キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
1 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/10/22(金) 19:35:21 ID:PrCX1H7o
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションで…
とある貴公子と仲間達のサッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。
487 :
森崎名無しさん
:2010/12/13(月) 12:27:20 ID:/bAcsEU6
A
488 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 15:21:42 ID:???
>A 三杉「うーん・・でもアレはヘルナンデスに取られたからね、まだまださ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
称賛されるのは悪い気分ではなかったが、それでも彼はそのハイパーオーバーヘッドで
ゴールを奪えたわけではなかった為、そう誇れる気分にはならなかった。
喩えそれが、自分でも会心の一発と言える物だったとしてもである。
本当に解っているのか、少々買い被られているような気もし、ここは控え目に答えておく事にした。
三杉「うーん・・でもアレはヘルナンデスに取られたからね、まだまださ。」
レントゥルス(ええー、ちょっと素っ気無さ過ぎない?)
ダラピッコラ(ま、ジャッポネーゼだからな。 照れてるんだぜきっと。)
・・・などと、典型的イタリア坊や達は小声でヒソヒソしている。
少し心配そうな目で、このように返されたモニカの方を見るが、別段気にした様子もない。
モニカ「そうですかぁ・・・もっとずっと上を見てるんですね、ミスギさん。
でもやっぱり、あのロベッシャータは高さも捻りもコースも美しかったですよ。
あの日の、本当に絶好調だったジノ・ヘルナンデスでなければ決まっていました。」
ナディア「あの試合っからそればっかりだよね、モニカは。
でも本当にそうだと思います、私達も生粋のロマニスタ(ACミランサポーター)ですからね。
憎きインテルのヘルナンデスの実力は身に沁みて分かってるつもりですよ?」
489 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 15:23:38 ID:???
食い下がるモニカを、ナディアはそう言って援護射撃した。
「インパクトの瞬間に目隠しされてなかったらねー」と2人はウンウンと頷き合う。
これには三杉も驚かされた。
三杉「(ふぅん・・・流石はイタリア人、弥生と違って目が肥えているんだな。)」
先着で
★おっと選手入場か?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ、ハート→ミランの入場だ!・・・っと、皆慌てて席に着く。
そのドサクサでモニカが三杉の隣席をゲット!
スペード→ミランの入場だ!・・・っと、皆慌てて席に着く。
クラブ→まだでした。 地球を一周して戻ってきたブンナークが三杉達に嫉妬?
クラブA→中山(三杉・・・クソッ、このリア充め爆発しろ!)
JOKER→キュピーン! 弥生「ハッ・・・何処か遠くで良からぬ事が起こっている気が・・・!?」
490 :
逆襲の若島津
◆.0brsTst7A
:2010/12/13(月) 15:27:16 ID:da7YQdHA
★おっと選手入場か?→
スペード9
491 :
森崎名無しさん
:2010/12/13(月) 17:26:05 ID:???
おいィ?それを言うならミラニスタじゃにいか!?
ちょっとわずかに言い方が誤用だっただけで揚げ足取りかよ…
492 :
森崎名無しさん
:2010/12/13(月) 18:10:51 ID:???
間違えた!アナカンさんはスイーツ娘派だった…。
この海の>483一生の不覚!
493 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 18:59:36 ID:???
>>491
ギャー! なんでこんなん間違えちゃったの!? 何なのこのスレ主!? バカなの?死ぬの?
という訳でツッコミ感謝です! 超すみませんでしたーーーー!(ジャンピング土下座)
>>492
うひひ、そんなの間違えの部類に入らないZe! 今日は不覚祭りで!w
===============================================
>スペード→ミランの入場だ!・・・っと、皆慌てて席に着く。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
観客「来たぞ! ミランの入場だ!」
・・・と、ここで誰かが叫んだ。どうやらACミラン・ユースの選手達の姿が見えたのだ。
その叫びを皮切りにミランコールが沸き上がり、観客席は早くも熱狂に包まれる。
流石は地元チームなだけあり、観客の反応もこれでもかと言う位に大きい。
三杉「皆、雑談はここまでだ! 席に座れ!」
三杉が急いで規律を正すと、選手達も直ちに表情を締めた。
どうやらモニカやナディアらは空いていた近くの席に座ったようだ。
三杉も自らの席に落ち着き、リラックスしていた頭を切り替える。
三杉(さて、ローマの選手は・・・)
バンビーノ「ムッ、あいつは・・・!」
三杉「えっ、バンビーノ?」
494 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:01:06 ID:???
完全無欠のどんよりモードだったバンビーノが、ここに来て突然の発言。
その声には力強さがあり、先程までの陰鬱な雰囲気が全く感じられなかった。
これは三杉もギョッとせざるを得ない。
三杉(え、一体何が・・・? あの子(友人B)? あの子が何かしたの?)
バンビーノ「アンドレアを出すのか・・・! ミスギ、あいつの事をよく見ておけ。」
三杉(バンビーノ・・・?)
バンビーノが指差した先には銀髪の少年の姿があった。
ローマの選手達を注目する意図にあった三杉は、このバンビーノの言葉に怪訝な表情を返すが・・・。
だがバンビーノのサッカー選手としての目も確か、腑に落ちぬまま再びグラウンドに目を向けた。
495 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:02:07 ID:???
〜ミラン控え室〜
時は少し遡(さかのぼ)る。
ここACミランの控え室では、当然ながらローマ戦に向けたミーティングが行われていた。
しかしその様子は騒然としたもので、多くの選手達の表情は硬く強張っていた。
デ・ニーロ「・・・スタメンは以上だ、質問は?」
選手A「し、質問も何も・・・!」
選手B「監督(ミステル)デ・ニーロ!! どういう事ですか!?
何故 決勝トーナメントまで来て、こんな変更を!?」
デ・ニーロ「これが最も勝率の高い戦術と考えられるからだ。」
選手A「な、納得できません! 何故オレが外されて、こいつらが!」
選手B「そうです! ファルコーニはともかく、こんなジュニアっ気の抜けない奴等を・・・!」
どうやら自分が起用されない事に、一部のレギュラーが不満をぶつけているようだった。
ピエトロ「まあまあ先輩方、所詮サッカーは実力ですよ。 なっ、ロデオ!」
ロデオ「あ・・・う、うん!(分からないけど・・・チャンス、チャンスなんだ!)」
496 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:03:22 ID:???
挑発的な物言いの少年はピエトロ・バルタリ。 スピード、テクニック、マリーシア・・・
その貪欲なプレイスタイルは、勢いに乗ればレギュラー陣を食う程の実力者である。
そして、怖じ怖じとしつつも懸命に声を張るのがロデオ・ストラーロ。
前線で積極的に走り回り、スペースを作り出す術に長けており、また守備時においては、
この動きで相手の速攻を潰す事も出来る。 またポジショニングやボールキープについても
巧みなセンスを持っており、懐の深いプレイヤーとして期待されている。
・・・が、両者ともそれ以外はレギュラーに劣り、特にキック力では水を開けられている。
だが、それも無理はない。 彼等はまだ若干15歳、本来ならばアッリエーヴィ(プリマの下)の選手なのだ。
選手A「テメェ、ピエトロ!」
選手B「調子に乗るんじゃねえ!!」
ピエトロ「ハンッ! アンタ等じゃローマに勝てねぇって、監督が言ってんだよ!」
マッシモ「ピエトロ、言いすぎだ!」
長身ポストプレイヤーのマッシモがピエトロの挑発を制止する。
ピエトロ、ロデオにこのマッシモを加えた3人が、レギュラーの代わりにFWとしてスタメンを張る。
口汚い罵り合いが飛び出す中、ここまで何も発言していなかった銀髪の少年がここで口を挟んだ。
彼の名はアンドレア・ファルコーニ、銀髪の将軍の二つ名で知られる男である。
ファルコーニは昨年の欧州Jrユース選手権で、キャプテンとしてアズーリを優勝に導いた選手である
497 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:04:44 ID:???
ファルコーニ「起用について疑問はありません。 ですが監督、何故3トップなのですか?」
マッシモ(そ、そうだよな・・・ミランは2トップが伝統。 急に3トップでやれって言われても・・・。)
ファルコーニの問いに、FWとして指名されていたマッシモをはじめとした選手達が首を傾げた。
これに対し、ようやくミランの監督は口を開いた。
デ・ニーロ「まず最初に言っておく事がある・・・。 お前達はグランデ・ミランではない、只の弱小だと。」
選手A「なっ!!」
ピエトロ「ヒデェっ!」
デ・ニーロ「対してこの世代のローマは強豪、真正面から闘っても勝ち目はあるまい。」
選手B「だ、だからってそんな奇策で恥を曝したら、プレス(マスメディア)だって騒ぎ立てます!」
デ・ニーロ「では、この中でランピオンを止められる自信のある奴は居るか?・・・アントニオ、お前はいい。
ヘルマーに競り勝って中盤を制する自信のある奴は居・・・アンドレア、お前はいい。」
アントニオ&ファルコーニ「Sir.」
498 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:06:05 ID:???
空気を読まず挙手したGKのアントニオ・ダンテ、それから中盤の底のファルコーニに対し、
デ・ニーロは呆れた声を出す。 だがこの2人の他に自信を見せ付けられる者はどうやら居なかった。
その事に対してもデ・ニーロは落胆めいた表情を見せたが、気を取り直して話を続けた。
デ・ニーロ「我々が為そうとしている事は、言わばジャイアント・キリングだ。
それを成功させるのに、まともな闘い方をしたって到底無理だ。」
理解しておけ、サッカーの歴史において番狂わせは数多く存在した。
だがその中に、弱者の工夫が無かった試合は一つとして存在しない!
弱者の工夫なしにジャイアント・キリングは存在しない!」
繰り返された監督の強い言葉に、選手達は誰もが口を閉ざした。
文句を言っていた選手らも、全員がそれを理解していたのだ・・・自分達の力不足を。
そしてグランデ・ミランとして栄華を極めるトップチームとの差を。
デ・ニーロ「では戦術を説明する、一度しか言わんぞ。」
・・・・・
499 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:07:28 ID:???
〜グラウンド〜
実況「さあ皆さんお待たせしました! 決勝トーナメント第2試合 ミランvsローマ、
もう間もなく選手入場です。 フォーメーションは以下のようになっております。」
ミラン(4-1-2-3)
−−−−−−−
−J−−−F− Jロデオ Hピエトロ
−−−H−−− Iマッシモ
−−−−−−−
−−I−G−− Iディミトリオ Gデヤン
−−−E−−− Eファルコーニ
−A−−−B− Aフィリッポ Bアレッサンドロ
−−C−D−− Cステファノ Dダニエラ
−−−@−−− @アントニオ
ローマ(4-3-2-1)
−−−−−−−
−−−H−−− Hランピオン
−−−−−−−
−−I−J−− Iヘルマー Jシニーシャ
−E−−−F− Eヤルニ Fモンドニコ
−−−G−−− Gフィッツウォルタ
−AC−DB− Aグレグッチ Cレビタン Dムッシ Bアンノーニ
−−−−−−−
−−−@−−− @ジョバンニ
500 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:10:54 ID:???
入場の列の中、ローマの選手達・・・特にDF陣は動揺を見せていた。
レビタン(すためんガコレマデト全然違ウ!?)
ヘルマー(あいつ・・知っているぞ、確かファルコーニとか言ったか?)
フィッツウォルタ(データに無い選手か・・・ふぅん、それなりに小細工を仕掛けてきたんだね。)
ランピオン(ふんっ、相手が誰だろうとやる事は変わらん!)
ピエトロ(ゲゲッ、あれがローマの鷹ぁ!? な、なんつー筋肉だよ!)
ロデオ(プ、プリマデビューがこんな大きな試合か・・・。でもやるしかない、観ててくれ母さん(マンマ))
ファルコーニ(監督の意図が何だって構わんさ、オレがトップに上がる材料の一つになる限りな・・・。)
アントニオ(フンッ、監督はああ言っていたが今日はオレの力を見せ付けてやるぜ!)
・・・各選手の思惑が働く中、間もなくキックオフの時がやってこようとしていた。
501 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/13(月) 19:14:00 ID:???
本日はここまででございます、ありがとうございました。
なんか大変アホな間違いをしちゃって程度が知れたわけで。
どっかのUTSUKIにも厳しい返しを受けましたが、我々の業界では御褒美です。
ではまた次回で〜 NPC戦苦手〜
502 :
森崎名無しさん
:2010/12/13(月) 21:36:25 ID:???
乙でした〜
503 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 00:03:38 ID:???
モニカたんはオリキャラ?
元ネタがあるのかしら?
504 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 13:19:46 ID:???
>>502
乙どもども
>>503
ファンタジスタのイタリア修行編にモブとして登場しています。
でも作者の愛は受けておらず、絵は安定しない、描写ほとんどないの可哀相な子です。
17巻のミラノダービーの時はアンニュイで綺麗な表情が描かれ、セリフも多少あったかな。
余談ですが、ナディアという少女もファンタジスタでモニカの友人関係で登場しており、
今作では名前だけ借りました。今回書いているナディアのキャラのイメージってかモデルは、
ベイビーステップというテニスマンガのヒロインです。んでその作品の主人公はマルコのモデルと。
===============================================
スクリーンに映し出されたフォーメーションとスタメン。
それを見ていたナディアが素っ頓狂な声を挙げた。
ナディア「あれ!?」
マルコ「んっ? どうしたの、ナっちゃん?」
ナディア「ううん、多分何かの間違・・・・。 あぁ、やっぱり! ピエトロとロデオだよ、あれ!」
モニカ「ヘッ・・・?・・・・・・あ、本当! あの2人が出るの!?」
スクリーンからグラウンドに目を移し、入場した選手達を確認したナディアが再び驚いた。
隣に座ったモニカも手で口を押さえ、ハッと息を呑むような仕草を見せる。
505 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 13:21:23 ID:???
三杉「・・・どういう事なんだい?」
モニカ「あ・・・ハイ。 あの、私達のクラスメートが試合に出るみたいなんです。」
マルコ「えっ! ナっちゃんのクラスメートって事は、まだ15歳とかじゃない?」
ナディア「うん、そうだよ! この前プリマに飛び級したとか聞いたけど、まさか出るなんてビックリ。
それだけじゃなくって、今日のミランは半分以上レギュラーが出てないし・・・!」
この言葉を聞き、マルコは拳で額を押さえて何やら考え始めた。
またレントゥルスとダラピッコラも何やら慌てた様子で相談している。
三杉もこの驚くべき情報に、フォーメーションと照らし合わせて思考を働かせてみるが・・・
A ナディアが今・・・15歳!? マルコ・・・キミは一体何歳からナディアを・・
B 15歳の選手をここで出してくるのか・・・なるほど、秘密兵器というわけだな。
C 居たんだ、ローマには・・・完成されたスーパー15歳が! アンザーニ「それも・・・2人も同時にだ・・・」
D データに無い選手でローマを慌てさせようと言うのか?
E その2人をFWの両ウイングにか・・・なるほど。
F そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
506 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 14:05:27 ID:5AkXn6DA
E
507 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 14:25:05 ID:b2PPPzlg
D
508 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 14:38:13 ID:71SJKBwU
E
509 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 15:05:44 ID:???
>C
混ざってる混ざってるw
510 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 15:47:13 ID:???
>E その2人をFWの両ウイングにか・・・なるほど。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ローマの選手が相手の癖やパターンを読む事は、以前の試合から分かっていた。
単純に考えれば、ミランもその事を把握し、対策としてノーデータの選手をスタメンにしたと考えられる。
しかし、果たしてたったそれだけでローマへの対策になるのかと考えれば・・・
三杉(ローマにはランピオン、ヘルマー、フィッツウォルタと縦のラインが完成している。
そんな相手にベンチウォーマー・・・しかもプリマに上がったばかりの選手を当てる?)
普通に考えれば奇策、破れかぶれとしか思えなかった。
三杉はもう一度フォーメーションを眺めてみた。
問題となる15歳の2人は両ウイングに備えられていた。
三杉(その2人をFWの両ウイングにか・・・なるほど。)
マルコ「え?」
三杉「ん?」
マルコ「ミスギ、何か分かったのかい?」
どうやら考えていた事を口から出してしまっていたらしかった。
マルコをはじめとした選手達、そしてナディアらは興味津々で三杉に注目している。
三杉「ええと・・・」
511 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 15:49:14 ID:???
先着で
★その時 三杉の・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→指はミランのフォーメーションを指していた。
ハート→顔はちょっと赤くなっていた。 そんなに期待しないで!
スペード→胸がドキドキしていた。 素数を数えるんだ。
クラブ→口からは不思議な言葉が飛び出していた。
JOKER→耳には神の御信託が聞こえてきていた。 どっちが勝つかもう分かってしまったよ!
※もしダイヤ以外の結果が出ても、文章で予想を書いて下さり、それが正解か或いは類似する
考え方ならばダイヤ扱いとして進行します。
>>509
ローマとミランは私の右脳の中で混同されている模様です、すみません(汗)
512 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 16:01:58 ID:???
★その時 三杉の・・・→
スペード10
中央の縦のラインがしっかりしているローマをサイドから崩すことが目的。
若い2人の選手(おそらくスピードと勢いがあり、相手にはデータがない)でDFラインを混乱させたい。
といったところでしょうか?
513 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 17:05:13 ID:???
ローマ
レビタン、ヘルマー、フィッツウォルタ、ランピオン
ミラン
ピエトロ、ロデオ、ファルコーニ、アントニオ
入場のときにセリフがあった奴ら、これが各々の主力か?
ミランFWのマッシモという奴がいない…無名キャラ?・・・
両ウイングは能力不足とのことだし、得点源PKしかなんじゃ・・・
それに、ただの両サイド攻撃が通用する相手ではなさそうだ。
514 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 19:58:37 ID:???
>スペードですが、記述の方がいらっしゃったのでそちらを優先します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「そう大した事ではないけれどね、ミランの攻撃への意志は何となく分かるかな。」
ナディア「攻撃の意志・・・?」
三杉「ああ、彼等のフォーメーションを見て欲しい。 4-1-2-3・・・逆三角形の中盤に3トップだ。
1の位置である6番の選手、即ちファルコーニを起点に先へ拡がっていく陣形であり、そして
最前線の両翼にはデータのない選手を置いている。」
モニカ「あ、データのない選手という意味ならマッシモと、もしかしたらアンドレアもそうかもです。
2人とも私達の1つ上ですけど、プリマではお互いにベンチウォーマーでしたから。」
マッシモはともかくアンドレアは実力的にスタメンでも不思議じゃない、とモニカは付け加えた。
その言葉に三杉は合点がいったかのように頷いた。
三杉「そうか、ならばよりハッキリした。 おそらくミランは外に拡がる攻撃に主眼を置いているんだ。
ローマはランピオン、ヘルマー、フィッツウォルタ、それからレビタンと縦のラインに強固な
ベクトルを有しているが、その反面でサイドは脆弱だ。」
515 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 19:59:38 ID:???
マルコ「その不利を、相手の動きを研究する事で補っているんだね・・・。」
三杉「そう、だからこそ両翼にデータのない選手を置くのは大きい。
少なくとも両SBの攻め上がりは押さえられ、下手をすればSHの動きもけん制される。
そうなればローマは縦のラインを崩さざるを得ず、普段の闘い方が出来なくなり・・・
・・・試合の主導権はミランの物になる。 また両翼をレビタンとフィッツウォルタがフォロー
するとしても、中央にはデータのない選手がもう一人・・・ローマはあと一手足りない。」
オォーという皆の声が挙がる中、三杉は苦笑して自論の矛盾点を口にする。
三杉「けれど、これはWGの2人にそれだけの実力が備わっていなければならない。
ローマのサイドの選手がデータ無しでどれ程の実力か知らないけれど、
果たして15歳の2人がそれだけの力があると言うのだろうか?」
これも尤もな話であった。
仮に得意分野だけがレギュラー並みとして、それでもローマの選手を圧倒する程だとは想像し難かった。
ピエトロやロデオの実力をある程度知っているナディアらも、確かに・・・と怪訝そうな顔をした。
だがここで今まで黙っていた男が口を開いた。
516 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 20:01:00 ID:???
バンビーノ「そうとも限らん。」
三杉「えっ?」
バンビーノである。
皆が一斉にバンビーノの方を振り向き、その言葉に注目する。
マルコ「どうしてだい、バンビーノ?」
バンビーノ「ミランの攻撃の起点となるのがアンドレア・ファルコーニだからだ。」
そう断言するバンビーノ。だが、皆はその言葉の意味を掴めない。
彼が再び口を開いて理由を話し始めた時、ちょうど観客の歓声が最高潮になっていた。
そう、キックオフの時間である。
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
観客「ミラーーーーン!!」「負けんな!」「暗黒時代の汚名を返上する時だぜ!」
517 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 20:02:08 ID:???
放送「さあミラン対ローマ、遂に試合開始です!
この試合の勝者がフィオレンティーナと決勝の椅子を賭けて戦う事になります。
予選を楽勝で勝ち抜いてきたローマに対し、ミランは苦戦を強いられてきています。
けれどもここはサンシーロ・スタジアム、ACミランのホームグラウンドですからね。
是非とも勢いをつけて勝ちたいところ・・・
おっと、まずはヘルマーくんにボールが渡る! 彼のテクニックは注目です!」
ヘルマー(さてWGの実力が判らないうちは迂闊にサイドを使えないが・・・。)
ダダッ!
放送「おっと! ヘルマーくん、早速ドリブルで切り込んでいくぞ!
ディミトリオくんとデヤンくんが迎え撃つが、どうだ!?」
ヘルマー(中央のお前達は丸裸なんだよ!)
ディミトリオ(通すかよ・・・!)
デヤン「あ、バカ! 無闇やたらに突っ込むクセ直せよ!」
ファルコーニ「・・・」
518 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/14(火) 20:05:11 ID:???
先着で
★鳴り物ファルコーニ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ、ハート→抜かれるのを考慮し、すでに距離を詰めていた。
スペード、クラブ→距離は詰めていないが、一定の間合いを取ろうとしている。
JOKER→ディミトリオのタックルがヘルマー“さん”を吹き飛ばした。
※ ・・・といったところで本日のアナカンはお開きです、また次回も宜しくお願い致します。
519 :
森崎名無しさん
:2010/12/14(火) 20:05:38 ID:???
★鳴り物ファルコーニ→
スペードA
520 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 12:11:57 ID:???
>スペード→距離は詰めていないが、一定の間合いを取ろうとしている。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディミトリオ「そんなに足がボールから離れたドリブル!」
ヘルマー(フフ、コンパクトじゃないドリブルにはとにかく突っ込んでくるんだよな・・・
そう、お前の悪癖は予習済みってやつさっ!)
トーン トーン トッ! トッ! トーン!
ディミトリオ(!)
ボールに触れる間隔が広いドリブルから、突然リズムを変えた素早いダブルタッチ。
ヘルマーは、意表を突かれ硬直したディミトリオを悠々と抜き去り・・・
続いてもう一人、デヤンに相対した。
ヘルマー「ゲルマン民族の性なのか分からんが・・・キチョーメンな性格でね、お前を抜く前に
ちゃんと前の「カス」を置き去りにして、キチッと1対1で抜きたかったんだよ。」
デヤン「なんだと、このドイツ野郎(シュワーボ)!」
ヘルマー「お前は一本のCDを聞き終わったら、キチッとケースにしまってから次のCDを聞くだろ?
誰だって、そーする、オレもそーする・・・・・・こんな風にな!!」
521 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 12:14:22 ID:???
ダダダッ!
デヤン(脚が・・・!? 何本にも見え・・・・・・)
今度は目が回るようなスピードの連続シザースと細かいボールタッチ。
デヤンにはまるでヘルマーの脚が3本、4本とあるように見え、為す術もなく抜き去られた。
ヘルマー「次ィッ!」
・・・と気合を吐いたヘルマーは、「ハァ?」と肩透かしを食らわされる。
詰めて来るだろうと踏んでいたファルコーニが、間合いの遥か外に居るのである。
だが直ぐに、ファルコーニがキッチリと測った間合いを保っている事に気付いた。
しかもその位置取りからして、相手の目的は明白だった。
ヘルマー(チッ! 嫌らしい小僧め、ランピオンへのパスコースを妨げているつもりか!?)
ファルコーニ(さて、どう出る・・・?)
先着で
★几帳面ヘルマー→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ、ハート→オレの予定は、お前を抜いてドリブルゴールなんだよ!
スペード、クラブ→そのつもりならジリジリ進んで“キッチリ”25mの位置からドライブシュートだ!
JOKER→なんか冷めちまったし・・・ここはサイドを使ってみるかなぁ。
522 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 12:19:19 ID:???
★几帳面ヘルマー→
スペード3
523 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 13:19:21 ID:???
>スペード→そのつもりならジリジリ進んで“キッチリ”25mの位置からドライブシュートだ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヘルマー(そのつもりならジリジリ進んで“キッチリ”25mの位置からドライブシュートだ!)
ヘルマーは強引に切り込む事をせず、ファルコーニとの間合いを計算しつつゴールに近付く。
鍔迫り合いのような睨み合いの中、ヘルマー、ファルコーニの両者共に隙を見せる事はないが、
徐々にゴール前まで押される形になっていた。
ファルコーニ(ランピオンにはガチガチにマークを着け、パスコースもシャットアウトしている。
大丈夫だ、一部の隙間もない。 これなら奴の選択肢はきっと・・・)
ザッ!
ここでヘルマーがステップで距離を取り、脚を高く振り上げた。
ファルコーニも急いで距離を詰めるが、シュート前に弾ける間合いにはない。
ヘルマー「いけぇぇぇぇぇ! ドライブシュートォォッ!!」
ファルコーニ(大丈夫、この距離ならきっとアントニオが止めてくれる・・・!)
先着で
★ドライブシュートェ・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→・・・と思ったら、ファルコーニがシュート前のボールを掠め取ったでござる。
ハート、スペード→撃たされたドライブシュート、GKに防がれた。
クラブ→GKがギリギリ弾いてCK。
クラブA、JOKER→おっと、これは只のドライブシュートではないんだな。
524 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 13:23:41 ID:???
★ドライブシュートェ・・・→
スペード9
525 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:29:19 ID:???
>スペード→撃たされたドライブシュート、GKに防がれた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
脚を独特の角度で振り降ろし、親指の根元に引っ掛けて回転を与える南米のドライブシュート。
ドイツ人のヘルマーも独自でこの方法を見出し、そして自らの得意技に昇華してみせている。
そのセンスは勿論評価に値する物であったが・・・。
アントニオ「ッシャー、ンナロー!!」
バキィ!
ここではミランGKアントニオのナックルパ・・もとい、パンチングに大きく弾かれてしまう。
それもランピオンに競り合われる事を避けるため、サイドに向けて大きくである。
このプレイに湧くミランDFと、仰天の声をあげるヘルマー。
ヘルマー「なにぃ!?」
ミランDF「ナイスナイス!」「やるじゃんアントニオ!」
アントニオ「へっへ、 危ぶむなかれ! オレは将来アズーリの1番を背負う男だぜ?
(・・・とは言え結構な威力だぜ、PAの近くで撃たれたくはねーな。)」
526 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:31:06 ID:???
観客席ではフィオレンティーナの面々が口々に評価をしていた。
まだ1本目のシュートが放たれただけだが、予想以上に見所が多いのである。
ラムカーネ「対年齢に限定した高い身体能力を確認・・・なかなかのGKと判断される。」
中山「ああ、あの6番がシュートコースを限定させていたとは言え、回転の強い
ドライブシュートをあれだけ確(しっか)り弾くのは並みのGKじゃ無理だ。
バンビーノ、あいつの事も知っているのか?」
バンビーノ「いや・・・あいつは知らない。 おそらく地方からスカウトされてきた奴か・・・」
レントゥルス「ローマのヘルマーって人も結構凄かったねー。」
ダラピッコラ「おう・・・キレキレの足技持ってやがるぜ・・・!(けど、今のオレなら勝負になる筈。)」
三杉(アンドレア・ファルコーニか・・・派手さはないけれど、小細工が通用しない雰囲気を持っている。
まだ序盤で何とも言えないが、バンビーノが声高く言うほどの選手なら・・・。)
アントニオが弾いたこぼれ球はミランの右SBが拾い、今度はミランの攻撃が始まった。
相手に当たられる前に早くパスを繋いで前線に送ろうという狙いのようだが・・・。
527 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:35:35 ID:???
三杉「おかしい・・・。」
新田「へっ? どうかしたんですか三杉さん?」
三杉「ああ・・・ローマの守備なんだが、これまで見てきた物と様子が違う。」
新田「・・・と言うと?」
三杉「僕の記憶だと、ローマの守備はマンツーマンに近く、もっと積極的だった筈だ。
けれど今のローマは完全にゾーンディフェンス・・・ミランにデータの無い選手が居るとは言え、
それはFWの話。 中盤はもっと積極的に当たっても良い筈だと思うのだが・・・。」
ハテな・・・と三杉が首を傾げると、この疑問にマルコが反応した。
マルコ「多分、フィッツウォルタが相手の選手を観察しているんだよ。」
新田「えっ! 試合中に!?」
マルコ「うん、試合中でもだよ。 ああ言ったスタンダードで堅実な守備は、どうしても遅攻で崩さ
ざるを得ない。 当然ミランの選手達もボールに触れる頻度が増加するし、急な展開でない
からこそ、中盤の奥底に居るフィッツウォルタにとっては打って付けの状態になっている。」
528 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:36:41 ID:???
試合中に相手のデータを採取する・・・三杉らにとっては非現実的に思えるような話だ。
しかしマルコの説明も理に適っており、あながち冗談でもなく思えてくる。
三杉「うぅむ、なるほど・・・。」
マルコ「それにしてもローマのゾーンディフェンスはしっかりしているね。
見て、ポジショニングやマークに着くタイミングのが早くてスムーズなんだ。」
マルコがグラウンドの、ボールを持っていない選手を指差した。
ミランの選手はSBが駆け上がりパスを要求したり、FWの選手が少し低め位置取ったりと、
ローマの守備が崩れるようなチョッカイを出していた。 しかしマルコの言葉通り、
ローマの選手は素早くマークに着き、或いはパスコースに立ち、それに対応して見せていた。
マルコ(間違いなくフィッツウォルタのチームだね・・・。 よく知らない相手には堅実に漏れのない
プレイで対抗し、データが揃った所でプレイスタイルを一気に変える・・・。)
バンビーノ「確かに堅実で堅い守備だが・・・・・・それを打開する力を持っている奴が居る。」
マルコ「えっ?」
529 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:38:11 ID:???
実況「さあ、開幕シュート以降は静かな展開が続いております。
ボールをキープしている物の、なかなか相手陣営に攻め込めないミラン。
この辺りで動き見せたいところ・・・」
攻めあぐねたミランは少しずつボールを後ろに下げる事になっており、
結局 巡り巡って底に当たるファルコーニの足元に収まっていた。
ファルコーニ(思った以上に連携の取れた守備だ・・・なるほど、厄介な相手だな。)
ヘルマー「ようっ、悪いがここは通行止めだ。」
(ギィン・・・!)
まるで獲物をロックオンした猛禽のように、ファルコーニの目が鋭く光った。
・・・と、次の瞬間である。
ファルコーニ「・・・別に構わん。」
530 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:39:47 ID:???
サッ!
スパァァァァン!
ヘルマー「なっ・・・!」
一瞬ワンフェイクを入れたパスが飛び出していた。
あまりの出足の速さにヘルマーは驚愕する。
パスには中央右のデヤンが飛び込んでおり、それに対してヤルニが事を構えようとするが・・・。
デヤン(このボールは・・・)
スカッ!
ヤルニ「な!?」
実況「おっとデヤンくん、なんとこのパスをスルーだ!
ボールは低い位置に構えていたピエトロくんに渡ります!」
531 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:40:55 ID:???
ピエトロ(よっしゃ! ・・・けど、ゴールを背にしてるからスピードに乗ったドリブルは無理か!?)
パスを受けたピエトロはゴールに背を向けた状態、そして背後にはキッチリ敵SBが詰めてきている。
その気配が判るだけに、ピエトロは強引に切り返してもボールを奪われる事までも判っていた。
だが顔を上げた視界の先、彼には次の攻め方がハッキリ見えた。
ファルコーニ(デヤンに折り返して走りこめ!)
スルーをしたデヤンが先程とは逆に走っており、丁度ピエトロとの間に何の障害も無い位置だった。
ピエトロはごっつぁんとばかりにノートラップで折り返し、素早く反転して走り出す。
そしてデヤンも素早く前方のスペースに蹴りだし・・・そしてピエトロがフリーで右サイドを抜け出した。
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
ミランのチャンスにサンシーロが揺れる。
観客席の三杉もこのプレイには衝撃を与えられていた。
三杉「なっ、今のは・・・!?」
バンビーノ「あれがレジスタの力だ、ミスギ。」
三杉(レジスタ・・・これが・・・・・・!)
532 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:43:10 ID:???
今の三杉にもパスの道筋を見る事は出来る・・・それを辿れば高い確率でチャンスが作り出せる、とも。
だが今のプレイは、それよりも明確なビジョンで先の配置を見切っており、
何よりその道筋を他の選手に正しくなぞらせる事をさせていた。
ピエトロもデヤンも、まるでファルコーニが見つけ出したゴールまでの道筋、
そのビジョンを共有しているかのように、スムーズに動いていたのだ。
三杉(あのパスがフィールドの盤面をあの形に動かしたのか。)
バンビーノ「お前はファルコーニに比べてスピードもテクニックも上だろう・・・。
だがレジスタとしての完成度、間違いなくそれだけは現時点で奴の方が上だ。」
三杉(アンドレア・ファルコーニ・・・か!)
ピエトロ「ktktktktkt! フリーで抜け出しちゃったぜ!」
敵のSB(グレグッチ)を振り切り、右サイドを駆け上がるピエトロ。
先取点は貰ったとばかりにその目を怪しく輝かせる。
533 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 18:44:42 ID:???
先着で
★来年はミラン(プリマ)の10番→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→今日はフィールド上がよく見えるぜ!
ハート→ハッハァー! ドリブルゴールを決めてやるぜ!
スペード、クラブ→マッシモにセンタリングを上げるぜ!
クラブA→よし、今こそ邪気眼の封印を解く時!
JOKER→ハッハァー! マリーシアでPK頂いてやるぜ!
534 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 18:46:01 ID:???
★来年はミラン(プリマ)の10番→
ハートQ
535 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 18:46:16 ID:???
★来年はミラン(プリマ)の10番→
クラブ7
536 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 19:50:11 ID:???
>ハート→ハッハァー! ドリブルゴールを決めてやるぜ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダダダッ!
ピエトロ「ハッハァー! ドリブルゴールを決めてやるぜ!」
プリマヴェーラ デビュー戦
決勝トーナメントでスタメン入り
臨機応変のプレイでチャンスに抜け出す←いまここ
記念すべきプリマ初ゴール
本日のヒーロー
スポーツ欄の一面
トップからも注目される
ピエトロの頭の中にはお花畑が満開だった。
これから始まるファンタジスタ・ピエトロ伝説の栄光、その第一頁。
彼はすでに踏み出したつもりでいた。
確かに彼は才能を有しており、現時点でも中々のプレイヤーだ。
でも、そこまで人生は甘くないノデス。
537 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 19:51:24 ID:???
スッ・・・
ピエトロ「え?」
ズシャァァァァァァ!!
不意によぎった人影に、ピエトロは自分の目を疑った。
何だったのか、気のせいだったのか?
そう考えようとしたのは、彼の身が宙に吹きとばされた後の事だった。
フィッツウォルタ「ナイスカバー、レビタン。」
レビタン「・・・コノクライないすデモ何デモナイ。」
フィッツウォルタの指示でカバーに入っていたレビタンのタックルが炸裂したのだった。
その完成された強靭なフィジカルは、まだ成長段階のピエトロをいとも容易く宙に追いやっていた。
ドサッと大きな音を立てて地面に落ちたピエトロは「うーん、うーん」と痛そうにするのだった。
フィッツウォルタ(9番へのマークが甘くなるリスクはあったが、彼(ピエトロ)の顔には
大きく“功名心”と書いてあったからね・・・迷う必要もなかったよ。)
ファルコーニ(マルコ(クオーレ)だったらロデオにまでボールを繋げて1点だったろうが・・・
だがそれを考えても仕方がない、次の機会を作り出さなければな。)
538 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 19:52:55 ID:???
試合はその後も一進一退、両者の間で静かな鬩(せめ)ぎ合いが繰り広げられた。
そして次に試合が動いたのは前半30分・・・
先着で
★どっちがボールを持って何がどうなった?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→ミランの決定機
ハート→ミランがローマの攻撃を食い止めた
スペード→ローマがミランの攻撃を食い止めた
クラブ→ローマに選手交代のお知らせです。
JOKER→フィッツウォルタ「さて、データはこれで十分かな。」
539 :
森崎名無しさん
:2010/12/15(水) 19:56:29 ID:???
★どっちがボールを持って何がどうなった?→
ダイヤK
540 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 20:04:31 ID:???
ミランにチャンスが訪れたところで一旦切ります。
次回また宜しくお願い致します。
vs幻想さんのとこで試合がすすんでるよ!
描写とても参考にナルノデス。
541 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/15(水) 20:13:45 ID:???
追伸
急にキャプ翼じゃないキャラ大量登場、スポット当てまくりーの。
知らない人は置いてけぼりでごめんなさい。
でもまだ暫くはマニア向けゾーンは続いてしまうのです。
542 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 12:37:35 ID:???
>ダイヤ→ミランの決定機
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・・・ザッッ!
ファルコーニ「グッ・・・!」
ヘルマー「借りはキッチリ返すぜ、そこだぁ!」
バシュウゥゥゥゥゥゥゥン!!
ドリブルで切り込むと思わせ、急停止からのドライブパス。
先程のお礼とばかりに、今度はヘルマーがファルコーニを手玉に取った。
パスの行方は当然ながらランピオン、ロケットヘッド爆発の構えである。
ランピオン「よぉぉぉし! 貰っt・・・あぁっ!?」
アントニオ「撃たせるかよぉ!!」
ステファノ「オレもいるぜ!」
ダニエラ「年下のアントニオだけにイイ格好させるかよ!」
フィリッポ「ミランの守備はお前だけじゃないんだぜ!」
アレッサンドロ「これが友情パワーだ!」
543 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 12:38:46 ID:???
実況「おぉっと! これはミラン守備陣、全員で競り合いにいっている!!!
何がなんでもロケットヘッドを阻止しようというのかぁぁぁ!?」
ランピオン「こ、こいつら! ファウルが怖くないのか!?」
アントニオ「元気があれば何でも出来るゥゥゥゥ!!!!」
気合一閃、ミラン守備陣は捨て身の覚悟でランピオンに突撃した。
PKになったらなったでそれはもう仕方がない、それよりも人数補正が大事だった。
だがしかし・・・
ランピオン「クッ・・・だが何人来ようが同じだ! 喰らえ、ロケットヘッドォォォォォ!!!」
ズシャァ!
バキィッ! ドゴォ!
ガシィッ! バシィィ!!
アントニオ「クソッ! やれねぇのかコンニャロウ!」
ランピオンの完成されたフィジカルは、囲む5人を残らず吹き飛ばした。
そして空っぽのゴールに向けてボールは発射された。
544 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 12:44:18 ID:???
ゴーーーーン!!
ランピオン「なッ!」
観客「SGGP!」「ナイスポスト!」「ポスト神!」
実況「ポスト! ポストに救われたァ! なんとロケットヘッドが決まっていません!!
5人相手の競り合いで流石に狙いが狂ったか、それとも天に見放されたか!」
ファルコーニ(運がこちらに向いているな、カウンターで一気に・・・)
だがランピオンのロケットヘッドは無念にもポストに嫌われ跳ね返った。
PAの外でワンバウンドしたボールをファルコーニが素早くフォローし振り向く。
そこにはヘルマーが走ってくるのが見えていた。
ヘルマー「パスのリリースが早いのはさっき見た、今度はその隙をやらない!」
ファルコーニ(その対応は当然だ、しかし!)
デヤン「アンドレア、壁パスだ!」
ヘルマー「チッ、邪魔だぁ!」
545 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 12:45:32 ID:???
ヘルマーとファルコーニを結ぶ直線の間に、斜めから人影が入射された。
ここで再びデヤンである。 壁パスを要求して走りこんだデヤンがヘルマーの視界を塞いだのだ。
これは壁パスを装ったデヤンのスクリーンプレイ、いわば進路妨害である。
このデヤンのマリーシア的スクリーンは見事功を奏し、ファウルを取られず目的を満たした。
結果ヘルマーはサイドステップを一本入れる必要が生じ、ファルコーニへの到達が1秒遅れてしまう。
その隙に・・・
(ギィン・・・!)
ファルコーニ(守備のプレッシャーが無いうちに!)
ヘルマー(クソッ、届け・・・・・・!)
スパァァァァァァァン!
ファルコーニのキラーパスが放たれた、デヤンではなく逆側のスペースに。
そこにはディミトリオが走り込んでおり、中央左側に広がっていくカウンターの火蓋を切った。
短いドリブルの後は素早い展開でボールが回り、左WGのロデオに出される。
アンノーニ「こいつ! ポジショニングが!?」
ロデオ「よし、見ててよ母さん(マンマ)!」
546 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 12:46:39 ID:???
実況「おっと・・・これはストラーロくん、いい配置でボールを貰った!
オフ・ザ・ボールで走り回っていた成果がここで出ている!」
献身的な走りでSBを外側に追いやっていたロデオは、丁度DFの縫い目でパスを受ける事に成功。
そのままゴールに向けてドリブルを開始する。
フィッツウォルタ(やるな・・・でも彼には突破するスピードが無い、狙うのはキープの筈だ。
誘いに乗ればフリーの選手を作り、そこにパスを出される。)
フィッツウォルタは意図を冷静に読み取り、レビタンをマッシモに付け、自身はロデオの進路に立った。
当然 逆サイドのピエトロへのパスコースも同時に塞ぐ位置取りをして、である。
しかしロデオのラストパスは意外な選手に向けて放たれた。
ポーン!
実況「ストラーロくん、なんとマイナスに折り返した! これに走りこむのは、やはりこの人!」
ロデオ「頼む、アンドレア!」
フィッツウォルタ(ここまでオーバーラップしてきたか、思い切ったな。)
ファルコーニ(何処かで勝負に出なければ勝ち目はないからな・・・!)
547 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 12:48:59 ID:???
ここまで攻撃の起点としてしか動いてなかったファルコーニのオーバーラップ。
フィッツウォルタも予測していなかったが、“想定”していなかったわけではない。
素早い対応でシュートコースに立ちはだかる。
実況「さあファルコーニくん、2列目からの思い切ったミドルシュー・・・」
スカッ
実況「・・・ではない! スルー、スルーだ、本命はデヤンくん! これは完全にフリーだ!」
フィッツウォルタ「なにィ!」
デヤン「っっけぇぇぇぇぇ!!」
先着で
★決定機の結果→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→なんとゴールだ!
ハート→フィッツウォルタが弾き、ピエトロがフォロー。
スペード→フィッツウォルタが弾き、マッシモが捻じ込みにいくがレビタン△。
クラブ→一瞬戸惑いを見せたがフィッツウォルタは冷静にシュートコースを塞いだ。
JOKER→フィッツウォルタは冷静にシュートコースを塞いだが・・・?
548 :
森崎名無しさん
:2010/12/17(金) 12:51:02 ID:???
★決定機の結果→
クラブ6
549 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 17:26:00 ID:???
>クラブ→一瞬戸惑いを見せたがフィッツウォルタは冷静にシュートコースを塞いだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フィッツウォルタ「なかなか驚かせてくれるね。」
スッ・・・
ファルコーニのスルーによって体勢を崩された筈のフィッツウォルタ。
こんな場面では当然焦りが生まれ、動作も鈍くなって然るべきである。
だがフィッツウォルタは、そんな事を微塵も感じさせない冷静さで適確にシュートコースを塞ぎ・・・
パシィッ・・・!
右脚の内腿と膝の中間を使い、シュートの勢いを巧く殺したブロックを見せた。
ブロックの技術よりも体勢のリカバリー、そして位置取りの完璧さが見る者に戦慄を与えた。
このプレイは先取点を半ば確信していたミランに大きな衝撃を隠せない。
デヤン「グゥッ・・・」
ピエトロ「ゲェッ! 今のをファンブル無しに止めるのかよ!」
ファルコーニ「動きに一切の迷いが無かった・・・恐るべき冷静さだな。」
フィッツウォルタ(ボクの守備に判断ミスはない、どれほど予想外のプレイをして来ようがね。
これがボクのA.D.フィールド、揺らぎ無き精神力が生み出す絶対守備さ。)
550 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 17:27:34 ID:???
ミランの大きな決定機であったが、結局はチャンスを繋げられる事なく流れは途切れた。
しかし攻撃その物は上手く守備陣を崩した感心するべき連携だったと言える。
フィオレンティーナの面々も口々に感嘆の声を上げていた。
中山「今の攻撃は惜しかった、決まってもおかしくなかったな。
これは完璧に止めたフィッツウォルタを称賛するべきだろうな。」
マルコ「うん、あの隙を見せない姿勢は嫌だね。」
三杉「けれど・・・今のところミランは予想以上に上手くゲームを進めている。
ファルコーニの力も然ることながら、8番(デヤン)が非常に効果的に動いている。」
バンビーノ「ああ、デヤンはユーゴスラビアから引っ張って来られた選手だからな。」
マルコ「ユーゴ・・・あ、そうか。 どこかで聞いたような名前と思ってたけれど、
レッドスターのデヤン・サビチェビッチとファーストネームが同じなんだ。」
三杉「レッドスターと言うと・・・去年のUEFAチャンピオンズカップでベスト4の?」
バンビーノ「そう、ミランのトップと互角の勝負をしたユーゴの最強チームだ。」
マルコ「三杉も見たろう? ニスケンスやマルディーニを何度もドリブルで抜いた選手を。」
三杉「ああ・・・確かに凄まじいドリブラーが居たのを覚えている。
そうか、アレがデヤン・サビチェビッチだったのか。」
551 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 17:28:40 ID:???
悪魔の左脚と称された、“ジュニオ(天才)”ことデヤン・サビチェビッチ。
左足裏のスクープターン、馬力のある切り返しでミランディフェンスを切り裂いた姿は記憶に新しい。
結局、試合は怪我を押して出場したフーリアの活躍でミランが2連勝したが、あと一人 レッドスター
にチームの中心として動ける選手が居れば、勝者は逆になっていたと考えられている。
マルコ「その天才ほどじゃないけど、あのデヤンも優れた選手だと言う事だね。」
三杉「ユーゴスラビアか・・・。」
何かが三杉の頭に引っ掛かった。
最近その国の事を耳にしたような気がしたが、思い出そうとしても何だったのか出てこなかった。
その後、ミランに傾きかけていた流れはローマに移動した。
ジリジリと攻め込まれるミランだったが、前線のロデオが速攻を妨害し、ファルコーニと
アントニオがゴール前を堅守する事で、何とか前半を0-0のイーブンで終わらせる事に成功した。
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
放送「前半終了! 終盤はやや攻め込まれがちでしたが、ミラン、ここはしっかりと守りきりました!
ミランとローマ、互いに決定機がありましたが結局は0−0で前半を終えています。
後半は再びファルコーニくんのパスが呻るのか、それとも前半沈黙したランピオンくんが
目を覚ますのか、注目したところです!」
552 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 17:32:06 ID:???
ナディア「ぷはぁっ、息が詰まったね!」
モニカ「うん、ピエトロもロデオも頑張ってるじゃない。 もしかしたらもしかするね。」
B「ふーん・・・そうなんだ。」
3人娘が地元ミランの健闘に興奮し、喜びを滲ませて騒ぎ立てている。
また他の観客達からも期待が乗せられた声が多く挙がっていた。
選手達が観客の労(ねぎら)いの言葉に送られながら控え室に下がって行く。
これから30分のハーフタイムである。
三杉(喉が乾いた・・・思ったよりも語る事のある試合だな。 仕方ない、ドリンクでも買いに行こう。)
A 一人で買いに行く
B バンビーノを誘って買いに行く
C マルコを誘って買いに行く
D それ以外の誰かを誘って買いに行く。
F そんな事よりブンナークは何処に行った?
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
553 :
森崎名無しさん
:2010/12/17(金) 17:33:51 ID:PrhtDvEM
B
ミランが勝利するイメージが浮かばない
554 :
森崎名無しさん
:2010/12/17(金) 18:48:09 ID:TgMOUREk
B
坂本やトトがいればなぁ
555 :
森崎名無しさん
:2010/12/17(金) 18:57:02 ID:x2lOXvP2
B
556 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 20:22:17 ID:???
>B バンビーノを誘って買いに行く
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「バンビーノ、喉が渇かないか?」
バンビーノ「む・・・? ああ、そうだな。 言われてみればカラカラだ。」
三杉「だろうな、僕もそうだ。 ドリンクを買いに行くつもりだが、折角だから一緒にどうだい?」
バンビーノ「付き合おう、丁度
緑茶
が飲みたくなったところだ。」
三杉とバンビーノは連れ立って席を立ち、スタンドの上段裏手にあるショップへと向かった。
その途中でも三杉とバンビーノは試合の行方について語り合う。
2人が見据えている後半の戦局はほとんど同じ意見に落ち着いていたが。
三杉「さてと・・・バンビーノ、ミランに勝ちの目はあると思うかい?」
バンビーノ「ふむ・・・まあ難しいだろうな。 ミランは既にチーム力を全て搾り出しているが、
それに対してローマはまだチームの真価を出しきっていない。」
三杉「うん・・・ファルコーニの能力や、情報の無いWGによって前半ローマは振り回され気味だった。
にも関わらず、ミランは得点を上げる事ができずに同点で終わっている・・・
後半にローマが対応を確(しっか)り取ってくるようなら、ミランはジリ貧だろうね。」
バンビーノ「残念ながら・・・な。」
557 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 20:24:00 ID:???
三杉「・・・古巣が破れるのを見るのは辛いか?」
バンビーノ「まぁ・・・思い入れの大きなチームではあるが・・・・・・・・・
だがオレはオレだ、そして今はフィオレンティーナがオレのホームだ。
いつまでも過去を引き摺ってはいられないさ。」
三杉(バンビーノ・・・試合が始まる前はあんなに落ち込んでいたのに・・・どうしてこうなった?)
あまりのバンビーノ復活!バンビーノ復活!っぷりに三杉は首を傾げる。
自分が全く力になれなかったのに・・・という気持ちも無いでもないが、それ以上に不思議で仕方なかった。
・・・と、間もなくショップの前に辿り着こうというその時である。
先着で
★誰かと何かある→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→いまだ見ぬ誰か
(1〜4:禿げた日本人、5〜8:金持ちそうな人、9〜Q:チョイ悪オヤジ風、K:ファンベルグ様)
ハート→「待ってー」後ろから声をかけてくる女性・・・。
スペード、クラブ→ライバルの誰か
(1:ブルノとルーベン、2〜5:ジノ、6〜9:イスラス達、10〜Q:赤鼻、K:クオーレ)
JOKER→おや、何処かで見た顔。・・・そう言えば一昨日のパスタ屋で目が合った彼だ。
558 :
森崎名無しさん
:2010/12/17(金) 20:27:18 ID:???
★誰かと何かある→
ハートK
559 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/17(金) 20:32:30 ID:???
女性関係でしたー、というとこで本日は終了となります。
それでは良い週末を。
560 :
森崎名無しさん
:2010/12/17(金) 20:59:14 ID:???
夢の組み合わせ・ブルノとルーベン乙でしたwww
561 :
森崎名無しさん
:2010/12/17(金) 21:02:32 ID:???
バンビーノ本当に復活したのか?
試合前はズーンだったのに
562 :
南葛vs幻想
◆W.No10nvrU
:2010/12/18(土) 02:40:54 ID:???
>>540
遅れまして、ありがとうございます。
あの頃のような筆の速度は望めなくなりましたが、とても嬉しいです。
自分も毎更新毎読んでいるので、宜しくお願いします。
563 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 15:33:31 ID:???
>>560
1+1が-10にも-20にもなる組み合わせです、世界の法則が乱れるので御注意を!
>>561
おや? 鋭い感じの人が居る!
>>562
どうも、お疲れ様です、試合描写wktkしながら読ませて頂いています。
私もすっかり(とゆーか最初から)遅筆ですが、お互い今後も頑張っていきましょうね!
===============================================
>ハート→「待ってー」後ろから声をかけてくる女性・・・。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
B「待ってー」
背後から三杉達を呼び止める声が聞こえた。
2人して振り返ると、スカートの裾をヒラヒラと揺らしながら追いかけてくるBの姿が見えた。
三杉「あれ、あの子・・・」
バンビーノ「クラウディア?」
三杉(おっ?)
バンビーノがBの名前を口にしたのを三杉は聞き逃さない。
そう言えばバンビーノが鬱状態から戻ってくる前、Bがバンビーノの方へ近寄っていった気がする。
ただその時 三杉自身はモニカと話をしていた為、2人の様子や会話に注意は払っていなかった。
その時にクラウディアと呼ばれた少女がバンビーノを元気付けたというところだろうか?
564 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 15:35:27 ID:???
三杉(ふむ・・・。 あの騒ぎの中 落ち込んでいるバンビーノに気がつき、
それだけでは飽き足らず、元気(少なくともそう見える)にさせるなんて・・・)
A な、なんて気立ての良い子なんだ! キャプテンとしてお礼を言うべき!
B もしかしてバンビーノの事を好きなのかな?
C もしかしてバンビーノとは元々知り合いだったのかな?
D ・・・ど、どんな事をしてバンビーノを元気にさせたんだろう。(ドキドキ)
E この僕の目は誤魔化せない。 この2人は実の兄妹に違いない!
F この僕の目は誤魔化せない。 この2人は血の繋がらない兄妹に違いない!
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
565 :
森崎名無しさん
:2010/12/18(土) 15:36:57 ID:ANJICjy2
C
566 :
森崎名無しさん
:2010/12/18(土) 16:14:39 ID:cLahZi+6
C
567 :
森崎名無しさん
:2010/12/18(土) 17:47:26 ID:???
ファンタジスタ読んでた僕的にFも面白いなと思ったw
568 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:18:05 ID:???
>>567
よい目をしておられる・・・w
===============================================
>C もしかしてバンビーノとは元々知り合いだったのかな?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(うん、多分そういう事なんだろうな。)
きっとバンビーノとクラウディアは以前からの知り合いだったのだろう。
幼馴染だったりして、お互いの扱いという物を心得ている可能性が考えられる。。
もしかするとバンビーノの方は彼女にほのかな想いを寄せており、
再開の喜びで元気を取り戻したのかも知れない。
・・・などと三杉は想像を膨らませていた。
やがてクラウディアは三杉達に追いつき、バンビーノの方をキッと睨んだ。
クラウディア「もう・・・買い物に行くなら声をかけてくれたっていいじゃない!」
バンビーノ「え・・・? いや、別に一々言わなくても構わないだろう。」
クラウディア「いっつもそう、前からそう、人の気持ちなんか考えないんだから・・・!」
三杉(おおう・・・!)
569 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:19:35 ID:???
何だか痴話喧嘩のような会話が始まり、三杉は度肝を抜かれてしまった。
元々知り合いだった、という想像は間違いじゃなかったが、こいつはそれ以上である。
感情的に言葉を放つクラウディアと、意外な程ぶっきらぼうに返すバンビーノ・・・
三杉(これは深い仲だ、長年連れ添った仲だ、実は結婚していたのかバンビーノ)
三杉の目にはバンビーノの姿が急に大きく見えてきた。
男として自分より遥か先に行っている、そんな余裕がバンビーノを大きく映して見せているのか・・・と。
その2人が今 夫婦喧嘩により絆にヒビを入れようとしている、それはいけない。
三杉(よし、ここは僕の出番だ。 僕の貴公子パワーが夫婦喧嘩を未然に防いでみせる!)
三杉は考えた。
いきなり夫婦喧嘩をやめろなんてストレートに口にするのは、部外者としてマナーに欠ける。
お互いに思うところがあり、人と人であるからぶつかり合いは起こるのだ。
今回は相手に対して気を遣わなかったバンビーノの落ち度、それを伝えなければ。
だが後味を悪くしてはいけない・・・・・・。 よし、と三杉は自信を持って頷いた。
三杉「お話中済まない。」
バンビーノ「うん?」
570 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:20:39 ID:???
三杉「バンビーノ、今回は君が良くなかったよ。
折角久し振りに会ったのだから心を砕いてあげなきゃね。」
バンビーノ「えっ! なんで知ってるんだ!?」
クラウディア(!)
驚きの声を上げるバンビーノ、そしてキョトンと目を大きくするクラウディア。
三杉は心の中でガッツポーズを決めた。 まさに計算通り、貴公子ポイント急上昇だぜ!
三杉「判るよ、君達の仲の良さをみていればね。 そんな事より紹介してよ、水臭いじゃないか?」
バンビーノ「うーん、そんなものなのか・・・。 ・・・まっいいか。
紹介が遅れて済まない、妹のクラウディアだ。」
三杉「うん、妹ね、いもう・・・・・・・・と!?」
クラウディア「ええ、挨拶が遅れてごめんなさい。
凄く気のつく方なんですね、ミスギさん。」
三杉「うん、こちらこそ宜しく。」
571 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:22:23 ID:???
似てねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
そう口に出しそうになるのをグッと堪え、表情に微笑を湛(たた)えて応える三杉。
改めて2人の顔を見比べるが、やはり似ていない。
クラウディアの美しさからはバンビーノを想像する事がどうしても出来なかった。
バンビーノの顔は愛嬌や気の良さは感じられるが、決してハンサムという形容はできないのだ。
三杉(だが待てよ・・・)
髪の色や肌が綺麗なの所は共通していると言えばしている。
それによく見ればバンビーノの鼻筋は通っており、唇もキュッと締まっていた。
それぞれのパーツは実は良いのだ、これは新発見だった。
三杉(そうか、目だ! 目が決定的に違うんだ! なんて事だ・・・目が違うだけで・・・)
三杉は急にバンビーノが可哀相になった。
あの目がかっ開いたらどんなハンサムが現れるのだろう、と。
たった目が違うだけ、それだけの遺伝子のイタズラでこれほど差がつくなんて・・・と・・・・・・。
三杉は心の中で涙した。
(「こちらこそ宜しく」からここまでの三杉の思考時間:約1秒)
572 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:23:55 ID:???
三杉「バンビーノ、ドリンクを奢らせてくれないか? 良かったらクラウディアも。」
バンビーノ「むっ、いいのか?」
クラウディア「そうです、悪いわ。」
三杉「いいんだ、こういう時は黙って奢られるものだよ、2人とも。」
バンビーノらは戸惑ったが、兄妹の再会をお祝いしてくれたのだと思い当たり、
「そういう事なら・・・」と素敵な笑顔で申し出を受け入れたのだった。
※クラウディアの評価が2上がりました。
573 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:25:00 ID:???
〜ASローマ控え室〜
その頃、ローマの控え室では後半に向けたミーティングが行われていた。
壁にかかったホワイトボードには何人かの選手のクセなどが書かれている。
フィッツウォルタ「・・・これが敵FWの情報だ、SBのグレグッチとアンノーニは
このハーフタイム中で確実に頭に入れておいて欲しい。」
アンノーニ「OK、守備はマンツーに戻すんだろ?」
フィッツウォルタ「いや・・・後半もゾーンのままで行く。」
ヘルマー「何でだよ・・・。」
フィッツウォルタ「データじゃ当てにならないからだよ、ファルコーニを起点とした攻撃はな。
奴を起点とした攻撃の中に存在するは、何故だか通常よりも動きが良いんだ。
だから迂闊に1対1を狙うよりも、守備は崩されない事を第一に考える。」
ヘルマー「チッ・・・いけ好かないな。」
574 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:26:09 ID:???
フィッツウォルタ「まっ、ああいう変なセンスを持った奴も稀に存在するって事だね。
そういうのに対して、苛立たずに冷静に対処するのも選手としては大事だ。」
フィッツウォルタはニコリと笑顔で返すが、ヘルマーはフンッとそっぽを向く。
だがハイハイ・・・と不機嫌そうに、しかし納得してヘルマーは答えた。
何だかんだと言って、このフィッツウォルタの冷静さには頭が上がらないのだ。
フィッツウォルタ「・・・さて、後半は選手を交代していくよ。」
ランピオン「選手交代?」
フィッツウォルタ「敵もジュニア上がりを使っているみたいだからね。」
・・・キミの出番だよ、ビアンキ。」
フィッツウォルタは隅っこで退屈そうにしている少年に声をかける。
するとザワッっと選手の間で不満の意が籠もった声が上がった。
だが声をかけられた当人は、他の選手の敵意など意に介さず、満足そうに答えた。
575 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:27:21 ID:???
トト「ふふん、遅かったがまあギリギリ許してあげよう。
勝利への一番の近道を一応解っているようだからね、赤眼くんは。」
ランピオン「ふざけんな! 今日の試合にコイツを入れるなんて聞いてないぞ!?」
トト「うるさいな、キミは黙ってポストプレイでボールを落としていればいいんだよ。
あの程度の相手から前半1点も奪えなかったんだからね。」
ランピオン「グギっ・・・!」
ランピオンが大きな声で反対する選手、その名をサルバトーレ・ビアンキ、通称トトといった。
下部リーグのACチェザーナから今年の始めに移籍してきた選手である。
ゴール前の飛び出し、捻じ込みに絶対的な強さを持っており、年齢の不利を感じさせない選手だが・・
この通り言動は自己中心的・挑発的であり非常に敵を作りやすい。
「味方殺しのトト」という不名誉な異名もあるくらいだった。
フィッツウォルタ「ランピオン、ビアンキの力が必要だという事は納得ずくのはずだよ。
フィオレンティーナを潰す為には2太刀目が必須だとね。」
576 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 18:29:40 ID:???
ランピオン「そんな事を言ってるんじゃない! この試合に使う事を聞いてないと言った!」
フィッツウォルタ「そういう事ならばトトの言う通りだ、決定的なチャンスで
ポストに当てたキミに反対する権利はない。」
ランピオン「んだと!」
フィッツウォルタ「キミのプレイにはまだ満足していない、それは前にも言ったね?」
ランピオン「チッ!」
ランピオンは目を逸らしてそれ以上は何も言わなかった。
フィッツウォルタ「納得したならいい。 後は・・・」
先着で
★ローマの変更→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ→(他に代えられる程 人材はないか・・・。)
ハート、スペード、クラブ6以上→CBも代えるよ。
クラブ5以下、JOKER→フィッツウォルタ「英(ヒデ)、キミにも出てもらうよ。」
577 :
森崎名無しさん
:2010/12/18(土) 18:33:07 ID:???
★ローマの変更→
スペードK
578 :
森崎名無しさん
:2010/12/18(土) 18:33:43 ID:???
★ローマの変更→
クラブ7
しかし、このチームの監督やコーチは何をやっているんだ?
まさか、二軍に監督を回す金の余裕がないというのだろうか?
もし、見落としていたら申し訳ないけど誰か教えてくれないかな?
579 :
森崎名無しさん
:2010/12/18(土) 19:08:42 ID:???
ローマの…ヒデ…? 現在は旅人…?
580 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/18(土) 19:31:16 ID:???
>>578
チームのマネジメントや采配はフィッツウォルタがやっているようです。
現実ではまあ有り得ないわけですが、その辺はぬるくスルーして下さると助かります。
監督については、戦術を参考にしたりネタを用意しているとかでない限り、
別に重要じゃないと考えているので描写してません。
>>579
まあ、そっくりさんですよねー。
では本日の更新は以上です。
次回も宜しくお願い致します。
581 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/20(月) 13:21:05 ID:???
>スペード→CBも代えるよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フィッツウォルタ「CBも代えよう・・・ムッシ、お疲れ様だったね。」
ムッシ「・・・って事はお前も上がるのか。」
フィッツウォルタ「まあね、何だかんだ言ってファルコーニは厄介だ。
彼が機能している限り、ミランが折れる事はないだろうし。」
ムッシ「あいあい。」
ヘルマー「相手の強さを殺して勝つ・・・ね、相変わらず腹ん中は真っ黒だな、嫌いじゃないけど。」
フィッツウォルタ「気に入ってくれて光栄だ。 ・・・という訳で出番だよ、
あくまで保険だから実力を出す必要はないと思うけれど。
キミの出番はフィオレンティーナとパルマが本番だからね。」
先着で
★キミの名は・・・→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ、ハート、スペード→ホセ・ミルチビッチ(コロンビア)
クラブ→レアンドロ・リベラ(アルゼンチン)
JOKER→シーザー・ミハイロビッチ(ユーゴスラビア)
582 :
森崎名無しさん
:2010/12/20(月) 13:29:50 ID:???
★キミの名は・・・→
スペードK
583 :
森崎名無しさん
:2010/12/20(月) 19:35:38 ID:???
ビーッチ!
584 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/20(月) 19:39:52 ID:???
>スペード→ホセ・ミルチビッチ(コロンビア)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フィッツウォルタが呼びかけた男は、黙って無作法に伸ばした髭を弄(いじ)っていた。
体格はレビタンなどと比べると細身に見えるが、骨太であり貧弱さは欠片も感じさせない。
やや頭が大きく脚の短いその体躯は、喩えるならば南米に生息するジャガーのようである。
暫し髭を弄(もてあそ)んでいた彼は、やがて肉食獣のような目をジロリとフィッツウォルタに向けた。
ミルチビッチ「お断りだね。」
フィッツウォルタ「・・・ほう?」
ミルチビッチの返事はフィッツウォルタに対して否定の意を示す物だった。
その目は自負心によってメラメラと燃えているのが判る。
ミルチビッチ「試合に出て全力を出さないなどワタシは許さん。 出るならば、
全力で相手を叩き潰すと誓う。 もう一度言う、お断りだ。」
二度目に口を開いて出たのは、自らの意趣を圧して伝える言葉だった。
どうやらミルチビッチには他者に有無を言わせるつもりは無いらしい。
睨み合うフィッツウォルタとミルチビッチの間に一触即発の雰囲気が流れるが・・・
先着で
★ローマ内紛?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
ダイヤ、ハート→ここでヘルマーのフォロー。
スペード、クラブ→フィッツウォルタ「それなら仕方ない、キミの出番は次の試合からだ。」
JOKER→トト「喧(やかま)しいな、誰が出たって同じだろ? それよりアップの邪魔だよ。」
585 :
森崎名無しさん
:2010/12/20(月) 19:43:28 ID:???
★ローマ内紛?→
クラブ8
586 :
森崎名無しさん
:2010/12/20(月) 22:01:46 ID:???
けちけちしないで実力見せてくださいよぉー
587 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2010/12/21(火) 15:03:36 ID:???
>>586
おーアナタひどい人、ワタシに首吊れ言いますか。仕方ありません、大負けに負けて・・・やっぱダメ
===============================================
>クラブ→フィッツウォルタ「それなら仕方ない、キミの出番は次の試合からだ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
フィッツウォルタにゃ優勝までの深謀遠慮がある筈だとかなんだとか、ミルチビッチに対して
うまーく丸め込む・・・じゃない、フォローするべきとヘルマーは身を乗り出したが・・・
それよりも先にフィッツウォルタは口を開いており、ヘルマーは頭痛を覚えるのだった。
フィッツウォルタ「ふぅ・・・それなら仕方ない、ミルチビッチの出番は次の試合からだ。」
ミルチビッチ「・・・!」
ヘルマー(大会優勝までのシナリオに変更はないってか・・・? 方針がぶれないのは安心できるけど・・・
あーい変わらず言葉が足り無すぎるぜ、フィッツウォルタちゃんよぉ・・・・。
またこいつは貧乏クジ引いてやんなきゃだめかぁ? オレってついてねぁなぁ・・・。)
先程よりも更に緊張感が高まった控え室の空気・・・
だがその雰囲気を敢えて無視し、ヘルマーが上機嫌にミルチビッチを弁護した。
ヘルマー「へへ・・・さぁっすがはミルチビッチ先生、脂の乗っているプロのようなお言葉だぜ。
まっ、そこはそこ、伊達に老けているわけじゃあないんだよな。」
ミルチビッチ「(ムカッ) レビタンの方が老けてるぞ・・・!」
レビタン「(ガーン) みるちびっち・・・!?」
ランピオン(ぷっ・・・気にしてたのかよ・・・) アノカオデ・・・
選手達の間で失笑が漏れた。 まあミルチビッチの老け顔は誰が見ても確定的に明らか、
ローマ選手の一部の者は密かに笑いのタネにしていたのだから仕方ない。
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