キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】
1 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/07/19(月) 20:03:10 ID:???
全日本ジュニアユースのFW(?)、反町一樹が幻想郷のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。
本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1278331757/l50
[前スレのわかりやすいあらすじ。]
紅魔館主催で開催される不夜城カップに出場をしたオータムスカイズ。
初戦の地霊アンダーグラウンド戦を4−2で勝利し、2回戦のネオ妬ましパルパルズ戦も1−0で辛勝。
試合後、うどんげとてゐの二人を加え、更に波に乗ったオータムスカイズの次の相手は守矢フルーツズ。
苦戦の末とうとう延長戦でVゴールを決められてしまい、オータムスカイズは準々決勝で敗退してしまう。
オータムスカイズに勝利をした守矢フルーツズは、準決勝の博麗連合戦で3−2で辛勝。
こうして決勝は守矢vs紅魔の構図となり、不夜城カップも刻一刻と終幕に近づいていくのだった。
諏訪子「ゲロゲロゲロ! 決勝点、Vゴールを挙げるのはこの諏訪子様だー!!」
妹紅「温泉いこうぜ温泉!!」
穣子「うーん……ワイルドな男が好きかな」
西尾?「ここじゃ、ここでわしが決めるんじゃ!」←ポスト
天子「天才ストライカー天子ちゃんが華麗なるねじ込み!」
魔理沙「これが私のドラゴンメテオだ!!」←枠外
霊夢「ちょwww枠外wwwwwww」
早苗「奇跡の力で霊夢さんにも魔理沙さんにも勝ちました!」
靈夢「Jrユース大会に私も出るから精々楽しませてね!」
佐野「魅魔先生……ダイス卒業……したいです……」
残念ながら敗退したオータムスカイズ、しかし次章は刻一刻と近づいてきている! 果たして全幻想に選ばれるメンバーは!?
あと、佐野は本当にもうちょっと頑張ってください。
そんな幻想のポイズン39スレ目、このスレでもよろしくお願いします。
834 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 00:40:04 ID:???
>>832
「おのれ早苗!このスレの主人公も厄まみれになってしまった!」
835 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 01:15:07 ID:???
乙でした
静岡県人会もアップを始めたようです
836 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 17:22:28 ID:???
>>820
>>835
どうも乙感謝です。それではB、ダイジェスト形式で決定ですね。
一方的な試合にならないか心配ですが……むむむ。
>>830-831
想定してた展開を超えてきたり、予想だにしない覚醒とかされるかもしれないですが。
そういうのあってこそのキャプ森のような気もしますしね。
はてさてどうなるか……。
>>832
>>834
早苗「なるほど……反町の世界か」
>>833
三杉と西尾?は対決する暇がめぐってくるのかどうかですねー。
まかり間違うと試合から消えてしまう可能性もw
837 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 19:54:55 ID:???
>地霊の方々→ クラブK =さとりとこいしが不在。まだこいしの手伝いが必要らしい……。
====================================================================================
地霊アンダーグラウンドの面々も、この決戦は観戦しにやってきていた。
しかし、勇儀や雛……お空やお燐という面子が集まる中で。
キャプテンである古明地さとり……そして、その妹である古明地こいしの姿は見えない。
お燐「さとり様……大丈夫かにゃあ?」
勇儀「こいしがついているんだ。 心配する事ぁ無いだろうよ」
前回のオータムスカイズとの戦いで、心に大きな傷を負ってしまったさとり。
一時は心配停止状態にまでなってしまった彼女は、奇跡的な腕を持つ八意永琳の力で一命を取りとめたのだが……。
それでも、まだ完全に回復をする事が出来ず、未だに誰かの補助を必要とする身。
さとりを慕うお燐やお空は今日の試合も観戦には来る予定は無かったのだが……。
さとりの試合を見てきなさいという一言に従わない訳にもいかず。
こいしとさとりを残して、こうやって勇儀や雛と共に観戦に来たのである。
お空「うにゅ……それにしても、どうしてさとり様は試合を見てこいなんて言ったんだろ?」
雛「一応、私達が参加をした大会の優勝チームが誰になるか……。
その目で見てきなさい、という事じゃないですか?」
勇儀「しかし、私らを倒したオータムスカイズが準々決勝で落ちたのは予想外だったねぇ……」
お燐「ふんっ! あんなチーム、勝てなくて当然にゃ!」
お空「うにゅ! さとり様を苛めた悪い人がいるチームだもんね!」
勇儀(やれやれ……ありゃ単純にさとりが弱かったからだろうに……)
さとりが一時、生死の境を彷徨ったその原因を作った人物――反町一樹。
勇儀がオータムスカイズの名を出した瞬間。
お空とお燐はその反町がキャプテンを務めるオータムスカイズに対して敵意を剥き出しにし……。
お燐は頬を膨らませて爪を手から飛び出させ、お空は左手の制御棒をガンガンと振って苛立ちを露にする。
838 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 19:56:39 ID:???
勇儀(……まぁ、弱い奴は逆恨みをするくらいしか出来る事は無いからねぇ。
あの反町って奴も強者たるならそれくらいは理解してるだろうし、放っときゃいいか。
大体、軟弱とはいえ妖怪であるさとりを一時的にとはいえ死の淵に立たせたってのは本当に大したもんだ。
出来うるもんならもう一度勝負をして、こっちのシュートも受けてもらいたいねぇ……)
お燐(あんな妖怪すら殺せるシュートを開発する意味自体が意味わかんないにゃ!)
お空(きっと誰かを苛めるのが大好きな、嫌な奴なんだ! うにゅ!)
反町の事をよく知る者がいればこの場の雰囲気や彼女らの考えもまた違っていたのかもしれない。
だが、悲しい事に反町が本当はとんでもない小心者であるという事を指摘する者は誰一人おらず……。
勇儀は反町の事を完全なる強者だと判断し、再び戦う事を望み……。
逆にお空、お燐の二者はあれだけシュートだけを集中して強化して誰かを死に追いやれる程鍛えたのは。
暴力を振るう事が大好きな殺戮者なのだと勘違いをする。
雛(ああ……なんだかとっても厄い!)
勇儀とお燐、お空からあふれ出す反町への思いを肌で感じつつ。
雛は静かに身悶えをし、頬を紅潮させるのだった。
839 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 19:57:46 ID:???
観客席が満員となり、それぞれのチームの面々が思い思いに会話を交わしていた頃。
試合時間を間近に控えていた守矢フルーツズ、紅魔スカーレットムーンズの面々は。
この決勝に向けて、最後のミーティングを行っていた。
早苗「皆さん、いよいよ決勝戦です! 改めてもう一度言いますが……。
紅魔スカーレットムーンズ……幻想郷最強と謳われる攻撃力を持つ、彼のチームは……。
確実に、私達が勝った博麗連合よりも強い……!」
守矢フルーツズでは、キャプテンである東風谷早苗がホワイトボードの前に立ち。
指し棒をつかいながら、今日のスタメンとフォーメーションを再確認しつつ……。
敵チームの分析、そして注意すべき点などをおさらいしつつ気合を入れている。
早苗の言う通り、紅魔スカーレットムーンズは強い。
博麗連合はあくまでも霊夢と魔理沙、二人の二大エースに頼りきった攻撃しか出来ないチームだが……。
紅魔スカーレットムーンズにはレミリアとフランドールという凶悪なFW2名に加え。
更には前半か後半どちらかにしか出場出来ないとはいえ、オールマイティーな攻撃力を持つパチュリー。
GKからFWへとコンバートし、才能をめきめきと伸ばしてきている美鈴。
攻撃にも参加が出来るパーフェクトボランチ、咲夜。
そして、今大会でようやくその名を轟かせつつある外来人――三杉淳がいるのである。
早苗「その分守備には若干の不安が残っていると他者は言いますが……しかし、名無しのメイドさん達も侮れません」
神奈子「確かに、あのメイド長の統率の下に展開されるタックルの嵐は凶悪だね」
文「あややや……ドリブラーが多いこちらとしては、やりにくい相手ですよ本当」
名無しといえども、紅魔スカーレットムーンズのメイド達はよく教育を施され。
一糸乱れぬチームワークと、鍛え抜かれたタックルの精度には定評がある。
文に諏訪子、更には天子や西尾?とドリブルを得意とする者達の多い守矢フルーツズの面々にとって。
非常に相手をするのに手間取る相手には違いないのだが……。
840 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 19:58:55 ID:???
早苗「しかし、相手には優秀なブロックが出来るDF。 そして、GKがいません。
これは紅魔にとって大きな……非常に大きな弱点ですよ」
西尾?「うむ! つまり、ゴール前までいきさえすれば守備はザル……ちゅう事じゃからのう」
早苗「神奈子様も、今日は積極的にロングシュートを狙っていってください!」
神奈子「あのレミリア=スカーレットに打ち返されないか、ちと不安だが……。
アレさえ避ければ、ゴールは貰ったも同然だからね。 よし、任せておきな」
シュートに対して弱いという紅魔スカーレットムーンズの弱点を突ける選手。
ロングシューターである神奈子が、守矢フルーツズにはいるのである。
今日の試合は神奈子がどれだけロングシュートを打つ事が出来るか。
そして、それ以外でどのように点が取れるか……スカーレット姉妹の攻撃をどこまで止められるか。
全てはそこに掛かっているといっても過言では無いと早苗は今一度繰り返しつつ……。
パン!と一度両手を大きく叩いて注目を集めてから、その口を開く。
早苗「今日勝てば……ようやく……ようやく、初めての優勝です!
最後に笑っていられる為にも……! ここまで応援してくれた方々への信仰に応える為にも!
必ず勝ちましょう!!」
天子「ふん、天人がいるチームが負ける訳がにい。 私達が優勝をするのも、確定的に明らか!」
諏訪子「ゲロゲロゲロ! さぁ、泣いても笑ってもこれが今大会最後の試合だ! 全部の力を出し切っちまおう!」
841 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 19:59:55 ID:???
早苗の鼓舞を受けてチーム一同は一斉に声を張り上げながら気合を入れ……。
それを見ながら萃香は楽しげに酒を呷り、早苗はどこか安堵した様子でキーパーグローブを身に付けて時計を見る。
入場まではあと5分……どことなく感慨深い気持ちになりながら、早苗はギュッと拳を握って考える。
早苗(反町君にも、魔理沙さんにも、霊夢さんにも……一選手としては負けた。
でも、私は勝ちあがった……私達守矢フルーツズは、チームとして勝利をしてここまで勝ち上がった!
それはチームの皆さんが本当に奮闘してくれた結果ですが……今日はそんな甘い事を言っていられない。
レミリアさん達の攻撃力は、恐らくオータムスカイズと同等かそれ以上。
……私が不甲斐なければ、オータムスカイズ戦と同じように危ない橋を渡り、一歩間違えれば敗北してしまう。
今日は私がレミリアさん達の攻撃を全てシャットアウトする……そのくらいの気持ちでいなくては!)
842 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:00:55 ID:???
こうして奇跡のGK――東風谷早苗が決勝戦に向けての闘志を燃やしていた頃。
その対戦相手にして、幻想郷最強の攻撃力を保持するとの呼び声も高いチーム――。
紅魔スカーレットムーンズの面々も、当然ながら今日の試合に向けてのミーティングを行っていた。
この決勝戦に至るまで、苦戦らしい苦戦というものはしてこなかった紅魔スカーレットムーンズにとって。
今回のミーティングは今大会で初めてに近い真剣なものであった。
ホワイトボードの前に立っていたこの紅魔スカーレットムーンズのブレイン――パチュリーは改めて守矢の強さを説明しつつ。
しかし、それでもこちらの勝利はほぼ揺るぎの無いものだと話を締め括る。
パチュリー「確かに守矢は強い。 博麗連合に勝ったのもオータムスカイズに勝ったのも、決してフラックじゃないわ。
……でも、それでもこちらの方がまだ強い。 相対的な戦力面から見れば、まず勝てる。
落ち着いて中盤を支配し、シュートの本数を増やせば負けるような相手ではないわよ」
レミリア「ふん、当然ね」
三杉「しかし、こちらもディフェンスには不安を欠く……そして、あちらのチームにはロングシューターがいる。
パチュリー、この点に関してはどう考えているんだ?」
パチュリー「……確かに守矢の八坂神奈子のロングシュートは油断ならない。
でも、それもあくまで油断をしていたらゴールを許してしまうという程度。
警戒をしておけば然程問題は無いし……だからこそ中盤を支配する必要性があるのよ」
三杉「つまり、彼女を警戒するという事か……?」
パチュリー「打たれる前にボールを奪う。 基本だけど、その基本が何よりも重要。
攻撃は三杉と小悪魔を起点にし、最終ラインでレミィと妹様に打たせるようにしていくわよ。
守備はさっき言ったように、八坂神奈子を警戒。 打たれる前にカットする事を心がけるように」
咲夜「……私の攻撃参加は」
パチュリー「機を見て……臨機応変に。 ただ、早苗にはあなたのシュートも通用するかは際どい。
あくまでもレミィたちのフォロー……程度に考えを留めておきなさい」
咲夜「かしこまりました」
パチュリー「……さぁ、話はこれで終わり。 それじゃあ……小悪魔」
小悪魔「は、はい!」
843 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:02:06 ID:???
あくまでも落ち着いて戦えば負ける事は無いとし、更に細かく選手達に注意を促した所で……。
パチュリーが小悪魔を呼ぶと、小悪魔は何やら疲れきった表情を浮かべたまま自身のバッグの中から大量の白い布――。
否――白い鉢巻を取り出し、周囲にいる出場する選手達へと配り始める。
フラン「え、何これ?」
パチュリー「鉢巻よ。 決勝戦に向けて、気を引き締めないと……ね?
さぁ、小悪魔、みんなに配りなさい」
小悪魔「や、やってますよー」
パチュリー「……レミィ」
レミリア「え、ええ」
一体どうしてこんなものを突然渡してくるのかと疑問を抱きつつ……。
それでも名無しのメイド達は鉢巻を受け取ると、カチューシャを取り外して頭に巻きつけ始め。
美鈴とフランドールも帽子を取り、鉢巻を頭にくくり始める。
そして、そんな一同と離れた場所では……レミリアが自身のポケットから取り出した自作の鉢巻を。
メイド達が鉢巻を巻いていく光景を見ていた咲夜の前に、突き出していた。
咲夜「……お嬢様?」
レミリア「さ、咲夜、あなたの鉢巻はこれよ。 さぁ、巻きなさい」
咲夜「は……かしこまりました、お嬢様の命とあらば」
どことなく頬を紅潮させているレミリアから鉢巻を受け取った咲夜は、一度礼をしてからカチューシャを取り。
その銀髪の上から、まるで雪景色を思い出させるような白い鉢巻を巻いてゆく。
メイドに鉢巻とは何ともアンバランスな気もするが……それを見ていた三杉はあくまでも突っ込まず。
小悪魔から受け取った鉢巻を自身もまた付け、どこか安堵するような様子でレミリアと咲夜を見つめていたパチュリーに囁くのだった。
844 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:03:19 ID:???
三杉「……これは君の差し金かい?」
パチュリー「……まぁね。 貴方はこういうのは好まないかしら?」
三杉「いや……サッカーというのは多分にメンタルも影響してくるスポーツだからね。
あの咲夜さん以外の者達も鉢巻を巻いているだけで士気は上がるだろうし……。
咲夜さんもレミリアさん自身が作った鉢巻を巻く、という事でいつも以上の実力を発揮出来る可能性がある」
美鈴「咲夜さんも本当に良かったですねぇ。 今大会、頑張ってましたもん!」
フラン「お姉さまも直接言えばいいのにな〜……ま、いっか! そのお陰で私達もこうやって鉢巻なんて巻けるんだし!」
三杉の言葉に美鈴、フランドールも同調し……一同は自然と笑みを浮かべる。
よくよく観察をしてみればレミリアの手には針仕事をした痕のようなものが所々に残っており。
紅魔スカーレットムーンズの一同にとって、この鉢巻の件は。
レミリアが咲夜に自身が作った鉢巻を渡す為のものなのだという事が既に露見していたのである。
咲夜に鉢巻を渡したレミリアはその後、笑みを浮かべてから自身も帽子を脱いでから鉢巻を取り付け。
そうこうしている間に入場の時間となり、紅魔スカーレットムーンズのメンバー達は控え室から飛び出していく。
845 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:04:29 ID:???
レミリア(はぁ……霊夢と戦いたかったんだけどねぇ……。
……まあいいわ、あの霊夢の二番煎じをとっとと退場させて東洋の鬼と対決させてもらいましょう)
三杉(反町と戦えないのは残念だが……守矢フルーツズも強敵だ。 さて、勝つ為に僕ができる事は……)
美鈴(お嬢様と妹様に渡してれば何とかしてくれる筈……早苗さんには私でも敵いませんからねぇ)
フラン(うふふふふ。 今日は何回くらいドッカーン!出来るかなぁ?)
パチュリー(前半終了時点で1点までのビハインドならひっくり返せる……。 それ以上なら厳しいけれど……。
……レミィと妹様がいる以上、そう大差はつけられない筈)
ある者は戦えなかった者達への未練のため息を吐き、ある者は冷静に試合での動き方を考え。
またある者はどれだけ多くシュートを打てるか想像をする。
そして、そんな中。敬愛する主人から鉢巻を受け取った完全で瀟洒な従者はというと……。
咲夜(お嬢様を負けさせる訳にはいかない……。 何としてでも勝たなければ……)
主人を敗北させる訳にはいかないと、燃えに燃えていた。
咲夜(……それにしても、どうして鉢巻なんか? 美鈴辺りが提案したのかしら? センスないわね……)
しかし、その主人の想いについてはとんと気づいていなかった。
846 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:05:30 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「さぁ〜! いよいよやってまいりました、不夜城カップ決勝戦!!
ここ紅魔スタジアムには、立見席も埋まる程にまで観客達が詰め掛けております!
フィールドではこの激戦を勝ち上がってきた二つのチーム。
紅魔スカーレットムーンズ、守矢フルーツズの面々がウォーミングアップを行っています!
それではここで両チームのスターティングメンバーを発表しましょう!
まずは今大会の主催者……この決勝に来て、メンバー全員気合を入れているのか!
鉢巻を巻いて出場をしている、紅魔スカーレットムーンズからです!」
ジョン「2トップのFWはご存知、幻想郷最強と呼び声の高いスカーレット姉妹!
ゴールネットの破壊者、フランドール=スカーレット選手!
そして、永遠に紅き幼きストライカー、レミリア=スカーレット選手!!
この両選手は現在得点王ランキングでもトップ争いをしておりますが……果たして姉妹で仲良くタイトルを分け合うか。
はたまた、どちらかが抜け出すのか! この辺りも今日の試合では要注目です!!」
フラン「うふふふ。 今日はハットトリックがしたいなぁ〜」
レミリア(ああ、可愛い……可愛いわフラン! むしろダブルハットトリックくらい狙っちゃいなさい、フラン!
あなたならあの霊夢の二番煎じだろうが東洋の鬼だろうが関係ないわ!)
847 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:06:39 ID:???
ジョン「MFはダイヤモンド型!
トップ下に入るのは、今大会めきめきと実力をつけてきている外来人――三杉淳選手!
左サイドハーフには名無しメイド選手、そして右サイドハーフはパスセンスに若干の定評のある小悪魔選手!
そして、ボランチには完全で瀟洒なパーフェクトメイド! そのタックルの切れ味は幻想郷一と呼び声の高い十六夜咲夜選手です!」
三杉(悔しいが、今の僕の実力では真正面から戦うのは得策とは言えない……。
なんらかの手段を考えてボールを運ばなければならないな……)
メイドG(相手の左サイドは……うう、天狗かぁ。 ちゃんと止められるかな……?)
小悪魔(若干の定評って酷いですねぇ……まあ、確かに仰る通りなんですけど)
咲夜(私がこの位置にいる限り、あらゆる突破は許さない……)
ジョン「DFは前に3人、後ろに1人! 前にはメイド妖精達が控えており……。
そして、スイーパーの位置には何とFWへとコンバートをした美鈴選手!
彼女は前回の大会、永遠亭ルナティックス戦でもDFとして出場をしており何度もチャンスを潰してきました!
今回も当然、期待が出来るでしょう!」
メイドBCD(((なんか紹介が適当過ぎるような……)))
美鈴(空中戦で全ての攻撃を弾き返す……今日の私の役目はそれだけです!)
ジョン「そして、GKはメイド選手! 準決勝ではメルラン選手のロングシュートに何度もゴールを許しましたが……。
果たしてこの試合では守矢の猛攻を凌ぎきれるでしょうか!?」
メイド@「うん、それ無理♪」
848 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:08:07 ID:???
ジョン「さぁ、続いて守矢フルーツズの紹介に参りましょう!
こちらは紅魔とは違いFWは3人! 2トップのFWは博麗連合戦でも大活躍をした洩矢諏訪子選手。
そして、もはや守矢のエースストライカーとして定着しつつある比那名居天子選手!
右ウイングには、幻想郷一の俊足ドリブラーである射命丸文選手と、こちらも紅魔に負けていない強烈な攻撃陣です!」
諏訪子「あーうー。 今日も得点狙っていくよー!」
天子「天人が強いは当然に決まってる。 黄金の桃をつけた天人が、布(鉢巻)装備のジョブに遅れを取る筈がない」
文(優勝出来れば、私も優勝チームの一員としてレポート形式で記事が書けますねぇ。
紅魔に勝たれては取材なども無理そうですし……ここは勝たなければならないですねぇ……)
ジョン「MFは3人のフラット型! 中央には守矢フルーツズの大黒柱、八坂神奈子選手!
左サイドハーフには三杉選手と同じく外来人である西尾浩司?選手。
右サイドハーフには、パスとパスカットの正確さに定評のある永江衣玖選手です!」
神奈子(今日の試合、私のロングシュートの成功率如何が勝敗に直結する……! 下手なプレイは出来ないね!)
西尾?(早苗さんや神奈子さんらの期待に応えるんじゃ! わしは助っ人なんじゃから、助っ人らしく役に立たんと!!)
衣玖(今日もいないよりはマシ……よりは上の活躍をしませんと。
とはいえ、相手チームはパスを中心にゲームは組み立ててこないんですよね……)
ジョン「DFは4人! 前面のスイーパーのポジションにいるのは、DFとしてもトップクラスの能力を持つ伊吹萃香選手!
そして、その背後には固まった形で河童選手、天狗選手らが続きます!」
萃香「西洋の鬼には負けないぞ〜!」
河童A(ああああ……あの吸血鬼のシュートを受けるのか……)
天狗B(……まあ、オータムスカイズのアレや博麗連合のソレも今まで食らってきたんだし)
天狗C(命に別状ありませんように。 命に別状ありませんように……)
849 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:09:36 ID:???
ジョン「そして、ゴールマウスを守るは守矢フルーツズのキャプテン!
驚異的な反射神経と神がかり的なセービングで奇跡のGKとの呼び声高い東風谷早苗選手!
今日の試合、彼女がどこまでレミリア選手らの攻撃を防ぐ事が出来るか。
そこが勝敗の分かれ目となるのは、まず間違いないでしょう!!」
早苗(ゴールは絶対許早苗……! 優勝をするのは、我ら守矢フルーツズです!)
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
観客「うおおお、どっちが勝つんだこれ!? マジ予想がつかねぇ!!」「どう考えてもお嬢様の勝利です本当にありがとうございました」
「おいお前早苗さんディスってんじゃねーよ!」「それでもケロちゃんなら……ケロちゃんならなんとかしてくれる!」
実況席からのスターティングメンバーの紹介が終わった所で、再びヒートアップをする観客席。
紅魔スカーレットムーンズ有利と見られていたこの試合も……。
しかし、ここまでオータムスカイズ、博麗連合と大物食いをしてきた守矢フルーツズの粘りの前には食われる可能性もあり。
観客達は果たしてどちらが勝利し、優勝を収めるのかと予想しあい、盛り上がる。
一方でフィールドではウォーミングアップを終えた両チームのキャプテンがセンターサークルの中に入り……。
審判の立会いの下、コイントスを行おうとしていた。
レミリア「……オールスターの時のように、途中で倒れても替えがいるからいいわね」
早苗「今日は無失点を目指します……オールスターの時は負けましたが、今日は負けません!」
レミリア「目指すだけならタダだものね。
その華奢な体で私やフランのシュートをどれだけ受け止められるか……楽しみにしておいてあげるわ」
850 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 20:10:37 ID:???
先着1名様で、
コイントス→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→???「俺もいるぜ!」 ???「お前にばかりいい格好させるかよ!」 ???「コーホー」 美鈴「み、みんな!」
ゲェー!? このタイミングで紅魔スカーレットムーンズに助っ人だと!?
ダイヤ・ハート→紅魔スカーレットムーンズボール
スペード・クラブ→守矢フルーツズボール
851 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 20:10:50 ID:???
コイントス→
クラブK
=
852 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 21:05:38 ID:???
JOKERの人たち超見てぇww
853 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 21:55:21 ID:???
>コイントス→ クラブK =守矢フルーツズボール
===========================================================================
コイントスの結果、先制権を得たのは守矢フルーツズ。
その後、レミリアと早苗はおざなりながらも握手を交わし……それぞれが所定の位置に戻り。
両チームの者達も、割り当てられたポジションへと散らばってゆく。
そして、試合時間が近づくにつれて……不思議と観客席は沈黙に包まれていくのだが……。
ジョン「幻想郷最強の攻撃力を有する紅魔スカーレットムーンズが順当に優勝をしてしまうのか!
それとも、今大会、オータムスカイズ、博麗連合と名立たるチームを打ち砕き。
決勝まで上がってきた守矢フルーツズが奇跡を起こすのか!?
いよいよキックオフです!」
ピィーッ!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
諏訪子「よし! いくぞ、天狗!」
文「はいはいはい〜……っと!」
審判の試合を告げる笛が鳴ると同時、一気に歓声を上げる。
幾多の名勝負を生み出してきた今大会――不夜城カップも、いよいよ大詰め。
この大会の頂点に立つチームは……泣いても笑ってもこの試合――90分で決まる。
観客達の歓声を背中に受けながら、ボールを得た諏訪子はすぐさまボールを右へと流し。
そのボールを堅実に足でトラップした文は、一瞬だけ溜めを作った後……。
すぐさまボールを持ってサイドを駆け上がり、幻想郷一の俊足を使ってサイドアタックを仕掛ける。
ジョン「さぁ、これはいきなり守矢フルーツズ、俊足の文選手のサイドアタックを使ってきました!
しかし、これはやはり予期されていたか……? すぐさまFWのフラン選手がチェックをかけます!!」
854 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 21:56:23 ID:???
文(うぇ……嫌な相手がきちゃいましたねぇ……)
まあある程度予想はしていましたけど、と内心で呟きつつサイドを駆け上がる文。
一方、フランドールはといえば満面の笑みを浮かべながら背中の羽を目一杯羽ばたかせつつ。
一気に文への距離を詰め、ボールを奪いに挑みかかる。
反町(フランドール……だっけ。
雑誌の評価じゃ得点力がトップクラスみたいにかかれてたけど、どういうプレイをするんだろう……?)
フラン「うふふ……あなたは簡単に、壊れないよね?」
文「壊す前提の話しないでください!」
レミリア「フラン!」
フラン(……あ、最初は本気出しちゃ駄目なんだっけ? んー、どっかーんってしたいんだけどなぁ)
レミリア(フランのあの技はほぼ確実に反則になってしまうものね……別に烏天狗が怪我しようが知ったこっちゃないけど。
可愛いフランに反則などという汚名をかぶせる訳にはいかないわ)
855 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 21:57:31 ID:???
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
文→ ! card鎌鼬ベーリング 65 +(カードの数値)=
フラン→ ! cardタックル 55 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ドリブル成功! 文、ちゃんと壊されずにサイドを更に駆け上がる!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(天子がフォロー、守矢フルーツズスローイン、三杉がフォロー)
≦−2→紅魔スカーレットムーンズ、ドリブルを阻止。
※スキル「悪魔の妹」の影響により、フランドールのカードがクラブの場合必ず反則。
ただし、その効果が発動した場合フランドールは怪我をしません(通常反則なら怪我の可能性アリ)。
また、フランドールの行動には吹っ飛び係数0がついています。
>>852
レミリア・フラン・小悪魔「「「こ、これが友情パワーか……!」」」
856 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 21:59:58 ID:???
文→
ハート2
鎌鼬ベーリング 65 +(カードの数値)=
フラン→
ダイヤQ
タックル 55 +(カードの数値)=
857 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 22:00:06 ID:???
文→
ダイヤ9
鎌鼬ベーリング 65 +(カードの数値)=
フラン→
ダイヤ8
タックル 55 +(カードの数値)=
858 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 22:01:03 ID:???
自分の中では俊足ウイングはへタレってイメージが定着しちゃったなあw
859 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 22:02:16 ID:???
天狗はもうホントにやる気ないなww
また逃げるんじゃなかろうかww
860 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 22:03:09 ID:???
早速ふっとばされたw
861 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/09(月) 22:05:39 ID:???
>>858-860
10差……10差でどうして!?
という事で、文ちゃんがフランちゃんに華麗に吹き飛ばされたところで本日はここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。
862 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 22:08:16 ID:???
ダイス神「今日はあのかわいい天狗さんにしようかな」
こういうことですねわかります
863 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 22:09:06 ID:???
いきなりふっとばされて苦戦の予感がするけど
ラストに燃えて燃えて奇跡を呼ぶロビングシュートが決まって
守矢の逆転サヨナラ勝利と予想w
静岡乙でした
864 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 22:10:28 ID:???
ウィング総ヘタレ化計画進行中乙でした!
865 :
森崎名無しさん
:2010/08/09(月) 23:35:29 ID:???
た、滝さんは違う!
866 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 00:08:30 ID:???
スペード・クラブで守矢ボール・・・ということは
やはりNPCなら紅魔の勝ちだったのかな
867 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 00:13:51 ID:???
>>865
ヘタレる以前に出番なさそうだしな
868 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 00:23:26 ID:???
>>866
そうだろうね。
早苗のチーム内支持率が高まらないようにバランスを取っていただろうし。
ただ、そうだったとすると、
何故レミリアがキャプテン候補にならないのかが疑問になるほどの活躍になるはず。
(判定ありでも活躍しないとは限らないけど)
ゲームの都合を作中でどう表現するつもりだったんだろう?
869 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 00:27:12 ID:???
レミリアが合流しなければキャプテンにもならないのでは。
870 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 00:37:51 ID:???
おぜうが全幻想に来たらキャプテン云々の前にFW争いきつすぎるしなw
871 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 00:42:24 ID:???
>>869
あ……その可能性を忘れてた。
紅魔組だけで参加するかも知れないしな。
他チームに合流するとしたら西ドイツしかないだろうが……。
性格を考えると多分ないか。
なんとかレミリアに一泡吹かせたい気はするけど、
その機会はないかも知れないのか……
872 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 19:59:36 ID:???
>>863
乙感謝です。
ポスト「と め る !」
>>864
乙ありがとうございます。
橙も妖夢も文も、能力的には活躍しない方がおかしいキャラなんですけどね……。
>>866
>>868-871
ボールに関してはあまり考えてないですよw
また、どの選手が全幻想郷に選ばれるか他国に派遣されるかは既にGMの中では決まっています。
基本的に他国に派遣された選手も殆どの選手とは再戦出来る予定です。
873 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 20:45:42 ID:???
>>871
何故だか別スレのレミリアが西ドイツ入りして
皇帝とどちらが森崎の真のライバルか張り合う姿が頭をよぎった
そんなことになったら森崎は超パワーアップか死亡の二択だろうけど
874 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 20:49:07 ID:???
>文→ ハート2 鎌鼬ベーリング 65 +(カードの数値)=67
>フラン→ ダイヤQ タックル 55 +(カードの数値)=67
>=0→ボールはこぼれ球に。守矢フルーツズスローイン
===========================================================================
文のドリブルスピードは、正に幻想郷一を名乗るに相応しい程の速度だった。
並大抵の者では、到底触れる事すら出来ない程のものだったのだが……。
しかし、決勝戦だという事で緊張をしてしまっているのか。
それとも、目の前にいる無邪気な笑みを浮かべる少女――悪魔の妹、フランドール=スカーレットに恐怖をしているのか。
ボールコントロールに精彩を欠いてしまい……。
コロッ……
文「あっ! あやややや!? し、しまっ……」
フラン「きゅっ……として!」
文「ゲェェェーッ!?」
ドガァァァァアアアアアアアアアアアアアッ!!!
ボールを零した瞬間、にじりよってきたフランドールとボール越しに接触し……。
その瞬間、体格差が圧倒的に有利な筈の文は、まるで爆発が起きたような音と共に吹き飛ばされ。
フランドールはそんな文を見て一層笑みを深め、見送る。
ジョン「あっ、あああああああああっ!? だ、駄目です!!
文選手、サイドを突破出来ず! フランドール選手に藻屑のように吹き飛ばされたァァァッ!!
ボールはサイドラインを割り、守矢フルーツズのスローインとなりますが……」
静葉「いきなり出鼻を挫かれた形ね……。 てっきりここは突破すると思ったけれど……」
反町「あ、あんな小さな子が……あ、文さんを吹き飛ばすのか!? 体格差もあるのに!!」
レティ「彼女もまたレミリアと同じく吸血鬼……あれくらい造作ない事よ。
というよりも、ラフプレーに関しては彼女の方がレミリアよりも厄介ね……」
幽香「ふふ、面白いじゃない。 サッカーは格闘技。 ああいった手合いがもっと増えるともっと私も楽しめるのだけどね」
反町(……お、恐ろしい。 日向がまるで可愛く見える程だ!)
875 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 20:50:08 ID:???
種族の利点を生かした圧倒的なパワーで文を吹き飛ばしたフランを冷や汗をかきながら見つめる反町。
しかし、彼女はまだまだ本気を見せていないような気さえし……。
それにまた戦慄をしつつ……一方、フィールドでは守矢フルーツズが素早いスローインで試合再開。
だが、やはり文の突破を阻まれた事で腰が引けたのか守矢のその後の攻撃は精彩を欠き。
両チーム共に決定打を見出せないまま、早くも試合は停滞。
そして、次に試合が動いたのは……。
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
経過時間→! num
プレイエリア→! area
ボールを持ったチーム→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
出た数字・エリアによって分岐します。
JOKER→混戦!競り合いになるぞ!
ダイヤ・ハート→紅魔スカーレットムーンズボール
スペード・クラブ→守矢フルーツズボール
876 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 20:51:07 ID:???
経過時間→
1
プレイエリア→
相手陣左コーナー付近
ボールを持ったチーム→
ダイヤ9
877 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 21:23:53 ID:???
>経過時間→ 1
>プレイエリア→ 相手陣左コーナー付近
>ボールを持ったチーム→ ダイヤ9 =紅魔スカーレットムーンズボール
===========================================================================
ダダダダダダダダッ!
神奈子「!? こ、これは……」
レミリア「フラン、いくわよ!」
フラン「ええ、お姉さま!!」
文がボールを奪い取られてから1分……この僅か1分にて。
守矢のスローインから再開したボールは即座に紅魔スカーレットムーンズに奪い取られ……。
そのボールを持ったレミリアは、すぐさまフランドールと共に高速ワンツーで中盤を突破。
神奈子や西尾?、衣玖といった者達を一気に置き去りにして守矢ゴール前まで駒を進めてしまう。
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!
ジョン「で、出たァァァァッ!! スカーレット姉妹の高速ワンツー!!
守矢の中盤、何も出来ずに突破を許してしまったァァァッ!?
こ、これは紅魔スカーレットムーンズ! いきなり先制点のチャンスだァァッ!!」
反町「う……上手い!? あ、あの二人はあんなにパスも上手いのか!?」
にとり「うん……まあ、あれはあの二人が姉妹だからこそ出来るって面もあるけどね。
それにフランドールのパスは落ち着いていればカットできるレベル……なんだけど」
穣子「……レミリアのは、速い上に精度も高いわね。 ……それでも、取れそうではあるけど」
反町(それでも高いレベルでのパスが出来るのはやっぱり大きな武器だ……。
以前のオールスター戦でも凄いドリブルを見せてたし……)
878 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 21:25:14 ID:???
改めて反町がレミリア=スカーレットのレベルの高さに舌を巻いている頃。
ワンツーで中盤を突破したレミリアは、一気にボールを左サイドへ。
ボールを受け取ったメイドGはすぐさまセンタリングに行く構えを見せ……。
それに合わせ、レミリアとフランドール、二人のFWも素早くゴール前に駆け込む。
レミリア「さぁ、さっさと持ってきなさい! この試合も大量得点で勝利するわよ!」
フラン「うふふ……高いセンタリングが欲しいなぁ」
メイドG(ど、どっちにセンタリング上げればいいんだろ? え、えぇっと……)
先着1名様で、
メイドGの選択→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→メイドG「むしろ私がドリブルゴールじゃあ!!」 ゲェー!?
ダイヤ・ハート→メイドG(やっぱり当主のお嬢様に上げるべきでしょうか……) レミリアにセンタリング!
スペード・クラブ→メイドG(い、言う事聞かないと壊されちゃう!) フランドールにセンタリング!
879 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 21:30:14 ID:???
メイドGの選択→
ダイヤK
=
880 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 21:47:03 ID:???
>メイドGの選択→ ダイヤK =メイドG(やっぱり当主のお嬢様に上げるべきでしょうか……) レミリアにセンタリング!
=================================================================================================
メイドG「お、お嬢様ッ!!」
やはりここはキャプテンであり、メイド達の直接の仕える主人であるレミリアに上げるのが道理と判断。
メイドGは素早くレミリアに向けてセンタリングを上げ……。
それを見たフランドールは頬を膨らませて不満そうな顔をしながらもねじ込みの為に備え。
レミリアはその小さな体で目一杯バネをつかいながら飛び上がり、高いボールに合わせるが……。
一方でそれを塞ぐようにしてブロックに入ったのは、レミリアとほぼ同じような体型を持つ鬼――伊吹萃香。
レミリア「まずは挨拶代わり。 これくらいは止めてくれるわよね?」
萃香「当然! だろ、早苗?」
早苗「はいっ!!」
レミリア「面白い……有言実行を望むわよ」
グルンッ! バシュウッ!!
牙を見せながら笑みを浮かべたレミリアは背中の羽を羽ばたかせながら空中で逆さまになり。
理想的なフォームのオーバーヘッドの体勢をとりながら、一気にボールを打ち下ろす。
レミリア「フッ!!」
萃香(今日の試合はこいつらのシュートを何本防げるかだ……!
逆を言えば早苗、お前の体力がどこまで持つかだよ?)
早苗(これは……以前のオールスターで見た、レッドサンのオーバーヘッド版ではない!
ただのオーバーヘッドなら……パンチングで弾きます!)
881 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 21:48:16 ID:???
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
レミリア→ ! cardスカーレットオーバー 68 +(カードの数値)=
萃香→ ! card高いクリアー 65 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
天狗C→ ! card高いクリアー 51 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
天狗B→ ! card高いクリアー 51 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
河童A→ ! card高いクリアー 50 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
早苗→ ! cardパンチング 65 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→シュート成功! ボールは守矢フルーツズゴールに突き刺さる。
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(フランがねじ込み、三杉がねじ込み、右コーナーキック)
≦−2→守矢フルーツズ、シュートを阻止。
※ブロックに入った者達との数値の差が−4以内の場合、その都度に−1の補正をシュートにつけてGKとの判定にする。
※レミリアの「スカーレットオーバー」には吹っ飛び係数4がついています。
※早苗のマークがダイヤの場合「鋭いパンチング」が発動し+3の補正。
※早苗の数字が7の場合「奇跡の風祝」が発動し15扱い(覚醒なし)。
882 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 21:51:47 ID:???
レミリア→
クラブA
スカーレットオーバー 68 +(カードの数値)=
萃香→
スペード6
高いクリアー 65 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
天狗C→
クラブ10
高いクリアー 51 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
天狗B→
クラブJ
高いクリアー 51 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
河童A→
クラブQ
高いクリアー 50 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=
早苗→
スペード9
パンチング 65 +(カードの数値)=
883 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 21:52:55 ID:???
真っ黒!
884 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 21:53:20 ID:???
やはり風は早苗さんに吹いているっ!
885 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 21:53:37 ID:???
この試合早速荒れまくってますw
泥試合になりませんように……
886 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/10(火) 21:55:54 ID:???
大口叩くとの法則ですかね……くわばらくわばら。
お嬢様が見事に下手こいた所で本日はひとまずここまで。
明日は更新出来るかどうかちょっとわかりませんです。
それでは、お疲れ様でした。
887 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 22:04:35 ID:???
お疲れ様でした
リグルのボレー=反町の普通のシュート=レミリアの必殺シュートか…
888 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 22:04:56 ID:???
ただのオーバーヘッドとはいえ、技使って68なんて大したことねえなあ
なんてことを反町とリグルのバランスブレイカーズのせいで思ってしまうなあw
静岡乙でしたw
889 :
森崎名無しさん
:2010/08/10(火) 23:12:19 ID:???
シュートを決めて
レミリア「挨拶が丁寧になり過ぎたかしら?」
ナッパ「オレノセリフダ」
というのもちょっと見たかったw
890 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 19:00:23 ID:???
>レミリア→ クラブA スカーレットオーバー 68 +(カードの数値)=69
>萃香→ スペード6 高いクリアー 65 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=74
>天狗C→ クラブ10 高いクリアー 51 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=64
>天狗B→ クラブJ 高いクリアー 51 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=65
>河童A→ クラブQ 高いクリアー 50 +(カードの数値)+(人数差補正+3)=66
>早苗→ スペード9 パンチング 65 +(カードの数値)=74
>≦−2→守矢フルーツズ、シュートを阻止……の筈が、レミリアの反則。
※天狗Cが「軽傷未治療」になりました。
===============================================================================
レミリアの放ったオーバーヘッド――スカーレットオーバーは、一直線に守矢ゴールへと向かう。
その精度、威力は共に最高クラスのものであり並大抵の選手では吹き飛ばされるのが関の山なものだったのだが……。
バキャオッ!!
萃香「この程度でゴールを割らせるかァッ!!」
しかし、レミリアにとって不運な事に、この時ゴール前で守っていたのは並大抵どころではない選手。
鬼特有の圧倒的な力を使った、力強いディフェンスに定評のある伊吹萃香だったのである。
萃香はボールに向けて大きく飛び上がると、そのままボレーシュートの要領で一気にボールをクリアー。
それを見たレミリアは、若干の笑みを見せ、余裕を持ちながら着地をしようとするのだが……。
萃香「あっ!」
天狗C「グ、グエーッ!?」
レミリア「え!? ちょっ、おまっ……!?」
ボグシャーッ!! ピピィーッ!!!
着地の寸前、オーバーヘッドの体勢から立ち戻ろうとしていたレミリアの足は不運にも天狗Cの頭を直撃。
天狗Cは断末魔を上げながら地面に倒れ伏し、瞬間、審判の笛が鳴り響く。
891 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 19:03:01 ID:???
ジョン「あっ、ああああああ〜っとぉ!? これはレミリア選手、反則ゥッ!!
天狗C選手の頭をオーバーヘッドでけりつけてしまったァァァッ!!!
これには当然、審判も笛を吹いて反則を取ります!」
天狗C「ぎえぇぇ……」
早苗「一旦治療を……頭皮が少し切れているだけですが、血が出ています。
それに、頭を痛烈に蹴られたからまだ頭がふらふらするみたいですし……」
萃香「まぁ、アレに蹴られたんだしねぇ……」
頭を抱え、地面をのた打ち回る天狗Cの症状を見て、すぐさま治療の必要ありと判断した早苗は担架を呼び。
一旦、天狗Cを治療に向かわせる。
純粋な力は一般的な天狗らと比較しても圧倒的と言われる吸血鬼――レミリア=スカーレットの蹴りを頭部に食らったのだ。
むしろこの程度の負傷で済んでよかった、と思うのが正解だろう。
一方その頃、反則をしてしまったレミリアに下った審判の裁定はというと……。
先着1名様で、
レミリアの反則→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→審判「むしろ天狗Cの反則でPKです!」 こ、この審判……買収されてやがる……!
J〜K→特にお咎めは無し。
7〜10→軽い注意。 次からは気をつけるように!
4〜6→厳重注意! 次はカードが出るぞ!
A〜3→イエローカード! 警告だ!
クラブA→レッドカード! 一発退場だ!!
892 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 19:03:48 ID:???
レミリアの反則→
クラブK
=
893 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 19:14:00 ID:???
>レミリアの反則→ クラブK =特にお咎めは無し。
===================================================================
天狗Cは負傷してしまったが、その際のレミリアのプレイは故意とは取られなかったのか。
まだ早い時間帯という事もあり、審判からはカードが出る事もなく。
特にお咎めを受ける事も無いまま、レミリアはそのまま自陣へ。
そして、試合は守矢フルーツズゴール前からのフリーキックで開始をするのだが……。
天狗Cが治療の為に退場し、10人となっている状況では守矢も迂闊に攻める事も出来ず。
一方で紅魔スカーレットムーンズの面々も序盤からあまり飛ばす訳にもいかないとペース配分をしているのか。
積極的にボールを奪いに行く事も無いまま、戦況は膠着状態に陥り。
こうして試合の序盤――15分は、お互いのチームが決定打を欠いたまま進む事となる。
サンタナ「なんだかつまんないわね。 もっとバンバン点が入るかと思ったのに!」
静葉「両チーム、あまり序盤は積極的に仕掛けていかないのは……。
守矢は一番の武器である文のサイドアタックをすぐさま封じられたから……。
そして、紅魔は反則を恐れている……という感じかしら?」
反町「でしょうね……勿論、守矢にはまだ攻撃手段は残ってますし。
紅魔だって、このまま消極的なサッカーを続けるという事は無いでしょうけど……」
観客席の者達も、次に試合が動くの一体いつなのかと見守る中……。
次にチャンスを得たのは……。
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
経過時間→! num
プレイエリア→! area
ボールを持ったチーム→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
出た数字・エリアによって分岐します。
JOKER→混戦!競り合いになるぞ!
ダイヤ・ハート→紅魔スカーレットムーンズボール
スペード・クラブ→守矢フルーツズボール
894 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 19:16:35 ID:???
経過時間→
5
プレイエリア→
センターライン付近右サイド
ボールを持ったチーム→
クラブ6
PKとか出ないことを祈る
895 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 19:46:09 ID:???
>経過時間→ 5
>プレイエリア→ センターライン付近右サイド
>ボールを持ったチーム→ クラブ6 =守矢フルーツズボール
=============================================================================
試合開始から早くも20分……そろそろ両チーム共に得点が欲しい時間帯。
戦況は膠着状態に陥っていたが、このままではいけないと判断をしたのか。
天狗Cがようやく治療から戻り、11人揃った所でボールをキープしていた西尾?は大きく逆サイドにボールを振り。
そのボールを受け取ったのは――先ほど、右サイドアタックを失敗してしまった守矢のウイング、射命丸文。
ボールを持った位置も、先ほどとほぼ同じセンターライン付近の右サイドである。
ジョン「あ〜っとぉ!? ここで再びボールを持ったのは、守矢の誇る俊足ウイング、文選手!
これはまたもや出るでしょうか、右サイドアタック!?」
西尾?(神奈子さんのロングシュートは、あまり多様出来んからのう……。 ある程度は、ゴール前に運ばんと。
そして、そのゴール前に運ぶ役割に一番適しとるのは……やっぱあの天狗さんじゃ)
諏訪子「もう一度行け、天狗! とにかくボールを運ぶんだよ!!」
文(正直お断りしたい気満々なんですけどねぇ……あの悪魔の妹さんがいますし。
とはいえ、神様のご指示を無視する訳にはいかない……と。 ふぅ……損な役回りだなぁ)
諏訪子の指示を受けた文は、不満たらたらですという表情をしながらも再度ボールを持ったまま駆け出し。
しかし、その行く手はすぐさま先ほどと同様、フランドールに阻まれてしまう。
フラン「うふふ……今度もまた吹き飛ばしてあげる!」
文(ああもう、やだやだ。 こんな頭のネジが吹っ飛んだのと接触プレイなんて御免ですよ……!
パスを出そうにも、諏訪子さんも天人もまだ上がりきれてないですし……はぁ……)
896 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 19:47:25 ID:???
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
文→ ! card鎌鼬ベーリング 65 +(カードの数値)=
フラン→ ! cardタックル 55 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ドリブル成功! 文、今度はちゃんと壊されずにサイドを更に駆け上がる!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(天子がフォロー、守矢フルーツズスローイン、三杉がフォロー)
≦−2→紅魔スカーレットムーンズ、ドリブルを阻止。
※スキル「悪魔の妹」の影響により、フランドールのカードがクラブの場合必ず反則。
ただし、その効果が発動した場合フランドールは怪我をしません(通常反則なら怪我の可能性アリ)。
また、フランドールの行動には吹っ飛び係数0がついています。
897 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 19:48:16 ID:???
文→
ハートK
鎌鼬ベーリング 65 +(カードの数値)=
フラン→
クラブ8
タックル 55 +(カードの数値)=
898 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 19:49:22 ID:???
また反則w泥試合かよww
899 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 20:05:41 ID:???
文「私の動きは人妖には捉える事は出来ん」
フォウッフオゥッダムダムダム
900 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 20:07:02 ID:???
>文→ ハートK 鎌鼬ベーリング 65 +(カードの数値)=78
>フラン→ クラブ8 タックル 55 +(カードの数値)=63
>≧2→ドリブル成功! 文、今度はちゃんと壊されずにサイドを更に駆け上がる……筈がフランの反則!
=============================================================================================
シュババババババババッ!!!
文(ええい、もう考えてても仕方ありません。 相手が私に触れない程素早く動けばいいだけの事……。
それならばこの私の最も得意とする分野です!)
フランドールが目の前に現れると同時、そう判断した文は一気に加速をし……。
フランドールが反応出来ない程の速度で素早く抜き去ろうと挑みかかる。
その最高速度は正に幻想郷最速と言うべきものであり、一流のストッパーでも止められない程のものだったのだが……。
フラン「どっかーんっ♪」
文「な、な!? うぎゃあああっ!?」
ドグボォォオオッ!!
文がフランを抜き去った直後、フランドールは文のその無防備な背中に向けて鋭い切れ味のタックルを浴びせ。
背後からのタックルで虚を突かれた文は、モロにフランドールの力に押されてしまい。
思わず体勢を崩して倒れこみボールを零してしまう。
そして、フランドールは零れたボールを拾うと一気に攻めあがろうとするのだが……。
901 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 20:08:03 ID:???
ピピピピピピピッ!!
フラン「え? 何?」
ジョン「あっ、とぉ!? これはまたもや反則! 紅魔スカーレットムーンズ、2回目の反則です!!
フランドール選手、背後から文選手にタックルを仕掛け倒してしまいました! これはいけません!」
フラン「……駄目なの?」
三杉(……まるでサッカーを他の競技か何かと勘違いしてるようだな。
素質はあるのに、勿体無い……)
まだ気品を重んじ、一応サッカーのルール自体は守る(といっても幻想郷でのルールだが)レミリアに対し。
妹であるフランドールは、サッカーを文字通りの格闘技と思っている節がある。
今回にしても彼女にとってはボールを奪う為にただ背後から乱暴にタックルに行ったというだけなのだが……。
審判がそんな事を許す筈もなく、目を丸くして驚くフランに近づき裁定を下そうとする。
フラン(めんどくさいなぁ……こいつもふっ飛ばしちゃおうかな?)
先着1名様で、
フランの反則→! card=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
マークによって下記の表に従い分岐します。
JOKER→審判「むしろ天狗Cの反則でPKです!」 こ、この審判……買収されてやがる……!
J〜K→特にお咎めは無し。
7〜10→軽い注意。 次からは気をつけるように!
5〜6→厳重注意! 次はカードが出るぞ!
2〜4→イエローカード! 警告だ!
A→レッドカード! 一発退場だ!
902 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 20:08:26 ID:???
フランの反則→
ハートJ
=
903 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 20:10:34 ID:???
ま、まぁうん…下手にカードが出るよりは…
904 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 20:23:12 ID:???
>フランの反則→ ハートJ =特にお咎めは無し。
===================================================================
二度続けて、先ほどの時からあまり経過していない時間での反則。
これには流石にカードも出るかもしれないと観客達が見守る中……。
フランドールに下された判定は、何と特にお咎めなどは無いというもの。
フランドールはそれを聞くとニコリと笑みを浮かべてから審判の下から立ち去って行くのだが……。
観客席はにわかにざわめき始める。
穣子「ちょっとちょっと、あんだけ悪質なタックルでカードは無いわけ?
あの反則が無けりゃ、文はサイドえぐってたわよ?」
反町「カードは無くても、せめて注意はされてもおかしくない場面だけどな……。
……全然審判の心象も悪くなってないみたいだし」
にとり「かといって、審判の贔屓って訳でもなさそうだけどね。 レミリアとかはそういうの人一倍嫌いそうだし」
反町「たまたま判定が緩い審判に当たったのかな……。 ともかく、これで仕切りなおしだ」
その後、守矢フルーツズの面々はどことなく腑に落ちないような表情を浮かべながらもフリーキックでリスタート。
しかし、勢いを殺がれた為かこのフリーキックからの攻撃もいまいち実らず。
こうして再び戦況は膠着状態に陥ってしまうのだが……。
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
経過時間→! num
プレイエリア→! area
ボールを持ったチーム→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
出た数字・エリアによって分岐します。
JOKER→混戦!競り合いになるぞ!
ダイヤ・ハート→紅魔スカーレットムーンズボール
スペード・クラブ→守矢フルーツズボール
905 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 20:23:33 ID:???
経過時間→
0
プレイエリア→
センターサークル付近
ボールを持ったチーム→
ハート2
906 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 20:24:02 ID:???
経過時間→
4
プレイエリア→
センターライン付近左サイド
ボールを持ったチーム→
ダイヤ9
907 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 20:40:29 ID:???
>経過時間→ 0
>プレイエリア→ センターサークル付近
>ボールを持ったチーム→ ハート2 =紅魔スカーレットムーンズボール
===========================================================================
天子「だあああああ! こうなりゃ私が一気に運んで……」
咲夜「残念、ここは通行止め……よッ!!」
先ほど得たフリーキックは文から天子に渡り、天子が勇んで中央突破を挑みかかるのだが……。
しかし、その中央には幻想郷最強のボランチと謳われる完全で瀟洒な従者――十六夜咲夜がいる。
今大会で猛威を揮ってきた天子のドリブルも咲夜の前には児戯に等しく。
あっさりとボールを奪われてしまい、咲夜は取ったボールをすぐさま前方の三杉へと送る。
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「やはり凄い、咲夜選手! 天子選手のドリブルをあっさりと阻んでしまった!
流石は紅魔の誇るパーフェクト・メイド! 彼女の守る中盤を、果たして守矢は突破出来るのでしょうか!?
そして、ボールは中盤の三杉選手へと渡りました!
今大会、目覚しい活躍を見せ続けている紅魔スカーレットムーンズの新たなブレイン! 果たしてここはどう攻めるか!?」
三杉(レミリアさんもフランドールも、出来る事ならシュートを打つ事に専念させたい。
……特にフランドールは自分で運ばせるとまた反則を取られる可能性もある。 それは避けたい。
ならばここは……僕自身が中央突破をするしかない!)
ボールを持った瞬間、瞬時にそう判断をした三杉は一気に中央突破を仕掛け……。
それに合わせて紅魔スカーレットムーンズのFW、スカーレット姉妹もゴール前へと駆け出す。
しそして、センターサークルを超えてミドルサードに指しかかろうとかという時……。
神奈子「そう簡単に通しやしないよ!」
西尾?「三杉淳……勝負じゃ!!」
三杉(小悪魔に渡しても彼女一人では突破出来ないし、やはり僕が行くのがベストだ……よし!)
908 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 20:41:56 ID:???
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
三杉→ ! card芸術的なドリブル 57 +(カードの数値)=
神奈子→ ! cardタックル 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
西尾?→ ! cardハリネズミチャージ 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ドリブル成功! 三杉、神奈子達を抜き去り中盤を突破! 前方のFW目掛け、ラストパス!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(咲夜がフォロー、小悪魔がフォロー、衣玖がフォロー)
≦−2→守矢フルーツズ、ドリブルを阻止。
※西尾?の「ハリネズミチャージ」には吹っ飛び係数4がついています。
909 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 20:42:10 ID:???
三杉→
スペード6
芸術的なドリブル 57 +(カードの数値)=
神奈子→
スペード3
タックル 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
西尾?→
クラブ7
ハリネズミチャージ 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
910 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 21:04:51 ID:???
>三杉→ スペード6 芸術的なドリブル 57 +(カードの数値)=63
>神奈子→ スペード3 タックル 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=59
>西尾?→ クラブ7 ハリネズミチャージ 55 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=63
>=0→ボールはこぼれ球に。小悪魔がフォロー
=============================================================================
この世界に来た当初の三杉は――有り体に言えば、そこら辺にゴロゴロいる程度のレベルの選手でしかなかった。
全日本Jrユース――否、全世界規模で見てもこの年代ではトップクラスの三杉でも。
この幻想郷に来た当初は、あくまでもそこそこ強い程度の選手でしかなかったのである。
だからこそ、前回の竹林カップでは思うような活躍が出来なかったのだが……。
しかし、その後永遠亭で生まれついてのハンデであった心臓病の治療に勤しみ。
完治してからは永琳の指導の下に行ったリハビリ。
そして、念願であった思う存分動かせる体を使って練習に励んできたのだ。
今の三杉は、シュート力でこそ反町らには到底及ばないレベルではあるものの……。
純粋な総合力ならば反町にすら匹敵する程、驚異的なまでに成長を遂げており……。
ヒュッ シュパパパッ!!
神奈子「!? こ、これは……!?」
三杉(このレベルなら……ギリギリだけど、かわせる!!)
比較的タックルを得意としている神奈子を相手に、軽やかに流れるような動作でフェイントを入れあっさりと抜きさる。
実況の言うように、新たな紅魔スカーレットムーンズのブレインと言っておかしくない程にまで実力を上げているのだが……。
しかし、この幻想郷に来てから努力を続けていたのは、三杉一人だけではなかった。
西尾?「そう簡単に……通さんわいっ!!」
三杉「!? くっ……!!」
バチィッ!!
911 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 21:06:04 ID:???
神奈子を抜いた際、一瞬だけ出来てしまう隙――ボールが足元から離れてしまう瞬間。
それを見切った西尾?はすぐさま三杉へと詰め寄ると短い足を突き出し、ボールを零れ球にし。
辛うじて三杉の突破を阻む事に成功をする。
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「三杉選手、突破ならず! 神奈子選手は上手く抜き去ったものの……しかし、西尾?選手に詰め寄られ。
ボールを零されてしまいました!
西尾?選手もまた、三杉選手と同じく外界から来た守矢の助っ人選手!
両選手の白熱した戦いは、今回は互角といったところか!?」
その後、零れたボールは小悪魔が拾うものの……幾ら小悪魔がパスが得意とはいえ。
遥か前方にいるレミリアやフランドールにまで正確にフィード出来る程の技術はなく。
上がり始めていた咲夜にも諏訪子のマークがついており、パスを通せるか否かは不確定。
わざわざピンチを招く事は無いと判断をしたのか、小悪魔はそのままDFまで一旦ボールを下げ。
まずは体勢を崩していた三杉、そして突出していたレミリアやフランドールを呼び戻し陣形を整える。
こうして両チーム、未だ無得点のまま試合開始より30分が経過しようとしていたのだが……。
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
経過時間→! num
プレイエリア→! area
ボールを持ったチーム→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
出た数字・エリアによって分岐します。
JOKER→混戦!競り合いになるぞ!
ダイヤ・ハート→紅魔スカーレットムーンズボール
スペード・クラブ→守矢フルーツズボール
912 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 21:06:57 ID:???
経過時間→
4
プレイエリア→
センターライン付近右サイド
ボールを持ったチーム→
ダイヤ10
913 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 21:37:45 ID:???
>経過時間→ 4
>プレイエリア→ センターライン付近右サイド
>ボールを持ったチーム→ ダイヤ10 =紅魔スカーレットムーンズボール
=============================================================================
それから4分後、前半34分……しばらくボールを回していた紅魔スカーレットムーンズだが……。
やがて陣形が整うと同時、再び攻勢に出る事となる。
しかし、中央にはやはり人数がかけられている為に三杉の中央突破は難しく……。
後方でボール回しを指揮していた咲夜は逡巡した後、右サイドを走る小悪魔へとボールを送る。
ジョン「おっと……これは紅魔スカーレットムーンズ、右サイドから勝負を仕掛けるか!?
しかし、右サイドは先ほど三杉選手の突破を阻んだ西尾?選手がいます!
これは少し無謀のように思えますが……」
小悪魔(確かに、このままだと無理に近いですけど……)
レミリア「小悪魔、来なさい!」
小悪魔(お嬢様と一緒なら、突破だって……不可能じゃない……筈!)
下がり目の位置にまで戻ってきていたレミリアと共に、ワンツーで右サイドの突破に挑む小悪魔。
そして、それには当然のように西尾?と諏訪子の二者がパスカットに向かうのだが……。
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
小悪魔→ ! cardワンツー 49 +(カードの数値)=
レミリア→ ! cardワンツー 55 +(カードの数値)=
諏訪子→ ! cardパスカット 57 +(カードの数値)=
西尾?→ ! card黒はんぺんカット 53 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ワンツー成功! 右サイドを突破し、ゴール前のフランドールに一気にセンタリング
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(三杉がフォロー、三杉と神奈子で競り合い、神奈子がフォロー)
≦−2→守矢フルーツズ、ワンツーを阻止。
914 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 21:42:07 ID:???
小悪魔→
ハートA
ワンツー 49 +(カードの数値)=
レミリア→
クラブK
ワンツー 55 +(カードの数値)=
諏訪子→
ダイヤA
パスカット 57 +(カードの数値)=
西尾?→
ダイヤ5
黒はんぺんカット 53 +(カードの数値)=
915 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/13(金) 22:03:37 ID:???
本日はひとまずここまで……試合があまり進まずすみませんです。
そろそろスレも1000が近づいてきましたので、よろしければ次スレのスレタイ案も考えていただければ幸いです。
それでは、お疲れ様でした。
【】幻想のポイズン40【】
916 :
森崎名無しさん
:2010/08/13(金) 22:32:01 ID:???
乙でした。
これだけは板がどんなときでも忘れちゃいかんと思う
917 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 02:23:47 ID:???
【雷神】幻想のポイズン40【リグル】
【雷虫】幻想のポイズン40【リグル】
【燃えよ】幻想のポイズン40【静岡】
【新たなる】幻想のポイズン40【戦い】
918 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 18:42:17 ID:???
【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】
【決着】幻想のポイズン40【不夜城カップ】
919 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 18:56:13 ID:???
【誰がために】幻想のポイズン40【勝利の鐘は鳴る】
【ネオマスパ(笑)とか】幻想のポイズン40【マジ勘弁ww】
【稲妻走る】幻想のポイズン40【轟く蟲の王の咆哮】
920 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 18:56:25 ID:???
>小悪魔→ ハートA ワンツー 49 +(カードの数値)=50
>レミリア→ クラブK ワンツー 55 +(カードの数値)=68
>諏訪子→ ダイヤA パスカット 57 +(カードの数値)=58
>西尾?→ ダイヤ5 黒はんぺんカット 53 +(カードの数値)=58
>≧2→ワンツー成功! 右サイドを突破し、ゴール前のフランドールに一気にセンタリング
>※レミリアがKを出して勝利したので、パス+1。更に必殺フラグ(パス)取得
======================================================================================
諏訪子「こんのっ……!」
小悪魔「ひっ……お、お嬢様ッ!!」
レミリア「落ち着きなさい! さぁ、こんな所さっさと突破するわよ!!」
ここを突破させては拙いとばかりに、鬼気迫る表情で小悪魔へと詰め寄る諏訪子。
一方で小悪魔はそんな諏訪子に対して大いに萎縮し、精度の低いパスを出してしまうのだが……。
しかし、そのパスはレミリアが華麗にフォローをして素早くリターン。
更に追いすがってきた西尾?も上手くかわし、一気にボールを持った小悪魔は右サイドを突破。
そして、レミリアはゴール前へと追いすがり……慌てて天狗Bが小悪魔へと詰め寄るも……。
小悪魔「こ、ここまで来れば……! それっ!!」
天狗B「くっ……!」
寸前、小悪魔がゴール前へと向けて高いセンタリング。
レミリアがまだゴール前に詰め寄れていない中、このボールに合わせていたのは……。
フラン「やっと来た! もう、遅いよ〜」
ジョン「あっとぉ〜! ここで小悪魔選手、フランドール選手にセンタリングを上げます!!
前半36分! 守矢フルーツズ、ここに来て再びピンチです!!
果たしてフランドール選手の強烈なシュートを止める事が出来るか!?」
早苗「萃香さん……!」
萃香「今度は妹の方かい……! だけど、そう簡単には点をやらないからね!!」
921 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 18:57:25 ID:???
小悪魔の上げたセンタリングに向けて、満面の笑みを浮かべながら飛び上がりつつ……。
背中の七色に輝く羽をはためかせながら、ヘディングしようと構えるフランドール。
それに対して守矢ゴールを守る萃香は徐々に巨大化をしながらも残ったDFらと共にシュートコースを塞ぎ……。
早苗は小さく深呼吸をしてから呼吸を整えると、両手に力を込めて全力でのセービングの構えを取る。
静葉「守矢は攻められっぱなしね……」
にとり「二度も突破を失敗したのが痛いよねぇ……しかし、とうとう出るよあの悪魔の妹さんの殺人シュート!」
大妖精「ひえあわわわわ……」
反町(幻想郷トップ……得点力S+の評価のフランドールのシュートか……)
フラン「うふふ……何人怪我するかなー?」
萃香(前線がもうちょっとしゃきっとしてくれるといいんだけど……とにかく、今は我慢の時間帯。
何とかここも防いでやらんとね……)
早苗(ゴールは絶対許早苗……! 今日の試合、必ず無失点で切り抜ける……!!)
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
フラン→ ! card495年目の波紋 74 +(カードの数値)=
萃香→ ! cardミッシングパープルパワー 71 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=
天狗C→ ! card高いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(軽傷Lv1-1)=
河童A→ ! card高いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=
早苗→ ! cardみらくるセービング・改 71 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→シュート成功! ボールは守矢フルーツズゴールに突き刺さる。
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(レミリアがねじ込み、三杉と神奈子で競り合い、神奈子がフォロー)
≦−2→守矢フルーツズ、シュートを阻止。
※ブロックに入った者達との数値の差が−4以内の場合、その都度に−1の補正をシュートにつけてGKとの判定にする。
※フランドールの「495年目の波紋」には吹っ飛び係数0がついています。
※早苗の数字が7の場合「奇跡の風祝」が発動し15扱い(覚醒なし)。
922 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 18:58:49 ID:???
>>916
どうも乙感謝です。 皆さんの乙が力になりますです。
>>917-919
スレタイ案ありがとうございます。
923 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 18:59:26 ID:???
フラン→
ハート6
495年目の波紋 74 +(カードの数値)=
萃香→
クラブ6
ミッシングパープルパワー 71 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=
天狗C→
クラブ9
高いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(軽傷Lv1-1)=
河童A→
ダイヤ2
高いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=
早苗→
スペードA
みらくるセービング・改 71 +(カードの数値)=
924 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 20:16:46 ID:???
>フラン→ ハート6 495年目の波紋 74 +(カードの数値)=80
>萃香→ クラブ6 ミッシングパープルパワー 71 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=79
>天狗C→ クラブ9 高いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+2)+(軽傷Lv1-1)=61
>河童A→ ダイヤ2 高いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+2)=55
>早苗→ スペードA みらくるセービング・改 71 +(カードの数値)=72
>=1→ボールはこぼれ球に。レミリアがねじ込み
====================================================================================
悪魔の妹――フランドール=スカーレット。
姉のレミリアのような卓抜した技術は持ち合わせておらず。
ともすれば危険で一発でカードが出る可能性もあるプレイを繰り返す、紅魔スカーレットムーンズ一の問題児。
そのような彼女が何故、レミリアと共に2トップをはれているのか。
レミリアが彼女を溺愛しているが故の、ただの贔屓なのかと言われれば……答えは否。
彼女がレミリアと共に紅魔スカーレットムーンズのFWを勤めている理由は、ただ一つ。
他のプレイに関しては反則の危険性などが付き纏うものの……しかし、シュートを打つという1点において。
フランドール=スカーレットはこの幻想郷でトップと謳われるFW――レミリア=スカーレットを凌駕していたからである。
フラン「えーい!」
バッゴゴゴォォオオオオオオオオオオオオオオッ!!
子供のような笑みを浮かべ、思い切りボールに頭をぶち当ててヘディングシュートを放つフラン。
そのボールは、とても子供の体格をしたフランが打ったものとは思えない程の轟音をかきたてながらゴールへ向かい……。
これには観客達も守矢のDF陣は全員吹き飛ばされて決まってしまうかと息を飲むのだが……。
萃香「そう簡単に……ゴールを割らせるかァァァアアッ!!」
フラン「えっ……ええー!?」
バギャオッ!
925 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 20:17:50 ID:???
しかし、破壊力はあれどもシュート精度は今ひとつだったのか。
フランドールの放ったシュートは萃香の真正面へと飛び……巨大化した萃香は懸命に歯を食いしばってボールを食い止める。
如何にフランドールのシュートの破壊力が大きかろうと、萃香の力もまた強大。
最終的にはフランドールのシュートの威力の為か巨大化をしているにも関わらず吹き飛ばされてしまうが。
それでも、辛うじてボールを零す事に成功し……。
バッ!!
レミリア「任せなさい、フラン! 私が決めてやるわ!!」
早苗「なっ……!?」
しかし、その零れ球には素早く詰め寄ってきていたレミリアが合わせる。
レミリア「さァ、ワインのように紅くに染まりなさい!」
早苗(ボレーシュート……でも、ただのボレーじゃない!? くっ……!!)
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
レミリア→ ! cardダイレクトレッドサン 73 +(カードの数値)=
天狗C→ ! card低いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(軽傷Lv1-1)=
河童A→ ! card低いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
早苗→ ! cardみらくるセービング・改 71 +(カードの数値)=
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。数値で勝負します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→シュート成功! ボールは守矢フルーツズゴールに突き刺さる。
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。左から(三杉がねじ込み、三杉と神奈子で競り合い、神奈子がフォロー)
≦−2→守矢フルーツズ、シュートを阻止。
※ブロックに入った者達との数値の差が−4以内の場合、その都度に−1の補正をシュートにつけてGKとの判定にする。
※レミリアの「ダイレクトレッドサン」には吹っ飛び係数2がついています。
※早苗の数字が7の場合「奇跡の風祝」が発動し15扱い(覚醒なし)。
926 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 20:23:30 ID:???
レミリア→
ダイヤ8
ダイレクトレッドサン 73 +(カードの数値)=
天狗C→
クラブ6
低いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(軽傷Lv1-1)=
河童A→
クラブ6
低いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
早苗→
ハート7
みらくるセービング・改 71 +(カードの数値)=
927 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 20:27:31 ID:???
これは全力でNDKせねばなるまい
928 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 20:34:40 ID:???
早苗さんマジパネェ…
929 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 20:35:55 ID:???
予想以上に粘りますね
930 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 21:07:31 ID:???
>レミリア→ ダイヤ8 ダイレクトレッドサン 73 +(カードの数値)=81
>天狗C→ クラブ6 低いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(軽傷Lv1-1)=57
>河童A→ クラブ6 低いブロック 51 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=58
>早苗→ ハート7(奇跡の風祝・15) みらくるセービング・改 71 +(カードの数値)=86
>≦−2→守矢フルーツズ、シュートを阻止。
====================================================================================
ギュオオオオオオオオッ!! バゴォッ!!!
小さな体を目一杯伸ばし、弓のように自身の体をしならせながらボレーシュートを放つレミリア。
その華奢にも見える足がボールを射止めた瞬間、カッと紅蓮の閃光が輝き。
それと同時に、この幻想郷で最強クラスの威力を秘めたボールが着地したフランの横を掠めてゴールへと向かう。
天狗C「ぐげぇぇぇええええええっ!?」
河童A「うぎゃあああああああああっ!!!」
そして、そのボールに無謀にも立ち向かおうとしていた天狗Cと河童Aは当然のように吹き飛ばされ。
更に天狗Cは今日が彼にとっての厄日なのか、ボールを受けた衝撃で先ほどの怪我を更に悪化させてしまう。
一瞬河童Aはこのボールを受けて、これまで辛勝を遂げてきたこの守矢フルーツズもいよいよ年貢の納め時かと諦めかけるのだが……。
しかし、その背後を守る守矢フルーツズのキャプテン――奇跡のゴールキーパー、東風谷早苗は。
高速で飛来するレミリアのボレー――ダイレクトレッドサンの弾道に向けて、懸命に手を伸ばして追いすがる。
早苗「確かに凄まじいシュート……ですけど……! いい加減このレベルのシュートにも慣れましたよッ!!!」
バシィッ!! ギュギュギュギュギュ……バンッ!!!
レミリア「な……にィ!?」
931 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 21:08:37 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!
ジョン「とっ……止めたァァァァアアッ!!!
早苗選手! レミリア選手のボレーから放つマスターオブレッドサン……。
ダイレクトレッドサンを、何と鮮やかにキャッチング!!
流石は奇跡の風祝! 奇跡のゴールキーパー、東風谷早苗選手!!
圧倒的な攻撃力を有する紅魔スカーレットムーンズ、前半も40分になろうかという現段階でも未だ得点が取れません!!」
反町「凄い……! 早苗さん、あのシュートを止めるのか……!?」
にとり「フランもレミリアも、今大会間違いなくトップ……。 んにゃ、トップクラスのFWだ。
早苗にとっては格上にもなる相手なんだが……。
……その二人の攻撃を、萃香さまがいるとはいえ防いだのはたいしたもんだよ」
穣子「……にしても、レミリアのシュートもフランドールのシュートも大した事ないように思えるのは気のせいかしら?」
静葉「……それは多分、比較対照がおかしいわよ、穣子」
幻想郷最強のFW――フランとレミリアの二連攻撃も、萃香と早苗の二人は見事に防ぎきって見せた。
これには観客達も総立ちになりながら大喝采を早苗と萃香へと送り……。
キャッチと同時、威力を殺す為にボールを地面に押し付けていた早苗は荒くなった呼吸を整えながら顔を上げ、にこりと微笑む。
信仰を集める為に、知名度を上げる為にサッカーをする早苗にとって。
この観客達の声援は、何よりも嬉しいものである。
早苗(負けてない……! 私の力も、レミリア=スカーレットに負けてません……!!
前半の残り時間も少ない……。 このまま無失点で、前半を乗り切れれば……)
萃香(よく守った……! 今のシュートを防ぐとはたいしたもんだ。
これであの吸血鬼姉妹も攻め方に迷いを見せてくる筈……後は、点さえ取れりゃいいんだけどね……)
こうしてスカーレット姉妹の猛攻を凌いだ早苗は、持ったボールを大きくフィード。
そして、このボールを持った諏訪子はすぐさま攻勢に出ようとするものの……。
しかし、やはりそう簡単に咲夜の守る中盤を突破する事は適わず、カウンターは失敗。
再び戦況は膠着し、前半最後の山場となる場面が迫ってくるのだが……。
932 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/14(土) 21:09:38 ID:???
先着1名様で、【全部一緒に引いてください】
経過時間→! num
プレイエリア→! area
ボールを持ったチーム→! card
!とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。
出た数字・エリアによって分岐します。
JOKER→混戦!競り合いになるぞ!
ダイヤ・ハート→紅魔スカーレットムーンズボール
スペード・クラブ→守矢フルーツズボール
本日はひとまずここまで……続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。
933 :
森崎名無しさん
:2010/08/14(土) 21:10:10 ID:???
経過時間→
5
プレイエリア→
センターライン付近左サイド
ボールを持ったチーム→
ハート10
乙でした
934 :
幻想のポイズン
◆0RbUzIT0To
:2010/08/15(日) 19:13:48 ID:???
>経過時間→ 5
>プレイエリア→ センターライン付近左サイド
>ボールを持ったチーム→ ハート10 =紅魔スカーレットムーンズボール
================================================================================
前半43分……そろそろロスタイムに入ろうかという時間帯においても。
今大会最強クラスの攻撃力を有する紅魔スカーレットムーンズが未だに得点を出来ていないという事実は。
当の紅魔スカーレットムーンズの面々の士気を、多少なりとも下げる効果にあった。
無論、今大会やそれまでの大会においても前半だけで得点を取れないという場面は幾らでもあったのだが……。
それはあくまでも、敵の攻撃に紅魔スカーレットムーンズが押されて攻撃権を中々得る事が出来なかったからという場面ばかり。
しかし、今回は3度もシュートチャンスを得ながらも一度としてゴールネットを揺らせていないのである。
しかも、そのシュートを放ったのはこのチーム随一の決定力を持つレミリアとフランの2トップ。
これで士気を下げない選手など、紅魔スカーレットムーンズの中では一部分の選手のみしかいなかった。
そして、選手達の士気の低下は散漫なプレイを連発させる事となり、中盤での小競り合いは徐々に小競り合いになってゆく。
それでも、FWであるレミリア、フランドールまでも戻って守備に参加し。
辛うじて両チームの均衡は取れていたのだが……。
バシュウッ!! バシッ!!
衣玖(くっ……通せない! この選手、パスカットも中々ですね……!)
三杉(完全にボールを奪取できない、か……。 !? まずい、そっちの方向は……!!)
下がり目の位置にいる右サイドハーフの衣玖がロングパスを出そうとするものの、三杉がそれを通さず。
しかし、確実にキープをする事は出来ずボールは零れ球となって左サイドへと転がってゆく。
そして、慌ててそれを拾ったのは、紅魔スカーレットムーンズ左サイドハーフのメイドG。
ボールを持ったメイドGはいつまでも自分が持つのは得策ではないと判断し、素早くレミリアにパスを出そうとするのだが……。
そのメイドGの出したパスコースに、一人の烏天狗が飛び上がる。
ビュウウウッ!!
メイドG「はわぁっ!?」
文「どうやらチャンスがめぐってきたようですね! あの悪魔の妹が相手じゃなけりゃ怖かないですよ!」
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