キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】

1 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/22(金) 19:35:21 ID:PrCX1H7o

この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションで…
  とある貴公子と仲間達のサッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。

387 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 16:33:50 ID:???
ブンナーク、マーク判定に限って引きが悪いw

388 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 16:45:27 ID:???
>>386
ファンタジスタよりも前の話みたいだから坂本もトトもいないでしょ
安心したけどちょっと残念

389 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/03(金) 17:00:41 ID:???
>>385 アンザーニ「ほっほっほ、秘密ですよ。」
>>386 轍平「俺? 俺はまだ島におるとよー。」
    ・・・って思ってたら関連スレ4の697に巨大なミスがーーー!!!
    バンビーノ「その後 日本で行われた大会でも優勝。」←これ嘘、嘘です!
    やっちゃったーーー! この大会まだ行われてません! なんてこったーーー!

         ,r_.ェ-_、_
          /::と Z つ:::`ヽ、
         /::::::::::::(._フ" ):::::::::ヽ
       ':::::::/:::::::::`'''´::::::::::::tタ',
       l:::::::f:::(((ぅ:::l::::i:::l::::::l:::l:::',
       l:::::::i:::::::l:_:_:|_:_凵⊥l-|:l::|
      ',:::::::!::::::|で6ラ')ノィ5ラ川
       ヽ::::i::::::l  ''"'( ::{;i::::j::リ`二ヽ-、 __  
       {ヽ::l::::::l     、.ノ::://ニ二:.eヽ ヽ‐=' O)  
       ハ \:::::l  ∈=':〃ニニニ::.’i }e、ヽ ̄
      ム e,\ヽドェ.、二ノ=-‐'`iニFl |  e、\
     /ヾ〉  e、`r― - = 二⌒i lニF|e|、_e、
   /e、 ヾ〉 e、  \ _/ (r \| |-F|’| \ e、
  /  e、  ヾ〉  e、 //"   \rぅ|eF|el   \
 {e、\  e、ヾ>、/ l |l  \_.ノ´l’E|’!
  \._ `ミ>、/ ,イ[|l ll 、ヽ、.ノ, ,' 〃| l
   ヽ ,e´//e' rタ´e' `7''`r'' // (()j l
    \ /´{ rタ'´e' e'/ e、∨/ e、 ¨ l
なめた事してんじゃあねーぞッ! このクソスレ主がッ!
もう一ペン同じ事をやりやがったら てめーをブン殴るッ!!


>>387 ブンナークはスキル・ハートが弱いを持っていてもいいかもですねw
>>388 はい、その通りですが上記のミスが過去にあったのですよーーー。
    すみません色々ーーーーー。

390 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/03(金) 17:01:47 ID:???
>スペード→そのまま皆を見回し、話を続けた。

ブンナーク(確かに・・・CFWとしてはバティンの方が実力が上だったかも知れねえ・・・)

個人の力ではユヴェントスが上だったという言葉に、ブンナークの表情には動揺が浮かんでいた。
前半終了間際、バティンが決めたシュートの威力に自信を奪われかけた事を思い出した。
最終的に自らの脚で自信を取り戻す事ができたが、そのせいでハーフタイム中は回復に専念できず、
後半途中からほとんど足が止まる羽目になったのだ。 この試合ハットトリックを挙げたとは言え、
2点目以外は満足できる物でなかった以上、彼は胸を張れていなかった。
そんなメンタル面の弱さを含め、彼はバティンより劣っていたと思わざるを得なかった。

ブンナークだけでなくマルコやミュラー、スペルマンらも、個人での実力で勝てたと思っていない。
またこの試合は大活躍であったダラピッコラですら、自分がカルバリョより上とは到底思っていなかった。
これらの反応から『個人の力で勝ったのでは無い』これを理解していると察したアンザーニは頷く。


アンザーニ「そう、個人の力では確かにユヴェントスは格上だったのです。
       ではそんな相手に何故3点差も離す事が出来たのか・・・解りますか?」

三杉(圧勝する事が出来た理由・・・か。)


A 僕が攻守に渡って活躍したからかな。
B ハットトリックを決められるブンナークの存在があったからかな。
C ダラピッコラが敵のサイドアタックを何度も止めたからかな。
D ミハエルを抑える事ができたからかな。
E 一度もリードされずに済んだからかな
F ユヴェントスが自身の実力を活かす戦術を選んでいなかったからかな。
G その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

391 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 17:19:09 ID:bL3DOXAc


392 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 17:20:25 ID:CA9aKO6w
F

393 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 17:20:43 ID:PRIGI9fk


394 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 17:27:36 ID:TkswlGG2
E
2点のリードで無理に攻め込む必要がなく、腰を据えた守備ができたのがでかいと思う。
ユヴェントス十八番のカテナチオからのカウンター対策が自然とできていた
これが勝因かと思われる。
無論三杉、ブンブン新田、ダラピの存在も非常に大きかった。

395 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 18:21:35 ID:OvVFBOAk
G 一度も後手に回らなかった事。
相手の人数差を消せる新田で崩して破壊力のあるブンブンが詰めるパターンがハマったから。
そしてファケッティさんの活躍が勝負の鍵を握っていた。

396 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 18:22:55 ID:jOMteAbo
G>>395

397 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 18:28:02 ID:cx5mXLQg
E

398 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/03(金) 20:12:54 ID:???
あれれ、2票だったのに沢山入ってる。
ですがまあ、真っ先に2票入ったFを有効とします。
ですが>>394さん、>>395さんもありがとうございました、実に慧眼です。
===============================================


>C→ユヴェントスが自身の実力を活かす戦術を選んでいなかったからかな。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

フム・・・と三杉は検討してみた。
ダラピッコラやFW達の活躍など、各シーンでの成功も理由にはなる。
けれども監督が求めている答えは、違う所に在る気がしていた。

三杉(例えば戦術面・・・彼等は有効な戦い方が出来ていただろうか?)

ユヴェントスの実力は確かに間違いのない物だった。
しかし結果としてシュートまで持ち込めたのは、たったの3度きり・・・
その辺りについて考えてみて、三杉の口からはこの答えが導かれていた。

三杉「ユヴェントスは、自身の実力を活かす戦術を選べていなかったのでは・・・?」

アンザーニ「ほう、その根拠は?」

三杉「そうですね・・・例えばユヴェントスは執拗にカルバリョのオーバーラップを使ってきました。
    確かに彼の攻撃力は一目を置く価値はありますが、その反面で守備陣はカテナチオを組めず、
    最終ラインが脆くなっていました。 また僕達は彼のオーバーラップを視野に入れており、
    二段構えで備えていた事が功を奏し、逆にカウンターで得点を重ねています。」

399 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/03(金) 20:14:15 ID:???

アンザーニ「ふむ・・・ではユヴェントスはどのような戦術を採るべきだったと思いますか?」

三杉「ミハエルによる単独突破です。」

三杉の答えは明朗であり、それは彼自身がミハエルのドリブルを抑え切れなかった事を示していた。
そして三杉は続けて言葉を紡ぐ。

三杉「・・・ミハエルの突破は想像以上でした。 ハッキリ言って戦術が通用しない。
    恥ずかしながら、彼の突破を一度止められたのは偶然うまくいったからです。
    ユヴェントスがシュートまで持っていけた3度中、2度はミハエルだけの力です。
    ユヴェントスが彼をもっと上手に使っていれば・・・いや、彼をもっと自由にしていれば、
    僕達のピンチのシーンはもっと増えていた筈です。」

アンザーニ「そうですね、確かにそれは否めません。
       ミハエルくんには何度も脚を酷使できない事情があったようですが・・・
       それでも後半は彼の突破を選ぶシーンが少なかったように思えます。
       またマークをしていても気付けばフリーになっている、という彼の特技も
       結局息を潜めたままでした。 けれども・・・それだけでは80点ですね。」       

アンザーニはもう一つ有効な選択肢をユヴェントスはほとんど使わなかったと言った。
それを使っていれば、カルバリョのオーバーラップを多用する必要はなかったとまで言い切った。

400 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/03(金) 20:20:15 ID:???

アンザーニ「そういう選択肢もある・・・と警戒を誘うだけで十分だったのです、
       カルバリョくんのオーバーラップはね。 それだけリスクが大きかった。
       そしてそれに代わるべき選択肢・・・判りますか、三杉くん?」

当然フィオレンティーナもそのプレイは十分ケアしていましたが・・・と、
イタズラっぽい笑みを浮かべながらアンザーニは再び問いかけてきた。

三杉(ミハエルの突破、カルバリョのオーバーラップ以外の有効な手・・・なんだ?)


A ファケッティの縦パス。
B バティンのロングシュート。
C シレアサイドのオーバーラップ
D ジェンティーレのオーバーラップ
E わからない、わからないぞ!

※本日はここまでなので、「3」票選ばれた選択肢で続行します。
 (投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


今日もお付き合い頂きありがとうございました。 なんか過去に大きな間違いがあったり恥ずかしいです。
それから選択は、基本2票、次の更新が翌日以降と時間が空く場合は3票としていました。
この辺は厳格に決めずともいいかなと思ってたんですが、混乱させてしまったようでゴメンなさいです。

401 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 20:43:52 ID:???

実はですね、2票決と分かってて投票しましたwww
他の方もそうかとww

A・ファケさんのパスはカットできずともバティンやミハエルが競り勝つ保障は…
とここまで書いてミハエルはフリーになる天才だったか。

B・後半ラムパンチなら入るけど、中山と見せてないけどシャドーシールドは無理か

C・バンビ抜けば三杉も無視できないから中央やダラピサイドは緩くなる。
けどそういう時こそのスペルか?…バンビ(新田orレント)相手はきついか

D・守備の要の要だからそう何度もできる物でもないよね。

402 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 20:45:27 ID:CA9aKO6w
A

403 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 20:49:19 ID:OvVFBOAk
後半なら一発一発が脅威なAが上策。
前半ならBが有効、リスクを負ってまでカテナチオを崩すDは下策か?

でも振るわない連中に奮起を促す意味でも敢えてCを挙げたい。

404 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 20:52:13 ID:TkswlGG2
A
ここは素直に元祖ピンポイント→レオヘッドの極悪コンボを押す

405 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 22:45:06 ID:CA9aKO6w
未定あげ

406 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 22:51:12 ID:???
後半ラムカーネが弱ったならバティンのロングでも危険でしょうがAが堅い。
ファケッティェ…がヘタレ引きでなければ嫌な場所に居る前線に高確率で渡る脅威のピンポイントパスですし。
加えてミハエルのドリブルがあるので狙いが絞れなくなり守備が分散される。

対策としてはオフサイドトラップじゃないかと思います。
後ろから前線へのスルーパスならタイミングも丸見えだし引っ掛け易いってのもありますが。

407 :森崎名無しさん:2010/12/03(金) 22:54:00 ID:pMrXA00M
A
バティンにボールがもう少し回れば点は取られただろうしなぁ
ミハエルは>>401さんが言ってる通りだろうし

408 :森崎名無しさん:2010/12/04(土) 11:16:30 ID:UGAt4N4Q


409 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/04(土) 17:30:32 ID:???
>>401 乙感謝ですー。 って、分かっていただって!? 謀ったな、シャア!
===============================================


>A ファケッティの縦パス。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「そうか、ファケッティの縦パスですね?」

この問いに多少戸惑った三杉であるが、今度はそう時間を必要としなかった。
こちらが戦術として警戒していながら、相手が然程使わなかった戦術と言えばコレである。
もしも自分がユヴェントス側ならば、バティンのロングシュートという選択肢も考えられた。
後半はラムカーネが大きくパワーダウンするからであり、実質最終ラインは中山になるからだ。
だがユヴェントスがその事を知っている訳ではないので、正解とは思えなかった。
また逆サイドからのオーバーラップも、一・ニ度そのカードを見せる事に意味があったとしても、
多用するほどの選択肢では無いと思われた。

そして、これを聞いたアンザーニも満足気に頷き、その答えが正解だと示していた。

アンザーニ「その通り、ファケッティくんの縦パス…これが多用されていれば危なかったでしょう。
       その鋭さは理解のうちと思いますが、ユヴェントスが厄介なのはカットが失敗した後…
       バティンくんはシュートについては言わずもがな、競り合いにも滅法強い。
       またトラップと同時に振り切る技術も持っており、出してしまえば何となる技術があった。
       そしてミハエルくんは前述の通り、マークがほとんど無意味です。 これに対して、唯一
       有効な手立がオフサイドトラップですが、それを失敗したら完全フリーにしてしまうという
       リスクを我々も負います。 ユヴェントスとしては分が悪いとは言えません。」


410 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/04(土) 17:32:06 ID:???
選手達は、その顔を徐々に凍りつかせていった。
後の祭りではある物の、もしもそれが現実となっていたらと思うと、そう冷静では居られなかった。
バティンのシュート、ミハエルのドリブルについては今でも背筋が冷える思いがした。

アンザーニ「ファケッティくんは序盤こそ縦パスを使いましたが、その時は調子が悪く機能しなかった。
       けれども、他の選手との連携で徐々に調子を上げ、最終的には同点弾の起点となった。
       …にも関わらず、その後も彼は仲間との連携を多用する選択をしました。
       そして、自分よりも好調だったカルバリョくんのサイドアタックを多用したのです。」

「それ以上に絶好調だったダラピッコラくんが止めてくれて助かりましたがね」…と、
アンザーニは話の腰を折り、皆の笑いを誘った。 だが直ぐに口調を堅く戻して言った。

アンザーニ「つまりユヴェントスは、最もシンプルで、最も力強い戦術をみすみす使わなかったのです。
       スター軍団と呼ばれた彼らは、なまじ良いメンバーが揃っているため、
       なまじ選択肢が多いため、そしてジェンティーレくんさえ居れば守備が回ると思ったため、
       後半のあの失態を演じる羽目になったのです…!」

アンザーニはいつになく厳しい口調でそう言い放っていた。
サッカーは、スターを集めれば…上手い選手をかき集めれば勝てる物ではないと訴えていた。
場面場面で、選手達がより良い戦術と連携を選択できなければいけない、と…。

選手達は知らないが、そこにはかつて自分が目を掛けて育てていた選手をチームの事情で放出させられ、
しかも新天地ではその選手を活かす戦術を未だ理解されていなかった事へのやりきれなさがあったのだ。

411 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/04(土) 17:33:22 ID:???
アンザーニ「次の相手が何処になるかは判りませんが、ユヴェントスよりも個人の力では劣るでしょう。
       けれど決して油断してはいけません、個の力はチームの力とイコールではないのですから
       …私が伝えたかったのはこの事でした、長く話してすみませんでしたね。」

最後はいつものアンザーニの声で各選手に労いの言葉がかけられた。
優しい声であった。 けれど、選手達は先程の厳しい言葉こそを心に刻み込んでいた。
優勝候補筆頭と言われたユヴェントスに圧勝し、些か気を緩めかけた自分達を戒めたのだった。
そして…


アンザーニによる試合の総括が終了し、三杉達はユニフォームからウェアに着替えていた。
その時の事である。

先着で
 ★その時歴史が動いた→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→中山が話しかけてきたぞ。
ハート、スペード、クラブ→なーんてね、ふふ。 なにもないよ!
JOKER→ダイヤ+???

※本日の更新は以上です。 どもどもでしたー。

412 :森崎名無しさん:2010/12/04(土) 17:34:44 ID:???
 ★その時歴史が動いた→ スペードK

413 :森崎名無しさん:2010/12/05(日) 01:08:17 ID:???
乙でした〜

414 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/05(日) 16:17:22 ID:???
>>413 いつもありがとうで〜す
===============================================

>スペード→なーんてね、ふふ。 なんもないよ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ックシュン!!!」

イタリア・ミラノ市から遠く離れた日本の地では、一ノ瀬明という少年が、
質の悪い夏風邪にかかり、床に伏していた。 

一ノ瀬「ゲホゲホッ・・・うう、弥生のやつ見舞いに来ないとは・・・。
     愛しの彼氏がこんなに苦しんでいるのに・・・ちくしょう・・・・・・。」

だがそれは、この物語とは何の関係も影響もない、些末な出来事であった。
SIMPLE2000 THE.天誅 発売中。 


・・・・・・

三杉「・・・?」

バンビーノ「どうした、ミスギ?」

三杉「いや・・・何故だか分からないが、胸がスッとした気がして。」

バンビーノ「風邪でもひいたか・・・?」

三杉「いや・・・大丈夫だ、問題ない。」

そう・・・何の関係も影響もない、些末な出来事であった。 (一ノ瀬「三杉死ね!」)」

415 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/05(日) 16:19:03 ID:???

そんな事よりも、この後 三杉ら今日の2戦目を観戦する事になっており、試合開始までは
まだ1時間弱の余裕があった。 次の組み合わせは・・・と、三杉は思い出そうとした。
だがそれをどうしてか思い出す事が出来ない。

三杉「ところでバンビーノ、次の試合の組み合わせはどうだったかな・・・?」

バンビーノ「ふぅ・・・何故お前はそういう目の前の重要な事を覚えていない・・・。
       キャプテンなら、いや、キャプテンじゃなくたって覚えている筈だろう?
       お前は思考力は抜群なのに、これは一体どういう事なんだ?」

三杉「うむ・・・しかしだねバンビーノ、ユーヴェ戦中に1ヶ月も中断が入り、しかも再開と同時に
    昔話を長々とやっていたんだ。 これは記憶が曖昧になっても仕方がないと思わないか?」

バンビーノ「そんな言い訳・・・  う、うむ・・・いや、すまん。」

三杉「うん? 何故君が謝るんだい?」

バンビーノ「何となく・・・だ。 と、ともかくトーナメント表がここにある。」

そう言うと、バンビーノは持っていたトーナメント表を広げて見せた。
三杉は何故自分がこれを持っていないのか不思議に思ったが、考えても仕方がない気がした。
そう、まるで自分の考えが及ばない領域の出来事なのではないか・・・と。


416 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/05(日) 16:20:06 ID:???

フィオ ――┐        
         ├―┐      
ユーベ ――┘  │     
            ├―┐
ローマ ―─┐  │  │   
         ├―┘  │ 
ミラン ――┘     │ 
               ├― 優勝
パルマ ――┐     │   
         ├―┐  │   
サンプ ――┘  │  │  
            ├―┘  
ナポリ ――┐  │     
         ├―┘      
レッチェ――┘  


バンビーノ「・・・この通り、次の試合はASローマ・ユースvsACミラン・ユースだ。」

三杉(フィッツウォルタのローマ、それからバンビーノの古巣のミランか。
    おそらく勝つのはローマだと思うけど・・・何か聞いておく事はあるか?)


A 三杉「バンビーノはどちらが勝つと思う?」
B 三杉「古巣が暗黒時代な今ってどんな気持ち?」
C 三杉「そう言えば、昨日あった用事(関連スレ4 >>753)って何だったんだい?」
D 三杉(バンビーノよりマルコにローマの事を聞くべきだろうか?)
E その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

417 :森崎名無しさん:2010/12/05(日) 16:22:03 ID:pxLrhMos


418 :森崎名無しさん:2010/12/05(日) 16:23:14 ID:un6i9bpk


419 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/05(日) 16:51:12 ID:???

>C 三杉「そう言えば、昨日あった用事(関連スレ4 >>753)って何だったんだい?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ふと、三杉は昨日の事を思い出した。
ユヴェントスの参考VTRを見せて貰うべく、2人でアンザーニ監督の部屋を訪ねたのだが、
ドアの前まで来ておきながら「用事を思い出した」の一言で踵を返して行ってしまったのだ。
サッカーに関してあれほどストイックなバンビーノにしては妙だとも思ったが、
その時はミハエルのドリブルに思考が占められており、すぐに忘れてしまったのだ。
だが思い出してみると、ヤハリ妙だな、と改めて感じられた。
そこで三杉は思いきって聞いてみる事にした。

三杉「そう言えば、昨日あった用事って何だったんだい?」

バンビーノ「・・・随分と話が飛ぶんだな、情緒不安定なんじゃないか?」

三杉「ふむ・・・実は僕もそんな気がしている。

バンビーノ「だろう!? 気を付けた方がいい、気持ちがナーバスになっているのは良くない。」

三杉「助言感謝する、ありがとう。 ・・・で、昨日あった用事って何だったんだい?? 」

バンビーノ(流石に誤魔化されんか・・・)

バンビーノは軽く溜息を吐き、話し始めた。


420 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/05(日) 16:52:27 ID:???

先着で
 ★ミアータから連絡があったのです→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→実は親友の恋人に呼び出されていたんだ。
スペード、クラブ→実は妹に呼び出されていたんだ。
JOKER→実は親友の恋人から愛の告白を受けていた・・・    バンビーノ ニゲテー!


421 :森崎名無しさん:2010/12/05(日) 16:52:57 ID:???
★ミアータから連絡があったのです→ ハート10


422 :森崎名無しさん:2010/12/05(日) 16:55:35 ID:???
バンビーノがいい船に乗ってしまう展開だけは勘弁wwww

423 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/05(日) 17:18:20 ID:???
無難な展開になったところでまた次回です。
ではまたー。

424 :森崎名無しさん:2010/12/05(日) 18:58:39 ID:???
遅れましたが乙でした!


425 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 18:36:41 ID:???
>>422 いやー、ヤンデレって怖いですよね。
>>433 乙有り難うございます^^

===============================================

>ハート→実は親友の恋人に呼び出されていたんだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バンビーノ「まあ、実は親友の恋人に呼び出されていたんだ。」

ほーぉ、と三杉はワザとらしく笑みを浮かべる。
バンビーノの様子から、どうやら話すのは気が進まない事は判っていた。
そこでさらに「親友の彼女と会っていた」という発言が飛び出したのだ。
これは三杉もスキャンダラスな話を期待せざる得ない。
だがそれでもバンビーノの反応はいつもと変わらず冷淡であった。

バンビーノ「残念ながら期待しているような話じゃない。
       ただ事がこの古傷にも関わる話だからな、思い出すとナーバスになる。」

そう言いながらバンビーノは片足を少し上げて顎でクイと示した。
その言葉で三杉は直ぐに察した。 その親友とやらは、いつか話してくれたバンビーノから
サッカーを奪いかけたミランのストライカーだという事を。

426 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 18:37:43 ID:???
三杉「そういう事か・・・なるほどね。 けど、それならばさっきの言葉を返すよ。
    ナーバスになっているのは良くない、一人で溜め込むくらいなら話して欲しいな。
    勿論、無理にでもと言うつもりはないけれどね。」

バンビーノ「そうだな・・・」


先着で
 ★ナーバスって死語かな→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート、スペード→それなら・・・・聞いて貰おうかな。
クラブ→いや、すまないがもう少し自分の中で整理させてくれ。
JOKER→ ガチャッ  ミアータ「バンビーノ、試合お疲れ様。」 ・・・ゲェッ、ミアータ!?

427 :森崎名無しさん:2010/12/06(月) 18:39:52 ID:???
 ★ナーバスって死語かな→ ハート7

nice暴徒と化すのか…

428 :森崎名無しさん:2010/12/06(月) 18:39:55 ID:???
★ナーバスって死語かな→ ダイヤ4

429 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:11:20 ID:???

>ハート→それなら・・・・聞いて貰おうかな。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バンビーノ「それなら・・・・聞いて貰おうかな。」

そう告げたバンビーノは近くの椅子に腰掛け、ゆっくりと三杉に話し始めたのだった。



〜回想・ユヴェントス戦前日 昼過ぎ〜


カラン・・・

約束の時間キッチリにバンビーノはバールの扉を開けた。
店内を見回すと、店の奥で手を振っている少女が見当たった。
綺麗なブロンドの髪を長く伸ばし、服の色に合わせた紺色のリボンで纏めている。
少しだけ刺々しい雰囲気を宿しているのがアクセントとなり、綺麗な外見を引き立てていた。

ミアータ・コリーニ・・・親友であるチェザーレ・ストラットの恋人。
こうして顔を見るのは2年半振りだが、記憶の中の女性よりも目の前の女性は美しかった。

430 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:12:22 ID:???

ミアータ「久し振り・・・。」

バンビーノ「ああ、久し振り、ミアータ。 少し痩せた?」

ミアータ「まあ・・・少し。 ごめんねバンビーノ、明日試合なのに呼び出しちゃって。」

バンビーノ「構わないけれど、どうしたんだい?」

そう訊ねたバンビーノに返されたのは、パァッと明るく広がったミアータの笑顔だった。
この笑顔が全てを物語っていた。
バンビーノもまさか、という思いとともに息を呑んだが、次の言葉は直感が示した通りだった。

ミアータ「ストラットが見つかったの!」

バンビーノ「ストラットが・・・そうか・・・・・・・・・見つかったん、だね。」

ミアータ「ええ、ブラジルのクラブチームに居るんですって!」


かつてバンビーノに再起不能寸前の怪我を負わせた友。
それは事故だったのだが、気に病み、チーム内で暴力事件を起こして追放された・・・

431 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:14:08 ID:???
・・・許せなかった。
何故自分の分も世界を相手に闘ってくれなかったのか、と・・・。
その後、毎日謝りに来たが、一度の面会も許さなかった。
目の前にした時、どんな言葉を浴びせるか自分でも分からなかったからだ。
だが、彼はいつしか姿を見せなくなり、行方も知れなくなった。
そして・・・フィオレンツェの地で脚を完治させた後も姿を消したままだった。

バンビーノ(教会で祈るようになったのも、ストラットの事が切っ掛けだったっけ・・・。)

伝わって欲しいと願いを込めて祈っていた。
この脚はもう大丈夫だ、と・・・・・・お前はオレからサッカーを奪っちゃいないんだ、と。

バンビーノ(そのストラットが無事見つかった・・・しかもブラジルでサッカーを続けている。)


先着で
 ★この引きを乗り越えろ、バンビーノ!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート、スペード→良かった・・・と、安堵の心に包まれた。
クラブ→良かった・・・という安堵の心と共に、別の感情も存在している事に気付いた。
JOKER→バンビーノ(そんな事より、オレは実はミアータの事が好きだったんだ・・・昔から。)

432 :森崎名無しさん:2010/12/06(月) 20:15:39 ID:???
 ★この引きを乗り越えろ、バンビーノ!→ クラブ3

433 :森崎名無しさん:2010/12/06(月) 20:22:24 ID:???
三角間系
真っ当な青春で終わることを願って…

434 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:32:29 ID:???
無事、niceボートな運命を逃れたバンビーノ。
だが彼は苦悩する。
ずっと見えていなかった自身の感情に、再確認させられた己の心の小ささに。
少年達は自分の進む道に、救いを願わずにいられらなかった。

次回 Another Campione
『奇跡の価値は』


次回更新も、サービス サービスゥ!





…ではまた。

435 :森崎名無しさん:2010/12/06(月) 20:52:15 ID:???
nice乙でした

436 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/08(水) 18:22:52 ID:???
>クラブ→良かった・・・という安堵の心と共に、別の感情も存在している事に気付いた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

何よりも先んじて現れた感情は安堵であった。
親友の無事を祈っていたバンビーノにとって、その感情は至極自然だったと言える。
だが直後にバンビーノは冷静を取り戻した。 ひどく冷めた冷静さであった。

バンビーノ(ストラットにサッカーを止めて欲しいなど考えた事は一度もな無い・・・無い筈だが・・・。)

ブラジルのクラブチームでサッカーを続けている、という言葉が胸の奥に引っ掛かった。
ストラットは結局何をしたかったのか?
怪我を負わせ、チームを崩壊させ、許してもらう事を諦め、誰にも何にも告げず姿を眩ませ・・・
挙げ句、ブラジルに渡りサッカーを続けている。 サッカーに縋(すが)っている、と言うべきか。
そこまで考えて、慌ててバンビーノは考えるのを止めた。
それ以上は今ここで考えてはいけないと思ったのだ。
面会を許さず、失踪の後押しをした自分が考えてはいけないと思ったのだ。

バンビーノ「そうか、ミアータも安心したろう?」

ミアータ「ええ。 あ、でもでもまだ安心なんて出来ないわ。
      きっとストラットは罪の意識で今も悩んでる筈だもの。」

437 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/08(水) 18:26:20 ID:???

ズキッとバンビーノは胃の辺りに痛みを感じた。
胃液が過剰に分泌されている気がした。
だがバンビーノはそれを顔に出さず、ミアータの話に合わせて相槌を打つ。

バンビーノ「そうなんだろなぁ・・・。」

ミアータ「ストラット・・・約束してくれたもの。 5年以内に・・・って、このペンダントをくれたの。
      そんなストラットの事を嘘つきになんてしちゃいけないと思うの。」

バンビーノはミアータの事を見た。
美しい彼女にも欠点・・・と言うより(非常に)難しい部分がある事は彼も承知している。
言葉の端々に、自分の思い込みで視野を狭めてしまう癖は今も健在だ。
けれどもミアータの一途さには疑いの余地が無い。
何より、彼女は少なくともストラットへの想いという一点において、誰よりも誠実であった。

バンビーノ(だからこそ男の立場からすると大変なんだが・・・そこはこの際、置いておこう。)

バンビーノは苦笑を堪え、真顔を保つ努力をしたのであった。
そしてその後、今後の事についてミアータと話す事にした。


438 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/08(水) 18:32:02 ID:???

バンビーノ「それで、ミアータ・・(聞くまでもないかも知れんが)これからどうするつもりだい?」

ミアータ「勿論、直ぐにブラジルへ渡るつもりよ。 早くストラットを安心させたいもの。
      お金なら大丈夫、こんな日の為にって16の頃から旅費を貯めていたし・・・」

バンビーノ「うん、分かった。 でもミアータ、それは少し待ってくれないか?」

ミアータ「え・・・! ど、どうして!?」

バンビーノ「ストラットは今も罪の意識を抱えている、それはキミの言った通りだ。」

ミアータ「え・・・? うん、そう思うけど・・・。」

バンビーノ「そう、そしてそれはあの日から何一つ解決していないんだ。
       ストラットが戻ってこれる土台が何一つとして出来ていない。」

ミアータ「あたしは・・・ストラットが戻って来てくれるなら、もうこれまでの事は
      何も気にしないつもりよ? パパの事も説得するわ?」

バンビーノ「うん・・・だけど彼はイタリアサッカー協会から追放された立場も同然だ。
       いま戻って来ても、彼の居場所は何処にも存在しないに等しい。
       これでは結局、彼はキミとの約束を果たせる見込みは無く・・・
       それを理解している彼は、結局戻ってこれやしないだろう。」

ストラットが戻って来るシナリオは、バンビーノの頭の中で容易にまとまっていった。
だがそれをする事で、彼は考えたくなかった事も考えざるを得なかった。

439 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/08(水) 18:34:03 ID:???

バンビーノはミアータに対して、そのシナリオをプレゼンを行った。
その内容を端的に言えばこうである。

まずイタリアサッカー協会にストラットの無事と居場所を連絡し、視察を促す。
その結果、彼の実力が錆び付いていなければ、そのストライカーとしての力は
イタリアにとって喉から手が出るほど貴重であり、当然必要な人材として判断される筈である。
来年のWT(ワールドトーナメント)で威信を取り戻したい協会は、過去の処分の終了と、
WTの召集をストラットに告げる事であろう。
自分やミアータが過去を水に流してストラットを迎え入れるのは、まさにその時なのだ。

ミアータに説明している間、バンビーノはまるで機械のように無感情にふるまった。
説明中、ミアータは何度か「でも・・・」と、口を挟んできたが、最終的には渋々と頷いた。
出来る限りストラットが安心して戻れる環境を作るという意図は重々理解していたのだろう。

ミアータ「ありがとう、バンビーノ。 貴方が言ってくれなかったら、直ぐに飛行機に乗るところだったわ。」

バンビーノ「いや・・・オレもあの頃みたいで楽しかったよ。」

ストラットとミアータの間で調整役のような事をやっていた時の事を言っていた。
「もう別れる」と頭を抱えるストラット、「解ってくれない」と泣きついてくるミアータ、
うんざりしながら2人の話を別々に聞くバンビーノ・・・懐かしい思い出だった。

またあの頃と同じに戻れたらいいな、とミアータは零し、2人は話を終えた。
バンビーノはイタリアサッカー協会に連絡する事を約束してミアータと別れた。
そして帰りの道・・・バンビーノは堪えられなくなり、裏道に入って嘔吐した。
彼は口の中に広がる胃液の苦味に咽(むせ)ながら、考えまいとしていた我慢をかなぐり捨てていた。

440 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/08(水) 18:35:29 ID:???

失踪してから今まで、ストラットは何と向き合って来たのだろうか?
結局のところストラットは何にも決着をつけずにイタリアを去ったのだ。
罪の意識や後悔がそれをさせた事は想像がつく。

だが彼がやった事は『現実から逃げた』、只々それだけである。
そこに自らの罪と向き合い、現実と闘おうという意志はない、断じてない。
自分の心が少しでも楽になるように、考えずに済む様にという意識があるのみである。
彼自身は「自分など居ない方が良い、その方が周囲の為にもなる」と自らの行為を正当化し・・・
それ故、2年半経過した今まで『彼からは連絡手段があるにも関わらず』何も言ってこなかったのだ。

またストラットは残された人間の悲劇という物を一点も考えなかった。
よしんば考えたとしても、それからはずっと目を逸らし続けてきた。
彼ののやった事は周囲の不幸を更に拡大させるだけの行為だったのに。


――――――ストラットの行為を一言で表すならば、そこに『卑怯』以外の言葉はなかった。


だが・・・面会を許さなかった自分が、その後押しをしてしまったのも理解している。
そして、彼の無事を祈ってきたにも関わらず、今更こんな事を冷静に考えている自分が心底嫌だった。
親友に対する自分の思いは誠実でなく、真摯な物ではなかったのだ。
彼は自分に対して吐き気をもよおすほど嫌な気分だった。
これほど自分の心はちっぽけな物だったのかと・・・情けなくなり、彼は涙を零したのである。


441 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/08(水) 18:37:14 ID:???
〜回想終了・フィオレンティーナ控え室〜

バンビーノ「・・・と言う訳だ。」

最後にバンビーノは溜息を吐き、自嘲を浮かべていた。
これ程の悩みを抱えていたとは流石に三杉も予想していなかった。

バンビーノ「一昨年の冬、ドゥオーモの上でお前に語った言葉の成れの果てがこれだ・・・。」

勿論、三杉も覚えていた。
初めてバンビーノに心を打ち明けた時の事を。
そして、その時にバンビーノが漏らした親友への思い。

バンビーノ「・・・幻滅したか?」

三杉「いや・・・そんな単純な話じゃない事は僕にだって解るさ。」

理屈や真実がどうであれ、当事者にしか見えない世界が世の中にはある。
感情やそれにより歪む視点という点において、第三者は決して当事者とは同じ場所に立てない。
だが今 目の前のバンビーノが、自分でどうにか出来ない物に呑み込まれ掛けているのは確かな現実・・・
三杉は、ただ「はい、そうですか」と終わってイイとは思えなかった。


A (けどダメだ・・・何を言うべきか思いつかない。)
C 「最低だね、そのストラットって彼・・・・・・バンビーノは何も悪くないよ。」
B 「僕は・・・冷静に考えて許せない、という事が間違っているとは思わない。」
D 「バンビーノ・・・流石にその考えは間違っているよ、ストラットが可哀相だ。」
E 「結局・・・許すしかないんだろうね。 戻ってさえくれば、いつかきっと納得出来る日も来るし。」
F 「しかし・・・よく試合中に動揺を見せなかったものだね。 凄い事だよ、それは。」
G  そ の 他

重い話なんで『4』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

442 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 18:49:25 ID:kav63x0c

時間の力を信じるんだ

443 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:00:03 ID:8N+EEmy2
B 「僕は・・・冷静に考えて許せない、という事が間違っているとは思わない。」

BとCの順番が逆なのは何か意味があるのだろうか?

444 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:07:29 ID:Cqk5DcMo


445 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:10:06 ID:TLWdXHKQ

「ただ待つ…或いは言葉を交わすだけじゃ君は納得できそうにないね…
 ならサッカーで決着をつけるのはどうかな、君と彼も…僕と同じサッカー馬鹿なら良い案だと思うよ
 馬鹿は馬鹿らしくボールを追いかけるのがお似合いさ」
意訳(ストラット、サッカーしようぜ!)

446 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:11:43 ID:+otCAvdM
>>445

447 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:17:48 ID:dafXsWFY

「選手としては許したいが、人としてはまだ許し切れない……という所なのかな。
それだけなら、特に問題はないだろうね。共に時間を過ごすことで癒える傷もある。
ただ一つ気になるとすれば……君は彼を『男』としてどう思うかだ。
ストラットが、ミアータさんを置き去りにして多大な苦痛を負わせていることを、許せるか、否か」

448 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:38:53 ID:u9m9PTok
E

449 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:51:42 ID:kD2cVVzw
B

450 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 19:53:52 ID:62pkfh4c
>>445


451 :森崎名無しさん:2010/12/08(水) 23:59:32 ID:cfeILPS+
E

452 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/09(木) 13:54:37 ID:???
>>443 あひ、どうしてこうなった!? 違うんだ、こんなはずじゃ〜
>>445 反町と早苗さんもこれで上手くいきましたしね!
>>447 バンビーノ「どうしてもオレをnice boatさせたいらしいな」
===============================================

>E 「結局・・・許すしかないんだろうね。 戻ってさえくれば、いつかきっと納得出来る日も来るし。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「結局・・・許すしかないんだろうね。 戻ってさえくれば、いつかきっと納得出来る日も来るし。」

三杉はの言葉は、サッカー選手として振り切るべきだと。
しかしその言葉は何処か他人事のように聞こえてしまっていたかも知れない。
何故なら、三杉には自らの言葉に対する実感をまるで持っていなかったのだ。

三杉は自らのハンデであった心臓病に対し、自分や運命以外の誰かを呪った事はない。
そもそも彼にその身を与えたのは両親なのだ、許すも許さないも彼には最初からなかった。
彼は心臓病を呪い、憎み、そしてそれを排した結果、この場に立っているのだ。
それゆえ、バンビーノの静かな怒り(?)に対しても、深い共感は得られていなかった。

また戻って来さえすればいつか納得できる、という言葉にも言霊は宿っていない。
近くに居さえすればギスギスしていた者達の仲が改善するだろうか?
確かにこのイタリアでは初期にあったわだかまりが徐々に改善された経緯がある。
だがそれは各自に学んでいく意志、融和する意思が確実に在ったからだ。
日本にいた頃はどうだったか?
不仲だった者達は、融和どころか蹴落とす事に没頭していたのだ。

453 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/09(木) 13:55:56 ID:???
人同士はそれぞれ何らかの意志なくば、関係が変わる事はない。
もし変わるとすれば、外部からの切っ掛けに依る物・・・そんなのは奇跡に縋るような物だ。
三杉は自らの経験でそれを知っていたし、彼はそんな奇跡に頼る事を善しとする人間ではなかった。
自分の運命を変える為なら、人生を売る事も、自らの才を強者との取り引き道具にする事も辞さない。
奇跡の価値は自らの意志・行動で起こしてこそ意味がある物だと、彼の本能は解っていたのだ。

即ち三杉が今彼に口にした言葉はあくまで慰めの言葉、気休めの言葉であった。
しかし三杉にとっては、仲間であるバンビーノが心を痛めているからこその純粋な労わりの言葉。
少しでもバンビーノの心が軽くなるようにと希望を投げかける意図だったのだ。


先着で
 ★バンビーノに伝わるかな→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→バンビーノ「グラッツェ、なるべく前向きに考えるようにするさ。」
ハート→バンビーノ「すまないな・・・心配掛けて。 だが話して少し心が軽くなった気がする」
スペード→バンビーノ「そうであって欲しいが、な・・・・・・・」
クラブ→バンビーノ「すまない、胃が痛くなってきた。」
JOKER→ジェンティーレ「話は聞かせて貰ったぜ!」 ヘルナンデス「オレ達に任せろ!」 なにィッ!?

454 :森崎名無しさん:2010/12/09(木) 13:58:19 ID:???
 ★バンビーノに伝わるかな→ クラブ8

455 :森崎名無しさん:2010/12/09(木) 16:25:00 ID:???
バンビーノは代表でいるよりフォオに留まったほうがいい気がしてきたぞ。

456 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/09(木) 19:19:52 ID:???
>>455 何故だかそんな流れですね、でもストラットの事を乗り越えた方が結局良い方向ではあります。
===============================================


>クラブ→バンビーノ「すまない、胃が痛くなってきた。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

だが、残念ながらバンビーノが欲していたの慰めの言葉ではなかった。
今の彼は冷静そうに見えるが、実は混乱に近い状態に陥っている。
自らの理性が発する命令を、感情が受け付けていないのだ。

本当のバンビーノは解決を真っ先に求めていた。
大事な大会中に、ストレスや思考散漫の種など抱えているべきでないからだ。
ストラットへの気持ちに決着をつける、そんな後押しの言葉が欲しかったのだ。
許すべきでない、でも構わなかった。 逆に、自分が叱責されるでも構わなかった。
その為の標を彼は求めていた。 そういう意味で、彼は三杉とは違うタイプの人種だった。

バンビーノ「すまない・・・何だかまた胃が痛くなってきた。」

三杉「だ、大丈夫かバンビーノ!?」

バンビーノ「ああ、この事は暫く考えないようにする。 その方が良い、きっと・・・・」

三杉「分かった・・・すまなかったね、力になれなくて。」

457 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/09(木) 19:22:11 ID:???
バンビーノ「いや、元々オレが自分で乗り越えるべき事なんだ。 そう、解っているんだ・・・」

三杉「バンビーノ・・・」

強がるバンビーノだが、纏う空気はいつになく弱々しい物になっていた。
これほどまで覇気を失っているバンビーノを三杉は見た事がなかった。

※バンビーノがローマ戦でペナルティを負う可能性が発生しました。



バンビーノが落ち着きを取り戻した頃、試合開始までの時間は20分ほどに迫っていた。
クールダウンを終えていたフィオレンティーナの選手達は観客席に移動する。

ASローマ・・・ローマの鷹と呼ばれるランピオン、FKの名手でハイレベルなテクニシャンのヘルマー、
そして実力の底を見せないフィッツウォルタを中心とする名門チーム。
対するACミランは、バンビーノら主力を失ったのちは暗黒時代という認識で、
現に今大会も予選でナポリに1位通過を許してしまうなど、奮っていない状態だ。
三杉がこの試合で気にしているのは当然、前者の方であった。

三杉(ローマか・・・不気味なチームだ。 サンプドリアとの試合でも、
    彼等は自分達の強さは見せず、相手の強さを殺して勝っていた。)

458 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/09(木) 19:23:53 ID:???

岸田と赤井が敢え無く敗れた状況が思い出された。
ヘルマーを抑える為にボランチとして臨んだ赤井、ゴール前でランピオンをマークした岸田。
2人の攻撃を抑えればローマも動揺し、付け入る隙を見出せるという狙い。
だがその作戦は中盤の底にいた筈のフィッツウォルタによって瓦解した。
突然の意表を突いたドリブル突破や、オフ・ザ・ボールでのけん制・・・
如何様にでも動ける彼を赤井も岸田も無視できず、結果 本来のマーカーへのチェックが甘くなった。
そして、まるで相手の動きを予想しているかのように先読みされた中盤勝負。
結果は無残と言うしかなかった。

三杉(今日も同じようにローマペースの展開になるだろうな・・・
    少しでも相手の特徴を掴みたい所だが、正直 期待は出来ない。)

この試合、ミランの健闘を三杉は予想していなかった。
軽い溜息をつく三杉。 だが、その溜息は裏切られる事になるのであった。

459 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/09(木) 19:28:19 ID:???

〜特殊イベント〜

※ユヴェントス戦での活躍、ダラピッコラへの対応で貴公子ポイントが最終的に24上昇しました。
 しかしながら何度か相手の心の機微を見抜けないなどがあり、9の減少がありました。
 これらを合算すると 59+24−9=74 となりました。
 貴公子ポイント 70 OVER達成! 女性キャラ登場のイベントが発生!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

観客席についた三杉達。 そんな彼等に強い視線を向けている少女が居た。
スカイブルーの瞳、ブロンドのショートカット、少し童顔な顔は可愛い部類に入る。
そして童顔とは対照的に出るところは出ているGoodな戦闘力。
最初は誰も気付かなかったが、やがて三杉らに向けて大きく手を振り始めた。

三杉(え、なんだあの子・・・?)

これは流石に気付かない筈もなく、しかもその激しいアピールに三杉は動揺を強いられた。
三杉だけでなく他の選手達も順に気が付き、男の園であるフィオレンティーナ席は騒然となった。

スペルマン「ん? あれれ、あの子は確か・・・。」

ブンナーク「な、なんだあの女・・・!」

レントゥルス「わ〜、かっわいいーーーー! チュチュチュチュチュ〜」

ダラピッコラ「バーカ、あの子が見てるのはオレに決まってんだろ! チュッ!」

ミュラー「うん、素敵な笑顔です。」

460 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/09(木) 19:29:48 ID:???

男の世界を生きてきたブンナークはドキムネに声を震わせ、レントゥルスは投げキッス乱打、
ダラピッコラは弟に対抗してクールな投げキッスを放ち、そしてミュラーは冷静に感想を述べた。
騒がないのは・・・と言うかこの騒ぎに気付かないのは、目標であるフィッツウォルタの試合へと
100%の意識を向けているマルコ、それからドンヨリした雰囲気を醸し出しているバンビーノだけだった。

三杉(あー、なんだろう・・・ボクも何かするべきなのか?)


A 慌てるな、ここは様子を見るべき。
B おいマルコ、見ろよあの子・・・と、そんな感じ。
C おいバンビーノ、見ろよあの子・・・と、そんな感じ。
D 控えめに手を振ってみようか。
E 郷に入っては郷に従え、ここは僕も投げキッスだ。 
F そ の 他

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

※本日はここまでとなります。
 次回また宜しくお願いしますね、チャオ。

461 :森崎名無しさん:2010/12/09(木) 19:31:32 ID:x5NTTeyM


462 :森崎名無しさん:2010/12/09(木) 20:02:25 ID:otvvlHWs


463 :森崎名無しさん:2010/12/09(木) 20:46:08 ID:GPu6+W0Y
D


464 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 03:54:25 ID:ZkaIdY+A


弥生がいるからと無視することも考えたけど

465 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 03:55:36 ID:???
しまった……決まっていたのね……orz

466 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/10(金) 12:15:41 ID:???
>>465 よくある事です、私の数々のミスに比べれば凹む事はありませんw
===============================================


>D 控えめに手を振ってみようか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

渡伊してからというもの、三杉自身はどんな女性に対しても興味を抱く事はなかった。
彼には青葉弥生との事があったし、基本的にサッカーの事以外を考えられる余裕もなかった。
また彼は小、中学生時代に黄色い声を浴びてきており、女性に対して強力な免疫を持っている。
それゆえ街行く女性の一挙手一投足にも無頓着であり、仮にフィレンツェで誰かから
熱い視線を浴びていたとしても、それに気付く事はなかった。

そんな彼にとって(自分に対してだと決まった訳ではないが)こうして明確にアピールをする
女性の姿を目にするのは久し振り、以前では考えられなかった新鮮さを感じていた。
また一部の仲間達のアピールに対する反応は日本じゃ考えられないようなテンションであり、
なんとなく三杉もあの少女に軽く反応を返してみようかという気分にさせていた。

三杉(まあ・・・少しだけ手を振ってみようかな。)


先着で
 ★孔明「いまです!」→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→三杉が手を振ろうとする直前、隣に座ってたアイツが「あっ!」という声をあげた。
ハート→三杉が手を振ろうとする直前、少女は業を煮やしたような感じでこちらの席に近付いてきた。
スペード、クラブ→手を振ったのに少女は全然喜んだ様子がなく、何やら必死な様相を見せてきた。
JOKER→三杉が手を振ると、少女は大喜びな様子を見せた。 効果は抜群だ。

467 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 12:30:22 ID:Ns/obmaQ
★孔明「いまです!」→ ハート8

468 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/10(金) 19:03:18 ID:???
>ハート→三杉が手を振ろうとする直前、少女は業を煮やしたような感じでこちらの席に近付いてきた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

手を振り返す事に決め、身体を少女の方向に向けたその時・・・
彼女は手を振るのをやめ、頬を大きく膨らませて立ち上がっていた。
そして連れと思われる少女2人が制止するのを振り切って、不機嫌そうにこちらに向かってくる。

三杉(おや・・・?)

ブンナーク「ななななにぃっ!? こ、こっち来るぞ!」
ダラピッコラ「っとと、これって・・・」
レントゥルス「なんだかトラブルの予感ー?」
スペルマン「ふふ、面白い物が見れるかもね。」
新田「ブンナーク・・・・・・ダセぇっ!」
中山「おい、そこは得意のスルーにしとけって。」
バンビーノ(ズーーーン)

事態は飲み込めないが、皆それぞれに思う所はあるようである。
三杉は頭上に“?”を浮かべつつ、経過を窺うより他なかった。

469 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/10(金) 19:04:31 ID:???

少女はプンスカしながらとうとう三杉達の席までやってきた。
そして三杉の方、いやもう一つ奥の方を見据えてこう言ったのである。

???「もう・・・マーくん! さっきから手を振ってるんだよ!」

マルコ「ハィっ!・・・・・い? えっ! あれ? ナっちゃん?」

ナディア「あれ?・・・じゃない! ヒドイよ!」

ダラピッコラ「マーくん・・・?」
レントゥルス「ナっちゃん・・・?」
スペルマン(やっぱりそうだったw)

手にしていた大事なデータノートを放り投げるくらいに驚くマルコ、そしてニヤつく外野。
こんな感じでフィオレンティーナ選手達の観客席は試合前から騒然となってしまったのである。
(でもバンビーノだけはズーーーン。)


・・・・・・

ナディア「ごめんなさい、お騒がせして・・・(シュン)」

友人A「本当にもう・・・子供なんだから。」
友人B「まったく・・・・・・。」

数分後、後から追ってきた友人二人に(×諭され)○説教され、騒がせた事を謝るナディアの姿があった。
ナディアの友人達も相当呆れているようで、ヤレヤレだわという独り言が丸聞こえである。

470 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/10(金) 19:06:31 ID:???

三杉「いや・・・みんな気にしていないから大丈夫だよ、と言うか喜んでいるみたいだし。」
レントゥルス「そうそう!」 ダラピッコラ「一緒に観戦しようぜ!」 

三杉「ハハ・・・バカ兄弟少し黙れ。 ・・・それよりマルコ、折角だからちゃんと紹介してよ。」

マルコ「あ、うん、・・・。 えっと・・・ナディアです。」
スペルマン「そうそう、愛しのナディア。 写真なんかで見るよりも、ずっと可愛いんだよね?」

マルコ「―――――――!!」


ボフンッ

スペルマンの言葉に赤面しながら絶句し、思わず胸倉を掴むマルコ、それを聞いてマルコ以上に
真赤になってしまうナディア、どうやら2人の仲については聞くまでもないようだった。
あからさまな冷かしの歓声が上がる中、哀しき漢はこの空気に耐えられず光の彼方に消え去った。

ブンナーク「ぬ・・・ぬぉぉぉぉぉぉ! 爆発しろォォォォ!」
新田「ああ! ブンナークが走り去ってゆく!」
中山「放っとけ新田、バカが感染るぜ。」
バンビーノ(ズーーーン)

三杉(何だか今日はヤケに皆の意外な一面を見る日だな・・・。 しかしマルコも中々隅に置けない、
    恋人が居るらしい様子はあったが、それがこんなに可愛い子だったなんてね・・・っと?)

471 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/10(金) 19:08:37 ID:???
マルコとナディアを微笑ましげに見ていた三杉だが、その時彼は再び視線を感じた。
どうやら今度は疑う余地がない、三杉に対して向けられた熱視線である。
それを放っているのはどうやら、後方で控え目にしているナディアの友人Bであった。
背中まで伸ばしたストレートのブロンドヘアは手入れが行き届いており、スラリとした体型と併せれば
まるでモデルのように感じさせた。 瞳はナディアと同じくスカイブルーなのだが、より一層の深みが
あるように見えた。 だがそれ以上に・・・三杉は不思議と懐かしいような感じが印象的だった。

三杉(あの子・・・見た目は全然違うけれど、なんだか弥生に似ている気がするな・・・)

そしていま2人の目が合った。


先着で
 ★ときめきミスギアル→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→それが契機となったのか、友人Bが控え目に声をかけてきた。
スペード→だが意外にも声をかけてきたのは友人Aである。
クラブ→だが友人Bは三杉の目を逸らすと、バンビーノ(←ズーーン)の方へ歩み寄った。
JOKER→AとBがキッチリ同じタイミングで三杉に声をかけてきた!?


※ところでここで登場したナディアですが、彼女はオリキャラです。
 名前と人間関係には借りている元ネタがありますけれど・・・分かる人はきっと後々分かる筈。

472 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 19:10:10 ID:???
 ★ときめきミスギアル→ スペードJ

473 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 19:10:13 ID:???
★ときめきミスギアル→ スペードJ


474 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 19:28:32 ID:???
いつの間にか競技が変わってるー!?

475 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/10(金) 19:57:07 ID:???
>>472-473 Youたち結婚しちゃいなYo!
>>474 これが貴公子ポイントの世界です。
===============================================

>スペード→だが意外にも声をかけてきたのは友人Aである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

だがその時、三杉とBが交わす視線の間に入ってきた者がいる・・・言わずもがな、友人Aだった。
なんと三杉はすでに2人の女性(いずれも美人)の関心を手に入れているようだった。
ヘタなホストだったら「この女 陥落(お)ちた・・・!」と独白するようなシチュエーション。
流石に運動400 文系200 理系350 芸術250 容姿500 根性300の三杉は格が違ったという事だろうか?

Aの姿にハッとしたBは、慌てて視線を他所に向けた。
それはさっきから騒ぎに乗ってこないでズーーーンとしっ放しのバンビーノに対してだった。
そのままBは心配そうな顔でバンビーノの方へと寄って行き・・・対してAは三杉に声をかけてきた。


先着で
 ★ときめきミスギアル2〜伝説の鐘〜→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→A「あの・・・ジュン・ミスギですよね? 私、モニカって言います。」
スペード→A「ふぅん・・・アンタがジュン・ミスギ? アタシはアスカ、アスカ・ラングレー。」
クラブ→A「貴方がジュン・ミスギだったりしちゃったりしますか。
      私の名前はラミア・ラブレスと言いますなのでごわす。」
Joker→A「初めまして、貴方がこのチームのキャプテンですね?
      妾(わたくし)はリリーナ、リリーナ・ドーリアンと申します。」

476 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/10(金) 19:59:01 ID:???
本日はここまでになります。
次回もアナザーカンピオーネに・・・パイルダーオーーン!

477 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 20:04:28 ID:???
 ★ときめきミスギアル2〜伝説の鐘〜→ ハートQ

478 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 20:05:23 ID:???
★ときめきミスギアル2〜伝説の鐘〜→ スペード9

479 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 20:05:46 ID:???
リリーナの相手はラムカーネだろ乙w

480 :森崎名無しさん:2010/12/10(金) 22:50:38 ID:???
Aちゃんだからアスカじゃなければダグラスさんかと思ったけれど、
それじゃあ某敬虔なる〇〇教改め洩矢教のあの御方が黙ってはいるまいと思ったので止めとこう…。

それにしてもマルコがAちゃんなのか…、バカップル爆発しろ。

481 :森崎名無しさん:2010/12/11(土) 01:52:46 ID:???
ちょっと待て、アイビスの綴りはIbisなんだぜよ?

…もしやカップサイズ的な意味でAって事なのか?

482 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/11(土) 12:28:11 ID:???
週末は更新できなさそうです。
もしかしたら後ほど少し出来るかも…

コメレスだけ今させて頂きます。


>>479 それはもう。彼女はチームのキャプテンに用があるだけで、三杉の事なんか知りませんw
   まあJOKERですしね!

>>480 Aは只の記号のつもりでしたが、実はアイビスを入れるか迷ってました。何故わかったし。
ってか、マルコとナディアの密かな元ネタに気付いてくれる人が遂に現れた!
>>481 その発想はなかったのですw

483 :森崎名無しさん:2010/12/12(日) 08:38:12 ID:???
マルコとマルオ乙でした。

>>482
それは某音撃スレでスパロボの話題が出た時に
アナカンさんが大食い娘派で64大好きなのが判明したからw
ちなみに私はハーレム推奨派なせいで出撃回数が足りない〇〇力不足なんですけどね。

484 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 12:00:14 ID:???
>>483 どもどもです、流石に>>483氏は洞察力が違った!きたないな483さすが483きたない。
    マルオは進化しまくりんぐですねぇ、マルコもあそこまで行ければ・・・クッ
===============================================

ダイヤ、ハート→A「あの・・・ジュン・ミスギですよね? 私、モニカって言います。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Aは3人の中では最も長身であり、一人だけ黒髪のロングと目を引く要素が多い少女だった。
少女というには大人っぽすぎる雰囲気を備えており、先程のBよりも更にモデルを思わせる。
また寒色のブラウスにスラックスという組み合わせ、加えて切れ長の瞳がどことなく彼女に
クールで中性的な印象を与えていた。
だが、いま目の前の三杉を見ている彼女の表情は、年齢相応のまさしく少女のものだった。

A「あの・・・ジュン・ミスギですよね? 私、モニカって言います。」

顔を少し赤らめ、自分よりも5cmは背の高い三杉の事を見上げるようにしている。
声色は僅かに上擦っており、どうやら緊張している事が窺えた。

485 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 12:01:45 ID:???
三杉「え・・・? うん、そうだけれど。 僕の事を知って・・・?」

モニカ「あの、はい・・・えっとインテル戦からずっとスゴイなって思ってました。
     予想できないようなコースへのパス、トリックスターのようなドリブル、
     周囲に指揮を飛ばすリーダーシップ、それから何より・・・」

ダラピッコラ(OiOi、これって・・・) レントゥルス(wktk・・・)

モニカ「あのロベッシャータの美しさ、目に焼きついて離れませんでした。」

三杉(うーん、ヘルナンデス(6ゾロ)に取られたハイパーオーバヘッドの事を言っているのだろうか?
    と言うかこれはきっと・・・いや、間違いなく好意を持たれているんだろうな。)


A 三杉「うーん・・でもアレはヘルナンデスに取られたからね、まだまださ。」
B 三杉「どうもありがとう・・・っと、モニカさんだっけ? 宜しくね。」
C 三杉「そういう事なら、次の試合は君の為にオーバーヘッドを決めるよ。」
D 三杉(モニカへの挨拶はそこそこにして・・・正直それよりもBの様子が気になる)
E 三杉(勘違いだったら恥ずかしいけれど、ここは弥生の存在を伝えておくべきかな。)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

486 :森崎名無しさん:2010/12/13(月) 12:19:09 ID:ycfH5Xsc
A

487 :森崎名無しさん:2010/12/13(月) 12:27:20 ID:/bAcsEU6


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