キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】

1 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/23(金) 10:00:12 ID:9RPhVgq6
この話はフィールドの貴公子 三杉淳がキャプテン森崎とは違う可能性を生きるスレです。
本スレ(キャプテン森崎)とはフランス国際Jrユースを日本が優勝し、森崎と翼がブラジルに
スカウトされた展開まで共通しています。ストーリーは読者による選択肢の投票、カードなどの
判定結果によって変化しながら進行します。

※この物語はキャプテン森崎のパラレルワールドです。
※ストーリーはキャプテン翼5 覇者の称号カンピオーネを参考に、オリジナルで展開します。
※この世界にはワールドユースという大会は存在しません、御注意ください。
※各キャラクターのイメージが変わることを望まない方の閲覧は、自己責任でお願いします。
※各キャラクターの血縁関係・人間関係・性格設定・職業等はこのスレ独自のものです。
※ストーリーの都合上、世代の違うキャラが同年代として現れる事がありますが、予め御了承下さい。
※同様に、チームメンバーや必殺技が原作、ゲーム、本スレとも異なる物になる場合があります。
※風土、名称、知識に誤りのある可能性がありますが、温かく御指摘頂きますとありがたいです。
※サッカー以外の要素は予定されておりません。

326 :325:2010/08/18(水) 21:24:15 ID:???
あ!失礼。

>ここだけちゃんと原作準拠の「ボク」

「『僕』表記だとちゃんとしてない」と言うつもりはまったくありません。
つまらぬ書き込み失礼しました。

327 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 12:16:26 ID:???
>>324
なんだか書いている内に不思議な事になってきました。
これはOKなのでしょうか? でも良し!

>>325
いえいえ、コメントありがとうございました。
基本的に日本人は人称を漢字、外国人はカタカナと区別しているんですよね。
懐かしセリフについては原作準拠にしましたが…
完全に原作どおりなら“難しい”とかも漢字ではないんですよね。
その辺は徹底すれば良かったと反省しております。

328 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 12:17:28 ID:???
>B 三杉「そうだ…こういう展開でこそ、僕は燃える奴だった。」 結果、燃えた。

いつの間にか三杉の思考は絶望的ともいえるチームの現状に移っていた…。

後半…ラムカーネは実質無力化してしまうと言っていい。
バティンは2度シュートを放ち、2度とも中山を宙に舞わしていた。
ミハエルのドリブルは今のところ、こぼれ球にするのがやっとの状況。
バンビーノは審判から警告を貰ってしまった。
こちらの得点はブンナークのフリーキックからのみで、ダイレクトでは2度止められている…。
前半戦では押していたように見えても、軽く挙げるだけでこれだけの不安要素が出てきた。
そう考えれば点差をつけて前半を終えるのは至上命題だったと思える。

三杉「絶対絶命…ってヤツだね。」

今チームは明らかに危機的状況にあり、思わずそれを言葉として発してしまう三杉。
だが彼の心情の中には、不思議と不安も怒りもほとんど占められていなかった。
それどころか、後から後から湧いてくる不思議な感情を抑えきれずに… 三杉 笑った。

三杉「そうだ…あの時も、あの時だってそうだった筈だ…
       …こういう展開でこそ、僕は燃える奴だった筈だ!」

329 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 12:19:29 ID:???
目を閉じた三杉の脳裏には過去の試合の出来事が思い返されていた。
フランス国際予選、アルゼンチン戦。
ディアスの圧倒的個人技にやられっぱなしの状況で、後半開始早々に翼くんがレッドカードで退場。
その後追加点が取られ、一人少なくなった10人で逆転しなければならなかった状況。
その時自分は項(こうべ)を垂れたか? …否である。
自分はスーパーサブだと奮い立ち、怪我も構わず闘う意思を持ち続けたのだ。

フランス国際前、ハンブルガーとの親善試合。
その戦力差は誰が見ても圧倒的に違いなかった。
カール・ハインツ・シュナイダーは完璧なストライカー。
森崎の体力を前半でほとんど削り取って尚も点を奪ったんだ。
ヘルマン・カルツは翼くんに勝るとも劣らない実力でゲームを支配し…
それを支える選手たちの実力も軒並み全日本の選手以上だった。
若林は……特にありません。
ともかく後半戦の苦しさ、重圧は今以上だったかも知れない。
その時自分は彼らの実力に唸りこそすれ、恐れを抱いたりしたか? …否である。
最後の最後まで勝つために闘志を燃やしていたのだ。

330 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 12:20:53 ID:???
そう…あの時も、あの時だって自分の心は燃え、奮い立ったのだ。
苦しい試合でこそ、テクニックに頼った自分を超えられた…
サッカーに対する己の執念を実感する事さえできた。
逆境こそ、自分の真価を発揮させる起爆剤だったのだ。

三杉「(そうだよ…!)」


先着で
★炎の男 三杉淳誕生?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→この試合のみ弱必殺技発動率↑&vsミハエル経験値が上限まで爆上げ&「スキル・逆境に強い」ゲット
ハート→vsミハエル経験値が上限まで爆上げ&「スキル・逆境に強い」をゲット
スペード、クラブ→vsミハエル経験値が上限まで爆上げ
JOKER→さらに三杉は思いだしていた、幼き日 自分がサッカーを始めた理由を。 (マサカデナイヨネ…)

※ミハエル経験値が上限まで爆上げするのは、“足りない物は気合で補う”理論で成り立ちます。

331 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 12:26:48 ID:???
★炎の男 三杉淳誕生?→ ダイヤ2

332 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 13:38:45 ID:???
炎の男・みっちゃん!

333 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 14:29:32 ID:???
>ダイヤ→この試合のみ弱必殺技発動率↑&vsミハエル経験値が上限まで爆上げ&「スキル・逆境に強い」ゲット

目をカッと見開いて、三杉は仲間達を見た。
彼等もチームの状況を理解すると共に、前半最後の最後で追いつかれたダメージを消化できずにいた。
呆然としたままのメンバーや、悔しそうにうな垂れているメンバーの姿がそこにある。
三杉はそんな仲間達と…そして、敵に対して大声で言い放った。

三杉「心配するなみんな!」

その声に敵も味方も三杉の方へ視線を向ける。
こんな状況で鼓舞がどれだけの意味を持つのか?
そんな疑問を三杉は考えもしなかった。
ただ、言葉が自然と口から放たれたのである。

三杉「このキャプテン・三杉がいる限り!! フィオレンティーナは絶対勝つ!!」

なんの解決にもならない大口…けれどそれを言い放った三杉の目に迷いはない。
その目が、これが虚飾のない本気の言葉だと雄弁に語っていたのだ。

334 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 14:31:57 ID:???
ダラピッコラ「ミスギ…!」
中山「三杉!?」
バンビーノ「(そうだ、うな垂れている暇などない…!)」
ブンナーク「……」

ジェンティーレ「あ゛ぁ゛っ ! ?」
カルバリョ「上等やで、あの兄ちゃん…!」
ミハエル「……」

その結果、味方は驚きと少しの勇気を…逆に敵は燃える怒りと戸惑いを感じる事となったのだ。
後半戦…只では終わらない、一筋縄ではいかない、そんな予感が敵味方問わずに行き来し…
そして誰ともなく「後半に備えなければ」とベンチへ下がって行った。
ハーフタイムである。

※三杉が“諦めの悪い男”とか“炎の男”とか、そんな感じの属性が付きました。
「スキル・逆境に強い(チームがピンチの時に全能力+1)」を身につけました。
ミハエルのドリブルに対する経験値が天井まで跳ね上がりました、後半は互角に勝負できます。
この試合後半のみ弱必殺技発動率↑です。
 (具体的にはディレイドタックル、スプリットパスカット、バックスピンパス、やや華麗なドリブルの発動率が1/4up)


※一旦ここまでです。

335 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 17:45:59 ID:???
〜フィオレンティーナ ベンチ〜

アンザーニ「さて皆さん、お疲れ様でした。前半最後の最後での失点は残念でしたが…
私が想像していたよりも皆さんは落ち込んでいないようで驚きです。」

バンビーノ「ええ、悔やんだところで事実は変わりませんから。」

中山「それに、三杉(こいつ)が空気を読まずに大口を叩いてくれましたからね。」

アンザーニ「ほう…? それはなんと?」

ラムカーネ「このキャプテン・三杉がいる限り、フィオレンティーナは絶対勝つ…
一字一句間違いない。 その言葉には根拠が認められず、ナンセンスと判断される。」

マルコ「ラムカーネ、そういう事じゃなくて…」

ラムカーネ「大言を吐いたところで後半のオレは死ぬほど役に立たないぞ。」

マルコ「え…」

三杉「プッ…」

ラムカーネの冷静で厳しい自虐にマルコは呆気に取られ、三杉は思わず吹き出してしまった。
空気を読まず、この場で敢えて正しすぎる事を言う…ラムカーネなりのジョークだったのだ。
釣られて、他の選手たちの表情にも笑みが浮かぶ。

336 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 17:47:02 ID:???
アンザーニ「ホッホッホ、それは随分と大言壮語を口にしたものですね。
でも、よくぞ言ってくれました。 そのお陰と思いますが、皆の表情から焦りの色がありません。
もし不安と焦りを引き摺っていれば、このハーフタイムでいくら指示してもそれは頭に入りません。
言葉は頭を巡るだけで考えは纏まらず、いつの間にか時間だけが経過していたという現実が残る。
前半終了間際の失点が恐ろしいというのは、つまりはそう言う事なのです。
バンビーノくんの言う通り、悔やんだところで起こった事実は変わりません。
けれど人はそれを、変えられない過去を引き摺る事で未来の可能性すら摘み取ってしまう。
根拠なんて後から考えればいい、諦めずに勝利への道を探すべく気持ちを切り替える事が先ずは重要だ。」

ダラピッコラ「……」

アンザーニ「では、未来の話をしようではありませんか。
この試合、この危機を切り開くために何をすべきかを。」

三杉「(後半の戦術か…フォーメーションについて何か発言すべきだろうか?)」


A 新田とレントゥルスを0.5列ずつ下げて、中盤の守備をより明確に厚くする。
B 三杉、ダラピッコラをもう少し下げ、実質5バックの形を取る。
C バンビーノをもう少し高めに配置し、実質3トップの形を取る。逆にマルコらは少し低めに。
D 特に変更は申し出ない。
E その他(何か考えがあればどうぞ、決定しなくても参考にするかもです。)

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

337 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 17:59:20 ID:F7Cnf5zA
B
バンビーノの警告はやっぱ痛いな

338 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 18:02:52 ID:qp7Hy2Vk
A
新田が消えすぎなので…

339 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 18:07:30 ID:/nZEdZtU


340 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 18:13:28 ID:EI9eDt0A


341 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 20:25:41 ID:???
>A 新田とレントゥルスを0.5列ずつ下げて、中盤の守備をより明確に厚くする。

三杉「監督、新田とレントゥルスを0.5列ずつ下げるのはどうでしょうか?」

新田「…!」

新田の肩がギクリという感じ震えた。
彼は自分が前半中、ほとんどプレイに絡めてない事を自覚していた。

アンザーニ「ふむ、目的は?」

新田「俺に…もっと積極的に守備をさせたいんですね?」

三杉「そう、いま新田が自分で言った通りです。
この前半、あまりにも新田の存在感が消えていました、正直に勿体無いと思うほどです。
なまじFWというポジションであるがゆえ、新田は思い切ったポジショニングが出来ていません。
でも新田、お前の脚はもっともっと応用が適う。既成概念に捉われていては損失になる。」

新田「既成概念…」

三杉「お前の脚はもっともっと下がっても、攻撃時には追いつける筈だ。
FWだからこれ以上は下がれないと決めつけてしまうのは、それこそナンセンスだ。」

新田「(た…確かに! 俺は自分のプレイを自分で狭めていた…!?)」

342 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 20:28:05 ID:???
いつの間にか、三杉の言葉は提案ではなく新田へのアドバイスに変わっていた。
三杉が新田をどれだけ買っているかという事は皆分かっている。
ゆえにアンザーニは少しだけ困った顔をして、三杉の案をそのまま肯定したのだった。

アンザーニ「ホッホッ、私がニッタくんへが言うべき事がなくなってしまいました。」

三杉「あ…す、すみません。 出すぎた発言でした。」

アンザーニ「いや、いいでしょう…その案は受け入れます。
ではニッタくんは2列目まで下がり、より積極的に守備参加をして下さい。」

新田「は、はい!」

アンザーニ「さて、攻撃に関してですが…これは如何にカテナチオを組ませないかが重要だ。
結局、ユヴェントスの守備には弱点と呼べる弱点はありません。
カルバリョくんが上がっていれば速攻、でなければ遅攻という姿勢を徹底するしかない。
それ故、こちらにとって最もチャンスとなる瞬間は、キミがカルバリョくんを止めた時だ。」

ダラピッコラ「!!」

そう言って、アンザーニはダラピッコラを見つめた。
ダラピッコラは改めて表情に緊張の色を見せる。

343 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 20:29:49 ID:???
アンザーニ「ダラピッコラくん、他人を負かすってのはそれほど難しい事じゃない。
最も『難しい事』は『自分を乗り越える事』なんだ。」

ダラピッコラ「か、監督…! オレは!」

アンザーニ「いいんだ、キミはもう勝っている。」

ダラピッコラ「……!!」

アンザーニ「カルバリョくんはキミに任せました。」

ダラピッコラ「はいっ!」

ダラピッコラは目に強い光を宿してこれに答えた。
その目には既に恩讐などは無く、自分のすべき事への責任感が窺えるのだった。



※半端ですが、本日の更新はここまでです。
 どうもありがとうございましたー。

344 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 20:34:02 ID:???
乙です
伏兵新田に大きく期待

ついでに……
みっちゃんカッコイー!


345 :森崎名無しさん:2010/08/19(木) 21:48:11 ID:???
三杉に熱血属性がついたのはでかいな
近い将来、圧倒的とかそんな言葉が生易しく感じるほどの才の塊と戦うことが確定しているだけに
アルなんとかくんの能力は自重してるんでしょうか
ミハエルでこれだからかなり不安です

346 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 12:09:28 ID:???
>>344
乙感謝であります!
新田はきっとここからですね、しかし彼がポストに愛されてなければと思うと…w
きっと後半は活躍していると信じましょう。
なんか気がついたら三杉がみっちゃんと呼ばれる存在になってました。
女子以上に男子にモテそうですw

>>345
アルなんとかくんの能力ですか…作品スタート前に設定した感じだと正直自重してないですw
でも流石にバランス取れないと思ってますので、一度作り直すつもりでいます。
ちなみに今の三杉はピエールと総合力でほぼ互角(僅かに劣る)くらいの実力です。
世界の頂点までは険しいですw

347 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 12:11:01 ID:???
その後、アンザーニの指示は細かい修正に入っていった。
内容はカルバリョ、バティン、ミハエルという攻撃の3本柱への警戒が主であり、
特に気がつけば上がっているカルバリョのカバー力、アクセント付加に対して、
その無力化が如何に重要かを口酸っぱくと言って良いほど強調していた。
後半はピンチの発生源を予め見極め、潰していかなければ勝てないと…。

選手達はその指示を頭に刻み込むように聞いた。
どう守れば有効な攻撃に転じられるかをそれぞれに考えながら。
しかし、その中にただ一人攻撃だけを考えている者がいた。
フィオレンティーナにとっての得点の要、ブンナークである。

前半での成果は、彼にとって非常に不本意な物であった。
シュートを3本放ってゴールは1つ…しかもそれは三杉が得たFKからのゴールである。
更に、入らなかった2本は敵のGKにすら届かなかったという体たらく…。
自分の役割がフィニッシャーであると強く思っているブンナークが、これを許せる訳が無かった。
そして前半最後に見せられたバティンのシュート、これがトドメとなった。
明らかに自分のシュートはバティンのそれに比べて劣っていたのだ。
ブンナークにとってこれほど悔しい事実はない筈であった。
しかしてそのブンナークの胸中はと言えば…


先着で
★メンタル弱いイメージが根強いブンブン→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→ 「(世の中広ぇな…オレも単なる砲台って訳にはいかねえか…)」 ポストプレイに覚醒?
ハート、スペード→ 「(敵は本物…上等だぜ。 オレも全て絞りださねぇとな!)」 超必殺を一時解放
クラブ→ 「(クソッ…! オレは、オレはこんなもんだったのか!?)」 気力ダウンの危機
JOKER→ ダイヤ+ハートの効果

348 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 12:14:17 ID:???
★メンタル弱いイメージが根強いブンブン→ クラブ9


349 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 12:15:47 ID:???
やってもうたorz

350 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 12:25:16 ID:???
泣くぞ、すぐ泣くぞ

351 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 16:23:21 ID:???
>クラブ→ 「(クソッ…! オレは、オレはこんなもんだったのか!?)」

ブンナーク「(クソッ…! オレは、オレはこんなもんだったのか!?)」

そう、ブンナークの胸中はと言えば、自分の実力への疑念が渦巻いていたのだった。
試合前はジェンティーレを潰すと息巻いていたが、蓋を開ければ競り負けているのは自分の方である。
黄金の右腕を真っ向から破り、プリマヴェーラではトップクラスであると自負してきたブンナーク。
その自信が今、大きくグラつこうとしていた。

ブンナーク「(スター軍団と呼ばれるような奴らは…オレじゃあ倒せないのかよ…
何が世界一のストライカーだ、何がミスギと闘いてぇだ、とんだ井の中の蛙だぜ…!)」

特にバティンのシュートを目にしてから、ブンナークの心には不安や迷いが大きく浸食し始めていた。
このチームで必要とされる役割を自分が果たせているのか、これから果たしてゆけるのか…と。

自身に向けた苛立ち、不信感はブンナークの言葉数を少なくし、表情も曇らせていた。
だがいつもと違うブンナークの様子…彼のチームには、それを鋭敏に嗅ぎ取る事の出来た者が居る。


先着で
★その人物の名は→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→ アンザーニ監督
ハート→ 新田
スペード→ 三杉
クラブ→ 嘘です、ほんとはいませんでした。すいやせん。
JOKER→ ラムカーネだと!?

352 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 16:24:32 ID:???
★その人物の名は→ クラブ6

353 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 16:38:03 ID:???
攻撃力ガタ落ちじゃないか
新田に守備参加指示したのが仇になってしまったな…

354 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 18:00:55 ID:???
ブンナークも体育座りか

355 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 18:38:25 ID:???
ブンブンちゃんがクラブスパイラルに陥ってのスランプか…。

個人的には後半開始はブンナークに集めて相手のラインを背負って留めさせ、新田やバンビーノの2列目からの飛び出しを狙いたかった…。

356 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 20:00:52 ID:???
>クラブ→ 嘘です、ほんとはいませんでした。すいやせん。

…という夢だったのさ。
現実はブンナークの異変に気付けるほど精神的余裕のある者は居なかったのである。
そしてアンザーニの指示が一通り行き渡った所でハーフタイム終了の時間が訪れた。
こうしてブンナークは、自分の持つ力を疑い、戦意を失いかけたまま後半に臨まざるを得なかった。
後半戦、フィオレンティーナの前には未だ暗雲が立ち込めている…。


チームガッツ

残り/最大
735/780 新田
680/830 三杉
400/880 ブンナーク
665/740 マルコ
740/810 バンビーノ
720/720 レントゥルス
450/810 中山
655/760 ミュラー
510/720 ダラピッコラ
615/720 スペルマン
785/880 ラムカーネ

※ハーフタイムで敵味方のガッツが200回復しました。
※例外としてブンナークのガッツ回復はこのハーフタイム中ありません。

357 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 20:01:59 ID:???
〜ユヴェントス ベンチ〜

監督「…以上だ、では後半も普段通りの力を出していけ。」

ユーベ選手「「 ハイ! 」」「任せときっ!」

時間は多少さかのぼり、ユヴェントス側でもハーフタイムのミーティングが終了していた。
すでにチームとしての形が出来上がっている彼らに特別な戦術変更はない。
幾つかの確認を規定事項として行ない、後は各々が身体を休め、或いは集中を高める時間となった。

バティン「あん? おいミハエル、どこ行くんだ?」

ミハエル「別に…ユーの汗が獣臭すぎるから一緒の部屋に居たくないだけですよ。」

バティン「て、テメェ! ぶっ殺すぞコラぁ!!」

カルバリョ「うえぇ〜マジなんかい…?」(クンクン)

カルバリョ「うぉえっ! こ、こらアカン、人類の汗臭さを超越しとる!」

バティン「(ガビーン!) ちょ、おま…ほ、本当か!?」

カルバリョ「…冗談や。(ププッ)」

バティン「いつか殺す…!」

ジェンティーレ「クソが…! もっとジョカトーレらしい会話しやがれ、バカ共が! 」

バティ&カル「あ゛あ゛!?」

ファケッティ「(ハァ…)」

358 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 20:03:09 ID:???
普段通り微笑ましい遣り取りが繰り広げられるユヴェントスベンチ。
この混乱を尻目にミハエルは一人、控室の外へ出てトイレへと向かった。
ミハエルはトイレに誰も居ない事を確認すると、おもむろに屈伸を始めた。

ミハエル「(痛(つ)っ…)」

ミハエルは膝に軽い痛みが在る事を確認した…それは以前から感じていた痛みである。
プレイに影響を及ぼすレベルではないが、初めて痛みを覚えた時と比べ、今の痛みは増していた。

ミハエル「(問題ありません…この足は神が与えてくれた物…神が与えてくれた試練…
この痛みだってきっと同じです…今を乗り越えればきっとまた…。)」

湧き出る不安を押し潰すようにミハエルは自分に言い聞かせる。
そしてミハエルは何事もなかったかのように立ち上がり、鏡に映る自分の事を見た。
と、瞬間…自分の後方に人影がある事にミハエルは気が付いた。
背筋を冷やしながら慌てて振り向くと、そこには…。

???「フフ…元気そう、とは言えないかな。 手紙は読まなかったのか?」

ミハエル「あ、アナタは…!」

その顔を一目見てミハエルは愕然とした。

※このイベントはシナリオによる規定事項です。
 この試合中にミハエルが行動不能、あるいは弱体化する事はありませんのでご注意下さい。

359 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 20:04:59 ID:???
〜観客席〜

賀茂「あ〜あ、ったく…この大会はビックリ箱だな。
あんなバカみたいな威力のシュートを放つ奴がアルゼンチンに居たなんて聞いてないぜ!」

片桐「ええ、ハッキリ言って日向のタイガーショットを軽く上回っている。
“天才”ファン・ディアス、“風の申し子”クラウディオ・カージャレ、
そしてこのガブリエル・バティン…アルゼンチンはとんでもないチームになりますよ。」

賀茂「ああ、あのウルグアイを破って南米選手権を優勝したアルゼンチンユース…
あのチームに更にこんな奴が加わるんじゃ頭が痛ぇったらねえな。」

片桐「ああ…そう言えばその南米選手権ですが、ブラジルが不参加だったと聞きましたが?」

賀茂「おお、そうなんだよ。カルロス・サンターナの真価を見れると思っていたのになぁ。
出し惜しみしやがって…全く、計算が狂って仕方ねぇってもんだ。」

片桐「ふむ…翼や森崎と世界の実力を間接的に比較出来る機会が無いとは…残念です。」

賀茂「ま、来年頭にはリオカップがあるからな…そいつを見れば嫌でも判る。」

片桐「プロジェクト・カウンターウイングの要、ですね。」

賀茂と片桐の表情は重苦しかった。
ワールド・トーナメント優勝への大きな壁がまた一つ示されてしまったのだ。
アルゼンチンユースの驚異の攻撃力、その全貌はまだ誰にも想像が出来なかった。


360 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 20:06:01 ID:???
クスタ「さて・・・どうですか?」

シューマッハ「思った程の攻撃力じゃないな、オレ達なら零封できる。」

クスタ「大した自信ですね…。
でも、まだ決めつけるのは早いですよ…ねえ、監督?」

トルシア「ああ、ジョアン先生の教え子達の成長力は尋常じゃないからな。
決勝まで上がって来た時は、どこまで伸びているか分からんぞ?」

シューマッハ「チッ、解りましたよ。ったく、どいつもこいつもジョアンジョアン…」

シニョーリ「ねー、お腹すいたぜ。 ホットドック買ってきてよ。」

シューマッハ「てめぇ! お前は監督の前でもフリーダムか!」(ゴチンッ!)

シニョーリ「いでえぇぇぇぇ!」

シューマッハ「試合でパスを出さないなら、せめて会話くらいまともにパスを出せ!」

トルシア「暴力はダメだよ、シューマッハ。(さて…この後半、どうなるかな?)」


361 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 20:07:24 ID:???
ハーフタイムを終え、両軍の選手達がフィールドに戻ってきた。
間もなくキックオフの時間、選手達はすぐに各々のポジションへ散らなければならない。
三杉も自分のポジションへ着こうとしたが…彼を呼び止める声が聞こえた。

ミハエル「ジュン・ミスギ…。」

三杉「(ミハエル…?) 何だい、もう間もなく試合が始まるが?」

ミハエル「お前は…何の為にサッカーをやっている?」

三杉「え…?」

ミハエル「キャプテン・ミスギが居る限り、フィオレンティーナは負けない…
よくもそんな傲慢な言葉が口から出ますね、本当に不愉快な男だ…」

三杉「それが気に障ったのかい?」

ミハエル「何故だ? お前のような男があんな守備連携を出来る筈が無い…
あれほどフォローに走り回って汗をかこうとする筈がない!」

三杉「ミハエル…?」

362 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/20(金) 20:08:49 ID:???
ミハエル「お前の言葉は傲慢その物だ…なのに、お前のプレイには傲慢さがない。
ボクにはお前という人間が分からない…」

三杉「………(何の為にサッカーをやっている、か…)」


A プロになるためさ、この大会に優勝してね。
B 金だよ金、当然だろ? 稼ぐ為さ!
C 強い奴らがゴロゴロいるからかな…そう、僕よりも。
D サッカーが好きだからサッカーをやっている…かな、今は。
E このフィオレンティーナというチームが好きでね。

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

363 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 20:10:49 ID:b9FGgkvc
C

364 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 20:11:37 ID:8m5teeUA


365 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 20:13:28 ID:Z+rL/2EA
D
この選択は重要だな
三杉最大の欠点。自分の将来の明確なビジョンが希薄ってことを自覚出来るかもしれん

366 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 20:14:00 ID:3dHbGj1Y
D LOVEサッカー

367 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 20:14:44 ID:2wG7hIWs


368 :森崎名無しさん:2010/08/20(金) 20:19:42 ID:rmdoPpIg


369 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/21(土) 00:23:58 ID:???
結構難産してます。
一応次の更新は明日以降という事で…おやすみなさい。


三杉というキャラはこのスレに来て下さってる方々一人一人の中に居るんですよね。
三杉のifとしての未来ではなく、描かれていない過去にまで手を出していいのか…
と、そんな葛藤もあったり…。(最初から書くつもりでしたが・・)

とりあえずキャプテン三杉の次元の三杉はそうなんだ、と皆さんが理解して下さるといいな…

370 :森崎名無しさん:2010/08/21(土) 00:46:29 ID:???
お疲れ様でした。

371 :森崎名無しさん:2010/08/21(土) 01:01:49 ID:???
乙でしたー

372 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/21(土) 13:08:37 ID:???
>>370-371 乙感謝でーーす!



>D サッカーが好きだからサッカーをやっている…かな、今は。

完全無欠を嫌悪し、それを見せつける人間を憎悪してきたミハエル。
生まれ持った財産、生まれ持った才能に溺れ、傲慢を周囲に撒き散らしてきた人間を数多く知っていた。
それは不完全で弱い自分を超えて這い上がり、苦しみながら成長してきた人間が持つ、
高い位置へ昇華された精神への尊敬の裏返しだった。

最初から完全な物や完成してしまった物に心身の成長は無く、人として袋小路に留まる。
そのような強者はナチュラルに傲慢であり、人とは協力せず、ただ従え虐げようとするのみ。
その事を、自身の経験から堅く信じて生きてきたミハエル……。
けれども彼には見えていなかった。
いや、本当は見えていたのかも知れない。
ただ、己のコンプレックスが目の前の男に嫉妬と言う醜い感情を与え、
それを認めたくない理性が、目の前の男を完全無欠として憎もうと無意識に思わせたのかも知れない。

この試合…三杉の示してきた行動、プレイは、生まれ持った物に溺れてきた人間のそれではなかった。
チームメイトと心を通わせ、目立たない所からでも周囲を支えるプレイだった。
人が人として在る事の美しさを目の前の男は雄弁と示していたのだ。
そう、つまりは自分が想像する三杉と、目の前の男のイメージは余りに掛け離れていた。
かと言って、それを受け入れる事も無視する事も出来ないほど、三杉を意識してしまっているミハエル。

その葛藤がミハエルに三杉へ問いかけさせたのだった。
目の前の男の真実の姿を知りたい、と…。

373 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/21(土) 13:09:38 ID:???
一方、三杉はミハエルの心の内など全く知らなかった。
「何の為にサッカーをやっているか…」その言葉通りを三杉は考えてしまう。
だが三杉にとって「何の為にサッカーをやっているか」は
「何故サッカーを始めたか」という卵まで時を遡る事を必要としていた。

三杉「(僕がサッカーを始めたのは…両親の為だった。)」

三杉淳は先天性の心臓病を持って、この世に生を受けた。
先天性の心臓病…つまりは心臓に奇形を持って産まれたという事実である。
“先天奇形の児は身体の障害を、親は心の傷を持っている”という言葉通り、
彼の両親、特に母親については想像を絶する傷を心に持っていた。
自分が我が子を生まれつきハンデのある身体に産んでしまったという後悔。
そもそも自分が女(男)として、人間として出来そこないだったのでは…という自己否定。
三杉の両親はこのような傷を心に抱えたまま、三杉を育てたのだった。

しかし感受性が豊かな三杉が、この両親の悲しみを察する事のない筈が無い。
両親は自分がハンデのある不自由な我が子、可能性を奪ってしまった我が子と思っている。
だから彼は幼き心ながら強い決意をしたのだった。
それがサッカーだったのは、何となくという理由だったのか、
それとも常に走りまわるスポーツだったからこそ選んだのか、それはよく覚えていなかった。
自分は心臓病だけど何だってできる普通の人間だ、って…
自分は心臓病なんかに負けない、だから母さんも父さんも悲しまなくていい、って…
三杉は両親にそういう事を伝えたかったのだ、その為にサッカーを始めたのだ。

374 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/21(土) 13:11:29 ID:???
心臓病を持ちながらサッカーを始めると言いだした我が子、当然両親は猛反対した。
けれど三杉はこればかりは決して譲らなかった。
自分の可能性を両親に見せるため、安心させるためだったからだ。
結局、医者の制限を厳守する事、管理をキッチリする事を前提にそれは許された。

ただ、三杉は漫然とサッカーをやりさえすれば良いとは思わなかった。
健全な同世代の男の子と同じ、いやそれ以上に上手くならなければいけなかった。
でなければ、両親の心の傷を癒す事など出来はしないと思っていたからだ。

そんな三杉が最初から天才と呼ばれていたわけではない。
満足に走れない三杉は、最初はチームのお荷物…と言うより練習だけは参加させて貰ってる存在だった。
周囲には心臓病の事を隠し、体力が無いと
当然、ここで彼は自分が普通よりも(運動する事に関して)劣っている事を理解した。
けれど彼には目的があった、強い意志があった。
心臓病のせいでまともにプレイ出来ないなんて結果で終われなかった。
走る事、激しいプレイに制限のあった三杉は、それを補う為に何でもやった。
足元の技術を徹底的に磨いた、どうすれば少ない距離でプレイできるかを懸命に考えた、
一日中ボールと共に過ごした日だってある。
その日々は、一人で暗闇を切り開いた日々は、決して三杉を裏切らなかった。
一日一日を過ごす中、弱い自分を超えて行ける…自分を高いステージに持っていける。
それを実感できる喜びは何物にも代え難く、そしてサッカーは日に日に楽しくなっていった。


余談だが、彼がヨハン・クライフを知ったのはこの時期である。
「ボールを動かせ!ボールは疲れない!」
「サッカーでは100mより30mから40mを速く走ることが重要。だがもっと重要なのは”いつ”走るかだ」
クライフのこのような言葉が少年時代の彼をどれだけ勇気付けたかは想像に難くない。

375 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/21(土) 13:12:58 ID:???
幸運な事に彼の体の成長は早く、6年生になった頃には身長はチームで1、2を争うくらいであった。
その頃には、三杉のプレイについていける者はチームに誰も居なくなっていた。
それだけではない、「東京に天才三杉あり」という話も既に都内を駆け巡るようになっていたのだ。
一つ一つ、誰よりも地道に階段を上がっていった三杉は、いつの間にか誰も届かない所にいたのだ。
そのテクニックは既に完成されており、それ以上の成長はもはや身体が追いつかなかった。
小学生の時点でそこまで登りつめた三杉、だがそれは悲しい事だった。
彼は遂に自分の限界をその身で実感してしまったのだ。

三杉の心に空虚な風が吹いていた。
しかし、満足な気持ちもあった。
自分が普通の子供と同じ、いやそれ以上の可能性を持っている事、
心臓病なんかに負けない事は、立派に両親へ伝えられたのだから。
目的を果たした事を理由に、三杉はサッカーを辞める事を決意した。
本当は周りの人間に追い越されていくのを見たくなかったのかも知れない。
ともかく三杉は最後に自分の全てをぶつけられる敵を求めた。
今の自分の限界をぶつけて、それを皆に見せて、そうして終わりたいと思ったのだ。

そうして三杉が最後の敵に選んだのは…大空翼、そして南葛。
マネージャーの青葉弥生が教えてくれた根っからのサッカー小僧。
この少年ならば、自分の全てぶつけても応えてくれると信じて。

そして臨んだ全日本少年サッカー大会・準決勝。
思わぬトラブルはあった物の、彼は初めてサッカーの試合にフルタイム出場を果たした。
大空翼だけでなく、森崎、中山といった素晴らしい選手達と出会う事が出来た。
自分の未熟さを知り、まだまだ超えられる限界がある事も知った。
そして…何よりサッカーの楽しさを改めて知ってしまったのである。
サッカーの楽しさは一人じゃ分からない。
仲間と、そしてライバルがいるこそ本当に楽しいのだと、三杉は南葛戦で教わったのである。

376 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/21(土) 13:14:02 ID:???
三杉はサッカーを辞めなかった、いや諦めなかった。
この時のサッカーの楽しさをずっと求め続け、その結果いまに至るのである。
三杉淳がサッカーをやっている理由とはそういう事であった。


ミハエル「お前は…一体何なんだ……」

三杉「僕は…サッカーが好きだからサッカーをやっている…かな、今は。」

ミハエル「なに…?」

三杉「うん…でも、そんな一言では語れないよ…  君だってそうだろう?
その脚にはきっと君だけにしか解らない物語があって、君はそれを乗り越えて来たんだと思う…」

ミハエル「……!」

三杉「けれど、今はそれを話す時じゃない。 そんな言葉よりも一つの勝負の方がきっと雄弁だ。」

ミハエル「そう、か…そうかも知れませんね。」

三杉「僕が何なのかを知りたければ君の全力をぶつけてきてくれ、僕もそれに応えよう。」

ミハエル「フフン…その言葉、後悔させてあげますよ。」

そう言ってミハエルは自分のポジションへ下がっていった。
彼の言葉は相変わらず人を見下した物だったが、その口調は一転して爽やかであった。

三杉「(ミハエル・ドノヴァン……負けないよ。 僕も…フィオレンティーナも。)」

377 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/21(土) 13:15:26 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

放送「さあ後半戦、間もなくのキックオフです!
今度はフィオレンティーナのボールで始まりますが、さあどんな攻めを見せるのか!?」

三杉「(ふむ…この後半、一つも隙は見せられない。 まずはどうやって相手を崩すかだが…)」


A 僕がミハエル、バティンを抜こう、そうすれば敵は寄ってくる。 そしたらバンビーノだ。
B 僕がミハエル、バティンを抜こう、そうすれば敵は寄ってくる。 そしたらマルコだ。
C 僕がミハエル、バティンを抜こう、そうすれば敵は寄ってくる。 そしたら新田だ。
D キープで敵を崩して…一気にブンナークにパスを送るかな。
E キープで敵を崩して…その隙にオーバーラップした中山にシュートを撃ってもらうか?
F その他。

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


※一旦ここまでです。出かけるので今日はこれだけかも…

378 :森崎名無しさん:2010/08/21(土) 16:07:06 ID:rNrw1+dY
C

379 :森崎名無しさん:2010/08/21(土) 16:33:36 ID:9fqDQ8wU
C

380 :森崎名無しさん:2010/08/21(土) 20:45:27 ID:OWq8AIcY
C

381 :森崎名無しさん:2010/08/21(土) 23:02:29 ID:???
三杉さんいつもマメな更新乙です。
いつも楽しませてくれてありがとう!

382 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 12:43:54 ID:???
>>381
いつも見て下さってありがとうございます。
そのお言葉に元気を頂きました。
いやはや、もっと良い文章の提供や、大量更新が出来ればいいんですが…。






>C 僕がミハエル、バティンを抜こう、そうすれば敵は寄ってくる。 そしたら新田だ。

三杉「(よし、ここは僕がここは中央から起点になろう。
万が一失敗しても、位置的に皆が取り囲める筈だ。)」


ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!


放送「フィオレンティーナのキックオフで後半開始です。まずは新田くんがボールを持つが…
さて、まずは溜めを作って堅い守備を崩したいところでしょう。」

観客「いけいけユーべ!!」「逆転だ逆転!!」「ほら取れるぞボール!!」


三杉「新田、ボールを回せ!」

新田「(三杉さん…やる気だな。) ハイ、任せますよ!」

新田はパスを出す時に、三杉のサインに気付いた。
それは中央を切り裂くパスと、新田のダッシュで速攻を狙うと言っているのである。
新田は目を輝かせながらボールを出し、振り向いて前を窺った。


383 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 12:45:20 ID:???
三杉「新田、ボールを回せ!」

新田「(三杉さん…やる気だな。) ハイ、任せますよ!」

新田はパスを出す時に、三杉のサインに気付いた。
それは中央を切り裂くパスと、新田のダッシュで速攻を狙うと言っているのである。
新田は目を輝かせながらボールを出し、振り向いて前を窺った。

三杉「(さて、ここから敵をペテンにかけなければね。)
     よし、いくぞ! バティン、ミハエル! 僕と勝負だ!」

バティン「名指しかよ…! 嬉しいねえ、期待に応えてやるぜ!」

ミハエル「(パスを回さず、ボランチのキミがその位置からいきなり勝負ですか…?)」


先着で
★ミハエルの心→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→(傲慢な…やはりお前はそういう人間というわけですね?) ※ミハエルに怒りペナ
ハート、スペード→(ともかく、突破を許すわけにはいきませんよ。)
クラブ→(50-75-100を無視ですか。 さっきの矢先に、身勝手なプレイ…何かありますね?)
JOKER→(読めましたよミスギ、キミの狙いがね。)

384 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 13:05:32 ID:???
★ミハエルの心→ クラブ2

385 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 14:28:34 ID:???
>クラブ→(50-75-100を無視ですか。 さっきの矢先に、身勝手なプレイ…何かありますね?)

ボランチの三杉がボールを要求し、そしてFWのバティン、OMFの自分に勝負を挑んできた。
キックオフ後の攻撃は遅攻がセオリー、つまりパス回しやサイドアタックで崩すのが普通である。
位置的にも中央寄りやや自陣寄りであれば75%の確率でパスを選択する場面。
…にも関わらず、ボランチの三杉がボールを要求し、FWのバティン、OMFの自分に勝負を挑んできた。

ミハエル「(身勝手なプレイ…しかし今までのプレイ、そして先程の彼の様子からは不自然です…)」

これは何か狙いがある、との予感がミハエルに警鐘を鳴らさせた。
この挑発に乗ってはいけない、、と。

三杉「(ミハエルが動かないか…厄介だな。 止むを得ない、先ずは目の前の敵を討つ!)」

バティン「オレは負けん、誰にもなっ!!」


先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉 ドリブル(! card)68+(! dice + ! dice)=★
★バティン タックル(! card)65+(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃】−【守備】
≧2→三杉がドリブル突破、そしてスルーパスだ!
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に…。そして左から順に
(バンビーノがフォロー) (ダラピッコラがフォロー) (ファケッティがフォロー)
≦-2→ユヴェントスボールに。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがダイヤで「芸術的なドリブル(+5)」、ハートで「華麗なドリブル(+3)」、
       スペード、クラブで「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。
バティンのマークがダイヤで「レオーネタックル(+3吹飛3)」が発動します。

386 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 14:31:41 ID:???
★三杉 ドリブル( ダイヤJ )68+( 62 )=★

387 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 14:37:16 ID:???
★バティン タックル( ハート3 )65+( 56 )=★
炎の男モードでチート化しとる

388 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 15:46:49 ID:???
三杉 ドリブル( ダイヤJ )68+( 6 + 2 )+(芸術的ドリブル+5)=81
バティン タックル( ハート3 )65+( 5 + 6 )=76

【攻撃】−【守備】≧2→三杉がドリブル突破、そしてスルーパスだ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バティン「(足が勝手に動く、相手の動きがよく見える…間違いない、絶好調だ)」

ズガァァァァァァァ!!!
バティンの確信を裏付けるように、スピード、タイミング共に完璧だった。
そのタックルは正しく獅子の牙のような破壊力を秘めたタックルとなっていた。

三杉「(勢いもタイミングも申し分ないけど…) 動きが正直すぎるんだ!」

三杉はスピードを上げてバティンのタックルへと走り出した。
両者が交差する瞬間…観客、そしてユヴェントス選手は三杉が宙に舞う姿を想像する。
そして…確かに三杉は宙を舞った。

フワァ……

ボールを足で挟み、前転宙返りのような形で華麗にバティンの上を越えて行ったのだ。
そして跳躍により描かれる放物線が頂点に来た時、三杉はダイレクトに次のプレイへ移行した。
そう、彼の視野には既に新田が走り込むであろうコースが映し出されていたのだ。

389 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 15:51:18 ID:???
バティン「(このプレイは…!?)」

三杉「(頼むぞ新田…!)」

スパァァァァァン…!

バティン「(オレでは量り知れないってのか…!)」

放送「な、なんとぉー!!!? これは三杉くん、ジャンプ一番でバティンくんのタックルを避わし…
たと思えば、そのまま前転宙返りの形で前方へヒールパス…!! なんて華麗なプレイだ!!」

ファケッティ「フ…フライスルー!?」
スカラ「ま、マズイ! 頭上を越えるぞ!」

ミハエル「スルーパスでの速攻狙い…やはり只の蛮行ではなかったか!」

390 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 15:52:19 ID:???

先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉 パス(! card)66+(! dice + ! dice)+(頭脳的ドリブル効果+1)=★

★ファケッティ パスカット(! card)65+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
スカラ パスカット(! card)64+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ミハエル パスカット(! card)63+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃】−【守備】
≧2→パスは守備陣を切り裂いた! …だが!?
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に…。そして左から順に
(レントゥルスがフォロー) (ダラピッコラがフォロー) (フォントランがフォロー)
≦-2→ユヴェントスボールに。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがダイヤ、ハート、スペードで「バックスピンパス(+3)」が発動します。
ファケッティのマークがダイヤで「ピンポイントパスカット(+3)」が発動します。
スカラのマークがダイヤ、ハートで「鋭いパスカット(+1)」が発動します。

391 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 15:52:45 ID:???
★三杉 パス( ハート10 )66+( 15 )+(頭脳的ドリブル効果+1)=★


392 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 15:58:22 ID:???
★ファケッティ パスカット( ダイヤA )65+( 46 )+(人数補正+1)=
スカラ パスカット( ハート3 )64+( 25 )+(人数補正+1)=
ミハエル パスカット( クラブA )63+( 12 )+(人数補正+1)=★

393 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 16:26:25 ID:???
三杉 パス( ハート10 )66+( 1 + 5 )+(バックスピンパス+3)+(頭脳的ドリブル効果+1)=76
ファケッティ パスカット( ダイヤA )65+( 4 + 6 )+(ピンポイントパスカット+3)+(人数補正+1)=79
スカラ パスカット( ハート3 )64+( 2 + 5 )+(人数補正+1)=72
ミハエル パスカット( クラブA )63+( 1 + 2 )+(人数補正+1)=67

【攻撃】−【守備】≦-2→ユヴェントスボールに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ギュィンッ…!
ファケッティの目の焦点が絞らる音がした。
ボールの回転、速度がパスの軌道をダイレクトにファケッティに伝えられていく。

ファケッティ「よし見えた!4歩後方から70度の高さへ跳躍だ!」

ササッ…
  タッ…  パシィ…!

ファケッティの跳躍は寸分違わぬ位置へ到着し、そしてボールも予測した軌道でそこへ訪れた。
三杉は驚愕し、ユヴェントスの守備陣は一先ず安堵する。

三杉「(まさか…!? 今のが取られるなんて…やはり一筋縄ではいかないか!)」

ジェンティーレ「(ミハエルの予想通りか、本当に油断ならねぇな…)」

しかしフィオレンティーナはボールを奪われた後のケアが素早かった。
ファケッティがトラップすると同時にこの2人が素早く取り囲む。

394 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 16:30:08 ID:???
レントゥルス「ボール返してぇ!」
バンビーノ「(ファウルだけは出来ない…止められるか、オレに?)」

ファケッティ「よく先を見ている…手強いサッカーだ。」

囲まれても慌てる事のないファケッティ、彼は完全に実力を発揮できる精神状態にあった。
この3人による再びの対峙、暫しの間それぞれが睨み合い…そしてファケッティが動いた。


先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ファケッティ ドリブル(! card)65+(! dice + ! dice)=★

★バンビーノ タックル(! card)64+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
レントゥルス タックル(! card)63+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃】−【守備】
≧2→ファケッティがドリブル突破!これはやばいぜ!
=1、0、-1→ボールはこぼれ球に…。そして左から順に
(三杉がフォロー) (ボールはラインを割って遅攻状態に) (ミハエルがフォロー)
≦-2→フィオレンティーナボールに。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ファケッティのマークがダイヤかハートで「やや華麗なドリブル(+2)」が発動します。
バンビーノのマークがダイヤで「ショットガンタックル(+3吹飛3)」が発動します。
レントゥルスのマークがダイヤで「シッポ・ディ・ヴェニス(+2)」が発動します。

395 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 16:32:26 ID:???
★ファケッティ ドリブル( スペード6 )65+( 64 )=★


396 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 16:32:31 ID:???
★バンビーノ タックル( ハート9 )64+( 64 )+(人数補正+1)=
レントゥルス タックル( クラブ6 )63+( 66 )+(人数補正+1)=★


397 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 16:33:33 ID:???
レントゥルスwww

398 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 16:48:38 ID:???
相変わらず神引きすぎるw

399 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 17:51:58 ID:???
ファケッティ ドリブル( スペード6 )65+( 6 + 4 )=75
バンビーノ タックル( ハート9 )64+( 6 + 4 )+(人数補正+1)=75
レントゥルス タックル( クラブ6 )63+( 6 + 6 )+(人数補正+1)=76

【攻撃】−【守備】=11→三杉がフォロー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

確かなボールタッチ、巧みなフェイント…ファケッティのドリブルに間違いは無かった。
当然それはフィオレンティーナのMFを巧みに抜き去り、反撃のパスをを出すに至るべきだった。
しかしフィオレンティーナは曲者揃い、当たり前を簡単に許す連中ではなかったのである。

ファケッティ「(バンビーノ…! 足を出さないくせに、オレの狙うコースを予め塞ぎやがる…!)」

バンビーノ「(動きがよく見える…。 ファウルのお陰で慎重になれたのか、皮肉だな…)」

内心で軽く自嘲するバンビーノ。
彼もこのハーフタイムで落ち着きを取り戻した口だ。
彼の隙のないフットワークは見事にファケッティのファーストタッチを思い留まらせた。
そして意外性の男のプレイが今一度冴える。

レントゥルス「あ、隙みっけー。」

ザザァ…  パシッ…!

ファケッティ「あぁっ! (またコイツか! 一体何なんだ!?)」

まるで無造作に出されたレントゥルスタックルが簡単にボールをこぼして見せた。
これは危機察知能力、間合いの絶妙さがプレイを底上げしているのだが、余程の玄人でなくば解らない。
何度もプレイを邪魔されたファケッティは、まるで嫌な魔法にかけられてしまったかのように錯覚した。

400 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 17:59:30 ID:???
三杉「レントゥルス、バンビーノ、ナイスディフェンスだ、助かったよ!」

ボールは今再び三杉の足に落ち着いた。
すぐにパスの道筋を探す三杉だが…。


先着で
★敵の守備の様子→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→敵の緊張が緩んでいた! 新田へのパスコースがくっきり見える!
ハート、スペード→多少の隙はある、新田へ出す事は可能だ!
クラブ→新田、ブンナークには既にガッチリマークが付いていた。遅攻に切り替えるしかない。
JOKER→そのとき三杉に不思議な事が起こった。

401 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 18:00:12 ID:???
★敵の守備の様子→ スペード4

402 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 18:26:54 ID:???
>スペード→多少の隙はある、新田へ出す事は可能だ!

今の一連のプレイでユヴェントスが僅かに緊張を解いてしまったのか?
とにかくFWの二人に対するマークは今だ完璧とは言い難かった。
当初の狙いだった新田へのパスコースは三杉の目に見えている。
ユルゲンのポジションが特別邪魔ではあるが…新田なら競り勝てると信じ、三杉はパスを出した。

三杉「てやあぁぁぁぁ!!」

スパァァァァァァァン…!!


新田「(来た…? よし、あの位置だ!)」

ダダッ!!
三杉のパスに反応して走り込む新田。
ユヴェントス守備陣が落ち着いて陣形を確認する。
シレア、ユルゲンは直接競り合える位置に居たため、クリアへと向かう。
セザール、ジェンティーレはブロッカーとして控えていた。
前半と変わらぬ鉄壁の守備陣は溜息の出る程であった。

放送「三杉くん、ここで隙をついて再びのスルーパス!ミハエルくんとスカラくんはフォローのため
懸命に戻ります、さあユヴェントスの守備は堅牢そのものだ! チャンスは少ないぞ!?」

403 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 18:28:32 ID:???
先着3名様で
★新田 隼ボレー(! card)70+(! dice + ! dice)=★

★ユルゲン 低クリア(! card)67+(! dice + ! dice)+(良ポジショニング+1)+(人数補正+1)=
シレア 低クリア(! card)66+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
セザール ブロック(! card)66+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ジェンティーレ ブロック(! card)67+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

★ディーノ パンチング(! card)70+(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

【シューター】−【DF】
≧7→シュートは邪魔される事なく放たれた。
=6〜2→シュートは放たれた。だが有効ブロック分だけ威力減少。
=1、0、-1→ボールはこぼれ球になった。そして左から順に
(ブンナークがフォロー)(スカラがフォロー)(カルバリョがフォロー)
≦-2→ユベントスボールに。

【シューター】−【GK】
≧2→ブンナークキャノンがゴールに突き刺さった!
=1、0、-1、-2→ボールはこぼれ球になった。そして左から順に
(ブンナークがねじ込み)(マルコがフォロー)(スカラがランダムクリア)(カルバリョがランダムクリア)
≦-3→ボールを大きく弾いた!高確率でユベントスボールに!

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
新田のカードが7〜13でノートラップランニングボレー隼シュートに変化します。
威力+2&ディフェンスのマークがダイヤ以外で敵を振り切ります。(が、マリーシアは防げません。)
全員振り切った場合、さらにフリー補正(+1)が加わります。
ジェンティーレのマークがダイヤでフロンティエーラ(+5)が発動します。
ジェンティーレのマークがハートかスペードでハイボレーブロック(+3)が発動します。
またジェンティーレのカードがJoker、ダイヤK、ハートKではカウンターシュート(+10打ち返し)が発動します。
ディーノのマークがダイヤで鋭いパンチ(+2)が発動します。

404 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 18:29:21 ID:???
★新田 隼ボレー( スペード10 )70+( 53 )=★


405 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/22(日) 18:34:46 ID:???
引きの途中ですが、本日はここまでとします。
今更ながらノートラップランニングボレーが余りにチート性能すぎますね…(´・ω・`)
この試合後、少しだけバランス調整しようと思うのです。

406 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 18:39:16 ID:???
★ユルゲン 低クリア( ハート3 )67+( 53 )+(良ポジショニング+1)+(人数補正+1)=
シレア 低クリア( ハートJ )66+( 16 )+(人数補正+1)=
セザール ブロック( ダイヤ6 )66+( 34 )+(人数補正+1)=
ジェンティーレ ブロック( スペード5 )67+( 24 )+(人数補正+1)=★

407 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 18:42:26 ID:???
★ディーノ パンチング( ハートA )70+( 43 )=★

408 :森崎名無しさん:2010/08/22(日) 19:25:47 ID:???
これはギリで入ったかな?

409 :森崎名無しさん:2010/08/23(月) 06:23:15 ID:???
更新乙です

410 :森崎名無しさん:2010/08/23(月) 17:47:33 ID:???
ブンブンが凹むに一票

411 :森崎名無しさん:2010/08/23(月) 17:53:04 ID:???
どうかブンナークが泣きませんように

412 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:46:50 ID:???
>>409 感謝ですw
>>410-410 いやー、悲しみのブンナーク…



新田 NRB隼シュート( スペード10 )72+( 5 + 3 )=80
ユルゲン 低クリア( ハート3 )67+( 5 + 3 )+(良ポジショニング+1)+(人数補正+1)=振り切られ
シレア 低クリア( ハートJ )66+( 1 + 6 )+(人数補正+1)=振り切られ
セザール ブロック( ダイヤ6 )66+( 3 + 4 )+(人数補正+1)=74
ジェンティーレ ブロック( スペード5 )67+( 2 + 4 )+(人数補正+1)=振り切られ
【シューター】−【DF】=6〜2→シュートは放たれた。だが有効ブロック分だけ威力減少。

新田 NRB隼シュート( スペード10 )72+( 5 + 3 )+(ブロック減衰-1)=79
ディーノ パンチング( ハートA )70+( 4 + 3 )=77
【シューター】−【GK】≧2→NRB隼シュートがゴールに突き刺さった!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

放送「走る! “フィオレンティーナの隼”新田くん、ユヴェントスゴールへ猛然と走りこむ!」

新田は三杉のフライスルーに反応し、頭上を追い抜いていくボールの行く先へ向けて走る。
ボールがバウンドする位置は判っていた、何故ならば三杉のパスは練習と同じ、正確その物だからだ。

シレア「クリアーだ! 先にボールを…!」
ユルゲン「任せろ、俺の位置なら“大丈夫”だ!」

その自信を裏付けるよう、ユルゲンの位置はボールの進行方向と同ベクトルにあった。
ユルゲンがボールを迎えに走れば、常識的にユルゲンがクリアーするのは道理であるのだが…

新田「(何が“大丈夫”だって?)」

413 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:48:10 ID:???
新田はユルゲンの甘い見積りを笑うようにスピードを上げた。
ユルゲンがクリアーを狙ったにはワンバウンド後のライジング。
しかし、この新田のスピードは“ワンバウンド前”に追いついてシュートを放てる物だった。

ユルゲン「(えっ…なんだアイツのスピード? こんなのが有り得るのか?)」

一瞬だが思考停止してしまったユルゲン、これが彼のダッシュを遅らせた。
もう全力で走っても競り合いには間に合わない。

ユルゲン「しっ、しまった!! シレア、ブロックに切り替えるぞ! 奴の方が早く追いつく!」
シレア「ちょお…! 嘘だろ!?」

慌ててブレーキをかけて立ち止まるるユルゲンとシレア。
確実に先手を取られるならば、撃たせてブロックするしかないとの判断だ。
しかし、これこそが思う壺だった。

フッ…

ユルゲン「はぁっ!?」

驚いたことに、新田はストライドにブレーキをかけた。
すなわち追いつける筈だったボールに敢えて追いつかなかったのである。
驚愕するユルゲンとシレア、それを嘲笑うかのようにボールは予測通りの位置でワンバウンドした。
掛けられたトップスピンによりボールは速度を増し、ユルゲンとシレアの頭上を越える。
そしてボールが通過して間もなく、新田が二人をの脇をすり抜けて行った。

414 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:49:12 ID:???
そしていつの間にか、新田のスピードはブレーキをかける以前の物に戻っている。
切り替えして追い縋る事も出来ない二人は、この時点で完全に振り切られてしまった。

新田「ここだ!」

ボールの次の落下地点に向けて新田はグライダーのように飛翔した。
タイミングはバッチリ、競り合う相手もいない。
これが新田瞬のノートラップ・ランニングボレー・隼シュートの真価である。

ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

空気を切り裂くように、鞭のような右足がボールを捉えた。
新田の全速がボールに宿ったシュート、そのスピードは計り知れないレベルにあった。

セザール「通して堪るものかぁ!!」

必死の形相で跳び付いたセザールは、何とか足をボールに掠らせ、威力を減衰させた。
そしてもう一人のブロッカー、ジェンティーレ。
彼は読みが鋭く、離れた位置に居ても新田のタイミングを読めていた。
そう、ユルゲンとシレアが追いつく前に新田がシュートを放つ筈だったタイミングだ。
ジェンティーレは読みが鋭すぎたゆえ、最初の新田のフェイントに掛かってしまったのだ。

415 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:50:21 ID:???
ジェンティーレ「クソッ、身体が動かねぇ!? 動け、動けよ!」

意識だけがハッキリとしていた。
目はボールを追えるのに、タイミングを外され、身体が動かない。
まるで金縛りに遭ったようにこのシュートを見逃してしまうジェンティーレ…
その顔は自分への怒りに激しく歪んでいた。

GKディーノも俊敏なダイビングで精一杯ボールへと腕を伸ばすが…
新田のシュートは彼の反応を超えていた。
無情にも拳の数cm先をボールは通過し、そしてネットを揺らしたのである。
三杉のパスと新田のダッシュが生んだ、まさに技有りのゴールだった。
バティンのように、相手を真っ向から捻じ伏せる力強さはないが、切れ味の鋭い美しいゴールだった。




ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!




フィオレンティーナ  2−1  ユヴェントス

416 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:51:52 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

放送「決まった、決まってしまったぁぁ!! 後半開始直後のビューティフルゴール!!
意外と言っては失礼ですが、あの小柄な新田くんがユヴェントスの猛者達を手玉に取ったのです!
そのダッシュ力、そして強(したた)かさは、まるでフィリッポ・インザース!!」

観客「ま、マジカよぉぉぉぉ!!」「じぇ、ジェンティーレ!? なにやってんだ!!」
 「中央マークが薄いよ、何やってンのぉ!」「いや、アイツのスピードは常識的におかしい。」

フィオレンティーナのゴールによって叫び声の挙がるサン・シーロスタジアム。
彼等は優勝候補筆頭のユヴェントスが決勝トーナメント1回戦で負ける事を望んでいなかった。
伝統のカテナチオを引き継いでいる守備陣が手玉に取られるところなど見たくはなかった。
しかし現実は非常であり、イタリアのカテナチオはジャッポネーゼの二人に敗れたのである。

新田「やった、やったぞ!!」

バンビーノ「ナイスシュート!」
レントゥルス「頼りになるぅー!」
マルコ「ふふ、キミもね。」
中山「これで余裕を持ってゲームを進められるな!」

全身で喜びを示す新田と、それを称賛するチームメイト。
重苦しかった前半終了直後の雰囲気は、その名残すら見えない。
しかしこの仲間の中で、輪に入れない男が一人。

417 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:52:54 ID:???
先着で
★立ち上がれブンナーク→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→(ニッタが実力を示した…クソ、オレだってやってやらねぇと!!) 奮起
ハート、スペード→(ニッタが決めてくれたか…アイツが大きく見えるぜ…) 現状維持
クラブ→(オレは…もしかしてオレは足手まといなんじゃ…?) 迷走
JOKER→(そうか…力任せだけがFWの要素じゃないんだな。) 何かに目覚めそうだ。


※本日はこれだけです、いつも更新少なくてごめんなさい。

418 :森崎名無しさん:2010/08/23(月) 20:54:53 ID:???
★立ち上がれブンナーク→ ハート8

419 :森崎名無しさん:2010/08/24(火) 01:30:01 ID:???
少ないと思わず自分のペースで。
乙でした。

420 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 12:53:02 ID:???
>>419 感謝です。 そうですね、言っても仕方ない事でした。


>ハート→(ニッタが決めてくれたか…アイツが大きく見えるぜ…) 現状維持

ブンナーク「ニッタが決めてくれたか…」

ブンナークは安堵していた。
取り合えずチームとしては追加点を挙げる事が出来たのだ。

ブンナーク「(あんなチビがFWなんて最初は冗談かと思ったが、今じゃアイツが大きく見えるぜ…。)」

結果、ブンナークは新田の力を認め、その力を客観的に“頼りになる”と感じたのだ。
本来のブンナークでは有り得ない感情だったが、自分の力に疑いを抱いている今は別である。
その感情は嫉妬や劣等感を生み出しはしなかったが、反動で奮起するという事もなかった。
彼がその強烈な攻撃性を取り戻すには、もう少し時間を必要とするようである。

※ブンナークにはまだスランプが続きます。

421 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 12:55:45 ID:???
また、この新田のゴールは観戦するライバル達にも相応の衝撃を与えていた。
ユヴェントスの鉄壁をすり抜けてゴールを掠め取ったのだ。
まるで魔法をかけたようなゴールシーンに何も感じない彼等ではない。
その中でも特に、この選手は一段と大きな衝撃を受けたようである。


先着で
★驚いたライバルさん→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→[ローマ] ??「あの10番はなかなか使える… 10万リラってところかな。」
ハート、スペード→[レッチェ] イスラス「速さに駆け引きを組み合わせてきたか…フン、やる……」
クラブ→[ローマ] ランピオン「あいつら、カテナチオを…!(ギリギリギリ)」
JOKER→[パルマ] ??「やっぱり凄いなあ、あの10番。それに11番の急加速、急停止も

422 :森崎名無しさん:2010/08/24(火) 13:09:35 ID:???
★驚いたライバルさん→ クラブ9

423 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 16:43:44 ID:???
>クラブ→ [ローマ] ランピオン「あいつら、カテナチオを…!(ギリギリギリ)」

そう、ASローマのエース(シャレじゃない)ことランピオンである。
彼はギリギリと歯軋りし、血が出るほど強く拳を握りしめていた。

ランピオン「あいつら…ジャッポネーゼ風情が、よくもカテナチオを…!」

フランス国際以来、日本人に対して恨みに似た感情を有しているランピオン。
彼にとって、親友ジェンティーレが率いる守備陣(それはイタリアのカテナチオに最も近い)が
日本人によって手玉に取られ、ゴールを許すというこの結果は心底堪らなかった。

そうでなくとも、このフィオレンティーナはもう一人の親友ヘルナンデスを粉砕しているのだ。
イタリアにおいてはGKと守備陣、両方合わせてカテナチオなのだが、
バラバラにとは言え三杉達はこれら両者ともに崩して見せたのだ。
鉄壁、1-0(ウノゼロ)伝説を誇るイタリアの守備が凌辱されたようにランピオンは錯覚してしまう。
結果として憎悪、憤怒のような感情にランピオンが駆られたのは仕方のない事だった。
彼のチームメイトは当然この様子(オーラ)に気付いており、顔を合わせて小声で囁く。

424 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 16:44:46 ID:???
ヘルマー「(お、おいフィッツウォルタ…ランピオンの様子、ちょっとヤバいんじゃないか?)」
フィッツウォルタ「(そうだねぇ…下手な優しさが出ないのは良いけど暴走されても困るかな。)
         ランピオン、もっと落ち着いて試合を見るんだ。
         ユヴェントスが負けると決まった訳じゃない。」
ランピオン「当たり前だ! ジェンティーレが負ける筈ないだろ!」
フィッツウォルタ「(おお怖い、まるで刃物のような心の壁を感じるね。
         親友、母国への愛情ゆえなのだろうけれど…
         まあ、少し羨ましくもあるかな。でも…)
         ボクにとってはどちらが相手だって構わないんだ、そんな事よりも指示に従え。」
ランピオン「なんだと貴様!!」
フィッツウォルタ「勝ちたければ手元の解析と目の前のプレイを比較しろと言っているんだ。
         嫌だと言うならばキミは使わない、それでも勝てる公算はあるからね。」
ランピオン「クッ…!!」

あくまで冷静に言葉を紡ぐフィッツウォルタ、しかし冷静な雰囲気は別として言葉は辛辣を極めた。
そしてその言葉には嘘もハッタリも含まれない、いわゆる凄味が感じられた。
怒りに打ち震えていたランピオンだが、これに真正面から逆ギレしては
マズイという判断が出来ないほどに正気を失ってもいなかった。
暫くは唸りながらフィッツウォルタを睨んでいたが、最終的にはフンと鼻を鳴らして黙った。

425 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 16:45:52 ID:???
フィッツウォルタ「(やれやれだ、まあFWにこれくらいの獰猛さは必要悪かな。)
         ランピオン、心配しなくてもユヴェントスの勝機はまだまだ十分すぎるほどある。
         フィオレンティーナを攻めるなら後半だからね。」
ランピオン「……」

フィッツウォルタがフォローを入れるが、ランピオンは仏頂面で応えもしない。
ヤレヤレといった感じでフィッツウォルタが苦笑いを顔に浮かべると、
代わりに頭上に“?”を掲げたヘルマーがフィッツウォルタに問うてきた。

ヘルマー「なあ、それってどういう事だ? お前の打ち出したデータだと、
     フィオレンティーナは後半の守備が堅いって事しか読み取れないぜ?」
フィッツウォルタ「数字で見える物だけがデータじゃないって事さ。
         この試合でそれが目に見えるようならユヴェントスが勝つよ。
         だから今は、まだ気にしなくていい…。」
ヘルマー「相変わらずお前の言っている事は解らないな…。」

※なんだかランピオンさんが逆恨み的にお怒りです。
 今後の試合展開によってはフィオレンティーナ戦限定でランピオンに補正がつきます。

426 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 16:47:50 ID:???
一方、後半早々にゴールを決められ、再びビハインドを負ったユヴェントス側は苦しい表情だった。
前半終了後に同点ゴールを決め、押せ押せ雰囲気だったのは自分達の筈だったのに、
これほどアッサリと守備の網を潜(くぐ)られ、追加点を取られるのは想定外だったのだ。

ユルゲン「すまない…あんな振り切られ方をするとは思わなかった。」
ファケッティ「気にするな、悔しいがオレがボールを奪われたのが切っ掛けだ。
       それよりもこれからどうするかだ…どうだ、ジェンティーレ?」
ジェンティーレ「……」

そう言ってファケッティはジェンティーレに戦術案を求めた。
自身も新田にタイミングを外されて反応できなかったジェンティーレ、悔しさを隠さずに押し黙る。
だがそれも少しの時間である、ジェンティーレはすぐに守備についての案を出してきた。


先着で
★名将のスーペルノヴァ?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→現状のままで何とかなるだろう。
ハート→カルバリョを完全に下げて、カテナチオをガチガチに組むぞ。
スペード、クラブ→新田(あのチビ)にマークを付けるしかねえ。
JOKER→試合に勝ちたければオレにパスを寄越しな。

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