ズバアッ!!

バーツ「な……そ、そんなァ……!」

スピードリングをはめたことで、驚異的なフットワークを手に入れたバーツ。
だが、彼のドリブルは他の者に比べればまだ粗がある。その隙を徹底的に突かれてしまったのだ。

ジウ「これで終わり…って、なにィ!?」

バーツの最後の悪あがきを封じ込め、勝利を確信したつかの間のことである。

158 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 23:37:00 ID:???
マルス「ま だ だ !」

ジュリアン「まだ終わっちゃいねぇってんだよ!!」

ミネルバ「…ケガをしたくなければボールを置いて立ち去れ!!」

バーツ「み、みんな…すまねぇ…た、たのむ…ボールを…俺達のボールを取り戻してくれ〜〜!!」

ジウ「(ちっくしょ〜!マウリシオならともかく、俺がこの人数相手にキープできるかっつーの〜〜!!)」
=============
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

ジウ→ ! card+ ドリブル30=

マルス→ ! card+ タックル38+(人数補正+3)=
ジュリアン→ ! card+ タックル29+(人数補正+3)=
ミネルバ→ ! card+ タックル31+(人数補正+3)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ジウが突破
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マウリシオがフォロー)(ミシェランがフォロー)(トムスがフォロー)
≦−2→アカネイアがボールを奪う。だがもうロスタイムしかない!

【補足・補正】
マルスのマークがダイヤ・ハートで『ワールウインド』(吹っ飛び係数4)で+3
ジュリアンのマークがダイヤで『バク宙タックル』で+5
ジュリアンののマークがハート・スペードで『スピードタックル』で+2
ミネルバのマークがダイヤで『サラマンドバイツ』(吹っ飛び係数3)で+4
その他は>>20を参照してください。

159 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:38:55 ID:???
ジウ→ ダイヤK + ドリブル30=

160 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:40:18 ID:???
マルス→ スペード8 + タックル38+(人数補正+3)=

ジウ空気読め

161 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:41:36 ID:???
流石にこの能力差では負けなかった

ジュリアン→ ハート7 + タックル29+(人数補正+3)=

162 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:43:24 ID:???
ミネルバ→ ダイヤ2 + タックル31+(人数補正+3)=


163 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 23:52:54 ID:???
ジウ→ ダイヤK + ドリブル30=43

マルス→ スペード8+(有利+2) + タックル38+(人数補正+3)=51

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→アカネイアがボールを奪う。だがもうロスタイムしかない!
============
ジウ「よっ、わっ、たっ…!」

少しでも長くキープを試みるジウであったが、FWである彼はどうしても足元の技術は劣っていた。

マルス「うおおおぉおおおっ!!」

ズバアッ!!

ジウ「うわあっ!(で、でも俺にしては時間を稼いだつもりだぜ。どうせもう間に合わないよ)」

ボールを奪ったマルスはすぐに体勢を整えて前を見る。
現在位置はまだセンターサークル付近。だがすでに時間はロスタイムのみ。
ここから得点まで繋ぐ術はもはや全て絶たれたかに見えた。

マルス「(森崎…!どうすればいい?どうすれば…!!)」

ここから無理やりシュートを撃つか?だが、この距離では相手に余裕でコースを見切られカットされてしまうのでは?
ミドルシュートを持つアベルに渡すか?だが、相手も既に攻め気をなくし防御に全精力を注ぎ込んでいる。
ブロッカーを何重にも用意されてしまえば例えアベルといえども容易にゴールを奪えない。
では、いちかばちか大きなロビングを上げてパワープレイを仕掛けるか?
いや、あの競り合いに長けたドトールとアマラウ、それに両手が使える圧倒的に有利なレナートまでいるのだ。愚策過ぎる。

マルス「どうすれば…どうすれば点を取れる?どうすれば……!!」

164 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/08(木) 23:54:31 ID:???
マルスが必死に思考を張り巡らしている間にも一刻一刻と敗北への階段を昇っている。
そんな姿に痺れを切らした森崎は、この試合最後の指示を出した。

森崎「マ ル ス ! 俺 の 声 を 聞 け 〜 〜 〜 ! !」

マルス「!」


☆指示を出してください

Aアベルに全てを任せてパスを出せ!
Bいちかばちか、お前がそこからシュートを撃てぇ!!
Cカシムとバーツを信じてロビングを上げるんだ!!
D来い!俺にもってこい!俺がシュートを撃つ!
Eあの月夜の晩に試したあのシュートを一緒に撃つぞ!!
F…もういい。もういいんだ……俺たちはがんばった…

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

165 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:55:24 ID:c2ptft2s

これしかないでしょ!

166 :森崎名無しさん:2010/07/08(木) 23:56:35 ID:x2uEDicA

マーベラスツイン?

167 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 00:31:42 ID:???
>Eあの月夜の晩に試したあのシュートを一緒に撃つぞ!!

森崎はいまゴール前にはいなかった。
バーツのなだれ攻撃の影響でギリギリまで前に出てきていたのだ。

だから、彼はもう後ろには下がれなかった。前に出るしかなかった。
後ろに下がること、それはすなわち相手側のボールだということだから。
後ろに下がること、それはすなわち同点を勝ち取ることを諦めるということだから。

ダダダダダダダッ!!

森崎「マルス!あの月夜の晩に試したあのシュートをここで撃つぞ!!」

マルス「森崎…?でも、あれは…!」

本来ツインシュートというのはゴール前で低い浮き球に合わせて放つものである。
だが、特に息の合ったものや特殊な踏み込みで撃つシュートにかぎり、
地上から撃てる――所謂『例外』もあるのである。

森崎「この距離だ。DFに阻まれて届かないかもしれない。
   あのキーパーに叩き落されてしまうかもしれない。だけど…
   このままなにもせずに諦めきれるか!?俺が……お前が!!」

マルス「……そうだ。このフィールドにおいて…僕はあの日君を支え守ると誓った!
    撃とう森崎!僕は……君は負けるわけにはいかないんだ!!」

バッ!ポーーーーーン……

センターサークルからのツインシュート。アカネイアカップにて、日向と松山が挑戦したあのシュート。
相当な実力者であるあの二人でさえ、ポストに当てるのが精一杯だったこの位置からのシュート。
いま、このアカネイアにおいて長年において語り継がれる両雄の力を結集したシュートが放たれようとしていた。

168 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 00:33:09 ID:???
レナート「くっくっく…無駄な足掻きを!お前たち、奴ら無謀にもあの位置から撃ってくるぜ!」

アマラウ「な、なんだって〜〜〜!?」

ドトール「愚かな……これ以上敗者に鞭を振るいたくはないのだがな」

石崎「(森崎……感謝するぜ。俺にもこうして出番を用意してくれたんだものな。
   ここでお前のシュートを弾いて、俺も片桐さんにアピールしまくってやるぜ!)」

レナートは冷徹にブロッカーをゴール前に集結させる。
その数合計6名。キーパーのレナートも合わせれば7枚もの壁である。

レナート「さァ撃ってきやがれ!このシュートを粉砕し、このオープニングゲームを無失点試合として幕引きにしてやる!!」

森崎「いくぞマルス!!」

マルス「決めるぞ森崎!!」

PA内でないため、浮き球の恩恵は受けられない。
距離による減衰も考えれば、この手段が最善策とは言えないかもしれない。
そうだとしても、この二人の若者はこのシュートを撃たずにはいられなかった。
あの誓いを守るために。互いの誓いを守るために。

森崎「(俺は…サッカーだけは誰にも負けたくない!マルス、俺に力を貸してくれ!!)」

マルス「(あの日、このフィールドという戦場で僕は君を支えると誓った。森崎、僕のこの力…全て君に預けるぞ!!)」

ブ ォ ン…!
グ ア ァ…!

169 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 00:37:05 ID:???
森崎「うおおぉぉぉぉ〜〜!!」
マルス「いっけええぇぇぇ〜〜〜!!」



           あの無限にさえ感じた長い長い夜。
         落ちてくるほどに近く感じた満月のように、
      二人の間にボールが回転しながら落下していき、そして――



                カ ッ !



先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

森崎→ ! card+ マーベラスツイン54=
マルス→ ! card+ マーベラスツイン56=

アマラウ→ ! card+ ブロック39+(人数補正+6)=
ドトール→ ! card+ ブロック39+(人数補正+6)=
バビントン→ ! card+ ブロック34+(人数補正+6)+(距離補正+2)=
プラトン→ ! card+ ブロック29+(人数補正+6)+(距離補正+2)=
タハマタ→ ! card+ ブロック32+(人数補正+6)+(距離補正+4)=
石崎→ ! card+ ブロック37+(人数補正+6)+(距離補正+4)=

レナート→ ! card+ パンチング42+(自己陶酔+2)+(距離補正+5)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

170 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:37:27 ID:???
森崎→ ハート4 + マーベラスツイン54=
やってやるよ!!

171 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 00:38:08 ID:???
【攻撃側】−【守備側】(ブロッカー)
≧5→そのままシュートはゴールに向かう
≧4〜2→威力を1下げてゴールへ(重複あり)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→サンパウロがブロック!試合終了!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→森崎とマルスのマーベラスツインがサンパウロゴールを突き破った!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。試合終了!
≦−2→レナートがパンチング!試合終了!

【補足・補正】
『マーベラスツイン』はツイン系シュートです。二人のマーク一致でポストになります
『マーベラスツイン』には3の吹っ飛び係数がついています
アマラウのマークがダイヤで『鋭いブロック』で+1
ドトールのマークがダイヤで『鋭いブロック』で+1
石崎のマークがダイヤで『がんめんブロック』で+20(消費400)
石崎のマークがクラブ5〜Aで『大チョンボ』でオウンゴールします
レナートのマークがダイヤ・ハートで『とるっ!』で+3
その他は>>20を参照してください。

172 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:39:02 ID:???
マルス→ クラブ9 + マーベラスツイン56=

173 :170:2010/07/09(金) 00:39:27 ID:???
むりでしたー!

174 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:40:03 ID:???
ツインシュートは二人で撃つものさ!

175 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:40:23 ID:???
アマラウ→ ダイヤ10 + ブロック39+(人数補正+6)=

176 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:41:09 ID:???
ドトール→ ハート5 + ブロック39+(人数補正+6)=

177 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:41:11 ID:???
ドトール→ ダイヤK + ブロック39+(人数補正+6)=

頼むぜ石崎(空気読めよ)!

178 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:42:19 ID:???
バビントン→ ダイヤA + ブロック34+(人数補正+6)+(距離補正+2)=

179 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:42:51 ID:???
バビントン→ クラブ6 + ブロック34+(人数補正+6)+(距離補正+2)=

180 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:42:53 ID:???
プラトン→ ハートA + ブロック29+(人数補正+6)+(距離補正+2)=

181 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:43:00 ID:???
プラトン→ ハート10 + ブロック29+(人数補正+6)+(距離補正+2)=

182 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:43:21 ID:???
タハマタ→ スペードQ + ブロック32+(人数補正+6)+(距離補正+4)=

183 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:43:36 ID:???
石崎→ スペード9 + ブロック37+(人数補正+6)+(距離補正+4)=

184 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:44:26 ID:???
レナート→ ハートA + パンチング42+(自己陶酔+2)+(距離補正+5)=

さあ来い!

185 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:45:14 ID:???
入った?

186 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:46:30 ID:???
えーっと・・これ、石崎の必殺発動してる?

187 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:47:19 ID:???
・守備側のカードのみ『三すくみ』の恩恵を受けることが出来ます。
 ダイヤ>ハート>スペード>ダイヤの組み合わせで有利なカードだと+2、不利だと-2の補正を受けます。

・相手のカードと同じ数値の場合、三すくみで勝利した方のカードの数値が3倍されます。
 三すくみが関与しない場合は元の数値の低い方が3倍されます。

マルス クラブ9
石崎  スペード9
マジひどい

188 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:48:11 ID:???
・・デスヨネー。これはなんかもう、ひどいわw

189 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:50:46 ID:???
まさか猿と新田にやられるとは完全に予想GUYです

190 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 00:52:02 ID:???
慢心の罰かのう・・まあ、「謙虚であれ」というこのスレ的森崎への課題には似合ってるんじゃないかw

191 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 00:55:58 ID:???
森崎→ ハート4 + マーベラスツイン54=58
マルス→ クラブ9 + マーベラスツイン56=65

※三すくみ判定はマルスです。

アマラウ→ ダイヤ10+(鋭いブロック+1) + ブロック39+(人数補正+6)=56>吹っ飛び
ドトール→ ハート5 + ブロック39+(人数補正+6)=50>吹っ飛び
バビントン→ ダイヤA + ブロック34+(人数補正+6)+(距離補正+2)=43>吹っ飛び
プラトン→ ハートA + ブロック29+(人数補正+6)+(距離補正+2)=38>吹っ飛び
タハマタ→ スペードQ + ブロック32+(人数補正+6)+(距離補正+4)=54>吹っ飛び

※同数で三すくみが関与しないので、数値の低い石崎のカードが3倍

石崎→ スペード9→27 + ブロック37+(人数補正+6)+(距離補正+4)=74

【攻撃側】−【守備側】(ブロッカー)
≦−2→サンパウロがブロック!試合終了!
================
石崎がまったく空気を読めずブロックしたところで一旦ここまで。
次回は試合後の会話イベント等を挟んで、次の試合である
マンチェスター対ヒューガーの観戦となります。

なお、別試合の観戦は3通りの展開を考えております。

Aあっさり観戦(カード判定ですぐに決着。早く続きを見たい派)
Bさくさく観戦(大体半分のペースで試合を行います。AとCの中間派)
Cじっくり観戦(普通に試合を行います。選考外キャラの成長も考えたい派)

試合前に改めて集計しますので、どの形式がいいか良ければお答えください。
それでは、遅くまでお疲れ様でした〜

192 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 01:04:16 ID:???
乙です。
またサンパウロでこんなトホホな結果を味わうはめになるとはー

193 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 01:21:54 ID:???
サンパウロ的にはレナート&助っ人ジャパニーズ二人が大活躍で、やっぱりトホホな気がするw

悔しいけど観戦はCで。お疲れ様でした〜

194 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 02:57:30 ID:???
乙ですC
サンパウロ超こわい

195 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 04:49:12 ID:???

リーグ戦にしといてよかったね
初戦負けは漫画的に王道だとポジティブに考えよう

196 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 04:56:44 ID:???
スペインだって決勝進んだしな

197 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 05:00:20 ID:???
主役の派手な技は失敗する魔法に板全体でかかってるみたいだな

198 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 05:32:39 ID:???
というかまあ新田が想像を遥かに超えて強かった
キャプ翼キャラじゃネオタイガーでも47だったし

199 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 11:50:17 ID:???
>>192
乙感謝であります。DFの基礎地や指揮レベルが高いとはいえ、
ここまで点が取れずに敗北を喫してしまうとは思っていませんでした…
>>193
不安要素であったレナートの強化、そして翼の代理をしっかりと勤め上げた二人に完敗&乾杯!
これがきっかけで日本の二人とレナートの仲が良くなる…?
>>194-196
トーナメントの場合は試合時間も長いので、もしかすれば…というのは間違っていますねw
他のチームが潰しあってくれれば、まだ総合優勝の可能性も十分にありますしね!
>>197
狙い済ましたかのようなクラブAに戦慄を覚えました…w
>>198
強そうに見える新田君ですが、実は浮き球レベルの恩恵とサンパウロの指揮レベルが相まってようやくこのレベルなんですよ。
隼ボレー自体も大量のガッツを消費しますので、総合的に見ればやはり現時点では
日向のほうが一枚も二枚も上手のステータスですね。
=============
ブルルルル……ブワワワワワッ!!!

二人のこれからの数奇な運命を示すような、そんな全く軌道が読めないシュート。
あの夜、二人で掲げた誓いを守るために放ったマーベラスツインは
サンパウロFCの守りをことごとく翻弄し、激しく蹴散らして前に進む。

ドゴォッ!ドシャアッ!ブルシャッ!バスウッ!

アマラウ「うっぎゃあああああ!!」

ドトール「ぶはあっ!?(こ、こんなシュートも持っていたのかあのI番は…!)」

バビントン「うわああああああっ!!」

プラトン「ぐおおおおおっ!?」

200 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 11:51:42 ID:???
タハマタ「こ、こんなの止められるわけがぐばぁっ!?」

森崎「いけええぇぇぇぇ〜〜!!」

マルス「ゴールだァ!!」

負けられない。負けるわけにはいかない。そんな意地と願いが込められたシュートは
いよいよサンパウロのゴール前まで到達した。

レナート「(へっへ…最高の桧舞台だぜ。この化け物シュートを止めてこそ
     これから始まるレナート武勇伝の幕開けに相応し…ん!?)」

ダダアダッ!バッ!!

石崎「俺はこのブレ球は小学生の頃から見てきたんだ!そう簡単に抜かせっかよ〜〜!!」

いつも彼の一番近くで栄光を掴んでいた永遠のサッカー小僧大空翼。
彼のことを尊敬し、共に戦えることを誰よりも光栄に思っていた石崎だからこそ…
このシュートに対し、まったく臆することなく前に飛び出せたのだろう。

石崎「でやああああああっ!!!」

ズムウッ!!

石崎「うぐううううううっ!!!」

石崎の腹に深々と突き刺さるマーベラスツイン。だが、彼は体をくの字に折り曲げながら体勢を低くして
そのボールを抱え込むかのように丸くなって崩れ落ちる。

ドシュシュシュシュルルルル………

仲間たちを散々吹き飛ばし、地面と石崎の腹の間で暴れまわったこのシュートも徐々にその勢いを無くし…

201 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 11:52:43 ID:???
シュルル……

石崎「と……とまった…は、はは…止めた!止めたぞォ!!!」

森崎「な……ば、馬鹿な……」

マルス「そ、そんな…そんなァ…!」

石崎が歓喜の声を上げ、森崎とマルスが絶望の声を呟いたその瞬間――

ピッピッピィィィィィィイイイイーーーー!!

アンナ「ここで試合終了〜〜!サンパウロ、後半最後に奪ったリードをなんとか守りきりました!
    アカネイア、敗れる!健闘及ばず、あと一歩のところで彼らの力は届きませんでした。
    しかし、オープニングゲームに相応しい実に拮抗した見ごたえのある試合でした。
    この両チームの健闘を称え、皆さん、盛大な拍手をお送りください!!」

わーわー!パチパチパチ…ピーピー!ワーワー!ワーワー!!

観客「アカネイア同盟軍、よく戦った!試合は負けちまったがいいもん見れたぜ〜!!」
  「サンパウロ!サンパウロ!ガッツ溢れるプレイをありがとう〜〜〜!!」
  「マルス様〜!!」「レナート!レナート!」「新田!新田!新田!」

アリティアの民衆たちの暖かい声援に背中を押されたアカネイアの選手たちは
敗北によりうなだれた顔を上げて、センターサークルにいる森崎とマルスの下に集まってくる。

マルス「森崎……?」

森崎「…………」

まだ顔を上げていなかった森崎は、マルスの呼びかけにようやく気づき顔を上げる。そして……

202 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 11:53:46 ID:???
☆どうしますか?

A「ごめんみんな…俺がシュートを止められなかった所為だよな…(敗戦の責は自分だという)
B「ごめんみんな…最後のシュート、外しちまった…(最後の攻撃の失敗を謝る)
C「俺たちは最後まで堂々と戦ったんだ!応援してくれた皆に挨拶しに行こう!(皆を励まして観客席へ)
D「…負けちまったな。なぁみんな。俺たちがどうして負けたか、分かるか?(各自に反省点を聞き出す)
E「おいこらマルス!テメェがもっとしっかりシュートを撃ってたらこんなことには!(マルスを怒鳴りつける)
F「俺はこんなの認めねぇ!これはきっと悪い夢だ。そうだ!俺が負けるわけない!(現実逃避)
G言葉を発さずボロボロと男泣き
H言葉を発さず悔しさに顔を歪ませる
Iその他(好きなことをお書きください)

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

203 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 11:56:10 ID:fQKlKDUI

悔しいです!
猿と新田に負けたのがマジで悔しいです!

204 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 12:13:57 ID:EHjxZr0I
I 自分が許せずゴールバーに頭をたたき付ける

205 :森崎名無しさん:2010/07/09(金) 12:14:40 ID:XKB+uNKg
G

206 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:07:59 ID:???
>G言葉を発さずボロボロと男泣き

マルス「森さ……」

頭をうなだれ微動だにしない森崎の様子を心配したマルスは、
覗き込むように彼の顔を見る。そして、彼の表情を見て言葉を失った。

ボロボロ…ボロ……ボロ……

森崎有三は泣いていた。大粒の涙を流し声も出さずに泣いていた。
これまで多くの試合に勝利してきた中で、ここまで完全な敗北を喫したのは初めてだったからである。

森崎「(悔しい…悔しい……俺は、俺はこんなにも弱かったのか……?
   今まで勝ちつづけてきたのはあくまで翼や日向、他の南葛や全日本の連中のおかげだったって言うのか?)」

日本を離れ、アカネイア大陸に流れ着き、多くの仲間たちと共にここまでたどり着いた。
この同盟軍で培ってきた技術を大いに発揮できる、これまでの集大成ともなるこの大会のはずだった。だが。

森崎「(あいつのシュートに、俺は一歩も動くことが出来なかった)」

これまで自分がまったく相手にもせず、侮りの感情で見下していた新田に決勝点を奪われ、

森崎「(最高のシュートを放ったつもりだった。だけど、キーパーにすら届くことはなかった)」

翼の金魚のフンだと常々馬鹿にし、試合ではただの壁にしかならないと思っていた石崎に最後のシュートを阻まれ、

森崎「(悔しい……!悔しいよ……!悔しい……!)」

シーダ「ふぇ…」

そんな森崎の涙に誘われるかのように、一応の王族として気丈に振舞っていたシーダが小さな嗚咽を漏らし、

207 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:08:59 ID:???
カシム「う、うぅ…!」

渾身のボレーシュートを完璧に止められ、チームの流れを止めてしまったカシムも涙をこぼす。

アベル「くそ…くそォ…!」

高い能力を持ちながらもアカネイアカップに続き、まったく結果を残せなかったアベルも歯を軋ませ、

バーツ「おおーう…!おおーう…!おおーう……!!」

自慢の攻撃が全く通じず、バーツは獣の遠吠えのような大声でわんわんと泣き叫び、

ジュリアン「うああああああーーーー!!」

この悲しみの感情をどこにぶつけていいのか分からないジュリアンはひたすら天に向かって吼えた。

ドーガ「ぐふぅ…う、うう…!」

ミシェラン「兄貴ぃ〜〜〜!!」

トムス「ミシェラン…泣くな…!泣くなよ…!」

森崎と共にゴールを守ってきた3人の重騎士たちも普段の厳つい顔からは想像できない悲しい顔で声を上げる。

ミネルバ「マルス王子……」

厳格なミネルバも流石に泣きはしなかったが、悔しさに顔を歪ませていた。そしてマルスも……

マルス「……この悔しさを、涙にして洗い流そう」

ミネルバ「ああ……まだ、大会は終わってはいない――」

208 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:10:29 ID:???
マルスのその言葉を聞き、安心したかのようにミネルバはようやく目じりに涙を溜め始める。
ベンチにて彼らをサポートしてきたレナ、マリア、リンダ、マリク、サムソンも
敗者たちが流す美しき涙に心を洗われているようであった。だが…

マルス「…………」

彼は。マルスだけは決して涙は流さなかった。同盟軍の盟主でもある彼は、数多くの仲間たちを不安にさせないためにも
弱音を吐いたり涙を流すことをしないことを、自ら義務付けしているからだ。

マルス「(森崎、シーダ、皆…どうか今は心でしか泣けない僕の分まで泣いてくれ。
    そして、この悔しさを全て吐き出したその時……僕たちの本当の戦いが始まるんだから)」

少しでも気を緩めば溢れ出てしまいそうな涙を流さないため。
マルスは顔をこの広大なアリティアの空へと向けて、時節への戦いへと新たな誓いを捧げるのであった。

※アカネイアチームの結束力が高まりました。次戦以降チームの指揮レベルが1上昇します。

209 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:11:30 ID:???
片桐「(日本のサッカーレベルはもはや世界に比べて何ら遜色はない。
   それが分かっただけでも十分な収穫を得ることが出来た。
   新田は森崎から点を決め、石崎もまた森崎のシュートを止めた。
   森崎にとっては悪いが……ふっ、この結果は正直嬉しいぞ)」

世界に通じる選手が二人も新たに判明したのだ。日本サッカー協会員としてこれほど嬉しいことがあるだろうか。
片桐は満足そうに左胸に手を伸ばすと、空になったタバコのケースを握り締めて一旦会場を後にする。


シューマッハ「キャプテン、今の試合見ていてどうでした?」

松山「アカネイアは、攻守それぞれ役割を持っている選手がいて、決して悪いチームではなかった。
   だけど…サンパウロに比べてパスを繋ぐ際も、カバーに入る動きも悪く思えたよ」

ロブソン「状況を見極め、しっかりと指揮や判断をする人物が欠けていたっちゅうことか?」

松山「ああ。なまじ優秀な選手が揃っているだけに残念だよ」

210 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:12:54 ID:???
若島津「森崎が…負けたのか」

日向「ふん、ざまあないぜ。特に攻撃陣のあの体たらくは見ていて気分が悪い」

三杉「ビクトリーノ。あのE番…アベルと言ったか?君のイチオシの選手」

ビクトリーノ「ああ……(アベルさん、アンタまだあの試合の悪影響を引きずってんのかよ…!しっかりしろよ!)」

三杉「彼の不調が印象深いが…他のメンバーもあまりいい動きが出来ていなかったな。
   いや、サンパウロのMFとDFの連携が思った以上に取れていたと言うべきだろうか?」

ダ・シルバ「あのニッタって奴凄かったなー!俺たちも負けていられないぜ!!」



こうして森崎たちアカネイアのオープニングゲームは0対1という敗北で幕を閉じた。
そして観客席にてこの試合を眺めていた雄志達も、それぞれの思いを胸に試合に臨む。

松山「(日向…海外クラブに出て直接対決するのはこれが初めてだな。
   俺のハチマキを取り戻すチャンスを恵んでくれたことには感謝しているが…
   試合に関しては話は別だ。この試合、俺たちが勝たせてもらうぜ!)」

日向「(松山よ。お前は順調に俺が率いる全日本に絶対に必要な人材に育ってくれている。
   この大会は、お前や三杉の能力を確認するのにうってつけだと思ったから参加した。
   だが、大会に参加する以上、俺は勝利以外は欲しない。
   森崎たちが既に眼中となった今…お前たちは俺を楽しませてくれるか?クックック…!)」


第二試合。ヒューガー対マンチェスター。激戦必死の好カードが今、幕を開ける。

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0ch BBS 2007-01-24