キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【Somewhere】黄金のジノ3【Over the Rainbow】

1 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/09/26(日) 08:55:21 ID:uScp7yhA
このスレは、『キャプテン森崎』のスピンアウト作品であり、イタリアを舞台に展開されています。
主人公は、綺麗になったヘルナンデス。
本家スレより少し後の時代を舞台にしており、キャラクターの色付けも本家スレとは異なりますので、ご注意下さい。
試合については旧ルールにて進行します。



886 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/19(金) 16:03:05 ID:RaNKKtX6
ジノ「ジョバンニー、ゲームしないか?」
部屋をノックしたが、返って来たのは沈黙であった。
母「さっき出て行ったわよ。カンパネルラの家に行くって。」
ジョバンニは、カンパネルラの家に行ったようだ。
ジノ「…せっかく帰って来たのに…。さーて、何をするかね…」

『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。
A パオロと話す
B 両親と話す
C ギターを弾く
D 多由也に電話し、会う
E 出歩く(誰かに会うかも知れません)
F 読書(ゴーゴンの目、爆弾指南書、こち〇から選択して下さい)

887 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 16:04:20 ID:lk5wnA72


888 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 16:07:06 ID:VknBFKCo
B

889 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 16:09:12 ID:3Un0T6Ps


890 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/19(金) 16:25:54 ID:RaNKKtX6
A パオロと話す

ジノ「パオロ、入るよ?」
パオロ「ああ。」
久々に訪れたパオロの部屋。ラジオや、無線などの電子機器や、ラジコンなどが並んでいる。
ジノ「(…昔から手先が器用だったからなぁ…)」
ヘルナンデス家の跡取り息子にして、何でも屋。それがパオロだ。
ジノには、見ているだけで目眩がするような配電図や、木工でも、パオロにかかれば恰好のおもちゃだ。
パオロ「ジノが部屋に来るのも、久しぶりだな。」
何かの配電をしているらしく、半田ごてを片手にパオロが微笑んだ。
机の上には、彼女との写真が飾ってある…。そこには…

先着一名様で。
★パオロの彼女 ! card ★
JOKER…ボン、キュ、ボンの美女だと?!
ダイヤ…巨乳のお姉様
ハート…幼なじみのご近所さん
スペード…ダイスラーの嫁
クラブ…大学生…だと…?!
クラブA…もしもし、警察ですか?犯罪者がいるんですが…

891 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 16:27:42 ID:???
★パオロの彼女 ダイヤ9

892 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/19(金) 16:39:42 ID:RaNKKtX6
★パオロの彼女 ダイヤ9 ★
ダイヤ…巨乳のお姉様

パオロの横で微笑んでいたのは、はちきれんばかりの豊かなバストを持つお姉様だった。
ジノ「………パオロ、この人が彼女?」
パオロ「まぁね。」
黙々と作業を続けるパオロ…。
ジノ「(うらやま…いや、けしからん!けしからん乳だ!)」
パオロのほうを向くジノ。
作業を中断したパオロが、ジノを振り返る。
パオロ「………ん?ジノ、面白いの持ってるな。」
パオロは、ジノの持つホワイトファルコンを見る。
パオロ「ホワイトファルコンか。これ、チューニングが合いにくいなど、いくつか欠点があってな。
チューニングが合うようにしてやろうか?」

どうしますか?
『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。
A ギターを渡す
B 渡さない


893 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 16:48:18 ID:3Un0T6Ps

やっぱりリア充はすごい

894 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 16:50:28 ID:2/NWMOQ2
A

895 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/19(金) 17:56:58 ID:???
A ギターを渡す

ジノ「眉唾だなぁ。パオロ、ギター弾けたっけ?」
パオロ「あんまり弾けないけど、構造ならバッチリだ。」
ジノ「………なら、渡すけど…そんな簡単に出来るものなの?」
パオロ「どういう構造か知っていれば、悩む必要が無いだろ。」
パオロは、ギターを手に取ると、ギターを玩味する。

パオロ「ギターの調律が狂うのは、固定されてないからなんだよ。
物理的に固定出来ないから、調律が狂う。あとは、摩擦だな。だから、こんな手もある。」
パオロは、鉛筆を出した。
ジノ「……………?」
パオロは、鉛筆の芯の削り粉をナットの溝とブリッジに塗っていく。
パオロ「…後は好みの問題だが…弦の糸巻きの部分と、ブリッジを交換したら、そうは狂わなくなる。
ホワイトファルコンは、見た目が凄く綺麗だから、見た目を替えたくないなら、こうして普段から調整するんだな。
あとは、ネックの扱いだが…まぁ、楽器屋に任せたほうがいいだろう。」
ジノ「おお………(…さっぱり意味がわからん…。リベリオに聞いてみよう…)」

※ホワイトファルコンが、少し弾きやすくなりました。

896 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/19(金) 18:02:46 ID:RaNKKtX6
ジノ「(…何か聞いておきたい事は…)」

『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。
A このギターについて
B 彼女について
C 近所の皆について
D 仕事について
E 自分の評判について
F ジョバンニと、カンパネルラについて

897 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 18:05:44 ID:2/NWMOQ2
F

898 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 18:12:10 ID:U5He69Iw
C

899 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 18:18:38 ID:3Un0T6Ps
C

900 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/19(金) 18:59:54 ID:???
C 近所の皆について

ジノ「そういえば、近所の皆ってどうしてる?」
ジノの問い掛けに、パオロは再び配電に目を落とした。
パオロ「お隣りのシモネッタちゃんは、夜の街に。お向かいのマッテオくんは大学。皆、それぞれさ。
………アレッサンドロくんは、ギャングになったしな………。」
ジノ「……………。」
懐かしい名前と同時に、昔には戻れないという痛みがジノを襲う。
ジノ「……アレッサンドロが……。」
昔馴染みの分、余計に知りたくなかった。
パオロ「ビアンカちゃんは、母親が亡くなって、親父さんと山奥の村に引っ越した。
アントニオくんは、レストランに勤めている。」
パオロは、ジノの表情を見ようとしなかった。
パオロ「エリザベッタちゃんは…今は…夜の客引きをしている。」
…ジノの表情が、悲痛に歪んでいたからだ。
皆、大切な仲間だった。シモネッタ、アレッサンドロとは、ミラノ幼稚園でおままごとをして遊んだ仲間だ。
ビアンカ、エリザベッタも、小学校の時によく話していた。
黄金の時間を過ごした、子供の時。
皆、好む好まざるなく変わってゆく…。戻れぬ時間の中で、皆は変わってしまったのだろう。
ジノ「(………遠くに来たんだな………。)」
感傷に浸るジノ。自分は、皆に夢を見せられているのだろうか…。
パオロ「ジュゼッペくんは、木工と機械と工学の研究をしている。…自立式の人形を作るんだと。」
ポジティブな話も、ネガティブな話も、パオロは全部言った。
ジノ「…ありがとう。」
後味の苦さを、ジノは噛み締めた。

901 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/19(金) 19:04:51 ID:RaNKKtX6
900ですし、そろそろ次のスレタイを募集します。

【】黄金のジノ4【】

少し出掛けます。
あと、無駄に重い話を書いてすみません…。


902 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 19:08:08 ID:???
【大人になるって】黄金のジノ4【悲しいことなの】
【それぞれの】黄金のジノ4【歩み】

903 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 19:30:22 ID:???
【いざ】黄金のジノ4【ヨシワラへ!】
【思い出を血に】黄金のジノ4【染めてやれ】
【さぁ次の扉を】黄金のジノ4【ノックしよう】
【ど、ど、ど】黄金のジノ4【童帝ちゃうわ!】

904 :森崎名無しさん:2010/11/19(金) 21:35:59 ID:???
ずっと続くんでなければ重たい話もいいよ〜うんうん

905 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/20(土) 02:55:29 ID:FC7IIO2M
>>904
ありがとうございます。
やはりある程度は、現実的にならざるを得ませんので…。

ジノ「…切ないな…。」

『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。
A 両親と話す
B ギターを弾く
C 多由也に電話し、会う
D 出歩く(誰かに会うかも知れません)
E 読書(ゴーゴンの目、爆弾指南書、こち〇から選択して下さい)

今日はここまでにします。

906 :森崎名無しさん:2010/11/20(土) 07:07:22 ID:kh1GDYbA


907 :森崎名無しさん:2010/11/20(土) 07:47:15 ID:ZeYpQaCM
A

908 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/20(土) 21:15:44 ID:???
A 両親と話す

ジノ「久しぶりだし、パーパとマンマと話すか。」
居間に向かったジノ。居間では、両親がテレビを見て寛いでいた。
典型的なイタリアの中流家庭。金持ちでも貧乏でもない。ごく普通の家庭である。
スラム出身のリベリオにしてみると、羨ましいほどにありふれた家庭…。それがヘルナンデス家である。
母「あら、ジノ。」
母が居間から顔を出す。
ジノ「僕も一緒にいいかい?」
居間に入り、両親とテレビを見る。番組は、コメディーである。
しばらく無言だった三人だが、父親はジノを見ると、少し寂しそうに微笑んだ。
父「…ジョバンニも、ジノと同じだな。」
ジノ「…え?」
父親は、ふう、と溜息を吐いた。
父「…留学の話が出ているらしいな。」
ジノ「!」
ジノは、父親を見た。
母「…高校から連絡が来てたのよ。あの子が言うまで知らない振りをしているけど…」
母も同じくである。
父「…ジノも、ジョバンニも、もっと近くを見ていればいいのにな。パオロみたいに、ずっと家にいてくれていいのに。」
ジノ「……………。」
子供が身近に居ない事。これを不安に思わない親はいない。
両親から早くに独立したジノ。
そして、独立しようとするジョバンニ。
イタリアの男は、大体母親にべったりだが、早くに精神的離乳を済ませたジノは、両親よりは兄弟に絆を感じている。
ジョバンニにしても、同じなのかも知れない。
母「…パオロが結婚して、孫が出来ると、また賑やかになるのかしら。」
母は、そう言うと寂しく笑った。

909 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/20(土) 21:21:17 ID:FC7IIO2M
ジノ「(さて…何を話すか…)」

『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。

A 子供時代の思い出
B ジョバンニについて
C パオロについて
D 二人の馴れ初め
E その他

※まだまだスレタイ案、募集中です。

910 :森崎名無しさん:2010/11/20(土) 21:22:39 ID:OlmBVA/s


911 :森崎名無しさん:2010/11/20(土) 21:30:27 ID:kh1GDYbA

【カルチョでTOP←】黄金のジノ4【→ハ-レムの帝王】

912 :森崎名無しさん:2010/11/20(土) 21:35:22 ID:???
【リア充は】黄金のジノ4【遥か遠く】
【趣味にカルチョに】黄金のジノ4【幼児に劇団】

913 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/20(土) 21:57:43 ID:FC7IIO2M
所用が入ってしまい、本日は短いですが、ここまでにします(´・ω・)

まだまだスレタイ案募集中です。
ここの所、更新が飛び飛びで申し訳ありません。

914 :森崎名無しさん:2010/11/20(土) 22:28:37 ID:???
乙でした
【灰色を】黄金のジノ4【塗り替えろ】

915 :森崎名無しさん:2010/11/21(日) 02:02:45 ID:???
乙でした。
ぶっちゃけると個人的には、更新は早けりゃ良いっていうものでは無いと思うですね。
過去ログを読み返した時に、心に何かしら残るお話の方が良いです。


916 :森崎名無しさん:2010/11/21(日) 03:32:38 ID:???
やったねジノちゃん家族が増えるよ乙でした。
ことごとく外すダイスラーの嫁判定、コレって当たり…なんだよ…ね?

917 :森崎名無しさん:2010/11/21(日) 09:40:16 ID:???
個人的な意見で申し訳ないが
ダイスラーの嫁>>F.トーレスの嫁

これだけはガチ。

あとザンブロッタだけは許さない、絶対に。

918 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 10:50:01 ID:???
>>915
有り難い御意見に感謝します。
『黄金のジノ』が、皆様の心の片隅に置いて頂けるよう、頑張りたいです。

>>916
乙感謝です!
外見以外は完璧超人になる方で、恋人や伴侶にすると、有り難〜い特典山盛りです…が…という所です。
カルチョ界の吉川元春となるか、ハーレムの帝王か、ロリ・コンナンデスか、童帝の天帝となるか…皆様次第です。

>>917
私見に同意します。
…個人的な好みだけですと、カランブーは許さない。絶対にだ。

B ジョバンニについて

ジノ「…ジョバンニの話だけど…もし、ジョバンニが留学したいと言い出したらどうするの?」
ジノの言葉に、両親は寂しく笑った。
母「…反対だと言いたいけど、嬉しくもあるものなのよ…。」
父「ジノが、この家を出て行った時の後ろ姿…。小さかったジノが、俺達の手を離れて巣立っていく時…
淋しい反面、こいつも大きくなったんだな、と思うと嬉しかった。
……今、ジノは俺達には想像つかない世界に生きている。これを喜ばねぇ親はいねぇさ。」
両親のストレートな言葉が、ジノの胸を打った。
ジノ「……………。」
親としての哀しみと、親としての喜び…。
稀に束縛こそが愛情と考える親もいるが、両親はそれとは無縁だった。
ジノ「(…少しは親孝行しないとな…。)」
とりあえずは、ジョバンニを止める意思は無いようだ。

919 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 10:52:30 ID:dTpu5O6I
ジノ「(そういえば、ドクターから明日、オキツ高校のビデオを貰うんだったな…)」

『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。
A ビデオを両親にも渡す
B 渡さない


920 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 10:56:31 ID:NcmCPJ+A
A

921 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 11:02:31 ID:sTfErD3k
A

922 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 11:28:55 ID:???
A ビデオを渡す

ジノ「明日、ジョバンニの留学予定先のビデオを貰うんだけど、パーパ達にもダビングしとくよ。」
ジノの言葉に、両親が感謝した。
父「すまんな。」

それからは両親とテレビを見ながら談笑し…
母はジノをひざ枕しながら
母「昔は、ジノもこの頭位だったのよ。」
と言い、懐かしそうに微笑んだ。

甘ったるいような、懐かしい時間…。
温い暖かさに包まれ、ジノは久しぶりに子供の頃の夢を見た。

それは、昔馴染みの皆が、昔のようにジノと遊ぶ、懐かしい時間の夢だった。

帰って来たジョバンニに起こされ、ジノは自分の部屋へ行き、朝まで眠った…
そして……
目をさましてからしばらくして
さっきまで遊んだ、皆との時間全てが、夢だった事を思い出し………泣いた…

※このスレでの、本編の更新は以上になります。

923 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 11:42:02 ID:dTpu5O6I
次スレは>>903

【ど、ど、ど】黄金のジノ4【童帝ちゃうわ!】

にします。
皆様、素敵なスレタイ、本当にありがとうございました!

スレ末恒例の埋めネタですが…投票にて決定します。
『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。

A ジュゼッペお兄さんと、サイバーマリオネットI
B カピトン外伝
C ブルノ外伝
D 低視聴率アニメ互助会
E みんな大好きローズマリー
F ビアンカと三股の王様
G 灰色時代
H 焼きたて!松田ベーカリー
I 小猫物語
J その他、何か読みたいものがあれば。

924 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 11:51:14 ID:Vdgwiujs
H

925 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 11:52:26 ID:DIEqjvRQ

アモロ……ではなく、
リース外伝『あなたの恋人になりたい』

926 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 12:06:16 ID:2iQnPXC6


927 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 12:13:08 ID:dei4pMBs
H

928 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 13:16:53 ID:???
H 焼きたて!松田ベーカリー

ペルージャ所属、松田啓人。
日本は渋谷のパン屋、松田ベーカリーの跡取り息子にして、絶滅種の純粋型ファンタジスタ。
松田「さーて、どんな具合かな?」
発酵させたパン種に、具を入れて焼成する。
彼の得意のパンは、クリームパン。甘さ控えめのカスタードは、彼が一番得意とするものだ。
松田「ミステルと、メフメトと、ジャッカルと、アインと、サヤカちゃんとー…」
ジャッカルの弟達は、一度山葵パンを食べて悶絶したが…基本的な味は良く、ペルージャでも好評を得ていた。
???「タカト、紅茶入ったよ。」
金髪の巻き毛の美少年…一見すると、美少女にも見えるこの少年。
名を、マライヒといった。
松田「ありがと♪そんじゃ、焼けるまでラスクでも食べよっか♪」
マライヒ「賛成〜♪」
テーブルを挟み、向かい合いながら話をする。マライヒにとって、啓人は気が合う存在である。

ペルージャは、かなり特殊なチームであり、オーナーは、とあるダイヤ産出国の王様だ。
とにかくケチであり、経費削減の為、チームのスタッフは『タマネギ部隊』と呼ばれる(とてもそうは見えないが)武官が取り仕切る。
チームのミステルの、ジャック・バルバロッサ・バンコラン…彼は、MI6から出向扱いでペルージャに来ている。
…選手も、あまり元手のかからない、フリーエージェントが中心である。
マライヒも選手であるが、恋人であるバンコランが高給を取る分、リーグ最低保障年俸の待遇だ。
…前記の通り、男同士であり、ミステルとマライヒは、所謂ソドミィだが、ペルージャの選手達は一向に気にしていなかった…。

929 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 13:50:28 ID:dTpu5O6I
チームには、他にインドから来た問題児、ラシャーヌがおり、スキャンダルには事欠かない。
チームメイトながら、濃いメンバーだと思いつつ、啓人は紅茶を啜った。

マライヒ「そういえば、バンコランが言っていたけど…冬に誰か獲得するみたいだよ。」
松田「へぇー…誰だろうね。」
さくさく、とラスクを噛みながら向かい合う。
マライヒ「確か…」

先着一名様で。
★ペルージャの獲得予定選手 ! card ★
JOKER…阿部高和
ダイヤ…ミハエル
ハート…君津愛人
スペード…ゾイ斎藤
クラブ…渚カヲル
クラブA…碇シンジ

930 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 13:57:37 ID:???
★ペルージャの獲得予定選手 クラブ2

(Jokerを)ひ か な い か ?

931 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 14:22:52 ID:dTpu5O6I
★ペルージャの獲得予定選手 クラブ2 ★
クラブ…渚カヲル

マライヒ「渚…カヲル、だったかな。日本名を名乗っているけど、国籍はハッキリしてないらしくて…パタリロが調べてる。」
松田「へー…何にしても、仲間が増えるのはいい事だよね。」
パタリロとは、ペルージャのオーナーであり、マライヒとは旧知の仲だ。
マライヒ「…第一、わざわざ僕が来なくても、パタリロが選手登録してたらいいんだ。
パタリロは妖怪じみた能力だし、パタリロがいるなら、セリエAでも行けるだろうに。」
マライヒが、顔をしかめる。主婦業に専念していたかったが、支配下選手登録されている以上、働かなければならない。
最も、こうして気の合う友達や、かわいい子供と知り合えたのは良い事だったが。
しばらくの間、ゆるゆるの時間を過ごし…
パンが焼き上がった。

松田「いい色に焼けたなぁ。早速試食しよっか。今回は、型が少し変わってんだよね〜。」
マライヒ「へー…」

先着一名様で。
★新作パン ! card ★
JOKER…こ、これは一体…?
ダイヤ…普通のクリームパン
ハート…ハート型のクリームパン
スペード…カメの頭ですか…?
クラブ…な、なんか、えっちな形なんですが?!

932 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 14:40:28 ID:???
★新作パン ダイヤ4


933 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 20:44:04 ID:dTpu5O6I
★新作パン ダイヤ4 ★
ダイヤ…クリームパン

松田「……………。あれ?」
そこにあったのは、ごく普通のクリームパンだった。
松田「おかしいなぁ…確か入れたはず…」
啓人が周りを見渡す。
マライヒ「これ?」
マライヒは、プレートの上に置かれたパンを見る。…そこには。
…立派な逸物の型をしたパンがあった…。
松田「ああ、これこれ!発酵しすぎちゃったなぁ…」
マライヒ「…一応聞くけど、これ、何?」
マライヒの言葉に啓人は、さも当然のように
松田「蛇。」
と答えた。
マライヒ「(…軽いセクハラだ…)」
焼けなくてよかった。マライヒは、心からそう思った…。
こんなものを練習場に持って行ったら、バンコランが欲情し、アインは啓人に殴りかかるだろう。
マライヒ「そっちは、焼けたら僕が食べるよ。」
啓人「そう?んじゃ、こっちのクリームパンを練習場に持って行こうか。」
着替えて、練習場に行く二人…
その姿は、仲の良い少女のようでもあった。
…その姿を見ている影は…

先着一名様で。
★影 ! card ★
JOKER…パタリロ
ダイヤ…アイン
ハート…牧野留姫
スペード…ジャッカル
クラブ…メフメト
クラブA…バンコラン

934 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 20:46:19 ID:???
★影 JOKER

935 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 20:56:28 ID:l0FKiuwc
なにィ!?

936 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 21:06:42 ID:???
     ∧_∧   ♪ダーレガ
    (´∀` )
    (つ⊂ )
    | | |
    (_(_)
           ♪コロシタ
    ∧_∧_
  ⊂⌒   ○⌒つ
     ̄丶( /
        し
     ∧_∧   ♪クク
    (´∀` )
    (つ⊂ )
    | | |
    (_(_)
           ♪ロ-ビン
    ∧_∧_
  ⊂⌒   ○⌒つ
     ̄丶( /
        し
    ∧ ∧∩
    ( ゚Д゚)ノ ア・ソーレ!
    /  ⊃
  〜( ヽノ
   ヽ∪
    ∪

937 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 21:34:35 ID:???
ショタ万歳…ハァハァ……
あとオマケに紅白装束を着てくれないかな…?
尖り耳だと尚良い…

938 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 21:55:39 ID:???
★影 JOKER ★
JOKER…パタリロ

パタリロ「どうやら、マライヒは上手く溶け込んでいるみたいだな。」
三頭身のヘチャムクレ…もとい、ペルージャのオーナーにして、マリネラの国王…
パタリロ・ド・マリネール。
彼は、双眼鏡でマライヒ達を見守っていた。
双眼鏡を近くにいたタマネギ武官に渡すと、満足そうに微笑んだ。
タマネギ1「殿下が人の心配だなんて、珍しいですね。」
パタリロ「マライヒの心配?そんなのはしてないぞ。」
パタリロはそう言うと、大きく伸びをした。
パタリロ「トトカルチョは、金になってな。クラブ運営には多少金がかかるが、僕の懐には小銭が入る。」
額は少ないが…違法である。バンコランあたりに知れたら、ただでは済まないだろう。
しかし…危険だからこそ博打というものは面白く……
タマネギ2「少佐に知れたら大変なんじゃないんですか?」
パタリロ「あいつには年にかなりの額を支払っているんだ。きっと黙ってくれるだろう。」
タマネギ3「ちなみに、トトカルチョに幾ら賭けているんですか?」
パタリロ「1ユーロ。ペルージャの試合に、毎回賭けているぞ。開幕では、10ユーロも儲けた。」
タマネギ「………………………………。」
…バンコランが黙って見過ごしている理由が、よくわかったタマネギ達であった。

939 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 22:13:59 ID:dTpu5O6I
パタリロは、タマネギ達の納得した様子に意地の悪い笑いを見せた。
パタリロ「(馬鹿め。僕の本当の狙いは、昇格の補助金だ。)」
セリエAに昇格すれば、莫大な額のお金がクラブに入る。
Aでも、またフリーエージェントの選手を上手く獲得すれば、丸儲けだ。
パタリロ「(だからこそ、僕はクラブを買収し、わざわざイタリアくんだりまで来ているんだ。)
さて、せっかくだからクラブの様子を見に行くか。」
パタリロの様子に、タマネギ達は…

先着一名様で。
★パタリロの悪企み ! card ★
JOKER…タマネギ「ああ、クラブって監査も入りますから。」
ダイヤ、ハート…タマネギ「(…悪企みしているな。少佐に報告しておこう。)」
スペード…タマネギ「(…何か企んでいるのは間違いないが…)」
クラブ…タマネギ「(…まぁ、額が額だし、心配する事でもないか。)」


940 :森崎名無しさん:2010/11/22(月) 22:15:15 ID:???
★パタリロの悪企み ハート4

941 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/22(月) 22:58:37 ID:dTpu5O6I
★パタリロの悪企み ハート4 ★
ハート…バンコランに報告された

タマネギ1「(…何かはわからないが、悪企みをしているな。)」
タマネギ2「(ああ。)」
タマネギ3「(少佐の耳に入れておこう。)」
長年のパタリロとの付き合いで、パタリロが何か企んでいる事は読めた。
マリネラ国王が犯罪に手を染めたとあっては、マリネラ王室の恥だ。
バンコラン達と連携を取り、何とか未然に防ごう…。
タマネギ達は、お互いを見て頷いた。

-----練習場-----
バンコラン「それでは練習を始める。」
長い黒髪に、アイシャドー。ジャージ姿が似合わない事この上ない。
周りも、似たようなものであり…アインは、犯罪的にジャージが似合わない。サヤカが見て爆笑するレベルだ。
案外似合うのは、ラシャーヌ。口を開けずに喋るという不気味な特技の持ち主だ。

FWのマライヒ、OMFの啓人、DMFのジャッカル、DFのメフメト、GKのアイン。
それがペルージャの主力ラインである。
…ラシャーヌ?立派なチーム内ニートとして、無駄飯を喰っておられます。
やる気のカケラもなく、あっさりと啓人にポジションを明け渡し、のんびりとイタリアの生活を満喫。
バンコランは、移籍リストのトップにラシャーヌの名を書いているが、どこも欲しがらず現在に至っている。
ラシャーヌの為に言っておくと、才能はあるが、それを活かす術を間違える…。そんな選手である。
開幕戦の前半に出場したが、やる気のカケラさえないプレイを見せ、干されたのであった………。

※本日は、ここまでにします。

942 :森崎名無しさん:2010/11/23(火) 01:17:29 ID:???
乙でした。
……常識が通用しなさそうなチームですな。

943 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/23(火) 05:07:08 ID:7YOIytFg
>>942
乙感謝です。
能力的には、常識の範疇の選手ですよ。…オーナーとラシャーヌが出張るならわかりませんが…。

松田「さー、練習、練習。シュート練習だ。」
啓人は、GKを見た。ゴールを守るのは、守護神のアインのはず…。

−−−是羽高校−−−

???「…あれ?そういやロッキーは?」

先着一名様で。
★GKは… ! card ★
JOKER、クラブA…だ、誰?!
ダイヤ〜スペード…アイン
クラブ…あ、アインが二人…?!


944 :森崎名無しさん:2010/11/23(火) 06:44:53 ID:???
★GKは… ダイヤ8

945 :森崎名無しさん:2010/11/23(火) 10:20:29 ID:???
やるじゃない

946 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/23(火) 14:53:09 ID:???
★GKは ダイヤ8 ★
ダイヤ…アイン

−−−是羽高校−−−

???「あうっ!ロッキーくんなら、サッカー部に入部したのだ!」
???「サッカー?あいつバイトで大変だろうに、よくそんな暇が…」
釣り目の、目付きの悪い大男がひとりごちる。
???「さぁ?なんでも、神と崇める人がサッカー始めたらしいわ。」
???「ふーん。何にせよ、ご苦労なこった。」

−−−ペルージャ−−−

アイン「うっ…!」
アインは、キャッチに行こうとするも、ボールを派手に逸らした。
アイン「やるじゃない!」
啓人を振り返るアインだが…
松田「…キャッチは、本当に下手だよね。」
マライヒ「パンチングなら、Aの選手クラスなのに。」
返って来たのは、辛辣な評価だった。
アイン「でもよぉ、どうやりゃいいんだい?俺はゲンコツは叩き付けるもんだと思って生きて来たんだぜ?」
ああだ、こうだ、と議論が始まる。

…議論の中、カサカサとゴキブリが這いずりまわる音がした…。


947 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/23(火) 20:09:41 ID:???
パタリロ「諸君、おはよう。」
マライヒ「腕だけで抑えようとしてないか?」
パタリロ「……諸君、おはよう。」
松田「胸キャッチの練習とか…」
パタリロ「…………諸君…………」
アイン「難しいな…」
パタリロは拡声器を持ち、叫んだ。
パタリロ「諸君!!」
マライヒ「何だよ、パタリロ!」
耳を押さえたマライヒが、苦情の声を上げる。
パタリロ「気付いてるなら、返事位せんかい〜!」
得意の、妖怪のような格好で叫ぶパタリロ…。
マライヒ、松田「きゃーーっ!」
次の瞬間………アインの拳がパタリロの顔面を捕らえた。
アイン「な、何だ、この妖怪は!」
派手に吹き飛ばされ、地面を転がるパタリロ…。さすがにやり過ぎたか、とアインがパタリロを見るが…
パタリロ「というわけで、視察に来た。しっかりやっているか?バンコラン。」
ノーダメージのように立ち上がるパタリロ。
アイン「………………」
アインは、近くにいたジャッカルの弟に手招きした。
ジャッカル弟「どうした?」

…………彼の身に起きた不幸は、割愛する…………。

アイン「やっぱり俺は強いじゃないか。」
マライヒ「パタリロが異常なだけだから、気にしなくていいよ。…例えば…」
マライヒは、パタリロの後頭部に目掛けてナイフを投げる。
すこん、といい音と共にナイフが刺さるが、パタリロは倒れもしない。
マライヒ「ほら、効いてないだろ?」
アイン、松田「おー。」
パタリロ「痛いわーっ!」
5本位刺さった所で、パタリロは、ようやく苦情の叫びを上げたのであった…。

948 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/23(火) 20:18:57 ID:7YOIytFg
小競り合いを始めた、マライヒとパタリロ。バンコランにしてみると、日常茶飯事である。
猫掴みにパタリロを持ち上げると、小競り合いを中断させる。
バンコラン「…お前は、視察に来たのか?邪魔しに来たのか?どっちだ?」
パタリロ「勿論視察だ。」
バンコラン「なら、視察していろ。マライヒ、松田、アイン。練習に戻れ。」
ぽい、とパタリロを投げ捨てるバンコラン。
パタリロ「バンコラン。」
バンコラン「何だ?」

先着一名様で。
★美しさは罪 ! card ★
JOKER…パタリロ「僕も今日から選手だ。」
ダイヤ…パタリロ「Bの強敵は、どこだ?」
ハート…パタリロ「最近、マライヒと上手くいっているか?」
スペード…パタリロ「戦力は十分か?」
クラブ…パタリロ「あの少年に手を出さないのか?」

949 :森崎名無しさん:2010/11/23(火) 20:25:14 ID:???
★美しさは罪 クラブ3

950 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/23(火) 20:43:15 ID:7YOIytFg
★美しさは罪 クラブ3 ★
クラブ…パタリロ「あの少年には、手を出さんのか?」

パタリロ「あの日本人の少年には、手を出さんのか?」
パタリロの言葉に、バンコランは露骨に顔をしかめた。…イタリアに来て、禁欲期間が長いのだ。
バンコラン「…………貴様なら、貴様の母の友人に手を出せるか?」
パタリロ「うっ………」
失言を悟ったパタリロ。
パタリロ「…マライヒと、上手くいってないのか?」
バンコラン「順調だ。」
パタリロ「なら、何故落ち込む?」
バンコランは、無駄に勘の良い悪友を睨む。
バンコラン「松田は、マライヒと仲が良い。更には未来を誓った彼女がいる。」
パタリロ「ほうほう。」
バンコラン「…童帝なら食べ甲斐もあったが…」
バンコランは、そう言うと溜息をついた。
パタリロ「女のお手付きがダメか。よその選手なら良くないか?」
バンコラン「………………………」

先着一名様で。
★微笑みさえも罪 ! card ★
JOKER…バンコラン「…お前のトトカルチョの件、見逃そう。代わりに他言無用だ。」
ダイヤ…バンコラン「(…一考の余地があるな…)」
ハート…バンコラン「(…バレなければ、アリか…?)」
スペード…バンコラン「(…各チームの童帝リストを洗わせるか。)」
クラブ…バンコラン「(モデナに、ヘルナンデスという磨けば光る逸材がいたな…)」

951 :森崎名無しさん:2010/11/23(火) 20:44:53 ID:???
★微笑みさえも罪 ! card ★

952 :森崎名無しさん:2010/11/23(火) 20:45:27 ID:???
★微笑みさえも罪 ハート10

953 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/23(火) 21:11:12 ID:7YOIytFg
少し早いですが、本日はここまでにします。

954 :森崎名無しさん:2010/11/23(火) 22:01:55 ID:???
乙でした。
パタリロは30巻くらいまで読んだ後は、どうなってるか知らないですけど、
確か……浮気がバレた時のマライヒは、とても怖いという記憶があるです。

955 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/24(水) 09:09:30 ID:???
>>954
乙感謝です。
パタリロは、愛蔵盤をコレクションしていまして…TVファンブックを持つ位パタリロ好きです( ̄▽ ̄;)
浮気がバレた時のマライヒは、それはそれは怖いものがありますw

★微笑みさえも罪 ハート10 ★
ハート…バレなきゃ、アリか…?

バンコラン「ふむ。しかし、余所様の選手に手を出すのは、道義的に問題があるだろう(バレなきゃ、アリか…?)。」
パタリロ「イタリアは、メディアが厳しいからなぁ。」
…イタリアのメディアの厳しさは、世界一である。ただでさえチームにはラシャーヌがおり、スキャンダルに事欠かない。
パタリロ「お前がそう言うなら大丈夫だろう。お稚児として、何人か当てがおうと思ったが、マライヒに殺されるな。やめとこう。」
バンコラン「(なにィ!)」
パタリロは、そう言うと再び視察に戻った。後に残されたバンコランは、大地に手をつき、己の言葉を後悔するのであった………。

パタリロ「経費削減に、マリネラの選手を使いたいが…イタリアの選手がいないと、サポーターが許さないだろうな。」
タマネギ1「そりゃそうでしょ。ペルージャは、ただでさえ別の国の選手が多いんだし。」
パタリロ「僕も出たいが、さすがに王の仕事や学会が多忙だしな。」
タマネギ2「賢明です。」
タマネギ3「陛下が出ると、サポーターが暴動起こしますよ。」
パタリロ「…………。給料を減らされたいらしいな。」
タマネギ達「陛下がいれば、ペルージャの優勝間違いなしです。」

956 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/24(水) 09:15:46 ID:nW8JPn8Q
松田「(さぁ、何をしよう。)」

先着一名様で。
★啓人の練習 ! card ★
JOKER…松田「実戦形式の練習にしよっと。」
ダイヤ…松田「マライヒとのコンビプレイをするか。」
ハート…松田「ジャッカルと1対1やろっと。」
スペード…松田「メフメトに守備やってもらおう。」
クラブ…松田「アインを鍛えようかな。」
クラブA…松田「ラシャーヌとコンビプレイの練習をしよっかな。」

957 :森崎名無しさん:2010/11/24(水) 09:19:24 ID:???
★啓人の練習 クラブ8

958 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 16:41:28 ID:RdI6SA6g
★啓人の練習 クラブ8 ★
クラブ…アインを鍛える

松田「アインを鍛えよっと。パンチングは強いけど、そんだけじゃやっていけないからね。」
啓人は、ボールを持ってアインに近付いた。
アイン「キャッチの練習か…」
松田「うん。軽くいくからね?」

先着ニ名様で。
★松田 シュート 56 + ! card (手加減-10)★
★アイン キャッチ 48 + ! card ★
※松田のカードの値がAで、『ファンタジスタ+15』が
ダイヤ、ハートで『???+7』が加算されます。
※アインのカードが、ダイヤで『友情+4』ハートで『愛の力+3』が加算されます。


959 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 16:45:28 ID:???
★松田 シュート 56 + スペード7 (手加減-10)★

960 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 16:47:27 ID:RdI6SA6g
あう…結果の書き忘れ…

≧5…アイン「し…死ぬじゃない…」松田「ちょっとー…頑張ってよ!」
2以上…松田「反応は良くなったけど…」
0以上…松田「もう少しだね!」
-1以下…アイン「どうだ!」松田「凄い!」

961 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 16:50:42 ID:???
★アイン キャッチ 48 + ダイヤA

962 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 16:56:43 ID:???
引きが逆じゃなかっただけマシか
そっちの方が面白かったけどw

963 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 17:15:38 ID:???
★松田 シュート 56 + スペード7 (手加減-10)=53★
★アイン キャッチ 48 ダイヤA (友情+4)=53★
0…松田「もう少しだね!」

啓人のシュートは、手加減したものだった。ハーフスピードの、ゆっくりしたシュート。しかし、アインには難しいシュートだ。
アイン「と、止めねぇと!」
ぎこちなく走るアイン…
マライヒ「アイン!そこから飛ぶんだ!」
メフメト「そして、腕を胸の前に置くんでぇ!」
マライヒ達が、練習を中断してアインに叫ぶ。
アイン「こ、こうか!」
ボールこそキャッチしそこなったが、アインは初めてダイビングの胸キャッチのトライに成功した。
サヤカ「パパ、すごーい!」
サヤカがアインを祝福する。
アイン「へへ…」
満足そうに笑うアイン。
松田「もう少しだね!」
啓人は、笑顔でアインを起こす。
松田「んじゃ、もっと練習して完璧にしよっか。日暮れまで付き合うよ?」
アイン「…え?」
極上の笑顔での死刑宣告…。マライヒ達も協力し…アインは、生まれて来てごめんなさいという位にシゴかれた…。
足腰立たないアインに代わり、啓人はマライヒと一緒にサヤカをシャワーさせる。
メフメト、ラシャーヌが覗こうとして、バンコランに射殺されそうになったのは、また別の話だ。
シャワーを浴びながら、啓人は
松田「次こそは、ワクワク出来るのかな…」
と、ひとりごちた。

※『焼きたて!松田ベーカリー』終了。

964 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 17:22:53 ID:RdI6SA6g
留姫「…出番…」
李「…出場確約されているから、いいじゃないか…僕なんか…」
テリアモン「もーまんたいw」

『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。

A ジュゼッペお兄さんと、サイバーマリオネットI
B カピトン外伝
C ブルノ外伝
D 低視聴率アニメ互助会
E みんな大好きローズマリー
F ビアンカと三股の王様
G 灰色時代
H リース外伝
I 小猫物語
J アンコーナ外伝
K 犬と猿
L ミサト外伝
M その他

965 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 17:25:08 ID:lXH8AdQ+


966 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 17:30:22 ID:bYFHmOGo
F

967 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 17:31:47 ID:7cFJ+Ijo
C

968 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 17:40:34 ID:kREsbZhw
F

969 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 18:12:35 ID:???
F ビアンカと三股の王様

イタリアはミラノから、山奥の村に隠棲したビアンカ。
美しい金髪が、彼女の持つ美貌に映える。
ビアンカ「ジノが、プロのジョカトーレかぁ。」
たまに一日中ぼんやりする時もある位、山奥の村は、のんびりと時間が過ぎる。
ビアンカ「ミラノが懐かしいわねぇ…皆、元気にしてるのかしら。」
ビアンカは、そう言うと背伸びをした。
ビアンカは、現在…とある王国の王様と関係している。幼稚園に行く位に知り合った、幼なじみが王様だったのだ。
間の悪い男で、どこかに捕まってしまい、奴隷として生きていたそうだ。
その王様は…豪商の二人娘を、まるっと娶った。強力な外戚が出来、王室は安泰である。
王様らしいハーレムを思いがちだが…王様は王様で悩みがあった。

デボラ「こんなセンスの無い服を、私が着れるわけないでしょ!」
フローラ「あらあら、お姉様。新しい物をリュカが買ってくれますわよ。」
リュカ「…………。」

このような環境では、リュカでなくとも外に安らぎを求めたくなるのも、無理は無い。
ビアンカ「(…本ッ当に、運が悪い奴。)」
偶然の再会から、ズルズルと関係を引きずっている状態である。
王国の重鎮である、サンチョからは
サンチョ「ビアンカ様と、もう少し早く再会出来ていたら…!」
と、血の涙を流された。
本日も本日で、サンチョ、衛兵のピピンを連れての来訪予定である。

970 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 18:16:35 ID:RdI6SA6g
先着一名様で。
★来訪者 ! card ★
JOKER…幼なじみの皆
ダイヤ、ハート…リュカ
スペード…デボラ
クラブ…フローラ
クラブA…フローラ、デボラ、リュカだった物

971 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 18:18:05 ID:???
★来訪者 クラブJ

972 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 18:19:47 ID:???
か〇う姉妹w

973 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 18:47:16 ID:???
★来訪者 クラブJ ★
クラブ…フローラ

外にいる、ペットのゲレゲレが唸る…。ゲレゲレは、外見こそ巨大で凄まじく怖いが、優しい猫である。
ビアンカ「ゲレゲレ、何してるの…?」
ビアンカが外に出ようと、ドアに手をかけた瞬間…勢いよくドアが開いた。
ビアンカ「きゃ…!」
???「あら、失礼。あまりに質素なドアでして、力加減を間違えてしまいましたわ。」
その声に、ビアンカが露骨に顔をしかめた。
ビアンカ「あーら、誰かと思えば、成金のフローラさんじゃない。」
敵意100%の物言い。フローラから返って来たのもまた…
フローラ「ごきげんよう、貧乏人のビアンカさん。」
…修道院で修業した、という話は、絶対嘘だ。ビアンカは、確信を持ってそう言える。
フローラ「あら、こちらリリアンの晩御飯かしら。わざわざすみませんね。」
テーブルの上の、ビアンカの力作の数々を、犬が食い散らかす…。
ビアンカ「……………」
ビアンカは、無言で犬の首を掴むと、外のゲレゲレの前に連れて行った。
ビアンカ「好きにしていいわよ。」
との指示を出して…。
…リリアンは、ゲレゲレにおののき、ゲレゲレは、ビアンカにおののいていた…。
結果的に何事も無かったが、二匹は少しわかりあえたのだった…。

※フローラ好きの皆様、ごめんなさい。

974 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 19:07:47 ID:RdI6SA6g
フローラ「狭い部屋ねぇ。リュカに頼んで、改築したらいいですのに。」
フローラは、そう言うと窓のさんを、指先で擦る。埃はなく、フローラは鼻白むように一息ついた。
ビアンカ「(…頼むから、今来るんじゃないわよ、リュカ!)」
何とかこいつに、丁重にお引き取り願い、リュカとの時間を過ごしたい。それがビアンカの願いだ。
ビアンカ「皇后様ともあろう人が、こんな所に何のご用かしら?
ラインハットの皇后様みたいに、暗殺でもされてみたいとか?」
フローラ「いやですわ、ビアンカさん。賎しい泥棒の巣になんか来たいわけないですわ。
賎人の生活を、観察しに来ただけですわよ。」
笑顔で、毒舌の応酬…。気の弱い者なら、この場からすぐに逃げ出しているだろう。
ビアンカ「大変ねぇ、高貴なお方は。リュカだって、大変な生活してたのに。」
揚げ足取りに
フローラ「賎人も大変ですわねぇ、わざわざ貴人の寵愛を受けたくて、貧民窟に貴人を引っ張りこむなんて。」
皮肉…

その頃のリュカは…

先着一名様で。
★その頃 ! card ★
JOKER…リュカ「ビアンカの幼なじみ?」
ダイヤ、ハート…リュカ「(入らないほうが良さそうだ…)」
スペード…リュカ「ビアンカ、これ、君が欲しがってたパテギアの…」
クラブ…リュカ「ただい…」
クラブA…デボラ「あーら、お揃いで。」

975 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 19:34:42 ID:???
★その頃 ハートQ

976 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/11/26(金) 20:11:32 ID:RdI6SA6g
リュカが空気を読んだ所で、本日はここまでにします。
フローラに関しては…『いただきストリート』のフローラだと思って下さい。
ビアンカ、デボラは原作通りです。

977 :森崎名無しさん:2010/11/26(金) 20:14:03 ID:???
乙でした。
残り二人もフローラに引きずられる気が。

978 :森崎名無しさん:2010/11/27(土) 19:15:10 ID:???
おいィ!フローラが日本でドグサレ扱いなのはいたストの影響だけど
実はビアンカは海外(英語圏)のゲーマー間じゃ「口調がカッペ丸出しでムカつく」と非常にボロクソなんだぜ?

「ダイスさん…… あなたはわたくしのこと どう思ってるの? 好き? それとも大好き?」
「おーほほほ! ビアンカさん! あなたの身の丈に合ったリーズナブルなお店ですこと!」
「誰かをおとしめるのは 楽しいですわ!」

…やっぱフローラムカつくわ。

979 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2010/12/10(金) 11:26:54 ID:???
>>977
乙感謝です!
確かに…そうなりそうですw

>>978
それは初めて知りました( ̄▽ ̄;)
いたストフローラの、ドグサレぶりは異常…w

★その頃 ハートQ ★
ハート…隠れる

久々に鬼嫁達から解放され、まったりと過ごす時間…。
リュカ「(ヘンリーと、マリアさんの所によく遊びに行ってたなぁ。)」
男と女というよりは、気の合う友人だった。
…ビアンカとは、別の…まぁ、ぶっちゃけ男女の関係を持っている、外道…もとい、リュカ。
博愛の精神を持ち、精霊などと会話出来るシャーマンでもある。
王族故に、国家第一の結婚なんかしたのが運の尽き…。そう言わんばかりの鬼嫁をつかまされ、リコールを悩むが出来ず…
そんな時に再会した、幼なじみのビアンカ。しばらく会ううちに、すぐに男女の仲となった。
リュカ「(遅くなってしまったな。急ぐか。)」
リュカは、足を速める。しかし…………
ビアンカの家から、異様な妖気が立ち登っていた…。
リュカ「(あ、あれは一体…!)」
サンチョ「坊ちゃま!ワタクシが様子を見て来ます!」
…サンチョが中を伺う…。…そこには…

ビアンカ「何よ、アンタ!親の七光りじゃない!」
フローラ「きいい!貧乏人ッ!不貞の輩ッ!」

地獄絵図が広がっていた………。
リュカ「は、入らないほうが良さそうだね…。」
リュカは、じっとりとした汗を拭った…。

980 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/13(日) 20:51:10 ID:L0TlR9GY
先着一名様で。
★リュカの選択 ! card ★
JOKER…リュカ「ルドマンさん、僕と結婚して下さい…。」
ダイヤ、ハート…リュカ「よし、イタリアに亡命しよう!」
スペード…リュカ「隠すからいけないんだ。ビアンカを王宮に呼ぼう。」
クラブ…リュカ「…時代はカルチョだよね…サンチョ、僕はもう疲れたよ…」
クラブA…リュカ「…ジャミ、僕のお下がりだけど…」

981 :森崎名無しさん:2011/03/13(日) 20:52:38 ID:???
★リュカの選択 ダイヤ10

982 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/13(日) 21:09:15 ID:L0TlR9GY
★リュカの選択 ダイヤ10 ★
ダイヤ…イタリアに亡命

リュカ「…よし。みんなきけ。ぼくはイタリアにぼうめいするぞ。」
リュカの言葉に、サンチョ達は目を丸くした。
『王族の責務?何それ美味しいの?』
と言わんばかりに、満面の笑みのリュカ…
リュカ「オジロンさんがいるし、僕一人いなくなった位で、グランバニアの身代が揺らぐわけでもないし。
僕は愛に生きるよ。さよなら、グランバニア。さよなら、王族の生活。こんにちは、また会ったね奴隷生活。」
サンチョ「ぼっちゃま!」

先着一名様で。
★奇跡は起きるか ! card ★
JOKER…マーサ「そうよ!愛に生きるのよ!」パパス「ぬわーっ!」
ダイヤ…サンチョ「ワタシも行きます!」
ハート…リュカ「さぁ、そうと決まれば、手早く準備だ。」
スペード…ピピン「…失礼!」
クラブ…パパス「ぬわーっ!」

983 :森崎名無しさん:2011/03/13(日) 21:09:55 ID:???
★奇跡は起きるか ハート5

984 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/13(日) 21:35:44 ID:L0TlR9GY
★奇跡は起きるか ハート5 ★
ハート…亡命の準備に取り掛かる

リュカ「さーて、南部イタリアか北部イタリアか…。景観の良い所がいいなぁ。あ、子どもはビアンカ似の金髪がいいな。
貧乏でも、愛情溢れる家庭にして…♪」
ノリノリで亡命後の生活を語るリュカ。
サンチョとピピンは、リュカを囲んだ。…引き摺ってでも、グランバニアに戻す…。二人の目は、そう語っていた…。
リュカ「…手荒な事は、したくないんだけど?」
リュカは、にっこりと笑うと…二人に対峙した。

先着二名様で。
★リュカ ! card ! card ! card ! card ★
★サンチョ ! card
ピピン ! card ! card ★
リュカのカードがダイヤで、バギクロス+8
ハートで、ドラゴンの杖+5
スペードで、モンスター召喚+3
ピピンのカードが、ダイヤ、ハートで、てつのやり+2 が補正されます。
リュカ―サンチョ&ピピンが
0以上…リュカ、逃亡成功
0以下…リュカ、逃亡失敗


985 :森崎名無しさん:2011/03/13(日) 21:37:36 ID:???
★リュカ ハート6 ハート9 スペード4 ハート3

986 :森崎名無しさん:2011/03/13(日) 21:41:50 ID:???
★サンチョ JOKER
ピピン スペード6 ダイヤ2

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0ch BBS 2007-01-24