キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【ザ・ニュー】ファイアーモリブレム24【森崎!!!!】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/09(木) 23:26:46 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。


〜これまでのお話〜
大陸最強の騎士団グルニアのブラックナイツとの戦いは、相手の戦意喪失などが絡み
なんと森崎はマルスも驚きの無血開城を成し遂げてしまった。
その後マケドニアとの戦いに備えて、森崎は仲間たちと共にグルニアの町を散策する。
闘技場でどてっぱらを貫かれたりカシムの銀の弓が壊されたりと悲惨な目に遭いながらも、束の間の休息を楽しむのだった。
その後森崎たち同盟軍はマケドニアの国境を越え、王宮前までたどり着いた瞬間敵軍に襲われる。
アイオテの再来と称される天空をかける騎士ミシェイルたちマケドニア竜騎士団の猛攻をなんとかしのぎ
アベルの活躍により見事ミシェイル隊を壊滅に追い込んだ。
対する森崎は身を呈して庇ったことや、傷薬を与えたことですっかりマリアに気に入られてしまった。
不運な引きにより女性関係がなかなか進展しない森崎だが、はてさて、いったいどうなることやら?


そして、森崎の中に眠る無数の星の輝きがいま、新たな影を作り出す――。


☆前スレ
【森崎】ファイアーモリブレム23【覚醒】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1290177182/l50

810 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 17:24:26 ID:???
皆様の文章をじっくり読ませていただきました。
色々と思うことはあれどGMとして願うことはただ一つです。
森崎を物語の終着点まで導く皆様方には仲良くしてもらいたいということ。
意見や考え方、将来の展望の相違は選択式のゲームでは避けられないことだとは思いますが
同じ森崎を操作するプレイヤーを罵倒したり卑下したりすることだけは
どうかご容赦していただくようにお願い申し上げます。

私も森崎板の他の作品に参加している身として、
不利になる、または自分の望まない展開になってしまった場合でも
そこはぐっと堪えつつ、先の展望を前向きに想像したりするなどでやりすごしていたりします。
皆様の提案や予想の数々の文章は本当に励みになっており、私が更新するに当たっての燃料となっています。
ですが、どうか他の方の意見を真正面から切り捨てたり、
突っぱねたりすることはなるべく抑えていただけると嬉しかったりします。

このスレ独自のちょっとおかしな考え方なのですが、
皆様の考えの数だけ、ファイアーモリブレムの森崎は存在しています。
ですので同じ森崎同士、とにかく仲良くやっていきましょう!
私も僅かなスリルが垣間見える楽しさを提供できるように日々精進していくつもりです。



それでは、次の更新は先に2票入った『E』単体での選択から始めたいと思います。

811 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 17:25:56 ID:???
>E森崎の道具を使う


森崎「何かこの状況で使えそうな道具はなかったかな?」

☆どの道具を使いますか?

・森崎の道具

A守の源
B万能カギ×2
Cタリスボール
Dリライブの杖
Eオームの欠片
Fシルバーカード
G武の源
H特効薬

※アルファベットと同時に誰に使うか(森崎・マルス・カイン・カチュア)を明記してください。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

812 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:27:10 ID:AfajB912


813 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:30:23 ID:???
ゲーム進行と個人の好みがごっちゃになる展開がきついよねえ。
とりあえず、ここはシステム上カチュアへのプルフ使用阻止が非常に困難だった
(何度でもチャンスがあるから、いつかは押し切られた)
ことだけは、システム的な課題として提唱したいっす。
もちろん、【ピンポイントでカチュアを引いたんだからそのくらい有利であるべきだ】と考える人もいるだろうけど

814 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:32:35 ID:KqaGw9jc
G

815 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:35:24 ID:mxkXMBM6
G森崎
名前書かないと

816 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:38:36 ID:AfajB912
G森崎

817 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:44:01 ID:???
リンダに渡したほうがよかったとはおもうが
取り返す行為のデメリットのほうが大きいと自分は思ってるから取り返すのには反対
取り返したあとの判定のクラブAで全員の信頼失って指揮権剥奪あってもおどろかない

あとゲーム進行は大事だけどそれを最優先にしちゃうと原作未プレイの人が投票しにくい空気になるとおもう
自分がよかれとおもってやったことを先の展開知ってる人から非難されるとかいうことになりかねない

818 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:49:49 ID:???
とりあえず、モリブレムさんに質問。
渡した道具の使用法などについて話をするのは可能ですか?
可能ならカチュアに【今使うのはよくない】【本当に必要な人に渡す、という選択肢も考えてほしい】と伝えたい。

819 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:51:46 ID:???
それはまずいだろ・・・
信頼して渡した風になってるんだから

820 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:53:08 ID:???
信頼、というのは戦闘力だけじゃないだろ?
判断力に信頼、というのもあるだろ

821 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:53:14 ID:???
前者については下級職極めてからって言えば通じる可能性はあるけど
後者についてはあなたに使ってもらいたいって渡してるから無理じゃね?

822 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 17:55:23 ID:???
>>813
リンダをヒロインに押したい方、加えてガーネフを楽にぶっ飛ばすために
リンダにプルフを使わせたい方としては、今回の選択肢は辛いものがあったと思いますね。
行動回数を捨てても交換会を強制終了させる選択肢を選ぶのが、一番選ばれる確率が高くリスクが少ない選択でしょうか。
リンダの評価が下がり、そこにカチュアの評価を上げ、支援を結ぶチャンスが
うまく転がり込んできた展開だけにいろいろと譲れない気持ちがあったのでしょう。
>>817
原作を知っていると有利に物語を進められるのは、原作ありきのゲームにとっては当然のアドバンテージだと思っています。
ですが、原作を知らない方でも楽しめるようにと私も色々と今後の展開を考えていきたいと思います。
>>818-821
もうこの拠点パートには行動回数が無いので、次の戦場パートでのことになってしまいますが
同じ部隊に入れ、戦闘前の選択肢でカチュアに話し掛ければその展開も可能ですね。
=============
>G武の源(森崎)

森崎「ハッカドロップか…まぁ良質の武器が使えるようになるだけでなく
   サッカーでは空中での動きにも関わってくることだし、摂取しておこう」

ぱくり。

森崎「…ぬぐ…特に味はしないんだな。これがホントの味気ないってやつか?」

※森崎の武器レベルが7→9に上がりました!
※武の源を消費しました。

カイン「なぁなぁ、鞄を整理していると入れっぱなしのパキパキになった飴とか結構あったりしないか?」

森崎「そんなのがさつなお前だけだよ」

カインの話を適当にやり過ごしつつ、森崎は次の行動を選択する。

823 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 17:56:46 ID:???
☆どうしますか?

A森崎の武器を交換する
B森崎の武器をあげる
C森崎の道具を交換する
D森崎の道具をあげる
E森崎の道具を使う
F仲間の武器をもらう
G仲間の道具をもらう
H仲間の道具を使う
I輸送隊の道具をもらう
J輸送隊に道具を預ける
K交換会を終わる

※武器や道具を誰と交換、もしくは使用するかを明記していただくと助かります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

824 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 17:59:27 ID:KqaGw9jc
D

825 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:01:04 ID:???
>行動回数を捨てても交換会を強制終了させる選択肢を選ぶのが、
>一番選ばれる確率が高くリスクが少ない選択でしょうか。
それはそれで反発食らったと思います。【せっかくの行動機会を】と。
その意味で、あそこでカチュア引いてしまった時点でアウト、ということでしょうか。

826 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:01:32 ID:???
リンダさん好きです
ミネルバさんぽんこつ可愛いです
マリアちゃんお兄さんに同意
カチュアさん非力もえ
チキちゃんお持ち帰り
だけどマルスの信頼を失うことの方が怖い、つまりヒロインはマルスだったんだよ!

827 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:08:18 ID:uug0W3I6
D

828 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:09:21 ID:???
えーと、「ジェイガン譲りの銀の槍」ってカインとアベルのどっちだっけ?
もしカインなら、槍交換させるのまずくないか?

829 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 18:11:18 ID:???
>>825
カチュアがピンポイントで選ばれる確率がそこまで高くないことを考慮すれば
残酷ですが、そういうことになってしまいますね…
私の言葉で傷つけてしまったのであれば謝ります。すみませんでした…
>>826
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !? (`・д´・ (`・д´・ ;)
>>828
カインの銀の槍はジェイガン譲りのアリティア騎士団の誇りが篭っていますね。
アベルの銀の剣はビクトリーノから譲り受けた友情の剣となっています。
===============
>D森崎の道具をあげる


森崎「(この機会に渡せそうなものはとことん渡しちゃうぞ!)」


☆どの道具をあげますか?

・森崎の道具

A守の源
B万能カギ×2
Cタリスボール
Dリライブの杖
Eオームの欠片
Fシルバーカード
G特効薬

※アルファベットと同時に誰にあげるか(マルス・カイン・カチュア)を明記してください。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

830 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:15:57 ID:maIV59WI
B マルス

831 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:16:38 ID:embCPrmg
Gマルス

>>829
うーん、別に傷ついてはいないっす。いくつかこの件の解決法とか考えてみたけど、
システムが無駄に重くなったりトラブルに対応できなかったり、でしたし。
その意味で言うと、カチュア派が神引きをうまく引き寄せた、ということなのでしょう。
それはどうも仕様もないことです。こちらこそ、お騒がせしました。申し訳ありません。

832 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:23:06 ID:mxkXMBM6
Gマルス

833 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:27:48 ID:???
手斧ってまだ使う機会あるかな?
竜相手に反撃できるとはいっても結局ドラキラが選ばれる気がする

弓か悪魔斧に持ちかえるのもありなのかな、と

834 :828:2010/12/28(火) 18:27:54 ID:???
サンキューです。それは交換したくないなあ。
で、すいません。追加で二つほど質問させてください・・

@マルスの持ってる巻物は一回限りの消費品ですか?
Aマルスが開けられるのは宝物の鍵だけですか?(それなら、万能鍵も渡したい)

835 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:39:09 ID:???
原作(FE・風来のシレン)どおりならどちらもイエス

836 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 18:41:40 ID:???
>>831
お気使い無くです。少々オカルトですが、今度はカードの神様が味方してくれると信じましょう。
>>833
『星刃』が発動しまくれば、手斧でも無双できるとは思うんですけどね…
>>834
@巻物は消耗品です。ちなみにガーネフがいる玉座までの道のりのワナを消す分と
 ガーネフの分裂トラップを防ぐ分は別扱いとなっています。つまり…
Aマルスが開けられるのは宝箱だけとなっていますね。
 カギが無くても扉はこじ開けられますが、武器が壊れてしまうリスクもあるので要注意ですね。
>>835
フォローありです(´▽`*)
=========
>G特効薬(マルス)


森崎「王子、この特効薬を取っておいてくれよ」

マルス「相手はあのガーネフだ。彼が率いるドルーアの兵士たちも侮れない。
    森崎、この特効薬はありがたく使わせてもらうよ」

森崎「おう」

この暗黒戦争において、今まで中心に生きることに全てを注いできた自分が
裏方の土台となったとしても支えていきたいと誓った同い年の青髪の少年。
自分が様々なことで心を深く傷つけていたときも、彼は優しい言葉で自分を何度も励ましてくれた。
その思いに、期待に応えたい。思い返せば自分をいきなりアリティア騎士団の副隊長に任命したときから
このお人よしな王子に、悔しいが懐柔されてしまうことは運命だったのかもしれない。

森崎「(マルス、死ぬなよ。俺がお前を大陸の覇者として支えていくことを誓ったように
   お前も俺がサッカーの覇者になるために支えていくと誓ったんだからな…!)」

837 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 18:42:52 ID:???
※マルスの評価が上がりました
※マルスが特効薬を受け取りました

マルス「ちなみにカイン。特効薬がどうしてどんなに傷ついた体も一瞬で治せるか知っているかい?」

カイン「えーと、確か回復の杖で何年かけても傷薬を清めた効果によるもの…だったかな?」

カチュア「体力回復だけでなく、状態異常も治してしまう治癒力のある薬ですものね。納得だわ」

森崎「さて、王子の豆知識が聞けたところで、他になにかすることはあったかな?」


☆どうしますか?

A森崎の武器を交換する
B森崎の武器をあげる
C森崎の道具を交換する
D森崎の道具をあげる
E森崎の道具を使う
F仲間の武器をもらう
G仲間の道具をもらう
H仲間の道具を使う
I輸送隊の道具をもらう
J輸送隊に道具を預ける
K交換会を終わる

※武器や道具を誰と交換、もしくは使用するかを明記していただくと助かります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

838 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:47:33 ID:maIV59WI
I デビルアクス

839 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:48:55 ID:???
I傷薬

回答サンキューです。
そしてマルス、よく見たら万能カギ持ってるわ・・w

840 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:51:49 ID:embCPrmg
I傷薬
まーちがーえたー

841 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 18:53:34 ID:mxkXMBM6
I傷薬×3

842 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 19:19:55 ID:cIOHXuEs
I傷薬3

843 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 19:25:08 ID:???
つかう キルソード セルフ

844 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 19:32:52 ID:???
>>843
「わたしは キルソードのはを ひだりむねに ついた。
 ・・・ドクドクと ちが わきでてくる!!
 ああ!! なんて おろかなのだ。
 じぶんの いのちを じぶんで たってしまうとは!!
 ・・・わたしなきあとの せかいは やみに つつまれて
 しまうであろう・・・。」
==============
>I傷薬×3


森崎「傷薬を3つ組み合わせると特効薬に変化するとかってないかな?」

カチュア「森崎君。現実はそんなに都合のいいことばかりじゃないのよ…」

森崎「くっ、なんてシビアな世界なんだアカネイア大陸は…」


※森崎が輸送隊から傷薬を3つ受け取りました。


森崎「と、茶番はこの辺にして他にすることは無かったかな?」

845 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 19:34:22 ID:???
☆どうしますか?

A森崎の武器を交換する
B森崎の武器をあげる
C森崎の道具を交換する
D森崎の道具をあげる
E森崎の道具を使う
F仲間の武器をもらう
G仲間の道具をもらう
H仲間の道具を使う
I輸送隊の道具をもらう
J輸送隊に道具を預ける
K交換会を終わる

※武器や道具を誰と交換、もしくは使用するかを明記していただくと助かります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

846 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 19:39:50 ID:maIV59WI
I デビルアクス
性能だけでもみたい
やばそうなら戻してくれてかまわん

847 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 19:43:55 ID:mxkXMBM6
それでは

Iデビルアクス&特効薬

特効薬はまだあったよね

848 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 19:47:09 ID:maIV59WI
ありがとう
2つ同時オッケーなら847に変更します

849 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 20:03:46 ID:???
>Iデビルアクス&特効薬

森崎はまずは特効薬を道具袋の前ポケットにしまいこむと、巨大な髑髏を象った斧を担ぐ。

マルス「森崎、その斧は――」

森崎「ああ。確かサムスーフ山の村でもらった斧だったよな。
   ありゃりゃ、すっかり埃被っちまって。呪いの斧の貫禄も形無しだぜ。フーッ、フーッ」

カイン「森崎は斧が扱えるのか。俺はどうもそういった幅広の武器が苦手でな…」

カチュア「私も。ミネルバ様のような訓練をつまないととても扱える自信は無いわね」

マルス「そう考えれば、自分の手足のように斧を振り回せるタリスの戦士たちってすごいんだね」

森崎「あっと、俺の武器ストックがもう限界だったぜ。何かを預けないと…」


☆どの武器を預けますか?

キルソード 威力8 命中6 重さ2 必殺10 武器7
手斧 威力5 命中2 重さ9 武器3 
がんばりアクス 威力12 命中3 重さ9 武器2 重騎士・ナイト系特効
ドラゴンキラー 威力10 命中4 重さ4 武器7 竜系特効
デビルアクス 威力20 命中3 重さ15 武器9 ※訳注

※21-幸運の値をクラブAから順に数えていき、命中判定で出してしまうと
 相手に与える分のダメージを自分が受けてしまう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

850 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 20:07:31 ID:???
おっと記号を忘れておりました。どうもすみません。

☆どの武器を預けますか?

Aキルソード 威力8 命中6 重さ2 必殺10 武器7
B手斧 威力5 命中2 重さ9 武器3 
Cがんばりアクス 威力12 命中3 重さ9 武器2 重騎士・ナイト系特効
Dドラゴンキラー 威力10 命中4 重さ4 武器7 竜系特効
Eデビルアクス 威力20 命中3 重さ15 武器9 ※訳注

※21-幸運の値をクラブAから順に数えていき、命中判定で出してしまうと
 相手に与える分のダメージを自分が受けてしまう

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

851 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 20:11:37 ID:cUp80zxc


852 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 20:16:42 ID:uPk+lTFI


853 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 20:39:08 ID:???
>B手斧 威力5 命中2 重さ9 武器3

森崎「…俺がこの大陸に来てはじめて手に入れた武器なんだよな、これ」

すっかりくたびれたような鈍い刃を輝かせる手斧を抱え、森崎は感慨深く呟いた。

カイン「思い出の武器ってやつか。だが、出会いがあれば別れがあるのが戦場だ。
    これまで自分と共に戦ってきてくれたことに礼を言いつつ、
    鞘に収めるというのも武器に対する礼儀というものだぞ、森崎」

森崎「……そうだな。いままでありがとうよ。ワーレンの防衛戦では
   お前のおかげで並み居る敵兵をなぎ倒すことが出来たんだ。感謝してるぜ」

軽く頭を下げて手斧に別れを告げると、森崎は新たにデビルアクスを武器ストックに加えた。

※手斧を預け、デビルアクスを受け取りました。

森崎「こうしてみると、武器や道具一つ一つにも色々思い出が詰まっているんだな〜」

マルス「長く持っていた持ち物には、持ち主の魂が宿るって言われているからね。
    僕のこのレイピアも……アリティアを統べる者として相応しい男の魂が宿っていればいいな」

カイン「この銀の槍にはジェイガン隊長をはじめ、アリティア騎士団の代々の団長の魂が篭っているからな」

カチュア「(私が中古で買ったこの勇者の槍は……前の持ち主はいったいどんな人物だったのかしらね…)」

森崎「さて、他に道具に関してやるべきことはあったかな?」

854 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/28(火) 20:40:14 ID:???
☆どうしますか?

A森崎の武器を交換する
B森崎の武器をあげる
C森崎の道具を交換する
D森崎の道具をあげる
E森崎の道具を使う
F仲間の武器をもらう
G仲間の道具をもらう
H仲間の道具を使う
I輸送隊の道具をもらう
J輸送隊に道具を預ける
K交換会を終わる

※武器や道具を誰と交換、もしくは使用するかを明記していただくと助かります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

855 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 20:58:18 ID:mxkXMBM6
Dカインに傷薬

856 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 21:48:28 ID:gHsW9Ys2
K

857 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 21:50:29 ID:embCPrmg
Dカインに傷薬

858 :森崎名無しさん:2010/12/28(火) 22:55:56 ID:???
カチュア「(私が中古で買ったこの勇者の槍は

結婚して売り払って鉄の槍にした人だな

859 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 00:08:39 ID:???
あの状況で高価な武器もってこられても困るけどなw
>シリなんとかさん

860 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 00:54:58 ID:???
ホルスタットのキラーランスって誰かが持っていったんだっけ?
マルスが輸送隊に放り込んじゃってジェイガンがくやしがってたけど

あるならマルスにキルソわたして森崎キラランとか・・・
すぐファルシオンがくるとはいえ、レイピアはもうあまり有効な敵でなさそうだし

861 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 05:48:11 ID:???
キラーランスは輸送隊に残っていないみたい(>>748)


862 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 07:28:22 ID:???
そんな……キラランが……

863 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 14:33:41 ID:???
王子はメリクルとまではいかなくても銀の剣でもあれば万全だったんだが
まあレイピアでも支援とスキルのせいで火力は十分かもしれんが

864 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 14:38:53 ID:???
じゃあカチュアのキララン没収しないか? 勇者があれば十分、いまさら好感度も下がらないだろ

865 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 14:45:50 ID:???
色々考えることもあるが
そろそろ切り上げてお話を進めたい気もするw

866 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 14:50:12 ID:???
同感w

867 :森崎名無しさん:2010/12/29(水) 20:03:17 ID:???
雑談しまくってスレの消費を早め、天国パートを増やす住民の作戦だとしたら・・・?

868 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 01:02:28 ID:???
>>858-859
finさんはレベルが高ければ再登場時は鉄の槍だけで無双できますからねw
>>860-862
?????「兄貴のキラランが羨ましくて持ち出した。反省はしていない」
>>863-864
そろそろマルス専用のあの剣も出てくることですしね。
確かに良い武器が被っている人はちょっと勿体無い気もしますね。
>>865-867
このシステムだとちょっと時間がかかってしまいがちですしね。
そういえばそろそろオーム(死者蘇生)の杖が出てきますが、はたして誰が生き返るのでしょうか…?
============
>Dカインに傷薬


森崎「じゃあカインに傷薬を持たせておくか」

カイン「回復をする暇があるのなら相手に少しでもダメージを与えた方が効率がいい気もするのだが」

マルス「カイン…その突撃癖を治さないと、また痛い目を見ることになるかもよ…」

カチュア「あまりマルス様…主君に心配をかけるようなことは慎むべきね、カイン」

カイン「むむむ…ま、まぁ無いよりはあった方がいいか。もらっておくぞ森崎」

※カインの評価が少し上がりました
※森崎の傷薬をカインにあげました

森崎「さて、なんだか急かされているような気もするが、他にすることはあったかな?」

869 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 01:03:28 ID:???
☆どうしますか?

A森崎の武器を交換する
B森崎の武器をあげる
C森崎の道具を交換する
D森崎の道具をあげる
E森崎の道具を使う
F仲間の武器をもらう
G仲間の道具をもらう
H仲間の道具を使う
I輸送隊の道具をもらう
J輸送隊に道具を預ける
K交換会を終わる

※武器や道具を誰と交換、もしくは使用するかを明記していただくと助かります。

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

870 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:11:21 ID:???
そうか、ファルシオンここか。ならレイピアでがんばってもらうか?

871 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:13:57 ID:6PRYaCz6


872 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:14:17 ID:tkS+9ME+


873 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 01:29:07 ID:???
>K交換会を終わる


ボスッ。ぱんぱん。

森崎「ふー。道具整理はこんなものか。時間かかって悪かったな三人とも」

手の埃を叩き落とし、森崎はようやく片付いた道具袋をひょいと持ち上げる。

カイン「それにしても、そのバッグ一つにどうやったら沢山の道具が収まるんだ?」

カチュア「…そこはおそらく突っ込んではいけない部分よきっと」

マルス「ハハ…そういえば森崎、ちょっと気になったんだけど…」

森崎「ん?どうした王子」


王子の発見→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

ダイヤ→なんだか以前より逞しくなったね
ハート→なんだか以前より表情が豊かになったね
スペード→髪切った?
クラブ→宿舎で半裸で走り回ったって本当?
JOKER→君の後ろにある看板って、もしかして秘密の店ってやつじゃないのかな?

874 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:30:07 ID:???
王子の発見→ スペード8


875 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:45:07 ID:???
タモリかよww

876 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 01:48:14 ID:???
>>875 特にイベントが起こらないスカ選択肢でしたねw
===========
王子の発見→ スペード8
>スペード→髪切った?


マルス「髪切った?」

森崎「え?ああ……あんまり長いと戦闘の邪魔だからな。動くとき鬱陶しくてたまらん。
   (そう考えれば井沢とか若島津とか明らかにスポーツに適さない髪型なんだよな…)」

マルスからの何気ない質問に答えつつ、森崎たち四人はマケドニアの城へと並んで戻っていった。

森崎「(ふう…今日は本当に色々なことがあったな…)」

リンダの部屋でロベルト(ポニテ)に襲われかけたり、
ガトーの家で新たな力を手に入れたり、シッシェルから様々な道具をもらったり…
肉体的にはあまり疲れは無くとも、やはり精神的には疲労が溜まっていたのだろう。
今日は早めに休もう。森崎は仲間達との会話もそこそこに、自分の部屋に戻ろうとしたところ、
見覚えのある顔が自分の部屋の前で待っていることに気付き立ち止まる。

森崎「陽子さん。もしかして、また近況報告に来たんですか?」

森崎の声に反応し、笑顔でヒラヒラと手を振り陽子は森崎の前に歩いてくる。

陽子「ええ。夏の選手権も終わり、日本でも色々と動きがあったからね。
   加えて森崎君以外の外国へ遠征に行っている人にも変化があったわ。
   今回も何枚か報告書を書いてきたから、気になる国の情報を教えるわよ」

森崎「(他の連中の動きも気になるが、さすがに今日は瞼が重い…二つだけ聞くことにするか)」

877 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 01:50:31 ID:???
☆どこの情報を聞きますか?(あと2回)

Aイタリア(翼)
Bメキシコ(日向・若島津)
Cドイツ(若林)
Dブラジル(石崎・新田)
Eイングランド(松山・早田)
Fオランダ(三杉)
G日本(中山)
Hやっぱり聞かない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

878 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:51:44 ID:ZJffqhMc


879 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:53:55 ID:/oxhRPbo
g

880 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 01:57:18 ID:yqrOpw3Q
G

881 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 02:24:55 ID:???
>G日本(中山)


森崎「……日本の、南葛の選手たちの様子を教えてくれ」

陽子「あら、てっきり他のキャプテン候補の詳細を聞いてくることと思ったけれど」

森崎「日本で変わった動きがあったって言ってたよな。その詳細を知りたいんだ」

陽子「分かったわ。それじゃあまずはこっちの大会の資料からなんだけど……」







〜某月某日・日本・南葛高校〜

この日、夏の高校選手権を危なげなく制覇した南葛高校では
チームのコントロールタワー、岬太郎の異例の引退式が急遽行われていた。

岬「黙っていてゴメン。みんな…本当なら冬の選手権まで
  いまこのみんなと同じチームで戦っていきたいと思っていたけれど…」

岬の話では、ワールドユースの全日本優勝という夢を達成すべく
現在海外のユースチームに遠征している黄金世代の選手たちをさらに増やそうと
片桐がフランスのシャンゼリゼというチームに岬を遠征させることを決めたのである。

中山「岬、本当に行くのか?」

882 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 02:26:43 ID:???
岬「…うん。この年代の世界のサッカーを知るのならできるだけ早いほうがいい。
  片桐さんがフランスのクラブユースチームに斡旋してくれたんだ。ワールドユースに備えて
  僕も翼君や小次郎、森崎たちに負けないように世界の技術を学んでくるよ。
  中山。まだ怪我が完治していない君にこのチームを押し付けてしまうことをどうか許して欲しい」

岬は左腕に巻かれたキャプテンマークを、甲斐甲斐しく中山へと手渡した。

中山「…俺のことは気にするな。元気でやってこいよな。(それに、今の俺は……)」

井沢「(岬がフランスに遠征…ふっ、これで事実上南葛ナンバーワンプレイヤーはこの井沢守だぜ!)」

来生「岬!お土産買ってきてくれよ!」

滝「おいおい、岬は遊びに行くわけじゃないんだぜ?」

高杉「高校サッカー界じゃ、もはや南葛には敵はいないからな。
   片桐さんの判断はあながち間違いじゃないと思うぞ」

今回の大会の優勝の立役者である修哲トリオと守備の要の高杉が、励ますように岬に声をかける。

山森「(岬先輩も海外へ…石崎先輩や新田もブラジルに行っている…
   いつかは俺も続くんだと思っていたけれど……)」

中里「(ムムム…確かに高杉殿の言う通り今年も優勝旗を持ち帰ることができたとはいえ…
   拙者もこのまま日本で燻っているわけには行かぬ。サッカーによって中の里の名を売る秘密の任務を完遂するためには…)」

この数ヶ月、伸び悩みに苦しみつづけた山森と中里は、複雑な心境で岬を見送る。

岬「(今年の春、若林君との練習が南葛高校を、いや、日本のサッカーを大きく変えた気がする。
  小次郎が居なくなった東邦学園では、もはや僕たちの足元にも及ばないほど
  日本のサッカーのバランスは大きく歪んでしまったんだ。
  もうこのまま日本にいても、僕の野望は………あ、れ?野望……?)」

883 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 02:28:12 ID:???
そのとき岬の心に何か大きな違和感が生まれる。
若林と相対し、眩い日差しの中で練習に明け暮れるうちに、岬の心境に大きな変化が起こっていたのである。


心境の変化?→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

ダイヤ・ハート→日本を翼君たちと一緒に世界一にすることだ!
スペード→日本サッカーのビジネスを…うう、な、なんだか頭が……
クラブ→…うん。日本サッカーのビジネスを裏で牛耳ることのはずだ。でも…
JOKER→父さんの再婚相手を見つけてあげることだ!

884 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 02:32:21 ID:???
心境の変化?→ クラブ2

885 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 02:54:27 ID:???
心境の変化?→ クラブ2
>クラブ→…うん。日本サッカーのビジネスを裏で牛耳ることのはずだ。でも…
==============
岬の心は変わっていなかった。急激に変化を続ける日本サッカーの事情を前にしても
彼の心は外面は相変わらず穏やかなまま、内面にはどす黒い野望を抱えていたのである。

岬「(でも…日本のサッカーのレベルが海外に肉薄する現状では
  僕の野望はあまりにも意味をなさなくなってしまう…)」

海外のクラブと比べてレベルが低くとも、客の招集やグッズ販売で盛り上がるのが現状の日本ビジネスの特徴だ。
これを利用するには日本は強くなりすぎてはいけないのだ。
日本人は昔から圧勝を好まない傾向がある。判官びいきという言葉が残っているとおり
弱いものが勝つ、柔よく剛を制す、知恵を絞り体力のハンデを覆す。
最後までハラハラとした試合展開は観客たちを興奮させて、また応援に来ようとする心を育ませる。
この絵に描いたような様式美を好む観客を集める『方程式』を完成させるには今の状況は非常にまずい。

岬「(でも、日本のサッカーのレベルが高くなったのは正直嬉しい。
  やっぱり僕はサッカーが好きだからね。フィールドに出て、ボールを蹴っている間は胸が躍るようだ。
  だけど、夢と野望は別の話。こうなればなにか別の設け話を新たに考える必要が出てくるな。
  世界トップレベルの実力になりつつある日本のサッカーに相応しい新たな野望…
  それを見つけるために、僕はフランスに旅立つ。あずみちゃんなら何かいいアイディアを考えてくれるかも)」

こうして岬は黄金世代の新たな遠征組の一人としてフランスへと旅立ったのだった。
残された南葛の選手たちは、冬の高校選手権も連覇するために新たなチーム作りに励むことになる。

886 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 02:55:53 ID:???
森崎「……そうか。岬がフランスに――」

陽子「シャンゼリゼには森崎君たちが世界Jrユースで戦ったフランス代表の
   ナポレオン君が所属していてね、彼とのコンビプレーで
   リーグ・アンで華麗に活躍中よ。森崎君も負けていられないわね!」

森崎「岬がフランスに向かったとして…他の選手たち、中山達はどうしてるか分かりますか?」

陽子「うーん。中山君が新しく南葛高校のキャプテンに任命されているようだけど
   チームを支えていくのが精一杯で、リーダーシップを発揮して引っ張っていくこともできず
   伸び悩む自分の体を改善することもできずに、悩んでいるみたい。
   山森君や中里君などJrユースで名を馳せた選手たちは特に、ね」

森崎「(中山……以前の俺のような状態みたいなのかな?
   お前も成長ができずに周りとどんどん力の差を広げられていく不安感に囚われているのか…?)」

親友の難解な障害に胸をいためつつ、森崎は陽子の日本のレポートを読み終わった。

陽子「今のところはこんなところかしら。他の国のレポートも見る?」

887 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 02:57:32 ID:???
☆どこの情報を聞きますか?(あと1回)

Aイタリア(翼)
Bメキシコ(日向・若島津)
Cドイツ(若林)
Dブラジル(石崎・新田)
Eイングランド(松山・早田)
Fオランダ(三杉)
Gフランス(岬)
Hさらに詳しく日本(中山)
Iやっぱり聞かない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
===============
今夜はここまで。遅くまでお付き合いいただきありがとうございました〜

888 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 03:00:37 ID:ctNa/Gjg


お疲れ様でしたー

889 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 03:09:19 ID:ZJffqhMc

原作に近づくほうがダイヤなのか……?

890 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 04:18:28 ID:9csXQIbk
E

891 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 04:21:58 ID:MSHlqNXA


892 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 14:09:23 ID:???
>>888
乙ありがとうございます!
>>889
綺麗なダイヤか黒いクラブか…といった基準ですw
==============
>Eイングランド(松山・早田)


森崎「松山や早田の様子を知りたいな」

陽子「マンチェスターのことなら……あった。こっちの資料に目を通して頂戴」

森崎は陽子から手渡された資料をパラパラとめくりながら一通りの項目を閲覧する。
その中で、一際目を引く内容があった。それは――


〜某月某日・イングランド・ロンドン西部の某スタジアム〜

プレミアリーグのユースチームの優勝決定戦。
この栄光を勝ち取るため、二つのチームが大激戦を繰り広げていた。
マンチェスターユナイテッド対チェルシー。
スコアは2対1のとマンチェスターが1点リードしてるものの
一瞬の油断も許されない拮抗した試合展開が続いていたのである。
試合時間は残り10分。キャプテンマークを巻く松山は
額のハチマキに滲んだ汗を拭いながら、チームメイトたちに檄を飛ばす。

松山「みんな!もうひとふん張りだ!俺達のガッツを今こそ発揮するんだ!」

早田「ハァッ…ハァッ…おうよ!『奴』のマークは俺に任せておけ!」

893 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 14:10:24 ID:???
早田はダラダラと垂れる疲労の印を拭うと、これまで幾度の対決を繰り広げてきた
その強靭なフィジカルで多くのDFたちを葬ってきた
イングランド1のラフプレイヤーと称される『凶爪』リチャードを睨みつける。

カルツ「ソーダ、無茶はするな。あの男の『ジェットシュート』は脅威の一言だ」

早田「へっ…ここまで奴にはまったくいい動きはさせてねぇんだ。このまま押さえ込んでやるぜ!
   それよりカルツ、お前こそ奴のタックルをあんなに受けて平気なのか?」

カルツ「『さつじん』タックルとはよく言ったものだぜよ…だが、本気のわしにかかればどうということは無い」

カルツと早田は互いに励ましあいながら、残りの時間を精一杯戦おうと奮起する。

ロブソン「リチャードも手強いが、やはり一番の強敵はチェルシーユースのキャプテン
     『獅子王』リネカーだ。奴のことだ。きっとまだ出していない隠しだまを持っているはずだ…!」

ロブソンがマークするリネカー。彼はリチャードの凶暴さを前面に押し出すプレイとは対照的の
フェアプレイを信念に置く義理堅い男である。だが、そのテクニックは次代のイングランドを背負う男と言われているのだ。

ロリマー「くぅ〜。あの兄弟が居なければもうちょっと楽に戦えるはずなんだけどな〜」

ディーン「英国の黄金コンビとはよく言ったものだな。兄のデイビット、そして弟のロバート…
     奴ら二人が上手く機能することで、エースのリチャードとリネカーが楽に動き回れるのだからな…」

ロリマーとディーンは苦虫を噛み潰したような顔をする。
ともにドライブシュートを得意とするこの兄弟のミドルシュート攻勢に、
さすがのシューマッハも疲労の色を隠せないでいたのである。

シューマッハ「ハァ…ハァ…ハァ……(……俺はこんな所で負けるわけには……)」

リッキー「くたばるにはまだ早いぜシューマッハの旦那。…あと10分だ。頼りにしてるぜホントに…」

894 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 14:12:52 ID:???
シューマッハ「(ジャイッチ……ラシン、俺に…俺にあと少しだけ力を……力を貸してくれ)」

息を荒くし、長い金髪を振り乱しながらもシューマッハの目の闘志は消えていない。
それを確認したリッキーは強く息を吐き出し、珍しく気合を入れなおして前線に出る。

松山「(リネカー、リチャード、デイビット、ロバート…
   彼らのアンバランスでありながらしっかりと統率された組織力は本当に手強い。
   だが、チームワークならば俺たちマンチェスターも負けてはいない。
   俺のイングランド遠征を最高の形で終えるためにも、この試合…絶対に勝つ!)」


リチャード「だあああぁぁっ!!あの反り込みジャポネーゼがああぁぁっ!!
      あいつのせいで俺の得点王の座があのチビに取られちまうだろうがあぁぁっ!!」

デイビット「落ち着けリチャード。確かに現状ではリードされてはいるが、
      明らかに向こうの選手たちは疲労が溜まってきている」

ロバート「この調子で攻めつづければ、同点、逆転もすぐだね兄さん」

目を血走らせながら荒らぶるリチャードを、デイビットが冷静に宥める。
ロバートはそんな尊敬する兄を見つめながら、自分たちの勝利を信じてやまない発言をする。

リネカー「まだ油断はするな。チーム力やスタミナは確かにこちらの方が上だが
     勝負は何が起こるか分からない。…リチャード。キックオフ後、いけるな?」

リチャード「へいへい。『指示王』様の言うことには逆らえませんってのー」

異名を捩った皮肉をぶつけながら、リチャードはリネカーの言葉に従って彼の隣に立つ。

リチャード「(だが、確かにこいつの指示は的確だ。まぁいい。俺はただ対戦相手を
      徹底的にぶっ潰せればそれで満足さ。ひゃはっ!グチャグチャにしてやるぜ!)」

895 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 14:14:11 ID:???
リネカー「北海の荒鷲(ワイルドイーグル)ことマツヤマヒカル…か。
     日本のサッカーが後進国レベルというのは既に過去の話か。
     だが…我々サッカーの母国が築き上げてきた歴史と技術は
     そう簡単に覆せるほど、浅いものではできていない。
     ゆくぞ!プレミアを制するのは俺たちチェルシーユースだ!」




森崎「……そうか。あいつら、プレミアユースの優勝決定戦に出るほど腕を上げたのか…」

陽子「森崎君たちとの戦いが、かなり好影響を与えたみたいね。
   松山君をはじめ、多くの選手たちがレベルアップしていたわ。
   けれど、単純な技術の向上だけで勝ち抜けないのがプレミアリーグの怖いところ。
   …下の結果を見なさい。この試合の結末を見て腰を抜かさないようにね?」

森崎「ごくっ…」

森崎は親友たちの勝利を願いつつ、恐る恐る下のスコアメモへと視線を移す。そこには…


激戦の行方→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

ダイヤ→マンチェスターが3対1で見事リーグを制覇していた!
ハート→マンチェスターが耐え切り、2体1で勝利していた!
スペード→なんとチェルシーが2体3と逆転勝利を収めていた!
クラブ→なにィ!チェルシーが怒涛のラッシュで2対4で勝利だとォ!?
JOKER→なんと試合中に選手たちが消えるという怪現象が起こっていた!?

896 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 14:17:49 ID:???
激戦の行方→ スペード4

897 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 14:31:51 ID:???
欧州版とは渋いところを使ってくるな
アメリカにはロビンとかいるんだろうか

898 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 14:37:26 ID:???
ニコニコのプレイ動画でしか知らんw

899 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:13:26 ID:???
>>897-898
イングランドを大幅補強する際に、思い切って彼らの力を借りることにしましたw
同じくアメリカも『フィールドブラザーズ』という黄金コンビを中心に強化予定です!
=================
激戦の行方→ スペード4
スペード→なんとチェルシーが2体3と逆転勝利を収めていた!


森崎「ば…馬鹿な!あのマンチェスターユースが……
   アリティアカップで圧倒的な強さを見せつけたマンチェスターユースが…」

森崎は試合結果を見て驚愕する。自分たちが手も足も出なかったあの強豪マンチェスターが
なんと後半残り10分で同点に追いつかれ、逆転を許し負けてしまったのである。

陽子「さすがは次代のイングランドのリーダーリネカー君率いるチェルシーユースね。
   加えてリチャード君という超強力FWを擁しているのだもの。
   彼らの攻撃力を考えれば、10分で2点を取ることくらい訳ないことだわ」

森崎「ちょちょ、ちょっと待ってくれよ。この二人がどれだけ強いかは分からないが
   あのシューマッハが1試合に3点も取られるなんて……俺には想像ができない!」

アリティアカップで、あのヒューガーを相手にしてもPKでの1失点のみに抑えた
デンマークのA代表キーパーシューマッハ。同時に彼は森崎の相談にも乗ってくれた
心優しい人物であり、森崎は彼の屈辱的な敗北に思わず拳を握り締める。

陽子「…確かに。彼らの圧倒的な攻撃力はあくまでも『フリー』になったときに発揮されるもの。
   前半では早田君、カルツ君、ロブソン君の懸命なディフェンスもあって
   なんとか零封に押さえ込むことは出来ていたの。けれど……」

そう言って陽子は森崎に、この試合の試合傾向を纏めた資料を見せてくる。

900 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:14:26 ID:???
リチャード「おらあああっ!!ボールを寄越しな!」

ドボォッ!!

ロリマー「うああっ!」

それはデイビットのドライブシュートによってチェルシーが1点を返し、
マンチェスターからのキックオフ直後のことである。
リチャードは得点王を争うロリマーのことをライバル視しており、
ボールを受け取った彼に襲い掛かるようにタックルを仕掛けた。

ロリマー「うっ、くぅ……」

ロブソン「ロリマー!…おのれぇリチャード!」

相棒を派手に吹き飛ばされ、ロブソンがリネカーのマークを外してリチャードに向かって行く。
それを見計らったように、リチャードは素早くバックパスをしてロバートにボールを繋ぐ。

ロバート「相手の守備形態が崩れた!いまだよ兄さん!」

デイビット「ああ!いくぞロバート。ゴールデンコンボだ!」

バコッ!バシィーン!ズダダッ!バコッ!

兄弟ゆえのピッタリ息のあったワンツー攻勢に、マンチェスターの守りは翻弄されていく。

松山「しまった!みんなカバーに走れ!守るんだ!」

カルツ「ちいっ…しんどいのう。まるでニホンのツバサとミサキを相手にしているようだぜよ…」

ロブソン「くっ…俺が誘われて前に向かってしまったばっかりに!」

901 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:16:05 ID:???
リネカー「(マンチェスターのチームワークが強固なことは知っている。
     だが、硬いものほど…一度崩れると立て直すのは難しい)」

フリーになって前に駆け込むリネカーが、パスを受け取ろうと手を上げようとしたその時。

バッ!

松山「お前をこれ以上好きにはさせない!」

リネカー「来たか、マツヤマ!」

松山「俺たちは負けない!勝負だリネカー!」

リネカー「いいだろう。来い!」

バコォッ!

デイビットのパスに体を合わせるために、リネカーと松山が激しく競り合う。
二人の力はほぼ互角。いや、松山のほうが若干上だったかもしれない。
だがボールは空中に跳ね上がり、二人は今度は空中で競り合おうと跳ぶ。

リネカー「君のその粘り強いディフェンスは本当に脅威だった。
     俺が前半無得点で終わってしまったのも、君がこうして中盤を支配していたからだ。だが…」

バチィッ!

松山「なにィ!」

リネカー「空中ではその強靭な足腰もうまく扱えまい!」

リチャード「っしゃあ!さっさと俺にパスを出せや指示王!」

902 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:17:25 ID:???
リネカー「……大口を叩くのは点を取ってからにするんだな。はっ!」

バコォッ!

空中で松山に競り勝ったリチャードはポストプレイを成功させると、ストライカーのリチャードにパスを繋ぐ。

リチャード「あの兄弟のシュート連打でもうキーパーの体力は風前の灯だ。
      感謝しろよ!この俺様が引導を渡してやるんだからなァ!」

早田「そうはさせるかぁっ!!」

リチャード「! またてめぇか!」

早田「カミソリタックルだ〜〜〜!!」

ズザザザーーッ!

早田「俺がいるサイドは絶対に抜かせねぇ…絶対にだ!」

リチャード「馬鹿め!タックルされる前に……シュートだ!」

早田「なっ!?」

リチャード「消し飛びなァ!ジェット……シューーーーーートォッ!!」

ドッゴオオォォォォォォォン!!!ボムッ!!

早田「ぎゃあああああああ〜〜〜!!」

松山「そ…早田ァ!」

903 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:20:29 ID:???
至近距離から低い弾道の強烈なシュートを浴びた早田は空高く打ち上げられてしまう。
だがシュートの勢いはそのままに、シューマッハが守るマンチェスターゴールへと向かって行く。

シューマッハ「(くっ……ミラクルウォールを……)」

彼の理論によるセービングまでの最短距離を割り出す技ミラクルウォール。
だが既に息も絶え絶えのシューマッハにはこの技を放つ余裕は無かったのである。

ズバアアッ!!

ピイイイィィィィイイイッ!!

リチャード「うおおおおぉぉぉ!!これで俺様が得点王単独トップだぜ!
      あんな女みてぇななよっとしたチビに負けてたまるかよ!」

後半残り5分。リチャードのジェットシュートにて、チェルシーは同点に追いつく。

ロブソン「…す、すまないみんな。俺がリネカーをフリーにしてしまったから…」

松山「いや、俺が奴に競り負けなければリチャードにシュートを撃たれる事は無かった…
   司令塔として、10番としての格の違いを……思い知らされた……」

カルツ「(いや、単純な実力ではマツヤマちゃんは奴には負けてはいない。
    だがあのリネカーという男、自分の得意分野、相手の苦手分野を完璧に把握しておる。
    タックルやカットに優れるマツヤマちゃんを出し抜くには空中での競り合いしか道はない。
    さらにチェルシーの連中はちゃんとしたペース配分を心がけて体力が充実している……
    このままではこの試合……いや、こういうときこそわしのような存在が必要になってくるんじゃ)」

リッキー「…カルツの旦那。この試合でアンタはドイツに帰還予定だったっけな」

カルツが思案を巡らせる中、同じくマンチェスターの技巧派のリッキーがカルツに話し掛ける。

904 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:22:12 ID:???
カルツ「……ああ。これまで世話になった恩に報いるためにもなんとかこのチームを優勝させたいのう」

リッキー「ああ。残り時間で俺たちが勝ち越すためにもアンタの力、俺たちに貸してくれよ」

カルツ「…ソーダとシューマッハはもう立っているのもやっとの状況だ。
    ボールを奪われた瞬間、わしたちの敗北は濃厚な物になる。…覚悟はあるか?」

リッキー「あのときアカネイアの連中が見せた根性くらいなら…出せる覚悟はあらあね」

カルツ「フッ…。確かにまだ同点な分だけ俺たちには希望がある。よーし、いっちょやったるか!
    (モリサキよ。お前は今ごろどうしてるだろうな。ワールドユースでお前と再戦するのを今から楽しみにしてるぜよ…)」

ピイイイイィィッ!!

カルツ「リッキー!ここはわしたちが前に出て他の連中を助けるんじゃあ!」

リッキー「あいよ〜!」

ポンッ!バンッ!ボムッ!バコッ!

マンチェスターの業師コンビが小気味良いリズムでパスを繋いでいく。

リネカー「ほう…!」

リチャード「ぬがっ!ちょこまかとうっとおしいっての!」

デイビット「さすがはドイツユースの仕事師!見事な腕前だ!」

ロバート「(す、すごい…これが本当の世界クラスの実力なんだ!)」

カルツ「リッキー!サイドに流せ!」

905 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:23:51 ID:???
リッキー「ほいさっ!」

ギュルルル…

鋭いスピンがかかったラストパスを送るリッキー。そのパスは長すぎてラインを割るかと思いきや…

パシッ!

カルツ「ここで負けでもしたらわしたちドイツユースのかねてよりの計画が…
    サッカー協会が無理をして作ったわしたちの遠征が無駄に終わってしまう!
    もうJrユースのような悔しさはゴメンだ!ワールドユースで優勝するためにも…
    シュナイダーちゃんに今度こそ栄光を掴んでもらうためにも…
    こんな所で躓いているわけにはいかんぜよ!!」

ここでカルツが単独ドリブルでゴールを狙おうと一気に加速する。

カルツ「どけっ!いまのわしに近寄るんじゃねぇ!」

ドガアッ!!

並み居るDFたちを得意のハリネズミドリブルで蹴散らし、いよいよ残すはキーパーのみとなった。

カルツ「こいつを抜いて勝ち越しだぜよ!」

ガイ「………!」

ここでカルツは痛恨のミスを起こしてしまう。
これまでのマンチェスターユースのゴールはロリマーのバウンドショットで1点。
そして松山のネオイーグルショットで1点を取っている。
ドリブルで1対1を仕掛けるのはこの試合で初めてだったのだ。
――故に、彼が非常に1対1に長けたキーパーであることをその身を持って知ることになる。

906 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:27:03 ID:???
ガイ「むんっ!!」

ガイは拳を素早く突き出してカルツの足元からボールを零そうとする。
カルツは感じた。彼の放つ巨大な覇気を。例えるのならば、それは以前同じチームを組んでいた――

カルツ「(あの迫力ある動きはまるで……げ…ゲンさん…?)」

バコッ!

カルツはあっけなくボールをこぼれ球にされてしまう。
そしてそのボールをフォローしたのはチェルシーキャプテンのリネカーである。

リネカー「…知らなかったとはいえ、あまりにも非効率すぎる攻めだったな。
     この勝負が運の尽きだ。マンチェスターユース…覚悟しろ!」

ダダッ!

ロリマー「うっ!」

ディーン「なにィ!」

リネカーは素早くFWの二人を抜き去ると、鬼気迫る表情の松山と相対する。

松山「今度こそ…抜かせはしない!」

リネカー「(彼にドリブルで勝負を挑むのは分が悪すぎる。ここは効率良く攻めさせてもらうよ)」

バシッ!

松山「くっ…!」

907 :森崎名無しさん:2010/12/30(木) 21:28:31 ID:???
リカルドじゃないのかw

908 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:28:44 ID:???
リネカーは冷静にサイドのリチャードにパスを出すと、松山の横を通り過ぎていく。
松山は感じていた。自分の周りの選手たちを次々と崩されていく恐怖を。
苦手分野を悉く攻め立てられていては、いくら根性でカバーしようとしてもいずれ限界は訪れる。

早田「ハァ…ハァ…」

リチャード「もうばててんのか。だらしねぇやつだぜ。故郷に帰って出直してきな!」

どごぉっ!!

早田「ぐはっ…!」

リチャードの強引なドリブルが、酷く消耗した早田を跳ね飛ばす。
そのまま足を振りかぶり、得意のジェットシュートを放った。

シューマッハ「(くそぉ……俺は、俺はあいつらのためにも……負けるわけにはいかないのに……)」

リチャード「こいつで決まりだぜ!はあああぁぁぁっ!!」

ロブソン「させるかあああああああああぁぁぁぁ!!」

ボドムウウゥゥゥッ!!

ロブソン「おぐぐ……」

リチャード「なにィ!」

シューマッハ「ロブソン!」

ロブソンの全身全霊をかけた『ハイパワーブロック』がリチャードのジェットシュートをこぼれ球にする。
だが、そのこぼれ球に素早く駆け込むリネカー。右足を鋭く振り上げる。

909 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:30:02 ID:???
松山「やらせんっ!!」

ガギィッ!!

松山「どうだ!」

リネカー「むっ…!」

ここでついに松山がリネカーを捉える。イーグルタックルでボールを奪うと周囲の状況を確認する。

松山「(なだれ攻撃を仕掛けるのなら今のタイミングしかない……だが……)」

残念なことに今のマンチェスターにはなだれ攻撃を仕掛けられるほど体力に余裕が無かったのだ。
アリティアカップにて、三杉は仲間の体力を顧ずにファストブレイクを発動させた。
司令塔として勝利の確率を少しでも高めるためには、彼のような躊躇無き覚悟というものが必要なのだろう。
だが、松山にはできなかった。仲間との和を重んじる彼だからこそ……
味方を犠牲にする策を行う非情な、しかし非常に効率的な考えを持つことができなかったのだ。
そして、この気の迷いがこの試合の勝敗を決してしまうことになってしまう。

ダッ!

リネカー「愚かな。あそこで前半に見せた全員攻撃を仕掛けていれば!」

松山「リネカー!」

ガゴゴッ!

松山「またボールが真上に…!」

ふわりと浮き上がるボール。リネカーは勝利を確信した笑みを浮かべて跳ねる。
先ほどの直接対決が示したとおり、空中戦においては松山よりリネカーに分があったのだ。だが――

910 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:31:15 ID:???
シューマッハ「空中戦は……俺の専売特許だああぁぁぁっ!!」

リネカー「馬鹿な!オーバーラップしてきただと…?」

バキィ!!

シューマッハ「(アリティアカップでの経験が生きた…ミディアさん、感謝しているぞ……)」

松山「シューマッハ!」

シューマッハ「飛び出しならば…俺は誰にも負けない……!」

長い足を利用して、シューマッハのキックがボールを大きく弾く。
残り時間も後僅か。このまま勝負はPK戦にもつれるのだと誰もが思ったそのとき。

ロバート「勝つのは僕たちだ!行けェ!ドライブシュートだ〜〜〜〜!!」

ばっごぉぉぉぉおおおん!!

幸運にもこぼれ球をフォローしたロバートが、試合終了間際にドライブシュートを放った。
だがさすがに距離が離れすぎていたため、威力も足りなくなり普段より落下する勢いが無い。

ごいいぃぃん!!

ロバート「ああっ!!」

ロバートのシュートはクロスバーに当たり、最後のロングシュートも失敗に終わった。
ゴールを空っぽにしていたシューマッハは思わず胸をなでおろす。

デイビット「これだ!」

バッ!

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