キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【その果てに】小田Jr.の野望21【待つもの】
1 :
小田ジュニア
◆P6f1cIsEKQ
:2010/09/07(火) 21:06:15 ID:RNBZNyLM
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。
ここまでのあらすじ
5年生の冬。ついに始まった冬季大会準決勝の相手は夏の決勝戦で惜敗したクラブチームNIKE。
前半先取点を入れられ悪夢がよみがえるものの、次々とガッツ切れで倒れ行く選手達による総力戦で
後半ロスタイム、ついにナタリアの一撃がNIKEをくだす事に成功。ジュニアもタックル技や
クリア技を覚え着々と力を蓄えていっています。
現在
クリスマスの夜。ジュニアの下にはサンタさんと世界の終末を告げる声。長い時間を雌伏していた
虫食いがついに目覚め、タイムリミットは夜明けまでとの宣告。様々な人物の助け、同時に
多大な犠牲を払い、ようやくラスボスと思われた大蛇を倒す事に成功するのだが…本当は!?
といった第21弾です。
160 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 16:59:43 ID:???
奇跡は起こるよ何度でも→
スペード5
161 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 17:41:08 ID:rERHwcz+
奇跡は起こるよ何度でも→スペード5
スペードクラブ 奇跡は起きないから奇跡というのだ。
響き渡る笑い声。それに対してジュニア達一向は力を失う。
小「………」
どうしますか?
A.今ならまだこいつを封じれば最悪の状況は防げるかも!?白紙のカード発動!
B.まだ時期尚早。彭祖の話を聞く。
C.こうなったらこのまま戦闘を続行し、とにかく彭祖を倒す。
D.その他
先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
162 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 17:59:54 ID:???
ライフカード
・カード発動
・話を聞く
・天才的なジュニアは華麗なアドリブを思いつく
・現実は非常である
163 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 18:10:50 ID:uGETKlII
もたつくとカード判定になっちゃうよ
A
164 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 18:30:36 ID:iWCgQx8s
B
165 :
小田ジュニア
:2010/09/10(金) 18:41:03 ID:???
一時間たったのでAで。
166 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 18:43:16 ID:???
やーめーてー
167 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 18:43:33 ID:???
はなっから戦闘で勝てるわけがないのに無駄なあがきをして
タイムアップしたからカードを使いました。じゃ
もしカードで終わらせることが出来たとしても
目的も知らないまま終わるのは不完全燃焼じゃない?
なので物語的にこのタイミングでカードは考えにくいいと思う
168 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 18:44:40 ID:???
あちゃー
時間切れか・・
169 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 18:48:18 ID:???
これまで口出さなかったけれど…
こんな大危機でも未決で進めるのはやめてもうちょっと辛抱してつかあさい
時間も時間だし、いい知恵出し合って絞りたいんだ〜
170 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 18:57:30 ID:???
ムスカに三分待ってやる言われたパズーの気持ちがわかった
171 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:04:33 ID:???
説明を聞く
その間に手遅れになる可能性はなし?
172 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 19:11:09 ID:rERHwcz+
う〜ん…未決ではないんですけどね。
元々30分2票決というのは元々1票決があんまりだということで、ロムっている方の意見を参考にして
基本は30分の1票決。もし2票入れば即決というニュアンスでの2票決なんで。
事実、今回のイベントほとんど1票決で続いているし。
(実際日跨ぎで10時間以上間があってもほとんど1票しか入ってません)
故に表現上は2票決でも実際は1票決とあんまり変わらないんですよね、実際、議論も何もなかったし。
今回はほとんどAの展開書き終えちゃってますが、もしまだ議論が続いているよう
>>165
を
撤回して延長します。
結論が出そうになかったら程よいところでAでの結果を投下します。
173 :
126
:2010/09/10(金) 19:12:16 ID:???
俺は菊慈童と話し合いで解決するのが正解だと思って
>>84
や
>>92
に投票してたんだが
まあ敵が時間を稼いでるのは分かるけどもジュニアにいい役が回るのってそれ以外にないから・・
正解はどうだったんだろ?
174 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:13:41 ID:???
程よいところの明確化をおねがいします
175 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:14:39 ID:???
今はもう狡猾な彭祖になっちゃったので話し合いのセンはないと思うが
176 :
小田ジュニア
:2010/09/10(金) 19:15:35 ID:???
ではいつものように意見が出なくなって30分後で。
177 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:16:45 ID:???
何でここでそんな急ぐかな。
178 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:18:20 ID:???
>>176
どもです。
こんなのっぴきならないところへ来ちゃったからには、即切り札でいいかと思うんだな
話を聞く→時間稼がれおわり
白紙→使いどころじゃない
疑ってかかったらきりがないし、どうすんべ
179 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:20:35 ID:???
A選んだが、変身途中で攻撃するノリで話の最中にやってしまうのが最善かな〜と
180 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:31:19 ID:???
えりるとドロ爺は何してんだ
181 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:57:34 ID:???
話しを聞くってのも悪くない聞く気がするんだけどな。
182 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 19:59:31 ID:???
相手が白紙のカードの存在を知らないようなら、それで一発逆転もあるかもだが…
183 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:00:39 ID:???
相手に時間稼がれるのも嫌だけど、
こっちも秋津姫とかえりるとかが応援にこれるかもしれないから、時間を稼げるのはいいのかもしれないけど。
すくなくともドラコは回復するし、ジュニアを前衛に出しておくよりは戦えそう。
あれ?ジュニアが戦闘に出ていないと指示が出せないのはともかく、描写すらないんだっけ?
あと前のターンの紫乃攻撃って71+3(小田家魂)+クラブのQで86じゃないですか?
クラブだと−10とかありましたっけ?見直してみたんですけどみつけられませんでした。
もし鬼にあと10点与えて倒せたら話がかわってきそうなんだけど、どうでしょう?
184 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:09:14 ID:???
まあ、かわんなかったと思うなあ。というかああなっちゃった時点でアウトだと思う
185 :
小田ジュニア
:2010/09/10(金) 20:10:19 ID:???
>>183
あ、すみません…紫乃は完全に計算間違いです。
ただ10点増えてもやっぱり倒せませんが…
あと参加しない場合は後ろで応援してるなら戦闘シーンを描写します。但し、彭祖がピンポイントで
狙ってくる可能性がありますが…
ただし、彭祖がとんでもないことしでかした時に、(今回はスカリましたが)奇跡が起きる可能性は
ありません。(しでかすかどうかは不明。)
186 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:12:08 ID:???
もう少年漫画的にさ。
Dそんなことより俺の仲間になれ
なんてどうよ
187 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:15:59 ID:???
もういいからさっくり進めてほしいかな
これでスレがおわるのか、ペナルティ沢山背負って続行なのか、
なんにせよ現実的な問題を処理したいよ
ギャンブルはもう疲れた
188 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:20:19 ID:???
AB二票。
そろそろどっちかで投票していいかもなどちらもどう転ぶか不明だし
選んだ人に文句だけはご法度で。
189 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:21:00 ID:???
前衛から下がるのが大変なんだよなー。
へーベル湖の水使って憑依するなり召還するなりして春菜姫も出したいんだよね。
考える頭が足りないっていうか、状況を多分一番把握してるは春菜姫だし。
あ、紫乃に彭祖を物理的に殴ってもらって、鬼はセラヴィとどろしーに仕留めて貰うとして、
ジュニアは1ターン使って春菜姫と相談ってどうかな?
190 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:24:26 ID:uGETKlII
んじゃCに変更します
191 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:27:49 ID:RL35WIg+
バトルは下策……ヒントが欲しい
B
192 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:28:25 ID:hiySat/s
B
193 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 20:32:29 ID:???
さぁ・・どうなる
194 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 22:24:00 ID:???
>>187
まだえりるもドロッセルマイヤーも居るし
この???(紫乃に力を与えた奴か?)も居る
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1280995467/654-655
どうやっても打ち切りにはならないだろう
しかも上位連中の力で解決したらペナも無しってぬるい展開かもしれん
195 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 22:35:01 ID:???
これだけ時間コストをかけたイベントがボーナスなし(それどころかティル消滅)
で終わったら、立派なペナルティだよ
196 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 22:36:43 ID:???
成長率の高い修行がボーナスだろう
ティルは復活するフラグ満々じゃん
197 :
森崎名無しさん
:2010/09/10(金) 22:49:03 ID:???
そして、そのボーナスをうまく活用できなかったわけだ。
ティルはどうなんだろうなあ、個人的にはあんまり楽観視してない。
198 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:34:41 ID:rERHwcz+
B.まだ時期尚早。彭祖の話を聞く。
小「……それで…目的というのは…なんなんだ?」
戦闘を続行する意味をなくしたジュニアは彭祖の言葉の続きを聞くことにする。
彭祖「ふっふっふ…もう、おわりだよ。あれが『虫食い』と呼ばれる所以…考えたことがあるかい?」
小「それは本を食うから…だろ?」
衣服を食い駄目にする虫や、テストの問題で文章の一部に欠落が問題を一般的に『虫食い』と呼ぶと記憶
している。
故に、穴を開けるものの総称としてジュニアは判断していたのだが…
彭祖「御名答。私はね、穴を開けたいんだ。それもでっかい…この世界の強きものも弱きものも
一様に弱きものとして開放される手段として」
199 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:35:41 ID:rERHwcz+
小「…意味がわからん」
彭祖「なに、すぐにわかる」
ガサガサガサ……
何かが洞窟の奥の方から現れる。それは人の形に近いといえば近い…だが、全く持って異形なる
漆黒の使者だった。
彭祖「さあ、宴だ!!この狂乱なる世界に飛びたて!!!異世界の悪魔達よ!!!!」
奥から現れるのは何千何万という異形の悪魔としか言いようのない存在。
そうして…洞窟の奥からジュニアは絶望感を抱きながら意識を失う…
〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜
〜〜〜〜
〜〜〜
〜〜
〜
200 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:36:53 ID:rERHwcz+
小(…ここは…どこだ?)
暗闇に閉ざされるジュニア。
そこに灯かりが灯る。いるのはドロッセルマイヤー。本来本体以外の虫食いは主人公である
ジュニアに任せ、力として白紙のカードと世界の異物を見破る瞳、更に副次的とはいえ精神耐性(強)を
与えた人物である。
ドロッセルマイヤー「フォッフォッフォ…ギリギリだったね。秋津姫が私に本を返した意味はここに
あったようだ」
面白そうに本をパタパタさせるドロッセルマイヤー。そのたびに世界から何かが消え去っている。
小「……ドラコは?他のみんなは?」
ドロッセルマイヤー「さあね。私の仕事は物語を進めることだけだ。故に助け出すことが出来るのも
主人公である猛くんだけ。まあ、紅茶でもどうだい?」
ドロッセルマイヤーの周りだけに灯っていた光は範囲を広げる。そこには大きなテーブルと…
201 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:38:13 ID:rERHwcz+
小「…えりる!?えりるが…ドロッセルマイヤーに頼んだのか?」
えりる「………」
表情なく俯くえりる。
ドロッセルマイヤー「まぁまぁ、彼女が懇願してこなければ私も動かなかったからね。なんせ猛くんは
猛くんの世界だけを守ればいいんだろうけど、私は何万、何百万…いや、それ以上の世界を
守る必要があるからね。正直、えりるとキミに渡した白紙のカードだけでどうにかなると思ったんだけどね…」
小「………」
ドロッセルマイヤー「あ、そうだ。白紙のカードは返してもらうよ。他の世界の主人公に渡さないと
いけないんでね」
そういいながら紅茶を飲みながらドロッセルマイヤーは片手を上に向ける。
音もなく現れた白紙のカード。
202 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:39:15 ID:rERHwcz+
小「な!?それはまだ必要だ!俺にくれるんじゃなかったのか!?」
ドロッセルマイヤー「そうだね。もしその力を今回の戦いに使うならね。だけどえりるが言っていただろう。
本来このカードは滅ぼされた世界の怨嗟の力により構成されたもの。今回の戦いで使わなかった
猛くんが持っていたとしても、世界の紙片はキミを襲うだけさ」
こともなげにとんでもないことを言い放つドロッセルマイヤー。
ドロッセルマイヤー「だがまあ…今回はイレギュラー中のイレギュラーだ。虫食いの体を倒した
お陰で本の世界そのものを食い破られることはなかった。ただその力を持ったものが現れてしまった
ようだけどね」
そういいながらぱちんと指を鳴らすと、そこに現れたのは…髪を腰まで伸ばした翼のある美青年。
小「彭祖!?なんでこんなところに!」
203 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:40:21 ID:rERHwcz+
意識がないのか。まるでゴルゴタの丘で磔にされた聖人のような体勢でとどめられている。
今日がクリスマスだということを意識しての演出だとしたらどこまでも性格の悪い老人なのだろう。
ドロッセルマイヤー「本来は虫食い以外には不干渉を貫きたいところなんだけどね。彼がいると世界には
穴という穴が開かれてしまう。それでは仕事がめんどくさくなるので消させてもらうよ。
…これが世界の修復力の正体さ」
そういうとジュニアの憎しみにも似た表情に満足を覚えたのか、そのまま彭祖の存在を消す。
ドロッセルマイヤー「さてっと。キミは結局最後まで優柔不断に終わったようだね。
秋津姫が時間がないと言っていたのに。まあ彼女は彼女で今回の事は予想の範囲内。
だからこそ私に本を返した…とも取れるのだが。」
小「本を返した…だと!?」
あれだけ頑張って奪い去った本を簡単に返したという秋津姫。ジュニアはそのことに強い不信感を抱く。
204 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:41:22 ID:rERHwcz+
ドロッセルマイヤー「おっと。この件で誰かを恨むのはお門違いだよ。結果論だけど、えりると
秋津姫がいたからこそ猛くんの世界は救われたんだ。…まあ本当の意味で救われたかというと…
どこまでも疑問が残るのだがね。あの青年も哀れなものだよ。本当の目的はもっと別にあったはずなのに
いつの間にか虫食いに侵食され、結果的に同じ事を始めてしまった」
小「どういうこと…だ?」
ドロッセルマイヤー「ふふふ…それはもしかしたら誰かの口から語られるかもしれないよ。私は
あくまで管理者。本の世界の住人には不干渉さ。だから、シュガーにも手を出していないだろう?
世界の修正力はいつでもあの子を追い立てているが…中々に、あれは興味深いものだ」
先ほど世界の修正力とは自分の行動だといったはずなのに他人事のように話す老人。
205 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:42:24 ID:rERHwcz+
小「それで、世界は…どうなったんだ?ドラコは?セリリは?マリーさんは?しいねちゃんや
セラヴィさん、それにティルや春菜姫は!?」
ドロッセルマイヤー「さあね。そこまでは私の管理ないじゃない。本の主人公が飛ばされたんだから
物語は進まない。悪魔達は先ほど私が払っておいたから、運がよければまだ止まった
状態で生きているかもしれない。だけど、悪魔と一緒に本の世界から除去された可能性もあるけどね」
小「グ!それって何もわからないということじゃないか!」
自分の感情の置き所がなく、喚くしかないジュニア。しかし、それに意を介さず赤い外套の老人は
紅茶を飲みながら話を進める。
ドロッセルマイヤー「それでは…このまま帰るかね?本とえりるが手元にあるからいつかのように
存在概念を補完するということはないよ。その代わりえりるは回収させてもらうが」
206 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:44:00 ID:rERHwcz+
小「役目が終わった…って、今回のこととえりるは直接的な関係はないはずだ!」
えりるが戻ってきたのが4月、虫食いが起きたのは5月。時期は近いとはいえ、お互いの
間になんの因果関係もないと思える。
ドロッセルマイヤー「わかってないね。えりるが私に助けを求めるというのはそういうことさ。
彼女の力は時間軸のない純粋な意味での4次元での能力…つまり今回の事件においては
敵を倒す以外は無力。そして同時に知ったんだろうね。こういう結果になるということが。
その対価だと思ってくれるといい」
小「何をわけのわからないことを!」
ドロッセルマイヤー「わからなくてもいい。ただそういう結果だということさ。それがえりるが
猛くんを救う最も確実な方法と判断し、そしてそれが的中したわけだ。まあもっとも一番初めは
閉じ込めた首の消滅をさせに来ただけの可能性もあったけどね」
小「………」
こうなるともう何の反論もしようがない。えりるもそれを覚悟しての行動だったとするのならば
前回の強引な奪還とは異なりジュニアにはどうすることも出来ない。
そして、ジュニアの…恐らく最後であろう大冒険は終わる。
〜〜〜〜〜
207 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:45:02 ID:rERHwcz+
その夜明けから僅かな時間の後、ジュニアはベッドから目を覚ます。一瞬だけ何かを
忘れてしまったような感覚に陥るが、それは眠っている時の夢と同じように儚く霧散していく。
小「おはよう紫乃」
紫乃「おはよう、お兄ちゃん」
洗面台で出会った紫乃の首筋をなんとなく眺めるジュニア。別に首袖から見えるほんの僅かな何かを見よう
というえっちな目的があるわけではないのだが、確かそこに赤い痣があったような気がする。
…のだが、何もあるわけはなくどうやら気のせいだったらしい。
小(……フラウはもう起きているかな?)
208 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:46:02 ID:rERHwcz+
ルリタニアからやってきたジュニアの許婚…いや、当人同士は既に新婚気分である、数歳年上の彼女を探す。
因みに現在中学校に通っており、お手伝いと称して同じ異国の女性マルローネが営んでいる雑貨屋
『マリーのアトリエ』でアルバイトをしている。
紫乃(もう、お兄ちゃんたら…私がいるのに)
なんとなく兄の気持ちを察することが出来る紫乃は可愛らしく嫉妬するのだが、まあまだまだ時間が
あるよね、っと顔を洗い、寝癖を女の子らしく丁寧に梳いて食卓に向かう。
小「フラウ、起きてるか?」
っと聞くまでもなく彼女は既にリビングの台所で、将来義母になるであろうまだまだ若いクラリスと
朝食の用意をしている。
小「あれ?フラウ今日は早起き…って、そうか。そうだったよな。何を寝ぼけているんだろう?」
209 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:47:03 ID:rERHwcz+
一瞬だけメイド姿の茶髪の女性を思い起こすのだが、ジュニアは何を変なことを思っているのだろう?
もしかして自分にはその気があるのだろうか?などと思いながら紫乃の脇に用意された椅子に座る。
???「おっはよ!パパもママも!親父も、紫乃ちゃんも!!!」
朝からハイテンションなのはドラミ。某ネコ型ロボットの妹の名前という冗談のような名前だが、
ルリタニアという異国出身の彼女である。外国ではそう珍しくない名前なのかもしれない。
フラウと同じ碧色という特殊な髪の色だが姉妹ではない。何より性格が真反対で何かを考えること
よりもまずは動いて考えるタイプであり、サッカーにおいては2歳年上であるはずのジュニアより
上手だと世間では評判である。
因みに当たり前だが、翼やしっぽ…それに角などあるはずがない。
210 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:48:06 ID:rERHwcz+
強「ドラミは今日も元気だな。それにしてもなんで俺が親父で、猛がパパなんだ?」
朝早い鮮魚の買い付けも終わり一息ついているのがこの家の大黒柱である小田強。家族のうちで
妻であるクラリス以外は知らない秘密として、下手な現役アスリート顔負けの運動センスと
ボールを操るのに必須ともいえる空間把握能力や絶対的な平衡感覚を持っている。
ドラミ「だって、親父は親父だよって、パパが言ってるもん!」
孤児だったドラミをジュニアはルリタニアで拾い、なし崩し的に養子縁組をすることになった。
故にドラミにとっては一番最初に家族になった猛はパパであり、パパがそれを親父と言うのであれば
彼は親父なのである。
強「たーけーし!お前が俺のことをパパと言えば、何の問題もないじゃないか!!この馬鹿息子!!」
小「やだよ!くそ親父!そんな気持ちの悪い表現できるかよ!!」
この朝の親子喧嘩もほぼ毎日の出来事である。そのほとんどは父を追い抜く息子として勝利の証に
おかずを一品つまみ食いするのが伝統となっている。
そんなこんなな毎日が…小田家では続いているのだった。
〜〜〜〜
211 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:49:43 ID:rERHwcz+
〜〜〜〜
ドロッセルマイヤー「えりる。これでよかったのかい?」
普段あまり使わない優しげな言葉をかけるドロッセルマイヤー。
えりる「いいんです。私がご主人様の周りに居ついちゃったから特異点となっていろいろな
出来事が…本来ありうるはずのない出来事が起きちゃったんです。だから、これで…これで良かったんです」
元気にそう話すえりる。しかし、もし彼女に涙を流す機能があったとすればその表情はくちゃくちゃ
になっていたであろう。
ドロッセルマイヤー「………。いやまあ、そうだね。これでこの世界も『普通』にもどる。もう
何か変なことが起きることはないだろう」
そのときドロッセルマイヤーが何を考えていたのかはわからない。もしかして面白い遊び道具が
つまらなくなったなぁ…と思った程度であったかもしれないし、他にも彼らしくない感傷的な
気分に陥ったのかもしれない。
だが、それを知る物はいないだろう。なぜならばその空間に自由に出入りできる存在など
もうジュニアの世界には1人たりともいないのだから。
〜〜〜〜
212 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:50:43 ID:rERHwcz+
〜〜〜〜
ドラコ「まあ…これでよかったんだよな」
セリリ「そうですね。覚えておいてもらえないというのは悲しいですが」
ウィッチ「何を言っているの。元々私が助っ人に来るための条件でしょ?
今回の一件が終わったら元の世界に戻るって。アルルはともかく、ルルーの方が心配してるのよ」
セリリ「まあ!ルルーさんが?」
ルルーとはセリリの『お友達カード1号』という栄光ある番号の持ち主。そしてドラコとは
両者とも反目しているものの格闘仲間であり変な主人公アルル・ナジャよりよほど親しいといえる。
とはいえ、アルルが心配していないのはその気になれば自分でも連れ戻しにいけるからであるのだが。
ドラコ「わかってる。だけどもっとこうな…ばばーん!っと大きな祝い事したいじゃないか?」
213 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:51:44 ID:rERHwcz+
ウィッチ「何言ってるの。お別れ会なんてしんみりするだけよ。ささ、いくわよ。もうこの世界は
私たちがいても何も出来ないんだから」
セリリ「……そうですね。」
後ろ髪惹かれる思いで世界の壁を渡り歩く3人。その距離は本一冊ニ冊のレベルではなく、どれだけ
遠くの世界から飛ばされたのかがわかる。
ドラコ(猛、格闘の技はまだ覚えているだろう?偶には修練をするんだぞ?ドラミ…達者に暮らせ)
セリリ(最後のお土産に置いた秘薬…きっと見つけてくださいね)
最後の彼女達の願い。それが叶うかどうかは又未来のお話。
〜〜〜
214 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:52:46 ID:rERHwcz+
〜〜〜
チャチャ「あー!ピー助帰ってきたーーー!!セラヴィ先生ありがとう!!リーヤも!!!」
ピー助を探しに出かけたリーヤ。彼は異世界でしいねちゃんのようで彼の知るしいねちゃんではない存在と
共にピー助を探していた。といってもしいねちゃんの方はそんな意識はなかったのだが。
そしてある日。しいねちゃんが見つけてきた卵のような変なアイテムを色々弄っていると、いきなり
それは割れ…それからずっと悪夢を見ていたようだが、いつの間にかセラヴィに助けられ
現在に至る。
リーヤ「なあ、チャチャ。しいねちゃんは…ずっとこっちにいたんだよな?」
チャチャと呼ばれる、赤ずきんが特徴的な金髪の少女にたずねる。
215 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:53:47 ID:rERHwcz+
チャチャ「もちろんよ。変なリーヤ?」
それでもボーイフレンド兼、飼い犬が戻ってきたのがよほど嬉しいのかセントフェアリーバードの
ピー助と一緒にぎゅっと抱きしめる。
セラヴィ(もう…こちらがどれだけ苦労したかも知らないで…いや、子供達には知らない方が
いいこともありますね。でしょう、黒髪のどろしーちゃん)
澄み渡る青空を眺めながらセラヴィは本来彼が知るはずのないもう一人の愛する人物に呼びかけるのだった。
どろしー(む!!セラヴィのあの顔…きっと金髪くるくるの私を思い出し…って、
あれ?背筋がぞっとしない?まさかセラヴィの奴!私をこれだけ追い掛け回しておいて他の女に
気が変わったんじゃないでしょうね!!)
なんとなくピンク髪のどろしーちゃんから嫉妬の炎が表れたのは気のせいだろうか?
〜〜〜
216 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:54:58 ID:rERHwcz+
どろしー「しいねちゃん。大丈夫!?」
一方、献身的に介護する黒髪のどろしー。
ポピィ「あ、あのどろしーさん。代わりましょうか?」
どろしーにほのかな恋心を抱く超能力少年ポピィは焦燥するどろしーを見ていらず、そう提案する。
どろしー「ポピィ君はいいのよ。悪いのは全部私のせいだから。こんなことなら意地悪せずに
平八の異世界への間まで逃げずにつかまってあげればよかったのに」
しいねちゃんの目的は魔法使いの進級試験である師匠との鬼ごっこ。最近力をめっきりつけてきたしいねちゃん
の力を試すために異世界にまで逃げ込んだのが大間違いだったのだ。
ヒントはたくさん与えたのでその街の一番大きな山まで誘導したのは良かったのだが、そこから
半年近く居所が不明になり、一時は半狂乱となっていた。
…もっとも時間のずれという意味で、こちらの世界では僅か数日間だったようなのだが。
217 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:56:03 ID:rERHwcz+
どろしー「もう!あの世界にこっちのセラヴィが来てくれていたらあんな大蛇なんてちょちょいのチョイ
なのに!あっちのセラヴィは頼りないんだから!」
セラヴィ「どろしーちゃん、どうかしましたか?」
噂をすれば影。そこに現れるたのは件のセラヴィ。ジュニアの世界に来た彼の数倍の力を持ち、
そして十倍以上のヘンタイである。といっても子供には優しく、物腰の柔らかさから
ほとんどの人間は知らないことだが。
どろしー「きーーー!しいねちゃんが寝込んでいるのに!ニャンコハウスに入るの禁止!!」
セラヴィ「そんなぁ…折角薬草を調合してきたのに」
どろしー「それをはやく言いなさい!」
ブンと奪うと、苦い苦いお薬をしいねちゃんに飲ませるどろしー。そしてそれを見守る、
どろしーが好きな子供っぽい寂しがりやな大人と大人っぽい少し捻くれた子供だった。
〜〜〜
218 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:57:08 ID:rERHwcz+
〜〜〜
リズ「はあ。ボディーガードというのは難しいものです。ホロケウちゃん」
街道を南に突っ切り、獣人の集落へ向かうリズ。虫食いの戦いではいいところなし。気がつけば
元の世界のマレーネ・ウォルフの塔に戻っており、一からの再出発であった。
マレーネ「上位存在からの言伝じゃ。『猛の世界はみんなのお陰で守られた。ありがとう』」
だったら、直接猛からその話を聞きたいものだと思うリズ。用件が終わったら『はいさよなら』では
あまりにも寂しいではないかとも思う。
リズ「でもまあ、私が無事に帰れたということはきっと大丈夫だったということでしょう。
マスターに怒られないうちに用件を済ませてシャハーンにもどりましょうか!」
ホロケウ「わん!」
ナイトメアに支配されたウェアウルフを倒した時の遺言を伝えに集落に向かうリズ。
それからまたもや冒険が始まるのだがそれは又別の話。
〜〜〜
219 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:58:13 ID:rERHwcz+
〜〜〜
春菜姫「お母さん。私…どうしたらいいと思う?」
高天原。俗に言う天界に春菜姫と秋津姫はいた。
秋津姫「そうよな。もう春菜姫は我が一部とはいえぬ。これよりは自由じゃ。だが、
もうもとの世界に戻ったとしても顕現は出来まい。」
春菜姫「そっか。見えないままお父さんを見守ってもなぁ…」
既に正式な神となる下準備が着々と進められていた春菜姫。今回のタイミングは最悪だが
どちらにしろ近い将来ジュニアとは別れる運命にあったため、悲しくはあったが悲嘆には暮れていなかった。
そして、春菜姫の手の中にあるのは力の詰った威霊の欠片と一粒の種。ジュニアに説明する暇が
なかったのだがその2つと、春菜姫の中にあるティルの存在概念をあわせると、
肉体と精神それに魂と、存在が存在たる証の全てをそろえることが出来た。
220 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/10(金) 23:59:13 ID:rERHwcz+
春菜姫「私とティルは融合できるんだよね」
なんとなく呟く春菜姫。
秋津姫「我はどちらでも構わぬ。好きにするといい」
娘を嫁に送り出す言葉としてはあまりにそっけない言葉なのだが、それは確実に春菜姫の背中を
押し出す一言だった。つまりは後の仔細は秋津姫が負ってくれるという事。
春菜姫「お母さん…ありがとう。後、もう少しだけ…もう少しだけ待っててね」
がばっと母親の和装にしがみつき、涙を流す春菜姫。自分のもつ力とティルという存在概念、
それに秋津姫のほんの少しの援護でどれだけの時間を彼と共に生きることが出来るのかは
わからない。それでも…それでも彼女は神となる試練を受けるよりももっと大切なもののために
天空から大地へと再び降臨するのだった。
〜〜〜
221 :
小田ジュニアの野望
:2010/09/11(土) 00:00:42 ID:9rZYiNno
〜〜〜
そして、もう一度出会う奇跡。
小「……な、なんだ!?これ?蝶…じゃないよな?」
ジュニアの彼らしくもない趣味の一つである盆栽。家の窓際にいつからか置かれた名も知らない小さな樹。
彼にとっては別段楽しいものでもないのだが、なんとなくこの樹に水を与えると妙な旅愁の念に
囚われ、メランコリックな気分になるのが可笑しく、どうしてもそれをやめることが出来ない。
そしてある日、ようやく咲いた麗しい花から現れたのは小さな羽根のはえた少女だった。
???「こんにちわ猛さん。私の名は蝶春菜。名付け親は猛さんよ」
そして彼の新しい物語は始まる…
To be continued
222 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 00:04:09 ID:???
こ、これは…
223 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 00:06:09 ID:???
見てのとおりの恩情措置でござる
224 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 00:10:06 ID:???
これにて、ジュニアの旅は一旦終わります。
少しの空白期間と(要望があれば)今回のシナリオを紐解いてその後に、
続ける続けないの選択をもうけようと思います。
恐らく納得できない方が多数だと思います。ですが中の人が設けたこの世界における条件の一つ、
『確信のない先延ばしはアウト』
により今回はこのような形での終了となりました。中の人的にもどうにかこねくり回して
もう少し巧いシナリオの運び方を考えていたのですが本当に申し訳ありません。
GMがGMだからという理由で一度決めたルールを破ることがどうしても出来ませんでした…
〜〜〜
ここからは完全な蛇足。
実はあの三択でAがもっとも回答の中でマシなので、Bに票が入ったのに気付いて慌ててA決にしたのですが
完全に裏目になったようです…本当にいろんな意味ですみません。
225 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 00:11:20 ID:???
もうそういうレスはやめたほうがいい
226 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 00:12:14 ID:???
本当に蛇足だ
227 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 00:14:38 ID:???
しかし言わないわけにも行かないだろ、これは。
俺は謎解きは全部おわったあとでいいから、Jr.の物語をきちんと語り終えてほしい
そのために必要ならいいわけでも泣き言でもいえばいい
おそらく納得はできないだろうが、意見が合わないのはもうわかってる
228 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 00:17:06 ID:???
Aがマシだったってだけだしね
その判定次第だったんかな
229 :
キャプテン岩見
:2010/09/11(土) 00:26:42 ID:???
ジュニアさんお疲れ様でした。
再開を楽しみにしたいと思います
230 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 16:36:05 ID:???
ミスった意見からミスった結果になるのが消極化を招き
消極化を防ごうとGMがフォローしなかったのが
この結果につながった気もする
231 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 16:51:47 ID:???
次スレからテンプレに積極的な意見のやりとりを促すのと
出された意見の反対意見的なものも考えましょうみたいなの追加して欲しい
232 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 20:27:58 ID:???
それをテンプレに入れるのはないわw
233 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:31:45 ID:???
>>222
まさか…
>>223
恩情というよりなるべくしてなった展開です。リズや春菜姫などはともかく、
基本的に原作キャラは殺さない事は最初から決めてましたので。
(原作好きな人物が見ていたら気分悪い人も多いでしょうし。)
>>227
何度か書いてますが、もし再開するとすればもう、謎解き系のイベントはありません。
これ以上寄り道すると本気でサッカー出来なくなるので。
>>228
はい。マシなだけでその後選択がありました。
具体的な話は止めておきますが、彭祖により開いた穴をどうするべきかといった感じになります。
>>キャプテン岩見様
ありがとうございます。再開するかは未定ですが、もし再開するときにはよろしくお願いします。
>>230
裏から色々手は尽くしてたんですけどね。かなりあからさまな対首戦とか。
雷獣相手の一番最初の選択肢、よく見てもらうとわかるのですが、『止めを刺す』という選択は
あっても、助けるという選択はなかったり、マイナスイベントの首からの流れ弾に当たった時も、
クラブ以外は実質後の救済処置に繋がる分岐だったりしてますし。
自分が下手にレスをすると、そのたびに荒れる状況になったんで今回はヒントに繋がりそうなレスを
しなかったんですが、時間が無いと散々書いて、ついにタイムオーバー、そして最後のラストチャンスに
やっぱり行動しなかった…というのが総括です。
>>231
あ、それはいりませんね。
>>227
さんあてに書いてますが、もし続ける事になっても
サッカー関連のイベント以外を放り込む時間がありません。
234 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:32:51 ID:???
では今回のシナリオの簡単な説明。本当に簡単なので色々とはしょってます。
まず大きく分けて展開は2つ用意していました。
1.今回のイワナガの社に潜伏する敵を倒す。(便宜上秋津姫ルートとします)
2.南葛市内に潜む虫食いを除去する(便宜上えりるルートとします)
今回選ばれた秋津姫ルートにおいて虫食いの潜伏地は一番初期から『イワナガの社』というのは
決定してました。
ドロッセルマイヤー初登場時に(5月4週)
ドロッセルマイヤー「(前略)いいや、恐らく猛くんのいる周りのどこかにいるはずだ。(後略)」
と、初めて虫食いに関しての情報集めを行った(6月3週)に秋津姫に
秋津姫「(前略)故にお主の知らぬところに虫はおらぬ…と思って間違いなかろう」
この二つの情報から最低でも『日本内で尚且つジュニアが認識している場所』になり、その条件を
満たせるのは東京か、夏合宿のキャンプ地となります。(夏旅行の南葛市民の宿は南葛市内なので除外)
…といっても間に試合が入ったりで結構この二つのレスが離れているためよほど勘の良い方がいない限り
発見不可能と思いましたが。
235 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:34:18 ID:???
で、今回の一番のヒントが7月に偶然引き当てたしいねちゃん友好値アップイベント。ここで
>拝啓 小田猛様
どうも、しいねちゃんです。僕らは今富士の麓に来ています。そこでなんと不思議なものを見つけたり
猛くんの事を知っているという変なお姉さんにあったり、結構充実しています。ただ、場所はここで
間違いないはずなんですけど、お師匠様がまだ見つからないのでここでしばらく自分の訓練もかねて
寝泊りさせてもらってます。猛くんも富士周辺に来る事になったら是非よっていってください。
場所は……
小(……ん?なんだか既視感のある場所だな……あ!!去年のキャンプ場のすぐ近くだ!
今度機会があればいってみようかな?)
っと、ここでフラグが立ちました。
この時点で8月にはルリタニア旅行があるのでそれまでに何らかの方法で富士に行く方法を考えれば、
えりるの力で簡単に…とはいかなくても白紙のカードを一枚使うだけで虫食いをはじき出すことが
可能。
そして時は流れ、ドラコの情報によりえりるルートが完全に封鎖され秋津姫ルートで確定され、
長期イベントの最終ターン12月4週に入ります。
ここでは時間を裏のパラメータで決めており、イベント開始が3時00分
最終ターンを12月25日の日の出の時間である7時30分としていました。
236 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:35:21 ID:???
で、細かい時間の判定は上書きを繰り返したお陰で不明となってますが、基本はスムーズに行ったものの
数箇所で時間をかけてしまい、菊慈童の元にいった時点で結構時間が掛かってしまっています。
それでも菊慈童の体力は500、職業『仙人』により自動回復20%、つまり毎ターン100回復しますが
超火力(特に物理属性で必中効果を持つマリーが相性最高)で攻撃すれば自動回復はターンの一番最後に
発動するので時間内に倒すのは可能でしたが、運悪くマリーが1/4を引きリタイア。
マリーさんに話して何かアイテムを貰っていれば良かったのですがそれも叶わず、魔法に異常に強い
仙人相手に魔法を主体に挑む結果となってしまいました。
というのが大まかな流れです。
〜〜〜
で、今回の味方。
かなりの数のロムっている人が『ぽっと出のキャラをぽんぽん出すんじゃねぇ!』と思っているようですが、
本当の意味での救済は紫乃とウィッチだけです。
そして当然そのペナルティというのは存在していて、紫乃はサッカーセンスを失い、ウィッチは
このイベント終了後に、ドラコ、セリリが元の世界にかいるという展開に繋がります。
セラヴィ&どろしーはジュニアが秋津姫に『しいねちゃんとリーヤが虫食いにつかまっているかもしれない』
と報告した事による観測者による事象の確定の効果により援軍フラグがたち、
リズはそのまんま、ジュニアがマリーさんに異世界のことを話、興味をもたせたこと、そして
アイテムを貸し出したことによりフラグがたちました。
他にもおじゃ魔女もフラグがあったんですが、とことんカード運に恵まれず一度も出ませんでした。
(因みに教会の女神さまは道案内や、首相手の無条件先制攻撃など、4回ほどジュニアを助けています)
237 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:36:22 ID:???
〜〜〜
そして、今回登場させた敵。
出てくる名前ありの敵のほとんどは所謂、長命伝説のある人物で固めています。(例外もいますが)
長命である=人の世にあらざるものということなのでまつろわぬ民としての本質も掴んでますし。
彼らを山窩や木地師とすることで巻き込んでみました。
実質ラスボスの仙人である菊慈童。
彼がラスボス選ばれたのは異端の仙人だからです。まず第一に、諸説ありますが物語の
背景は中国ながら純日本製の仙人であること。
それに他の仙人が、物語の初めから仙人だったり、仙人にスカウトされたり、自ら弟子入りしたり、
苦しい修行でようやく仙人になるパターンが多いのに対し、彼は別に仙人になろうとしたのではなく
『気がついたら仙人になっていた』という存在で、俗界に対して親和性があること。
彼の本当の目的は単純に過去へと戻り周の代の天子穆王に会いたいだけで、そのためには
未来にしかタイムパラドックスが発生しない世界(曲解ながら背理法が適用される世界)
であるジュニアの世界を一度破壊する必要がありました。
ですが、長期間虫食いの力に浸食されることで意識がおかしな方向に向かい、結果的に
過去への穴を開けるはずが、異世界への穴を開けることになります。
〜〜〜
238 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:37:23 ID:???
天狗としばしば同一視される鬼一法眼。
彼は強い敵を考えた時に、マイナーな人物のうち彼が一番の変化球だと思い出しました。人それぞれ
戦う理由は色々ありますが彼の場合『純粋に強い敵と戦いたい』というのを一番に考えてます。
因みに彼もジュニア独立ルートでは剣の師匠として出てくる可能性がありました。
玉藻再封印時、カード分岐で出る可能性のあった男はこいつです。
〜〜〜〜
出てこなかったですが、常陸坊海尊
恐らく中の人が書くまでもなく有名であろう源義経の配下の1人。彼は伝説では江戸時代まで生き残り、
さも実際に義経を見てきたかのように語る人物と同一視され、長命伝説が生まれています。
もし、彼が出てきておりラスボス化することがあれば、虫食い復活の目的が『義経地獄破り』という
とんでもない事になりました。
『義経地獄破り』は実際に絵物語になっておりものすごく面白い…というより破天荒な展開となってます。
〜〜〜
画面に出る事無く紫乃に倒された滝夜叉姫
某忍たま○太郎の滝夜叉丸先輩のほぼ名前だけの元ネタ?…あの番組ほとんど見てないので知りませんが…
牛の刻参りの本家本元として一部の人たちには有名かも知れません。
妖術を使いかの平将門の娘というだけでどれだけやばいか分かる人にはわかるでしょう。
因みに、宇治の橋姫の伝説とも混同されたりされていますが、実は初期の宇治の橋姫の物語は
わけのわからない展開ながら、恨む対象は自分だったりして相違点が多かったり。
とはいえ、今ではどの宇治の橋姫伝説が本当で、何が嘘なのかわからない状況になっており、
中の人の認識が間違っている可能性も大ですが。
239 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:38:26 ID:???
他にも数名用意していましたが、そんなに敵を出しまくっても仕方がないので省略。
と、ここまで書いて聡明なロムっている方はお気づきでしょうが出てくる人物のほとんどが
今回出なかった八百比丘尼も含めて鎌倉幕府成立前後の人物ばかりです。
(菊慈童は鎌倉時代後半に成立した物語ですが)
戦国時代の著名な人物はどこまでも有名になりましたが、意外とこの辺の時代の人物も
トンデモばかりで面白いよ、と思い出してみました。
〜〜〜
そしてえりるルート。
こっちは南葛市内をえりると共にしらみつぶしに探すルート。空を飛べる人物といっしょに探そうという
展開に出来れば、ほぼランダムになる代わり、1/4ほどであっさり見つけるので比較的簡単です。
とはいえ、見つからない場合は1/2で完全に無駄足、4回連続で見つけることが出来ないと
えりるルートが確定され、ADV展開となりましたが。
ADV展開の犯人はジュニア自身。その際ジュニアが独白でミスリードさせまくる展開でした。
(因みにえりるルートの限界時間である11月4週までに解決できないと、
虫食いジュニア身対ドラコやセリリ等といったちょっとした魔王展開が発生しました)
戦闘がほぼない代わりに実入りもあまり少ないルートですが、(手に入るのは戦闘系のスキルではなく
第六感や、熟考、その他知力アップスキル)早期解決に成功すれば白紙のカードが
2枚とも自分のために使うことが出来る展開でした。
240 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 20:39:33 ID:???
と、非常に簡単ですが解説終わります。ここはどうなっているのか?もしここで
この展開を選んでいたらどうなっていたのか?などの質問は適時受け付けます。
もし何か疑問に思うことがあったらいつでもどうぞ。
後、今後雑談スレに投下するのはやめて欲しいのですがよろしいでしょうか?
連載終了しているので、いくつレスが来ても問題ない状況になっているので。
あっちで議論されても自分がレスつけられないというのもありますが、正直他のスレを占領している
気がするのでものすごく心苦しくなってしまいます。
このスレが荒れるのはまあもう毎度の事なのでへこみはしますが耐えれますが、雑談スレは
このスレを見ていない人が過半数でしょうし、正直、他のスレの人たちからしたら
占領以外のなにものでも無いと思うのです。
241 :
227
:2010/09/11(土) 20:39:37 ID:???
謎解き、ゆーのはまさに今やってるようなネタバラシのことです
まあこれはこれで興味があるのでうれしいですが
242 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 20:40:55 ID:???
「犯人はジュニア自身」
これは面白そうだw
243 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 21:02:12 ID:???
まあ、魔法メンツで勝つのは無理っぽい、とは思っていた。
だからドラコ復活に期待したが、まあ無理だったと
ともあれ、今はただ早期再開を希望するだけです。ここまで付き合い続けたサッカー派のために。
(私自身はファンタジー派であり、今回の失敗を受け入れるだけです)
244 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 21:22:59 ID:???
俺はファンタジーの難易度より
スパイクが無いと試合に出ることもできないことの方が衝撃だったな
245 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 21:58:10 ID:???
>>241
今回のイベントは完全に終了してしまっているのでジュニアが謎解きに挑む事は出来ませんです。
>>242
犯人はヤス。が元ネタだったり。
>>243
それでは他に何か今回の事が聞きたいことがあったりしたい人がいなさそうなら
続けるか終了するかの投票をしたいと思います。
>>244
それではアベベのように素足で走り回りますか?
246 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 21:59:43 ID:???
>このスレが荒れるのはまあもう毎度の事なのでへこみはしますが耐えれますが
なんともはや今さらあとの祭りだけど
もうちょっと肩の力抜いて進行してほしかった・・・としか言えない。
参加者に敷居高すぎたと思うんだよね。難解で途中脱落した人いるみたいだし。
虫食い関連が書きたいことだったかもしれんけど、純粋に読み物としてSSだったらよかったと思う。
247 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 22:00:59 ID:???
>>245
いや、スパイクが壊れるサッカーゲームって初めてだったもんで衝撃でしたw
248 :
227
:2010/09/11(土) 22:05:07 ID:???
まだ伝わらない……そんなに俺の書き方悪いのか。超反省。
つまりですね、Jr.さんによる解説のことをさしているわけです。Jr.がどう、という話ではありません。
解説にも興味はありますが、それ以上に再開の方がうれしい。それだけです。誤解させて申し訳ない
249 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 22:14:22 ID:???
知った風なことを言いますが…
ここのGMの緻密なストーリーの作りはひたすら圧巻。
でも、こういう声がきっとあると思うんです。
「鬼一法眼、常陸坊海尊なんてキャラ、キャプ森にいたっけ?」
「この苦労、サッカーの役にたつの?」
250 :
249
:2010/09/11(土) 22:24:14 ID:???
もうちょっと感じたことを言えば…
張り巡らせた謎やヒントを解いて難局を解決するのは、人によっては楽しいと思います。
でもサッカーパートでジュニアを試合で活躍できるDFに育てたい人には苦痛だったんじゃないかと。
中の人も辛かったみたいだし、息も絶え絶えというレスも沢山あったし…
続行、終了も、性急に決めず冷却期間置いてほしいな
251 :
小田ジュニア
:2010/09/11(土) 22:54:09 ID:???
>>246
いえ、別に虫食いのイベント自体は単なる枝葉末節です。
中の人が前もって設定していた箱庭ルールの中で出しうる範囲のものを出しただけだったりします。
極端な話ですが、今回のイベントはあくまでジュニアのサッカー強化のためのイベント…
…それ以上の意味はありません。
>>247
いや、その辺はまあ、そういうシステムですよ?の一言で終わっちゃうんですがw
>>248
ああ、はじめの解釈でよかったのか。お手数かけました。
>>249
鬼一法眼とかに突っ込まれても困るのですが…単なる名前という名の記号ですので
サッカーに何でウッチャンや浜ちゃんがいるんだよwっという突っ込みと同レベルの話ですよ?
他の外伝スレさんもほとんどキャプ森に出ないキャラ出てますし。
>>250
これに関しては何度も言ってますが中の人の強要ではありません。
過半…というよりほとんどの方が今回のイベント突入を決定しているので。
(もちろん当時参加していなかった人も多いと思うので、その辺は申し訳ないですが、
そういう展開となったのでお付き合いくださいとしかいえません)
252 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 23:12:26 ID:???
継続・非継続の投票の前にチャットで心行くまで話し合ったらどうです?
698さんの都合もあるでしょうから今からすぐ、ってわけには行かないでしょうが。
その方がタイムラグなく話せてより深い話し合いができると思うんですけど、どうでしょう?
253 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 23:14:05 ID:???
これがただの強化イベントならやはりさっくり再開希望です。
強化イベントで終わり、じゃあ(誤解を恐れずいえば)本末転倒じゃないですか。
勿論、モチベーションの問題があるならしょうがないですが。
254 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 23:21:12 ID:???
俺も早期再開希望
GMの更新ペースに文句は言わないというのは建前で
やっぱり更新ペース早いスレってやっぱ参加してて楽しいんですよね
その点このスレは早くて楽しかった
255 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 23:21:57 ID:???
>>249
さんのいいたいことは完全なオリキャラじゃなくて元ネタがあるキャラについて
その元ネタまで知っていない(調べない)と有利にならないってことじゃないの?
256 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 23:42:58 ID:???
ああそうだ、最後の選択でカードを使った場合、またラストバトル中に使った場合の結果が知りたい。
判定らしいけど、その判定の中身を。
257 :
森崎名無しさん
:2010/09/11(土) 23:51:08 ID:???
>>255
え、いや、そんなん当たり前じゃないの?
手間を厭うなら不利を甘受すべきってのはゲームに限った話じゃないでしょうに
258 :
小田ジュニア
:2010/09/12(日) 00:11:33 ID:???
>>252
理由は秘密ですが、チャットは多分無理です…
>>253
はい。本当ならすぐに再開でも良かったのですが、今まで、このスレを支えているのは
ファンタジー派の方のほうが多数だと思うのです。
そういう方たちのショックを無視してこのまま何事もなかったかのように展開していくのは…
流石にちょっと気が引けるのです。
>>254
ありがとうございます。中の人はせっかちなので更新スピードとテンポだけは維持することを
命題としているので実はものすごく嬉しい一言だったりしてます。
そのお陰で恐らく全スレ中最大の誤字脱字スレになっているのですが…
>>255
たとえば鬼一法眼、中の人は『呪術の心得のある剣士』として(ほんの僅かに)描写、設定していますが、
実際の彼は陰陽師。源義経に六韜を伝授したとする伝説の人物です。
故に、浄瑠璃や歌舞伎の彼を本当の能力で書き起こすとすれば、彼こそ本当の意味での
裏で全ての糸を操るボス。その風格をもつ、戦略家にして兵法家となるでしょう。
ただ今回はそこまで鬼のような設定ではなく、名前をもし知っていれば「今は剣で勝負してるけど、
搦め手として陰陽術を使ってくるかもな?」という程度の話しで済みますが。
259 :
小田ジュニア
:2010/09/12(日) 00:12:34 ID:???
>>256
実はまだ消してなかったので…ではどうぞ。
A.今ならまだこいつを封じれば最悪の状況は防げるかも!?白紙のカード発動!
小「まだだ!まだ終わらんよ!!」
ジュニアはここに来て最後の切り札を発動させる!!!
手に持ったものは白紙のカード。ドロッセルマイヤーから貰った恐らくこの世界最高のチートアイテム。
その力は本来の目的とは全く異なる使用法ですら、異世界で一度死んだ種族が異なる少女を復活再構成させ、
人間に戻す事すら簡単にできる。
つまり、本来の目的…白紙のカードとして存在する異世界の本の紙片としての力を解放されたとき…
彭祖「ばかな!!こんな!こんな事って!!!」
優越感に浸った事。そして結界が解けたのにそれを実行しなかったことが、彭祖の最後の、そして
最大の失策だった。
何か…もし例える言葉があるとすればそれは虫食いにより滅ぼされた怨嗟の力。純粋な意味では
彭祖はそれに関係ないのだが、その力を利用するものとしてその美青年は怨嗟のはけ口としての生贄…
文字通り一瞬で食われつくす。
そこには不老不死だとか、仙人だからとかは全く関係されず…何も残らなかった。
小「は、…ははは…初めから…こうしていれば…よかったのか?」
どこまでもしぶとそうだったそれが一瞬で消え去る姿を見たジュニアはそんな感想を抱く。
260 :
小田ジュニア
:2010/09/12(日) 00:13:34 ID:???
春菜姫(お父さん、お疲れ様。それじゃ最後のお仕事が残っているわ)
緊張の糸が切れ、へたり込みそうになるジュニアにジュニアの精神と一部が融合している春菜姫の言葉。
小(ああ、春菜姫か。…って、最後の仕事?)
春菜姫(ええ。この滅ぼされた地に開いた穴。それを埋めなくてはいけない。そしてそれが出来るのは
私か、イワナガヒメ…)
小(それじゃ、ここはイワナガヒメの社だし、当然イワナガヒメだな。当たり前の話だけどここで春菜姫が
埋まる理由なんて全くない)
春菜姫(……さっき使った威霊の欠片を使って?)
小(ティルは…又いつか転生してやってくるさ。その時に威霊の欠片がなくってもティルはティルだよ。
少しくらい怒られるかもしれないけど)
春菜姫(実はお父さんに黙ってたんだけど…私の中にはティルの存在概念が少しだけ残っているの。
ずっと前、私とティルが契約していてその時に、ティルに力を与える代わりに少しずつ存在を
貰っていたのよ。ほら、シュガーにちび春菜がいるでしょ?あれも同じ理屈で、交換させた存在概念
を具現化させたのがちび春菜姫。だから、私の中にはシュガーとティルの存在概念が少しだけ残っている)
小(なんでまたそんなことを?)
春菜姫(私はいつかお父さんと離れるわ。その時に独りぼっちになるのは悲しいから、
使い魔としてティルの分身とシュガーの分身を作ろうと思って…)
ジュニアにとってははじめて知る事実。
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