キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【砕け散れ】ファイアーモリブレム25【ガーネフ!】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/31(金) 19:55:09 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。


〜これまでのお話〜
マケドニア軍との戦いに勝利した森崎たちは、王子ミシェイルが残したアイオテの盾を手に入れる。
彼の妹のミネルバは、この盾を受け継ぐと共にマケドニア王国を率いていくと心に誓う。

ガーネフの暗黒魔法マフーに唯一対抗できる光魔法スターライトを賢者ガトーに作ってもらった森崎たち。
スターライトの所有権を誰にするかマルスと相談したところ、森崎は親の仇を討つためにこれまで戦ってきた
リンダにこの魔法を託すことを提案。マリクもマルスの説得で納得し、いよいよガーネフとの決戦の部隊は整った。

その後森崎はガトーから、成長が止まってしまうという体の改善をしてもらおうと家を訪ねたが、そこで驚愕に事実を知る。
なんと成長が止まった原因は中学時代に摂取した『超森水』や『べじいた』などの魔法グッズだった!
森崎は己の内面を映す鏡の中に入り込み、これまで弱気な自分を奮い立たせ導いてくれた自分のもう一つの過激な人格である
『超モリサキ』を、リセットの力と同時に手に入れていた『星』の力で粉砕。この瞬間新たな森崎有三が誕生したのであった。

その後ガーネフの待つテーベの塔まで、ガトーの転移魔法で一気に転送してもらったアカネイア同盟軍。
憎きガーネフはすぐそこだ!カダインでの借りを返すときが来た!ゆけゆけ森崎!頑張れ森崎!


☆前スレ
【ザ・ニュー】ファイアーモリブレム24【森崎!!!!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291904805/l50

401 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 22:18:11 ID:???
勝った!ジェネラルB完!
カミュやミシェイルより恐ろしかった気がするw

402 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 22:22:26 ID:???
大盾で防がれるってのはこっちがへたれたみたいな話になってるけど向こうを褒めるべき

403 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 22:22:58 ID:???
ガーネフがジョーカー降伏しないか心配で眠れん

404 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 22:27:22 ID:???
ジェネラルが>>400でカウンター発動してても倒せて生き残ってたか
そーいえばダメが奇数の場合のカウンターの小数点以下は切り上げ?切捨て?
今後カウンター持ちが出てきたときに1の差が大きくなりそう

405 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 22:41:27 ID:???
>>404
カウンターの小数点は切り捨てですね。15ダメージ与えた場合7ダメージが帰ってきます。
============
森崎 33/33 キルソード(攻速…10 係数…ダイヤ ハート スペードK〜8)
命中判定→ スペードQ +25+指揮(10)+支援(4)=51(必殺)
追撃判定→ スペードQ +25+指揮(10)+支援(4)=51(必殺)
攻撃判定→ ハート2 +21+指揮(10)+支援(4)=37
回避判定→ クラブ8 +15+指揮(10)+支援(4)=37
守備判定→ ダイヤ6 +18+指揮(10)+支援(4)=38(大盾)

ジェネラルB 34/35 銀の槍(攻速…0 係数…)
命中判定→ スペード6 +17+指揮(1)=24
攻撃判定→ クラブ3 +29+指揮(1)=33
回避判定→ クラブQ +7+指揮(1)=20
守備判定→ クラブ10 +18+指揮(1)=29

森崎の攻撃!必殺の一撃!ジェネラルBに24のダメージを与えた!
ジェネラルBの反撃!森崎は素早く身をかわした。
森崎の追撃!必殺の一撃!ジェネラルBに24のダメージを与えた!
ジェネラルBは倒れた。森崎は40の経験値を得た。
============
森崎「(さっきの俺の攻撃は一撃に特化したものだった。
   だから軌道を見切られて防がれてしまったのかもしれん)」

だが、相手の死角や急所を狙うこのキルソードの変則的な攻撃ならば。

森崎は素早く相手の後ろに回り込み、剣を鋭く突き出す。
ジェネラルBは体を引いて大盾を出す構えに入ろうとするが、
森崎の突きが僅かに先にジェネラルの鎧の隙間に入り込む。

406 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 22:42:35 ID:???
ズギュバジュウウッ!!

ジェネラルB「…………」

がくっ…どさあ……

空気の抜けた風船のようにゆっくりと倒れて伏せるジェネラルB。
この瞬間、森崎たちはようやくテーベの塔の中階の制圧に成功したのである。

森崎「(ふっ…これで俺の信頼と人気はうなぎのぼりのはずだぜ)」

期待と下心をニヒルな顔の下に隠し、森崎はクールに仲間たちの方を振り返る。


勝利者に栄光を→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

ダイヤ→うう…リンダが相変わらず怖い顔で睨んでくるな…
ハート→マリアが癒される笑顔で祝福してくれるぞ!
スペード→ミネルバが感心したように頷いてくれた!
クラブ→ミディアさんが褒めてくれたぞ。ヒャッホウ!
クラブA→マリクとジュリアンが森崎に見惚れてしまうぞ!?
JOKER→>>394の妄想が現実のものになる!?

407 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 22:43:14 ID:???
勝利者に栄光を→ ダイヤ7

408 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:01:26 ID:???
ポニテ恐怖症のことを話すしかないのかw
それとも「俺は髪を下ろしたリンダが好きだ!」ぐらいは言えないと駄目かねw

409 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 23:03:45 ID:???
勝利者に栄光を→ ダイヤ7
>ダイヤ→うう…リンダが相変わらず怖い顔で睨んでくるな…

森崎の見事な攻撃を、リンダは自分でも気がつかないうちに目で追っていた。
それは確実に自分が森崎に惹かれている証拠ではあるのだが、
今はガーネフのことに集中しなければという自戒の神経が、この淡く温かい心を抑えこむ。

リンダ「(……落ち着け、自分。森崎君を見たくらいで…何を動揺しているのよ…)」

が、その甘酸っぱい描写は森崎にストレートに届くことはなかった。
森崎がリンダの視線に底知れぬ恐怖を感じてしまっていたからである。

森崎「(うわー…また見てるよ。仁王のような怒りの眼差しが俺に向けられてやがる…こりゃあいよいよやばいかもな…
   なにか近いうちにお詫びの品を包んで謝りにいったほうがいいのかもなぁ…)」


※リンダの評価が上がりました。
※リンダの森崎に対する支援が(1)→(2)に上がりました。※森崎の数値はそのまま


ジュリアン「おい森崎。ちょいと周辺を調べてみたところ、どうやらこのコロシアムの奥に上の階につながる階段があるらしい」

森崎「分かった。それじゃあガーネフのいる部屋を目指して進軍を再開するぞ!」

休憩もほどほどに、森崎たちは罠を探すジュリアンを先頭にコロシアム状になっていたを中階を抜けていく。

マリク「でも、コロシアムにしては芝生がしっかりと敷き詰められていてなんだか丁寧な作りになってたね」

ミディア「結構広かったし、サッカーとかも気持よくプレイできそうな場所ね」

410 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 23:04:59 ID:???
ミネルバ「うむ。だが……それはこの塔に巣食う外道共を排除してからの話だな」

リンダ「(お父様……いよいよです。どうか私たちを……見守っていて……)」

スターライトを抱える腕に思わず力が入る。ガーネフの悍ましい魔力を僅かながら感じ取っているのだ。

森崎「よーし、サクサク進むぞ!敵が来たら遠慮はいらねぇ。なぎ払いながら突き進め!」


魔王殿へと続く道→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

K→ガーネフが待つ祭壇に到着!
Q→ガーネフが待つ祭壇に到着!
J→宝箱を発見!
10→敵の集団を発見!(ジェネラル×2+司祭×2+勇者×2+スナイパー×2)
9→敵の集団を発見!(ジェネラル+司祭+勇者×2+スナイパー)
8→敵の集団を発見!(ジェネラル×2+司祭+勇者+スナイパー)
7→いきなり扉が閉まり閉じ込められる!が、ジュリアンがいるので簡単に脱出!
6→いきなり扉が閉まり閉じ込められる!が、ジュリアンがいるので簡単に脱出!
5→回転床のワナだ!(誰か一人が混乱)
4→毒矢のワナだ!(誰か一人が5ダメージ+毒)
3→バネのワナだ!(誰か一人が別部隊へ転送)
2→落石のワナだ!(全員13ダメージ)
A→地雷のワナだ!(全員のHPが半分)
JOKER→宝箱を発見!(激レア道具入り)
※宝箱の場合はダイヤが3個、ハートが2個、スペードが1個、クラブが0個です。
※敵と遭遇した場合クラブで敵の先制攻撃。それ以外は森崎隊の先制攻撃です。
※ジュリアンがいるので罠が出た場合はクラブ以外で罠を破壊できます。

411 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:07:24 ID:???
魔王殿へと続く道→ クラブ3


412 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:09:16 ID:???
一番やばいのきたか?

413 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:09:41 ID:???
これリンダ食らったらどうなるんだよw

414 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:10:21 ID:???
ジュリアン何やってんのw
指揮持ちか転送されるときついぞ

415 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:10:33 ID:???
ガーネフ無視しようぜとか冗談で言ってたが、こんなことになるとはw

416 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:11:04 ID:???
リンダなら詰みじゃね?

417 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 23:12:07 ID:???
魔王殿へと続く道→ クラブ3→バネのワナだ!(誰か一人が別部隊へ転送)
※クラブなので罠回避できず


罠にかかったのは?→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

K・JOKER→森崎
Q〜J→ジュリアン
10〜9→マリク
8〜7→ミネルバ
6〜5→マリア
4〜3→リンダ
2〜A→ミディア

418 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:13:34 ID:rHnnJLEc
罠にかかったのは?→ クラブ6


419 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:13:36 ID:???
罠にかかったのは?→ ダイヤ5

マシなのこい!

420 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:14:57 ID:???
またミネルバからジュリアンへの評価ガタ落ちかなこれは

421 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:17:13 ID:???
マリアこれでもう復帰なし?

422 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:17:56 ID:???
回復役が消えたか
レナさんといいシスターに呪いでもかかってるのか

423 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:19:00 ID:???
リザーブと死亡保険が消えた!

424 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 23:40:32 ID:???
罠にかかったのは?→ クラブ6
>6〜5→マリア
============
それは本当に一瞬のうちに起こった出来事であった。
最上階へと続く通路は、これまでの道よりさらに薄暗くなっており、
盗賊として優れた能力を持つジュリアンでさえ、目を凝らしていかなければ
周囲の状況を把握することが困難な状況であった。
そんな中、あまりにもゆっくりとした進軍ペースにイライラし始めたマリアが
仲間たちの警告も聞かずに勝手に前に飛び出してしまったのである。そして……

カチッ

マリア「あ」

ビイィィンヨンヨンヨンヨン!!フッ…!

マリア「ひいいぃぃやああああぁぁぁ!?!?!?」

マリアの絶叫とともに、彼女の小さな体は真上へと投げ出されると森崎たちの視界から消え失せる。
誰もが何が起こったのかわからないといった具合に、口を開けて唖然としている。
そんな中で最も取り乱していたのは、やはりマリアを溺愛していた姉のミネルバだっただろう。

ミネルバ「くぁwせdrfgtyふじこlp!?!?!?」

森崎「お、落ち着けミネルバ王女!」

ミディア「しっかりしなさい!ここで我を失ってはそれこそガーネフの思うつぼよ!」

ジュリアン「こ…こいつはやばいぜ。あのお姫様よりにもよって『バネの罠』を踏みやがった…!」

425 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 23:41:59 ID:???
マリク「バネの罠とはなんだいジュリアン」

ジュリアン「この塔のどこか別の場所にランダムでワープさせる罠さ。
      運が良ければ他の部隊の連中に助けられているかもしれねぇが…」

リンダ「で、でもあの子たしか『オームのかけら』を持っていなかった?
    だったら危険な目にあっていても無事なんじゃないかしら?」

森崎「そういやそうだったな。最悪の事態は避けられそうだが…」

森崎はミディアが必死に抑えこむものの今にも暴れだしそうなミネルバを見て思わず顔をしかめる。

森崎「(この暗く広いダンジョンでマリア姫を捜し回るのはさすがに危険過ぎる。
   だが回復役の消失は相当手痛い…それにミネルバ王女のモチベーションも心配だ)」

ミネルバ「離せ!離してくれミディア将軍!私もこの罠にかかりマリアの後を追うのだ〜〜!」

ジュリアン「よせっ!その罠はランダムで違う場所に転送させる装置だ。これ以上迷子を増やしてどうするんだよ!」

ミネルバ「黙れっ!そもそも貴様があらかじめ罠をしっかりと見つけておけばこのような事態は起きなかった!
     所詮賊は賊か。いざという時に限ってなんの役にも立たぬな…!」

ジュリアン「なっ…て、てめぇ!」

森崎「(まずい!このままじゃ折角の森崎隊の結束がバラバラに砕け散る…!)」

この緊急事態を収束させるために森崎のとった行動とは…

426 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/12(水) 23:43:19 ID:???
☆どうしますか?

Aマリア姫は『オームのかけら』の効果で無事だ。俺達はこのまま進みガーネフを討伐するんだ!(躊躇わず進軍する)
Bここは無理をしてでもマリア姫を探索しよう。俺達は7人全員で森崎隊だろう?(ちょっと危険な探索をする)
Cそうだぞジュリアン!お前さえしっかりしていればこんなことには…!(ジュリアンに責任を押し付ける)
D案外このバネの罠をもう一度踏めばあっさり再会できるかも?(ギャンブルに賭ける)
E一旦中階に戻ろう。他の部隊と合流できるかも!(一旦引き返す)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

427 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:44:29 ID:aVVZXAno

われらの誓い、それは『マリア大事に』。

428 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:45:52 ID:gpmYQQxQ
B

戦術的にはAだろうがミネルバの評価さがりそうだしなー

429 :森崎名無しさん:2011/01/12(水) 23:52:19 ID:???
バネで飛ばされて敵のど真ん中に落下

あわてて一歩動いたらおにぎりの罠

炎で焼かれて終

シレンの罠は凶悪なのが多くて困る



430 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 00:11:23 ID:???
>Bここは無理をしてでもマリア姫を探索しよう。俺達は7人全員で森崎隊だろう?(ちょっと危険な探索をする)


森崎「ここは無理をしてでもマリア姫を探索しよう。俺達は7人全員で森崎隊だろう?」

森崎はマリアの探索を第一にすることを仲間たちに伝える。
だが、そのことに反論をしてきた者たちがいた。
一刻も早くガーネフを倒したいリンダと、一刻も早くガーネフに囚われているエリスを救出したいマリクである。

リンダ「だ、ダメよ森崎君!ガーネフが目の前にいるのよ!?
    マリア姫はオームのかけらがあるのだから、きっと大丈夫よ!」

マリク「ここまできて遠回りなんかしたら、別の罠にかかるのがオチだよ。
    僕達にはガーネフを倒すっていう大事な役割があるんだよ!?」

ミディア「そ、それはそうかもしれないけれど…けれどマリア姫を見捨ててこのまま進むのが本当に正しいことなの?」

以前カチュアが罠にかかってしまったときに、見捨てることが出来ず仲間を優先したミディアは
この選択が戦術的にはあまりよくないこととはいえ、正義を掲げるアカネイア同盟軍らしくないと二人を説く。

ミネルバ「森崎殿…ミディア殿…」

森崎「とにかくこれは指揮官命令だ。俺はなにより仲間を大事にする策を優先するぞ。
   ジュリアン、しばらく辺りの探索を優先的にしてくれ。危険な賭けだが……俺はお前を信用しているぞ!」

ジュリアン「……おう。おれだってプライドはあるぜ。これ以上自分のミスで…足を引っ張ってたまるかよ」

ミネルバ「ほう……今回の件は自分の所為だと認めるのだな」

431 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 00:13:29 ID:???
ミネルバの明らかに蔑む発言にジュリアンは眉を潜ませるが、すぐに真顔になりこう返す。

ジュリアン「……ああ。悔しいが今回ばかりは言い訳できねぇよ。
      俺は盗賊という職に誇りを持っている。その盗賊が罠を見過ごして
      マリア姫を迷子にさせちまったってんなら……俺はいくらでも頭をさげるさ。
      そうでもしなきゃ……俺自身が…俺を許せなくなっちまうんだよ!」

ミネルバ「……盗賊というものに……誇り…だと……」

ジュリアン「綺羅びやかな世界に住む王女様には理解出来ない感性かもしれねぇがな。
      あんたが王族という誇りを持っているように、俺だってあんたとは違う誇りを持っているってことを……
      少しでもいいから分かってくれればありがたい…」

この男にも、一端に他人に誇れるプライドというものがあるのだな。
ジュリアンの儚くも、しかししっかりとした物言いに、ミネルバは一応の納得の表情を見せる。

ミネルバ「…………その問に答えるのはマリアを無事に見付け出してからだ。盗賊ジュリアンよ」

ジュリアン「へん……さぁ森崎。さっさと動こうぜ!俺のこれまで積み上げてきた盗賊のプライドを掛けて…
      かならずあの暴走お姫様を見付け出してみせるからよ!」

森崎「お、おう!頼んだぜジュリアン!」

リンダ「(なっ…なによ。これじゃあまるで私たちが悪者みたいじゃない…!)」

マリク「(僕たちは間違っちゃいない…間違っちゃいないんだ……きっと……)」

颯爽とかけ出すジュリアンと森崎を、魔道士コンビは焦りと落胆の眼差しを向けながら追いかけるのだった。

432 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 00:14:57 ID:???
※ミネルバとジュリアンとミディアの評価が上がりました。
※マリクとリンダの評価が下がりました。
※探索パートの難度が上がります。


マリアを探せ→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

K→祭壇の下で泣きじゃくるマリアを発見!あれ?ここってひょっとするとひょっとして…
Q→宝物庫にて泣きじゃくるマリアを発見!
J→アベル隊に保護されていたマリアを発見!
10→敵の集団を発見!(ジェネラル×2+司祭×2+勇者×2+スナイパー×2)
9→敵の集団を発見!(ジェネラル+司祭+勇者×2+スナイパー×2)
8→敵の集団を発見!(ジェネラル×2+司祭×2+勇者+スナイパー)
7→いきなり扉が閉まり閉じ込められる!が、ジュリアンがいるので簡単に脱出!
6→いきなり扉が閉まり閉じ込められる!が、ジュリアンがいるので簡単に脱出!
5→回転床のワナだ!(誰か一人が混乱)
4→毒矢のワナだ!(誰か一人が5ダメージ+毒)
3→バネのワナだ!(誰か一人が別部隊へ転送)
2→落石のワナだ!(全員13ダメージ)
A→地雷のワナだ!(全員のHPが半分)
JOKER→??「マリア姫は私が保護しましたわ」あ、あなたは…!
※宝物庫の場合はダイヤが3個、ハートが2個、スペードが1個、クラブが0個です。
※敵と遭遇した場合スペード・クラブで敵の先制攻撃。それ以外は森崎隊の先制攻撃です。
※ジュリアンがいるので罠が出た場合はスペード・クラブ以外で罠を破壊できます。

433 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:15:30 ID:???
マリアを探せ→ スペードK

434 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:15:40 ID:???
マリアを探せ→ ダイヤK

435 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:15:42 ID:???
マリアを探せ→ ハート2

436 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:16:36 ID:???
なにィ!?いきなりK!?しかもダブルで!?

437 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:16:46 ID:???
一発で発見ktkr!

438 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:17:30 ID:???
すごい展開だw

439 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:18:51 ID:???
マリアも見つけて目的地に到達とは森崎の案が完璧だったということかw

440 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:19:30 ID:???
まるでミネルバさんの指揮のようですな

441 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:21:32 ID:???
今日はみどころ満載だな

442 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 00:35:43 ID:???
おもしろすぎるw

443 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 01:28:35 ID:???
マリアを探せ→ スペードK
>K→祭壇の下で泣きじゃくるマリアを発見!あれ?ここってひょっとするとひょっとして…

ジュリアン「(俺の盗賊の鼻が指し示す道を…己の感を信じるんだ…
      汚れた世界でしか生きられなかった俺に、救いの手をさし出してくれたレナさんの思いに応えるためにも…
      俺にできる最大限のことを……森崎や仲間たちのためにしてあげたいんだ!)」

この暗い通路を動きまわるのは得策ではない。
配備されている敵たちにサーチされ、思わぬ奇襲をかけられる危険性があるからだ。
さらにマリアを探すことに集中すればするほど罠への注意が疎かになる。
新たな罠にかかり、さらに部隊を不利に貶められることは容易に予想できる。

森崎「(それでも俺は掲げていきたいんだ…仲間の大事さって奴を。
   誰一人として、欠けることなんて許されない。俺達は心を合わせて戦うことで力を発揮できるんだということを。
   今まで知らなかった…いや、知っていたとしても切り捨ててきたこの燃え滾るような熱い感情……
   俺は信じたい。俺が選びとったこの感情を。己より多を重んじる……和の力って奴を!)」

ジュリアンと森崎の仲間を尊ぶ強い思いは道を切り開く。
そしてなにより、血を分けた存在である彼女の意思が、この結果を引き寄せたのであろう。

バターーーン!!

ミネルバ「マリア!!」

ジュリアンが探し当てた石で出来た扉を、ミネルバが乱暴に蹴り開く。
その先には、紫色の煙が吹き出す不気味な祭壇の下で小さな声でしゃくりをあげるマリアの泣く姿があった。

マリア「森崎…さん……ジュリアン……姉さま〜〜〜〜!!」

444 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 01:30:51 ID:???
ミネルバの名前を呼んだところで、緊張の糸が途切れてしまったのか、顔をしわくちゃにしながら鳴き声を上げるマリア。
魔王ガーネフの居城にて、たった一人きりになるという計り知れぬ恐怖に耐えていたのだ。無理も無いことである。
姉のミネルバにひしと抱きつき、わんわんと再会の喜びの涙を止めどなく流す。

森崎「まさかこんなにすぐに見つかるとはついてるぜ。ま、これも普段の俺の行いの賜ってやつだな!」

ジュリアン「ふっへへ。今回ばかりはその狂言に突っ込むのは野暮ってものか。」

ぱん!

何気なくハイタッチして喜び合う森崎とジュリアン。その様子を見て、ミディアたちの顔も思わずほころぶ。

ミディア「よかった…これで森崎隊全員揃ったわね」

マリク「はい!なんだかんだで森崎の選択が正しかったってこと………!?」

リンダ「こ……この感覚は……ま、まさか………」

その時、マリクとリンダが周囲の以上に感づく。身を凍らせるような不気味な冷たさをはらむ
この異常なまでなほど暗い闇。そこから吹出す紫色の煙が、四つの人影を創りだす。

ガーネフ「「「「ふぇふぇふぇ……なかなか早いお着きじゃなぁ。愚かなる者たちよ」」」」

森崎「な…な…なんだと……!?」

ミネルバ「そんなバカな……!?」

マリク「ガ…ガーネフが…ガーネフが…」

ミディア「よ……四人いる……?」

445 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 01:33:12 ID:???
森崎たちの目の前に現れたのはまごう事無き暗黒司祭ガーネフ。
だがその姿は影か幻か。4人分。合わせて8つの黒く淀んだ瞳を森崎たちに向けてくる。

リンダ「ガーネフ…!この魔導書を見てもまだそんな口を叩けるかしら?」

バッ!

リンダはスターライトの魔道書を取り出すと、ガーネフに向けて勢い良くページを開く。
すると辺りの闇を形作る霧を払うように吹き飛ばし、眩しいくらいの蒼く煌めく明かりを作り出す。

ガーネフ「「「「くっくっく……ガトーに知恵を借り、対抗策を手に入れたといきがっておるか」」」」

しかしガーネフの影はスターライトの光では消えることはなく、変わらず8つの瞳を不気味に見開き睨み返してくる。

リンダ「そ…そんなァ…本当にガーネフが…ガーネフが4人もいるというの…?」

圧倒的な力を持つ仇敵が数を増やし、自分たちを囲んでくる。
目の前に迫る脅威に対し、リンダの溢れるばかりの戦意が明らかにしおれ始めている。

森崎「(くそっ…なんてこった!あのガーネフが4人も襲いかかってくるとは夢にも思わなかったぞ!?
   このまま戦うにはあまりにも不利だ。なにより肝心のリンダが弱腰になっちまってこのままだと危険だ!)」

ガーネフ「「「「ふぇふぇふぇ…恐怖に震えるがいい。貴様のような意思の小さな光では
    このわしの大いなる闇を払い、照らすことなど不可能だということを知るのだ!」」」」

じりじりと距離を詰めてくるガーネフ。最大級のピンチを迎える森崎隊。
そんなとき、今まで黙って話しを聞いていたジュリアンが前に飛び出してガーネフを睨みつける。

ミネルバ「お、おい!貴様なんのつもりだ!危険だぞ!」

446 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 01:34:33 ID:???
森崎「よせ!とてもじゃないがお前の勝てる相手じゃねぇよ!!」

ミネルバと森崎が飛び出したジュリアンを引き戻そうとするが、ジュリアンは右腕を後ろに向けてそれを制する。

ジュリアン「……他の連中は騙せても、このジュリアン様まで欺こうとは浅はかな考えだったな。
      臭うぜ。俺のどんな機械や魔法より正確なこの盗賊の鼻には……
      てめぇの見せる幻覚が、まがい物の存在がはっきりと嗅ぎ取れるんだよ!!」

シュッ!!

ガーネフ「むっ…!」

ジュリアンは予備装備の鉄の剣を一番右端のガーネフへと投げつける。
その適当な攻撃を、ガーネフはあろうことか頭を抱えながらしゃがみ込んで避けたのだ。
暗黒魔法マフーの加護により、スターライト以外の攻撃など痛くも痒くもないはずだというのに。

ジュリアン「やはりな。俺の感は間違っちゃいなかった…」

リンダ「ど…どういうことなの?どうしてガーネフはジュリアンの攻撃を…」

マリク「まさか……あのガーネフたちはあくまでもガーネフの姿をした別の存在!
    マフーの闇に守られた本物のガーネフは一人だということだ!」

ミディア「そうだわ!ギガッシュ将軍が私に言ってくれたのよ。
     このテーベの塔には人や物を分裂させる強力な仕掛けが存在するって!」

リンダ「……!教えて!私はどのガーネフを狙えばいいの?」

ジュリアン「あいつだ!俺達から見て一番左側!」

447 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 01:36:06 ID:???
ガーネフ「ぬ…ぐ……まさか、あのような盗賊なぞにこのからくりを見破られるとは…!」

ジュリアンに指を刺されたガーネフは、たじろいだように数歩後ろに後退る。

ジュリアン「なぞ、じゃねぇよ。盗賊だからさ。闇の中で生きてきた俺に……闇の幻惑は通じねぇんだよ!!」

ミネルバ「(…ふっ……これが、盗賊という下賎な職に誇りを持つ男の……なるほどな)」

マリア「(ジュリアン……ほ、ほんのちょっとだけ…か、かっこいいかも……)」

バシュバシュバシュウッ!!

ジュリアンの気合の入った言葉にかき消されるかのように、偽物のガーネフが消滅する。
森崎たちの前に残ったのは、明らかにシワだらけの顔に焦りの色を浮かべている『本物』のガーネフのみである。

森崎「よくやったぜジュリアン!こうなりゃもう勝ったも同然だぜ!」

マリク「今だリンダ!お父さんの敵を取るんだ!君の力で!」

リンダ「……マリク……うん!!」

ダッ!

ガーネフ「くっ……なぜだ…なぜこうも奴らに都合よくことが運ぶ…
     これもガトーの仕業なのか?星の加護をあ奴らに与えたガトーの思惑通りだというのか…!」

リンダ「ガーネフ……覚悟なさい。アカネイアの人々が受けた苦しみ……
    父様の受けた苦しみ……そして、私の苦しみを……この星の光に乗せてあなたに全て返すわ!!」

448 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 01:38:00 ID:???
先着『2名』様で

リンダ 23/23 スターライト(攻速…12 係数…ダイヤ ハートK〜Q)
命中判定→! card+26+指揮(10)+支援(4)=
追撃判定→! card+26+指揮(10)+支援(4)=
攻撃判定→! card+20+指揮(10)+支援(4)=
回避判定→! card+18+指揮(10)+支援(4)=
守備判定→! card+7+指揮(10)+支援(4)=

ガーネフ 35/35 マフー(攻速…0 係数…)
命中判定→! card+17+指揮(4)=
攻撃判定→! card+24+指揮(4)=
回避判定→! card+14+指揮(4)=
守備判定→! card+10+指揮(4)=

と!とcardの間のスペースを埋めて上から順番に【キャラ別に名前もまとめて】書き込んで下さい。

【補足・補正】
ガーネフの全判定がスペード・クラブで『常闇』で+5
ガーネフの攻撃判定がダイヤで『呪縛』で相手の攻撃を0に
ガーネフの回避判定がダイヤで『残像』でカードの数値を守備に加算
ガーネフは『威圧』でダイヤが3枚で相手の動きを封じる
その他の補足は>>17の【戦闘の計算式】を参照してください

449 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:38:42 ID:???
ジュリアン△
それだけにこの後の悲劇が・・

450 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:40:17 ID:???
リンダ 23/23 スターライト(攻速…12 係数…ダイヤ ハートK〜Q)
命中判定→ スペード4 +26+指揮(10)+支援(4)=
追撃判定→ ハート6 +26+指揮(10)+支援(4)=
攻撃判定→ スペード10 +20+指揮(10)+支援(4)=
回避判定→ ハートA +18+指揮(10)+支援(4)=
守備判定→ ハート4 +7+指揮(10)+支援(4)=

451 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:41:41 ID:???
ガーネフ 35/35 マフー(攻速…0 係数…)
命中判定→ クラブK +17+指揮(4)=
攻撃判定→ スペードJ +24+指揮(4)=
回避判定→ ハートK +14+指揮(4)=
守備判定→ ハート6 +10+指揮(4)=

452 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:44:09 ID:???
ふふふ、見たかガーネフ、年をあけてから
一度もダイヤを引いていない俺の運命力をw

453 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:44:51 ID:???
スペード・クラブでも+5か……ハートで染めれば弱くなるんだな!

454 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:47:31 ID:???
森崎いなかったら反撃でやられてるぞこれ
これが絆の力か

455 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/13(木) 01:52:01 ID:???
>>452
ハー○ィン・カ○ュ「ずっと思ってたんだけど『威圧』って役に立たなくね?」
>>453
輝く勇気と溢れる愛情の力がアカネイア大陸を救うと信じて…!
>>454
このスレが仲間との連携の補正が大きいというのもありますが、実に見事な勝利でしたね!
============
リンダ 23/23 スターライト(攻速…12 係数…ダイヤ ハートK〜Q)
命中判定→ スペード4 +26+指揮(10)+支援(4)=44
追撃判定→ ハート6 +26+指揮(10)+支援(4)=46
攻撃判定→ スペード10 +20+指揮(10)+支援(4)=44
回避判定→ ハートA +18+指揮(10)+支援(4)=33
守備判定→ ハート4 +7+指揮(10)+支援(4)=25

ガーネフ 35/35 マフー(攻速…0 係数…)
命中判定→ クラブK+5(常闇) +17+指揮(4)=39
攻撃判定→ スペードJ+5(常闇) +24+指揮(4)=44
回避判定→ ハートK +14+指揮(4)=31
守備判定→ ハート6 +10+指揮(4)=20

リンダの攻撃!ガーネフに24のダメージを与えた!
ガーネフの反撃!リンダに19のダメージを与えた!
リンダの追撃!ガーネフに24のダメージを与えた!
ガーネフは倒れた
============
リンダが深い傷を受けつつも仇敵ガーネフをふっ飛ばしたところで一旦ここまで。
今回の森崎隊はミネルバ様の影響を大きく受けたような、実に帳尻合わせな展開でしたねw
第1部もいよいよ佳境ですが、これからもどうかよろしくお願い致しますね。それではまた!

456 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:57:00 ID:???
乙でした
あえて致死クラスの攻撃を森崎に庇わせたほうが美しかったかもしれんなw

457 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 02:37:05 ID:???
乙っしたぁ!
しかしなんて極悪なスキル構成だ…ジュリアンがいないか
判定があってそれに失敗してたらと思うと寒気がするぜ

458 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 07:36:24 ID:???
4枚中3枚以上ダイヤの確率は13/256か?
大盾の約五分の一の発動率で、効果は実質大盾と同じじゃあ割に合わんなw

459 :森崎名無しさん:2011/01/13(木) 08:44:34 ID:???
動きを封じるだから必的の効果もかかるんじゃないか
下手すると防御判定にまで影響するかもしれん

460 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:00:22 ID:???
>>456
カダインでもマフーからリンダを庇いに走りこみましたからねw
>>457
スキル発動か、数値アップかの二択構成。基礎ステータスはそれほど高くはないものの、
彼のいやらしい性格通りの能力に設定しましたw
>>458
第2部開始に合わせて、スキルについてもひと通り再構築する予定ですね。
>>459
相手の攻撃行動をキャンセルさせるだけで、そこまでの効果はありません。
……でしたが、第2部では少しパワーアップするかもしれません。
============
リンダ「天なる星よ、母なる光よ。我が手に集いて闇を切り裂く剣となりて輝かん……」

ガーネフ「永久に続く深遠なる闇の呪縛よ。愚かなるものを包み性の束縛から解き放て……」

二人同時に呪文の詠唱を始め、魔力の場が祭壇の部屋中に一気に広がっていく。
そのあまりの力強さに、森崎たちはその場に縛り付けられてしまったかのように身動きがとれない。

森崎「ぐはっ…なんて圧力だ。こいつもあのガーネフのマフーの力って奴なのか…」

マリク「奴の魔法を掻き消し、そして払うことができるのはもうリンダしかいない…」

ジュリアン「俺たちゃもうこうして見守ってることしかできねぇってのかよ…!」

ミネルバ「だが、リンダの顔を見てみろ。あの自信に満ち溢れた眼差し……必ずやガーネフを打ち倒してくれるはず」

ミディア「信じましょう。私たちにできることは……彼女を応援することだけなのだから!」

マリア「リンダさん…がんばってぇ〜〜〜〜〜〜っっっ!!」

461 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:02:08 ID:???
カッ!!

リンダ「(私はみんなの期待と思いを背負っているんだ……絶対に……負けない!)」

マリアの叫びに呼応するかのように、一段とリンダの周囲の光が輝きを増す。
暴れるようにはためくスリットなどお構いなしに、リンダはその両腕に光の渦をまとっていく。
しかし、その膨大な魔力を目の前にしてもガーネフはすでに落ち着きを取り戻し不敵な笑みを浮かべていた。

ガーネフ「(確かに…確かに星のオーブと光のオーブの力でマフーの呪縛効果は防がれる。
     じゃが…肝心の使い手の技量があまりにも未熟。あの程度の底の知れた器では
     星々の発する熱と衝撃に耐えられず、自滅するのが関の山じゃて)」

リンダは魔道士としてはすでに限界を覚えるほどに成長をしていた。
しかし上級職の司祭であるガーネフと比べてはさすがに見劣りするところが多々ある。
なによりリンダはその感情的なところを含めてメンタル面が脆弱である。
ガーネフはまずそこに目をつけ、あえて初激の攻撃をあっさりと受け入れる。

バッシュウウウウウウウッ!!!

流れる星が次々とガーネフに命中し、激しい爆発音を放つ。
ガーネフを守る闇の衣が次々と剥がれ、苦痛を表す悲鳴が漏れてくるのがわかる。

リンダ「やったわ!お父様……私、ついにガーネフを…お父様の仇を……」

マリク「まだだリンダ!気を抜いちゃダメだぁ!」

リンダ「え?……きゃあああぁぁぁっっ!?」

バキィ……ギリギリ……ブチィッ!!

462 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:03:34 ID:???
リンダの放ったスターライトを徐々に侵食していく紫色の禍々しき瘴気。
そのまま闇の塊はリンダの腕へと食らいつき、彼女の細い腕に激しく食い込んでいく。
痛みに耐え切れないリンダはストンと腰を落とし、くすんだ色に染まっていく腕を押さえてしゃがみ込む。

ガーネフ「ふぉふぉふぉ……甘かったのう。その程度の腕でよくぞこの魔王ガーネフに牙をむこうとしたものだ」

リンダ「なんっ……です……って」

ガーネフ「大きな力を手にしたとき、人はそれに溺れてしまうもの。
     お主の父ミロアがオーラの継承者として選ばれた時もそうであったようにのう…
     スターライトという対抗策を手に入れただけで舞い上がり、
     勝てもしない戦いに勇んで突っ込んでくるとは…愚か以外のなんと呼べばいいのか」

リンダ「っ……ぁ……」

リンダの腕を侵食していた塊は、触手のように伸びていき徐々に彼女の体を蝕んでいく。
必死にスターライトの光の力で振り払おうとするものの、ガーネフの圧倒的魔力の前にその隙すら与えられない。

森崎「リ…リンダーッ!!」

ミディア「まずいわ…あのままでは彼女は…」

ミネルバ「くっ……しっかりするのだリンダ!お前の意思はここで倒れるようなちっぽけな意思だったのか!」

リンダ「(だっ……め……もう……力が……入らない……眠い……すごく……体が……おも…い…
    ごめんなさい…ニーナ様…お父様…私……もう……これ以上……)」

仲間たちの必死の叫びも虚しく、リンダの目の中の光が陰りを見せたその時。

『リンダ』

463 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:05:11 ID:???
それは空耳だったかもしれない。だが、確かに聞こえたのだ。
彼女がこの世で最も愛し、最も大切だった存在の声が。

リンダ「お…父様…?」

『リンダよ…諦めるな。お前の力はガーネフには負けてはおらぬ』

すでにリンダの視界は光を失っている。ガーネフの形作る闇に完全に飲まれてしまっているのだ。
自分は負けたのだ。スターライトを扱うには自分は未熟すぎたのだ。
大好きな父の声を聞き、彼女は悟る。父はきっと自分を迎えに来てくれたのだと。

リンダ「もう……もういいのよ…お父様……私は……ガーネフには勝てない…とても魔力が及ばない……」

悔しそうに諦めの言葉を吐くリンダ。現にガーネフの魔力の前に自分は屈してしまったのだから。

ミロア「…確かに、お前の魔力はまだ未熟。かのガトー様の直属の弟子の一人だったガーネフ相手では荷が重いだろうな」

リンダ「ガトー様の一番弟子だったお父様が勝てなかったのだもの…私なんて……無理よ」

ミロア「そうだ。お前一人の力ではガーネフには勝てない」

リンダ「だから……それはもう分かってるって」

ミロア「分かっておらんよ。リンダ。私はお前一人の力ではガーネフには勝てぬと言ったまで。
    だが……後ろを見てみよ」

リンダ「え…?」

後ろを振り向くリンダの目に飛び込んできたのは、マフーの力により身動きがとれないものの
リンダの勝利を固く信じて祈る仲間たちの姿だった。

464 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:06:54 ID:???
ミディア「(あなたの気高き思いと強さは同じアカネイア人としての誇りよ。リンダ…立ち上がって!)」

ミネルバ「(父親の仇討…私は結局自分の手で果たすことはできなかった。リンダよ、お前には期待しているのだ!)」

ミディアとミネルバ。同じ女性として、二人はリンダに期待と希望を願っていた。

ジュリアン「(お前の力はそんなものじゃねぇだろ…萎縮してんじゃねぇぞリンダ!)」

森崎「(グラで俺たちをふっ飛ばしてた頃の気質を思い出せよ……負けるな!)」

ジュリアンと森崎は応援をやめなかった。なぜなら二人はリンダの怖さ、そして強さをその身で知っていたからだ。

マリア「(リンダさん……傷ついたのなら私がすぐに治しますから……だから、あきらめないで!)」

マリク「(どうしたんだリンダ。君は僕の分まで戦うと誓ったはずだろ?僕の思いを…皆の思いを…無駄にするな!)」

マリアとマリク。二人は絶望的な状況でもリンダの勝利を信じた。
ガーネフとは一人ではなく皆で戦っているのだと、心をひとつにして祈り続ける。

リンダ「(ミディアさん…ミネルバ王女…ジュリアン…森崎君…マリア姫…マリク……!)」

確かに森崎たちはマフーの力で身動きがとれない。だが彼らのリンダを思う強い気持ちまでは
ガーネフの魔力といえども抑えきることはかなわなかった。
後にリンダはこう語る。彼らの祈りと思いが、自分を父に会わせてくれたのだと。

リンダ「(そうだ…私一人の力ではガーネフには勝てなくとも……きっと、大丈夫)」

ググッ……ビシィッ!

ガーネフ「ぬおっ…!?」

465 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:08:21 ID:???
リンダ「私には……仲間がいるわ!!」

ドグワアアァァッ!!ギュバアアアアン!!

ガーネフ「ば、馬鹿な…魔力が上昇している!?こやつのどこにそんな底力が…!」

リンダは闇の波動に侵食されていた腕を振り払い、再び光をその手に宿らす。
ガーネフの両腕と長い一本のロープで繋がったような魔力の塊を引きちぎる。

リンダ「これで終わりよガーネフ!」

ガーネフ「ぐ…そんなバカな…ありえぬ…この小娘の能力ではどうあがいてもわしにはかなわぬはず…
     !? ま、まさか……このようなことが……そ、そんな……!」

その時ガーネフが見たものは、リンダの後ろにて掌をこちらに向けている兄弟子ミロアである。
自分が心を闇に落とし、マフーの力に頼らなければ絶対に超えることができなかった憎むべき存在。
どれだけ自分が努力を重ねても、それをあざ笑うかのように常に自分の一歩前に立っていた光の司祭ミロア。
彼が娘のリンダの後ろに立ち、彼女を支えているように見えたのだ。なんとも誇らしげな…ガーネフの最も嫌う表情で。

ガーネフ「(わしは……わしはまだ貴様の呪縛から逃れられぬというのか……ミロア!!)」

リンダ「砕け散れぇぇぇっ!!スターライト・エクスプロージョオオオオオオン!!!」

ズッドオオオオオオオオオオゴオオオオオオオオオオオン!!!!

ガーネフ「ぎゃああああああ……か、体が……消える……崩れていく……わ、わしの体が……」

仲間の思いを背負い、ミロアの幻影に支えられたリンダが放った極大の星の煌きは
ガーネフの闇の波動を消し、彼の体の中心に伸びていき激しく輝いた後、大爆発を起こした。
ガーネフは青白い光の中、膝を付き血を吐き出して崩れ落ちる。

466 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:10:01 ID:???
ガーネフ「う……ぐぐ……ぬかったわ……おのれ……ミロアめ……
     だ…だが……覚えておくがよい…たとえ、このわしが死のうとも…
     この程度の力では暗黒地竜メディウスは倒せぬ。
     ふふふ……地獄の底でお主らが来るのを…ゆっくりと…待つと……し、よ……う……」

バシュウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

ガーネフの断末魔の叫びが、星が砕ける音にかき消される。
暗黒の魔王はついにその身を星と光の力によって浄化されたのだった。
ガーネフが身に纏っていた漆黒のローブの下に、過去にメディウスを打ち破った
神剣ファルシオンが、未だ輝きを残すスターライトの光に包まれながら佇む。

リンダ「(お父様……これで、やっと私は……)」

復讐だけを考えて、暗い道を歩んできた自分にけじめを付け、前を向いて歩いていける。
背中に感じた暖かな感触を思い出すように、リンダはスターライトの魔導書を抱いて、そっと涙をながすのだった。

森崎「やったなリンダ。これで残すはドルーアの親玉メディウスだけだぜ!」

森崎は床に落ちた神剣ファルシオンを抱える。すると突如剣の柄にはめられた宝石から一筋の光が放たれる。
そしてその光は神殿の最奥の壁に当たり、扉を封じていた鍵を瞬く間に開ける。

森崎「な…なんだァ?いきなり剣から光が飛び出て…扉が開いたぞ?」

ミネルバ「おそらくあの奥に囚われたエリス王女がいるはずだ」

マリク「エリス様!」

ダッ!

467 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:11:17 ID:???
いうが早いか、マリクは扉に向かって走りだした。慌てて森崎たちもマリクの後を追う。
ファルシオンが発した光により、開かれた扉の奥にあった部屋の中には
一目見た印象が『神秘的』と誰もが答えるであろう青髪の女性が横たわっていた。
その女性は自身の身長ほどの長く大きな杖を抱きながら、瞳を閉じている。

森崎「この人が…マルスの姉さんのエリス王女か」

ミディア「姉弟だからか、確かにどこか似ているわね」

マリク「エリス様!しっかり…しっかりしてください!」

リンダ「マリク落ち着いて。急に動かしてはダメよ」

死んだように眠るエリスをゆすり起こそうとするマリクをリンダがたしなめる。
長い間囚われの身になっていたのだ。相当衰弱していてもおかしくはない。
ここは一旦回復の杖で治療するのが適切と、ミネルバはマリアをエリスの前に連れてくる。

ミネルバ「マリア、頼めるか」

マリア「うん。癒しの杖よ……」

エリス「いいえ、その必要はありませんわ」

スッ…

マリク「!」

エリスは治療をしようとしたマリアに笑顔を向けると、ゆっくりと上半身を起こす。
そして周囲の状況を確認すると、リンダの方を見て頭を下げた。

468 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:13:18 ID:???
エリス「あなたが…ガーネフを倒してくださったのですね。
    おかげで、ガーネフが私にかけたスリープの呪文も解除されました。ありがとうございます」

リンダ「え?あ、いえ…そんな…どうか頭をおあげくださいエリス様」

エリス「うふふ…恥じることなどひとつもありませんわ、リンダさん」

改めて自分が本当にガーネフを倒したということを実感したことと、
女の自分が見惚れてしまうほどの神秘的な女性から礼を言われたことが恥ずかしくなり、リンダは赤面する。

マリク「エリス様……本当にご無事で…よかったです……うっうっうっ……」

マリクの顔は嬉し涙でぐしゃぐしゃにゆがんでいた。
自分の想い人を魔の手から救い出すことが出来たのだ。これほど嬉しいことはない。

マリク「エリス様。マルス様もまもなくここに訪れるはずです。
    どうか元気なお姿を……マルス様にお見せください」

エリス「ありがとうねマリク。あの子を…マルスをここまで守ってくれたのね」

マリク「……いえ。僕だけの力ではマルス様を守り切ることは出来ませんでした。
    ここにいる仲間たちみんなの力を合わせて……僕たちはここまで辿りつけることができたんです」

実に誇らしげな口調でそう語ると、マリクは後ろを振り返る。

マリク「特に……森崎。彼の力は大きなものでしたよ。ね?」

エリス「まぁ…」

うっとりするような眼差しを向けられて、森崎も少し気恥ずかしくなりながら前に出る。

469 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:15:45 ID:???
森崎「(マルスの姉さんか。さすがに美人だな。…美人過ぎて俺に取っては高嶺の花のように感じる気もするが)」

せっかくマリクの紹介を受けたのだ。なるべく好印象を持たれるために、森崎は……


☆どうしますか?

A「私がアリティア騎士団副隊長の森崎です。エリス王女。ご無事で何よりです(誠実に挨拶)
B「俺は森崎有三。この部隊の指揮官だ。どうぞよろしく(無難に挨拶)
C「あなたがマリクの話していたエリス王女!話に違わず実にお美しい!(持ち上げる挨拶)
D「それより、その大きな杖はいったいなんでしょうか?(エリスの持つ杖を尋ねる)
E「このファルシオンを見てくれ。こいつをどう思う?(手に入れたばかりの神剣を見せる)
F「ここだ!ここで未来予測の握手だ!(定番の未来予測)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

470 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 04:17:45 ID:kilN4agY

あれ?もうオーム持ってたりする?

471 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 04:18:15 ID:VWVkzdcs
B

472 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 04:30:17 ID:bZ6jW+4w
B

473 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 13:37:19 ID:???
オームで生き返らせて
1部で戦力になるのはオグマとレナさんくらいか
アストリアは死んだことを誰も知らないから無理なのかな

ハーディン生き返らせたら2部では綺麗なままで味方になってくれる?
暗黒皇帝役はもう決まってるっぽいし

474 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 13:42:01 ID:???
ジュリアン黒化が怖いし、俺はレナさん一択かなあ……。
オグマもさすがにブランク空きすぎで無理でしょ。

475 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 14:20:10 ID:???
ジュリアンはレナがいなくても森崎やマリアが支えてやれば大丈夫だろうけど
ハーディンがいないと別の誰かが確実に黒化=暗黒皇帝になるのがネックだな

476 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 14:44:21 ID:???
俺は逆にそれを見てみたいが、そもそも今更ハーディンが出てきても
アカネイア皇帝になれるかどうか…結果的に戦争で何もしてないw

暗黒皇帝ミネルバで追撃隊がメリクルパオラ&ガラハードジュリアンとかだったら
えらく怖いな

477 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 15:05:08 ID:???
FEキャラが暗黒皇帝とはかぎらんぜ?w

まあネタつぶしになるといけないから
予想はやめといたほうがいいのかな

478 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 15:39:17 ID:???
まあ、後はドルーア領内と本城突入だけだしな
楽しみに待ちますか

479 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 16:11:47 ID:???
使える回復役がすくなすぎるってのと
ジュリアンの暗黒化フラグがびんびんに建ってるのと
マルス・シーダ・カシムが責任感じて精神的にやばいかもっていう3点からレナにオームするのに1票いれたい



480 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 21:26:56 ID:???
>>473
説得には失敗しましたが、アストリアもちゃんと復活候補に含まれています。
ハーディンに関しては…『味方』として使える、とだけ言っておきます。
>>474-476
暗黒皇帝になる人はすでに確定済みですね。かなーり手強い相手になりそうです…
>>477-478
皆さんの予想の斜め上を書けるように頑張っていきたいですね〜w
============
>B「俺は森崎有三。この部隊の指揮官だ。どうぞよろしく(無難に挨拶)

森崎は自己紹介を中心に、軽めの挨拶をエリスと交わした。

エリス「私はアリティアの王女エリス。あなたも知っているかと思いますが
    マルスの姉です。森崎さん、これまでマルスの力になってくれて本当にありがとうね」

森崎「いや、俺はただ自分のやりたいようにやってきただけで…別にそんな…」

エリス「ふふ。マリク以外の同年代の友だちができて、あの子も嬉しいでしょうしね。
    これからもマルスと仲良くしてあげてくださいね。あの子の姉としての、個人的なお願いですが」

森崎「は、はぁ…」

友人の家に遊びに行き、その姉に挨拶されたときのような不思議な緊張とカタルシスが森崎の心を駆け抜ける。
ただでさえ芸術品のような美人のほほえみがこちらに向けられているのだ。
森崎は思わず気の抜けたような返事を返してしまい、それがまたエリスの笑いを生み出す。

※エリスの評価が上がりました
※森崎のエリスに対する感情が(マルスの姉)になりました
※エリスの森崎に対する感情が(マルスのお友達)になりました

481 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 21:28:04 ID:???
森崎たちは、エリスの救出に成功すると一旦テーベの塔の中階へと戻った。
予定ではここで他の部隊と合流することになっているからである。

アベル「森崎!無事だったか!」

森崎「よう、アベルたちもここまで来れたか。こっちは全員無事でガーネフの野郎をぶっ飛ばしたぜ!」

ガーネフに勝利した森崎隊に合流してきたアベル隊、マルス隊を笑顔で迎え入れる森崎たち。
だが、アベルの険しい表情を見て、森崎はなにやら不遜な空気を感じ取る。

アベル「詳しい話は…マルス様から聞いてくれ」

マルスはアベルに促されて後ろから前に歩み出る。その顔はアカネイア同盟軍の盟主として
炎の紋章を携えて戦う星を統べる王子とは思えぬほど、酷く落ち込んでいたものだった。

マルス「森崎……ジュリアンを呼んでくれないか」

森崎「お、おう……」

マルスの沈んだ声を前に、森崎はざわつく心を必死に抑える。
絶対に考えたくないこの先のことから逃げるように。
ジュリアンをマルスのもとに連れてきた森崎は、そのまま沈痛な面持ちで見守る。

ジュリアン「……マルス王子。用って……なんですか」

マルス「……ジュリアン。許してくれ。僕は……」

ジュリアン「――っ!!」

482 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 21:29:12 ID:???
マルスの後ろに控えていたシーダが、レナの細い体を抱え、ゆっくりと布を敷いた床へと置く。
穴が空き血塗られていたローブは既に純白の新品の物へと取り替えられており、
ただ、その顔からは血の気が失われており、そして――。

ジュリアン「冷たく……なって、る……」

シーダ「ごめ…んなさい……私たち…シスターレナを守りきれなかったの……」

カシム「うっ…ううっ……すみません……あのとき一人でもドルーア兵を減らすことが出来ていたら……」

ジュリアン「なんで……だ、よ……なん……で……」

目の前の現実が、レナの死という現実が理解出来ないというジュリアンに
涙を流し謝罪をし続けるマルス達。強敵ドルーア軍たちを相手にしているのだ。
こうなる可能性が全くないと思っていたわけではない。しかし、よりによって――。

ジュリアン「なんで……なんでレナさんが死ななくちゃならないんだよ――――ッッ!!!」

ジュリアンの絶叫が静かな神殿内に大きく木霊する。側にいた仲間たちも
ジュリアンの悲痛な叫びに続くように、嗚咽を漏らす者がいた。

マリア「そんな……レナさんが……」

ミネルバ「……酷いことを……」

森崎「…………」

483 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 21:30:57 ID:???
森崎もこれまで大事な仲間たちを多く失ってきている。
特に自分の未熟さを指摘してくれたり、戦闘、人生においての良き先輩であった
オグマの死の際には、心にポッカリと穴が開いたような虚無感に囚われたこともあった。
そして今回のジュリアンの場合は、下手をするとあのときの自分以上の深い悲しみに襲われているだろう。
同盟軍の誰もが、ジュリアンのレナに対する分かりやすい好意に気づいていたからだ。
当のレナ本人もまんざらではなさそうで、ジュリアンとお揃いの魔除けのお守りを大事にしていることは有名である。

森崎「…くそっ。こんなとき……俺が『リセット』を使うことができたら…!」

片桐の説明では、森崎自身に再起不能な状態が訪れなければ『リセット』は発動しないらしい。
はっきりとした自覚はなくとも、これまで様々な状況で『リセット』が発動しているということは
先日のガトーの家での一件にて確認している。もしも自分だけではなく
誰かの不幸に対してもこの『リセット』の力を使うことができたらどれだけよかったことか……

森崎「(今の俺が…傷ついたジュリアンにしてやれること。それは……)」


☆どうしますか?

Aレナを守れなかったマルス隊のメンバーを攻める
B落ち込むジュリアンを元気づけてやる
Cジュリアンとレナを二人きりにしてやろうとする
D無駄かもしれないが、マリアに治療をお願いする
E下手に動かず、静かにレナの死を悼む
Fその他(好きな行動、セリフをお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

484 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:32:54 ID:IC1XRAjE
D

485 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:34:04 ID:ppNgtwpg


486 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:35:11 ID:tfwFo7Jk


487 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:36:38 ID:CklWXPLM
C

488 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:36:56 ID:VWVkzdcs


489 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:37:49 ID:CklWXPLM
Dに変更します

490 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:40:55 ID:???
決まってから変更は駄目じゃない?

491 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 21:53:47 ID:???
誤字だろうがAでガチバトルやってみてえw

492 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 22:17:40 ID:???
>>489-490
申し訳ありませんが、確定してからの変更は受け付けられません。ご了承ください。
>>491
今の森崎だとスキルの発動如何では勝てるかもしれませんね〜
============
>Cジュリアンとレナを二人きりにしてやろうとする

森崎「(自分より大事な存在を失う……俺には絶対に理解出来ない感情だと思う。
   だからジュリアンの苦しみがどれほどのものなのか俺には一生かかっても分からないだろうな。でも……)」

スッ…

森崎はジュリアンに聞こえない大きさでマルス達やミネルバ達に呼びかける。
せめて最期の時くらい二人きりにしておいてあげようと。

森崎「(ジュリアンとレナを別々の部隊に分けた俺にも……今回のことの責任はあるんだ)」

これまで自分に対して皮肉や減らず口を叩くことも多かったジュリアンだったが、
その言葉の中には深い信頼と友情があった。その友情に少しでも森崎は応えてあげたかったのだ。

マルス「(分かった…)」

ミネルバ「(うむ……)」

レナを死なせてしまったことに関してジュリアンには絶対に許してもらえないと分かっていたマルスは、
森崎の提案に従い、この中階に二人を残すことにする。

493 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 22:19:06 ID:???
ジュリアン「…………」

マルス達になにか恨み言を言うべきだったかもしれない。そうすればこの心の隙間の面積が僅かに狭まったかもしれない。
だがジュリアンは知っている。人を憎み、恨みを撒き散らすこと。争いをレナが一番嫌っているということを。
人の消えた静まり返るコロシアムの中心で、ジュリアンは安らかな顔で横たわるレナの側に腰掛ける。
温もりが失われた想い人の柔らかな頬をそっと撫で、ジュリアンは静かに語り始めた。

ジュリアン「……レナさん。俺さ。レナさんに……ずっと言えなかったことがあったんだ。
      レナさんはさ、汚い仕事に手を染めたサムシーフの下っ端だった俺に…光を与えてくれたんだよ。
      レナさんにとっては僧侶として、道に迷っていた人間を導く当たり前のことだろうだったんだけど…
      俺は……レナさんと対等に歩いて行きたかったんだと思う。
      こんな俺でも人の役に立って、感謝してもらってさ。頼りにされてさ。
      俺もレナさんのように輝けるように……ここまで頑張ってきたんだ」

ジュリアンは罅割れた魔除けを懐から取り出す。レナの首に下げられたお守りとお揃いの物だ。

ジュリアン「……頑張ってきたんだ。頑張って……頑張って……
      でも……もう頑張らなくてもいいよな。俺は……レナさんのためだけに…
      レナさんに……好きになってもらいたくて………………」

自分の好意を直接相手に出したのはこれが初めてだった。もちろん聞き手であるレナの返事はない。

ジュリアン「俺はレナさんのことが好きだ。愛している。レナさんのためだったら
      この世の全てを敵に回しても構わない。なんだってできる。やってやる。
      ……でも、レナさんはきっと多くのことは望まないんだろうな。
      ……だから、だから俺は――」

494 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 22:20:47 ID:???
ひとつの決意→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します

ダイヤ・ハート・スペード→立ち止まらない。嘆くことも、悲しむことも、今はしない……
クラブ→レナさんの受けた痛みと苦しみを…ドルーアの連中にぶつけてやる……一人残らず…だ!
JOKER→そのとき、奇跡が起こった…!

495 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 22:21:34 ID:y8onlwj2
ひとつの決意→ ダイヤ7


496 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 22:23:23 ID:???
クラブじゃなくて良かった。

497 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 22:24:32 ID:???
おや、「ドルーアを叩く、徹底的にな!」モードにはいるかと思ったのに。
これもレナさんの薫陶よろしきかー。
まあ、次のマップで帰ってきた時に暗黒化してたら合わす顔ないもんなw

498 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 22:35:41 ID:???
盗賊つながりかー。
マシュー達がくっつくルートあると思って必死に外伝探したなー。

499 :森崎名無しさん:2011/01/16(日) 22:39:56 ID:???
マシューレイラは救いが用意されてないからなあ

闇の誓約書使ってやりたいが
烈火は資金評価がカツカツなので結局ケチってしまう
盗賊は盗賊で需要あるし

500 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 23:24:45 ID:???
>>496-497
この判定はジュリアンの去就に関係してきますね。
>>498-499
あの二人は本当になんとかしてやりたいと思いましたね…
アサシンマシューはどうも力が伸びきらないのであまり使ってはいませんでしたね〜
============
ひとつの決意→ ダイヤ7
>ダイヤ・ハート・スペード→立ち止まらない。嘆くことも、悲しむことも、今はしない……

ジュリアン「俺は立ち止まらない。嘆くことも、悲しむことも、今はしない……
      俺自身が納得するまで……一生かかっても辿りつけるわけないだろうけど……
      俺がいつかレナさんのように、誰にも恥じることなく輝ける日まで……
      ……レナさん。見守っていてくれよな……」


一方そのころ。ジュリアンとレナを除いたアカネイア同盟軍のメンバーたちは
空の宝箱が並ぶ宝物庫に集まっていた。そこではエリスが弟のマルスと感動の再会を果たしていた。

エリス「マルス……会いたかった。こんなに立派になって……
    お父様もお母様もきっと喜んでいらっしゃることでしょう……」

マルス「姉上……ガーネフに連れ去られたと知って心配していました。よくご無事で……」

シーダ「(あの方が…マルス様のお姉さま……なんて綺麗な方なの……)」

シーダが彷彿とした目でエリスを見つめる中、エリスはずっと握り締めていた巨大な杖を前に出す。

エリス「ガーネフが私を捕らえたのは、あのガトー様がアリティアに授けてくださった
    この復活の杖『オーム』が欲しかったからでしょう」

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