キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】

1 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/07/23(金) 10:00:12 ID:9RPhVgq6
この話はフィールドの貴公子 三杉淳がキャプテン森崎とは違う可能性を生きるスレです。
本スレ(キャプテン森崎)とはフランス国際Jrユースを日本が優勝し、森崎と翼がブラジルに
スカウトされた展開まで共通しています。ストーリーは読者による選択肢の投票、カードなどの
判定結果によって変化しながら進行します。

※この物語はキャプテン森崎のパラレルワールドです。
※ストーリーはキャプテン翼5 覇者の称号カンピオーネを参考に、オリジナルで展開します。
※この世界にはワールドユースという大会は存在しません、御注意ください。
※各キャラクターのイメージが変わることを望まない方の閲覧は、自己責任でお願いします。
※各キャラクターの血縁関係・人間関係・性格設定・職業等はこのスレ独自のものです。
※ストーリーの都合上、世代の違うキャラが同年代として現れる事がありますが、予め御了承下さい。
※同様に、チームメンバーや必殺技が原作、ゲーム、本スレとも異なる物になる場合があります。
※風土、名称、知識に誤りのある可能性がありますが、温かく御指摘頂きますとありがたいです。
※サッカー以外の要素は予定されておりません。

526 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/28(土) 20:23:59 ID:???
そんなクスタに対してパルマの若い監督、フィリップ・トルシアが声をかける。

トルシア「クスタ、何かアドバイスは欲しいかい?」
クスタ「いえ、問題ありません。メンバーにこれだけ粒が揃っていますからね。
    罠を仕掛けても、或いは正攻法でもやりようは幾らでもあります。」
シューマッハ「それにウチにはダニッシュダイナマイトがある…中盤だって負けはしない。」
クスタ「いずれも監督の英断あればこそ…ですね。」
トルシア「ハハ、そんなに持ち上げても何も出やしないからな?」
クスタ「分かってますよ、ラザニア一皿で十分です。」
トルシア「困った奴だな…。」
クスタ「あ、今のは冗談です…。」
トルシア「そ、そうか…。」
シューマッハ「(やれやれだぜ。)」

クスタの冗談にトルシアは本気で弱った顔を見せた。
普段マジメなクスタなだけに、周囲は冗談と本気の区別がつかないのである。
クスタの地味な悩みが炸裂し、シューマッハが呆れる…これがパルマのいつもの風景だった。

527 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/29(日) 02:18:01 ID:???
クスタ「マジメな話あのニッタには彼をつけましょう、前掛かりで…マンマークと言ってもいい。」
シューマッハ「あの新米か…実力は認めるが、連携は取れるのか?」
クスタ「判断力は甘いけれど身体能力は十分…パルマの守備ならそれでいいんですよ。
    連携なら私と貴方で取れていれば万事問題ありません。」
シューマッハ「確かにそうだが…あまりオレ好みの組織体系ではないな…。」

クスタの案に一定の理解を示しつつも、不満を否めないシューマッハ。
彼の母国は世界的にも早くから攻撃的3-5-2を主フォーメーションとしたデンマークである。
その根底には確かな戦術構築と堅実な連携が根付いており、それゆえ彼は守備連携を特別気にするのだ。

トルシア「まあ、彼らもJrユースで世界一を経験した身…キミが心配するほど問題児じゃないよ「。」
シューマッハ「……だと良いのですがね。」

528 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/29(日) 02:27:04 ID:???
クスタ「いざとなれば、顔を真っ赤にして怒鳴りつけてやればいいんですよ…得意技でしょう?」
シューマッハ「そんな物が得意技でどうする!?オレはただ…!」
トルシア「そら赤い!赤鼻だぞシューマッハ!」
シューマッハ「か、監督…!」

クスタの冗談と判らない冗談、そしてそれに悪乗りしてくる監督。
これにはシューマッハも頭を抱えるしかなかったわけだが…。

トルシア「まあそこまで心配するな、決勝の前にレッチェでシミュレーション出来るだろうし。
     なあクスタ、確かあそこは足の速い奴とヘディングの得意な奴がいたろう?」
クスタ「イスラスとカルネバーレですね…後者はやや役者不足ですがシミュレーションに問題はないでしょう。」
トルシア「そら見ろ!これでも文句あるなら決勝前に聞くぞ!」
シューマッハ「(ハァ…なんだろうな、この監督…)」

急に話をマジメに戻すので、シューマッハからしてみればタチが悪いとしか言いようがない。
ともかくパルマの主メンバーと監督の議論は驚くほどフランクであった。
それ以上に驚くのは、既に実用に足る対策を考えつき、シミュレーションまで考えている事…
更には、準決勝及び決勝で当たる相手を半ば断定しきっている事だったのだが…。
彼らの目に、この大会が、この試合がどう映っているのか?
フィオレンティーナの選手達は、その事を考える機会もないだろう。

529 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/29(日) 02:57:25 ID:???
一方…取られてはいけなかった追加点を取られてしまったユヴェントス。
特に今の失点で何が不味かったかと言えば、それは問答無用でジェンティーレだった。
本来は先にマーカーを当てがい、最後方からフォローして確実に敵を止めるのがジェンティーレの役割である。
…にも関わらず、今の場面ではジェンティーレ自身が先に飛び出してしまったのだ。
これは言ってみればリベロというポジションの放棄してしまったに等しかった。
そんなジェンティーレだが、失点という目に見える形の落ち度を実感し、流石に…


先着で
★やっちまった蝶神整→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、ダイスやカードで分岐します。

ダイヤ→「お前らちゃんと守りやがれ!」 棚上げだ!最低だこの超新星!
ハート、スペード→「スマン!もう二度とこんなミスはしない!」 なんと頭を下げた!
クラブ→謝罪+打開策提案だと!?
JOKER→葵「ジェンティーレ、何やってんだよ!!」 なんか涙目の奴がいる!


※ダラダラ更新ですみません、週末の更新は多分ここまでです。
ありがとうございますた!

530 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 03:12:58 ID:???
★やっちまった蝶神整→ ダイヤK

531 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 03:14:45 ID:???
もうだめだ…この超新星もふらの行きだぁ…乙でしたぁ…!


532 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 04:25:35 ID:???
伝説の超新星「お前達がちゃんと守らなければ、俺はこの星を破壊しつくすだけだあ」
ユベントス守備陣「ふん、化け物め好きにしろ(泣)」

533 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 05:40:55 ID:???
後半はもっと苦戦する。
そう思ってたときも僕にはありました。

534 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:22:10 ID:???
>>531 本気で言います。 超新星ェ・・・
>>532 ファケッティ「もうダメだ、お終いだぁ・・・」
>>533 私もです、奇遇ですねw


>ダイヤ→「お前らちゃんと守りやがれ!」 棚上げだ!最低だこの超新星!

そう…流石に混乱し、正常な判断を失ってしまっていた。
そして最も抑えなければならない感情、怒りが口から溢れ出る…。

ジェンティーレ「何やってんだ! お前らちゃんと守りやがれ!」
ユルゲン「なっ……!」
ディーノ「ジェ…ジェンティーレ?」
カルバリョ「(おいおい、そりゃアカンのちゃう?)」

ジェンティーレの言葉に他の選手たちは耳を疑った。
彼らはてっきりジェンティーレが自らのミスを謝罪するものと思っていたのだ。
ジェンティーレは独断で新田に当たり、突破を防ぎきれずブンナークのシュートを許した。
無論ブンナークのシュートを止められなかった事に関しては彼らの力不足であり、
誰が誰を責められるような状況ではない、守備陣全員の連帯責任と考えていたのだ。
そして負けが決まってもいない今、そんな戦犯を考える事は無意味である…とも。
だがそんな彼らの思いを無視し、ジェンティーレは更に言葉を荒げるのだった。

535 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:23:37 ID:???
==========================================
その様子を…遥か天空の更に上、液晶の膜を介した異世界にて見ていた者がいた。
この世界の調停者なのか? それはジェンティーレ達には知り得ぬ事である。

???「むぅ…い、いかんぞジェンティーレ、それ以上は取り返しがつかなくなる!
     お前は強敵となる予定のイタリアをヘタリアにするつもりか!?」

しかし画面の中のジェンティーレは次にファケッティを責め立てていた。
彼の序盤のミスを列挙し、敵を調子づかせ先取点を与える原因となった事を。
更にはカルバリョのオーバーラップが一度も成功していない事にも口を出した。
こうなってはユヴェントスのチームワークはズタズタである。
このフィオレンティーナ戦の敗北は当然の事ながら、ジェンティーレのこの禍根が
イタリアユースに与えるであろう負の影響も???の想像に難くなかった。

???「仕方あるまい…これだけは使いたくなかったが…。
     “キング・クリムゾン・エターナル・エクスペリエンス・レクイエム”!」

瞬間、画面内が静寂に包まれ、周囲を取り巻く空気がドロドロなゲルのように変化する。
気付けば画面の中の時間経過はスローモーションとなっており、???は能力の発動に満足した。

???「キング・クリムゾン・エターナル・エクスペリエンス・レクイエムの能力の中では、
     画面内の時間が消し飛び…そして全ての人間は、この時間の中で動いた即席を
     覚えていないッ!当然、このスレを見ている参加者達も同じ…
     そう、この世界の『結果』だけが残る。 ただし…」

スレ主「テメーは別だ、ジェンティーレ。 悪夢を体験してきやがれ。」
==========================================

536 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:24:46 ID:???
ジェンティーレ「なんてことだ・・・     どうしたらいいんだ・・・・」

そこには膝を抱えて蹲(うずくま)るジェンティーレの姿があった。
フィオレンティーナとの試合を終え、その屈辱的大敗が頭の中を駆け巡った。
試合中の自分の言葉がカテナチオを崩壊させ、さらに守備と中盤の連携をも壊したのだ。
あの後は新田瞬に今度は完璧に抜かれ、試合終盤にはブンナークに吹き飛ばされた。
最終スコアは5−1…ベンチに戻る時、観客からはブーイングの嵐…
ベンチ内においては自分に声をかける選手は誰一人としていなかった。
彼らの冷たい目がジェンティーレの記憶に残っている。
…こんな筈ではなかった。

部屋の中で一人、体育座りをしたままどれくらいの時間が経ったであろう?
いつの間にか時計は23時の深夜を示しており、周囲は真っ暗となっている。
ただ一つ、点けっ放しとなっていたTVが不気味に彼の顔を照らしていた。
ジェンティーレはTVへと目を向けた。
そこには彼の知る人物が映っており、どうやらインタビューを受けているようである。

ジェンティーレ「あ…リモコン」

ジェンティーレは生気ない動作でリモコンを手に取り、そして音量を上げた。
選手の声が徐々に聞こえてくる。

ロッシ「・・・・つねに クールでいること これが だいじでしたね
     気もちが みだれると 判断が にぶります
     そうするともう かんたんなシュートも とめられない
     味方に しじも だせない
     それと へたなライバル心をもつのも ひかえました
     これも 気もちを みだす げんいんに なりますからね」

ジェンティーレ「・・・・・   そうか・・・
         たしかにオレは ちょっとあつくなってたな・・・・・・よし!」

537 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:27:04 ID:???
==========================================
ここまでのあらましを確認し、一先ず満足の表情を見せるスレ主。
だがそこで能力の開放は終わらなかった、スレ主は再び精神統一に取りかかった。

スレ主「更に時をスッ飛ばす、今度は長いぞ!」
==========================================

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!


ジェンティーレ「なんて事だ…イタリアユースが…」

スタジアムの観客席でジェンティーレは涙を浮かべていた。
ワールドトーナメント、フランス国際以来の大々的な国際大会。
今、その大会におけるイタリアユースの敗退が決まったのである。

ジェンティーレ「何故、オレはあそこに居ないんだ…
         オレは一体何をやっていたんだ、何が間違っていたんだ…」

苦難と屈辱の道程を思い出すジェンティーレ。
コッパ・イタリア・プリマヴェーラの後に行われた代表合宿。
彼は当然その一員として選ばれ、合宿に参加する権利は得た。
しかし他の選手との信頼は、あの試合以降完全に崩壊していたのだ。
連携が取れずにカテナチオを組めない守備陣。
原因どこにあるのか…それは監督も、コーチも、誰もが知っている事だった。

538 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:28:15 ID:???
結局、ジェンティーレは代表の22人の中に選ばれなかった。
合宿は挽回のため与えられた機会だったが、失われた信用を取り戻せなかったのである。
今度のイタリアユースはストラットが復活し、中盤・ボランチに人員を揃え、
真っ向から力で押し切れるチーム作りがされたのだ。
だが、そのイタリアを以ってしても優勝は出来なかった。
自分があそこに立っていれば…と、リベロのポジションを遠くから見つめるジェンティーレ。
だが、そんな“たら・れば”は勝負において無価値である。
ジェンティーレは敗者として終わった…いや、敗者にすらなれなかったのかも知れない。
少なくとも、彼の心には一生をかけても払い戻せないほどの屈辱が宿っていた。
それは今後も彼のプレイへと影響する事は間違いがなかった。

========================================
スレ主「ベネ(良し)。 ジェンティーレは十分身に起こる悲劇を体験した。
     ここで時は逆方向に加速する…この世の誰もこの事象を知覚する事は出来ない。
     ただしジェンティーレにだけは、白昼夢として深層にその記憶を残す。」
==========================================

539 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:29:16 ID:???
ジェンティーレ「ハッ! ドリームか!?」

味方守備陣に対して怒りのままに八つ当たりのような暴言を放った直後の事である…
ジェンティーレは意識が一瞬途切れたような感覚に陥ったのだ。
試合中なのに長い長い夢を見ていたような…悪夢を見ていたような気がしていた。

ユルゲン「なっ……!」
ディーノ「ジェ…ジェンティーレ?」

そんな感覚は幻であるかのように、現実として味方の反応が返って来た。
当然ながら誰しもが反発を心に抱いているのがジェンティーレにも理解できた。
彼らの瞳には哀しみと怒りの色が同居しており、不信感が生まれる直前であった。

ファケッティ「おい、ジェンティーレ! 今のはお前の作戦放棄だろ!?
        それなのに味方を責めるのは筋違いだ、しかも試合中に!」

マズい雰囲気と思ったのか、キャプテンのファケッティが激しく指摘してくる。
当然だった、キャプテンとして当然の対応だった、間違っているのは自分なのだから。
…と、、、ジェンティーレは考えた。
何故だか解らないが、いつのまにか彼の怒りは霧散しており、冷静になっていた。
常にクールでいなければならない、下手なライバル心を持つべきでないと心の奥底が言っている。

540 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:30:36 ID:???
ジェンティーレ「(ファケッティの言う通りだ…何故オレはあんな暴言を吐いちまったんだ…?
          これじゃあ、この試合勝てねえ…それだけじゃない、その後も…
          ん…? その後? 負けたらこの大会は終わりだぜ? …何だ?)」

記憶が混濁するジェンティーレ、不快感が全身を覆い、吐き気まで感じる始末である。
だが彼はファケッティへ言葉を返さなければならなかった。
そう、自分が放った暴言の後始末をつける為に。


先着で
 ★謝れ、ウソップのように!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→「すんませんでした。」「……」 謝ったがこの試合DFとの連携は復活せず。
ハート、スペード→「すんませんでした」「まあ……」 一定の反省が認められた。 
クラブ→「こうあるべきだったんだ」「ほう…」 一定の反省と提案が理解を得た。
JOKER、クラブA→「いや、オレは間違ってなかった!」 ファケッティぶちギレた。

※ジェンティーレはこの試合中、不快感により能力低下ペナが発生する事になりました。

541 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 16:31:21 ID:???
★謝れ、ウソップのように!→ クラブ8

542 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 17:23:58 ID:???
いやな事件だったね

543 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 20:04:18 ID:???
>>542 ふらの行きの方はヤハリ違うのですね…


>クラブ→「こうあるべきだったんだ」「ほう…」 一定の反省と提案が理解を得た。

ジェンティーレ「こ゛め゛――ん!!!」
ファケッティ「なぬっ!?」

ファケッティの指摘に対するジェンティーレの第一声、それは全力の謝罪だった。

ジェンティーレ「意地はってごべ―――ん!!!おれが悪がったァ―――!!!!
         今更みっともねェんだけども!!!お前らちゃんと守りやがれって言ったけど!!
         アレ…!!!取り消すわけには いかねェがなァ――!!!
         ダメかなー!!!…頼むからよ お前らと一緒にいさせてくれェ!!!
         もう一度…!!!おれとカテナチオを組んでくれェ!!!!」」
セザール「(えええええええ!?)」
ユルゲン「(こんなジェンティーレ…知らねえぞ!?)」

それはプライド、意地といった余計な感情は一切含まれない、只々純粋な謝意だった。
普段のジェンティーレはプライド・意地の塊であり、目の前で謝る男とは真逆と言って良かった。
それゆえ、チームメイト達…取り分け、今しがた怒鳴られた守備陣は仰天したのである。

544 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 20:05:29 ID:???
カルバリョ「ど…どないしたんよ、ジェンティーレ? そこまで謝るって…なぁ?」
ファケッティ「あ、ああ…。 じぇ、ジェンティーレ、守備に当たったのも驚いたが、
        正直オレ達はその謝罪にも驚いてオロオロしているぞ…?」
ジェンティーレ「オレ…最低だ、ジョカトーレとしてやっちゃいけない事をした!
         カテナチオを受け継いだ最高のリベロとか言われて調子に乗ってた…
         オレが大事にしたいのは、最高のリベロとか、そんな名前じゃないんだ!
         最強のイタリアをオレ達の代で復活させ、Wカップを優勝させたかっただけなんだ。
         なのに…オレは下らない意地やプライドで相手を見下して、手玉に取られて…クソッ」
ディーノ「ジェンティーレ…」
ファケッティ「(な、何が起こっているんだ…)」

ジェンティーレの深層意識は、先ほど見た未来をおぼろげに映し出していた。
最強のイタリアを復活させるどころか、その一員にもなれない自分を。
このままの自分ではダメになり、イタリアもワールドトーナメントで敗北し、夢は失われる…と。
何故だか理解できないが、ジェンティーレはそんな未来をリアルに想像できた。
その結果、圧倒的後悔、猛省、戦力の自省の念が溢れ出て止まらなくなった。


ジェンティーレ「う…うぅぅ……」
ミハエル「フフン、まったく…みっともない男ですね。」
ジェンティーレ「す゛…す゛ま゛ね゛え゛……」

子供に戻ったようなジェンティーレに対し、最初に近付いて声をかけたのはミハエルだった。
ポケットにしまってあったハンカチを取り出し、ジェンティーレへと差し出すミハエル。
ジェンティーレの反省はどうやらミハエルには伝わったようだった。

545 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 20:08:17 ID:???
ミハエル「さあ、このハンカチーフで涙を拭きなさい。」
ジェンティーレ「………」
ミハエル「皆、勝ちたい気持ちは誰しも同じです!
      だがジェンティーレはこのチームで誰よりも勝ちたがっています!」
ファケッティ「(ミハエル!?) そ、そうだな…。」
バティン「ああ、どうやらそういう事らしいな…。」
ミハエル「なら、もう一度立ち返りますよ! スター軍団などという名は捨てましょう!」
ジェンティーレ「チャレンジャー…そう、オレはずっとチャレンジャーであるべきだった。
         勝つ為に、勝ちに執着して、敵を怖れず、見下さず、立ち向かいたい…。」
バティン「よし、お前等! 今までのオレ達は無しだ! ジェンティーレの言うようにやり直そうぜ!
      相手に胸を貸すとかじゃなく、オレ達の全力を奴等にぶつけてやろうぜ!」
ファケッティ「そ、そうだみんな!(お、おかしいな…オレがキャプテンの筈なのに…)」

どうやらジェンティーレがぶち壊しかけたチーム崩壊は回避された。
もちろん、ユルゲンやセザールなどは頭上に“?”を掲げ、腑に落ちない感じだが。
それでも守備陣との連携もなんとか今まで通りのプレイが可能なレベルは確保された。
ただ、ジェンティーレは謎の頭痛と不快感が身体を蠢いており、それはどうにもならなかった。
ブンナークの回復とは対照的に調子を落とすジェンティーレ。
絶望的に近い状況だが、ユヴェントスはチャレンジャー精神で士気を盛り上げるのだった。

546 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 20:10:41 ID:???
放送「さあ試合再開となります、ユヴェントスは連続失点、戦意を失いかねない展開ですが…
    選手達の表情は悪くありません、強気の姿勢が感じられます。」


ピィィイイイイイイイイイイイイイイイ!


キックオフの笛が鳴った。
先程とは打って変わってショートパスで繋げるユヴェントス。
強引な攻め、切り込みを多用してきたこれまでとは調子が違うようだが…。

三杉「(ユヴェントスの様子が少し変わった気がする…。
     僕達のスタンスも変えるべきだろうか?)」


A 追加点を狙うため、ガンガン当たっていくよう指示する。
B これまでと同様、エリアで守っていく。
C 追加点はいいからとにかく守り抜く、ラインを低めに設定する。
D 基本的にエリア守備だが、三杉自身は積極的に当たる。
E その他

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)



※本日の更新はここまでです、ありがとうございました。
 ゲームオーバー時に登場する予定だったスレ主が、まさかこんな所で…
 と言うわけでジェンティーレが全力キャラブレイクです。
 なんか…すみませんでした。

547 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 20:36:58 ID:o7hvFVSw


548 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 20:38:33 ID:1AWpRnzA
C

549 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 20:56:29 ID:DdFgW5Ag
C

550 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 21:56:12 ID:UwpbHCJY
C

551 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 02:47:57 ID:???
超新星爆発しろ乙でした

552 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/31(火) 18:34:12 ID:???
>>551 宇宙爆発感謝ですなのかー


>C 追加点はいいからとにかく守り抜く、ラインを低めに設定する。

三杉「(ブンナークは前半から飛ばしていて、新田は元々スタミナがある方じゃない…
     いま無理に追加点を狙い消耗しきって、いざチャンスに動け無いのはダメだ。)」

三杉は現状の戦力分析を実施し、これからどう闘っていくべきかの判断を立て直す。
その結果、FWのスタミナを考えれば無理に攻めていく場面ではないという結論が出た。
となれば基本は深く守り、敵ラインの上昇、或いは伸びきった所でのカウンターがセオリーだ。
そう決め込むと、三杉はチームメイトにそっとサインを出す。

三杉「(よし皆、無理にボールを奪いに行く必要は無い。
     深く守り、相手に攻め込む隙を与えない事を第一に考えるんだ。)」

 「「( 了解 ) 」」


553 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/31(火) 18:38:21 ID:???
三杉の指示を受け、深い位置で慎重に守りだしたフィオレンティーナ。
当然ユヴェントス側も、このフィオレンティーナの変化は察する所である。

ファケッティ「むぅ…どうやら守備を固めてきたな。 まあ当然か…。」
ミハエル「良くない流れですね…ボクが切り込んで突破口を開くでも構いませんよ。」
ファケッティ「そうだな…。」

戦況の不利を感じながら、それでも攻めなければ勝てないと判っている。
難しい判断に迫られながらも、ファケッティは起死回生を期して打開策を導き出した。


先着で
 ★ユヴェントス起死回生?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→止むを得まい、頼むぞミハエル。
スペード→いや、ここは焦っても逆効果だ。 このままチーム力で崩すぞ。
クラブ→いや、ここはオレ達が突破口を開く。 お前の出番はその後だ。
クラブA→ポツ…ポツ…… 急に雨が降り始めた。
JOKER→ビュゥゥゥゥ…… 急に風が強く吹き始めた。

554 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 18:39:33 ID:???
 ★ユヴェントス起死回生?→ クラブJ


555 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/31(火) 19:20:18 ID:???
>クラブ→いや、ここはオレ達が突破口を開く。 お前の出番はその後だ。

ファケッティ「いや、ここはオレ達が突破口を開く。 お前の出番はその後だ。」

ファケッティは、状況を打開するのに強硬策の必要なしと判断した。
敵は深く守っているのならば、こちらはボランチが頑張るべき…という判断だ。
ファケッティらが突破口を開けば、当然ミハエルやバティンのマークが厳しくなる。
そうなれば、状況打破は半ば成ったも同然であった。
ユヴェントスの目線で考えれば…である。

ファケッティ「(そうと決まれば…スカラ、フォントラン!)」

スカラ「(フォーメーション変更?)」
フォントラン「(そうか、任せろ!)」

ポンッ…!
  ダダダッ!

ファケッティはパスを出すと同時に中央に向けて走り始めた。
呼応してスカラとフォントランも動き、中盤のフォーメーションが変化していく。
フラットの3ボランチだった形が、みるみるダイヤモンドへと姿を変えた。

ファケッティ「スカラ、オレとお前ならパスワークで突っ切れる!」
スカラ「どうかね…でもやらなきゃいけないよな!」

思い切った急展開を見せるユヴェントスの中盤。
フィオレンティーナも十分な配置だが、個人レベルでは判断に戸惑いが生まれていた。
迷いがないのは選択肢が元々多くない新田くらいである。

556 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/31(火) 19:21:25 ID:???
新田「そういう事か、悪いがカットする!」
ブンナーク「(既に体力が切れかけているが…カットにいくべきか?)」
マルコ「(守備の得意なフォントランにボランチを預けたのか…カルバリョは?)」
バンビーノ「(ファケッティも思い切ったものだな!)」
レントゥルス「(わわわ、どうしたらいいかな…)」


先着4名様(順番通りじゃない判定は無効)で
 ★ブンナークの判断→! card
 ★マルコの判断→! card
 ★バンビーノの判断→! card
 ★レントゥルスの判断→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
結果は左から順に(ブンブン/マルコメ/バンビ/ヘタレ)

ダイヤ→(動かない/カットに行く/カットに行く/カットに行く)
ハート→(動かない/カットに行く/カットに行く/ボランチの位置まで下がる)
スペード→(動かない/ミハエルをマーク/カットに行く/ボランチまで下がる)
クラブ→(カットに行く/ミハエルをマーク/カルバリョをマーク/ミハエルをマーク)
JOKER(一人出せば全員に有効)→(???/カットに行く/ボランチまで下がる/ボランチまで下がる)

557 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 19:22:37 ID:???
★ブンナークの判断→ ダイヤQ

558 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 19:25:16 ID:???
★マルコの判断→ クラブ9

559 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 19:26:09 ID:???
 ★マルコの判断→ ダイヤ8


560 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 19:32:46 ID:???
 ★バンビーノの判断→ ダイヤ8

561 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 19:33:20 ID:???
★レントゥルスの判断→ クラブA

562 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/31(火) 19:33:44 ID:???
判定途中ですが、今日の更新はおそらくここまでです。
また次回も宜しくおねがい致しまsu


563 :森崎名無しさん:2010/08/31(火) 19:34:05 ID:???
乙でしたー

564 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/09/01(水) 00:19:54 ID:???
すみません、暫く休載致します。

565 :森崎名無しさん:2010/09/01(水) 12:17:52 ID:???
乙です!
復帰、楽しみにしてますからね〜!

566 :◆k6jzzkzejA :2010/09/01(水) 18:18:17 ID:???
乙です。
再開される日を、心から楽しみにしています。

567 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 22:53:28 ID:???
アンザーニ監督ぅぅぅ

568 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/09/02(木) 23:53:16 ID:udYF941o
皆さんへ

約8ヶ月、三杉スレを見て下さりありがとうございました。
そして皆さんの期待や乙を裏切ってしまった事を深くお詫び致します。

正直、いつも気持ち良く、自信を持って書かせて頂きました。
酷い文章と自分で見返して思う事は何度もありましたが、それでも自信を持って書いてこれました。
皆さんが参加して、読んで、感想を書いて下さって、支えてくれたからです。
理由を言えなくて本当にごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
他の外伝作者さん、2さん、これからも応援してます。

あと10分も残らない文章だけど、これを書いている8ヶ月は幸せでした。

569 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:54:17 ID:???
とても楽しかったです、今までお疲れ様でした

570 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:55:15 ID:???
今までお疲れ様でした。

571 :森崎名無しさん:2010/09/02(木) 23:56:23 ID:???
最後に万感の思いをこめて・・乙!

572 :TSUBASA DUNK:2010/09/02(木) 23:57:20 ID:???
お疲れ様でした。
これからも読み手として遠慮せずに参加してくださいね!

573 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/02(木) 23:59:44 ID:???
キャプテン三杉に……敬礼ッ!!!

574 :書き込みはできません。。。:停止
書き込みはできません。。。

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