キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【優しさか】小田Jr.の野望18【甘さか】

1 :小田ジュニア ◆P6f1cIsEKQ :2010/07/20(火) 00:43:48 ID:SjjoAtis
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。

ここまでのあらすじ
小田猛少年も5年生。ルリタニアへの旅行や夏合宿などの長い長い夏休みもようやく終わり
2学期開始!と思いきや…?

現在
2学期開始!復活したティルとの再開と更に蝶化の強化が可能になったことでタックルにおいては
一流といっても良いレベルまでに成長する。しかし良いことは続かないもの。一ヶ月ぶりにフラウに
電話をかけるとなんと彼女は毎日を泣いて過ごして部屋に篭っているという自体になっていた。
しかも、良いことは続かないくせに悪いことは連続しクラリス公が大激怒。
ジュニアはその対策に大借金を負いながらも一路ルリタニアへと向かい…そこで見たものは…
といった第18弾です!

120 :森崎名無しさん:2010/07/21(水) 23:44:37 ID:5rYIh8Uo
ですよねー。ここで突っ込むようならさすがに、ねえ・・。



121 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 00:03:15 ID:uKYezMZ2
A.もう妖精の穴はこりごり。帰りかたもわからないし、このまま帰る。

小「俺達は先月ここに入ってひどい目にあったからな。もう行かないよ。それに帰り道もわからないし」

モネ「あっそ。別に俺はどうでもいいけどね。それじゃ仕事に戻るから」

そういい残し消え去るモネ。

ティル「よいのですか?」

小「別に大丈夫だろう。季節使いが飛び込んだのを見たって言ってたし」

ティル「………そう、ですね」

やや歯切れの悪い言葉だが、今更本当の答えがわかるはずも無くジュニア達はろくに
別れの言葉も無いまま、シュガーたちの消えた妖精の穴から離れるのだった。

ぴこーん!
シュガーがこの世界から消えもとの世界?に戻りました。
フラグ???と???が立ちました。

〜〜〜

122 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 00:04:24 ID:uKYezMZ2
9月3週 ルリタニア 練習ターン

小「なあフラウ。本当に大丈夫なのか?」

フラウ「うん。今日はいい天気だし、ちょっとは日光に当たらないと。もう光合成は出来ないけどね」

日傘をさした彼女が芝生の上のジュニアに声援を送る。

小(このターンはフラウの看護に集中して生きてるボール君を展開していないからな。
何とかこの自主練で結果を出したいものだ)

どの訓練をしますか?
A.ガッツ 570(木精のエンゲージリング+30)=600 経験値1(NEXT5)
B.ドリブル 13(木精のエンゲージリング+1)=14 経験値5(NEXT8)
C.パス   11(木精のエンゲージリング+2)=13 経験値0(NEXT7)
D.シュート  9(木精のエンゲージリング、その他+4)=13 経験値3(NEXT7)
E.タックル 19(木精のエンゲージリング+1)=20 経験値0(NEXT10)
F.パスカット13(木精のエンゲージリング+1)=14 経験値3(NEXT9)
G.ブロック 14(木精のエンゲージリング+1)=15 経験値1(NEXT8)
H.競り合い 13(木精のエンゲージリング+1)=14 経験値6(NEXT9)
I.セービング 5 経験値0(NEXT5)

123 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 00:05:46 ID:uKYezMZ2
(必殺技、スキル)
J.小田急ドリブル(急行) 経験値1(NEXT7)ドリブル時、カードがスペードの時+4修正されます。
K.花のワルツ   経験値1(NEXT5)ドリブル時、カードがハートの時+3修正されます。
L.フェアリーダンス  経験値0(NEXT7) パスカットに+4修正されます。
M.ライン際のドリブル経験値0(NEXT5)ライン際ドリブル時+2修正されます。
N.パワータックル 経験値2(NEXT5) タックル時ダイヤで+3の修正。ぶっ飛ばし係数2
O.一人リフト 経験値0(NEXT5) 高い競り合いで+3修正されます。
(フラグ)
P.パワー系必殺シュート 経験値0(NEXT5)
Q.ジャンピングボレー 経験値0 (NEXT8)
R.旋風脚 経験値0(NEXT5)
S.頭脳的なタックル 経験値0(NEXT5)
T.変化!(ドラコ) 経験値5 (MAX35)
U.格闘(追加技) 経験値0(NEXT3)

先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
A〜Hは黒いサッカーボールor良いユニフォームの効果で+1補正を得ます。
5年ボーナスとフラウの応援で全ての練習で+2の補正を得ます。

124 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 00:05:52 ID:jVL2lRd2


125 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 00:07:08 ID:HtfDPKRI

競り合いの底上げしとくか。
そして意味深だなあ・・しかしまあ、どうもしようもないしなあ。

126 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 00:16:32 ID:uKYezMZ2
>>125
まあ今回はいうなれば未決終了ですから。
もしかしたらこのフラグが役立つこともあるかもしれません。

H.競り合い 13(木精のエンゲージリング+1)=14 経験値6(NEXT9)

小「それじゃもうすぐ能力が上がりそうな競り合いをするか」

相手はいなくとも今までもそうして練習してきたのである。ジュニアは1人で反復作業をしだす。

南葛SCの弱点→(補正合計3)+! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。
(補正値内訳、5年次ボーナス+1.フラウの応援+1.良いユニフォーム+1)

合計値により以下の経験値を得ます。
13以上.経験+5
12.経験+4
10.11.経験+3
6〜9.経験+2
3〜5.経験+1
1.2.成長せず

127 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 00:18:52 ID:???
南葛SCの弱点→(補正合計3)+ ハート6

128 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 01:06:26 ID:uKYezMZ2
南葛SCの弱点→(補正合計3)+ハート6=9

6〜9.経験+2

小「…むむむ…やはり1人ではたかが知れているか…」

ある程度はしっくりくるものがあったのだが、1人での訓練にはやはり限界があるとジュニアは
思い至るのだった。

ぴこーん!

H.競り合い 13(木精のエンゲージリング+1)=14 経験値8(NEXT9)

となりました。


〜〜〜〜


129 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 01:12:50 ID:uKYezMZ2
〜〜〜〜

そしてその翌日。

フラウ「お世話になりました。」

ロッテ「いいえ。お見送りが少なくて申し訳ありません。コレが、フラウ様のルリタニアでの戸籍と
日本でのお墨付きです。コレがあれば外交特権で余程なことが無い限り大丈夫ですよ」

空港にてそんな会話をする2人。ジュニアはもうこの地には二度と来ないことを決めているので
そっけない態度で2人のやり取りを見ている。

ロッテ「それでは。お2人ともお気をつけて。」

そんな言葉を背に受けながら2週間のルリタニアへの旅は終了するのだった。

ぴこーん!
この週に容姿訓練できなかったので容姿経験が1下がりました。
グランパに復路の交通費を出してもらわなかったので借金が増えました。
(フラウの分は出してもらっています。返済方法は変わらないので実質的な出費も変わりません)

〜〜〜

130 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 01:15:59 ID:uKYezMZ2
9月4週 学校ターン

小「フラウも無事日本に戻ってきたし、シュガーも元の世界に戻った。結局最後まで
アンサンブルが出来なかったのは少し心残りだけど、この世界に残るよりは絶対にいいはずだ」

どうしよう?
A.メンコをする人集まれ!(ランダムで誰かと出会います)
B.学級会に参加する。
C.勉強をする(知力訓練をします)(10月1週までに訓練しないと経験値が1下がります)
D.トイレの鏡でカッコつける(容姿訓練をします)(9月4週までに訓練しないと経験値が2下がります)
E.音楽部のクラブ活動に顔を出す。
F.クラスの友達と会話。
※候補は霧島、一ノ瀬、樋渡、三雲、赤川です。名前も併記してください。
H.南葛SCメンバーを探そう!(同学年以外のクラスにもいけます)
I.旧4年1組のみんなに会いに行く。
J.その他

先にID表示で『2』票入ったものを選択します。

131 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 01:20:24 ID:HtfDPKRI


132 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 01:23:02 ID:XhzmmqY2


133 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 02:04:06 ID:uKYezMZ2
D.トイレの鏡でカッコつける(容姿訓練をします)(9月4週までに訓練しないと経験値が2下がります)

小「ここは当然コレだな。」

ジュニアは最近完全に放っておいていた容姿を再び上げようとトイレの鏡に向かう。

最低3は出したい→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

合計値により以下の経験値を得ます。
13以上.経験+5
12.経験+4
10.11.経験+3
6〜9.経験+2
3〜5.経験+1
1.2.成長せず

134 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 07:18:11 ID:???
最低3は出したい→ スペードK

135 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 11:07:24 ID:uKYezMZ2
最低3は出したい→スペードK

13以上.経験+5

その日のジュニアは久しぶりに冴えていた。

くるりとまわって、はいたーん!

どういう理屈なのかは全くわからないもののみうみる見目麗しくなるのだった。

ぴこーん!

容姿9(スキルハーフ+1)=10 経験値4 (NEXT10)

となりました。

〜〜〜

136 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 11:08:32 ID:uKYezMZ2
イベント!

時間軸は多少前後する。

その日、ジュニアはフラウと共に日本の空港に戻っていた。

強「時間きっかりだな。猛」

少しでも交通費を節約するために公共機関ではなく、父親の車に頼ったためお出迎えがあった。

小「飛行機だから時間どおりなのは俺の意志とは関係ないよ」

フラウ「お義父さま。これからよろしくお願いします。」

大きな旅行用のバッグを一旦地面に下ろし深々と頭を下げるフラウ。実際の訓練期間は2/3程度
だったとはいえ礼儀作法や一般常識については問題ないようだった。

小(…グランパ、タダでこれだけの事してくれたんだよな…いやいや、それとこれとは別だ!)

一旦もう忘れると決めたことだ、この程度で心が揺れてどうする!と自分を叱責しながら
ジュニアは何もなかったように父、強の自動車に乗り込むのだった。

〜〜〜

137 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 11:10:59 ID:uKYezMZ2
そして数時間後、無事静岡県南葛市に到着する一行。フラウは知識では知っていたようだが、
実際に体験するのは大違いといった風で車の窓からアレは何?これは何?と遅れた学習を
少しでも取り戻すように必要と思える知識を吸収しようといそしんでいる。

クラリス「お帰りなさい。フラウちゃんも本当のお家だと思っていいんだからね。お父様の屋敷に
比べるとあんまり大きくないけどごめんなさいね」

えりる「へえ。これがご主人様のお嫁様ですか。はじめまして、えりるちゃん。って呼んでください。
このお家でメイドさんをしています」

玄関先では既にクラリスとえりるがまちかまえており、口々に歓迎の意を表している。

因みに、紫乃は人見知りなのは直っていないのか、それとも別の理由があるのか2階の自分の部屋
からでてきておらず、ドラミは神社に遊びに行っているようだ。

フラウ「ありがとうございます。お義母さま。えりるさん」

これまた礼儀良くぺこりと頭を下げるフラウ。どうやら人にいきなり何号さん!とつけることは
やめたようでジュニアは一安心する。

138 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 11:12:02 ID:uKYezMZ2
小「それで、部屋はどうなってるの?」

クラリス「そうねぇ、一応…」

フラウのお部屋→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ハート 結婚したのなら猛と同じ部屋でいいわよね。
ハート以外 一階の応接室を手直ししたからそこにどうぞ。

となります。

139 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 12:18:11 ID:???
フラウのお部屋→ ダイヤ6

140 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 12:52:29 ID:uKYezMZ2
フラウのお部屋→ダイヤ6

ハート以外 一階の応接室を手直ししたからそこにどうぞ。

クラリス「応接室を片付けたからそこにどうぞ。フラウちゃんは布団でも大丈夫?」

当然とばかりに別室を用意してくれるクラリス。あまり広くない一戸建てに純粋な血のつながりがある
一家4名に加えこれで3人目の新しい入居者である。ある意味サザエさんもびっくりな家庭環境と
いえるだろう。

フラウ「はい。毛布一枚いただければ私は結構です。本当にすいません」

もう一度お礼をする少女。昔の無茶な性格は完全になりを潜めたようだ。

クラリス「クス。大丈夫よ。ふかふかの気持ちいいお布団だからきっと気に入ってもらえると思うわ」

礼儀の正しい彼女に反感を持つものは少ないだろう。クラリスも彼女が異世界からの人物だということは
今でも信じてはいないようなのだが、彼女が居候になることについては特に不満はないようだ。

こうして、彼女は小田家の一員となるのだった。

〜〜〜

141 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 12:53:34 ID:uKYezMZ2
そして…

春菜姫(ちょっと、ちょっとちょっと)

ジュニアが自室に戻るとものすごく久しぶりに彼女の方から話しかけてくる。

小(ん?どうした?)

春菜姫(シュガーはどうしたの?ワケミタマの反応もなくなったんだけどもしかして!?)

小(安心しろ。元の世界に戻っただけだ。)

ジュニアは掻い摘んで向こうの国であったことを話す。

春菜姫(ふ〜ん。……そっか、何か引っかかるけどお父さんが決めたならそれでいいよ)

そういいながらあっさり引き下がる春菜姫。

142 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 12:54:35 ID:uKYezMZ2
小(それで、ちび春菜も向こうにいっちゃったんだけど大丈夫なのか?)

春菜姫(ちび春菜の方はシュガーが生きている限り大丈夫よ。私の方は…神さま経験がすこし減っちゃった
けど、レベルが下がるほどでは無いし、別にいいよ。何があったのか詳しく知りたいような気もするけど)

ちび春菜と春菜姫は別の人格?をもつ神さまであり、意思疎通をさせるには再び融合させる必要がある。
しかし、その機会は失われてしまったのでジュニアの記憶と言葉だけでしか判断できず、
その場にいたジュニアの判断を尊重したようだ。

春菜姫(それにしても…アレがお父さんのお嫁さんか。思ったより普通ね。お父さんの記憶では
もう少しお転婆な印象だったんだけど)

小(ああ、それは恐らく心の病になった影響だろう。性格そのものが変わった…正確には人間になる前
の性格に戻ったような気がする。まあ、どちらも本当の彼女には間違いないよ)

春菜姫(そう。まあ、そのうち挨拶しようかな?お父さん、個別に挨拶させようと思うなら私を呼ぶか
みんな纏めてあいさつ回りをしたいなら彼女を呼んでそれっぽい選択をしてね。)

いいたい事を言って満足したのか、彼女の意識はそのまま消え去る。

こうしてフラウは問題なく日本にやってきたのだった。

〜〜〜

143 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 12:55:37 ID:uKYezMZ2
9月4週 平日ターン

小(さて、今週からシュガーが呼べなくなって、代わりにフラウを呼べるようになったぞ。
因みに、お嫁さんということで呼ばなくても1/4の確率で勝手についてくるから
最大3人で移動することもありうるぞ)

誰か誘いますか?※誘えるキャラクターの特徴は>>22-24を参照ください。
(確率は前回の成功率です。友好値や容姿、知力、運動、それに状況により変化します)
A.えりるを誘う。自動成功
B.ドラコを誘う。成功率1/3
C.クラリスを誘う。成功率約1/2
D.春菜姫を召還する 自動成功
E.ティルを妖精形態で召還! 自動成功
F.ティルを人間形態で召還! 自動成功
G.フラウを誘う。自動成功
H.ピー助と遊ぶ 自動成功
I.藤原はづきを誘う 成功率約1/4
J.妹尾あいこを誘う 成功率約1/2
K.春風どれみを誘う 成功率1/2
L.霧島梓を誘う 成功率5/6
M.セリリを誘う 成功率成功率1/3
N.従姉妹のレイを誘う 成功率1/3
O.ドラミを誘う 自動成功
P.紫乃を誘う 自動成功
Q.南葛SCのメンバーを誘う。(狩野、谷田、池田、ジェトーリオからお選びください)
R.キツネ化して遊びに行く!
S.1人で出かける。
T.女の子に変化して出かける

時間が早いので1票入ったものを選択します。

144 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 13:04:33 ID:FAU/dXNg

…さ、覚悟を決めようか

145 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 13:44:20 ID:uKYezMZ2
G.フラウを誘う。自動成功

小(それじゃフラウにいろいろとこの辺の地理や俺の友達を紹介しよう。)

そう思いながら、まだこの辺の地理には詳しくないフラウを呼びにいく。

〜〜〜

フラウに用意された部屋は本来応接室として用意されたものであり、その分しっかりした作りの一室だった。
部屋の中は洋風のフローリング仕立てではあるのだが、当然のようにクローゼットや押入れの類は
存在しないため、どこかの中古ショップで買ったらしい箪笥が2棹と、透明なプラスチックケースが
置かれ、その脇にはいつも眠っているのであろうお布団が綺麗にたたまれていた。

…つまりは女の子らしくない殺風景なものだった。

小「フラウ。今日暇か?」

ジュニアが部屋に入った時、彼女はこの世界についての知識を得ようと一般的なファッション誌や
観光マップのようなもの、流行的な雑誌を読み漁っていた。

146 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 13:45:21 ID:uKYezMZ2
フラウ「…あ、猛さん。うん、ちょっと待ってね。」

重厚な応接台からそれらの雑誌を下に収めて何事もなかったように微笑む彼女。

小「あ、いや、勉強中なら後でもいいんだけど、良かったらこの町を案内しようと思って」

フラウ「うん。ありがとう。すぐに用意するね」

そういいながら部屋着を脱ごうとして…

フラウ「…えっと…見たい?」

少し頬を染めて小鳥が囀るようにしとやかにはにかむ。

小「わ、わるい。それじゃリビングにいるから用意が出来たらきてくれ」

昔…異世界では全く気にしていなかったはずなのだが恐らく羞恥心というものを覚えたのであろう彼女は
実に年頃の乙女のようになっていた。

〜〜〜

147 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 13:47:11 ID:uKYezMZ2
そして10分ほど後…

フラウ「お待たせしました」

彼女は髪を結い上げ後ろで縛り、それを隠すように夏にふさわしいツバ広の麦藁帽を目深に被っていた。
着ているものは薄いクリーム色のワンピース。ほんの少し丈が短いからか、膝元までのレギンスを
穿いており、清楚と活動的のちょうど中間のような衣装である。

小「あれ?その下にはいてるのって…」

ジュニアはそのレギンスに見覚えがあり思わず声をかける。

フラウ「うん。これは猛さんにはじめて買ってもらった服。向こうの人に頼んで、動きやすく仕立て直して
貰ったの。…嫌だった?」

覚えていてくれたのは嬉しいのだが、もしかして勝手に改造したことで怒らせてしまったかもしれないと
彼女は少し声を潜めて発言する。

148 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 13:48:48 ID:uKYezMZ2
小「いや。…そんな事は無い。似合ってるし、今でも着てくれるのは嬉しい」

上下あわせて銅貨5枚と向こうの世界でもあまり高いものではないのだが、それでも彼女はこうして
喜んで着てくれているということがとても嬉しく思う。

フラウ「うん。良かった。ごめんね。」

幾分血の色が戻ったとはいえ、それでも元々色白な彼女の指は美しく、ジュニアがそれに見ほれてると
いつの間にかそれが自分の指に絡まる。それは何故か甘美で背徳的な匂いがし、ジュニアはその中で
埋もれてしまいたいという原始的欲求に吸い込まれてしまいそうになる。

しかし、それでは何もせずにこのまま一日が過ぎてしまいそうなので精神耐性で
強制的にそれをキャンセルさせると今日一日の行動を考える。

149 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 13:50:05 ID:uKYezMZ2
どうしますか?
A.NIKEに買い物に!(あくまで買い物なのでターン消費はありません)
B.ボッタクル商店へ!(あくまで買い物なのでターン消費はありません)
C.マリーのアトリエへ!(あくまで買い物なのでターン消費はありません)
D.募金しに行く(ターン消費ありません)
E.本屋に買い物(基本的にターン消費ありません)
F.今日は図書館に行ってみよう!
G.南葛SCグラウンドに行ってみるか…
H.MAHO堂にでもいくか。
I.駄菓子屋へ行ってみよう!
J.遊園地へいこう!(1人1000円、バス移動の場合1人+200円)
K.美術館に行くか。(1人300円、バス移動の場合1人+200円)
L.全天候型プールに行って見ようかな?(1人600円、バス移動の場合1人+200円)
M.動物園に行く(100円、バス移動の場合1人+200円)
N.神社にでも行ってみようか?
O.NIKE本店に買い物に行くか!
P.ボランティア活動をする。
Q.新たな場所や人を求め町を散策する。
R.謎の洞窟(推奨レベル10)にいくか?(大変危険です)
S.変化の練習をする←春菜姫やティル等正体を知っている人と一緒の時のみ選択可能です。
T.一日かけてフラウにこの街の地理を教える。
U.一日かけてジュニアの知る友人知人にフラウを紹介する。(選択後、更に分岐あり)
V.その他(装備変更や友人以上の人の家はこちらから選択ください)

時間が早いので先に1票入ったものを選択します。

150 :小田ジュニア:2010/07/22(木) 13:53:48 ID:uKYezMZ2
あっと、すいません、5時くらいまで更新でき無さそうなので、
それまでにID表示で2票入ったものに変更します。

151 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 14:22:16 ID:6v5RkKnU

マリーか神社か

152 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 14:48:01 ID:FAU/dXNg

挨拶はこっちだよ

153 :151:2010/07/22(木) 16:01:48 ID:6v5RkKnU
Uに変更します

154 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 16:58:47 ID:uKYezMZ2
>>151>>152
一応、一つ一つ地道に潰していくという策もありですよ。
時間はかかりますが挨拶をしつつ他の行動もできるという利点もあります。
といっても時間がかかりすぎるのでそこまでお勧めはしませんが。


U.一日かけてジュニアの知る友人知人にフラウを紹介する。(選択後、更に分岐あり)

小(今回は俺の知り合いに紹介するか。といっても全員にするつもりなら本当に駆け足になるから
2.3回に分けるか、いっそのこと紹介自体しないという判断もあるけど)

そう思いながら自分の知り合いについて大きく分別する。
1.神社関連の人たち(秋津姫、ドラコ、セリリ)
2.マリーさん関連(マリー、ルネ)
3.俺の家族(春菜姫、ドラミ、紫乃、ピー助)
4.南葛SCのみんな
5.学校の友達(おじゃ魔女勢、霧島梓、赤川など)
6.その他(飛鳥さんや駄菓子屋のおねいさん、メンコ友達)

155 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 17:00:22 ID:uKYezMZ2
小(正確に言うと春菜姫は神社でも大丈夫だし、この中にはいない人たちもいるけど
今のところはこんなものかな?2回に分けるならこのうちの3つを選べばいいし、ある程度の会話も
出来るけど、一回で済ませるなら本気で駆け足になる。恐らくまともに会話する暇も無いだろう。)

どうしますか?
A.めんどくさし、一回でこの全員と会話するか!
B.この中から大別した3つを選んで紹介に行こう!
C.ここはじっくり紹介するべきだから2つに絞ろう。
D.その他

時間が早いので1票入ったものを選択します。

156 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 17:13:14 ID:???

学校やSCは地雷になるだろうし・・。

157 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 17:36:19 ID:uKYezMZ2
>>156
そうですね。その二つは完全無視か冷却期間をおくことを推奨します。

B.この中から大別した3つを選んで紹介に行こう!

小(一気に纏めてはやっぱり辛いよな、それに慎重にきたさないといけない場所も有りそうだし…)

ジュニアはそう思うと自分の交遊関係のある人物の中の半分の人物に接触を試みることにする。

どのグループに会いに行きますか?
A.神社関連の人たち(秋津姫、ドラコ、セリリ)
B.マリーさん関連(マリー、ルネ)
C.俺の家族(春菜姫、ドラミ、紫乃、ピー助)
D.南葛SCのみんな
E.学校の友達(おじゃ魔女勢、霧島梓、赤川など)
F.その他系(飛鳥さんや駄菓子屋のおねいさん、メンコ友達)
G.更に細分化して紹介に行く(具体的な人物名をお願いします)

お一人様3つ選んで選択してください。2票入ったものが3箇所選ばれた時点で決定します。

158 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 17:45:27 ID:6v5RkKnU
A・B・C
おじゃ魔女勢にも紹介したいけど
まあ無難に

159 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 17:48:48 ID:U2NQanTM
ABC
家族も若干怖いピースがあるけどね…

160 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 17:51:01 ID:???
家族勢は基本的にすでに知ってるから、まあ将来の嫁・小姑戦争だけですむでしょ。
SCは・・そうだなあ、狩野あたりにはきちんと理解してほしいかな、くらい。
あと、今度通常行動でおじゃ魔女勢に会いにいって、そのとき紹介する、でどうだろう。

161 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 17:57:02 ID:???
ところで最近、このスレの狩野のイケメンっぷりに感動しすぎたせいか、
以前は微妙にウザかった本物の狩野が好青年に見えてきた……。
人間って単純なものだなあ、とか。

162 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 19:04:25 ID:uKYezMZ2
>>158>>160
おじゃ魔女はおんぷ以外はMAHO堂にいることが多いので単独に会いに行くのもいいと思いますよ。

>>159
紫乃ちゃんが嫉妬レディになるかも……て、さすがにそんなことは無いと思いますがw

>>161
なんというか中の人はウッチャンが弄る狩野を結構気に入ってますから…そういってもらえると
ちょっと嬉しいです。

A.神社関連の人たち(秋津姫、ドラコ、セリリ)
B.マリーさん関連(マリー、ルネ)
C.俺の家族(春菜姫、ドラミ、紫乃、ピー助)

小(うん。恐らくこれが一番妥当な線だろう)

ジュニアはそう思うと早速手短なところから彼女に紹介しようと2階にある自室にフラウをつれてくると
早速一人目を彼女を呼び出す。

163 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 19:05:35 ID:uKYezMZ2
小「出でませ!春菜姫」

ぽん!

春菜姫「はいどうも!」

いつものように何も無い空間から突然現れる春菜姫。

小「ついでにティルもおいで」

ついでにこの部屋においてある不思議な木のに向かって話しかけるとこれまた花が咲いたように
フラウも良く知る…しかし知らない姿の妖精も現れる。

フラウ「……だれ?この人?」

当たり前だが突然のことに驚くフラウ。

春菜姫「えっと、私は春菜姫。色々と複雑なんだけど…この猛の使い魔…じゃないし…娘…かな?
お父さんはどう思う?」

小「お、俺に振るのかよ。う〜ん…娘というのは違うしやっぱり神さま見習いでいいんじゃないか?」

紹介するといっておきながらどう紹介するべきなのか混乱するジュニア。

164 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 19:06:37 ID:uKYezMZ2
ティル「この方は神さま見習いで大丈夫ですよ。もうほとんど神さまになりかかっていますが」

混乱している2人をよそに冷静に答える小さな姿の妖精。

フラウ「あれ!?2号さんどうしちゃったの!?こんなに小さくなって…もしかして間に合わなかった?」

久しぶりの再開に喜びの顔なのだが、彼女はティルの本来の姿がこちらだとはしらないため
驚いて自分の手にひらに彼女をおく。

ティル「久しぶりです。フラウ。こっちが本来の私なのですよ。この木に住み着く妖精…それが
私の今の姿です」

久しぶりの再開にティルも喜んでいるようだ。

小「というわけだ。これから紹介に行く秋津姫様の娘みたいなものだから、ヨロシクしてくれ」

165 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 19:08:00 ID:uKYezMZ2
春菜姫「よろしくね。2人の仲はジャマしないから」

そういいながら手をさしのばす春菜姫。

フラウ春菜姫に嫉妬?→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤハート うんよろしくね。っと握手をする。
スペード う〜ん…ということはあなたは4号さんね。
クラブ むむむ…ほんとうに…何も無かったの?ちょっとだけ春菜姫に嫉妬。

となります。

166 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 19:18:46 ID:???
フラウ春菜姫に嫉妬?→ ダイヤ6

167 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 22:36:23 ID:???
ウッチャンは有吉との絡みが一番好き
あの毒舌王がウッチャンといる時は猫になるw

168 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 23:22:57 ID:uKYezMZ2
>>167
中の人も大好きです。内Pの時代の混迷期や、その後の完全にどん底の時にウチムラさま〜ずで
救い上げられているからうっちゃん先見の明ありすぎです。
たしか、雨トークでブレイクする以前からここでも毒舌披露してましたよね。

フラウ春菜姫に嫉妬?→ダイヤ6

ダイヤハート うんよろしくね。っと握手をする。

フラウ「うん。よろしく」

そのときフラウが何を思ったのかはわからないのだが、フラウは同じように挨拶と握手を交わす。

春菜姫「それじゃお父さん。お邪魔虫は消えるけど、後はよろしく」

最近落ち着いてきたはずの彼女だったが、今日はいつもより数倍…まるで努めて明るくしているように
振舞うとそのまま消えるのだった。

169 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 23:24:05 ID:uKYezMZ2
小「春菜姫…いったいどうしたんだ?」

ティル「それは…恐らく…いえ、きっと祝福するのが気恥ずかしいのですよ」

小「そうか。それならいいんだけど」

フラウ「2号さんも無事でよかった。でもそんなに小さかったんだ。それじゃあんまり2号さんと
よんじゃ悪かったね、ごめんねティル」

もう一度小さなティルを抱きしめる少女。そのしぐさは美しく、優しさに満ちていた。

ティル「フラウも。人間の世界は辛くないですか?」

フラウ「大丈夫。毎日驚くことばかりだけど、こんなのきついって言ってたらお嫁さんにはなれないもん」

ティルがいるからなのだろう。口調も異世界にいたときのものに戻りフランクに会話している。

小「歓談中悪いんだけど後がつかえてるから行こう。ティルは俺の部屋の不思議な木にいるから
俺が水晶玉で召還していない時はいつでも呼べるぞ」

フラウ「わかりました。それじゃね、ティル」

そういいながら短い邂逅を終わらせるのだった。

〜〜〜

170 :小田ジュニアの野望:2010/07/22(木) 23:25:18 ID:uKYezMZ2
小「ドラミは特に挨拶しなくてもいいけど…問題は紫乃かもな」

紫乃はフラウのことを快く思っていないのか、今まで一度もまともに会話した事は無い。

それどころか以前のように部屋に篭りがちになり、あまり強やドラミとサッカーの練習もしておらず
ピー助の世話といつの間にか飼う事になった子犬のような手乗り山羊のようなちっちゃな小動物と
日がな一日遊んでいるようだった。

紫乃×ピー助×ツキヨミ→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤ それでもなんとかようやく慣れてきたようだ。
ハートスペード 現状維持
クラブ 兄がルリタニアへ行った事で取られたと思い、いっそう距離が…
クラブA 出ないでください。

となります。

171 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 23:25:54 ID:???
紫乃×ピー助×ツキヨミ→ クラブ9

172 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 23:28:00 ID:???
あちゃー、すまん。これはいよいよ嫁小姑戦争が近いか?

173 :森崎名無しさん:2010/07/22(木) 23:43:16 ID:???
サッカーやめちゃうかもな

174 :小田ジュニア:2010/07/23(金) 00:19:05 ID:???
すみません。なんだか数日前からの倦怠感がとれないので今日はここまで。

175 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 02:04:19 ID:???
クラブ仕事しすぎ・・・
乙でしたー

176 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 12:46:50 ID:TZycCnVM
>>172
流石にちょっとまずいですね。
紫乃は特性上爆弾爆発はありませんが、それらの被害を自分の中に抱え込むので…

>>173
サッカーをやめることはありませんが…もしかしたら…

>>175
クラブが出ても問題ないときは全然でないのに、でてきたら困る時だけピンポイントできちゃってますね…


紫乃×ピー助×ツキヨミ→クラブ9

クラブ 兄がルリタニアへ行った事で取られたと思い、いっそう距離が…

とんとん…

小「紫乃はいるぞ」

ジュニアがフラウを引きつれ隣にある紫乃の部屋に…

フラウ「…ここは止めておきましょ。彼女…私のことを見ると本当に悲しそうな顔をするのよ。
本当はお友達になりたいんだけど…」

177 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 12:48:09 ID:TZycCnVM
ドアノブに手をかけようとするジュニアの掌を彼女の手のひらが優しく包む。

小「でも、分かり合うなら早めの方が…」

どうしますか?
A.このままドアを開けフラウと仲良くなれないか試みる。
B.こういった問題は何かきっかけがないか、時間をかけないと解決しないか…今回は諦める。
C.その他

時間が早いので先に1票入ったものを選択します。

178 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 13:42:49 ID:K7J0OZko

本当は時間置きたいけど、そんな余裕がなあ…

179 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 14:32:39 ID:TZycCnVM
>>178
ドラミと紫乃も最初は相性良くなかったんですよね。あの時はジュニアの散財と従姉妹のレイの
お誘いがきっかけで結構仲良しこよしにすることに成功していますが。


A.このままドアを開けフラウと仲良くなれないか試みる。

小(フラウの言う事ももっともだけど…かといってもな…)

ジュニアはやはり仲良くなるのなら早めの方がいいだろうと判断し、フラウの制止をふりきる。

小「紫乃、入るぞ」

かちゃり。

いつものように返事も待たずに扉を開けるジュニア。紫乃はえりるが育てる担当だったはずの
ピー助をいつの間にか引き取っており、綺麗にラッピングされたダンボールにふわふわのクッション&
タオルを敷いていた。

180 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 14:33:39 ID:TZycCnVM
紫乃「あ、お兄ちゃん…!?」

兄の姿をみて一瞬顔を綻ばせるのだが、その背後にすまなそうに俯いているフラウの姿を見て硬直する。

小「…紫乃、フラウはそんなに怖くないぞ?」

ジュニアは紫乃がいつもの人見知りからくる緊張だと思い、とりあえず怖くないことを強調してみる。

???「きゃんきゃん!」

しかし、まるでそうではない!というように小動物がジュニアから…否、フラウから紫乃を守るように
その間に入り込み、威嚇を開始する。

小「…やっぱり変な動物だよな。犬にしては変な角生えてるし、山羊にしては小さすぎる。紫乃…
これってなんだ?」

いくら威嚇されても全く威圧感の無いそれに臆する理由など全くなく、ジュニアは冷静にその
飼い主に尋ねる。

181 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 14:34:51 ID:TZycCnVM
紫乃「ツキヨミちゃんなの。大切な、お友達」

そう答える紫乃だったが、緊張感により体は不自然なほど固まっており、逆の意味で警戒しているようにも
威嚇しているようにも見える。

フラウ「あの、やっぱり私…下がってますね」

その緊張感を良しとしないジュニアの新妻さんはそういいながら下がろうとするのだが…

小「いやダメだ。この変な仲のままじゃ…いつまでたっても仲良くなんてなれないだろ」

ジュニアはそういいながら制止する。もともとこうなる事はある程度折込済みなのだ。
この程度でびびっていてはいつまでたっても仲がよくなることなど無いだろう。

紫乃「お兄ちゃん…」

ジュニアのフラウに対する少しきつめな表現に涙ぐむ。何よりも周りを気にする彼女にとって
この雰囲気はとても耐えられるものではないらしい…

182 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 14:36:04 ID:TZycCnVM
小「紫乃…」

どうしますか?
A.このまま普通に説得してみる。
B.一旦フラウを下げて説得してみる。
C.ここはフラウと紫乃2人っきりにして強制的に仲良くさせてみる。
D.今日は他の人たちの紹介を諦めて3人?で遊びにいってみる。
F.その他

時間が早いので先に1票入ったものを選択します。
Aは普通ですが…、Bはリスクが減る代わりにリターンも減ります。
Cは完全にバクチ、Dはお金を消費します。

183 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 14:57:39 ID:0OCZby1g
B
クラブさんの呪い怖い……

184 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 15:28:45 ID:TZycCnVM
B.一旦フラウを下げて説得してみる。

小「仕方ないか…フラウ、ちょっとだけ出ていてくれないか?」

フラウ「はい」

ぱたん。

本来彼女を紹介するために来たはずなのだが、こうも警戒されているのならば仕方が無い。
ジュニアはやはり一旦、紫乃の緊張の元であるフラウを下げることにする。

小「それで紫乃…いったい、何が不満なんだ?」

紫乃「不満なんて…わ、私は…ただ…」

俯きながらどうするべきか悩むまだ幼い紫乃。

ジュニアの説得→知力8+(話術+2)! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

合計値が
友好値である17を超えれば一応、紹介だけは受けてくれる。
13〜16 いてて!ツキヨミに噛まれ、ピー助に突っつかれて退散。
好感度である12以下 …泣かせちゃった。

となります。

185 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 15:34:01 ID:???
ジュニアの説得→知力8+(話術+2) ハートJ

186 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 15:50:51 ID:???
奴の名は小田Jr・・追い詰められないと本気が出ない男・・。

187 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 16:17:44 ID:TZycCnVM
>>186
最初から本気を出していればものすごく楽なんですがw


ジュニアの説得→知力8+(話術+2)ハートJ=21

友好値である17を超えれば一応、紹介だけは受けてくれる。

小「いきなり仲良くしてほしいなんて言ってはいないんだ。ただ…同じ家で暮らすなら挨拶くらいは
しておかないといけないだろう?」

至極真っ当な話で紫乃を説得するジュニア。

紫乃(…お兄ちゃんが、真剣になればなるほど私は…)

そんな事を思いながらも彼女は兄の言葉に逆らえるわけは無い。
コクンと頷くしか彼女の選択肢の中にはなかった。

小「そうか…、良かった。それじゃちょっと待ってろ。」

そういいながら一旦部屋の外に出したフラウを出し、挨拶をさせる。

188 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 16:18:45 ID:TZycCnVM
紫乃はそれを黙って聞き、自分のことをまごまごと話すのだった。

ツキヨミ「く〜ん」

ピー助「ぴっぴ!」

なんとなくこの2匹が紫乃を励ましているようにも見えるのは気のせいだろうか?

ぴこーん!
僅かに紫乃とフラウの相性が改善されました。

〜〜〜

小「えりるやママンは最初に挨拶してるし…こんなものだな。それじゃ次は距離の問題から
マリーのアトリエだな」

そういいながら商店街の路地裏の方へと向かう2人。

その日は運良くマリーさんがいるようで、マリーとルネが2人で店番をしていた。

189 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 16:21:07 ID:TZycCnVM
小「こんにちは。今日はこの前話した俺の嫁さんをつれてきました」

マリー「あ、いらっしゃい!…へえ、これはまた美人さんを捕まえて…にくいねぇこの!この!」

カウンターから出てきたマリーさんはくるくると値踏みするようにフラウを眺める。

フラウ「あ、あの。こんにちは。」

礼儀としてまずは一礼する緑の髪が特徴的な乙女。マルローネも若いといえば若いのだが、
実年齢では明らかに彼女の方が年上であるのだが、落ち着き等はどう見てもフラウの方が
上に見える。

マリー「あ、ごめんね。こんにちは。ふむふむ…貴女、ドライアードって言う種族だったんだって?」

挨拶もそこそこに元研究者としての血が騒ぐのか、フラウの髪を一すくいして、質を確かめたり、
人間との相違が無いのか調べている。

小「あ、あの。マリーさん。あんまりそう調べられると…」

190 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 16:22:53 ID:TZycCnVM
気がつけばときおりぺたぺたと胸を触ったり唇に触れているので少し心配になったジュニアは
止めようとする。

フラウ「いいのよ。逆に今までこういう反応がなかったのが変な話なんだし」

恐らくルリタニアでも似たような健康診断を受けたのであろう、彼女は素直にマリーさんの
されるがままになっている。

マリー「フラウさんだっけ。貴女、調合の腕は失われているの?」

ジュニアが最初にフラウに治療を受けた時、彼女は自分で軟膏を作っていたり、止血の丸薬を
もっていたりした。そして『自動調合のスキルがなくなった』といっていたり、調合の材料に詳しかったり、
恐らく、異世界では調合系のスキルを持っていたのだろう。

フラウ「調合自体は出来ますが、多分知識が圧倒的に不足しているかと」

マリー「大丈夫大丈夫。知識なんて実践していればいくらでも増えるし、なんなら私の研究書も
みせてあげるし」

翠髪が特徴的な少女の予想通りの答えに満面の笑みで答えるブロンドの女性。

191 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 16:23:57 ID:TZycCnVM
小「…あの?話の筋が見えないんだけど?」

マリー「あ、ごめんごめん。ねえ、このフラウって娘、アルバイト先とか決まってる?」

小「あるばいと?」

マリー「そう、アルバイト。見たところ学校とかには行かないんでしょ?日がな一日暇じゃない?」

フラウ「でも私はもっと勉強して猛さんのお役に…」

マリー「そっか…という事は小田君の了解があればいいのね」

そういいながらにやりジュニアの方を振り向く。

小「…おれ!?」

突然話を振られて狼狽してしまうジュニア。

マリー「まあ、流石に無理強いはしないわよ。正直アルバイト代だって他のところでした方が
いいだろうし。」

192 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 16:25:46 ID:TZycCnVM
フラウ「いつまでもタダで猛さんの家にお世話になるわけには行かないのでいつかはお仕事を
しようかと思ってはいるのですが…」

どうしますか?
A.このマリーのアトリエでバイトをさせる。
B.フラウには巫女さんが似合いそうなんだよな。
C.とりあえず詳しい条件を聞いてみる。
D.俺の役に立ってもらうためにギリギリまでバイトはさせない。
E.というより、フラウにはきちんと学校に行かせるつもりだ。
F.その他

ID表示で『2』票入ったものを選択します。
※まだ時間は早いですが重要選択肢なので2票です。

193 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 16:43:33 ID:3TJ6VfXc

まずは賃金と待遇と福利厚生と自己実現の可能性を(ry

194 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 16:46:37 ID:WtQ1ELPM
F できるかどうかは別として、お花屋さんもありかも。

195 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 17:11:36 ID:???
「学校を卒業たら一緒に花屋を始めませんか?」

196 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 17:21:55 ID:???
>>195
こらまて小学生w

197 :195:2010/07/23(金) 17:57:54 ID:???
>>196
前スレに「○○よりはやーい」があったのでついw

198 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 18:08:57 ID:fGEZsumg
F フラウに花屋のバイトを提案する
SCのメンバーには会わせたくないなあ

199 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 18:54:11 ID:TZycCnVM
>>195-197
本当にフレデリカは心のオアシスでございます。だが、センダック…てめぇはダメだ!

>>194>>198は同じものと判断しますね。

F.フラウに花屋のバイトを提案する。

小「フラウは元々木精だからここよりも花屋とかの方がいいんじゃないか?」

ジュニアはマリーの提案をあっさり断る。

マリー「あらま。振られちゃった。ま、しょうがないか。でもこの辺で花屋というと…MAHO堂?
あそこはもう半年近く前にお菓子屋さんにリニューアルしてるわよ」

小「…あれ?マジ?…そういえば以前どれみと友好値をあげたときそんな事をいってて実際に
手伝ったようような…あ!?いつの間にか今週の行き先の名前が
『フラワーショップMAHO堂に行く』から『MAHO堂に行く』に変わってる!」

マリー「本当は地力で一度選択されるまではフラワーショップのままにしていようと思っていたけど
全然選ばれないまま結構経ったから最近こっそり変更したんだって」

小「なるほど。確かに友達のお手伝い先が変更されたのにいつまでも気づかないのも変な話だしな」

200 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 18:55:13 ID:TZycCnVM
マリー「そ。という事でどちらにしろ花屋ならふつーの商店街のお花屋になるわよ」

小「そっか…」

どうしますか?
A.普通の商店街のお花屋でもいいや。(来週選択されなければフラウが勝手に交渉に向かうことになります)
B.フラウがお菓子作れるとは思えないけどスイートハウスMAHO堂で交渉してみようかな。
(来週以降改めて交渉に向かうことになります)
C.やっぱりマリーのアトリエにしておく。
D.だから、フラウの巫女さんの格好が見たいんだって!
E.やっぱり俺の役に立ってもらうためにギリギリまでバイトはさせない。
F.というより、フラウにはきちんと学校に行かせるつもりだ。
G.その他

ID表示で『2』票入ったものを選択します。

201 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 19:00:52 ID:3TJ6VfXc
C

ところで、DでJrがかなりダメなセリフを吐いている件について。
・・実はスレ主の本音だったりしt(抹殺

202 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 19:05:29 ID:flv0O0zY


203 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 19:38:58 ID:TZycCnVM
>>201
いやぁ…まさかぁ…ねえ…
って、実はEも中々に鬼畜な選択なのですがw

C.やっぱりマリーのアトリエにしておく。

小「それじゃしょうがないか。きっと名乗らなければ南葛SCの奴にも俺の嫁さんとはばれないだろう」

マリー「あれ。隠しておくの?」

小「ああ、一応報告する時は俺からしようと思うからな」

マリー「ふ〜ん。まあそれくらいなら協力するわよ。ね、ルネ」

そういいながらほとんど蚊帳の外だったブラウニーの少女?に話しかけるマルローネ。

ルネ「ん。いいよ。別にそれくらいなら」

あんまり興味なさそうな肌の黄色が一般的な人間よりかなり濃いブラウニー。一応普段は
肌色のクリームでぺたぺたと化粧をしているようだ。

204 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 19:41:11 ID:TZycCnVM
マリー「それじゃ決まったわね。フラウは私と採取作業する事もあるけど大丈夫よね?」

小「ああ、打たれ弱いけど大丈夫。彼女の魔法はあっちの世界でも何度も助けられたし」

フラウ「わかりました。猛さんがそういうのならここで働かせてもらいます。ですが、私の一番は
猛さんなので、シフトは多少自由にさせてもらえるとありがたいのですが…」

本来はそういうことなどできないのだが、どうやらジュニアとマリーという女性にはただならぬ関係が
あるのだろうと感じそう甘えてみる。

マリー「う〜ん。別にいいわよ。それでアルバイト代だけど…時給こんなもんでどう?」

ぴぴぴと電卓を叩いてフラウに見せる。ジュニアの頭上の話なので具体的な値段がわからない。

フラウ「こっちの世界の日本円の価値はわからないのでお任せします。どちらにしろ、このお金は
お義父さんとお義母さんにすべてお渡しするつもりですし」

小「え〜!俺の分は!!」

こっそりピンはねしようと思っていたので思わず言葉がこぼれるジュニア。

205 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 19:42:33 ID:TZycCnVM
マリー「安心しなさい。その分、今度から店員価格…具体的には全てのアイテムが3割引にしてあげるから
ヘーベル湖の水なんて210円よ!これはびっくり!」

小(……なんだかだまされているような気もするけど…確かに200円強で買えるのはものすごく大きいな)

マリー「それにね。採取作業をするから少しだけど経験値も毎月入るし、調合系のスキルも手に入る。
フラウの場合、薬草、回復系のアイテムに限られるけど、えりるちゃんに頼らなくてもいいというのは
大きいわ。あの子…結局今でも知力6のままで錬金系のスキルのレベルも上がってないし」

小「ああ、えりるはちょっと特殊だからな。いくら練習しても基本的に能力は上がらない」

マリー「だから、毎月調合系スキルの経験が入る+戦闘経験が増える+しばらくかかるけど
スキルもの探しを得られる。更に言うと彼女が店番をしていればこのアトリエの人気も
うなぎのぼりでかなりのスピードでいい品物が並ぶわ。しかも3割引で…素晴らしいと思わない?」

206 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 19:44:11 ID:TZycCnVM
小「………流石に騙されているとは思えないけど…これでいいかな?」

A.これでOK!
B.やっぱり花屋さんか巫女さん、もしくは俺のそばにいて欲しい。
C.その他

ID表示で『2』票入ったものを選択します。

207 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 19:45:14 ID:???

Jr・・嫁の金ピンはねは小学生の所業ではないでござる。

208 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 19:49:00 ID:9RPhVgq6
A

209 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/23(金) 19:55:00 ID:???
遅くなりましたが新スレおめでとうございます。
相変わらずの壮絶人生ですが・・・愛する者を放置プレイするのはいけませんでしたね。
放置は人の信じる心をズタズタにする行為‥ゲームとは言え妥当なペナだったと思います。

ギィ・・
おや、誰か来たようです。
これはこれは弥生さ・・・zxcvfgふいじょkp

ともあれ2人が無事に日本に戻ってこれて良かったー!
今後も仲睦まじく、ToLoveるを解決していって欲しいです、頑張って下さい。

210 :森崎名無しさん:2010/07/23(金) 20:22:33 ID:WtQ1ELPM


211 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:11:29 ID:TZycCnVM
>>209
ありがとうございます。
弥生さんは放置という立派なPLAY…げふんげふん…いえ、きちんと解説役として出ておりますし、
本当のご主人様になるという約束しているから大丈夫でしょうw
ToLoveな展開ですか…これは乳首トーンを買ってこなくてはいけない展開が!!
…なんだかんだでへたれるジュニアにはあと5年くらいははやいでしょうねw

A.これでOK!

小「わかった。フラウも納得できるか?」

フラウ「私はもともとバイトするつもりでしたし、紹介してもらえるのならば良し悪しを選べる立場では
ないので」

もともと確たるバックボーンをもたないフラウにとって、バイトをさせてもらえるということだけで
ありがたいと思えているようだった。

212 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:12:31 ID:TZycCnVM
マリー「それじゃ決まりね。今日は流石にアレだから来週からお願い。はじめはお店のカウンターで
にっこりしているだけでいいからね」

それだけでも間違いなくお店の看板娘になれるだろうとマリーは優しく言う。

小(…いや、マリーさんだってきちんとしてればかなりの美人なんだけど…いったい何歳なんだろう?)

普通に見ればとても美しいマルローネだが、ジュニアが女性に関してはかなり鈍いからなのだろうか、
彼女からは全く異性としての雰囲気を感じる事が欠片もないのであった。

ぴこーん!
フラウが来週からマリーのアトリエで働きます。
アルバイトが入ったため、ジュニアに呼ばれなければ勝手に付いて来ることがなくなりました。

〜〜〜

213 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:15:06 ID:TZycCnVM
小「それじゃマリーさん。俺達は次に行くところがあるんで」

マリー「はいはい。それじゃ来週からヨロシクね」

ルネ「ばいばい!私がしごいてあげるからね」

こうしてマリーのアトリエを後にしたジュニアは本日の最終目的地、百法神社へと向かうのだった。

〜〜〜

フラウ「はあはあ…この階段…ものすごく辛くないですか?」

小「そ、そっか?あ!!しまった!そういえば去年の暮れにゆるやかなスロープ迂回路が出来たんだった!」

ジュニアはまだ全然流行っておらず、荒れ神社に近い状態の時からこの神社に行っていたので完全に
その石段が通常のルートだと勘違いしていたが、今では迂回路の方が本道ではないかと思われるほど
行き交う人間達に差があるのだ。

214 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:16:07 ID:TZycCnVM
小「ごめん。でももうすぐ到着するから頑張れ」

肩を貸そうにも身長差がありすぎうまくいかないので、ジュニアは言葉だけで応援する。

そして…

フラウ「はあはあ。この前の山登りより疲れました…」

そんな事をいう彼女に、スッと冷たい水の入ったひしゃくが渡される。

セリリ「大変でしたね。大丈夫ですか?」

最初の頃は紫乃を上回る人見知りだったのだが、最近はお友達カードも4桁を超え、順調にこの世界に
馴染んでいる人魚のセリリ。人魚といってもイリュージョンの魔法で完全に人間のそれと同様である。

小「あ、こんにちわセリリ。これが俺のお嫁さんのフラウだ」

ジュニアには色々な意味でイリュージョンは効かず、完全にふよふよ浮いているセリリにそう話しかける。

215 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:17:07 ID:TZycCnVM
セリリ「まあ。これは美しい方を娶られたのですね。おめでとうございます」

目の前でぱちんと手を合わせて慎ましく喜びを表現するセリリ。

小「それで、ドラコは?」

セリリ「彼女はいつものように拝殿の方にいますよ。秋津姫様も呼ぶのですか?」

小「ああ、そのつもり。セリリも一緒にどう?」

セリリ「そうですね。それではご一緒させてもらいます」

周りに群がる子供達を押しのけへしのけ拝殿の中に入る。

ドラコ「よお。来たか。秋津姫が待ってるぞ」

きっとそうなる事を予見していたのだろう。既に秋津姫は拝殿の中に降り立っており、ジュニアの到着を
待っていたようだ。

216 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:18:45 ID:TZycCnVM
秋津姫「ふむ…そちがフラウとやらか。なるほど…確かに木精としての気を持っておる」

以前の話でフラウに白紙のカードを使ったことを説明しているため、怒られないか一瞬怯むが、
その話もその時についているのでどうやらスルーされているようだ。

フラウ「………あの…あなた達は?」

人間になったからといって、完全な意味での人間でなく魔力探知や草木との会話、大地からの
気の吸収など、一部は木精としての機能も残っており、それら全てが、彼女ら3人は一瞬で
自分を殺せるだけの能力を持っていることを…警鐘を鳴らしている。

小「大丈夫だよ。彼女達はさっきちょっと話した春菜姫のお母さんの秋津姫、それに
ドラミと同じ種族のドラコ、それに人魚のセリリだ」

フラウ「こ、こんにちわ」

下手に相手の能力がわかるというのも難儀なものである。フラウは震える声を押さえつけるのが
やっとの状態で生きた心地なく挨拶を交わす。

217 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:19:51 ID:TZycCnVM
秋津姫「そうよな。本来であればこれが普通であるというのに。猛は我々に対して少し甘くなっておらんか?」

ドラコ「秋津姫様、今言う事ではないですよ。私だって、正直今でも秋津姫様は怖いですし」

セリリ「ま、まあ、落ち着いてください。」

小「俺だって秋津姫様めちゃくちゃ怖いですよ。実際誰かに様をつけるのは秋津姫様くらいですし」

秋津姫「我にそのような言葉をかけること自体が…まあよい。確かに神たる我なれど、顕現しすぎて
おるからな。最近ありがたみが薄れておると思っていたところじゃ」

フラウ「……猛さんは平気なの?」

恐る恐るといった風にジュニアの服の裾を握る彼女。

小「ああ。なんというか…もう長いからな」

ドラコ「確かに1年以上前の話しだし。で、そんな茶のみ話をしにきたのか?」

218 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:20:52 ID:TZycCnVM
小「あ、そうだった。今日は改めてフラウを紹介しようと思って。フラウ、彼女らはあんまり怖くないぞ。
俺なんて何回殺されかけたか忘れたぐらい死にそうになったけど。」

去年の今より更に少し前、サッカーの訓練やスキル格闘の訓練をしている時、何度走馬灯を見たことか…
ジュニアはしみじみと思う。

セリリ「そうですね。あの時はドラコも手加減という言葉を知りませんでしたし、正直ダメかと…」

秋津姫「まあ、我の守護下でそのようなことは起きぬがの」

その話に首を突っ込む秋津姫。どうやらありがたみが無くなっているのは顕現のしすぎだけでは無いらしい。

小「そ、そうだったんですか?」

当然のように驚くジュニアに、秋津姫はすこし優しい顔でいう。

秋津姫「いや。実際はセリリのお陰じゃ。人魚の軟膏とセリリの魔法で助かったようなものじゃな」

219 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:22:18 ID:TZycCnVM
小「そうですね。俺の異世界での傷痕もターン外の行動で治してもらいましたし」

セリリ「そんな…事はないですよ」

はにかむ美しい人魚。なんとなく疎外感を覚えるフラウだったが、それもジュニアが彼女らを怖くない
と教えているからだと思い、少しだけ気持ちが落ち着く。

フラウ「ありがとう、猛さん。」

そんな呟きをあざとく拾うドラコは…

ドラコ「なんだなんだ、もうお惚気かい?それはそうと…こうして報告してきたからにはそれなりの
祝儀を渡さないとな。ふむ…何がいいかな?」

秋津姫「我はもうカードの事を不問にした事で渡したも同然じゃ。」

220 :小田ジュニアの野望:2010/07/23(金) 21:23:41 ID:TZycCnVM
セリリ「それでは私たちからは…これをどうぞ」

そういいながら渡されたものは…

セリリとドラコの御祝儀→! card

! cardのスペースを抜いてコピペってください。

ダイヤハート 超レアアイテム『人魚の軟膏』再び!
スペードクラブ 竜のお守り(アクセサリー)炎耐性(半減)最大体力+20、最大ガッツ+50

となります。

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0ch BBS 2007-01-24