キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【Somewhere】黄金のジノ3【Over the Rainbow】
1 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/09/26(日) 08:55:21 ID:uScp7yhA
このスレは、『キャプテン森崎』のスピンアウト作品であり、イタリアを舞台に展開されています。
主人公は、綺麗になったヘルナンデス。
本家スレより少し後の時代を舞台にしており、キャラクターの色付けも本家スレとは異なりますので、ご注意下さい。
試合については旧ルールにて進行します。
943 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/23(火) 05:07:08 ID:7YOIytFg
>>942
乙感謝です。
能力的には、常識の範疇の選手ですよ。…オーナーとラシャーヌが出張るならわかりませんが…。
松田「さー、練習、練習。シュート練習だ。」
啓人は、GKを見た。ゴールを守るのは、守護神のアインのはず…。
−−−是羽高校−−−
???「…あれ?そういやロッキーは?」
先着一名様で。
★GKは… ! card ★
JOKER、クラブA…だ、誰?!
ダイヤ〜スペード…アイン
クラブ…あ、アインが二人…?!
944 :
森崎名無しさん
:2010/11/23(火) 06:44:53 ID:???
★GKは…
ダイヤ8
★
945 :
森崎名無しさん
:2010/11/23(火) 10:20:29 ID:???
やるじゃない
946 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/23(火) 14:53:09 ID:???
★GKは ダイヤ8 ★
ダイヤ…アイン
−−−是羽高校−−−
???「あうっ!ロッキーくんなら、サッカー部に入部したのだ!」
???「サッカー?あいつバイトで大変だろうに、よくそんな暇が…」
釣り目の、目付きの悪い大男がひとりごちる。
???「さぁ?なんでも、神と崇める人がサッカー始めたらしいわ。」
???「ふーん。何にせよ、ご苦労なこった。」
−−−ペルージャ−−−
アイン「うっ…!」
アインは、キャッチに行こうとするも、ボールを派手に逸らした。
アイン「やるじゃない!」
啓人を振り返るアインだが…
松田「…キャッチは、本当に下手だよね。」
マライヒ「パンチングなら、Aの選手クラスなのに。」
返って来たのは、辛辣な評価だった。
アイン「でもよぉ、どうやりゃいいんだい?俺はゲンコツは叩き付けるもんだと思って生きて来たんだぜ?」
ああだ、こうだ、と議論が始まる。
…議論の中、カサカサとゴキブリが這いずりまわる音がした…。
947 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/23(火) 20:09:41 ID:???
パタリロ「諸君、おはよう。」
マライヒ「腕だけで抑えようとしてないか?」
パタリロ「……諸君、おはよう。」
松田「胸キャッチの練習とか…」
パタリロ「…………諸君…………」
アイン「難しいな…」
パタリロは拡声器を持ち、叫んだ。
パタリロ「諸君!!」
マライヒ「何だよ、パタリロ!」
耳を押さえたマライヒが、苦情の声を上げる。
パタリロ「気付いてるなら、返事位せんかい〜!」
得意の、妖怪のような格好で叫ぶパタリロ…。
マライヒ、松田「きゃーーっ!」
次の瞬間………アインの拳がパタリロの顔面を捕らえた。
アイン「な、何だ、この妖怪は!」
派手に吹き飛ばされ、地面を転がるパタリロ…。さすがにやり過ぎたか、とアインがパタリロを見るが…
パタリロ「というわけで、視察に来た。しっかりやっているか?バンコラン。」
ノーダメージのように立ち上がるパタリロ。
アイン「………………」
アインは、近くにいたジャッカルの弟に手招きした。
ジャッカル弟「どうした?」
…………彼の身に起きた不幸は、割愛する…………。
アイン「やっぱり俺は強いじゃないか。」
マライヒ「パタリロが異常なだけだから、気にしなくていいよ。…例えば…」
マライヒは、パタリロの後頭部に目掛けてナイフを投げる。
すこん、といい音と共にナイフが刺さるが、パタリロは倒れもしない。
マライヒ「ほら、効いてないだろ?」
アイン、松田「おー。」
パタリロ「痛いわーっ!」
5本位刺さった所で、パタリロは、ようやく苦情の叫びを上げたのであった…。
948 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/23(火) 20:18:57 ID:7YOIytFg
小競り合いを始めた、マライヒとパタリロ。バンコランにしてみると、日常茶飯事である。
猫掴みにパタリロを持ち上げると、小競り合いを中断させる。
バンコラン「…お前は、視察に来たのか?邪魔しに来たのか?どっちだ?」
パタリロ「勿論視察だ。」
バンコラン「なら、視察していろ。マライヒ、松田、アイン。練習に戻れ。」
ぽい、とパタリロを投げ捨てるバンコラン。
パタリロ「バンコラン。」
バンコラン「何だ?」
先着一名様で。
★美しさは罪 ! card ★
JOKER…パタリロ「僕も今日から選手だ。」
ダイヤ…パタリロ「Bの強敵は、どこだ?」
ハート…パタリロ「最近、マライヒと上手くいっているか?」
スペード…パタリロ「戦力は十分か?」
クラブ…パタリロ「あの少年に手を出さないのか?」
949 :
森崎名無しさん
:2010/11/23(火) 20:25:14 ID:???
★美しさは罪
クラブ3
★
950 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/23(火) 20:43:15 ID:7YOIytFg
★美しさは罪 クラブ3 ★
クラブ…パタリロ「あの少年には、手を出さんのか?」
パタリロ「あの日本人の少年には、手を出さんのか?」
パタリロの言葉に、バンコランは露骨に顔をしかめた。…イタリアに来て、禁欲期間が長いのだ。
バンコラン「…………貴様なら、貴様の母の友人に手を出せるか?」
パタリロ「うっ………」
失言を悟ったパタリロ。
パタリロ「…マライヒと、上手くいってないのか?」
バンコラン「順調だ。」
パタリロ「なら、何故落ち込む?」
バンコランは、無駄に勘の良い悪友を睨む。
バンコラン「松田は、マライヒと仲が良い。更には未来を誓った彼女がいる。」
パタリロ「ほうほう。」
バンコラン「…童帝なら食べ甲斐もあったが…」
バンコランは、そう言うと溜息をついた。
パタリロ「女のお手付きがダメか。よその選手なら良くないか?」
バンコラン「………………………」
先着一名様で。
★微笑みさえも罪 ! card ★
JOKER…バンコラン「…お前のトトカルチョの件、見逃そう。代わりに他言無用だ。」
ダイヤ…バンコラン「(…一考の余地があるな…)」
ハート…バンコラン「(…バレなければ、アリか…?)」
スペード…バンコラン「(…各チームの童帝リストを洗わせるか。)」
クラブ…バンコラン「(モデナに、ヘルナンデスという磨けば光る逸材がいたな…)」
951 :
森崎名無しさん
:2010/11/23(火) 20:44:53 ID:???
★微笑みさえも罪 ! card ★
952 :
森崎名無しさん
:2010/11/23(火) 20:45:27 ID:???
★微笑みさえも罪
ハート10
★
953 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/23(火) 21:11:12 ID:7YOIytFg
少し早いですが、本日はここまでにします。
954 :
森崎名無しさん
:2010/11/23(火) 22:01:55 ID:???
乙でした。
パタリロは30巻くらいまで読んだ後は、どうなってるか知らないですけど、
確か……浮気がバレた時のマライヒは、とても怖いという記憶があるです。
955 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/24(水) 09:09:30 ID:???
>>954
乙感謝です。
パタリロは、愛蔵盤をコレクションしていまして…TVファンブックを持つ位パタリロ好きです( ̄▽ ̄;)
浮気がバレた時のマライヒは、それはそれは怖いものがありますw
★微笑みさえも罪 ハート10 ★
ハート…バレなきゃ、アリか…?
バンコラン「ふむ。しかし、余所様の選手に手を出すのは、道義的に問題があるだろう(バレなきゃ、アリか…?)。」
パタリロ「イタリアは、メディアが厳しいからなぁ。」
…イタリアのメディアの厳しさは、世界一である。ただでさえチームにはラシャーヌがおり、スキャンダルに事欠かない。
パタリロ「お前がそう言うなら大丈夫だろう。お稚児として、何人か当てがおうと思ったが、マライヒに殺されるな。やめとこう。」
バンコラン「(なにィ!)」
パタリロは、そう言うと再び視察に戻った。後に残されたバンコランは、大地に手をつき、己の言葉を後悔するのであった………。
パタリロ「経費削減に、マリネラの選手を使いたいが…イタリアの選手がいないと、サポーターが許さないだろうな。」
タマネギ1「そりゃそうでしょ。ペルージャは、ただでさえ別の国の選手が多いんだし。」
パタリロ「僕も出たいが、さすがに王の仕事や学会が多忙だしな。」
タマネギ2「賢明です。」
タマネギ3「陛下が出ると、サポーターが暴動起こしますよ。」
パタリロ「…………。給料を減らされたいらしいな。」
タマネギ達「陛下がいれば、ペルージャの優勝間違いなしです。」
956 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/24(水) 09:15:46 ID:nW8JPn8Q
松田「(さぁ、何をしよう。)」
先着一名様で。
★啓人の練習 ! card ★
JOKER…松田「実戦形式の練習にしよっと。」
ダイヤ…松田「マライヒとのコンビプレイをするか。」
ハート…松田「ジャッカルと1対1やろっと。」
スペード…松田「メフメトに守備やってもらおう。」
クラブ…松田「アインを鍛えようかな。」
クラブA…松田「ラシャーヌとコンビプレイの練習をしよっかな。」
957 :
森崎名無しさん
:2010/11/24(水) 09:19:24 ID:???
★啓人の練習
クラブ8
★
958 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 16:41:28 ID:RdI6SA6g
★啓人の練習 クラブ8 ★
クラブ…アインを鍛える
松田「アインを鍛えよっと。パンチングは強いけど、そんだけじゃやっていけないからね。」
啓人は、ボールを持ってアインに近付いた。
アイン「キャッチの練習か…」
松田「うん。軽くいくからね?」
先着ニ名様で。
★松田 シュート 56 + ! card (手加減-10)★
★アイン キャッチ 48 + ! card ★
※松田のカードの値がAで、『ファンタジスタ+15』が
ダイヤ、ハートで『???+7』が加算されます。
※アインのカードが、ダイヤで『友情+4』ハートで『愛の力+3』が加算されます。
959 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 16:45:28 ID:???
★松田 シュート 56 +
スペード7
(手加減-10)★
960 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 16:47:27 ID:RdI6SA6g
あう…結果の書き忘れ…
≧5…アイン「し…死ぬじゃない…」松田「ちょっとー…頑張ってよ!」
2以上…松田「反応は良くなったけど…」
0以上…松田「もう少しだね!」
-1以下…アイン「どうだ!」松田「凄い!」
961 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 16:50:42 ID:???
★アイン キャッチ 48 +
ダイヤA
★
962 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 16:56:43 ID:???
引きが逆じゃなかっただけマシか
そっちの方が面白かったけどw
963 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 17:15:38 ID:???
★松田 シュート 56 + スペード7 (手加減-10)=53★
★アイン キャッチ 48 ダイヤA (友情+4)=53★
0…松田「もう少しだね!」
啓人のシュートは、手加減したものだった。ハーフスピードの、ゆっくりしたシュート。しかし、アインには難しいシュートだ。
アイン「と、止めねぇと!」
ぎこちなく走るアイン…
マライヒ「アイン!そこから飛ぶんだ!」
メフメト「そして、腕を胸の前に置くんでぇ!」
マライヒ達が、練習を中断してアインに叫ぶ。
アイン「こ、こうか!」
ボールこそキャッチしそこなったが、アインは初めてダイビングの胸キャッチのトライに成功した。
サヤカ「パパ、すごーい!」
サヤカがアインを祝福する。
アイン「へへ…」
満足そうに笑うアイン。
松田「もう少しだね!」
啓人は、笑顔でアインを起こす。
松田「んじゃ、もっと練習して完璧にしよっか。日暮れまで付き合うよ?」
アイン「…え?」
極上の笑顔での死刑宣告…。マライヒ達も協力し…アインは、生まれて来てごめんなさいという位にシゴかれた…。
足腰立たないアインに代わり、啓人はマライヒと一緒にサヤカをシャワーさせる。
メフメト、ラシャーヌが覗こうとして、バンコランに射殺されそうになったのは、また別の話だ。
シャワーを浴びながら、啓人は
松田「次こそは、ワクワク出来るのかな…」
と、ひとりごちた。
※『焼きたて!松田ベーカリー』終了。
964 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 17:22:53 ID:RdI6SA6g
留姫「…出番…」
李「…出場確約されているから、いいじゃないか…僕なんか…」
テリアモン「もーまんたいw」
『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。
A ジュゼッペお兄さんと、サイバーマリオネットI
B カピトン外伝
C ブルノ外伝
D 低視聴率アニメ互助会
E みんな大好きローズマリー
F ビアンカと三股の王様
G 灰色時代
H リース外伝
I 小猫物語
J アンコーナ外伝
K 犬と猿
L ミサト外伝
M その他
965 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 17:25:08 ID:lXH8AdQ+
B
966 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 17:30:22 ID:bYFHmOGo
F
967 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 17:31:47 ID:7cFJ+Ijo
C
968 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 17:40:34 ID:kREsbZhw
F
969 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 18:12:35 ID:???
F ビアンカと三股の王様
イタリアはミラノから、山奥の村に隠棲したビアンカ。
美しい金髪が、彼女の持つ美貌に映える。
ビアンカ「ジノが、プロのジョカトーレかぁ。」
たまに一日中ぼんやりする時もある位、山奥の村は、のんびりと時間が過ぎる。
ビアンカ「ミラノが懐かしいわねぇ…皆、元気にしてるのかしら。」
ビアンカは、そう言うと背伸びをした。
ビアンカは、現在…とある王国の王様と関係している。幼稚園に行く位に知り合った、幼なじみが王様だったのだ。
間の悪い男で、どこかに捕まってしまい、奴隷として生きていたそうだ。
その王様は…豪商の二人娘を、まるっと娶った。強力な外戚が出来、王室は安泰である。
王様らしいハーレムを思いがちだが…王様は王様で悩みがあった。
デボラ「こんなセンスの無い服を、私が着れるわけないでしょ!」
フローラ「あらあら、お姉様。新しい物をリュカが買ってくれますわよ。」
リュカ「…………。」
このような環境では、リュカでなくとも外に安らぎを求めたくなるのも、無理は無い。
ビアンカ「(…本ッ当に、運が悪い奴。)」
偶然の再会から、ズルズルと関係を引きずっている状態である。
王国の重鎮である、サンチョからは
サンチョ「ビアンカ様と、もう少し早く再会出来ていたら…!」
と、血の涙を流された。
本日も本日で、サンチョ、衛兵のピピンを連れての来訪予定である。
970 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 18:16:35 ID:RdI6SA6g
先着一名様で。
★来訪者 ! card ★
JOKER…幼なじみの皆
ダイヤ、ハート…リュカ
スペード…デボラ
クラブ…フローラ
クラブA…フローラ、デボラ、リュカだった物
971 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 18:18:05 ID:???
★来訪者
クラブJ
★
972 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 18:19:47 ID:???
か〇う姉妹w
973 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 18:47:16 ID:???
★来訪者 クラブJ ★
クラブ…フローラ
外にいる、ペットのゲレゲレが唸る…。ゲレゲレは、外見こそ巨大で凄まじく怖いが、優しい猫である。
ビアンカ「ゲレゲレ、何してるの…?」
ビアンカが外に出ようと、ドアに手をかけた瞬間…勢いよくドアが開いた。
ビアンカ「きゃ…!」
???「あら、失礼。あまりに質素なドアでして、力加減を間違えてしまいましたわ。」
その声に、ビアンカが露骨に顔をしかめた。
ビアンカ「あーら、誰かと思えば、成金のフローラさんじゃない。」
敵意100%の物言い。フローラから返って来たのもまた…
フローラ「ごきげんよう、貧乏人のビアンカさん。」
…修道院で修業した、という話は、絶対嘘だ。ビアンカは、確信を持ってそう言える。
フローラ「あら、こちらリリアンの晩御飯かしら。わざわざすみませんね。」
テーブルの上の、ビアンカの力作の数々を、犬が食い散らかす…。
ビアンカ「……………」
ビアンカは、無言で犬の首を掴むと、外のゲレゲレの前に連れて行った。
ビアンカ「好きにしていいわよ。」
との指示を出して…。
…リリアンは、ゲレゲレにおののき、ゲレゲレは、ビアンカにおののいていた…。
結果的に何事も無かったが、二匹は少しわかりあえたのだった…。
※フローラ好きの皆様、ごめんなさい。
974 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 19:07:47 ID:RdI6SA6g
フローラ「狭い部屋ねぇ。リュカに頼んで、改築したらいいですのに。」
フローラは、そう言うと窓のさんを、指先で擦る。埃はなく、フローラは鼻白むように一息ついた。
ビアンカ「(…頼むから、今来るんじゃないわよ、リュカ!)」
何とかこいつに、丁重にお引き取り願い、リュカとの時間を過ごしたい。それがビアンカの願いだ。
ビアンカ「皇后様ともあろう人が、こんな所に何のご用かしら?
ラインハットの皇后様みたいに、暗殺でもされてみたいとか?」
フローラ「いやですわ、ビアンカさん。賎しい泥棒の巣になんか来たいわけないですわ。
賎人の生活を、観察しに来ただけですわよ。」
笑顔で、毒舌の応酬…。気の弱い者なら、この場からすぐに逃げ出しているだろう。
ビアンカ「大変ねぇ、高貴なお方は。リュカだって、大変な生活してたのに。」
揚げ足取りに
フローラ「賎人も大変ですわねぇ、わざわざ貴人の寵愛を受けたくて、貧民窟に貴人を引っ張りこむなんて。」
皮肉…
その頃のリュカは…
先着一名様で。
★その頃 ! card ★
JOKER…リュカ「ビアンカの幼なじみ?」
ダイヤ、ハート…リュカ「(入らないほうが良さそうだ…)」
スペード…リュカ「ビアンカ、これ、君が欲しがってたパテギアの…」
クラブ…リュカ「ただい…」
クラブA…デボラ「あーら、お揃いで。」
975 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 19:34:42 ID:???
★その頃
ハートQ
★
976 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/11/26(金) 20:11:32 ID:RdI6SA6g
リュカが空気を読んだ所で、本日はここまでにします。
フローラに関しては…『いただきストリート』のフローラだと思って下さい。
ビアンカ、デボラは原作通りです。
977 :
森崎名無しさん
:2010/11/26(金) 20:14:03 ID:???
乙でした。
残り二人もフローラに引きずられる気が。
978 :
森崎名無しさん
:2010/11/27(土) 19:15:10 ID:???
おいィ!フローラが日本でドグサレ扱いなのはいたストの影響だけど
実はビアンカは海外(英語圏)のゲーマー間じゃ「口調がカッペ丸出しでムカつく」と非常にボロクソなんだぜ?
「ダイスさん…… あなたはわたくしのこと どう思ってるの? 好き? それとも大好き?」
「おーほほほ! ビアンカさん! あなたの身の丈に合ったリーズナブルなお店ですこと!」
「誰かをおとしめるのは 楽しいですわ!」
…やっぱフローラムカつくわ。
979 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2010/12/10(金) 11:26:54 ID:???
>>977
乙感謝です!
確かに…そうなりそうですw
>>978
それは初めて知りました( ̄▽ ̄;)
いたストフローラの、ドグサレぶりは異常…w
★その頃 ハートQ ★
ハート…隠れる
久々に鬼嫁達から解放され、まったりと過ごす時間…。
リュカ「(ヘンリーと、マリアさんの所によく遊びに行ってたなぁ。)」
男と女というよりは、気の合う友人だった。
…ビアンカとは、別の…まぁ、ぶっちゃけ男女の関係を持っている、外道…もとい、リュカ。
博愛の精神を持ち、精霊などと会話出来るシャーマンでもある。
王族故に、国家第一の結婚なんかしたのが運の尽き…。そう言わんばかりの鬼嫁をつかまされ、リコールを悩むが出来ず…
そんな時に再会した、幼なじみのビアンカ。しばらく会ううちに、すぐに男女の仲となった。
リュカ「(遅くなってしまったな。急ぐか。)」
リュカは、足を速める。しかし…………
ビアンカの家から、異様な妖気が立ち登っていた…。
リュカ「(あ、あれは一体…!)」
サンチョ「坊ちゃま!ワタクシが様子を見て来ます!」
…サンチョが中を伺う…。…そこには…
ビアンカ「何よ、アンタ!親の七光りじゃない!」
フローラ「きいい!貧乏人ッ!不貞の輩ッ!」
地獄絵図が広がっていた………。
リュカ「は、入らないほうが良さそうだね…。」
リュカは、じっとりとした汗を拭った…。
980 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/03/13(日) 20:51:10 ID:L0TlR9GY
先着一名様で。
★リュカの選択 ! card ★
JOKER…リュカ「ルドマンさん、僕と結婚して下さい…。」
ダイヤ、ハート…リュカ「よし、イタリアに亡命しよう!」
スペード…リュカ「隠すからいけないんだ。ビアンカを王宮に呼ぼう。」
クラブ…リュカ「…時代はカルチョだよね…サンチョ、僕はもう疲れたよ…」
クラブA…リュカ「…ジャミ、僕のお下がりだけど…」
981 :
森崎名無しさん
:2011/03/13(日) 20:52:38 ID:???
★リュカの選択
ダイヤ10
★
982 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/03/13(日) 21:09:15 ID:L0TlR9GY
★リュカの選択 ダイヤ10 ★
ダイヤ…イタリアに亡命
リュカ「…よし。みんなきけ。ぼくはイタリアにぼうめいするぞ。」
リュカの言葉に、サンチョ達は目を丸くした。
『王族の責務?何それ美味しいの?』
と言わんばかりに、満面の笑みのリュカ…
リュカ「オジロンさんがいるし、僕一人いなくなった位で、グランバニアの身代が揺らぐわけでもないし。
僕は愛に生きるよ。さよなら、グランバニア。さよなら、王族の生活。こんにちは、また会ったね奴隷生活。」
サンチョ「ぼっちゃま!」
先着一名様で。
★奇跡は起きるか ! card ★
JOKER…マーサ「そうよ!愛に生きるのよ!」パパス「ぬわーっ!」
ダイヤ…サンチョ「ワタシも行きます!」
ハート…リュカ「さぁ、そうと決まれば、手早く準備だ。」
スペード…ピピン「…失礼!」
クラブ…パパス「ぬわーっ!」
983 :
森崎名無しさん
:2011/03/13(日) 21:09:55 ID:???
★奇跡は起きるか
ハート5
★
984 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/03/13(日) 21:35:44 ID:L0TlR9GY
★奇跡は起きるか ハート5 ★
ハート…亡命の準備に取り掛かる
リュカ「さーて、南部イタリアか北部イタリアか…。景観の良い所がいいなぁ。あ、子どもはビアンカ似の金髪がいいな。
貧乏でも、愛情溢れる家庭にして…♪」
ノリノリで亡命後の生活を語るリュカ。
サンチョとピピンは、リュカを囲んだ。…引き摺ってでも、グランバニアに戻す…。二人の目は、そう語っていた…。
リュカ「…手荒な事は、したくないんだけど?」
リュカは、にっこりと笑うと…二人に対峙した。
先着二名様で。
★リュカ ! card ! card ! card ! card ★
★サンチョ ! card
ピピン ! card ! card ★
リュカのカードがダイヤで、バギクロス+8
ハートで、ドラゴンの杖+5
スペードで、モンスター召喚+3
ピピンのカードが、ダイヤ、ハートで、てつのやり+2 が補正されます。
リュカ―サンチョ&ピピンが
0以上…リュカ、逃亡成功
0以下…リュカ、逃亡失敗
985 :
森崎名無しさん
:2011/03/13(日) 21:37:36 ID:???
★リュカ
ハート6
ハート9
スペード4
ハート3
★
986 :
森崎名無しさん
:2011/03/13(日) 21:41:50 ID:???
★サンチョ
JOKER
ピピン
スペード6
ダイヤ2
★
987 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/03/13(日) 22:08:17 ID:???
★リュカ ハート6 ハート9 スペード4 ハート3 (ドラゴンの杖+5)(モンスター召喚+3)=30★
★サンチョ JOKER
ピピン スペード6 ダイヤ2(てつのやり+2)=25★
0以上…リュカ、逃亡成功
サンチョ「行かせはせん!行かせはせんですぞ!」
サンチョが殴りかかる。全力の、思いを込めた拳…
リュカは、正面から受け止めた。
リュカ「…サンチョ、ごめん。子どもが生まれたら、絶対に抱かせてあげるからね…」
カウンターに、ドラゴンの杖で腹を殴る。
サンチョ「…ぼっちゃま…!」
呼吸困難を起こしたサンチョが、倒れた…。
リュカ「ピピン。悪いけど…」
ピピン「簡単にはやられませんよ!」
てつのやりを構えるピピン。リュカは、苦笑した。
リュカ「君の相手は、ゲレゲレがしてくれるんだってさ。」
ピピンの後ろから、ゲレゲレが飛び掛かる。
ピピン「うわっ!」
ゲレゲレが時間を稼ぎ、そのうちにリュカは逃亡した…。
ビアンカが消息不明になる、二日前の出来事であった…。
988 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/03/13(日) 22:21:34 ID:???
残りは埋めネタで閉めます。
先着一名様で。
★誰が出るかな ! card ★
JOKER…綺麗なローズマリー
ダイヤ…リブタ
ハート…カマーチョ
スペード…リベリオ
クラブ…お約束
989 :
森崎名無しさん
:2011/03/13(日) 22:22:59 ID:???
★誰が出るかな
スペードQ
★
990 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/04/10(日) 18:21:54 ID:qgJSi/bM
★誰が出るかな スペードQ ★
スペード…リベリオ
リベリオの趣味。それはギターである。
彼の宝物である、ピンクのギター。ピンクのギターと言われると、中の人のイメージは故・ゲイリー・ムーアになる。
今日も日課の練習を終えたリベリオは、ミニアンプとギターを担いで路上に出た。
ストリートミュージシャン。
それがリベリオの夢だ。
リベリオ「弦のスペア買っておくか。」
リベリオは、街の楽器屋に入り、中を物色した。そこにいたのは…
先着一名様で。
★先客 ! card ★
JOKER…加治くん
ダイヤ…和田真幸
ハート…ケニー
スペード…シャーセ
クラブ…根岸宗一
クラブA…クラウザー二世
991 :
森崎名無しさん
:2011/04/10(日) 18:22:52 ID:???
★先客
ダイヤJ
★
992 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/04/10(日) 18:35:57 ID:???
★先客 ダイヤJ ★
ダイヤ…和田真幸
リベリオ「(……日本人か。ちゃらついた格好してんな。)」
どうやらベースを弾くらしい。試奏しているが…
リベリオ「…お。ロックベースか。」
さして目新しいものではないが、かなりの腕である。
リベリオ「上手いもんだな。相当練習してるぜ。」
リベリオは、日本人の横に座り、ギターを手にした。
リベリオ「お前、名前何て言うんだ?」
和田「和田真幸。何か用か?」
リベリオ「いや、こいつで遊ぼうと思ってな。」
リベリオがギターのリフを刻む。
和田「(………上手い。相当な腕だ………!)」
暫く楽器屋でセッションし、意気投合した二人は屋台でジェラートを食べた。
和田は、ビジュアル系のバンドのベースを目指しているらしい。
993 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/04/10(日) 18:45:19 ID:qgJSi/bM
リベリオ「へぇ。てっきりメタルバンドのヤツかと思ってたぜ。DMCのジャギ並の腕前だしよ。」
和田「(まぁ本人だし。)リベリオは、プロのミュージシャンなのか?」
リベリオ「いや、俺はサッカー選手。こう見えても、モデナってチームの10番なんだぜ。」
リベリオの言葉に、和田が固まる。
和田「マジかよ!」
リベリオ「ああ、マジだぜ。」
和田「てっきりミュージシャンかと…。若いのに、大した腕だ。」
先着一名様で。
★和田の判断 ! card ★
JOKER…和田「DMCに入らないか?」
ダイヤ、ハート、スペード…和田「俺とバンドしないか?」
クラブ…和田「俺の正体は…」
994 :
森崎名無しさん
:2011/04/10(日) 18:47:42 ID:???
★和田の判断
スペード3
★
995 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/04/13(水) 11:47:15 ID:xmVefySI
★和田の判断 スペード3 ★
スペード…和田「俺とバンドやらないか?」
和田「ならよ、俺とバンドやらないか?」
リベリオ「バンド?」
リベリオが食い付く。
和田「ああ。俺も本業あるし、リベリオもサッカーがあるけどよ、まぁ片手間でさ。」
リベリオ「バンドねぇ…」
リベリオは、迷った。
イタリアに来て、確かに音楽活動はやっていない。
ブラジルにいた時は、サトルスデキ、ゲルティスと遊びで音楽活動をしていたが、既に離れてしまっている。
因みにゲルティスは、特技はドラム…パーカッションが非常に上手い。
最近では、ジノもギターを始めているし、モデナの人間を誘っても楽しそうだ。
リベリオ「…そうだなぁ。」
先着一名様で。
★リベリオの答え ! card ★
JOKER…リベリオ「よし、やろうぜ!心当たり全員に声かけとくわ!」
ダイヤ、ハート…リベリオ「よし、やるか。メンバーは追々決めよう。」
スペード、クラブ…リベリオ「今は本業に集中したい。」
996 :
森崎名無しさん
:2011/04/13(水) 11:48:27 ID:???
★リベリオの答え
スペードJ
★
997 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/04/13(水) 12:17:45 ID:???
★リベリオの答え スペードJ ★
スペード…今は本業に集中したい。
リベリオ「……せっかくだけどよ、今は本業に集中してぇんだ。」
リベリオは、申し訳なさそうに和田を見た。
和田「そ、そうか…。無理に誘って、ごめんな。」
常識人の和田。和田は、リベリオに握手を求めた。
リベリオ「いや、こっちも……。やりてぇのは山々だが、今はサッカーが楽しくてな。」
和田の手を握り返し、リベリオが苦笑いする。
和田「…そっかぁ。仕方ねぇよ。そんじゃ、またなリベリオ。」
リベリオ「おう!」
和田と別れ、リベリオがため息をつく。
リベリオ「(我ながら、真面目になったモンだよなぁ。)」
ジノ、リブタ、長沼といった、スクエアな人間と一緒にいる影響だろうか。
リベリオ「さーて、帰ってジノでもしごいてやるか。」
リベリオは、薄く笑うとモデナ寮へ歩き始めた。
998 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/04/13(水) 12:34:19 ID:xmVefySI
一方の和田……
和田「うまくいかないよなぁ…。根岸も行方不明だし…新しくやろうとしたバンドもできないし…。」
根岸が、ヨーロッパを観光していると聞いて、イタリアまで来たのに、手掛かりは何も掴めていない。
和田「……次はどこ行くかな……」
そんな和田の肩に、手がかかる。
和田「だ、誰だ!」
先着一名様で。
★和田にかかる手 ! zange ★
JOKER…根岸
クラブA…クラウザー二世
999 :
森崎名無しさん
:2011/04/13(水) 12:35:48 ID:???
★和田にかかる手
*JOKER*
★
1000 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2011/04/13(水) 12:59:38 ID:???
★和田にかかる手 JOKER ★
JOKER…根岸
そこにいたのは、ジェラートを持つ根岸だった。
根岸「和田くん?何してるの?あ、ジェラート食べる?絶品だよ?」
和田「根岸?!いや、お前こそ何してたんだよ!」
根岸「いや…あのギター探してるんだけど…」
和田「とっくの昔に、ジャックさんが奪い返したよ!」
和田の言葉に、根岸の顔が豹変した。
根岸「何ィーッ!老いぼれが性懲りもなく!」
和田「で、どうすんだよ?」
和田の声に根岸は…
根岸「知れた事!あの老いぼれをブッ潰してくれるわーッ!」
――――――――――――――――
一月後
リベリオ「お。DMC再結成か。また無茶苦茶やってんなぁ。」
ジノ「…僕は好きになれないなぁ。」
………その再結成の発端が、自分たちにある………
ジノ達が、それに気付く事は、永久にないのであった………。
※根岸が、イタリアを去りました。再登場は、多分ありません。
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